JP2002172885A - ペン先を弾性支持した筆記具 - Google Patents

ペン先を弾性支持した筆記具

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JP2002172885A
JP2002172885A JP2000370885A JP2000370885A JP2002172885A JP 2002172885 A JP2002172885 A JP 2002172885A JP 2000370885 A JP2000370885 A JP 2000370885A JP 2000370885 A JP2000370885 A JP 2000370885A JP 2002172885 A JP2002172885 A JP 2002172885A
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pen
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shaft
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pen tip
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JP2000370885A
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Akiji Matoba
明司 的場
Mitsutatsu Ogasawara
三立 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万年筆、ボールペン、シャープペンシル等の
筆記具における筆記感を改善し、書き疲れを解消すると
ともに、安定した筆跡を実現する。 【解決手段】 ペン先21とインク収容筒23または芯
収容筒24とを一体化してなるペン先ユニット20を、
ペン軸10の内部に、ペン先21がペン軸10の先端部
から外部に突出する状態で装着してなる筆記具、例え
ば、万年筆10Aにおいて、ペン先ユニット20を弾性
部材30、例えば、反発方向に極性を組み合わせた一対
のマグネット31,31を介装してペン軸10の内部に
装着することによって、弾性部材30の弾性力によって
筆記作業に際しての筆圧を吸収補充し、筆跡を安定化さ
せるとともに、指先へのリアクションを穏やかにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、万年筆、ボールペ
ン、シャープペンシル等の筆記具において、ペン先を弾
性支持することによって、筆記感を改善し書き疲れを解
消するとともに、安定した筆跡を実現するようにした筆
記具に関する。
【0002】
【従来の技術】万年筆における筆跡および筆記感の改善
は、主に、ペン先の形状とペン先の形状に基づくペン先
自体の弾性変形力を調整する手段によって行われてい
る。また、その構成上、ペン先自体が変形しないボール
ペンやシャープペンシルにおける筆跡および筆記感の改
善は、インクの組成物または芯材料組成物の物性面から
の工夫とペン先の加工精度の向上、その他、ペン軸の太
さを加減したり、ペン軸の外周部にゴム質または軟質樹
脂の被覆を取り付けたりする手段によって行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人の指先の感覚は、非
常に敏感であって、上記従来の手段による筆跡および筆
記感の改善策を施した筆記具と施さない筆記具とでは、
歴然とした差違を感じ取ることができる。しかし、従来
の手段による筆跡および筆記感の改善には、構成上から
の限度がある。例えば、万年筆のペン先の変形範囲を大
きくするには、ペン先を平板に近い形状にする必要があ
るが、ペン先を平板に近い形状とした場合には、断面半
円弧状のペン先の形状に基づく強度が失われるので、過
ってペン先に強い筆圧が加わったときにペン先が塑性変
形してしまうおそれがあるとともに、ペン先が大きく変
形するときには、毛細管現象を利用してインクを供給す
る役割をしているペン先のスリットが分離状態となって
しまうためにインクの供給が不安定となり、良好な筆跡
が得られないという問題が生じる。
【0004】一方、ボールペンやシャープペンシルにお
ける筆跡は、インクや芯材料の改良に伴って十分に向上
したが、これらの筆記具特有の硬質な筆記感について
は、十分改善されたとは言えない。すなわち、筆記感を
改善する目的でペン軸に取り付けられたゴム質または軟
質樹脂の被覆は、ある程度以上に軟らかくすることがで
きず、これを極端に軟らかくした場合、ペン軸を持った
ときの違和感が大きくなるため、被覆の軟らかさに応じ
た筆記感の改善にはならないのである。また、ボールペ
ンについては、用紙とペン先とが、ペン先の先端部に装
着されたボールを介して接触し、ペン先を用紙上に静止
させるのに必要な摩擦力が得られ難い構造であるので、
筆圧によってペン先が用紙や机面の凹凸に沿って走り、
安定した筆跡が得られないという問題がある。
【0005】ところで、筆記作業に際して、机上に、市
販に供されている適度な軟らかさの机上マットや、発泡
ゴム等のシートからなる下敷きを利用することで、筆記
具の種類に拘らず筆記感が大きく改善されるとともに、
安定した筆跡が得られることは周知である。これは、机
上マットや軟質の下敷きが筆圧によって弾性変形し、過
大な筆圧を吸収するとともに不足した筆圧を補充するこ
とによって、用紙に加わる筆圧と指先へのリアクション
を平準化することによるものと考えられる。
【0006】本発明は、上記考察の結果として得られ
た、筆記具自体に筆圧を吸収補充する機能を付与すると
いう着想に基づき、筆記具の種類に拘らず、書き疲れし
ない柔軟な筆記感と安定な筆跡を実現した筆記具を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段として本発明は、次のような構成を採用する。
【0008】ペン先を弾性支持した筆記具は、ペン先と
インク収容筒または芯収容筒とを一体化してなるペン先
ユニットを、ペン軸の内部に、ペン先がペン軸の先端部
から外部に突出する状態で装着してなる筆記具におい
て、ペン先ユニットを弾性部材を介装してペン軸の内部
に装着してなる。
【0009】この構成は、請求項1に記載された発明の
構成である。この構成によれば、ペン軸に加えられた筆
圧は、ペン先ユニットとの間に介装された弾性部材を介
してペン先ユニットに伝わり、次いで、ペン先ユニット
のペン先から用紙に伝わる。この際、弾性部材は、ペン
軸に弾性部材の弾性力を超える筆圧が加わった場合にお
いて、その変形によって筆圧を吸収するとともに、ペン
軸に加わる筆圧が相対的に小さくなったときには、弾性
部材の弾性回復力の限度において筆圧を補充するように
機能することができる。したがって、ペン先と用紙との
間における筆圧は、弾性部材による筆圧の吸収作用と補
充作用とによって平準化され、筆跡が安定化される。ま
た、この結果、筆記者の指先に加わるリアクションペン
も平準化されて穏やかなものとなるので、書き疲れが解
消される。また、ペン先とインク収容筒とは、一体とな
って動作するので、両者は単純な連結構造を採ることが
できる。
【0010】ペン先を弾性支持した筆記具は、ペン先ユ
ニットをペン軸の内部に、前進限を設定した上でペン軸
の軸方向に往復運動自在に装着するとともに、ペン先ユ
ニットとペン軸との間に弾性部材を介装し、弾性部材に
よってペン先ユニットを前進限方向に付勢する構成とす
ることができる。
【0011】この構成は、請求項2に記載された発明の
構成である。この構成によれば、ペン先ユニットは、弾
性部材によってペン軸の軸方向に付勢され、常時、前進
限に位置している。したがって、ペン先ユニットは、ペ
ン先に弾性部材の弾性力より大きな一定限度以上の筆圧
が加わったときにのみ、ペン軸に沿って前進限から後退
するように動作するので、ペン先の位置を前進限に一定
させておきながら、弾性部材の取付け位置や種類を変化
させることによって、ペン先が筆圧に応じて動作開始す
る際の筆圧(以下、ペン先の初動感度、という。)を筆
記具に応じて最適に設定することができる。
【0012】ペン先を弾性支持した筆記具におけるペン
軸またはペン先ユニットと弾性部材との間に、弾性部材
の弾性力をペン軸の外部から変化させる予圧機構を介装
することができる。
【0013】この構成は、請求項3に記載された発明の
構成である。この構成によれば、例えば、大きな字を書
く場合に必要となる大きな筆圧および大きな筆圧変化
や、小さな字を書く場合に必要な小さな筆圧および小さ
な筆圧変化のいずれの場合にも、ペン軸の外部から予圧
機構を操作し、弾性部材の弾性力を加減することで、ペ
ン先の初動感度を筆記する文字等の大きさに適するよう
に調整することができるとともに、いずれの場合にも適
切な筆記感を得ることができるように調整することがで
きる。
【0014】ペン先を弾性支持した筆記具における弾性
部材は、異なる弾性力を有する複数種類の弾性体の組合
わせからなるものとすることができる。
【0015】この構成は、請求項4に記載された発明の
構成である。この構成によれば、弾性部材に単一の弾性
体では得られない性質の弾性力を発揮させることができ
るので、各種筆記具の特性に応じた性質の弾性体を得る
ことができる。
【0016】ペン先を弾性支持した筆記具における弾性
部材は、反発方向に極性を組み合わせた一対のマグネッ
トであるものとすることができる。
【0017】この構成は、請求項5に記載された発明の
構成である。この構成によれば、マグネットの反発力は
距離の自乗に反比例して強くなるので、ペン先ユニット
の小さな動作範囲内において、小さな筆圧で小さな文字
を書く際に必要となる弱い反発力と、大きな筆圧で大き
な文字を書く際に必要となる強い反発力とを両立させる
ことができる。
【0018】ペン先を弾性支持した筆記具におけるペン
先ユニットは、ペン軸の内部に後退限を設定して装着す
ることができる。
【0019】この構成は、請求項6に記載された発明の
構成である。この構成によれば、ペン先ユニットは、後
退限よりは後退できないのであるから、後退限において
は、ペン軸との間に介装された弾性部材の弾性力とは無
関係に、筆記者が必要とする大きな筆圧を加えることが
可能となる。
【0020】ペン先を弾性支持した筆記具は、流体抵抗
を利用した制動機構によってペン先ユニットの動作を制
動することができる。
【0021】この構成は、請求項7に記載された発明の
構成である。この構成によれば、流体抵抗は、速度が増
すと大きくなり、速度が低下することによって小さくな
るように変化する。そこで、流体抵抗を利用した制動機
構によってペン先ユニットの動作を制動すると、筆圧の
変化範囲が大きい速い筆記速度での筆記作業において
は、ペン先機の動作が相対的に硬くなるとともに、筆圧
の変化範囲が小さい遅い筆記速度での筆記作業において
は、ペン先の動作が相対的に軟らかくなるように変化す
るので、筆記者の筆記速度に自動的に追随して適切な筆
記感を実現することができる。
【0022】ペン先を弾性支持した筆記具は、ペン先ユ
ニットの動作をペン軸の外部から禁止するロック機構を
備えることができる。
【0023】ロック機構によってペン先の動作を禁止す
ることによって、常時、大きな筆圧を必要とする複写式
の用紙への使用等が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用しながら本発明
の実施の形態例を説明する。
【0025】ペン先を弾性支持した筆記具は、万年筆1
0Aとして実施することができる(図1)。万年筆10
Aは、ペン軸10とペン先ユニット20と弾性部材30
とからなる。
【0026】ペン軸10は、グリップ軸11とジョイン
ト筒12と先端キャップ13等からなる。グリップ軸1
1は、後端部をドーム状に形成して塞ぐとともに、先端
側を開放した筒状に形成され、先端側の外周部には、ジ
ョイント筒12に連結するためのネジが刻設されてい
る。ジョイント筒12は、外筒部12aと内筒部12b
との2重構造になっており、両者は、所定の間隙を保っ
てフランジ部12fによって一体化されている。なお、
ジョイント筒12の外筒12aの内周面には、全体にね
じが刻設されている。先端キャップ13は、その先端側
に、中心孔13hと、掛止段13t形成した両端開放の
筒体であり、その外周部には、全体にねじが刻設されて
いる。このような、グリップ軸11とジョイント筒12
と先端キャップ13とは、グリップ軸11をジョイント
筒12の後端側からねじ込むとともに、先端キャップ1
3をジョイント筒12の前端側からねじ込むことによっ
てペン軸10を構成する。
【0027】一方、ペン先ユニット20は、ペン先21
と、芯軸22と、インク収容筒23等からなる。ペン先
21は、所定の形状に打ち抜いた金属板を断面円弧形と
なるようにプレス加工し、その中ほどから先端部に至る
スリット21sを形成した万年筆用のペン先21であ
る。芯軸22は、先端側にペン先21を受け入れる内孔
を設けるとともに、後端側にインク収容筒23の差込部
材を設けた直管状の筒体であり、その先端寄りの外周部
には鍔状のフランジ25が形成されている。ペン先21
と芯軸22とインク収容筒23とは、芯軸22の後端側
からインク収容筒23を差し込むとともに、芯軸22の
前端側にペン先21を固定することによってペン先ユニ
ット20を構成する。なお、万年筆10Aにおけるイン
ク収容筒23は、いわゆるインクカートリッジであり、
グリップ軸11とジョイント筒12とのねじ結合部S1
を外して交換することができる。
【0028】弾性部材30には、一対のマグネット3
1,31からなる弾性体が用いられている。一対のマグ
ネット31,31は、いずれも環状に形成された同一サ
イズのものである。なお、このような形状のマグネット
は、通常、リングマグネットと称して市販されている。
ここで、弾性体を構成する一方のマグネット31は、ペ
ン先ユニット20の芯軸22のフランジ25の後端面に
固定され、他方のマグネット31は、ジョイント筒12
の内筒部12bの前端面に固定されている。
【0029】万年筆10Aは、ペン軸10の先端キャッ
プ13を取外し、ペン先ユニット20をインク収容筒2
3側からペン軸10内に挿入し、取り外した先端キャッ
プ13を締め込むことによって組み立てられている。こ
の際、各部材間の関係は、次のように設定されている。
ジョイント筒12の内筒部12bの内径と先端キャップ
13の中心孔13hの内径とマグネット31,31の内
径は等しく、芯軸22の外径は、これらより僅かに小さ
い。また、芯軸22に形成したフランジ25の外径は中
心孔13hの内径より十分に大きい。フランジ25の位
置は、ペン先21の全体がペン軸10の外部に突出する
位置にある。また、一対のマグネット31,31は、同
じ極を対面させて対峙しており、一対のマグネット3
1,31の間隔は、先端キャップ13を少し締め込んだ
位置において、筆圧の小さな筆記者に適する反発力を生
じる間隔に設定されている。
【0030】したがって、ペン先ユニット20は、ペン
軸10内を軸方向に往復運動可能である状態において、
一対のマグネット31,31の反発力によってペン軸1
0の前端側に常時付勢されており、フランジ25が先端
キャップ13の掛止段13tに当接することによってペ
ン先ユニット20の前進限FLが設定されている。そし
て、このような構成を有する万年筆10Aは、一対のマ
グネット31,31の反発力に基づくペン先21の初動
感度を上回る筆圧がペン先21に加わったときにのみペ
ン先ユニット20がペン軸12内に収納されるように後
退運動して過剰な筆圧を吸収することができる。このと
き、ペン先ユニット20が後退することによって、一対
のマグネット31,31の間隔が狭まり、一対のマグネ
ット31,31の反発力は、累乗的に強まっている。そ
こで、筆記者が筆圧を弱めた際にペン先ユニット20が
前進限FLに復帰するように前進動作し、過小な筆圧を
補充することができる。この結果、筆圧とその指先への
リアクションが平準化されるので、書き疲れしない穏や
かな筆記感と安定した筆跡とが実現される。また、ペン
先ユニット20の往復運動によって文字と文字との連な
りを円滑に表現することができるので、英文の筆記や和
文草書体の筆記に格別の適合性を発揮する。
【0031】なお、ペン先21の初動感度は、予圧機構
40によってペン軸10の外部から調整することができ
る。万年筆10Aにおける予圧機構40は、ジョイント
筒12と、ジョイント筒12にねじ結合部S2において
結合する先端キャップ13と、先端キャップ13に当接
するフランジ25とからなる。すなわち、先端キャップ
13を締め込むと一方のマグネット31を取り付けたフ
ランジ25が先端キャップ13の掛止段13tに押され
て後退し、一対のマグネット31,31の間隔が狭まっ
て反発力が強まる仕組みである。個々の筆記者の筆圧に
適合させる趣旨である。
【0032】また、ペン先ユニット20の動作は、ロッ
ク機構50によってペン軸10の外部から禁止すること
もできる。万年筆10Aにおけるロック機構50は、予
圧機構40と同じく、ジョイント筒12と先端キャップ
13とフランジ25とからなる。すなわち、先端キャッ
プ13をさらに締め込むと一方のマグネット31を取り
付けたフランジ25が押され、一対のマグネット31,
31の間隔が失われる。これによって、ペン先ユニット
20は、ペン軸10に固定された状態となり、ペン先ユ
ニット20の動作が禁止されることとなる。定規を使っ
て線を引く場合や楷書等の硬質な文字を書く場合に適合
させる趣旨である。なお。この実施の形態においては、
予圧機構40とロック機構50とは、同じ構成部材によ
って構成されているが、これは、部品点数を減らすため
の工夫であって、別個に設けることも可能である。
【0033】以下、順次に他の実施の形態について説明
するが、同一または類似の構成部分についての説明は適
宜に省略して説明する。
【0034】万年筆10Aにおける弾性部材30には、
弾性体としてコイルスプリング32を用いることができ
る(図2)。コイルスプリング32は、ペン先ユニット
20の芯軸22の外側に遊嵌した状態において、ペン先
ユニット20のフランジ25とジョイント筒12のフラ
ンジ部12fとの間に介装され、ペン先ユニット20を
前進限FL方向に付勢している。ペン先の初動感度は、
ジョイント筒12と先端キャップ13とフランジ25と
によって構成される予圧機構40によって調整すること
が可能であり、また、ペン先ユニット20の動作は、同
じく、ジョイント筒12と先端キャップ13とフランジ
25とによって構成されるロック機構50によって禁止
することができる。つまり、予圧機構40を最後まで操
作すると、コイルスプリング32が圧縮限まで圧縮さ
れ、弾性体としての機能を失うのである。すなわち、予
圧機構40とロック機構50とは、同じ構成部材によっ
て構成され、先端キャップ13をどの位操作するかで異
なる機能を生じるのである。この実施の形態は、弾性体
に一対のマグネット31,31を用いる場合に比べ、よ
り簡易に低コストで実施することができる。
【0035】万年筆10Aにおける弾性部材30には、
弾性体として発泡樹脂材料または発泡ゴム材料からなる
発泡体33を用いることができる(図3,図4)。グリ
ップ軸11とジョイント筒12と先端キャップ13と
は、ねじ結合部S1,S2によって着脱自在に一体化さ
れ(図3)、ジョイント筒12の内周面には、掛止段1
2tが形成されるとともに、嵌め込みのフランジ部12
fが取り付けられている。なお、先端キャップ13のね
じ結合部S2は短く、先端キャップ13をジョイント筒
12に固定する手段としてのみ設けられている。ペン先
ユニット20の芯軸22には、一対の嵌め込みのフラン
ジ25,25が取り付けられ、ジョイント筒12のフラ
ンジ部12fは、芯軸22側に設けられた一対のフラン
ジ25,25の間に位置している。発泡体33は、芯軸
22を遊嵌することができる直径の内孔33hを有する
環状に形成され(図3,図4)、芯軸22の前方側のフ
ランジ25とジョイント筒12のフランジ部12fとの
間に介装されている(図3)。この際、芯軸22の後方
側のフランジ25とジョイント筒12の掛止段12tと
の間には、0.4センチメートル前後のギャップG1が
設定される。また、発泡体33には、予圧が付与されて
おらず、したがつて、ペン先ユニット20は、前後いず
れの方向にも付勢されていない状態である。
【0036】ペン先21に筆圧が加わると、ペン先ユニ
ット20がペン軸10内を後退し、フランジ25を介し
て弾性体33を圧縮変形させて筆圧を吸収することがで
きる。この際、発泡体33は、内部に気泡を含むことに
よって胴膨れすることなく変形するので、芯軸22およ
びジョイント筒12との干渉が少なく、弾性力のリニア
リティが確保される。また、この際、後方側のフランジ
25も同時に後退し、このフランジ25が掛止段12t
に当接することによってペン先ユニット20は後退不能
となる。すなわち、掛止段12tによって後退限BLが
設定されているのである。したがって、ペン軸10とペ
ン先ユニット20との間に弾性部材30が介装されてい
るにも拘らず、必用であるならば、筆記者は、後退限B
Lにおいてペン先21に随意の筆圧を加えることができ
る。
【0037】なお、弾性部材30には、異なる弾性力を
有する複数種類の弾性体を組み合わせて利用することも
できる(図5(A))。図示の発泡体34は、いずれも
弾性体として、強い弾性力と十分な厚みを有する発泡体
34aと、弱い弾性力の薄い発泡体34bとを貼り合わ
せてなる。このような弾性体は、弱い弾性力の発泡体3
4bによって、ペン先の初動感度を小さな文字の筆記に
適するように高めながら、強い弾性力の発泡体34bに
よって、大きな文字を筆記する際に必用な大きな反発力
をも発揮させることができる。
【0038】また、単一の弾性体によっても、弾性体の
形状を工夫することによって、同様の作用を発揮させる
ことができる(図5(B))。弾性体としての図示の発
泡体35の一端側には、部分的に環状のくびれ35a,
35aが形成してあり、この部分において他の部分より
も外圧に対して変形し易くなっている。したがって、こ
の発泡体35は、筆圧が弱いときには、主にくびれ35
a,35aの部分が変形して、筆圧を吸収するととも
に、筆圧が強くなったときには、既に変形し終えたくび
れ35a,35aの部分を含む全体が変形することによ
って、これを吸収することができるのである。
【0039】ペン先を弾性支持した筆記具は、ボールペ
ン10Bとして実施することができる(図6)。ボール
ペン10Bは、ペン軸10とペン先ユニット20と弾性
部材30とからなり、ペン軸10は、グリップ軸11
と、グリップ軸11の後端部を塞ぐ後端キャップ14
と、グリップ軸11の先端部に取り付ける先端キャップ
13とからなる。ペン先ユニット20は、先端部にボー
ルを埋め込んだペン先21と、インク収容筒23と、ペ
ン先21とインク収容筒23とを連結するペン先スリー
ブ21bとからなる。また、弾性部材30には、コイル
スプリング32と発泡体36との2種類の弾性体が用い
られている。
【0040】後端キャップ14の内部には、発泡樹脂材
料または発泡ゴム材料からなる発泡体36装填されてい
る。この後端キャップ14は、ねじ結合部S1によって
グリップ軸11に固定される。グリップ軸11の内部に
は、ペン先ユニット20が軸方向に往復運動自在に収納
されている。なお、、ペン先ユニット20の前進限FL
は、先端キャップ13をねじ結合部S2によってグリッ
プ軸11の先端部に取り付けたときに、先端キャップ1
3の掛止段13tにペン先スリーブ21bが当接するこ
とによって設定される。また、ペン先スリーブ21bに
は、フランジ25が形成されており、コイルスプリング
32は、適度な予圧を付与した状態でグリップ軸11の
前端面とフランジ25との間に介装されている。したが
って、コイルスプリング32は、常時ペン先ユニット2
0を前進限FLに向けて付勢していることとなる。他
方、この状態において、発泡体36とインク収容筒23
の後端との間には、0.2センチメートル程度のギャッ
プG2が設定されている。
【0041】ペン先21にコイルスプリング32の弾性
力を超える筆圧が加わると、まず、ペン先ユニット20
は、設定されたギャップG2の範囲内において、コイル
スプリング32を押し縮めながら後退し、筆圧を吸収す
る。そして、ギャップG2が失われた状態においてペン
先21により大きな筆圧が加わると、ペン先ユニット2
0は、コイルスプリング32と発泡体36とを共に押し
縮めながら後退して筆圧を吸収することができる。すな
わち、ペン先の初動感度は、コイルスプリング32のみ
によって決定されているので、弱い弾性力のコイルスプ
リング32によってペン先の初動感度を高めながら、コ
イルスプリング32と発泡体36との協働動作によって
強い筆圧にも対応することができるのである。
【0042】ペン先を弾性支持した筆記具におけるペン
先ユニット20の動作は、流体抵抗を利用した制動機構
60によって制動することができる(図7)。これをボ
ールペン10Bの場合について説明する。ペン先ユニッ
ト20は、先端キャップ13内に装填した弾性部材30
であるコイルスプリング32によって、前進限FL側に
付勢されている。制動機構60は、後端キャップ14の
内部に形成された弁室R1と弁体61と圧力調整弁62
とからなる。後端キャップ14は、シリンダ状に形成さ
れ、弁体61は、軟質の樹脂材料から周縁部が極く薄い
上向きの皿型に形成されている。
【0043】弁体61は、弁室R1内に弁室R1を上下
に2分するようにして上下動自在に装填され、インク収
容筒23の後端部に固定されている。この際、弁体61
の裏面側の弁室R1には、通気孔h2,h2が設けられ
るとともに、弁体61の前面側に対峙する後端キャップ
14の端面には、圧力調整弁62が設けられている。圧
力調整弁62は、内部にテーパ孔およびテーパ孔に連通
する通気孔h1を設けた弁座62bと、弁座62bに螺
着するニードル弁を備えた操作ノブ62aとからなり、
操作ノブを徐々に弛めることによって無段階に圧力を調
節することができるものである。
【0044】ペン先21に緩慢な筆圧変化が加わると、
ペン先ユニット20は、コイルスプリング32に弾性支
持されながら緩慢な速度で軸方向に往復運動する。この
とき制動機構60の弁体61もその前後の空気を駆動し
ながら同じ速度で往復運動をする。すなわち、弁体61
が空気を駆動するのに必用な力は、ペン先ユニット20
の往復運動に対する負荷となり、これを制動するように
働く。ただし、弁体61には、その形状に基づく方向性
があり、ペン先ユニット20が前進限FLに復帰する
際、つまり、弁体61が後退するときには、弁体61の
周縁部および通気孔h2,h2から空気が逃げることに
よって弁体61は軽く作動する。逆に、ペン先ユニット
20が後退し、これに連れて弁体61が前進するときに
は、弁体61の周縁部の気密性が高まり、空気の逃げ道
は、圧力調整弁62によって規制される通気孔h1のみ
に限られるので、弁体61の動作は重くなる。
【0045】この結果として、ペン先ユニット20の動
作に、緩慢に後退して素早く復帰するという筆記作業に
適した特性を付与することができる。そしてこのような
特性は、筆記速度が高まって弁体61の往復運動が高速
になるに連れて一層顕著に現れる。これは、圧力調整弁
62が一定であっても弁体61に駆動される時間当たり
の空気量が多くなり、通気孔h1を通過する空気の流体
抵抗が増大することによる。すなわち、ボールペン10
Bは、小さな筆圧で足りる遅い筆記作業においては、も
っぱら、弾性体32による筆圧の吸収、補充によって適
切な筆記感を実現するとともに、強い筆圧が必用となる
速い筆記作業においては、制動機構60によってペン先
ユニット20の過度の後退動作が阻止されるので、この
場合においても適切な筆記感を実現することができる。
なお、制動機構60の制動作用は、操作ノブ62aによ
って通気孔h1の開口度を変化させることによって簡単
に調整することができる。
【0046】弾性部材30を弁室内R1に設置すること
によって、弾性部材30と制動機構60とを一体化し、
ペン先ユニット20を単純化することができる(図
8)。ペン軸10は、グリップ軸11に先端キャップ1
3と圧力調整弁62を備える後端キャップ14とをそれ
ぞれ、ねじ結合部S1,S2部分でグリップ軸11に取
り付けてなる。弾性部材30の弾性体としてのコイルス
プリング32は、弁体61と後端キャップ14との間に
装填され、弁体61を介してペン先ユニット20を前進
限FL向けて付勢している。ペン先ユニット20は、イ
ンク収容筒23の先端に直接ペン先21を圧入しただけ
の簡単なものであって、ペン先ユニット20の前進限F
Lは、インク収容筒23の端面が先端キャップ13の掛
止段13tに当接することによって設定されている。ペ
ン軸10の先端側に弾性部材30を装填する必要がない
ので、ボールペン10Bの先端側のデザイン自由度が向
上するとともに、先端キャップ13とグリップ軸11と
を一体成形することもできる。
【0047】予圧機構40とロック機構50と制動機構
60とは、一ユニットとして構成することができる(図
9)。ボールペン10Bの後端キャップ内14には、弁
室R1が形成され、内部には互いに対面する姿勢で弁体
61とスライダ52が内装されている。弁体61とスラ
イダ52との間にはコイルスプリング32が介装され、
弁体61を介してペン先ユニット20をペン先側に付勢
している。また、弁体61の裏面側には、大きな通気孔
h3を設けた抜止め14bが取り付けられ、弁体61が
弁室R1から脱出するのを防いでいる。スライダ52の
中心には、ねじ孔52hが設けられ、このねじ孔52h
には、後端キャップ14の端面を貫通する送りねじ51
が螺合している。送りねじ51には、後端キャップ14
の端面側に操作ノブ51aが取り付けられており、外部
から回転操作することができる。また、スライダ52の
側方の弁室R1の内壁には、部分的にキー溝14s,1
4sが刻設されており、キー溝14s,14sには、ス
ライダ52に突設したキー52b,52bが摺動自在に
嵌まり込んでいる。なお、スライダ52および後端キャ
ップ14には、弁室R1に連通する細い通気孔h4,h
5が穿設されている。ペン先ユニット20は、弁体61
とスライダ52との間隔の範囲内において動作可能であ
り、ペン先ユニット20の後退限BLは、スライダ52
の下端によって設定されている。
【0048】筆圧によってペン先ユニット20が後退す
ると、コイルスプリング32が適度に筆圧を吸収する。
また、弁体61も同時に弁室R1内の空気を圧縮する方
向に前進する。このとき弁室R1内の空気は、スライダ
52の通気孔h4と後端キャップの通気孔H5とを順次
に経由して外部に抜けることができる。そこで、ペン先
ユニット20の後退速度が速い場合には、コイルスプリ
ング32の弾性力に弁室R1内の空気が通気孔h4,h
5を通過する際の流体抵抗が加わり、ペン先ユニット2
0が過度に後退するのを阻止し、筆記速度の上昇に自動
的に追随するように適度に筆圧を吸収補充することがで
きる。
【0049】この実施の形態における予圧機構40は、
送りねじ51とスライダ52によって構成され、操作ノ
ブ51aを回すことによって送りねじ51が回り、これ
に螺合するスライダ52が共回りすることなく弁室R1
内を軸方向に移動し、コイルスプリング32の弾性力を
変化させる仕組みである。これによって、筆圧の異なる
個々の利用者に適応することができる。また、ロック機
構50は、同様に、送りねじ51とスライダ52によっ
て構成され、スライダ52が弁体61に当接するまで操
作ノブ51aが操作されると、弁体61を介してペン先
ユニット20の往復運動が阻止されこととなる。複写式
の用紙に筆記する際に便宜である。
【0050】ペン先を弾性支持した筆記具は、シャープ
ペンシル10Cとして実施することができる(図1
0)。シャープペンシル10Cは、ペン軸10とペン先
ユニット20と、これらの間に介装する弾性部材30と
からなる。ペン軸20は、グリップ軸11と先端キャッ
プ13と後端キャップ14とからなり、先端キャップ1
3の内周面には、一対のリング溝13m,13m刻設さ
れている。他方、ペン先ユニット20は、筒状のペン先
21と、鉛筆芯を繰り出す機構を内蔵した芯軸22とノ
ックスプリング24sを介して芯軸22に摺動自在に連
結される芯収容筒24とからなり、芯軸22の外周面に
は、先端キャップ13のリング溝に対応する一対のリン
グ溝22m,22mが刻設されている。弾性部材30に
は、軟質のゴムリング37,37が用いられており、一
対のゴムリング37,37は、それぞれ、対応するリン
グ溝13m,22m間に緊密に嵌め込まれている。な
お、ペン軸10と芯軸22との間には、適度の間隙が設
定されている。また、芯収容筒24の後端部は、後端キ
ャップ14を貫通して外部に抜けており、この部分に鉛
筆芯を繰り出す操作をするためのノックボタン24aが
取り付けられている。
【0051】ペン軸10とペン先ユニット20とは、ゴ
ムリング37,37の弾性変形の範囲内で相対運動し、
筆圧を吸収、補充することができる。この実施の形態に
おけるペン先ユニット20の動作範囲はごく小さいが、
それでも、適当な下敷きを用いる筆記作業と用いない筆
記作業に相当する筆記感上の差異が生じる。
【0052】以上の実施の形態において説明した万年筆
10A、ボールペン10B、シャープペンシル10C
と、これらに用いる弾性部材30、予圧機構40、ロッ
ク機構50、制動機構60の組合せは、図示したものに
限るものではなく、これらの組合せを換えて実施するこ
ともできる。例えば、弾性部材30を構成する弾性体に
ゴムリング37,37を用いたシャープペンシル10C
(図10)に、万年筆10Aについて説明した一対のマ
グネット31,31からなる弾性部材30と予圧機構4
0とロック機構50(図1)を組み合わせるごとくであ
る。また、流体抵抗を利用する制動機構60の例として
は、弁室R1へ空気が流入または流出する際の流体抵抗
を利用する例のみを説明したが、流体抵抗の利用態様と
しては、密閉したシリンダ中に液体と適度な径の透孔を
設けたピストンを封入し、このピストンにペン先ユニッ
ト20を連結する構成を採ることもできる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、万年筆、ボールペン、シャー
プペンシル等の筆記具において、ペン軸に対してペン先
を弾性支持する手段を採用することによって、筆記具の
種類に拘らず、書き疲れしない柔軟な筆記感と安定な筆
跡を実現し得た。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明を万年筆として実施する形態を示す縦
断面図である。
【図2】本発明を万年筆として実施する別の形態を示す
縦断面図である。
【図3】本発明を万年筆として実施する別の形態を示す
縦断面図である。
【図4】上記実施の形態における弾性部材の斜視図であ
る。
【図5】本発明の弾性部材の他の実施の形態を示す断面
図である。
【図6】本発明をボールペンとして実施する形態を示す
縦断面図である。
【図7】本発明をボールペンとして実施する別の形態を
示す縦断面図である。
【図8】本発明をボールペンとして実施する別の形態を
示す縦断面図である。
【図9】本発明をボールペンとして実施する別の形態を
示す要部の縦断面図である。
【図10】本発明をシャープペンシルとして実施する形
態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
FL 前進限 BL 後退限 10 ペン軸 20 ペン先ユニット 21 ペン先 23 インク収容筒 24 芯収容筒 30 弾性部材 31 マグネット 40 予圧機構 50 ロック機構 60 制動機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペン先とインク収容筒または芯収容筒と
    を一体化してなるペン先ユニットを、ペン軸の内部に、
    ペン先がペン軸の先端部から外部に突出する状態で装着
    してなる筆記具において、 ペン先ユニットを弾性部材を介装してペン軸の内部に装
    着してなるペン先を弾性支持した筆記具。
  2. 【請求項2】 ペン先ユニットをペン軸の内部に、前進
    限を設定した上でペン軸の軸方向に往復運動自在に装着
    するとともに、ペン先ユニットとペン軸との間に弾性部
    材を介装し、弾性部材によってペン先ユニットを前進限
    方向に付勢することを特徴とする請求項1記載のペン先
    を弾性支持した筆記具。
  3. 【請求項3】 ペン軸またはペン先ユニットと弾性部材
    との間に、弾性部材の弾性力をペン軸の外部から変化さ
    せる予圧機構を介装することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のペン先を弾性支持した筆記具。
  4. 【請求項4】 弾性部材が異なる弾性力を有する複数種
    類の弾性体の組合せからなることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のペン先を弾性支持し
    た筆記具。
  5. 【請求項5】 弾性部材が反発方向に極性を組み合わせ
    た一対のマグネットであることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載のペン先を弾性支持した
    筆記具。
  6. 【請求項6】 ペン先ユニットをペン軸の内部に後退限
    を設定して装着することを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれかに記載のペン先を弾性支持した筆記
    具。
  7. 【請求項7】 流体抵抗を利用した制動機構によってペ
    ン先ユニットの動作を制動することを特徴とする請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載のペン先を弾性支持
    した筆記具。
  8. 【請求項8】 ペン先ユニットの動作をペン軸の外部か
    ら禁止するロック機構を備えることを特徴とする請求項
    1ないし請求項7のいずれかに記載のペン先を弾性支持
    した筆記具。
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