JP2002177336A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP2002177336A
JP2002177336A JP2000382815A JP2000382815A JP2002177336A JP 2002177336 A JP2002177336 A JP 2002177336A JP 2000382815 A JP2000382815 A JP 2000382815A JP 2000382815 A JP2000382815 A JP 2000382815A JP 2002177336 A JP2002177336 A JP 2002177336A
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JP
Japan
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wheel
movable body
rear wheel
wheelchair
convex
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JP2000382815A
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English (en)
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Koichi Yoshikawa
弘一 吉川
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MARUKYO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MARUKYO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 そのまま横方向への移動が簡単にできる車椅
子を提供する。 【解決手段】 前部に方向が自在に変えられる前輪13
を配置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪18を
配置した車椅子1において、該車椅子1の後輪18側に
該後輪18を接地面Gから浮上させることができる押上
装置24を設けてなり、該押上装置24にはその下端部
に方向が自在に変えられる副車輪26を取着した構成か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に加え横
方向へもそのまま移動が可能な車椅子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車椅子は、その前部両側に方向
が自在に変えられる小径の前輪が取着され、また後部両
側には前後方向にのみ回転する大径の後輪が取着されて
いる。該各後輪は互いに別個独立して回転するようにな
っており、外側に車椅子の着座者が手で回転させながら
移動するための手回しリングが取着されている。そこ
で、該手回しリングを持って両側の後輪を同時に回転さ
せるとそのまま前方向または後方向に移動でき、一方の
後輪を止め他方の後輪を回転させると、車椅子がいずれ
かに向きを変え方向転換ができるようになっている。こ
の際、前輪は車椅子の曲がる方向に追従して回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、車
椅子の着座者が長机に付き作業などをする場合、その長
机に沿って横方向に移動したいときは、後輪が前後方向
にのみ回転する関係上、そのまま横方向にずれるように
して移動することができない。このため、一旦後退して
から一方の後輪のみを回転させ前側の方向を転換してか
ら再び進むことにより横方向に移動しなければならず、
横移動のため逐一前後に移動することは極めて面倒であ
る。また、後方にもさがるだけのスペースが要ることか
ら、その間が狭いと横に長く移動する場合、何回も前後
移動を繰り返さなければならず、面倒であるばかりか多
くの労力を要するといった課題がある。そこで、本発明
は上記課題に鑑みなされたもので、そのままの姿勢で横
移動が労せず簡単に行なえるようにした車椅子を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る車椅子は、前部に方向が自在に変えられ
る前輪を配置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪
を配置した車椅子において、該車椅子の後輪側に該後輪
を接地面から浮上させることができる押上装置を設けて
なり、該押上装置にはその下端部に方向が自在に変えら
れる副車輪を取着した構成からなる。
【0005】また、本発明に係る車椅子は、前部に方向
が自在に変えられる前輪を配置し、後部には前後方向に
のみ回転する後輪を配置した車椅子において、該車椅子
の後輪側に該後輪を接地面から浮上させることができる
押上装置を設け、該押上装置は作動機構部と該作動機構
部の下側に位置し該作動機構部により作動する昇降機構
部とを備え、該昇降機構部は作動機構部側に固着される
筒状固定体と該筒状固定体内に嵌挿されて上下動しかつ
下端に自在に方向が変えられる副車輪を取着した可動体
とからなり、前記筒状固定体の内周面に可動体の上下動
に伴い該可動体を水平面内で所定角度ずつ回転させるた
めのガイド溝を刻設し、一方、前記可動体の外周面に前
記ガイド溝に嵌入する突起を突設し、また前記可動体の
上端外周縁と筒状固定体の内周面とにはそれぞれ前記可
動体の上下動により互いの凸部と凹部または凸部と凸部
が交互に噛合し得る環状噛合部を配設し、前記凸部と凹
部が噛合したとき、可動体が筒状固定体内に深く入って
停止し後輪を接地面に接地させた状態で副車輪が浮上
し、前記凸部と凸部とが噛合したとき、可動体が筒状固
定体内に浅く入って停止し後輪を浮上させた状態で副車
輪が接地面に接地するようにした構成からなる。
【0006】また、前部に方向が自在に変えられる前輪
を配置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置
した車椅子において、該車椅子の後輪側に該後輪を接地
面から浮上させることができる押上装置を設け、該押上
装置は作動機構部と該作動機構部の下側に位置し該作動
機構部により作動する昇降機構部とを備え、該昇降機構
部は作動機構部側に固着される筒状固定体と該筒状固定
体内に嵌挿されて上下動しかつ下端に自在に方向が変え
られる副車輪を取着した可動体とからなり、該可動体の
外周面または前記筒状固定体の内周面に可動体の上下動
に伴い該可動体を水平面内で所定角度往復回動させるた
めのガイド溝を刻設し、一方、前記筒状固定体の内周面
または可動体の外周面に前記ガイド溝に嵌入する突起を
突設し、また前記可動体の上端外周縁と筒状固定体の内
周面とにはそれぞれ前記可動体の上下動により互いの凸
部と凹部または凸部と凸部とが交互に噛合し得る環状噛
合部を配設し、前記凸部と凹部とが噛合したとき、可動
体が筒状固定体内に深く入って停止し後輪を接地面に接
地させた状態で副車輪が浮上し、前記凸部と凸部とが噛
合したとき、可動体が筒状固定体内に浅く入って停止し
後輪を浮上させた状態で副車輪が接地面に接地するよう
にした構成からなる。
【0007】また、前部に方向が自在に変えられる前輪
を配置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置
した車椅子において、該車椅子の後輪側に該後輪を接地
面から浮上させることができる押上装置を設けてなり、
該押上装置は下向きのシリンダーとそのロッドの先端部
に取着され方向が自在に変えられる副車輪とを備え、前
記シリンダーを作動させ、ロッドが上方へ収縮したと
き、後輪を接地面に接地させた状態で副車輪が浮上し、
前記ロッドが下方へ延びたとき、後輪を浮上させた状態
で副車輪が接地面に接地するようにした構成からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車椅子の実施
の形態を図面に基づき説明する。図1は車椅子の斜視
図、図2はその側面図である。車椅子1は、平行に起立
する両側左右の側枠2R,2Lと、この両側枠2R,2
Lを相互に連結する座シート支持枠3と、でフレームが
構成される。左右の側枠2R,2Lは、水平な基台管4
の後部に背もたれ支持管5の下端を連結し、該背もたれ
支持管5の上部と基台管4の前部すなわち後記する枝管
10に¬状に屈曲した肘掛け受管6のそれぞれ端部を連
結し、さらに背もたれ支持管5と肘掛け受管6の垂直部
間に横管7を水平状に掛け渡して両端を連結することに
より構成される。
【0009】また、左右の側枠2R,2Lの前端にはフ
ットプート8を取り付けるための支持管9が横管7の先
端を屈曲して一体に形成されると共に、支持管9の下部
後方に枝管10を延設し、該枝管10に肘掛け受管6の
下端が受け止められる。該枝管10の先端は傾斜管11
を介して前記基台管4に連結される。12は前輪13を
取り付けるための脚管であり、肘掛け受管6の垂直部側
面に沿わせて固定されている。前記前輪13は小径であ
って、前記脚管12の下端に位置し水平面内で自在に回
転する支持部材14に軸支され、方向が自在に変えられ
るようになっている
【0010】前記座シート支持枠3は、前後に平行に配
設された2本の等長リンク15を一組とし、これらの二
組を中央でパンタグラフ状に交差させて枢支連結し、ま
た各等長リンク15の下端と上端を各基台管4側と各横
管7側にそれぞれ取着し、その上部間に座シート16を
張設して折り畳み自在に構成される。これは、車椅子1
を折り畳んでコンパクトにし持上げ及び持運びが容易に
できるようにするためである。
【0011】前記各背凭れ支持管5の下部に軸受17を
固着し、該各軸受17に車軸を通して後輪18が片持ち
支持される。後輪18は、前後方向にのみ回転し、しか
も左右の後輪18は互いに独立して回転し得る。また、
各後輪18の外側には、移動するとき後輪18を回転さ
せるため着座者が手で握る手回しリング19が同心円状
に装着されている。20は両端に形成した筒部を両側の
背もたれ支持管5に挿通して取り付けられる背もたれシ
ート、21は両端に形成した筒部を同じく各背凭れ支持
管5に挿通して取り付けられる上部背もたれシートであ
る。また、22は各背凭れ支持管5の上端部に後方へ屈
曲させて設けられるハンドル杆であり、23は肘掛け受
管6の上面に取り付けた肘掛けである。
【0012】そこで、足の不自由な人や老人等車椅子1
を必要とする人は、前側から座シート16に座ると共に
両足を各フットプレート8上面に乗せる。そして、両手
で手回しリング19を回転させ両後輪18を回転させる
ことにより、前方又は後方に移動でき、更にはいずれか
一方のみを回転させて右または左側へ方向を変えること
ができるようになっている。また、自分で移動できない
ときは、介助者が後からハンドル杆22を握り車椅子1
を押して移動することとなる。
【0013】しかして、本発明は前記各基台管4と各背
もたれ支持管5との交差部に後輪18より内側に位置す
るようにして、該後輪18を接地面から浮上させ車椅子
1をそのまま横方向へ移動するための押上装置24が装
着される。図3は押上装置部位の正面図、図4は同背面
図、図5は同平面図、図6は図5のX−X線断面図をそ
れぞれ示す。前記押上装置24は、作動機構部25と該
作動機構部25の下側に位置し該作動機構部25により
作動する昇降機構部27とからなる。そして、該昇降機
構部27の下端に自在に方向が変えられる副車輪26が
取着される。
【0014】そこで、前記作動機構部25は横長方形状
の水平な基板28の上面に外板29aと中板29bと内
板29cがそれぞれ平行かつ等間隔に立設され、中板2
9bと内板29c間であって基板28上面に沿って前記
基台管4が挿通して固着され同時に背凭れ支持管5も挿
通して固着される。これにより押上装置24が装着さ
れ、前記基板28の下面前側に昇降機構部27が固着さ
れることとなる。
【0015】前記外板29aと中板29bと内板29c
間には後側に水平な支軸30が回動自在に軸着される。
該支軸30には、外板29aと中板29b間に位置して
支軸30側から前側に伸びる作用杆31が固着され、そ
の先端部が前記外板29aと中板29bと内板29c間
に水平に配設される可動杆32に取着される。該可動杆
32は、前記外板29aと中板29bと内板29cとに
それぞれ前記支軸30を中心とした円弧状に開設した縦
溝33にガイドされ、前記作用杆31の回動動作に伴い
上下方向に移動する。
【0016】前記支軸30の外板29aから側方に突出
する端部には、図3に示すように回動規制部材34が固
着され、その内面に支軸30を中心としかつ略半円弧状
に突出する突弧部35が設けられている。また、前記回
動規制部材34と外板29a間の支軸30には第一レバ
ー36が前記支軸30に対して自在に回動し得るように
取着される。該第一レバー36は、前記突弧部35の前
端面35aと後端面35b間で回動し、下部の段部37
を前端面35aまたは後端面35bのいずれかに当接さ
せ強く押して回動させることにより、支軸30をその方
向すなわち前側または後側へ回動し得るようになってい
る。なお、第一レバー36は着座者が手で操作し得る長
さに設定される。
【0017】一方、前記支軸30の内板29cから側方
に突出する端部にも、図4に示すように回動規制部材3
8が固着され、その内面に支軸30を中心としかつ略半
円弧状に突出する突弧部39が設けられている。また、
前記回動規制部材38と内板29c間の支軸30には第
二レバー40が前記支軸30に対して自在に回動し得る
ように取着される。該第二レバー40は、前記突弧部3
9の前端面39aと後端面39b間で回動し、下部の段
部41を前端面39aまたは後端面39bのいずれかに
当接し強く押して回動させることにより、支軸30をそ
の方向すなわち前側または後側へ回動し得るようになっ
ている。なお、第二レバー40は介助者が手で操作し得
る長さに設定される。
【0018】前記基板28の前側には図6に示すように
可動杆32に対応して通孔42が開設され、該通孔42
に前記昇降機構部27の上端面から上方へ突出する縦杆
43が挿通されると共にその上端部に前記可動杆32が
取着されることとなる。これにより、前記第一・第二レ
バー36,40を前後に回動し支軸30を介して作用杆
32を上下に回動すると、前記縦杆43が上下動するよ
うになっている。
【0019】次に、昇降機構部27について説明する。
図7は昇降機構部の斜視図、図8は同分解斜視図、図9
は同作動機構部の下面に固着された状態の断面図をそれ
ぞれ示す。図中、44は筒状固定体であり、45は該筒
状固定体44内に上下動自在に嵌挿される可動体であ
る。前記筒状固定体44は、上下両端面が開放する円筒
胴部材44aと、その上端開口に嵌入固定される上部枠
部材44bと、その下端開口に嵌入固定される円環状の
下部枠部材44cとからなる。
【0020】前記上部枠部材44bは円筒胴部材44a
の上端面に被して固着される円形の天板46を有し、該
天板46の下面外周縁に円筒胴部材44aの内周面に接
し、下端面が開放される円筒体47が一体に設けられ
る。そして、該円筒体47の下端縁にその周方向に沿っ
て、下部枠部材44cと共にガイド溝48を形成するた
めの深縦溝48aと、浅縦溝48bとが交互にかつ等間
隔に設けられる。各深縦溝48aと浅縦溝48bとの間
の下端縁は、後記する突起58を同じ周方向に沿って順
に深縦溝48a又は浅縦溝48bへ誘導するために下方
へ突出しかつ頂部を一側へ寄せた山型49に形成されて
いる。さらに、前記円筒体47の内周面上端部に環状噛
合部50が形成される。該環状噛合部50は前記各深縦
溝48aに対応位置して凹部50aが、また各浅縦溝4
8bに対応位置して凸部50bが交互に周設されてお
り、各凸部50bの下端面には逆V型溝51が凹設され
ている。前記天板46には中央に前記縦杆43が挿通さ
れる挿通孔52が開設されている。
【0021】前記下部枠部材44cは上面が鋸歯状に形
成され、各V溝53は前記深縦溝48a側の内面が傾斜
し、浅縦溝48b側の内面が鉛直に形成され、その下端
部が深縦溝48aと浅縦溝48bとのほぼ中間に位置す
るようになっている。また、前記下部枠部材44cの外
周面の対角線位置に抜止突起54が突設され、円筒胴部
材44aの下端開口に嵌入して、各抜止突起54を前記
円筒胴部材44aの下端縁部に設けられた係合孔55に
係脱自在に係合しかつ前記下部枠部材44cの外周面に
接着剤を塗布することにより、下部枠部材44cが円筒
胴部材44aに強固に固定される。
【0022】前記可動体45は下端面が開口した円筒状
に形成され、上壁45aの上面外周縁には凹部56aと
凸部56bとが交互に設けられ、前記環状噛合部50と
噛合し得る環状噛合部56が形成されている。各凸部5
6bの上端面は前記凸部50b下端面の逆V型溝51と
合致する山型57に形成されている。そこで、可動体4
5が水平面内で所定の角度回転する毎に、筒状固定体4
4側の各凸部50bの逆V字型溝51と可動体45側の
各凸部56bの山型57、または筒状固定体44側の各
凹部50aと可動体45側の各凸部56b及び筒状固定
体44側の各凸部50bと可動体45側の各凹部56a
がそれぞれ交互に噛合するようになっている。
【0023】また、前記可動体45の上端外周面に各凸
部56bに対応位置して外方へ放射状に突出する突起5
8が設けられている。各突起58は可動体45が筒状固
定体44内を上下動する毎に前記ガイド溝48内を周方
向に沿って摺動するようになっている。前記上壁45a
の上面にはその中心位置にスラスト軸受59を介して前
記縦杆43が突設されている。該縦杆43は前記天板4
6の挿通孔52更には前記基板28の通孔42を介して
上方に突出しており、その先端に二股部60が設けられ
ると共に該二股部60に開設された透孔61に前記可動
杆32が挿通される。この場合、前記作用杆31の先端
部が前記二股部60間に位置するようになっている。こ
れにより前記可動杆32の上下動により縦杆43を介し
て可動体45が筒状固定体44内を周方向に所定のピッ
チづつ回転しながら上下動することとなる。
【0024】一方、前記可動体45の上壁45aの下面
には図9に示すようにビス62により中間部材63が固
着されており、該中間部材63の下部に支持部材64が
水平面内で回転自在に軸支され、該支持部材64に副車
輪26が回転自在に軸着される。これにより該副車輪2
6は自在に方向が変えられ、しかも筒状固定体44の下
端面より下方へ突出するように配置される。65は筒状
固定体44内にあって天板46と可動体45の上壁45
a間に介装されるスプリングであり、これにより可動体
45を常に下方へ付勢して該可動体45の上下動作が確
実に行なえるようにしている。なお、前記スプリング6
5は前記第一・第二レバー36,40の回動動作に支障
のない範囲でその強さが選ばれる。
【0025】そこで、可動体45が筒状固定体44内を
上動し突起58が上部枠部材44bの深縦溝48aの奥
端に位置しているときは、図10に示すように後輪18
が接地面Gに接地する状態で副車輪26は接地面Gから
浮上している。また、このとき、可動杆32は上動した
位置にある。
【0026】この状態で、可動杆32が下動し可動体4
5が下動すると、各突起58が各深縦溝48a内を下降
し、下部枠部材44cの各V溝53に達すると傾斜する
一側面内に当接して移動し、これに伴ない可動体45が
図11に示すように水平面内で一側方へ回動すると共に
副車輪26が後輪18よりも下方に突出し該後輪18を
接地面Gから上方に浮上させる。
【0027】そして、下動杆32が上動するのに伴い各
突起58が上方に摺動すると図12に示すように円筒体
47下端の山型49面に当接して可動体45を周方向へ
さらに回動させ、今度は各浅縦溝48b内を上方へ摺動
してその上端部に達する。同時に可動体45側の各凸部
56b上端の山型57が上部枠部材44b側の各凸部5
0b下端の逆V型溝51に合致して両環状噛合部50,
56が噛合し、可動体45が筒状固定体44内に浅く入
り停止する。このとき、副車輪26が後輪18よりも下
方に位置し、後輪18は接地面Gよりも上方に浮上して
いることとなる。以後同様の動作を繰り返し、可動体4
5が水平面内で所定角度ずつ回転する毎に副車輪26が
上下動作を繰り返すようになっている。
【0028】本発明は上記構成よりなり、次にその作用
を説明する。先ず、通常屋内の部屋、廊下または屋外の
路上を移動する場合は、図10に示すように副車輪26
は接地面Gから浮上させておき、後輪18を接地面Gに
接地させておく。
【0029】そこで、屋内でしかも長机に向かって作業
をしていて、その長机に沿って横に移動したい場合は、
着座者が第一レバー36を図3の矢視方向に回動操作す
る。これに伴い作用杆31が下方に回動され可動杆32
を押し下げると共に可動体45が図3の矢視方向に下動
され、副車輪26を図11に示す位置に突出させる。こ
の状態で、前記第一レバー36を緩めると、車椅子1の
自重で可動杆32が上昇して図12に示す位置で副車輪
26が停止し、後輪18が接地面Gから浮上した状態と
なる。このようになると、前輪13も同様であるが、副
車輪26がその方向が自在に変えられることから、その
まま車椅子1を長机に沿って横移動できることとなる。
また、始めの状態に戻したいときは、もう一度第一レバ
ー36を押し下げて緩めれば、副車輪26が図10に示
す位置に戻り後輪18が接地面Gに接地して前後へ自在
に移動できることとなる。
【0030】また、着座者一人では操作できないとき
は、付き添いの介助者が第二レバー40を使って操作す
ることになるが、この場合も前記と同様に行える。すな
わち、第二レバー40を図4矢視方向に回動させること
により、作用杆31が下方に回動し可動杆32を下方に
押し下げる。これにより副車輪26が図11の位置を介
し図12の位置に至って停止し、車椅子1の横移動が可
能となる。
【0031】図13乃至図18は他の実施の形態に係る
押上装置24aすなわち異なる昇降機構部27aを使用
した場合を示すもので、図13は昇降機構部の斜視図、
図14は同分解斜視図をそれぞれ示す。図において、6
6は前記作動機構部25の基板28の下面に鉛直に固着
される筒状固定体であり、67は該筒状固定体66内に
上下動自在に嵌挿される可動体である。これら筒状固定
体66と可動体67はそれぞれ内周面と外周面が円筒面
状をなす。そして、可動体67には筒状本体内に短柱胴
部67aが固着されており、該短柱胴部67aの下端に
支持部材64を介して副車輪26がその下端が可動体6
7の下端面より下方に突出し、しかもその方向が自在に
変えられるように装着されている。
【0032】前記筒状固定体66の内周面の上端にガイ
ド環68がビス69,69を介して固着される。該ガイ
ド環68の下端には、同じ横幅の凹部70aを周方向に
沿って等間隔に4個設けると共にこれらの凹部70aの
間に各凹部70aとほぼ同じ横幅の凸部70bを設けた
環状噛合部70が形成される。さらに、これらの各凹部
70aの奥端及び凸部70bの先端には山形の窪み71
a,71bがそれぞれ設けられている。一方、前記可動
体67の上端外周縁に前記ガイド環68の環状噛合部7
0に設けた各凹部70a及び凸部70bに対応して互い
に噛合し得る凹部72a及び凸部72bを交互に4個ず
つ設けた環状噛合部72が形成される。各凸部72bの
上端に前記各凹部70aの奥端及び凸部70bの先端に
設けた山形の窪み71a,71bに合致する山形の突部
73が設けられている。
【0033】さらに、前記可動体67の外周面に該可動
体67の上下動に伴い該可動体67を水平面内で所定角
度往復回動させるため、筒状固定体66に打ち込まれそ
の内周面に突設された突起であるピン74が嵌入される
ガイド溝75が刻設されている。該ガイド溝75は、上
山形溝部75aと下山形溝部75bとが下端で連通して
形成される。さらに該下山形溝部75bの両側下端にそ
れぞれ鉛直溝部75cと75dが連なって形成されてお
り、前記凸部72bの下方に位置する鉛直溝部75cの
下端部B1は浅く、また、前記凹部72aの下方に位置
する鉛直溝部75dの下端部B2は深く形成されてい
る。そして、その深浅の差は前記筒状固定体66側の凹
部70aと凸部70bとの高低差に一致させて設定され
ている。
【0034】そこで、上山形溝部75aの上端部T1か
ら下降して鉛直溝部75dの下端部B2に達したピン7
4は、再び上昇するときは必ず下山形溝部75bに沿っ
て上昇し、上端部T2を越えてから下降し他方の鉛直溝
部75cの下端部B1に到達する。この下端部B1に到
達したピン74は、再び上昇するときは必ず上山形溝部
75aに沿って上昇し、上端部T1に到達する。これに
より、可動体3はその上下動作に伴い水平面内で所定角
度往復回動することとなり、しかも前記両環状噛合部7
0,72の各凹部70aと凸部72bおよび各凸部70
bと凹部72aとがそれぞれ交互に噛合するようになっ
ている。なお、前記ガイド溝75は可動体67の外周面
に等間隔に複数形成し、かつこれに対応してピン74も
複数設けるようにしても良い。そして、前記短柱胴部6
7aの上端面にスラスト軸受59を介して縦杆43が突
設される。
【0035】このように構成される昇降機構部27aを
備えた押上装置24aの作用を図15乃至図18に基づ
き説明する。先ず、通常屋内の部屋、廊下または屋外の
路上を移動する場合は、図15に示すように縦杆43を
上動させ凹部70aと凸部72b及び凸部70bと凹部
72aを互いに噛合させて副車輪26を接地面Gから浮
上させておく。この時、ピン74は深い鉛直溝部75d
の下端部B2位置している。
【0036】そこで、屋内でしかも長机に向かって作業
をしていて、その長机に沿って横に移動したい場合は、
着座者が前記と同様に第一レバー36を図3の矢視方向
に回動操作する。これにより図16に示すように縦杆4
3が下動し、これに伴い可動体67が下降すると共に一
方の下端部B2にあったピン74が下山形溝部75b沿
いに上昇すると共に可動体67が水平面内で回動され、
ピン74は下山形溝部75bの上端部T2に達し、副車
輪26を下方に突出させる。
【0037】更に、第一レバー36を緩めることで、図
17に示すように可動体67が筒状固定体66内に再び
入り、ピン74は前記下山形溝部75bに沿って下降し
他方の鉛直溝部75cの下端部B1に位置する。同時
に、可動体67側の各凸部72bがガイド環68下端に
設けた各凸部70bに合致し、しかも各凸部70bの窪
み71bと突部73とが噛合して可動体3が停止し、そ
の下端に装着した副車輪26が後輪18より下方に突出
して停止し後輪18が接地面Gから浮上した状態とな
る。このようになると、前輪13も同様であるが、副車
輪26がその方向が自在に変えられることから、そのま
ま車椅子1を長机に沿って横移動できることとなる。
【0038】また、始めの状態に戻したいときは、もう
一度第一レバー36を押し下げて緩めれば、図18に示
すようにピン74が真直ぐ上昇し上山形溝部75aの上
端部T1に達し、更に図15に示す元の鉛直溝部75d
の下端部に達し、副車輪26が同図に示す位置に戻り後
輪18が接地面Gに接地して前後へ自在に移動できるこ
ととなる。
【0039】また、着座者一人では操作できないとき
は、付き添いの介助者が第二レバー40を使って操作す
ることになるが、この場合も前記と同様に行える。すな
わち、第二レバー40を図4と同様に矢視方向に回動さ
せることにより、作用杆31が下方に回動し可動杆32
を下方に押し下げる。これにより副車輪26が図16の
位置を介し図17の位置に至って停止し、車椅子1の横
移動が可能となる。
【0040】なお、図示は省略するが、この実施の形態
において前記可動体67の外周面に設けたガイド溝75
を筒状固定体66の内周面に設けると共に、ピン74を
可動体67の外周面に突設するようにしてもよい。ま
た、ピン74は可動体67,筒状固定体66とは別体と
して設けたが、可動体67または筒状固定体66の一部
を隆起させて一体に設けるようにすれば、構成が格段に
簡略化され製作が簡単になるばかりか製作コストも極め
て低廉になる。
【0041】図19、図20はシリンダーを使用して副
車輪26を上下動させるようにした他の実施の形態に係
る押上装置24bを示すもので、図19は同全体の概略
構成図、図20は同作用を示すシリンダーの断面図であ
る。なお、シリンダーとして油圧シリンダーが使用され
る。図中、76は前記車椅子1の左右の背凭れ支持管5
に沿ってほぼ鉛直に固着される油圧シリンダーであり、
77は該各油圧シリンダー76を作動させるための操作
部である。該操作部77から引き出される主管78は途
中一対の分岐管79に分岐され、各分岐管79が各油圧
シリンダー76に接続される。
【0042】前記操作部77は、ポンプ本体80内にピ
ストン81が内装され、その出力軸82がポンプ本体8
0の一端壁80aから外側に突出されている。該出力軸
82の先端にはリンク機構83を介して回動するポンプ
レバー84が止着され、該ポンプレバー84を回動させ
ることにより前記ピストン81がポンプ本体80内を摺
動するようになっている。前記ピストン81とポンプ本
体80の他側壁80b間には油室85が形成され、該油
室85に前記主管78が接続される。86は主管78に
設けられる逆止弁であり、油室85内の油を各油圧シリ
ンダー76側に通すが、その逆は通さないように設定さ
れる。また、87は前記逆止弁86を強制的に作動させ
油室85側へ油を通すことができるための解除レバーで
ある。前記操作部77は車椅子1の所望の位置、例えば
着座者の近くに取り付けられる。
【0043】油圧シリンダー76は左右同一の構成であ
ることから、一方の油圧シリンダー76について説明す
る。図20において、88は上下端面が開放されたシリ
ンダー本体であり、その上端面を塞ぐようにして支持板
89が固着され、該支持板89にシリンダー本体88内
と連通する流入口90が開設されている。該流入口90
には前記分岐管79の先端部が接続される。また、シリ
ンダー本体88の下端には同様にその下端面を塞ぐよう
にしてガイド筒体91が固着される。該ガイド筒体91
の下端面には通孔92が開設される。
【0044】前記シリンダー本体88には、基端部(上
端部)側にピストン93を固着したロッド94が内装さ
れ、その先端部(下端部)が前記通孔92から下方へ突
出している。また、前記ピストン93とガイド筒体91
の下端との間にはロッド94を囲うようにして圧縮コイ
ルバネ95が装着されている。96は前記ロッド94と
一体に設けられて上下動する支持部材であり、ロッド9
4の先端が固着される定板97の上面に上端面が開放し
前記ガイド筒体91に嵌着されてガイドされつつ摺動す
る外側筒体98が設けられる。
【0045】一方、前記定板97の下面には保持部99
が一体に設けられその下端部に支軸100により副車輪
26が軸支されている。前記支持部材96は前記ガイド
筒体91の外周面に沿って水平面内で自在に回転できる
ようになっており、これにより副車輪26の方向が自在
に変えられることとなる。
【0046】次に、上記押上装置24bの作用を説明す
る。先ず、通常屋内の部屋、廊下または屋外の路上を移
動する場合は、油室85内に油を貯めて図10と同様に
副車輪26を接地面から浮上させておき、また後輪18
は接地面Gに接地させておく。
【0047】そこで、屋内でしかも長机に向かって作業
をしていて、その長机に沿って横に移動したい場合は、
着座者がポンプレバー84を図19矢視方向に回動操作
する。これに伴い油室85内の油が両油圧シリンダー7
6側に送られ、ピストン93を押すことにより、ロッド
94が下方に延び図20鎖線に示すように支持部材96
が下降し、副車輪26を図12と同様に後輪18が接地
面Gから適宜量浮上した位置まで突出させる。この状態
で、前記ポンプレバー84の回動動作を停止すると逆止
弁86が機能していることから、ポンプレバー84がそ
の位置で止まる。このとき、副車輪26だけが接地面G
に接地ししかもその方向が自在に変えられることから、
そのまま車椅子1を長机に沿って横移動できることとな
る。
【0048】また、始めの状態に戻したいときは、解除
レバー87を回動させ逆止弁86を強制的に開け油圧シ
リンダー76側の油を油室85内に戻す。これにより、
副車輪26が図10と同様に元の位置まで上方に収縮し
後輪18が接地面Gに接地して前後自在に移動できるこ
ととなる。このように、油圧シリンダーを使用すれば、
操作が容易となり、労力の負担が掛からず特に身障者ま
たは老人など体が不自由な人にとって有益である。
【0049】また、着座者一人では操作できないとき
は、付き添いの介助者がポンプレバー84または解除レ
バー87を操作することになるが、この場合はハンドル
杆22の近くの位置に操作部77を設置して使用するよ
うにすれば、前記と同様に操作可能である。なお、前記
シリンダーは油圧シリンダー76を使用したが、可能で
あれば電動式の油圧シリンダーであってもよく、更には
可能であればガスシリンダーを使用するようにしても良
い。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る車椅
子は、前部に方向が自在に変えられる前輪を配置し、後
部には前後方向にのみ回転する後輪を配置した車椅子に
おいて、該車椅子の後輪側に該後輪を接地面から浮上さ
せることができる押上装置を設け、該押上装置にはその
下端部に方向が自在に変えられる副車輪を取着した構成
からなるので、車椅子をそのまま横方向にも簡単に移動
させることができることとなり、車椅子を使用する者に
とって極めて至便である。
【0051】また、押上装置にシリンダーを使用するよ
うにすれば、操作が容易となり、労力の負担が掛からず
特に身障者または老人など体が不自由な人にとって有益
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される車椅子の斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】押上装置部位の正面図。
【図4】図4は同背面図。
【図5】同平面図。
【図6】図5のX−X線断面図。
【図7】昇降機構部の斜視図。
【図8】同分解斜視図。
【図9】同作動機構部の下面に固着された状態の断面
図。
【図10】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図11】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図12】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図13】他の実施の形態に係る昇降機構部の斜視図。
【図14】同分解斜視図。
【図15】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図16】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図17】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図18】押上装置部位の作用を示す断面図。
【図19】他の実施の形態に係る押圧装置の全体の概略
構成図。
【図20】同作用を示すシリンダーの断面図。
【符号の説明】
1 車椅子 13 前輪 18 後輪 24,24a,24b 押上装置 25 作動機構部 26 副車輪 44,66 筒状固定体 45,67 可動体 48,75 ガイド溝 50,70 環状噛合部 50a,70a 凹部 50b,70b 凸部 56,72 環状噛合部 56a,72a 凹部 56b,72b 凸部 58,74 突起 76 シリンダー(油圧シリンダ
ー) 94 ロッド G 接地面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に方向が自在に変えられる前輪を配
    置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置した
    車椅子において、 該車椅子の後輪側に該後輪を接地面から浮上させること
    ができる押上装置を設けてなり、該押上装置にはその下
    端部に方向が自在に変えられる副車輪を取着したことを
    特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】 前部に方向が自在に変えられる前輪を配
    置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置した
    車椅子において、 該車椅子の後輪側に該後輪を接地面から浮上させること
    ができる押上装置を設け、該押上装置は作動機構部と該
    作動機構部の下側に位置し該作動機構部により作動する
    昇降機構部とを備え、該昇降機構部は作動機構部側に固
    着される筒状固定体と該筒状固定体内に嵌挿されて上下
    動しかつ下端に自在に方向が変えられる副車輪を取着し
    た可動体とからなり、前記筒状固定体の内周面に可動体
    の上下動に伴い該可動体を水平面内で所定角度ずつ回転
    させるためのガイド溝を刻設し、一方、前記可動体の外
    周面に前記ガイド溝に嵌入する突起を突設し、また前記
    可動体の上端外周縁と筒状固定体の内周面とにはそれぞ
    れ前記可動体の上下動により互いの凸部と凹部または凸
    部と凸部が交互に噛合し得る環状噛合部を配設し、前記
    凸部と凹部が噛合したとき、可動体が筒状固定体内に深
    く入って停止し後輪を接地面に接地させた状態で副車輪
    が浮上し、前記凸部と凸部とが噛合したとき、可動体が
    筒状固定体内に浅く入って停止し後輪を浮上させた状態
    で副車輪が接地面に接地するようにしたことを特徴とす
    る車椅子。
  3. 【請求項3】 前部に方向が自在に変えられる前輪を配
    置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置した
    車椅子において、 該車椅子の後輪側に該後輪を接地面から浮上させること
    ができる押上装置を設け、該押上装置は作動機構部と該
    作動機構部の下側に位置し該作動機構部により作動する
    昇降機構部とを備え、該昇降機構部は作動機構部側に固
    着される筒状固定体と該筒状固定体内に嵌挿されて上下
    動しかつ下端に自在に方向が変えられる副車輪を取着し
    た可動体とからなり、該可動体の外周面または前記筒状
    固定体の内周面に可動体の上下動に伴い該可動体を水平
    面内で所定角度往復回動させるためのガイド溝を刻設
    し、一方、前記筒状固定体の内周面または可動体の外周
    面に前記ガイド溝に嵌入する突起を突設し、また前記可
    動体の上端外周縁と筒状固定体の内周面とにはそれぞれ
    前記可動体の上下動により互いの凸部と凹部または凸部
    と凸部とが交互に噛合し得る環状噛合部を配設し、前記
    凸部と凹部とが噛合したとき、可動体が筒状固定体内に
    深く入って停止し後輪を接地面に接地させた状態で副車
    輪が浮上し、前記凸部と凸部とが噛合したとき、可動体
    が筒状固定体内に浅く入って停止し後輪を浮上させた状
    態で副車輪が接地面に接地するようにしたことを特徴と
    する車椅子。
  4. 【請求項4】 前部に方向が自在に変えられる前輪を配
    置し、後部には前後方向にのみ回転する後輪を配置した
    車椅子において、 該車椅子の後輪側に該後輪を接地面から浮上させること
    ができる押上装置を設けてなり、該押上装置は下向きの
    シリンダーとそのロッドの先端部に取着され方向が自在
    に変えられる副車輪とを備え、前記シリンダーを作動さ
    せ、ロッドが上方へ収縮したとき、後輪を接地面に接地
    させた状態で副車輪が浮上し、前記ロッドが下方へ延び
    たとき、後輪を浮上させた状態で副車輪が接地面に接地
    するようにしたことを特徴とする車椅子。
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