JP2002173801A - 靴下及び靴下製造方法 - Google Patents

靴下及び靴下製造方法

Info

Publication number
JP2002173801A
JP2002173801A JP2000368908A JP2000368908A JP2002173801A JP 2002173801 A JP2002173801 A JP 2002173801A JP 2000368908 A JP2000368908 A JP 2000368908A JP 2000368908 A JP2000368908 A JP 2000368908A JP 2002173801 A JP2002173801 A JP 2002173801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sock
leg
leg portion
heel
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000368908A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Iida
清三 飯田
Hidefumi Koga
英文 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iida Hosiery Co Ltd
Original Assignee
Iida Hosiery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iida Hosiery Co Ltd filed Critical Iida Hosiery Co Ltd
Priority to JP2000368908A priority Critical patent/JP2002173801A/ja
Publication of JP2002173801A publication Critical patent/JP2002173801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で簡易且つ迅速に装着できる靴下を提供
する。 【解決手段】 レッグ部13の折り返された先端部を基
端部に縫着するようにしているので開口部分を部分的に
張力を加えることなく確実に開放状態とすることができ
ることとなり、開口形状を維持して装着動作が確実且つ
容易に実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口ゴム部を改良し
て容易に着脱が可能な靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の靴下として図3に示すも
のがあった。この図3は従来の靴下の側面図を示す。同
図において従来の靴下は、袋状の編地により形成される
トウ部101と、このトウ部101の一側から連続した
筒編で形成されるフット部102と、このフット部10
2の筒編み部分における一側を袋状の編地を形成してな
るヒール部104と、このヒール部104の一側及び前
記フット部102の一側から連続した筒編みで形成され
るレッグ部103と、このレッグ部103の一端部分か
ら連続して編立てられて形成される口ゴム部105と、
前記レッグ部103の後側端部に固着される取手部10
6とを備える構成である。
【0003】次に、前記従来の靴下の製造動作を工程順
序に従って説明する。まず、靴下のトップ部分とする口
ゴム部105をダブルウェルト(袋編)に編立ててメー
クアップ編成を行う。このメークアップ編成後にゴム糸
を挿入した編地で口ゴム部105を形成し、この口ゴム
部105に連続してレッグ部103を筒編で編立てる。
【0004】このレッグ部103からフット部102へ
筒編に編立てる途中において、この筒編の一方に袋状の
編地を形成してヒール部104を形成する。このヒール
部104を形成した後は、前記レッグ部103と同様に
筒編によりフット部102を形成する。このフット部1
02の端部において前記ヒール部104と同様に、筒編
の一方に袋状の編地を形成することによりトウ部101
とする。このトウ部101の先端部分をフット部102
の端部に縫合せる先かがりを行って靴下を形成する。こ
の靴下のレッグ部103の後側端部にループ状の取手部
106を縫付けることにより固着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の靴下は以上のよ
うに構成されていたことから、靴下を履く際に取手部1
06を手で引き上げるようにすることから、開口した口
ゴム部105が変形して開口部分を狭くし、また閉塞す
ることとなり、容易に装着できないという課題を有す
る。特に、リウマチ等の病気により指先に障害を有する
者又は老人等は、取手部106を持って引き上げるだけ
では靴下の装着が困難となるという課題を有する。
【0006】また、取手部106のみを手で引き上げて
靴下を装着しようとすると、取手部106が取付けられ
た靴下の生地に強い張力を加えられることとなり、生地
に伸び及び損傷を与えることとなる。このように口ゴム
部105の開口を狭く又は閉塞することを防止し、また
生地に損傷等を与えないためには、両手を使って靴下の
装着動作を行わなければならず、身体に障害を有する者
にとって片手で簡略且つ迅速に靴下を装着できないとい
う課題を有していた。本発明は、前記課題を解消するた
めになされたもので、片手で簡易且つ迅速に装着できる
靴下を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る靴下は、ヒ
ール部とレッグ部を少なくとも有し、当該ヒール部とレ
ッグ部とを筒編で一体に形成される靴下において、前記
レッグ部の中間部における一側に袋状の編地を形成して
なる膨出部と、前記膨出部を中心として前記レッグ部が
折り返えされて形成されるものである。このように本発
明においては、ヒール部と一体に筒編で形成されるレッ
グ部の中間部に袋状の編地からなる膨出部を形成し、こ
のレッグ部が膨出部を中心として折り返すことにより形
成されることから、ヒール部に近い部位に隆起してやや
拡開する把持部が形成されることとなり、この把持部を
片手で引き上げるのみで簡易且つ迅速に装着できる。
【0008】また、本発明に係る靴下は必要に応じて、
折り返されたレッグ部の先端部を基端部に縫着するもの
である。このように本発明においては、レッグ部の折り
返された先端部を基端部に縫着するようにしているので
開口部分を部分的に張力を加えることなく確実に開放状
態とすることができることとなり、開口形状を維持して
装着動作が確実且つ容易に実行できる。
【0009】本発明に係る靴下製造方法は、レッグ部の
中間部における一側を袋状に編地からなる膨出部を形成
し、前記レッグ部を膨出部の中間で折り返して形成する
ものである。このように本発明においては、ヒール部と
一体に筒編で形成されるレッグ部の中間部に袋状の編地
からなる膨出部を形成し、このレッグ部が膨出部を中心
として折り返すことにより形成されることから、ヒール
部に近い部位に隆起してやや拡開する把持部が形成され
ることとなり、この把持部を片手で引き上げるのみで簡
易且つ迅速に装着できる。
【0010】また、本発明に係る靴下製造方法は必要に
応じて、折り返されたレッグ部の先端部を基端部に縫着
するものである。このように本発明においては、レッグ
部の折り返された先端部を基端部に縫着するようにして
いるので、開口部分を部分的に張力を加えることなく確
実に開放状態とすることができることとなり、開口形状
を維持して装着動作が確実且つ容易に実行できる。
【0011】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係る靴下及びその製造方
法を図1及び図2に基づいて説明する。この図1は本実
施形態に係る靴下の外観斜視図、図2は図1記載の靴下
の製造動作説明図である。
【0012】前記各図において本実施形態に係る靴下
は、図3に記載の従来の靴下と同様にトウ部11(図3
中の101に相当)、フット部12(図3中の102に
相当)、ヒール部14(図3中の104に相当)、レッ
グ部13(図3中の103に相当)及び口ゴム部15
(図3中の105に相当)を共通して備え、この構成に
加え、レッグ部13の中間部における一側に袋状の編地
を形成してなる膨出部16とし、この膨出部16を中心
としてレッグ部13を折り返す構成である。
【0013】次に、本実施形態に係るの靴下の製造動作
を工程順序に従って説明する。まず、靴下のトップ部分
とする口ゴム部15をダブルウェルト(袋編)に編立て
てメークアップ編成を行う。このメークアップ編成後に
ゴム糸を挿入した編地で口ゴム部15を形成し、この口
ゴム部15に連続してレッグ部13を筒編で編立てる。
このレッグ部13からフット部12へ筒編に編立てる途
中において、この筒編の一方に袋状の編地を形成してヒ
ール部14を形成する。このヒール部14を形成した後
は、前記レッグ部13と同様に筒編によりフット部12
を形成する。このフット部12を筒編に編立てる途中に
おいて、この筒編の一方に袋状の編地を形成して膨出部
16を構成する。この膨出部16は、筒編の前記ヒール
部14が形成される側面と同一の一側にヒール部14よ
りやや小さめな袋状の編地で形成される。
【0014】このフット部12の端部において前記ヒー
ル部14と同様に、筒編の一方に袋状の編地を形成する
ことによりトウ部11とする。このトウ部11の先端部
分をフット部12の端部に縫合せる先かがりを行って靴
下を形成する。この形成された靴下のレッグ部13を仮
想線13aで図2に示すように折返して膨出部16で舌
片状の把持部16aを形成する。この把持部16aは、
膨出部16が袋状に膨出する編地で形成され、これを二
つ折りに折曲して重ね合わせて形成されることから、舌
片状に突出する先端部分がやや拡開する状態で取付けら
れることとなる。
【0015】前記折り返されたレッグ部13の先端であ
る口ゴム部15をレッグ部13の基部に縫着することに
より、靴下の開口部分をより確実に開放状態に維持でき
ると共に、一側に形成された把持部16aと開口部分と
の一体性をより確実なものとしている。また、前記口ゴ
ム部15をレッグ部13の基部に縫着することにより、
靴下の開口部分における折り返し部分の緩み、ズレ等を
防止して開口部分の剛性を確保している。
【0016】このようにレッグ部13の中間に形成され
た膨出部16を折り畳んで拡開状の舌片形状からなる把
持部16aが靴下の後上方へ突出していることから、把
持部16aを片手で持って靴下の開口部に足先を挿入す
るのみで容易且つ確実に靴下の装着が可能となる。 (本発明の他の実施形態)前記第1の実施形態に係る靴
下においてはレッグ部13の端部に口ゴム部15を配設
する構成としたが、レッグ部13における膨出部16が
形成される下方部分(レッグ部13の基部)にゴムを挿
入した編地で形成することもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、ヒール部と一体に筒
編で形成されるレッグ部の中間部に袋状の編地からなる
膨出部を形成し、このレッグ部が膨出部を中心として折
り返すことにより形成されることから、ヒール部に近い
部位に隆起してやや拡開する把持部が形成されることと
なり、この把持部を片手で引き上げるのみで簡易且つ迅
速に装着できるという効果を奏する。
【0018】また、本発明においては、レッグ部の折り
返された先端部を基端部に縫着するようにしているので
開口部分を部分的に張力を加えることなく確実に開放状
態とすることができることとなり、開口形状を維持して
装着動作が確実且つ容易に実行できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る靴下の外観斜視
図である。
【図2】図1記載の靴下の製造動作説明図である。
【図3】従来の靴下の側面図である。
【符号の説明】
11、101 トウ部 12、102 フット部 13、103 レッグ部 13a 仮想線 14、104 ヒール部 15、105 取手部 16 膨出部 16a 把持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月25日(2001.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒール部とレッグ部を少なくとも有し、
    当該ヒール部とレッグ部とを筒編で一体に形成される靴
    下において、 前記レッグ部の中間部における一側に袋状の編地を形成
    してなる膨出部と、 前記膨出部を中心として前記レッグ部が折り返えされて
    形成されることを特徴とする靴下。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の靴下において、 前記折り返されたレッグ部の先端部を基端部に縫着する
    ことを特徴とする靴下。
  3. 【請求項3】 ヒール部とレッグ部とを連続して筒編み
    で形成する靴下製造方法において、 前記レッグ部の中間部における一側を袋状に編地からな
    る膨出部を形成し、 前記レッグ部を膨出部の中間で折り返し形成することを
    特徴とする靴下製造方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の靴下製造方法にお
    いて、 前記折り返されたレッグ部の先端部を基端部に縫着する
    ことを特徴とする靴下製造方法。
JP2000368908A 2000-12-04 2000-12-04 靴下及び靴下製造方法 Pending JP2002173801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368908A JP2002173801A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 靴下及び靴下製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000368908A JP2002173801A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 靴下及び靴下製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002173801A true JP2002173801A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18839037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000368908A Pending JP2002173801A (ja) 2000-12-04 2000-12-04 靴下及び靴下製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002173801A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114563A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Masahiro Matsuda 靴下

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332057U (ja) * 1989-08-09 1991-03-28
JPH0335305U (ja) * 1989-08-17 1991-04-05
JPH0364167U (ja) * 1989-10-30 1991-06-21
JPH10183404A (ja) * 1996-12-19 1998-07-14 Okahashi Kutsushita Kk フリル付き靴下及びその編成方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332057U (ja) * 1989-08-09 1991-03-28
JPH0335305U (ja) * 1989-08-17 1991-04-05
JPH0364167U (ja) * 1989-10-30 1991-06-21
JPH10183404A (ja) * 1996-12-19 1998-07-14 Okahashi Kutsushita Kk フリル付き靴下及びその編成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114563A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Masahiro Matsuda 靴下

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4577786B2 (ja) 衣服着用補助具を兼ねたスカーフ
JP2002173801A (ja) 靴下及び靴下製造方法
JP4147013B2 (ja) くつ下及びその製造方法
JP2005349225A (ja) 足用サポータ
JP4360731B2 (ja) 靴下
US3111682A (en) Shirt sleeve
JPH11323608A (ja) 身体の一部を覆う二重構造をなす筒状編み地
JP6966138B1 (ja) 靴下
WO2020008551A1 (ja) 衣料の上半身部
JP3815776B2 (ja) 指袋を有する踵付き靴下の編成方法
JP3101118U (ja) 外反母趾用靴下
US20220411977A1 (en) Sock
JP6903358B1 (ja) フットカバー
JP2001164448A (ja) 経編による衣類用の無縫製生地と、これを用いた衣類の製造方法
JP2006274459A (ja) 5本指靴下
JP6877796B1 (ja) フットカバー
JP3232153U (ja) 着物
JP3212752U (ja) 衣服
JP3220677U (ja) 靴下
JP3987688B2 (ja) 内反小趾用くつ下及びその製造方法
JP6792220B2 (ja) 外反母趾用サポーター
JP3113910U (ja) 和服
JP3068167U (ja) 新規な靴下類
JP4397189B2 (ja) スポーツ用縫製手袋
JP2022030654A (ja) 衣服

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406