JP2002180106A - 金属製シームレスパイプ及びその製造方法 - Google Patents

金属製シームレスパイプ及びその製造方法

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JP2002180106A
JP2002180106A JP2001217592A JP2001217592A JP2002180106A JP 2002180106 A JP2002180106 A JP 2002180106A JP 2001217592 A JP2001217592 A JP 2001217592A JP 2001217592 A JP2001217592 A JP 2001217592A JP 2002180106 A JP2002180106 A JP 2002180106A
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pipe
metal seamless
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Tokuichi Niimi
徳一 新見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉厚を薄くかつ内径を小さくすることが可能
であるとともに、機械的強度及び気密性に優れた、メタ
ルハライドランプ等の高圧放電灯等の発光管(例えば、
セラミックス製発光管)の封止部材用等に好適に用いら
れる、難加工性の金属製シームレスパイプ及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 融点が1600℃以上の金属からなる群
から選ばれる少なくとも1種の金属を主成分として含有
した金属製シームレスパイプであって、気孔率(パイプ
外表面に、パイプ外表面の面積を100%としたとき
に、肉厚方向に貫通しない開気孔が占める割合)が0.
3〜25%であることを特徴とする金属製シームレスパ
イプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、金属製シームレ
スパイプ及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、
肉厚を薄くかつ内径を小さくすることが可能であるとと
もに、機械的強度及び気密性に優れた、メタルハライド
ランプ等の高圧放電灯等の発光管(例えば、セラミック
ス製発光管)の封止部材用等に好適に用いられる、難加
工性の金属製シームレスパイプ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 図5に示すように、メタルハライドラ
ンプ等の高圧放電灯10の発光容器としては、容器内の
発光物質(例えば、沃化ディスプロシウム等)が腐食性
が強いため、耐蝕性の観点から、光透過性のセラミック
ス製パイプ(発光管)20が用いられている。
【0003】 このような発光容器としての光透過性の
セラミックス製パイプ(発光管)20を封止するには、
封止部材として金属製パイプ(例えば、Moパイプ)3
0を用いた構成が提案されている(ヨーロッパ特許公開
公報:EP0982278A1)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、このような
金属製パイプに用いられる金属(例えば、Mo、W等)
は難加工性であるため、一般に加工が困難で、肉厚を薄
くかつ内径を小さくすることには限界があった。
【0005】 また、従来の金属製パイプの製造方法
は、上述のように、用いられる金属が難加工性の金属で
あるため、直接的に切削加工を施すことが困難であり、
通常、金属インゴットを焼結した後、圧延、管引き等に
よってパイプ状に加工するのが現状である。
【0006】 しかし、このような方法は、パイプの薄
肉化や細径化が極めて困難であった。
【0007】 本発明は、上述の問題に鑑みなされたも
ので、肉厚を薄くかつ内径を小さくすることが可能であ
るとともに、機械的強度及び気密性に優れた、メタルハ
ライドランプ等の高圧放電灯等の発光管(例えば、セラ
ミックス製発光管)の封止部材用等に好適に用いられ
る、難加工性の金属製シームレスパイプ及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明によれば、以下の金属製シームレスパイプ
及びその製造方法が提供される。
【0009】[1] 融点が1600℃以上の金属から
なる群から選ばれる少なくとも1種の金属を主成分とし
て含有した金属製シームレスパイプであって、気孔率
(パイプ外表面に、パイプ外表面の面積を100%とし
たときに、肉厚方向に貫通しない開気孔が占める割合)
が0.3〜25%であることを特徴とする金属製シーム
レスパイプ。
【0010】[2] 前記融点が1600℃以上の金属
が、Mo、W、Re、Ti、Hf及びZrである前記
[1]に記載の金属製シームレスパイプ。
【0011】[3] 前記金属の融点が、2600℃以
上である前記[1]に記載の金属製シームレスパイプ。
【0012】[4] 前記融点が2600℃以上の金属
が、Mo、W、Reである前記[3]に記載の金属製シ
ームレスパイプ。
【0013】[5] その内径が0.4〜3.0mmで
あり、かつその肉厚が0.05〜1.0mmである前記
[1]〜[4]のいずれかに記載の金属製シームレスパ
イプ。
【0014】[6] 前記金属に加えて、Al23、Y
23、Dy23、Gd23、Ho23、及びTm23
らなる群から選ばれる少なくとも1種の酸化物を、前記
金属との合計を100体積%としたときに、0.02〜
5体積%さらに含有した前記[1]〜[5]のいずれか
に記載の金属製シームレスパイプ。
【0015】[7] 溶剤中に、融点が1600℃以上
の金属からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属の
粉末80〜98重量%とバインダとを含有した混合液を
調合し、次いで、この混合液を0〜3時間混練した後、
押出し成形することにより、パイプ状成形物を形成し、
次いで、このパイプ状成形物を、成形直後から、成形直
後からの時間として最短で10時間、最長で48時間ま
での間は、−5〜25℃で乾燥し、その後は、30〜1
20℃の温度で、0.5〜8時間乾燥させた後、100
0〜2100℃の範囲内のいずれかの温度、及び前記金
属の融点よりも300℃低い温度のうちのいずれか低い
方の温度で焼成することを特徴とする金属製シームレス
パイプの製造方法。
【0016】[8] 前記融点が1600℃以上の金属
が、Mo、W、Re、Ti、Hf及びZrである前記
[7]に記載の金属製シームレスパイプの製造方法。
【0017】[9] 前記金属の融点が、2600℃以
上である前記[7]に記載の金属製シームレスパイプの
製造方法。
【0018】[10] 前記融点が2600℃以上の金
属が、Mo、W、Reである前記[9]に記載の金属製
シームレスパイプの製造方法。
【0019】[11] 前記パイプ状成形物を、100
0〜2100℃の範囲内のいずれかの温度、及び前記金
属の融点よりも300℃低い温度のうちのいずれか低い
方の温度で焼成した後に得られる金属製シームレスパイ
プの内径が、0.4〜3.0mmであり、かつその肉厚
が0.05〜1.0mmである前記[7]〜[10]の
いずれかに記載の金属製シームレスパイプの製造方法。
【0020】[12] 前記混合液を調合する際に、前
記組成成分に加えて、Al23、Y23、Dy23、G
23、Ho23、及びTm23からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の酸化物を、前記金属粉末との合計を
100体積%としたときに、0.02〜5体積%さらに
添加して混合物を調合する前記[7]〜[11]のいず
れかに記載の金属製シームレスパイプの製造方法。
【0021】[13] 前記パイプ状成形物の乾燥を、
前記溶剤の蒸気を共存させた雰囲気で行う前記[7]〜
[12]のいずれかに記載の金属製シームレスパイプの
製造方法。
【0022】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の金属製シームレ
スパイプ及びその製造方法の実施の形態を図面を参照し
つつ、具体的に説明する。
【0023】 本発明の金属製シームレスパイプは、融
点が1600℃以上の金属からなる群から選ばれる少な
くとも1種の金属を主成分として含有した金属製シーム
レスパイプであって、気孔率(パイプ外表面に、パイプ
外表面の面積を100%としたときに、貫通気孔以外の
開気孔が占める割合)が0.3〜25%であることを特
徴とする。
【0024】 本発明の金属製パイプは、シームレスで
あるため、シーム(継ぎ目)があるパイプよりもリーク
(破壊)に対する信頼性が高い。すなわち、金属製パイ
プがメタルハライドランプ等の高圧放電灯の発光管の封
止部材に用いられた場合、発光管内は作動時に数気圧と
なるので、シーム(継ぎ目)があると、そこからリーク
(破壊)が発生し易くなり、シームレスの場合に比べ信
頼性は低下する。
【0025】 本発明に用いられる、融点が1600℃
以上の金属としては特に制限はないが、例えば、封入物
質に対する耐蝕性を有する、Mo(融点:2623
℃)、W(融点:3422℃)、Re(融点:3186
℃)、Ti(融点:1668℃)、Hf(融点:223
3℃)及びZr(融点:1855℃)からなる群から選
ばれる少なくとも1種の金属を好適例として挙げること
ができる。
【0026】 なお、Mo及びWの結晶構造は体心立方
晶で、上記のように、融点が高いとともに、ビッカース
硬さが、200〜450と極めて硬く、また、Re、T
i、Hf及びZrの結晶構造は最密六方晶で、融点が高
いとともに、金属結晶の滑り系が少なく、その加工はき
わめて困難なものである。
【0027】 本発明において、貫通気孔以外の開気孔
とは、パイプの厚さ方向を貫通しない(リークしない)
パイプ表面上の孔を意味する。このような開気孔である
か否かは、Heリークテストをし、外表面ポロシィティ
(Porosity)を画像解析することにより確認す
ることができる。
【0028】 図1に示すように、気孔率が25%を超
えると、気密性が低下する。
【0029】 ここで、気密性とは、外径が1mm、内
径が0.7mm(肉厚が0.3mm)、長さが100m
mの金属性パイプを、n=10、Heディテクタに装着
し、10/10気密であった場合を100%とすること
を意味する。なお、気密とは、Heリークテストで、リ
ークレートが1.0×10-10atm・cc/sec以
下であることを意味する。
【0030】 前記外表面ポロシィティ(Porosi
ty)の下限を決定するのは、他物質、特に、セメン
ト、セラミックス、ガラス等、との「濡れ性」である。
0.3%を下回ると、下記の引き剥がしテストの相対評
価により、好ましくない。
【0031】 引き剥がしテスト 図2に示すように、アルミナ板1に、Al23−Y23
−Dy23−La23系セラミックス組成物2を介して
接合したW薄板3を、アルミナ板1から引き剥がした場
合、破壊箇所及び評価結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】 表1からわかるように、クワレ(W薄板
を引き剥がした際に、W薄板のセラミックス組成物側の
表面にセラミックス組成物が残存すること)があること
は、W薄板とセラミックス組成物との間の「濡れ性」の
向上、すなわち接合度の向上の指標となる。従って、ク
ワレ量が大きな場合に〇の評価をした。クワレがない場
合は×、その中間を△として評価した。これによると、
気孔率が0.3%未満であると接合度が低下することが
わかる。
【0034】 また、融点が比較的低い金属を用いた場
合は、焼結タイミングが早いため、脱バインダガスが放
出される前に焼結が進み、内部における気孔の発生が多
くなり、外部と貫通しやすくなって、気孔率が上記特定
範囲の上限である25%に達する以前に、気密性が低下
する傾向にある。
【0035】 図3に示すように、Mo、W、Re、T
i、Hf及びZrを用いた場合のそれぞれの気密性を、
気孔率を5%に固定して比較すると、上記金属の中で
も、金属の融点が、2600℃以上である、Mo(融
点:2623℃)、W(融点:3422℃)、Re(融
点:3186℃)が好ましいことがわかる。
【0036】 また、本発明の金属製シームレスパイプ
は、その内径が0.4〜3.0mmであり、かつその肉
厚が0.05〜1.0mmであることが好ましい。
【0037】 図4に示すように、内径と肉厚との関係
が、上記の範囲を同時に満足する領域において、リーク
が発生せず、気密性に優れることがわかる。
【0038】 例えば、内径3mmで肉厚が0.05m
mの場合、内径が大きすぎて、成形時、相対的に密度が
増加しないため、0.05mmのように薄い肉厚ではリ
ークを生じてしまうことになる。
【0039】 また、内径0.4mmで肉厚が1.0m
mの場合、肉厚が大きすぎて、成形後、乾燥速度に局所
的なバラツキが生じるため、乾燥クラック(マイクロク
ラック)が発生し、リークを生じてしまうことになる。
【0040】 本発明の金属製シームレスパイプは、前
記金属に加えて、Al23、Y23、Dy23、Gd2
3、Ho23、及びTm23からなる群から選ばれる
少なくとも1種の酸化物を、前記金属との合計を100
体積%としたときに、0.02〜5体積%さらに含有し
たものであることが、強度の向上の点で好ましく、0.
05〜2体積%がさらに好ましい。0.02体積%未満
であると、強度向上の効果に乏しく、5体積%を超える
と、気密性の低下や脆化等の副作用が生じることがあ
る。上記化合物の中でも、耐蝕性の点で、Al23が好
ましい。
【0041】 本発明の金属製シームレスパイプの製造
方法は、溶剤中に、融点が1600℃以上の金属からな
る群から選ばれる少なくとも1種の金属の粉末80〜9
8重量%とバインダとを含有した混合液を調合し、次い
で、この混合液を0〜3時間、好ましくは、1〜2時間
混練した後、押出し成形することにより、パイプ状成形
物を形成し、次いで、このパイプ状成形物を、成形直後
から、成形直後からの時間として最短で10時間、最長
で48時間(好ましくは、24時間)までの間は、−5
〜25℃(好ましくは、−2〜15℃)で乾燥し、その
後は、30〜120℃、好ましくは、80〜100℃の
温度で、0〜8時間、好ましくは、0.5〜4時間乾燥
させた後、1000〜2100℃の範囲内のいずれかの
温度、及び前記金属の融点よりも300℃低い温度のう
ちのいずれか低い方の温度で焼成することを特徴とす
る。
【0042】 このように、本発明の金属製シームレス
パイプの製造方法においては、成形直後から所定時間の
間は、緩やかな乾燥を行う。これは、成形直後(乾燥初
期)においては成形工程による歪み等が残留しており、
この歪みを解消させるためにはゆっくり乾燥させる必要
があるからである。特に、パイプ形状であると、中実の
ものより必然的に乾燥が速くなるので、なおさら成形直
後の乾燥は緩慢にする必要がある。成形歪みが残存する
と焼成変形等の大きな原因となる。
【0043】 混合液の調合過程における混合液の調合
としては特に制限はない。この混合液の調合過程で、金
属の粉末の含有量が80重量%未満であると、乾燥クラ
ックが発生することがあり、98重量%を超えると、金
属粒子の分散が不十分となることがある。
【0044】 また、押出し成形過程における、混練作
業を含む押出し成形の方法としては特に制限はない。
【0045】 また、乾燥方法としては、特に制限はな
い。
【0046】 また、焼成過程における焼成方法として
は、非酸化雰囲気、又は真空中で行う。この焼成過程
で、焼成温度が1000℃及び前述の金属の融点よりも
300℃低い温度のうちのいずれか低い方の温度未満で
あると、焼結不十分となることがあり、2100℃及び
前述の金属の融点よりも300℃低い温度のうちのいず
れか低い方の温度を超えると、用いる金属によっては、
焼成変形することがある。
【0047】 このような方法を採用することによっ
て、従来の方法では実現することが困難な、薄肉、細径
のシームレスパイプを容易に得ることができるため、生
産性の向上、延いては、コストの低減を図ることができ
る。
【0048】 また、前述のパイプ状成形物の乾燥は、
前述の混合液中の溶剤の蒸気を共存させた雰囲気で行な
うことが好ましい。
【0049】 このように構成することによって、緩や
かな乾燥を実現し、成形歪みを低減することができる。
【0050】
【実施例】 以下、本発明を実施例によってさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例によっていか
なる制限を受けるものではない。
【0051】実施例1 W(融点:3422℃)粉末1000gに、バインダと
してエチルセルロ−ス12g、溶剤としてブチルカルビ
トールアセテート30g、及びAl23を含むその他の
添加剤10gを加え、トリロールミルで10パスさせ
た。
【0052】 これを押出し機にて成形し、80℃で2
時間、大気中で乾燥させた。
【0053】 乾燥後、水素中で、1900℃で3時間
焼成した。Mo酸化を防止しつつ脱バインダを実現する
ため加湿して、露点は0℃とした。
【0054】 以上の処理を行うことで、気孔率が8
%、Heリークテスト結果が1.0×10-10atm・
cc/sec以下のMoパイプが作製された。
【0055】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によっ
て、肉厚を薄くかつ内径を小さくすることが可能である
とともに、機械的強度及び気密性に優れた、メタルハラ
イドランプ等の高圧放電灯等の発光管(例えば、セラミ
ックス製発光管)の封止部材用等に好適に用いられる、
難加工性の金属製シームレスパイプ及びその製造方法を
提供することができる。本発明の金属製シームレスパイ
プ及びその製造方法は、高圧放電灯(例えば、セラミッ
クス製メタルハライドランプ)等の発光管の封止部材と
して特に好適に用いられるが、金属製パイプとして、難
加工性の金属を用い、肉厚を薄くかつ内径を小さくする
ことが必要で、かつ、耐熱性、機械的強度及び気密性に
優れたことが要請される分野、例えば、極限用途(例え
ば、宇宙、航空、軍事)用熱交換器等の微細配管等の分
野にも好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 金属製シームレスパイプにおいて、気孔率と
気密性との関係を示すグラフである。
【図2】 アルミナ板に、Al23−Y23−Dy23
−La23系セラミックス組成物を介して接合したW薄
板を所定の力で引き剥がす、引き剥がしテストを模式的
に示す断面図である。
【図3】 Mo、W、Re、Ti、Hf及びZrを用い
た場合のそれぞれの気密性を、気孔率を5%に固定して
比較したグラフである。
【図4】 金属製シームレスパイプの肉厚及び内径の組
合わせと、気密性との関係を示すグラフである。
【図5】 メタルハライドランプ等の高圧放電灯のセラ
ミックス製発光管の封止部材として金属製シームレスパ
イプが用いられた状態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】 1…アルミナ板、2…Al23−Y23−Dy23−L
23系セラミックス組成物、3…W薄板、10…メタ
ルハライドランプ等の高圧放電灯、20…光透過性のセ
ラミックス製パイプ(発光管)、30…金属製パイプ
(Moパイプ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 1/04 C22C 1/04 E 1/05 1/05 E H01J 9/28 H01J 9/28 B 61/36 61/36 C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が1600℃以上の金属からなる群
    から選ばれる少なくとも1種の金属を主成分として含有
    した金属製シームレスパイプであって、 気孔率(パイプ外表面に、パイプ外表面の面積を100
    %としたときに、肉厚方向に貫通しない開気孔が占める
    割合)が0.3〜25%であることを特徴とする金属製
    シームレスパイプ。
  2. 【請求項2】 前記融点が1600℃以上の金属が、M
    o、W、Re、Ti、Hf及びZrである請求項1に記
    載の金属製シームレスパイプ。
  3. 【請求項3】 前記金属の融点が、2600℃以上であ
    る請求項1に記載の金属製シームレスパイプ。
  4. 【請求項4】 前記融点が2600℃以上の金属が、M
    o、W、Reである請求項3に記載の金属製シームレス
    パイプ。
  5. 【請求項5】 その内径が0.4〜3.0mmであり、
    かつその肉厚が0.05〜1.0mmである請求項1〜
    4のいずれかに記載の金属製シームレスパイプ。
  6. 【請求項6】 前記金属に加えて、Al23、Y23
    Dy23、Gd23、Ho23、及びTm23からなる
    群から選ばれる少なくとも1種の酸化物を、前記金属と
    の合計を100体積%としたときに、0.02〜5体積
    %さらに含有した請求項1〜5のいずれかに記載の金属
    製シームレスパイプ。
  7. 【請求項7】 溶剤中に、融点が1600℃以上の金属
    からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属の粉末8
    0〜98重量%とバインダとを含有した混合液を調合
    し、 次いで、この混合液を0〜3時間混練した後、押出し成
    形することにより、パイプ状成形物を形成し、 次いで、このパイプ状成形物を、成形直後から、成形直
    後からの時間として最短で10時間、最長で48時間ま
    での間は、−5〜25℃で乾燥し、その後は、30〜1
    20℃の温度で、0.5〜8時間乾燥させた後、100
    0〜2100℃の範囲内のいずれかの温度、及び前記金
    属の融点よりも300℃低い温度のうちのいずれか低い
    方の温度で焼成することを特徴とする金属製シームレス
    パイプの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記融点が1600℃以上の金属が、M
    o、W、Re、Ti、Hf及びZrである請求項7に記
    載の金属製シームレスパイプの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記金属の融点が、2600℃以上であ
    る請求項7に記載の金属製シームレスパイプの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記融点が2600℃以上の金属が、
    Mo、W、Reである請求項9に記載の金属製シームレ
    スパイプの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記パイプ状成形物を、1000〜2
    100℃の範囲内のいずれかの温度、及び前記金属の融
    点よりも300℃低い温度のうちのいずれか低い方の温
    度で焼成した後に得られる金属製シームレスパイプの内
    径が、0.4〜3.0mmであり、かつその肉厚が0.
    05〜1.0mmである請求項7〜10のいずれかに記
    載の金属製シームレスパイプの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記混合液を調合する際に、前記組成
    成分に加えて、Al23、Y23、Dy23、Gd
    23、Ho23、及びTm23からなる群から選ばれる
    少なくとも1種の酸化物を、前記金属粉末との合計を1
    00体積%としたときに、0.02〜5体積%さらに添
    加して混合物を調合する請求項7〜11のいずれかに記
    載の金属製シームレスパイプの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記パイプ状成形物の乾燥を、前記溶
    剤の蒸気を共存させた雰囲気で行う請求項7〜12のい
    ずれかに記載の金属製シームレスパイプの製造方法。
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