JP2002176904A - 食品生地延展方法及び装置 - Google Patents

食品生地延展方法及び装置

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JP2002176904A JP2000377554A JP2000377554A JP2002176904A JP 2002176904 A JP2002176904 A JP 2002176904A JP 2000377554 A JP2000377554 A JP 2000377554A JP 2000377554 A JP2000377554 A JP 2000377554A JP 2002176904 A JP2002176904 A JP 2002176904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送コンベアによって搬送される食品生地を
次第に薄く延展する際、食品生地の表面にしわや擦傷等
を生じることなく延展する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 搬送速度が下流側程大きくなる複数の搬
送コンベア5,7,9を直列に接続し、各搬送コンベア
5,7,9によって搬送される食品生地3を延展する複
数の延展ローラ11をエンドレス状に備えた延展コンベ
ア13を搬送コンベア5,7,9の上方に配置し、搬送
コンベア5,7,9の回転方向に対して延展コンベア1
3を反対方向へより高速に回転しかつ延展ローラ11を
食品生地3に接触し転動することによって食品生地3の
延展を行う食品生地延展方法において、食品生地3に対
して延展ローラ11を滑りのないころがり接触で回転移
動して、食品生地3の延展を行う食品生地延展方法及び
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば菓子生地や
パン生地等のごとき食品生地を薄く延展するための食品
生地の延展方法及び装置に係り、さらに詳細には、食品
生地表面にしわや擦傷等を生じることなく食品生地を延
展する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る先行例として、例えば特開
昭54−991号公報がある。この先行例においては、
食品生地を搬送する搬送速度が下流側程大きくなる複数
の搬送コンベアを直列に接続し、上記各搬送コンベアに
よって搬送される食品生地を延展するための複数の延展
ローラをエンドレス状に備えた延展コンベアを前記複数
の搬送コンベアの上方に配置した構成である。そして、
延展コンベアの走行駆動時に、前記各延展ローラに回転
を付与するための摩擦板を適宜範囲に亘って設けた構成
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき先行例の
構成においては、複数の搬送コンベアによって搬送され
る食品生地を良好に延展することができるものの、先行
例における摩擦板は定位置に固定してあり、この摩擦板
に接触して各延展ローラが転動することにより延展ロー
ラに回転を付与する構成であるから、各延展ローラは延
展される食品生地に対して滑りのないころがり接触とは
ならず、食品生地と延展ローラとの間に滑りを生じ、食
品生地の表面にしわや擦傷等を生じることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発
明は、食品生地を搬送する搬送速度が下流側程大きくな
る複数の搬送コンベアを直列に接続し、上記各搬送コン
ベアによって搬送される食品生地を延展する複数の延展
ローラをエンドレス状に備えた延展コンベアを前記複数
の搬送コンベアの上方に配置し、前記各搬送コンベアの
回転方向に対して前記延展コンベアを反対方向へより高
速に回転しかつ前記延展ローラを食品生地に接触し転動
することによって食品生地の延展を行う食品生地延展方
法において、少なくとも最下流の搬送コンベアによって
搬送される食品生地に対して前記延展コンベアに備えた
延展ローラを滑りのないころがり接触で回転移動して、
前記食品生地の延展を行う食品生地延展方法である。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
食品生地延展方法において、最下流の搬送コンベアと等
速回転する回転伝達部材によって延展コンベアの延展ロ
ーラに回転を付与する食品生地延展方法である。
【0006】請求項3に係る発明は、直列に接続され食
品生地を搬送する搬送速度が下流側程大きくなる複数の
搬送コンベアと、上記搬送コンベアの上方に配置され上
記搬送コンベアによって搬送される食品生地を延展する
複数の延展ローラをエンドレス状にかつ回転自在に備え
た延展コンベアとを備えた食品生地延展装置において、
最下流の搬送コンベアによって搬送される食品生地に対
して前記延展ローラを滑りのないころがり接触で回転移
動するために最下流の搬送コンベアに対応した延展ロー
ラに接触して回転する回転伝達部材を設け、この回転伝
達部材の回転速度を、最下流の搬送コンベアと等速に設
定した構成である。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
食品生地延展装置において、回転伝達部材は搬送コンベ
アと並列して設けたエンドレス部材である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る食品生
地延展装置1は、図1に概念的に示すように、例えば菓
子生地やパン生地などのごとき食品生地3を搬送する搬
送速度V1,V2,V3が下流側程大きくなる複数の搬
送コンベア5,7,9が直列に接続してあり、上記搬送
コンベア5,7,9によって上流側から下流方向(矢印
A方向)へ搬送される前記食品生地3を延展するための
複数の延展ローラ11をエンドレス状に備えた延展コン
ベア13が前記各搬送コンベア5,7,9の上方に配置
してある。
【0009】前記複数の搬送コンベア5,7,9は個別
の制御モータによって個別に回転駆動する構成であって
も、また適宜の変速機構を介することによって各搬送コ
ンベア5,7,9に搬送速度差を生じるように構成し
て、1個のモータでもって各搬送コンベア5,7,9を
回転駆動する構成であっても良いものである。要は、下
流側の搬送コンベア程搬送速度(V)が大きければよい
ものである。すなわち、本例においては、V3>V2>
V1の関係にある。なお、複数の搬送コンベア5,7,
9を直列に接続し、下流側程搬送速度を大きくするため
の構成は、前述したように個別に回転駆動する構成や、
適宜変速機構を介してモータ等の駆動源と適宜の連動連
結するなど種々の構成を採用し得るので、各搬送コンベ
ア5,7,9を回転駆動するための構成についての詳細
な説明は省略する。
【0010】前記延展コンベア13は、例えばエンドレ
スチエン,エンドレスベルト等のごとき一対のエンドレ
ス回転体15A,15Bに適宜間隔に取付けた軸受17
(図2参照)に両端部を回転自在に支持されたローラ軸
19に軸受21を介して前記延展ローラ11を回転自在
に支持した構成であって、第1の搬送コンベア5の搬送
終端側の適宜上流位置から第3の搬送コンベア9の搬送
始端側の適宜下流位置に亘って設けてある。
【0011】上記各エンドレス回転体15A,15Bの
適宜位置は、装置本体(図示省略)に設けた例えばチエ
ンガイドなどのごとき適宜のガイド部材(図示省略)に
よって弛みのないように案内支持されており、また上記
エンドレス回転体15A,15Bに備えた軸受17は、
装置本体に設けたローラガイド23(図2参照)に案内
支持されている。
【0012】前記延展コンベヤ13において、前記第
1,第2,第3の搬送コンベア5,7,9によって搬送
されている食品生地3を延展するための延展作用領域に
位置する延展ローラ11と上記各搬送コンベア5,7,
9の上面との間隔(間隙)tは、それぞれt1,t2,
t3に設定してあり、上記間隔t1,t2,t3は、t
1>t2>t3の関係にある。すなわち、上流側の搬送
コンベア5と延展コンベア13の延展ローラ11との間
隔よりも下流側の搬送コンベアと延展ローラ11との間
隔が次第に小さくなるように設定してある。
【0013】上記間隙t1,t2,t3が次第に小さく
なる構成としては、第1,第2,第3の搬送コンベア
5,7,9間に段差を有する構成でも、第1,第2,第
3の搬送コンベア5,7,9を傾斜面に配置した態様の
構成としてもよく、または相対的には、ローラガイド2
3の下側のローラガイド部を下流側が低くなるように段
状にあるいは傾斜した構成としても良いものである。
【0014】要は、第1,第2,第3の搬送コンベア
5,7,9によって搬送される食品生地3が次第に薄く
なるように、搬送コンベアと延展コンベアとの間隔が次
第に狭くなる構成であれば良いものである。なお、前記
延展コンベヤ13は、最下流の第3の搬送コンベア9の
搬送速度V3よりも高速で走行回転するものであり、こ
の種の延展コンベア13を回転移動する構成は、前記先
行例の構成と同様で良く公知であるから、その構成の詳
細については図示、説明は省略する。
【0015】前記第1,第2,第3の搬送コンベア5,
7,9の両側には、前記延展作用領域において各搬送コ
ンベア5,7,9上の食品生地3に接触し押圧延展する
ための延展ローラ11に回転を付与するための回転付与
手段25が設けられている。
【0016】より詳細には、前記第1の搬送コンベア5
の両側には、第1搬送コンベア5上の食品生地3に押圧
接触する延展コンベア13における延展ローラ11の両
端付近と接触する転動ガイド27が並列して設けられて
いる。この転動ガイド27は、例えば硬質ゴム等のごと
く摩擦が大きな部材から構成してあって、延展コンベア
13の回転によって延展ローラ11が第1搬送コンベア
5上の食品生地3に押圧接触する位置から第1搬送コン
ベア13の搬送終端に亘って長く設けてある。
【0017】したがって、延展コンベア13の回転によ
って延展ローラ11が第1搬送コンベア5の搬送方向と
同方向に移動するとき、延展ローラ11の両端付近が転
動ガイド27に接触し、回転速度R1の回転を生じて転
動移動することになる。そして第1搬送コンベア5上の
食品生地3は、搬送コンベア5と延展コンベア13との
間の間隙t1の厚さに延展されることになる。
【0018】この際、延展コンベア13における延展ロ
ーラ11は、装置本体の定位置に固定して設けた転動ガ
イド27に接触して回転を生じ転動するものであるか
ら、延展ローラ11の回転速度R1は、例えば第1搬送
コンベア5に延展ローラ11が接触し、延展コンベア1
3と第1搬送コンベア5との速度差によって生じる回転
速度とは異なるので、延展ローラ11と食品生地3との
接触関係は、すべりを生じない純ころがり接触ではな
く、延展ローラ11と食品生地3との間には相対的な滑
りを生じているものであり、食品生地3の上面にしわや
擦傷を生じる傾向にある。しかし、ここでしわや擦傷を
生じた場合であっても、第2,第3の搬送コンベア7,
9の位置においてさらに延展作用を受けることにより、
前記しわや擦傷は問題ないものである。
【0019】前記第2搬送コンベア7の両側には、当該
搬送コンベア7上の食品生地3を延展する延展ローラ1
1に回転を付与するために、搬送コンベア7とほぼ同長
のエンドレスチエン,ベルト等のごとき第1回転伝達部
材29が並列して設けてある。また、第3搬送コンベア
9の両側には、第3搬送コンベア9上の食品生地3を延
展する延展ローラ11に回転を付与するために、搬送コ
ンベア9の搬送始端部付近から適宜下流範囲に亘って、
第1回転伝達部材29同様の第2回転伝達部材31が設
けてある。上記第1回転伝達部材29は、第1制御モー
タM1によって回転される第1駆動プーリ33と第1従
動プーリ35とに掛回してあり、第2回転伝達部材31
は、第2制御モータM2によって回転される第2駆動プ
ーリ37と前記第1従動プーリ35と同軸に回転自在に
設けた第2従動プーリ39とに掛回してある。
【0020】前記第1,第2の駆動プーリ33,37及
び第1,第2の従動プーリ35,39は同径であり、第
1回転伝達部材29は第1制御モータM1によって前記
第2搬送コンベア7と同方向へ同速で回転され、第2回
転伝達部材31は第2制御モータM2によって第3搬送
コンベア9と同方向へ同速で回転されている。
【0021】前記延展コンベア13における延展ローラ
11の両端付近は、第1搬送コンベア5に対応した位置
から第2搬送コンベア7に対応した位置へ移動すると、
前記転動ガイド27から第1回転伝達部材29上に移動
し、延展コンベア13と第1回転伝達部材29との速度
差によって延展ローラ11は回転速度R2で回転され
る。そして、第2搬送コンベア7に対応した位置から第
3搬送コンベア9に対応した位置へ移動すると、延展ロ
ーラ11の両端付近は、第1回転伝達部材29から第2
回転伝達部材31上へ移動し、延展コンベア13と第2
回転伝達部材31との速度差によって延展ローラ11は
回転速度R3で回転される。
【0022】上記構成により、第1搬送コンベア5上に
おいて厚さt1に延展された食品生地3は第1搬送コン
ベア5上から第2搬送コンベア7上へ移送されるとき、
第1搬送コンベア5と第2搬送コンベア7との速度差に
よって引き延ばされると共に、第2搬送コンベア7と延
展コンベア13との間隔t2がより狭くなることにより
第2搬送コンベア7上において食品生地3はさらに薄く
延展されることになる。
【0023】第2搬送コンベア7に対応する位置の延展
ローラ11の両端付近は第1回転伝達部材29に接触
し、第1回転伝達部材29と延展コンベア13との回転
速度差によって延展ローラ11に回転速度R2の回転を
生じる。この際、第1回転伝達部材29と第2搬送コン
ベア7は同一方向へ同一速度で回転しているので、延展
ローラ11は第2搬送コンベア7と滑りのない純ころが
り接触の回転で転動する態様となる。また、第1回転伝
達部材29はエンドレスベルト状であって、延展ローラ
11は第1回転伝達部材29に常に接触し回転むらを生
じることがないものである。したがって、第2搬送コン
ベア7上の食品生地3と延展ローラ11は滑りのない純
ころがり接触となり、食品生地3の上面にしわや擦傷等
を生じることなく食品生地3を延展することができるこ
とになる。
【0024】上記第2搬送コンベア7上において厚さt
2に延展された食品生地3は、第2搬送コンベア7上か
ら第3搬送コンベア9上に移行するとき、第2,第3の
搬送コンベア7,9の速度差によって引き延ばされると
共に、第3搬送コンベア9上において延展コンベア13
との間隔t3がさらに狭くなることにより、食品生地3
はさらに薄く延展される。第3搬送コンベア9上におい
て食品生地3がさらに薄く延展される際、延展コンベア
13における延展ローラ11は、第3搬送コンベア9と
同方向へ等速で回転する第2回転伝達部材31に接触し
ているので、第3搬送コンベア9上においても、第2搬
送コンベア7上と同様に、食品生地3と延展コンベア1
3の延展ローラ11との間に滑りのない純ころがり接触
となり、食品生地3の上面にしわや擦傷等を生じること
がないものである。
【0025】既に理解されるように、本例においては、
搬送コンベアによって移送される食品生地3と延展コン
ベア13における延展ローラ11とが滑りのない純ころ
がり接触関係を保持して食品生地3の延展作用を行うこ
とにより、食品生地3にしわや擦傷を生じることなく延
展作用を行うことができるものである。ここで、食品生
地3の物性等によって第1,第2の回転伝達部材29,
31の回転速度を第2,第3の搬送コンベア7,9の回
転速度と多少変化させた方が良い場合には、第1,第2
の制御モータM1,M2の回転速度を制御装置によって
制御することにより容易に対応し得るものである。
【0026】なお、図1においては、第1搬送コンベア
5の両側に転動ガイド27を配置した場合の構成を例示
したが、この転動ガイド27を前記第1回転伝達部材2
9に準じた構成としても良いものである。また、第1,
第2の回転伝達部材29,31としてエンドレス状のベ
ルトにて例示したが、延展ローラ11の端部に延展ロー
ラ11と同径のスプロケットを備えた構成の場合には当
該スプロケットと噛合離脱可能のチエンの構成とするこ
とも可能である。さらには、ベルト状の回転伝達部材2
9,31に代えて、歯車列等によって同方向へ回転され
る多数の小径ローラを搬送コンベアの搬送方向に並列に
設けた構成とすることも可能である。
【0027】さらに、図1,図2においては、両側の第
1回転伝達部材29,29を別個の第1制御モータM1
によって回転する構成として例示してあるが、両側の第
1回転伝達部材29,29を中間軸等を介して連動する
構成として、第1制御モータM1を1個にしても良いも
のである。さらにまた、第2、第3の搬送コンベア7,
9の駆動系と第1,第2の回転伝達部材29,31とを
連動連結した構成として、第1,第2の制御モータM
1,M2を省略することも可能である。
【0028】本発明は前述したごとき実施の形態に限る
ことなく適宜の変更を行うことにより、その他の態様で
も実施可能である。
【0029】すなわち、図3に示すように、第1,第
2,第3の搬送コンベア5,7,9の両側に制御モータ
Mによって回転される長いエンドレスベルトのごとき回
転伝達部材41を設け、この回転伝達部材41を掛回し
た駆動プーリ43又は従動プーリ45の少なくとも一方
を延展ローラの長手方向へ位置調節可能に構成し、かつ
延展コンベア13における各延展ローラ11における両
端側に、上記回転伝達部材41に接触自在のテーパ部1
1Tを形成した構成とする。
【0030】上記構成においては、回転伝達部材41の
回転速度を第3搬送コンベア9の回転速度とほぼ等しく
し、かつ第3搬送コンベア9に対応した位置においては
上記回転伝達部材41と延展ローラ11におけるテーパ
部11Tの大径部とが接触する構成となし、上流側に行
くに従って回転伝達部材41と延展ローラ11における
テーパ部11Tとの接触位置が次第に小径となるように
構成し、そして、第1,第2の搬送コンベア5,7の回
転速度を適宜に設定することにより、前述した実施の形
態と同様の効果を奏し得るものである。
【0031】ところで、図1に例示した実施の形態にお
いては、延展コンベア13の外側に第1,第2の回転伝
達部材29,31を配置した構成に付いて説明したが、
延展コンベア13の内側に第1,第2の回転伝達部材2
9,31を配置する構成とすることも可能である。
【0032】さらに、延展コンベア13が1つの場合に
ついて説明したが、図4に概略的に示すように、第1,
第2,第3の各搬送コンベア5,7,9にそれぞれ対応
して延展コンベア13A,13B,13Cを設けると共
に各延展コンベア13A,13B,13Cの延展ローラ
11に回転を付与するためのエンドレスベルト状の回転
伝達部材47A,47B,47Cを設けて、第1,第
2,第3の搬送コンベア5,7,9と各延展コンベア1
3A,13B,13C及び各回転伝達部材47A,47
B,47Cをユニット化した構成とすることも可能であ
る。
【0033】さらに、図1,図3及び図4に例示した実
施の形態においては、第1,第2,第3の各搬送コンベ
ア5,7,9を平面的に配置した場合について例示した
が、上記第1,第2,第3の各搬送コンベア5,7,9
を、延展コンベア13を所定範囲に亘って囲繞するよう
に円弧状或は適宜の曲面に湾曲配置する構成とすること
も可能である。この場合、延展コンベア13は当然のこ
ととして円弧或は適宜曲面に沿う形状の構成となるもの
であって、例えば各延展ローラを同一円上に配置した構
成とすることも可能である。
【0034】すなわち、本発明は、種々の変更を行うこ
とにより種々の形態でもって実施可能なものである。
【0035】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、本発明においては、搬送コンベアによっ
て搬送される食品生地に対して延展コンベアにおける延
展ローラが滑りのない純ころがり接触で転動し食品生地
の延展を行うものであるから、食品生地表面にしわや擦
傷等を生じることなく薄く延展できるものであり、良質
でより薄い食品生地を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る食品生地延展装置を
概略的に示した斜視説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る食品生地延展装置を
概略的に示した側面説明図である。
【図3】他の実施の形態を示す概略的な斜視説明図であ
る。
【図4】さらに他の実施の形態を示す概略的な説明図で
ある。
【符号の説明】
1 食品生地延展装置 3 食品生地 5,7,9 搬送コンベア 11 延展ローラ 13 延展コンベア 15A,15B エンドレス回転体 25 回転付与手段 27 転動ガイド 29 第1回転伝達部材 31 第2回転伝達部材 M1 第1制御モータ M2 第2制御モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品生地を搬送する搬送速度が下流側程
    大きくなる複数の搬送コンベアを直列に接続し、上記各
    搬送コンベアによって搬送される食品生地を延展する複
    数の延展ローラをエンドレス状に備えた延展コンベアを
    前記複数の搬送コンベアの上方に配置し、前記各搬送コ
    ンベアの回転方向に対して前記延展コンベアを反対方向
    へより高速に回転しかつ前記延展ローラを食品生地に接
    触し転動することによって食品生地の延展を行う食品生
    地延展方法において、少なくとも最下流の搬送コンベア
    によって搬送される食品生地に対して前記延展コンベア
    に備えた延展ローラを滑りのないころがり接触で回転移
    動して、前記食品生地の延展を行うことを特徴とする食
    品生地延展方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食品生地延展方法にお
    いて、最下流の搬送コンベアと等速回転する回転伝達部
    材によって延展コンベアの延展ローラに回転を付与する
    ことを特徴とする食品生地延展方法。
  3. 【請求項3】 直列に接続され食品生地を搬送する搬送
    速度が下流側程大きくなる複数の搬送コンベアと、上記
    搬送コンベアの上方に配置され上記搬送コンベアによっ
    て搬送される食品生地を延展する複数の延展ローラをエ
    ンドレス状にかつ回転自在に備えた延展コンベアとを備
    えた食品生地延展装置において、最下流の搬送コンベア
    によって搬送される食品生地に対して前記延展ローラを
    滑りのないころがり接触で回転移動するために最下流の
    搬送コンベアに対応した延展ローラに接触して回転する
    回転伝達部材を設け、この回転伝達部材の回転速度を、
    最下流の搬送コンベアと等速に設定したことを特徴とす
    る食品生地延展装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の食品生地延展装置にお
    いて、回転伝達部材は搬送コンベアと並列して設けたエ
    ンドレス部材であることを特徴とする食品生地延展装
    置。
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