JP2002171726A - 積層回転子鉄心のスキュー方法およびスキュー装置 - Google Patents

積層回転子鉄心のスキュー方法およびスキュー装置

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JP2002171726A
JP2002171726A JP2000364363A JP2000364363A JP2002171726A JP 2002171726 A JP2002171726 A JP 2002171726A JP 2000364363 A JP2000364363 A JP 2000364363A JP 2000364363 A JP2000364363 A JP 2000364363A JP 2002171726 A JP2002171726 A JP 2002171726A
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Hiroshi Uchiyama
拓 内山
Fumitatsu Shinno
文達 新野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層回転子鉄心に設けるスキュー用スロット
による鉄心の磁気特性に低下のない積層回転子鉄心のス
キュー方法およびこれに使用するスキュー装置を提供す
る。 【解決手段】 ドーナツ状に打抜かれた鉄心板のコイル
用スロットの設けられていない内周部にスキュー用スロ
ットを設け、この鉄心板をスロット位置を合わせて所要
枚数積層して積層鉄心を形成し、この積層鉄心のスキュ
ー用スロットにスキュー棒を挿通し、このスロット棒の
一方端は固定したまま他方端だけを所定角度だけ回転さ
せることで積層鉄心全体のコイル用スロットをスキュー
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘導電動機の回
転子鉄心のように電磁鋼板から打抜いた鉄心板を多数積
層して構成した積層鉄心の導体用スロットをスキューさ
せるためのスキュー方法およびこの方法に使用するスキ
ュー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】打抜き鉄心板を多数積層して構成した積
層回転子鉄心においては、電動機の回転特性を向上する
ために積層した各鉄心板の円周方向の位置を順次ずらし
て導体用スロットをスキューさせることが一般的に行わ
れている。
【0003】従来の積層回転子鉄心のスキュー方法を図
12に示す。
【0004】図12において、12は電磁鋼板から打抜
かれたドーナツ状の鉄心板1を多数積層した積層鉄心で
ある。鉄心板1の外周にはスキューを行うためのスキュ
ー用スロット1aが設けられている。導体用スロットは
図示を省略してある。この鉄心板1を積層する際は、図
12(a)に示すとおり、スキュー用スロットの位置を
合わせて所要枚数積層する。
【0005】この積層した積層鉄心10の外周に垂直に
走るスキュー用スロット10aにスキュー工具2を図1
2(b)に示すように挿入し、このスキュー工具2の中
心に設けられた回転軸2aを矢印方向に所定角度だけ回
転させて各鉄心板のスキューを行う。
【0006】これにより、積層鉄心10の各鉄心板の円
周方向の位置が少しずつ連続的にずらされて、スキュー
用スロット10aが図12(c)に示すように鉄心の垂
直な軸線に対して傾斜され、これに応じて図示しない導
体用スロットがスキューされる。この後、積層鉄心の外
周を数箇所直線状に溶接するなどして積層鉄心の各鉄心
板を接合し、一体化した回転子鉄心に仕上げ、図示しな
い導体用スロットに例えばダイキャスト法等によりアル
ミニウム合金の導体を鋳込むことにより誘導電動機の回
転子が完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の積層
回転子鉄心のスキュー方法においては、円筒状の積層鉄
心の外周にスキュー用スロットを設けているので、回転
子鉄心の磁気特性が阻害され電動機の特性が悪化する欠
点がある。また、鉄心外周にスキュー用スロットがある
ため、後工程のアルミニウム導体をダイキャストする工
程においてこのスロット内にアルミニウムが流出し、積
層鉄心の外周に付着するので、この鉄心外周に付着した
アルミニウムを除去する工程が必要となり、工数の増加
を来たす欠点もある。
【0008】この発明は、このような欠点の生じない積
層回転子鉄心のスキュー方法およびこの方法を実施する
ためのスキュー装置を得ることを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、この発明の方法の発明は、外周に導体用スロットを
設け、内周にスキュー用のスロットを設けたドーナツ状
の打抜き鉄心板を、全スロットの位置を揃えて多数積層
し、この鉄心板の積層体の内周のスキュー用スロットに
スキュー棒を挿通してこのスキュー棒をねじってその一
端を他端に対して円周方向に変位させることにより各鉄
心板をスキューさせることを特徴とするものである。
【0010】なお、この場合、スキュー用スロットを前
記打抜き鉄心板の内周の対向する位置に2個設けると回
転バランスとる上で効果的である。
【0011】またこの発明の装置の発明は、外周に導体
用スロットを設け、内周にスキュー用のスロットを設け
たドーナツ状の打抜き鉄心板を、全スロットの位置を揃
えて多数積層してなる積層鉄心の内孔内に挿入可能な本
体軸と、この本体軸に回転可能に支持されたねじり軸
と、基端がこのねじり軸に結合され先端が前記本体軸の
外周の先端部に揺動可能に結合され本体軸が前記積層鉄
心の内孔内に挿入されるとき前記スキュー用スロットに
挿入されるスキュー棒とからなるスキュー治具と、この
スキュー治具を昇降させて本体軸およびスキュー棒を前
記積層鉄心の内孔のスキュー用スロットの位置に合わせ
た状態で本体軸の積層鉄心の内孔内への挿入・引出しを
行う昇降装置と、前記ねじり軸を円周方向に駆動する回
転駆動装置とを備え、前記昇降装置により前記スキュー
治具を上昇させて積層鉄心の内孔に挿入し、スキュー棒
をスキュー用スロットに挿通した状態で、前記駆動装置
により前記ねじり軸を所定角度回転させて前記スキュー
棒の基端側を先端側に対して円周方向に移動させて積層
鉄心のスキューを行うことを特徴とする。
【0012】そして、この場合、スキュー棒を1対設け
るのがよく、また、スキュー棒を円柱状にするとともに
積層鉄心のスキュー用スロットを半円状の溝とするのが
好ましい。さらに、スキュー棒の先端を本体に結合する
固定ねじは、本体軸の内側から挿通すると、スキュー治
具の先端部の外径が必要以上に大きくなるのを防止でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図に示す
実施例について説明する。 〔方法の実施例〕図1はこの発明によるスキュー方法の
工程を示すものである。
【0014】この図1において、1は図2に詳細を示す
ように電磁鋼板からドーナツ状に打抜かれた鉄心板であ
る。この鉄心板1には、外周部に所定間隔で複数の閉じ
た長孔状の導体用スロット1b、そして内周部に対向し
て2個の開いた半円状のスキュー用スロット1cが設け
られている。
【0015】このような打抜き鉄心板1を、まず、図1
(a)に示すように所定枚数各スロットの位置を合わせ
て垂直に積み重ねて積層鉄心10を形成する。この状態
では、図1には図示を簡単にするために点線で1個のス
ロット分しか示されていないが、積層鉄心10の外周の
導体用スロット10bは垂直に貫通する。
【0016】次に、この積層鉄心10のスキュー用スロ
ット10cにそれぞれスキューするための円柱状のスキ
ュー棒3を挿通し、積層鉄心全体を適当な保持手段によ
り回転可能に保持して、これらのスキュー棒の上端部を
支点にして下端部を積層鉄心の軸線を中心にして矢印方
向に所定角度だけ回転させると、図1(c)に示すよう
にスキュー棒3は、下端が上端に対して円周方向に移動
して、軸線に対して傾斜するので、これにあわせて各鉄
心板1がそれぞれ変位し、積層鉄心10の導体用スロッ
ト10bもスキューされて積層鉄心の軸線に対して傾斜
するようになる。
【0017】このように導体用スロット10bのスキュ
ーされた積層鉄心10は、この後、スキュー棒3を引き
抜いて、一体に締め付け結合され、アルミニウム導体の
ダイキャスティング工程へ送られる。 〔装置の実施例〕次にこのような積層回転子鉄心のスキ
ュー方法に用いるスキュー装置の実施例について説明す
る。
【0018】図3は、この発明によるスキュー装置に用
いるスキュー治具20を示すもので、(a)はその平面
図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
そして図4に図3におけるIV−IV線の断面図を示
す。
【0019】図3および図4において、21は上下両端
部にそれぞれ空洞21aおよび21bを備えた円柱状の
本体軸である。この本体軸21の下端には、前後に張り
出した断面が台形状の固定台21cが設けられている。
本体軸21の下部空洞21b内に、回転可能に円柱状の
ねじり軸22と、このねじり軸22の中間部に形成され
た部分的に円錐面を有する環状溝22a内に、その円錐
面に形成された内周面が環状溝22aの円錐面と接触可
能に嵌め込まれた円筒状の回転止めブロック23とが挿
入されている。回転止めブロック23はねじり軸22の
環状溝22aに嵌め込むために2つの分割体で構成され
ており、空洞21b内に挿入後に図示しないねじにより
本体軸21にねじ止めされて一体に構成される。
【0020】ねじり軸22には、下端部に前後方向に張
り出した回転駆動するための駆動台22bが設けられ、
そして中心に貫通孔22cが設けられる。この貫通孔2
2cに押し上げ軸24が挿通され、その先端にばね受板
25が固定ナット26により回転可能に結合される。し
たがってねじり軸22と押し上げ軸24とは相対的に回
転可能となる。本体軸21の空洞21bの頂部とばね受
板25との間にコイル状の押圧ばね27が介装されてい
る。これによりねじり軸22がばね受板25を介して押
圧ばね27により押し下げられて回転止めブロック23
に押し付けられる。ねじり軸22と回転止めブロック2
3との間の摩擦力によりねじり軸22の回転が止められ
る。
【0021】本体軸21の両側に互いに対向して1対の
スキュー棒28が配設される。スキュー棒28のそれぞ
れの先端部に本体軸21の上端部に設けられた貫通孔2
1c、21cに空洞21a内から挿通された固定ねじ2
8aがねじ込まれ固定される。固定ねじ28aの胴部
は、貫通孔21cに回転可能に緩く挿通されている。こ
のため、スキュー棒28は本体軸21に揺動可能に固定
支持される。また、スキュー棒28の下端はそれぞれス
ライド板29の上端面にねじ込まれこれと結合されてい
る。スライド板29には長孔29aが設けられ、この長
孔29aに外側から挿通された固定ねじ29bの先端をね
じり軸22の下端部にねじ込んで、スキュー軸28の下
端をねじり軸22に固定する。スライド板29は、長孔
29aの長さの分だけ固定ねじ29bに対してスライドす
ることができる。
【0022】このように構成されたスキュー治具20は
押し上げ軸24を介して、図5に示すようにスキュー装
置30の図示しない昇降装置により昇降される昇降台3
1に固定支持され、この昇降台31とともに昇降する。
昇降台31の上にはさらにねじり軸22を回転駆動する
ためのエアシリンダ等を用いた駆動装置32が載置さ
れ、その駆動軸32aの先端をねじり軸22から張出し
た駆動台22cに押し当ててこれを押圧することにより
ねじり軸22を回転駆動する。
【0023】次に、このようなスキュー装置30の動作
を説明する。
【0024】図6〜図11にスキュー装置30によるス
キュー作業工程を示す。図6および図7にスキュー作業
の第1工程(積層鉄心載置工程)を示す。図6は正面か
ら見た状態を、そして図7は側面から見た状態を示して
いる。スキュー装置30の上に設けられた積層鉄心を載
置するスキューテーブル40の上に、図2に示すように
外周に導体用スロットが、そして内周にスキュー用スロ
ットの設けられたドーナツ状の打抜き鉄心板1を互いに
各スロットの位置を合わせて所要枚数積み重ねて形成し
た積層鉄心10を載置する。このスキューテーブル40
は、図示しない位置合わせ装置を有し、これにより積層
鉄心10の中心が、その下方に配置されたスキュー装置
30のスキュー治具20の中心とが同軸上に位置すると
ともに、スキュー用スロット10cとスキュー棒28と
が同軸上に位置するように積層鉄心10の載置位置を調
整して、積層鉄心10をその位置に回転可能に保持す
る。
【0025】スキューテーブル40の積層鉄心10の載
置される部分には、スキュー治具20が挿通可能な貫通
孔41が設けられ、その外側の台部に、スキュー治具2
0の本体軸21の下端に設けられた台形状の固定台21
cと嵌り合う下向きの台形状の嵌合凹部42が設けられ
ている。
【0026】スキューテーブル40の下方のスキュー装
置30は、待機状態においては、図4に示すように、本
体軸21内の押圧ばね27によりばね受板25を介して
ねじり軸22が押し下げられて外周の円錐面が回転止め
ブロック23の円錐面に押し付けられ、これによりねじ
り軸22が回転しないように固定される。
【0027】この状態ままスキュー装置30の昇降台3
1を上昇させて第2工程へ移る。スキュー治具20が昇
降台31とともに上昇してスキューテーブル40の貫通
孔41を通して積層鉄心の内孔内に進入し、スキュー棒
28,28が積層鉄心10のスキュー用スロット10
c、10cに挿通される。さらにスキュー治具20を上
昇させると、本体軸21の下端の固定台21c、21c
がスキューテーブル40の嵌合凹部42、42に嵌合
し、テーブル40に当接され、第2工程(スキュー治具
挿入工程)の第1段階となる。これによって本体軸21
は、スキューテーブル40に上昇および回転ができない
ように固定される。
【0028】昇降台31はここからさらに上昇され、本
体軸21はテーブル40に当って停止されたまま、押し
上げ軸24だけが上昇してばね受板25を介してばね2
7が圧縮されてばね受板25がねじり軸22の上端面か
ら僅かに離間したところで停止されて第2工程を終了す
る(図8参照)。
【0029】この段階では、ねじり軸22に対するばね
27による押圧力がなくなり、環状溝22aの円錐面と
回転止めブロック23の円錐面とによるねじり軸22に
対する回転阻止力が解消され、ねじり軸22は本体軸2
1に対して回転可能状態となる。また、前記したとおり
押し上げ軸24はばね受板25に遊嵌されているため本
体軸21も押し上げ軸24に対して回転可能な状態とな
る。
【0030】次の第3工程(スキュー工程)では、図9
に示すとおり、駆動装置32を駆動し、駆動軸32aを
伸ばしてねじり軸22の駆動台22bを矢印A方向へ鉄
心のスキュー角度に応じた量だけ押すと、本体軸21は
テーブル40により固定されているのでねじり軸22だ
けが矢印B方向へ回転される。このねじり軸22の回転
によりスライド板29とともにスキュー棒28の下端が
上端の固定ねじ28aを支点にして図10に示すように
捩れ、これに応じて積層鉄心10の各鉄心板1がスキュ
ーされる。
【0031】ここで、図示しない押圧装置等によりテー
ブル40上の積層鉄心10を上方から押圧してテーブル
上に回転しないように固定し、第4工程の引き抜き工程
へ移る。引き抜き工程では、スキュー装置30の図示し
ない昇降装置を下降側へ駆動し、昇降台31を下降させ
ることにより、スキュー治具20を積層鉄心10の内孔
から引き出す。このとき真っ先に押し上げ軸21が、ば
ね受板25がねじり軸22の先端面に当接するまで下降
し、再びばね27によりねじり軸22が回転止めブロッ
ク23に圧接され、ねじり軸22の回転が止められる。
【0032】引き続く引出し工程中、スキュー棒28は
積層鉄心のスキュー用スロット10cに挿通されている
ので、スキュー治具20の全体が下降するのにともなっ
て、スキュー棒28が積層鉄心10のスキューされたス
キュー用スロット10cに案内されて下降する。この
際、前記したとおり押し上げ軸21はねじり軸22に回
転可能に結合されているので、このねじり軸22と回転
止めブロック23を介して結合された状態にある本体軸
21がスキュー用スロット10cのスキュー角度に応じ
て回転し、スキュー棒28はスキュー用スロット10c
を円滑に抜け出ることができ、スキューされた積層鉄心
10のスキューが戻ることはない。
【0033】スキュー装置30が図11に示すように完
全に最初の待機位置まで下降したところで第4工程の引
出し工程が終わり、これでスキュー作業工程の全部が終
了する。スキュー作業が終了した段階で、積層鉄心10
のスキュー用スロット10cは、図11にしめされるよ
うに傾斜しており、このスキュー用スロット10cの垂
直線に対する傾斜角度が積層鉄心10のスキュー角度と
なり、積層鉄心10の図示しない導体用スロットもこの
角度だけスキューされる。
【0034】上記の実施例の装置は、スキュー治具20
を積層鉄心10の下方から挿入するようにしているが、
積層鉄心の上方から挿入するようにすることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ドーナツ状に打抜かれた鉄心板を積層した積層鉄心の内
周にスキュー用スロットを設け、このスキュー用スロッ
トにスキュー棒を挿通し、このスキュー棒を捩ることに
より積層鉄心のスキューするようにしたので、アルミニ
ウム導体のダイキャスティングする際に余分なアルミニ
ウム導体がスキュー用スロットに漏れ出すことがなくな
るので、漏れたアルミニウム導体の除去作業が不要とな
る効果が得られる。また、スキュー用スロットを鉄心の
導体用スロットの設けられる外周部から離れた内周部に
設けるので鉄心の磁気特性に与える影響を小さくでき、
したがってこのスキュー用スロットによる回転電機の回
転特性を悪化させることがない効果も得られる。
【0036】そしてこの発明によるスキュー装置を使用
すると積層鉄心のスキュー作業を自動的に行うことがで
き、省力化できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスキュー方法を示す工程図であ
る。
【図2】この発明に用いる打抜き鉄心板の平面図であ
る。
【図3】この発明によるスキュー治具の実施例を示すも
ので、(a)はその平面図、(b)はその正面図、
(c)はその側面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線の断面図である。
【図5】この発明によるスキュー装置の実施例の正面図
である。
【図6】この発明によるスキュー装置を用いたスキュー
作業の第1工程の正面から見た状態を示す図である。
【図7】この発明によるスキュー装置を用いたスキュー
作業の第1工程の側面から見た状態を示す図である。
【図8】この発明によるスキュー装置を用いたスキュー
作業の第2工程の正面から見た図である。
【図9】この発明によるスキュー装置を用いたスキュー
作業の第3工程を示す正面から見た状態を示す図であ
る。
【図10】この発明によるスキュー装置を用いたスキュ
ー作業の第3工程の側面から見た状態を示す図である。
【図11】この発明によるスキュー装置を用いたスキュ
ー作業の第4工程の側面から見た状態を示す図である。
【図12】従来のスキュー方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 打抜き鉄心板 3 スキュー棒 10 積層鉄心 10c スキュー用スロット 20 スキュー治具 21 本体軸 21c 固定台 22 ねじり軸 22b 駆動台 23 回転止めブロック 24 押上げ軸 25 ばね受け板 27 押圧ばね 28 スキュー棒 30 スキュー装置 31 昇降台 32 駆動装置 40 スキューテーブル 42 嵌合凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に導体用スロットを設け、内周にス
    キュー用のスロットを設けたドーナツ状の打抜き鉄心板
    を、全スロットの位置を揃えて多数積層して積層鉄心を
    形成し、この積層鉄心の内周のスキュー用スロットにス
    キュー棒を挿通してこのスキュー棒をねじってその一端
    を他端に対して変位させることにより各鉄心板をスキュ
    ーさせることを特徴とする積層回転子鉄心のスキュー方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、スキュ
    ー用のスロットを前記打抜き鉄心板の内周の対向する位
    置に2個設けたことを特徴とする積層回転子鉄心のスキ
    ュー方法。
  3. 【請求項3】 外周に導体用スロットを設け、内周にス
    キュー用のスロットを設けたドーナツ状の打抜き鉄心板
    を、全スロットの位置を揃えて多数積層してなる積層鉄
    心の内孔内に挿入可能な本体軸と、この本体軸に回転可
    能に支持されたねじり軸と、基端がこのねじり軸に結合
    され先端が前記本体軸の外周の先端部に揺動可能に結合
    され本体軸が前記積層鉄心の内孔内に挿入されるとき前
    記スキュー用スロットに挿入されるスキュー棒とからな
    るスキュー治具と、このスキュー治具を昇降させて本体
    軸およびスキュー棒を前記積層鉄心の内孔のスキュー用
    スロットの位置に合わせた状態で本体軸の積層鉄心の内
    孔内への挿入・引出しを行う昇降装置と、前記ねじり軸
    を円周方向に駆動する回転駆動装置とを備え、前記昇降
    装置により前記スキュー治具を上昇させて積層鉄心の内
    孔に挿入し、スキュー棒をスキュー用スロットに挿通し
    た状態で、前記駆動装置により前記ねじり軸を所定角度
    回転させて前記スキュー棒の基端側を先端側に対して円
    周方向に移動させて積層鉄心のスキューを行うことを特
    徴とする積層鉄心のスキュー装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、スキュ
    ー棒を1対設け、本体軸の外周の対向する位置に配置し
    たことを特徴とする積層鉄心のスキュー装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の装置におい
    て、スキュー棒を円柱状とし、積層鉄心のスキュー用ス
    ロットを半円状の溝としたことを特徴とする積層鉄心の
    スキュー装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないしは5のいずれかに記載の
    装置において、スキュー棒の先端を本体軸の内側から挿
    通した固定ねじにより本体軸に結合したことを特徴とす
    る積層鉄心のスキュー装置。
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Cited By (6)

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