JP2002169937A - 取引処理システム、商品取扱サーバ及び取引処理方法 - Google Patents

取引処理システム、商品取扱サーバ及び取引処理方法

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JP2002169937A
JP2002169937A JP2000367009A JP2000367009A JP2002169937A JP 2002169937 A JP2002169937 A JP 2002169937A JP 2000367009 A JP2000367009 A JP 2000367009A JP 2000367009 A JP2000367009 A JP 2000367009A JP 2002169937 A JP2002169937 A JP 2002169937A
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Tomofumi Morishima
知文 森島
Kenichi Mizogami
健一 溝上
Hiroya Kaneko
尋哉 金子
Toshiyuki Nagata
俊幸 永田
Makoto Obinata
誠 小日向
Kazue Narumi
和重 鳴海
Masao Takeda
正夫 武田
Junko Goto
純子 後藤
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AIU Insurance Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引成立処理やその代金の徴収に関する作業
を効率的に行うことができる取引処理システムとする。 【解決手段】 従業員は、端末22からネットワークを
介してペイロール管理センタ30のWWWサーバ32に
アクセスし、実勤務時間等の報告を行うために、勤務デ
ータの入力を行っている。これらの勤務データは、ペイ
ロール管理センタ30の人事データを格納するペイロー
ルデータベース340に格納される。端末22からWW
Wサーバ32に対して保険の引合い信号が送信される
と、ペイロール管理センタ30から前記端末22を操作
する所属員に関する個人データの少なくとも一部の引継
データが保険取扱センタ10へと送られて、保険取扱セ
ンタ10では、この引継データに基づき端末22との間
で取引処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険、投資、ロー
ン、株式、債券等の金融商品等の商品に関する取引の処
理を、効率的に行うことができる取引処理システム及び
取引処理システムに用いられる商品取扱サーバ、取引処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融商品として例えば保険を例に
とると、特定の団体、例えば企業に所属する所属員、例
えば従業員との間で取引を行う場合に、団体扱い保険と
いうものがある。この団体扱い保険の取扱としては、そ
の従業員と保険代理店とが個別に直接契約を行い、保険
料の徴収は従業員の給料から天引きして行うものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、契約締結作業
や、企業へ天引きするべき保険料データの作成などは、
ほとんど手作業で行われており、効率的でなく、手間と
時間がかかる。また、各従業員の異動などがあった場合
に、従業員から自主的に保険会社へと連絡を行われない
と、変更されないことになる。従業員としては、住所変
更、結婚、出産等があった場合に、保険会社にその度に
異動の連絡をしなければならないのは、煩わしいという
問題もある。また、保険会社としては、その従業員の異
動の内容に応じて各従業員に適したサービスの提供を行
うことができれば好ましいが、従来の方式では、従業員
からの連絡を待つのみであり、積極的なサービスの提示
を行うことができないという問題がある。
【0004】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、取引成立処理やその代金の徴収に関する作業を効率
的に行うことができる取引処理システムを提供すること
を目的とする。
【0005】また、さらには、所属員の異動があった場
合にも、迅速に対応することができる取引処理システム
を提供することを目的とする。
【0006】また、さらには、所属員の異動に対して積
極的なサービスの提供を行うことができる取引処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の取引処理システムは、ネットワークを利用し
て、特定の団体に所属する所属員の操作下にある端末と
の間で商品の取引手続を行う取引処理システムであっ
て、前記ネットワークを介して前記端末と接続可能であ
り、所属員の個人データを格納する個人データベースを
有すると共に、前記端末からの商品の取引に関する引合
い信号を受信すると、個人データベースから前記端末を
操作する所属員に関する個人データの少なくとも一部の
引継データを抽出し、引合い信号と共に送信する引継処
理手段を、有する管理センタと、前記ネットワークを介
して前記端末と接続可能であり、前記管理センタを介し
て前記引合い信号及び引継データを受信するデータ引継
手段と、該引継データに基づき端末との間で取引処理を
行う取引処理手段と、を有する商品取扱センタと、から
なることを特徴とする。
【0008】また、本発明の商品取扱サーバは、ネット
ワークを利用して、特定の団体に所属する所属員の操作
下にある端末との間で商品の取引手続を行う商品取扱サ
ーバであって、所属員の個人データを格納する個人デー
タベースを有する管理センタから、前記端末からの商品
の取引に関する引合い信号を受信すると共に、管理セン
タの個人データベースに格納された当該端末を操作する
所属員に関する個人データの少なくとも一部の引継デー
タを受信するデータ引継手段と、前記引継データに基づ
き端末との間で取引処理を行う取引処理手段と、を有す
る。
【0009】また、本発明の取引処理方法は、ネットワ
ークを利用して、特定の団体に所属する所属員の操作下
にある端末と商品取扱サーバとの間で商品の取引手続を
行う取引処理方法であって、所属員の個人データを格納
する個人データベースを有する管理コンピュータシステ
ムが、前記ネットワークを介して前記端末からの商品の
取引に関する引合い信号を受信するステップと、商品取
扱コンピュータシステムが、前記管理センタを介して前
記引合い信号を受信すると共に、管理センタから前記端
末を操作する所属員に関する個人データの少なくとも一
部の引継データを受信するステップと、商品取扱コンピ
ュータシステムが、前記引継データに基づき端末との間
で取引処理を行うステップと、を有する。
【0010】本発明によれば、主として、商品の取引手
続とは別の目的で、所属員の個人データを格納する個人
データベースを有する管理センタから、取引の引合いの
あった所属員の個人データの少なくとも一部を引継デー
タとして、商品取扱センタが引き継ぐために、新たにそ
の個人データの取得を本人から行う必要が無く、効率的
に取引手続を行うことができる。ネットワークとして
は、インターネットのような公衆通信ネットワークとす
ることができるが、これに限るものではなく、専用回線
とすることもでき、端末と管理センタ(または管理コン
ピュータシステム)との間と、端末と商品取扱センタ
(または商品取扱コンピュータシステム)とのいずれか
一方が公衆通信ネットワークで、片方がプライベートネ
ットワークまたは専用回線とすることもできる。また、
管理センタから商品取扱センタへの引継データの送信に
おいても、公衆通信ネットワークまたは専用回線を用い
て、直接的または間接的に送信することができる。管理
センタとして、具体的には、例えば、複数の特定の企業
等の人事データを管理するペイロール管理センタ、特定
の企業等の人事担当部門が管理するコンピュータシステ
ム又は会員の会員データを管理する会員管理センタ、例
えば、マイレージ会員、クレジットカード会員、PT
A、労働組合、健康保険組合、若しくは職業(○○業組
合等)、各種団体(互助会等)、趣味などが同じ人の集
まり等の、会員データをそれぞれ管理する会員管理セン
タ等とすることができる。
【0011】前記管理センタの個人データベースは、団
体の人事処理を行うのに使用される、給与データを含む
人事データを格納するものとすることができる。人事デ
ータの少なくとも一部を引継データとして引き継ぐこと
で、正確な個人データを取得することができる。例え
ば、管理センタが多数の団体についての人事データを格
納する個人データベースを有しているペイロール管理セ
ンタである場合には、より多くの所属員との間で取引を
行うことができ、その取引手続を一元化できるために、
さらに効率的となる。引継データに給与に関するデータ
を含めることができ、取引相手である所属員の年収とい
ったより詳細な情報を取得することもできる。これによ
り、安全な取引を行うことができ、且つその所属員に適
した商品の提供を行うことができるようになる。尚、個
人データベースは、管理センタが別途有する人事データ
ベースに格納されたデータから抽出されたデータ(この
データも人事データという)で作成されたものであって
もよい。
【0012】さらに、前記商品取扱センタまたは商品取
扱サーバが、前記商品の取引の代金徴収として給与から
天引きするための、所属員と代金とが関連づけられた天
引きフィードバックデータを作成する給与天引き処理手
段を有しており、該天引きフィードバックデータは、商
品取扱センタまたは商品取扱サーバから管理センタへと
送信されると良い。取引の代金徴収として給与から天引
きをすることで、代金の徴収を確実且つ簡単に行うこと
ができる。天引きフィードバックデータを管理センタに
送ることで、管理センタの人事処理において、天引き処
理を効率的に行うことができる。
【0013】また、前記管理センタが、端末を操作する
所属員を認証する認証処理手段を有しており、前記引継
データは、認証された所属員に関する個人データの少な
くとも一部のデータであることとできる。管理センタで
所属員の認証が行われて、それが引継データとして引き
継がれているために、商品取扱センタでは、改めて認証
処理を行う必要はなく、正当に団体に所属している所属
員であることを踏まえて安全に取引を行うことができ
る。
【0014】また、前記引継データには、所属員が所属
する団体に関するデータが含まれており、前記商品取扱
センタまたは商品取扱サーバの前記取引処理手段は、団
体に応じて取引条件を変えて取引処理を行うことができ
る。引継データから所属員が所属する団体が特定される
ので、例えば、その団体の構成人数、年齢層、取引実績
といった特徴に応じて、その団体に応じた取引条件を端
末に提示することで、取引促進を図ることができる。ま
た、引継データには、上記の個人データ以外に、引合い
のあった商品種類を表すデータも含めることができる。
【0015】また、前記商品取扱センタまたは商品取扱
サーバの前記取引処理手段が、取引状況に応じて取引条
件を変えて取引処理を行うと共に、仮想的取引状況に応
じた取引条件を前記端末に提示することができる。仮想
的取引状況に応じた有利な取引条件を端末に提示するこ
とで、取引促進を図ることができる。ネットワークを介
して取引が行われ、その取引状況がリアルタイムで把握
できるため、現在の取引状況に基づき、正確な取引条件
を提示することができる。
【0016】また、前記商品取扱センタまたは商品取扱
サーバは、成立した取引に関するデータを格納する契約
データベースを有するとよい。
【0017】さらに、前記商品取扱センタまたは商品取
扱サーバは、個人データについて異動事由があり、前記
管理センタの個人データベースの更新が行われた場合
に、その更新された異動データを受信して、前記契約デ
ータベース内の対応するデータを更新する異動処理手段
を有することができる。個人データについて異動事由が
あった場合に、管理センタの個人データベースが更新さ
れると、その更新内容が、商品取扱センタの契約データ
ベースに反映されるため、異動の届けを一元化すること
ができ、従業員の手間を省くことができる。商品販売側
である商品取扱センまたは商品取扱サーバとしても、従
業員が届けを忘れてしまっても、契約データベースの内
容を常にアップデートでき、正確なデータを保持するこ
とができる。
【0018】また、前記異動処理手段が、異動データを
受信すると、その異動に応じて最適な商品候補を抽出
し、該商品候補データを、端末に送信して提示すること
ができる。異動によって、以前に行った商品取引が適し
たものでなくなっている場合がある。従来は、本人から
の異動の届けがないと、そうした事態を把握することは
不可能であった。しかしながら、異動データを管理セン
タから自動的に受け取ることにより、最適な商品候補を
従業員に提示することができ、取引促進を図ることがで
きる。こうして、積極的な商品販売活動を行うことがで
きる。
【0019】さらに、前記商品取扱センタまたは商品取
扱サーバが、前記所属員の操作下にある端末からの要求
に応じて、前記契約データベースに格納された当該取引
に関するデータの少なくとも一部のデータを端末に送信
する契約情報照会処理手段をさらに有することができ
る。契約データベースに取引に関するデータが格納され
ているため、それを端末からの要求により、送信するこ
とができる。こうして、従業員が、自己の取引内容を任
意の時間に見ることができて、便利になる。
【0020】尚、本発明は明細書内で説明する実施形態
に限定されることなく、特許請求の範囲内の範囲で種々
の変形が可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明のシステム及び本発明の方
法を実施するためシステムを含めた全体構成を表すブロ
ック図である。図1において、符号10は金融商品を取
り扱うコンピュータシステムである金融商品取扱セン
タ、20(20A、20B、…)は団体である企業、3
0は各企業20の給料支払い(ペイロール(Payro
ll))を取り扱うコンピュータシステムであるペイロ
ール管理センタ、40は契約者と金融商品取扱センタ1
0との間を仲介するコンピュータシステムである代理店
を表している。この例では、センタ10は、金融商品と
して保険を取り扱う保険会社の操作下にある保険取扱セ
ンタとなる。
【0023】保険取扱センタ10は、WWWサーバ12
及びデータベースサーバ14を備えており、また、各企
業20は、従業員が使用する多数の端末22を備えてお
り、また、ペイロール管理センタ30はWWWサーバ3
2を、代理店40はWWWサーバ42をそれぞれ備えて
いる。上記WWWサーバ12、WWWサーバ32及びW
WWサーバ42は、インターネット等の公衆通信ネット
ワークNETに接続されており、端末22からネットワ
ークNETを介してアクセス可能となっている。また、
互いのウエブサイト間にリンクが張られており、ハイパ
ーリンク可能となっている。
【0024】図2は、WWWサーバ12の構成ブロック
図である。WWWサーバ12は、CPUから構成される
制御部を有しており、制御部は、ROM及びRAMから
なるメインメモリに格納されたプログラムに基づいて動
作を行う。さらに、各種データベース及びテーブルが格
納されるメモリ部の他に、CRTやLCD等の表示部、
キーボード、マウス等の入力部及び通信ネットワークと
のデータの入出力を行う入出力制御部を有する。他のサ
ーバ14,32,42も、図2の構成と同様の構成とな
っている。
【0025】端末22は、制御部の他、それぞれCRT
やLCD等の表示部、キーボード、テンキー、マウス等
の入力部を有している。端末22は、WWWサーバ1
2,32,42と、公衆通信ネットワークNETを介し
て互いにデータを送受して、WWWサーバ12から送信
されたデータを表示部上で閲覧するためのブラウザを有
している。
【0026】図3は、保険取扱センタ10の機能ブロッ
ク図である。図において、WWWサーバ12は、その制
御部がメインメモリに格納された各種プログラムに基づ
き実行する各種機能として、通信インターフェース部1
20、データベースインターフェース部122、データ
引継部124、資料請求処理部126、見積処理部12
8、保険申込み処理部130、給与天引き処理部13
2、属性データ異動処理部134、保険データ異動処理
部135、契約情報照会処理部136を備えている。
【0027】また、保険取扱センタ10のデータベース
サーバ14には、商品データベース140及び契約デー
タベース142が設けられ、商品データベース140に
は、各種保険商品に関するデータが記録されている。契
約データベース142には、保険契約毎に保険契約に関
するデータが記録されており、企業20に属する従業員
である申込人の属性データ、例えば、従業員の会員番
号、団体コード、所属コード、社員番号、氏名、Eメー
ルアドレス、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、性
別、扶養者(配偶者、子供)、慶弔事項等の属性データ
と、それ以外の保険データ、例えば、代理店コード、被
保険者氏名、被保険者住所、被保険者生年月日、被保険
者性別、申込人、保険契約種目、証券番号、保険金額、
保険期間、保険料、告知内容、積立残高、月別適用利
率、等の保険データが記録される。
【0028】これらのデータベース140、142は、
WWWサーバ12に格納されていても良いが、この実施
形態では、セキュリティを高めるために、別途のデータ
ベースサーバ14に格納されており、これらのサーバ1
2、14は、プライベートネットワークを介して接続さ
れている。勿論、これに限らず、より多数のサーバで構
成することも可能であり、データベースのみならず、上
記各部124〜136の機能を分散させることも可能で
ある。
【0029】また、保険取扱センタ10には、図3の各
部の処理を行う際に、端末22の表示部に表示するウエ
ブページのデータを定義する各種ページファイルが格納
されている。
【0030】図4は、ペイロール管理センタ30のWW
Wサーバ32の機能ブロック図である。ペイロール管理
センタ30は、主に、特定の複数の企業20の代行とし
て、給与支払業務処理を請け負っている。WWWサーバ
32の制御部がメインメモリに格納された各種プログラ
ムに基づき実行する各種機能として、通信インターフェ
ース部320、データベースインターフェース部32
2、従業員認証処理部324、給与支払業務処理部32
6、異動処理部327、福利厚生処理部328等を備え
ており、さらに福利厚生処理部328の中に、保険処理
部330を備えている。
【0031】また、ペイロール管理センタ30のWWW
サーバ32には、各企業20に対応したペイロールデー
タベース340(340A、340B、…)が設けられ
る。ペイロールデータベース340には、各企業20に
属する従業員に関する人事データとなる個人データが格
納されている。個人データの具体例としては、従業員の
社員番号、パスワード、氏名、郵便番号、住所、電話番
号、生年月日、性別、所属コード、Eメールアドレス、
職種、扶養者(配偶者、子供)、慶弔事項といった属性
データに加えて、勤務時間、休暇、基本給、諸手当、給
料支給額、社会保険料等の給与データが含まれている。
【0032】また、ペイロール管理センタ30には、図
4の各部の処理を行う際に、端末22の表示部に表示す
るウエブページのデータを定義する各種ページファイル
が格納されている。
【0033】但し、本実施形態においては、この管理セ
ンタとして、ペイロール管理センタ30の代わりに、各
企業20の人事担当部門で管理するコンピュータシステ
ムで対応することもでき、この場合には、各企業20の
人事担当部門で管理するデータベースが上記ペイロール
データベース340に置き換わり、インターネットでは
なくイントラネット等の社内ネットワークを介して従業
員からの勤務データがデータベースへと送られる。
【0034】図5は、代理店40の機能ブロック図であ
る。図において、WWWサーバ42は、その制御部がメ
インメモリに格納された各種プログラムに基づき実行す
る各種機能として、通信インターフェース部420、デ
ータベースインターフェース部422、商品案内部42
4及びデータ引継部426を備えている。
【0035】また、代理店40には、商品案内データベ
ース440が設けられ、商品案内データベース440に
は、各種保険商品を紹介するために必要な商品紹介デー
タが記録されている。
【0036】また、代理店40には、図5の各部の処理
を行う際に、端末22の表示部に表示するウエブページ
のデータを定義する各種ページファイルが格納されてい
る。
【0037】尚、本発明において、代理店40は必ずし
も必須ではない。従って、場合によっては省略すること
も可能であり、その場合には、上記機能を保険取扱セン
タ10またはペイロール管理センタ30に備えることで
対応することができる。
【0038】次に、ある従業員が端末22から公衆通信
ネットワークNETを介してオンライン上で保険の契約
を行う場合についての本システムの処理を図6ないし図
12のフローチャートを参照しながら、説明する。
【0039】まずその前提として、企業20に属する従
業員は、給料算出のための必要なデータとして、自己の
実働時間や休暇の報告を日常作業としてペイロール管理
センタ30に対して行っており、実働時間または休暇に
関する勤務データの入力は、WWWサーバ32に対して
行われる。即ち、端末22を用いて、公衆通信ネットワ
ークNETを介してWWWサーバ32のウエブサイトが
指定されると、ペイロール管理センタ30の従業員認証
処理部324が起動され、認証処理が行われる(ステッ
プS602)。端末22の表示部に、従業員に団体コー
ド、社員番号及びパスワードの入力を促す認証画面を表
示する。これらのデータが入力されると、従業員認証処
理部324では、団体コードに対応するペイロールデー
タベース340の該当する従業員の属性データを読み取
り、ペイロールデータベース340に記録された社員番
号とパスワードとのそれぞれの一致・不一致を確認後、
一致した場合にのみ、ログインを許可し、不一致の場合
には、メッセージを表示した後、認証画面を再表示し
て、再入力を促す。ログインが許可されると、各種メニ
ューを表示し(ステップS604)、各メニューボタン
の選択を促す画面を表示する(ステップS606)。
【0040】そのメニューの中で、「勤務時間入力」が
選択されると(または、マウスによりクリックされる
と、以下同様)、ステップS610に進み、給与支払業
務処理部326が起動する。具体的には、端末22の表
示部に勤務時間入力画面を表示して、端末22からの入
力待ちの状態となる。この勤務時間入力画面において、
従業員が自己の実働時間、休暇等の勤務データの入力を
行うようになっている。この勤務データは、ペイロール
データベース340へと記録される。また、メニューの
中で、例えば「異動届け入力」が選択されると、異動処
理部327が起動し、各種の異動の内容に応じて、入力
画面が表示されて、端末22からの入力待ちの状態とな
る。ここで、異動届けは、各企業毎に設定されるもので
あるが、一般的には、住所変更、氏名変更、結婚、出産
届け、扶養者の変更といった、その従業員の属性データ
の変更を行うためのものである。
【0041】このメニューの中には、「福利厚生」とい
うメニューがあり、その中に、「保険案内」がサブメニ
ューとして設けられている。端末22から「保険案内」
メニューが選択されると、この選択信号を引合い信号と
して、これに基づき保険処理部330が起動し、データ
引継確認が行われる。データ引継確認とは、従業員に、
その従業員の属性データ等を保険取扱センタ10へ引き
継いで良いかどうかの許可を得るための処理である。但
し、このデータ引継確認処理は省略可能であり、自動的
にデータを引き継ぐようにすることが望ましい。データ
の引き継ぎがOKかどうかの入力を促し、イエスである
場合には、引継データをペイロールデータベース34か
ら読み出し、読み出されたデータを引継データとして含
み、この引継データが転送データとして指定されたHT
MLファイルを作成する(ステップS616)。また、
ノーである場合には、引継データをブランクとして含
み、この引継データが転送データとして指定されたHT
MLファイルを作成する(ステップS618)。
【0042】ここで、引継データとは、ペイロールデー
タベース340に格納されたデータであって、保険契約
の際に必要なデータであり、例えば、団体コード、社員
番号、所属コード、氏名、Eメールアドレス、郵便番
号、住所、電話番号、生年月日、性別、扶養者、慶弔事
項等のデータを含んでいる。または、これに加えて、給
料支給額、社会保険料などの給与データの一部を引継デ
ータに含めることもできる。
【0043】そして、端末22から保険案内への移行の
確認を貰った後、作成したファイルによって、前記引継
データと共に、代理店40のWWWサーバ42のウエブ
サイトへリンクする(ステップS620)。
【0044】次に、図7は代理店40で行われる処理を
表している。代理店40のデータ引継部426が起動し
て、上記引継データを含むファイルを受信すると共に、
端末22の表示部に保険案内メニューを表示し、メニュ
ーボタンの選択を促す画面を表示する(ステップS70
2)。メニューとしては、任意のものとすることができ
るが、例えば、種目毎または商品毎のメニューとするこ
とができ、端末22から関心のある種目または商品が選
択されるのを待つ。関心のある種目または商品が選択さ
れると、商品案内部424が起動して、商品案内データ
ベース440から対応する種目の商品またはその商品に
ついての商品紹介データを読み出し、端末22の表示部
へ表示して、商品の特徴を案内する(ステップS70
4)。次に、端末22から以降の処理に進む指示が出さ
れると、以降の利用規定を表示し(ステップS70
6)、同意するかどうかを確認する(ステップS70
8)。同意された場合には、この同意信号を引合い信号
として、引継データを含み、この引継データが転送デー
タとして指定されたHTMLファイルを再び作成する。
このとき、引継データは、先に、WWWサーバ32から
WWWサーバ42へ引き継がれたものである。また、同
時に、WWWサーバ32からWWWサーバ42へ引き継
がれた引継データ以外のパラメータを引継データとして
追加する。パラメータとしては、「保険種目コード」、
「本人識別コード」、「代理店識別コード」等を例示す
ることができる。「保険種目コード」は、端末22によ
って前記同意がなされた利用規定に対応する保険種目
(保険の種類)である。また、代理店40には、団体保
険の対象となる企業20からのアクセスに限らず、一般
の顧客からのアクセスもあるので、「本人識別コード」
で、このような一般の顧客からのアクセスと特定の団体
即ち企業の従業員からのアクセスとを区別する。「代理
店識別コード」は、その代理店40の識別コードであ
る。
【0045】次いで、作成したファイルによって、前記
パラメータを含む引継データと共に、保険取扱センタ1
0のWWWサーバ12のウエブサイトへリンクする(ス
テップS712)。
【0046】図8は、保険取扱センタ10で行われる処
理を表している。保険取扱センタ10のデータ引継部1
24が起動して、上記引継データを受信すると共に、端
末22の表示部にメニューを表示し、メニューボタンの
選択を促す画面を表示する(ステップS802)。メニ
ューとしては、任意のものとすることができるが、例え
ば、「資料請求」、「見積作成」、「異動」、「保険契
約一覧の照会」等とすることができ、端末22から所望
の処理を選択するように促す。また、同時に見積前の確
認として、可能な条件や注意事項を表示すると良い。
【0047】端末22によって「資料請求」が選択され
ると、資料請求処理部126が起動して、送付先登録の
画面を表示する(ステップS804)。送付先登録項目
としては、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日等が
ある。このときに、これらのデータのほとんどは、引継
データによって既に取得されているので、既に受信され
ているデータを登録項目に予め代入して表示し、表示し
た内容の確認を促すと共に、訂正がある場合に訂正する
ように指示する。これにより、端末22からの入力の手
間が省け、訂正がある場合のみ入力を行うことで処理を
終了することができる。また、引き継がれた保険種目コ
ードによって、改めて端末22から入力をしてもらうこ
となく、資料請求するべき保険種目を特定することがで
きる。次いで、登録された送付先項目が受付可能である
かどうかを判定し(ステップS805)、受付可能であ
る場合には送付先項目を再表示して、その内容の確認を
促す(ステップS806)。また、受付可能でない場合
には、エラーメッセージを行って、ステップS804に
戻る。ステップS806で「送信」ボタンが押される
と、登録が完了して、登録完了挨拶を表示して(ステッ
プS808)、メニュー表示に戻る(ステップS80
2)。
【0048】端末22によってメニュー表示において
「見積作成」が選択されると、見積処理部128が起動
して、契約者登録画面を表示する(ステップS81
0)。契約者登録項目としては、引継データとほぼ同じ
項目が登録項目となる。従って、この場合も、引継デー
タがある場合には、端末22からの入力の手間が省け、
訂正がある場合のみ入力を行うことで処理を進めること
ができる。次いで、登録された契約者項目が受付可能で
あるかどうかを判定し(ステップS811)、受付可能
である場合には、契約者項目を再表示して、その内容の
確認を促す(ステップS812)。受付可能でない場合
には、エラーメッセージを行って、ステップS810に
戻る。ステップS812で「送信」ボタンが押される
と、次に保険情報登録の画面を表示する(ステップS8
14)。保険情報登録画面では、引き継がれた保険種目
コードから特定される保険種目に応じて、種々の登録項
目が、質問形式で用意されている。質問に回答して貰い
ながら、登録項目の入力を促す。但し、この保険情報登
録画面においても、引継データのデータの一部を利用す
ることができる。次いで、登録された保険情報項目が受
付可能であるかどうかを判定し(ステップS815)、
受付可能である場合には、保険情報項目を再表示して、
その内容の確認を促す(ステップS816)。受付可能
でない場合には、エラーメッセージを行って、ステップ
S814に戻る。ステップS816で「送信」ボタンが
押されると、登録項目等に基づきリスクを判断し、リス
クに基づいて、複数の商品候補を決定する(ステップS
818)。決定された商品候補を端末22に表示して、
いずれかの選択を促す(ステップS820)。端末22
からいずれかの商品候補が選択されると、その商品候補
の見積保険料を算出して端末22に表示する。このと
き、その従業員が所属する団体の人数、年齢層、その団
体で既に契約している人数や、その従業員の性別、家族
構成に応じて料率を変えることができる。さらには、契
約者の人数がさらに増加する等の仮定の取引状況に応じ
て見積保険料がスケールメリット等により下がる場合に
は、条件が成立していない現状における見積保険料を算
出して表示する他に、併せてその仮想的取引状況と、そ
のときの取引条件をメッセージ表示することができる。
例えば、「あと○○人が集まれば、○%割引になりま
す」といったメッセージを表示することができる。
【0049】見積保険料の表示と共に「申込」、「資
料」、「再計算」のいずれかの処理を選択するよう促す
(ステップS822)。ここで、「資料」の処理が選択
されると、ステップS808の処理に進む。また、「再
計算」の処理が選択されると、ステップS820の処理
に戻り、別の商品候補が選択されるのを待つ。
【0050】「申込」が選択されると、図3の保険申込
処理部130が起動して、図9に示すように、契約手続
案内を表示し(ステップS906)、保険料算定に関係
しないけれども契約成立には必要な追加情報の追加情報
登録の入力を促し(ステップS908)、受付可能かど
うかの判定を行い(ステップS909)、契約内容を表
示し、その内容の確認を促し(ステップS910)、告
知事項の申告を促し(ステップS912)、注意事項確
認を指示し(ステップS914)、保険料支払い方法を
確認(ステップS916)する。ここで、ステップS9
16の保険料支払い方法確認は、給料天引きを必須とす
る場合には省略できるが、給料天引きを原則として、そ
れ以外にクレジットカード支払い、デビットカード支払
い、口座振替等の他の手段による支払いを許容する場合
には、希望する支払いの選択を促して、そのクレジット
カード情報、金融機関の口座番号の入力を促し、カード
信販会社または金融機関への照会処理、振替依頼等の処
理を行う。こうして、取引契約が成立し、契約完了挨拶
を表示して(ステップS918)、メニュー表示に戻る
(ステップS802)。
【0051】契約が完了すると、この新規契約に関する
データは、契約データベース142に追加される。
【0052】新規を含みこのシステムを利用して成立し
た保険契約は、給与天引き処理部132において、定期
的に給与天引き処理が行われる。この給与天引き処理
は、契約データベース142に格納されたデータに基づ
き、各従業員毎に契約を集計し、保険料の集計を行い、
データ団体コード、所属コード、代理店コード、従業員
の氏名、社員番号、保険種目、保険料、合計保険料、支
払年度・回数等をフィールドとする天引きフィードバッ
クデータを作成する。この天引きフィードバックデータ
は、ペイロール管理センタ30に送信される。送信の方
法としては、公衆通信ネットワークNETを介して送信
することができる。または、それ以外に、他の記録媒体
に格納して、その記録媒体を任意の配送手段によりペイ
ロール管理センタ30に送信することも可能である。
【0053】以上の保険契約において、ペイロール管理
センタ30で人事処理または給与処理のために保有する
ペイロールデータベース340の個人データの一部のデ
ータを引き継いで保険取扱センタ10で処理を行うよう
にしているため、契約者である従業員にとって、データ
の入力の手間が省け、効率的に手続を行うことができ
る。企業即ち団体の人事に関するデータというのは、常
にアップデートされており、個人データを保有するデー
タベースの中でも最も正確である。この正確なデータベ
ースに基づいて処理を行うために、データのミスも防ぐ
ことができる。なぜならば、従業員は、自己に異動事由
が生じると、所属する企業にその異動手続を優先して行
うと考えられるからである。この例では、従業員は端末
22からWWWサーバ32にアクセスして、ステップS
604における各種メニューの「異動届け入力」が選択
されて、住所変更、氏名変更、結婚、出産届け、扶養者
の変更の登録がなされると、ペイロールデータベース3
40は更新される。WWWサーバ12の属性データ異動
処理部134は、このペイロールデータベース340か
らの異動データを受信して、この異動内容を用いて、契
約データベース142の契約内容を自動的に変更するも
のである。
【0054】図10は、属性データ異動処理部134で
行われる処理フローチャート図である。まず、属性デー
タ異動処理部134では、ペイロール管理センタ30か
らの異動データを受信する(ステップS1002)。こ
の受信の方法は、任意の方法とすることができる。即
ち、ペイロール管理センタ30からすべての異動データ
を1つのファイルに格納してそのファイルを公衆通信ネ
ットワークNETを介して受信する方法や、公衆通信ネ
ットワークNETを介して、WWWサーバ32にアクセ
スして、認証処理を受けた後、直接、ペイロールデータ
ベース340を直接アクセスして該ペイロールデータベ
ース340がら変更されたデータを抽出することもでき
る。
【0055】次に、受信した異動データに基づき、契約
データベース142の中で、異動のあった契約者に対応
する契約データを更新する(ステップS1004)。
【0056】次に、更新した契約データについて、更新
されたデータと契約の内容、即ち保障内容を比較して、
異動によって保障内容が最適でないものになっていない
かどうかを判定する(ステップS1006)。例えば、
個人型の保険になっていた場合に、その契約者が結婚し
た場合には、夫婦型の保険に変更するべきであり、夫婦
型の保険になっていた場合に、その契約者に子供が出来
た場合には、家族型の保険に変更するべきである。その
ように、異動によって保障内容が最適とならなくなった
ものを抽出し、異動データにより、「保障内容変更お勧
め案内」と「保障内容変更お勧めプラン」が記載された
雛形文章を選択し、その雛形文章をEメールとし、その
対応する契約者のEメールアドレスへと送信する(ステ
ップS1008)。
【0057】これにより、従業員である契約者は、その
属性データに関して異動があった場合に、保険会社に対
して別途の異動の届け出を行う必要が無く、異動の届け
を一元的にでき、効率的になる。また、保険会社にとっ
ても、従来のように契約者からの異動についての連絡に
対して、人手で応答する必要が無いので、作業コストを
低減することができる。また、通常であれば、保険会社
には届出が行われないような異動についても保険会社が
把握することができるようになり、異動によって、現在
の保障内容が最適なものでなくなった場合に、保険会社
から保障内容変更を契約者に提示することができ、積極
的に契約者に対してサービスの提供を働きかけて、取引
促進を図ることができる。
【0058】次に、保険データに関して異動がある場
合、例えば、「保険解約請求」、「付帯特約追加・削除
請求」、「保険金額の増減」、または「積立保険料の増
減請求」などがあった場合には、ペイロール管理センタ
30のペイロールデータベース340を利用することが
できないので、その場合の処理について説明する。図8
のステップS802におけるメニュー表示で「異動」が
選択されると、図3の保険データ異動処理部135が起
動し、図11に示す処理が行われる。この場合にも、こ
の前の処理として、WWWサーバ32の従業員認証処理
部324によって、認証確認が既になされており、改め
て、WWWサーバ12において本人確認の必要はない。
さらに、引継データによってアクセスしている従業員が
特定されているので、当該従業員の団体コード及び社員
コードをキーとして、当該従業員の契約データを契約デ
ータベース142から抽出する(ステップS110
2)。そして、その契約データの登録内容を表示し、異
動するべき項目について入力を促す(ステップS110
4)。入力された項目について、受付可能であるかどう
かを判定して(ステップS1106)、受付可能である
場合には、異動する項目を再表示して、その内容の確認
を促す(ステップS1108)。受付可能でない場合に
は、エラーメッセージを行って、ステップS1104に
戻る。ステップS1108で「送信」ボタンが押される
と、異動によって発生する追加保険料または返還保険料
を算出する(ステップS1110)。次いで、算出した
追加保険料または返還保険料の金額を、徴収方法または
返還方法と共に、端末22に表示する(ステップS11
12)。徴収方法または返還方法は、原則として、天引
きを行っている給料から更なる天引きを行うか、または
給料に上乗せして、精算することができる。但し、給料
天引きでない契約者に対しては、クレジットカードによ
る振替、クレジットカード口座への返還保険料の振り込
みとすることもできる。さらには、保険口座がある場合
には、この保険口座を活用して、振替、預け入れとする
こともできる。
【0059】このように、保険データの異動について
も、端末22からの操作で簡単に行うことができる。ま
た、保険会社にとっても、従来のように契約者からの異
動についての連絡に対して、人手で応答する必要が無い
ので、作業コストを低減することができる。
【0060】また、このシステムを活用して、従業員で
ある契約者は、自己の申込んだ保険の一覧及び手続状況
について、端末22を利用して任意の時間に見ることが
できるようになる。即ち、図8のステップS802にお
けるメニュー表示で「契約一覧の照会」が選択される
と、図3の契約情報照会処理部136が起動して、図1
2に示す処理が行われる。この場合にも、引継データに
よってアクセスしている従業員が特定されているので、
当該従業員の団体コード及び社員コードをキーとして、
当該従業員の契約データを契約データベース142から
抽出する(ステップS1202)。そして、契約データ
の一部のデータをさらに抽出して、契約一覧を作成し
て、端末22へと表示する(ステップS1204)。さ
らに、一覧表示された項目は、リンクボタンとなってお
り、そのボタンが押されることにより(ステップS12
06)、その契約の詳細内容を見ることもできる(ステ
ップS1208)。
【0061】複数の契約を行っている契約者にとって任
意の時間に、契約一覧を確認できることは大変便利にな
る。こうして、本システムの利用価値を高めることがで
きる。また、保険会社にとっても、従来のように契約者
からの申込みに関する問い合わせに対して、調べて返答
する必要が無く、また、特に契約者用にデータを提示す
るためのデータ加工等の手間をかける必要もないので、
作業コストを低減することができる。
【0062】以上のような照会サービスは、上記契約一
覧に限るものではなく、次のような照会サービスを付加
することが考えられる。
【0063】1) 事故処理状況 事故が発生し、その後の処理を保険会社が行っている場
合に、その処理状況を端末22から確認する。
【0064】2) 示談進捗状況 示談交渉を保険会社が行っている場合に、その進捗状況
を端末22から確認する。
【0065】3) 保険料支払い状況確認 口座振替による支払いを行っている場合に、保険料支払
い状況を確認する。引き落としができない場合の確認を
行うことができる。
【0066】4) 積立残高照会、月別適用利率の照会 積立状況だけでなく、その際に、運用に最適な金融商品
を提示し、引き続き、その商品への投資処理をウエブ上
で行う。
【0067】尚、以上の実施形態は、任意の保険に適用
することができ、例えば、生命保険または火災保険、自
動車保険、旅行保険を含む傷害保険、賠償責任保険を含
む損害保険等とすることができ、さらには、保険に限ら
ず、投資、ローン、株式、債券等の金融商品にも適用す
ることが可能である。
【0068】また、以上の実施形態では、管理センタと
してペイロール管理センタまたは人事担当部門の管理す
るコンピュータシステムとし、その個人データベースと
して、主として人事データを格納するペイロールデータ
ベースを例示したが、これに限るものではなく、管理セ
ンタとして、マイレージ会員、クレジットカード会員、
PTA、労働組合、健康保険組合、若しくは職業(○○
業組合等)、各種団体(互助会等)、趣味などが同じ人
の集まり等の、所属員である会員を管理する会員管理セ
ンタとすることができ、個人データベースとして、会員
の個人データを格納する会員データベースとすることが
できる。この場合、保険取扱センタ10の給与天引き処
理手段132では、給与からの天引きするための天引き
フィードバックデータを作成することはできないが、そ
の代わりに、会費からの徴収、カード決済、マイレージ
等のポイント加算等を行うための、フィードバックデー
タを作成することはできる。勿論、フィードバックデー
タを、一部の会員の分について作成せずに、または全く
作成せずに、それらの会員に対しては、口座振替、クレ
ジットカード、デビットカード等により保険料の徴収を
することもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
管理サーバにおいて人事管理等の目的で格納された個人
データベースからの個人データを引き継いで、その個人
データを取引に利用することで、取引成立までの処理を
効率的に行うことができる。
【0070】また、個人データとして人事データを用い
る場合には、人事データから引継データを引き継ぐこと
で、正確な個人データを取得することができ、異動事由
により人事データが更新された結果を商品取引処理に利
用することで、迅速に対応することができる。特に、管
理センタが給与処理を取り扱っている場合には、給与か
らの天引きにより確実に代金徴収を行うことができる。
【0071】さらには、個人データから異動が分かるた
めに、その異動事由のあった所属員に対して積極的なサ
ービスの提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による取引処理システムの実施形態を表
す全体概念図である。
【図2】図1のWWWサーバの構成ブロック図である。
【図3】図1の保険取扱センタ10の機能ブロック図で
ある。
【図4】図1のペイロール管理センタ30の機能ブロッ
ク図である。
【図5】図1の代理店40の機能ブロック図である。
【図6】公衆通信ネットワークNETを介してオンライ
ン上で保険の申込を行う場合についての本システムのペ
イロール管理センタ30での処理を表すフローチャート
図である。
【図7】図6に続く、代理店40での処理を表すフロー
チャート図である。
【図8】図7に続く、保険取扱センタ10での処理を表
すフローチャート図である。
【図9】図8に続く、保険取扱センタ10での処理を表
すフローチャート図である。
【図10】保険取扱センタ10の属性データ異動処理部
134で行われる処理フローチャート図である。
【図11】保険取扱センタ10の保険データ異動処理部
135で行われる処理フローチャート図である。
【図12】図8に続く、保険取扱センタ10での処理を
表すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 保険取扱センタ(金融商品取扱センタ) 12 WWWサーバ(商品取扱サーバ) 124 データ引継部(データ引継手段) 126 資料請求処理部(取引処理手段) 128 見積処理部(取引処理手段) 130 保険申込み処理部(取引処理部) 132 給与天引き処理部(給与天引き処理手段) 142 契約データベース 20 企業(団体) 22 端末 30 ペイロール管理センタ(管理センタ) 32 WWWサーバ 324 従業員認証処理部(認証処理手段) 340 ペイロールデータベース(個人データベース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝上 健一 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 金子 尋哉 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 永田 俊幸 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 小日向 誠 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 鳴海 和重 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 武田 正夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 (72)発明者 後藤 純子 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号 エ イアイユー インシュアランス カンパニ ー(エイアイユー保険会社) 内 Fターム(参考) 5B049 BB46 CC36 EE05 5B055 CA00 CB09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを利用して、特定の団体に
    所属する所属員の操作下にある端末との間で商品の取引
    手続を行う取引処理システムであって、 前記ネットワークを介して前記端末と接続可能であり、
    所属員の個人データを格納する個人データベースを有す
    ると共に、前記端末からの商品の取引に関する引合い信
    号を受信すると、個人データベースから前記端末を操作
    する所属員に関する個人データの少なくとも一部の引継
    データを抽出し、引合い信号と共に送信する引継処理手
    段を、有する管理センタと、 前記ネットワークを介して前記端末と接続可能であり、
    前記管理センタを介して前記引合い信号及び引継データ
    を受信するデータ引継手段と、該引継データに基づき端
    末との間で取引処理を行う取引処理手段と、を有する商
    品取扱センタと、からなる取引処理システム。
  2. 【請求項2】 前記管理センタの個人データベースは、
    団体の人事処理を行うのに使用される、給与データを含
    む人事データを格納するものである請求項1記載の取引
    処理システム。
  3. 【請求項3】 前記商品取扱センタは、前記商品の取引
    の代金徴収として給与から天引きするための、所属員と
    代金とが関連づけられた天引きフィードバックデータを
    作成する給与天引き処理手段を有しており、該天引きフ
    ィードバックデータは、商品取扱センタから管理センタ
    へと送信される請求項2記載の取引処理システム。
  4. 【請求項4】 前記管理センタは、端末を操作する所属
    員を認証する認証処理手段を有しており、前記引継デー
    タは、認証された所属員に関する個人データの少なくと
    も一部のデータである請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の取引処理システム。
  5. 【請求項5】 前記引継データには、所属員が所属する
    団体に関するデータが含まれており、前記商品取扱セン
    タの前記取引処理手段は、団体に応じて取引条件を変え
    て取引処理を行う請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の取引処理システム。
  6. 【請求項6】 前記商品取扱センタの前記取引処理手段
    は、取引状況に応じて取引条件を変えて取引処理を行う
    と共に、仮想的取引状況に応じた取引条件を前記端末に
    提示する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の取引
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記商品取扱センタは、成立した取引に
    関するデータを格納する契約データベースを有する請求
    項1ないし6のいずれか1項に記載の取引処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記商品取扱センタは、個人データにつ
    いて異動事由があり、前記管理センタの個人データベー
    スの更新が行われた場合に、管理センタからその更新さ
    れた異動データを受信して、前記契約データベース内の
    対応するデータを更新する異動処理手段を有する請求項
    7記載の取引処理システム。
  9. 【請求項9】 前記異動処理手段は、異動データを受信
    すると、その異動に応じて最適な商品候補を抽出し、該
    商品候補データを端末に送信して提示する請求項8記載
    の取引処理システム。
  10. 【請求項10】 前記商品取扱センタは、前記所属員の
    操作下にある端末からの要求に応じて、前記契約データ
    ベースに格納された当該取引に関するデータの少なくと
    も一部のデータを端末に送信する契約情報照会処理手段
    をさらに有する請求項7記載の取引処理システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを利用して、特定の団体
    に所属する所属員の操作下にある端末との間で商品の取
    引手続を行う商品取扱サーバであって、 所属員の個人データを格納する個人データベースを有す
    る管理センタから、前記端末からの商品の取引に関する
    引合い信号を受信すると共に、管理センタの個人データ
    ベースに格納された当該端末を操作する所属員に関する
    個人データの少なくとも一部の引継データを受信するデ
    ータ引継手段と、 前記引継データに基づき端末との間で取引処理を行う取
    引処理手段と、を有する商品取扱サーバ。
  12. 【請求項12】 さらに、前記商品の取引の代金徴収と
    して給与から天引きするための、所属員と代金とが関連
    づけられた天引きフィードバックデータを作成する給与
    天引き処理手段を有しており、該天引きフィードバック
    データを、前記管理センタへと送信する請求項11記載
    の商品取扱サーバ。
  13. 【請求項13】 前記引継データには、所属員が所属す
    る団体に関するデータが含まれており、前記取引処理手
    段は、団体に応じて取引条件を変えて取引処理を行う請
    求項11または12記載の商品取扱サーバ。
  14. 【請求項14】 前記取引処理手段は、取引状況に応じ
    て取引条件を変えて取引処理を行うと共に、仮想的取引
    状況に応じた取引条件を前記端末に提示する請求項11
    ないし13のいずれか1項に記載の商品取扱サーバ。
  15. 【請求項15】 個人データについて異動事由があり、
    前記管理センタの個人データベースの更新が行われた場
    合に、管理センタからその更新された異動データを受信
    して、成立した取引に関するデータを格納する契約デー
    タベースの対応するデータを更新する異動処理手段をさ
    らに有する請求項11ないし14のいずれか1項に記載
    の商品取扱サーバ。
  16. 【請求項16】 前記異動処理手段は、異動データを受
    信すると、その異動に応じて最適な商品候補を抽出し、
    該商品候補データを端末に送信して提示する請求項15
    記載の商品取扱サーバ。
  17. 【請求項17】 前記所属員の操作下にある端末からの
    要求に応じて、当該取引に関するデータの少なくとも一
    部のデータを端末に送信する契約情報照会処理手段をさ
    らに有する請求項11ないし16のいずれか1項に記載
    の商品取扱サーバ。
  18. 【請求項18】 ネットワークを利用して、特定の団体
    に所属する所属員の操作下にある端末と商品取扱サーバ
    との間で商品の取引手続を行う取引処理方法であって、 所属員の個人データを格納する個人データベースを有す
    る管理コンピュータシステムが、前記ネットワークを介
    して前記端末からの商品の取引に関する引合い信号を受
    信するステップと、 商品取扱コンピュータシステムが、前記管理センタを介
    して前記引合い信号を受信すると共に、管理センタから
    前記端末を操作する所属員に関する個人データの少なく
    とも一部の引継データを受信するステップと、 商品取扱コンピュータシステムが、前記引継データに基
    づき端末との間で取引処理を行うステップと、を有する
    取引処理方法。
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Cited By (4)

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WO2016093298A1 (ja) * 2014-12-10 2016-06-16 高崎 将紘 労務財産情報管理装置、方法、及びコンピュータプログラム
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