JP2002173572A - 非複屈折性光学用樹脂組成物及びこれを用いた光学用素子 - Google Patents

非複屈折性光学用樹脂組成物及びこれを用いた光学用素子

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JP2002173572A
JP2002173572A JP2000371072A JP2000371072A JP2002173572A JP 2002173572 A JP2002173572 A JP 2002173572A JP 2000371072 A JP2000371072 A JP 2000371072A JP 2000371072 A JP2000371072 A JP 2000371072A JP 2002173572 A JP2002173572 A JP 2002173572A
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fatty acid
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Minoru Suzuki
実 鈴木
Akihiro Yoshida
明弘 吉田
Keiko Ushikubo
恵子 牛窪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非複屈折性、耐熱性、低吸湿性及び金型との
離型性に優れる光学用樹脂組成物及びこの組成物を用い
た光学用素子を提供する。 【解決手段】 エステル部分に炭素数5〜22の脂環式
炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリ
ル酸エステル5〜40重量部、メタクリル酸メチル50
〜80重量部、N−置換マレイミド5〜40重量部、メ
タクリル酸ベンジル0〜30重量部及びこれらと共重合
可能な単量体0〜10重量部を、総重量部を100重量
部として、得られる樹脂の配向複屈折の絶対値が1×1
-6未満となるような組成比で共重合することにより得
られ、その揮発分が0.6重量%以下であり、示差走査
熱量計での吸熱ピーク温度が70℃以上である脂肪酸ア
ミドまたは脂肪酸エステルを単量体の総重量部に対して
0.05〜2.0重量%含む非複屈折性光学用樹脂組成
物及びこの組成物を用いた光学用素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種光学用素子に
好適に用いられる離型性の良好な非複屈折性光学用樹脂
組成物及びこれを用いた光学用素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ、プリズム、光ディスク、
LCD用基板などの光学用素子にはガラスが使用されて
いた。しかし、近年、軽量・小型化のためプラスチック
が使用されるようになってきている。光学用素子に使用
されるプラスチックには、一般にポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリメタクリル酸メチル、スチレン・メタ
クリル酸メチル共重合体などが知られている。しかし、
ポリスチレン、ポリカーボネートなどについては、分子
内に芳香環を持つため、配向歪みによる複屈折が生じ易
く、特開昭61−14617号公報に示されるように成
形金型を工夫する必要があり、これまでは、主にポリメ
タクリル酸メチルが光学用素子材料として使用されてき
た。
【0003】ポリメタクリル酸メチルは、光弾性係数が
小さく、比較的配向歪みによる複屈折が生じにくいの
で、ファインダー用レンズ、CD用ピックアップレンズ
など、比較的高精度を必要としない光学用素子に使用さ
れてきた。
【0004】しかし、近年、より高精度が要求される光
学用素子が求められてきている。特にレーザー光を使用
するミニディスク用レーザーピックアップレンズ、DV
D用レーザーピックアップレンズなどは単に複屈折が小
さいだけではなく、ゲート近傍における複屈折がゼロに
近いものが求められており、ポリメタクリル酸メチルで
は、ゲート近傍における複屈折はゼロにならないため、
このような光学用素子には使用することはできない。
【0005】また、使用する部材における複屈折性が最
も重要になるものとして液晶素子が挙げられる。液晶素
子はよく知られているように、直交ニコル又は平行ニコ
ルとした偏光子と検光子の間で液晶層により偏光の偏波
面を回転させることで光の透過・不透過を制御する構造
となっており、したがって液晶素子にあってはそれを構
成する各部材の複屈折性が大きな問題となり、このこと
が液晶素子への光学用樹脂の広範な利用を阻んでいる。
【0006】そこで、複屈折を小さくすることを目的
に、光弾性係数が正の樹脂が得られる単量体と、光弾
性係数が負の樹脂が得られる単量体とを必須原材料とし
て、光弾性係数が−1×10-13 cm2 /dyne以
上、+1×10-13 cm2 /dyne以下となるように
共重合させる方法(特開昭60−185236号公
報)、メタクリル酸メチル、炭素数が3〜8のアルキ
ル基を有するメタクリル酸アルキル及びスチレンを共重
合する方法(特開昭60−250010号公報及び特開
昭61−76509号公報)、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−
8−イル及びスチレンを共重合する方法(特開昭62−
246914号公報)、正の複屈折を有するホモポリ
マーを形成し得るモノマー(トリフルオロエチルメタク
リレート、ベンジルメタクリレート等)と、負の複屈折
を有するホモポリマーを形成し得るモノマー(メタクリ
ル酸メチル等)を共重合させる方法(特開平2−129
211号公報)、ホモポリマーとしたときの光弾性係
数の符号がポリメタクリル酸メチルと反対となる不飽和
二重結合を有する化合物と、メタクリル酸メチルを共重
合する方法(特開平4−76013号公報)、エステ
ル部分に炭素数5〜22の脂環式炭化水素基を有するメ
タクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル、メタク
リル酸メチル、N−置換マレイミド、メタクリル酸ベン
ジル等を共重合する方法(特開平8−199901号公
報)などが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の方法
は、それぞれ一応の効果を上げているが、未だ不十分な
面も少なくない。例えば、上記、、及びの方法
については、射出成形した場合、完全に複屈折をなくす
ことはできず、ゲート近傍では応力歪みによる複屈折が
残存し、非複屈折材としては不十分なものである。
【0008】また、上記の方法については、その組合
せが含まれているが、その中でメチルメタクリレート
(MMA)とトリフルオロメタクリレート(3FMA)
のモノマー混合物を用いる方法では、後者の材料(3F
MA)が極めて高価な材料であるという欠点がある。
【0009】また、メチルメタクリレート(MMA)と
トリフルオロエチルメタクリレート(3FMA)のモノ
マー混合物を共重合させる方法、メチルメタクリレート
(MMA)とベンジルメタクリレート(BZMA)のモ
ノマー混合物を共重合させる方法のいずれにおいても、
メチルメタクリレートに対するトリフルオロエチルメタ
クリレート(3FMA)またはベンジルメタクリレート
の混合比を相当大きくしなければ配向複屈折の発現を抑
えることができない。即ち、配向複屈折を相殺するに必
要な混合比は、前者の場合はMMA/3FMA=50/
50(wt%/wt%)、後者の場合はMMA/BZM
A=80/20(wt%/wt%)である。このため、
得られる材料はPMMAと同等の特性を持つことができ
ず、PMMAと比べ耐熱性、透明性の点で劣ることにな
ってしまう。
【0010】一方、上記の方法については、上記の
方法での問題点である耐熱性、透明性等の特性において
は、各種光学用素子として満足する材料が得られる。し
かし、ミニディスク用ピックアップレンズあるいはDV
D用ピックアップレンズに使用される高精度が要求され
る光学用素子を成形する際、成形転写性が要求されるた
め、金型温度がかなりの高温条件となり、この方法で得
られる樹脂を用いた場合、ある程度の離型性は認められ
るものの十分なものではない。
【0011】本発明は上述の問題に鑑みなされたもので
あり、非複屈折性、耐熱性、低吸湿性及び金型との離型
性に優れる光学用樹脂組成物及びこれを用いた非複屈折
性、耐熱性及び低吸湿性に優れ、離型不良が少ない光学
用素子を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、エステル部分
に炭素数5〜22の脂環式炭化水素基を有するメタクリ
ル酸エステルまたはアクリル酸エステル5〜40重量
部、メタクリル酸メチル50〜80重量部、N−置換マ
レイミド5〜40重量部、メタクリル酸ベンジル0〜3
0重量部及びこれらと共重合可能な単量体0〜10重量
部を、総重量部を100重量部として、得られる樹脂の
配向複屈折の絶対値が1×10-6未満となるような組成
比で共重合することにより得られ、その揮発分が0.6
重量%以下であり、示差走査熱量計での吸熱ピーク温度
が70℃以上である脂肪酸アミドまたは脂肪酸エステル
を単量体の総重量部に対して0.05〜2.0重量%含
む非複屈折性光学用樹脂組成物に関する。
【0013】また、本発明は、前記の非複屈折性光学用
樹脂組成物を用いた光学用素子に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に用いるエステル部分に炭
素数5〜22の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸
エステルまたはアクリル酸エステルとしては、例えば、
アクリル酸シクロペンチル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸メチルシクロヘキシル、アクリル酸トリ
メチルシクロヘキシル、アクリル酸ノルボルニル、アク
リル酸ノルボルニルメチル、アクリル酸シアノノルボル
ニル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ボルニル、
アクリル酸メンチル、アクリル酸フェンチル、アクリル
酸アダマンチル、アクリル酸ジメチルアダマンチル、ア
クリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−
イル、アクリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6]デ
カ−4−メチル、アクリル酸シクロデシル、メタクリル
酸シクロペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタ
クリル酸メチルシクロヘキシル、メタクリル酸トリメチ
ルシクロヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタク
リル酸ノルボルニルメチル、メタクリル酸シアノノルボ
ルニル、メタクリル酸フェニルノルボルニル、メタクリ
ル酸イソボルニル、メタクリル酸ボルニル、メタクリル
酸メンチル、メタクリル酸フェンチル、メタクリル酸ア
ダマンチル、メタクリル酸ジメチルアダマンチル、メタ
クリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−
イル、メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6
デカ−4−メチル、メタクリル酸シクロデシル等が挙げ
られる。このうち、低吸湿性の点で、メタクリル酸シク
ロペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸メチルシクロヘキシル、メタクリル酸トリメチルシク
ロヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタクリル酸
ノルボルニルメチル、メタクリル酸イソボルニル、メタ
クリル酸ボルニル、メタクリル酸メンチル、メタクリル
酸フェンチル、メタクリル酸アダマンチル、メタクリル
酸ジメチルアダマンチル、メタクリル酸トリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカ−8−イル、メタクリル酸
トリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4−メチル、
メタクリル酸シクロデシル等が好ましい。さらに、耐熱
性、低吸湿性の点でより好ましいものとしては、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボルニル、メ
タクリル酸ノルボルニル、メタクリル酸ノルボルニルメ
チル、メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6
デカ−8−イル及びメタクリル酸トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカ−4−メチルが挙げられる。
【0015】また、N−置換マレイミドとしては、例え
ば、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−プロピルマレイミド、N−i−プロピルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−i−ブチルマレイミド、N
−t−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N
−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−(2−クロロフェニ
ル)マレイミド、N−(4−クロロフェニル)マレイミ
ド、N−(4−ブロモフェニル)フェニルマレイミド、
N−(2−メチルフェニル)マレイミド、N−(2−エ
チルフェニル)マレイミド、N−(2−メトキシフェニ
ル)マレイミド、N−(2,4,6−トリメチルフェニ
ル)マレイミド、N−(4−ベンジルフェニル)マレイ
ミド、N−(2,4,6−トリブロモフェニル)マレイ
ミド等が挙げられる。非複屈折性、耐熱性の点で好まし
いものとしては、N−メチルマレイミド、N−エチルマ
レイミド、N−プロピルマレイミド、N−i−プロピル
マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−i−ブチルマ
レイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−シクロヘキ
シルマレイミド、N−ラウリルマレイミド及びN−フェ
ニルマレイミドが挙げられる。
【0016】また、前記した共重合可能な単量体は、基
本的に重合体の透明性、非複屈折性、耐熱性及び低吸湿
性を損なわないものであれば、特に制限はなく、具体例
としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i
−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ペンチ
ル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸オクタデジル、アクリル酸ブトキシエチ
ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリ
ル酸ナフチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル等のアクリル酸エステル類、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブ
チル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル酸n−ヘキシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n
−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オク
タデシル、メタクリル酸ブトキシエチル、メタクリル酸
フェニル、メタクリル酸ナフチル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル等のメタクリ
ル酸エステル類、α−メチルスチレン、α−エチルスチ
レン、α−フルオロスチレン、α−クロルスチレン、α
−ブロモスチレン、フルオロスチレン、クロロスチレ
ン、ブロモスチレン、メチルスチレン、メトキシスチレ
ン等の芳香族ビニル化合物、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−ジメチルアクリルアミド、N−ジエチル
アクリルアミド、N−ジメチルメタクリルアミド、N−
ジエチルメタクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド
類、アクリル酸カルシウム、アクリル酸バリウム、アク
リル酸鉛、アクリル酸錫、アクリル酸亜鉛、メタクリル
酸カルシウム、メタクリル酸バリウム、メタクリル酸
鉛、メタクリル酸錫、メタクリル酸亜鉛等の(メタ)ア
クリル酸金属塩、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和
脂肪酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシ
アン化ビニル化合物が挙げられる。また、これらは1種
又は2種以上が使用される。
【0017】本発明における樹脂組成物の揮発分の量
は、0.6重量%以下とされ、好ましくは0.4重量%
以下である。揮発分の量が0.6重量%を越える場合、
長時間成形した際に金型に汚れが堆積し、成形品表面に
汚れが転写され、良好な成形品が得られない。また、離
型性においても、長時間成形していくにしたがい、離型
不良が発生する。
【0018】本発明における揮発分の除去方法について
は、公知の方法によって行うことができる。例えば、得
られた樹脂組成物を連続的に減圧下200〜280℃に
加熱しながら揮発分を除去する方法、懸濁重合時におけ
る重合条件により揮発分を低減する方法などが挙げられ
る。このうち、樹脂中への不純物の混入などの点から、
懸濁重合時における重合条件により揮発分を低減する方
法が好ましい。
【0019】本発明においては、示差走査熱量計での吸
湿ピーク温度が70℃以上である脂肪酸アミドまたは脂
肪酸エステルが用いられるが、これらの吸熱ピーク温度
が70℃未満の場合には十分な離型効果が得られず、離
型不良が発生するためである。
【0020】本発明に用いる示差走査熱量計での吸熱ピ
ーク温度が70℃以上である脂肪酸アミドとしては、パ
ルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘニン酸ア
ミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド等が挙げられ
る。このうち、透明性、離型性の点で、炭素数が18以
上の脂肪酸アミドが好ましく、ステアリン酸アミド、ベ
ヘニン酸アミドがより好ましい。これらは1種または2
種以上が使用される。
【0021】本発明に用いる示差走査熱量計での吸熱ピ
ーク温度が70℃以上である脂肪酸エステルとしては、
ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸モノグリセライ
ド、ペンタエリスリトールとステアリン酸、ベヘニン酸
等の脂肪酸とのエステル化合物、ひまし硬化油等が挙げ
られる。このうち、透明性、離型性の点で、脂肪酸グリ
セリンエステルが好ましく、ステアリン酸モノグリセラ
イド及びひまし硬化油がより好ましい。これらは1種ま
たは2種以上が使用される。
【0022】本発明においては、エステル部分に炭素数
5〜22の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸エス
テルまたはアクリル酸エステル5〜40重量部、メタク
リル酸メチル50〜80重量部、N−置換マレイミド5
〜40重量部、メタクリル酸ベンジル0〜30重量部及
びこれらと共重合可能な単量体0〜10重量部からな
り、総重量部が100重量部となる単量体混合物として
共重合される。
【0023】エステル部分に炭素数5〜22の脂環式炭
化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル
酸エステルの配合量は、5〜40重量部とされ、10〜
40重量部であることが吸湿性の点で好ましい。この配
合量が5重量部未満であると、複屈折が大きく、吸湿性
が高くなる傾向にあり、40重量部を越えると、機械的
強度が低下するといった問題が生じる。
【0024】メタクリル酸メチルの配合量は、50〜8
0重量部とされ、60〜75重量部であることが好まし
い。メタクリル酸メチルの配合量が50重量部未満で
は、機械的強度が低下し、80重量部を越えると、非複
屈折性、耐熱性及び低吸湿性に問題が生じる。
【0025】さらに、N−置換マレイミドの配合量は、
5〜40重量部とされ、15〜30重量部であることが
複屈折性の点で好ましい。N−置換マレイミドの配合量
が5重量部未満では、複屈折が大きく、ガラス転移温度
が低くなる傾向にあり、40重量部を越えると、反応性
が低下し、残存モノマーが多くなる傾向にあり、複屈折
も大きくなる。
【0026】また、メタクリル酸ベンジルの配合量は、
0〜30重量部とされ、耐熱性、複屈折性の点で4〜2
0重量部であることが好ましい。メタクリル酸ベンジル
の配合量が30重量部を越えると、ガラス転移温度が低
くなる。
【0027】また、前記の共重合可能な単量体の配合量
は、0〜10重量部とされる。10重量部を越えた場
合、単量体にもよるが、透明性、非複屈折性、耐熱性、
低吸湿性のいずれかまたは二以上の特性に問題が生じ
る。
【0028】本発明において、得られる樹脂の配向複屈
折の絶対値が1×10-6未満となる単量体の配合比の求
め方としては、懸濁重合により得られた各配合比の共重
合体から、約50μのフィルムを作成し、2倍に延伸し
た(延伸温度:90℃)際の複屈折の絶対値が1×10
-6未満となる配合比を探索する方法により行われる。
【0029】また、本発明において、示差走査熱量計で
の吸熱ピーク温度が70℃以上である脂肪酸アミドまた
は脂肪酸エステルの使用量は、単量体の総重量部に対し
て、0.05〜2.0重量%とされ、0.1〜1.0重
量%であることが離型性の点で好ましい。0.05重量
%未満では、十分な離型効果が得られず、2.0重量%
を越えると、耐熱性が低下し、また金型面に余剰の離型
剤が付着し、汚れた成形品となる。
【0030】本発明において共重合体を製造するための
共重合法としては塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液
重合等の既存の方法を適用できる。光学用素子のために
は、樹脂中への不純物の混入などの点、製品としてのハ
ンドリングなどの点から懸濁重合法が好ましい。
【0031】重合を行う際には、重合開始剤を用いるこ
とができる。重合開始剤としては、過酸化ベンゾイル、
過酸化ラウロイル、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒ
ドロテレフタレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート、1,1−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等の有機過酸化
物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシク
ロヘキサノン−1−カルボニトリル、アゾジベンゾイル
等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
等の水溶性触媒及び過酸化物あるいは過硫酸塩と還元剤
の組み合わせによるレドックス触媒等、通常のラジカル
重合に使用できるものはいずれも使用することができ
る。重合開始剤は、単量体の総量に対して0.01〜1
0重量%の範囲で使用されることが好ましい。
【0032】さらに、分子量調整剤として、メルカプタ
ン系化合物、チオグリコール、四塩化炭素、α−メチル
スチレンダイマー等を必要に応じて添加することができ
る。
【0033】熱重合による場合、重合温度は、0〜20
0℃の間で適宜選択することができ、50〜130℃が
好ましい。また、揮発分を上記の範囲とするために12
0〜130℃の高温工程を含む重合温度とすることが特
に好ましい。
【0034】懸濁重合は、水性媒体中で行われ、懸濁剤
及び必要に応じて懸濁助剤を添加して行う。懸濁剤とし
ては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリ
アクリルアミド等の水溶性高分子、リン酸カルシウム、
ピロリン酸マグネシウム等の難溶性無機物質等があり、
水溶性高分子は、単量体の総重量部に対して0.03〜
1重量%使用するのが好ましく、難溶性無機物質は、単
量体の総重量部に対して0.05〜0.5重量%使用す
るのが好ましい。
【0035】懸濁助剤としては、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤があり、懸濁
剤として難溶性無機物質を使用する場合には、懸濁助剤
を使用するのが好ましい。懸濁助剤は、単量体の総重量
部に対して0.001〜0.02重量%使用するのが好
ましい。
【0036】本発明になる非複屈折性光学用樹脂組成物
に含まれる樹脂は、その分子量について特に限定するも
のではないが、重量平均分子量(ポリスチレン換算)が
10000〜1000000の範囲のものが好ましく、
耐熱性、成形性の点で、100000〜300000の
範囲のものが特に好ましい。
【0037】本発明の非複屈折性光学用樹脂組成物は、
その使用にあたって、劣化防止、熱的安定性、成形性、
加工性などの観点から、フェノール系、ホスファイト
系、チオエーテル系などの抗酸化剤、脂肪族アルコー
ル、前記記載の化合物以外の脂肪酸エステル、フタル酸
エステル、トリグリセライド類、フッ素系界面活性剤、
高級脂肪酸金属塩などの離型剤、その他滑剤、可塑剤、
帯電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、重金属不活性化剤
などを添加して使用してもよい。
【0038】本発明において、非複屈折性光学用樹脂組
成物の光学用素子への適用は、射出成形法、圧縮成形
法、マイクロモールド法、フローティングモールド法、
ローリンクス法、注型法等の公知の成形法を利用するこ
とができる。注型法においては、部分的に重合を進めた
後、型に注入し、最終的な重合を行って、光学用素子を
製造してもよい。
【0039】また、以上のような成形法により得られた
成形品表面に、MgF2 、SiO2などの無機化合物を
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などによってコーティングすること、成形品表面にシ
ランカップリング剤などの有機シリコン化合物、ビニル
モノマー、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹
脂、シリコン樹脂などをハードコートすることなどによ
って、耐湿性、光学特性、耐薬品性、耐磨耗性、曇り止
めなどを向上させることができる。
【0040】本発明における光学用素子としては、例え
ば、一般カメラ用レンズ及びファインダー、ビデオカメ
ラ用レンズ、レーザーピックアップレンズ、レーザープ
リンター用のfθレンズ、シリンドリカルレンズ及びオ
リゴンミラー、プロジェクションTV用レンズ、液晶プ
ロジェクター用のマルチレンズ、リレー系レンズ、コン
デンサーレンズ、投射レンズ及びフレネルレンズ、眼鏡
用レンズ等のレンズ、コンパクトディスク(CD、CD
−ROM等)、ミニディスク、DVD用のディスク基
板、LCD用基板、偏光フィルム透明樹脂シート、位相
差フィルム、光拡散フィルム、液晶素子結合用接着剤等
の液晶素子用部材、プロジェクター用スクリーン、光学
フィルター、光ファイバー、光導波路、プリズム、光電
変換素子用レンズなどが挙げられる。本発明の樹脂組成
物は、特に、ミニディスク用ピックアップレンズ(対物
レンズ、回折格子、コリメータレンズ等)及びDVD用
ピックアップレンズ(対物レンズ、回折格子、コリメー
タレンズ等)の光学用素子に最適である。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲を限定するものではない。
【0042】また、以下の実施例で懸濁剤として用いる
水溶性高分子(A)(ポリメタクリル酸塩)は、下記の
方法で合成した。
【0043】水溶性高分子(A)の合成 メタクリル酸メチル5g、メタクリル酸2−ヒドロキシ
エチル12g、メタクリル酸カリウム23g及び脱イオ
ン水360gを内容積500mlのセパラブルフラスコ
に入れ、30分間窒素ガスを吹き込んで系内の空気を除
去した後、水浴で加熱して撹拌しながら系内温度を65
℃に昇温し、過硫酸カリウム0.06gを添加した。同
温度で5時間重合を行い、続けて90℃に昇温して2時
間撹拌を続けてゼリー状の水溶性高分子(A)を得た。
【0044】実施例1 メタクリル酸トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−
8−イル360g、メタクリル酸メチル1200g、N
−シクロヘキシルマレイミド360g、メタクリル酸ベ
ンジル80g、過酸化ラウロイル8g、n−オクチルメ
ルカプタン4g、脂肪酸アミドとしてステアリン酸アミ
ド(花王製脂肪酸アマイドS、吸熱ピーク温度:106
℃)2gを溶解して単量体混合液とした。
【0045】撹拌機を備えた5リットルのオートクレー
ブ容器に懸濁剤として前記のゼリー状の水溶性高分子
(A)を0.1g、脱イオン水を2500g加え、次い
で、リン酸水素二ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム
組合せ緩衝液を加えて撹拌し、pHを7.2に調整して
懸濁媒体とした。ここに撹拌しながら上記の単量体混合
液を加え、撹拌回転数270rpm、窒素雰囲気下で6
0℃で3時間、次いで高温工程として125℃で2時間
重合させ、樹脂粒子を得た。この樹脂粒子を水洗、脱
水、乾燥し、東芝機械(株)製射出成形機IS−50E
Pを用い、シリンダー温度260℃、射出速度60cm
3 /sec、金型温度110℃で成形し、特性評価用の
複数の試験片を得た。
【0046】実施例2〜4、比較例1〜7 表1に示す組成比率の単量体、脂肪酸アミドまたは脂肪
酸エステル及び高温工程条件を用い、実施例1と同様に
して特性評価用の試験片とした。
【0047】実施例1〜4、比較例1〜7で得られた樹
脂粒子及び試験片について、配向複屈折、成形品の複屈
折、飽和吸水率、ガラス転移温度(以下Tgと略す)、
揮発分、離型性を調べ、表1に示した。なお、評価は下
記に示す方法により行った。 (1)配合複屈折 懸濁重合により得られた各配合比の樹脂粒子1gをテト
ラヒドロフラン6gに溶解させ、ガラス基板上に塗布
し、ナイフコーターを用いて表面を均一化した。このフ
ィルムを乾燥した後にガラス基板から剥がし、約50μ
のフィルムを作成した。次に、このフィルムを2倍に延
伸し(延伸温度:90℃)、配向複屈折を測定した。 (2)成形品の複屈折 上記で得た50×40×3(mm)の試験片について、
He−Neレーザーを用いたエリプソメーター(島津製
作所製AEP−100)で、図1に示す測定点につい
て、位相差(シングルパス)を測定し、下式に基づき厚
み当たりの複屈折を計算した。
【0048】
【数1】
【0049】(3)飽和吸水率 上記で得た20×15×5(mm)の試験片を乾燥さ
せ、その重量を測定した後、70℃の水中に放置し、飽
和吸水させた後、重量を測定し、次式により飽和吸水率
を算出した。
【0050】
【数2】
【0051】(4)ガラス転移温度(Tg) 上記で得られた樹脂粒子について、示差走査熱量計(リ
ガク製ThermoPlus DSC8230)で、ガ
ラス転移温度(Tg)を測定した。 (5)揮発分 得られた樹脂粒子1gをジクロロメタン10mlに溶解
し、内部標準物質として5重量%ジアリルフタレート/
メタノール溶液を0.5g添加し、メタノールを40m
l加え、測定用試料とした。その試料をガスクロマトグ
ラフィ法で揮発分を求めた。 (6)離型性 上記で得られた樹脂粒子を用いて東芝機械(株)製射出
成形機IS−50EPにより、シリンダー温度260
℃、射出速度60cm3 /sec、金型温度110℃
で、720枚の試験片(50mm/40mm/3mm)
を24h連続成形し、この時の離型不良(金型面への樹
脂付着、成形品表面のひび割れ等)枚数の発生率を求め
た。
【0052】以下において、MMAはメタクリル酸メチ
ル、TCDMAはメタクリル酸トリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカ−8−イル、CHMIはN−シクロヘ
キシルマレイミド、BZMAはメタクリル酸ベンジル、
SAMはステアリン酸アミド(花王製脂肪酸アマイドS
吸熱ピーク温度:106℃)、OHGはひまし硬化油
(大日化学製ダイワックスOHG、吸熱ピーク温度:8
8℃)を示す。評価結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明により非複屈折性、耐熱性、低吸
湿性及び金型との離型性に優れる光学用樹脂組成物が提
供され、この樹脂を用いて非複屈折、耐熱性、低吸湿性
に優れる光学素子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形品の複屈折の測定法を説明する略図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲート 2 測定点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 1/04 G02B 1/04 //(C08F 220/14 (C08F 220/14 220:12 220:12 222:40) 222:40) Fターム(参考) 4J002 BG061 EH046 EH056 EP016 FD166 4J100 AB03T AB07T AB08T AB09T AB10T AJ02T AK13T AL03P AL03T AL04T AL05T AL08Q AL08S AL08T AL09T AL10T AM02T AM15T AM19T AM47R AM48R AM49R BA05R BA05T BB01R BB03R BC03Q BC04Q BC04R BC07Q BC08Q BC09Q BC43R BC43S BC43T BC49T CA03 CA06 DA63 JA32 JA33 JA36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エステル部分に炭素数5〜22の脂環式
    炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリ
    ル酸エステル5〜40重量部、メタクリル酸メチル50
    〜80重量部、N−置換マレイミド5〜40重量部、メ
    タクリル酸ベンジル0〜30重量部及びこれらと共重合
    可能な単量体0〜10重量部を、総重量部を100重量
    部として、得られる樹脂の配向複屈折の絶対値が1×1
    -6未満となるような組成比で共重合することにより得
    られ、その揮発分が0.6重量%以下であり、示差走査
    熱量計での吸熱ピーク温度が70℃以上である脂肪酸ア
    ミドまたは脂肪酸エステルを単量体の総重量部に対して
    0.05〜2.0重量%含む非複屈折性光学用樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 示差走査熱量計での吸熱ピーク温度が7
    0℃以上である脂肪酸アミドまたは脂肪酸エステルが、
    炭素数が18以上の脂肪酸アミド及び脂肪酸グリセリン
    エステルの少なくとも1種の化合物である請求項1記載
    の非複屈折性光学用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 エステル部分に炭素数5〜22の脂環式
    炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリ
    ル酸エステルが、メタクリル酸シクロヘキシル、メタク
    リル酸イソボルニル、メタクリル酸ノルボルニル、メタ
    クリル酸ノルボルニルメチル、メタクリル酸トリシクロ
    [5.2.1.02,6 ]デカ−8−イル及びメタクリル
    酸トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−4−メチル
    からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である
    請求項1記載の非複屈折性光学用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 N−置換マレイミドがN−メチルマレイ
    ミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミ
    ド、N−i−プロピルマレイミド、N−ブチルマレイミ
    ド、N−i−ブチルマレイミド、N−t−ブチルマレイ
    ミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ラウリルマ
    レイミド及びN−フェニルマレイミドからなる群から選
    ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1記載の非
    複屈折性光学用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、4または5記載の非
    複屈折性光学用樹脂組成物を用いた光学用素子。
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WO2015041311A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 株式会社クラレ 樹脂組成物およびその成形品

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