JP2002173464A - メタクリル酸の製造方法 - Google Patents
メタクリル酸の製造方法Info
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- JP2002173464A JP2002173464A JP2000370342A JP2000370342A JP2002173464A JP 2002173464 A JP2002173464 A JP 2002173464A JP 2000370342 A JP2000370342 A JP 2000370342A JP 2000370342 A JP2000370342 A JP 2000370342A JP 2002173464 A JP2002173464 A JP 2002173464A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イソブチレン等の接触気相酸化反応によりメ
タクリル酸を製造する方法において、当該製造方法に含
まれる「凝縮工程」、「回収工程」、「放散工程」、
「洗浄工程」において発泡を抑制でき、且つ、粘性物の
形成をも抑制できる、新規なメタクリル酸の製造方法を
提供する。 【解決手段】 イソブチレン、t−ブタノール、メタク
ロレイン、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸から選ばれ
る1種または2種以上の混合物を接触気相酸化反応させ
る反応工程(A)、工程(A)で得られた反応生成ガス
の凝縮工程(B)、工程(B)からの排出ガス中のメタ
クロレインおよびメタクリル酸の回収工程(C)、工程
(C)から排出される水相からメタクロレインを放散さ
せる放散工程(D)、工程(C)からの排出ガスを洗浄
する洗浄工程(E)を含む、メタクリル酸の製造方法に
おいて、前記凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工
程(D)、洗浄工程(E)から選ばれる少なくとも1つ
の工程においてシリカ系消泡剤を用いることを特徴とす
る。
タクリル酸を製造する方法において、当該製造方法に含
まれる「凝縮工程」、「回収工程」、「放散工程」、
「洗浄工程」において発泡を抑制でき、且つ、粘性物の
形成をも抑制できる、新規なメタクリル酸の製造方法を
提供する。 【解決手段】 イソブチレン、t−ブタノール、メタク
ロレイン、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸から選ばれ
る1種または2種以上の混合物を接触気相酸化反応させ
る反応工程(A)、工程(A)で得られた反応生成ガス
の凝縮工程(B)、工程(B)からの排出ガス中のメタ
クロレインおよびメタクリル酸の回収工程(C)、工程
(C)から排出される水相からメタクロレインを放散さ
せる放散工程(D)、工程(C)からの排出ガスを洗浄
する洗浄工程(E)を含む、メタクリル酸の製造方法に
おいて、前記凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工
程(D)、洗浄工程(E)から選ばれる少なくとも1つ
の工程においてシリカ系消泡剤を用いることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソブチレン等の
接触気相酸化反応によってメタクリル酸を製造する方法
に関する。
接触気相酸化反応によってメタクリル酸を製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】イソブチレン等の接触気相酸化反応によ
るメタクリル酸の製造プロセスは、一般に、反応生成ガ
スをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させてメ
タクリル酸水溶液を得る「凝縮工程」、凝縮工程からの
排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触さ
せて当該ガス中のメタクロレインおよびメタクリル酸を
水相中に回収する「回収工程」、回収工程から排出され
る水相を分子状酸素含有ガスと接触させてメタクロレイ
ンを放散させる「放散工程」、回収工程からの排出ガス
をメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該
ガス中の残存メタクロレインおよびメタクリル酸を水相
中に回収することにより当該排出ガスを洗浄する「洗浄
工程」を含む。
るメタクリル酸の製造プロセスは、一般に、反応生成ガ
スをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させてメ
タクリル酸水溶液を得る「凝縮工程」、凝縮工程からの
排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触さ
せて当該ガス中のメタクロレインおよびメタクリル酸を
水相中に回収する「回収工程」、回収工程から排出され
る水相を分子状酸素含有ガスと接触させてメタクロレイ
ンを放散させる「放散工程」、回収工程からの排出ガス
をメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該
ガス中の残存メタクロレインおよびメタクリル酸を水相
中に回収することにより当該排出ガスを洗浄する「洗浄
工程」を含む。
【0003】上記各工程においては、大量の有機ガスと
水相とを接触させるため、当該ガス中に含まれる有機酸
等により激しい発泡が起こる。そして、その有機酸等を
含むミストが熱交換器やブロワーなどの設備や配管中に
飛散して重合等を引き起こすことにより、圧力損失が起
こり、生産量の低下や連続稼働を妨げるという問題があ
った。
水相とを接触させるため、当該ガス中に含まれる有機酸
等により激しい発泡が起こる。そして、その有機酸等を
含むミストが熱交換器やブロワーなどの設備や配管中に
飛散して重合等を引き起こすことにより、圧力損失が起
こり、生産量の低下や連続稼働を妨げるという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発泡を抑制す
るべく、上記各工程において消泡剤を投入し、有機酸等
を含むミストの飛散を低減してきたが、一方で、有機ガ
ス中に含まれる高沸有機物(テレフタル酸など)と投入
した消泡剤とが粘性物を形成し、この粘性物が製造設備
に付着して装置閉塞の原因となるなどの問題が浮上し
た。したがって、本発明が解決しようとする課題は、イ
ソブチレン等の接触気相酸化反応によりメタクリル酸を
製造する方法において、当該製造方法に含まれる「凝縮
工程」、「回収工程」、「放散工程」、「洗浄工程」に
おいて発泡を抑制でき、且つ、粘性物の形成をも抑制で
きる、新規なメタクリル酸の製造方法を提供することに
ある。
るべく、上記各工程において消泡剤を投入し、有機酸等
を含むミストの飛散を低減してきたが、一方で、有機ガ
ス中に含まれる高沸有機物(テレフタル酸など)と投入
した消泡剤とが粘性物を形成し、この粘性物が製造設備
に付着して装置閉塞の原因となるなどの問題が浮上し
た。したがって、本発明が解決しようとする課題は、イ
ソブチレン等の接触気相酸化反応によりメタクリル酸を
製造する方法において、当該製造方法に含まれる「凝縮
工程」、「回収工程」、「放散工程」、「洗浄工程」に
おいて発泡を抑制でき、且つ、粘性物の形成をも抑制で
きる、新規なメタクリル酸の製造方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するべく鋭意検討を行った。その結果、消泡剤とし
て、従来用いられていたものはアルキレンオキシドやポ
リエーテルなどの有機系消泡剤であるところ、今回新た
にシリカ系の消泡剤を用いると、発泡の抑制とともに粘
性物の形成も抑制できることを見い出し、これにより、
圧力損失による生産量の低下や稼働停止という問題がな
くなり、長期の安定的な稼働が可能となった。すなわ
ち、本発明に係るメタクリル酸の製造方法は、イソブチ
レン、t−ブタノール、メタクロレイン、イソブチルア
ルデヒド、イソ酪酸から選ばれる1種または2種以上の
混合物を分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化反応さ
せる反応工程(A)、反応工程(A)で得られた反応生
成ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させ
てメタクリル酸水溶液を得る凝縮工程(B)、凝縮工程
(B)からの排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む
水相と接触させて当該ガス中のメタクロレインおよびメ
タクリル酸を水相中に回収する回収工程(C)、回収工
程(C)から排出される水相を分子状酸素含有ガスと接
触させてメタクロレインを放散させる放散工程(D)、
回収工程(C)からの排出ガスをメタクリル酸および酢
酸を含む水相と接触させて当該ガス中の残存メタクロレ
インおよびメタクリル酸を水相中に回収することにより
当該排出ガスを洗浄する洗浄工程(E)、を含む、メタ
クリル酸の製造方法において、前記凝縮工程(B)、回
収工程(C)、放散工程(D)、洗浄工程(E)から選
ばれる少なくとも1つの工程においてシリカ系消泡剤を
用いることを特徴とする。
決するべく鋭意検討を行った。その結果、消泡剤とし
て、従来用いられていたものはアルキレンオキシドやポ
リエーテルなどの有機系消泡剤であるところ、今回新た
にシリカ系の消泡剤を用いると、発泡の抑制とともに粘
性物の形成も抑制できることを見い出し、これにより、
圧力損失による生産量の低下や稼働停止という問題がな
くなり、長期の安定的な稼働が可能となった。すなわ
ち、本発明に係るメタクリル酸の製造方法は、イソブチ
レン、t−ブタノール、メタクロレイン、イソブチルア
ルデヒド、イソ酪酸から選ばれる1種または2種以上の
混合物を分子状酸素含有ガスにより接触気相酸化反応さ
せる反応工程(A)、反応工程(A)で得られた反応生
成ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触させ
てメタクリル酸水溶液を得る凝縮工程(B)、凝縮工程
(B)からの排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む
水相と接触させて当該ガス中のメタクロレインおよびメ
タクリル酸を水相中に回収する回収工程(C)、回収工
程(C)から排出される水相を分子状酸素含有ガスと接
触させてメタクロレインを放散させる放散工程(D)、
回収工程(C)からの排出ガスをメタクリル酸および酢
酸を含む水相と接触させて当該ガス中の残存メタクロレ
インおよびメタクリル酸を水相中に回収することにより
当該排出ガスを洗浄する洗浄工程(E)、を含む、メタ
クリル酸の製造方法において、前記凝縮工程(B)、回
収工程(C)、放散工程(D)、洗浄工程(E)から選
ばれる少なくとも1つの工程においてシリカ系消泡剤を
用いることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るメタクリル酸の製造
方法は、イソブチレン、t−ブタノール、メタクロレイ
ン、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸から選ばれる1種
または2種以上の混合物を分子状酸素含有ガスにより接
触気相酸化反応させる反応工程(A)を含む。上記接触
気相酸化反応は、従来公知の方法、例えば、特開平2−
76835号公報に記載の方法などを用いることができ
る。本発明に係るメタクリル酸の製造方法においては、
上記反応工程(A)で得られた反応生成ガスをメタクリ
ル酸および酢酸を含む水相と接触させてメタクリル酸水
溶液を得る凝縮工程(B)を含む。
方法は、イソブチレン、t−ブタノール、メタクロレイ
ン、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸から選ばれる1種
または2種以上の混合物を分子状酸素含有ガスにより接
触気相酸化反応させる反応工程(A)を含む。上記接触
気相酸化反応は、従来公知の方法、例えば、特開平2−
76835号公報に記載の方法などを用いることができ
る。本発明に係るメタクリル酸の製造方法においては、
上記反応工程(A)で得られた反応生成ガスをメタクリ
ル酸および酢酸を含む水相と接触させてメタクリル酸水
溶液を得る凝縮工程(B)を含む。
【0007】さらに、本発明に係るメタクリル酸の製造
方法においては、凝縮工程(B)からの排出ガスをメタ
クリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該ガス中
のメタクロレインおよびメタクリル酸を水相中に回収す
る回収工程(C)を含む。また、本発明に係るメタクリ
ル酸の製造方法においては、回収工程(C)から排出さ
れる水相を分子状酸素含有ガスと接触させてメタクロレ
インを放散させる放散工程(D)を含む。上記の凝縮工
程(B)、回収工程(C)、放散工程(D)は、従来公
知の方法、例えば、特開平2−76835号公報に記載
の方法などを用いて行うことができる。
方法においては、凝縮工程(B)からの排出ガスをメタ
クリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該ガス中
のメタクロレインおよびメタクリル酸を水相中に回収す
る回収工程(C)を含む。また、本発明に係るメタクリ
ル酸の製造方法においては、回収工程(C)から排出さ
れる水相を分子状酸素含有ガスと接触させてメタクロレ
インを放散させる放散工程(D)を含む。上記の凝縮工
程(B)、回収工程(C)、放散工程(D)は、従来公
知の方法、例えば、特開平2−76835号公報に記載
の方法などを用いて行うことができる。
【0008】さらに、本発明に係るメタクリル酸の製造
方法においては、回収工程(C)からの排出ガスをメタ
クリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該ガス中
の残存メタクロレインおよびメタクリル酸を水相中に回
収することにより当該排出ガスを洗浄する洗浄工程
(E)を含む。洗浄工程(E)は、さらに詳細に説明す
ると、回収工程(C)から排出されるガス中にはメタク
ロレインやメタクリル酸が少量残存しているため、当該
排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触さ
せて当該ガス中の残存メタクロレインおよびメタクリル
酸を水相中に回収することにより当該排出ガスを洗浄す
る工程であり、この洗浄工程によりメタクロレイン等が
除去されたガスは燃焼処理された後、反応器に一部戻し
て希釈ガスとして用いる(残りのガスは排出廃棄)こと
ができる。
方法においては、回収工程(C)からの排出ガスをメタ
クリル酸および酢酸を含む水相と接触させて当該ガス中
の残存メタクロレインおよびメタクリル酸を水相中に回
収することにより当該排出ガスを洗浄する洗浄工程
(E)を含む。洗浄工程(E)は、さらに詳細に説明す
ると、回収工程(C)から排出されるガス中にはメタク
ロレインやメタクリル酸が少量残存しているため、当該
排出ガスをメタクリル酸および酢酸を含む水相と接触さ
せて当該ガス中の残存メタクロレインおよびメタクリル
酸を水相中に回収することにより当該排出ガスを洗浄す
る工程であり、この洗浄工程によりメタクロレイン等が
除去されたガスは燃焼処理された後、反応器に一部戻し
て希釈ガスとして用いる(残りのガスは排出廃棄)こと
ができる。
【0009】上記の凝縮工程(B)、回収工程(C)、
放散工程(D)、洗浄工程(E)の各工程においては、
大量の有機ガスと水相とを接触させるため、当該ガス中
に含まれる有機酸等により激しい発泡が起こる。そし
て、その有機酸等を含むミストが熱交換器やブロワーな
どの設備や配管中に飛散して重合等を引き起こすことに
より、圧力損失が起こり、生産量の低下や連続稼働を妨
げるという問題が起こる。そこで、本発明に係るメタク
リル酸の製造方法においては、この問題を全て解決する
ために、上記凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工
程(D)、洗浄工程(E)工程から選ばれる少なくとも
1つの工程においてシリカ系消泡剤を用いる。
放散工程(D)、洗浄工程(E)の各工程においては、
大量の有機ガスと水相とを接触させるため、当該ガス中
に含まれる有機酸等により激しい発泡が起こる。そし
て、その有機酸等を含むミストが熱交換器やブロワーな
どの設備や配管中に飛散して重合等を引き起こすことに
より、圧力損失が起こり、生産量の低下や連続稼働を妨
げるという問題が起こる。そこで、本発明に係るメタク
リル酸の製造方法においては、この問題を全て解決する
ために、上記凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工
程(D)、洗浄工程(E)工程から選ばれる少なくとも
1つの工程においてシリカ系消泡剤を用いる。
【0010】従来においても、発泡抑制のために消泡剤
を用いることは行われていたが、従来一般に用いられて
いた消泡剤は、消泡効果が大きい点、水溶液中に残る消
泡剤による後工程でのスケール発生トラブルが少ない
点、消泡剤がガス系に飛散した際の反応系触媒への被毒
が少ない点で、アルキレンオキシドやポリエーテルなど
の有機系消泡剤が用いられていた。一方、この有機系消
泡剤は有機ガス中に含まれる高沸有機物(テレフタル酸
など)と粘性物を形成する場合が多く、この粘性物が製
造設備に付着して装置閉塞の原因となる問題があった。
しかしながら、今回、本発明者は、シリカ系の消泡剤を
用いると、驚くべきことに、発泡の抑制とともに粘性物
の形成も抑制できるということを初めて見い出し、これ
により、圧力損失による生産量の低下や稼働停止という
問題がなくなり、メタクリル酸製造装置の長期の安定的
な稼働が可能となることが判った。
を用いることは行われていたが、従来一般に用いられて
いた消泡剤は、消泡効果が大きい点、水溶液中に残る消
泡剤による後工程でのスケール発生トラブルが少ない
点、消泡剤がガス系に飛散した際の反応系触媒への被毒
が少ない点で、アルキレンオキシドやポリエーテルなど
の有機系消泡剤が用いられていた。一方、この有機系消
泡剤は有機ガス中に含まれる高沸有機物(テレフタル酸
など)と粘性物を形成する場合が多く、この粘性物が製
造設備に付着して装置閉塞の原因となる問題があった。
しかしながら、今回、本発明者は、シリカ系の消泡剤を
用いると、驚くべきことに、発泡の抑制とともに粘性物
の形成も抑制できるということを初めて見い出し、これ
により、圧力損失による生産量の低下や稼働停止という
問題がなくなり、メタクリル酸製造装置の長期の安定的
な稼働が可能となることが判った。
【0011】本発明で用いることができるシリカ系の消
泡剤としては、特に限定されないが、例えば、(株)ダ
ウコーニング社製のFSアンチフォームEPLやFSア
ンチフォーム90などが挙げられる。本発明に係るメタ
クリル酸の製造方法においては、シリカ系消泡剤を、上
記の凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工程
(D)、洗浄工程(E)の各工程において、大量の有機
ガスと水相とを接触させる際に用いるが、その使用量
は、液中濃度において好ましくは10〜1000pp
m、より好ましくは50〜500ppm、特に好ましく
は50〜200ppmである。シリカ系消泡剤の使用量
が50ppmよりも少ない場合には、発泡抑制の効果が
少なくなるために好ましくない。また、シリカ系消泡剤
の使用量が多い場合については大きな問題はないが、あ
まりに大量に用いるのは経済的に不利であり、十分消泡
効果のある範囲で少量で使用することが経済的な面から
は好ましい。
泡剤としては、特に限定されないが、例えば、(株)ダ
ウコーニング社製のFSアンチフォームEPLやFSア
ンチフォーム90などが挙げられる。本発明に係るメタ
クリル酸の製造方法においては、シリカ系消泡剤を、上
記の凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工程
(D)、洗浄工程(E)の各工程において、大量の有機
ガスと水相とを接触させる際に用いるが、その使用量
は、液中濃度において好ましくは10〜1000pp
m、より好ましくは50〜500ppm、特に好ましく
は50〜200ppmである。シリカ系消泡剤の使用量
が50ppmよりも少ない場合には、発泡抑制の効果が
少なくなるために好ましくない。また、シリカ系消泡剤
の使用量が多い場合については大きな問題はないが、あ
まりに大量に用いるのは経済的に不利であり、十分消泡
効果のある範囲で少量で使用することが経済的な面から
は好ましい。
【0012】本発明に係るメタクリル酸の製造方法にお
いてシリカ系消泡剤を用いる形態としては、特に限定さ
れないが、例えば、凝縮工程(B)においては、液体
の消泡剤を直接塔内に供給する、反応ガスの凝縮のた
めに塔内を循環させている水相のライン上で液体の消泡
剤を混合して塔頂より供給する、反応ガスの吸収のた
めに塔内を循環させている水相を一部取り出して液体の
消泡剤を希釈して塔内に供給する、回収工程(C)にお
いては、液体の消泡剤を直接塔内に供給する、メタ
クロレインおよびメタクリル酸の回収液循環ラインに消
泡剤を投入し混合して塔頂から塔内に供給する、回収
工程より移送されてくる水相を一部取り出して液体の消
泡剤を希釈して塔内に供給する、放散工程(D)におい
ては、液体の消泡剤を直接塔内に供給する、回収工
程より移送されてくる水相のライン上から液体の消泡剤
を塔頂から塔内に供給する、回収工程より移送されて
くる水相を一部取り出して液体の消泡剤を希釈して塔内
に供給する、洗浄工程(E)においては、液体の消泡
剤を直接塔内に供給する、廃ガスの洗浄のために塔内
を循環させている水相のライン上から液体の消泡剤を塔
頂から塔内に供給する、廃ガスの吸収のために塔内を
循環させている水相を一部取り出して液体の消泡剤を希
釈して塔内に供給する、が挙げられる。
いてシリカ系消泡剤を用いる形態としては、特に限定さ
れないが、例えば、凝縮工程(B)においては、液体
の消泡剤を直接塔内に供給する、反応ガスの凝縮のた
めに塔内を循環させている水相のライン上で液体の消泡
剤を混合して塔頂より供給する、反応ガスの吸収のた
めに塔内を循環させている水相を一部取り出して液体の
消泡剤を希釈して塔内に供給する、回収工程(C)にお
いては、液体の消泡剤を直接塔内に供給する、メタ
クロレインおよびメタクリル酸の回収液循環ラインに消
泡剤を投入し混合して塔頂から塔内に供給する、回収
工程より移送されてくる水相を一部取り出して液体の消
泡剤を希釈して塔内に供給する、放散工程(D)におい
ては、液体の消泡剤を直接塔内に供給する、回収工
程より移送されてくる水相のライン上から液体の消泡剤
を塔頂から塔内に供給する、回収工程より移送されて
くる水相を一部取り出して液体の消泡剤を希釈して塔内
に供給する、洗浄工程(E)においては、液体の消泡
剤を直接塔内に供給する、廃ガスの洗浄のために塔内
を循環させている水相のライン上から液体の消泡剤を塔
頂から塔内に供給する、廃ガスの吸収のために塔内を
循環させている水相を一部取り出して液体の消泡剤を希
釈して塔内に供給する、が挙げられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る実施例および比較例につ
いて説明するが、本発明は以下の実施例により何ら制限
されるものではない。 (実施例1)メタクロレインの接触気相酸化反応を用い
るメタクリル酸の製造プロセスにおいて発生した、メタ
クロレインおよびメタクリル酸を0.1〜1.0mol
%含んだ排ガス800Nm3 /minを、図1に示すよ
うに、排ガス洗浄塔に塔頂より導入し、100m3 /h
の循環液にて洗浄する系において、シリカ系消泡剤
((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームEP
L)を液中濃度50〜500ppmとなるように連続的
に投入した。なお、循環液は、2〜10wt%程度のメ
タクリル酸、0.5〜10wt%程度の酢酸、200〜
600ppmのテレフタル酸等の高沸不純物を含む水溶
液を使用した。
いて説明するが、本発明は以下の実施例により何ら制限
されるものではない。 (実施例1)メタクロレインの接触気相酸化反応を用い
るメタクリル酸の製造プロセスにおいて発生した、メタ
クロレインおよびメタクリル酸を0.1〜1.0mol
%含んだ排ガス800Nm3 /minを、図1に示すよ
うに、排ガス洗浄塔に塔頂より導入し、100m3 /h
の循環液にて洗浄する系において、シリカ系消泡剤
((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームEP
L)を液中濃度50〜500ppmとなるように連続的
に投入した。なお、循環液は、2〜10wt%程度のメ
タクリル酸、0.5〜10wt%程度の酢酸、200〜
600ppmのテレフタル酸等の高沸不純物を含む水溶
液を使用した。
【0014】その結果、後工程での熱交換器での圧力損
失は見られず、5000時間の連続稼働しても問題はな
かった。また、稼働後の熱交換器の観察を行ったとこ
ろ、付着物は見られなかった。 (比較例1)シリカ系消泡剤を用いなかった以外は、実
施例1と同様に行った。その結果、ミスト飛散が多く、
後工程での熱交換器での急激な圧力損失上昇が起こり、
720時間で連続稼働が困難となった。また、稼働後の
熱交換器の観察を行ったところ、タール状の付着物が見
られた。
失は見られず、5000時間の連続稼働しても問題はな
かった。また、稼働後の熱交換器の観察を行ったとこ
ろ、付着物は見られなかった。 (比較例1)シリカ系消泡剤を用いなかった以外は、実
施例1と同様に行った。その結果、ミスト飛散が多く、
後工程での熱交換器での急激な圧力損失上昇が起こり、
720時間で連続稼働が困難となった。また、稼働後の
熱交換器の観察を行ったところ、タール状の付着物が見
られた。
【0015】(比較例2)シリカ系消泡剤の代わりに、
ポリオキシエーテル系消泡剤(旭電化(株)社製、アデ
カノール)を用いた以外は、実施例1と同様に行った。
その結果、後工程での熱交換器での圧力損失が徐々に増
加し、1400時間で連続稼働が困難となった。また、
稼働後の熱交換器の観察を行ったところ、粘性の付着物
が見られた。 (実施例2)前段触媒としてモリブデン系複合酸化物を
用い、後段触媒としてモリブデン−リン系のヘテロポリ
酸系化合物を用い、t−ブタノールを水蒸気の存在下に
て空気により二段酸化反応を行った。出口ガス(反応生
成ガス)500Nm3 /minの組成はメタクロレイン
0.8vol%、メタクリル酸2.8vol%、水蒸気
25vol%、残りは窒素、酸素、一酸化炭素、二酸化
炭素、および少量の副生物であった。
ポリオキシエーテル系消泡剤(旭電化(株)社製、アデ
カノール)を用いた以外は、実施例1と同様に行った。
その結果、後工程での熱交換器での圧力損失が徐々に増
加し、1400時間で連続稼働が困難となった。また、
稼働後の熱交換器の観察を行ったところ、粘性の付着物
が見られた。 (実施例2)前段触媒としてモリブデン系複合酸化物を
用い、後段触媒としてモリブデン−リン系のヘテロポリ
酸系化合物を用い、t−ブタノールを水蒸気の存在下に
て空気により二段酸化反応を行った。出口ガス(反応生
成ガス)500Nm3 /minの組成はメタクロレイン
0.8vol%、メタクリル酸2.8vol%、水蒸気
25vol%、残りは窒素、酸素、一酸化炭素、二酸化
炭素、および少量の副生物であった。
【0016】300℃の該反応生成ガスを図2の凝縮塔
に導入し、上部から40℃の、約25wt%メタクリル
酸と10wt%の酢酸を含む水溶液を向流的に直接接触
させ、ガスを300℃から50℃に急冷せしめ、メタク
リル酸を水溶液として捕集した。この時、シリカ系消泡
剤((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームE
PL)を液中濃度50〜200ppmとなるように連続
的に投入し、2000時間の連続稼働を行ったが、稼働
中における充填物の圧力損失は見られず、問題なく稼働
できた。 (実施例3)メタクロレイン0.2wt%、メタクリル
酸20wt%を含む水溶液1.4m 3 /hを図3に示す
放散塔に導入して、分子状酸素を含むガス500Nm3
/minと接触させて塔頂温度65〜70℃でメタクロ
レインを放散させた。この時、シリカ系消泡剤((株)
ダウコーニング社製、FSアンチフォームEPL)を液
中濃度100〜200ppmになるようにライン上で水
溶液に混合させて塔内に投入し、連続で2000hr稼
働させたが、稼働中の圧力上昇は見られず、安定的な運
転ができた。運転後、熱交換器にヒュームによる重合物
の付着は確認されなかった。
に導入し、上部から40℃の、約25wt%メタクリル
酸と10wt%の酢酸を含む水溶液を向流的に直接接触
させ、ガスを300℃から50℃に急冷せしめ、メタク
リル酸を水溶液として捕集した。この時、シリカ系消泡
剤((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームE
PL)を液中濃度50〜200ppmとなるように連続
的に投入し、2000時間の連続稼働を行ったが、稼働
中における充填物の圧力損失は見られず、問題なく稼働
できた。 (実施例3)メタクロレイン0.2wt%、メタクリル
酸20wt%を含む水溶液1.4m 3 /hを図3に示す
放散塔に導入して、分子状酸素を含むガス500Nm3
/minと接触させて塔頂温度65〜70℃でメタクロ
レインを放散させた。この時、シリカ系消泡剤((株)
ダウコーニング社製、FSアンチフォームEPL)を液
中濃度100〜200ppmになるようにライン上で水
溶液に混合させて塔内に投入し、連続で2000hr稼
働させたが、稼働中の圧力上昇は見られず、安定的な運
転ができた。運転後、熱交換器にヒュームによる重合物
の付着は確認されなかった。
【0017】(実施例4)メタクロレイン1.0wt
%、メタクリル酸4.0wt%を含むガス500Nm3
/minを図4に示す回収塔底部から導入した。該吸収
塔上部より5℃に冷却したメタクリル酸19wt%と酢
酸5wt%を含む水溶液60m3 /hを供給し、メタク
ロレインの吸収を行った。この時、シリカ系消泡剤
((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームEP
L)を液中濃度100〜200ppmになるようにライ
ン上で回収液に混合させて塔内に投入し、連続で200
0hr稼働させたが、稼働中の圧力上昇は見られず、安
定的な運転ができた。運転後、熱交換器にヒュームによ
る重合物の付着は確認されなかった。
%、メタクリル酸4.0wt%を含むガス500Nm3
/minを図4に示す回収塔底部から導入した。該吸収
塔上部より5℃に冷却したメタクリル酸19wt%と酢
酸5wt%を含む水溶液60m3 /hを供給し、メタク
ロレインの吸収を行った。この時、シリカ系消泡剤
((株)ダウコーニング社製、FSアンチフォームEP
L)を液中濃度100〜200ppmになるようにライ
ン上で回収液に混合させて塔内に投入し、連続で200
0hr稼働させたが、稼働中の圧力上昇は見られず、安
定的な運転ができた。運転後、熱交換器にヒュームによ
る重合物の付着は確認されなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、イソブチレン等の接触
気相酸化反応によりメタクリル酸を製造する方法におい
て、当該製造方法に含まれる「凝縮工程」、「回収工
程」、「放散工程」、「洗浄工程」において発泡を抑制
でき、且つ、粘性物の形成をも抑制できる。
気相酸化反応によりメタクリル酸を製造する方法におい
て、当該製造方法に含まれる「凝縮工程」、「回収工
程」、「放散工程」、「洗浄工程」において発泡を抑制
でき、且つ、粘性物の形成をも抑制できる。
【図1】実施例1の形態を示す概略図
【図2】実施例2の形態を示す概略図
【図3】実施例3の形態を示す概略図
【図4】実施例4の形態を示す概略図
1 消泡剤タンク 2 排ガス洗浄塔 3 循環ポンプ 4 熱交換器 5 排ガス処理装置 6 凝縮塔 7 放散塔 8 ブロワー 9 反応装置 10 吸収塔 11 消泡剤導入ライン 12 有機水溶液導入ライン 13 循環ライン 14 排ガス導入ライン 15 排ガス排出ライン 16 反応生成ガス導入ライン 17 分子状酸素含有ガス導入ライン 18 放散ライン 19 有機成分含有ガス導入ライン 20 消泡剤供給ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百々 治 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC46 AD18 AD40 BA14 BD20 BE30 BS10
Claims (1)
- 【請求項1】イソブチレン、t−ブタノール、メタクロ
レイン、イソブチルアルデヒド、イソ酪酸から選ばれる
1種または2種以上の混合物を分子状酸素含有ガスによ
り接触気相酸化反応させる反応工程(A)、 反応工程(A)で得られた反応生成ガスをメタクリル酸
および酢酸を含む水相と接触させてメタクリル酸水溶液
を得る凝縮工程(B)、 凝縮工程(B)からの排出ガスをメタクリル酸および酢
酸を含む水相と接触させて当該ガス中のメタクロレイン
およびメタクリル酸を水相中に回収する回収工程
(C)、 回収工程(C)から排出される水相を分子状酸素含有ガ
スと接触させてメタクロレインを放散させる放散工程
(D)、 回収工程(C)からの排出ガスをメタクリル酸および酢
酸を含む水相と接触させて当該ガス中の残存メタクロレ
インおよびメタクリル酸を水相中に回収することにより
当該排出ガスを洗浄する洗浄工程(E)、 を含む、メタクリル酸の製造方法において、 前記凝縮工程(B)、回収工程(C)、放散工程
(D)、洗浄工程(E)から選ばれる少なくとも1つの
工程においてシリカ系消泡剤を用いることを特徴とす
る、 メタクリル酸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370342A JP2002173464A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | メタクリル酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000370342A JP2002173464A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | メタクリル酸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002173464A true JP2002173464A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18840249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000370342A Pending JP2002173464A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | メタクリル酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002173464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7887786B2 (en) | 2002-12-17 | 2011-02-15 | L'oreal | Care and/or make-up cosmetic composition structured with silicone polymers |
JP2014079677A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 廃ガスの処理方法 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000370342A patent/JP2002173464A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7887786B2 (en) | 2002-12-17 | 2011-02-15 | L'oreal | Care and/or make-up cosmetic composition structured with silicone polymers |
JP2014079677A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 廃ガスの処理方法 |
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