JP2002178924A - 荷物運搬台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載した荷物の中から必要に応じて特定の物
を容易に取り出すことができ、十分な荷物積載スペース
を確保でき、路面、床等に干渉することなく移動させる
ことができる荷物運搬台車を提供すること。 【解決手段】 荷物運搬台車１は、引き手２と、引き手
２に連結部３を介して連結している荷物保持手段４と、
連結部３から離れた荷物保持手段４の端部５に取り付け
られた車輪９及び１０とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、生活用具及びビジ
ネス用具や、旅行用バッグ、カバン及びアタッシュケー
ス等の荷物を運搬するのに便利な荷物運搬台車に関す
る。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】従来の荷物運搬台車
は、引き手と、この引き手の下端部に、荷物を下方から
受け持つ受け台及び車輪を取り付けており、この荷物運
搬台車は、引き手の下端部に車輪を取り付けていること
から、通常、引き手に交差する方向における受け台側に
引き手を間にして対向する対向側に位置する使用者によ
り牽引等されて移動される。

【０００３】しかし、上記荷物運搬台車は、引き手の下
端部に車輪を取り付けているため、例えば、受け台側
で、この受け台に荷物を積載した使用者は、受け台側か
ら対向側に移動して、積載した受け台を取り付けている
荷物運搬台車を牽引等することになり、また、例えば、
積載した荷物の中から必要に応じて、例えば、生活用
具、ビジネス用具や、ノート型パソコン、筆記用具等の
特定の物を取り出す場合、荷物運搬台車を牽引等してい
る使用者は、対向側から受け台側に移動しなければなら
ない。斯かる点において、当該荷物運搬台車は不便であ
る。また、荷物運搬時に、当該荷物運搬台車を牽引する
使用者は、当該使用者と引き手を間にして対向する受け
台上に荷物を積載するため、特に治安の悪い地域で、当
該荷物が盗られる等の事件が生じ易い。

【０００４】また、当該荷物運搬台車では、引き手の下
端部に車輪が取り付けられているため、例えば、引き手
の下端部に、他の受け台を取り付けることで荷物積載ス
ペースを広くしても、当該荷物運搬台車を傾斜させて移
動させる際に、いずれか一方の受け台が路面、床等に干
渉してしまい、荷物の運搬が困難なものとなってしま
う。

【０００５】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、積載した荷物の中か
ら必要に応じて特定の物を容易に取り出すことができ、
積載した荷物が盗られる等の事件を生じ難くでき、十分
な荷物積載スペースを確保でき、路面、床等に干渉する
ことなく移動させることができる荷物運搬台車を提供す
ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の荷物運搬台車
は、一の方向に沿って伸びた引き手と、この引き手に連
結部を介して連結している荷物保持手段と、一の方向に
交差する他の一の方向において連結部から離れた荷物保
持手段の端部に取り付けられた車輪とを具備している。

【０００７】本発明の荷物運搬台車によれば、一の方向
に沿って伸びた引き手と、この引き手に連結部を介して
連結している荷物保持手段と、一の方向に交差する他の
一の方向において連結部から離れた荷物保持手段の端部
に取り付けられた車輪とを具備しているため、積載した
荷物の中から必要に応じて特定の物を容易に取り出すこ
とができ、荷物が盗られる等の事件を生じ難くできる。

【０００８】本発明の荷物運搬台車の荷物保持手段は、
好ましくは、互いに他の一の方向で対向する二つの荷物
保持体を具備している。当該荷物運搬台車によれば、荷
物保持手段が、互いに他の一の方向で対向する二つの荷
物保持体を具備しているため、十分な荷物積載スペース
を確保でき、例えば、アタッシュケース等の荷物が複数
個ある場合に、受け台等に荷物を高く積み重ねる必要を
なくし得、荷崩れを生じ難くでき、また、複数個の荷物
を二つに区分して積載することができ、更に、路面、床
等に干渉することなく当該荷物運搬台車を移動させるこ
とができる。

【０００９】本発明の荷物運搬台車の二つの荷物保持体
のうちの一方の荷物保持体は、荷物を下方から受け持つ
受け台からなり、他方の荷物保持体は、荷物を収納する
収納ケースからなり、受け台は、枠状体又は板状体を有
しており、この枠状体又は板状体は、他の一の方向に移
動して、収納ケースの下方に位置するようになっていて
もよい。当該荷物運搬台車によれば、受け台が、収納ケ
ースの下方に位置するようになっているため、例えば、
受け台に荷物を積載しないときには、この受け台を、収
納ケースの下方に格納することができ、而して、荷物運
搬台車をコンパクトにすることができる。

【００１０】本発明の荷物運搬台車の収納ケースは、好
ましくは、その内面で引き手と連結している。当該荷物
運搬台車によれば、収納ケースがその内面で引き手と連
結しているため、収納ケースと引き手との連結を強固に
保つことができ、また、引き手の収納ケース内に位置す
る部位の近傍のスペースにも荷物（筆記用具等）を収納
することができ、無駄な空間を少なくできる。

【００１１】本発明の荷物運搬台車の収納ケースの上面
は、好ましくは、平坦に形成されており、当該荷物運搬
台車によれば、この収納ケース上に、荷物を容易に積載
することができ、例えば物を購入等することで不意に増
加した荷物であっても積載することができる。

【００１２】本発明の荷物運搬台車の収納ケースは、好
ましくは、側壁と、側壁の上部に設けられた蓋部材とを
有しており、蓋部材は、側壁で囲まれる収納空間の上面
を開閉するように、荷物保持手段の端部側における側壁
上縁部に位置していると共に一の方向及び他の一の方向
の夫々に直交する方向に伸びた回動軸心の回りで回動自
在となっており、当該荷物運搬台車によれば、蓋部材
が、側壁上縁部に位置していると共に一の方向及び他の
一の方向の夫々に直交する方向に伸びた回動軸心の回り
で回動自在となっているため、蓋部材の回動範囲を広く
とることができ、例えば、収納ケース内に荷物を収納す
る際に、蓋部材が振動等により収納ケースの収納空間の
上面を閉鎖する虞をなくし得、荷物運搬台車の進行方向
側に向かって引き手を傾斜させる際に、収納ケース内か
ら荷物が落下するのを防止し得る。

【００１３】本発明の荷物運搬台車の蓋部材は、好まし
くは、収納空間の上面の閉鎖状態で、引き手が通過する
窪み部を有しており、当該荷物運搬台車によれば、蓋部
材と引き手との接触を回避でき、蓋部材を大きく形成す
ることができ、而して、大きな荷物であっても収納ケー
ス内に容易に収納でき、収納ケース内から荷物を容易に
取り出すことができる。

【００１４】本発明の荷物運搬台車の二つの荷物保持体
の夫々は、荷物を下方から受け持つ受け台からなり、一
方の受け台は、枠状体又は板状体を有しており、この枠
状体又は板状体は、他の一の方向に移動して、他方の受
け台の下方に位置するようになっていてもよい。当該荷
物運搬台車によれば、一方の受け台が、他方の受け台の
下方に位置するようになっているため、例えば、一方の
受け台に荷物を積載しないときには、当該一方の受け台
を、他方の受け台の下方に格納することができ、而し
て、荷物運搬台車をコンパクトにすることができる。

【００１５】本発明の荷物運搬台車の受け台は、好まし
くは、連結部を中心に回動自在となっており、当該荷物
運搬台車によれば、受け台が回動自在となっているた
め、例えば、受け台に荷物を積載しないときには、受け
台を引き手の伸びる一の方向と同方向に伸びるように配
することができ、換言すれば、受け台を折りたたむこと
ができ、而して、荷物運搬台車をコンパクトにすること
ができる。

【００１６】本発明の荷物運搬台車の荷物保持手段は、
荷物を収納する収納ケース又は荷物を下方から受け持つ
受け台からなる荷物保持体を具備していてもよい。

【００１７】本発明の荷物運搬台車の荷物保持体は、好
ましくは、引き手との連結を解除できるようになってお
り、当該荷物運搬台車によれば、例えば、収納ケース又
は受け台を用いないときには、当該用いない収納ケース
又は受け台を引き手から取り外すことができ、而して、
荷物運搬台車を軽量なものとすることができる。

【００１８】本発明の荷物運搬台車の引き手は、好まし
くは、一の方向に伸びた複数の棒体を有しており、一の
方向に伸縮自在となっている。当該複数の棒体は、入れ
子式に連結していてもよい。当該荷物運搬台車によれ
ば、引き手が一の方向に伸縮自在となっているために、
荷物運搬台車を収納するのに必要なスペースを縮小で
き、また、例えば、引き手の棒体を縮小させた荷物運搬
台車を持ち運び自在ないわゆるキャリア式カバンとして
用いることもできる。

【００１９】本発明の荷物運搬台車の引き手の下端部に
は、他の車輪が取り付けられていてもよい。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を参照して詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に
何等限定されない。

【００２１】図１から図６において、本発明の実施の形
態の一例としての荷物運搬台車１は、Ｘ方向に沿って伸
びた引き手２と、引き手２に連結部３を介して連結して
いる荷物保持手段４と、Ｘ方向に直交するＹ方向におい
て連結部３から離れた荷物保持手段４の端部５に取り付
けられた車輪９及び１０とを具備している。

【００２２】引き手２は、Ｘ方向に伸びた伸縮自在なア
ーム１１及び１２と、アーム１１及び１２を橋絡してい
るＸ方向及びＹ方向に直交するＺ方向に伸びた橋絡体１
３と、アーム１１及び１２の上端に取り付けられた保持
部１４と、荷物保持手段４を支持する引き手２の下端に
配された支持部１５とを有している。

【００２３】アーム１１は、Ｘ方向に伸びた複数の略円
筒状の棒体１６を有しており、複数の棒体１６は、夫々
径が異なっており、夫々互いに摺動自在に連結、本例で
は入れ子式に連結している。複数の棒体１６のうちの下
方に位置する棒体１６には、後述の荷物保持体６及び７
に連結している。アーム１１は、互いに継がれた各棒体
１６を係合する係合機構を有しており、この係合機構
は、本例では各棒体１６の両端部外周若しくは内周に設
けられた凸部若しくは凹部（図示せず）からなり、凸部
と凹部とは互いに係合するようになっている。尚、アー
ム１２は、アーム１１と同様に構成されており、アーム
１１にＺ方向で対向して配されている。

【００２４】橋絡体１３は、本例ではＺ方向で互いに対
向する各棒体１６を橋絡しており、アーム１１及び１２
の相互間での歪みを防止している。

【００２５】保持部１４は、Ｚ方向に伸びており、主に
荷物運搬台車１を使用する者によって保持されるように
なっている。尚、保持部１４は、ゴム、スポンジ又は合
成樹脂等により覆われていてもよい。

【００２６】支持部１５は、連結部３よりも下方に位置
し、アーム１１及び１２がＸ方向に沿って伸びている状
態で、車輪９及び１０と共に路面等に接触するように配
されている。

【００２７】荷物保持手段４は、互いにＹ方向で対向す
る荷物保持体６及び７を具備している。

【００２８】荷物保持体６は、荷物２０を収納する合成
樹脂製の略直方体状の収納ケース２１からなり、収納ケ
ース２１は、上方が開口している収納ケース本体２２
と、収納ケース本体２２の上方を開閉する蓋部材２３と
を有している。収納ケース本体２２は、互いにＹ方向で
対向する側壁２４及び２５と、互いにＺ方向で対向する
側壁２６及び２７と、側壁２４、２５、２６及び２７の
下縁に連結している下壁２８とを具備している。側壁２
４の内面３０には、アーム１１及び１２と連結する連結
部材３ａが設けられている。内面３０には、後述の凸部
４０に被係合する凹部２９が設けられている。下壁２８
の端部５側には、車輪９及び１０が取り付けられてい
る。尚、側壁２６及び２７は、夫々のＹ方向における幅
が５〜１５ｃｍ程度で形成されているのが望ましい。

【００２９】蓋部材２３は、端部５側の側壁２５の上縁
部３５に蝶番３６を介して連結しており、上縁部３５に
位置するＺ方向に伸びた回動軸心としての蝶番３６の軸
部材（図示せず）の回りでＲ方向に回動自在となってい
る。蓋部材２３は、Ｒ方向に回動することによって、収
納ケース本体２２の上方、即ち、側壁２４、２５、２６
及び２７に囲まれる収納空間の上面を開閉する。蓋部材
２３の上面３７は、平坦に形成されており、上面３７上
には、アタッシュケース等の荷物２０を積載できるよう
になっている。蓋部材２３は、その一縁部３９の棒体１
６に接する部分を、本例では切り欠くことによって設け
た空間からなる窪み部３８を有している。窪み部３８に
は、前記収納空間の上面の閉鎖状態で、アーム１１及び
１２が通過するように設けられている。蓋部材２３の一
縁部３９近傍には、収納ケース本体２２の凹部２９に係
合する凸部４０が設けられている。尚、収納ケース２１
は、凹部２９と凸部４０とを有する係合機構を具備して
おり、この係合機構は、凹部２９及び凸部４０の係合及
びその解除を繰り返し行えるようになっている。また、
蓋部材２３の上面３７には、荷物２０が滑り落ちないよ
うに、ゴム等が被覆されていてもよく、荷物２０への振
動を抑えるべくスポンジ等が被覆されていてもよい。

【００３０】荷物保持体７は、荷物２０を下方から受け
持つ受け台５０からなり、受け台５０は、収納ケース２
１にＹ方向で対向しており、荷物２０が積載される金属
製の枠状体５１と、枠状体５１に取り付けられており、
連結部３に配された連結部材３ｂとを有している。連結
部材３ｂは、アーム１１及び１２と連結している。連結
部材３ｂには、枠状体５１がＹ方向に伸びた状態を保つ
ように、ストッパー５３が設けられている。枠状体５１
は、連結部３に位置すると共にＺ方向に伸びる回動軸心
としての連結部材３ｂのＺ方向に伸びる軸部材（図示せ
ず）を中心にして、当該軸部材の回りでＬ方向に回動す
るようになっている。尚、受け台５０は、枠状体５１に
代えて、板状体を有していてもよい。また、連結部材３
ｂは、アーム１１及び１２との連結を解除できるように
なっているのが好ましい。

【００３１】車輪９及び１０は、端部５側であって収納
ケース２１の下壁２８に、互いにＺ方向で対向して取り
付けられており、Ｚ方向に伸びた回転軸心を中心に夫々
回転するようになっている。尚、車輪９及び１０は、収
納ケース２１に着脱可能となっていてもよい。

【００３２】上述の荷物運搬台車１により荷物２０を運
搬する場合は、まず、収納ケース２１及び受け台５０に
荷物２０を搭載する。複数個の荷物２０の枠状体５１上
への積載は、例えば、これらの荷物２０を積み重ね、積
み重ねた荷物２０をロープ、網等を用いてアーム１１及
び１２に固定して行う。尚、使用者が出張等する際に、
荷物運搬台車１を用いる場合には、収納ケース２１内に
は、例えば洗面具、着替え等の生活用具などの荷物２０
を収納するのが好ましく、受け台５０には、例えばノー
ト型パソコン、筆記用具等のビジネス用具等を収納した
カバン及びアタッシュケースなどの荷物２０を積載する
のが好ましく、更に、荷物運搬台車１は、アタッシュケ
ース等の荷物２０が受け台５０、引き手２等から着脱自
在となるように、アタッシュケース等の荷物２０の連結
及び連結の解除が行えるように構成された受け台５０若
しくは引き手２又は受け台５０及び引き手２を有してい
るのが好ましい。

【００３３】次に、引き手２の保持部１４を保持し、図
３に示すように、車輪９及び１０のみが路面等に接地す
るように、引き手２を荷物運搬台車１の進行方向である
Ａ方向側に傾斜させ、保持部１４にＡ方向への移動力を
与えることによって車輪９及び１０を転動させ、荷物運
搬台車１をＡ方向に移動させる。

【００３４】尚、本発明の荷物運搬台車は、上述の荷物
運搬台車１に何等限定されず、例えば、実施の形態の他
の例として、図７に示すように、側壁２４の外面６０に
連結部材３ａが配されている収納ケース６１を具備する
荷物運搬台車１００によっても、図８に示すように、Ｘ
方向における高さを低くした収納ケース６２を具備する
荷物運搬台車１０１によっても、図９に示すように、Ｌ
方向に回動しないようにＹ方向に伸びた状態で固定され
る枠状体を有する受け台６３を具備する荷物運搬台車１
０２によっても、図１０に示すように、側壁２４にＹ方
向で対向し、且つ、側壁２４、２６及び２７の上縁部よ
りも下方に位置する上縁部７４を有する側壁７５と、上
縁部７４に連結した蓋部材７６とを有する収納ケース６
４を具備する荷物運搬台車１０３によっても、図１１に
示すように、下端部から支持部１５を取り除き、当該下
端部に車輪６５を取り付けている引き手６６を具備する
荷物運搬台車１０４によっても、図１２に示すように、
Ｙ方向に移動自在な枠状体６７を有する受け台６８から
なる荷物保持体６９と、収納ケース本体２２及び蓋部材
２３を有する収納ケース７０からなる荷物保持体７１と
を具備しており、枠状体６７が、Ｙ方向にスライド移動
して、Ａ方向側に突出した状態で係止され、且つ、収納
ケース７０の下方に位置するようになっている荷物運搬
台車１０５によっても、図１３に示すように、車輪９及
び１０を取り付けている一つの収納ケース８０を具備し
ている荷物運搬台車１０６によっても、また、図１４に
示すように、車輪９及び１０を取り付けている一つの受
け台８１を具備している荷物運搬台車１０７によっても
実施することができる。

【００３５】

【発明の効果】本発明によれば、積載した荷物の中から
必要に応じて特定の物を容易に取り出すことができ、積
載した荷物が盗られる等の事件を生じ難くでき、十分な
荷物積載スペースを確保でき、路面、床等に干渉するこ
となく移動させることができる荷物運搬台車を提供し得
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の一例の斜視説明図であ
る。

【図２】図１に示す例の側面説明図である。

【図３】図１に示す例の動作説明図である。

【図４】図１に示す例の正面説明図である。

【図５】図１に示す例の背面説明図である。

【図６】図１に示す例の主に収納ケースの平面説明図で
ある。

【図７】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図であ
る。

【図８】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図であ
る。

【図９】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図であ
る。

【図１０】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図で
ある。

【図１１】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図で
ある。

【図１２】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図で
ある。

【図１３】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図で
ある。

【図１４】本発明の実施の形態の他の例の側面説明図で
ある。

【符号の説明】

１ 荷物運搬台車 ２ 引き手 ３ 連結部 ４ 荷物保持手段 ５ 端部 ９、１０ 車輪

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一の方向に沿って伸びた引き手と、この
   引き手に連結部を介して連結している荷物保持手段と、
   一の方向に交差する他の一の方向において連結部から離
   れた荷物保持手段の端部に取り付けられた車輪とを具備
   している荷物運搬台車。
2. 【請求項２】 荷物保持手段は、互いに他の一の方向で
   対向する二つの荷物保持体を具備している請求項１に記
   載の荷物運搬台車。
3. 【請求項３】 一方の荷物保持体は、荷物を下方から受
   け持つ受け台からなり、他方の荷物保持体は、荷物を収
   納する収納ケースからなり、受け台は、枠状体又は板状
   体を有しており、この枠状体又は板状体は、他の一の方
   向に移動して、収納ケースの下方に位置するようになっ
   ている請求項２に記載の荷物運搬台車。
4. 【請求項４】 収納ケースは、その内面で引き手と連結
   している請求項３に記載の荷物運搬台車。
5. 【請求項５】 収納ケースの上面は、平坦に形成されて
   いる請求項３又は４に記載の荷物運搬台車。
6. 【請求項６】 収納ケースは、側壁と、側壁の上部に設
   けられた蓋部材とを有しており、蓋部材は、側壁で囲ま
   れる収納空間の上面を開閉するように、荷物保持手段の
   端部側における側壁上縁部に位置していると共に一の方
   向及び他の一の方向の夫々に直交する方向に伸びる回動
   軸心の回りで回動自在となっている請求項３から５のい
   ずれか一項に記載の荷物運搬台車。
7. 【請求項７】 蓋部材は、収納空間の上面の閉鎖状態
   で、引き手が通過する窪み部を有している請求項６に記
   載の荷物運搬台車。
8. 【請求項８】 両荷物保持体の夫々は、荷物を下方から
   受け持つ受け台からなり、一方の受け台は、枠状体又は
   板状体を有しており、この枠状体又は板状体は、他の一
   の方向に移動して、他方の受け台の下方に位置するよう
   になっている請求項２に記載の荷物運搬台車。
9. 【請求項９】 受け台は、連結部を中心に回動自在とな
   っている請求項３から８のいずれか一項に記載の荷物運
   搬台車。
10. 【請求項１０】 荷物保持手段は、荷物を収納する収納
    ケース又は荷物を下方から受け持つ受け台からなる荷物
    保持体を具備している請求項１に記載の荷物運搬台車。
11. 【請求項１１】 荷物保持体は、引き手との連結を解除
    できるようになっている請求項２から１０のいずれか一
    項に記載の荷物運搬台車。
12. 【請求項１２】 引き手は、一の方向に伸びた複数の棒
    体を有しており、一の方向に伸縮自在となっている請求
    項１から１１のいずれか一項に記載の荷物運搬台車。
13. 【請求項１３】 複数の棒体は、入れ子式に連結してい
    る請求項１２に記載の荷物運搬台車。
14. 【請求項１４】 引き手の下端部には、他の車輪が取り
    付けられている請求項１から１３のいずれか一項に記載
    の荷物運搬台車。