JP2002172424A - 組立てクランクシヤフト矯正装置 - Google Patents

組立てクランクシヤフト矯正装置

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JP2002172424A
JP2002172424A JP2000365052A JP2000365052A JP2002172424A JP 2002172424 A JP2002172424 A JP 2002172424A JP 2000365052 A JP2000365052 A JP 2000365052A JP 2000365052 A JP2000365052 A JP 2000365052A JP 2002172424 A JP2002172424 A JP 2002172424A
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JP
Japan
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straightening
crankshaft
punch
crankshafts
deflection
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JP2000365052A
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Hiroyuki Hozumi
裕之 保住
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NIPPON GAUGE KK
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NIPPON GAUGE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より使用されている一般的なシヤフト振
れ矯正装置を用いて、組立てクランクシヤフトの振れを
簡単に、且つ、正確に矯正できるように工夫した組立て
クランクシヤフト矯正装置を提供する。 【解決手段】 シヤフトの振れを測定するセンサー6の
測定結果に基づいて、矯正パンチ11を振れに見合った
量だけ制御作動させてシヤフトの振れを矯正するように
構成した一般的なシヤフト振れ矯正装置を使用し、且
つ、矯正パンチ11の先端部に左右のクランクシヤフト
ST,STを同時に押圧できるプレス部材11Pを取付
けて、左右のクランクシヤフトST,STの振れを矯正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右両側のクラン
クシヤフトをクランクピンを用いて組み付ける際に、組
み付けの誤差によって発生する両側のクランクシヤフト
の振れを矯正することができる組立てクランクシヤフト
矯正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランクピンを用いて組み付けた左右の
クランクシヤフトに振れがあると、その回転に支障が生
じるため、従来は曲がりの具合により、組み付けによっ
て隣り合うバランスウエートの外周をたたいてその間隔
を閉じたり、両端のバランスウエートの間にクサビを打
ち込んで間隔を開いたりすることにより、クランクピン
とバランスウエートの圧入部との位置をずらして、クラ
ンクシヤフトの振れを修正していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記バランス
ウエートの外周をたたいて間隔を閉じたり、バランスウ
エートの間にクサビを打ち込んで間隔を開いたりする修
正作業は、いずれも作業員の手作業によるため、これ等
の修正を正確に行うことが難しく、熟練者でないと容易
に修正できない問題があった。
【0004】また、上記の修正を機械化することも考え
られたが、修正には両方のバランスウエートを両側から
挾んで間隔を閉じる専用の挟み装置と、両方のバランス
ウエートの間隔を押し広げる専用の開拡装置が必要にな
るため、設備費が嵩んで経済性を欠いてしまう問題があ
った。
【0005】そこで本発明の技術的課題は、従来より使
用されている一般的なシヤフト振れ矯正装置を用いて、
組立てクランクシヤフトの振れを簡単に、且つ、正確に
矯正できるように工夫した組立てクランクシヤフト矯正
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の技術的課
題を解決するために、本発明では前記請求項1に記載の
如く、左右両側のクランクシヤフトをクランクピンを用
いて組み付けるに際して、組み付けの誤差による両側の
クランクシヤフトの振れを矯正する組立てクランクシヤ
フトの矯正装置であって、両側のクランクシヤフトの振
れを測定するシヤフト振れ測定手段と、両側のクランク
シヤフトを支持するシヤフト支持手段と、シヤフト振れ
測定手段が測定したクランクシヤフトの振れに見合った
量だけ作動するように構成した矯正パンチと、この矯正
パンチの先端部に取付けられ、且つ、矯正パンチの作動
に従って左右のクランクシヤフトを押圧することによっ
て、上記シヤフト支持手段との間で左右のクランクシヤ
フトの振れを矯正することができるプレス部材とによっ
て構成するようにしている。
【0007】(2) また、本発明では前記請求項2に
記載の如く、矯正パンチの先端部に取付けるプレス部材
を、同時に左右のクランクシヤフトを押圧できるように
略二又状に構成すると共に、このプレス部材を矯正パン
チの先端部に対して可動自在に取付けるように構成して
いる。
【0008】上記(1)で述べた手段によると、シヤフ
ト振れ測定手段が測定したクランクシヤフトの振れに見
合った量だけ作動する矯正パンチに取付けたプレス部材
が、左右のクランクシヤフトを押圧してその振れを矯正
することができるのであるが、具体的には、クランクピ
ンによる組み付けの誤差によって、左右のバランスウエ
ートの間隔が閉じた状態に曲げて組み付けられている場
合は、バランスウエートとは反対側の各シヤフトの面を
プレス部材に向けてセットして、これ等の面を矯正パン
チの突出に従ってプレス部材で押圧すれば、シヤフト支
持部材との間で左右のクランクシヤフトをバランスウエ
ートを開く方向に押し曲げることができるため、クラン
クシヤフトの振れを矯正することができる。また、反対
に左右のクランクシヤフトがバランスウエートを開いた
状態に曲げて組み付けられている場合は、バランスウエ
ート側の各シヤフトの面をプレス部材によって押圧する
ことによって、左右のクランクシヤフトをバランスウエ
ートが閉じる方向に押し曲げて、クランクシヤフトの振
れを矯正することができる。
【0009】従って、上記(1)で述べた手段によれ
ば、シヤフトの振れに見合った量だけ作動する矯正パン
チによって、シヤフトの振れを矯正できるように構成し
た従来の一般的なシヤフト振れ矯正装置を用いて、組立
てクランクシヤフトの振れを簡単に、且つ、正確に矯正
することを可能にする。
【0010】また、上記(2)で述べた手段によれば、
矯正パンチの突出によって略二又状に形成したプレス部
材が左右両側のクランクシヤフトを同時に押圧できるた
め、クランクピンによって組み付けられた左右のクラン
クシヤフトの振れを、1回の矯正パンチの作動によって
簡単に、且つ、確実に矯正することができると共に、プ
レス部材は矯正パンチの先端部にフレキシブルな状態で
取付けられているため、左右のクランクシヤフトの押圧
を受ける面に段差があっても、この段差をプレス部材の
角度変化によって修正して、左右のクランクシヤフトを
同時にプレスして矯正することを可能にする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る組立てクラ
ンクシヤフト矯正装置の実施の形態を図面と共に説明す
ると、図1は本発明で用いる従来の一般的なシヤフト振
れ矯正装置の構成を説明した構成図、図2は本発明に係
る組立てクランクシヤフト矯正装置によってクランクシ
ヤフトの振れを矯正している状態を説明した説明図であ
って、図1に於いて、ST′は振れを矯正するワーク
(シヤフト)、1,1はこのワークST′の両側を下か
ら支える支持部材、2と3はワークST′の両端面の中
心を支持するルーリングセンター、2Sと3Sはこれ等
各ルーリングセンター2,3を進退作動するシリンダ
ー、2A,3Aは各ルーリングセンター2,3に取付た
ギヤーで、一方のルーリングセンター2のギヤー2Aに
はエンコーダ4のギヤー4Aが噛合し、他方のルーリン
グセンター3のギヤー3Aにはドライブモータ5のギヤ
ー5Aが噛合している。
【0012】更に図1に於いて、6はワークST′の振
れを測定すると共に、後述する矯正パンチの押し込み量
を測定するセンサー、7はこのセンサー6から信号線F
2を通して送られて来るワーク振れ測定情報と、エンコ
ーダ4から信号線F1を通じて送られて来るワークS
T′のセット情報とに基づいて、ワークST′の矯正に
必要な矯正パンチ11の押し込み量を算出し、この算出
データに従って通信線F3を通して油圧ユニット9のサ
ーボ弁8を制御して、プレスシリンダー10による矯正
パンチ11の押し込み作動を行わせる矯正アンプであっ
て、ワークST′はこの矯正パンチ11の押し込み作動
(突出作動)によって押圧屈曲されて、上記支持部材
1,1との間でその振れを矯正できる仕組に成ってい
る。
【0013】本発明に係る組立てクランクシヤフト矯正
装置は、以上の如く構成された従来の一般的なシヤフト
振れ矯正装置をそのまま用いて、クランクピンによって
組み付けた左右のクランクシヤフトの振れを矯正できる
ものであって、図2の(イ)図は、クランクピンSPに
よって組み付けた左右両側のクランクシヤフトST,S
Tが、真直ぐに(適正に)組み付けられている状態を示
し、また(ロ)図は、左右のクランクシヤフトST,S
TがクランクピンSPを嵌込んだクランクアームSW,
SWが開いて、反対側のバランスウエートSW′,S
W′が閉じているように曲がって組み付けられている状
態を示し、更に、(ハ)図は、左右のクランクシヤフト
ST,STがバランスウエートSW′,SW′側が開い
た状態に曲がって組み付けられている状況を示したもの
であって、左右のクランクシヤフトST,STはその底
面を前述した支持部材1,1によって支持され、その曲
がりの状況は前述したセンサー6,6によって夫々測定
される仕組に成っている。
【0014】更に図2の各図に於いて、SCは前記クラ
ンクピンSPに取付けたコネクテイングロッドを示し、
また、(ロ)図と(ハ)図に於いて、11Pは図1に示
した矯正パンチ11の先端部に取付けたプレス部材で、
このプレス部材11Pは矯正パンチ11の押し込み作動
に従って、同時に左右のクランクシヤフトST,STを
押圧して屈曲できるように、そのプレス部11P′,1
1P′を略二又状に形成している。
【0015】更に、上記のプレス部材11Pは、上面に
凹設したアリ溝状の嵌込穴11Sの内部に、左右に抜け
止め片を突設した矯正パンチ11の先端部を小球体11
Tを介在させて嵌込むことによって、矯正パンチ11に
対して作動可能(フレキシブル)な状態に取付けられて
いるため、左右のクランクシヤフトST,STの被押圧
面に段差があっても、この段差をプレス部材11Pの角
度変化によって修正して、左右のクランクシヤフトS
T,STを同時にプレスして矯正できるように構成され
ている。
【0016】本発明に係る組立てクランクシヤフト矯正
装置は以上述べた如き構成であるから、図2の(ロ)図
に示すように、バランスウエートSW′,SW′側が閉
じた状態に左右のクランクシヤフトST,STが曲がっ
て組み付けられている場合は、各センサー6,6の測定
結果に基づいて、前記図1に示した矯正アンプ7によっ
て矯正パンチ11が振れに見合った量だけ制御作動され
て、その先端部に取付けたプレス部材11Pの二又状に
形成したプレス部11P′,11P′が、左右のクラン
クシヤフトST,STを閉じたバランスウエートS
W′,SW′が開く方向に押圧屈曲するため、左右のク
ランクシヤフトST,STを(イ)図に示した真直ぐな
振れのない状態に矯正することができる。
【0017】また、(ハ)図の様に左右のクランクシヤ
フトST,STが、バランスウエートSW′,SW′側
を開いた状態に曲がって組み付けられている場合も、セ
ンサー6,6の測定結果に基づいて振れに見合った量だ
け制御作動される矯正パンチ11が、その先端部に取付
けたプレス部材11Pの二又状に形成したプレス部11
P′,11P′を、左右のクランクシヤフトST,ST
の上面に押接して開いたバランスウエートSW′,S
W′が閉じる方向に押し込むため、左右のクランクシヤ
フトST,STを(イ)図の如く真直ぐな振れのない状
態に矯正することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る組立て
クランクシヤフト矯正装置によれば、手作業でクランク
シヤフトをたたいたり、クサビを打ち込んだりしなくて
も、また、矯正専用の挟み装置や開拡装置と言った機械
類をわざわざ揃えて使用しなくても、従来一般的に使用
されているシヤフト振れ矯正装置をそのまま用いて、そ
の矯正パンチの先端部にプレス部材を取付けるだけで、
組み付けた左右のクランクシヤフトの振れを簡単に、且
つ、正確に矯正できるものであって、クランクシヤフト
の振れを安いコストで矯正できる経済性と利便性を備え
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立てクランクシヤフト矯正装置
で用いる一般的なシヤフト振れ矯正装置の全体を説明し
た構成図である。
【図2】本発明に係る組立てクランクシヤフト矯正装置
の構成を説明したものであって、(イ)図は左右のクラ
ンクシヤフトが振れのない真直ぐな状態に組み付けられ
ている場合の正面図、(ロ)図と(ハ)図は本発明の使
用例を説明した正面図である。
【符号の説明】
ST クランクシヤフト SP クランクピン SW′ バランスウエート 1 支持部材 6 振れ測定センサー 7 矯正アンプ 11 矯正パンチ 11P プレス部材 11P′,11P′ 二又状に造ったプレス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側のクランクシヤフトをクランク
    ピンを用いて組み付けるに際して、組み付けの誤差によ
    る両側のクランクシヤフトの振れを矯正する組立てクラ
    ンクシヤフトの矯正装置であって、 両側のクランクシヤフトの振れを測定するシヤフト振れ
    測定手段と、両側のクランクシヤフトを支持するシヤフ
    ト支持手段と、シヤフト振れ測定手段が測定したクラン
    クシヤフトの振れに見合った量だけ作動するように構成
    した矯正パンチと、この矯正パンチの先端部に取付けら
    れ、且つ、矯正パンチの作動に従って左右のクランクシ
    ヤフトを押圧することによって、上記シヤフト支持手段
    との間で左右のクランクシヤフトの振れを矯正すること
    ができるプレス部材とによって構成したことを特徴とす
    る組立てクランクシヤフト矯正装置。
  2. 【請求項2】 矯正パンチの先端部に取付けるプレス部
    材を、同時に左右のクランクシヤフトを押圧できるよう
    に略二又状に構成すると共に、このプレス部材を矯正パ
    ンチの先端部に対して可動自在に取付けたことを特徴と
    する請求項1記載の組立てクランクシヤフト矯正装置。
JP2000365052A 2000-11-30 2000-11-30 組立てクランクシヤフト矯正装置 Pending JP2002172424A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104014618A (zh) * 2013-03-01 2014-09-03 冠元机械工业股份有限公司 具下压起点检测功能的校直机
CN115647131A (zh) * 2022-12-12 2023-01-31 汇工(河北)机械集团有限公司 一种轴类零件矫直装置

Cited By (3)

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CN104014618A (zh) * 2013-03-01 2014-09-03 冠元机械工业股份有限公司 具下压起点检测功能的校直机
CN104014618B (zh) * 2013-03-01 2016-04-27 冠元机械工业股份有限公司 具有下压起点检测功能的校直机
CN115647131A (zh) * 2022-12-12 2023-01-31 汇工(河北)机械集团有限公司 一种轴类零件矫直装置

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