JP2000339888A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JP2000339888A JP2000339888A JP11144571A JP14457199A JP2000339888A JP 2000339888 A JP2000339888 A JP 2000339888A JP 11144571 A JP11144571 A JP 11144571A JP 14457199 A JP14457199 A JP 14457199A JP 2000339888 A JP2000339888 A JP 2000339888A
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- optical
- lens
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ピックアップヘッドの静止時、送り
時、高速アクセス時などの各々のモードでの性能の向上
を実現する。 【解決手段】 光ピックアップヘッド13とガイドシ
ャフト14,15間の予圧を電磁吸引力で与え、これを
電流で制御する。
時、高速アクセス時などの各々のモードでの性能の向上
を実現する。 【解決手段】 光ピックアップヘッド13とガイドシ
ャフト14,15間の予圧を電磁吸引力で与え、これを
電流で制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号を記録及
び/又は再生可能な光ディスク装置に関し、特に、光ピ
ックアップ送り機構に関するものである。
び/又は再生可能な光ディスク装置に関し、特に、光ピ
ックアップ送り機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータプログラムあるいは
データの大規模化により、これらのプログラムあるいは
データを記録する光ディスクも大容量化し、光ディスク
装置の光ディスクへのアクセス動作の高速化が求められ
ている。このアクセス動作を高速化するためには、短時
間で光ディスク上の目的位置に光ピックアップを移動さ
せる必要があるが、光ピックアップを急加速、あるいは
急減速させると、光ピックアップに振動が発生するとい
った問題が起こる。
データの大規模化により、これらのプログラムあるいは
データを記録する光ディスクも大容量化し、光ディスク
装置の光ディスクへのアクセス動作の高速化が求められ
ている。このアクセス動作を高速化するためには、短時
間で光ディスク上の目的位置に光ピックアップを移動さ
せる必要があるが、光ピックアップを急加速、あるいは
急減速させると、光ピックアップに振動が発生するとい
った問題が起こる。
【0003】一方で、光ディスクに記録再生時(ノーマ
ル送り時)は、光ピックアップのアクチュエータのトラ
ッキング方向へのレンズシフトに伴い、光ピックアップ
が静止摩擦により引っかかることなく滑らかに追従する
こと、つまりレンズシフトが最小になるように光ピック
アップが移送されることが光ピックアップ送り機構に必
要であり、特に高密度光ディスクへの安定した信号の記
録及び再生を行う上では、更に重要になってきている。
ル送り時)は、光ピックアップのアクチュエータのトラ
ッキング方向へのレンズシフトに伴い、光ピックアップ
が静止摩擦により引っかかることなく滑らかに追従する
こと、つまりレンズシフトが最小になるように光ピック
アップが移送されることが光ピックアップ送り機構に必
要であり、特に高密度光ディスクへの安定した信号の記
録及び再生を行う上では、更に重要になってきている。
【0004】次に、従来の光ディスク装置について図1
4を用いて説明する。同図によれば、第一のガイドシャ
フト14及び第二のガイドシャフト15よりなる2本の
ガイドシャフト14,15に沿って半径方向に光ピック
アップヘッド13が移動可能になっており、駆動側の第
一のガイドシャフト14には直接駆動するためのネジ溝
27が切ってあり、光ピックアップヘッド13には該ネ
ジ溝27と係合するラック28が取り付けられている。
更に、該ラック28を該ネジ溝27に押しあてるための
第一のバネ29を備えている。そして、該第一のガイド
シャフト14の回転を規制する第2のガイドシャフト1
5が具備されており、該光ピックアップヘッド13には
該第二のガイドシャフト15とのガタを除去するための
予圧を発生させる第二のバネ30が取り付けられてい
る。該第一のバネ29及び第二のバネ30によって、両
方のガイドシャフト14,15を押圧してガタの除去
や、駆動部との連結の強化、発生振動の抑制を行ってい
る。 同時にノーマル送り時の静止摩擦の軽減について
は、バネ29.30の予圧を若干弱めることや接触部の
面積を小さくすること、更には、接触部にグリースを塗
布することで実現している。
4を用いて説明する。同図によれば、第一のガイドシャ
フト14及び第二のガイドシャフト15よりなる2本の
ガイドシャフト14,15に沿って半径方向に光ピック
アップヘッド13が移動可能になっており、駆動側の第
一のガイドシャフト14には直接駆動するためのネジ溝
27が切ってあり、光ピックアップヘッド13には該ネ
ジ溝27と係合するラック28が取り付けられている。
更に、該ラック28を該ネジ溝27に押しあてるための
第一のバネ29を備えている。そして、該第一のガイド
シャフト14の回転を規制する第2のガイドシャフト1
5が具備されており、該光ピックアップヘッド13には
該第二のガイドシャフト15とのガタを除去するための
予圧を発生させる第二のバネ30が取り付けられてい
る。該第一のバネ29及び第二のバネ30によって、両
方のガイドシャフト14,15を押圧してガタの除去
や、駆動部との連結の強化、発生振動の抑制を行ってい
る。 同時にノーマル送り時の静止摩擦の軽減について
は、バネ29.30の予圧を若干弱めることや接触部の
面積を小さくすること、更には、接触部にグリースを塗
布することで実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した光デ
ィスク装置の従来例では、光ピックアップヘッドの静止
時からの滑らかな始動と高速アクセス時の安定性の両立
には、以下の課題が生じている 1.光ピックアップヘッドの急加速、急減速時の発生振
動の抑制を考慮すると、光ピックアップをガイドシャフ
トに押しつけるバネ力を強くして、振動やガタの発生を
抑制する必要があるが、動摩擦が増加し高速アクセスの
実現が困難である、また静止時からの滑らかな始動を重
視すると光ピックアップをガイドシャフトに押しつける
バネ力を弱くすることが必要となり、すべての動作モー
ドでの性能の向上は望めず、ある程度のトレードオフが
必要となる。 2.光ピックアップの静止時からの滑らかな始動と高速
アクセス時の安定性を両立させる方法としては、バネと
シャフト、又はラックとネジ溝といった摺動部の接触面
積を最小にして静止摩擦を軽減する方法があるが、長期
使用時に繰り返されるアクセス動作によって摩耗が生
じ、一定の性能を保持することが不可能である。 3.光ピックアップの静止時からの滑らかな始動と高速
アクセス時の安定性の両立させる他の方法としては、送
り機構の機械的精度を向上させることによってガタを排
除し、バネによる押圧力を軽減させ静止摩擦を低下させ
る方法があるが、各部品に求められる機械的精度とそれ
らの部品を使用して組み立てる時の要求精度が著しく厳
しくなり生産性が低下しコスト高となる。 4.また接触部にグリース等を塗布して静止摩擦を減少
させる方法があるが、恒久的な性能の維持が困難であ
る。
ィスク装置の従来例では、光ピックアップヘッドの静止
時からの滑らかな始動と高速アクセス時の安定性の両立
には、以下の課題が生じている 1.光ピックアップヘッドの急加速、急減速時の発生振
動の抑制を考慮すると、光ピックアップをガイドシャフ
トに押しつけるバネ力を強くして、振動やガタの発生を
抑制する必要があるが、動摩擦が増加し高速アクセスの
実現が困難である、また静止時からの滑らかな始動を重
視すると光ピックアップをガイドシャフトに押しつける
バネ力を弱くすることが必要となり、すべての動作モー
ドでの性能の向上は望めず、ある程度のトレードオフが
必要となる。 2.光ピックアップの静止時からの滑らかな始動と高速
アクセス時の安定性を両立させる方法としては、バネと
シャフト、又はラックとネジ溝といった摺動部の接触面
積を最小にして静止摩擦を軽減する方法があるが、長期
使用時に繰り返されるアクセス動作によって摩耗が生
じ、一定の性能を保持することが不可能である。 3.光ピックアップの静止時からの滑らかな始動と高速
アクセス時の安定性の両立させる他の方法としては、送
り機構の機械的精度を向上させることによってガタを排
除し、バネによる押圧力を軽減させ静止摩擦を低下させ
る方法があるが、各部品に求められる機械的精度とそれ
らの部品を使用して組み立てる時の要求精度が著しく厳
しくなり生産性が低下しコスト高となる。 4.また接触部にグリース等を塗布して静止摩擦を減少
させる方法があるが、恒久的な性能の維持が困難であ
る。
【0006】そこで、本発明は光ピックアップ送り機構
の静止摩擦の軽減と高速アクセス時の安定性の両立を可
能にすることを目標とする。
の静止摩擦の軽減と高速アクセス時の安定性の両立を可
能にすることを目標とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、光デイスクを回転するためのスピンドルを有する回
転駆動手段と、光ヘツドを有する光ピツクアツプ13
と、前記光ピツクアツプ13を前記光デイスクの半径方
向に往復移動させるためのガイド部材14,15と、前
記ガイド部材14,15を支持するベ−ス上に立設され
た支持部材と、前記ガイド部材14,15に沿つて前記
光ピツクアツプ13を前記光デイスクの半径方向に往復
移動させるピツクアツプ送り手段とを備えた光デイスク
装置であって、前記光ピックアップ13は、制御電流に
よって前記ベース上に設けた磁性体9に向かう吸引力が
制御される磁気回路1を備え、前記吸引力により前記ガ
イド部材14,15と前記光ピックアップ13とのガタ
や振動を押さえることを特徴とする光ディスク装置を提
供するものである。また、前記ガイド部材14,15を
磁性体とすることを特徴とする光ディスク装置を提供す
るものである。
に、光デイスクを回転するためのスピンドルを有する回
転駆動手段と、光ヘツドを有する光ピツクアツプ13
と、前記光ピツクアツプ13を前記光デイスクの半径方
向に往復移動させるためのガイド部材14,15と、前
記ガイド部材14,15を支持するベ−ス上に立設され
た支持部材と、前記ガイド部材14,15に沿つて前記
光ピツクアツプ13を前記光デイスクの半径方向に往復
移動させるピツクアツプ送り手段とを備えた光デイスク
装置であって、前記光ピックアップ13は、制御電流に
よって前記ベース上に設けた磁性体9に向かう吸引力が
制御される磁気回路1を備え、前記吸引力により前記ガ
イド部材14,15と前記光ピックアップ13とのガタ
や振動を押さえることを特徴とする光ディスク装置を提
供するものである。また、前記ガイド部材14,15を
磁性体とすることを特徴とする光ディスク装置を提供す
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ディスク装
置について図面を参照して説明する。図1は本発明に係
る光ディスク装置に使用する電磁力制御機構1で、図2
はその断面図である。同図によれば、電磁力制御機構1
はマグネット2と一対のヨーク3からなる磁気回路4を
備えており、該ヨーク3中を通る磁束5と同軸方向に磁
束を発生することが可能な、ボビン6とコイル7とから
なる空芯コイルユニット8が、前記一対のヨーク3の各
々に同軸状に挿入されている。
置について図面を参照して説明する。図1は本発明に係
る光ディスク装置に使用する電磁力制御機構1で、図2
はその断面図である。同図によれば、電磁力制御機構1
はマグネット2と一対のヨーク3からなる磁気回路4を
備えており、該ヨーク3中を通る磁束5と同軸方向に磁
束を発生することが可能な、ボビン6とコイル7とから
なる空芯コイルユニット8が、前記一対のヨーク3の各
々に同軸状に挿入されている。
【0009】図3は該電磁力制御機構1に磁性体9を近
接したときに発生する吸引力10を示したものである。
図4は該電磁力制御機構1を構成するコイル7に制御電
流11を通電したときに発生する磁束12を示したもの
で、その方向はヨーク3中を通る磁束5と反対の方向に
なっている。
接したときに発生する吸引力10を示したものである。
図4は該電磁力制御機構1を構成するコイル7に制御電
流11を通電したときに発生する磁束12を示したもの
で、その方向はヨーク3中を通る磁束5と反対の方向に
なっている。
【0010】このとき、図5に示すように磁性体9に作
用する吸引力10は、制御電流11が増加するに従い減
少し、互いの磁束が完全にキャンセルされる電流値で吸
引力が無くなる。
用する吸引力10は、制御電流11が増加するに従い減
少し、互いの磁束が完全にキャンセルされる電流値で吸
引力が無くなる。
【0011】そして、この電磁力制御機構1を光ピック
アップヘッド送り機構に実装した例を図6に示す。電磁
力制御機構1は光ピックアップヘッド13に固定されて
おり、磁性材からなる第一のガイドシャフト14と第二
のガイドシャフト15に対して作用する吸引力で光ピッ
クアップヘッド13とのガタや振動の発生を抑制してい
る。なお、電磁力制御機構1の個数や取り付ける場所
は、効果が期待される場所ならどこでも良く、例えば図
7に示す様に、一つの電磁力制御機構1を磁性材16及
び光ピックアップヘッド13のレンズ中心の移動軸上に
配置しても同様の効果が得られる。
アップヘッド送り機構に実装した例を図6に示す。電磁
力制御機構1は光ピックアップヘッド13に固定されて
おり、磁性材からなる第一のガイドシャフト14と第二
のガイドシャフト15に対して作用する吸引力で光ピッ
クアップヘッド13とのガタや振動の発生を抑制してい
る。なお、電磁力制御機構1の個数や取り付ける場所
は、効果が期待される場所ならどこでも良く、例えば図
7に示す様に、一つの電磁力制御機構1を磁性材16及
び光ピックアップヘッド13のレンズ中心の移動軸上に
配置しても同様の効果が得られる。
【0012】また、電磁力制御機構1を搭載する光ピッ
クアップヘッド送り機構の駆動方法は如何なる方法でも
良い。例えば、図8に示すような、ウォームシャフト1
8とナット19を連結し、モータ17で光ピックアップ
ヘッド13を駆動する方法や、図9に示すような、ラッ
ク20とピニオンギア21で駆動力を光ピックアップヘ
ッド13に伝達する手段や、あるいは、図10に示すよ
うな、ボイスコイル22とヨーク23及び図示しないマ
グネットからなる磁気回路によって光ピックアップヘッ
ド13を直接駆動するような駆動方法を光ピックアップ
ヘッド送り機構に搭載可能である。
クアップヘッド送り機構の駆動方法は如何なる方法でも
良い。例えば、図8に示すような、ウォームシャフト1
8とナット19を連結し、モータ17で光ピックアップ
ヘッド13を駆動する方法や、図9に示すような、ラッ
ク20とピニオンギア21で駆動力を光ピックアップヘ
ッド13に伝達する手段や、あるいは、図10に示すよ
うな、ボイスコイル22とヨーク23及び図示しないマ
グネットからなる磁気回路によって光ピックアップヘッ
ド13を直接駆動するような駆動方法を光ピックアップ
ヘッド送り機構に搭載可能である。
【0013】次に、光ピックアップ送り時の各モードで
の電磁力制御機構1の制御方法とその効果を説明する。
図11は該電磁力制御機構1に通電されていない状態、
つまり光ピックアップ装置が動作していない状態を示
す。このとき、光ピックアップヘッド13は該電磁力制
御機構1の発生する大きな吸引力で第一のガイドシャフ
ト14と第二のガイドシャフト15に保持されており、
光ピックアップ装置の移動時や輸送時などに光ピックア
ップヘッド13が過度に動いて、ストッパーなどに繰り
返し衝突し破損することを防いでいる。
の電磁力制御機構1の制御方法とその効果を説明する。
図11は該電磁力制御機構1に通電されていない状態、
つまり光ピックアップ装置が動作していない状態を示
す。このとき、光ピックアップヘッド13は該電磁力制
御機構1の発生する大きな吸引力で第一のガイドシャフ
ト14と第二のガイドシャフト15に保持されており、
光ピックアップ装置の移動時や輸送時などに光ピックア
ップヘッド13が過度に動いて、ストッパーなどに繰り
返し衝突し破損することを防いでいる。
【0014】図12は通常の記録再生時を示す図であ
る。光ピックアップヘッド13は光ディスク上の螺旋状
のデータトラックをトレースしてデータの読み書きを行
っている。このとき、レンズ24はデータトラックに追
従して、光ディスクの外周方向へとレンズシフト25す
る。レンズシフト25するとトラッキングエラー信号が
オフセットし、この信号をもとに送り機構が駆動され
て、レンズ24は再び中立点26に戻ることができる。
る。光ピックアップヘッド13は光ディスク上の螺旋状
のデータトラックをトレースしてデータの読み書きを行
っている。このとき、レンズ24はデータトラックに追
従して、光ディスクの外周方向へとレンズシフト25す
る。レンズシフト25するとトラッキングエラー信号が
オフセットし、この信号をもとに送り機構が駆動され
て、レンズ24は再び中立点26に戻ることができる。
【0015】しかし、送り機構の静止摩擦が大きいと光
ピックアップヘッド13は容易に動かず、引っかかった
状態になるため、過度にレンズシフト25してしまい、
データの読み書きが不能になったり、トラッキングサー
ボが外れたりなどの悪影響が生じる。このとき、トラッ
キングエラー信号をもとにコイル駆動信号を生成し、こ
れをドライバーに供給することで、該電磁力制御機構1
を駆動して、レンズシフト25の状態に応じて吸引力を
減少させ静止摩擦を緩和することで、引っかかりの少な
い滑らかな光ピックアップヘッド13の送りが実現可能
となる。また、同時にデータの読み書きが行われるレン
ズ中立点26付近では吸引力が大きく静止摩擦が大きい
ため外乱や振動に強い状態が実現できる。
ピックアップヘッド13は容易に動かず、引っかかった
状態になるため、過度にレンズシフト25してしまい、
データの読み書きが不能になったり、トラッキングサー
ボが外れたりなどの悪影響が生じる。このとき、トラッ
キングエラー信号をもとにコイル駆動信号を生成し、こ
れをドライバーに供給することで、該電磁力制御機構1
を駆動して、レンズシフト25の状態に応じて吸引力を
減少させ静止摩擦を緩和することで、引っかかりの少な
い滑らかな光ピックアップヘッド13の送りが実現可能
となる。また、同時にデータの読み書きが行われるレン
ズ中立点26付近では吸引力が大きく静止摩擦が大きい
ため外乱や振動に強い状態が実現できる。
【0016】図13は、光ディスク上に記録された多く
の本数のデータトラックを高速にジャンプするときの動
作、つまり高速シーク時の電磁力制御機構1の制御法を
説明するものである。このとき、光ピックアップヘッド
13は急な加速と減速を行うように駆動されるが、同時
に制御マイコンなどでコイル駆動信号を制御し、ドライ
バーによって光ピックアップヘッド13を駆動制御して
いる。つまり、光ピックアップヘッド13の加速時に
は、吸引力をゼロにすることで負荷を無くしており、減
速時には、吸引力を大きくすることで負荷を加えてブレ
ーキの作用をさせているので、送り駆動モータだけでは
実現できない急加速・減速が実現でき高速シークが可能
となる。
の本数のデータトラックを高速にジャンプするときの動
作、つまり高速シーク時の電磁力制御機構1の制御法を
説明するものである。このとき、光ピックアップヘッド
13は急な加速と減速を行うように駆動されるが、同時
に制御マイコンなどでコイル駆動信号を制御し、ドライ
バーによって光ピックアップヘッド13を駆動制御して
いる。つまり、光ピックアップヘッド13の加速時に
は、吸引力をゼロにすることで負荷を無くしており、減
速時には、吸引力を大きくすることで負荷を加えてブレ
ーキの作用をさせているので、送り駆動モータだけでは
実現できない急加速・減速が実現でき高速シークが可能
となる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る光
ディスク装置によれば、光ピックアップヘッド送り機構
が、光ピックアップヘッドに加える予圧を電磁吸引力を
用い制御しているので、光ピックアップヘッドの静止
時、ノーマル送り時、高速シーク時の各動作モードで細
やか制御が可能となり、各動作モードで送り機構に求め
られる性能を最大限に引き出すことが可能となる。ま
た、予圧は非接触で与えられるため信頼性が著しく向上
する。
ディスク装置によれば、光ピックアップヘッド送り機構
が、光ピックアップヘッドに加える予圧を電磁吸引力を
用い制御しているので、光ピックアップヘッドの静止
時、ノーマル送り時、高速シーク時の各動作モードで細
やか制御が可能となり、各動作モードで送り機構に求め
られる性能を最大限に引き出すことが可能となる。ま
た、予圧は非接触で与えられるため信頼性が著しく向上
する。
【図1】本発明に係る光ディスク装置の電磁力制御機構
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明に係る光ディスク装置の電磁力制御機構
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】本発明に係る光ディスク装置の電磁力制御機構
の磁性体に対する作用を示す断面図である。
の磁性体に対する作用を示す断面図である。
【図4】本発明に係る光ディスク装置の電磁力制御機構
の制御電流による作用を説明する断面図である。
の制御電流による作用を説明する断面図である。
【図5】本発明に係る光ディスク装置の電磁力制御機構
の制御電流による作用を説明する断面図である。
の制御電流による作用を説明する断面図である。
【図6】本発明に係る光ディスク装置の光ピックアップ
ヘッド送り機構を示す図である。
ヘッド送り機構を示す図である。
【図7】本発明に係る光ディスク装置の他の光ピックア
ップヘッド送り機構を示す図である。
ップヘッド送り機構を示す図である。
【図8】本発明に係る光ディスク装置の他の光ピックア
ップヘッド送り機構を示す図である。
ップヘッド送り機構を示す図である。
【図9】本発明に係る光ディスク装置の他の光ピックア
ップヘッド送り機構を示す図である。
ップヘッド送り機構を示す図である。
【図10】本発明に係る光ディスク装置の他の光ピック
アップヘッド送り機構を示す図である。
アップヘッド送り機構を示す図である。
【図11】本発明に係る光ディスク装置の光ピックアッ
プ送り機構に電流が流れていないときの状態を示す図で
ある。
プ送り機構に電流が流れていないときの状態を示す図で
ある。
【図12】本発明に係る光ディスク装置の光ピックアッ
プ送り機構に通常記録時の電流が流れているときの状態
を示す図である。
プ送り機構に通常記録時の電流が流れているときの状態
を示す図である。
【図13】本発明に係る光ディスク装置の光ピックアッ
プ送り機構が高速シーク時の状態を示す図である。
プ送り機構が高速シーク時の状態を示す図である。
【図14】従来の光ディスク装置を示す図である。
1 電磁力制御機構 2 マグネット 3 ヨーク 4 磁気回路 5 磁束 6 ボビン 7 コイル 8 空芯コイルユニット 9 磁性体 10 吸引力 11 制御電流 12 磁束 13 光ピックアップヘッド 14 第一のガイドシャフト 15 第二のガイドシャフト 16 磁性材 17 モータ 18 ウォームシャフト 19 ナット 20 ラック 21 ピニオンギア 22 ボイスコイル 23 ヨーク 24 レンズ 25 レンズシフト 26 中立点 27 ネジ溝 28 ラック 29 第一のバネ 30 第二のバネ
Claims (2)
- 【請求項1】光デイスクを回転するためのスピンドルを
有する回転駆動手段と、 光ヘツドを有する光ピツクアツプと、 前記光ピツクアツプを前記光デイスクの半径方向に往復
移動させるためのガイド部材と、 前記ガイド部材を支持するベ−ス上に立設された支持部
材と、 前記ガイド部材に沿つて前記光ピツクアツプを前記光デ
イスクの半径方向に往復移動させるピツクアツプ送り手
段とを備えた光デイスク装置であって、 前記光ピックアップは、制御電流によって前記ベース上
に設けた磁性体に向かう吸引力が制御される磁気回路を
備え、前記吸引力により前記ガイド部材と前記光ピック
アップとのガタや振動を押さえることを特徴とする光デ
ィスク装置。 - 【請求項2】前記ガイド部材を磁性体とすることを特徴
とする請求項1に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144571A JP2000339888A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144571A JP2000339888A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000339888A true JP2000339888A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15365305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11144571A Pending JP2000339888A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000339888A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6901599B2 (en) | 2002-01-16 | 2005-05-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical-pickup feeding device, and optical-disk apparatus mounting the device |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP11144571A patent/JP2000339888A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6901599B2 (en) | 2002-01-16 | 2005-05-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical-pickup feeding device, and optical-disk apparatus mounting the device |
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