JP2002182692A - 携帯機器 - Google Patents

携帯機器

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JP2002182692A
JP2002182692A JP2000376313A JP2000376313A JP2002182692A JP 2002182692 A JP2002182692 A JP 2002182692A JP 2000376313 A JP2000376313 A JP 2000376313A JP 2000376313 A JP2000376313 A JP 2000376313A JP 2002182692 A JP2002182692 A JP 2002182692A
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clip
hold
button
hold switch
switch
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JP2000376313A
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English (en)
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Masao Yamaguchi
将雄 山口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホールドモードの設定操作を容易にすると共
に、部品点数を少なくしてコストを削減する。 【解決手段】L字形状のクリップ1は、摺動部17及び
腕部11が夫々筐体の上面及び側面に沿って設けられ
る。摺動部17は上面を摺動自在に構成され、摺動部1
7を摺動させることによって、腕部11は筐体の切り欠
き部24に収納可能である。クリップ1のクリップ溝5
3はホールドスイッチ41の設定釦62に係合してお
り、クリップ1を移動させることによって、ホールドス
イッチ41の状態が変化する。即ち、クリップ1をホー
ルドスイッチ41の操作釦と兼用しており、ホールドモ
ードの設定操作が容易となると共に、部品点数が削減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器に関し、
より詳細には、クリップを備えるデジタル音声レコー
ダ、携帯型情報端末機器、携帯音楽プレーヤ等の携帯機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報端末装置や音声記録再生装置
等においては、携帯可能な機器が普及している。記録媒
体として半導体メモリを用いた装置も商品化されてお
り、機器自体の小型・軽量化の進歩はめざましく、機器
を衣服のポケット等に収納することができる程度に至っ
ている。そして機器をポケット等に収納する際の便を考
え、筆記具等に見られるクリップを備えるものも提案さ
れている。
【0003】このような従来の携帯機器においては、ク
リップを用いてポケット内に保持収納する場合に、ユー
ザーが意図しない動作が行われてしまうことを防止する
ために、機器の操作釦の操作を無効とするモード(ホー
ルドモード)にするためのホールド釦を備えているもの
がある。
【0004】例えば、特開平11−237932号公報
においては、ホールドスイッチをオンにした状態では、
録音ボタン・再生ボタン等の操作ボタンの操作を無効と
すると共に液晶表示装置を消灯する半導体レコーダに関
する技術が記載されている。
【0005】また、特開平10−133273号公報に
おいては、クリップ本体が筐体に対して引き出し自在に
設けられると共に、クリップの収納動作及び引き出し動
作に連動してオン/オフする電源スイッチを、クリップ
の収納部に配置したコンパクトカメラに関する技術が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器を動作
状態でポケット等に収納し、この状態で機器の動作を継
続させることがある。このような場合には、ホールド釦
の操作によってホールドモードに設定することが多い。
しかしながら、機器の動作途中においてスライド式のホ
ールド釦が使用者の意に反して動かされて、ホールドが
解除されてしまうことがあるという問題点があった。
【0007】また、ホールド釦をスライド式で構成して
いることが多く、クリップを用いてポケット等に収納す
る操作と、ホールドモードを設定するための釦操作との
2つの操作をスムーズ行うことは、比較的困難であると
いう問題点もあった。
【0008】ところで、クリップの機能上、クリップは
機器本体から突出して構成される。このため、ホールド
解除時に機器を操作する場合において、クリップが邪魔
になって操作性が悪いという問題もあった。また、機器
の操作時にクリップの突出部分はものに引っ掛かりやす
く、クリップが損傷しやすいという問題もあった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、ホールド釦とクリップとを兼用することに
より、ホールドモードの設定操作とポケットに収納する
操作とを容易にすると共に、部品点数を少なくしてコス
トを削減することができる携帯機器を提供することを目
的とする。
【0010】また、本発明は、機器の使用時に操作性を
向上させ、破壊する可能性を低減し、使用者の意に反し
てホールド解除されることを防止することができる携帯
機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯機器
は、所定の動作を指示するための操作釦と、この操作釦
の操作を無効とするためのホールドスイッチと、機器本
体に設けられたクリップ部材とを有し、上記クリップ部
材が、上記ホールドスイッチを動作させるためのホール
ド釦を兼ねることを特徴とする。
【0012】本発明において、ホールドスイッチは、操
作釦の操作を無効とすることができる。クリップ部材
は、ホールドスイッチを動作させるためのホールド釦を
兼ねており、クリップ部材を利用するための操作によっ
てホールドスイッチを動作させるための操作を同時に行
うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1乃至図3は本発
明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態
に係る携帯機器の特にクリップ及びスライドスイッチを
説明するための説明図、図2は図1の携帯機器の全体の
構成を示す斜視図、図3は図1の携帯機器の要部を分解
して示す要部分解斜視図である。本実施の形態は、小型
軽量精密機器の代表である、いわゆる小型デジタルレコ
ーダ等の携帯音声処理装置に適用した例を示している。
【0014】図2に示すように、当該デジタルレコーダ
は、その外形が縦長の略直方体の筐体(機器本体)10
を有する。筐体10は図示しない内部構造物を正面側か
ら覆う正面カバー2と、背面側から覆う背面カバー3と
を備える。また、正面カバー2にはPLAY釦5、RE
C釦6、STOP釦7及び消去釦8が露出しており、正
面カバー2の上方にはLCD4の表示部も配設されてい
る。
【0015】更に、デジタルレコーダは、正面カバー2
及び背面カバー3によって、スライド自在に挟持された
クリップ1を備える。本実施の形態においては、クリッ
プ1は、デジタルレコーダの各種操作釦の操作の有効/
無効を切換えるためのホールドスイッチの操作部(ホー
ルド釦)としての機能も有する。従って、本実施の形態
においては、ホールドモードを設定するためのホールド
釦は筐体10の外部には設けられていない。
【0016】即ち、クリップ1は、図2の矢印A−B方
向に摺動自在であり、例えば、クリップ1をB方向に移
動させることにより機器をホールドモードにし、A方向
に移動させることにより機器のホールドモードを解除す
ることができるようになっている。
【0017】図1(a)及び図3は図2のデジタルレコ
ーダの正面を下にして示したもので、図1(b)は図1
(a)のC方向から見たものである。図3はクリップ1
の取り付け部が配設される機器の一角部分について正面
カバー2と背面カバー3とを分離して示したものであ
る。上述したように、クリップ1は、正面カバー2及び
背面カバー3によって挟持されている。
【0018】クリップ1は略L字形状を呈し、正面カバ
ー2の切り欠き凹部27に取り付けられる摺動部17
と、この摺動部17から機器の下方向に向けて延設した
略短冊形状を呈する腕部11とが一体的に形成されてな
る。なお、摺動部17の表面には滑り止め部9が形成さ
れている。また、背面カバー2の上端には、摺動部17
を略収納する切り欠き部28が形成されている。
【0019】腕部11は弾性部材で形成され、腕部11
の先端部においては、外壁21,22側に弾性押圧され
る当接片13が形成される。腕部11及び当接片13に
対向する位置の外壁21,22には、クリップ1を筐体
10に収納する方向(図1乃至図3のA方向)に位置す
る状態で、腕部11を略収納する切り欠き部24及び当
接片13を収納する切り欠き部25が形成されている。
【0020】カバー2,3は、当該デジタルレコーダに
内蔵された基板26、基板26上に設けられた各素子4
0、後述するホールドスイッチ41及び半導体メモリ4
2等を正面側及び背面側(筐体10の前後方向)から覆
う外装カバーである。クリップ1は、カバー2,3の上
方の一方側に形成された切り欠き凹部27において、筐
体10に摺動自在に取り付けられる。なお、図1のデジ
タルレコーダは、音声データ(音の情報一般を言い、音
楽データも含む。)の記録、再生等の処理が可能であ
り、音声データを半導体メモリ42に記憶させることが
できるようになっている。
【0021】切り欠き凹部27に対向する位置、即ち、
クリップ1の摺動部17の筐体10下方側の面には係合
部51が形成されている。係合部51には、筐体10の
前後方向に貫通し、A−B方向に長軸を有するクリップ
長穴52が形成されている。また、係合部51の筐体1
0下方側の面には筐体10前後方向にクリップ溝53が
形成されている。
【0022】一方、カバー2の一端の切り欠き凹部27
近傍には筐体10の前後方向に立設されたボス61が形
成されている。また、基板26端部にはホールドスイッ
チ41が配設されており、ホールドスイッチ41の設定
釦62は、切り欠き凹部27に臨む位置に設けられてい
る。設定釦62は、A−B方向に摺動自在であり、ホー
ルドスイッチ41は、設定釦62のA−B方向の移動に
応じて、例えばホールド解除モード又はホールドモード
を設定するようになっている。
【0023】なお、設定釦62は、A−B方向の所定の
2カ所で停止するようになっており、図1では符号62
によってA方向の停止位置を示し、符号62′によって
B方向の停止位置を示している。
【0024】クリップ1をカバー2に取り付ける場合に
は、係合部51のクリップ溝53を設定釦62に係合さ
せ、ボス61をクリップ長穴52に挿入させるようにな
っている。更に、クリップ1を挟むようにカバー3を取
り付ける。これにより、クリップ1は、カバー2,3に
対してクリップ長穴52の長軸方向、即ち、A−B方向
に摺動自在であり、クリップ1の摺動に応じて、設定釦
62がA−B方向に移動して、モードを変化させるよう
になっている。
【0025】次に、このように構成された実施の形態の
作用について説明する。
【0026】クリップ1は、正面カバー2に植設されて
いるボス61が係合部51のクリップ長穴52に挿入さ
れ、ホールドスイッチ41の設定釦62がクリップ溝5
3に係合した状態で、正面カバー及び背面カバー2,3
に摺動自在に挟持される。
【0027】これにより、クリップ1は、図2の矢印A
−B方向に摺動自在である。なお、ホールドスイッチ4
1の設定釦62がA−B方向の2カ所において停止する
ようになっているので、クリップ溝53に係合した設定
釦62の停止位置に応じて、クリップ1もA−B方向の
2カ所で停止する。例えば、クリップ1は、腕部11を
切り欠き部24に略収納した状態(図1の2点鎖線の状
態)とボス61が所定の遊びを残してクリップ長穴52
のA方向端部近傍に位置する状態(図1の実線の状態)
との、2つの状態をとる位置で停止可能である。
【0028】いま、図2のデジタルレコーダを卓上で又
は掌の上に載せた状態で、録音等についての操作を行う
ものとする。例えば、録音を開始するためにREC釦6
を押すものとする。この場合には、この釦操作に先立っ
て、釦操作を有効にするためにホールド解除モードにす
る。即ち、クリップ1をA方向に押し込む。
【0029】例えば、使用者は、クリップ1の腕部11
を筐体10側に押圧する。クリップ1は、正面カバー2
のボス61に移動方向が規定されて、腕部11を筐体1
0の切り欠き部24に略収納する方向に移動する。この
移動に伴って、係合部51のクリップ溝53もA方向に
移動し、設定釦62を図1の2点鎖線に示す釦62′の
位置まで移動させる。クリップ1のA方向への移動は、
摺動部17端部が切り欠き部28端部に当接するか、腕
部11が切り欠き部24に当接するか、ボス61がクリ
ップ長穴52のB方向端部に当接するか又は設定釦6
2′がA方向の停止位置に停止することによって停止す
る。
【0030】設定釦62′の停止位置は、ホールドスイ
ッチ41にホールド解除モードを設定させるものであ
る。これにより、使用者による各種釦操作が有効とな
る。この状態で使用者がREC釦6等を押すことによっ
て、録音が開始される。ホールド解除モード時には、ク
リップ1は略筐体10と面一に収納され、殆ど突出して
いないので、操作の邪魔になることはなく、また、突出
部分がものに引っ掛かってしまうこともない。
【0031】次に、録音状態において使用者がデジタル
レコーダを服のポケットに収納し、この状態で録音を継
続するものとする。この場合には、使用者は意に反して
STOP釦7等が押されてしまうことを防止するため
に、ホールドモードに設定する。
【0032】即ち、使用者は、滑り止め部9を利用して
クリップ1をB方向に引き出す。そうすると、係合部5
1がB方向に移動し、設定釦62′をB方向側の釦62
の位置まで移動させる。これにより、ホールドスイッチ
41はホールドモードを設定する。
【0033】クリップ1のB方向への移動は、ボス61
がクリップ長穴52のA方向端部に当接するか又は設定
釦62がB方向の停止位置に停止することによって停止
する。これにより、クリップ1の腕部11と筐体10と
の間に隙間が生じる。使用者は腕部11と筐体10との
間に生じた隙間にポケットの布地を挟んだ状態で収納す
る。
【0034】この場合には、ホールドモードに設定され
ているので、意に反して釦操作が行われることはなく、
録音を確実に行うことができる。また、腕部11と筐体
10との隙間には衣服が挟まっていることから、クリッ
プ1のA方向への移動は阻止されており、ホールドモー
ドが意に反して解除されてしまうことはない。
【0035】このように、本実施の形態においては、ク
リップにホールドスイッチの操作部としての機能を与え
ており、クリップをスライドさせるという簡単な操作に
よって、クリップの引き出し及び収納を可能にすると共
にホールドモードの設定/解除を可能にしており、操作
性を著しく向上させることができる。
【0036】また、クリップとホールドスイッチの操作
部とを兼用したので、部品点数を少なくしてコストを削
減することもできる。また、クリップを略収納可能にし
たので、クリップが破損してしまうことを防止すること
ができ、また、使用者の意に反してホールド解除される
ことも防止することができる。
【0037】図4は本発明の第2の実施の形態を示す説
明図である。図4において図1と同一の構成要素には同
一符号を付して説明を省略する。本実施の形態はホール
ドスイッチ及びクリップの一部の構成が第1の実施の形
態と異なる。図4(a),(b)は図4(a)の線C−
Cでの断面図である。
【0038】本実施の形態はホールドスイッチとして設
定釦が回転式のものを採用した例であり、また、クリッ
プを一方向に付勢する付勢部材を付加することで、ホー
ルドモードの設定を自動化することを可能にした例であ
る。
【0039】図4において、図示しない内部構造物を正
面側から覆う正面カバー70と背面側から覆う背面カバ
ー71とは、図1の正面カバー2及び背面カバー3と略
同様の構成である。正面カバー70には、後述するコイ
ルバネ80を止める掛止部85が設けられている。
【0040】クリップ72は、図1のクリップ1と略同
様の構成であり、係合部51に代えて係合部73を有す
る。クリップ72は、正面カバー70及び背面カバー7
1によって、スライド自在に挟持される。本実施の形態
においては、クリップ72は、ホールドスイッチ81の
操作部(ホールド釦)としての機能を有する。従って、
本実施の形態においても、ホールドモードを設定するた
めのホールド釦は筐体の外部には設けられていない。
【0041】係合部73は、正面カバー70に対向する
面にコイルバネ80を止める掛止部86が形成されてい
る。コイルバネ80は掛止部85,86間に設けられ
て、クリップ72を図4のA方向に付勢することができ
るようになっている。
【0042】基板26の端部にはホールドスイッチ81
が配設されている。ホールドスイッチ81は、軸83を
中心に揺動する設定釦82の状態に応じて、ホールド解
除モード又はホールドモードを設定するようになってい
る。設定釦82は、図示しない付勢部材によって図4の
紙面の時計方向に付勢されており、図4の符号82で示
す停止位置から符号82′で示す付勢力に抗した停止位
置との間を揺動する。これにより、ホールドスイッチ8
1は、例えば、符号82に示す設定釦の状態(実線)で
ホールドモードに設定し、符号82′で示す設定釦の状
態(2点鎖線)でホールド解除モードに設定するように
なっている。
【0043】クリップ72は、A方向への移動によって
所定の係合部74が設定釦82を反時計方向に押圧して
設定釦82′の位置まで揺動させるようになっている。
クリップ72がB方向に移動することで、設定釦82′
は、時計方向に付勢されて、設定釦82の位置に復帰す
るようになっている。
【0044】次に、このように構成された実施の形態の
作用について説明する。
【0045】いま、図4のデジタルレコーダを卓上で又
は掌の上に載せた状態で、録音等についての操作を行う
ものとする。この場合には、使用者は特に操作を行う必
要はない。クリップ72は、コイルバネ80によってA
方向に付勢されており、クリップ72は、腕部11を切
り欠き部24に略収納する位置に位置する。
【0046】この状態は、係合部73の所定部分が設定
釦82を付勢力に抗して回転させて図4の2点鎖線に示
す釦82′の位置まで移動させた状態である。なお、コ
イルバネ80によるクリップ72のA方向への移動は、
摺動部17端部が切り欠き部28端部に当接するか、腕
部11が切り欠き部24に当接するか、ボス61がクリ
ップ長穴52のB方向端部に当接するか又は設定釦8
2′が回転停止位置に停止することによって停止する。
【0047】設定釦82′の停止位置は、ホールドスイ
ッチ81にホールド解除モードを設定させるものであ
る。即ち、使用者が特に操作を行わない場合には、コイ
ルバネ80によって、自動的にホールド解除モードが設
定されると共に、クリップ72が筐体と略面一に収納さ
れる。
【0048】次に、録音状態において使用者がデジタル
レコーダを服のポケットに収納し、この状態で録音を継
続するものとする。この場合には、使用者はコイルバネ
80の付勢力に抗して、クリップ72をB方向に引き出
す。そうすると、係合部73がB方向に移動し、設定釦
82′は時計方向に回転して釦82の位置まで移動す
る。これにより、ホールドスイッチ81はホールドモー
ドを設定する。
【0049】クリップ1のB方向への移動は、ボス61
がクリップ長穴52のA方向端部に当接することによっ
て停止する。この状態で使用者は、腕部11と筐体との
間に生じた隙間にポケットの布地を挟んだ状態で収納す
る。クリップ72はコイルバネ80によってA方向に付
勢されており、この付勢力によって、腕部11は筐体と
の隙間に衣服を挟んだ状態で筐体側に押圧される。これ
により、クリップ72が衣服から抜け落ちることが防止
される。また、衣服が挟まっていることから、コイルバ
ネ80の付勢力によるクリップ72のA方向への移動は
阻止され、ホールドモードが意に反して解除されてしま
うことはない。
【0050】このように、本実施の形態においては、第
1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、ホール
ドモードの設定及びクリップ72の収納を自動化するこ
とができ、更に、クリップ力を増大させて、デジタルレ
コーダの抜け落ちを防止することができるという効果を
有する。
【0051】[付記] 1.記憶媒体に対して音声データの記憶、再生等の処理
が可能な携帯機器において、装置本体と、所定の動作を
指示するための操作釦と、この操作釦の操作を無効とす
るためのホールドスイッチと、上記装置本体に対して出
し入れ自在に設けられたクリップ部材とを有し、上記ク
リップ部材の上記装置本体への出し入れ動作に連動し
て、上記ホールドスイッチが作動することを特徴とする
携帯機器。
【0052】2.上記クリップが上記装置本体に収納さ
れた収納状態と、上記装置本体から引き出された突出状
態の切換えが行われたときに、上記ホールドスイッチの
オン状態とオフ状態が切換わる付記項1に記載の携帯機
器。
【0053】3.上記クリップが上記収納状態から上記
突出状態への切換えが行われたときに、上記ホールドス
イッチがオン状態になる付記項2に記載の携帯機器。
【0054】4.上記記憶媒体は、半導体メモリである
付記項1に記載の携帯機器。
【0055】5.上記クリップ部材を上記装置本体に収
納される方向に付勢する付勢手段を有する付記項1に記
載の携帯機器。
【0056】6. 所定の動作を指示するための操作ボ
タンと、この操作ボタンの操作を無効とするためのホー
ルドスイッチと、装置本体に対して出し入れ自在に設け
られたクリップ部材と、上記クリップ部材を上記装置本
体に収納される方向に付勢する付勢手段とを有し、上記
クリップ部材が上記付勢手段の付勢力に抗して上記装置
本体から引き出された際に、上記ホールドスイッチをオ
ン状態させることを特徴とする携帯機器。
【0057】7. 装置本体の表面を形成する第1ケー
スと、上記装置本体の裏面を形成する第2ケースと、上
記第1ケースと第2ケースに狭持されるクリップ部材
と、上記第1ケースまたは第2ケースに保持された電気
基板と、この電気基板に取り付けられたホールドスイッ
チとを有し、上記クリップ部材は、上記ホールドスイッ
チを動作させるホールドボタンを兼ねることを特徴とす
る携帯機器。
【0058】8. 上記クリップ部材は、上記装置本体
に収納可能である付記項7に記載の携帯機器。
【0059】9. 上記クリップ部材にある溝が、上記
ホールドスイッチを動かすことを特徴とする付記項7又
は8のいずれか一方に記載の携帯機器。
【0060】10. 上記第1ケースまたは第2ケース
と、上記クリック部材との間に取り付けられたコイルバ
ネを有することを特徴とする付記項7乃至10のいずれ
か1つに記載の携帯機器。
【0061】11. 上記クリップ部材が、上記コイル
バネにより上記装置本体の内側方向に付勢されているこ
とを特徴とする付記項10に記載の携帯機器。
【0062】12. 上記クリップ部材の一端が当接す
ることにより、上記ホールドスイッチを動かすことを特
徴とする付記項7,8,10,11のいずれか1つに記
載の携帯機器。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ールド釦とクリップとを兼用することにより、ホールド
モードの設定操作とポケットに収納する操作とを容易に
すると共に、部品点数を少なくしてコストを削減するこ
とができ、また、機器の使用時に操作性を向上させ、破
壊する可能性を低減し、使用者の意に反してホールド解
除されることを防止することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る携帯機器の特にクリッ
プ及びスライドスイッチを説明するための説明図。
【図2】図1の携帯機器の全体の構成を示す斜視図。
【図3】図1の携帯機器の要部を分解して示す要部分解
斜視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【符号の説明】
1…クリップ、2…正面カバー、11…腕部、17…摺
動部、24…切り欠き部、41…ホールドスイッチ、5
1…係合部、52…クリップ長穴、53…クリップ溝、
61…ボス、62,62′…設定釦。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の動作を指示するための操作釦と、 この操作釦の操作を無効とするためのホールドスイッチ
    と、 機器本体に設けられたクリップ部材とを有し、 上記クリップ部材が、上記ホールドスイッチを動作させ
    るためのホールド釦を兼ねることを特徴とする携帯機
    器。
  2. 【請求項2】 上記クリップ部材は、上記機器本体に収
    納可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯機
    器。
  3. 【請求項3】 上記クリップ部材を上記機器本体に収納
    される方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とす
    る請求項2に記載の携帯機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009537949A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 ゼルコ インダストリーズ インコーポレーテッド 収納自在なクリップ及び光源を有する書籍用照明装置
JP2011509560A (ja) * 2007-12-18 2011-03-24 アギア システムズ インコーポレーテッド 携帯デバイス等のための収納可能な一体化されるポケットクリップ

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