JP2002183437A - 保険事案照会システム、保険事案請求システム、調査進捗把握システム、及び保険事案支払システム - Google Patents

保険事案照会システム、保険事案請求システム、調査進捗把握システム、及び保険事案支払システム

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JP2002183437A
JP2002183437A JP2000380967A JP2000380967A JP2002183437A JP 2002183437 A JP2002183437 A JP 2002183437A JP 2000380967 A JP2000380967 A JP 2000380967A JP 2000380967 A JP2000380967 A JP 2000380967A JP 2002183437 A JP2002183437 A JP 2002183437A
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JP2000380967A
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Kimihiko Shibayama
公彦 芝山
Masasuke Ishibashi
昌祐 石橋
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Aioi Insurance Co Ltd
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Aioi Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険の契約者側に、保険金支払に該当する可
能性を有する不測の事態事案が発生した場合に、保険金
の支払に関して手軽にまた容易に照会や手続できる保険
事案照会システム、保険事案請求システム、調査進捗把
握システム、及び保険事案支払システムを提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 保険会社のサーバコンピュータ2とネッ
トワーク4を介して接続された端末装置3とを含み、保
険の契約者側に発生した事案に関する情報を、サーバコ
ンピュータ2から送信された形式データ221に入力し
て報告データ321を作成し、サーバコンピュータ2で
保険金の支払要件をデータとして予め記憶した支払要件
データベース21と照会し、前記事案が保険金支払に該
当するか否かを判定し、端末装置3に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険の契約者側に
発生した保険金支払に該当する可能性を有する不測の事
態事案の手続等に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】保険には、火災保険、自動車保険等の損
害保険や、生命保険、簡易保険、各種共済等様々な保険
が存在する。ここで損害保険と生命保険について簡単に
説明すると、まず損害保険は、偶然の事故による物や人
に関する損害を補償する保険であり、自動車保険に代表
されるように日常生活を取り巻く偶然の事故による経済
的危険、破損修理費や治療費、賠償金などの金銭的負担
が被害程度に応じて受取人に支払われる。つまり、損害
保険は、実質損害額をカバーする「補償」を提供するも
のである。一方、生命保険は、人の生死に対して一定額
を支払う保険であり、本人を直接対象とするよりは、配
偶者などの家族のために契約時に約束した定額給付によ
って「保障」を提供するものである。そのため損害保険
は「補償」、生命保険は「保障」という言葉を使い、そ
の補償内容あるいは保障内容は異なっている。しかし、
いずれにしても、保険の契約者側に発生した保険金支払
に該当する可能性を有する不測の事態事案(死亡・事故
・災害等)に対して、保険金支払の填補要件に該当する
場合に、保険金を支払うという観点では共通していると
言える。
【0003】保険の保険金支払までの一般的な流れを、
損害保険を例に簡単に説明する。通常、契約者に何らか
の不測の事態事案が発生し、この事態事案が保険金支払
に該当する可能性を有する場合に、まず契約者は自発的
に保険会社に保険金の請求を行う。実際には、保険会社
に直接提出する場合と、保険会社の代理店に提出する場
合がある。このとき、必要に応じて、警察や病院等から
必要な証明書を発行してもらい保険会社に提出する。請
求を受けた保険会社では、前記事案が、契約者の契約し
ている保険の填補要件に該当するかどうかについて、調
査担当者が損害調査を実施する。そして、この損害調査
の結果、保険金の支払に該当する場合のみ、保険金が契
約者に支払われる。
【0004】しかしながら、契約者は、自発的に保険に
加入するだけでなく、代理店等から勧められるままに保
険に加入することも多い。また、1人の契約者が、いく
つかの複数の保険に加入している場合も多い。さらに、
保険の加入形態としても、個人的に加入している保険だ
けでなく、家族を対象とする保険や、会社等の団体で加
入している場合等も様々である。従って、契約者自身
は、自分が契約している全ての保険について、その保険
自体や特約等の填補要件を、十分理解できていないのが
実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、契約者に何
らかの事案が発生した場合に、その事案がどの保険の填
補要件に該当し、保険金の支払を受けることができるの
か、自ら判断することは極めて難しかった。発生した事
案が、もし大きな病気や自動者事故等であれば、比較的
判断も行い易いが、例えば、めがねを壊したり、通勤途
中で階段から落ちたりといった些細な事案になればなる
ほど、契約者自身が判断するのが難しかった。そのた
め、契約者は、不測の事案が発生した後、保険の契約時
に受け取った「保険申込書控え」や「保険証券」や「契
約約款」等を取り出し、請求できそうな保険契約を探し
たり、あるいは代理店や保険会社にわざわざ問い合わせ
たりしなければならなかった。また、問い合わせの際
に、時にはプライバシーに関わるような個人的な情報の
報告も必要とされる場合があり、契約者としては積極的
に問い合わせし難いという課題があった。
【0006】また、代理店や保険会社に問い合わせると
きも、数種類の保険に加入している場合には、それぞれ
の代理店に個別に問い合わせを行い、同じ事案の情報を
それぞれに説明しなければならなかった。そのうえ、保
険会社や代理店とは、日頃から頻繁に連絡を取り合う関
係であることは少ないため、代理店や保険会社に問い合
わせること自体、契約者にとっては煩わしい作業であっ
た。
【0007】また、わざわざ代理店等に問い合わせて
も、その場で担当者がすぐに判断できない場合もあり、
回答が得られるまでに時間を要することもあった。
【0008】また、事案が保険金支払に該当していると
わかった場合には、保険会社や代理店から保険金を請求
するための用紙を受け取り、必要事項を記入して提出す
るが、請求のための用紙には、問い合わせの際に説明し
た事案に関する情報を再び記入しなければならず、ま
た、該当する保険が複数あれば、同じ内容を複数の用紙
に記入しなければならず、請求の手続もたいへん煩わし
かった。
【0009】さらに、保険金支払を請求した後も、事案
に関する調査がどこまで進んでいるか、契約者側から保
険会社や代理店に問い合わせしなければ把握できず、ま
た代理店などでは、すぐに進捗を報告できない場合など
も発生し、契約者に不便を生じていた。
【0010】このような課題を考慮し、本発明は、保険
の契約者側に、保険金支払に該当する可能性を有する不
測の事態事案が発生した場合に、保険金の支払に関して
手軽にまた容易に照会や手続できる保険事案照会システ
ム、保険事案請求システム、及び保険事案支払システム
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決する手段】前記課題を解決するために、本
発明の保険事案照会システムは、次のような手段を採用
する。
【0012】すなわち、請求項1では、保険会社のサー
バコンピュータと、このサーバコンピュータにネットワ
ークを介して接続された端末装置とを含み、保険の契約
者側に発生した保険金支払に該当する可能性を有する事
案に関するシステムであって、前記サーバコンピュータ
が、前記事案に関する情報を入力するよう促す形式デー
タを、前記端末装置からの要求に基づいて送信する形式
データ送信手段と、前記形式データに前記事案に関する
情報が入力されて作成された報告データを、前記端末装
置から受信する報告データ受信手段と、前記報告データ
を、保険金の支払要件をデータとして予め記憶した支払
要件データベースに照会し、前記事案が保険金支払に該
当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によ
る判定結果を、前記端末装置に送信する回答送信手段
と、を備えている。
【0013】この手段では、保険の契約者側に、保険金
の支払に該当する可能性を有する不測の事態事案(以
下、事案と省略して称する)が発生した場合に、端末装
置とネットワークを介して接続されているサーバコンピ
ュータは、端末装置から保険契約者の事案に関する情報
の報告を受け、この事案の内容を支払要件データベース
に照会し、直ちに端末装置に回答を送信する。これによ
り、保険契約者は、事案が保険金支払に該当するか否か
を速やかに知ることができる。
【0014】また、請求項2では、請求項1記載の保険
事案照会システムにおいて、前記支払要件データベース
は、保険を商品別、特約別に分けて、それぞれの填補要
件を分解して作成した填補データと、契約者、保険期間
等の契約者に関する情報を含む契約者データと、保険金
請求に必要な書類等の情報を含む書類データとを有して
いることを特徴とする。
【0015】この手段では、どのような保険商品でも、
また特約が付加されていても、さらに、契約者それぞれ
の契約状況が異なっていても照会が可能となる。また、
事案に関連する証明書類等の種類も直ちに判明する。
【0016】また、請求項3では、請求項1または2記
載の保険事案照会システムにおいて、前記形式データ
は、前記端末装置に表示される画面が階層構造を有する
よう作成され、項目に従って入力することで、画面が順
次切り替わることを特徴とする。
【0017】この手段では、端末装置への入力の操作性
が向上され、入力間違いを防止する。
【0018】また、請求項4では、請求項1から3のい
ずれかに記載の保険事案照会システムにおいて、前記報
告データには、保険契約時に契約者に付与されたID番
号が入力されていることを特徴とする。
【0019】この手段では、ID番号を入力すること
で、契約者の認証が行われるとともに、契約者と契約者
が加入する保険とが関連付けられる。
【0020】また、請求項5では、請求項1から4のい
ずれかに記載の保険事案照会システムにおいて、前記回
答送信手段では、前記事案が保険金の支払に該当しない
場合には、回答とともに、該当可能な保険商品の案内を
送信することを特徴とする。
【0021】この手段では、事案が保険金の支払に該当
しない場合には、契約者は、適切な保険商品に関する情
報を新たに得ることができる。また、保険会社は、事案
について照会をしてきた契約者を、最も新規契約の可能
性の高い見込み客として、保険商品の販売を強力に促進
することが可能となる。
【0022】また、請求項6では、請求項1から5のい
ずれかに記載の保険事案照会システムにおいて、前記支
払要件データベースは、損害保険や生命保険等の補償内
容あるいは保障内容が異なる保険商品のデータを含んで
いることを特徴とする。
【0023】この手段では、契約者は、損害保険や生命
保険等、補償内容あるいは保障内容が異なる保険の種類
でも、自分が契約している全ての保険について、一括し
て照会することが可能となる。
【0024】また、請求項7では、保険会社のサーバコ
ンピュータと、このサーバコンピュータにネットワーク
を介して接続された端末装置とを有し、保険の契約者側
に発生した保険金支払に該当する可能性を有する事案に
関するシステムであって、前記端末装置が、前記事案に
関する情報を入力するための形式データを、前記サーバ
コンピュータに要求する形式データ要求手段と、前記サ
ーバコンピュータから送られてきた形式データに、前記
事案に関する情報を入力して報告データを作成し、この
報告データを前記サーバコンピュータに送信する報告デ
ータ送信手段と、前記サーバコンピュータに設けられ、
保険金の支払要件をデータとして予め記憶する支払要件
データベースに、前記報告データを照会し、前記事案が
保険金支払に該当するか否かを判定した結果を前記サー
バコンピュータから受信する回答受信手段と、を備えて
いる。
【0025】この手段では、保険の契約者側に事案が発
生した場合に、サーバコンピュータとネットワークを介
して接続されている端末装置では、サーバコンピュータ
に保険契約者の事案に関する情報を報告し、サーバコン
ピュータの支払要件データベースと照会された結果の回
答を直ちに受信する。これにより、保険契約者は、事案
が保険金支払に該当するか否かを速やかに知ることがで
きる。
【0026】また、前記課題を解決するために、本発明
の保険事案請求システムは、次のような手段を採用す
る。
【0027】すなわち、請求項8では、保険会社のサー
バコンピュータと、このサーバコンピュータにネットワ
ークを介して接続された端末装置とを含み、保険の契約
者側に発生した保険金支払に該当する可能性を有する事
案に関するシステムであって、前記サーバコンピュータ
が、前記事案に関する情報を入力するよう促す形式デー
タを、前記端末装置からの要求に基づいて送信する形式
データ送信手段と、前記形式データに前記事案に関する
情報が入力されて作成された報告データを、前記端末装
置から受信する報告データ受信手段と、前記報告データ
を、保険金の支払要件をデータとして予め記憶した支払
要件データベースに照会し、前記事案が保険金支払に該
当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によ
る判定結果を、前記端末装置に送信する回答送信手段
と、前記事案の判定結果が保険金支払に該当する場合
に、保険金支払の請求に関して、前記報告データで入力
済みの内容以外の情報を入力するよう促す請求書形式デ
ータを、前記端末装置に送信する請求書形式データ送信
手段と、前記請求書形式データに、請求に必要な情報が
入力されて作成された保険金請求データを受信する保険
金請求データ受信手段と、を備えている。
【0028】この手段では、保険の契約者側に事案が発
生した場合に、端末装置とネットワークを介して接続さ
れているサーバコンピュータは、端末装置から保険契約
者の事案に関する情報の報告を受け、この事案の内容を
支払要件データベースに照会し、直ちに端末装置に回答
を送信する。そして、保険支払に該当する場合には、保
険金支払がサーバコンピュータに請求される。これによ
り、契約者は、事案が保険金支払に該当するか否かを速
やかに知ることができるとともに、保険金の請求も手続
きされる。
【0029】また、請求項9では、請求項8記載の保険
事案請求システムにおいて、前記請求書形式データは、
前記判定結果とともに送信されることを特徴とする。
【0030】この手段では、回答を得てから続けて保険
金請求が可能となるため、手続きが速やかに行われる。
【0031】また、請求項10では、請求項8または9
記載の保険事案請求システムにおいて、前記請求書形式
データには、前記報告データで入力済みの情報は、入力
不要であることを特徴とする。
【0032】この手段では、請求のための情報の入力に
際して、初めに事案に関する情報の報告と重なる内容に
関しては、記載する必要がないため、入力のための手間
が軽減される。
【0033】また、前記課題を解決するために、本発明
の調査進捗把握システムは、次のような手段を採用す
る。
【0034】すなわち、請求項11では、保険会社のサ
ーバコンピュータと、このサーバコンピュータにネット
ワークを介して接続された端末装置とを含み、保険の契
約者側に発生した保険金支払に該当する可能性を有する
事案に関するシステムであって、前記サーバコンピュー
タが、前記事案に関する情報を入力するよう促す形式デ
ータを、前記端末装置からの要求に基づいて送信する形
式データ送信手段と、前記形式データに前記事案に関す
る情報が入力されて作成された報告データを、前記端末
装置から受信する報告データ受信手段と、前記報告デー
タを、保険金の支払要件をデータとして予め記憶した支
払要件データベースに照会し、前記事案が保険金支払に
該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段に
よる判定結果を、前記端末装置に送信する回答送信手段
と、前記事案の判定結果が保険金支払に該当する場合
に、保険金支払の請求に関して情報を入力するよう促す
請求書形式データを、前記端末装置に送信する請求書形
式データ送信手段と、前記請求書形式データに、請求に
必要な情報が入力されて作成された保険金請求データを
受信する保険金請求データ受信手段と、保険金支払のた
めの損害調査の進捗報告を、節目毎に送信するととも
に、前記端末装置からの要求に応じて送信する進捗報告
送信手段と、を備えている。
【0035】この手段では、保険の契約者側に事案が発
生した場合に、端末装置とネットワークを介して接続さ
れているサーバコンピュータは、端末装置から保険契約
者の事案に関する情報の報告を受け、この事案の内容を
支払要件データベースに照会し、直ちに端末装置に回答
を送信する。保険支払に該当する場合には、保険金支払
がサーバコンピュータに請求される。また、請求後も端
末装置に、保険の損害調査作業の進捗を、節目毎や要求
に応じていつでも通知する。これにより、契約者は、事
案が保険金支払に該当するか否かを速やかに知ることが
できるとともに、保険金の請求も手続きされ、請求後の
進捗状況も適切に把握される。
【0036】また、前記課題を解決するために、本発明
の保険事案支払システムは、次のような手段を採用す
る。
【0037】すなわち、請求項12では、保険会社のサ
ーバコンピュータと、このサーバコンピュータにネット
ワークを介して接続された端末装置とを含み、保険の契
約者側に発生した保険金支払に該当する可能性を有する
事案に関するシステムであって、前記サーバコンピュー
タが、前記事案に関する情報を入力するよう促す形式デ
ータを、前記端末装置からの要求に基づいて送信する形
式データ送信手段と、前記形式データに前記事案に関す
る情報が入力されて作成された報告データを、前記端末
装置から受信する報告データ受信手段と、前記報告デー
タを、保険金の支払要件をデータとして予め記憶した支
払要件データベースに照会し、前記事案が保険金支払に
該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段に
よる判定結果を、前記端末装置に送信する回答送信手段
と、前記事案の判定結果が保険金支払に該当する場合
に、保険金支払の請求に関して、前記報告データで入力
済みの内容以外の情報を入力するよう促す請求書形式デ
ータを、前記端末装置に送信する請求書形式データ送信
手段と、前記請求書形式データに、請求に必要な情報が
入力されて作成された保険金請求データを受信する保険
金請求データ受信手段と、保険金支払のための損害調査
の進捗報告を、節目毎に送信するとともに、前記端末装
置からの要求に応じて送信する進捗報告送信手段と、保
険金支払が完了したときに、支払完了の通知を前記端末
装置に送信する支払通知送信手段と、を備えている。
【0038】この手段では、保険の契約者側に事案が発
生した場合に、端末装置とネットワークを介して接続さ
れているサーバコンピュータは、端末装置から保険契約
者の事案に関する情報の報告を受け、この事案の内容を
支払要件データベースに照会し、直ちに端末装置に回答
を送信する。保険支払に該当する場合には、保険金支払
がサーバコンピュータに請求される。また、請求後も端
末装置に、保険の損害調査の進捗や、支払の完了を通知
する。これにより、契約者は、事案が保険金支払に該当
するか否かを速やかに知ることができるとともに、保険
金の請求も手続きされ、請求後の進捗状況や、保険金支
払の完了が適切に把握される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は実施の形態(1)の
概念図、図2は実施の形態(1)の構成図、図3、図4
は実施の形態(1)の形式データ表示画面例、図5、図
6は実施の形態(1)の証明書請求例、図7、図8は実
施の形態(1)の回答表示画面例、図9は実施の形態
(1)の処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】本発明の保険事案照会システム1は、保険
会社のサーバコンピュータ2と、このサーバコンピュー
タ2にネットワーク4を介して接続された端末装置3と
を含み、保険の契約者側に発生した保険金支払に該当す
る可能性を有する事態事案に関するシステムである。
【0041】サーバコンピュータ2は、CPU等から構
成され、通信機能を有したWEBサーバを備えており、
インターネットやLAN(Local Area Ne
twork)等の既存のネットワーク4を介して端末装
置3に接続されている。端末装置3は、一般的なパーソ
ナル・コンピュータや携帯端末等の、通信機能を備えた
端末を指しており、CRTやLCD等の表示部や、キー
ボードやマウス等の入力部を有するとともに、WEBプ
ラウザを備えWEBサーバにアクセスする機能を有して
いる。
【0042】まず、サーバコンピュータ2の構成につい
て説明する。サーバコンピュータ2には、保険金照会部
20が設けられ、この保険金照会部20には、保険金の
支払要件をデータとして予め記憶した支払要件データベ
ース21と、事案に関する情報を入力するよう促す形式
データ221を、端末装置3からの要求に基づいて送信
する形式データ送信手段22と、形式データ221に事
案に関する情報が入力されて作成された報告データ32
1を、端末装置3から受信する受信手段23と、報告デ
ータ321を支払要件データベース21に照会し、事案
が保険金支払に該当するか否かを判定する判定手段24
と、この判定手段24による判定結果を、回答251と
して端末装置3に送信する回答送信手段25とを備えて
いる。
【0043】サーバコンピュータ2の支払要件データベ
ース21では、データとして填補データ211と、契約
者データ212と書類データ213を、必要に応じて関
連づけて記憶している。填補データ211は、保険を商
品別、特約別に分け、それぞれの填補要件を分解して作
成したものであり、例えば、損害保険の場合には、事故
原因(自損の交通事故、他からの交通事故、交通事故以
外の自損事故等)や、事故発生場所(家庭内、職場内、
通勤途上、旅行中、その他の日常生活等)や、損害内容
(死亡、後遺障害、入院、通院等)を含んでいる。契約
者データ212は、契約者、保険期間等の契約者に関す
る情報を含むものであり、契約者(氏名、住所等)や、
契約者が契約している保険期間や、保険料の支払状況等
を含んでいる。また、書類データ213は、病院や警察
で証明される書類等のデータであり、医師の死亡確認
書、医師の診断書、診察券の写しや、また、警察の事故
発生証明書、事故状況説明書、あるいは事故報告が遅れ
た場合に提出する事故報告遅延理由書等を含んでいる。
【0044】なお、上述の填補データ211は、損害保
険を例に示しているが、この填補データ211は、生命
保険やその他の種類の異なる保険についても、同様に適
宜填補条件を分解して含んでいる。なお、必要に応じ
て、保険の種類毎に支払要件データベース21を作成し
ても良い。
【0045】また、実施の形態(1)では、支払要件デ
ータベース21をサーバコンピュータ2に設けるよう構
成しているが、他のホストコンピュータ等に設けて、サ
ーバコンピュータ2とデータを受け渡しできるよう構成
しても良い。サーバコンピュータ2は、例えばCGI関
連プログラム等で実行される。
【0046】サーバコンピュータ2の形式データ送信手
段22では、上述したように形式データ221を送信す
るが、この形式データ221は端末装置3のWEBプラ
ウザを介して表示されるWEBページであり、端末装置
3からの要求により送信されるよう構成されている。そ
して、この形式データ221は、入力部分を備えてお
り、契約者に事案に関する情報の入力を促すものであ
る。
【0047】この形式データ221は、端末装置3に表
示される画面が階層構造を有するよう作成されており、
項目に従って入力することで、画面が順次切り替わるよ
う構成されている。この形式データ221で表示される
画面の例を、図3、図4に示す。例えば、図3の形式デ
ータ表示画面例2211は、契約者に関する情報を項目
毎に入力する構成になっており、入力が完了するか、マ
ウス等で「次へ」等の画面表示をクリックすると、次の
画面へ切り替えられる。次の画面は、図4に示す形式デ
ータ表示画面例2212のように、事故原因を選択して
入力するよう構成されている。そして、順次画面が切り
替わるが(図示していない)、例えば事故証明が取れる
かどうかを問う画面や、事故発生場所を選択する画面、
怪我の程度を問う画面、病院の病院名や住所、電話番号
等を問う画面、事故状況を詳しく説明して入力する画
面、今後の通院を問う画面等々に切り替わる。このよう
に、形式データ221を、階層を重ねて芋づる式に情報
を入力できるよう構成することで、情報の入力漏れや、
入力間違いを防止することができる。なお、図3、図4
の画面は一例であり、これに限定されるものではない。
【0048】また、図3に示すように、あらかじめ保険
契約時に契約者に付与されたID番号の入力が促されて
いる。このID番号の入力により、端末装置3に情報を
入力している契約者と契約者データ212とを容易に照
合することができるとともに、セキュリティの向上が可
能となる。
【0049】上述したように端末装置3で形式データ2
21に情報が入力され作成された報告データ321は、
サーバコンピュータ2の報告データ受信手段23で受信
されるよう構成されている。
【0050】サーバコンピュータ2の判定手段24で
は、報告データ321で入力された各項目を、支払要件
データベース21の各データと照らし合わせて、事案が
保険金支払に該当するか否かを判定するよう構成されて
いる。そして、照会の結果、事案によっては、関連して
必要とされる証明書類も導き出され、病院や警察に証明
書の発行が依頼される。このとき、病院や警察に電子決
済で証明の依頼、受領が完結できるようにすると、ペー
パレスで証明書の入手も可能となる。例えば、病院に
は、図5に示すような証明書請求表示画面2411が表
示されるようデータを送信し、また警察には図6に示す
ような証明書請求表示画面2412が表示されるようデ
ータを送信して、証明書の発行依頼が行われる。
【0051】なお、上述のような病院や警察と電子決済
で証明書の依頼、受領ができない場合には、後述する回
答送信手段25等で、端末装置3に証明書の入手を指示
する内容を送信するよう構成しても良い。
【0052】サーバコンピュータ3の回答送信手段25
は、前記判定手段24の結果を回答251として、端末
装置3への送信を行うものである。図7、図8に表示画
面の例を示す。判定の結果で、保険金支払に該当するも
のがあった場合には、図7に示すような回答表示画面2
511で、該当する保険契約の種類の通知や、請求に関
する手続上の注意事項等の表示が行われる。一方、保険
金支払に該当するものが無かった場合には、図8に示す
ような回答表示画面2512で、該当する保険がなかっ
た旨の通知と、報告された事案に該当可能な保険商品の
案内等の表示が行われる。
【0053】次に端末装置3側の構成について説明す
る。端末装置3は、上述したサーバコンピュータ2の対
応する各手段とデータの受け渡しができるよう構成され
ており、形式データ要求手段31と、報告データ送信手
段32と、回答受信手段33とを備えている。
【0054】端末装置3の形式データ要求手段31は、
上述したサーバコンピュータ2に、事案に関する情報を
入力するための形式データ221を要求するものであ
る。
【0055】また、端末装置3の報告データ送信手段3
2は、サーバコンピュータ2から送信された形式データ
221に、事案についての情報を入力して作成した報告
データ321を、サーバコンピュータ2に送信するもの
である。
【0056】また、端末装置3の回答受信手段33は、
支払要件データベース21と報告データ321を照会し
た結果を、回答251としてサーバコンピュータ2から
受信するものである。
【0057】このように構成された実施の形態(1)の
保険事案照会システム1の処理の流れについて、図9の
フローチャートを用いて説明する。
【0058】まず、端末装置3からサーバコンピュータ
2に、形式データ221の送信を要求する(S100
1)。この要求に基づいて、サーバコンピュータ2から
形式データ221が送信され(S1002)、端末装置
3では、形式データ221の画面に従って、順次項目毎
に事案に関する情報を入力し、報告データ321として
作成してサーバコンピュータ2に送信する(S100
3)。サーバコンピュータ2では、報告データ321を
支払要件データベース21に照会し(S1004)す
る。そして、事案が保険金支払に該当するかどうか判定
され(S1005)、Yesの場合には、端末装置3に
保険金支払に該当する旨の回答251を送信する(S1
006)。一方、Noの場合には、保険金支払に該当し
ない旨の回答251と、該当可能な保険商品の案内を送
信する(S1007)。端末装置3では、判定結果の回
答251を受信(S1008)する。
【0059】上述したように実施の形態(1)の保険事
案照会システム1では、契約者が、複数の保険に加入し
ていたり、あるいは自分の加入している保険の填補要件
を詳しく理解していなかったり、保険会社や代理店にわ
ざわざ問い合わせしたりしなくても、端末装置3に事案
に関する情報を一度入力するだけで、事案が加入してい
る保険金支払に該当するか否か、また、複数の保険に契
約している場合には、どの保険商品に該当するかの結果
を、簡単に素早く知ることができる。
【0060】なお、端末装置3としては、保険に加入し
ている契約者が個人的に所有している端末装置でも、あ
るいは、代理店やコンビニ等に設置され使用者が特定さ
れないで使用される端末装置でも、またその他の形態の
端末装置でも良い。
【0061】次に本発明の実施の形態(2)として本発
明の保険事案請求システムについて図面に基づいて説明
する。図10は実施の形態(2)の構成図、図11は実
施の形態(2)の請求書表示画面例、図12は実施の形
態(2)の処理の流れを示すフローチャートである。な
お、実施の形態(2)は、実施の形態(1)のシステム
の応用であるため、同様の説明には同一符号を付し、詳
細な説明を省略する。
【0062】実施の形態(2)の保険事案請求システム
11はは、サーバコンピュータ2が、実施の形態(1)
と同様の保険金照会部20に加えて、保険金の請求に関
する保険金請求部50とを備えていることを特徴として
いる。
【0063】この保険金請求部50は、保険金照会部2
0の回答送信手段25で、事案が保険金支払に該当する
旨の回答251を送信する場合に、端末装置3に保険金
支払の請求に関する情報を入力するよう促す請求書形式
データ511を送信する請求書形式データ送信手段51
と、前記請求書形式データ511に、請求に必要な情報
が入力されて作成された保険金請求データ341を受信
する保険金請求データ受信手段52とを備えている。
【0064】請求書形式データ送信手段51では、上述
したように請求書形式データ511を送信するが、この
請求書形式データ511は、保険金の請求に必要な項目
で、既に報告データ321で入力した内容と同じ内容に
ついては、入力しなくて良いように構成されている。図
11に示す請求書表示画面5111のように、既に入力
された情報については****印(実際には、適宜具体
的表示がなされている)で表示されるよう入力済みで示
され、新たに必要な項目のみ、例えば保険金の振込先や
保険請求者等の項目の入力が促される。
【0065】また、この請求書形式データ511は、回
答送信手段25の回答251とともに送信され、回答表
示画面2511で契約者が保険金支払に該当することを
確認後、すぐに画面を請求書表示画面5111に切り替
えることができるよう構成している。これにより、保険
金の請求の手続が速やかに行われる。
【0066】また、保険金請求データ受信手段52で
は、端末装置3から保険金請求データ341を受信し、
この保険金請求データ341を保険金請求データファイ
ル53に記録させて、保険金請求の受付を完了する。
【0067】一方、端末装置3は、サーバコンピュータ
2の対応する各手段とデータの受け渡しができるよう構
成されており、実施の形態(1)の形式データ要求手段
31と、報告データ送信手段32と、回答受信手段33
に加え、保険金請求データ送信手段34を備えている。
【0068】保険金請求データ送信手段34では、上述
したように請求書形式データ511に新たに必要な事項
のみ入力して保険金請求データ341を作成し、サーバ
コンピュータ2への送信が行われる。
【0069】このように構成された実施の形態(2)の
保険事案請求システム11についての処理の流れを、図
12のフローチャートに基づいて説明する。S1001
〜S1005とS1007は、実施の形態(1)と同様
であるため詳細な説明を省略する。
【0070】サーバコンピュータ2で、事案が保険金支
払に該当するかどうか判定され(S1005)、Yes
の場合には、端末装置3に保険金支払に該当する旨の回
答251と、請求書形式データ511を送信する(S1
009)。そして、端末装置3では、回答251を受信
するとともに、請求書形式データ511を受信(S10
10)し、新たに必要な項目のみ入力して保険金請求デ
ータ341を作成し、サーバコンピュータ2に送信する
(S1011)。そして、サーバコンピュータ2では、
保険金請求データ341の受信(S1012)により、
保険金の請求の受付を完了する。
【0071】上述したように実施の形態(2)の保険事
案請求システム11では、実施の形態(1)の保険事案
照会システムと同様の効果が得られることに加えて、保
険金支払に該当すると判定された保険契約に関して、速
やかに保険金請求の手続に移行し、請求することができ
る。また、その際に、事案に関する情報を重ねて入力し
たり、保険契約毎それぞれに請求したりする必要がない
ため、入力間違いが防止できるとともに、手続の煩雑さ
が大幅に軽減される。
【0072】次に、本発明の実施の形態(3)として本
発明の調査進捗把握システムについて図面に基づいて説
明する。図13は実施の形態(3)の構成図、図14は
実施の形態(3)の処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、実施の形態(3)は、実施の形態(1)
(2)のシステムの応用であるため、同様の説明には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0073】実施の形態(3)の調査進捗把握システム
111は、サーバコンピュータ2が、実施の形態(2)
と同様の保険金照会部20と保険金請求部50とに加え
て、損害調査の進捗に関する損害調査報告部60を備え
ていることを特徴としている。
【0074】この損害調査報告部60は、保険金請求部
50で保険金の請求の受付が完了した場合に、保険金支
払のために実施される損害調査の進捗報告を、節目毎に
端末装置3に送信する進捗報告送信手段61と、事案毎
の損害調査の進捗をデータとして逐一記録した損調進捗
データファイル62とを有している。
【0075】保険金の請求の受付がされると、調査担当
者により事案について実際の損害調査が始められる。そ
して、損害調査の進捗データが損調進捗データファイル
63に記録される。そして、進捗報告送信手段61によ
り、端末装置3に節目毎、例えば、損害の確認業務が完
了した段階や、示談折衝業務が完了した段階等に進捗状
況の送信が行われる。また、節目だけでなく、端末装置
3から要求があればいつでも進捗報告の送信が行われ
る。
【0076】一方、端末装置3は、サーバコンピュータ
2の対応する各手段とデータの受け渡しができるよう構
成されており、実施の形態(2)の形式データ要求手段
31と、報告データ送信手段32と、回答受信手段33
と、保険金請求データ送信手段34とに加え、進捗報告
照会受信手段35を備えている。
【0077】進捗状況照会受信手段35は、サーバコン
ピュータ2の進捗報告送信手段61に、進捗の照会を要
求するとともに、進捗報告を受信する。この手段は、2
つの手段に分けて設定しても良い。
【0078】なお、端末装置3から進捗の照会の要求を
サーバコンピュータ2に送信する場合は、保険金請求時
等に契約者側に提示される事故受付番号等を入力するこ
とで、該当する事案の情報を正しく得ることができると
ともに、セキュリティが向上される。
【0079】このように構成された実施の形態(3)の
調査進捗把握システム111についての処理を図14の
フローチャートに基づいて説明する。S1001〜S1
012までは、実施の形態(2)と同様であるため詳細
な説明を省略する。
【0080】サーバコンピュータ2で保険金請求の受付
を完了する(S1012)と、保険会社では調査担当者
による損害調査が開始される。そして、損害調査の節目
毎に進捗が端末装置3に送信され報告される(S101
3、S1014)。
【0081】上述したように実施の形態(3)の調査進
捗把握システム111では、実施の形態(2)の保険事
案請求システム11と同様の効果が得られることに加え
て、保険金請求後の進捗状況を、わざわざ保険会社や代
理店に問い合わせしなくても、節目毎に適切に報告さ
れ、また知りたいときにいつでも照会して把握すること
ができる。
【0082】次に、本発明の実施の形態(4)として本
発明の保険事案支払システムについて図面に基づいて説
明する。図15は実施の形態(4)の構成図、図16は
実施の形態(4)の処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、実施の形態(4)は、実施の形態(1)〜
(3)のシステムの応用であるため、同様の説明には同
一符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0083】実施の形態(4)の保険事案支払システム
1111は、サーバコンピュータ2が、実施の形態
(3)と同様の保険金照会部20と保険金請求部50、
損害調査報告部60とに加えて、保険金の支払に関する
保険金支払部70を備えていることを特徴としている。
【0084】この保険金支払部70は、損害調査報告部
60で、保険金請求後の損害調査が進み、保険金支払が
完了したときに、支払完了の通知を前記端末装置3に送
信する支払通知送信手段71と、事案毎の振込の完了を
データとして記憶する振込データファイル772とを備
えている。
【0085】損害調査が完了し、保険金が前述の保険金
請求データ341に入力された銀行振込先に振込まれた
場合に、振込の完了が、振込データファイル64に記録
されるとともに、支払通知送信手段72によって端末装
置3に通知される。
【0086】一方、端末装置3は、サーバコンピュータ
2の対応する各手段とデータの受け渡しができるよう構
成されており、実施の形態(3)の形式データ要求手段
31と、報告データ送信手段32と、回答受信手段33
と、保険金請求データ送信手段34と、進捗報告照会受
信手段35とに加え、支払通知受信手段36とを備えて
いる。
【0087】支払通知受信手段36は、サーバコンピュ
ータ2から、保険金支払の完了の通知を受信する。
【0088】このように構成された実施の形態(4)の
保険事案支払システム1111についての処理を図16
のフローチャートに基づいて説明する。S1001〜S
1014までは、実施の形態(3)と同様であるため詳
細な説明を省略する。
【0089】サーバコンピュータ2から節目毎に、損害
調査の進捗が端末装置3に報告され(S1013、S1
014)、損害調査が完了すると、保険金が契約者の指
定口座に振り込まれ、支払の完了が端末装置3に送信さ
れ通知される(S1015、S1016)。
【0090】上述したように実施の形態(4)の保険事
案支払システム1111では、実施の形態(3)の調査
進捗把握システム111と同様の効果が得られることに
加えて、最終的に保険金支払の完了を通知することで、
保険の契約者側に発生した保険金支払に該当する可能性
を有する不測の事態事案に関して、初めの保険金支払に
該当するか否かの照会から、最後の保険金の支払まで、
一貫した処理システムが実行される。
【0091】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明の保険
事案照会システムでは、保険の契約者側に発生した不測
の事案について、サーバコンピュータから送信された形
式データにその情報を一度入力するだけで、契約者は契
約している保険が複数あっても一括して、事案情報を無
用に知られることなく、簡単かつ気軽に、保険金支払に
該当しているか照会することができる。
【0092】また、本発明の保険事案請求システムで
は、上述の効果に加え、契約者側に発生した不測の事案
が、保険金支払に該当している場合に、速やかに保険金
請求に移行することができ、また、契約している保険が
複数あっても一括して手続きすることができ、手続の煩
雑さが大幅に改善される。
【0093】また、本発明の損害調査把握システムで
は、上述の効果に加えて、契約者は、保険請求後の進捗
状況を適切に把握でき、不安を解消することができる。
【0094】さらに、本発明の保険事案支払システムで
は、上述の効果に加え、契約者は支払完了について速や
かに把握できるとともに、保険金支払の該当に関する照
会から、保険金の支払まで一貫し、利便性に優れたシス
テムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態(1)の概念図である。
【図2】実施の形態(1)の構成図である。
【図3】実施の形態(1)の形式データ表示画面例であ
る。
【図4】実施の形態(1)の形式データ表示画面例であ
る。
【図5】実施の形態(1)の証明書請求例である。
【図6】実施の形態(1)の証明書請求例である。
【図7】実施の形態(1)の回答表示画面例である。
【図8】実施の形態(1)の回答表示画面例である。
【図9】実施の形態(1)の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図10】実施の形態(2)の構成図である。
【図11】実施の形態(2)の請求書表示画面例であ
る。
【図12】実施の形態(2)の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図13】実施の形態(3)の構成図である。
【図14】実施の形態(3)の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図15】実施の形態(4)の構成図である。
【図16】実施の形態(4)の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 保険事案照会システム 11 保険事案請求システム 111 調査進捗把握システム 1111 保険事案支払システム 2 サーバコンピュータ 20 保険金照会部 21 支払要件データベース 211 填補データ 212 契約者データ 213 書類データ 22 形式データ送信手段 221 形式データ 2211 形式データ表示画面 2212 形式データ表示画面 23 報告データ受信手段 24 判定手段 2411 証明書請求表示画面 2412 証明書請求表示画面 25 回答送信手段 251 回答 2511 回答表示画面 2512 回答表示画面 3 端末装置 31 形式データ要求手段 32 報告データ送信手段 321 報告データ 33 回答受信手段 34 保険金請求データ送信手段 341 保険金請求データ 35 進捗報告照会受信手段 36 支払通知受信手段 4 ネットワーク 50 保険金請求部 51 請求書形式データ送信手段 511 請求書形式データ 5111 請求書表示画面 52 保険金請求データ受信手段 53 保険金請求データファイル 60 損害調査報告部 61 進捗報告送信手段 62 進捗データファイル 70 保険金支払部 71 支払通知送信手段 72 振込データファイル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険会社のサーバコンピュータと、この
    サーバコンピュータにネットワークを介して接続された
    端末装置とを含み、保険の契約者側に発生した保険金支
    払に該当する可能性を有する事案に関するシステムであ
    って、前記サーバコンピュータが、前記事案に関する情
    報を入力するよう促す形式データを、前記端末装置から
    の要求に基づいて送信する形式データ送信手段と、前記
    形式データに前記事案に関する情報が入力されて作成さ
    れた報告データを、前記端末装置から受信する報告デー
    タ受信手段と、前記報告データを、保険金の支払要件を
    データとして予め記憶した支払要件データベースに照会
    し、前記事案が保険金支払に該当するか否かを判定する
    判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記端末
    装置に送信する回答送信手段と、を備える保険事案照会
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保険事案照会システムに
    おいて、前記支払要件データベースは、保険を商品別、
    特約別に分けて、それぞれの填補要件を分解して作成し
    た填補データと、契約者、保険期間等の契約者に関する
    情報を含む契約者データと、保険金請求に必要な書類等
    の情報を含む書類データとを有していることを特徴とす
    る保険事案照会システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の保険事案照会シ
    ステムにおいて、前記形式データは、前記端末装置に表
    示される画面が階層構造を有するよう作成され、項目に
    従って入力することで、画面が順次切り替わることを特
    徴とする保険事案照会システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の保険
    事案照会システムにおいて、前記報告データには、保険
    契約時に契約者に付与されたID番号が入力されている
    ことを特徴とする保険事案照会システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の保険
    事案照会システムにおいて、前記回答送信手段では、前
    記事案が保険金の支払に該当しない場合には、回答とと
    もに、該当可能な保険商品の案内を送信することを特徴
    とする保険事案照会システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の保険
    事案照会システムにおいて、前記支払要件データベース
    は、損害保険や生命保険等の補償内容あるいは保障内容
    が異なる保険商品のデータを含んでいることを特徴とす
    る保険事案照会システム。
  7. 【請求項7】 保険会社のサーバコンピュータと、この
    サーバコンピュータにネットワークを介して接続された
    端末装置とを有し、保険の契約者側に発生した保険金支
    払に該当する可能性を有する事案に関するシステムであ
    って、前記端末装置が、前記事案に関する情報を入力す
    るための形式データを、前記サーバコンピュータに要求
    する形式データ要求手段と、前記サーバコンピュータか
    ら送られてきた形式データに、前記事案に関する情報を
    入力して報告データを作成し、この報告データを前記サ
    ーバコンピュータに送信する報告データ送信手段と、前
    記サーバコンピュータに設けられ、保険金の支払要件を
    データとして予め記憶する支払要件データベースに、前
    記報告データを照会し、前記事案が保険金支払に該当す
    るか否かを判定した結果を前記サーバコンピュータから
    受信する回答受信手段と、を備えた保険事案照会システ
    ム。
  8. 【請求項8】 保険会社のサーバコンピュータと、この
    サーバコンピュータにネットワークを介して接続された
    端末装置とを含み、保険の契約者側に発生した保険金支
    払に該当する可能性を有する事案に関するシステムであ
    って、前記サーバコンピュータが、前記事案に関する情
    報を入力するよう促す形式データを、前記端末装置から
    の要求に基づいて送信する形式データ送信手段と、前記
    形式データに前記事案に関する情報が入力されて作成さ
    れた報告データを、前記端末装置から受信する報告デー
    タ受信手段と、前記報告データを、保険金の支払要件を
    データとして予め記憶した支払要件データベースに照会
    し、前記事案が保険金支払に該当するか否かを判定する
    判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記端末
    装置に送信する回答送信手段と、前記事案が保険金支払
    に該当する場合に、保険金支払の請求に関する情報を入
    力するよう促す請求書形式データを、前記端末装置に送
    信する請求書形式データ送信手段と、前記請求書形式デ
    ータに、請求に必要な情報が入力されて作成された保険
    金請求データを受信する保険金請求データ受信手段と、
    を備えた保険事案請求システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の保険事案請求システムに
    おいて、前記請求書形式データは、前記判定結果ととも
    に送信されることを特徴とする保険事案請求システム。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の保険事案請求
    システムにおいて、前記請求書形式データには、前記報
    告データで入力済みの情報は、入力不要であることを特
    徴とする保険事案請求システム。
  11. 【請求項11】 保険会社のサーバコンピュータと、こ
    のサーバコンピュータにネットワークを介して接続され
    た端末装置とを含み、保険の契約者側に発生した保険金
    支払に該当する可能性を有する事案に関するシステムで
    あって、前記サーバコンピュータが、前記事案に関する
    情報を入力するよう促す形式データを、前記端末装置か
    らの要求に基づいて送信する形式データ送信手段と、前
    記形式データに前記事案に関する情報が入力されて作成
    された報告データを、前記端末装置から受信する報告デ
    ータ受信手段と、前記報告データを、保険金の支払要件
    をデータとして予め記憶した支払要件データベースに照
    会し、前記事案が保険金支払に該当するか否かを判定す
    る判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記端
    末装置に送信する回答送信手段と、前記事案の判定結果
    が保険金支払に該当する場合に、保険金支払の請求に関
    して情報を入力するよう促す請求書形式データを、前記
    端末装置に送信する請求書形式データ送信手段と、前記
    請求書形式データに、請求に必要な情報が入力されて作
    成された保険金請求データを受信する保険金請求データ
    受信手段と、保険金支払のための損害調査の進捗報告
    を、節目毎に送信するとともに、前記端末装置からの要
    求に応じて送信する進捗報告送信手段と、を備えた調査
    進捗把握システム。
  12. 【請求項12】 保険会社のサーバコンピュータと、こ
    のサーバコンピュータにネットワークを介して接続され
    た端末装置とを含み、保険の契約者側に発生した保険金
    支払に該当する可能性を有する事案に関するシステムで
    あって、前記サーバコンピュータが、前記事案に関する
    情報を入力するよう促す形式データを、前記端末装置か
    らの要求に基づいて送信する形式データ送信手段と、前
    記形式データに前記事案に関する情報が入力されて作成
    された報告データを、前記端末装置から受信する報告デ
    ータ受信手段と、前記報告データを、保険金の支払要件
    をデータとして予め記憶した支払要件データベースに照
    会し、前記事案が保険金支払に該当するか否かを判定す
    る判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記端
    末装置に送信する回答送信手段と、前記事案の判定結果
    が保険金支払に該当する場合に、保険金支払の請求に関
    して情報を入力するよう促す請求書形式データを、前記
    端末装置に送信する請求書形式データ送信手段と、前記
    請求書形式データに、請求に必要な情報が入力されて作
    成された保険金請求データを受信する保険金請求データ
    受信手段と、保険金支払のための損害調査の進捗報告
    を、節目毎に送信するとともに、前記端末装置からの要
    求に応じて送信する進捗報告送信手段と、保険金支払が
    完了したときに、支払完了の通知を前記端末装置に送信
    する支払通知送信手段と、を備えた保険事案支払システ
    ム。
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