JP2002173612A - 有機修飾シリカコーティング粉体及びその構成要因である有機修飾シリカ - Google Patents

有機修飾シリカコーティング粉体及びその構成要因である有機修飾シリカ

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Masaharu Kaneko
正治 金子
Kuriko Yamane
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規のアミノ酸、ペプチド、タンパクなどの
吸着剤を提供する。 【解決手段】 アミノ酸、ペプチド、タンパクなどの吸
着剤として、少なくともその表面が、次に示す一般式
(I)に表される、修飾部分構造を有するシリカの被膜
でコートされていることを特徴とする、粉体を提供す
る。 【化1】 一般式(I) (但し、式中Rは水素原子乃至は炭素原子が複素原子で
置換されていても良い、炭化水素基を表し、R0は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンパクの吸着剤
や化粧料用の原料として有用なチオール基を有する珪素
化合物、該珪素化合物を少なくとも表面に有する粉体、
該珪素化合物を少なくとも表面に有する粉体の製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】蛋白質は、体の重要部分を構成するとと
もに、酵素など様々な生命現象を行う主体であり、この
部分構造であるペプチドやアミノ酸等とともに需要な生
体成分である。従って、生命現象を理解するためには、
これらの特性や構造を知るとともに、その分布などを知
ることが重要である。この為、これらアミノ酸、ペプチ
ド、タンパクなどの分離手段の開発が望まれていた。こ
の様な観点から、シリカゲルにアミノ基を導入した分離
用胆体や、ゲル濾過担体などが開発され、分離用担体と
して使用されているが、その吸着選択性の弱さに起因し
て、分離能には限界があり、更に、吸着性の優れる、異
なったメカニズムの分離用担体が求められていた。
【0003】又、別の観点に立てば、ペプチドやタンパ
クなどは生理活性作用を有するもののみならず、例え
ば、アレルゲン等のように生体に対して好ましくない影
響を与える場合があり、それ故、その除去が必要になる
ものも少なくない。現在のところ、この様なペプチドや
タンパクの除去手段としては、イオン交換樹脂を用いた
方法や、半透膜を用いた透析法等があるが、イオン交換
樹脂は電離しているものであれば全て吸着してしまう
し、半透膜では高い圧力と溶媒とが必要であるためこの
様な除去手段として実用的とは言いがたい。即ち、新規
メカニズムに起因するタンパク・ペプチドの吸着剤など
を用いた、これらの除去手段の開発が求められていた。
【0004】一方、後記一般式(1)と一般式(2)に
表される珪素化合物の縮合物がこの様なタンパク吸着能
に優れていることは既に知られているが、更に一般式
(3)に表される化合物を構成要素として含む縮合物
(部分修飾シリカ、以後単に本発明の化合物と言うこと
もある)が、その立体効果によって選りすぐれたタンパ
ク吸着特性を有することは全く知られていなかったし、
かかる化合物、該化合物によりコートされた粉体も全く
知られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、新規のアミノ酸、ペプチド、
タンパクなどの吸着剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明者らは、この様な状況に鑑み
て、新規のアミノ酸、ペプチド、タンパクなどの吸着剤
を求めて鋭意研究努力を重ねた結果、一般式(I)に表
される化合物を少なくとも表面に有する粉体にその様な
特性を見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発
明は、以下に示す技術に関するものである。 (1)少なくともその表面が、次に示す一般式(I)に
表される修飾部分構造を有するシリカ被膜でコートされ
ていることを特徴とする、粉体。 (2)粉体が、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、ジルコニ
ア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウ
ム、珪酸マグネシウム、タルク、セリサイト、チタンマ
イカ及びマイカから選択されるものであることを特徴と
する、(1)に記載の粉体。 (3)一般式(I)に表される化合物が、一般式
(1)、(2)及び(3)に表される化合物の縮合によ
って得られるものであることを特徴とする、(1)又は
(2)に記載の粉体。 (4)粉体に一般式(I)に表される化合物をメカノケ
ミカルに被覆して製造する事を特徴とする、(1)〜
(3)何れか1項に記載の粉体の製造法。 (5)粉体表面において、上記一般式(1)、(2)及
び(3)の化合物を縮合させることを特徴とする、
(1)〜(3)何れか1項に記載の粉体の製造法。 (6)一般式(I)に表される化合物を溶剤に溶解して
溶液と為し、該溶液中に粉体を浸漬させ、しかる後に溶
剤を除去してコートすることを特徴とする、(1)〜
(3)何れか1項に記載の粉体の製造法。 (7)上記一般式(I)に表される化合物。 (8)上記一般式(1)、(2)及び(3)の化合物の
縮合縮合物であることを特徴とする、(7)に記載の化
合物。 以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明
を加える。
【0007】
【化5】 一般式(I) (但し、式中Rは水素原子乃至は炭素原子が複素原子で
置換されていても良い、炭化水素基を表し、R0は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。)
【0008】
【化6】 一般式(1) (但し、式中、R1’、R2’、R3’及びR4’はそ
れぞれ独立にOH、ハロゲン原子、OR5’、R5’を
表し、R5’はそれぞれ独立に水素原子又はメルカプト
基を有していても良い炭素数1〜4のアルキル基を表
し、且つ、R1’、R2’、R3’又はR4’の少なく
とも1個はメルカプト基を有する炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、且つ、少なくとも1個は炭素数1〜4のア
ルキルオキシ基又はハロゲン原子であるものとする。)
【0009】
【化7】 一般式(2) (但し、式中R6、R7、R8及びR9はそれぞれ独立
に、アルキルオキシ基又はハロゲン原子を表す。)
【0010】
【化8】 一般式(3) (但し、式中、R11、R12、R13及びR14はそ
れぞれ独立にOH、ハロゲン原子、アルキルオキシ基又
はR15を表し、R15は水素原子及び/又は炭素原子
が複素原子で置換されていても良い、炭化水素基を表
し、且つ、R11、R12、R13又はR14の少なく
とも1個は前記R15に表される基であり、且つ、少な
くとも1個は炭素数1〜4のアルキルオキシ基又はハロ
ゲン原子であるものとする。)
【0011】
【発明の実施の形態】(1)本発明の一般式(I)に表
される化合物 本発明の化合物は一般式(I)に表される構造を有する
ことを特徴とする。かかる化合物は、上記一般式(1)
〜(3)に表される化合物を縮合することによって得る
ことができる。かかる縮合は、これらの化合物を、所望
により、溶剤などに溶解し、必要に応じて酸触媒を加え
て脱離基の脱離反応を行いしかる後に塩基触媒を用いて
縮合させるのが、均一な性状のものが出来るので特に好
ましい。又、この時の一般式(1)に表される化合物の
一般式(2)に表される化合物に対する比は0.5以上
であることが、物性面より好ましい。これはチオール基
が少なすぎるとタンパク吸着能は損なわれるからであ
る。又。一般式(1)に表される化合物と一般式(3)
に表される化合物の比は重縮合物中の水素原子及び/又
は炭素原子が複素原子で置換されていても良い炭化水素
基のメルカプト基に対するモル比が0.005〜3.0
好ましくは0.01〜2.0になるようにすれば良い。
これは重縮合物中の前記炭化水素基が立体効果によりタ
ンパクの吸着を改善するものであり、かかる立体効果に
寄与する上記の基が多すぎると却ってタンパク吸着を阻
害する場合があり、少なすぎると立体効果による吸着の
促進効果が得られない場合があるからである。ここで、
前記炭化水素基としては具体的には、アルキル基、アリ
ール基又はアルケニル基、ハロゲン原子で水素原子が置
換されているアルキル基、アリール基又はアルケニル
基、これらの基を側鎖として有する、アミド基、アルキ
ルオキシ基、カルボニル基、カルボニルオキシ基、オキ
シカルボニル基等が好ましく例示できる。これらの炭素
鎖としては1〜30が好ましく、更に好ましくは、1〜
10であり、特に好ましくは1〜5である。これらの本
発明の化合物は、性状が液体から固体のものまで得られ
るが、粉体コートに用いるには、その操作性の面から固
体であることが特に好ましい。又、本発明の化合物が固
体である場合には、かかる化合物を粉砕などの処理を行
い粉体に加工してそのまま用いることもでき、この様な
粉体は、本発明の化合物であって、本発明の粉体でもあ
る。
【0012】かかる本発明の化合物の内、一般式(1)
〜(3)の縮合物である化合物を構成するモノマーの
内、一般式(1)に表される化合物では、R1’、R
2’、R3’及びR4’で表される基の内、少なくとも
1個は脱離基であることが必要であり、該脱離基として
は、アルキルオキシ基又はハロゲン原子が好ましく例示
できる。かかるアルキルオキシ基のアルキル基としては
炭素数1〜4の低鎖長のものが好ましく、中でもメチル
基が特に好ましい。又、R1’、R2’、R3’及びR
4’の内、少なくとも1個はメルカプト基を有する炭素
数1〜4のアルキル基であり、かかる基としては、例え
ば、メルカプトメチル基、1−メルカプトエチル基、2
−メルカプトエチル基、メルカプトプロピル基、メルカ
プトメチルエチル基、メルカプトエチルメチル基、2−
メルカプトプロピル基、メルカプトブチル基等が好まし
く例示でき、中でも3−メルカプトプロピル基(3−メ
ルカプトプロパン−1−イル基)が特に好ましく例示で
きる。かかる一般式(1)に表される化合物としては、
例えばメルカプトメチルトリクロロシラン、ビス(メル
カプトメチル)ジクロロシラン、トリス(メルカプトメ
チル)クロロシラン、メルカプトメチルトリメトキシシ
ラン、ビス(メルカプトメチル)ジメトキシシラン、ト
リス(メルカプトメチル)メトキシシラン、2−メルカ
プトエチルトリクロロシラン、ビス(2−メルカプトエ
チル)ジクロロシラン、トリス(2−メルカプトエチ
ル)クロロシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシ
シラン、ビス(2−メルカプトエチル)ジメトキシシラ
ン、トリス(2−メルカプトエチル)メトキシシラン、
3−メルカプトプロピルルトリクロロシラン、ビス(3
−メルカプトプロピル)ジクロロシラン、トリス(3−
メルカプトプロピル)クロロシラン、3−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、ビス(3−メルカプトプロ
ピル)ジメトキシシラン、トリス(3−メルカプトプロ
ピル)メトキシシラン、4−メルカプトブチルトリクロ
ロシラン、ビス(4−メルカプトブチル)ジクロロシラ
ン、トリス(4−メルカプトブチル)クロロシラン、4
−メルカプトブチルトリメトキシシラン、ビス(4−メ
ルカプトブチル)ジメトキシシラン、トリス(4−メル
カプトブチル)メトキシシラン等が好ましく例示でき、
3−メルカプトプロピルトリメトキシシランが特に好ま
しい。
【0013】又、一般式(2)に表される化合物は、珪
素の結合手全てが脱離基であるような化合物であり、か
かる脱離基を構成するR6、R7、R8及びR9のハロ
ゲン原子としては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子或い
はフッ素原子などが例示できるが、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子が好ましく、中でも塩素原子が特に好ま
しい。これは、脱離性の良さと経済的なメリットからで
ある。又、アルキルオキシ基としては炭素数1〜4の低
鎖長のものが特に好ましく、中でもメトキシ基が特に好
ましい。これは脱離のしやすさと入手のしやすさのため
である。この様な一般式(2)に表される化合物として
は、テトラクロロシラン、テトラブロモシラン、テトラ
メトキシシラン、テトラエトキシシランなどが特に好ま
しく例示できる。これらの内、特に好ましいものはテト
ラメトキシシランである。
【0014】更に、一般式(3)に表される化合物は少
なくとも1個の、水素原子及び/又は炭素原子が複素原
子で置換されていても良い、炭化水素基を有することを
特徴とし、前記炭化水素基としては、アルキル基、アリ
ール基又はアルケニル基、ハロゲン原子で水素原子が置
換されているアルキル基、アリール基又はアルケニル
基、これらの基を側鎖として有する、アミド基、アルキ
ルオキシ基、カルボニル基、カルボニルオキシ基、オキ
シカルボニル基等が好ましく例示できる。これらの炭素
鎖としては1〜30が好ましく、更に好ましくは、1〜
10であり、特に好ましくは1〜5である。即ち、前記
複素原子としては、酸素原子、窒素原子、硫黄原子など
が好ましく例示できる。言い換えれば、アミド結合、チ
オエーテル結合、硫酸エステル結合エーテル結合或いは
エステル結合等の結合形式でアルキル基、アリール基又
はアルケニル基が連結された置換基が好ましく例示でき
る。また、アルキル基、アリール基又はアルケニル基の
水素原子を置換しているハロゲン原子しては、沃素原
子、臭素原子、塩素原子が例示できる。この様な置換基
を含むシラン化合物はシリコーン類の合成用のモノマー
として市販されているものが多く、この様な市販品を利
用することができるし、例えば、アルコキシシランと対
応する置換基のハライドとの縮合によって製造し、用い
ることもできる。
【0015】かくして得られた一般式(I)に表される
化合物は、メルカプト基によりタンパクをトラップする
ことができ、これを利用してタンパク除去の目的で使用
することができる。メルカプト基は例えば還元性、脂肪
族不飽和化合物とのアダクト形成等そのほかにも様々な
反応性を示し、この様な目的で使用することもでき、こ
の様な使用も本発明の技術的範囲に属するが、本発明の
一般式(I)に表される化合物の使用法としては、タン
パク吸着に使用するのが好ましい。
【0016】(2)本発明の粉体 本発明の粉体は、少なくとも表面に一般式(I)に表さ
れる化合物の相を有することを特徴とする。少なくとも
表面に一般式(I)に表される化合物の相を有する粉体
とは、一般式(I)に表される化合物が、それ自身が固
体であるため、このもの自身を細かい粉体に加工して得
られた粉体、かかる一般式(I)に表される化合物を予
め作製し、これをメカノケミカルに粉体上にコートした
粉体、或いは、上記の一般式(I)に表される化合物の
製造過程に於いて、粉体を共存させ、粉体表面上に一般
式(I)に表される化合物を形成させた粉体、粉体上に
シランカップリング剤などを用いて反応性基を導入し、
かかる反応性基と一般式(I)に表される化合物とを結
合させ固定した粉体、一般式(I)に表される化合物を
溶剤などで溶解させ、この溶液中に粉体を浸漬させ溶媒
を除去し、コートした粉体などが例示できる。これらの
粉体は何れも本発明の粉体であるが、本発明の粉体とし
ては、表面のみに一般式(I)に表される化合物の相が
形成されている形態、即ち、一般式(I)に表される化
合物を予め作製し、これをメカノケミカルに粉体上にコ
ートした粉体、或いは、上記の一般式(I)に表される
化合物の製造過程に於いて、粉体を共存させ、粉体表面
上に一般式(I)に表される化合物を形成させた粉体、
粉体上にシランカップリング剤などを用いて反応性基を
導入し、かかる反応性基と一般式(I)に表される化合
物とを結合させ固定した粉体、一般式(I)に表される
化合物を溶剤などで溶解させ、この溶液中に粉体を浸漬
させ溶媒を除去し、コートした粉体が好ましく例示でき
る。この様な本発明の粉体に於いて、一般式(I)に表
される化合物の相を保持する粉体としては、通常担体或
いは化粧料原料として使用されている粉体が好ましく例
示でき、例えば、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、ジルコ
ニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシ
ウム、珪酸マグネシウム、タルク、セリサイト、チタン
マイカ及びマイカから選択されるものが好ましく例示で
きる。かかる保持用の粉体と一般式(I)に表される化
合物の重量比は、99:1〜2:3が好ましく、9:1
〜1:1が更に好ましい。これは一般式(I)に表され
る化合物の相が薄すぎると吸着能力が発現されない場合
があり、厚すぎても効果が頭打ちになり、コストを徒に
上昇させる場合があるからである。かくして得られた粉
体は、タンパクなどの吸着性能に優れるので、カラム担
体はもとより、アレルゲン除去の目的の化粧料原料とし
て有用である。
【0017】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定されないことは言うまでもない。
【0018】<実施例1>3−メルカプトプロピルメチ
ルジクロロシラン3.1g、nプロピルトリクロロシラ
ン0.4g及びテトラクロロシラン0.2gをエチルア
ルコール20mlに溶解した溶液とセリサイト50gを
ヘンシェルミキサー中で10分間攪拌混合した。混合物
を取り出した後、150℃で8時間加熱し目的とする本
発明の粉体1を得た。
【0019】<実施例2>3−メルカプトプロピルトリ
クロロシラン4.5g、nプロピルトリクロロシラン
1.9g及びテトラメトキシシラン0.7gをエチルア
ルコール20mlに溶解した溶液と酸化鉄Fe2O3(通称
べんがら)50gをヘンシェルミキサー中で10分間攪
拌混合した。混合物を取り出した後、150℃で8時間
加熱し目的とする本発明の粉体2を得た。
【0020】<実施例3>3−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン4.7g、フェニルトリメトキシシラン
0.1g、テトラメトキシシラン0.2g及び0.1N
塩酸0.6mlをイソプロピルアルコール200mlに
溶解した溶液と二酸化チタン40gを遊星ミル中で8時
間混合した。混合物を取り出し、濾過、イソプロピルア
ルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的の本発明の
粉体3を得た。
【0021】<実施例4>2−メルカプトエチルトリメ
トキシシラン1.9g、3グリシドキシメチルジメトキ
シシラン0.1g、テトラメトキシシラン0.6g及び
0.05N塩酸0.6mlをメタノール150mlに溶
解した溶液と球状シリカ30gをボールミル中で12時
間混合した。混合物を取り出し、濾過、メタノールで洗
浄した後60℃で乾燥して目的の本発明の粉体4を得
た。
【0022】<実施例5>冷却器、攪拌機付きフラスコ
に3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン1.6
g、Nフェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン1.2g、テトラメトキシシラン0.1g及び水2m
lをエチルアルコール100mlに溶解した溶液とマイ
カ20gを採り攪拌混合した。攪拌を続けながらエチル
アルコールの沸点で12時間環流を行った後混合物を取
り出し、濾過、エチルアルコールで洗浄した後60℃で
乾燥して目的の本発明の粉体5を得た。
【0023】<実施例6>冷却器、攪拌機付きフラスコ
に3−メルカプトプロピルメチルジクロロシラン1.8
g、ビニルトリクロロシラン0.2g、テトラクロロシ
ラン1.9g及びトリエチルアミン20mlをエチルセ
ロソルブ180mlに溶解した溶液と群青40gを採り
攪拌混合した。攪拌を続けながら80℃で12時間加熱
を行った後混合物を取り出し、濾過、エチルアルコール
で洗浄した後60℃で乾燥して目的の本発明の粉体6を
得た。
【0024】<実施例7>冷却器、攪拌機付きフラスコ
に3−メルカプトプロピルトリクロロシラン3.1g、
メチルジクロロ−3−アミノプロピルシラン0.3g、
メチルトリクロロシラン0.2g、テトラメトキシシラ
ン2.2g及び水2mlをエチルアルコール300ml
に溶解した溶液とチタンマイカ50gを採り攪拌混合し
た。攪拌を続けながら60℃で24時間加熱を行った後
混合物を取り出し、濾過、エチルアルコールで洗浄した
後60℃で乾燥して目的の本発明の粉体7を得た。
【0025】<実施例8>冷却器、攪拌機付きフラスコ
に3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン2.1
g、nオクチルトリエトキシシラン0.6g、メチルト
リメトキシシラン0.7g、テトラメトキシシラン0.
8g及び0.1Nアンモニア水3.1mlをイソプロピ
ルアルコール300mlに溶解した溶液と黄色酸化鉄3
0gを採り攪拌混合した。攪拌を続けながらイソプロピ
ルアルコールの沸点で12時間環流を行った後混合物を
取り出し、濾過、エチルアルコールで洗浄した後60℃
で乾燥して目的の本発明の粉体8を得た。
【0026】<実施例9>冷却器、攪拌機付きフラスコ
に3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン19.6
g、メチルトリメトキシシラン0.7g、テトラメトキ
シシラン15.2g、0.1N塩酸2.7ml、水19
ml及びメチルアルコール100mlを採り攪拌混合し
た。攪拌を続けながら60℃で2時間加熱を行った。ト
リエタノールアミン0.4gをメチルアルコール10m
lに溶解した溶液を添加し攪拌を行いながらさらに4時
間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾過、メチル
アルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的の一般式
(I)に表される化合物自体からなる、本発明の粉体9
(本発明の化合物1)を得た。
【0027】<実施例10>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン9.8
g、3−メタクリロキシトリメトキシシラン7.5g、
テトラエトキシシラン7.3g、0.1N硝酸1.4m
l、水8ml及びエチルアルコール50mlを採り攪拌
混合した。攪拌を続けながら40℃で2時間加熱を行っ
た。濃アンモニア水0.1mlをエチルアルコール10
mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行いながらさらに4
時間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾過、エチ
ルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的の一般
式(I)に表される化合物自体からなる、本発明の粉体
10(本発明の化合物2)を得た。
【0028】<実施例11>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン39.
3g、イソブチルトリメトキシシラン25.0g、テト
ラメトキシシラン15.2g、0.1N塩酸5.4m
l。水30ml及びイソプロピルアルコール200ml
を採り攪拌混合した。攪拌を続けながら40℃で2時間
加熱を行った。濃アンモニア水3.4mlをイソプロピ
ルアルコール20mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行
いながらさらに4時間加熱を続けた。反応混合物を取り
出し、濾過、イソプロピルアルコールで洗浄した後60
℃で乾燥して目的の一般式(I)に表される化合物自体
からなる、本発明の粉体11(本発明の化合物3)を得
た。
【0029】<実施例12>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン1
8.0g、フェニルトリメトキシシラン15.9g、テ
トラメトキシシラン30.4g、0.1N塩酸2.7m
l、水35ml及びメチルアルコール200mlを採り
攪拌混合した。攪拌を続けながら40℃で2時間加熱を
行った。トリエタノールアミン0.4gをメチルアルコ
ール10mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行いながら
さらに4時間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾
過、メチルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目
的の一般式(I)に表される化合物自体からなる、本発
明の粉体12(本発明の化合物4)を得た。
【0030】<実施例13>冷却器、攪拌機付きフラス
コにメルカプトメチルトリクロロキシシラン36.4
g、メチルトリクロロシラン9.0g、テトラメトキシ
シラン9.1g、水20ml及びメチルアルコール20
0mlを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら40℃で
2時間加熱を行った。トリエチルアミン5mlをメチル
アルコール10mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行い
ながら4時間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾
過、メチルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目
的の一般式(I)に表される化合物自体からなる、本発
明の粉体13(本発明の化合物5)を得た。
【0031】<実施例14>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3メルカプトプロピルトリクロロシラン21.0
g、ジフェニルジクロロシシラン5.1g、テトラクロ
ロシシラン17.0g、及びイソプロピルアルコール1
00mlを採り攪拌混合した。さらに、トリエタノール
アミン0.8g及び水3mlをイソプロピルアルコール
10mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行いながら4時
間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾過、イソプ
ロピルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的の
一般式(I)に表される化合物自体からなる、本発明の
粉体14(本発明の化合物6)を得た。
【0032】<実施例15>冷却器、攪拌機付きフラス
コに2−メルカプトエチルメチルジメトキシシラン3
3.5g、3−クロロプロピルトリメトキシシラン8.
0g、メチルトリメトキシシラン5.4g、テトラメト
キシシラン18.2g、0.1N塩酸5.4ml、水3
6ml及びイソプロピルアルコール200mlを採り攪
拌混合した。攪拌を続けながら40℃で2時間加熱を行
った。濃アンモニア水0.4mlをイソプロピルアルコ
ール50mlに溶解した溶液を添加し攪拌を行いがら4
時間加熱を続けた。反応混合物を取り出し、濾過、イソ
プロピルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的
の一般式(I)に表される化合物自体からなる、本発明
の粉体15(本発明の化合物7)を得た。
【0033】<実施例16>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルトリクロロシラン62.9
g、ビニルトリクロロシシラン14.5g、テトラクロ
ロシラン15.3g、水33ml及びエチルアルコール
300mlを採り攪拌混合した。さらに、トリエタノー
ルアミン1.2gをエチルアルコール20mlに溶解し
た溶液を添加し攪拌を行い60℃で4時間加熱を続け
た。反応混合物を取り出し、濾過、エチルアルコールで
洗浄した後60℃で乾燥して目的の一般式(I)に表さ
れる化合物自体からなる、本発明の粉体16(本発明の
化合物8)を得た。
【0034】<実施例17>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3メルカプトプロピルトリメトキシシラン3.7
g、イソブチルトリメトキシシラン2.4g、テトラメ
トキシシラン2.9g、0.1N塩酸0.6ml、水5
ml及びイソプロピルアルコール50mlを採り攪拌混
合した。攪拌を続けながら50℃で2時間加熱をを行
い、本発明の化合物9を得た。これとは別に、冷却器、
攪拌機付きフラスコに1Nアンモニア水0.5mlをイ
ソプロピルアルコール200mlに溶解した溶液を採り
これにタルク50gを分散した。50℃で攪拌を行いな
がら前記本発明の化合物9のイソプロピルアルコール溶
液を滴下し、さらに4時間放置した。反応混合物を取り
出し、濾過、イソプロピルアルコールで洗浄した後60
℃で乾燥して目的の本発明の粉体17を得た。
【0035】<実施例18>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン8.4
g、3−メタクリロキシトリメトキシシラン0.2g、
メチルトリメトキシシラン0.3g、テトラメトキシシ
ラン0.7g、0.1N塩酸1.2ml、水5ml及び
エチルアルコール50mlを採り攪拌混合した。攪拌を
続けながら60℃で2時間加熱を行い、冷却して本発明
の化合物10を得た。これとは別に、冷却器、攪拌機付
きフラスコにトリエタノールアミン1.2gをエチルア
ルコール150mlに溶解した溶液を採りこれにチタン
マイカ40gを分散した。60℃で攪拌を行いながら前
記の化合物10のエチルアルコール溶液を滴下し、さら
に4時間放置した。反応混合物を取り出し、濾過、エチ
ルアルコールで洗浄した後60℃で乾燥して目的の本発
明の粉体18を得た。
【0036】<実施例19>冷却器、攪拌機付きフラス
コに2−メルカプトエチルメチルジクロロシラン9.5
g、フェニルトリクロロシラン5.8g、テトラクロロ
シラン5.5g、水10ml及びメチルルコール50m
lを採り攪拌混合した。攪拌を続けながら室温で2時間
加熱を行い、冷却して本発明の化合物11を得た。これ
とは別に、冷却器、攪拌機付きフラスコに1N水酸化ナ
トリウム水溶液1.3mlをメチルアルコール200m
lに溶解した溶液を採りこれに微結晶性セルロース粉末
60gを分散した。60℃で攪拌を行いながら前記の化
合物11のメタノール溶液を滴下し、さらに4時間放置
した。反応混合物を取り出し、濾過、メチルアルコール
で洗浄した後60℃で乾燥して目的の本発明の粉体19
を得た。
【0037】<実施例20>冷却器、攪拌機付きフラス
コに3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン5.5
g、メチルトリエトキシシラン1.0g、テトラエトキ
シシラン7.1g、0.1N塩酸0.8ml、水4ml
及びメチルアルコール20mlを採り攪拌混合した。攪
拌を続けながら60℃で2時間加熱を行い、冷却して本
発明の化合物12を得た。これとは別に、冷却器、攪拌
機付きフラスコに1N水酸化ナトリウム水溶液1mlを
メチルアルコール200mlに溶解した溶液を採りこれ
に球状ポリメチルメタクリレート粉末40gを分散し
た。60℃で攪拌を行いながら前記の化合物12のメタ
ノール溶液を滴下し、さらに4時間放置した。反応混合
物を取り出し、濾過、メチルアルコールで洗浄した後6
0℃で乾燥して目的の本発明の粉体20を得た。
【0038】<試験例> タンパク質の選択吸着実験 電気泳動用タンパクスタンダード(日本バイオラッドラ
ボ製:SDS-PAGEスタンダードBroad)を生理食塩水で含有
総タンパク質濃度が100ppmとなるように希釈した。pH
5.0に調製したこの溶液25mlに例1〜20で調製した
粉体各0.1gを加え、20℃で24時間インキュベーター中で
振とうした。濾過により粉体と吸着後タンパク溶液とを
分離した。吸着後タンパク溶液と吸着前タンパク溶液を
それぞれSDS電気泳動にかけ、それぞれのスポットを比
較して各種タンパクの吸着を判定した。電気泳動用タン
パクスタンダード中に含まれるタンパクの種類と分子量
を表1に吸着結果を表2に示す。これより、本発明の粉
体はタンパクの選択吸着性に優れることがわかる。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、bことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C01B 33/42 C01B 33/42 4G073 C01F 11/18 C01F 11/18 H 4G076 C01G 23/04 C01G 23/04 Z 4H045 49/06 49/06 A 4J037 C09C 1/00 C09C 1/00 // C07K 1/22 C07K 1/22 Fターム(参考) 4G002 AA03 AB01 4G042 DA02 DB01 DC03 4G047 CA01 CB04 CC03 CD03 4G066 AA18B AA18C AA20B AA20C AA22B AA22C AA23B AA23C AA43B AA43C AB01B AB05B AC13B AD02B CA54 FA33 4G072 AA41 BB05 BB09 HH28 JJ47 MM01 MM40 QQ06 QQ09 UU13 4G073 BA63 BD15 CM22 CN06 CN09 FD01 UA06 4G076 AA16 AA26 AA30 AB09 AB13 CA02 DA16 DA25 4H045 GA26 4J037 AA08 AA09 AA10 AA11 AA17 AA18 AA25 AA26 AA27 CC28 EE03 EE12 EE28 EE35 EE43 EE44 EE48 FF30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともその表面が、次に示す一般式
    (I)に表される、修飾部分構造を有するシリカの被膜
    でコートされていることを特徴とする、粉体。 【化1】 一般式(I) (但し、式中Rは水素原子乃至は炭素原子が複素原子で
    置換されていても良い、炭化水素基を表し、R0は炭素
    数1〜4のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 粉体が、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、
    ジルコニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸
    カルシウム、珪酸マグネシウム、タルク、セリサイト、
    チタンマイカ及びマイカから選択されるものであること
    を特徴とする、請求項1に記載の粉体。
  3. 【請求項3】 一般式(I)に表される部分修飾シリカ
    が、一般式(1)、(2)及び(3)に表される化合物
    の縮合によって得られるものであることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の粉体。 【化2】 一般式(1) (但し、式中、R1’、R2’、R3’及びR4’はそ
    れぞれ独立にOH、ハロゲン原子、OR5’、R5’を
    表し、R5’はそれぞれ独立に水素原子又はメルカプト
    基を有していても良い炭素数1〜4のアルキル基を表
    し、且つ、R1’、R2’、R3’又はR4’の少なく
    とも1個はメルカプト基を有する炭素数1〜4のアルキ
    ル基であり、且つ、少なくとも1個は炭素数1〜4のア
    ルキルオキシ基又はハロゲン原子であるものとする。) 【化3】 一般式(2) (但し、式中R6、R7、R8及びR9はそれぞれ独立
    に、アルキルオキシ基又はハロゲン原子を表す。) 【化4】 一般式(3) (但し、式中、R11、R12、R13及びR14はそ
    れぞれ独立にOH、ハロゲン原子、アルキルオキシ基又
    はR15を表し、R15は水素原子及び/又は炭素原子
    が複素原子で置換されていても良い、炭化水素基を表
    し、且つ、R11、R12、R13又はR14の少なく
    とも1個は前記R15に表される基であり、且つ、少な
    くとも1個は炭素数1〜4のアルキルオキシ基又はハロ
    ゲン原子であるものとする。)
  4. 【請求項4】 粉体に一般式(I)に表される化合物を
    メカノケミカルに被覆して製造する事を特徴とする、請
    求項1〜3何れか1項に記載の粉体の製造法。
  5. 【請求項5】 粉体表面において、上記一般式(1)、
    (2)及び(3)の化合物を縮合させることを特徴とす
    る、請求項1〜3何れか1項に記載の粉体の製造法。
  6. 【請求項6】 一般式(I)に表される化合物を溶剤に
    溶解して溶液と為し、該溶液中に粉体を浸漬させ、しか
    る後に溶剤を除去してコートすることを特徴とする、請
    求項1〜3何れか1項に記載の粉体の製造法。
  7. 【請求項7】 上記一般式(I)に表される部分修飾シ
    リカ。
  8. 【請求項8】 上記一般式(1)、(2)及び(3)の
    化合物の縮合縮合物であることを特徴とする、請求項7
    に記載の部分修飾シリカ。
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