JP2002173184A - エアゾール容器用噴射ボタン - Google Patents

エアゾール容器用噴射ボタン

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JP2002173184A
JP2002173184A JP2000366715A JP2000366715A JP2002173184A JP 2002173184 A JP2002173184 A JP 2002173184A JP 2000366715 A JP2000366715 A JP 2000366715A JP 2000366715 A JP2000366715 A JP 2000366715A JP 2002173184 A JP2002173184 A JP 2002173184A
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JP
Japan
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peripheral surface
outer peripheral
knob
button
aerosol container
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Application number
JP2000366715A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Shikanoya
勝彦 鹿野谷
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射口の位置を固定した状態で簡単な構成で
噴射角を広狭調整可能にするエアゾール容器用噴射ボタ
ンを提供する。 【解決手段】 噴射口16aの後端周辺面に形成された
複数の放射状流路18をその遠心側端部を残して前進位
置で前端面により閉鎖するスライド棒20が、放射状流
路18を開放する後退位置間で前後方向にスライド操作
可能に横方向管部15aに収納されている。噴射ボタン
の外周面後部11bから背後に向けて突出するスライド
棒20後端部に回転操作用のつまみ30が取付けられて
いる。外周面後部11bに、スライド棒20を回転中心
とする回転操作方向へ向けて徐々に後方へ隆起するカム
面が形成されると共に、つまみ30の前端に、その回転
操作によりカム面に沿って従動することによりスライド
棒20を前進位置及び後退位置間でスライドさせる従動
部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横向きの噴射口に
放射方向から連通する複数の放射状流路が後端面に形成
された噴口部が、ステムに連通する横方向管部の前端部
に設けられると共に、前後方向にスライド可能に横方向
管部に収納されたスライダが、その前端面で放射状流路
をその遠心側端部を残して閉鎖する前進位置及び開放す
る後退位置間で進退操作されるようになったエアゾール
容器用噴射ボタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、実開平4−14154号公
報により、噴射ボタンを上下に2分割し、上部を回転操
作させることにより、下部に形成されたカムに横方向管
部に収納されたスライダを従動させる噴射ボタンを提案
した。これにより、スライダの前端面で放射状流路をそ
の遠心側端部を残して閉鎖する前進位置では、スライダ
の周囲に形成された流路から遠心側端部に内容物が流入
し、さらに放射状流路を経由して中心部の噴射口に流入
する過程で回転力を与えられて噴射角が拡大され、一方
スライダが後退位置を占めて放射状流路が開放されると
回転力の発生が抑制されて噴射角が狭くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、噴射ボタン上
部の回転操作で噴射角は広狭に切換られるが、噴射ボタ
ンを上下に2分割するために構造が複雑になり、また噴
射ボタン上部の回転により噴射口も回転するために、噴
射角の調整に連動して噴射方向も変化していた。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、噴射口
の位置を固定した状態で簡単な構成で噴射角を広狭調整
可能にするエアゾール容器用噴射ボタンを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頂部
に設けられた弁機構の上方付勢状態のステムに嵌着連通
して上方へ延びる縦方向流路の上端部に、横向きの噴射
口を有する噴口部を前端部に設けた横方向管部が連通
し、また噴射口の後端周辺面に形成された複数の放射状
流路をその遠心側端部を残して前進位置で前端面により
閉鎖するスライダが、放射状流路を開放する後退位置間
で前後方向にスライド操作可能に横方向管部に収納され
たエアゾール容器用噴射ボタンにおいて、スライダが、
噴射ボタンの外周面後部から背後に向けて突出するスラ
イド棒として形成されると共に、その突出した後端部に
回転操作用のつまみが取付けられ、外周面後部に、スラ
イド棒を回転中心とする回転操作方向へ向けて徐々に後
退するカム面が形成されると共に、つまみの前端に、つ
まみの回転操作によりカム面に沿って従動することによ
りスライド棒を前進位置及び後退位置間でスライドさせ
る従動部が形成されたことを特徴とする。
【0006】つまみの回転操作により、その従動部がカ
ム面に従動してスライド棒は放射状流路を閉鎖する前進
位置又は開放する後退位置へ進退する。請求項3によ
り、つまみの前端に回転操作方向へ向けて徐々に後退す
る円弧状カム面が形成され、外周面後部にカム面に当接
する駆動突起を形成することもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施
の形態の一例によるエアゾール容器用噴射ボタンを説明
する。エアゾール容器1の頂部に設けられたマウンティ
ングキャップ2には弁機構が設けられ、そのステム3が
押し下げ操作により内容物を噴射させるように上方付勢
状態で突出している。噴射ボタン10は、その上面12
が押し下げ操作部として機能すると共に、内部には基端
部13aでステム3に嵌着して上方へ延びると共に縦方
向流路13bが形成された縦方向ノズル部13及びその
上端部に略直交方向へ連通する横方向管部15aを備え
た横方向ノズル部15とを有するノズルが形成されてい
る。
【0008】横方向ノズル部15における噴射ボタン1
0の外周面前部11aに開口する前部には、噴口部とし
て中心部に横向きの噴射口16aを有する噴口部材16
が嵌入され、その環状爪部16dが横方向管部15aの
凹部に係止されるようになっている。また、横方向管部
15aには、その周面にスライド棒20がそのフランジ
状のシール部29でガイドされてスライド可能に収納さ
れている。スライド棒20の直径は、横方向管部15a
の内周面の内径よりも小さく設定され、スライド棒20
の周囲に環状の横方向流路28を形成している。スライ
ド棒20の直径を小さくされた後方部分には、その段差
面と噴射ボタン10の外周面後部11b間で圧縮されて
コイルばね27が装着されている。
【0009】噴射口16aの後端周辺面16bには、中
心部の噴射口16aに連通する複数の放射状流路18が
形成されている。一方、スライド棒20は、放射状流路
18の遠心側端部18aよりも中心寄りに位置する外径
を有することにより、前進位置でその前端面21が放射
状流路18に当接してその遠心側端部18aを残して閉
鎖する。
【0010】外周面後部11bから背後に向けて突出し
たスライド棒20の後端部では係合部26が膨出され、
つまみ30の中央部には、係合部26を相互に回転自在
に遊嵌させる縦溝31が形成され、その前端の環状の係
止部31aで係合部26を係止している。このようにス
ライド棒20に取付けられたつまみ30の前端面33
は、円筒状噴射ボタン10の外周面11、即ち外周面後
部11bの曲率に対応してスライド棒20に対して両側
に長手方向へ円弧状に形成されている。前端面33の長
手方向の両側の端部33aはカム面として機能する外周
面後部11bに対する従動部として機能する。外周面後
部11bにおけるスライド棒20に対して上下両側の端
部33aに対応する位置には、両端部33aを係合させ
る凹部11cが形成されている。
【0011】このように構成されたエアゾール容器用噴
射ボタンの動作は次の通りである。図3に示すように、
つまみ30が横方向を向いた通常位置では、その前端面
33が外周面後部11bに接面してスライド棒20が前
進位置を占め、その前端面21が噴射口16aの後端周
辺面16bにばね力で圧接している。噴射ボタン10の
上面12を押し下げ操作すると、内容物が縦方向流路1
3bからスライド棒20の周囲の断面環状の横方向流路
28を経由して放射状流路18の遠心側端部18aに流
入する。この放射状流路を通過することにより噴射口1
6a内で回転力を生じ、広い拡散角で噴射される。
【0012】つまみ30を通常位置から90°回転操作
すると、図1に示すように、その長手方向が上下方向を
向いて前端面33の両側の端部33aが凹部11cに係
合して、切換位置に設定される。その過程で、端部33
aがばね力に抗して外周面後部11bの曲面に沿って従
動して徐々に後退し、スライド棒20は最大ストローク
の後退位置を占める。これにより、前端面21が放射状
流路18から離間し、その全域及び噴射口16aに直接
内容物が流入し、内容物の放出流の回転力が抑制されて
噴射角が狭くなる。
【0013】尚、前述の実施の形態に代えて、噴射ボタ
ンの外周面後部に、その面自体でなく、別途にカム面を
形成し、操作棒の前端部に対応形状の従動部を形成する
こともできる。逆に、図4に示すように、円筒状つまみ
40の前端面にスライド棒20を回転中心に90°範囲
に回転方向へ向けて徐々に後退するカム面41を対称形
状に四方に形成し、噴射ボタンの外周面後部11bに形
成された円形状平坦部45にカム面41に当接する駆動
突起46を形成することも可能である。
【0014】つまみは、スライド棒が前進位置及び開放
する最大ストロークの後退位置の2段階に限らず、それ
以上の段階もしくは連続的にストロークを可変できるよ
うに構成して、噴射角を3段階以上或は連続的に調整す
ることもできる。さらに、昇降式の噴射ボタンについて
説明したが、噴射ボタン本体がエアゾール容器1の頂部
に装着されたキャップ部にインテグラルヒンジ部で連結
される揺動式の噴射ボタンに本発明を適用することもで
きる。
【0015】
【発明の効果】請求項1又は請求項3の発明によれば、
噴射ボタンの背後のつまみ操作により噴射口の位置を固
定した状態で噴射角の広狭切換もしくは連続調整が可能
になる。請求項2の発明によれば、噴射ボタンの外周面
を利用したカム面により、簡単な構成でスライド操作を
行わせ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエアゾール容器用噴
射ボタンの断面図である。
【図2】同噴射ボタンの噴口部材を示すもので、同図A
は断面図、同図Bは背面図である。
【図3】同噴射ボタンの通常状態での部分的に破断した
側面図である。
【図4】別の実施の形態によるつまみの正面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 3 ステム 10 噴射ボタン 15a 横方向管部 16 噴口部材 16a 噴射口 18 放射状流路 18a 放射状流路の遠心側端部 20 スライド棒 21 スライド棒の前端面 28 横方向流路 30、40 つまみ 33 つまみの前端面 33a つまみ前端面の端部 41 カム面 46 駆動突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の頂部に設けられた弁機
    構の上方付勢状態のステムに嵌着連通して上方へ延びる
    縦方向流路の上端部に、横向きの噴射口を有する噴口部
    を前端部に設けた横方向管部が連通し、また噴射口の後
    端周辺面に形成された複数の放射状流路をその遠心側端
    部を残して前進位置で前端面により閉鎖するスライダ
    が、放射状流路を開放する後退位置間で前後方向にスラ
    イド操作可能に横方向管部に収納されたエアゾール容器
    用噴射ボタンにおいて、 スライダが、噴射ボタンの外周面後部から背後に向けて
    突出するスライド棒として形成されると共に、その突出
    した後端部に回転操作用のつまみが取付けられ、 前記外周面後部に、前記スライド棒を回転中心とする回
    転操作方向へ向けて徐々に後退するカム面が形成される
    と共に、前記つまみの前端に、前記つまみの回転操作に
    より前記カム面に沿って従動することにより前記スライ
    ド棒を前進位置及び後退位置間でスライドさせる従動部
    が形成されたことを特徴とするエアゾール容器用噴射ボ
    タン。
  2. 【請求項2】 つまみの前端面が、円筒状噴射ボタンの
    外周面後部の曲率に対応してスライド棒に対して両側に
    円弧状に形成され、 前記外周面後部がカム面となり、円弧状の前記前端面の
    両側の端部が従動部となり、 前記前端面が前記外周面後部に接面して前記スライド棒
    を前進位置にスライドさせ、両側の前記端部が上下方向
    に揃った状態で前記外周面後部に従動して前記スライド
    棒を後退位置にスライドさせることを特徴とする請求項
    1記載のエアゾール容器用噴射ボタン。
  3. 【請求項3】 カム面が外周面後部に形成されると共
    に、つまみの前端に従動部が形成されるのに代えて、前
    記つまみの前端に回転操作方向へ向けて徐々に後退する
    円弧状カム面が形成され、前記外周面後部に前記カム面
    に当接する駆動突起が形成されたことを特徴とする請求
    項1記載のエアゾール容器用噴射ボタン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259984A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出ポンプ及び吐出ポンプ用押下げヘッド
JP2010540225A (ja) * 2007-09-25 2010-12-24 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 流体ディスペンスノズル
JP2011225236A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Mitani Valve Co Ltd 内容物放出量切換え機構ならびにこの機構を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品

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