JP2002171627A - 光ファイバーケーブルの敷設構造および敷設方法ならびに敷設するための部材 - Google Patents

光ファイバーケーブルの敷設構造および敷設方法ならびに敷設するための部材

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JP2002171627A JP2000368222A JP2000368222A JP2002171627A JP 2002171627 A JP2002171627 A JP 2002171627A JP 2000368222 A JP2000368222 A JP 2000368222A JP 2000368222 A JP2000368222 A JP 2000368222A JP 2002171627 A JP2002171627 A JP 2002171627A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 分岐管内面の上部に光ファイバーケーブルを
敷設した構造および敷設する方法ならびに敷設するため
の部材を提供する。 【解決手段】 本管(1)内に敷設している幹光ファイ
バーケーブル(20)、および本管内から各分岐管
(4、5)内に敷設している分岐光ファイバーケーブル
(21、22)に沿って、それぞれに高強度低伸度性の
テンションメンバー(25、26、27)をそれぞれ光
ファイバーケーブルに対して長さ方向にスライド可能に
配置しており、幹テンションメンバー(25)はマンホ
ール(2)から本管内を介して他のマンホール(3)ま
での間で張力が加えられ分岐テンションメンバー(2
6、27)はマンホール(2)から本管内、分岐管内を
経由して分岐管桝(8、9)までの間で張力を加えられ
て、幹光ファイバケーブル及び分岐光ファイバーケーブ
ルを本管内または分岐管内の上部側に敷設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中管路、特に下
水道管路内に、光ファイバーケーブルを敷設した構造お
よび敷設する方法ならびに敷設するための部材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人らによって、光ファイバーケー
ブルを高強度低伸度性のテンションメンバーに対して長
さ方向にスライド可能に配置し、当該テンションメンバ
ーを地中管路内に牽引して、光ファイバーケーブルを地
中管路内に挿入した後に、テンションメンバーに張力を
加えて、光ファイバーケーブルを地中管路内の本管にお
いては上部側に、分岐管内においては弛まないように下
部に沿って敷設する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下水道
管においては、流体が液体のみならず、固形物も流れる
ために、下部に沿って光ファイバーケーブルを敷設する
と、該固形物が引っ掛かる恐れがある。したがって、分
岐管内においても光ファイバーケーブルを上部に敷設
し、流下物との接触をなくすことが使用上最も望まし
い。
【0004】本発明の目的は、分岐管内面の上部に光フ
ァイバーケーブルを敷設した構造および敷設する方法な
らびに敷設するための部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載の光ファイバーケーブルの敷
設構造は、マンホールの間に設けられた本管に少なくと
も一本以上の分岐管が分岐している地中管路において、
本管内に敷設している幹光ファイバーケーブル、および
本管内から各分岐管内に敷設している分岐光ファイバー
ケーブルに沿って、それぞれに高強度低伸度性のテンシ
ョンメンバーをそれぞれ光ファイバーケーブルに対して
長さ方向にスライド可能に配置しており、幹光ファイバ
ーケーブルに沿わせた幹テンションメンバーはマンホー
ルから本管内を介して他のマンホールまでの間で張力が
加えられて本管内の上部側で略直線的に配置して、各光
ファイバーケーブルを本管内の上部側に敷設していると
共に、また分岐光ファイバーケーブルに沿わせた分岐テ
ンションメンバーはマンホールから本管内、分岐管内を
経由して分岐管桝までの間で張力を加えられて、本管内
および分岐管内の上部側で略直線的に配置して、分岐光
ファイバーケーブルを本管内および分岐管内の上部側に
敷設していることを特徴とするものである。この構造に
よると、光ファイバーケーブルが、本管内および分岐管
内の上部側に略直線的に配置される。このため、本管内
および分岐管内を通過する流下物の障害とならない。
【0006】請求項2に記載の光ファイバーケーブルの
敷設構造は、請求項1において、前記本管から分岐管が
分岐している分岐管口に誘導部材が配置され、該誘導部
材によって分岐テンションメンバーを本管内の上部側か
ら分岐管内の上部側に向きを変えて保持して、分岐管内
の上部に相当する該分岐管口部分に分岐光ファイバーケ
ーブルを配置していることを特徴とするものである。こ
の構造によると、光ファイバーケーブルを分岐管内の上
部側に確実に配置できる。特に本管外周面に対して分岐
管がどのような角度で取り付けられていても、分岐管口
の部分において、確実に分岐管内の上部側に配置するこ
とができる。
【0007】請求項3に記載の光ファイバーケーブルの
敷設構造は、請求項1において、前記分岐管に形成して
いる曲管の谷部の内面上部側に固定部材が配置され、該
固定部材の内部または外部に分岐テンションメンバーを
スライド可能に保持し、該曲管内面上部に分岐光ファイ
バーケーブルを配置していることを特徴とするものであ
る。この構造によると、分岐管内で、光ファイバーケー
ブルが弛むことがなく、分岐管内に形成している曲管の
谷部の内面上部側にも光ファイバーケーブルを沿わせて
配置することができる。
【0008】請求項4に記載の光ファイバーケーブルの
敷設構造は、請求項2または3において、前記本管内に
位置する光ファイバーケーブルおよびテンションメンバ
ーが保護管内に配置していることを特徴とする。この構
造によると、光ファイバーケーブルと、テンションメン
バーとが保護管内で、互いに長さ方向にスライド可能と
なるように並設される。
【0009】請求項5に記載の光ファイバーケーブルの
敷設構造は、請求項4において、前記本管内の適宜の個
所で保護管がたるみ防止材により本管内上部側に補助的
に配置していることを特徴とするものである。この構造
によると、保護管が本管内部の上部側に確実に配置され
る。
【0010】請求項6に記載の光ファイバーケーブルの
敷設方法は、マンホールの間に設けられた本管に少なく
とも一本以上の分岐管が分岐している地中管路におい
て、本管内および各分岐管内に光ファイバーケーブルを
敷設する方法であって、本管内に敷設される幹光ファイ
バーケーブルおよび各分岐管内に敷設される分岐光ファ
イバーケーブルに沿って、それぞれに高強度低伸度性の
テンションメンバーを保護管内に挿通して長さ方向にス
ライド可能に配置すると共に、分岐光ファイバーケーブ
ルおよび分岐テンションメンバーを分岐管口に相当する
部分で保護管から外部に取り出しておき、且つ分岐管口
相当部分の保護管外周に誘導部材をスライド可能に取付
けると共に分岐管内の上部に相当する該誘導部材の部分
に分岐光ファイバーケーブルおよび分岐テンションメン
バーを取付けておき、然る後に、保護管をマンホールか
ら本管内を経由して他のマンホールまで引き込んで、幹
光ファイバーケーブルおよび幹テンションメンバーをマ
ンホールから本管内を経由して他のマンホールまで、ま
た分岐光ファイバーケーブルおよび分岐テンションメン
バーをマンホールから本管内の所定の分岐管口付近にそ
れぞれ引き込み、次いで分岐管桝から分岐管口付近に位
置する分岐テンションメンバーを引き上げることによ
り、誘導部材を分岐管口に配置すると共に、分岐管内に
分岐光ファイバーケーブルおよび分岐テンションメンバ
ーを引き込み、最後にマンホール間の幹テンションメン
バーに張力をかけて幹テンションメンバーを本管内の上
部側で略直線的に張ることにより保護管および幹光ファ
イバーケーブルを本管内の上部側に敷設すると共に、マ
ンホールと分岐管桝との間で分岐テンションメンバーに
張力をかけて分岐テンションメンバーを本管内および分
岐管内の上部側で略直線的に張ることにより、分岐光フ
ァイバーケーブルを本管内および分岐管内の上部側に敷
設することを特徴とする。この方法によると、光ファイ
バーケーブルが、本管内および分岐管内の上部側に略直
線的に配置される。このため、本管内および分岐管内を
通過する流下物の障害とならない。特に分岐管内に光フ
ァイバーケーブルの敷設を分岐管一本づつ行うことか
ら、作業が単純でありケーブルやファイバーが引っ掛か
ったり、絡まったりすることが少なくなる。また、分岐
管が本管に対して数多く取り付けられている場合におい
ては、作業員をマンホールと対象分岐管の分岐桝に配置
するだけでよく、最小限の人数で施工が可能であり、コ
スト縮減にもなる。
【0011】請求項7に記載の光ファイバーケーブルの
敷設方法は、請求項6において、前記分岐管に形成して
いる曲管の谷部の内面上部側に固定部材を配置し、該固
定部材の内部または外部に分岐テンションメンバーをス
ライド可能に取付けて、該曲管内面上部に分岐光ファイ
バーケーブルを配置することを特徴とするものである。
この方法によると、分岐管内で、光ファイバーケーブル
が弛むことがなく、分岐管内に形成している曲管の谷部
の内面上部側にも光ファイバーケーブルを沿わせて配置
することができる。
【0012】請求項8に記載の光ファイバーを敷設する
ための部材は、分岐管口に配置するための誘導部材であ
って、分岐管の内径に略相当する外径を有し、少なくと
も断面が半円以上の円柱状挿入部と、該挿入部から連続
して下外方に突出している本管内に敷設する部材をスラ
イド可能に保持する幹スライド部と、該挿入部に設けた
分岐管内に敷設する部材をスライド可能に保持する分岐
スライド部とを有することを特徴とするものである。こ
の部材により、光ファイバーケーブルを分岐管の上部側
に確実に配置することができる。
【0013】請求項9に記載の光ファイバーを敷設する
ための部材は、分岐管内に形成している曲管の谷部の内
面上部側に配置するための固定部材であって、分岐管の
内径に略相当する外径を有し、少なくとも断面が半円以
上の円柱状固定部と、該固定部に設けた分岐管内に敷設
する部材をスライド可能に保持するスライド部とを有す
ることを特徴とするものである。この部材により、分岐
管内で、光ファイバーケーブルが弛むことがなく、分岐
管内に形成している曲管の谷部の内面上部側にも光ファ
イバーケーブルを沿わせて配置することができる。
【0014】請求項10に記載の光ファイバーケーブル
を敷設するための部材は、本管内に配置するための保護
管であって、本管の長さに相当する長さを有し、少なく
とも筒長方向に連続した1つ以上の空間部を有するパイ
プ状であり、分岐管口に相当する部分において厚さ方向
には開口部が設けられていることを特徴とするものであ
る。この部材によると、光ファイバーケーブルと、テン
ションメンバーとが保護管内で、互いに長さ方向にスラ
イド可能とになるように並設される。
【0015】請求項11に記載の光ファイバーを敷設す
るための部材は、本管内に配置するためのたるみ防止材
であって、本管の内径に略相当する外径を有し、少なく
とも断面が半円以上の円柱状であり、その長さ方向の一
部に本管内に敷設する部材をスライド可能に保持するた
めの凹部を少なくとも1つ以上形成したことを特徴とす
るものである。この部材によると、保護管が本管内部の
上部側に確実に配置される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態を説明する。なお、以下の説明において、
管路は下水道管であるものとして説明するが、本発明
は、地中管路内面にフック等の治具を直接取り付けない
ので、対象となる管路系や管種の制限がない。例えば、
鋼管により配管しているガス管路や、鋳鉄管により配管
している水道管路、雨水管路、電力ケーブル管路など、
あらゆる地中管路に適用可能である。また、上述した管
路にマンホールが設けられていない場合には、立杭を形
成して本発明を実施することが可能である。
【0017】図1は、地中管路の一例としての下水道管
路を示すものであって、図中の1は下水道管の本管であ
り、マンホール2と他のマンホール3との間に配管され
ている。そしてその本管1の上部側から、分岐口6、7
において分岐管4、5が分岐し、当該分岐管4、5は各
家庭(図示せず)毎の分岐管桝8、9にまで接続されて
いる。
【0018】一般に本管1は道路に沿って深さ数mの位
置に敷設されており、本管1の斜め側上部に分岐管口
6、7が形成され、分岐管4、5は分岐管口6、7から
急角度で上昇した後、地表近くで角度を変え、緩角度で
分岐管桝8、9に接続されている。
【0019】本実施形態においては、まず、光ファイバ
ーケーブルを敷設する本管1および分岐管4、5内をT
Vカメラで調査し、マンホール2からマンホール3まで
の長さ(この間に別のマンホールが介在していてもよ
い)、マンホール2から分岐管口6、7までの長さ、分
岐管4、5の長さ、およびそれぞれの口径などの数値デ
ーターを測定する。また、管路内に障害物(モルタルの
塊、分岐管の本管内への飛び出し)などがあれば、該障
害物を障害物除去専用機(図示せず、例えば、実開平4
−32808号に記載されている)により撤去し、光フ
ァイバーケーブルの敷設に支障をきたすことのないよう
にしておく。
【0020】次いで、本管1内に牽引策を通線する。通
線の方法としては、ワイヤー等の剛直体を押し込む方法
や、パラシュート状の通線具を空気圧で飛ばす方法、自
走型管内移動車に接続しておく方法などが知られてお
り、これらの公知の方法を適宜採用することができる。
【0021】調査結果に基づき、幹光ファイバーケーブ
ル20、分岐光ファイバーケーブル21、22およびテ
ンションメンバー25、26、27の長さを決め各々を
スライド可能に結合しておく。一例として、幹テンショ
ンメンバー25にワイヤー(高強度低伸度性)を使用
し、分岐テンションメンバー26、27に内外面樹脂被
膜を施し筒長方向に高強度低伸度性の繊維(炭素、アラ
ミドなどのいわゆるスーパー繊維)を一体化したフレキ
シブルステンレス管からなる筒状物とすることが好まし
い。
【0022】幹光ファイバーケーブル20と幹テンショ
ンメンバー25とは、図2に示すように、保護管45内
にそれぞれを挿通することで、スライド可能に結合して
おくことが好ましい。
【0023】また分岐光ファイバーケーブル21、22
と分岐テンションメンバー26、27とは、分岐テンシ
ョンメンバー26、27内に分岐光ファイバーケーブル
を挿通しておくことでスライド可能に結合しておき、さ
らに本管1内に敷設される部分においては、図2に示す
ように保護管45内に挿通しておき、保護管45にマン
ホール2から分岐管口6、7の位置に相当する部分に設
けた開口部46からそれぞれ引き出しておくことが好ま
しい。この保護管45は、本管1内の流体に対する耐薬
品性とマンホール2、3から挿入できる柔軟性を有して
おればよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレ
タン、ポリエステル等のプラスチック類や、これらを繊
維で補強したもの等からなり、本管1の長さに相当する
長さを有し、少なくとも筒長方向に連続した1つ以上の
空間部を有するパイプ状であり、分岐管口に相当する部
分において厚さ方向には開口部が設けられているものが
好ましい。これによって、光ファイバーケーブルと、テ
ンションメンバーとが保護管45内で、互いに長さ方向
にスライド可能とになるように並設することができる。
なお、保護管45の形状は、パイプ状の筒長方向を切り
開いてC字状とし、その両端部をオーバーラップさせて
内部に空間部を形成したものを使用してもよく、この形
状の場合は内部に部材を配置する作業が切り開き部から
行えるので容易である。
【0024】なお保護管45は、図2に示すように一本
で実施してもよいし、例えば、図6に示すように3本使
用して各々を結束させて全体の荷重を幹テンションメン
バー25に負担させる構造とし、保護管45それぞれに
光ファイバーケーブル20、21、22を入線してもよ
い。もちろん、保護管45が複数の空洞を有する一体も
のを使用してもよい。また、保護管45それぞれを結束
させない場合には、保護管45それぞれに幹テンション
メンバー25を入れておくことが必要となる。
【0025】さらにテンションメンバー25、26、2
7は、高強度低伸度性の材料よりなり、それが光ファイ
バーケーブル20、21、22と平行して延び、且つテ
ンションメンバー25、26、27と光ファイバーケー
ブル20、21、22とが互いに長さ方向にゆとりをも
って移動可能となっている。
【0026】図11はテンションメンバー25、26、
27の一例を示すものであって、ポリパラフェニレンベ
ンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、
炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性
繊維よりなる、ロープ、紐、ベルトなどの長尺体や、ス
テンレスワイヤーなどを使用することができる。
【0027】そしてそのテンションメンバー25、2
6、27に対して、光ファイバーケーブル20、21、
22が若干弛んだ状態で並設され、その両者が結束用紐
状物30によって部分的に結束されている。
【0028】従って、この構造においては、光ファイバ
ーケーブル20、21、22とテンションメンバー2
5、26、27とは結束用紐状物30で結束されること
により、部分的に多少の融通性を有した状態で結合され
ており、且つ結束用紐状物30間においては光ファイバ
ーケーブル20、21、22はテンションメンバー2
5、26、27より僅かに長さが長く、全体としてその
両者は互いに長さ方向にスライド可能となっている。
【0029】また図11においては、分岐管45内に挿
入される分岐テンションメンバー27を、本管1内の分
岐管口7に相当する部分で本管1内の幹テンションメン
バー25と、結束用紐状物31によって結束している。
【0030】このようにしておくことで、光ファイバー
ケーブルを下水道管路内に敷設した後に、分岐管桝9か
らテンションメンバー27に張力を加えると、テンショ
ンメンバー25を分岐管口7の部分で分岐管5の方向に
手繰り寄せることができ、光ファイバーケーブル20を
本管1の中間地点で本管1内の上部側に引っ張ることが
可能となり、光ファイバーケーブル20をさらに弛むこ
となく本管1内に敷設することができる。
【0031】図12(a)は、光ファイバーケーブル2
0、21、22に対して、テンションメンバー25、2
6、27をスライド可能に一体化した構造の、他の形態
を示すものであって、テンションメンバー25、26、
27はパイプ状であり、そのテンションメンバー25、
26、27の内部に光ファイバーケーブル20、21、
22がスライド可能に挿通されている。
【0032】図12(b)は図12(a)の拡大横断面
図であって、テンションメンバー25、26、27は、
ステンレスなどの金属パイプ35の内外面に防食用の樹
脂被膜36が被覆されている。金属パイプ35の内部に
は、二本の光ファイバー23の外面に防食用の樹脂被膜
24を被覆した二心型の光ファイバーケーブル20、2
1、22が挿入されている。なお光ファイバーケーブル
は二心型に限らず、四心型その他の形式のものも使用可
能である。特に幹光ファイバーケーブル20は、分岐の
数により200心以上のものも使用されている。
【0033】金属パイプ35の内面被膜の内径を光フア
イバーケーブル20、21、22の外径より大きく構成
することで、光ファイバーケーブル20、21、22は
金属パイプ35内でスライド可能とすることができる。
なお金属パイプ35は柔軟であって屈曲し得るものであ
ることが好ましい。また防食用被膜36の厚みの内部に
は、光ファイバー23と共に線状の高強度低伸度性繊維
37を埋め込んで、長さ方向に対して補強しておくこと
が好ましい。
【0034】次いで、分岐テンションメンバー26、2
7の幹テンションメンバー25との分岐位置、即ち、保
護管45の開口部付近に、図3に示すような各誘導部材
Aを取り付けておく。誘導部材Aは、分岐管4、5の内
径に略相当する外径を有し、断面が半円以上の円柱挿入
部33と、この円柱挿入部33から連続して下外方に突
出している本管1内に敷設する部材をスライド可能に保
持する幹スライド部31と、該挿入部33に設けた分岐
管4、5内に敷設する部材をスライド可能に保持する分
岐スライド部32とで構成されている。この誘導部材A
に設けた幹スライド部31に保護管45をスライド可能
に通しておき、分岐テンションメンバー26、27およ
び分岐光ファイバーケーブル21、22を分岐スライド
部にスライド可能に通しておく。幹スライド部31およ
び分岐スライド部32は穴によって形成していてもよい
し、パイプ状(図10参照)であってもよい。
【0035】また、誘導部材Aの分岐スライド部32よ
り取り出した、分岐テンションメンバー26、27およ
び分岐光ファイバーケーブル21、22は小さく丸めて
おき、作業中保護管45に巻きつかないようにしておく
ことが好ましい。なお、保護管45を使用しない場合に
は、幹テンションメンバー25に誘導部材Aを取り付け
ておく。
【0036】次に本管1内等に、光ファイバーケーブル
20、21、22を敷設する方法について説明する。
【0037】予め、マンホール2、3間に通しておいた
牽引策の一端に保護管(テンションメンバー25)45
を接続し、牽引策の他端を引き取って、保護管45をマ
ンホール2からマンホール3まで入線する。また分岐桝
8、9よりTVカメラを挿入して、誘導部材Aが分岐管
口6、7付近に位置しているか確認する。
【0038】なお、各誘導部材Aの本管1内の移動時
に、誘導部材Aが管内壁との摩擦で傷つくことや、管路
の段差などに引っ掛かる恐れがあるときには、本管1内
を移動可能な台車や簡易船の上に載せて、牽引策と同時
に引き込むことが好ましい。
【0039】次いで、分岐桝8から図7に示すような鉤
状の冶具38をロッドの先端に装備した作業棒を挿入
し、TVカメラで確認しながらテンションメンバー26
を冶具38に引っ掛けて、テンションメンバー26およ
び分岐光ファイバーケーブル21を分岐桝8から取り出
す。このとき、本管1内の保護管45(テンションメン
バー25)を動かして、テンションメンバー26を作業
棒に引っ掛けやすい位置に微調整する。また、幹テンシ
ョンメンバー25に仮のテンションを加えておくことも
好ましく、適宜現場状況に合わせて採用する。
【0040】次に分岐桝8でテンションメンバー26を
引き取り、誘導部材Aの先端部を分岐管口6に挿入す
る。テンションメンバー26を引き取っても誘導部材A
の先端の向きが変わらない場合は、図8に示すようなエ
アーパッカー39を収縮した状態で分岐桝8から分岐管
口6に挿入し、誘導部材Aの内面に挿入して膨張させ、
エアー注入部を引き取って誘導部材Aの先端の向きを分
岐管4の方向に変更することが好ましい。誘導部材Aの
分岐管口6の固定方法としては、誘導部材Aの円柱状挿
入部33外面に接着剤や粘着剤、を予め塗布しておき、
分岐管4内面との接触により固定してもよいし、円柱状
挿入部33外面にゴム、スポンジなどの弾性体を付与す
るか、先細りのテーパー面を形成しておき摩擦による圧
着で固定してもよい。
【0041】また、誘導部材Aとして、図10に示すよ
うな形状のものを使用することもできる。このような誘
導部材Aを使用する場合は、円柱状固定部41を細線な
どで縮径しておき分岐管4内に挿入後に細線を切断し縮
径を開放して円柱状固定部41を拡径し、分岐管4内に
円柱状固定部41を固定する。また、この場合、前述の
図3に示す形状の誘導部材Aと同様に、円柱状固定部4
1外面に接着剤や粘着剤、を予め塗布しておき、分岐管
4内面との接触により固定してもよいし、円柱状固定部
41外面にゴム、スポンジなどの弾性体を付与するか、
先細りのテーパー面42を形成しておき摩擦による圧着
で固定してもよい。
【0042】他の分岐管5においても、同様な作業を順
次実施し、分岐桝9から分岐光ファイバーケーブル22
および分岐テンションメンバー27を取り出し、誘導部
材Aを分岐管口7に挿入、固定しておく。
【0043】次に、マンホール2および3に取り付け
た、例えばドラム型巻き取り式の手動ウィンチとフック
が対になったテンション機構34を用いてテンションメ
ンバー25を片側はフックに固定し、他方はウィンチで
張力を加え、保護管45およびそれぞれの光ファイバー
ケーブルおよびテンションメンバーを本管1内の上部側
に敷設する。
【0044】ここで図9に示すような分岐管4が直管の
場合には、このまま分岐管桝8、9に取り付けたテンシ
ョン機構34で分岐テンションメンバー26、27に張
力を加えることで、分岐管4、5内の上部に分岐光ファ
イバーケーブル21、22を敷設することができる。
【0045】ところが、例えば、分岐管4、5が図1に
示すような曲管の場合、単に分岐管桝8、9に取り付け
たテンション機構34で分岐テンションメンバー26、
27に張力を加えるだけでは、分岐管4、5の曲管の谷
部11の内面上部に沿って、光ファイバーケーブル2
1、22を敷設することができない。したがって、この
場合は、分岐管4、5の曲管の谷部11に、例えば、図
5に示すような固定部材Bを谷部11の内面上部に沿っ
て配置する。
【0046】配置方法は、分岐桝8に到達しているテン
ションメンバー26および光ファイバーケーブル21を
固定部材Bのスライド部42の中に通しながら、円柱状
固定部43を縮径して曲管部付近に移動させる。移動手
段としては、前述したエアパッカーの外部に取り付ける
方法や専用の装置を用いてもよい。スライド部42を曲
管の谷部11の内面上部に配置したならば、誘導部材A
のときと同様に円柱状固定部43を分岐管4、5内に固
定する。
【0047】本管1内に保護管45や幹テンションメン
バー25にたるみが生じた場合には、本管1内に図4に
示すたるみ防止材50を図1のように配置する。たるみ
防止材50の移動方法や固定方法は、固定部材Bや誘導
部材Aの場合と同様に円柱状固定部51によって固定す
る。
【0048】次に、本発明の第2の実施形態例として、
分岐管の数が少ない場合についての、本管および分岐管
内に通線を行う方法について説明する。
【0049】まず、前述の実施形態例と同様に、光ファ
イバーケーブルを敷設する本管1および分岐管4、5内
をTVカメラで調査し、マンホール2からマンホール3
までの長さ(この間に別のマンホールが介在していても
よい)、マンホール2から分岐管口6、7までの長さ、
分岐管4、5の長さ、およびそれぞれの口径などの数値
データーを測定する。また、管路内に障害物(モルタル
の塊、分岐管の本管内への飛び出し)などがあれば、該
障害物を障害物除去専用機(図示せず、例えば、実開平
4−32808号に記載されている)により撤去し、光
ファイバーケーブルの敷設に支障をきたすことのないよ
うにしておく。次いで、本管1、分岐管4、5のそれぞ
れに牽引策を通線する。
【0050】次に、各牽引策の一端に保護管45または
テンションメンバー25、テンションメンバー26、テ
ンションメンバー27をそれぞれ接続し、各牽引策の他
端をほぼ同時に引き取って、光ファイバーケーブル2
0、21、22およびテンションメンバー25、26、
27をマンホール2からマンホール3および分岐桝8、
9まで入線すると共に、TVカメラで確認して誘導部材
Aを本管1内の分岐管口6、7付近に位置させる。
【0051】次いで、本管1内のテンションメンバー2
5を動かして、誘導部材Aを分岐管口6の真下に配置す
る。分岐桝8でテンションメンバー26を引き取り、誘
導部材Aの先端部を分岐管口6に挿入する。テンション
メンバー26を引き取っても誘導部材Aの先端の向きが
変わらない場合は、エアーパッカーを収縮した状態で分
岐桝8から挿入し、誘導部材Aの内面に挿入して膨張さ
せ、誘導部材Aの先端の向きを分岐管4の方向に変更す
ることが好ましい。
【0052】また他の分岐管5においても、同様な作業
を実施し、分岐桝9から分岐光ファイバーケーブル22
を取り出しておく。なお、TVカメラは本管1内または
分岐管4内のどちらに配置しても良い。
【0053】分岐管口6、7に誘導部材Aを取り付けた
ならば、マンホール2、3に取り付けたテンション機構
34を用いて本管1内のテンションメンバー25に張力
を加え、本管1内上部にそれぞれの部材を位置させる。
【0054】最後に分岐管4、5が、図1に示すような
曲管の場合は、前述同様に谷部11に固定部材Bを配置
する。なお、固定部材Bの配置は、準備作業時に予め行
っても良い。この場合はスライド部に牽引策11、12
を通線しておくこととなる。
【0055】なお、誘導部材A、固定部材B、たるみ防
止材50の材質については、管と同質の樹脂製、例え
ば、硬質塩化ビニルや高密度ポリエチレンなど、または
金属を採用することができる。特にこれらの部材の円柱
部を縮径しておいて、拡径して管内壁に圧着させるタイ
プの材質には、該円柱部に反撥性を付与するため、少な
くとも該円柱内部に軟質塩化ビニルや中密度以下のポリ
エチレン、またはバネ鋼材を単独または組み合わせて使
用することが好ましい。
【0056】さらに、各部材の円柱部の端部において、
外面に向かって先細りのテーパー面を形成することによ
り、流下物の引っ掛かりや、管路診断時の高圧洗浄によ
る移動も防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
下水管等の地中管内の内面の上部側に確実に光ファイバ
ーケーブルを敷設することが可能となり、下水管等の地
中管内の流下物の障害となることがない。また、光ファ
イバーケーブルを敷設する際に、特殊な器具等を特に使
用する必要もなく、容易に且つ確実に光ファイバーケー
ブルを下水管等の地中管内の内面の上部側に敷設するこ
とが可能となる。このため、施工費用も大幅に低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバーケーブルの敷設構造
を示す全体概略図である。
【図2】保護管および保護管内に嵌挿されている光ファ
イバーケーブルの一例を示す図である。
【図3】分岐管内の上部側に光ファイバーケーブルを敷
設できるように、光ファイバーケーブルを誘導する誘導
部材の斜視図である。
【図4】たるみ防止材の一例を示す図である。
【図5】曲管の谷部の内面上部に光ファイバーケーブル
を敷設できるように、光ファイバーケーブルを固定する
固定部材を示す図である。
【図6】保護管の形態の一例を示す断面図である。
【図7】テンションメンバーを引っ張る治具の一例を示
す図である。
【図8】誘導部材の位置決めをするために用いられる治
具の一例を示す図である。
【図9】本発明に係る光ファイバーケーブルの敷設構造
の他の形態例を示す全体概略図である。
【図10】分岐管内の上部側に光ファイバーケーブルを
敷設できるように、光ファイバーケーブルを誘導する誘
導部材の他の例を示す斜視図である。
【図11】光ファイバーケーブルにテンションメンバー
を部分的に係止した状態を示す図である。
【図12】パイプ状のテンションメンバーに光ファイバ
ーケーブルを挿通した状態を示すものであって、(a)
は斜視図であり、(b)はその拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 本管 2,3 マンホール 4,5 分岐管 6,7 分岐管口 8,9 分岐管桝 11 谷部 20,21,22 光ファイバーケーブル 25,26,27 テンションメンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 文明 千葉県市川市塩焼2丁目2−2−209 (72)発明者 八木 伊三郎 兵庫県尼崎市西難波町4丁目11−10 (72)発明者 東 克彦 大阪府茨木市水尾2丁目3−6 (72)発明者 岸部 伸康 大阪府大東市川中新町16−506 Fターム(参考) 2H001 BB01 BB15 DD24 KK06 KK07 KK17 KK19 2H038 AA21 CA68

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール(2、3)の間に設けられた
    本管(1)に少なくとも一本以上の分岐管(4、5)が
    分岐している地中管路において、本管(1)内に敷設し
    ている幹光ファイバーケーブル(20)、および本管
    (1)内から各分岐管(4、5)内に敷設している分岐
    光ファイバーケーブル(21、22)に沿って、それぞ
    れに高強度低伸度性のテンションメンバー(25、2
    6、27)をそれぞれ光ファイバーケーブルに対して長
    さ方向にスライド可能に配置しており、幹光ファイバー
    ケーブル(20)に沿わせた幹テンションメンバー(2
    5)はマンホール(2)から本管(1)内を介して他の
    マンホール(3)までの間で張力が加えられて本管
    (1)内の上部側で略直線的に配置して、各光ファイバ
    ーケーブル(20)を本管(1)内の上部側に敷設して
    いると共に、また分岐光ファイバーケーブル(21、2
    2)に沿わせた分岐テンションメンバー(26、27)
    はマンホール(2)から本管(1)内、分岐管(4、
    5)内を経由して分岐管桝(8、9)までの間で張力を
    加えられて、本管(1)内および分岐管(4、5)内の
    上部側で略直線的に配置して、分岐光ファイバーケーブ
    ル(21、22)を本管(1)内および分岐管(4、
    5)内の上部側に敷設していることを特徴とする光ファ
    イバーケーブルの敷設構造。
  2. 【請求項2】 前記本管(1)から分岐管(4、5)が
    分岐している分岐管口(6、7)に誘導部材(A)が配
    置され、該誘導部材(A)によって分岐テンションメン
    バー(26、27)を本管(1)内の上部側から分岐管
    (4、5)内の上部側に向きを変えて保持して、分岐管
    (4、5)内の上部に相当する該分岐管口(6、7)部
    分に分岐光ファイバーケーブル(21、22)を配置し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバー
    ケーブルの敷設構造。
  3. 【請求項3】 前記分岐管(4、5)に形成している曲
    管の谷部の内面上部側に固定部材(B)が配置され、該
    固定部材(B)の内部または外部に分岐テンションメン
    バー(26、27)をスライド可能に保持し、該曲管内
    面上部に分岐光ファイバーケーブル(21、22)を配
    置していることを特徴とする請求項1に記載の光ファイ
    バーケーブルの敷設構造。
  4. 【請求項4】 前記本管(1)内に位置する光ファイバ
    ーケーブル(20、21、22)およびテンションメン
    バー(25、26、27)が保護管(45)内に配置し
    ていることを特徴とする請求項2または3に記載の光フ
    ァイバーケーブルの敷設構造。
  5. 【請求項5】 前記本管(1)内の適宜の個所で保護管
    (45)がたるみ防止材(50)により本管(1)内上
    部側に補助的に配置していることを特徴とする請求項4
    に記載の光ファイバーケーブルの敷設構造。
  6. 【請求項6】 マンホール(2、3)の間に設けられた
    本管(1)に少なくとも一本以上の分岐管(4、5)が
    分岐している地中管路において、本管(1)内および各
    分岐管(4、5)内に光ファイバーケーブル(20、2
    1、22)を敷設する方法であって、本管(1)内に敷
    設される幹光ファイバーケーブル(20)および各分岐
    管(4、5)内に敷設される分岐光ファイバーケーブル
    (21、22)に沿って、それぞれに高強度低伸度性の
    テンションメンバー(25、26、27)を保護管(4
    5)内に挿通して長さ方向にスライド可能に配置すると
    共に、分岐光ファイバーケーブル(21、22)および
    分岐テンションメンバー(26、27)を分岐管口
    (6、7)に相当する部分で保護管(45)から外部に
    取り出しておき、且つ分岐管口(6、7)相当部分の保
    護管(45)外周に誘導部材(A)をスライド可能に取
    付けると共に分岐管(4、5)内の上部に相当する該誘
    導部材(A)の部分に分岐光ファイバーケーブル(2
    1、22)および分岐テンションメンバー(26、2
    7)を取付けておき、然る後に、保護管(45)をマン
    ホール(2)から本管(1)内を経由して他のマンホー
    ル(3)まで引き込んで、幹光ファイバーケーブル(2
    0)および幹テンションメンバー(25)をマンホール
    (2)から本管(1)内を経由して他のマンホール
    (3)まで、また分岐光ファイバーケーブル(21、2
    2)および分岐テンションメンバー(26、27)をマ
    ンホール(2)から本管(1)内の所定の分岐管口
    (6、7)付近にそれぞれ引き込み、次いで分岐管桝
    (8、9)から分岐管口(6、7)付近に位置する分岐
    テンションメンバー(26、27)を引き上げることに
    より、誘導部材(A)を分岐管口(6、7)に配置する
    と共に、分岐管(4、5)内に分岐光ファイバーケーブ
    ル(21、22)および分岐テンションメンバー(2
    6、27)を引き込み、最後にマンホール(2、3)間
    の幹テンションメンバー(25)に張力をかけて幹テン
    ションメンバー(25)を本管(1)内の上部側で略直
    線的に張ることにより保護管(45)および幹光ファイ
    バーケーブル(20)を本管(1)内の上部側に敷設す
    ると共に、マンホール(2)と分岐管桝(8、9)との
    間で分岐テンションメンバー(26、27)に張力をか
    けて分岐テンションメンバー(26、27)を本管
    (1)内および分岐管(4、5)内の上部側で略直線的
    に張ることにより、分岐光ファイバーケーブル(21、
    22)を本管(1)内および分岐管(4、5)内の上部
    側に敷設することを特徴とする光ファイバーケーブルの
    敷設方法。
  7. 【請求項7】 前記分岐管(4、5)に形成している曲
    管の谷部の内面上部側に固定部材(B)を配置し、該固
    定部材(B)の内部または外部に分岐テンションメンバ
    ー(26、27)をスライド可能に取付けて、該曲管内
    面上部に分岐光ファイバーケーブル(21、22)を配
    置することを特徴とする請求項6に記載の光ファイバー
    ケーブルの敷設方法。
  8. 【請求項8】 分岐管口(6、7)に配置するための誘
    導部材(A)であって、分岐管(4、5)の内径に略相
    当する外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円柱状
    挿入部と、該挿入部から連続して下外方に突出している
    本管(1)内に敷設する部材をスライド可能に保持する
    幹スライド部と、該挿入部に設けた分岐管(4、5)内
    に敷設する部材をスライド可能に保持する分岐スライド
    部とを有することを特徴とする光ファイバーを敷設する
    ための部材。
  9. 【請求項9】 分岐管(4、5)内に形成している曲管
    の谷部の内面上部側に配置するための固定部材(B)で
    あって、分岐管(4、5)の内径に略相当する外径を有
    し、少なくとも断面が半円以上の円柱状固定部と、該固
    定部に設けた分岐管(4、5)内に敷設する部材をスラ
    イド可能に保持するスライド部とを有することを特徴と
    する光ファイバーを敷設するための部材。
  10. 【請求項10】 本管(1)内に配置するための保護管
    (45)であって、本管(1)の長さに相当する長さを
    有し、少なくとも筒長方向に連続した1つ以上の空間部
    を有するパイプ状であり、分岐管口(6、7)に相当す
    る部分において厚さ方向には開口部が設けられているこ
    とを特徴とする光ファイバーケーブルを敷設するための
    部材。
  11. 【請求項11】 本管(1)内に配置するためのたるみ
    防止材(50)であって、本管(1)の内径に略相当す
    る外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円柱状であ
    り、その長さ方向の一部に本管(1)内に敷設する部材
    をスライド可能に保持するための凹部を少なくとも1つ
    以上形成したことを特徴とする光ファイバーを敷設する
    ための部材。
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