JP2002170939A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002170939A
JP2002170939A JP2000368074A JP2000368074A JP2002170939A JP 2002170939 A JP2002170939 A JP 2002170939A JP 2000368074 A JP2000368074 A JP 2000368074A JP 2000368074 A JP2000368074 A JP 2000368074A JP 2002170939 A JP2002170939 A JP 2002170939A
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opening
film
forming
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Kenichi Chiba
健一 千葉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する2つの筒型蓄積電極をフォトリソグ
ラフィー技術の解像度限界以下の間隔で形成することが
できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 コンタクトプラグ9領域を含む層間絶縁
膜8上に、第1の絶縁膜10及び第1の絶縁膜10より
もエッチング速度の遅い第2の絶縁膜11を堆積する。
その後、レジスト膜12をマスクにして、第2の絶縁膜
11及び第1の絶縁膜10を順次エッチングして、凹部
形状の第1の開口部13,13aを形成する。その後、
レジスト膜12を除去した後、第2の絶縁膜11をマス
クにして、第1の開口部13,13a内に露出している
第1の絶縁膜10を等方性エッチングすることにより、
第1の開口幅X1よりも広い第2の開口幅X2を有する第
2の開口部14,14aを形成する。その後、第2の開
口部14,14a内に凹部形状を有する筒型蓄積電極と
なる導体膜パターンを選択的に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、特に筒型形状の蓄積電極を有するキャパシ
タを備えた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷蓄積用のキャパシタを有するDRA
M等の半導体装置では、微細化に伴い、必要な容量を確
保するために、キャパシタを構成する蓄積電極の占有面
積に対して効率良く蓄積電極の表面積を増大することが
重要となってきている。従来、蓄積電極の表面積を増大
する方法としては、例えば蓄積電極を筒型形状に形成
し、筒型電極の内面及び外面を利用した筒型蓄積電極を
用いる方法が知られている。
【0003】以下、従来の筒型蓄積電極を有するキャパ
シタを備えた半導体装置の製造方法について説明する。
図5(a)〜図5(d)は、従来の筒型蓄積電極を有す
るキャパシタを備えた半導体装置の製造工程を示す断面
図である。
【0004】まず、図5(a)に示す工程で、絶縁膜が
埋め込まれたトレンチ型の素子分離領域102の形成さ
れた半導体基板101上にゲート絶縁膜103及びゲー
ト電極104を形成した後、ゲート電極104及び素子
分離領域102をマスクにして、イオン注入によりソー
ス・ドレイン拡散層105を形成する。ゲート電極10
4の上面及び側面の上には、ゲート上絶縁層及び絶縁性
サイドウォールからなる保護絶縁膜115を形成する。
その後、下地層間絶縁膜を形成した後、ソース・ドレイ
ン拡散層105の一方の拡散層に接続するコンタクトプ
ラグ106及びビット線107を形成する。その後、半
導体基板101上の全面に平坦化された層間絶縁膜10
8を形成する。なお、層間絶縁膜108は、ビット線1
07下に形成された下地層間絶縁膜を含むものとする。
その後、層間絶縁膜108に、ソース・ドレイン拡散層
105の他方の拡散層に到達するコンタクト開口部を形
成した後、コンタクト開口部内にポリシリコン膜を埋め
込んでコンタクトプラグ109を形成する。
【0005】次に、図5(b)に示す工程で、コンタク
トプラグ109領域を含む層間絶縁膜108上の全面に
シリコン酸化膜からなる絶縁膜110を堆積した後、フ
ォトリソグラフィー技術を用いて絶縁膜110上に蓄積
電極形成用領域に開口が設けられているレジスト膜11
1を形成する。その後、レジスト膜111をマスクにし
て、絶縁膜110をドライエッチングして、絶縁膜11
0に蓄積電極用コンタクトとなるコンタクトプラグ10
9に到達する凹部形状の開口部112を形成する。
【0006】次に、図5(c)に示す工程で、レジスト
膜111を除去した後、開口部112領域を含む絶縁膜
110上にポリシリコン膜からなる蓄積電極用導電膜を
堆積する。このとき、開口部112領域には、蓄積電極
用導電膜が開口部112内の側面及び底面に沿って凹部
形状に、コンタクトプラグ109に接続されるように形
成される。その後、絶縁膜110上の蓄積電極用導電膜
を選択的に除去することによって、開口部112内のみ
蓄積電極となる導電膜パターン113を形成する。この
とき、絶縁膜110上の蓄積電極用導電膜は、レジスト
膜を用いたエッチバック法や化学機械研磨法(CMP)
によって選択的に除去する。
【0007】次に、図5(d)に示す工程で、絶縁膜1
10を選択的に全面除去することによって、キャパシタ
の下部電極となる筒型形状を有する筒型蓄積電極114
を形成することができる。このとき、筒型蓄積電極11
4は、導電膜パターン113とほぼ同一形状となる。
【0008】その後、通常の方法で、筒型蓄積電極11
4上に容量絶縁膜となるシリコン窒化膜(図示せず)及
び上部電極となるセルプレート電極(図示せず)を形成
することによってキャパシタが完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、筒型蓄積電極114を形成するための開口部
112は、図5(b)に示すように、レジスト膜111
をマスクにして、絶縁膜110をドライエッチングする
ことにより形成する。このとき、開口部112の開口幅
及び隣接する開口部112aとの間隔Wはフォトリソグ
ラフィー技術によって決まる。したがって、筒型蓄積電
極114と隣接する筒型蓄積電極114aとの間隔は、
開口部112と隣接する開口部112aとの間隔Wによ
って決まるため、フォトリソグラフィー技術の解像度限
界以下の微細な間隔で形成することができないという課
題がある。
【0010】また、開口部112と隣接する開口部11
2aとの間隔Wは、フォトリソグラフィー技術の解像度
限界以上にする必要があることから、筒型蓄積電極11
4の占有面積が狭められ、電極面積も大きくすることが
できないという課題がある。
【0011】本発明の目的は、キャパシタを有する半導
体装置の製造方法において、隣接する2つの筒型蓄積電
極をフォトリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔
で形成することができ、しかも、蓄積電極の電極面積の
増加を図ることができる半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上に
層間絶縁膜を形成する工程(a)と、層間絶縁膜に、半
導体基板の不純物拡散層に到達するコンタクト開口部を
形成する工程(b)と、コンタクト開口部内に第1の導
電膜を埋め込んでコンタクトプラグを形成する工程
(c)と、工程(c)の後に、コンタクトプラグ及び層
間絶縁膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(d)と、第
1の絶縁膜上に、第1の絶縁膜に対してエッチング速度
の遅い第2の絶縁膜を形成する工程(e)と、第2の絶
縁膜及び第1の絶縁膜を異方性エッチングして、第2の
絶縁膜及び第1の絶縁膜に、コンタクトプラグに到達す
る第1の開口幅を有する第1の開口部を形成する工程
(f)と、工程(f)の後に、第1の絶縁膜を等方性エ
ッチングすることにより、第1の絶縁膜に第1の開口幅
よりも広い第2の開口幅を有する第2の開口部を形成す
る工程(g)と、第2の開口部内に選択的に凹部形状を
有する第2の導電膜パターンを形成する工程(h)と、
工程(h)の後に、少なくとも第1の絶縁膜を除去する
ことにより、第2の導電膜パターンからなる筒型形状の
蓄積電極を形成する工程(i)とを備えている。
【0013】この製造方法によれば、蓄積電極用の絶縁
膜として、第1の絶縁膜上に第1の絶縁膜よりもエッチ
ング速度の遅い第2の絶縁膜を形成した積層構造とし、
この第1及び第2の絶縁膜に蓄積電極形成用の第1の開
口部を形成した後、第1の絶縁膜を等方性エッチングを
用いてサイドエッチングすることにより、第1の開口部
よりも開口幅の広い第2の開口部を第1の絶縁膜に形成
することができる。このとき、隣接する2つの第2の開
口部の間隔は、サイドエッチングにより狭まるので、フ
ォトリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔にする
ことができる。これによって、第2の開口部を用いて形
成される2つの蓄積電極の間隔は、フォトリソグラフィ
ー技術の解像度限界以下の間隔で形成することができ、
しかも、蓄積電極の電極面積の増加を図ることができ
る。
【0014】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、工程(g)では、第2の絶縁膜をマスクにして第1
の絶縁膜の等方性エッチングを行い、工程(g)の後で
工程(h)の前に、第2の絶縁膜を除去した後、第2の
開口部内を含む第1の絶縁膜上の全面に第2の導電膜を
形成する工程を備え、工程(h)では、第1の絶縁膜上
の第2の導電膜を選択的に除去することにより、第2の
開口部内に凹部形状を有する第2の導電膜パターンを形
成する。
【0015】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、工程(g)では、第2の絶縁膜をマスクにして第1
の絶縁膜の等方性エッチングを行い、工程(g)の後で
工程(h)の前に、第1及び第2の開口部内を含む第2
の絶縁膜上の全面に第2の導電膜を形成する工程を備
え、工程(h)では、第2の絶縁膜上の第2の導電膜を
選択的に除去することにより、少なくとも第2の開口部
内に凹部形状を有する第2の導電膜パターンを形成し、
工程(i)では、第2の絶縁膜を除去した後に、第1の
絶縁膜を除去する。
【0016】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、蓄積電極の上端部に、蓄積電極の内部方向に伸びる
フィン部が形成されるので、蓄積電極の電極面積を増加
させることができる。
【0017】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、工程(g)では、第2の絶縁膜を等方性エッチング
により除去すると同時に、第1の開口部内に露出してい
る第1の絶縁膜を等方性エッチングすることにより、第
1の絶縁膜に第1の開口幅よりも広い第2の開口幅を有
する第2の開口部を形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図1
(a)〜図1(c)、図2(a)及び図2(b)を参照
しながら説明する。図1(a)〜図1(c)、図2
(a)及び図2(b)は、筒型蓄積電極を有するキャパ
シタを備えた半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【0019】まず、図1(a)に示す工程で、絶縁膜が
埋め込まれたトレンチ型の素子分離領域2の形成された
半導体基板1上にゲート絶縁膜3及びゲート電極4を形
成した後、ゲート電極4及び素子分離領域2をマスクに
して、イオン注入によりソース・ドレイン拡散層5を形
成する。このとき、ゲート電極4の上面及び側面の上に
は、ゲート上絶縁層及び絶縁性サイドウォールからなる
保護絶縁膜15を形成しても良い。その後、下地層間絶
縁膜を形成した後、ソース・ドレイン拡散層5の一方の
拡散層に接続するコンタクトプラグ6及びビット線7を
形成する。その後、半導体基板1上の全面に平坦化され
た層間絶縁膜8を形成する。なお、層間絶縁膜8は、ビ
ット線7下に形成された下地層間絶縁膜を含むものとす
る。その後、層間絶縁膜8に、ソース・ドレイン拡散層
5の他方の拡散層に到達するコンタクト開口部を形成し
た後、コンタクト開口部内にポリシリコン膜を埋め込ん
でコンタクトプラグ9を形成する。
【0020】次に、図1(b)に示す工程で、コンタク
トプラグ9領域を含む層間絶縁膜8上の全面に、CVD
法を用いてBPSG膜からなる第1の絶縁膜10を膜厚
500nm程度堆積した後、第1の絶縁膜10上に、C
VD法を用いて第1の絶縁膜10よりもエッチング速度
が遅く選択エッチが可能なシリコン窒化膜からなる第2
の絶縁膜11を膜厚50nm程度堆積する。その後、フ
ォトリソグラフィー技術を用いて第2の絶縁膜11上に
蓄積電極形成用領域に開口が設けられているレジスト膜
12を形成する。その後、レジスト膜12をマスクにし
て、第2の絶縁膜11及び第1の絶縁膜10を異方性ド
ライエッチングにより順次エッチングして、第2の絶縁
膜11及び第1の絶縁膜10に蓄積電極用コンタクトと
なるコンタクトプラグ9に到達する第1の開口幅X1
有する凹部形状の第1の開口部13,13aを形成す
る。なお、本実施の形態では、第1の開口部13と隣接
する第1の開口部13aとの間隔W1は、フォトリソグ
ラフィー技術で形成することができる最小間隔とする。
【0021】次に、図1(c)に示す工程で、レジスト
膜12を除去した後、第2の絶縁膜11をマスクにし
て、第1の開口部13,13a内に露出している第1の
絶縁膜10を等方性エッチングすることにより、第1の
開口幅X1よりも広い第2の開口幅X2を有する第2の開
口部14,14aを形成する。このとき、第2の開口部
14と隣接する第2の開口部14aとの間隔W2は、等
方性エッチングによるサイドエッチングによって、フォ
トリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔となる。
【0022】次に、図2(a)に示す工程で、第2の絶
縁膜11を選択的に除去した後、第2の開口部14,1
4a領域を含む第1の絶縁膜10上にポリシリコン膜か
らなる蓄積電極用導電膜を膜厚50nm程度堆積する。
このとき、第2の開口部14,14a領域には、蓄積電
極用導電膜が第2の開口部14,14a内の側面及び底
面に沿って凹部形状に、コンタクトプラグ9に接続され
るように形成される。その後、第1の絶縁膜10上の蓄
積電極用導電膜を選択的に除去することによって、第2
の開口部14,14a内のみに蓄積電極となる導電膜パ
ターン16,16aを形成する。このとき、第1の絶縁
膜10上の蓄積電極用導電膜は、レジスト膜を用いたエ
ッチバック法や化学機械研磨法(CMP)によって選択
的に除去する。
【0023】次に、図2(b)に示す工程で、第1の絶
縁膜10を選択的に全面除去することによって、キャパ
シタの下部電極となる筒型形状を有する筒型蓄積電極1
7,17aを形成することができる。このとき、筒型蓄
積電極17,17aは、導電膜パターン16,16aと
ほぼ同一形状となる。
【0024】その後、通常の方法で、筒型蓄積電極1
7,17a上に容量絶縁膜となるシリコン窒化膜(図示
せず)及び上部電極となるセルプレート電極(図示せ
ず)を形成することによってキャパシタが完成する。
【0025】なお、上記第1の実施形態では、第1の絶
縁膜としてBPSG膜、第2の絶縁膜としてシリコン窒
化膜を用いて説明したが、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜
がNSG膜とシリコン窒化膜、あるいは、BPSG膜と
シリコン酸窒化膜というように、第1の絶縁膜に対して
第2の絶縁膜の等方性エッチングにおけるエッチング速
度が遅く、第1の絶縁膜に対して第2の絶縁膜を選択的
にエッチングすることができる膜種の組み合わせであれ
ばよい。
【0026】また、第1の絶縁膜を堆積する前に、層間
絶縁膜上に第1の絶縁膜のエッチングストッパーとなる
シリコン窒化膜からなるエッチングストッパー層を形成
してもよい。このエッチングストッパー層を形成した場
合には、蓄積電極用導電膜を形成する前に開口部内に露
出しているエッチングストッパー層をエッチングするこ
とにより、蓄積電極用導電膜をコンタクトプラグに接続
されるように形成することができる。
【0027】この第1の実施形態によれば、蓄積電極形
成用の絶縁膜として、第1の絶縁膜10上に第1の絶縁
膜10よりもエッチング速度の遅い第2の絶縁膜11を
形成した積層構造とし、図1(b)に示す工程で、第1
の絶縁膜10及び第2の絶縁膜11に第1の開口幅X1
を有する第1の開口部13,13aを形成した後、図1
(c)に示す工程で、第2の絶縁膜11をマスクにし
て、第1の開口部13,13a内に露出している第1の
絶縁膜10を等方性エッチングを用いてサイドエッチン
グすることにより、第1の開口幅X1よりも広い第2の
開口幅X2を有する第2の開口部14,14aを形成す
る。その結果、図2(a)に示すように、導電膜パター
ン16と隣接する導電膜パターン16aの間隔は、フォ
トリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔W2で形
成することができる。従って、筒型蓄積電極17と隣接
する筒型蓄積電極17aの間隔は、フォトリソグラフィ
ー技術の解像度限界以下で形成することができ、しか
も、筒型蓄積電極17,17aの電極面積の増加を図る
ことができる。
【0028】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図3(a)及
び図3(b)を参照しながら説明する。図3(a)及び
図3(b)は、筒型蓄積電極を有するキャパシタを備え
た半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0029】まず、第1の実施形態における図1(a)
〜図1(c)に示す工程と同様な方法によって、図1
(c)のような構成を形成する。すなわち、素子分離領
域2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、ソース・ドレイ
ン拡散層5、保護絶縁膜15、コンタクトプラグ6、ビ
ット線7及び層間絶縁膜8が形成された半導体基板1上
に、第2の開口部14,14aを有する第1の絶縁膜1
0及び第1の開口部13,13aを有する第2の絶縁膜
11を形成する。このとき、第2の開口部14,14a
の第2の開口幅X2は、第1の開口部13,13aの第
1の開口幅X1よりも広く形成されており、第2の開口
部14と隣接する第2の開口部14aとの間隔W2は、
等方性エッチングによるサイドエッチングによって、フ
ォトリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔になっ
ている。
【0030】次に、図3(a)に示す工程で、第1の開
口部13,13a及び第2の開口部14,14a領域を
含む第2の絶縁膜11上にポリシリコン膜からなる蓄積
電極用導電膜を膜厚50nm程度堆積する。このとき、
第1の開口部13,13a及び第2の開口部14,14
a領域には、蓄積電極用導電膜が第1及び第2の開口部
の側面及び底面に沿って凹部形状に、コンタクトプラグ
9に接続されるように形成される。その後、第2の絶縁
膜11上の蓄積電極用導電膜を選択的に除去することに
よって、第2の開口部14,14a内のみに蓄積電極と
なる導電膜パターン18,18aを形成する。このと
き、第2の絶縁膜11に対して第1の絶縁膜10がサイ
ドエッチングにより後退しているため、第2の絶縁膜1
1の端部19下にも導電膜が残り導電膜パターン18,
18aの一部となる。なお、第2の絶縁膜11上の蓄積
電極用導電膜は、レジスト膜を用いたエッチバック法や
化学機械研磨法(CMP)によって選択的に除去する。
【0031】次に、図3(b)に示す工程で、第2の絶
縁膜11及び第1の絶縁膜10を選択的に全面除去する
ことによって、キャパシタの下部電極となる筒型形状を
有する筒型蓄積電極20,20aを形成することができ
る。このとき、筒型蓄積電極20,20aは、導電膜パ
ターン18,18aとほぼ同一形状となる。この筒型蓄
積電極20,20aの上端部21には、筒型蓄積電極2
0,20aの内部方向に伸びるフィン部が形成された構
成となる。
【0032】その後、通常の方法で、筒型蓄積電極2
0,20a上に容量絶縁膜となるシリコン窒化膜(図示
せず)及び上部電極となるセルプレート電極(図示せ
ず)を形成することによってキャパシタが完成する。
【0033】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様に、筒型蓄積電極20と隣接する筒型蓄積電
極20aの間隔をフォトリソグラフィー技術の解像度限
界以下に形成することができる。さらに、筒型蓄積電極
20,20aの上端部21には、フィン部が形成される
ため、筒型蓄積電極20,20aの電極面積を増加する
ことができる。さらに、第2の絶縁膜11上の蓄積電極
用導電膜を除去する時のリセスを低減させることができ
る。
【0034】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図4(a)〜
図4(c)を参照しながら説明する。図4(a)〜図4
(c)は、筒型蓄積電極を有するキャパシタを備えた半
導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0035】まず、図4(a)に示す工程で、絶縁膜が
埋め込まれたトレンチ型の素子分離領域2の形成された
半導体基板1上にゲート絶縁膜3及びゲート電極4を形
成した後、ゲート電極4及び素子分離領域2をマスクに
して、イオン注入によりソース・ドレイン拡散層5を形
成する。このとき、ゲート電極4の上面及び側面の上に
は、ゲート上絶縁層及び絶縁性サイドウォールからなる
保護絶縁膜15を形成しても良い。その後、下地層間絶
縁膜を形成した後、ソース・ドレイン拡散層5の一方の
拡散層に接続するコンタクトプラグ6及びビット線7を
形成する。その後、半導体基板1上の全面に平坦化され
た層間絶縁膜8を形成する。なお、層間絶縁膜8は、ビ
ット線7下に形成された下地層間絶縁膜を含むものとす
る。その後、層間絶縁膜8に、ソース・ドレイン拡散層
5の他方の拡散層に到達するコンタクト開口部を形成し
た後、コンタクト開口部内にポリシリコン膜を埋め込ん
でコンタクトプラグ9を形成する。
【0036】次に、図4(b)に示す工程で、コンタク
トプラグ9領域を含む層間絶縁膜8上の全面に、CVD
法を用いてBPSG膜からなる第1の絶縁膜10を膜厚
500nm程度堆積した後、第1の絶縁膜10上に、C
VD法を用いて第1の絶縁膜10よりも等方性エッチン
グにおけるエッチング速度の遅いNSG膜からなる第2
の絶縁膜11を膜厚50nm程度堆積する。その後、フ
ォトリソグラフィー技術を用いて第2の絶縁膜11上に
蓄積電極形成用領域に開口が設けられているレジスト膜
12を形成する。その後、レジスト膜12をマスクにし
て、第2の絶縁膜11及び第1の絶縁膜10を異方性ド
ライエッチングにより順次エッチングして、第2の絶縁
膜11及び第1の絶縁膜10に蓄積電極用コンタクトと
なるコンタクトプラグ9に到達する第1の開口幅X1
有する凹部形状の第1の開口部13,13aを形成す
る。なお、本実施の形態では、第1の開口部13と隣接
する第1の開口部13aとの間隔W1は、フォトリソグ
ラフィー技術で形成することができる最小間隔とする。
【0037】次に、図4(c)に示す工程で、レジスト
膜12を除去した後、第2の絶縁膜11を等方性エッチ
ングにより除去すると同時に、第1の開口部13,13
a内に露出している第1の絶縁膜10をサイドエッチン
グすることにより、第1の開口幅X1よりも広い第2の
開口幅X2を有する第2の開口部14,14aを第1の
絶縁膜10に形成する。このとき、第1の絶縁膜10
は、第2の絶縁膜11に比べて同じ等方性エッチングに
おけるエッチング速度が速いため、第2の絶縁膜11の
エッチング膜厚量に比べてエッチング速度が速い分だけ
サイドエッチング量が大きくなる。そして、第2の開口
部14と隣接する第2の開口部14aとの間隔W2は、
等方性エッチングによるサイドエッチングによって、フ
ォトリソグラフィー技術の解像度限界以下の間隔とな
る。
【0038】次に、第1の実施形態における図2(a)
及び図2(b)に示す工程と同様な方法で、第2の開口
部14,14a内のみに蓄積電極となる導電膜パターン
を形成した後、第1の絶縁膜10を選択的に全面除去す
ることによって、キャパシタの下部電極となる筒型形状
を有する筒型蓄積電極を形成する。
【0039】その後、通常の方法で、筒型蓄積電極上に
容量絶縁膜となるシリコン窒化膜(図示せず)及び上部
電極となるセルプレート電極(図示せず)を形成するこ
とによってキャパシタが完成する。
【0040】なお、上記第3の実施形態では、第1の絶
縁膜としてBPSG膜、第2の絶縁膜としてNSG膜を
用いて説明したが、第1の絶縁膜として高濃度のBPS
G膜、第2の絶縁膜として低濃度のBPSG膜というよ
うに、第1の絶縁膜に対して第2の絶縁膜の等方性エッ
チングにおけるエッチング速度の遅い膜種の組み合わせ
であればよい。
【0041】また、第1の絶縁膜を堆積する前に、層間
絶縁膜上に第1の絶縁膜のエッチングストッパーとなる
シリコン窒化膜からなるエッチングストッパー層を形成
してもよい。このエッチングストッパー層を形成した場
合には、蓄積電極用導電膜を形成する前に開口部内に露
出しているエッチングストッパー層をエッチングするこ
とにより、蓄積電極用導電膜をコンタクトプラグに接続
されるように形成することができる。
【0042】この第3の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様に、隣接する2つの筒型蓄積電極の間隔をフ
ォトリソグラフィー技術の解像度限界以下に形成するこ
とができる。さらに、第2の絶縁膜11を等方性エッチ
ングにより除去すると同時に、第1の開口部13,13
a内に露出している第1の絶縁膜10をサイドエッチン
グすることにより、第1の開口幅X1よりも広い第2の
開口幅X2を有する第2の開口部14,14aを第1の
絶縁膜10に形成することができるため、工程の簡略化
を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明しましたように本発明によれ
ば、筒型蓄積電極用の絶縁膜として、第1の絶縁膜上に
第1の絶縁膜よりもエッチング速度の遅い第2の絶縁膜
を形成した積層構造とし、第1及び第2の絶縁膜に蓄積
電極形成用の第1の開口部を形成した後、第1の絶縁膜
を等方性エッチングを用いてサイドエッチングすること
により、第1の開口部よりも開口幅の広い第2の開口部
を第1の絶縁膜に形成することができる。これによっ
て、隣接する2つの筒型蓄積電極の間隔をフォトリソグ
ラフィー技術の解像度限界以下で形成することができ、
しかも、蓄積電極の電極面積の増加を図ることができ
る。したがって、微細でかつ良好な容量特性を持つキャ
パシタを備えた半導体装置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造工程のうち蓄積電極形成用の開口
部を形成するまでの工程を示す断面図
【図2】(a),(b)は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造工程のうち筒型蓄積電極を形成す
るまでの工程を示す断面図
【図3】(a),(b)は、本発明の第2の実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図4】(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図
【図5】(a)〜(d)は、従来の半導体装置の製造工
程を示す断面図
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離領域 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 5 ソース・ドレイン拡散層 6 コンタクトプラグ 7 ビット線 8 層間絶縁膜 9 コンタクトプラグ 10 第1の絶縁膜 11 第2の絶縁膜 12 レジスト膜 13,13a 第1の開口部 14,14a 第2の開口部 15 保護絶縁膜 16,16a 導電膜パターン 17,17a 筒型蓄積電極 18,18a 導電膜パターン 19 第2の絶縁膜の端部 20,20a 筒型蓄積電極 21 筒型蓄積電極の上端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工
    程(a)と、 前記層間絶縁膜に、前記半導体基板の不純物拡散層に到
    達するコンタクト開口部を形成する工程(b)と、 前記コンタクト開口部内に第1の導電膜を埋め込んでコ
    ンタクトプラグを形成する工程(c)と、 前記工程(c)の後に、前記コンタクトプラグ及び前記
    層間絶縁膜上に第1の絶縁膜を形成する工程(d)と、 前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜に対してエッ
    チング速度の遅い第2の絶縁膜を形成する工程(e)
    と、 前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜を異方性エッチ
    ングして、前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜に、
    前記コンタクトプラグに到達する第1の開口幅を有する
    第1の開口部を形成する工程(f)と、 前記工程(f)の後に、前記第1の絶縁膜を等方性エッ
    チングすることにより、前記第1の絶縁膜に前記第1の
    開口幅よりも広い第2の開口幅を有する第2の開口部を
    形成する工程(g)と、 前記第2の開口部内に選択的に凹部形状を有する第2の
    導電膜パターンを形成する工程(h)と、 前記工程(h)の後に、少なくとも前記第1の絶縁膜を
    除去することにより、前記第2の導電膜パターンからな
    る筒型形状の蓄積電極を形成する工程(i)とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記工程(g)では、前記第2の絶縁膜をマスクにして
    前記第1の絶縁膜の等方性エッチングを行い、 前記工程(g)の後で前記工程(h)の前に、前記第2
    の絶縁膜を除去した後、前記第2の開口部内を含む前記
    第1の絶縁膜上の全面に前記第2の導電膜を形成する工
    程を備え、 前記工程(h)では、前記第1の絶縁膜上の前記第2の
    導電膜を選択的に除去することにより、前記第2の開口
    部内に凹部形状を有する前記第2の導電膜パターンを形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記工程(g)では、前記第2の絶縁膜をマスクにして
    前記第1の絶縁膜の等方性エッチングを行い、 前記工程(g)の後で前記工程(h)の前に、前記第1
    及び第2の開口部内を含む前記第2の絶縁膜上の全面に
    前記第2の導電膜を形成する工程を備え、 前記工程(h)では、前記第2の絶縁膜上の前記第2の
    導電膜を選択的に除去することにより、少なくとも前記
    第2の開口部内に凹部形状を有する前記第2の導電膜パ
    ターンを形成し、 前記工程(i)では、前記第2の絶縁膜を除去した後
    に、前記第1の絶縁膜を除去することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記蓄積電極の上端部に、前記蓄積電極の内部方向に伸
    びるフィン部が形成されることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記工程(g)では、前記第2の絶縁膜を等方性エッチ
    ングにより除去すると同時に、前記第1の開口部内に露
    出している前記第1の絶縁膜を等方性エッチングするこ
    とにより、前記第1の絶縁膜に前記第1の開口幅よりも
    広い第2の開口幅を有する第2の開口部を形成すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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