JP2002171368A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002171368A
JP2002171368A JP2001105264A JP2001105264A JP2002171368A JP 2002171368 A JP2002171368 A JP 2002171368A JP 2001105264 A JP2001105264 A JP 2001105264A JP 2001105264 A JP2001105264 A JP 2001105264A JP 2002171368 A JP2002171368 A JP 2002171368A
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JP2001105264A
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English (en)
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Kenji Tanaka
健二 田中
Shinya Kishi
信哉 貴志
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希望する枚数または部数の変更が生じた場合
でも、複写処理の終了を待つことなく、即時に希望枚数
または部数を変更することが可能な画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 画像形成中に、画像形成枚数または部数
の増減設定値を受け付ける受付手段(ステップS99)
と、増減設定値を受け付けることにより割り込み処理が
発生した場合は、該割り込み処理に起因する画像形成の
停止処理を禁止する禁止手段(ステップS910)とに
より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に原稿の画像を読み取ってディジタル化し、該デ
ィジタル化した画像データを記憶部に記憶し、該記憶部
に記憶した画像データを適宜読み出して、希望する枚数
または部数分の画像を得るべく入力された初期設定値分
の画像形成を行う画像形成装置及び画像形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログ式の複写機に代わり、複
数頁から構成される原稿を走査により読み取り、読み取
った画像データをハードディスク装置等に記憶してお
き、記憶した画像データを適宜読み出して複写を行うデ
ィジタル複写機が開発されている。ディジタル複写機に
関しては、例えば特開平9−190117号公報に開示
されている。
【0003】特開平9−190117号公報には、複写
処理の終了後、コピー枚数の追加要求がある場合、ハー
ドディスクに記憶した原稿を読み出して、再度コピーを
実行する画像形成装置が開示されている。すなわち、個
人コードに関連づけて、走査により得られた画像データ
を記憶しておき、複写終了後、個人データに基づいて、
画像データを読み出して再度該画像データに係る複写を
実行するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数頁から構
成される原稿を、複数枚数または複数部数複写を行って
いる途中で、最初に設定した複写枚数を変更する場合、
従来のアナログ式複写機では、原稿を一枚ずつ走査し
て、複写しているため、既に走査し終えた原稿を複写す
ることができず、一度最初に設定した枚数を複写した
後、再度原稿をセットして追加枚数または部数を入力し
複写し直さなければならず、その作業は極めて煩雑にな
るという問題があった。
【0005】また、特開平9−190117号公報に開
示の画像形成装置では、複写枚数に変更が生じた場合、
複写処理が終了してからでなければ、変更後の複写を実
行することができず、即応性に欠けるという問題があっ
た。さらに一旦ジョブが終了してから再度複写を行うの
で、変更前に排出された排紙トレイとは無関係の排紙ト
レイへ、複写後の形成画像が排出される結果、その排出
された形成画像を再度仕分ける必要があり、不便きわま
りないものであった。しかも、個人データを入力する必
要があり、その入力している時間分だけ処理が遅延する
という問題も発生する。
【0006】特に、従来のディジタル複写機は、複写処
理が終了した後でなければ、枚数または部数変更を行う
ことができず、枚数または部数を減少させる変更要求が
生じた場合、不必要な枚数または部数の複写物を生成し
てしまい、資源の浪費を招来していた。このため、従来
の画像形成装置は、枚数または部数を減少させる場合、
MPUに対して割り込み処理を行い、強制終了処理を実
行することによって複写処理を一旦終了させていた。
【0007】この場合、割り込み処理により画像形成を
中断することにより、画像形成時間が遅延するという問
題もあった。しかも、割り込み処理により、画像形成を
強制終了した場合、初期設定値がリセットされるので、
再度必要な枚数または部数をユーザが計算して、初期設
定値を入力し直す必要があり、ユーザの負担が増大する
という問題もあった。
【0008】また、読み取られた原稿の各頁の画像形成
枚数を詳細に決定することが困難であるという問題もあ
った。例えば、複数頁から構成される原稿の第1頁から
第m頁までは10部ずつ、第m+1頁から第n頁までは
5部ずつ等、詳細な設定が行えなかった。さらに、画像
形成時の倍率、品位等の設定を頁毎にきめ細かに設定す
ることもできないという問題があった。
【0009】また、従来は、複数の頁から構成される一
の原稿を一度に読み取らせ、その読み取った一の原稿に
ついてのみ画像形成処理を実行していたため、その間、
ユーザは前記原稿の画像形成処理が終了するまで、他の
原稿の処理を開始することができないという問題があっ
た。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、希望する枚数または
部数の変更が生じた場合でも、複写処理の終了を待つこ
となく、即時に希望枚数または部数を変更することが可
能な画像形成装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、希望する枚数
または部数の変更が生じた場合でも、MPUに対する割
り込み処理に起因する画像形成停止処理を禁止すること
により、画像形成処理を継続して行うことで、画像形成
時間の短縮を図ると共に、初期設定値を再度入力すると
いうユーザの負担を大幅に低減することが可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、枚数または部
数を増加させた場合に、その後の複写処理の状況を容易
に把握することができると共に、再度枚数または部数の
変更が生じた場合に、その変更を容易に実行することが
可能な操作性に優れる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の他の目的は、枚数または部
数を減少させた場合に、その後の複写処理の状況を容易
に把握することができると共に、減少させた枚数または
部数を容易に把握することができる画像形成装置を提供
することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、複数枚から構
成される原稿を、各頁について複数枚数複写処理をして
いる際に、その枚数の変更が発生した場合でも、その頁
から最終頁については変更後の枚数を複写することが可
能な応用性の高い画像形成装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、複数枚から構
成される原稿を、各頁について複数枚数複写処理をして
いる際に、その枚数の増加変更が生じた場合は、その頁
から最終頁についてはもちろん、既に複写処理を終えた
第1頁から前ページまでについても変更後の複写処理を
実行することが可能な応用性の高い画像形成装置を提供
することにある。さらに、追加形成した各頁の画像を、
各頁に対応する排紙トレイに排出することで、ユーザが
後で仕分けする必要がなくなる、機能性の高い画像形成
装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、複数枚から構
成される原稿を、各頁について複数枚数複写処理をして
いる際に、その枚数の減少変更が生じた場合は、既に複
写処理が終了している第1頁から前ページについては、
余剰複写が発生しているため、余剰が発生しているペー
ジ数を表示することによって、ユーザが、余剰が発生し
ている頁を容易に認識することが可能な画像形成装置を
提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、読み取った各
画像データについての画像形成枚数を設定することによ
り、より詳細な設定下で画像形成することが可能な画像
形成方法及び画像形成装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、種類の異なる
原稿の読み取り時に原稿情報を認識させることにより、
複数種類の原稿を同時に読み込むことが可能であり、ま
た迅速に画像形成することが可能な画像形成装置及び画
像形成方法を提供することにある。
【0019】また、本発明の他の目的は、倍率率など頁
毎の画像形成時の設定情報を受け付けることにより、さ
らに高度な画像形成を実現することが可能な画像形成装
置及び画像形成方法を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、頁毎、または
原稿毎に分類して画像形成後の記録紙を排出することに
より、多くの原稿を画像形成した場合でも、ユーザが画
像形成された記録紙を取り扱う際の誤認を防止すること
が可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供すること
にある。
【0021】さらに、本発明の他の目的は、原稿の両面
読み取り時に、排出される原稿が頁順に正しく積層され
た状態で排出される画像形成装置及び画像形成方法を提
供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、画像データを記憶部に記憶し、該記憶部に記憶し
た画像データを読み出して、入力された初期設定値分の
画像形成を行う画像形成装置において、画像形成中に、
画像形成枚数または部数の増減設定値を受け付ける受付
手段と、該受付手段により増減設定値が受け付けられた
ときの画像形成すべき残りの枚数または部数を示す残設
定値を算出する残設定値算出手段と、該残設定値算出手
段により算出した残設定値、及び前記受付手段により受
け付けた増減設定値、に基づいて受け付け後の残設定値
を算出する受付後残設定値算出手段とを備えることを特
徴とする。
【0023】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により増減設定値を受け付けることにより割り込み処
理が発生した場合は、該割り込み処理に起因する画像形
成の停止処理を禁止する禁止手段を更に備えることを特
徴とする。
【0024】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により受け付けた増減設定値が増加設定値である場合
は、1枚または1部数の画像形成の都度、前記受付手段
により受け付けた増減設定値、及び前記受付後残設定値
算出手段により算出した受け付け後の残設定値を、それ
ぞれ減算して表示する増加時表示手段を更に備えること
を特徴とする。
【0025】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により受け付けた増減設定値が減少設定値である場合
は、1枚または1部数の画像形成の都度、前記残設定値
算出手段により算出した残設定値、及び前記受付後残設
定値算出手段により算出した受け付け後の残設定値を、
それぞれ減算して表示する減少時表示手段を更に備える
ことを特徴とする。
【0026】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により増減設定値を受け付けた頁について、前記受付
後残設定値算出手段により算出した受け付け後の残設定
値に基づいて、画像形成を行う残画像形成手段と、該残
画像形成手段により、画像形成を行った頁について画像
形成が終了した場合は、前記頁の次頁から原稿最終頁ま
での前記初期設定値を、前記受付手段により受け付けた
増減設定値に基づいて変更する変更手段を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0027】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により受け付けた増減設定値が増加設定値である場合
は、前記原稿の第1頁から前記受け付けた頁の前頁まで
について、再度前記受付手段により受け付けた増加設定
値に基づいて画像形成を行う手段と、該手段により形成
した各頁の画像を対応する排紙トレイへ排出する排出手
段とを更に備えることを特徴とする。
【0028】本発明に係る画像形成装置は、前記受付手
段により受け付けた増減設定値が減少設定値である場合
は、前記受け付けた頁の前頁を表示する手段を更に備え
ることを特徴とする。
【0029】本発明に係る画像形成装置は、複数の頁か
ら構成される原稿を読み取り、読み取った各頁の画像デ
ータを記憶部に記憶し、該記憶部に記憶した画像データ
を読み出して、各頁の画像形成を行う画像形成装置にお
いて、前記各頁の画像データを識別情報に対応づけて記
憶する識別情報記憶手段と、前記記憶した識別情報を表
示する表示手段と、前記識別情報に対応する画像形成枚
数を受け付ける手段と、前記識別情報に対応する画像デ
ータを、前記受け付けた画像形成枚数、画像形成する画
像形成手段とを備えることを特徴とする。
【0030】本発明に係る画像形成装置は、原稿を特定
するための原稿情報を受け付ける手段を更に備え、前記
識別情報記憶手段は、前記各頁の画像データを識別情報
及び前記受け付けた原稿情報に対応づけて記憶するよう
構成してあり、前記表示手段は、前記記憶した識別情報
及び原稿情報を表示するよう構成してあることを特徴と
する。
【0031】本発明に係る画像形成装置は、画像形成を
行う際の設定に関する設定情報を受け付ける手段を更に
備え、前記識別情報記憶手段は、前記各頁の画像データ
を識別情報、前記受け付けた原稿情報及び設定情報に対
応づけて記憶するよう構成してあり、前記画像形成手段
は、前記識別情報に対応する画像データを、前記受け付
けた画像形成枚数、前記設定情報に従って画像形成する
よう構成してあることを特徴とする。
【0032】本発明に係る画像形成装置は、前記設定情
報は、画像形成する色に関する情報、画像形成の倍率に
関する情報、記録紙に対する画像形成面に関する情報、
一枚の記録紙に画像形成される画像データ数に関する情
報または画像形成の品位に関する情報を含むことを特徴
とする。
【0033】本発明に係る画像形成装置は、前記識別情
報記憶手段に記憶した識別情報または原稿情報に基づい
て、画像形成された記録紙を分類して排出する手段を更
に備えることを特徴とする。
【0034】本発明に係る画像形成装置は、原稿の読み
取りが両面であり、該原稿の裏面の読み取りが終了した
場合、該原稿の表裏を反転させて排出する手段を更に備
えることを特徴とする。
【0035】本発明に係る画像形成方法は、複数の頁か
ら構成される原稿を読み取り、読み取った各頁の画像デ
ータを記憶部に記憶し、該記憶部に記憶した画像データ
を読み出して、各頁の画像形成を行う画像形成方法にお
いて、前記各頁の画像データを識別情報に対応づけて記
憶する識別情報記憶ステップと、前記記憶した識別情報
を表示する表示ステップと、前記識別情報に対応する画
像形成枚数を受け付けるステップと、前記識別情報に対
応する画像データを、前記受け付けた画像形成枚数、画
像形成する画像形成ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0036】本発明に係る画像形成方法は、原稿を特定
するための原稿情報を受け付けるステップを更に備え、
前記識別情報記憶ステップは、前記各頁の画像データを
識別情報及び前記受け付けた原稿情報に対応づけて記憶
し、前記表示ステップは、前記記憶した識別情報及び原
稿情報を表示することを特徴とする。
【0037】本発明に係る画像形成方法は、画像形成を
行う際の設定に関する設定情報を受け付けるステップを
更に備え、前記識別情報記憶ステップは、前記各頁の画
像データを識別情報、前記受け付けた原稿情報及び設定
情報に対応づけて記憶し、前記画像形成ステップは、前
記識別情報に対応する画像データを、前記受け付けた画
像形成枚数、前記設定情報に従って画像形成することを
特徴とする。
【0038】本発明に係る画像形成方法は、前記設定情
報は、画像形成する色に関する情報、画像形成の倍率に
関する情報、記録紙に対する画像形成面に関する情報、
一枚の記録紙に画像形成される画像データ数に関する情
報または画像形成の品位に関する情報を含むことを特徴
とする。
【0039】本発明に係る画像形成方法は、前記識別情
報記憶ステップで記憶した識別情報または原稿情報に基
づいて、画像形成された記録紙を分類して排出するステ
ップを更に備えることを特徴とする。
【0040】本発明に係る画像形成方法は、原稿の読み
取りが両面であり、該原稿の裏面の読み取りが終了した
場合、該原稿の表裏を反転させて排出するステップを更
に備えることを特徴とする。
【0041】本発明にあっては、画像形成を希望する枚
数または部数である初期設定値を入力し、画像形成を開
始する。画像形成途中で、枚数または部数に変更が生
じ、ユーザが増加枚数(部数)または減少枚数(部数)
を入力した場合は、その値(増減設定値)を受け付け
る。増減設定値を受け付けた場合は、初期設定値からそ
のときの画像形成枚数(部数)を減じて、画像形成すべ
き残りの枚数または部数を示す残設定値を算出する。そ
して、残設定値及び増減設定値に基づいて、受け付け後
の残設定値を算出、つまり画像形成枚数(部数)変更後
に画像形成することが必要な残りの画像形成枚数(部
数)を算出する。そして、画像形成処理を終了させるこ
となく連続して受け付け後の残設定値分の枚数または部
数について、画像形成を行うこととしたので、画像形成
数の変更が急に生じた場合でも即時に対応でき、また画
像形成時間の短縮、さらには煩雑な仕分け作業の負担が
軽減されることになる。
【0042】本発明にあっては、画像形成中に増減設定
値を受け付けた場合、それに伴い発生する割り込み処理
による画像形成の停止処理を禁止するようにしたので、
枚数を変更した場合でも、強制終了することなく、継続
して画像形成を行うことが可能となり、画像形成時間の
短縮を図ることができ、さらに再度必要部数を入力する
手間が省けユーザの負担を大幅に低減することが可能と
なる。
【0043】本発明にあっては、画像形成中に増加設定
値(例えば+3)を受け付けた場合、受け付け時の残設
定値、受け付けた増加設定値、及び受け付け後の残設定
値(残設定値に増加設定値を加算した値)を、操作パネ
ルの表示部等に表示する。そして、画像形成が進行する
たびに、増減設定値及び受け付け後の残設定値を、1ず
つ減算して表示するようにしたので、変更した枚数また
は部数、及び現在形成中の画像形成数等を、目視で確認
することが可能となり、ユーザは容易に画像形成の進行
状況を把握することが可能となる。また、受け付け時の
残設定値はそのままで、増減設定値及び受け付け後の残
設定値を減算して表示させるようにしたので、増加設定
値が残設定値よりも先に零になる結果、再度枚数または
部数に変更が生じた場合でも、ユーザは容易に追加枚数
または部数を把握することが可能となる。
【0044】本発明にあっては、画像形成中に減少設定
値(例えば−3)を受け付けた場合、受け付け時の残設
定値、受け付けた減少設定値、及び受け付け後の残設定
値(残設定値に減少設定値を加算した値)を、操作パネ
ルの表示部等に表示する。そして、画像形成が進行する
たびに、受け付け時の残設定値、及び受け付け後の残設
定値を、1ずつ減算して表示するようにしたので、変更
した枚数または部数、及び現在形成中の画像数等を、目
視で確認することが可能となり、ユーザは容易に画像形
成の進行状況を把握することが可能となる。また、減少
させた頁数を、変更せず表示させるようにしたので、余
剰形成画像が発生した場合でも、その数を一目で確認で
き、ユーザが、余剰形成画像を取り除く際の負担を大幅
に軽減することが可能となる。
【0045】本発明にあっては、複数枚から構成される
原稿を、各頁について複数枚数画像形成処理を行う場
合、実行される。ある頁について初期設定値に基づき設
定値に係る枚数を画像形成している途中で、増減設定値
が受け付けられた場合、残設定値及び増減設定値に基づ
いて受け付け後の残設定値を算出し、その残設定値に係
る枚数分、その頁について画像形成を行う。そして、そ
の頁について画像形成が終了した場合は、次の頁から、
最後の頁までについての初期設定値を増減設定値に基づ
いて変更する。すなわち変更時の頁、及び次の頁から最
後の頁までについては、初期設定値を変更して画像形成
を実行するようにしたので、複数枚から構成される原稿
を、各頁について複数枚数画像形成処理をしている際
に、その枚数が変更された場合でも、その頁以降であれ
ば容易に画像形成枚数を変更することが可能となる。
【0046】本発明にあっては、増加設定値が受け付け
られた場合、第1頁から受け付けのあった頁の前頁まで
について、再度増加設定値に基づいて画像形成を実行す
ると共に、排紙トレイにそれぞれの頁に対応する形成画
像を排出するようにする。すなわち、変更が生じた以前
の頁についても増加分の画像形成を行うようにしたの
で、複数枚から構成される原稿を、各頁について複数枚
数画像形成処理をしている際に、その枚数が変更された
場合でも、その頁以前の頁についても容易に画像形成枚
数を変更することが可能となる。しかも画像形成処理を
中断させることなく、不足分を補うようにしたので、そ
の頁に対応する適切なトレイへ画像を排出することがで
き、ユーザの負担を大幅に低減することが可能となる。
【0047】本発明にあっては、減少設定値が受け付け
られた場合、受け付けのあった頁の前頁数を表示部に表
示する。すなわち、複数枚から構成される原稿を、各頁
について複数枚数画像形成処理をしている際に、その枚
数を減少する変更があった場合、既に1頁からその頁の
前の頁までは余剰に画像形成しており、修正は不可能で
ある。従って、ユーザに余剰に画像が形成された頁数
(第1頁から前頁)を表示するようにしたので、ユーザ
は画像形成終了後、余剰枚数を確実に認識することがで
き、負担を大幅に低減することが可能となる。
【0048】本発明にあっては、複数の頁から構成され
る原稿を読み取り、読み取った各頁の画像データを識別
情報に対応づけて記憶する。識別情報としては、頁番
号、通し番号などである。そしてディスプレイ等に識別
情報を表示する。画像形成装置は、ユーザが入力した識
別情報に対応する画像形成枚数を受け付け、識別情報に
対応する画像データを、受け付けた画像形成枚数分、画
像形成する。以上のように構成したので、ユーザは頁毎
に希望する枚数を、視認して容易に設定することが可能
となる。
【0049】本発明にあっては、画像形成装置において
ユーザが入力した、原稿を特定するための原稿情報を受
け付ける。そして、各頁の画像データを識別情報及び原
稿情報に対応づけて記憶し、記憶した識別情報及び原稿
情報を表示するようにしたので、多種の原稿を読み取ら
せた場合でも、混同することなく、容易に各原稿に対す
る各頁の画像形成枚数を設定することが可能となる。
【0050】また、本発明にあっては、画像形成装置は
ユーザが入力した画像形成を行う際の設定に関する設定
情報を受け付ける。設定情報としてはモノクロまたはカ
ラー等の画像形成する色に関する情報、拡大率、縮小率
等の倍率に関する情報、片面印刷または両面印刷かの画
像形成面に関する情報、一枚の記録紙に画像形成する画
像データ数に関する情報、または品位に関する情報等が
ある。画像形成装置は、各頁の画像データを識別情報、
受け付けた原稿情報及び設定情報に対応づけて記憶す
る。そして、識別情報に対応する画像データを、受け付
けた画像形成枚数分、設定情報に従って画像形成するよ
うにしたので、原稿または頁毎に詳細な設定を行って、
画像形成を実行することが可能となる。
【0051】本発明にあっては、記憶した識別情報また
は原稿情報に基づいて、画像形成された記録紙を分類し
て排出する。例えば、頁毎または原稿毎に、異なる排紙
トレイに分類して排出、または排出方向に対して左右に
ずらして排出する。以上のように、頁毎または原稿毎に
分類して排出するようにしたので、多量の、また多種の
原稿が画像形成された場合であっても、ユーザは混同す
ることなく、画像形成された記録紙を得ることが可能と
なる。
【0052】また、表面の読み取り、続いて裏面の読み
取りが終了した場合、その原稿は表面が上の状態で排出
される。つまり、表面のみの読み取りの場合は、原稿が
裏返った状態で排出されるが、両面の読み取りの場合
は、原稿が表面のまま排出される。そうすると、これに
複数頁の原稿が次々に排出された場合、原稿の頁が逆の
順序で積層されることになる。そこで、本発明は原稿の
読み取りが両面であり、該原稿の裏面の読み取りが終了
した場合、該原稿の表裏を反転させて排出するようにし
た。これにより、原稿の頁順に積層された状態で排出さ
れ、ユーザが記録紙を整理する負担を大幅に低減するこ
とが可能となる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施例を示す図
面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る画像形成装置1の構造を示す模式図
である。なお、以下では画像形成装置1を複写機に適用
した場合について説明するが、これに限るものではな
く、複写機とファクシミリ装置との複合装置、複写機と
プリンタとの複合装置、または複写機とファクシミリ装
置とプリンタとの組み合わせからなる複合装置であって
も良い。画像形成装置1の上面には透明なガラス体の原
稿台2が配置されており、その下方にはスキャナ部3が
配置されている。スキャナ部3は、露光ランプ31,第
1反射ミラー32a、第2反射ミラー32b、第3反射
ミラー32c、レンズ33及びCCDを用いてなる光電
変換素子34を含み、露光ランプ31及び第1反射ミラ
ー32aを原稿台2の下面において水平方向に往復運動
させて原稿台2上面に載置された原稿M(図25参照)
の画像を露光ランプ31から照射された光によって露光
走査する。
【0054】露光ランプ31による反射光は第1反射ミ
ラー32a乃至第3反射ミラー32c及びレンズ33を
介して光電変換素子34の受光面に結像し、光電変換素
子34は受光面における受光量に応じた信号を出力す
る。光電変換素子34から出力された信号は、制御部5
0のA/D変換器52(図2参照)によりディジタル化
され、ハードディスク等の記憶部54(図2参照)に記
憶される。そして、操作パネル等の入力部51から出力
される操作信号に従って、記憶部54から画像データを
読み出して、光学走査装置6へ出力する。
【0055】画像形成装置1の中央部には感光体4が矢
印方向に回転自在に支持されており、この感光体4に
は、例えば、所定電圧に印加された導電性ブラシ等の帯
電器5が接触可能に設けられており、帯電器5により感
光体4の表面は所定電圧に帯電される。そして、感光体
4に、制御部50から出力される画像データに基づいて
変調された画像光を、遮光性のケース70に覆われた光
走査装置6から照射し、感光体4上に静電潜像を形成す
る。現像槽7は感光体4の表面に現像剤を供給し、静電
潜像を現像剤画像に顕像化する。
【0056】感光体4の回転に先立って給紙ローラ12
の回転によって給紙カセット10内の記録紙Pが一枚ず
つ用紙搬送路内に給紙される。給紙された記録紙Pは、
搬送ローラ12によりレジストローラ13へ搬送され
る。記録紙Pは前端部をレジストローラ13に当接した
状態で停止しており、所定のタイミングで回転し記録紙
Pを感光体4方向へ導く。そして記録紙Pの表面に、感
光体4に担持された現像剤画像を転写器8により転写
し、転写された記録紙Pは定着ローラ14を通過する間
に加熱及び加圧される。これにより現像剤画像が溶融し
て記録紙Pの下面に固着する。現像剤画像が固着された
記録紙Pは排紙ローラ15により搬送され、そして多段
の排紙トレイ11(111,112,...11n...)に
排出される。
【0057】図2は、制御部50の構成を示すブロック
図である。図において34は光電変換素子であり、走査
により読み取った光信号を電気信号に変換して出力す
る。出力された電気信号はA/D変換器52によりディ
ジタル化される。MPU53はディジタル化された画像
データをハードディスク等の記憶部54に記憶する。操
作パネル等の入力部51からユーザにより画像形成すべ
き枚数または部数である初期設定値が入力された場合、
MPU53は初期設定値をRAM55に記憶すると共
に、記憶部54に記憶した画像データを逐次読み出して
光学走査装置6へ出力する。
【0058】入力部51から入力した初期設定値は、液
晶ディスプレイ等の表示部51aに表示され、1枚また
は1部の画像形成が進行するたびに、残りの画像形成す
べき枚数または部数を示す残設定値が減算されて表示さ
れる。
【0059】図3は入力部51及び表示部51aを示す
模式図である。図において51bは設定値入力部であ
り、画像形成を希望する枚数または部数である初期設定
値を入力する部分である。初期設定値は表示部51aに
おける第1表示部511に表示され、スタートボタン5
1hの操作により、画像形成が開始される。そして、1
枚または1部の画像形成が進行するたびに、減算され
て、残りの画像形成枚数または部数を示す残設定値が表
示部51aにおける第1表示部511及び第3表示部5
13に表示される。
【0060】画像形成中に、ストップボタン51fが操
作された場合、MPU53に対して割り込み処理を行
い、画像形成を強制終了する。一方画像形成中に枚数ま
たは部数の変更を希望する場合は増減設定値ボタン51
c(増加設定値ボタン)、51d(減少設定値ボタン)
を操作し、変更を希望する枚数を入力して、部数変更ボ
タン51eを操作する。部数変更ボタン51eに係る信
号が入力された場合、増減設定値ボタン51cまたは5
1dにより入力された値をMPU53に対し出力する。
MPU53は割り込み処理を禁止し、入力された増減設
定値をRAM55に格納し、表示部51aの第2表示部
512にその値を表示する。
【0061】そして、MPU53は残設定値及び増減設
定値に基づいて増減設定値を受け付けた後の受け付け後
の残設定値を第3表示部513に表示する。図の例で
は、現在の残設定値が「28」部の状態で、増減設定値
「+25」部が入力され、受け付け後の残設定値がその
加算値である「53」部と表示されている。MPU53
は、増減設定値が加算設定値であると判断した場合、画
像形成が一枚または一部進行するに伴って、RAM55
に記憶した増減設定値を減算して第2表示部512に出
力する。さらにMPU53は算出した受け付け後の残設
定値を、画像形成が一枚または一部進行するに伴って減
算して、第3表示部513に出力する。なお、第1表示
部511に表示してある残設定値はRAM55に記憶し
た増減設定値が「0」になるまでは、更新されず、RA
M55に記憶した増減設定値が0になった場合に、MP
U53は、その値を画像形成が一枚または一部進行する
に伴って、減算して第1表示部511に表示させる。
【0062】一方、MPU53は、増減設定値が減少設
定値であると判断した場合、画像形成が一枚または一部
進行するに伴って、RAM55に記憶した残設定値を減
算して第1表示部511に出力する。さらにMPU53
は算出した受け付け後の残設定値を、画像形成が一枚ま
たは一部進行するに伴って減算して、第3表示部513
に出力する。なお、第2表示部512に表示してある減
少設定値はRAM55に記憶した減少設定値を、そのま
ま更新させず第2表示部512に表示させておく。
【0063】図4は画像形成の種類を模式的に示した説
明図である。図4に示すとおり、画像形成には以下の3
タイプが存在する。図4(a)は、単数頁から構成され
る原稿Mを複数枚数印刷する場合の説明図である。この
場合の印刷方法を、以下では単頁印刷という。単頁印刷
では、画像形成後の画像はトレイ111に積層されて排
出される。
【0064】図4(b)は複数(n)頁から構成される
原稿Mを、希望する部数ソートして印刷する場合の説明
図である。この場合の印刷を以下では、ソート印刷とい
う。ソート印刷により印刷された画像は、図1における
排紙トレイ111に1部、112に1部,...というよ
うに、一部ずつ積層された状態で排出される。
【0065】図4(c)は、複数(n)頁から構成され
る原稿Mを希望する枚数ずつ画像形成を行う場合の説明
図である。この場合の印刷方法を、以下ではグループ印
刷という。グループ印刷により印刷された画像は、図1
における排紙トレイ111に第1頁が希望枚数排出さ
れ、トレイ112に第2頁が希望枚数排出され、トレイ
11nには第n頁が希望枚数排出される。このように各
排紙トレイ111,112...には各頁順に、積層され
て排出される。
【0066】図3における、選択ボタン51gを操作し
て「ソート印刷」または「グループ印刷」を選択する
と、MPU53は、排紙トレイ11を制御して、上述し
た排出方法により形成画像を排出する。なお、単頁印刷
及びソート印刷については実施の形態1で述べ、グルー
プ印刷は実施の形態2で述べる。
【0067】図5は表示部51aの表示動作を示す説明
図である。図5(a)は、ユーザが枚数または部数の増
加を希望し、増加設定値ボタン51cを操作した場合の
説明図である。第1段階において、画像形成すべき残り
の設定値が「28」の状態で、増加設定値「25」が入
力された場合、その合計値である受け付け後の残設定値
「53」が第3表示部513に表示される。そして、1
枚または1部の画像形成が進行するたびに第2表示部5
12の増加設定値及び第3表示部513の受け付け後の
残設定値を、1ずつ減算して表示する。第2段階では2
3枚画像形成が進行し、第2表示部512の増加設定値
は「2」まで減算表示され、第3表示部513の受け付
け後の残設定値は「30」まで減算されて表示される。
【0068】そして、第2表示部512の表示が「0」
になった第3段階以降は、通常動作へ移行し、第1表示
部511の残設定値が、画像形成の進行に従って1ずつ
減算表示される。第4段階ではさらに増加設定値が入力
された場合の表示部51aを示すものである。このよう
に表示した結果、変更した枚数または部数、及び現在形
成中の画像数等を、目視で確認することが可能となり、
ユーザは容易に画像形成の進行状況を把握することが可
能となる。また、受け付け時の残設定値はそのままで、
受け付け時の残設定値を減算して表示させるようにした
ので、増加設定値が残設定値よりも先に零になる結果、
再度枚数または部数に変更が生じた場合でも、ユーザは
容易に追加枚数または部数を把握することが可能とな
る。
【0069】図5(b)は、ユーザが枚数または部数の
減少を希望し、減少設定値ボタン51dを操作した場合
の説明図である。減少設定値を受け付けた場合、第1段
階に示すように第1表示部511には残設定値「28」
が、第2表示部512に減少設定値「−5」が、第3表
示部513に受け付け後の残設定値「23」が、それぞ
れ表示される。そして、1枚または1部の画像形成の進
行に伴い、MPU53はRAM55に格納した受け付け
時の残設定値及び受け付け後の残設定値を減算し、そし
て減算後の値をそれぞれ第1表示部511及び第3表示
部513に表示する。なお、第2表示部512の減少設
定値はそのままにしておく。以上のように画像形成毎に
処理を進め、MPU53はRAM55に格納した受け付
け後の残設定値が「0」になった時点で画像形成処理を
終了する。
【0070】表示部51aにはさらに以下の表示を行っ
ても良い。図6は表示部51aの他の表示動作を示す説
明図である。表示部51aにおける第1表示部511、
第2表示部512、及び第3表示部513に、さらに補
助第1表示部511a、補助第2表示部512a、及び
補助第3表示部513aがそれぞれ設けられている。補
助第1表示部511aには初期設定値が表示され、例え
ば、図6における初期段階では、初期設定値「(3
0)」が表示され、第4段階に至っても継続して初期設
定値が表示される。また、補助第2表示部512aには
追加した枚数が表示される。例えば、第1段階、及び第
2段階で示すように、セットした変更枚数が補助第2表
示部512aに減算表示されることなく継続してセット
した変更枚数が表示される。さらに、補助第3表示部5
13aには総印刷枚数が表示され、変更前及び変更後の
総印刷枚数が表示される。以上のように、初期設定値、
変更枚数、及び総印刷枚数を視認可能に表示するように
したので、ユーザは容易に画像形成の設定状態を把握で
きる結果、枚数変更により生じるユーザの混乱を防止す
ることが可能となる。
【0071】図7乃至図9は単頁印刷を実行している途
中で、増減設定値が入力された場合の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、ユーザは希望する枚数であ
る初期設定値iを設定値入力部51bから入力する(ス
テップS61)。MPU53はRAM55に初期設定値
を格納する。そして、スタートボタン51hを操作する
ことにより(ステップS62)原稿Mが読み込まれ、記
憶部54に記憶される。MPU53は記憶された画像デ
ータを読み出して画像形成を実行する(ステップS6
3)。形成された画像は排紙トレイ111へ排出される
(ステップS64)。
【0072】MPU53は画像形成中に、ストップボタ
ン51fが操作されたか否かを判断し(ステップS6
5)、ストップボタンが操作された場合は(ステップS
65でYES)、MPU53に対して割り込み処理を行
い(ステップS66)、画像形成を強制終了する(ステ
ップS67)。ストップボタンが操作されていない場合
は(ステップS65でNO)、希望枚数を変更する増減
設定値が受け付けられたか否かを判断する(ステップS
68)。
【0073】増減設定値が入力された場合は(ステップ
S68でYES)、割り込み処理の発生に起因する画像
形成停止処理を禁止する(ステップS610)。そし
て、増減処理を行う(ステップS611)。なお、増減
処理の内容は後述する。一方、増減設定値が入力されて
いない場合は(ステップS68でNO)、画像形成数が
初期設定値iと等しいか否かを判断する(ステップS6
9)。初期設定値iと等しくない場合(ステップS69
でNO)、すなわち、初期設定枚数の画像形成が終了し
ていない場合は、ステップS63へ移行して、再度同じ
処理を繰り返す。一方、画像形成数が初期設定値iに達
した場合(ステップS69でYES)、すなわち初期設
定枚数の画像形成が終了した場合、一連の処理を終了す
る。
【0074】図8及び図9に基づいて、増減処理の処理
内容を説明する。増減設定値が入力された場合、MPU
53は、増減設定値をRAM55に記憶すると共に、R
AM55に格納した初期設定値から、現在の画像形成数
を減じて画像形成すべき残りの枚数を示す残設定値を算
出する(ステップS71)。なお、この残設定値もRA
M55に格納される。そして、この残設定値に、受け付
けた増減設定値を加算して、受け付け後の残設定値を算
出する(ステップS72)。算出した値に基づいて、第
1表示部511に残設定値、第2表示部512に増減設
定値、第3表示部513に受け付け後の残設定値をそれ
ぞれ表示する(ステップS73)。また、算出した受け
付け後の残設定値もRAM55に格納される。
【0075】ついで、MPU53は増減設定値が増加設
定値か減少設定値かを判断する(ステップS74)。増
加設定値である場合は(ステップS74でYES)、ス
テップS75へ移行し、画像形成を行う。MPU53は
画像形成後、RAM55に格納した増加設定値を1減算
して格納し、RAM55に格納した受け付け後残設定値
についても同様に、1減算して格納する。(ステップS
76)。そして、第1表示部511に、減算処理を行っ
ていない残設定値をRAM55から読み出して表示し、
第2表示部512には減算後の増加設定値を表示し、さ
らに第3表示部513に減算後の受け付け後の残設定値
をそれぞれ表示する(ステップS77)。
【0076】一方、増減設定値が増加設定値でない場合
(ステップS74でNO)、つまり増減設定値が減少設
定値である場合、ステップS78へ移行し、画像形成を
行う。MPU53は画像形成後、RAM55に格納した
残設定値を1減算して格納し、RAM55に格納した受
け付け後残設定値についても同様に、1減算して格納す
る(ステップS79)。そして、第1表示部511に、
減算後の残設定値をRAM55から読み出して表示し、
第2表示部512には減算処理を行っていない減少設定
値を表示し、さらに第3表示部513に減算後の受け付
け後の残設定値をそれぞれ表示する(ステップS71
0)。
【0077】ステップS77の後、形成された画像は排
紙トレイ111へ排出される(ステップS81)。つい
で、RAM55に格納した減算後の増加設定値が0か否
かを判断する(ステップS82)。増加設定値が0でな
い場合は(ステップS82でNO)、増加枚数分の画像
形成が終了していないので、再度ステップS75へ移行
し、画像形成を繰り返す。一方、増加設定値が0と判断
した場合(ステップS82でYES)、増加分以外の残
りの画像形成を行う(ステップS83)。
【0078】画像形成後、RAM55に格納している残
設定値(この値は減算処理を行っていない)を読み出し
て1減算処理を行い(ステップS84)、RAM55の
内容を更新する。そして更新後の残設定値を第1表示部
511に表示する(ステップS85)。そして、画像形
成後の画像を排紙トレイ111へ排出する(ステップS
86)。MPU53はRAM55に格納した残設定値を
読み出して、残設定値が0であるか否かを判断する(ス
テップS87)。残設定値が0でない場合は(ステップ
87でNO)、ステップ83へ移行し再度処理を繰り返
す。一方、残設定値が0である場合は(ステップS87
でYES)、処理を終了する。
【0079】ステップS710の後、形成された画像は
排紙トレイ111へ排出される(ステップS89)。つ
いで、RAM55に格納した受け付け後の残設定値が0
か否かを判断する(ステップS810)。受け付け後の
残設定値が0でない場合は(ステップS810でN
O)、画像形成が終了していないので、再度ステップS
78へ移行し、画像形成を繰り返す。一方、受け付け後
の残設定値が0と判断した場合(ステップS810でY
ES)、全ての希望する枚数について画像形成が終了し
たので、処理を終了する。
【0080】図10乃至図13はソート印刷を実行して
いる途中で、増減設定値が入力された場合の処理手順を
示すフローチャートである。なお、以下では原稿枚数が
n枚、初期設定値がi部数、増減設定値がp部数とす
る。つまり、総枚数n枚の原稿Mを、k部印刷している
場合に、p部増加または減少させたい場合を想定する。
まず必要な原稿部数である初期設定値iを入力部51に
より入力する(ステップS91)。MPU53はRAM
55に初期設定値iを格納する。そして、スタートボタ
ン51hを操作することにより(ステップS92)原稿
Mの全てが読み込まれ、記憶部54に各頁の画像データ
が記憶される。なお、このとき、整数kに初期値1が代
入されRAM55にその内容が一時的に格納される(ス
テップS93)。MPU53は全ての原稿Mを読み込
み、記憶部54に記憶した後、記憶された画像データを
読み出して原稿M1部についての画像形成を実行する
(ステップS94)。あるいは読み込み処理の方が早い
場合には、少なくとも1枚目の原稿Mを読み込み、記憶
した後、これを読み出して原稿M1部についての画像形
成を開始する。形成された画像は1枚ずつ排紙トレイ1
1kへ排出され、n頁全てが排紙トレイ11kへ排出さ
れる(ステップS95、このときのkは初期値1であ
る)。
【0081】ステップS96乃至ステップS98の処理
は、ステップS65乃至ステップS67と同様であるの
で省略する。そして、画像形成中に増減設定値pを受け
付けたか否かを判断する(ステップS99)。ここで増
減設定値pは、原稿Mの部数の増加部数または減少部数
である。増減設定値pを受け付けた場合は(ステップS
99でYES)、割り込み処理によって発生する、画像
形成停止処理を禁止し(ステップS910)、増減処理
へ移行する(ステップS911)。なお、この増減処理
は後述する。
【0082】増減設定値pを受け付けなかった場合は
(ステップS99でNO)、画像を形成した部数である
kが初期設定値iと等しいか否かを判断する(ステップ
S912)。画像形成部数kが初期設定値iと等しくな
い場合は(ステップS912でNO)、さらに残り部数
を形成する必要があるので、kをインクリメントした後
(ステップS913)、ステップS94に戻り処理を繰
り返す。そして、画像形成部数kが初期設定値iと等し
いと判断した場合(ステップS912でYES)、全て
の部数を形成したのでその処理を終了する。
【0083】図11乃至図13に基づいて、増減処理の
処理内容を説明する。まず、増減設定値の受け付け時の
残設定値を算出する(ステップS101)。具体的に
は、初期設定値iからkを減じて算出する。次に、受け
付け後の残設定値を算出する(ステップS102)。具
体的には受け付け時の残設定値(i−k)に増減設定値
pを加算して求める。そして、MPU53はRAM55
に受け付け時の残設定値、増減設定値、及び受け付け後
の残設定値をそれぞれ格納する。そしてRAM55から
これら値を読み出して、第1表示部511に残設定値
(i−k)、第2表示部512に増減設定値p、及び第
3表示部513に受け付け後の残設定値{(i−k)+
p}をそれぞれ表示する(ステップS103)。
【0084】続いて、増減設定値が増加設定値であるか
減少設定値であるかを判断する(ステップS104)。
増減設定値が増加設定値であると判断した場合(ステッ
プS104でYES)、画像形成を実行する(ステップ
S105)。なお、このときの画像形成は、原稿Mの1
部を形成するものである。画像形成後、増加設定値pを
1減算すると共に、その減算後の値をRAM55に格納
する(ステップS111)。また、受け付け後残設定値
(i−k)+pを1減算すると共に、その減算後の値を
RAM55に格納する。
【0085】そして、第1表示部511に減算処理を行
っていない残設定値(i−k)、第2表示部512に減
算後の増加設定値p、及び第3表示部513に減算後の
受け付け後の残設定値(i−k)+pをそれぞれ表示す
る(ステップS112)。そして排紙トレイ11(k+
R)へその原稿Mを1部排出する(ステップS11
3)。なお、Rは増加設定値受け付け後、初期値1が代
入されRAM55に記憶される整数のカウンタである。
【0086】ついで、減算後の増加設定値pが0である
か判断する(ステップS114)。0でない場合は(ス
テップS114でNO)、増加した部数をまだ画像形成
していないので、Rをインクリメントした後(ステップ
S115)、ステップS105へ移行し、画像形成を再
度実行する。なお、画像形成が実行された場合、排紙ト
レイ11(k+R)、すなわち一段上のトレイに形成後
の画像が一部排出される。
【0087】一方、増加設定値が0である場合(ステッ
プS114でYES)、減算していない残設定値が0で
あるか否かを判断する(ステップS116)。0でない
と判断した場合(ステップS116でNO)、i−k部
数を画像形成する必要があるので、kをインクリメント
した後(ステップS117)、画像形成を実行する(ス
テップS121)。そして、その形成された1部の画像
は排紙トレイ11(k+R)へ排出される(ステップS
122)。そして、ステップ116においてi−kが0
であると判断した場合(ステップS116でYES)、
初期設定値分i部数の画像を形成したことになるので
(追加のp部数も含む)、処理を終了する。
【0088】ステップS104において増減設定値が増
加設定値でないと判断した場合(ステップS104でN
O)、すなわち増減設定値が減少設定値であると判断し
た場合、画像形成を実行し(ステップS106)、残設
定値を1減算する。すなわち、残設定値(i−k)−1
を算出する(ステップS118)。また受け付け後の残
設定値(i−k)+pから1を減算する(ステップS1
18)。そして、それぞれ減算した残設定値及び受け付
け後の残設定値をRAM55に格納する。
【0089】そして第1表示部511に減算後の残設定
値(i−k)を表示し、第2表示部512に減算してい
ない減少設定値pを表示し、さらに第3表示部513に
減算後の受け付け後の残設定値(i−k)+pをそれぞ
れ表示する(ステップS119)。そして、排紙トレイ
11(k+R)へその形成画像1部を排出する(ステッ
プS1110)。なお、Rについては上述したとおり初
期値1の整数カウンタである。
【0090】そして、受け付け後の残設定値(i−k)
+pが0であるか否かを判断する(ステップS111
1)。0でないと判断した場合(ステップS1111で
NO)、Rをインクリメントして(ステップS111
2)、ステップS106へ移行し、画像形成を再度実行
する。なお、画像形成が実行された場合、排紙トレイ1
1(k+R)、すなわち一段上のトレイに形成後の画像
が一部排出される。
【0091】ステップS1111で受け付け後の残設定
値が0であると判断した場合(ステップS1111でY
ES)、全ての必要部数を形成し終えたので処理を終了
する。なお、本実施の形態では画像形成された用紙を排
紙トレイ111,112,...へ排出するようにした
が、これに限らず、一のトレイを有する排紙トレイへ用
紙を排出するようにしても良い。この場合、一部数画像
形成が終了し、次の部数について用紙を排出する場合、
シフト(オフセット)させて用紙を排出する排出方式を
採用する。この方式には排紙トレイを排出方向と直交す
る方向へシフトさせて移動(シフト)させる方式と、排
出される用紙を排出方向と直交する方向へシフトさせて
排出する方式があり、本発明においてはどちらの方式を
用いても良い。なお、この排出方式を用いることで、複
数段のトレイから構成される排紙トレイを設ける必要が
無くなり画像形成装置1の小型化を図ることが可能とな
る。
【0092】また、本実施の形態では本発明に係る画像
形成装置1をディジタル複写機に適用した場合について
説明したが、プリンタに適用しても良いことはもちろん
である。この場合、本発明の画像形成装置1たるプリン
タは図示しないコンピュータに接続されている。該コン
ピュータには図示しないスキャナ装置が接続されてお
り、画像データはスキャナ装置により読み取られ、読み
込まれた画像データはコンピュータの図示しないハード
ディスクに記憶される。コンピュータはハードディスク
に記憶した画像データを逐次読み出して、画像形成装置
1へ送信する。プリンタである画像形成装置1は、かか
る送信された画像データに基づいて画像形成を実行する
ことが可能であり、また上述の如く画像形成枚数または
部数の変更が可能である。
【0093】実施の形態2 実施の形態2はグループ印刷に関する。図14は実施の
形態2に係る入力部51及び表示部51aを示す模式図
である。図において516は、画像形成を行う対象原稿
Mの総ページ数を表示する液晶ディスプレイ等の第6表
示部である。図の例は総頁「30」の原稿Mを示す。画
像形成が開始されると、現在印刷中の頁数が第5表示部
515に表示される。図の例では、第12頁について画
像形成が行われている。MPU53は第5表示部515
に表示してある現在印刷中の頁数から1減算して、その
値を第4表示部514に表示する。なお図の例では、1
減算した11頁が表示される。なお、図に示す如く第1
頁を併記して表示しても良い。
【0094】第12頁の画像形成中に減少設定値を受け
付けた場合、すでに第1頁から第11頁までについて
は、減少前の設定値により余剰が生じている。第4表示
部514は、その余剰が発生している頁数を表示する。
これにより、画像形成終了後、ユーザは容易に余剰が生
じている頁を認識できる。そして、実施の形態1の、図
5第4段階で示すように増減設定値を減少させずに表示
させているので、余剰頁に加えて、余剰枚数も把握で
き、ユーザが余剰分を取り除く際の負担を大幅に軽減す
ることが可能となる。
【0095】図15及び図16は、グループ印刷を実行
している途中で、増減設定値が入力された場合の処理手
順を示すフローチャートである。初期設定値が入力部5
1に入力された場合、MPU53は初期設定値をRAM
55に格納し、格納した初期設定値に基づき画像形成を
開始する(ステップS141)。n頁から構成される原
稿Mについて、k頁の画像形成中に、増減設定値が受け
付けられたか否かを判断する(ステップS142)。受
け付けていない場合は(ステップS142でNO)、形
成した画像を排紙トレイ11kに排出し(ステップS1
43)、kが最終頁nであるか否かを判断する(ステッ
プS144)。最終頁であると判断した場合は(ステッ
プS144でYES)、画像形成を終了する。一方、最
終頁でない場合は(ステップS144でNO)、kをイ
ンクリメントし(ステップS145)、ステップ141
へ移行し、k+1頁目の画像を形成する。なお、kの初
期値は1である。
【0096】ステップS142において、増減設定値を
受け付けたと判断した場合(ステップS142でYE
S)、増減設定値を受け付けたときの残設定値に増減設
定値を加算して、受け付け後の残設定値を算出する。そ
して、k頁について、受け付け後の残設定値分の枚数を
画像形成する(ステップS146)。この処理について
の詳細はステップS71及びステップS72と同様であ
るので省略する。また、画像形成中の第1表示部51
1,第2表示部512,及び第3表示部513の表示処
理はステップS73乃至ステップS710と同様である
のでその詳細な説明は省略する。
【0097】形成された画像は排紙トレイ11kへ排出
される(ステップS147)。そして、MPU53は、
k頁の次の頁から最終頁(n頁)までの画像形成枚数を
変更すべく、RAM55に記憶している初期設定値を変
更する(ステップS148)。具体的には、RAM55
に格納した初期設定値に増減設定値を加算することによ
り変更後の初期設定値を算出する。なお、MPU53は
変更後の初期設定値をRAM55に格納する。なお、こ
のとき第5表示部515には現在画像形成を実行してい
るk頁が、第6表示部516には最終頁であるn頁が、
第4表示部514には画像形成済みの1〜k−1頁が表
示される。
【0098】続いて、画像形成を実行しているk頁が最
終頁であるnであるか否かを判断する(ステップS14
9)。kが最終頁でない場合(ステップS149でN
O)、すなわち最終頁に達していない場合は、kをイン
クリメントして(ステップS1410)、ステップS1
41へ移行しk+1頁目の画像形成を開始する。なお、
k+1頁目の画像形成へ移行した場合、第1表示部51
1には変更後の初期設定値が表示され、画像形成の進行
に伴い減算表示される。また、形成されたk+1頁につ
いては排紙トレイ11k+1へ排出される。さらに、第
5表示部515には現在画像形成を実行しているk+1
頁が、第6表示部516には最終頁であるn頁が、第4
表示部514には画像形成済みの1〜k頁が表示され
る。
【0099】一方、ステップS149においてkが最終
頁であると判断した場合(ステップS149でYE
S)、全ての頁について必要部数画像形成が終了したの
で、処理を終了する(D)。なお、このとき第5表示部
515には画像形成を実行していたk頁、すなわち最終
頁であるn頁が、第6表示部516には最終頁であるn
頁が、第4表示部514には画像形成済みの1〜k−1
頁が表示される。これにより、画像形成中に頁変更が発
生した場合でも、変更した頁から最終頁については、希
望部数画像形成を実行することが可能となる。
【0100】続いてMPU53は、原稿Mの第1頁から
変更前のk−1頁についての不足分または余剰分を処理
するために以下の処理を行う。まず、増減設定値が増加
設定値か否かを判断する(ステップS151)。増減設
定値が、増加設定値と判断した場合(ステップS151
でYES)、カウンタmに1を代入してRAM55に格
納する(ステップS152)。そして、第m頁について
受け付けた増加設定値分の枚数を画像形成する(ステッ
プS153)。形成された画像は排紙トレイ11mへ排
出される(ステップS154)。すなわち、mが1であ
る場合は、既に画像形成され排紙トレイ111へ排出さ
れている第1頁の初期設定値枚数の画像上に、変更後の
初期設定値分の第1頁画像が排出される。
【0101】MPU53は、RAM55に格納した画像
形成頁mと前頁k−1とが一致するか否かを判断する
(ステップS155)。一致しない場合は(ステップS
155でNO)、mをインクリメントして(ステップS
156)、ステップS153へ移行してm+1頁目につ
いて画像形成を実行する。なお、このとき形成された画
像は排紙トレイ(11m+1)へ排出される。一方、画
像形成頁mと前頁k−1とが一致する場合(ステップS
155でYES)、前頁までの全ての不足枚数につい
て、画像形成が終了したので、処理を終了する。これに
より、k頁をグループ印刷中に設定枚数を変更した場合
でも、速やかに1からk−1頁について不足分を補うこ
とが可能となり、しかも排紙トレイ11と協調動作を行
うことにより、適切なトレイへ画像を排出するようにし
たので、ユーザの負担を大幅に低減することが可能とな
る。
【0102】一方、ステップS151において受け付け
た増減設定値が増加設定値でない場合(ステップS15
1でNO)、すなわち減少設定値を受け付けた場合、第
4表示部514に1頁からk−1頁の表示を行う(ステ
ップS157)。さらに、RAM55に格納してある減
少設定値を第2表示部512に表示する(ステップS1
58)。これによりユーザは、余剰が生じている頁、及
びその枚数を、容易に認識することが可能となり、ユー
ザの負担を低減することが可能となる。なお、MPU5
3は図示しない回収機構を駆動させて、第1頁からk−
1頁に存在する余剰枚数、すなわち減少設定値分を回収
しても良い(ステップS159)。なお、回収した余剰
頁は図示しない回収ボックスへ搬送される。これによ
り、余剰枚数を回収する手間が省けさらなるユーザの負
担軽減が可能となる。
【0103】本実施の形態2は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様である
ので、対応する部分には同一の参照番号を付してその説
明を省略する。
【0104】実施の形態3 図17は実施の形態3に係る画像形成装置1の制御部5
0の構成を示すブロック図である。図に示すように記憶
部54に各頁の画像データの識別情報を記憶した識別情
報記憶ファイル541が設けられている。
【0105】図18は識別情報記憶ファイル541のレ
コードレイアウトを示す説明図である。図に示すように
読み取った各頁の画像データを特定するための識別情報
に対応させて頁情報、原稿情報、画像形成枚数、及び設
定情報が記憶されている。なお、画像データは記憶部5
4に、識別情報に対応させて記憶されている。以下に各
フィールドの内容を詳述する。識別情報は、光電変換素
子34から一頁当たりの画像データが入力される度に、
識別番号が付されて記憶される。なお、識別情報は読み
取った画像データを特定することができるものであれば
良く、例えば図に示すような通し番号の他、読み取った
時点の日時、または頁番号を識別情報としても良い。
【0106】頁情報も画像データが読み込まれる度に一
ずつ増加させた値が記憶される。原稿情報は原稿Mを特
定するための情報である。同一の原稿Mを読み込んでい
る場合は、図18に示すように原稿情報は同一の番号が
記憶される。ここで、前記原稿Mとは異なる他の原稿M
をセットして読み取りを開始する場合、ユーザは入力部
51から他の原稿Mであることを示す原稿情報を入力す
る。これにより、原稿情報は書き替えられ、画像形成装
置1は現在読み取っている画像データが、どの原稿Mに
かかるものであるかを認識することが可能となる。
【0107】図19は原稿情報を入力する際のイメージ
を示す説明図である。セットされた原稿Mが全て読み取
られ、さらに追加の原稿Mがセットされた場合、図19
に示す画面が表示部51aに表示される。表示部51a
には現在までに読み取った頁数の他、原稿Mがセットさ
れた旨を示す情報等が表示される。さらにセットされた
原稿Mが、同じ原稿Mであるのか(つまり同原稿Mの次
の頁か)、または前記原稿Mとは異なる他の原稿Mであ
るのかを問う旨の情報を表示部51aに表示する。つま
り、1つの原稿Mの枚数が非常に多く、複数回に分けて
原稿Mの読み込みを行う場合があり、その場合は入力部
から「1」を選択し、一方前の原稿Mとは異なる新たな
原稿Mである場合は「2」を選択する。なお、表示部5
1aの表示内容は、原稿読み取り後新たな原稿Mがセッ
トされた場合に表示されるよう、予め記憶部54に記憶
されている。
【0108】ここで、入力部51から原稿情報として
「1」、つまり原稿Mの続きであることを示す情報を入
力した場合は、その情報がMPU53に出力され、画像
形成装置1は原稿Mの読み取りを再開すると共に、原稿
Mを読み取る度に識別情報記憶ファイル541内の頁情
報を、さらに一ずつ増加させて記憶する。なお、この場
合原稿情報フィールドの記憶内容は維持する。一方、入
力部51から原稿情報として「2」、つまり新たな他の
原稿Mであることを示す情報が入力された場合は、その
情報がMPU53に出力され、画像形成装置1は原稿M
の読み取りを再開すると共に、識別情報記憶ファイル5
41内の頁情報をクリアし、また原稿情報フィールドの
記憶内容をインクリメントする。そして、原稿Mを読み
取る度にクリアした頁情報として1から新たに頁数を記
憶する。
【0109】また図18の画像形成枚数フィールドに
は、ユーザが入力部51から入力した各頁の画像形成枚
数が記憶されている。図20は画像形成枚数を入力する
際のイメージを示す説明図である。原稿Mの読み取りが
終了した場合、MPU53は識別情報記憶ファイル54
1から識別情報、頁情報、原稿情報及び画像形成枚数の
各フィールドの記憶内容を読み出して表示部51aへ出
力する。なお、画像形成枚数は特に指定されていない場
合、1枚とデフォルト値が記憶されている。ここでユー
ザが上下選択ボタンB1を操作して、画像形成枚数の設
定を行いたい頁を選択し(図の斜線部)、希望する画像
形成枚数を入力した場合は、その値が識別情報記憶ファ
イル541に記憶され、また入力後の画像形成枚数が表
示される。図に示すように原稿情報「1」の第1頁から
第3頁まではそれぞれ画像形成枚数が「10」枚と記憶
されている。このように、識別情報、頁情報及び原稿情
報を表示した状態で画像形成枚数の入力を可能にならし
めたので、ユーザは混同することなく容易に枚数を設定
することが可能となる。
【0110】図18の設定情報については、図20の詳
細決定ボタンB2を入力することにより設定することが
できる。図21は設定情報を入力する際のイメージを示
す説明図である。図に示すように表示部51aには頁毎
に画像形成すべき色、倍率等の設定項目が表示される。
なお、これらの表示内容は予め記憶部54に記憶されて
いる。ユーザは入力部51から色等の設定情報に係る設
定条件を選択し、MPU53は選択された設定条件を識
別情報記憶ファイル541に記憶する。なお、特に条件
が選択されない場合は、デフォルト値がそのまま記憶さ
れる。以下に設定情報の詳細について説明する。
【0111】設定情報の「色」は画像形成時に記録紙P
に転写される画像の色彩であり、設定条件としてカラ
ー、またはモノクロのいずれかを選択することができ
る。また、設定情報の「倍率」は原稿画像に対する形成
画像の大きさの割合である。設定情報の「画像形成面」
は、読み取った原稿Mを記録紙Pへ画像形成する際に、
記録紙Pの片面にのみ画像形成するのか、或いは両面に
画像形成するのかを識別するための情報である。
【0112】また、設定情報の画像データ数は記録紙P
一枚当たりに画像形成される画像データの頁数に関する
情報であり、設定条件として記録紙P一枚当たり1デー
タ、記録紙P一枚当たり2データ等を設定することがで
きる。例えば、記録紙P一枚当たり4データである場合
は一枚の記録紙Pに第n頁から第n+3頁までの画像デ
ータが画像形成される。さらに設定情報の品位は、画像
形成時の解像度、印刷モード(例えば、写真モード、テ
キストモードの選択)等の画像形成レベルに関する情報
であり、設定条件として解像度等を選択することができ
る。
【0113】図22及び図23は実施の形態3に係る画
像形成処理の手順を示すフローチャートである。まず、
画像形成装置1はセットされた原稿Mを読み取り(ステ
ップS221)、読み取った頁の画像データを特定する
ための識別情報、及び頁情報を識別情報記憶ファイル5
41に記憶する(ステップS222)。なお、原稿情報
には初期値である「1」が記憶される。原稿Mの読み取
り終了後、画像形成装置1は追加原稿Mが存在するか否
かを判断する(ステップS223)。追加原稿Mが存在
する場合は(ステップS223でYES)、原稿Mを特
定するための原稿情報を受け付ける(ステップS22
4)。すなわち、図19で説明したように、追加された
原稿Mが、同一の原稿Mに係るものであるか、あるいは
他の新しい原稿Mに係るものであるかを示す原稿情報を
入力する。
【0114】そして受け付けた原稿情報が、他の新しい
原稿Mに係るものであることを示す情報であるか否かを
判断する(ステップS225)。他の新しい原稿Mであ
る場合(ステップS225でYES)、識別情報記憶フ
ァイル541の頁情報を「0」に初期化し、また原稿情
報フィールドのデータをインクリメントする(ステップ
S226)。すなわち、新たにセットされた原稿Mはす
でに読み込んだ原稿Mとは異なるため、新たな頁番号を
付し、また原稿Mを特定するための原稿情報を変更する
必要がある。
【0115】一方、セットされた原稿Mが他の原稿Mで
ない場合(ステップS225でNO)、すなわち原稿M
がすでに読み込んだ原稿Mの次頁である場合は、記憶し
てある頁情報及び原稿情報を維持する(ステップS22
7)。つまり、次に読み込まれる原稿Mは前回読み込ん
だ原稿Mの次頁に該当するため、初期化せず、識別情報
記憶ファイル541の記憶内容を維持する。
【0116】その後、ステップS221へ移行し、再度
原稿Mの読み取りを行って(ステップS221)、識別
情報記憶ファイルに読み取った画像データに対応する識
別情報、頁情報を記憶する(ステップS222)。そし
て追加原稿Mが存在しない場合は(ステップS223で
NO)、図20の如く表示部51aに識別情報、頁情
報、原稿情報及び画像形成枚数等を表示する(ステップ
S228)。ユーザが入力部51から、識別情報をキー
に画像形成枚数を入力した場合、画像形成装置1はこれ
を受け付ける(ステップS231)。なお、特に画像形
成枚数が入力されなかった場合はデフォルト値である
「1」が画像形成枚数として設定される。
【0117】続いてユーザが各頁の設定条件を設定すべ
く図20の詳細決定ボタンB2を入力した場合、図21
に示すように詳細設定モードへ移行し、その内容が表示
部51aに表示される。ユーザが品位等の設定情報を入
力した場合、画像形成装置1は入力された設定情報を受
け付ける(ステップS232)。そして、識別情報記憶
ファイル541に、識別情報に対応させて受け付けた画
像形成枚数及び設定情報を記憶する(ステップS23
3)。なお、設定情報が特に入力されない場合は、予め
定められた設定情報(デフォルト)が記憶される。例え
ば色はモノクロ、倍率は100%等である。
【0118】画像形成装置1は記憶部54に記憶した識
別情報に対応する画像データを読み出し、識別情報記憶
ファイル541に記憶した、画像形成枚数及び設定情報
に基づいて画像形成処理を実行する(ステップS23
4)。そして、画像形成後の記録紙Pを識別情報または
画像形成枚数に基づいて分類して排出する(ステップS
235)。なお、分類処理については後述する。
【0119】図24は分類排出処理の手順を示すフロー
チャートである。なお、以下ではグループ印刷の場合に
ついて説明し、また排紙トレイ11は一段しか備えない
場合について説明する。まず、識別情報に対応する画像
データを読み出し、記憶した設定情報を参照して、画像
形成を行い、排紙トレイ11へ記録紙Pを排出する(ス
テップS241)。そして識別情報に対応する画像デー
タを記憶した画像形成枚数分、画像形成したか否かを判
断する(ステップS242)。画像形成枚数分、画像形
成していない場合(ステップS242でNO)、ステッ
プS241へ移行し、画像形成を行い、排出処理を行
う。
【0120】一方、記憶した画像形成枚数分の、画像形
成が終了した場合は(ステップS242でYES)、全
ての読み込んだ画像データについて画像形成を行ったか
否かを判断する(ステップS243)。ここで、全ての
読み込んだ画像データについて画像形成が終了している
場合は(ステップS243でYES)、処理を終了す
る。一方、全ての読み込んだ画像データについて画像形
成が終了していない場合(ステップS243でNO)、
次の画像データの識別情報に対応する原稿情報が、変更
されていないかを判断する(ステップS244)。つま
り、次の画像形成対象が他の原稿Mであるか否かを判断
する。
【0121】原稿情報が変更されていない場合(ステッ
プS244でNO)、つまり同一原稿Mについての次頁
の画像形成であると判断した場合は、図1の排紙ローラ
15を排出方向に対し左右の方向に移動させ(ステップ
S245)、記録紙Pを前頁とはずらした位置に排出す
る。これは、ユーザの仕分けを補助するためであり、次
頁の記録紙Pについては、前頁の記録紙Pよりもずらし
て排出することとしたものである。なお、複数段の排紙
トレイ11を備える場合は、他の排紙トレイ11へ記録
紙Pを排出するようにすればよい。その後ステップS2
41へ移行し処理を繰り返す。
【0122】一方ステップS244において、原稿情報
が変更されている場合(ステップS244でYES)、
すなわち一の原稿Mについての画像形成が終了し、他の
原稿Mについての画像形成が開始される場合、排紙トレ
イ11に例えば赤紙等の有色紙を排出する(ステップS
246)。これは、有色紙を種類の異なる原稿Mに係る
記録紙P間に、介在させることによってユーザの分類を
容易にするためである。その後、排紙ローラ15を移動
させ、ステップS241へ移行し以上の処理を繰り返
す。なお、有色紙を挿入することにより異なる原稿Mを
識別することとしたが、これに限らず、他の排紙トレイ
11に排出するなど適宜の手段により分類すればよい。
なお、ソート印刷の場合も原稿情報が変更される度に、
ずらして排出または有色紙を排出するなどして、分類す
ればよい。
【0123】本実施の形態3は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1及び実施の形
態2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番
号を付してその説明を省略する。
【0124】実施の形態4 図25は原稿台2上の原稿読み取り装置Rを示す断面図
であり、図26は実施の形態4に係る制御部50の構成
を示すブロック図である。図25に示すように透明なガ
ラス体の原稿台2上に原稿Mの読み取り、及び原稿Mの
排出を行う原稿読み取り装置Rが載置されている。原稿
読み取り装置Rは、図26に示すようにバスを介してM
PU53に接続されており、MPU53はRAM55に
記憶した制御プログラムに従い、原稿読み取り装置Rの
各部位を制御する。
【0125】続いて原稿読み取り装置Rの詳細について
説明する。原稿トレイR1に載置された原稿Mはピック
アップローラR2とさばき板R3とによって1枚ずつ主
搬送路R4に搬送される。搬送された原稿Mは原稿入紙
センサR5で原稿Mの搬送が確認された後、原稿Mの先
端と画像読み取りタイミングを調整するために配置され
るPSローラR6で一旦停止し、タイミングを合わせた
状態で再搬送される。原稿台2と原稿押さえ板R8との
間を原稿Mが通過する際に、原稿台2の下部に設けられ
るスキャナ部の露光ランプ31から光が照射され、その
反射光は第1反射ミラー32aを経由して、実施の形態
1で述べたように光電変換素子34へ結像し、光電変換
素子34は受光量に応じた信号を出力する。
【0126】読み取られた原稿Mは、搬送ローラR13
を介して正逆回転可能に配置される原稿排紙ローラR1
4を通過し、中間トレイ揺動板R15によって、原稿M
の進行方向が決定され中間トレイR16、または原稿排
紙トレイR17へ搬送される。なお、中間トレイ揺動板
R15は図に示す上方向であって、原稿Mを原稿排紙ト
レイR17へ搬送する位置を、以下ではホームポジショ
ン1(以下HP1と略す)といい、図に示す下方向(図
では点線で示す)であって、原稿Mを原稿排紙トレイR
16へ搬送する位置を、ホームポジション2(以下HP
2と略す)という。
【0127】原稿Mの両面を読み取る場合は、表面の読
み取り後、中間トレイ揺動板R15をHP2へ移動さ
せ、原稿Mの一端を原稿排紙ローラR14に挟んだ状態
で、原稿Mの他端を中間トレイR16へ排出する。な
お、この場合、原稿Mは裏面が上向きの状態である。続
いて、原稿排紙ローラR14を反転し、原稿Mを副搬送
路R18へ送出する。そして、原稿は副搬送路R18及
び主搬送路R4を経由して裏面の読み取りが開始され
る。
【0128】裏面の原稿M読み取り後、原稿Mは原稿排
紙ローラR14により、HP2を経由して中間トレイR
16へ排出される。なお、原稿Mの一端は原稿排紙ロー
ラR14に挟まれている。また、この場合、原稿Mは表
面が上向きの状態である。さらに、原稿排紙ローラR1
4を逆方向に回転させ、原稿Mを復搬送路R18及び主
搬送路R4方向へ送出する。ここで、原稿入紙センサR
5が原稿Mを検出した場合、露光ランプ31の露光を停
止すると共に、中間トレイ揺動板R15をHP1方向へ
移動させる。
【0129】これにより、原稿Mは原稿排紙ローラR1
4から、中間トレイ揺動板R15(HP1)を経由して
原稿排紙トレイR17へ排出される。この場合排出され
る原稿Mは表面が下向きの状態で積層される。つまり、
裏面の読み取り終了後、単に原稿Mを原稿排紙トレイR
17へ排出させた場合、原稿Mの表面が上向きの状態で
逆頁順に積層されるが、本発明では、裏面の読み取り終
了後、原稿Mの表裏を反転させる処理を介在させること
によって、原稿Mが頁順に積層されることになる。な
お、原稿Mの表面のみの読み取りの場合は、中間トレイ
揺動板R15はHP1に固定される。
【0130】図27は原稿Mの読み取りが両面である場
合の排出処理手順を示すフローチャートである。まず、
MPU53はピックアップローラR2を回転させて(ス
テップS271)、原稿トレイR1上に載置された原稿
Mを主搬送路R4へ搬送する。続いて、原稿入紙センサ
R5が原稿Mを認識したか否かを判断する(ステップS
272)。原稿を認識しない場合は(ステップS272
でNO)、原稿が認識されるまで処理を繰り返す。一
方、原稿を認識した場合は(ステップS272でYE
S)、中間トレイ揺動板R15をHP2へ移動させる
(ステップS273)とともに表面の原稿を読み取り
(ステップS274)、読み取った画像データを記憶部
54に記憶し識別情報等を識別情報記憶ファイル541
に記憶する。
【0131】続いて、原稿Mの一端を原稿排紙ローラR
14に挟んだ状態で他端を中間トレイR16へ排出する
(ステップS275)。そして、原稿排紙ローラR14
を反転させ(ステップS276)、復搬送路R18へ原
稿Mを送出する。送出後、原稿入紙センサR5が原稿M
を認識したか否かを判断する(ステップS277)。原
稿を認識しない場合は(ステップS277でNO)、原
稿が認識されるまで処理を繰り返す。一方、原稿を認識
した場合は(ステップS277でYES)、裏面の原稿
を読み取り(ステップS278)、読み取った画像デー
タを記憶部54に記憶し識別情報等を識別情報記憶ファ
イル541に記憶する。
【0132】裏面の原稿読み取り後、原稿Mの一端を原
稿排紙ローラR14に挟んだ状態で他端を中間トレイR
16へ排出する(ステップS279)。そして、原稿排
紙ローラR14を反転させ(ステップS2710)、復
搬送路R18へ原稿Mを送出する。続いて、原稿入紙セ
ンサR5が原稿Mを認識したか否かを判断する(ステッ
プS2711)。原稿を認識しない場合は(ステップS
2711でNO)、原稿が認識されるまで処理を繰り返
す。一方、原稿を認識した場合は(ステップS2711
でYES)、中間トレイ揺動板R15をHP1へ移動さ
せる(ステップS2712)とともに露光ランプ31の
露光を停止する(ステップS2713)。そして、原稿
Mは裏面が上向きの状態でHP1を経由して原稿排紙ト
レイR17へ排出される(ステップS2714)。な
お、画像形成装置1を複写機に適用した場合について説
明したが、これに限るものではなく、複写機とファクシ
ミリ装置との複合装置、複写機とプリンタとの複合装
置、または複写機とファクシミリ装置とプリンタとの組
み合わせからなる複合装置であっても良い。
【0133】本実施の形態4は以上の如き構成としてあ
り、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至実施の形
態3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番
号を付してその説明を省略する。
【0134】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明にあっては、画
像形成を希望する枚数または部数である初期設定値を入
力し、画像形成を開始する。画像形成途中で、枚数また
は部数に変更が生じ、ユーザが増加枚数(部数)または
減少枚数(部数)を入力した場合は、その値(増減設定
値)を受け付ける。増減設定値を受け付けた場合は、初
期設定値からそのときの画像形成枚数(部数)を減じ
て、画像形成すべき残りの枚数または部数を示す残設定
値を算出する。そして、残設定値及び増減設定値に基づ
いて、受け付け後の残設定値を算出、つまり画像形成枚
数(部数)変更後に画像形成することが必要な残りの画
像形成枚数(部数)を算出する。そして、画像形成処理
を終了させることなく連続して受付後の残り設定値分の
枚数または部数について、画像形成を行うこととしたの
で、画像形成数の変更が急に生じた場合でも即時に対応
でき、また画像形成時間の短縮、さらには煩雑な仕分け
作業の負担が軽減されることになる。
【0135】また、本発明にあっては、画像形成中に増
減設定値を受け付けた場合、それに伴い発生する割り込
み処理による画像形成停止処理を禁止するようにしたの
で、枚数を変更した場合でも、強制終了することなく、
継続して画像形成を行うことが可能となり、画像形成時
間の短縮を図ることができ、さらに再度必要部数を入力
する手間が省けユーザの負担を大幅に低減することが可
能となる。
【0136】また、本発明にあっては、画像形成中に増
加設定値(例えば+3)を受け付けた場合、受付時の残
設定値、受け付けた増加設定値、及び受け付け後の残設
定値(残設定値に増加設定値を加算した値)を、操作パ
ネルの表示部等に表示する。そして、画像形成が進行す
るたびに、増加設定値及び受け付け後の残設定値を、1
ずつ減算して表示するようにしたので、変更した枚数ま
たは部数、及び現在形成中の画像形成数等を、目視で確
認することが可能となり、ユーザは容易に画像形成の進
行状況を把握することが可能となる。また、受付時の残
設定値はそのままで、増加設定値及び受付後の残設定値
を減算して表示させるようにしたので、増加設定値が残
設定値よりも先に零になる結果、再度枚数または部数に
変更が生じた場合でも、ユーザは容易に追加枚数または
部数を把握することが可能となる。
【0137】また、本発明にあっては、画像形成中に減
少設定値(例えば−3)を受け付けた場合、受付時の残
設定値、受け付けた減少設定値、及び受け付け後の残設
定値(残設定値から減少設定値を加算した値)を、操作
パネルの表示部等に表示する。そして、画像形成が進行
するたびに、受け付け時の残設定値、及び受け付け後の
残設定値を、1ずつ減算して表示するようにしたので、
変更した枚数または部数、及び現在形成中の画像数等
を、目視で確認することが可能となり、ユーザは容易に
画像形成の進行状況を把握することが可能となる。ま
た、減少させた頁数を、可変させず表示させるようにし
たので、余剰形成画像が発生した場合でも、その数を一
目で確認でき、ユーザが、余剰形成画像を取り除く際の
負担を大幅に軽減することが可能となる。
【0138】また、本発明にあっては、複数枚から構成
される原稿を、各頁について複数枚数画像形成処理を行
う場合、実行される。ある頁について初期設定値に基づ
き設定値に係る枚数を画像形成している途中で、増減設
定値が受け付けられた場合、残設定値及び増減設定値に
基づいて受け付け後の残設定値を算出し、その残設定値
に係る枚数分、その頁について画像形成を行う。そし
て、その頁について画像形成が終了した場合は、次の頁
から、最後の頁までについての初期設定値を増減設定値
に基づいて変更する。すなわち変更時の頁、及び次の頁
から最後の頁までについては、初期設定値を変更して画
像形成を実行するようにしたので、複数枚から構成され
る原稿を、各頁について複数枚数画像形成処理をしてい
る際に、その枚数が変更された場合でも、その頁以降で
あれば容易に画像形成枚数を変更することが可能とな
る。
【0139】また、本発明にあっては、増加設定値が受
け付けられた場合、第1頁から受け付けのあった頁の前
頁までについて、再度増加設定値に基づいて画像形成を
実行すると共に、排紙トレイにそれぞれの頁に対応する
形成画像を排出するようにする。すなわち、変更が生じ
た以前の頁についても増加分の画像形成を行うようにし
たので、複数枚から構成される原稿を、各頁について複
数枚数画像形成処理をしている際に、その枚数が変更さ
れた場合でも、その頁以前の頁についても容易に画像形
成枚数を変更することが可能となる。しかも画像形成処
理を中断させることなく、不足分を補うようにしたの
で、その頁に対応する適切なトレイへ画像を排出するこ
とができ、ユーザの負担を大幅に低減することが可能と
なる。
【0140】また、本発明にあっては、減少設定値が受
け付けられた場合、受け付けのあった頁の前頁数を表示
部に表示する。すなわち、複数枚から構成される原稿
を、各頁について複数枚数画像形成処理をしている際
に、その枚数を減少する変更があった場合、既に1頁か
らその頁の前の頁までは余剰に画像形成しており、修正
は不可能である。従って、ユーザに余剰画像が形成され
た頁数(第1頁から前頁)を表示するようにしたので、
ユーザは画像形成終了後、余剰枚数を確実に認識するこ
とができ、負担を大幅に低減することが可能となる。
【0141】本発明にあっては、複数の頁から構成され
る原稿を読み取り、読み取った各頁の画像データを識別
情報に対応づけて記憶する。識別情報としては、頁番
号、通し番号などである。そしてディスプレイ等に識別
情報を表示する。画像形成装置は、ユーザが入力した識
別情報に対応する画像形成枚数を受け付け、識別情報に
対応する画像データを、受け付けた画像形成枚数分、画
像形成する。以上のように構成したので、ユーザは頁毎
に希望する枚数を、視認して容易に設定することが可能
となる。
【0142】本発明にあっては、画像形成装置において
ユーザが入力した、原稿を特定するための原稿情報を受
け付ける。そして、各頁の画像データを識別情報及び原
稿情報に対応づけて記憶し、記憶した識別情報及び原稿
情報を表示するようにしたので、多種の原稿を読み取ら
せた場合でも、混同することなく、容易に各原稿に対す
る各頁の画像形成枚数を設定することが可能となる。
【0143】また、本発明にあっては、画像形成装置は
ユーザが入力した画像形成を行う際の設定に関する設定
情報を受け付ける。設定情報としてはモノクロまたはカ
ラー等の画像形成する色に関する情報、拡大率、縮小率
等の倍率に関する情報、片面印刷または両面印刷かの画
像形成面に関する情報、一枚の記録紙に画像形成する画
像データ数に関する情報、または品位に関する情報等が
ある。画像形成装置は、各頁の画像データを識別情報、
受け付けた原稿情報及び設定情報に対応づけて記憶す
る。そして、識別情報に対応する画像データを、受け付
けた画像形成枚数分、設定情報に従って画像形成するよ
うにしたので、原稿または頁毎に詳細な設定を行って、
画像形成を実行することが可能となる。
【0144】本発明にあっては、記憶した識別情報また
は原稿情報に基づいて、画像形成された記録紙を分類し
て排出する。例えば、頁毎または原稿毎に、異なる排紙
トレイに分類して排出、または排出方向に対して左右に
ずらして排出する。以上のように、頁毎または原稿毎に
分類して排出するようにしたので、多量の、また多種の
原稿が画像形成された場合であっても、ユーザは混同す
ることなく、画像形成された記録紙を得ることが可能と
なる。
【0145】また、表面の読み取り、続いて裏面の読み
取りが終了した場合、その原稿は表面が上の状態で排出
される。つまり、表面のみの読み取りの場合は、原稿が
裏返った状態で排出されるが、両面の読み取りの場合
は、原稿が表面のまま排出される。そうすると、これに
複数頁の原稿が次々に排出された場合、原稿の頁が逆の
順序で積層されることになる。そこで、本発明は原稿の
読み取りが両面であり、該原稿の裏面の読み取りが終了
した場合、該原稿の表裏を反転させて排出するようにし
た。これにより、原稿の頁順に積層された状態で排出さ
れ、ユーザが記録紙を整理する負担を大幅に低減するこ
とが可能となる等、本発明は優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構造を示す模式図
である。
【図2】制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】入力部及び表示部を示す模式図である。
【図4】画像形成の種類を模式的に示した説明図であ
る。
【図5】表示部の表示動作を示す説明図である。
【図6】表示部の他の表示動作を示す説明図である。
【図7】単頁印刷を実行している途中で、増減設定値が
入力された場合の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】単頁印刷を実行している途中で、増減設定値が
入力された場合の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】単頁印刷を実行している途中で、増減設定値が
入力された場合の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】ソート印刷を実行している途中で、増減設定
値が入力された場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】ソート印刷を実行している途中で、増減設定
値が入力された場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】ソート印刷を実行している途中で、増減設定
値が入力された場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】ソート印刷を実行している途中で、増減設定
値が入力された場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図14】実施の形態2に係る入力部及び表示部を示す
模式図である。
【図15】グループ印刷を実行している途中で、増減設
定値が入力された場合の処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】グループ印刷を実行している途中で、増減設
定値が入力された場合の処理手順を示すフローチャート
である。
【図17】実施の形態3に係る画像形成装置の制御部の
構成を示すブロック図である。
【図18】識別情報記憶ファイルのレコードレイアウト
を示す説明図である。
【図19】原稿情報を入力する際のイメージを示す説明
図である。
【図20】画像形成枚数を入力する際のイメージを示す
説明図である。
【図21】設定情報を入力する際のイメージを示す説明
図である。
【図22】実施の形態3に係る画像形成処理の手順を示
すフローチャートである。
【図23】実施の形態3に係る画像形成処理の手順を示
すフローチャートである。
【図24】分類排出処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図25】原稿台上の原稿読み取り装置を示す断面図で
ある。
【図26】実施の形態4に係る制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図27】原稿の読み取りが両面である場合の排出処理
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 11 排紙トレイ 51 入力部 51 a表示部 54 記憶部 541 識別情報記憶ファイル R 原稿読み取り装置 R15 中間トレイ揺動板 R16 中間トレイ R14 原稿排紙ローラ M 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 380 G03G 21/00 380 384 384 386 386 21/02 G06F 3/12 P G06F 3/12 G03G 21/00 392 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AR01 AR03 CQ24 CQ34 HJ04 HJ07 HK14 HK15 HK23 HN16 2H027 DA32 DA43 DA46 DB04 DB05 DC09 DC11 DE07 DE09 ED06 ED22 EE02 EE07 EE08 EE09 EF09 EJ06 FA01 FA02 FA03 FA06 FA07 FA11 FA17 FA22 FA23 FA28 FA30 FA35 GA14 GA23 GA34 GA35 GA47 GA49 GA54 GA56 GB05 GB12 GB14 GB15 ZA07 2H076 BA01 BA14 BA24 BA36 BA38 BA42 BA45 BA58 BA62 BA86 BA87 5B021 AA01 AA19 KK01 5C062 AA05 AB20 AB23 AB42 AC21 AF07 BA04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶部に記憶し、該記憶部
    に記憶した画像データを読み出して、入力された初期設
    定値分の画像形成を行う画像形成装置において、画像形
    成中に、画像形成枚数または部数の増減設定値を受け付
    ける受付手段と、該受付手段により増減設定値が受け付
    けられたときの画像形成すべき残りの枚数または部数を
    示す残設定値を算出する残設定値算出手段と、 該残設定値算出手段により算出した残設定値、及び前記
    受付手段により受け付けた増減設定値、に基づいて受け
    付け後の残設定値を算出する受付後残設定値算出手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記受付手段により増減設定値を受け付
    けることにより割り込み処理が発生した場合は、該割り
    込み処理に起因する画像形成の停止処理を禁止する禁止
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記受付手段により受け付けた増減設定
    値が増加設定値である場合は、1枚または1部数の画像
    形成の都度、前記受付手段により受け付けた増減設定
    値、及び前記受付後残設定値算出手段により算出した受
    け付け後の残設定値を、それぞれ減算して表示する増加
    時表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記受付手段により受け付けた増減設定
    値が減少設定値である場合は、1枚または1部数の画像
    形成の都度、前記残設定値算出手段により算出した残設
    定値、及び前記受付後残設定値算出手段により算出した
    受け付け後の残設定値を、それぞれ減算して表示する減
    少時表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記受付手段により増減設定値を受け付
    けた頁について、前記受付後残設定値算出手段により算
    出した受け付け後の残設定値に基づいて、画像形成を行
    う残画像形成手段と、 該残画像形成手段により、画像形成を行った頁について
    画像形成が終了した場合は、前記頁の次頁から原稿最終
    頁までの前記初期設定値を、前記受付手段により受け付
    けた増減設定値に基づいて変更する変更手段とを更に備
    えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記受付手段により受け付けた増減設定
    値が増加設定値である場合は、前記原稿の第1頁から前
    記受け付けた頁の前頁までについて、再度前記受付手段
    により受け付けた増加設定値に基づいて画像形成を行う
    手段と、 該手段により形成した各頁の画像を対応する排紙トレイ
    へ排出する排出手段とを更に備えることを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記受付手段により受け付けた増減設定
    値が減少設定値である場合は、前記受け付けた頁の前頁
    を表示する手段を更に備えることを特徴とする請求項5
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の頁から構成される原稿を読み取
    り、読み取った各頁の画像データを記憶部に記憶し、該
    記憶部に記憶した画像データを読み出して、各頁の画像
    形成を行う画像形成装置において、 前記各頁の画像データを識別情報に対応づけて記憶する
    識別情報記憶手段と、 前記記憶した識別情報を表示する表示手段と、 前記識別情報に対応する画像形成枚数を受け付ける手段
    と、 前記識別情報に対応する画像データを、前記受け付けた
    画像形成枚数、画像形成する画像形成手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 原稿を特定するための原稿情報を受け付
    ける手段を更に備え、 前記識別情報記憶手段は、 前記各頁の画像データを識別情報及び前記受け付けた原
    稿情報に対応づけて記憶するよう構成してあり、 前記表示手段は、 前記記憶した識別情報及び原稿情報を表示するよう構成
    してあることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 画像形成を行う際の設定に関する設定
    情報を受け付ける手段を更に備え、 前記識別情報記憶手段は、 前記各頁の画像データを識別情報、前記受け付けた原稿
    情報及び設定情報に対応づけて記憶するよう構成してあ
    り、 前記画像形成手段は、 前記識別情報に対応する画像データを、前記受け付けた
    画像形成枚数、前記設定情報に従って画像形成するよう
    構成してあることを特徴とする請求項9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記設定情報は、 画像形成する色に関する情報、画像形成の倍率に関する
    情報、記録紙に対する画像形成面に関する情報、一枚の
    記録紙に画像形成される画像データ数に関する情報また
    は画像形成の品位に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記識別情報記憶手段に記憶した識別
    情報または原稿情報に基づいて、画像形成された記録紙
    を分類して排出する手段を更に備えることを特徴とする
    請求項9乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 原稿の読み取りが両面であり、該原稿
    の裏面の読み取りが終了した場合、該原稿の表裏を反転
    させて排出する手段を更に備えることを特徴とする請求
    項8乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数の頁から構成される原稿を読み取
    り、読み取った各頁の画像データを記憶部に記憶し、該
    記憶部に記憶した画像データを読み出して、各頁の画像
    形成を行う画像形成方法において、 前記各頁の画像データを識別情報に対応づけて記憶する
    識別情報記憶ステップと、 前記記憶した識別情報を表示する表示ステップと、 前記識別情報に対応する画像形成枚数を受け付けるステ
    ップと、 前記識別情報に対応する画像データを、前記受け付けた
    画像形成枚数、画像形成する画像形成ステップとを備え
    ることを特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 原稿を特定するための原稿情報を受け
    付けるステップを更に備え、 前記識別情報記憶ステップは、 前記各頁の画像データを識別情報及び前記受け付けた原
    稿情報に対応づけて記憶し、 前記表示ステップは、 前記記憶した識別情報及び原稿情報を表示することを特
    徴とする請求項14に記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 画像形成を行う際の設定に関する設定
    情報を受け付けるステップを更に備え、 前記識別情報記憶ステップは、 前記各頁の画像データを識別情報、前記受け付けた原稿
    情報及び設定情報に対応づけて記憶し、 前記画像形成ステップは、 前記識別情報に対応する画像データを、前記受け付けた
    画像形成枚数、前記設定情報に従って画像形成すること
    を特徴とする請求項15に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記設定情報は、 画像形成する色に関する情報、画像形成の倍率に関する
    情報、記録紙に対する画像形成面に関する情報、一枚の
    記録紙に画像形成される画像データ数に関する情報また
    は画像形成の品位に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項16に記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記識別情報記憶ステップで記憶した
    識別情報または原稿情報に基づいて、画像形成された記
    録紙を分類して排出するステップを更に備えることを特
    徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の画像形
    成方法。
  19. 【請求項19】 原稿の読み取りが両面であり、該原稿
    の裏面の読み取りが終了した場合、該原稿の表裏を反転
    させて排出するステップを更に備えることを特徴とする
    請求項14乃至18のいずれかに記載の画像形成方法。
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