JP2002179574A - アジュバント活性物質 - Google Patents

アジュバント活性物質

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JP2002179574A
JP2002179574A JP2000377471A JP2000377471A JP2002179574A JP 2002179574 A JP2002179574 A JP 2002179574A JP 2000377471 A JP2000377471 A JP 2000377471A JP 2000377471 A JP2000377471 A JP 2000377471A JP 2002179574 A JP2002179574 A JP 2002179574A
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cells
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adjuvant
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Ikuyo Sakaguchi
育代 坂口
Norikazu Ikeda
紀和 池田
Yoshinori Minamino
美紀 南野
Takayoshi Kato
敬香 加藤
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Club Cosmetics Co Ltd
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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規かつ効果の高いアジュバント活性物質を
提供する。 【構成】 本発明に係るアジュバント活性物質は、単糖
類又は二糖類と脂肪酸との糖エステルであって、ミコー
ル酸、特に炭素数50以下の低級ミコール酸、さらに望
ましくは炭素数30〜40のミコール酸と、グルコー
ス、マンノースなどの単糖類又はトレハロースなど二糖
類との糖エステルからなる。上記糖エステルは、例え
ば、ロドコッカス属に属する菌、特にロドコッカス菌を
培養することによって得ることができ、培養された菌体
中から抽出される。こうして得られたアジュバント活性
物質は、健常人に対するワクチンなどの免疫アジュバン
ト作用剤として、あるいはがん患者に対する免疫アジュ
バント作用剤として用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なアジュバント
活性物質、特に比較的毒性が少なく良好なアジュバント
活性を示すアジュバント活性物質に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫現象には、骨髄に由来するB細胞が
主として関与する体液性免疫と胸腺に由来するT細胞が
関与する細胞性免疫がある。さらに両免疫反応にはマク
ロファージの関与も知られている。
【0003】近年、ガンの有益な予防ないし治療法とし
て、適当な免疫アジュバント活性物質を生体に投与する
ことによって、生理的あるいは病的原因で損なわれた生
体の免疫機構を修復し、生体の免疫応答、特に腫瘍細胞
などの非自己細胞の排除に関わると考えられる、主とし
て細胞性免疫応答能を人為的に高める方法が考えられて
いる。
【0004】従来から、このような免疫アジュバント活
性物質として、人型結核死菌、BCGその他のミコバク
テリアの細胞壁成分が有用であることが既に知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のアジュバント活性物質は免疫増強作用がより高い場合
には接種反応が著しく、接種部位周辺に無菌化膿巣を引
き起こす。また、これらの投与により外的に浮腫、腫
脹、硬結、壊死が観察される。さらにこれらの残留性も
懸念されている。このように従来のアジュバント活性物
質にあっては、アジュバント作用に比例して毒性が強く
発揮される恐れがあり、比較的毒性の少ないアジュバン
ト活性物質が望まれていた。
【0006】一方、本発明者らは、ロドコッカス属の菌
から抽出分離された糖エステル、特にミコール酸との糖
エステルが皮膚保湿効果に有効であることを見い出し、
特許出願(特開平9−255549号公報参照)してい
るが、この糖エステルがアジュバント活性を有すること
については知られてはいなかった。
【0007】そこで、本発明者らは上記目的を解決すべ
く鋭意研究した結果、上記単糖類又は二糖類と脂肪酸と
の糖エステルが、良好なアジュバント効果を有すること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアジュバン
ト活性物質は、単糖類又は二糖類と脂肪酸との糖エステ
ルからなることを特徴としている。
【0009】本発明において、上記脂肪酸としてはミコ
ール酸が好適に用いられ、さらに炭素数が30〜40の
ミコール酸であることが好ましい。
【0010】また、本発明に係るアジュバント活性物質
は、上記本発明に係る糖エステルを含む抗酸菌より抽出
された菌体抽出物からなることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のアジュバント活性物質
は、単糖類又は二糖類と脂肪酸との糖エステルからなる
ことを特徴としている。当該糖エステルは、脂肪酸のカ
ルボン酸残基と糖のアルコール残基とがエステル結合し
たものであって、脂肪酸1分子あるいは2分子以上の脂
肪酸が糖にエステル結合したものである。
【0012】上記脂肪酸としては、主として、例えばコ
リネバクテリウム属、ノカルジア属又はミコバクテリウ
ム属、ロドコッカス属に代表される各種の抗酸菌が産生
する脂肪酸が挙げられ、特に、その中でも、次の式1で
示されるミコール酸が好適である。
【0013】
【式1】
【0014】ここにおいて、式1中、RmおよびRnは
それぞれアルキル残基を示すが、RmおよびRnは、い
ずれも直鎖状又は分岐状のいずれであっても良い。また
Rm、Rnはそれぞれ不飽和結合、望ましくは2重結合
を有しているものがよく、通常のアルキル残基よりも広
い概念である。
【0015】また、本発明におけるミコール酸はその総
炭素数が30〜40であるものが好ましく、総炭素数が
50を越えると毒性が増強される恐れがある。
【0016】また、当該ミコール酸とエステル結合する
糖としては、グルコース、マンノース、フルクトースな
どの単糖類、あるいは、スクロース、トレハロースをは
じめとする各種の二糖類が挙げられる。これらの糖は、
アルドース、ケトースのいずれでもよく、また、鎖状あ
るいは環状構造のいずれの構造をしていてもよい。従っ
て、本発明に係る糖エステルとしては、例えば、トレハ
ロース−6,6′−ジミコレート、トレハロース−6−
モノミコレート、グルコース−6−モノミコレート、マ
ンノース−6−ミコレート、フルクトース−6−ミコレ
ートが挙げられる。
【0017】本発明に係る糖エステル、主としてミコー
ル酸糖エステルは上記抗酸菌、例えば、ロドコッカス属
に属する菌、特にロドコッカス菌を培養することによっ
て得ることができる。当該化合物は主として菌体中に生
成されるので、培養された菌体から抽出することによっ
て得ることができる。
【0018】その際の培養方法としては、従来から用い
られている公知の合成培地及び天然培地を用いることが
でき、特にロドコッカス属に属する微生物の培養に用い
られる培地であれば、すべての培地が使用できる。
【0019】例えば生育炭素源としては、グルコース、
フルクトース、マンノースなどの単糖類を用いることが
できる。また窒素源としては、例えば硝酸カリウム、硝
酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム
等の無機窒素化合物、ペプトン、肉エキス、コーンステ
ィーブリカー等の有機窒素化合物が利用できる。また無
機塩としてナトリウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、
マグネシウム、マンガン、リン酸等を、さらに成長因子
として、各種ビタミン、アミノ酸類又はそれらを豊富に
含む酵母エキスを適宜加えることにしてもよい。
【0020】培地のpHは5〜9、特に7〜7.5が至
適範囲であり、培養温度は10〜40℃、特に30〜4
0℃が適している。培養は液体培養又は固体培養で好気
的条件下に行うことが好ましい。培養時間は、通常3〜
14日程度とするのが適当である。
【0021】このようにして得られる菌体から、ミコー
ル酸糖エステルを得るには菌体成分を採取する通常の方
法を用いればよい。例えば、培養液を遠心分離して集菌
したのち、有機溶媒を加えて溶媒抽出する。例えば、有
機溶媒としてはクロロホルムとメタノールの混液や、ク
ロロホルムとメタノール・アセトンの混液など、クロロ
ホルムなどの疎水性溶媒やメタノールやアセトンなどの
親水性溶媒とを単独あるいは混合したものを用いるとよ
い。
【0022】次に抽出した菌体成分をシリカゲルやモレ
キュラシーブなどに吸着させ、その後、先に述べたよう
な溶媒で溶出して、さらに精製を加える。そして、溶媒
に対する溶解度差やイオン結合力の差などを利用し、そ
れぞれ単独の方法で又は2つ以上の方法を適当に組み合
わせて、さらには同様の操作を数回繰り返すことによ
り、ミコール酸糖エステルを、炭素数が異なるミコール
酸糖エステルの混合物ではあるが、ほぼ純粋な物質とし
て分離精製することができる。
【0023】こうして精製されたミコール酸糖エステル
はそのまま、あるいは適当な溶媒で希釈したり、さらに
適当な賦形剤と混合することにより、アジュバント活性
物質として用いることができる。その後、例えば、鉱物
油と抗原水溶液を当量混合し油中水型としたフロイント
不完全アジュバント(FIA)と混合したり、アジュバ
ント活性物質を少量の鉱物油で処理し、生理食塩水など
に小粒子として浮遊させた水中油中水型乳剤、リン酸ア
ルミニウムゲル、水酸化アルミニウムゲルにされる。も
ちろん、これら以外の慣用の製剤化手段によって任意の
形態に製剤化することもできる。具体的な製剤として
は、例えば錠剤やカプセル剤、散剤、リポソーム、液剤
等の各種経口剤、リポソーム、乳濁注射剤、生理食塩水
などを使用した懸濁性注射剤等の注射剤等が例示され
る。また皮膚外用剤として各種の軟膏剤、クリーム剤等
が例示され、内服外用を問わず各種の製剤にして提供で
きるものである。
【0024】また、ミコール酸糖エステルは、菌体から
上述した方法により抽出し、純粋なものにまで精製する
必要もなく、また各種ミコール酸糖エステルの混合物と
して用いることとしてもよい。さらに、毒性が発揮され
ない程度に粗精製した菌体抽出物として用いてもよい。
もちろん合成によってもミコール酸糖エステルを得るこ
とができ、合成した場合には純度の高いミコール酸糖エ
ステルを得ることができる。
【0025】このようにして得られる本発明に係るアジ
ュバント活性物質は、抗原特異的または非特異的に免疫
担当細胞に作用し、健常人に対するワクチンなどの免疫
アジュバント作用剤として、あるいはがん患者に対する
免疫アジュバント作用剤などとして、1日1回から数回
に分けて適用することができる。また、アジュバント活
性の投与量としても、適宜その使用目的、症状などに応
じて適宜増減できるものである。その他、抗腫瘍剤など
本来の治療目的とする薬剤と併用することができるのは
言うまでもない。
【0026】
【実施例】以下に本発明の実施例について具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1) 〔菌体の培養〕ロドコッカス菌(Rhodococcus sp.4306)
を1白金耳採り、pH7.5に調整した以下に示す組成
の培養用PYG(M、F)培地200mlに植菌し、3
7℃で5〜7日間振とう培養法によって前培養した。こ
の前培養菌液10〜50ml(前培養菌液の菌体濃度によ
り液量を適宜調整する。)を同じ組成のPYG(M、
F)培地1.5lに加え、37℃で5〜7日間本培養し
た。 〔PYG(M、F)培地の組成〕 ・polypepton(日本製薬製) 0.5w/w% ・yeastextract(DIFCO製) 0.5w/w% ・糖(D(+)−Glucose、和光純薬製) 1w/w% ただし、糖にはD(+)−グルコース以外にも 、D
(+)−マンノース、D(−)−フルクトースを用いる
こともできる。
【0027】〔ミコール酸糖エステルの抽出精製〕上記
で得られた培養菌液を7500rpmで30分間遠心分
離し、菌体を集菌した。次に集菌された菌体を、クロロ
ホルムとメタノールの混液(容量比で2:1)を加え、超
音波ホモジナイザーにて15分間超音波処理を行った。
この処理した溶液を分液ロートに移し、水を加えて2層
に分離させ有機溶媒層を分取する。そして、分取した溶
媒をエバポレーターにて濃縮し、脂質成分を得た。
【0028】さらに、この脂質成分を薄層クロマトグラ
フィーにより展開して分離精製した。つまり、脂質成分
を少量のクロロホルムなどの適当な溶媒に溶かし、シリ
カゲルからなる分取用薄層板(UNIPLATE SILICA GEL G M
ERCK社製)上にスポットした。そして、クロロホルムと
メタノール、アセトン、酢酸混液(容量比90:10:
6:1)にて展開した。次に、この薄層板上で分離され
た各脂質部分を掻き取り、掻き取ったシリカゲルをそれ
ぞれガラスカラムに充填して、クロロホルムとメタノー
ルの混液で溶出し、各脂質が薄層クロマトグラム上で、
単一スポットになるまで繰り返し行う。最後に、エバポ
レータで溶媒を留去して、トレハロース−6,6′−ジ
ミコレート、トレハロース−6−モノミコレート、グル
コース−6−モノミコレート、マンノース−6−ミコレ
ート、フルクトース−6−ミコレートを得た。これらの
詳細な構造については、上記特開平9−255549号
公報を参照されたい。
【0029】次にこうして得られたミコール酸糖エステ
ルのうち、トレハロースー6,6´−ジミコレート(以
下TDMと称する。)について、アジュバント活性をマ
イトジェン作用、リンパ球混合培養反応並びに抗体依存
性細胞傷害活性によって確認した
【0030】(マイトジェン作用)BALB/cマウス
の脾臓を摘出して5×106cells/mlの細胞浮遊液を調
整した。その後、所定濃度となるようにTDMを加え、
TDMと共に6日間37℃、5%CO2下で培養した。
培養終了24時間前に[3H]thymidineを加え、セルハ
ーベスターでグラスファイバーフィルター上にハーベス
トした後、液体シンチレーションカウンターで放射活性
を測定した。そして、TDM非存在下における[3H]t
hymidineのDNAへの取込み量を1.0とした場合に対
するTDM存在下における[3H]thymidineのDNAへ
の取込み量の比を算出して、Stimulation Index(S.
I.)で表した。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】(リンパ球混合培養反応の増強作用)BA
LB/cマウスの脾細胞を反応細胞とし、マイトマイシ
ンCで処理したC3H/Heマウスの脾細胞を刺激細胞
として用いた。反応細胞と刺激細胞を2.5×105cell
s/mlと5×105cells/mlの割合で混合し、所定の濃
度となるようにTDMを加え、TDMと共に5日間、3
7℃、5%CO2下で培養した。培養終了24時間前に
3H]thymidineを加え、セルハーベスターでグラスフ
ァイバーフィルター上にハーベストした後、液体シンチ
レーションカウンターで放射活性を測定した。そして、
TDM非存在下における[3H]thymidineのDNAへの
取込み量を1.0とした場合に対するTDM存在下にお
ける[3H]thymidineのDNAへの取込み量の比を算出
して、Stimulation Index(S.I.)で表した。その結果
を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】(抗体依存性細胞傷害活性)Sihvol
aらの方法(Sihvora,M and Hurme M. (1987) Cell.Imm
unol.,109,115-122)に従い、1×107のP−815細
胞を1週間間隔で5回C3H/Heマウスに腹腔内投与
を行なって免疫にし、6週目に採血後、抗血清を得た。
TDM(1mg/匹)をC3H/Heマウスに尾静脈投
与を行った後、6日目にマウスの脾臓を摘出し単細胞浮
遊液として、51Crで標識したP−815細胞(1×1
4/well)を標的細胞としてエフェクター/ター
ゲット比(E/T ratio)が100、50、25となるよう
にしてそれぞれ5時間培養後、標的細胞の傷害性をガン
マーカウンターで測定した。Specific lysis(%)は常
法により下記計算式により算出した。その結果を表3に
示す。 Specific lysis(%)={TDM投与時の測定値/TD
M非投与時の測定値}×100
【0035】
【表3】
【0036】以上、各試験結果から分かるように、TD
Mには投与量依存的にマイトジェン作用やリンパ球混合
培養反応の増強作用、さらには抗体依存性細胞傷害活性
が高まり、優れたアジュバント活性作用が見い出され
た。
【0037】次に上記TDMを使用して各種製剤を製造
したところ、良好に製剤化することができた。 (製剤例1)下記処方によりなるリポソームの懸濁性注
射剤を常法に従って製造した。 TDM 300mg 卵黄フォスファチジルコリン 720mg 生理食塩水 適 量 全 量 5ml
【0038】(製剤例2)下記処方によりなる非水性溶
剤を用いた注射剤を常法に従って製造した。 TDM 100mg オリーブ油 適 量 全 量 1ml
【0039】(製剤例3)下記処方によりなる乳濁性注
射剤を常法に従って製造した。 TDM 300mg オリーブ油 100mg dl−α−トコフェロール 50mg ポリソルベート80 80mg セスキオレイン酸ソルビタン 60mg 精製水 適 量 全 量 5ml
【0040】(製剤例4)下記処方によりなる錠剤を常
法に従って製造した 10錠中 TDM 2g 乳糖 8g ステアリン酸マグネシウム 0.1g
【0041】(製剤例5)下記処方よりなるクリーム剤
を常法に従って製造した。 TDM 1g セタノール 3g ステアリン酸 4g 流動パラフィン 20g 濃グリセリン 5g 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5g ショ糖脂肪酸エステル 3g パラオキシ安息香酸ブチル 0.2g 精製水 58.8g 全量 100g
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、新規な効果の高いアジ
ュバント活性物質を提供できる。この結果、細胞の分裂
作用、抗体産性機能などの免疫賦活作用、特にがん患者
等の免疫機能を高めることができ、ワクチンの作用増強
やがん治療等に貢献することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 121 A61P 43/00 121 C12P 19/02 C12P 19/02 19/12 19/12 // C07H 13/06 C07H 13/06 (C12P 19/02 (C12P 19/02 C12R 1:01) C12R 1:01) (C12P 19/12 (C12P 19/12 C12R 1:01) C12R 1:01) (72)発明者 南野 美紀 大阪府大阪市西区西本町2丁目6番11号 株式会社クラブコスメチックス内 (72)発明者 加藤 敬香 大阪府大阪市西区西本町2丁目6番11号 株式会社クラブコスメチックス内 Fターム(参考) 4B064 AF02 AF03 CA03 DA01 DA05 4C057 AA30 BB02 BB03 HH03 4C086 AA01 AA02 EA03 MA01 MA04 NA05 NA14 ZB09 ZB22 ZB26 ZC02 ZC41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単糖類又は二糖類と脂肪酸との糖エステ
    ルからなることを特徴とするアジュバント活性物質。
  2. 【請求項2】 前記脂肪酸がミコール酸であることを特
    徴とする請求項1記載のアジュバント活性物質。
  3. 【請求項3】 前記脂肪酸の炭素数が30〜40である
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のア
    ジュバント活性物質。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3のいずれかに記載の
    糖エステルを含む抗酸菌より抽出された菌体抽出物から
    なることを特徴とするアジュバント活性物質。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010086667A3 (en) * 2009-01-29 2011-08-11 Bangor University Compositions comprising sugar ester of mycolic acid derivatives and process the preparation thereof
US8241607B2 (en) 2005-08-24 2012-08-14 Cedars-Sinai Medical Center Use of fructose-based compounds for the diagnosis of cancer

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