JP2002171347A - 一斉指令方法及び一斉指令システム - Google Patents

一斉指令方法及び一斉指令システム

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JP2002171347A
JP2002171347A JP2000367510A JP2000367510A JP2002171347A JP 2002171347 A JP2002171347 A JP 2002171347A JP 2000367510 A JP2000367510 A JP 2000367510A JP 2000367510 A JP2000367510 A JP 2000367510A JP 2002171347 A JP2002171347 A JP 2002171347A
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Yoshimasa Fukuda
美正 福田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一斉指令の所要時間を短縮する。 【解決手段】 伝送路で接続された複数の伝送装置に収
容されている端末装置のうち、当該伝送路を介して指定
する端末装置を呼出し、さらにこの呼出しに応答した複
数の端末装置に前記伝送路を介して同時に指令する一斉
指令方法において、前記伝送路として通信用チャネルと
は別個に制御用チャネルを設定し、収容する端末装置か
ら他の伝送装置に収容されている端末装置との通信の要
求を受けた伝送装置は、この制御用チャネルを通じて、
前記端末装置のなかで1又は複数の呼出す端末装置を指
定するための着番号情報を含むメッセージ情報を送信す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一斉指令方法及び
一斉指令システムに関し、たとえば複数のPBX(構内
交換機)に収容された電話機などを一斉に呼出し、応答
確認後、一斉指令を行う場合などに適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2および図3に従来の一斉指令システ
ムを示す。
【0003】この一斉指令システム10は、図3に示す
ように、個別線専用線11〜13などの個別線専用線で
相互に接続されたディジタルPBX交換機であるPBX
−A14、PBX−B15、…、PBX−N16を備え
ている。個別線専用線を用いた個別線信号方式では、P
BX交換機間でも加入者線でも制御用の信号が個々の通
話回線を通して送受される。
【0004】PBX−A14には、複数の電話機17〜
19が収容されており、各電話機17〜19は当該PB
X−A14によってCFT(会議トランク)20に接続
される。同様にPBX−B15にも、複数の電話機21
〜22が収容されており、各電話機21〜22は当該P
BX−A15によってCFT23に接続される。PBX
−N16も同様に、複数の電話機24〜25収容されて
おり、各電話機24〜25は当該PBX−N16によっ
てCFT26に接続される。
【0005】図2はこの一斉指令システム10における
一斉指令シーケンスを示したものである。
【0006】このシーケンスでは、まず一斉指令を行う
指令端末となる電話機17から一斉指令番号を入力する
(S1)。これを受けてPBX−A14は、あらかじめ
設定してある一斉呼出しリスト(局データ)を基に自局
内の内線を呼出し、応答するごとにCFT20に接続す
る(S2)。
【0007】次にPBX−A14が、PBX−B15に
対して起動をかけ(S3)、起動を完了するとPBX−
B15は、起動完了信号をPBX−A14に送信する
(S4)。
【0008】この起動完了信号を受信したPBX−A1
4は、PB(プッシュボタン)信号を用いて、前記一斉
呼出しリストのなかの自局内線以外の電話機を指定する
情報を、個別線専用線11でPBX−B15に送信する
(S5)。PB信号を用いたこの送信では、PBX交換
機を特定するための対象局番と、電話機を特定するため
の内線番号を、区切りコードを挿入しながら送信する。
そしてすべての残り内線を送信した後、PBX−A14
が送信終了コードを送信することで、それをPBX−B
15に知らせる。
【0009】受信したPB信号に基づいてPBX−B1
5では、自局内線のなかで、当該PB信号で指定された
内線を呼出し、応答するたびにCFT23に接続し(S
6)、PBX−A14にこの応答を送信する(S7)。
【0010】一方で、PBX−B15は、PBX−N1
6方向の次のPBX交換機に起動(S8)をかけ、当該
交換機からの起動完了信号を受信する(S9)。そし
て、PBX−A14から受信したPB信号の指定するリ
ストのうち、自局内線以外の電話機に対応する分につい
ては、当該次のPBX交換機にPB信号で送信する(S
10)。この送信は、前記ステップS5と同様に、他局
(PBX−A、PBX−B以外の局)の対象局番と、内
線番号を、区切りコードを挿入しながら送信する。そし
てこの時点での全残り内線を送信した後、PBX−B1
5は当該次のPBX交換機に終了コードを送信する。
【0011】そして、上述したPBX−B15と同様
に、自局内線のうち、当該PB信号で指定された電話機
を呼出し、各電話機が応答するたびにCFTに接続し、
PBX−B15にこの応答を送信する(S11)。
【0012】この応答は一つひとつ、PBX−B15か
らPBX−A14に転送される。
【0013】以降のPBX交換機ではPBX−N16ま
で、このPBX−B15と同様な動作が繰り返される。
【0014】このようにして、指定されたすべての電話
機に呼出しが行われると、一斉指令しようとする者は、
電話機17で口頭により一人ひとり点呼することで各電
話機の応答状況を確認し、応答した者に一斉指令を行う
(S12)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記に述べ
たようにこのような従来の技術では、対象局番と内線番
号を、区切りコードを挿入しながらPB信号で送信する
ので、一斉指令のための一斉呼出しを最終のPBX−N
16まで行うには、非常に時間がかかる。
【0016】さらにまた、一斉指令を行おうとする者は
口頭で点呼をとらなければ、指定し、呼出した電話機の
うちどれが応答しているのかわからないため、ここでも
多大な時間を要し、手数がかかることとなる。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明では、伝送路で接続された複数の伝送
装置に収容されている端末装置のうち、当該伝送路を介
して指定する端末装置を一斉に呼出し、さらにこの一斉
呼出しに応答した複数の端末装置に前記伝送路を介して
同時に指令する一斉指令方法において、前記伝送路とし
て通信用チャネルとは別個に制御用チャネルを設定し、
収容する端末装置から他の伝送装置に収容されている端
末装置との通信の要求を受けた伝送装置は、この制御用
チャネルを通じて、前記端末装置のなかで一斉呼出しの
対象となる1又は複数の端末装置を指定するための着番
号情報を含む第1のメッセージ情報を送信することを特
徴とする。
【0018】また、第2の発明では、伝送路で接続され
た複数の伝送装置に収容されている端末装置のうち、当
該伝送路を介して指定する端末装置を一斉に呼出し、さ
らにこの一斉呼出しに応答した複数の端末装置に前記伝
送路を介して同時に指令する一斉指令システムにおい
て、前記伝送路として通信用チャネルとは別個に制御用
チャネルを設定し、収容する端末装置から他の伝送装置
に収容されている端末装置との通信の要求を受けた伝送
装置は、この制御用チャネルを通じて、前記端末装置の
なかで一斉呼出しの対象となる1又は複数の端末装置を
指定するための着番号情報を含む第1のメッセージ情報
を送信するメッセージ情報送信手段を備えることを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一斉指令方
法及び一斉指令システムを、ISDN(Integrated Se
rvices Digital Network)のDチャネル共通線で接続
されたPBX交換機に適用した場合を例に、実施形態に
ついて説明する。
【0020】(A)実施形態の構成 本実施形態にかかる一斉指令システム30を図4に示
す。
【0021】図4において、この一斉指令システム30
は、複数のディジタルPBX交換機PBX−A34、P
BX−B35、…、PBX−N36を備えている。これ
らのPBX交換機のあいだの接続は、通話用のB1チャ
ネルと、このB1チャネルの通話に関する制御を行うD
チャネルとを含むケーブル、すなわちDチャネル共通線
31〜33で行われている。PBX交換機34〜36間
のインタフェース条件は、いわゆるCCITT(国際電
信電話諮問委員会)No.7共通線信号方式(No.7
CCS)の一種であるDチャネル共通線信号方式であ
る。
【0022】蓄積プログラムを採用した電子交換方式の
導入により可能となった共通線信号方式は、局間信号方
式としては当該No.7共通線信号方式を用い、加入者
線信号方式としてはディジタル加入者線信号方式(DS
S1)を用いている。
【0023】共通線信号方式は、大量の情報転送が可能
であること、信号の送出タイミングに制限がなく通信中
などでも信号送出可能であることなどを特徴とする。
【0024】なお、基本ISDNのB2チャネルは、デ
ータ通信などマルチメディア的な通信に使用され得るも
のであるが、ここでは詳述しない。不要であればPBX
交換機34〜36は当該B2チャネルをサポートしない
ものとすることもできる。
【0025】PBX−A34には、多機能電話機37〜
39などを含む複数の多機能電話機が収容されており、
各電話機は当該PBX−A34によってCFT(会議ト
ランク)40に接続され得る。
【0026】多機能電話機37〜39などの多機能電話
機は一般に、複数の機能ボタン、機能ランプ(たとえば
LED)、表示器(たとえば液晶表示器)などを備え、
機能ランプを点灯させることなどにより、種々の情報を
出力することができる。
【0027】本実施形態では、一斉指令対象として指定
した複数の電話機の応答状況を、可視表示などで出力す
るために多機能電話機のこのような機能を活用する。こ
の可視表示に先立ってこの可視表示のために、多機能電
話機を収容しているPBX交換機では、後述する応答内
線情報要素IE9などに基づいて論理的な処理が行われ
る。
【0028】本実施形態では、多機能電話機37〜39
は機能ボタンと機能ランプが一体化したランプ付きボタ
ンを、少なくとも一斉呼出しの対象となる最大電話機数
30と同数またはそれ以上備えているものとする。
【0029】なお、呼出しをかけた側の電話機が多機能
電話機であれば、応答する側の電話機は必ずしも多機能
電話機でなくても、呼出し側で応答状況を表示すること
ができる。
【0030】PBX−A34と同様にPBX−B35に
も、多機能電話機41〜42などを含む複数の多機能電
話機が収容されており、これらの電話機は当該PBX−
B35によってCFT43に接続され得る。
【0031】PBX−N36も同様に、多機能電話機4
4〜45を含む複数の多機能電話機が収容されており、
これらの電話機は当該PBX−N36によってCFT4
6に接続され得る。
【0032】そして前記PBX−A34には局番号「2
1」が割り当てられおり、同様に前記PBX−B35に
は局番号「22」が、前記PBX−N36には局番号
「MN」が割り当てられている。
【0033】また、前記電話機37には内線番号「19
99」が割り当てられており、前記電話機38には内線
番号「2000」が、前記電話機39には内線番号「2
001」が、電話機41には内線番号「3000」が、
電話機42には内線番号「3001」が、そして電話機
44,45には前記電話機38,39と同じ内線番号が
割り当てられている。すなわち電話機44には内線番号
「2000」が、電話機45には内線番号「2001」
が、それぞれ割り当てられている。
【0034】以下、上記のような構成を有する本実施形
態の動作について説明する。 (A−1)実施形態の動作 図1に示すように、まずこの一斉指令システム30のな
かで、たとえばPBX−A34に収容されている多機能
電話機37から、一斉指令番号が入力される(S2
0)。これによりシステム30は当該電話機37が指令
端末となることを認識し、多機能電話機37のランプ付
きボタンのランプのうち、当該一斉指令番号で一斉指令
対象とされた電話機に対応するすべてのランプが点滅し
はじめる。
【0035】たとえば当該一斉指令の対象となる電話機
が、図4に示されている電話機のなかでは前記電話機3
8,39,41,45であるとすると、電話機38,3
9,41,45を含むすべての対象電話機に対応するラ
ンプが点灯しはじめる。
【0036】多機能電話機37から一斉指令番号の供給
を受けたPBX−A34は、あらかじめ設定してある一
斉呼出しリスト(局データ)をもとに自局内の内線、す
なわち前記電話機38の内線番号「2000」と前記電
話機39の内線番号「2001」などを呼出し、応答
(オフフック)するごとに各電話機をCFT40に接続
する(S21)。
【0037】これにより指令端末37では、点滅してい
る前記ランプ付きボタンのランプのうち、自局に収容さ
れている電話機であって当該呼出しに応答した電話機に
対応するランプ、すなわち電話機38,39などに対応
するランプが点滅状態から点灯状態に切替わる。
【0038】次にPBX−A34は、前記Dチャネル共
通線31内のDチャネルで、PBX−B35にレイヤ3
の呼設定(SETUP)メッセージを送信することで、呼設
定を要求する。
【0039】上記のステップS21からS22への移行
タイミングは、電話機の応答をまっていたのでは遅すぎ
るので、実際には呼出しのためのPBX−A34内の処
理が開始されるタイミングと、ほぼ同時であってよい。
そしてPBX−B35、あるいはそれ以降のPBX交換
機での処理が行われている期間に、PBX−A34にお
ける呼出し、応答のステップS21の処理が同時進行で
行われる。
【0040】なお、この呼設定メッセージを含めて、図
1に示すPBX交換機34〜36相互間の信号のやり取
りは、すべてDチャネル共通線31〜33内のDチャネ
ルで行われる。
【0041】当該呼設定メッセージの構成は、当該Dチ
ャネルに適用されるプロトコルである前記Dチャネル共
通線信号方式のレイヤ3プロトコルに対応したもので、
その個別部は図5に示すような構成となっている。
【0042】呼設定メッセージを含むレイヤ3メッセー
ジは一般に、すべてのメッセージに共通かつ必須な共通
部と、メッセージごとに定義される個別部とからなる。
そして個別部には、前記共通部に含まれるメッセージタ
イプに応じて、必要な情報要素が定義される。したがっ
てそのメッセージが呼設定メッセージならば、当該メッ
セージタイプの状態は「0000101」などとなり、「呼設
定用」である旨を表示する。
【0043】図5において、情報要素IE1〜IE5は
前記個別部のなかでTTC(電信電話技術委員会)標準
に対応した部分で、伝達能力情報要素IE1は「音声」
を、チャネル識別子情報要素IE2は「B1チャネル」
を、発番号情報要素IE3は「指令端末番号(ここでは
多機能電話機37に割り当てられた番号「199
9」)」を、着番号情報要素IE4は「一斉指令番号」
を、シフト指定情報要素は「コード群7(すなわちユー
ザ特有情報)」を、それぞれ表示する。
【0044】これに追加して、一斉呼出しリスト情報要
素IE6は「対象局番および内線番号」を、最大で30
内線まで表示する。対象局番は、一斉指令先となる電話
機を収容しているPBX交換機に割り当てられた番号
で、内線番号とは一斉指令先となる電話機に割り当てら
れている番号である。
【0045】前記情報要素IE5とこの情報要素IE6
とが、この一斉指令サービスに固有の情報要素で、本実
施形態のために前記指令端末37からDチャネル共通線
レイヤ3プロトコルに追加・定義された情報要素であ
る。
【0046】一斉呼出しリスト情報要素IE6で表示す
る「対象局番および内線番号」を、最大で30内線まで
としたのは、会議トランク用のICパッケージの端子数
が31で、そのうち1端子は一斉指令元の指令端末37
のために使用されるからである。したがって必要に応じ
てこの最大値は、30より大きくすることもでき、小さ
くすることもできる。
【0047】PBX−A34がPBX−B35に送出す
る呼設定メッセージの一斉呼出しリスト情報要素IE6
は、前記一斉呼出しリスト(局データ)からPBX−A
34が収容する内線、すなわち前記電話機38および3
9などに対応する内線を除いた他局の内線に関する情報
からなる。
【0048】PBX−A34から当該呼設定メッセージ
を受け取ったPBX−B35は、呼設定受付(CALL-PRO
C)メッセージを送り返すことで、呼設定メッセージを
受け取って呼設定処理中であることをPBX−A34に
通知し(S23)、つづいて応答(CONN)メッセージを
PBX−A34に送信する(S24)。
【0049】この応答メッセージは、局間のレイヤ3の
タイミング上必要な信号で、着PBX交換機であるPB
X−B35に収容されている電話機がひとつも応答して
いない時点(まだ呼出しさえ行っていない時点)で送出
される。発PBX交換機であるPBX−A34がこの応
答メッセージを受信し、応答確認(CONN-ACK)メッセー
ジを送信する(S25)ことによって、発PBX交換機
と着PBX交換機のあいだの接続、すなわちPBX−A
34とPBX−B35の接続が維持される。
【0050】応答確認メッセージを受信したPBX−B
35は、前記ステップS21におけるPBX−A34と
同じ操作を行う。すなわち前記一斉呼出しリスト情報要
素IE6に基づいて、前記電話機41の内線番号「30
00」を含む自局内の対象内線を呼出し、応答ごとにC
FT43に接続する(S26)。
【0051】当該呼出し開始から所定時間経過後に、呼
出しに応答した自局の内線について、PBX−B35は
当該内線番号などの情報を含む経過表示(PROG)メッセ
ージをPBX−A34に送信する。
【0052】この経過表示メッセージの構成を図6に示
す。
【0053】このメッセージの前記共通部のメッセージ
タイプは当該メッセージが「経過表示用」である旨を表
示している。
【0054】そして個別部を示した図6において、情報
要素IE7およびIE8はTTC標準に対応した部分
で、情報要素IE7はたとえば「インバンドトーンの提
供」を表示し、シフト指定情報要素IE8はコード空間
のなかで「コード群7すなわちユーザ特有情報」を表示
する。
【0055】また、応答内線情報要素IE9は、「対象
局番と内線番号」を表示する。ここでは対象局番は、P
BX−B35の局番号「22」で、内線番号はPBX−
B35に収容されている当該一斉指令対象の電話機のう
ち、呼出しに応答した電話機の内線番号である。
【0056】したがって経過表示メッセージの送信時点
までに電話機41が応答していれば、応答内線情報要素
IE9には電話機41の内線番号「3000」も含まれ
ることになるが、この時点までに応答していなければ電
話機41の内線番号は含まれない。
【0057】経過表示メッセージの送信時点までに応答
していない内線の取り扱いについては、様々な方法が考
えられる。再度の経過表示メッセージ送信を行わない場
合は、経過表示メッセージの送信時に呼出しもやめる。
行う場合は呼出しを継続し、応答があった時点でふたた
び経過表示メッセージを送信するようにするとよい。
【0058】また上記では、呼出し開始から所定時間経
過後に経過表示メッセージを送信するようにしたが、応
答した内線の数が所定数に達したとき、あるいは自局内
の一斉呼出し対象内線のうち応答している内線の割合が
所定割合以上に達したときに経過表示メッセージの送信
を行うようにしてもよい。
【0059】なお、前記シフト指定情報要素IE8と応
答内線情報要素IE9とが、この一斉指令サービスに固
有の情報要素で、本実施形態のために追加・定義された
情報要素である。ただし応答時のインバンドトーンなど
も、一斉指令の場合に固有なものを使用するようにする
とよい。
【0060】受信した当該経過表示メッセージの処理に
より、PBX−A34に収容されている指令端末37で
は、点滅している前記ランプ付きボタンのランプのう
ち、PBX−B35に収容されている電話機であって当
該呼出しに応答した電話機に対応するランプが、点滅状
態から点灯状態に切替わる。
【0061】次いで、PBX−B35は、PBX−A3
4から受け取った呼設定メッセージの一斉呼出しリスト
情報要素IE6のなかから、自局に収容している電話機
の内線番号を除外することにより一斉呼出しリスト情報
要素IE6を変更した呼設定メッセージを、Dチャネル
共通線32で接続されている次のPBX交換機(図示せ
ず)に送出する(S28)。
【0062】なお、ステップS26からS28への移行
タイミングも、上述したステップS21からS22への
移行タイミングと同様であってよい。
【0063】そしてステップS28のあとは、当該次の
PBX交換機とPBX−B35とのあいだでも、前記ス
テップS23〜25と同様に、呼設定受付メッセージ
(S29)、応答メッセージ(S30)、応答確認メッ
セージ(S31)が、順次やり取りされる。
【0064】この期間も、PBX−B35とPBX−A
34の接続は維持されているので、当該次のPBX交換
機から経過表示メッセージを受信する(S32)と、P
BX−B35はこの経過表示メッセージをPBX−A3
4に転送する(S33)。
【0065】したがって指令端末37はまた、この経過
表示メッセージの応答内線情報要素IE9に基づいて、
対応する前記ランプを点滅状態から点灯状態に切替え
る。
【0066】以上のような動作が、最後のPBX交換機
であるPBX−N36まで繰り返される。なお、PBX
−N36に収容されている電話機44の内線番号「20
00」、電話機45の内線番号「2001」は前記電話
機38、39と同じであるが、局番号が異なるので、発
PBX交換機であるPBX−A34側で識別することが
できる。
【0067】一斉指令を行おうとする者は、指令端末3
7の複数のランプが点灯しているか点滅しているかに応
じて、一斉呼出し対象の電話機の応答状態を、直観的に
認識することができる。
【0068】そして応答している電話機の指令対象に、
指令通話を行うことができる(S34)。
【0069】(A−2)実施形態の効果 以上のように、本実施形態によれば、一斉指令の対象と
なる電話機を収容しているすべてのPBX交換機に呼設
定メッセージを転送して指令通話を開始できるまでの時
間が、従来にくらべて短い。
【0070】そのうえ本実施形態によれば、一斉指令を
行おうとする者は、ランプの点滅、点灯状態から簡単か
つ明確に、対象電話機の応答状況を認識することができ
るので、従来のように口頭で点呼をとる必要などなく、
一斉指令番号を入力してから指令通話をはじめるまでの
時間が、著しく短縮でき、操作性に優れている。
【0071】(B)他の実施形態 以上の説明では、PBX交換機間の配線はPBX−Aか
ら直接PBX−Nに接続されておらず、PBX−Bなど
を順次経由してPBX−Nに接続するものであったが、
各PBX交換機が直接接続されていて、たとえばPBX
−Aから直接PBX−BにもPBX−Nにも接続される
ような配線構造であっても本発明を適用することができ
る。
【0072】また、上述した実施形態ではISDNを用
いて一本のケーブル内に通話チャネル(B1)と一つの
信号チャネル(D)が存在したが、本発明は通話チャネ
ルと信号チャネルを物理的、機械的に別ケーブルとする
場合にも適用できる。
【0073】なお、上記実施形態では、電話機として多
機能電話機を用いたが、アナログ電話機、ISDN電話
機、事業所用PHS子機などを用いることもでき、また
電話機以外の端末装置、たとえばISDN端末などを利
用することも可能である。
【0074】また、前記応答状況の出力形態は、上述し
たようにランプを点滅状態から点灯状態に切替えるもの
に限定しない。たとえば、点灯状態から点滅状態に切替
えたり、発光するランプの色を切替えたり、スピーカな
どから発する音声とランプの協働によって応答状況を表
示したりするようにしてもよい。
【0075】そしてまた、上記実施形態では発PBX交
換機のほかの複数の着PBX交換機に分散して収容され
ている電話機に対して一斉指令を行ったが、たとえば一
斉指令の対象となる電話機が発PBX交換機以外のひと
つの着PBX交換機だけに収容されているような場合
や、発PBX交換機に収容されている1または複数の電
話機とひとつの着PBX交換機に収容されているひとつ
の電話機に対して一斉呼出しを行い、一斉指令を行う場
合においても、効果が期待できる。
【0076】さらに、本発明の適用範囲はISDNに限
定されず、PBX交換機などの伝送装置間の伝送路とし
て通信用チャネルとは別個に制御用チャネルを設定して
いる信号方式に広く適用することができる。このような
信号方式であれば一般に、少なくとも信号の送出タイミ
ングに通信中などの制限がないという有利な特質を備え
ていると考えられるからである。
【0077】したがって本発明は、ディジタルに限らず
アナログ通信にも適用可能である。
【0078】また加入者線信号方式も、前記DSS1に
限定しない。
【0079】すなわち本発明は、伝送路で接続された複
数の伝送装置に収容されている端末装置のうち、当該伝
送路を介して指定する端末装置を一斉に呼出し、さらに
この一斉呼出しに応答した複数の端末装置に前記伝送路
を介して同時に指令する場合に、広く適用することがで
きる。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
少なくとも伝送装置間では、通信用チャネルとは別個に
設定した制御用チャネルを、番号情報を含むメッセージ
情報の伝送路として使用するので、通話などの情報通信
の状況に左右されることなく、短時間で一斉指令を行う
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る一斉指令システムのシーケンス
である。
【図2】従来の一斉指令システムのシーケンスである。
【図3】従来の一斉指令システムの構成を示す概略図で
ある。
【図4】実施形態に係る一斉指令システムの構成を示す
概略図である。
【図5】実施形態に係る一斉指令システムで使用する呼
設定メッセージの個別部の構成を示す概略図である。
【図6】実施形態に係る一斉指令システムで使用する経
過表示メッセージの個別部の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
10、30…一斉指令システム、11〜13…個別線専
用線、14〜16、34〜36…PBX交換機、31〜
33…Dチャネル共通線、37〜39、41〜42,4
4〜45…多機能電話機、40,43,46…CFT、
S20〜S34…ステップ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路で接続された複数の伝送装置に収
    容されている端末装置のうち、当該伝送路を介して指定
    する端末装置を一斉に呼出し、さらにこの一斉呼出しに
    応答した複数の端末装置に前記伝送路を介して同時に指
    令する一斉指令方法において、 前記伝送路として通信用チャネルとは別個に制御用チャ
    ネルを設定し、 収容する端末装置から他の伝送装置に収容されている端
    末装置との通信の要求を受けた伝送装置は、この制御用
    チャネルを通じて、前記端末装置のなかで一斉呼出しの
    対象となる1又は複数の端末装置を指定するための着番
    号情報を含む第1のメッセージ情報を送信することを特
    徴とする一斉指令方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の一斉指令方法において、 前記通信の要求は、複数の前記伝送装置に分散して収容
    されている複数の端末装置に対する一斉指令の要求であ
    り、 前記第1のメッセージ情報には少なくとも、当該通信を
    要求する端末装置を示す発番号情報と、複数の前記着番
    号情報が含まれており、 各着番号情報の端末装置が応答したかどうかを、前記発
    番号情報の端末装置に通知し、 当該発番号情報の端末装置は、この通知に基づいて各着
    番号情報の端末装置が応答したかどうかを、所定の形態
    で出力することを特徴とする一斉指令方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の一斉指令方法におい
    て、 前記制御用チャネルは、ISDNのDチャネルであり、 前記第1のメッセージ情報には、少なくとも当該一斉呼
    出しの対象となる端末装置を識別するための第1の情報
    要素を含み、 前記Dチャネルが設定されている前記伝送路の所定階層
    のプロトコルで、この第1の情報要素を定義し、 各伝送装置では少なくとも当該一斉呼出しの論理的な処
    理に、この第1の情報要素を用いることを特徴とする一
    斉指令方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの一斉指令方法
    において、 呼出された端末装置が応答する際には、少なくとも当該
    応答が一斉指令のための応答であることを示す情報要素
    であって、前記伝送路の所定階層のプロトコルで定義さ
    れた第2の情報要素を含む第2のメッセージ情報を、一
    斉指令を行おうとする前記端末装置を収容している伝送
    装置に転送し、 この転送を受けた伝送装置では、少なくとも当該応答の
    論理的な処理に、この第2の情報要素を用いることを特
    徴とする一斉指令方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4の一斉指令方法におい
    て、 前記論理的な処理には少なくとも、所定の表示形態によ
    り各端末装置からの応答状況に関する情報を、一斉指令
    を行おうとする前記端末装置に出力する処理を含むこと
    を特徴とする一斉指令方法。
  6. 【請求項6】 伝送路で接続された複数の伝送装置に収
    容されている端末装置のうち、当該伝送路を介して指定
    する端末装置を一斉に呼出し、さらにこの一斉呼出しに
    応答した複数の端末装置に前記伝送路を介して同時に指
    令する一斉指令システムにおいて、 前記伝送路として通信用チャネルとは別個に制御用チャ
    ネルを設定し、 収容する端末装置から他の伝送装置に収容されている端
    末装置との通信の要求を受けた伝送装置は、この制御用
    チャネルを通じて、前記端末装置のなかで一斉呼出しの
    対象となる1又は複数の端末装置を指定するための着番
    号情報を含む第1のメッセージ情報を送信するメッセー
    ジ情報送信手段を備えることを特徴とする一斉指令シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項6の一斉指令システムにおいて、 前記通信の要求は、複数の前記伝送装置に分散して収容
    されている複数の端末装置に対する一斉指令の要求であ
    り、 前記第1のメッセージ情報には少なくとも、当該通信を
    要求する端末装置を示す発番号情報と、複数の前記着番
    号情報が含まれており、 各着番号情報の端末装置が応答したかどうかを、前記発
    番号情報の端末装置に通知し、 当該発番号情報の端末装置は、この通知に基づいて各着
    番号情報の端末装置が応答したかどうかを、所定の形態
    で出力することを特徴とする一斉指令システム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7の一斉指令システムにお
    いて、 前記制御用チャネルは、ISDNのDチャネルであり、 前記第1のメッセージ情報には、少なくとも当該一斉呼
    出しの対象となる端末装置を識別するための第1の情報
    要素を含み、 前記Dチャネルが設定されている前記伝送路の所定階層
    のプロトコルで、この第1の情報要素を定義する定義手
    段と、 各伝送装置では少なくとも当該一斉呼出しの論理的な処
    理に、この第1の情報要素を用いる論理処理手段とを備
    えることを特徴とする一斉指令システム。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかの一斉指令シス
    テムにおいて、 呼出された端末装置が応答する際には、少なくとも当該
    応答が一斉指令のための応答であることを示す情報要素
    であって、前記伝送路の所定階層のプロトコルで定義さ
    れた第2の情報要素を含む第2のメッセージ情報を、一
    斉指令を行おうとする前記端末装置を収容している伝送
    装置に転送する転送手段と、 この転送を受けた伝送装置では、少なくとも当該応答の
    論理的な処理に、この第2の情報要素を用いる論理処理
    手段とを備えることを特徴とする一斉指令システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9の一斉指令システムに
    おいて、 前記論理的な処理には少なくとも、所定の表示形態によ
    り各端末装置からの応答状況に関する情報を、一斉指令
    を行おうとする前記端末装置に出力する処理を含むこと
    を特徴とする一斉指令システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081079A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信システム
CN107682573A (zh) * 2017-10-10 2018-02-09 携程旅游信息技术(上海)有限公司 高并发外呼方法、系统、设备及存储介质

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