JP2002172596A - Ｐｃｂ・廃油等の有害物質を内蔵や保管した装置の切断処理法 - Google Patents
Ｐｃｂ・廃油等の有害物質を内蔵や保管した装置の切断処理法Info
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- JP2002172596A JP2002172596A JP2000403843A JP2000403843A JP2002172596A JP 2002172596 A JP2002172596 A JP 2002172596A JP 2000403843 A JP2000403843 A JP 2000403843A JP 2000403843 A JP2000403843 A JP 2000403843A JP 2002172596 A JP2002172596 A JP 2002172596A
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- pcb
- cutting
- water
- hazardous material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高圧にした水を使用し、有害物質を内蔵した装
置や機械を直接切断解体処理する方法を提供する。 【解決手段】高圧水を用いてＰＣＢ等の有害な物質を含
んだ装置や機械をそのまま切断処理する。このときの水
の圧力は５０ｋｇ／ｃｍ２以上が望ましい。切断中に有
害なＰＣＢ等が流れ出てしまうが、切断水と一緒にピッ
ト内で回収する。ＰＣＢと水は比重の差によりそれぞれ
分別回収され、ＰＣＢ等の有害物質は高炉等で燃料とし
て利用し、水は処理後再び高圧水として切断用に使用さ
れる。
置や機械を直接切断解体処理する方法を提供する。 【解決手段】高圧水を用いてＰＣＢ等の有害な物質を含
んだ装置や機械をそのまま切断処理する。このときの水
の圧力は５０ｋｇ／ｃｍ２以上が望ましい。切断中に有
害なＰＣＢ等が流れ出てしまうが、切断水と一緒にピッ
ト内で回収する。ＰＣＢと水は比重の差によりそれぞれ
分別回収され、ＰＣＢ等の有害物質は高炉等で燃料とし
て利用し、水は処理後再び高圧水として切断用に使用さ
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＰＣＢを内蔵した
装置や設備等の切断処理の方法に関するものである。
装置や設備等の切断処理の方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】変圧器等の設備の内部には絶縁体として
有害物質であるＰＣＢを含んでいるが、従来の変圧器解
体処理はほとんど実施されていないのが実情である。
有害物質であるＰＣＢを含んでいるが、従来の変圧器解
体処理はほとんど実施されていないのが実情である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＰＣＢを内蔵した例え
ば変圧器などの処理においては、その内蔵するＰＣＢを
抜き出し、残った装置や設備のガス切断や機械的シュレ
ッダー切断処理を行うときに重大な問題が残った。ガス
切断の場合には、そのガスのフレームによって装置に付
着したＰＣＢが有害ガスを発生するという問題、またシ
ュレッダー切断の場合も、切断中の金属火花がＰＣＢに
引火するという問題を抱えていた。
ば変圧器などの処理においては、その内蔵するＰＣＢを
抜き出し、残った装置や設備のガス切断や機械的シュレ
ッダー切断処理を行うときに重大な問題が残った。ガス
切断の場合には、そのガスのフレームによって装置に付
着したＰＣＢが有害ガスを発生するという問題、またシ
ュレッダー切断の場合も、切断中の金属火花がＰＣＢに
引火するという問題を抱えていた。
【０００４】また、従来の切断方法では変圧器本体はも
ちろん、それを切断する切断機にも絶縁体として使用さ
れている有害なＰＣＢが付着してしまい、またそれらを
洗浄するための設備が必要となっていた。
ちろん、それを切断する切断機にも絶縁体として使用さ
れている有害なＰＣＢが付着してしまい、またそれらを
洗浄するための設備が必要となっていた。
【０００５】本発明は従来の問題点を解消して、高圧に
した水を使用し、有害物質を内蔵した装置や機械を直接
切断解体処理する方法を提供することを目的とする。
した水を使用し、有害物質を内蔵した装置や機械を直接
切断解体処理する方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解消するた
め本発明では、高圧水を用いてＰＣＢ等の有害な物質を
含んだ装置や機械をそのまま切断処理する。このときの
水の圧力は５０ｋｇ／ｃｍ２以上が望ましい。
め本発明では、高圧水を用いてＰＣＢ等の有害な物質を
含んだ装置や機械をそのまま切断処理する。このときの
水の圧力は５０ｋｇ／ｃｍ２以上が望ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図１を用
いて説明する。ＰＣＢ等の有害物質を内蔵した変圧器や
ドラム缶や装置や設備２を大きなピット１に入れ、有害
物質が外部に流出しないようにする。そして高圧水切断
装置３から噴射される高圧水を用いてそのまま切断す
る。切断中に有害なＰＣＢが流れ出てしまうが、切断水
と一緒にピット内で回収する。
いて説明する。ＰＣＢ等の有害物質を内蔵した変圧器や
ドラム缶や装置や設備２を大きなピット１に入れ、有害
物質が外部に流出しないようにする。そして高圧水切断
装置３から噴射される高圧水を用いてそのまま切断す
る。切断中に有害なＰＣＢが流れ出てしまうが、切断水
と一緒にピット内で回収する。
【０００８】ＰＣＢは比重が軽いため容易に水との分離
が可能であり、回収された後の有害物質は高炉等に入
れ、燃焼エネルギーとして再利用される。
が可能であり、回収された後の有害物質は高炉等に入
れ、燃焼エネルギーとして再利用される。
【０００９】一方、ピット内の残存する水は処理装置を
経て、再び高圧水として切断用に循環利用される。
経て、再び高圧水として切断用に循環利用される。
【００１０】水や廃液体の一部をポンプによって高温溶
融炉へ投入したり吹き込んで、高温を維持しつつ無害化
高温処理することも本発明の範囲である。
融炉へ投入したり吹き込んで、高温を維持しつつ無害化
高温処理することも本発明の範囲である。
【００１１】また、切断用にはウォータージェットのよ
うなものも含まれ、この場合は０．１ｍｍから０．４ｍ
ｍの細いビームで５０ｋｇ／ｃｍ２以上の高圧力水が流
れる。
うなものも含まれ、この場合は０．１ｍｍから０．４ｍ
ｍの細いビームで５０ｋｇ／ｃｍ２以上の高圧力水が流
れる。
【００１２】ＰＣＢ等の有害物質を内蔵した装置や設備
には、鋳物などの金属が装備されており、この様なもの
の内高圧水のみで切断できない物体は、別途機械的切断
を行う。この機械的切断の方法も本発明に含まれる。
には、鋳物などの金属が装備されており、この様なもの
の内高圧水のみで切断できない物体は、別途機械的切断
を行う。この機械的切断の方法も本発明に含まれる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のような方法であるので、
以下のような効果を奏する。
以下のような効果を奏する。
【００１４】ＰＣＢなど有害物質を内蔵したり含んだ、
変圧器やその他の装置や設備やドラム缶や箱の切断には
水を使用するため、着火するようなこともなく安全であ
る。
変圧器やその他の装置や設備やドラム缶や箱の切断には
水を使用するため、着火するようなこともなく安全であ
る。
【００１５】また処理経費が安価で経済的である。
【００１６】そしてＰＣＢ等の有害物質は汚染した水と
一緒に回収し、水との比重差で分離させた後、高炉、ガ
ス化溶融炉、直接溶融炉等でエネルギーとして使用する
ので、産業廃棄物としての最終処分を必要としない。
一緒に回収し、水との比重差で分離させた後、高炉、ガ
ス化溶融炉、直接溶融炉等でエネルギーとして使用する
ので、産業廃棄物としての最終処分を必要としない。
【図１】切断処理法の実施図である。
１ ピット ２ ＰＣＢ等の有害物質を含んだ装置や機械など ３ 高圧水切断装置 ４ ＰＣＢ等の回収ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ０２Ｃ 19/06 Ｂ０２Ｃ 19/06 Ａ
Claims (3)
- 【請求項１】 ＰＣＢ等の有害物質が内蔵された装置や
設備やドラム缶や箱等を、高圧水を用いて安全に切断解
体する切断処理法。 - 【請求項２】 水の圧力を５０ｋｇ／ｃｍ２以上とす
る、請求項１記載の切断処理法。 - 【請求項３】 ＰＣＢ等有害物質を含んだ水や廃液体を
高温溶融炉に投入もしくは吹き込んで、ＰＣＢ等の有害
物質を高温分解させて無害化させる方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000403843A JP2002172596A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | Ｐｃｂ・廃油等の有害物質を内蔵や保管した装置の切断処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000403843A JP2002172596A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | Ｐｃｂ・廃油等の有害物質を内蔵や保管した装置の切断処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002172596A true JP2002172596A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18867890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000403843A Pending JP2002172596A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | Ｐｃｂ・廃油等の有害物質を内蔵や保管した装置の切断処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002172596A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004154666A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Kangen Yoyu Gijutsu Kenkyusho:Kk | 廃棄物の処理方法 |
| JP2011005666A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Altech Co Ltd | 循環式サポート材除去装置 |
| JP2020057697A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 株式会社日立プラントコンストラクション | トランス解体方法並びにトランス解体用冶具、及びトランス解体用切断装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09117735A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-06 | Masatoshi Ishikawa | 水熱作用による毒ガス等の有機系ヘテロ化合物質 の分解処理法 |
| JP2000233173A (ja) * | 1998-12-14 | 2000-08-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 有機ハロゲン系化合物の分解処理装置及び方法 |
-
2000
- 2000-12-04 JP JP2000403843A patent/JP2002172596A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09117735A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-06 | Masatoshi Ishikawa | 水熱作用による毒ガス等の有機系ヘテロ化合物質 の分解処理法 |
| JP2000233173A (ja) * | 1998-12-14 | 2000-08-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 有機ハロゲン系化合物の分解処理装置及び方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004154666A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Kangen Yoyu Gijutsu Kenkyusho:Kk | 廃棄物の処理方法 |
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| JP2020057697A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 株式会社日立プラントコンストラクション | トランス解体方法並びにトランス解体用冶具、及びトランス解体用切断装置 |
| JP7284563B2 (ja) | 2018-10-02 | 2023-05-31 | 株式会社日立プラントコンストラクション | トランス解体方法並びにトランス解体用冶具、及びトランス解体用切断装置 |
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