JP2002183306A - 医薬分業に係る地域面分業ネットワークシステム - Google Patents

医薬分業に係る地域面分業ネットワークシステム

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JP2002183306A
JP2002183306A JP2000378578A JP2000378578A JP2002183306A JP 2002183306 A JP2002183306 A JP 2002183306A JP 2000378578 A JP2000378578 A JP 2000378578A JP 2000378578 A JP2000378578 A JP 2000378578A JP 2002183306 A JP2002183306 A JP 2002183306A
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JP2000378578A
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Yasuhiro Mizogami
泰弘 溝上
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NEC Solution Innovators Ltd
Mizu KK
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NEC Software Kyushu Ltd
Mizu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療業における地域面分業の実施、定着およ
び発展を促し、患者に対する調剤薬局のサービスの品質
向上を実現することである。 【解決手段】 複数の病医院(A,B,C)にそれぞれ
設置され、院外処方箋データを入力する手段と該院外処
方箋データを送信する手段を有する病医院端末装置
(A,B,C)と、それぞれ前記複数の病医院端末装置
と通信ネットワークを介して接続され、複数の調剤薬局
(a,b,c)に設置され、病医院端末装置(A,B,
C)からの院外処方箋データを受信する手段を有する調
剤薬局端末装置(a,b,c)とを備える。調剤薬局
(a,b,c)は、受信した院外処方箋データに基づい
て調剤し、患者が来局したときに病医院が発行した処方
箋本通と引き換えに調剤した薬剤を引渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬分業において
調剤薬局の地域面分業を広く実施するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来医薬分業においては、病医院と調剤
薬局が一対一で分業するマンツーマン分業が主流であ
り、地域面分業に移行するための特別な方法は発達して
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の医薬分業業態で
は、医師が安心して広く地域内に院外処方箋を発行でき
るような地域面での調剤薬局の応需体制が確立されてお
らず、どうしてもマンツーマン分業業態に頼らざるを得
なかった。また、ほとんどがマンツーマン分業であるた
め、病医院が院外処方箋を発行しても、患者が調剤薬局
を自由に選択することや、さらにかかりつけの調剤薬局
を持つという習慣が定着しない傾向にあるという問題点
があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決することを目的
としており、さらに調剤薬局へ来局できない患者に対す
る調剤、患者に薬の服用時刻を通知するための方法、地
域面分業化の進展に伴い発生する各調剤薬局の薬剤備蓄
問題の解消、患者が複数の調剤薬局を利用した場合の薬
剤の服用に関するリスク管理、調剤薬局が多数の病医院
の医師の処方箋を応需するようになるため、同じ薬剤で
も各医師の診療方針により異なる場合がある薬剤情報書
の服薬指導内容を適正に患者に伝達する方法、地域面分
業の下で多対多の関係になる病医院と調剤薬局の連携の
強化、調剤薬局間で調剤過誤・副作用・薬害等の問題事
例や薬の安全性に関する情報を共有することによる薬剤
によるトラブルの事前防止など、病医院・患者・調剤薬
局および調剤薬局相互間の情報の伝達を促進することに
より、地域面分業の実施、定着および発展を促し、患者
に対する調剤薬局のサービスの品質向上を実現すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】病医院が発行する院外処
方箋を、患者が地域の希望する調剤薬局に伝送すること
を可能にし、患者が能動的に調剤薬局を選択する機会と
手段を提供する。
【0006】また、何らかの事情で患者が調剤薬局に来
られない場合、宅配依頼を調剤薬局に伝達し患者に薬剤
を届ける手段を提供する。
【0007】また、患者が薬を確実に服用するため服用
時刻を通知する必要がある場合に、服用時刻を通知する
手段を提供する。
【0008】各調剤薬局の薬剤の備蓄情報を調剤薬局間
で共有して備蓄薬剤を相互に融通できるようにし、地域
面分業の進展に伴い、多数の病医院に対応することにな
るために発生する薬剤備蓄問題の解消の手段を提供す
る。
【0009】各調剤薬局の患者情報を共有し、患者の薬
歴などの情報を各調剤薬局から参照できるようにし、重
複投与の防止など薬剤のリスクマネジメント強化の手段
を提供する。
【0010】地域面分業化により多数の医師の発行する
処方箋を応需することになるが、調剤薬局が患者に渡す
薬剤情報書に記述する服薬指導内容が各医師の診療方針
などにより用法・用量などが異なる場合があるので、医
師の診療意図に沿ってより適切な内容を表示する手段を
提供する。
【0011】調剤薬局が病医院に対して応需報告を実施
することにより、患者がどの調剤薬局を利用したか、各
調剤薬局が一定期間にその病医院の処方箋を何件応需し
たか、その病医院に対する疑義照会の記録などの情報を
医師に伝達する。この応需報告により、面分業下で多対
多の関係になる病医院と調剤薬局との連携強化を図る手
段を提供する。
【0012】また、患者から薬剤の服用報告を病医院の
医師および調剤薬局に提出してもらうことにより、服薬
状況の情報を病医院と調剤薬局へフィードバックする手
段を提供する。
【0013】調剤過誤・副作用・薬害等の問題事例や薬
の安全性に関する情報を調剤薬局間で共有し、各調剤薬
局の薬剤師が参照し問題の発生を予防することにより、
薬物療法のリスクマネージメントに寄与する手段を提供
する。
【0014】以上のようにして地域面分業の実施を促進
するとともに、患者に対する調剤薬局のサービスの品質
向上を促し、地域面分業の定着および発展を実現する。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施の形態を説明
する前に、本発明の課題とする地域面分業実施の促進に
ついてどのような手段をもって解決するのかを、図1に
示した。図1には複数の手段とそれら手段を実施したと
きに得られる効果が示されている。以下、それらの手段
がどのように構成されているのか一つずつ具体的に説明
する。
【0016】尚、調剤薬局と病医院を行政単位または地
理的な地域のグループごとに、以下のような方法により
地域情報ネットワーク化し、その地域の設定には、備蓄
薬剤の配送または受け取り範囲を考慮するものとする。
【0017】以下、本発明の第1の実施の形態について
図2及び図3を参照して詳細に説明する。複数の病医院
(A,B,C)に設置された病医院端末装置(A,B,
C)のそれぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置
された調剤薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれが有
線または無線のネットワークで接続されている。病医院
端末装置(A,B,C)と調剤薬局端末装置(a,b,
c)はそれぞれPC等の情報処理装置またはFAX装置
である。
【0018】まず病医院(例えばA)の医師は、印刷装
置を使用して発行された院外処方箋の本通(発行書面)
を患者に手渡しするが、この本通は病医院に設置された
病医院端末装置Aに印刷する機能があればそれで印刷さ
れた発行書面ものでもよく、以下の全ての実施の形態に
おいて上記と同様とする。
【0019】次に患者または医師は、病医院Aに設置さ
れた病医院端末装置Aを用いて、前記院外処方箋のデー
タを入力し(ステップS101)、当該患者が希望する
調剤薬局(例えばa)の調剤薬局端末装置aに院外処方
箋データを送信する(ステップS102)。
【0020】ここで、院外処方箋は、病医院端末装置A
と調剤薬局端末装置aがそれぞれFAX装置である場合
にはFAXデータ、病医院端末装置と調剤薬局端末装置
がそれぞれPC等の情報処理装置である場合には、JP
EG、GIF、TIFF等の電子データ形式の画像デー
タ、テキストデータのいずれかの形式で送信される。例
えば、病医院端末装置がPC等の情報処理装置である場
合には、コンピュータを病医院に設置し、患者またはそ
の看護者もしくは病医院の担当者はその病医院に設置さ
れているコンピュータを操作し、処方箋イメージを画像
フォーマットとしてコンピュータにスキャナなどで取り
込む。それから患者の希望する調剤薬局に処方箋の電子
データを送信する。送信する伝送経路はインターネット
等のネットワークもしくは公衆回線などを利用する。
【0021】尚、以下の第2及び第3の実施の形態にお
いても、病医院端末装置と調剤薬局端末装置がそれぞれ
FAX装置である場合にはFAXデータ、病医院端末装
置と調剤薬局端末装置がそれぞれPC等の情報処理装置
である場合には、JPEG、GIF、TIFF等の電子
データ形式の画像データ、MML(Medical Mark-upLan
guage)などの医療用データ形式、テキストデータのい
ずれかの形式で送信されるものとする。
【0022】一方、調剤薬局では、調剤薬局端末装置に
おいて病医院端末装置から送信された院外処方箋データ
を受信し(ステップS103)、当該院外処方箋と患者
が持参した院外処方箋の本通とを照合し(ステップS1
04)、一致した場合(ステップS104でYes)に
は当該院外処方箋に基づいて調合した薬剤を患者に渡す
(ステップS105)。一致しない場合(ステップS1
04でNo)には、その旨を病医院端末装置に送信(ス
テップS106)し、病医院端末装置は処方箋のデータ
をチェックし(ステップS108)、再度データを入力
する(ステップS101)。
【0023】例えば、調剤薬局端末装置がPC等の情報
処理装置である場合には、調剤薬局は自店舗のコンピュ
ータで処方箋の電子データを受信し、受信した電子デー
タの処方箋の内容は紙にプリントアウトするかもしくは
コンピュータのモニタ画面上で確認する。薬剤師はその
受信した電子データの処方箋に基づき調剤し、患者が来
局したときに病医院が発行した処方箋本通と引き換えに
調剤した薬剤を引渡す。
【0024】尚、本実施の形態の第1の変形例として、
複数の病医院と複数の調剤薬局とがアライアンスを組織
し、ある病医院の病医院端末装置は、アライアンスに所
属する複数の調剤薬局の内のいずれかの調剤薬局端末装
置にのみ院外処方箋データを送信することができ、逆
に、ある調剤薬局の調剤薬局端末装置は、アライアンス
に所属する複数の病医院の内のいずれかの病医院端末装
置からのみ院外処方箋データを受信することができるよ
うにすることもできる。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4及び図5を参照して詳細に説明する。複数の病医院
に設置された病医院端末装置(A,B,C)のそれぞれ
と複数の調剤薬局(a,b,c)に設置された調剤薬局
端末装置(a,b,c)のそれぞれと複数の患者宅に設
置された患者端末装置(A,B)に有線または無線のネ
ットワークで接続されている。病医院端末装置と調剤薬
局端末装置、患者端末装置はそれぞれPC等の情報処理
装置またはFAX装置である。
【0026】まず医師は、院外処方箋の本通(紙)を患
者に手渡しする。次に患者は、患者宅に設置された患者
端末装置(A,B)に処方箋データを入力し(ステップ
S201)、患者端末装置から患者が希望する調剤薬局
の調剤薬局端末装置に院外処方箋データを送信する(ス
テップS202)。
【0027】調剤薬局では、調剤薬局端末装置において
患者端末装置から送信された院外処方箋データを受信し
(ステップS203)、患者端末装置から送信された院
外処方箋と患者が提示する院外処方箋の本通とを照合し
(ステップS204)、一致した場合(ステップS20
4でYes)には当該院外処方箋の本通と引き替えに患
者に渡す(ステップS205)。具体的には、調剤薬局
は自店舗のコンピュータで処方箋の電子データを受信
し、受信した処方箋の電子データは紙にプリントアウト
するかもしくはコンピュータのモニタ画面上で確認す
る。
【0028】院外処方箋は、上記第1の実施の形態と同
様にFAXデータ、JPEG等の画像データ、テキスト
データのいずれかの形式で送信され、送信する伝送経路
はインターネット等のネットワークもしくは公衆回線な
どを利用する。
【0029】尚、本実施の形態の第1の変形例として、
患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋データと該患者に関
する配送先情報が記録された宅配依頼書データとを患者
端末装置から調剤薬局端末装置へ送信し、調剤薬局が患
者端末装置から送信された院外処方箋に基づいて調剤し
た薬剤を宅配依頼書に従って患者宅へ配送し、患者端末
装置から送信された院外処方箋と患者が提示する院外処
方箋の本通とを照合し、一致した場合には当該院外処方
箋の本通と引き替えに薬剤を患者に渡すようにしてもよ
い。
【0030】又、本実施の形態の第2の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とでアライアン
スが組織され、前記患者端末装置は、アライアンスに所
属する複数の調剤薬局の内のいずれかの調剤薬局端末装
置にのみ前記院外処方箋データ及び前記宅配依頼データ
を送信することができ、逆に、アライアンスに所属する
調剤薬局の調剤薬局端末装置のみが、前記患者端末装置
から前記院外処方箋データ及び前記宅配依頼データを受
信することができる。
【0031】次に、本発明の第3の実施の形態について
図6及び図7を参照して説明する。複数の病医院(A,
B,C)に設置された病医院端末装置(A,B,C)の
それぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置された
調剤薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれと複数の患
者宅(A,B)に設置された患者端末装置(A,B)の
それぞれが有線または無線のネットワークで接続されて
いる。病医院端末装置と調剤薬局端末装置、患者端末装
置はそれぞれPC等の情報処理装置またはFAX装置で
ある。
【0032】まず医師は、院外処方箋データを入力する
(ステップS301)する。その後、院外処方箋の本通
(紙)を患者に手渡しする。次に患者または医師は、病
医院に設置された病医院端末装置から患者が希望する調
剤薬局の調剤薬局端末装置に院外処方箋と服用時刻コー
ル依頼書とを送信する(ステップS302)(薬剤の宅
配を依頼する場合には宅配依頼書も送信する)。
【0033】調剤薬局では、調剤薬局端末装置において
病医院端末装置から送信された院外処方箋データを受信
し(ステップS303)、病医院端末装置から送信され
た院外処方箋と患者が提示する院外処方箋の本通とを照
合し(ステップS304)、一致した場合(ステップS
304でYes)には当該院外処方箋の本通と引き替え
に調剤した薬剤を患者に渡す(ステップS306)。併
せて宅配依頼書を受信した場合は宅配依頼書に従って調
剤した薬剤を患者宅へ配送して患者に渡す。その後、病
医院端末装置から送信された服用時刻コール依頼書に従
って、調剤した薬剤の適切な服用時刻に患者にコールす
る(ステップS307)。尚、以下の全ての実施の形態
において、当該院外処方箋と患者が持参等した院外処方
箋の本通との照合において一致しない場合にはすべて上
記第2の実施の形態と同じ処理がなされる。具体的には
ステップ305では上記した図5の丸数字のA以降の処
理に移る。以下の実施の形態ですべて同じであるので以
下ではこの部分の説明は省略する。
【0034】院外処方箋と服用時刻コール依頼書(と宅
配依頼書)は、上記実施の形態と同様にFAXデータ、
JPEG等の画像データ、テキストデータのいずれかの
形式で送信され、コールは電話や電子メールで行われ
る。
【0035】尚、上記した服用時刻コールについては、
医師が、服用前に服用時刻を通知する必要があると判断
した患者について、服用時刻コール依頼書を送信する
か、あるいは薬局に来局時に患者が服用時刻コールを希
望する場合に服用時刻コール依頼書を送信する。服用時
刻コール依頼書には患者の氏名、電話番号、電子メール
アドレスなどを記入する。調剤薬局の担当者は患者の服
用期間中患者が薬剤を服用すべき時間に約10分から2
0分先立ち、患者に電話し服用時刻を通知する。服用時
刻コール依頼書の送信は患者の自宅など病医院以外から
でもよい。
【0036】上記実施の形態について、さらに具体的に
説明する。図6において、患者またはその看護者もしく
は病医院(例えばA)の担当医師は、画像データで送信
する場合、服用時刻コール依頼書を病医院端末装置Aに
スキャナなどで取り込み、テキストデータの場合は病医
院端末装置Aから入力しておく。服用時刻コール依頼書
または同データには患者の氏名、電話番号、電子メール
アドレスなどを含める。調剤薬局(例えばa)の薬剤師
は調剤薬局端末装置aからその患者の服用時刻と服用期
間を入力する。服用コール依頼書が画像データのとき
は、患者の電話番号、電子メールアドレスなども調剤薬
局端末装置に入力する。調剤薬局端末装置aはその服用
期間と服用時刻の日時を装置内の記憶装置に保存し、服
用期間中保存した服用時刻から発信のリードタイム(約
10分から20分程度を予め設定しておく)を差し引い
た時刻を発信時刻とし、その発信時刻と現在時刻(コン
ピュータのシステム時刻)とを常時比較し、現在時刻が
発信時刻になったら自動的に患者の電話番号に公衆回線
でコールする。患者側が受話状態になったら、コンピュ
ータの合成音声もしくは予め録音された音声で、薬の服
用を促す文章と服薬時刻とを読み上げる。
【0037】なお本実施の形態の変形例として、患者が
病医院端末装置からは調剤薬局端末装置へ院外処方箋と
服用時刻コール依頼書(と宅配依頼書)とを送信せず、
その代わりに患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋の本通
と服用時刻コール依頼書(と宅配依頼書)とを患者端末
装置から調剤薬局端末装置へ送信し、調剤薬局が患者端
末装置から送信された院外処方箋に基づいて調剤した薬
剤を患者が持参した院外処方箋の本通と引き替える(第
1の実施の形態)か、宅配依頼書に従って患者宅へ配送
するか(第2の実施の形態)のいずれかの方法で患者に
渡し、その後、患者端末装置から送信された服用時刻コ
ール依頼書に従って、調剤した薬剤の適切な服用時刻に
患者にコールするようにしてもよい。
【0038】また本実施の形態の第2の変形例として、
複数の病医院と複数の調剤薬局とがアライアンスを組織
し、ある病医院の病医院端末装置は、アライアンスに所
属する複数の調剤薬局の内のいずれかの調剤薬局端末装
置にのみ院外処方箋と服用時刻コール依頼書(と宅配依
頼書)とを送信することができ、逆に、ある調剤薬局の
調剤薬局端末装置は、アライアンスに所属する複数の病
医院の内のいずれかの病医院端末装置からのみ院外処方
箋と服用時刻コール依頼書(と宅配依頼書)とを受信す
ることができるようにすることもできる。
【0039】次に、本発明の第4の実施の形態について
図8及び図9を参照して説明する。複数の病医院(A,
B,C)に設置された病医院端末装置(A,B,C)の
それぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置された
調剤薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれと備蓄情報
管理サーバ10とがインターネット等のネットワークを
介して接続されている。病医院端末装置(A,B,C)
と調剤薬局端末装置(a,b,c)、備蓄情報管理サー
バ10はそれぞれPC等の情報処理装置である。備蓄情
報管理サーバ10は、各調剤薬局(a,b,c)の薬剤
の備蓄情報を管理する機能を有する。
【0040】各調剤薬局端末装置(a,b,c)は、一
定期間毎に装置を設置している自調剤薬局(a,b,
c)の薬剤の備蓄情報を備蓄情報管理サーバ10に送信
して管理情報を更新させる。この送信された備蓄情報は
その都度備蓄情報データベース11に記憶保存される。
【0041】まず、病医院(例えばA)の医師は、院外
処方箋データを作成し(ステップ400)、院外処方箋
の本通(紙)を患者に手渡しする。次に患者または医師
は、院外処方箋データを入力し(ステップ401)、病
医院Aに設置された病医院端末装置Aから患者が希望す
る調剤薬局(例えばa)の調剤薬局端末装置aに院外処
方箋データを送信する(ステップ402)。尚、薬剤の
宅配を依頼する場合には宅配依頼書、薬剤の服用時刻コ
ールを依頼する場合には服用時刻コール依頼書も送信す
る。
【0042】調剤薬局aは、調剤薬局端末装置において
病医院端末装置から送信された院外処方箋データを受信
し(ステップ403)、当該院外処方箋で指定された薬
剤を自調剤薬局が備蓄しているか否かを判定し(ステッ
プ404)、備蓄していないと判定した場合(ステップ
404でNo)には備蓄情報管理サーバの管理情報を読
み出して参照し(ステップ405)、当該薬剤を備蓄し
ている他の調剤薬局(例えばb)を認識し(ステップ4
06でYes)、当該調剤薬局bの調剤薬局端末装置b
へ当該薬剤の提供依頼を送信する(ステップ407)。
当該薬剤を備蓄している他の調剤薬局(例えばb)が認
識できない場合には、問屋等から当該薬剤を調達する。
【0043】調剤薬局端末装置bは調剤薬局端末装置a
から送信された薬剤の提供依頼を受信する(ステップ4
08)。調剤薬局bは当該薬剤の引渡しを手配し(ステ
ップ409)、要求元である調剤薬局aの調剤薬局端末
装置aに対して費用請求を送信する(ステップ41
0)。尚、調剤薬局bの調剤薬局aへの当該薬剤の引渡
しは、調剤薬局bが宅配便等を依頼して調剤薬局aに配
送するか、調剤薬局aの局員が直接、調剤薬局bに取り
に来てもよい。
【0044】調剤薬局aは、病医院Aから送信された院
外処方箋と患者が提示する院外処方箋の本通とを照合し
(ステップS412)、一致した場合(ステップS41
2でYes)には調剤薬局bから提供された薬剤で調剤
し、当該院外処方箋の本通と引き替えに患者に渡す(ス
テップS413)。併せて宅配依頼書を受信した場合は
宅配依頼書に従って患者宅へ配送して患者に渡す。尚、
その後、服用時刻コールを依頼されている場合には服用
時刻コール依頼書に従って、調剤した薬剤の適切な服用
時刻に患者にコールするようにしてもよい。
【0045】上記した第4の実施の形態は調剤薬局の薬
剤の備蓄情報を地域の調剤薬局間で共有し備蓄薬剤を相
互に融通を図るという目的を達成するための実施形態で
ある。本実施の形態は、具体的にはコンピュータのクラ
イアントアンドサーバシステムにて運用される。備蓄情
報管理サーバ10には備蓄情報データベース11が置か
れ、クライアントは各調剤薬局のコンピュータにインス
トールする。クライアントは調剤薬局で使用されている
レセプトコンピュータで管理されている薬剤の入庫・出
庫・使用量データより薬剤の在庫データを抽出し、公衆
回線やインターネット等のネットワークを利用して備蓄
情報管理サーバ10にアクセスし在庫データを備蓄情報
管理サーバ10に転送する。備蓄情報管理サーバ10は
各調剤薬局のクライアントから転送された在庫データを
備蓄情報データベース11に保管する。在庫データの更
新は定期的に自動的に実行される。備蓄情報を参照する
場合は、クライアントは公衆回線やインターネット等の
ネットワークを利用して備蓄情報管理サーバ10にアク
セスし、備蓄情報データベース11から必要な備蓄薬剤
の所在情報を取得し該当する備蓄薬剤のコード、名称、
備蓄薬局名、電話番号などの情報を画面に表示する。薬
剤師はその備蓄薬剤の所在情報の中で、最も適当な備蓄
薬局から薬剤を入手する。
【0046】なお本実施の形態の第1の変形例として、
患者が病医院端末装置からは調剤薬局端末装置へ院外処
方箋と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを送信せ
ず、その代わりに患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋の
本通と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを患者端末
装置から調剤薬局端末装置へ送信するようにしてもよ
い。
【0047】また本実施の形態の第2の変形例として、
病医院端末装置または患者端末装置から調剤薬局端末装
置へ院外処方箋データを送信する際に、当該院外処方箋
に指定された薬剤を当該調剤薬局が調剤可能か否かを備
蓄情報管理サーバの管理情報を参照することにより判定
し、調剤可能と判定した場合には当該調剤薬局端末装置
に院外処方箋データを送信し、調剤不可と判定した場合
には患者に他の調剤薬局を指定させるようにし、さらに
調剤薬局端末装置で院外処方箋データを受信した調剤薬
局が指定された薬剤を備蓄しておらず調剤できない場
合、又は複数の病医院端末装置から院外処方箋が送信さ
れるので、備蓄情報管理サーバの管理情報を参照した時
点で備蓄があっても、その後他の病医院端末装置から送
信された院外処方箋に従って調剤してしまって備蓄が無
くなってしまう可能性がある場合には備蓄情報管理サー
バの管理情報を参照し、当該薬剤を調剤できる調剤薬局
を認識し、患者に当該調剤薬局を紹介するようにするこ
ともできる。
【0048】また本実施の形態の第3の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とがアライアン
スを組織し、備蓄薬剤提供依頼データを受けた当該組織
された調剤薬局の調剤薬局端末装置は、アライアンスに
所属する他の複数の調剤薬局の内のいずれかの調剤薬局
端末装置に対してのみ備蓄薬剤の提供を行うことがで
き、逆に、当該依頼をした調剤薬局の調剤薬局端末装置
は、アライアンスに所属する他の複数の調剤薬局のいず
れかの調剤薬局端末装置からのみ当該備蓄薬剤の提供を
受けることができる。この形態は、地域内の各調剤薬局
の備蓄負担を軽減するために調剤薬局間で薬剤を融通し
合うことを基本形態としますが、融通し合いたくない調
剤薬局がある場合も考えられるので、それをあらかじめ
回避できるようにしたものである。
【0049】次に、本発明の第5の実施の形態について
図10及び図11を参照して説明する。複数の病医院に
設置された病医院端末装置のそれぞれと複数の調剤薬局
に設置された調剤薬局端末装置のそれぞれと副作用情報
管理サーバ20とがインターネット等のネットワークで
接続されている。病医院端末装置(A,B,C)と調剤
薬局端末装置(a,b,c)、副作用情報管理サーバ2
0はそれぞれPC等の情報処理装置である。副作用情報
管理サーバ20は、各調剤薬局(a,b,c)の患者の
副作用情報を管理する機能を有する。
【0050】副作用情報管理サーバ20は、患者毎の副
作用情報(少なくとも患者名と副作用情報とを含む。そ
の他、住所、性別、年齢、保険種別、保険番号等を含め
ても良い)を管理する。医師又は薬剤師は、当該患者の
副作用の情報を入手した場合、当該副作用情報を病医院
端末装置(A,B,C)又は調剤薬局端末装置(a,
b,c)から副作用情報管理サーバ20に送信して副作
用情報として登録させる。
【0051】本実施の形態は、地域の各調剤薬局の患者
の副作用情報を共有する実施形態であり、コンピュータ
のクライアントアンドサーバシステムにて運用される。
クライアントは各調剤薬局のコンピュータにインストー
ルする。副作用情報は副作用情報管理サーバ20で一元
的に管理され、各調剤薬局のクライアントは公衆回線や
インターネット等のネットワークを利用して副作用情報
管理サーバ20にアクセスし、副作用情報データベース
21に対し患者の副作用情報を登録したり、参照したり
する。また、必要な場合は、この副作用情報管理サーバ
20を病医院の医師も参照できるようにコンピュータ及
びクライアントを配備する。
【0052】まず、病医院(例えばA)の医師は、院外
処方箋を作成し、入力する(ステップS500,50
1)際に、処方しようとしている薬剤が患者の副作用対
象となっているか否かを病医院端末装置Aから副作用情
報データベース21の副作用情報を読み出して参照する
(ステップS502)ことにより判定する(ステップS
503)。副作用対象となっている場合(ステップS5
03でYes)には副作用対象でない他の薬剤を処方す
ることを検討して当該薬剤を選択し(ステップS50
4)、再度入力する(ステップS501)。副作用対象
となっていない場合(ステップS503でNo)には院
外処方箋データを病医院Aに設置された病医院端末装置
Aから患者が希望する調剤薬局(例えばa)の調剤薬局
端末装置aに送信して(ステップS505)、その本通
(紙)を患者に手渡しする。尚、薬剤の宅配を依頼する
場合には宅配依頼書、薬剤の服用時刻コールを依頼する
場合には服用時刻コール依頼書も送信する。
【0053】調剤薬局aは、調剤薬局端末装置aにおい
て病医院端末装置Aから送信された院外処方箋データを
受信し(ステップS506)、当該院外処方箋で指定さ
れた薬剤が患者の副作用対象となっているか否かをデー
タベース21の副作用情報を参照することにより判定す
る(ステップS507)。これによって病医院側とのダ
ブルチェックが可能となる。副作用対象となっている場
合には当該院外処方箋を記入した病医院の病医院端末装
置Aへ、医師に対する疑義照会のため、当該院外処方箋
を調剤薬局端末装置aから返信して、内容修正要/不要
・再送信を促し、副作用対象となっていない場合には当
該院外処方箋に従って薬剤を調剤し、患者が持参した院
外処方箋の本通と引き替えるか、宅配依頼書に従って患
者宅へ配送するかのいずれかの方法で患者に渡し、その
後、服用時刻コールを依頼されている場合には服用時刻
コール依頼書に従って、調剤した薬剤の適切な服用時刻
に患者にコールするようにしてもよい。
【0054】なお本実施の形態の第1の変形例として、
患者が病医院端末装置からは調剤薬局端末装置へ院外処
方箋と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを送信せ
ず、その代わりに患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋の
本通と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを患者端末
装置から調剤薬局端末装置へ送信するようにしてもよ
い。
【0055】また本実施の形態の第2の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とがアライアン
スを組織し、当該組織された病医院及び調剤薬局の端末
装置のみが、前記副作用情報データベースから副作用情
報を読み出して、指定された薬剤が当該患者の副作用対
象となっているか否かについて判定することができ、判
定後の更新登録された最新の副作用情報を入手すること
ができる。
【0056】次に、本発明の第6の実施の形態について
図12及び図13を参照して説明する。複数の病医院
(A,B,C)に設置された病医院端末装置(A,B,
C)のそれぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置
された調剤薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれと薬
歴情報管理サーバ30とがインターネット等のネットワ
ークで接続されている。病医院端末装置(A,B,C)
と調剤薬局端末装置(a,b,c)、薬歴情報サーバ3
0はそれぞれPC等の情報処理装置である。薬歴情報管
理サーバ30は、患者の薬歴情報を管理する機能を有す
る。
【0057】各調剤薬局(a,b,c)は、調剤薬局端
末装置(a,b,c)において患者名と当該患者に院外
処方箋に基づいて調剤した薬剤との情報を対応づけて薬
歴情報管理サーバ30に送信して薬歴情報(少なくとも
患者名と薬歴情報とを含む。その他、住所、性別、年
齢、保険種別、保険番号等を含めても良い)として薬歴
情報データベース31に登録保存させる。
【0058】本実施の形態は、地域の各調剤薬局の患者
の薬歴情報を共有する実施形態であり、コンピュータの
クライアントアンドサーバシステムにて運用される。ク
ライアントは各調剤薬局のコンピュータにインストール
する。薬歴情報は薬歴情報管理サーバ30で一元的に管
理され、各調剤薬局のクライアントは公衆回線やインタ
ーネット等のネットワークを利用して薬歴情報管理サー
バ30にアクセスし、薬歴情報データベース31に対し
患者の薬歴情報を登録したり、参照したりする。また必
要な場合は、この薬歴情報データベース31を病医院の
医師も参照できるようにコンピュータおよびクライアン
トを配備する。
【0059】まず、病医院(例えばA)の医師は、院外
処方箋を作成し、入力する(ステップS600,60
1)際に、処方しようとしている薬剤が患者が他の病院
(例えばB)から処方された薬剤と重複していないか、
または他の病院(例えばC)から処方された薬剤と同時
に服用させてはいけない薬剤でないかどうかを病医院端
末装置Aから薬歴情報管理サーバ30の薬歴情報を読み
出して参照する(ステップS602)ことにより判定す
る(ステップS603)。処方してはいけない薬剤を処
方しようとしている場合には他の薬剤を処方することを
検討し、特に問題がない場合には、患者または医師は、
病医院Aに設置された病医院端末装置Aから患者が希望
する調剤薬局(例えばa)の調剤薬局端末装置aに院外
処方箋データを送信し(ステップS605)、病医院端
末装置Aから調剤薬局端末装置aに院外処方箋データを
送信した場合にはその本通(紙)は患者に手渡される。
尚、薬剤の宅配を依頼する場合には宅配依頼書、薬剤の
服用時刻コールを依頼する場合には服用時刻コール依頼
書も送信する。
【0060】病院Aから院外処方箋を送られた調剤薬局
aは、指定された薬剤が患者が他の病院B,Cから処方
された薬剤と重複していないか、または他の病院B,C
から処方された薬剤と同時に服用させてはいけない薬剤
でないかを薬歴情報データベース31の薬歴情報を参照
することにより判定する(ステップS607)。これに
よって、病院側とのダブルチェックが可能となる。調剤
してはいけない薬剤が指定されている場合(ステップS
607でYes)には院外処方箋を記入した病院へ、疑
義照会のため当該受信した院外処方箋を返信して、医師
に対する内容修正要/不要・再送信させ(ステップS6
08)、特に問題がない場合(ステップS607でN
o)には当該院外処方箋に従って薬剤を調剤し、患者が
持参した院外処方箋の本通と引き替えるか、宅配依頼書
に従って患者宅へ配送するかのいずれかの方法で患者に
渡す(ステップS612)。
【0061】その後、服用時刻コールを依頼されている
場合には服用時刻コール依頼書に従って、調剤した薬剤
の適切な服用時刻に患者にコールするようにしてもよ
い。そして調剤薬局は、患者名と当該患者に院外処方箋
に基づいて調剤した薬剤との情報を対応づけて調剤薬局
端末装置から薬歴情報管理サーバ30に送信して薬歴情
報として登録させる。
【0062】尚、薬歴情報については病医院に公開する
実施の形態と公開しない実施の形態の両方を想定するこ
とにします。
【0063】なお本実施の形態の第1の変形例として、
患者が病医院端末装置からは調剤薬局端末装置へ院外処
方箋と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを送信せ
ず、その代わりに患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋の
本通と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを患者端末
装置から調剤薬局端末装置へ送信するようにしてもよ
い。
【0064】また本実施の形態の第2の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とがアライアン
スを組織し、当該組織された病医院及び調剤薬局の端末
装置のみが、前記薬歴情報データベースから薬歴情報を
読み出して、指定された薬剤が他の病医院及び他の調剤
薬局から処方された薬剤と重複しているか否かについて
判定することができ、判定後の更新登録された最新の薬
歴情報を入手することができる。
【0065】さらに本実施の形態の第3の変形例とし
て、病医院端末装置からの薬歴情報管理サーバへのアク
セスを許さず、当該薬歴情報管理サーバへは調剤薬局端
末装置からのみアクセスできるようにすることもできる
(現状では薬歴簿を病医院の医師に公開していないた
め)。この場合、患者の薬歴は調剤薬局のみが単独でチ
ェックし、調剤してはいけない薬剤が指定されている場
合には院外処方箋を記入した病院へ、医師に対する疑義
照会のため当該受信した院外処方箋を返信して、内容修
正要/不要・再送信させる。
【0066】次に、本発明の第7の実施の形態につい
て、図14及び図15を参照して説明する。本形態は、
薬剤情報書に記述する服薬指導内容を医師の診療意図に
沿ってより適切な内容を表示できるようにするという目
的を達成する実施の形態である。複数の病医院(A,
B,C)に設置された病医院端末装置(A,B,C)の
それぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置された
調剤薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれと服薬指導
情報管理サーバ40とがインターネット等のネットワー
クで接続されている。病医院端末装置(A,B,C)と
調剤薬局端末装置(a,b,c)、服薬指導情報管理サ
ーバ40はそれぞれPC等の情報処理装置である。服薬
指導情報管理サーバ40は、薬剤の服薬指導情報、すな
わち調剤薬局が調剤した薬剤とともに患者に手渡す薬剤
情報書に記載される情報を管理する機能を有する。
【0067】ここで、薬剤毎の標準の服薬指導情報は予
め服薬指導情報管理サーバ40に登録されている。
【0068】ここで、薬剤ごとの標準の服薬指導文は紙
等にリスト化され、その紙等のリストは病医院の医師に
提示され、内容の承認を得る必要がある。ただし、医師
が標準の服薬指導文以外のものを希望する場合は、その
医師の希望する服薬指導文を別途用意しその医師の承認
を得る。その医師又はその医師から承認を得たリストを
受領した薬剤師は、病医院端末装置又は調剤薬局端末装
置から服薬指導情報管理サーバ40に当該標準以外の服
薬指導情報を送信し、医師名と薬剤名と当該標準以外の
服薬指導情報とを関連づけて登録する。
【0069】ここで、地域の病医院の各医師により承認
された標準の服薬指導文の全リストを紙等で作成し、該
リストが各調剤薬局に配付される。またその地域の病医
院の医師が希望した標準以外の服薬指導文を病医院ごと
の医師別にリストにしたものも紙等で地域の各調剤薬局
に配付される。薬剤師はそのリストにより服薬指導文の
内容を作成する。このように、承認された標準の服薬指
導文をリスト化すれば、診療科、用法に沿った適切な服
薬指導文を薬剤情報書に表現することができる。以下
に、そのような服薬指導内容を適切に患者に伝達するシ
ステムについて具体的に説明する。
【0070】図14において、まず、医師は、院外処方
箋を記入してその本通(紙)を患者に手渡しする。次に
患者または医師は、病医院(例えばA)に設置された病
医院端末装置Aから患者が希望する調剤薬局(例えば
a)の調剤薬局端末装置aに院外処方箋データを送信す
る(ステップS702)。尚、薬剤の宅配を依頼する場
合には宅配依頼書、薬剤の服用時刻コールを依頼する場
合には服用時刻コール依頼書も送信する。
【0071】病院から院外処方箋を送られた調剤薬局
(例えばa)は、当該院外処方箋に従って薬剤を調剤す
るとともに、当該薬剤について院外処方箋を作成した医
師による選択された標準以外の服薬指導情報が登録して
いないかを服薬指導情報管理サーバ40を参照すること
により判定する(ステップS704)。標準以外の服薬
指導情報が登録されている場合(ステップS704でY
es)には当該標準以外の服薬指導情報を読み出して
(ステップS706)、標準以外の服薬指導情報が登録
されていない場合(ステップS704でNo)には当該
薬剤に係る標準の服薬指導情報を服薬指導情報管理サー
バ40から読み出して(ステップS705)、薬剤情報
書に印刷する(ステップS707)。調剤した薬剤と薬
剤情報書は、患者が持参した院外処方箋の本通と引き替
えるか、宅配依頼書に従って患者宅へ配送するかのいず
れかの方法で患者に渡す(ステップS708)。尚、そ
の後、服用時刻コールを依頼されている場合には服用時
刻コール依頼書に従って、調剤した薬剤の適切な服用時
刻に患者にコールするようにしてもよい。
【0072】尚、薬剤情報書に記載される服薬指導情報
について、薬剤毎の標準の服薬指導情報は予め服薬指導
情報管理サーバに登録しておくが、医師によっては標準
以外の服薬指導情報を用いる場合があるので、その場合
には、医師又はその医師から承認を得たリストを受領し
た薬剤師が病医院端末装置又は調剤薬局端末装置から当
該標準以外の服薬指導情報を服薬指導情報管理サイトに
送信して、医師名と薬剤名と当該標準以外の服薬指導情
報とを対応づけて登録させるようにします。
【0073】なお本実施の形態の第1の変形例として、
患者が病医院端末装置からは調剤薬局端末装置へ院外処
方箋と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを送信せ
ず、その代わりに患者が自宅へ持ち帰った院外処方箋の
本通と宅配依頼書と服用時刻コール依頼書とを患者端末
装置から調剤薬局端末装置へ送信するようにしてもよ
い。
【0074】また本実施の形態の第2の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とがアライアン
スを組織し、当該組織された調剤薬局の端末装置のみ
が、前記服薬指導情報データベースから服薬指導情報を
読み出して、当該院外処方箋を作成した前記組織された
病医院の医師が標準以外の服薬指導情報を登録している
か否かについて前記服薬指導情報データベースを参照し
て判定するすることができる。
【0075】本発明の第8の実施の形態について図16
及び図17を参照して説明する。本実施の形態は、応需
報告書を参照することにより情報のフィードバックが容
易にでき、病院と調剤薬局の連携を図るという目的を達
成するための実施の形態である。まず、応需報告に必要
な報告すべき項目を網羅した書式を標準化する。各調剤
薬局はそのマニュアルと書式により応需報告を実施す
る。患者がどの調剤薬局を利用したかを病医院に通知す
るために、初めて調剤薬局に来局した患者については随
時応需報告をする。また、各調剤薬局が一定期間にその
病医院の処方箋を何件応需したか、その病医院に対する
疑義照会の記録などの情報を定期的に応需報告を実施し
医師に伝達する。以下、具体例をもって説明する。
【0076】図9において、複数の病医院(A,B,
C)に設置された病医院端末装置(A,B,C)のそれ
ぞれと複数の調剤薬局(a,b,c)に設置された調剤
薬局端末装置(a,b,c)のそれぞれと応需報告管理
サーバ50がインターネット等のネットワークで接続さ
れている。病医院端末装置(A,B,C)と調剤薬局端
末装置(a,b,c)、応需報告管理サーバ50はそれ
ぞれPC等の情報処理装置である。応需報告管理サーバ
50は、応需報告、すなわち患者の調剤薬局が病医院端
末装置から送信された院外処方箋に従って薬剤を調剤し
た調剤実績の情報を管理する機能を有する。応需報告管
理サーバ50は、応需報告を登録した際に、当該応需報
告に係る病医院の病医院端末装置へ応需報告を登録した
旨をEメールまたはFAXにて通知する。病医院は、任
意の時点において、応需報告管理サーバ50にアクセス
して自病院に係る調剤実績情報を読み出し、日付毎、患
者毎等に編集して出力することができる。
【0077】本実施の形態は、クライアントアンドサー
バシステムで運用する。サーバ50には応需報告データ
ベース51を置く。調剤薬局と病医院にはコンピュータ
にそれぞれ専用のクライアントをインストールしてお
く。応需報告は、日付、病医院名、患者名、調剤内容等
を関連づけて作成され(ステップS800)、各調剤薬
局の調剤薬局端末装置から応需報告管理サーバ50へ送
信され(ステップS801)、登録される(ステップS
803)。調剤薬局の薬剤師は、定期的に応需報告をサ
ーバ50に登録する(ステップS803)。サーバ50
は定期の応需報告が登録された場合、該当する病医院端
末装置(A,B,C)に定期的に応需報告通知を送信す
る(ステップS804)。病医院の医師は、病医院端末
装置に応需報告通知が受信されたら(ステップS80
5)、クライアントからサーバ50に登録された定期応
需報告を参照する(ステップS806)。また、調剤薬
局ははじめて来局した患者については、来局時に随時応
需報告をサーバ50に登録する(ステップS803)。
【0078】サーバ50は随時応需報告が登録された場
合(ステップS803)も、その都度該当する病医院の
端末装置に随時応需報告の通知を送信する(ステップS
804)。病医院の端末装置に随時応需報告が受信され
たら(ステップS805)、クライアントからサーバ5
0に登録された随時応需報告を参照する(ステップS8
06)。
【0079】なお本実施の形態の第1の変形例として、
前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局とがアライアン
スを組織し、当該組織された調剤薬局の端末装置のみ
が、前記応需報告データベースに前記応需報告の登録を
し、当該応需報告に係る病医院の病医院端末装置への応
需報告の登録した旨の通知することができ、当該組織さ
れた各病医院の端末装置のみが、任意の時点において、
前記応需報告管理サーバにアクセスして自病院に係る調
剤実績情報を読み出し、日付毎、患者毎等に編集して出
力することができる。
【0080】次に、本発明の第9の実施の形態について
図18及び19を参照して説明する。本実施の形態は、
調剤過誤・副作用・薬害等の問題事例や薬の安全性にか
かわる情報を調剤薬局間で共有する形態であり、調剤過
誤・副作用・薬害等の問題事例や薬の安全性にかかわる
情報を調剤薬局間で共有して各調剤薬局の薬剤師が参照
し、問題の発生を予防するという目的を達成できる。
【0081】図18において、複数の調剤薬局(a,
b,c)に設置された調剤薬局端末装置(a,b,c)
のそれぞれと調剤安全性情報管理サーバ60とがインタ
ーネット等のネットワークで接続されている。調剤薬局
端末装置(a,b,c)と調剤安全性情報管理サーバ6
0とはそれぞれPC等の情報処理装置である。
【0082】調剤安全性情報は、各調剤薬局が自局で調
剤した薬剤に関して発生した調剤過誤、副作用、薬害等
の問題事例や薬の安全性に係る情報であり、日付、調剤
薬局名、薬剤名と調剤過誤情報などを関連づけて調剤薬
局端末装置から調剤安全性情報管理サーバ60に送信さ
れ、調剤安全性情報データベース61に登録される。
【0083】本実施の形態は、コンピュータのクライア
ントアンドサーバシステム(図5)にて運用される。調
剤安全性情報管理サーバ60には問題事例・安全性情報
に関する調剤安全性情報データベース61を置く。クラ
イアントは各調剤薬局のコンピュータにインストールす
る。各薬剤師はクライアントを操作し、公衆回線やイン
ターネット等のネットワークを経由して調剤安全性情報
管理サーバ60にアクセスし、薬の安全性にかかわる情
報を送信し(ステップS902)、受信された(ステッ
プS903)当該情報は調剤安全性情報データベース6
1に登録保存される(ステップS904)。
【0084】また匿名にて自己もしくは第三者の問題事
例データの登録を行う。調剤安全性情報管理サーバ60
は各調剤薬局の端末装置(クライアント)から送信され
た(ステップS902)問題事例データや薬の安全性に
かかわる情報のデータを調剤安全性情報データベース6
1に保存する(ステップS905)。各薬剤師はクライ
アントを操作し公衆回線やインターネット等のネットワ
ークを経由してサーバにアクセスし、調剤安全性情報デ
ータベース61を読み出して(ステップS906)閲覧
し他の薬剤師が登録した問題事例や薬の安全性にかかわ
る情報などを参照し(ステップS907)、予めそのよ
うな問題事例が起こらないような処置をする。
【0085】また、各調剤薬局は、調剤薬局端末装置か
ら調剤安全性情報管理サーバにアクセスして薬剤名等で
調剤安全性情報をサーチして読み出し、編集出力する。
この場合、調剤薬局名は読み出せないことにする。これ
は、調剤薬局名を公表するようにすると情報が提供され
なくなる恐れがあるためである。
【0086】又、本実施の形態の第1の変形例として、
複数の調剤薬局がアライアンスを組織し、アライアンス
に所属する調剤薬局の調剤薬局端末装置のみが調剤安全
性情報管理サーバにアクセスできるようにすることもで
きる。
【0087】最後に、本発明の第10の実施の形態につ
いて説明する。このシステムは患者の薬の服用状況を病
医院と調剤薬局にフィードバックする手段を提供し、コ
ンピュータのクライアントアンドサーバシステムにて運
用される。
【0088】患者端末装置、調剤薬局端末装置および病
医院端末装置のそれぞれと、服用報告WWWサーバはイ
ンターネットなどのネットワークで接続される。服用報
告WWWサーバは服用報告管理サーバに接続されてお
り、患者端末装置、調剤薬局端末装置および病医院端末
装置のそれぞれからの要求に応じて、服用報告データベ
ースに対し患者の服用報告データを登録したり参照した
りする。
【0089】患者は薬を服用した後、患者端末装置(コ
ンピュータもしくは携帯端末など)よりWWWブラウザ
(クライアント)で服用報告WWWサーバにアクセス
し、服用報告の内容をWWWプラウザの画面から入力
し、服周報告データを服用報告WWWサーバに送信す
る。服用報告WWWサーバは服用報告管理サーバに服用
報告データと登録要求を送信し、服用報告管理サーバ
は、服用報告WWWサーバから受信した該服用報告デー
タを服用報告データベースに登録する。
【0090】病医院の医師および調剤薬局の薬剤師は、
それぞれの端末装置にインストールされているWWWブ
ラウザ(クライアント)により、服用報告WWWサーバ
にアクセスし、患者名などで服用報告データの検索要求
を服用報告WWWサーバに送信する。服用報告WWWサ
ーバは服用報告管理サーバに対し該検索要求を送信し、
服用報告管理サーバは服用報告データベースに対し該検
索を実行し、抽出した該患者名などに該当する服用報告
データを、服用報告WWWサーバに送信する。服用報告
WWWサーバは服用報告管理サーバから受信した該抽出
された服用報告データを病医院もしくは調剤薬局の端末
装置に送信する。病医院もしくは調剤薬局の端末装置は
受信した該服用報告データを端末装置の画面に表示し、
医師または薬剤師はその服用履歴を参照する。
【0091】また本実施の形態の第1の変形例として、
服用報告管理サーバが、服用報告デークペース内に患者
の薬の服用時刻や服用期間のデータを有し、その服用時
刻から一定時間経過後も服用報告データが未登録もしく
は服用済みとなっていない患者の端末装置に対して、薬
剤の服用を促すか、もしくは服用報告データの登録を促
すメッセージを送信するようにすることもできる。
【0092】以上の第1から第10の実施形態により地
域面分業を促進し、患者に対する調剤薬局のサービスの
品質向上を促し、地域面分業の定着および発展を実現す
る。
【0093】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明によりマン
ツーマン分業から地域面分業へ移行することが容易にな
る。
【0094】処方箋を患者の希望する調剤薬局に伝送す
ることができるようになるので、患者の自宅に近いとか
信頼が置けるなどの理由で患者の選んだ調剤薬局で薬を
調剤してもらってもよいということを啓蒙することにな
り、かかりつけの調剤薬局を患者が持つという習慣が普
及しやすくなる。また、予め処方箋を調剤薬局に伝送し
ておけば調剤待ち時間を短縮するメリットがあり、その
ことによっても処方箋伝送の利用を促し地域面分業の定
着を促進する。
【0095】さらに、調剤薬局へ来局できない患者へ薬
剤を宅配することにより、調剤薬局の選択肢をさらに広
げることができる。
【0096】患者に服用時刻を通知することで薬の飲み
忘れを防ぐことができ、薬物療法の効果を高めると共に
調剤薬局と医師および患者との信頼関係を強めることが
できる。
【0097】また、面分業が進むことにより各調剤薬局
は多数の医療機関の処方箋に対応するため備蓄薬剤の種
類を増やさなければならないが、調剤薬局間相互で各調
剤薬局の備蓄薬剤情報を共有し薬剤を融通しあうことに
よりこの問題を解消し、地域面分業促進における調剤薬
局側の障害を緩和することができる。
【0098】患者情報を共有することで、初めて来局し
た患者についての他の調剤薬局での過去の薬歴を参照す
ることもでき、薬の飲み合わせや配合禁忌等についての
より確実な薬のリスクマネジメントができるようにな
る。
【0099】薬剤情報書の服薬指導文を医師の意図に合
わせて表現することにより、医師の処方の意図が患者に
確実に伝わることになり、医師や患者の調剤薬局に対す
る信頼を得ることができる。
【0100】調剤薬局が応需した患者について病医院に
対して応需報告を実施することで、面分業下で多対多の
関係になる個々の病医院と個々の調剤薬局とのそれぞれ
の連携強化を図ることができる。
【0101】また医師は薬剤情報書と服用報告で、調剤
された薬と実際に患者が薬を服用した履歴を見ることが
でき、医師の処方した情報が調剤薬局から患者を通じて
医師に戻り処方した結果を確認できる。そのため複数の
調剤薬局に処方箋を発行することになっても調剤薬局と
の信頼関係を維持することができる。また調剤薬局も、
服用報告を見ることにより患者の服用履歴をチェックす
ることができる。
【0102】このように、応需報告と服用報告を実施す
ることにより、医師・調剤薬局・患者間の薬物療法の有
効性と安全性を高めながら信頼関係を築くことができ
る。
【0103】各調剤薬局間で調剤過誤等の問題事例や薬
の安全性にかかわる情報を共有することで各薬剤師が問
題事例などを参照し、予め同じような調剤過誤・副作用
・薬害などを起こさないよう予防措置を取ることがで
き、地域面分業下で問われる各薬剤師の薬物療法のリス
クマネジメント力の向上もたらし、より安全な調剤を行
い地域面での全体的な調剤薬局の信頼性の向上をもたら
す。
【0104】以上述べてきたようにして、地域面分業を
推進する上で障害となる事項を取り除き、地域面分業の
実施を促進し浸透させることができるようになる。
【0105】尚、上記全ての実施の形態において、基本
的にはサーバが調剤した薬剤の患者への引渡しを調剤薬
局端末装置に促す手段を有するが、それ以外にも調剤薬
局端末装置自身が患者への引渡しを促す手段を有してい
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】地域面分業実施のための手段と効果を示した図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図14】本発明の第7の実施の形態を示す図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図16】本発明の第8の実施の形態を示す図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図18】本発明の第9の実施の形態を示す図である。
【図19】本発明の第9の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 備蓄情報管理サーバ 11 備蓄情報データベース 20 副作用情報管理サーバ 21 副作用情報データベース 30 薬歴情報管理サーバ 31 薬歴情報データベース 40 服薬指導情報管理サーバ 41 服薬指導情報データベース 50 応需報告管理サーバ 51 応需報告データベース 60 調剤安全性情報管理サーバ 61 調剤安全性情報データベース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月10日(2001.1.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 医薬分業に係る地域面分業ネットワ
ークシステム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の病医院にそれぞれ設置され、院外
    処方箋データを入力する手段と、該院外処方箋データを
    書面で発行する手段と、該院外処方箋データを送信する
    手段を有する病医院端末装置と、 それぞれ前記複数の病医院端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され、複数の調剤薬局に設置され、前記病
    医院端末装置からの院外処方箋データを受信する手段、
    当該院外処方箋データを出力する手段、前記受信された
    院外処方箋データに基いて該当薬剤の調剤を促す手段、
    当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の発行書面との照合を促す手段、及び当
    該照合が一致した場合に、前記調剤された薬剤の前記患
    者への引渡しを促す手段を有する調剤薬局端末装置を備
    えたことを特徴とする医薬に係る地域面分業ネットワー
    クシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局
    とでアライアンスが組織され、ある病医院の病医院端末
    装置は、アライアンスに所属する複数の調剤薬局の内の
    いずれかの調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋デー
    タを送信することができ、逆に、ある調剤薬局の調剤薬
    局端末装置は、アライアンスに所属する複数の病医院の
    内のいずれかの病医院端末装置からのみ前記院外処方箋
    データを受信することができることを特徴とする請求項
    1記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 複数の病医院端末装置と通信ネットワー
    クを介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局端
    末装置であって、 前記病医院端末装置からの院外処方箋データを受信する
    手段と、 当該院外処方箋データを出力する手段と、 前記受信された院外処方箋データに基いて該当薬剤の調
    剤を促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の発行書面との照合を促す手段と、 当該照合が一致した場合に、前記調剤された薬剤の前記
    患者への引渡しを促す手段を有することを特徴とする調
    剤薬局端末装置
  4. 【請求項4】 複数の病医院にそれぞれ設置され、院外
    処方箋データ及び宅配依頼データを入力する手段、該院
    外処方箋データを書面で発行する手段、並びに、該院外
    処方箋データ及び診察された患者に関する配送先情報が
    記録された宅配依頼データを送信する手段を有する病医
    院端末装置と、 それぞれ前記複数の病医院端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され、複数の調剤薬局に設置され、前記病
    医院端末装置からの院外処方箋データ及び宅配依頼デー
    タを受信する手段、当該院外処方箋データ及び当該宅配
    依頼データを出力する手段、前記受信された院外処方箋
    データに基いて該当薬剤の調剤を促す手段、及び前記調
    剤された薬剤を前記受信された宅配依頼データに従って
    前記患者宅に配送を促す手段を有する調剤薬局端末装置
    を備え、 前記患者宅に配送後、当該受信された院外処方箋データ
    と前記患者が提示した院外処方箋の発行書面との照合に
    おいて、当該照合が一致した場合に前記薬剤の前記患者
    への引渡しが完了することを特徴とする医薬に係る地域
    面分業ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局
    とでアライアンスが組織され、ある病医院の病医院端末
    装置は、アライアンスに所属する複数の調剤薬局の内の
    いずれかの調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋デー
    タ及び当該宅配依頼データを送信することができ、逆
    に、ある調剤薬局の調剤薬局端末装置は、アライアンス
    に所属する複数の病医院の内のいずれかの病医院端末装
    置からのみ前記院外処方箋データ及び当該宅配依頼デー
    タを受信することができることを特徴とする請求項4記
    載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 複数の病医院端末装置と通信ネットワー
    クを介して接続され、複数の調剤薬局に設置された調剤
    薬局端末装置であって、 前記病医院端末装置からの院外処方箋データ及び宅配依
    頼データを受信する手段と、 当該院外処方箋データ及び当該宅配依頼データを出力す
    る手段と、 前記受信された院外処方箋データに基いて該当薬剤の調
    剤を促す手段と、 前記調剤された薬剤を前記受信された宅配依頼データに
    従って前記患者宅に配送を促す手段を有することを特徴
    とする調剤薬局端末装置。
  7. 【請求項7】 患者宅に設置され、院外処方箋データ及
    び宅配依頼データを入力する手段、該院外処方箋データ
    を書面で発行する手段、並びに、該院外処方箋データ及
    び診察された患者に関する配送先情報が記録された宅配
    依頼データを送信する手段を有する患者端末装置と、 該複数の患者端末装置と通信ネットワークを介して接続
    され、複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、前記患者端
    末装置からの院外処方箋データ及び宅配依頼データを受
    信する手段、当該院外処方箋データ及び宅配依頼データ
    を出力する手段、前記受信された院外処方箋データに基
    いて該当薬剤の調剤を促す手段、及び前記調剤された薬
    剤を前記宅配依頼データに従って前記患者宅に配送を促
    す手段を有する調剤薬局端末装置を備え、 前記患者宅に配送後、当該受信された院外処方箋データ
    及びと前記患者が提示した院外処方箋の発行書面との照
    合において、当該照合が一致した場合に前記薬剤の前記
    患者への引渡しが完了することを特徴とする医薬に係る
    地域面分業ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬局
    とでアライアンスが組織され、前記患者端末装置は、ア
    ライアンスに所属する複数の調剤薬局の内のいずれかの
    調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋データ及び前記
    宅配依頼データを送信することができ、逆に、アライア
    ンスに所属する調剤薬局の調剤薬局端末装置のみが、前
    記患者端末装置から前記院外処方箋データ及び前記宅配
    依頼データを受信することができることを特徴とする請
    求項7記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 複数の患者端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局端末
    装置であって、 前記患者端末装置からの院外処方箋データ及び宅配依頼
    データを受信する手段と、 当該院外処方箋データ及び宅配依頼データを出力する手
    段と、 前記受信された院外処方箋データに基いて該当薬剤の調
    剤を促す手段と、 前記調剤された薬剤を前記宅配依頼データに従って前記
    患者宅に配送を促す手段を有することを特徴とする調剤
    薬局端末装置。
  10. 【請求項10】 複数の病医院にそれぞれ設置され、院
    外処方箋データ及び服用時刻コール依頼データを入力す
    る手段、該院外処方箋データを書面で発行する手段、並
    びに、該院外処方箋データ及び患者が服用する薬剤の服
    用時刻コール依頼データを送信する手段を有する病医院
    端末装置と、 それぞれ前記複数の病医院端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され、複数の調剤薬局に設置され、前記病
    医院端末装置からの院外処方箋データ及び服用時刻コー
    ル依頼データを受信する手段、当該院外処方箋データ及
    び当該服用時刻コール依頼データを出力する手段、前記
    受信された院外処方箋データに基いて該当薬剤の調剤を
    促す手段、及び当該受信された院外処方箋データと前記
    患者が持参した前記院外処方箋の発行書面との照合を促
    す手段、当該照合が一致した場合に、前記調剤された薬
    剤の前記患者への引渡しを促す手段、及び前記服用時刻
    コール依頼データに従って、調剤された薬剤の適切な服
    用時刻に前記患者に対して服用時刻コールを促す手段を
    有する調剤薬局端末装置を備えたことを特徴とする医薬
    に係る地域面分業ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、ある病医院の病医院端
    末装置は、アライアンスに所属する複数の調剤薬局の内
    のいずれかの調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋デ
    ータ及び前記服用時刻コール依頼データを送信すること
    ができ、逆に、ある調剤薬局の調剤薬局端末装置は、ア
    ライアンスに所属する複数の病医院の内のいずれかの病
    医院端末装置からのみ前記院外処方箋データ及び前記服
    用時刻コール依頼データを受信することができることを
    特徴とする請求項10記載の医薬に係る地域面分業ネッ
    トワークシステム。
  12. 【請求項12】 複数の病医院にそれぞれ設置され、院
    外処方箋データ、宅配依頼データ、及び服用時刻コール
    依頼データを入力する手段、該院外処方箋データ、宅配
    依頼データ、及び服用時刻コール依頼データを書面で発
    行する手段、並びに、該院外処方箋データ、当該患者に
    関する配送情報が記録された宅配依頼データ、及び患者
    が服用する薬剤の服用時刻コール依頼データを送信する
    手段を有する病医院端末装置と、 それぞれ前記複数の病医院端末装置と通信ネットワーク
    を介して接続され、複数の調剤薬局に設置され、前記病
    医院端末装置からの院外処方箋データ、宅配依頼デー
    タ、及び服用時刻コール依頼データを受信する手段、当
    該院外処方箋データ、当該宅配依頼データ、及び当該服
    用時刻コール依頼データを出力する手段、前記受信され
    た院外処方箋データに基いて該当薬剤の調剤を促す手
    段、並びに前記調剤された薬剤を前記受信された宅配依
    頼データに従って前記患者宅に配送を促す手段を有する
    調剤薬局端末装置を備え、 調剤薬局端末装置は、前記患者宅に配送後、当該受信さ
    れた院外処方箋データ及びと前記患者が提示した院外処
    方箋の本通との照合が一致して前記薬剤の前記患者への
    引渡しが完了した後、前記服用時刻コール依頼データに
    従って、調剤された薬剤の適切な服用時刻に前記患者に
    対してコールするよう促すことを特徴とする医薬に係る
    地域面分業ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、ある病医院の病医院端
    末装置は、アライアンスに所属する複数の調剤薬局の内
    のいずれかの調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋デ
    ータ、宅配依頼データ、及び前記服用時刻コール依頼デ
    ータを送信することができ、逆に、ある調剤薬局の調剤
    薬局端末装置は、アライアンスに所属する複数の病医院
    の内のいずれかの病医院端末装置からのみ前記院外処方
    箋データ、宅配依頼データ、及び前記服用時刻コール依
    頼データを受信することができることを特徴とする請求
    項12記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局
    端末装置であって、 前記病医院端末装置からの院外処方箋データ、宅配依頼
    データ、及び服用時刻コール依頼データを受信する手段
    と、 当該院外処方箋データ、当該宅配依頼データ、及び当該
    服用時刻コール依頼データを出力する手段と、 前記受信された院外処方箋データに基いて該当薬剤の調
    剤を促す手段と、 前記調剤された薬剤を前記受信された宅配依頼データに
    従って前記患者宅に配送を促す手段と、 前記患者宅に配送後、当該受信された院外処方箋データ
    及びと前記患者が提示した院外処方箋の本通との照合が
    一致して前記薬剤の前記患者への引渡しが完了した後、
    前記服用時刻コール依頼データに従って、調剤された薬
    剤の適切な服用時刻に前記患者に対してコールするよう
    促す手段を有することを特徴とする調剤薬局端末装置。
  15. 【請求項15】 患者宅に設置され、院外処方箋デー
    タ、宅配依頼データ、及び服用時刻コール依頼データを
    入力する手段、該院外処方箋データ、宅配依頼データ、
    及び服用時刻コール依頼データを書面で発行する手段、
    並びに、該院外処方箋データ、当該患者に関する配送情
    報が記録された宅配依頼データ、及び患者が服用する薬
    剤の服用時刻コール依頼データを送信する手段を有する
    患者端末装置と、 該複数の患者端末装置と通信ネットワークを介して接続
    され、複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、前記患者端
    末装置からの院外処方箋データ、宅配依頼データ、及び
    服用時刻コール依頼データを受信する手段、当該院外処
    方箋データ、当該宅配依頼データ、及び当該服用時刻コ
    ール依頼データを出力する手段、前記受信された院外処
    方箋データに基いて該当薬剤の調剤を促す手段、及び前
    記調剤された薬剤を前記宅配依頼データに従って前記患
    者宅に配送を促す手段を有する調剤薬局端末装置を備
    え、 前記患者宅に配送後、当該受信された院外処方箋データ
    及びと前記患者が提示した院外処方箋の発行書面との照
    合において、当該照合が一致した場合に前記薬剤の前記
    患者への引渡しが完了し、 薬剤引渡しの後、調剤薬局端末装置に対して、前記服用
    時刻コール依頼データに従って、調剤された薬剤の適切
    な服用時刻に前記患者に対してコールするよう促すこと
    を特徴とする医薬に係る地域面分業ネットワークシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、前記患者端末装置は、
    アライアンスに所属する複数の調剤薬局の内のいずれか
    の調剤薬局端末装置にのみ前記院外処方箋データ、宅配
    依頼データ、及び前記服用時刻コール依頼データを送信
    することができ、逆に、ある調剤薬局の調剤薬局端末装
    置は、アライアンスに所属する複数の病医院の内のいず
    れかの病医院端末装置から前記院外処方箋データ、宅配
    依頼データ、及び前記服用時刻コール依頼データを受け
    た患者端末装置からのみ前記院外処方箋データ、宅配依
    頼データ、及び前記服用時刻コール依頼データを受信す
    ることができることを特徴とする請求項15記載の医薬
    に係る地域面分業ネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 複数の調剤薬局の薬剤の備蓄情報を記
    憶する備蓄情報データベースと、 前記複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、当該院外処方
    箋で指定された薬剤を当該調剤薬局が備蓄しているか否
    かを判定する調剤薬局端末装置と、 当該指定された薬剤を当該調剤薬局が備蓄していないと
    判定された場合に、当該調剤薬局端末装置に対して前記
    管理情報の参照を促し、当該薬剤を備蓄している他の調
    剤薬局が認識された場合、当該調剤薬局端末装置に対し
    て、当該他の調剤薬局の調剤薬局端末装置への当該薬剤
    の提供依頼の送信を促し、前記備蓄情報を管理すると共
    に、一定期間毎に行なわれる、前記各調剤薬局端末装置
    から送信される各調剤薬局の薬剤の備蓄情報に基いて前
    記管理情報を更新する備蓄情報管理サーバと、 前記複数の調剤薬局及び前記備蓄情報管理サーバと通信
    ネットワークを介して接続され、複数の病医院にそれぞ
    れ設置され、診察された患者が希望する調剤薬局の調剤
    薬局端末装置に院外処方箋データを送信する病医院端末
    装置とを備え、 当該他の調剤薬局の調剤薬局端末装置は、当該薬剤の提
    供依頼を受けて、前記要求元である調剤薬局の調剤薬局
    端末装置に対して、要求元である調剤薬局への当該薬剤
    の受け取りを促すと共に、費用請求の送信をし、 当該調剤薬局端末装置は、当該受信された院外処方箋デ
    ータと前記患者が持参した院外処方箋の本通との照合が
    一致した場合に、前記要求元調剤薬局に対して前記他の
    調剤薬局から提供された薬剤の前記患者への引渡しを促
    すことを特徴とする医薬に係る地域面分業ネットワーク
    システム。
  18. 【請求項18】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、備蓄薬剤提供依頼デー
    タを受けた当該組織された調剤薬局の調剤薬局端末装置
    は、アライアンスに所属する他の複数の調剤薬局の内の
    いずれかの調剤薬局端末装置に対してのみ備蓄薬剤の情
    報提供を行うことができ、逆に、当該依頼をした調剤薬
    局の調剤薬局端末装置は、アライアンスに所属する他の
    複数の調剤薬局のいずれかの調剤薬局端末装置からのみ
    当該備蓄薬剤の情報提供を受けることができることを特
    徴とする請求項17記載の医薬に係る地域面分業ネット
    ワークシステム。
  19. 【請求項19】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、一の調剤薬局に設置された調剤
    薬局端末装置であって、 当該院外処方箋で指定された薬剤を当該調剤薬局が備蓄
    しているか否かを判定する手段と、 備蓄していないと判断した場合、他の調剤薬局に設置さ
    れた端末装置に対して当該薬剤の提供依頼をする手段
    と、 当該他の調剤薬局に備蓄されている場合、当該他の調剤
    薬局からの当該薬剤の配送を促すと共に、費用請求の送
    信を促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと患者が持参した院外
    処方箋の本通との照合が一致した場合に、前記一の調剤
    薬局に対して前記他の調剤薬局から提供された薬剤の前
    記患者への引渡しを促す手段を有することを特徴とする
    調剤薬局端末装置。
  20. 【請求項20】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された備蓄情
    報管理サーバであって、調剤すべき指定された薬剤を指
    定調剤薬局が備蓄していないと判定した場合に、当該調
    剤薬局の端末装置に対して備蓄管理情報の参照を促す手
    段と、 当該薬剤を備蓄している他の調剤薬局が認識された場
    合、当該調剤薬局端末装置に対して、当該他の調剤薬局
    の調剤薬局端末装置への当該薬剤の提供依頼の送信を促
    す手段と、 前記備蓄情報を管理すると共に、一定期間毎に行なわれ
    る、前記各調剤薬局端末装置から送信される各調剤薬局
    の薬剤の備蓄情報に基いて前記管理情報を更新する手段
    を有することを特徴とする備蓄情報管理サーバ。
  21. 【請求項21】 患者毎の副作用情報を記憶する副作用
    情報データベースと、 複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、医師が処方した薬
    剤が患者の副作用対象となっているか否かを前記副作用
    情報に基いて判定する調剤薬局端末装置と、 当該薬剤が副作用対象となっていると判定された場合に
    副作用対象でない他の薬剤の処方の検討を促し、副作用
    対象となっていない場合には院外処方箋を記入して、そ
    の本通を患者に手渡すことを促す副作用情報管理サーバ
    と、 前記複数の調剤薬局端末装置及び前記副作用情報管理サ
    ーバと通信ネットワークを介して接続され、複数の病医
    院にそれぞれ設置され、診察された患者が希望する調剤
    薬局の調剤薬局端末装置に院外処方箋データを送信する
    病医院端末装置とを備え、 前記副作用情報管理サーバは、前記調剤薬局端末装置に
    対して、受信された院外処方箋で指定された薬剤が前記
    患者の副作用対象となっているか否かについて前記副作
    用情報に基いて判定することを促し、 副作用対象となっている場合には当該院外処方箋を記入
    した病医院の病医院端末装置へ、疑義照会のため、当該
    受信した院外処方箋を返信して内容修正要/不要・再送
    信を促し、 副作用対象となっていない場合には当該院外処方箋に基
    く薬剤の調剤を促し、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しを促すことを特徴とする医薬
    に係る地域面分業ネットワークシステム。
  22. 【請求項22】 前記病医院端末装置は、院外処方箋デ
    ータを送信する前に、前記副作用情報データベースから
    副作用情報を読み出して、指定された薬剤が当該患者の
    副作用対象となっているか否かについて判定することを
    特徴とする請求項21記載の医薬に係る地域面分業ネッ
    トワークシステム。
  23. 【請求項23】 前記病医院端末装置及び前記調剤薬局
    端末装置は、前記処方箋データを送受信する際、患者か
    ら新たに入手した副作用情報を、前記副作用情報データ
    ベースに対して更新して登録させることを特徴とする請
    求項21又は22記載の医薬に係る地域面分業ネットワ
    ークシステム。
  24. 【請求項24】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、当該組織された病医院
    及び調剤薬局の端末装置のみが、前記副作用情報データ
    ベースから副作用情報を読み出して、指定された薬剤が
    当該患者の副作用対象となっているか否かについて判定
    することができ、判定後の更新登録された最新の副作用
    情報を入手することができることを特徴とする請求項2
    1又は22記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシ
    ステム。
  25. 【請求項25】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された副作用
    情報管理サーバであって、 病医院端末によって病医院の医師が処方する薬剤が副作
    用対象となっていると判定された場合、当該病医院端末
    に対して、副作用対象でない他の薬剤の処方の検討を促
    す手段と、 副作用対象となっていない場合には院外処方箋を記入し
    て、その本通を患者に手渡すことを促す手段と、 前記院外処方箋データを受信した調剤薬局端末装置に対
    しては、前記院外処方箋で指定された薬剤が前記患者の
    副作用対象となっているか否かについて副作用情報デー
    タベースに登録されている副作用情報に基いて判定する
    ことを促す手段と、 副作用対象となっている場合には当該院外処方箋を記入
    した病医院の病医院端末装置へ、疑義照会のため当該受
    信した院外処方箋を返信して、内容修正要/不要・再送
    信を促す手段と、 副作用対象となっていない場合には当該院外処方箋に基
    く薬剤の調剤を促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しを促す手段を有することを特
    徴とする副作用情報管理サーバ。
  26. 【請求項26】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局
    端末装置であって、 副作用情報データベースから副作用情報を読み出す手段
    と、 病医院端末装置から受信された院外処方箋で指定された
    薬剤が前記患者の副作用対象となっているか否かについ
    て、前記副作用情報に基いて判定する手段と、 当該薬剤が副作用対象となっていると判定された場合に
    副作用対象でない他の薬剤の処方の検討を前記病医院端
    末装置に対して通知する手段と、 副作用対象となっている場合には当該院外処方箋を記入
    した病医院の病医院端末装置へ、疑義照会のため、当該
    受信した院外処方箋を返信して、内容修正要/不要・再
    送信を促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しを促す手段を有することを特
    徴とする調剤薬局端末装置。
  27. 【請求項27】 患者毎の薬歴情報を記憶する薬歴情報
    データベースと、 複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、医師が処方しよう
    としている薬剤が患者が他の病院から処方された薬剤と
    重複しているか否か、または他の病院から処方された薬
    剤と同時に服用させてはいけない薬剤であるか否かにつ
    いて、前記薬歴情報を参照して判定する調剤薬局端末装
    置と、 前記複数の調剤薬局と通信ネットワークを介して接続さ
    れ、複数の病医院にそれぞれ設置され、前記調剤薬局端
    末装置に院外処方箋データを送信すると共に、医師が処
    方しようとしている薬剤が患者が他の病医院から処方さ
    れた薬剤と重複しているか否か、または他の病院から処
    方された薬剤と同時に服用させてはいけない薬剤である
    か否かについて、前記薬歴情報を参照して判定する病医
    院端末装置と、 前記複数の調剤薬局端末及び前記複数の病医院端末装置
    と通信ネットワークを介して接続され、前記病医院端末
    装置に対して、処方してはいけない薬剤を処方しようと
    している場合には他の薬剤を処方するよう促し、問題が
    ない場合には院外処方箋を記入して、その発行書面を前
    記患者に手渡すことを促し、 前記調剤薬局端末に対しては、調剤してはいけない薬剤
    が指定されている場合には当該院外処方箋を記入した病
    医院の病医院端末装置へ、疑義照会のため、当該受信し
    た院外処方箋を返信して、内容修正要/不要・再送信を
    促し、問題がない場合には当該院外処方箋に基く薬剤の
    調剤を促し、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、前記
    調剤薬局に対して当該薬剤の前記患者への引渡しを促す
    薬歴情報管理サーバを備えたことを特徴とする医薬に係
    る地域面分業ネットワークシステム。
  28. 【請求項28】 前記調剤薬局端末装置が、前記薬歴情
    報管理サーバに対して、前記薬歴情報を送信し、当該院
    外処方箋に基く薬剤の調剤情報と対応づけて前記薬歴情
    報を更新して登録させることを特徴とする請求項27記
    載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステム。
  29. 【請求項29】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、当該組織された病医院
    及び調剤薬局の端末装置のみが、前記薬歴情報データベ
    ースから薬歴情報を読み出して、指定された薬剤が他の
    病医院及び他の調剤薬局から処方された薬剤と重複して
    いるか否かについて判定することができ、判定後の更新
    登録された最新の薬歴情報を入手することができること
    を特徴とする請求項27又は28記載の医薬に係る地域
    面分業ネットワークシステム。
  30. 【請求項30】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された薬歴情
    報管理サーバであって、 前記病医院端末装置に対して、処方してはいけない薬剤
    を処方しようとしている場合には他の薬剤を処方するよ
    う促し、問題がない場合には院外処方箋を記入して、そ
    の発行書面を前記患者に手渡すことを促す手段と、 前記調剤薬局端末に対しては、調剤してはいけない薬剤
    が指定されている場合には当該院外処方箋を記入した病
    医院の病医院端末装置へ、疑義照会のため当該受信した
    院外処方箋を返信して、内容修正要/不要・再送信を促
    し、問題がない場合には当該院外処方箋に基く薬剤の調
    剤を促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しを促す手段を有することを特
    徴とする薬歴情報管理サーバ。
  31. 【請求項31】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局
    端末装置であって、 薬歴情報データベースから薬歴情報を読み出す手段と、 医師が処方した薬剤が患者が他の病院から処方された薬
    剤と重複しているか否か、または他の病院から処方され
    た薬剤と同時に服用させてはいけない薬剤であるか否か
    について、前記薬歴情報を参照して判定する手段と、 調剤してはいけない薬剤が指定されている場合には当該
    院外処方箋を記入した病医院の病医院端末装置へ、疑義
    照会のため当該受信した院外処方箋を返信して、内容修
    正要/不要・再送信する手段と、 問題がない場合には当該院外処方箋に基く薬剤の調剤を
    促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、前記
    調剤薬局に対して当該薬剤の前記患者への引渡しを促す
    手段を有することを特徴とする調剤薬局端末装置。
  32. 【請求項32】 薬剤毎の標準の服薬指導情報を記憶す
    る服薬指導情報データベースと、 複数の病医院にそれぞれ設置され、調剤薬局の調剤薬局
    端末装置に院外処方箋データを送信する病医院端末装置
    と前記複数の病医院端末装置と通信ネットワークを介し
    て接続され、複数の調剤薬局にそれぞれ設置され、当該
    院外処方箋データを受信すると共に、当該院外処方箋を
    作成した医師が標準以外の服薬指導情報を登録している
    か否かについて前記服薬指導情報データベースを参照し
    て判定する調剤薬局端末装置と、 前記複数の調剤薬局端末装置及び前記複数の病医院端末
    装置と通信ネットワークを介して接続され、当該院外処
    方箋データを受信した調剤薬局端末装置に対して、当該
    院外処方箋に基いた薬剤の調剤を促し、標準以外の服薬
    指導情報が登録されている場合には当該標準以外の服薬
    指導情報を、標準以外の服薬指導情報が登録されていな
    い場合には当該薬剤に係る標準の服薬指導情報を前記服
    薬指導情報データベースから読み出して薬剤情報書とし
    て印刷することを促す服薬指導情報管理サーバとを備
    え、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しが完了することを特徴とする
    医薬に係る地域面分業ネットワークシステム。
  33. 【請求項33】 前記病医院端末装置又は前記調剤薬局
    端末装置は、服薬指導情報管理サーバに対して、服薬指
    導情報を送信して、当該院外処方箋を処方した医師名と
    薬剤名と当該標準以外の服薬指導情報とを対応づけて前
    記服薬指導情報を更新して登録させることを特徴とする
    請求項32記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシ
    ステム。
  34. 【請求項34】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、当該組織された調剤薬
    局の端末装置のみが、前記服薬指導情報データベースか
    ら服薬指導情報を読み出して、当該院外処方箋を作成し
    た前記組織された病医院の医師が標準以外の服薬指導情
    報を登録しているか否かについて前記服薬指導情報デー
    タベースを参照して判定するすることができることを特
    徴とする請求項32又は33記載の医薬に係る地域面分
    業ネットワークシステム。
  35. 【請求項35】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された服薬指
    導情報管理サーバであって、 前記病医院端末装置からの院外処方箋データを受信した
    調剤薬局端末装置に対して、当該院外処方箋に基いた薬
    剤の調剤を促す手段と、 標準以外の服薬指導情報が登録されている場合には当該
    標準以外の服薬指導情報を、標準以外の服薬指導情報が
    登録されていない場合には当該薬剤に係る標準の服薬指
    導情報を前記服薬指導情報データベースから読み出して
    薬剤情報書として印刷することを促す手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、当該
    薬剤の前記患者への引渡しを促す手段を有することを特
    徴とする服薬指導情報管理サーバ。
  36. 【請求項36】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、調剤薬局に設置された調剤薬局
    端末装置であって、 当該院外処方箋データを受信すると共に、当該院外処方
    箋を作成した医師が標準以外の服薬指導情報を登録して
    いるか否かについて前記服薬指導情報データベースを参
    照して判定する手段と、 当該受信された院外処方箋データと前記患者が持参した
    前記院外処方箋の本通との照合が一致した場合に、前記
    調剤薬局に対して当該薬剤の前記患者への引渡しを促す
    手段を有することを特徴とする調剤薬局端末装置。
  37. 【請求項37】 複数の調剤薬局にそれぞれ設置された
    調剤薬局端末装置と、 前記各調剤薬局が前記病医院端末装置から送信された院
    外処方箋に従って薬剤を調剤した調剤実績の情報である
    応需報告を記憶する応需報告データベースと、前記複数
    の調剤薬局と通信ネットワークを介して接続され、複数
    の病医院にそれぞれ設置された病医院端末装置と前記複
    数の調剤薬局端末装置及び前記複数の病医院端末装置と
    前記通信ネットワークを介して接続され、前記複数の調
    剤薬局端末装置に対して、前記応需報告の登録を促し、
    当該応需報告に係る病医院の病医院端末装置への応需報
    告の登録した旨の通知を促す応需報告管理サーバを備
    え、 前記各病医院は、任意の時点において、前記応需報告管
    理サーバにアクセスして自病院に係る調剤実績情報を読
    み出し、日付毎、患者毎等に編集して出力することがで
    きることを特徴とする医薬に係る地域面分業ネットワー
    クシステム。
  38. 【請求項38】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、当該組織された調剤薬
    局の端末装置のみが、前記応需報告データベースに前記
    応需報告の登録をし、当該応需報告に係る病医院の病医
    院端末装置への応需報告の登録した旨の通知することが
    でき、 当該組織された各病医院の端末装置のみが、任意の時点
    において、前記応需報告管理サーバにアクセスして自病
    院に係る調剤実績情報を読み出し、日付毎、患者毎等に
    編集して出力することができることを特徴とする請求項
    37記載の医薬に係る地域面分業ネットワークシステ
    ム。
  39. 【請求項39】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された前記応
    需報告管理サーバであって、 前記複数の調剤薬局端末装置に対して、前記各調剤薬局
    が前記病医院端末装置から送信された院外処方箋に従っ
    て薬剤を調剤した調剤実績の情報である応需報告の登録
    を促す手段と、 当該応需報告に係る病医院の病医院端末装置への応需報
    告の登録した旨の通知を促す手段を有することを特徴と
    する応需報告管理サーバ。
  40. 【請求項40】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、複数の調剤薬局に設置された調
    剤薬局端末装置であって、 前記各調剤薬局が前記病医院端末装置から送信された院
    外処方箋に従って薬剤を調剤した調剤実績の情報である
    前記応需報告の登録を促す手段と、 当該応需報告に係る病医院の病医院端末装置への応需報
    告の登録した旨の通知する手段をを有することを特徴と
    する調剤薬局端末装置。
  41. 【請求項41】 複数の調剤薬局にそれぞれ設置された
    調剤薬局端末装置と、 各調剤薬局が自局で調剤した薬剤に関して発生した調剤
    過誤、副作用、薬害等の問題事例や薬の安全性に係る情
    報を記憶する調剤安全性情報データベースと、 前記複数の調剤薬局と通信ネットワークを介して接続さ
    れ、複数の病医院にそれぞれ設置された病医院端末装置
    と前記複数の調剤薬局端末装置及び前記複数の病医院端
    末装置と前記通信ネットワークを介して接続され、前記
    複数の調剤薬局端末装置に対して、前記調剤安全性情報
    データベースから薬剤名等で当該調剤安全性情報をサー
    チして読み出し、 編集出力することを促す調剤安全性情報管理サーバを備
    えたことを特徴とする医薬に係る地域面分業ネットワー
    クシステム。
  42. 【請求項42】 前記複数の病医院と前記複数の調剤薬
    局とでアライアンスが組織され、当該組織された調剤薬
    局の端末装置のみが、前記調剤安全性情報管理サーバに
    アクセスでき、薬剤名等で当該調剤安全性情報をサーチ
    して読み出し、編集出力することができることを特徴と
    する請求項41記載の医薬に係る地域面分業ネットワー
    クシステム。
  43. 【請求項43】 複数の調剤薬局端末及び複数の病医院
    端末装置と通信ネットワークを介して接続された前記調
    剤安全性情報管理サーバであって、 前記複数の調剤薬局端末装置に対して、調剤安全性情報
    データベースから薬剤名等で当該調剤安全性情報をサー
    チして読み出し、編集出力することを促す手段を有する
    ことを特徴とする調剤安全性情報管理サーバ。
  44. 【請求項44】 複数の病医院端末装置と通信ネットワ
    ークを介して接続され、複数の調剤薬局に設置された調
    剤薬局端末装置であって、 各調剤薬局が自局で調剤した薬剤に関して発生した調剤
    過誤、副作用、薬害等の問題事例や薬の安全性に係る調
    剤安全性情報を調剤安全性情報データベースに登録させ
    る手段と、当該調剤安全性情報データベースから薬剤名
    等で当該調剤安全性情報をサーチして読み出し、編集出
    力する手段を有することを特徴とする調剤薬局端末装
    置。
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