JP2002173167A - 注出キャップ - Google Patents

注出キャップ

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JP2002173167A
JP2002173167A JP2000372694A JP2000372694A JP2002173167A JP 2002173167 A JP2002173167 A JP 2002173167A JP 2000372694 A JP2000372694 A JP 2000372694A JP 2000372694 A JP2000372694 A JP 2000372694A JP 2002173167 A JP2002173167 A JP 2002173167A
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lid
top surface
cylinder
cap
spout
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JP2000372694A
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Inventor
Takayuki Goto
孝之 後藤
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体のシール筒片の天面に付着した内容液
を、速やかにキャップ本体の注出口内に流下させること
により、開蓋時における液垂れをなくして、壜体の外面
や周辺を汚すのを防止すると共に、強固で安定したシー
ル機能を維持する。 【解決手段】 壜口筒18に密に組付き、頂壁4に注出
口8を囲んでシール筒体5を立設したキャップ本体2
と、キャップ本体2に被嵌状に組付き、閉蓋状態でシー
ル筒体5に密嵌入するシール筒片14を垂下設した蓋体
11と、から構成され、シール筒片14の天面を、周端
方向に下降傾斜した傾斜天面15とすることにより、こ
の傾斜天面15に付着した内容液を自重で注出口8まで
流下させ、付着内容液の確実で速やかな除去を達成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜体の口筒に組付
けられ、内容液の注出口を開設したキャップ本体と、こ
のキャップ本体の注出口を開閉する蓋体とから構成され
る注出キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドレッシングやめんつゆ等の内
容液を収納する壜体の口筒に密に組付けられる注出キャ
ップは、通常、キャップ本体の頂壁に、注出口を囲んで
シール筒体を立設し、このキャップ本体に被嵌状に組付
く蓋体に、閉蓋状態でシール筒体に密嵌入するシール筒
片を設けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の注
出キャップにあっては、内容液の注出に際して、蓋体を
閉じた状態で壜体を振って内容液をよく撹拌するとか、
壜体を横倒し状に格納する等により、蓋体のシール筒片
の天面に内容液が付着した状態となり、蓋体を開放した
際に、この蓋体に付着した内容液が垂れて、壜体の外面
や周辺を汚すことがある、と云う問題があった。
【0004】また、内容液が蓋体に付着したままとなる
と、この付着内容液が乾燥して、固形付着物となり、蓋
体の内面を汚すことになると共に、シール機能が低下す
る、と云う問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、蓋体のシー
ル筒片の天面に付着した内容液を、速やかにキャップ本
体の注出口内に流下させることを技術的課題とし、もっ
て開蓋時における液垂れをなくして、壜体の外面や周辺
を汚すのを防止すると共に、強固で安定したシール機能
を維持することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、壜口筒に
密に組付き、注出口を開設した頂壁の上面に、注出口を
囲んでシール筒体を起立設したキャップ本体を有するこ
と、このキャップ本体に被嵌状に組付き、閉蓋状態でキ
ャップ本体のシール筒体に密嵌入するシール筒片を、内
側面に垂下状に一体設した蓋体を有すること、蓋体のシ
ール筒片の天面を、周端方向に下降傾斜した傾斜天面と
したこと、キャップ本体および蓋体を合成樹脂製とする
こと、にある。
【0007】閉蓋状態で蓋体のシール筒片の傾斜天面に
内容液が付着すると、この付着内容液は、傾斜天面の傾
斜に従って周端方向に自重により流下し、そしてシール
筒片の内面を伝わってシール筒体内に流下し、壜体内に
回収される。
【0008】このように、蓋体のシール筒片の傾斜天面
に付着した内容液は、自重により速やかに壜体内に回収
されるので、蓋体側に内容液が付着残存することがな
い。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、キャップ本体と蓋体とを、互いの後端部間
をヒンジで一体に連結した、ことを加えたものである。
【0010】この請求項2記載の発明にあっては、蓋体
を安全にかつ簡単に取り扱うことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、傾斜天面を、球弧面状とした、ことを加え
たものである。
【0012】この請求項3記載の発明にあっては、傾斜
天面に付着した内容液を、放射方向に分散流下させるこ
とになるので、付着内容液の蓋体からの除去が速やかに
達成される。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、傾斜天面を、傾斜した平面状とした、こと
を加えたものである。
【0014】この請求項4記載の発明にあっては、傾斜
天面に付着した内容液を、一定方向に集中させて流下さ
せることになるので、蓋体に付着残存する内容液の量が
少なくなる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に、注出口を、閉ループ状の肉薄な破断溝によ
り区画形成され、プルリングを一体に有する抜栓部の破
断除去により開設するものとした、ことを加えたもので
ある。
【0016】この請求項5記載の発明にあっては、注出
口の開口、すなわち抜栓部の除去までの壜体の密閉が強
固で確実となり、またこの抜栓部の有無により不正開放
の有無が正確に判断される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。注出キャップ1は、壜口筒18
に密に組付くキャップ本体2と、このキャップ本体2の
注出口8を開閉する蓋体11とを、互いの後端部間をヒ
ンジ17で一体に連結した、合成樹脂製の一体成形物と
なっている。
【0018】キャップ本体2は、壜口筒18に外嵌する
組付き筒2の上端に、内鍔状の頂壁4を介して有底筒状
の注出筒7を立設し、この注出筒7の底壁に注出口8を
開設する抜栓部9を形成し、注出筒7を囲んで嵌合筒6
を立設し、さらに頂壁4に下面に、壜口筒18に密嵌入
する密嵌筒10を垂下設して構成されている。
【0019】注出口8を開設する抜栓部9は、閉ループ
状の肉薄な破断溝により、注出筒7の底壁に区画形成さ
れ壁部分の上面の一端に、プルリングを一体に設けて構
成されており、プルリングを指先で引っ掛けて引き上げ
て、破断溝を破断して除去することにより、注出口8を
開設する。
【0020】図1図示実施例の場合、蓋体11を閉蓋状
態に保持する嵌合筒6がシール筒体5を構成しており、
嵌合筒6はシール筒体5を構成すべく、蓋体11との嵌
合機能部分の上端に、上方に縮径しながら起立した、肉
薄テーパー筒状部分を設けて構成されている。
【0021】また、図2図示実施例の場合、内容液の注
出をガイドする注出筒7がシール筒体5を構成してお
り、注出筒7は上端をラッパ状に拡げた、完全な筒構造
となっている。
【0022】蓋体11は、キャップ本体2の嵌合筒6に
外嵌係止する周筒12の上端に頂板13を連設して有頂
筒体を構成し、この有頂筒体の内周面に、キャップ本体
2のシール筒体5に密嵌入するシール筒片14を垂下状
に設け、このシール筒片14の内部の天面を、周端方向
に下降傾斜した傾斜天面15とし、周筒12の前側下端
部に指掛け片16を突設した構成となっている。
【0023】図1図示実施例の場合、シール筒片14
は、周筒12の内周面上端から斜め下方に縮径しながら
垂下状に設けられた肉薄テーパー筒片で構成されてお
り、それゆえ頂板13の内面全域が傾斜天面15とな
り、この傾斜天面15は球弧面状となっている。
【0024】それゆえ、傾斜天面15に付着した内容液
は、この傾斜天面15を四方に流下し、そのまま頂壁4
上に垂れ落ち、この頂壁4上面の傾斜に従って、注出筒
7の筒壁が開放されている後側に流動し、この注出筒8
の開放部から注出口8に流下する。
【0025】また、図2図示実施例の場合、シール筒片
14は、頂板13の内面に垂下設され、注出筒7の開口
部に密嵌入する筒片体で構成されており、傾斜天面15
は、後側に下降傾斜した平面状となっている。
【0026】それゆえ、傾斜天面15に付着した内容液
は、この傾斜天面15の後側に集中して流下し、シール
筒片14の後側部分を伝わって注出筒7内に流下する。
【0027】このように、図2図示実施例の場合は、付
着内容液がシール筒片14の後側部分から注出筒7内に
流下するので、このシール筒片14の後側部分の下端
に、肉薄となった下端を注出筒7の内面に接触させる垂
下片を設けるとか、シール筒片14の後側部分そのもの
を、注出筒7の内面に密接する下端部分に構造を肉薄構
造とする等の手段を施すのが良い。
【0028】なお、図示実施例は、注出キャップ1とし
てヒンジキャップを示したが、本願発明の注出キャップ
1の構造は、ヒンジキャップに限定されることはなく、
ヒンジキャップ以外のネジキャップ等に実施しても良い
ことは云うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、閉蓋状態で蓋体の内側天面に付着した内容液
を、自重により速やかに注出口内に流下させて、蓋体に
内容液が殆ど付着していない状態とするので、蓋を開放
した際に、蓋に付着していた内容液が垂れて、壜体お外
面や周辺を汚すと云うことがなく、これにより衛生的で
良好な使用状態を得ることができる。
【0030】また、このように蓋体に付着した内容液
を、速やかにかつ確実に流下除去させるので、内容液が
蓋体にこびり付くことがなく、これにより蓋体のシール
機能を安定して確保することができる。
【0031】請求項2記載の発明にあっては、蓋体を常
に一定した状態で、安全にかつ簡単に取り扱うことがで
きる。
【0032】請求項3記載の発明にあっては、傾斜天面
に付着した内容液が、最も近い周端部に流下するので、
付着した内容液のきわめて速やかな流下除去を達成する
ことができる。
【0033】請求項4記載の発明にあっては、傾斜天面
に付着した内容液を、一定方向に集中させて流下させる
ことになるので、内容液の流下除去を行い易く、これに
より蓋体に付着残存する内容液の量を、充分に小さくす
ることができる。
【0034】請求項5記載の発明にあっては、注出口の
開口、すなわち抜栓部の除去までの壜体の密閉が強固で
確実なものとなり、また抜栓部の有無により、不正開放
の有無を正確に判断することができ、これにより高い安
全性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す、閉蓋状態の縦断
面図。
【図2】本発明の第二の実施例を示す、閉蓋状態の縦断
面図。
【符号の説明】 1 ; 注出キャップ 2 ; キャップ本体 3 ; 組付き筒 4 ; 頂壁 5 ; シール筒体 6 ; 嵌合筒 7 ; 注出筒 8 ; 注出口 9 ; 抜栓部 10; 密嵌筒 11; 蓋体 12; 周筒 13; 頂板 14; シール筒片 15; 傾斜天面 16; 指掛け片 17; ヒンジ 18; 壜口筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC03 DA01 DB13 DC03 EA04 EC03 FA03 FA09 FC07 GA06 GB06 GB12 HA03 HB02 HC03 HD04 KB01 LA03 LB02 LF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜口筒(18)に密に組付き、注出口(8) を
    開設した頂壁(4) の上面に、前記注出口(8) を囲んでシ
    ール筒体(5) を起立設したキャップ本体(2)と、該キャ
    ップ本体(2) に被嵌状に組付き、閉蓋状態で前記シール
    筒体(5) に密嵌入するシール筒片(14)を、内側面に垂下
    状に一体設した蓋体(11)と、から構成し、前記シール筒
    片(14)の天面を、周端方向に下降傾斜した傾斜天面(15)
    とした合成樹脂製注出キャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体(2) と蓋体(11)とを、互い
    の後端部間をヒンジ(17)で一体に連結した請求項1記載
    の注出キャップ。
  3. 【請求項3】 傾斜天面(15)を、球弧面状とした請求項
    1または2記載の注出キャップ。
  4. 【請求項4】 傾斜天面(15)を、傾斜した平面状とした
    請求項1または2記載の注出キャップ。
  5. 【請求項5】 注出口(8) を、閉ループ状の肉薄な破断
    溝により区画形成され、プルリングを一体に有する抜栓
    部(9) の破断除去により開設するものとした請求項1、
    2、3または4記載の注出キャップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627166A (zh) * 2012-04-12 2012-08-08 常州市泛亚微透科技有限公司 包装瓶盖用斜面防水防腐透气栓及其制作工艺
JP2016097990A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 東洋製罐株式会社 ヒンジキャップ
JP2018002225A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社吉野工業所 抜栓キャップ

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CN102627166A (zh) * 2012-04-12 2012-08-08 常州市泛亚微透科技有限公司 包装瓶盖用斜面防水防腐透气栓及其制作工艺
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