JP2002178968A - 外傷防止カバー及びその使用方法 - Google Patents

外傷防止カバー及びその使用方法

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JP2002178968A
JP2002178968A JP2000376921A JP2000376921A JP2002178968A JP 2002178968 A JP2002178968 A JP 2002178968A JP 2000376921 A JP2000376921 A JP 2000376921A JP 2000376921 A JP2000376921 A JP 2000376921A JP 2002178968 A JP2002178968 A JP 2002178968A
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prevention cover
trauma
film
trauma prevention
resin
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Takashi Tanaka
孝 田中
Kazuo Noguchi
和夫 野口
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Honda Motor Co Ltd
Honda Express KK
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Honda Motor Co Ltd
Honda Express KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外傷防止カバーを製造する金型又は樹脂型を
必要とせず、かつ、短時間で装着作業及び取り外し作業
ができる安価な外傷防止カバー及びその使用方法を提供
すること。 【解決手段】 吸盤付きフィルムに、柔軟性があり、か
つ、耐衝撃性を有するシートを重ね合わせたものを被組
立部材(自動車)の被保護部分の外形の展開形状に合わ
せて形成した外傷防止カバーと、前記外傷防止カバーを
使用するときに、組立作業前は、前記外傷防止カバーの
吸盤層を前記被組立部材の被保護部分に手などで押し付
けて装着し、組立作業後は、外傷防止カバーの吸盤層を
手などで引っ張って取り外すようにした方法を解決手段
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の組立工場
等において、被組立部材の被保護部分が治具や工具等の
接触によって傷つけられることを回避するために使用さ
れる外傷防止カバー及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外傷防止カバーとしては、例えば
実公平1−32583号公報に記載されているような自
動車用の外傷防止カバーが知られている。この外傷防止
カバーは、図4(a)に示すように、フロントバンパー
FB、リヤバンパーRB、フェンダー部分FP、あるい
はタイヤハウスTH等、図4中に斜線で示した個所に密
着させることができるように夫々の個所の形状に合わせ
て分割成形されており、さらにこれらの外傷防止カバー
の上縁もしくは側縁の少なくとも一部に、図4(b)に
示すような係止部を突出成形して車体のパネル間の隙間
に嵌め込めるように構成されている。
【0003】図5は従来の外傷防止カバーの製造方法を
示し、図5(a)は、真空成形法のストレート法(雌型
成形)、図4(b)は、真空成形法のドレープ法(雄型
成形)を示している。図5に示すように、従来の外傷防
止カバーを製造する方法は、ポリプロピレン樹脂のよう
な耐衝撃性を有する発泡樹脂材101と、同じくポリプ
ロピレン樹脂等からなる硬質又は半硬質の可塑性薄板材
102とを積層する合成樹脂シート100をヒータで加
熱して軟化させ、真空成形用の金型103(又は10
4)の型面上に載置するとともに、吸引して合成樹脂シ
ート100を型面に密着させるようにして成形すること
により製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外傷防
止カバーを製造するには、まず真空成形用の金型103
(又は104)を製造しなければならず、成形するまで
に多くの工数・費用がかかっていた。また、その他の外
傷防止カバー及びその使用方法としては、エアの袋状部
を多数有するシート、例えばエアキャップを被組立部材
の形状にカットして、粘着テープ等で貼り付けることも
行われていたが、装着作業及び取り外し作業に時間がか
かっていた。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであって、外傷防止カバーを製造する金型又
は樹脂型を必要とせず、かつ、短時間で装着作業及び取
り外し作業ができる安価な外傷防止カバー及びその使用
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に係る外傷防止カバーの発明は、吸盤付きフ
ィルムに、柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシー
トを重ね合わせたものが被組立部材の被保護部分の外形
の展開形状に合わせて形成されたことを特徴とするもの
である。
【0007】請求項1の発明によると、吸盤付きフィル
ムに、柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシートを
重ね合わせたものを被組立部材の被保護部分の外形の展
開形状に合わせて形成した外傷防止カバーとすることに
より、粘着テープや糊、接着剤等を使用しないので、被
保護部分への外傷防止カバーの装着作業及び取り外し作
業を簡単に且つ短時間で行うことができると共に、被保
護部分に接着剤等が残ることがない。また、吸盤なので
繰り返し使用することができて経済的である。また、柔
軟性があるシートを設けたので被保護部分の形状が湾曲
していても被保護部分の形状に合わせて外傷防止カバー
を装着することができる。従って、従来のように被保護
部分の形状に合わせた樹脂成形品を装着しなくても外傷
防止ができる。さらに、耐衝撃性を有するシートを設け
たので、被組立部材の被保護部分に治具や工具等が落下
して傷つけようとしても、治具や工具等の落下エネルギ
ーがシートに吸収されてしまうため、被保護部分に到達
できない。従って好適に外傷を防止することができる。
また、一般的な吸盤付きフィルムを使用するので、外傷
防止カバーを成形するための高価な金型又は樹脂型が不
要となり、その結果、安価な外傷防止カバーを提供でき
る。
【0008】前記課題を解決するための請求項2に係る
外傷防止カバーの発明は、前記シートの吸盤付きフィル
ム側とは反対側の面に、樹脂のシートフィルム又は布を
重ね合わせて表皮を形成したことを特徴とする請求項1
に記載の外傷防止カバーである。
【0009】請求項2の発明によると、シートの吸盤付
きフィルム側とは反対側の面に、樹脂のシートフィルム
又は布を重ね合わせて表皮を形成したことにより、前記
シートの保護及び外観性を向上させることができる。
尚、本請求項における布とは織布と不織布の何れをも含
むものである。
【0010】前記課題を解決するための請求項3に係る
外傷防止カバーの使用方法の発明は、吸盤付きフィルム
に、柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシートを重
ね合わせたものが被組立部材の被保護部分の外形の展開
形状に合わせて形成された外傷防止カバーの使用方法で
あって、組立作業前は、前記外傷防止カバーの吸盤層を
前記被組立部材の被保護部分に手で押し付けて装着し、
組立作業後は、外傷防止カバーの吸盤層を手で引っ張っ
て取り外すようにしたことを特徴とする方法である。
【0011】請求項3の発明によると、組立作業前は、
外傷防止カバーの吸盤層を被組立部材の被保護部分に手
などで押し付けて装着し、組立作業後は、外傷防止カバ
ーの吸盤層を手などで引っ張って取り外すようにしたこ
とにより、外傷防止カバーを被組立部材の被保護部分に
着脱自在に取り付けられるようになる。従って、従来の
ように粘着テープや糊、接着剤などを使用していたとき
と比較して、短時間で外傷防止カバーの装着作業及び取
り外し作業ができる。また、一般の吸盤付きフィルムを
使用するので、外傷防止カバーを製造する高価な金型又
は樹脂型が不要となり、その結果、安価な外傷防止カバ
ーが提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る外傷防止カバー及び
その使用方法の実施の形態について図面を参照して説明
する。図1(a)は本発明に係る外傷防止カバーの第1
実施形態の構造を示す斜視図、図1(b)は本発明に係
る外傷防止カバーの第1実施形態の構造を示す縦断面
図、図2は本発明に係る外傷防止カバーの第2実施形態
の構造を示す縦断面図、図3は本発明に係る1実施形態
の外傷防止カバーを車体の外傷防止に適用するときの使
用方法を説明するための図である。
【0013】本発明に係る第1実施形態の外傷防止カバ
ーは、図1(a)に示すように、フィルムの基材1と、
前記基材1の表面に印刷された吸盤層2と、前記基材1
と吸盤層2とから形成される吸盤付きフィルムを、柔軟
性があり、かつ、耐衝撃性を有するシートである発泡樹
脂材4に貼り付けるための粘着剤層3と、前記発泡樹脂
材4と、から主要部が構成され、図1(b)に示すよう
にこれらを重ね合わせた積層構造を有している。
【0014】フィルムの基材1は、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂その
他の合成樹脂等から形成され、基材1の一方の面には粘
着剤が塗布されている。基材1の他方の面には、微粘着
性を有する柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合
されたインキ様物質を使用して、吸盤の吸着性能を維持
できるように内側に空洞室がある肉盛の外提を有した円
輪形等の凹型の立体的な意匠の吸盤層2が、スクリーン
印刷又はオフセット印刷、グラビア印刷等の方法により
印刷されている。尚、吸盤の形状は、多角形、蜂の巣形
等の単体又は複数の連続した連鎖あるいは網状等でも良
い。
【0015】尚、吸盤層2は、塩化ビニル樹脂、アクリ
レート樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂等を基材とし
て可塑剤、溶媒、その他の添加剤を所定の配合比で混合
して微粘着性を有する柔軟質で可撓性のある吸盤となる
ように製造されたものを溶剤型又は紫外線反応硬化型あ
るいは二液反応硬化型等のインキ様物質として基材1の
他方の面に印刷したものである。印刷される凹型の吸盤
意匠のインキ様物質の肉盛り厚さ(基材1の表面から吸
盤層上端までの長さ)は、被保護部分に対する吸着力を
大きくするためにはできる限り厚いことが望ましい。
【0016】粘着剤層3は、前記吸盤付きフィルムと後
記する発泡樹脂材4とを貼り付けるための粘着剤から形
成される境界層であり、前記粘着剤は、前記吸盤付きフ
ィルムの材質と発泡樹脂材4の材質との組み合わせによ
り適宜選択される。
【0017】柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシ
ートである発泡樹脂材4としては、発泡性のある熱可塑
性樹脂のうち耐衝撃性の大きい樹脂(アイゾット衝撃値
の大きい樹脂)を使用するのが好ましい。例えば硬質の
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、フッ素樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リウレタン樹脂等が使用できる。これらの樹脂のうちア
イゾット衝撃値がポロプロピレン樹脂(14kg・cm
/12.7mm)と比較して特に大きい硬質の塩化ビニ
ル樹脂(280kg・cm/12.7mm)や不飽和ポ
リエステル樹脂(410kg・cm/12.7mm)、
ポリカーボネート樹脂(100kg・cm/12.7m
m)等を使用すれば外傷防止カバーの耐衝撃性をさらに
向上させることができる。尚、発泡樹脂材4を使用する
理由は、発泡樹脂材4が外部から衝撃を受けたときに、
発泡樹脂中の空隙がスポンジのようにクッションの役目
をするので好適に衝撃を和らげる効果があるからであ
る。
【0018】次に、第2実施形態の外傷防止カバーにつ
いて図2を参照して説明する。第2実施形態の外傷防止
カバーは、第1実施形態の外傷カバーの一部を構成する
発泡樹脂材の吸盤付きフィルム側とは反対側の面に、樹
脂(例えばポリプロピレン)のシートフィルム又は布
(例えば不織布)を重ね合わせて表皮を形成したもので
ある。従って第1実施形態と同じ部材については同一の
符号を付して説明する。本発明に係る第2実施形態の外
傷防止カバーは、図2に示すように、フィルムの基材1
と、前記基材1の表面に印刷された吸盤層2と、前記基
材1と前記吸盤層2とから形成される吸盤付きフィルム
を、柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシートであ
る発泡樹脂材4に貼り付けるための粘着剤層3と、前記
発泡樹脂材4と、前記発泡樹脂材4の前記吸盤付きフィ
ルム側とは反対側の面に、樹脂(例えばポリプロピレ
ン)のシートフィルム又は布(例えば不織布)を重ね合
わせて形成した表皮5と、から主要部が構成され、図2
に示すようにこれらを重ね合わせた積層構造を有してい
る。尚、これらの各構成部材の詳細な説明は、第1実施
形態のところですでに説明したのでここでは省略する。
【0019】このように構成された第2実施形態の外傷
防止カバーは、発泡樹脂材4の吸盤付きフィルム側とは
反対側の面に、樹脂(例えばポリプロピレン)のシート
フィルム又は布(例えば不織布)を重ね合わせて表皮5
を形成したことにより、発泡樹脂材4の保護及び外観性
を向上させることができる。
【0020】次に、第1実施形態の外傷防止カバーの使
用方法について図3を参照して説明する。尚、図3は、
第1実施形態の外傷防止カバーを被組立部材である自動
車の車体の被保護部分に適用するときの使用方法を説明
するための図である。積層したシートである1実施形態
の外傷防止カバーは、図3中に斜線で示した被保護部分
に密着させることができるように、車体のフロントバン
パーa、リヤバンパーb、フロントマスク部分c、ある
いはフェンダー部分d等、夫々の外形の展開形状に合わ
せてカットされている。また、図3中には斜線で示して
ないがドア部分、サイドパネル部分、ルーフパネル部
分、テールゲート部分又はトランクリッド部分等の被保
護部分に外傷防止カバーを適用するときも夫々の外形の
展開形状に合わせてカットされる。尚、本発明の外傷防
止カバーは、被保護部分の曲面の曲がりが緩やかな場合
には外形の展開形状に合わせてカットしたものが適用で
きるが、フロントバンパーaやリヤバンパ−bのように
被保護部分の曲面の曲がりが急で展開が困難な場合に
は、外傷防止カバーを分割するか外傷防止カバーにスリ
ットを設けるようにするのが好ましい。これらの外傷防
止カバーは、 1.夫々が所定の取り付け場所に手などで押し当てら
れ、吸盤付きフィルムの吸盤層2が車体の被保護部分に
吸着することにより密着して装着される。このように外
傷防止カバーを装着することにより、従来のように、外
傷防止カバーを車体に密着させるために車体の接合部に
外傷防止カバーの係止部を嵌め込む必要がなくなるの
で、外傷防止カバーの装着時間を短くすることができ
る。 2.組立作業開始。 3.組立作業が終了したら、装着した外傷防止カバーを
手などで引っ張って車体の表面から吸盤層2を取り外
す。このように外傷防止カバーを取り外すことにより、
外傷防止カバーには従来のような係止部がないので車体
の接合部から係止部を取り外す必要がなくなり、外傷防
止カバーの取り外し時間を短くすることができる。 4.組立作業終了。
【0021】このように外傷防止カバーの吸盤付きフィ
ルムの吸盤層2を使用することにより、外傷防止カバー
を車体に着脱自在に取り付けることができるので、装着
作業及び取り外し作業にかかる時間を短縮できる。しか
も外傷防止カバーは従来のような樹脂成形品を使用しな
いので、1度組立作業で使用した外傷防止カバーを次の
組立作業で再利用することが可能であり、資源の有効利
用が図れる。
【0022】本発明は、以上説明した発明の実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱
しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
例えば、外傷防止カバーは、車体の外傷防止だけでな
く、種々の機械の外傷防止にも使用できる。また、組立
作業時だけでなく、機械製品を輸送するときの梱包材及
び梱包方法としても使用できる。
【0023】
【発明の効果】以上の構成と作用からなる本発明によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1の発明によれば、吸盤付きフィルムに、
柔軟性があり、かつ、耐衝撃性を有するシートを重ね合
わせたものを被組立部材の被保護部分の外形の展開形状
に合わせて形成した外傷防止カバーとすることにより、
粘着テープや糊、接着剤等を使用しないので、被保護部
分への外傷防止カバーの装着作業及び取り外し作業を簡
単に且つ短時間で行うことができる。また、柔軟性があ
るシートを設けたので被保護部分の形状が湾曲していて
も被保護部分の形状に合わせて外傷防止カバーを装着す
ることができる。従って、従来のように被保護部分の形
状に合わせた樹脂成形品を装着しなくても外傷防止がで
きると共に、被保護部分に接着剤等が残ることがない。
また、吸盤なので繰り返し使用することができて経済的
である。さらに、耐衝撃性を有するシートを設けたの
で、被組立部材の被保護部分に治具や工具等が落下して
傷つけようとしても、治具や工具等の落下エネルギーが
シートに吸収されてしまうため、被保護部分に到達でき
ない。従って好適に外傷防止をすることができる。ま
た、一般的な吸盤付きフィルムを使用するので、外傷防
止カバーを成形するための高価な金型又は樹脂型が不要
となり、その結果、安価な外傷防止カバーを提供でき
る。 (2)請求項2の発明によれば、シートの吸盤付きフィ
ルム側とは反対側の面に、樹脂のシートフィルム又は布
を重ね合わせて表皮を形成したことにより、前記シート
の保護及び外観性を向上させることができる。 (3)請求項3の発明によれば、組立作業前は、外傷防
止カバーの吸盤層を被組立部材の被保護部分に手などで
押し付けて装着し、組立作業後は、外傷防止カバーの吸
盤層を手などで引っ張って取り外すようにしたことによ
り、外傷防止カバーを被組立部材の被保護部分に着脱自
在に取り付けられるようになる。従って、従来のように
粘着テープや糊、接着剤などを使用していたときと比較
して、短時間で外傷防止カバーの装着作業及び取り外し
作業ができる。また、一般の吸盤付きフィルムを使用す
るので、外傷防止カバーを製造する高価な金型又は樹脂
型が不要となり、その結果、安価な外傷防止カバーが提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明に係る外傷防止カバーの第1実施
形態の構造を示す斜視図である。 (b)本発明に係る外傷防止カバーの第1実施形態の構
造を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る外傷防止カバーの第2実施形態の
構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態の外傷防止カバーを
被組立部材である自動車の車体の被保護部分に適用する
ときの使用方法を説明するための図である。
【図4】(a)従来の外傷防止カバーを車体に装着する
場合の説明をするための図である。 (b)従来の外傷防止カバーの1構造例を示す縦断面図
である。
【図5】従来の外傷防止カバーを真空成形法で製造する
場合の説明図である。 (a)真空成形法のストレート法(雌型成形法)を示す
図である。 (b)真空成形法のドレープ法(雄型成形法)を示す図
である。
【符号の説明】
1 基材 2 吸盤層 3 粘着剤層 4 発泡樹脂材(シート) 5 表皮 a フロントバンパー b リヤバンパー c フロントマスク部分 d フェンダー部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 和夫 三重県鈴鹿市国府町7754番地の1 株式会 社ホンダ・エクスプレス内 Fターム(参考) 3D114 AA04 AA17 BA08 BA40 CA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸盤付きフィルムに、柔軟性があり、か
    つ、耐衝撃性を有するシートを重ね合わせたものが被組
    立部材の被保護部分の外形の展開形状に合わせて形成さ
    れたことを特徴とする外傷防止カバー。
  2. 【請求項2】 前記シートの前記吸盤付きフィルム側と
    は反対側の面に、樹脂のシートフィルム又は布を重ね合
    わせて表皮を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の外傷防止カバー。
  3. 【請求項3】 吸盤付きフィルムに、柔軟性があり、か
    つ、耐衝撃性を有するシートを重ね合わせたものが被組
    立部材の被保護部分の外形の展開形状に合わせて形成さ
    れた外傷防止カバーの使用方法であって、組立作業前
    に、前記外傷防止カバーの吸盤層を前記被組立部材の被
    保護部分に押し付けて装着し、組立作業後に、外傷防止
    カバーの吸盤層を引っ張って取り外すようにしたことを
    特徴とする外傷防止カバーの使用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038907A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Nagoya Oil Chem Co Ltd 部品の傷付き防止材
JPWO2009050782A1 (ja) * 2007-10-16 2011-02-24 名古屋油化株式会社 作業用保護カバー

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