JP2002170346A - 光ピックアップ送り機構 - Google Patents

光ピックアップ送り機構

Info

Publication number
JP2002170346A
JP2002170346A JP2000364436A JP2000364436A JP2002170346A JP 2002170346 A JP2002170346 A JP 2002170346A JP 2000364436 A JP2000364436 A JP 2000364436A JP 2000364436 A JP2000364436 A JP 2000364436A JP 2002170346 A JP2002170346 A JP 2002170346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical pickup
feed mechanism
optical
electromagnetic
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000364436A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideichiro Chaen
秀一郎 茶圓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2000364436A priority Critical patent/JP2002170346A/ja
Publication of JP2002170346A publication Critical patent/JP2002170346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップ7の重量が増加したとき
にも摩擦の影響を受けず、また、光ピックアップ7の静
止時、ノーマル送り時、高速シーク時の各動作モードに
おいて細やかな制御が可能となり、各動作モードで光ピ
ックアップ送り機構に求められる性能を最大限に引き出
すことができる。 【解決手段】 光ピックアップ送り機構を設置する筐体
部と、光ピックアップ7の半径方向に設けられ、筐体部
に固定されたガイドシャフト11と、光ピックアップ7
を保持すると共に、光ディスク8の半径方向へ移動可能
となるよう前記ガイドシャフト11に支持されるガイド
部材10と、光ピックアップ7を保持すると共に、光ピ
ックアップ7にかかる重力と反対方向に電磁浮上力を与
えるための電磁浮上力発生部1とを有する光ピックアッ
プ送り機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記録再
生装置における光ピックアップ送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクを記録再生する光ディ
スク記録再生装置の小型化及び高性能化に伴い高密度化
が進んでいる。一方、このような光ディスク記録再生装
置には複数種類のフォーマットの光ディスクを記録再生
する互換性の要求も高まっている。
【0003】この要求に対応するために、複数の対物レ
ンズやアクチュエータ、及びレーザーを搭載した光ピッ
クアップが採用されている。このような光ピックアップ
では、構成する光学素子の部品点数が増加することで、
光ピックアップ全体の重量が増加してしまう。
【0004】光ピックアップの重量が増加すると、光ピ
ックアップが移動する際にこれを支持する支持部との間
に摩擦力も増加するので、高速アクセス時の光ピックア
ップの消費電力の増加や通常の記録再生時に光ピックア
ップが静止摩擦によって引っかかりが生じ、光ピックア
ップのアクチュエータのトラッキング方向へのレンズシ
フトが生じ、高密度記録に対応する安定した信号の記録
再生が困難になるという問題が生じる。
【0005】この問題を解決するために、複数のアクチ
ュエータに対して複数の送り機構を有する構造としたも
のや、ホログラム素子を使用して光学素子を集積する構
造としたもの、2焦点対物レンズを使用して光学素子を
共通化する構造としたものなどが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例は、DVDディスクとCDディスクといった2
種類のディスクには有効であるが、青色レーザーを使用
した高密度光ディスクなどの光ディスクを含めると、こ
れから先に提案される光ディスクを考慮するとその種類
は3種類以上となり、対応が困難となる。
【0007】つまり、将来に渡るディスクシステムとの
互換性を考慮すると光ピックアップの重量の増加による
影響は無視できない問題となる。これらピックアップの
重量による影響を抑制するための手法としては、グリス
などをピックアップを駆動する摺動部に塗布して摩擦力
を軽減させる方法が一般的に採用されているが、光ピッ
クアップの繰り返される往復運動によって摺動部の一部
にグリスが偏り、摩擦軽減効果が低下するという不具合
や、温度によって粘性が変化して駆動時の負荷が大きく
変動するという問題もあり、信頼性が無かった。また、
エアーベアリングなどを使用した浮上型の光ピックアッ
プ送り機構も提案されているが、エアーを供給するため
のポンプなどの装置が追加されるので、装置全体が著し
く巨大化してしまうという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、光ディスクにレーザー光を照射して記録及び/
又は再生を行う光ピックアップを前記ディスクの半径方
向に往復移動させるための光ピックアップ送り手段を設
置する筐体部と、前記光ピックアップの移動方向に設け
られ、前記筐体部に固定されたガイドシャフトと、前記
光ピックアップを保持すると共に、前記光ディスクの半
径方向へ移動可能となるよう前記ガイドシャフトに支持
されるガイド部材と、前記光ピックアップにかかる重力
と反対方向に電磁浮上力を与えるための電磁浮上力発生
部とを有する光ピックアップ送り機構を提供する。
【0009】また、前記電磁浮上力発生部は、前記光ピ
ックアップに固着されたコイルと、前記コイルに電磁浮
上力を与えるため、前記筐体部に固定された磁気回路と
からなることを特徴とする請求項1に記載の光ピックア
ップ送り機構を提供する。
【0010】更に、前記電磁浮上力発生部は、前記光ピ
ックアップに固着された磁気回路と、前記磁気回路に電
磁浮上力を与えるため、前記筐体部に固定されたコイル
とからなることを特徴とする請求項1に記載の光ピック
アップ送り機構を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ピックアッ
プ送り機構について図面を参照して説明する。図1は本
発明に係る光ピックアップ送り機構の第一実施例を示す
図であり、図2はその断面図である。マグネット2が向
かい合うように断面コ字状のヨーク3に保持されてなる
磁気回路4は、ガイドシャフト11と共に本実施例の光
ピックアップ装置を装備した光ディスク記録再生装置の
図示しない筐体部に固定されている。そして、磁気回路
4に保持されている向かい合ったマグネット2の間には
空隙5があり、この空隙5にコイル6が配置されてい
る。このコイル6は可動部である光ピックアップ7の所
定の箇所に固定されており、光ピックアップと共にディ
スク8の周方向(トラッキング方向)に移動可能になっ
ている。このとき、光ピックアップ7を両側から支持す
るガイド部材10はガイドシャフト11によって支持さ
れながら図1中の矢印方向に移動する。
【0012】そして、コイル6に通電することで、浮上
力9が図2中の矢印方向に発生し、光ピックアップ7の
重量を軽減するように作用する。このような電磁浮力発
生機構1により、光ピックアップ7が図1中の矢印方向
に移動する際に、光ピックアップ7の重量による摩擦を
軽減することができる。
【0013】次に、本発明に係る光ピックアップ送り機
構の第二実施例について、図3、及び、その断面図であ
る図4を用いて説明する。マグネット2をヨーク3に保
持して形成される磁気回路4は可動部である光ピックア
ップ7の所定の箇所に固定されており、光ピックアップ
と共にディスク8の周方向(トラッキング方向)に移動
可能になっている。このとき、光ピックアップ7を両側
から支持するガイド部材10はガイドシャフト11によ
って支持されながら図1中の矢印方向に移動する。
【0014】また、コイル6はマグネット2に対向する
ように配置されており、ガイドシャフト11と共に本実
施例の光ピックアップ装置を装備した光ディスク記録再
生装置の図示しない筐体部に固定されている。そして、
このコイル6に通電することで、浮上力9が図4中の矢
印方向に発生し、光ピックアップ7の重量を軽減するよ
うに作用する。このような電磁浮力発生機構1により、
光ピックアップ7が図3中の矢印方向に移動する際に、
光ピックアップ7の重量による摩擦を軽減することがで
きる。
【0015】上述したように、電磁浮力発生機構1は一
ヶ所に設置しても十分な効果が得られるが、図5に示す
ようにガイドシャフト11の下方にそれぞれ電磁浮力発
生機構1を設置しても良く、図示してはいないが、電磁
浮力発生機構1を三ヶ所以上設置しても良い。
【0016】また、図6に示すように、電磁浮力発生機
構1の浮力の発生する方向を90度異なる角度で設ける
と、光ピックアップ7を装備した光ディスク装置が縦置
きの場合でも横置きの場合でも両方に対応できる。更
に、光ディスク装置が設置され得る全ての方向に対して
浮力が発生するように、複数の電磁浮力発生機構1を設
け、光ディスク装置の設置方向に応じて機能する電磁浮
力発生機構1をスイッチ切り替えなどによって選択して
も良い。
【0017】次に、光ピックアップ駆動時の各モードに
おける電磁浮力発生機構1の制御方法とその効果を説明
する。図7は電磁浮力発生機構1のコイル6に通電され
ていない状態、つまり、光ピックアップ装置が動作して
いない状態を示す図である。このとき、光ピックアップ
7は自重による摩擦力と送り機構の負荷によりガイドシ
ャフト11に保持されており、光ピックアップ7が過度
に動いてストッパーなどに繰り返し衝突して発生する破
損などを防止している。
【0018】図8は通常の記録再生時、つまり光ピック
アップ装置が動作している状態を示す図である。光ピッ
クアップ7は光ディスク8に記録されたらせん状のデー
タトラックをトレースしてデータの読み書きを行う。こ
のとき、光ピックアップ7に設けられたレンズ12はデ
ータトラックに追従して光ディスク8の外周方向へとレ
ンズシフト13する。レンズシフト13するとトラッキ
ングエラー信号がオフセットし、この信号をもとに送り
機構が駆動されてレンズ12は再び中立点14に戻るこ
とができる。しかし、光ピックアップ7の自重による静
止摩擦が大きいと光ピックアップ7は容易に動かずに引
っかかった状態となり、過度にレンズシフトしていしま
い、データの読み書きが不能になったり、トラッキング
サーボが外れたりといった悪影響が生じる。このとき、
トラッキングエラー信号を基に、電磁浮力発生機構1を
駆動してレンズシフト13の状態に応じて浮力を増加さ
せ、静止摩擦を緩和することで、引っかかりの少ない滑
らかな光ピックアップ送り機構を実現することができ
る。また、同時にデータの読み書きが行われるレンズ中
立点14付近では、自重による静止摩擦が大きいため、
外乱や振動に強い状態を実現することができる。
【0019】また、図9は多くの本数のデータトラック
を高速でジャンプする時の動作、つまり高速シーク時の
電磁浮力機構1の制御法を説明するものである。このと
き、光ピックアップ7は急な加速と減速を行うように駆
動されるが、同時に制御マイコンなどで制御駆動し、加
速時に浮上力を最大にすることで負荷を無くし、減速時
に浮上力を減少させ自重による摩擦負荷を加えてブレー
キの作用をさせることで、送り駆動モータだけでは実現
できない急加速・減速が実現でき高速シークが可能とな
る。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る光
ピックアップ送り機構によれば、光ピックアップに電磁
浮力を与え、これを制御することで、光ピックアップの
重量が増加したときにも摩擦の影響を受けることがない
という効果を奏する。また、電磁浮力によって、光ピッ
クアップの静止時、ノーマル送り時、高速シーク時の各
動作モードにおいて細やかな制御が可能となり、各動作
モードで光ピックアップ送り機構に求められる性能を最
大限に引き出すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第一実
施例を示す図である。
【図2】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第一実
施例の断面図である。
【図3】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第二実
施例を示す図である。
【図4】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第二実
施例の断面図である。
【図5】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第三実
施例を示す図である。
【図6】本発明に係る光ピックアップ送り機構の第四実
施例を示す図である。
【図7】本発明に係る光ピックアップ送り機構の静止時
における状態を示す図である。
【図8】本発明に係る光ピックアップ送り機構の再生時
における状態を示す図である。
【図9】本発明に係る光ピックアップ送り機構の高速シ
ーク時における状態を示す図である。
【符号の説明】
1 電磁浮上力制御機構 2 マグネット 3 ヨーク 4 磁気回路 5 空隙 6 コイル 7 ピックアップ 8 ディスク 9 浮上力 10 ガイド部材 11 ガイドシャフト 12 レンズ 13 レンズシフト 14 中立点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクにレーザー光を照射して記録及
    び/又は再生を行う光ピックアップを前記ディスクの半
    径方向に往復移動させるための光ピックアップ送り手段
    を設置する筐体部と、 前記光ピックアップの移動方向に設けられ、前記筐体部
    に固定されたガイドシャフトと、 前記光ピックアップを保持すると共に、前記光ディスク
    の半径方向へ移動可能となるよう前記ガイドシャフトに
    支持されるガイド部材と、 前記光ピックアップにかかる重力と反対方向に電磁浮上
    力を与えるための電磁浮上力発生部と、 を有する光ピックアップ送り機構。
  2. 【請求項2】前記電磁浮上力発生部は、前記光ピックア
    ップに固着されたコイルと、前記コイルに電磁浮上力を
    与えるため、前記筐体部に固定された磁気回路とからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ送
    り機構。
  3. 【請求項3】前記電磁浮上力発生部は、前記光ピックア
    ップに固着された磁気回路と、前記磁気回路に電磁浮上
    力を与えるため、前記筐体部に固定されたコイルとから
    なることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
    送り機構。
JP2000364436A 2000-11-30 2000-11-30 光ピックアップ送り機構 Pending JP2002170346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364436A JP2002170346A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 光ピックアップ送り機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364436A JP2002170346A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 光ピックアップ送り機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002170346A true JP2002170346A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18835381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364436A Pending JP2002170346A (ja) 2000-11-30 2000-11-30 光ピックアップ送り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002170346A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033591A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Cosina Co Ltd プロジェクタのレンズシフト機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033591A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Cosina Co Ltd プロジェクタのレンズシフト機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6549381B1 (en) Disk drive having actuator motion damper via histeresis energy loss of low energy magnet placed within magnetic field of a voice coil motor
JP2005192313A (ja) データ記憶装置
US6778472B2 (en) Optical pickup with switchable optical systems along an optical path
JP2002170346A (ja) 光ピックアップ送り機構
JP2001286113A (ja) ディスク装置
JP2853819B2 (ja) 光磁気ディスクプレーヤ
JP2000311366A (ja) 光ピックアップ装置
KR100472477B1 (ko) 광픽업 액추에이터와 이를 채용한 광픽업장치 및, 이를채용한 광디스크 드라이브 장치
JP2003248946A (ja) 光ピックアップアクチュエータ及び光ピックアップ装置、並びにこれを採用した光記録/再生装置
US7131129B2 (en) Objective lens driver and optical memory device
JP2000339888A (ja) 光ディスク装置
KR0176547B1 (ko) 픽업 및 그 안내장치가 개선된 디스크드라이브
KR100624860B1 (ko) 광 디스크 드라이브
JPH05234094A (ja) 情報記録再生装置
KR100585129B1 (ko) 스핀들 모터 및 이를 구비한 하드 디스크 드라이브
JP5226654B2 (ja) 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ
JP2000076676A (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JPH02193320A (ja) 光学式記録再生装置
JPH0660389A (ja) 光学ヘッド装置
KR20020076759A (ko) 광픽업 시스템
JPH08335375A (ja) 情報記録再生装置
JPS621130A (ja) 光学式記録および/または再生装置
JPH09259463A (ja) 情報処理装置
JPH0573986A (ja) 光磁気デイスクプレーヤ
JPH07122004A (ja) ピックアップ支持装置