JP2002169898A - 情報記憶カード、医療情報処理システム、データベースセンタにおけるコンピュータ・システム、医療情報処理方法、及び医療情報保管処理方法 - Google Patents
情報記憶カード、医療情報処理システム、データベースセンタにおけるコンピュータ・システム、医療情報処理方法、及び医療情報保管処理方法Info
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- JP2002169898A JP2002169898A JP2000365660A JP2000365660A JP2002169898A JP 2002169898 A JP2002169898 A JP 2002169898A JP 2000365660 A JP2000365660 A JP 2000365660A JP 2000365660 A JP2000365660 A JP 2000365660A JP 2002169898 A JP2002169898 A JP 2002169898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 医療情報を蓄積する複数のDBセンタが存在
する場合に、医療情報を有効に利用できるようにする。 【解決手段】 利用者が保有するICカード19に格納
された、当該利用者の医療情報を格納するDBセンタ・
サーバ3のURL及び各URLに対応し且つ少なくとも
当該DBセンタ・サーバ3の利用期間に関する情報等を
ICカード19から読み出す。次に、医療情報の検索条
件の入力を受け付ける。そして、少なくともDBセンタ
・サーバ3の利用期間に関する情報等を利用して、検索
条件を送信すべきDBセンタ・サーバ3のURLを抽出
する。そして抽出されたDBセンタ・サーバ3のURL
に従って検索条件を送信する。DBセンタ・サーバ3か
らは検索結果である医療情報を受信し、端末の表示装置
に表示する。DBセンタ・サーバ3におけるアクセスポ
リシーを適切に定めれば研究医による医療情報の利用も
図ることができる。
する場合に、医療情報を有効に利用できるようにする。 【解決手段】 利用者が保有するICカード19に格納
された、当該利用者の医療情報を格納するDBセンタ・
サーバ3のURL及び各URLに対応し且つ少なくとも
当該DBセンタ・サーバ3の利用期間に関する情報等を
ICカード19から読み出す。次に、医療情報の検索条
件の入力を受け付ける。そして、少なくともDBセンタ
・サーバ3の利用期間に関する情報等を利用して、検索
条件を送信すべきDBセンタ・サーバ3のURLを抽出
する。そして抽出されたDBセンタ・サーバ3のURL
に従って検索条件を送信する。DBセンタ・サーバ3か
らは検索結果である医療情報を受信し、端末の表示装置
に表示する。DBセンタ・サーバ3におけるアクセスポ
リシーを適切に定めれば研究医による医療情報の利用も
図ることができる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、医療情報の管理技
術に関し、より詳しくは各個人が保持する情報記憶カー
ドとネットワークに接続され且つ医療情報を蓄積するデ
ータベースセンタとを用いた医療情報の管理技術に関す
る。
術に関し、より詳しくは各個人が保持する情報記憶カー
ドとネットワークに接続され且つ医療情報を蓄積するデ
ータベースセンタとを用いた医療情報の管理技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平10−312430号公報
には、ICカードの読み書きが可能なネットワークコン
ピュータ(NC)と、NCにプログラム及びデータを供
給するサーバと、前記サーバからアクセス可能であり、
ユーザインターフェイス情報、個人的医療情報等が蓄積
されているデータベースとを含む医療情報処理システム
が開示されている。この医療情報システムのNCは、I
Cカードから、接続すべきサーバのアドレス情報を読み
取ってアクセスし、ICカードから読み出したID情報
を転送する。またサーバは、ID情報が正当な場合に
は、データベースからユーザインターフェイス情報を読
み出して、NCに転送すると共に、当該NCの医療情報
へのアクセスを可能にする。但し、NCがアクセスすべ
きサーバは1つしか存在せず、複数のサーバが存在する
ことは考慮されていない。また、データベースに蓄積さ
れる医療情報の管理については特別考慮されていない。
さらに、データベースに蓄積される医療情報の疫学的な
研究利用といった面は何ら考慮されていない。
には、ICカードの読み書きが可能なネットワークコン
ピュータ(NC)と、NCにプログラム及びデータを供
給するサーバと、前記サーバからアクセス可能であり、
ユーザインターフェイス情報、個人的医療情報等が蓄積
されているデータベースとを含む医療情報処理システム
が開示されている。この医療情報システムのNCは、I
Cカードから、接続すべきサーバのアドレス情報を読み
取ってアクセスし、ICカードから読み出したID情報
を転送する。またサーバは、ID情報が正当な場合に
は、データベースからユーザインターフェイス情報を読
み出して、NCに転送すると共に、当該NCの医療情報
へのアクセスを可能にする。但し、NCがアクセスすべ
きサーバは1つしか存在せず、複数のサーバが存在する
ことは考慮されていない。また、データベースに蓄積さ
れる医療情報の管理については特別考慮されていない。
さらに、データベースに蓄積される医療情報の疫学的な
研究利用といった面は何ら考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように医療情報を
ネットワークに接続されたデータベースに蓄積して、複
数の医療機関を含む様々な場所で医療情報を利用可能に
するということは従来から検討されているが、データベ
ースを全国に1つ設けて集中的に管理することは現実的
ではない。データベースを例えば健康保険組合毎、地域
毎に設けて、一人の国民を一つのデータベースに対応付
けることは可能であるが、転職したり引越ししたりする
場合もあり、一人の国民が生涯にわたって一つのデータ
ベースに対応付けられることは現実的にはありえない。
また、医療情報のデータ量は膨大になることが予測さ
れ、単に蓄積しておけば良いわけではなく、法定保存期
限に従いつつ、個々の利用者の希望に応じたフレキシブ
ルな保存管理が行われるべきである。さらに、このよう
な医療情報の蓄積を、単に個々人に対する医療サービス
だけでなく、社会的な利用、すなわち疫学的な研究にも
利用可能にすることが好ましい。しかし、研究利用であ
っても無制限な医療情報の利用が許されるわけではな
い。以上のような観点に基づき、本発明の目的は、医療
情報を蓄積する複数のデータベースセンタが存在する場
合に、医療情報を有効に利用できるようにするための情
報処理技術を提供することである。また、本発明の他の
目的は、データベースセンタにおいて、医療情報を効率
的に管理するための情報処理技術を提供することであ
る。さらに、本発明の他の目的は、情報記憶カードとの
連携で、適正な医療情報を利用を図るための情報処理技
術を提供することである。
ネットワークに接続されたデータベースに蓄積して、複
数の医療機関を含む様々な場所で医療情報を利用可能に
するということは従来から検討されているが、データベ
ースを全国に1つ設けて集中的に管理することは現実的
ではない。データベースを例えば健康保険組合毎、地域
毎に設けて、一人の国民を一つのデータベースに対応付
けることは可能であるが、転職したり引越ししたりする
場合もあり、一人の国民が生涯にわたって一つのデータ
ベースに対応付けられることは現実的にはありえない。
また、医療情報のデータ量は膨大になることが予測さ
れ、単に蓄積しておけば良いわけではなく、法定保存期
限に従いつつ、個々の利用者の希望に応じたフレキシブ
ルな保存管理が行われるべきである。さらに、このよう
な医療情報の蓄積を、単に個々人に対する医療サービス
だけでなく、社会的な利用、すなわち疫学的な研究にも
利用可能にすることが好ましい。しかし、研究利用であ
っても無制限な医療情報の利用が許されるわけではな
い。以上のような観点に基づき、本発明の目的は、医療
情報を蓄積する複数のデータベースセンタが存在する場
合に、医療情報を有効に利用できるようにするための情
報処理技術を提供することである。また、本発明の他の
目的は、データベースセンタにおいて、医療情報を効率
的に管理するための情報処理技術を提供することであ
る。さらに、本発明の他の目的は、情報記憶カードとの
連携で、適正な医療情報を利用を図るための情報処理技
術を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、利用者が保
有する情報記憶カード(例えばICカード)と、医療情
報を蓄積する複数のデータベースセンタ・サーバと、情
報記憶カードに対して読み書きを実施し且つデータベー
スセンタ・サーバとやり取りを行う端末装置(医師端
末、利用者端末及び研究者端末)とが用いられる。本発
明の第1の態様に係る情報記憶カードは、ユーザの個人
情報と、特定の情報を保存する1又は複数のデータベー
スセンタ・サーバにおける、ユーザの情報取得のための
アクセス先情報と、各アクセス先情報に対応して、当該
アクセス先に係るデータベースセンタ・サーバに当該ユ
ーザの情報が格納された期間に関する情報とを格納する
記憶領域を有する。このようにユーザの情報取得のため
のアクセス先情報のみならず、各アクセス先情報に対応
して当該アクセス先に係るデータベースセンタ・サーバ
に当該ユーザの情報が格納された期間に関する情報を格
納するため、複数のデータベースセンタ・サーバが存在
する場合においても効率的に医療情報の検索ができるよ
うになる。なお、各アクセス先情報に対応して、当該ア
クセス先に係るデータベースセンタ・サーバに格納され
たユーザの情報に関連する医療機関の情報を、上で述べ
た期間に関する情報に加えて又は期間に関する情報に代
えて格納するような構成であってもよい。これにより、
効率的な医療情報の検索が可能になる。さらに、本発明
の第1の態様に係る情報記憶カードに、ユーザの情報を
新たに格納するためのデータベースセンタ・サーバにお
けるアクセス先情報をさらに格納するような構成であっ
てもよい。簡単に現在の医療情報の格納先を取得できる
ようになる。さらに、本発明の第1の態様に係る情報記
憶カードに、ユーザの情報を新たに格納するためのデー
タベースセンタ・サーバにおけるデータ保存期間に関す
る情報をさらに格納するような構成であってもよい。デ
ータベースセンタ・サーバに保管される医療情報の管理
に利用できるようになる。同様に、ユーザの情報を新た
に格納するためのデータベースセンタ・サーバにおけ
る、法定保存期限経過後データ保存期間内のデータ圧縮
率に関する情報をさらに格納するような構成であっても
よい。同じくデータベースセンタ・サーバに保管される
医療情報の効率的管理に利用できる。
有する情報記憶カード(例えばICカード)と、医療情
報を蓄積する複数のデータベースセンタ・サーバと、情
報記憶カードに対して読み書きを実施し且つデータベー
スセンタ・サーバとやり取りを行う端末装置(医師端
末、利用者端末及び研究者端末)とが用いられる。本発
明の第1の態様に係る情報記憶カードは、ユーザの個人
情報と、特定の情報を保存する1又は複数のデータベー
スセンタ・サーバにおける、ユーザの情報取得のための
アクセス先情報と、各アクセス先情報に対応して、当該
アクセス先に係るデータベースセンタ・サーバに当該ユ
ーザの情報が格納された期間に関する情報とを格納する
記憶領域を有する。このようにユーザの情報取得のため
のアクセス先情報のみならず、各アクセス先情報に対応
して当該アクセス先に係るデータベースセンタ・サーバ
に当該ユーザの情報が格納された期間に関する情報を格
納するため、複数のデータベースセンタ・サーバが存在
する場合においても効率的に医療情報の検索ができるよ
うになる。なお、各アクセス先情報に対応して、当該ア
クセス先に係るデータベースセンタ・サーバに格納され
たユーザの情報に関連する医療機関の情報を、上で述べ
た期間に関する情報に加えて又は期間に関する情報に代
えて格納するような構成であってもよい。これにより、
効率的な医療情報の検索が可能になる。さらに、本発明
の第1の態様に係る情報記憶カードに、ユーザの情報を
新たに格納するためのデータベースセンタ・サーバにお
けるアクセス先情報をさらに格納するような構成であっ
てもよい。簡単に現在の医療情報の格納先を取得できる
ようになる。さらに、本発明の第1の態様に係る情報記
憶カードに、ユーザの情報を新たに格納するためのデー
タベースセンタ・サーバにおけるデータ保存期間に関す
る情報をさらに格納するような構成であってもよい。デ
ータベースセンタ・サーバに保管される医療情報の管理
に利用できるようになる。同様に、ユーザの情報を新た
に格納するためのデータベースセンタ・サーバにおけ
る、法定保存期限経過後データ保存期間内のデータ圧縮
率に関する情報をさらに格納するような構成であっても
よい。同じくデータベースセンタ・サーバに保管される
医療情報の効率的管理に利用できる。
【0005】本発明の第2の態様に係る医療情報処理シ
ステム(例えば端末装置、検索サーバの場合もある)
は、医療情報を蓄積するデータベースセンタ・サーバに
送信すべき、利用者の医療情報を(例えば医療機器やカ
ルテシステムなど)から取得する手段と、利用者が保有
する情報記憶カードに格納された、送信すべき医療情報
の保存期間に関する情報及びデータベースセンタ・サー
バにおける書き込み先情報を取得する手段と、送信すべ
き医療情報及び保存期間に関する情報を、データベース
センタ・サーバにおける書き込み先情報に従って送信す
る送信手段とを有する。これにより、データベースセン
タ・サーバは、保存期間と共に医療情報を保管すること
ができるようになるため、医療情報毎にフレキシブルな
保存/破棄といった管理が可能となる。
ステム(例えば端末装置、検索サーバの場合もある)
は、医療情報を蓄積するデータベースセンタ・サーバに
送信すべき、利用者の医療情報を(例えば医療機器やカ
ルテシステムなど)から取得する手段と、利用者が保有
する情報記憶カードに格納された、送信すべき医療情報
の保存期間に関する情報及びデータベースセンタ・サー
バにおける書き込み先情報を取得する手段と、送信すべ
き医療情報及び保存期間に関する情報を、データベース
センタ・サーバにおける書き込み先情報に従って送信す
る送信手段とを有する。これにより、データベースセン
タ・サーバは、保存期間と共に医療情報を保管すること
ができるようになるため、医療情報毎にフレキシブルな
保存/破棄といった管理が可能となる。
【0006】また、本発明の第2の態様において、利用
者が保有する情報記憶カードに格納された、送信すべき
医療情報の法定保存期限経過後データ保存期間内のデー
タ圧縮率に関する情報を取得する手段をさらに有し、上
で述べた送信手段を、送信すべき医療情報と保存期間に
関する情報とデータ圧縮率に関する情報とをデータベー
スセンタ・サーバの書き込み先情報に従って送信するよ
うな構成とすることも可能である。法定保存期限経過後
においてもデータベースセンタ・サーバで医療情報を管
理する場合でも、データ圧縮率に従って保管するデータ
量を減少させることができるようになる。データ圧縮率
も利用者毎にフレキシブルに対応できる。また、本発明
の第2の態様において、医療情報のデータベースセンタ
・サーバへの送信により、情報記憶カードに格納されて
いる情報の更新が必要であるか判断する手段と、情報記
憶カードに格納されている情報の更新が必要である場合
には、更新情報を情報記憶カードに書き込む手段とをさ
らに有するような構成も可能である。例えば、データベ
ースセンタ・サーバの書き込み先情報に対応する、デー
タベースセンタ・サーバ利用期間、医療機関情報、情報
種別等の情報を更新することにより、医療情報参照時に
効率的な検索ができるようになる。なお、医療情報に対
して、解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮する手段を
さらに有するような構成であってもよい。例えばJPE
G2000(Joint Photographic Experts Group 200
0)を利用する。これにより、データベースセンタ・サ
ーバにおける医療情報の圧縮(損失ありの圧縮)が情報
の破棄で済み、端末装置における表示処理が受け取った
情報部分だけで所定の解像度で表示が行えるなどのメリ
ットが生じる。また、緊急時において、利用者の情報記
憶カード内に指定されている代理人の認証が成功したか
判断する手段と、代理人の認証が成功した場合には、利
用者の情報の利用を許可する手段とをさらに有するよう
な構成であってもよい。本人が例えばパスワードを入力
できないような場合でも、医療行為上データベースセン
タ・サーバにアクセスする必要が生ずる場合もあるため
である。なお、医師などの特定の者は情報記憶カードに
格納された緊急医療用情報(例えば血液型、最近の処方
薬など)を読み出すことができるようにする場合もあ
る。
者が保有する情報記憶カードに格納された、送信すべき
医療情報の法定保存期限経過後データ保存期間内のデー
タ圧縮率に関する情報を取得する手段をさらに有し、上
で述べた送信手段を、送信すべき医療情報と保存期間に
関する情報とデータ圧縮率に関する情報とをデータベー
スセンタ・サーバの書き込み先情報に従って送信するよ
うな構成とすることも可能である。法定保存期限経過後
においてもデータベースセンタ・サーバで医療情報を管
理する場合でも、データ圧縮率に従って保管するデータ
量を減少させることができるようになる。データ圧縮率
も利用者毎にフレキシブルに対応できる。また、本発明
の第2の態様において、医療情報のデータベースセンタ
・サーバへの送信により、情報記憶カードに格納されて
いる情報の更新が必要であるか判断する手段と、情報記
憶カードに格納されている情報の更新が必要である場合
には、更新情報を情報記憶カードに書き込む手段とをさ
らに有するような構成も可能である。例えば、データベ
ースセンタ・サーバの書き込み先情報に対応する、デー
タベースセンタ・サーバ利用期間、医療機関情報、情報
種別等の情報を更新することにより、医療情報参照時に
効率的な検索ができるようになる。なお、医療情報に対
して、解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮する手段を
さらに有するような構成であってもよい。例えばJPE
G2000(Joint Photographic Experts Group 200
0)を利用する。これにより、データベースセンタ・サ
ーバにおける医療情報の圧縮(損失ありの圧縮)が情報
の破棄で済み、端末装置における表示処理が受け取った
情報部分だけで所定の解像度で表示が行えるなどのメリ
ットが生じる。また、緊急時において、利用者の情報記
憶カード内に指定されている代理人の認証が成功したか
判断する手段と、代理人の認証が成功した場合には、利
用者の情報の利用を許可する手段とをさらに有するよう
な構成であってもよい。本人が例えばパスワードを入力
できないような場合でも、医療行為上データベースセン
タ・サーバにアクセスする必要が生ずる場合もあるため
である。なお、医師などの特定の者は情報記憶カードに
格納された緊急医療用情報(例えば血液型、最近の処方
薬など)を読み出すことができるようにする場合もあ
る。
【0007】本発明の第3の態様に係る医療情報処理シ
ステム(例えば、端末装置、検索サーバの場合もある)
は、利用者が保有する情報記憶カードに格納された、当
該利用者の医療情報を格納する1又は複数のデータベー
スセンタ・サーバの参照先情報及び各参照先情報に対応
し且つ少なくとも当該データベースセンタ・サーバの利
用期間に関する情報を取得する取得手段と、医療情報の
検索条件を取得する手段と、少なくともデータベースセ
ンタ・サーバの利用期間に関する情報を利用して、検索
条件に関連するデータベースセンタ・サーバの参照先情
報を抽出する参照先情報抽出手段と、抽出されたデータ
ベースセンタ・サーバの参照先情報に従って、検索条件
の少なくとも一部を送信する手段とを有する。このよう
に、データベースセンタが複数存在する場合には、全て
に検索要求を出力することは好ましくなく、上で述べた
ように参照先情報抽出手段を設けて実際に検索要求を送
信するデータベースセンタを抽出すると効率的である。
なお、入力された検索条件によっては各データベースセ
ンタに対して検索条件が異なるようにする場合もある。
また、上で述べた取得手段を、情報記憶カードに格納さ
れた、各参照先情報に対応し且つ当該データベースセン
タ・サーバに格納された当該利用者のデータに関連する
医療機関の情報を取得するように構成し、上で述べた参
照先情報抽出手段を、データベースセンタ・サーバの利
用期間に関する情報及びデータベースセンタ・サーバに
格納された当該利用者のデータに関連する医療機関の情
報を利用して、検索条件に関連するデータベースセンタ
・サーバの参照先情報を抽出するような構成とすること
も可能である。より効率的に検索できるようになる。ま
た、本発明の第3の態様において、データベースセンタ
・サーバから解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮され
た医療情報を受信する場合には、当該医療情報を任意の
解像度で表示装置へ表示するように命ずる手段をさらに
有するような構成も可能である。例えば、JPEG20
00であれば、医療情報の表示領域の解像度に合わせ
て、データベースセンタ・サーバから受信した医療情報
の一部分だけで表示を行うことができる。
ステム(例えば、端末装置、検索サーバの場合もある)
は、利用者が保有する情報記憶カードに格納された、当
該利用者の医療情報を格納する1又は複数のデータベー
スセンタ・サーバの参照先情報及び各参照先情報に対応
し且つ少なくとも当該データベースセンタ・サーバの利
用期間に関する情報を取得する取得手段と、医療情報の
検索条件を取得する手段と、少なくともデータベースセ
ンタ・サーバの利用期間に関する情報を利用して、検索
条件に関連するデータベースセンタ・サーバの参照先情
報を抽出する参照先情報抽出手段と、抽出されたデータ
ベースセンタ・サーバの参照先情報に従って、検索条件
の少なくとも一部を送信する手段とを有する。このよう
に、データベースセンタが複数存在する場合には、全て
に検索要求を出力することは好ましくなく、上で述べた
ように参照先情報抽出手段を設けて実際に検索要求を送
信するデータベースセンタを抽出すると効率的である。
なお、入力された検索条件によっては各データベースセ
ンタに対して検索条件が異なるようにする場合もある。
また、上で述べた取得手段を、情報記憶カードに格納さ
れた、各参照先情報に対応し且つ当該データベースセン
タ・サーバに格納された当該利用者のデータに関連する
医療機関の情報を取得するように構成し、上で述べた参
照先情報抽出手段を、データベースセンタ・サーバの利
用期間に関する情報及びデータベースセンタ・サーバに
格納された当該利用者のデータに関連する医療機関の情
報を利用して、検索条件に関連するデータベースセンタ
・サーバの参照先情報を抽出するような構成とすること
も可能である。より効率的に検索できるようになる。ま
た、本発明の第3の態様において、データベースセンタ
・サーバから解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮され
た医療情報を受信する場合には、当該医療情報を任意の
解像度で表示装置へ表示するように命ずる手段をさらに
有するような構成も可能である。例えば、JPEG20
00であれば、医療情報の表示領域の解像度に合わせ
て、データベースセンタ・サーバから受信した医療情報
の一部分だけで表示を行うことができる。
【0008】さらに、本発明の第3の態様において、抽
出されたデータベースセンタ・サーバから利用者の医療
情報を受信する手段と、受信した医療情報に含まれる数
値情報についての補正情報要求を、補正情報サーバに送
信する手段とをさらに有するような構成も可能である。
医療情報のうち数値情報は、絶対値のほか閾値が設定さ
れてその閾値との対比で正常・異常等を判断する場合も
あり、閾値が変動すれば意味が変わる場合がある。よっ
て、医療情報参照時に医学界で信用のある最新の閾値等
を使用できるようにするものである。さらに、本発明の
第3の態様において、抽出されたデータベースセンタ・
サーバから利用者の医療情報及び当該医療情報の利用料
に関する情報を受信する手段と、利用者の医療情報及び
当該医療情報の利用料に関する情報を表示する手段とを
さらに有するような構成も可能である。
出されたデータベースセンタ・サーバから利用者の医療
情報を受信する手段と、受信した医療情報に含まれる数
値情報についての補正情報要求を、補正情報サーバに送
信する手段とをさらに有するような構成も可能である。
医療情報のうち数値情報は、絶対値のほか閾値が設定さ
れてその閾値との対比で正常・異常等を判断する場合も
あり、閾値が変動すれば意味が変わる場合がある。よっ
て、医療情報参照時に医学界で信用のある最新の閾値等
を使用できるようにするものである。さらに、本発明の
第3の態様において、抽出されたデータベースセンタ・
サーバから利用者の医療情報及び当該医療情報の利用料
に関する情報を受信する手段と、利用者の医療情報及び
当該医療情報の利用料に関する情報を表示する手段とを
さらに有するような構成も可能である。
【0009】本発明の第4の態様に係る、データベース
センタにおけるコンピュータ・システムは、利用者の医
療情報と当該医療情報の保存期間に関する情報とを受信
し、医療情報記憶装置内の当該利用者の領域に格納する
受信処理手段と、記憶装置を検索して、特定の医療情報
が当該特定の医療情報の法定保存期限を経過したか判断
する手段と、特定の医療情報が当該特定の医療情報の法
定保存期限を経過している場合に、当該特定の医療情報
に設定された保存期間を経過したか判断する手段と、特
定の医療情報が当該特定の医療情報に設定される保存期
間を経過している場合には、当該特定の医療情報を削除
する手段とを有する。このように予め医療情報に対応し
て利用者等による保存期間が設定されるので、法定保存
期限だけでなく、利用者の希望に沿ったフレキシブルな
データ管理ができるようになる。また、上で述べた受信
処理手段を、利用者の医療情報と当該医療情報の保存期
間及び法定保存期限経過後保存期間内のデータ圧縮率と
を受信し、記憶装置内の当該利用者の領域に格納し、特
定の医療情報が法定保存期限を経過しているが当該特定
の医療情報に設定された保存期間を経過していない場合
には、当該特定の医療情報のデータ圧縮率に従って特定
の医療情報のデータ量を減少させる処理を実施する圧縮
処理手段をさらに有するような構成であってもよい。デ
ータベースセンタにおける医療情報の保存態様をデータ
圧縮率で任意に設定することができるようになる。
センタにおけるコンピュータ・システムは、利用者の医
療情報と当該医療情報の保存期間に関する情報とを受信
し、医療情報記憶装置内の当該利用者の領域に格納する
受信処理手段と、記憶装置を検索して、特定の医療情報
が当該特定の医療情報の法定保存期限を経過したか判断
する手段と、特定の医療情報が当該特定の医療情報の法
定保存期限を経過している場合に、当該特定の医療情報
に設定された保存期間を経過したか判断する手段と、特
定の医療情報が当該特定の医療情報に設定される保存期
間を経過している場合には、当該特定の医療情報を削除
する手段とを有する。このように予め医療情報に対応し
て利用者等による保存期間が設定されるので、法定保存
期限だけでなく、利用者の希望に沿ったフレキシブルな
データ管理ができるようになる。また、上で述べた受信
処理手段を、利用者の医療情報と当該医療情報の保存期
間及び法定保存期限経過後保存期間内のデータ圧縮率と
を受信し、記憶装置内の当該利用者の領域に格納し、特
定の医療情報が法定保存期限を経過しているが当該特定
の医療情報に設定された保存期間を経過していない場合
には、当該特定の医療情報のデータ圧縮率に従って特定
の医療情報のデータ量を減少させる処理を実施する圧縮
処理手段をさらに有するような構成であってもよい。デ
ータベースセンタにおける医療情報の保存態様をデータ
圧縮率で任意に設定することができるようになる。
【0010】なお、上で述べた圧縮処理手段を、医療情
報が、解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮されている
場合には、データ圧縮率に合致するように、医療情報の
部分データを破棄するような構成とすることも可能であ
る。例えばJPEG2000を使用している場合であ
る。さらに、利用者の医療情報が、各利用者につき、個
人を識別するための情報と、当該利用者の一般的な医療
情報と、当該利用者の機密保持が要求される機密医療情
報と含み、本発明の第4の態様において、一般研究医か
らの検索要求に応じて、個人を識別するための情報を除
外した一般的な医療情報の検索を許可し、予め権限付与
された研究医又は特定のアクセス元からの一般研究医に
よる検索要求に応じて、個人を識別するための情報を除
外した一般的な医療情報及び機密医療情報の検索を許可
する手段とをさらに有するような構成であってもよい。
これにより匿名性を確保した上で医療情報の有効利用が
可能になる。さらに、特定の利用者を特定し且つ当該特
定の利用者の医療情報を少なくとも作成した医師からの
アクセスがあった場合に、当該医師に対してアクセスを
許可する手段をさらに有するような構成であってもよ
い。これにより例えば主治医は自分が作成した医療情報
にアクセスすることができる。また、特定の利用者に対
して権限委譲が予め登録された医師からの当該特定の利
用者の医療情報へのアクセスがあった場合に、当該医師
にアクセスを許可する手段をさらに有するような構成と
することも可能である。権限委譲によりさらに多くの医
療情報を参照することができるようになる。上で述べた
本発明の第2乃至第4の態様に係る処理内容を、情報処
理方法として表す場合もある。さらに、本発明の第2乃
至第4の態様に係るシステムは、通常のコンピュータと
プログラムとの組合せにて実現される場合がある。この
ような場合、プログラムは、例えばフロッピー(登録商
標)・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導
体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に
格納される。なお、中間的な処理結果はメモリに一時保
管される。
報が、解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮されている
場合には、データ圧縮率に合致するように、医療情報の
部分データを破棄するような構成とすることも可能であ
る。例えばJPEG2000を使用している場合であ
る。さらに、利用者の医療情報が、各利用者につき、個
人を識別するための情報と、当該利用者の一般的な医療
情報と、当該利用者の機密保持が要求される機密医療情
報と含み、本発明の第4の態様において、一般研究医か
らの検索要求に応じて、個人を識別するための情報を除
外した一般的な医療情報の検索を許可し、予め権限付与
された研究医又は特定のアクセス元からの一般研究医に
よる検索要求に応じて、個人を識別するための情報を除
外した一般的な医療情報及び機密医療情報の検索を許可
する手段とをさらに有するような構成であってもよい。
これにより匿名性を確保した上で医療情報の有効利用が
可能になる。さらに、特定の利用者を特定し且つ当該特
定の利用者の医療情報を少なくとも作成した医師からの
アクセスがあった場合に、当該医師に対してアクセスを
許可する手段をさらに有するような構成であってもよ
い。これにより例えば主治医は自分が作成した医療情報
にアクセスすることができる。また、特定の利用者に対
して権限委譲が予め登録された医師からの当該特定の利
用者の医療情報へのアクセスがあった場合に、当該医師
にアクセスを許可する手段をさらに有するような構成と
することも可能である。権限委譲によりさらに多くの医
療情報を参照することができるようになる。上で述べた
本発明の第2乃至第4の態様に係る処理内容を、情報処
理方法として表す場合もある。さらに、本発明の第2乃
至第4の態様に係るシステムは、通常のコンピュータと
プログラムとの組合せにて実現される場合がある。この
ような場合、プログラムは、例えばフロッピー(登録商
標)・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導
体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に
格納される。なお、中間的な処理結果はメモリに一時保
管される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る医療情報処理システ
ムの概要を図1を用いて説明する。ネットワーク1に
は、医療情報を格納する医療情報データベース(DB)
31aを管理する第1DBセンタ・サーバ3aと、医療
情報DB31bを管理する第2DBセンタ・サーバ3b
と、医療情報DB31cを管理する第3DBセンタ・サ
ーバ3cと、例えば患者である利用者が操作し且つ利用
者ICカード19aのリーダライタを有する利用者端末
5と、医師が操作し且つ医師ICカード21及び患者で
ある利用者ICカード19bのリーダライタを有する医
師端末7と、一般研究医が操作し且つ一般研究医用IC
カード23aのリーダライタを有する一般研究医端末9
と、癌などの特定の医療分野の研究を行っており入室者
の管理がなされている特定研究室17に設けられ且つ一
般研究医用ICカード23b又は特定研究医用ICカー
ド(図示せず)のリーダライタを有する特定研究医端末
11とが接続されている。場合によってはネットワーク
1には、DBセンタ・サーバ3に対して利用者端末5等
に代わってまとめて検索を実行する検索サーバ13と、
参照した医療情報が数値情報の場合に信用ある最新の判
定閾値情報等を保持して、例えば利用者端末5からの要
求に応じて当該判定閾値情報等を送信する補正情報サー
バ15とが接続されている場合もある。
ムの概要を図1を用いて説明する。ネットワーク1に
は、医療情報を格納する医療情報データベース(DB)
31aを管理する第1DBセンタ・サーバ3aと、医療
情報DB31bを管理する第2DBセンタ・サーバ3b
と、医療情報DB31cを管理する第3DBセンタ・サ
ーバ3cと、例えば患者である利用者が操作し且つ利用
者ICカード19aのリーダライタを有する利用者端末
5と、医師が操作し且つ医師ICカード21及び患者で
ある利用者ICカード19bのリーダライタを有する医
師端末7と、一般研究医が操作し且つ一般研究医用IC
カード23aのリーダライタを有する一般研究医端末9
と、癌などの特定の医療分野の研究を行っており入室者
の管理がなされている特定研究室17に設けられ且つ一
般研究医用ICカード23b又は特定研究医用ICカー
ド(図示せず)のリーダライタを有する特定研究医端末
11とが接続されている。場合によってはネットワーク
1には、DBセンタ・サーバ3に対して利用者端末5等
に代わってまとめて検索を実行する検索サーバ13と、
参照した医療情報が数値情報の場合に信用ある最新の判
定閾値情報等を保持して、例えば利用者端末5からの要
求に応じて当該判定閾値情報等を送信する補正情報サー
バ15とが接続されている場合もある。
【0012】図1では、DBセンタ・サーバ3が第1乃
至第3の3つ存在している状態が示されているが、数は
3に限定されない。また、利用者端末5、医師端末7、
一般研究医9、特定研究医端末11の数も1に限定され
るものではなく、多くの端末がネットワーク1に接続さ
れ得る。検索サーバ13及び補正情報サーバ15につい
ても1つでなく複数設けても良い。利用者ICカード1
9は、各利用者に配布されている。医師ICカード21
は、各医師に配布されている。一般研究医用ICカード
23は、研究を行っている医師に配布される。特定の医
療分野の研究を行っている研究医には特定研究医用IC
カードを配布するようにしてもよい。また、特定研究室
17に入館するためには別途入管用のICカード等を利
用する場合がある。さらに、特定研究医端末11には、
当該入管用のICカード等を挿入するICカード・リー
ダライタが設けられている場合もある。ICカードは、
記憶容量及び機密保持が確保できれば他の情報記憶カー
ドであってもよい。ネットワーク1は、例えばインター
ネットであって、公衆回線網や専用回線網によってサー
バや端末が接続するような形のネットワークであっても
よい。
至第3の3つ存在している状態が示されているが、数は
3に限定されない。また、利用者端末5、医師端末7、
一般研究医9、特定研究医端末11の数も1に限定され
るものではなく、多くの端末がネットワーク1に接続さ
れ得る。検索サーバ13及び補正情報サーバ15につい
ても1つでなく複数設けても良い。利用者ICカード1
9は、各利用者に配布されている。医師ICカード21
は、各医師に配布されている。一般研究医用ICカード
23は、研究を行っている医師に配布される。特定の医
療分野の研究を行っている研究医には特定研究医用IC
カードを配布するようにしてもよい。また、特定研究室
17に入館するためには別途入管用のICカード等を利
用する場合がある。さらに、特定研究医端末11には、
当該入管用のICカード等を挿入するICカード・リー
ダライタが設けられている場合もある。ICカードは、
記憶容量及び機密保持が確保できれば他の情報記憶カー
ドであってもよい。ネットワーク1は、例えばインター
ネットであって、公衆回線網や専用回線網によってサー
バや端末が接続するような形のネットワークであっても
よい。
【0013】利用者端末5、医師端末7、一般研究医端
末9及び特定研究医端末11といった端末装置100の
機能構成を図2に示す。端末装置100は、ICカード
・リーダライタ102と、CRT(Cathode Ray Tube)
や液晶ディスプレイである表示装置120と、マウスや
キーボード若しくは表示装置120と一体で設けられる
タッチパネルである入力装置121と、例えば検査装置
などから医療情報を受信したり電子カルテシステム等か
らカルテ情報を取得する医療情報取得部104と、医療
情報に含まれる画像情報等をJPEG2000形式で圧
縮・解凍するJPEG2000圧縮・解凍部106と、
ICカードから例えばパースワードの情報を読み出して
キーボード等の入力装置121から入力されたパスワー
ドと比較することにより認証処理を実施する認証処理部
108と、利用者により入力された検索条件に基づき実
際にいずれのDBセンタ・サーバに検索要求を送信すべ
きか決定する等の検索の前処理を実施する検索前処理部
110と、表示装置120に対する表示処理を行う表示
処理部112と、DBセンタ・サーバ3に新たな医療情
報を送信した場合等にICカードの設定情報を変更する
ためのICカード設定処理部114と、DBセンタ・サ
ーバ3や場合によっては検索サーバ13や補正情報サー
バ15とネットワーク1を介して通信を行う通信部11
8と、補正情報サーバ15から受信した補正情報に基づ
き医療情報に含まれる数値情報の処理を実施する補正処
理部116とを有する。また、医師端末7には、緊急時
に本人のICカードを指定代理人の認証により利用可能
にするためやICカードに予め格納されている緊急時参
照用医療情報を利用できるようにするための緊急時処理
部122と、自分が作成した患者のデータ書き込み先D
BセンタURL(Uniform Resource Locator)や参照先
URL(健康情報URL)を記録したり、権限委譲処理
を実施する患者処理部124とが設けられる。
末9及び特定研究医端末11といった端末装置100の
機能構成を図2に示す。端末装置100は、ICカード
・リーダライタ102と、CRT(Cathode Ray Tube)
や液晶ディスプレイである表示装置120と、マウスや
キーボード若しくは表示装置120と一体で設けられる
タッチパネルである入力装置121と、例えば検査装置
などから医療情報を受信したり電子カルテシステム等か
らカルテ情報を取得する医療情報取得部104と、医療
情報に含まれる画像情報等をJPEG2000形式で圧
縮・解凍するJPEG2000圧縮・解凍部106と、
ICカードから例えばパースワードの情報を読み出して
キーボード等の入力装置121から入力されたパスワー
ドと比較することにより認証処理を実施する認証処理部
108と、利用者により入力された検索条件に基づき実
際にいずれのDBセンタ・サーバに検索要求を送信すべ
きか決定する等の検索の前処理を実施する検索前処理部
110と、表示装置120に対する表示処理を行う表示
処理部112と、DBセンタ・サーバ3に新たな医療情
報を送信した場合等にICカードの設定情報を変更する
ためのICカード設定処理部114と、DBセンタ・サ
ーバ3や場合によっては検索サーバ13や補正情報サー
バ15とネットワーク1を介して通信を行う通信部11
8と、補正情報サーバ15から受信した補正情報に基づ
き医療情報に含まれる数値情報の処理を実施する補正処
理部116とを有する。また、医師端末7には、緊急時
に本人のICカードを指定代理人の認証により利用可能
にするためやICカードに予め格納されている緊急時参
照用医療情報を利用できるようにするための緊急時処理
部122と、自分が作成した患者のデータ書き込み先D
BセンタURL(Uniform Resource Locator)や参照先
URL(健康情報URL)を記録したり、権限委譲処理
を実施する患者処理部124とが設けられる。
【0014】利用者ICカード19に格納される情報に
ついて説明する。図3に示すように、利用者ICカード
19には、利用者コード、氏名、住所、男女別、生年月
日、所属健康保険組合等の団体情報、パスワードを含む
認証用情報等を含む個人情報190と、通信用の暗号キ
ー及び保存用の暗号キーを含む暗号キー192と、医療
情報の現在保存先であるデータ書き込み先DBセンタU
RL194と、DBセンタに格納される医療情報の保存
期間に関する情報である保存期間情報196と、DBセ
ンタに格納される医療情報のうち画像情報等に対する法
定保存期限後医療情報に設定された保存期間内のデータ
圧縮率の情報である圧縮率情報198と、緊急時に本人
の代わりに利用者ICカード19を使用できるようにす
る代理人の利用者コードなどの代理人情報200と、緊
急時に医師等が参照して処置を施すために必要な血液型
等の検査結果や最新の処方薬などの緊急時参照用医療情
報202と、過去に保存された医療情報の保存先である
DBセンタ・サーバ3における健康情報URL204と
が格納される。また、健康情報URL204に対応し
て、当該DBセンタの利用期間に関する利用期間情報2
06と、当該DBセンタに格納された医療情報に関連す
る医療機関の識別情報(若しくは検診・診療場所の情
報)である医療機関コード207と、当該DBセンタに
格納された医療情報に関連する学童検診・事業所一般検
診・特殊検診・医療等といった検診・診療種別208
と、当該DBセンタから格納している医療情報を取得し
た場合の保険点数体系(出来高払い又は成果払い等の支
払い態様等を含む)である参照報酬情報209とが格納
される。なお、健康情報URL204及び関連情報20
6乃至209は、利用者の利用状況によって1つの場合
もあれば複数の場合もある。医師ICカード21には、
図4に示すように、医師コード、氏名、医療機関コー
ド、パスワードを含む認証用情報等を含む医師識別情報
210が格納されている。また、例えば担当した患者及
び権限委譲を受けた患者のデータ書き込み先DBセンタ
URL194及び健康情報URL204を含む患者UR
Lリスト212が格納される場合もある。この患者UR
Lリスト212については、医師端末7に格納するよう
な構成であってもよい。研究医用ICカード25(一般
研究医用ICカード23又は特定研究医用ICカード)
には、図5に示すように、研究医コード、氏名、研究機
関コード、パスワードを含む認証用情報等を含む一般研
究医識別情報252が格納される。なお、特定研究医用
ICカードの場合には、研究医コード、氏名、研究機関
コード、パスワードを含む認証情報を含む特定研究医識
別情報254が格納される。医師ICカード21及び研
究医用ICカード25については、利用者ICカード1
9に格納される情報も合わせて格納しても良いし、医師
や研究医は2枚ICカードを保持しているような構成で
あってもよい。
ついて説明する。図3に示すように、利用者ICカード
19には、利用者コード、氏名、住所、男女別、生年月
日、所属健康保険組合等の団体情報、パスワードを含む
認証用情報等を含む個人情報190と、通信用の暗号キ
ー及び保存用の暗号キーを含む暗号キー192と、医療
情報の現在保存先であるデータ書き込み先DBセンタU
RL194と、DBセンタに格納される医療情報の保存
期間に関する情報である保存期間情報196と、DBセ
ンタに格納される医療情報のうち画像情報等に対する法
定保存期限後医療情報に設定された保存期間内のデータ
圧縮率の情報である圧縮率情報198と、緊急時に本人
の代わりに利用者ICカード19を使用できるようにす
る代理人の利用者コードなどの代理人情報200と、緊
急時に医師等が参照して処置を施すために必要な血液型
等の検査結果や最新の処方薬などの緊急時参照用医療情
報202と、過去に保存された医療情報の保存先である
DBセンタ・サーバ3における健康情報URL204と
が格納される。また、健康情報URL204に対応し
て、当該DBセンタの利用期間に関する利用期間情報2
06と、当該DBセンタに格納された医療情報に関連す
る医療機関の識別情報(若しくは検診・診療場所の情
報)である医療機関コード207と、当該DBセンタに
格納された医療情報に関連する学童検診・事業所一般検
診・特殊検診・医療等といった検診・診療種別208
と、当該DBセンタから格納している医療情報を取得し
た場合の保険点数体系(出来高払い又は成果払い等の支
払い態様等を含む)である参照報酬情報209とが格納
される。なお、健康情報URL204及び関連情報20
6乃至209は、利用者の利用状況によって1つの場合
もあれば複数の場合もある。医師ICカード21には、
図4に示すように、医師コード、氏名、医療機関コー
ド、パスワードを含む認証用情報等を含む医師識別情報
210が格納されている。また、例えば担当した患者及
び権限委譲を受けた患者のデータ書き込み先DBセンタ
URL194及び健康情報URL204を含む患者UR
Lリスト212が格納される場合もある。この患者UR
Lリスト212については、医師端末7に格納するよう
な構成であってもよい。研究医用ICカード25(一般
研究医用ICカード23又は特定研究医用ICカード)
には、図5に示すように、研究医コード、氏名、研究機
関コード、パスワードを含む認証用情報等を含む一般研
究医識別情報252が格納される。なお、特定研究医用
ICカードの場合には、研究医コード、氏名、研究機関
コード、パスワードを含む認証情報を含む特定研究医識
別情報254が格納される。医師ICカード21及び研
究医用ICカード25については、利用者ICカード1
9に格納される情報も合わせて格納しても良いし、医師
や研究医は2枚ICカードを保持しているような構成で
あってもよい。
【0015】DBセンタ・サーバ3の構成を図6を用い
て説明する。DBセンタ・サーバ3には、ネットワーク
1を介して、利用者端末5、医師端末7、一般研究医端
末9及び特定研究医端末11、場合によっては検索サー
バ13と通信を行うための通信部300と、受信した医
療情報をバックアップとしてCD−R又はCD−RW、
若しくはDVD−RAM又はDVD−RW、若しくは磁
気テープなどの記憶媒体に格納する各種ドライブ装置で
ある補助記憶装置314と、各種端末装置100に対し
て認証処理を実施する認証処理部302と、各種端末装
置100からのアクセスに対してアクセス権限の確認を
行う権限処理部304と、医療情報DB31に対して検
索を実施する検索処理部306と、DB31にデータを
格納する処理を実施するデータ保存処理部308と、D
B31に格納された医療情報を法定保存期限や利用者に
より設定される保存期間及び圧縮率に従って破棄若しく
は圧縮処理を行うデータ・メンテナンス処理部310
と、医療情報の参照に対する保険点数などの報酬につい
ての計算を実施する報酬計算部312とが設けられる。
医療情報DB31に格納される情報について図7を用い
て説明する。医療情報DB31には、利用者毎に例えば
URLが設けられており、そのURL以下に(1)暗号
化されて保存される利用者を識別する情報(利用者コー
ド、氏名、住所、生年月日など)3100と、(2)男
女の識別情報3102と、(3)癌やエイズといった機
密保持が必要な検診結果3104と、(4)一般的な検
診に関連する情報及びX線画像などの画像取得時の関連
情報(日付、作成医師コード、場所(医療機関コード)
等の条件)3106と、(5)X線画像、心電図、超音
波、内視鏡などの画像・音声情報並びにテキスト情報を
含む一般検診結果・カルテ情報3108とが格納されて
いる。個人識別情報3100及び男女識別情報3102
以外の情報については、医療情報それ自身と共に、格納
日時、保存期間情報196及び圧縮率情報198が付加
されて保存される。
て説明する。DBセンタ・サーバ3には、ネットワーク
1を介して、利用者端末5、医師端末7、一般研究医端
末9及び特定研究医端末11、場合によっては検索サー
バ13と通信を行うための通信部300と、受信した医
療情報をバックアップとしてCD−R又はCD−RW、
若しくはDVD−RAM又はDVD−RW、若しくは磁
気テープなどの記憶媒体に格納する各種ドライブ装置で
ある補助記憶装置314と、各種端末装置100に対し
て認証処理を実施する認証処理部302と、各種端末装
置100からのアクセスに対してアクセス権限の確認を
行う権限処理部304と、医療情報DB31に対して検
索を実施する検索処理部306と、DB31にデータを
格納する処理を実施するデータ保存処理部308と、D
B31に格納された医療情報を法定保存期限や利用者に
より設定される保存期間及び圧縮率に従って破棄若しく
は圧縮処理を行うデータ・メンテナンス処理部310
と、医療情報の参照に対する保険点数などの報酬につい
ての計算を実施する報酬計算部312とが設けられる。
医療情報DB31に格納される情報について図7を用い
て説明する。医療情報DB31には、利用者毎に例えば
URLが設けられており、そのURL以下に(1)暗号
化されて保存される利用者を識別する情報(利用者コー
ド、氏名、住所、生年月日など)3100と、(2)男
女の識別情報3102と、(3)癌やエイズといった機
密保持が必要な検診結果3104と、(4)一般的な検
診に関連する情報及びX線画像などの画像取得時の関連
情報(日付、作成医師コード、場所(医療機関コード)
等の条件)3106と、(5)X線画像、心電図、超音
波、内視鏡などの画像・音声情報並びにテキスト情報を
含む一般検診結果・カルテ情報3108とが格納されて
いる。個人識別情報3100及び男女識別情報3102
以外の情報については、医療情報それ自身と共に、格納
日時、保存期間情報196及び圧縮率情報198が付加
されて保存される。
【0016】次に、図1乃至図7を用いて説明した図1
のシステムの処理フローを図8乃至図23を用いて説明
する。図8では、医師端末7のICカード・リーダライ
タ102に利用者ICカード19b及び医師ICカード
21が挿入されている状況における医師端末7における
処理フローを説明する。但し、保存処理、参照処理、設
定処理については利用者端末19、参照処理については
研究医端末でも実施される。最初に、緊急時の指定があ
ったか否かを判断する(ステップS1)。もし、緊急時
であれば、緊急時処理部122は、利用者ICカード1
9bに格納された緊急時参照用医療情報202の読み出
しを命ぜられたか判断する(ステップS25)。もし、
緊急時参照用医療情報202の読み出しを命ぜられた場
合には、緊急時処理部122は医師ICカード21又は
救急士のICカード等の特定のカードがICカード・リ
ーダライタ102に挿入されているか等の確認を行う
(ステップS29)。例えば、パスワードの入力を求め
て、認証処理部108に認証処理を実施させるような構
成であってもよい。もし、特定のカードがICカード・
リーダライタ102に挿入されていない場合、認証処理
に失敗した場合には、読み出し不可を表示装置120に
表示し、処理を終了する。一方、特定のカードがICカ
ード・リーダライタ102に挿入されており、認証処理
を実施する場合には認証処理に成功した場合には、利用
者ICカード19bから緊急時参照用医療情報202を
読み出し、表示装置120に表示する(ステップS3
1)。このように、緊急時には緊急時参照用医療情報2
02を本人とは関係無く取得できるため、直ぐに応急処
置を施すことができるようになる。ステップS25にお
いて緊急時参照用医療情報202の読み出しが指示され
なかった場合には、後に詳細に説明する緊急時処理を実
施する(ステップS27)。緊急時処理の後は、ステッ
プS7に移行する。また、緊急時の指定が無かった場合
には、ICカード・リーダライタ102は利用者ICカ
ード19bから個人情報190を読み出す(ステップS
3)。そして、認証処理部108は、利用者にパスワー
ドの入力を求め、利用者が入力したパスワードを用いて
認証処理を実施する(ステップS5)。すなわち、利用
者ICカード19bに格納された個人情報190に含ま
れるパスワードと入力されたパスワードを比較する。も
し認証に失敗した場合(ステップS6:Noルート)に
は、認証失敗を表示装置120に表示して処理を終了す
る。一方、認証に成功した場合(ステップS6:Yes
ルート)には、表示処理部112が処理メニューを表示
装置120に表示する(ステップS7)。処理メニュー
は、ここでは医療情報の保存、医療情報の参照、ICカ
ードの設定、利用者の医者に対する権限委譲が含まれる
ものとする。よって、医療情報の保存である場合には
(ステップS9:Yesルート)、後に詳細に説明する
保存処理を実施する(ステップS17)。また、医療情
報の参照である場合には(ステップS11:Yesルー
ト)、後に詳細に説明する参照処理を実施する(ステッ
プS21)。また、ICカードの設定である場合には
(ステップS13:Yesルート)、ICカード設定処
理部114が後に詳細に説明する設定処理を実施する
(ステップS19)。さらに、権限委譲の処理である場
合には(ステップS15:Yesルート)、患者処理部
124が後に図9を用いて詳細に説明する権限委譲処理
を実施する(ステップS23)。
のシステムの処理フローを図8乃至図23を用いて説明
する。図8では、医師端末7のICカード・リーダライ
タ102に利用者ICカード19b及び医師ICカード
21が挿入されている状況における医師端末7における
処理フローを説明する。但し、保存処理、参照処理、設
定処理については利用者端末19、参照処理については
研究医端末でも実施される。最初に、緊急時の指定があ
ったか否かを判断する(ステップS1)。もし、緊急時
であれば、緊急時処理部122は、利用者ICカード1
9bに格納された緊急時参照用医療情報202の読み出
しを命ぜられたか判断する(ステップS25)。もし、
緊急時参照用医療情報202の読み出しを命ぜられた場
合には、緊急時処理部122は医師ICカード21又は
救急士のICカード等の特定のカードがICカード・リ
ーダライタ102に挿入されているか等の確認を行う
(ステップS29)。例えば、パスワードの入力を求め
て、認証処理部108に認証処理を実施させるような構
成であってもよい。もし、特定のカードがICカード・
リーダライタ102に挿入されていない場合、認証処理
に失敗した場合には、読み出し不可を表示装置120に
表示し、処理を終了する。一方、特定のカードがICカ
ード・リーダライタ102に挿入されており、認証処理
を実施する場合には認証処理に成功した場合には、利用
者ICカード19bから緊急時参照用医療情報202を
読み出し、表示装置120に表示する(ステップS3
1)。このように、緊急時には緊急時参照用医療情報2
02を本人とは関係無く取得できるため、直ぐに応急処
置を施すことができるようになる。ステップS25にお
いて緊急時参照用医療情報202の読み出しが指示され
なかった場合には、後に詳細に説明する緊急時処理を実
施する(ステップS27)。緊急時処理の後は、ステッ
プS7に移行する。また、緊急時の指定が無かった場合
には、ICカード・リーダライタ102は利用者ICカ
ード19bから個人情報190を読み出す(ステップS
3)。そして、認証処理部108は、利用者にパスワー
ドの入力を求め、利用者が入力したパスワードを用いて
認証処理を実施する(ステップS5)。すなわち、利用
者ICカード19bに格納された個人情報190に含ま
れるパスワードと入力されたパスワードを比較する。も
し認証に失敗した場合(ステップS6:Noルート)に
は、認証失敗を表示装置120に表示して処理を終了す
る。一方、認証に成功した場合(ステップS6:Yes
ルート)には、表示処理部112が処理メニューを表示
装置120に表示する(ステップS7)。処理メニュー
は、ここでは医療情報の保存、医療情報の参照、ICカ
ードの設定、利用者の医者に対する権限委譲が含まれる
ものとする。よって、医療情報の保存である場合には
(ステップS9:Yesルート)、後に詳細に説明する
保存処理を実施する(ステップS17)。また、医療情
報の参照である場合には(ステップS11:Yesルー
ト)、後に詳細に説明する参照処理を実施する(ステッ
プS21)。また、ICカードの設定である場合には
(ステップS13:Yesルート)、ICカード設定処
理部114が後に詳細に説明する設定処理を実施する
(ステップS19)。さらに、権限委譲の処理である場
合には(ステップS15:Yesルート)、患者処理部
124が後に図9を用いて詳細に説明する権限委譲処理
を実施する(ステップS23)。
【0017】次に図8のステップS27の緊急時処理に
ついて説明する。この処理に移行すると、代理人(例え
ば家族)のICカードがICカード・リーダライタ10
2に挿入され、ICカード・リーダライタ102は当該
代理人のICカードから代理人の個人情報を読み出す
(図9:ステップS35)。次に、本人のICカードか
ら代理人情報200を読み出す(ステップS37)。そ
して、緊急時処理部122は、代理人が本人により指定
された指定代理人か否か判断する(ステップS39)。
すなわち、読み出した代理人情報200に、代理人の個
人情報に含まれる利用者コードが含まれるか判断する。
もし、ICカードを挿入した代理人が指定の代理人でな
い場合には、正当な代理人ではないので、利用者ICカ
ード19bの利用を拒否する。一方、代理人が指定の代
理人である場合には、代理人認証処理を実施する(ステ
ップS41)。認証処理部108が、代理人に対してパ
スワードの入力を要求し、ステップS35で読み出した
代理人個人情報に含まれるパスワードと比較する。も
し、代理人の認証処理が成功すれば(ステップS43:
Yesルート)、図9の処理を終了し、図8のステップ
S7に移行する。一方、代理人の認証処理に失敗すれば
(ステップS43:Noルート)、認証失敗を表示装置
120に表示して処理を終了する。これにより、正当な
代理人のICカードが用意され、認証処理が成功すれ
ば、本人による認証が成功した場合と同様の処理を実施
することができるようになる。なお、図9では指定代理
人であるか否かを始めに確認するような処理となってい
るが、最初に代理人の認証処理を実施してから、指定代
理人であるか否かを確認するような処理フローにするこ
とも可能である。
ついて説明する。この処理に移行すると、代理人(例え
ば家族)のICカードがICカード・リーダライタ10
2に挿入され、ICカード・リーダライタ102は当該
代理人のICカードから代理人の個人情報を読み出す
(図9:ステップS35)。次に、本人のICカードか
ら代理人情報200を読み出す(ステップS37)。そ
して、緊急時処理部122は、代理人が本人により指定
された指定代理人か否か判断する(ステップS39)。
すなわち、読み出した代理人情報200に、代理人の個
人情報に含まれる利用者コードが含まれるか判断する。
もし、ICカードを挿入した代理人が指定の代理人でな
い場合には、正当な代理人ではないので、利用者ICカ
ード19bの利用を拒否する。一方、代理人が指定の代
理人である場合には、代理人認証処理を実施する(ステ
ップS41)。認証処理部108が、代理人に対してパ
スワードの入力を要求し、ステップS35で読み出した
代理人個人情報に含まれるパスワードと比較する。も
し、代理人の認証処理が成功すれば(ステップS43:
Yesルート)、図9の処理を終了し、図8のステップ
S7に移行する。一方、代理人の認証処理に失敗すれば
(ステップS43:Noルート)、認証失敗を表示装置
120に表示して処理を終了する。これにより、正当な
代理人のICカードが用意され、認証処理が成功すれ
ば、本人による認証が成功した場合と同様の処理を実施
することができるようになる。なお、図9では指定代理
人であるか否かを始めに確認するような処理となってい
るが、最初に代理人の認証処理を実施してから、指定代
理人であるか否かを確認するような処理フローにするこ
とも可能である。
【0018】次に図10を用いて医療情報の保存処理
(図8:ステップS17)について説明する。最初に、
医療情報取得部104が医療情報を取得する(ステップ
S45)。例えば、血圧計から血圧値を取り込んだり、
X線写真機からX線画像を取り込んだり、電子カルテシ
ステムから電子カルテの情報を取り込んだりする。そし
て、画像情報等については、JPEG2000圧縮・解
凍部106が、JPEG2000の圧縮処理を実施する
(ステップS47)。JPEG2000は、解像度階層
化が可能であり、損失あり及び損失なしの両方の圧縮が
可能な圧縮方式である。医療情報に含まれる画像情報等
については、法定保存期限までは損失なしの圧縮が必要
であり、本実施の形態では法定保存期限以後利用者指定
の保存期間内は、記憶容量削減のため損失ありの圧縮を
行う。もし、JPEG2000で圧縮がなされていれ
ば、一部の情報を削除することにより、損失ありの任意
の圧縮率の圧縮処理がなされたこととなる。また、受信
した一部の画像情報のみでその部分の解像度による表示
も行うことができる。詳しくは、http://www.jpeg.org/
JPEG2000.htm及びそれからリンクされる資料を参照のこ
と。そして、ICカード・リーダライタ102は、利用
者ICカード19bからデータ書き込み先DBセンタU
RL194、保存期間情報196、及び圧縮率情報19
8を読み出す(ステップS49)。そして、通信部11
8は、医療情報(作成医師コードは付加される)と、保
存期間情報196と、圧縮率情報198とをデータ書き
込み先DBセンタURL194へ送信する(ステップS
51)。この際、例えば利用者ICカード19bの個人
情報190に含まれる認証情報を含む書き込み要求を、
DBセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確認処
理のために送信する。又は、暗号キー192を用いて認
証情報を作成してから送信するようにしてもよい。さら
に、DBセンタ・サーバ3と医師端末7との間の情報交
換を秘密に行うため、医療情報、保存期間情報196及
び圧縮率情報198は暗号キー192の通信用キーで暗
号化される。
(図8:ステップS17)について説明する。最初に、
医療情報取得部104が医療情報を取得する(ステップ
S45)。例えば、血圧計から血圧値を取り込んだり、
X線写真機からX線画像を取り込んだり、電子カルテシ
ステムから電子カルテの情報を取り込んだりする。そし
て、画像情報等については、JPEG2000圧縮・解
凍部106が、JPEG2000の圧縮処理を実施する
(ステップS47)。JPEG2000は、解像度階層
化が可能であり、損失あり及び損失なしの両方の圧縮が
可能な圧縮方式である。医療情報に含まれる画像情報等
については、法定保存期限までは損失なしの圧縮が必要
であり、本実施の形態では法定保存期限以後利用者指定
の保存期間内は、記憶容量削減のため損失ありの圧縮を
行う。もし、JPEG2000で圧縮がなされていれ
ば、一部の情報を削除することにより、損失ありの任意
の圧縮率の圧縮処理がなされたこととなる。また、受信
した一部の画像情報のみでその部分の解像度による表示
も行うことができる。詳しくは、http://www.jpeg.org/
JPEG2000.htm及びそれからリンクされる資料を参照のこ
と。そして、ICカード・リーダライタ102は、利用
者ICカード19bからデータ書き込み先DBセンタU
RL194、保存期間情報196、及び圧縮率情報19
8を読み出す(ステップS49)。そして、通信部11
8は、医療情報(作成医師コードは付加される)と、保
存期間情報196と、圧縮率情報198とをデータ書き
込み先DBセンタURL194へ送信する(ステップS
51)。この際、例えば利用者ICカード19bの個人
情報190に含まれる認証情報を含む書き込み要求を、
DBセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確認処
理のために送信する。又は、暗号キー192を用いて認
証情報を作成してから送信するようにしてもよい。さら
に、DBセンタ・サーバ3と医師端末7との間の情報交
換を秘密に行うため、医療情報、保存期間情報196及
び圧縮率情報198は暗号キー192の通信用キーで暗
号化される。
【0019】ここではDBセンタ・サーバ3における認
証処理及び権限確認処理において問題が無く、医療情報
等の送信が完了したものとする。そうすると、ICカー
ド設定処理部114は、利用者ICカード19b内の情
報更新が必要か判断する(ステップS53)。例えば、
DBセンタ・サーバ3(健康情報URL204)の利用
期間情報206については終期の変更が必要か、医師端
末7が設置されている医療機関が医療機関コード207
に登録されているか、今回行った医療行為が検診・診療
種別208に既に登録されているか、薬が処方された場
合には緊急時参照用医療情報202を更新すべき薬か否
かといったことが確認される。もし、利用者ICカード
19b内の情報更新が必要である場合には、ICカード
設定処理部114は、ICカード・リーダライタ102
に利用者ICカード19bへ更新情報を書き込ませる。
もし、情報更新が必要ない場合にはステップS57に移
行する。そして、医師端末7で操作が実施されている場
合には、患者処理部124はデータ書き込み先DBセン
タURL194(例えば最新の健康情報URL204)
を例えば医師ICカード21又は医師端末7の記憶装置
に記録する(ステップS57)。これにより、医師は自
分で作成し格納した医療情報について後から見ることが
できるようになる。
証処理及び権限確認処理において問題が無く、医療情報
等の送信が完了したものとする。そうすると、ICカー
ド設定処理部114は、利用者ICカード19b内の情
報更新が必要か判断する(ステップS53)。例えば、
DBセンタ・サーバ3(健康情報URL204)の利用
期間情報206については終期の変更が必要か、医師端
末7が設置されている医療機関が医療機関コード207
に登録されているか、今回行った医療行為が検診・診療
種別208に既に登録されているか、薬が処方された場
合には緊急時参照用医療情報202を更新すべき薬か否
かといったことが確認される。もし、利用者ICカード
19b内の情報更新が必要である場合には、ICカード
設定処理部114は、ICカード・リーダライタ102
に利用者ICカード19bへ更新情報を書き込ませる。
もし、情報更新が必要ない場合にはステップS57に移
行する。そして、医師端末7で操作が実施されている場
合には、患者処理部124はデータ書き込み先DBセン
タURL194(例えば最新の健康情報URL204)
を例えば医師ICカード21又は医師端末7の記憶装置
に記録する(ステップS57)。これにより、医師は自
分で作成し格納した医療情報について後から見ることが
できるようになる。
【0020】次に、図10の医師端末7における保存処
理に対するDBセンタ・サーバ3における保存処理を図
11を用いて説明する。まずDBセンタ・サーバ3の通
信部300が、医師端末7から書込要求を受信すると
(ステップS61)、認証処理部302が認証処理を実
施する(ステップS63)。医師端末7から受信した認
証情報を用いて認証処理を実施する。もし、認証に失敗
した場合には(ステップS65:Noルート)、認証に
失敗した旨の通知を医師端末7に送信し、処理を終了す
る。一方、認証に成功した場合には(ステップS65:
Yesルート)、権限確認処理を権限処理部304が実
施する(ステップS67)。権限確認処理については後
に詳細に説明する。もし、権限が無ければ(ステップS
69:Noルート)、権限なしを医師端末7に送信し
て、処理を終了する。一方、権限があると判断される場
合には(ステップS69:Yesルート)、データ保存
処理部308が医療情報DB31に受信した医療情報等
を保存するための処理を実施する。すなわちデータ保存
処理部308が、医療情報等が暗号化されている場合に
は、平文化保存対象データに対して復号化処理を実施す
る(ステップS71)。暗号化したまま保存する医療情
報等もあるのでその場合には復号化処理を施さない。次
に、利用者のデータ書き込み先DBセンタURL194
に、医療情報と、保存期間情報196と、圧縮率情報1
98と、保存日時とを書き込む(ステップS73)。ま
た、データ保存処理部308は、データ書き込み先DB
センタURL194に書き込んだデータと同じデータ
を、補助記憶装置314にも格納する(ステップS7
5)。このようにして、DBセンタ・サーバ3に医療情
報、保存期間情報196及び圧縮率情報198を安全に
格納させることができるようになる。これにより、医療
情報をどこにいても利用者ICカード19bがあれば利
用することができるようになる。さらに、保存期間情報
196及び圧縮率情報198を医療情報と共に保存する
ため、データ保存管理を効率的に実施することができる
ようになる。
理に対するDBセンタ・サーバ3における保存処理を図
11を用いて説明する。まずDBセンタ・サーバ3の通
信部300が、医師端末7から書込要求を受信すると
(ステップS61)、認証処理部302が認証処理を実
施する(ステップS63)。医師端末7から受信した認
証情報を用いて認証処理を実施する。もし、認証に失敗
した場合には(ステップS65:Noルート)、認証に
失敗した旨の通知を医師端末7に送信し、処理を終了す
る。一方、認証に成功した場合には(ステップS65:
Yesルート)、権限確認処理を権限処理部304が実
施する(ステップS67)。権限確認処理については後
に詳細に説明する。もし、権限が無ければ(ステップS
69:Noルート)、権限なしを医師端末7に送信し
て、処理を終了する。一方、権限があると判断される場
合には(ステップS69:Yesルート)、データ保存
処理部308が医療情報DB31に受信した医療情報等
を保存するための処理を実施する。すなわちデータ保存
処理部308が、医療情報等が暗号化されている場合に
は、平文化保存対象データに対して復号化処理を実施す
る(ステップS71)。暗号化したまま保存する医療情
報等もあるのでその場合には復号化処理を施さない。次
に、利用者のデータ書き込み先DBセンタURL194
に、医療情報と、保存期間情報196と、圧縮率情報1
98と、保存日時とを書き込む(ステップS73)。ま
た、データ保存処理部308は、データ書き込み先DB
センタURL194に書き込んだデータと同じデータ
を、補助記憶装置314にも格納する(ステップS7
5)。このようにして、DBセンタ・サーバ3に医療情
報、保存期間情報196及び圧縮率情報198を安全に
格納させることができるようになる。これにより、医療
情報をどこにいても利用者ICカード19bがあれば利
用することができるようになる。さらに、保存期間情報
196及び圧縮率情報198を医療情報と共に保存する
ため、データ保存管理を効率的に実施することができる
ようになる。
【0021】次に図12を用いて医療情報の参照処理
(図8のステップS21)について説明する。参照処理
を実施する場合には、ICカード・リーダライタ102
が利用者ICカード19bから健康情報URL204及
び関連情報(利用機関情報206、医療機関コード20
7、検診・診療種別208、参照報酬情報209)を読
み出す(ステップS81)。次に、表示処理部112が
検索メニューを表示装置120に表示する(ステップS
83)。例えば、期間、場所(医療機関)、検診・診療
種別、情報の内容(キーワード指定、情報の種類等)の
入力欄を含む検索メニューを表示する。これに対して、
利用者又は医師は、検索条件を入力装置121を用いて
入力し、検索前処理部110は当該検索条件入力を取得
する(ステップS85)。そして、検索前処理部110
は、利用機関情報206、医療機関コード207、検診
・診療種別208等に基づき検索先健康情報URLを決
定する(ステップS87)。全てのDBセンタ・サーバ
3に検索要求を送信するのは効率が悪いために、検索要
求を送信して検索結果を得られる健康情報URLを抽出
する。そして通信部118は、検索先健康情報URLの
DBセンタ・サーバ3に検索条件を送信する(ステップ
S89)。この際、例えば利用者ICカード19bの個
人情報190に含まれる認証情報を含む参照要求を、D
Bセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確認処理
のために送信する。又は、暗号キー192を用いて認証
情報を作成してから送信するようにしてもよい。なお、
検索条件によっては、DBセンタ・サーバ3毎に送信す
る検索条件が異なる場合もある。すなわち、取得した検
索条件のうち一部のみが送信されるような場合も生ず
る。
(図8のステップS21)について説明する。参照処理
を実施する場合には、ICカード・リーダライタ102
が利用者ICカード19bから健康情報URL204及
び関連情報(利用機関情報206、医療機関コード20
7、検診・診療種別208、参照報酬情報209)を読
み出す(ステップS81)。次に、表示処理部112が
検索メニューを表示装置120に表示する(ステップS
83)。例えば、期間、場所(医療機関)、検診・診療
種別、情報の内容(キーワード指定、情報の種類等)の
入力欄を含む検索メニューを表示する。これに対して、
利用者又は医師は、検索条件を入力装置121を用いて
入力し、検索前処理部110は当該検索条件入力を取得
する(ステップS85)。そして、検索前処理部110
は、利用機関情報206、医療機関コード207、検診
・診療種別208等に基づき検索先健康情報URLを決
定する(ステップS87)。全てのDBセンタ・サーバ
3に検索要求を送信するのは効率が悪いために、検索要
求を送信して検索結果を得られる健康情報URLを抽出
する。そして通信部118は、検索先健康情報URLの
DBセンタ・サーバ3に検索条件を送信する(ステップ
S89)。この際、例えば利用者ICカード19bの個
人情報190に含まれる認証情報を含む参照要求を、D
Bセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確認処理
のために送信する。又は、暗号キー192を用いて認証
情報を作成してから送信するようにしてもよい。なお、
検索条件によっては、DBセンタ・サーバ3毎に送信す
る検索条件が異なる場合もある。すなわち、取得した検
索条件のうち一部のみが送信されるような場合も生ず
る。
【0022】ここでは説明を簡単にするために、各DB
センタ・サーバ3では認証処理及び権限確認処理で問題
が無く、検索が各DBセンタ・サーバ3において実施さ
れたものとする。そうすると、各DBセンタ・サーバ3
はデータ量に関連する情報を医師端末7に送信する。こ
れに応じて、通信部118はデータ量関連情報を受信し
(ステップS91)、表示処理部112はデータ表示ま
での概算時間を算出し、表示装置120に表示する(ス
テップS93)。このように概算時間を表示することに
より、医師、利用者は目安を知ることができる。概算時
間の算出は、DBセンタ・サーバ3から受信したデータ
量とデータ通信速度で計算することができる。また、例
えば画像情報・音声情報等の数の情報をDBセンタ・サ
ーバ3から受信して、その数によりおよその時間を計算
するようにしてもよい。さらに、画像については画素数
と階調数・圧縮率などの情報をDBセンタ・サーバ3か
ら受信した場合には、これにより送信されるデータ量を
計算して、データ通信速度に基づき通信時間を計算す
る。音声情報の場合には録音時間と圧縮率等の情報をD
Bセンタ・サーバ3から受信した場合には、これにより
送信されるデータ量を計算して、データ通信速度に基づ
き通信時間を計算する。そして通信部118は医療情報
を受信する(ステップS94)。通信部118は、送ら
れてくる医療情報を一時的に蓄積し、JPEG2000
圧縮・解凍部106や表示処理部112に受信データを
出力する。もしJPEG2000で圧縮された医療情報
を受信した場合には、JPEG2000圧縮・解凍部1
06が解凍処理を実施する(ステップS95)。なお、
JPEG2000を使用している場合には、例えば画像
情報の表示枠の解像度(画素数)に合わせて必要な情報
を受信した段階で、解凍処理を実施することができる。
そして、表示処理部112は、表示装置120に受信し
た医療情報を表示する(ステップS97)。表示処理部
112は、各DBセンタ・サーバ3から受信した医療情
報を、保存(発生)日時順に並べ替えたり、画面構成に
合わせて情報を配置したりする処理を実施する。なお、
一画面で全ての検索結果を表示する必要は無く、所定の
ルールに従って複数画面に分割して表示するようにして
も良い。この場合には、次の画面の表示が指示された場
合に表示処理部112は、一時蓄積されている医療情報
を取り出して、画面を構成して表示する。
センタ・サーバ3では認証処理及び権限確認処理で問題
が無く、検索が各DBセンタ・サーバ3において実施さ
れたものとする。そうすると、各DBセンタ・サーバ3
はデータ量に関連する情報を医師端末7に送信する。こ
れに応じて、通信部118はデータ量関連情報を受信し
(ステップS91)、表示処理部112はデータ表示ま
での概算時間を算出し、表示装置120に表示する(ス
テップS93)。このように概算時間を表示することに
より、医師、利用者は目安を知ることができる。概算時
間の算出は、DBセンタ・サーバ3から受信したデータ
量とデータ通信速度で計算することができる。また、例
えば画像情報・音声情報等の数の情報をDBセンタ・サ
ーバ3から受信して、その数によりおよその時間を計算
するようにしてもよい。さらに、画像については画素数
と階調数・圧縮率などの情報をDBセンタ・サーバ3か
ら受信した場合には、これにより送信されるデータ量を
計算して、データ通信速度に基づき通信時間を計算す
る。音声情報の場合には録音時間と圧縮率等の情報をD
Bセンタ・サーバ3から受信した場合には、これにより
送信されるデータ量を計算して、データ通信速度に基づ
き通信時間を計算する。そして通信部118は医療情報
を受信する(ステップS94)。通信部118は、送ら
れてくる医療情報を一時的に蓄積し、JPEG2000
圧縮・解凍部106や表示処理部112に受信データを
出力する。もしJPEG2000で圧縮された医療情報
を受信した場合には、JPEG2000圧縮・解凍部1
06が解凍処理を実施する(ステップS95)。なお、
JPEG2000を使用している場合には、例えば画像
情報の表示枠の解像度(画素数)に合わせて必要な情報
を受信した段階で、解凍処理を実施することができる。
そして、表示処理部112は、表示装置120に受信し
た医療情報を表示する(ステップS97)。表示処理部
112は、各DBセンタ・サーバ3から受信した医療情
報を、保存(発生)日時順に並べ替えたり、画面構成に
合わせて情報を配置したりする処理を実施する。なお、
一画面で全ての検索結果を表示する必要は無く、所定の
ルールに従って複数画面に分割して表示するようにして
も良い。この場合には、次の画面の表示が指示された場
合に表示処理部112は、一時蓄積されている医療情報
を取り出して、画面を構成して表示する。
【0023】また、各DBセンタ・サーバ3から通信部
118は、報酬情報を受信し、表示処理部112が集計
し、表示装置120に表示する(ステップS99)。本
システムでは、医療情報の格納時には保険点数が発生せ
ず、参照時に発生する。報酬情報については、例えばD
Bセンタ・サーバ3から処理量に関する情報を受信し
て、参照報酬情報209を用いて実際の報酬情報を計算
するような形であっても良い。また、参照報酬情報20
9には例えば出来高払い又は成果払いなどの支払い方式
が指定されている場合もあるため、例えばDBセンタ・
サーバ3からは出来高払いの報酬情報を送信することに
して、表示処理部112が参照報酬情報209に基づ
き、出来高払いが指定されていれば受信した報酬情報を
そのまま表示し、成果払いの場合には一定額に修正して
表示するような形であっても良い。そして、医療情報に
数値情報が含まれる場合には、その補正が命じられたか
判断する(ステップS101)。上でも述べたが、医療
情報に含まれる数値情報は、閾値の取り方により例えば
正常・異常の別さえも変わってくる。閾値は、医学の進
歩により変化するものであって、病院によっても異なる
場合がある。よって、例えば補正情報サーバ15を用意
しておき、補正のための情報を参照することができるよ
うにする。もし、ステップS101で補正が命じられな
かった場合には(ステップS101:Noルート)、処
理を終了する。一方、補正が命じられた場合には、通信
部118は、補正情報サーバ15に、補正情報要求を送
信する(ステップS103)。例えば、補正の必要な情
報の種別を送信する。補正情報サーバ15から補正情報
(閾値情報等)を通信部118が受信すると、補正処理
部116が当該補正情報(閾値情報等)を用いて、元の
医療情報に対して補正処理を実施して表示装置120に
表示する(ステップS105)。なお、補正前の医療情
報を補正情報サーバ15に送信して、補正後の医療情報
を補正情報サーバ15から受信して表示するような構成
であってもよい。補正情報サーバ15では、補正情報要
求を受信すると、補正情報要求に含まれる情報種別を参
照して、当該情報種別に係る最新の閾値情報を取り出
す。そして、この閾値情報を補正情報要求を送信してき
た医師端末7に送信する。なお、医療情報そのものを受
信した場合には、最新の閾値情報に基づき医療情報に対
する判定情報等を作成して、送信元の医師端末7に送信
する。
118は、報酬情報を受信し、表示処理部112が集計
し、表示装置120に表示する(ステップS99)。本
システムでは、医療情報の格納時には保険点数が発生せ
ず、参照時に発生する。報酬情報については、例えばD
Bセンタ・サーバ3から処理量に関する情報を受信し
て、参照報酬情報209を用いて実際の報酬情報を計算
するような形であっても良い。また、参照報酬情報20
9には例えば出来高払い又は成果払いなどの支払い方式
が指定されている場合もあるため、例えばDBセンタ・
サーバ3からは出来高払いの報酬情報を送信することに
して、表示処理部112が参照報酬情報209に基づ
き、出来高払いが指定されていれば受信した報酬情報を
そのまま表示し、成果払いの場合には一定額に修正して
表示するような形であっても良い。そして、医療情報に
数値情報が含まれる場合には、その補正が命じられたか
判断する(ステップS101)。上でも述べたが、医療
情報に含まれる数値情報は、閾値の取り方により例えば
正常・異常の別さえも変わってくる。閾値は、医学の進
歩により変化するものであって、病院によっても異なる
場合がある。よって、例えば補正情報サーバ15を用意
しておき、補正のための情報を参照することができるよ
うにする。もし、ステップS101で補正が命じられな
かった場合には(ステップS101:Noルート)、処
理を終了する。一方、補正が命じられた場合には、通信
部118は、補正情報サーバ15に、補正情報要求を送
信する(ステップS103)。例えば、補正の必要な情
報の種別を送信する。補正情報サーバ15から補正情報
(閾値情報等)を通信部118が受信すると、補正処理
部116が当該補正情報(閾値情報等)を用いて、元の
医療情報に対して補正処理を実施して表示装置120に
表示する(ステップS105)。なお、補正前の医療情
報を補正情報サーバ15に送信して、補正後の医療情報
を補正情報サーバ15から受信して表示するような構成
であってもよい。補正情報サーバ15では、補正情報要
求を受信すると、補正情報要求に含まれる情報種別を参
照して、当該情報種別に係る最新の閾値情報を取り出
す。そして、この閾値情報を補正情報要求を送信してき
た医師端末7に送信する。なお、医療情報そのものを受
信した場合には、最新の閾値情報に基づき医療情報に対
する判定情報等を作成して、送信元の医師端末7に送信
する。
【0024】次に、DBセンタ・サーバ3における参照
処理フローを図13を用いて説明する。まずDBセンタ
・サーバ3の通信部300が、医師端末7から参照要求
を受信すると(ステップS111)、認証処理部302
が認証処理を実施する(ステップS113)。医師端末
7から受信した認証情報を用いて認証処理を実施する。
もし、認証に失敗した場合には(ステップS115:N
oルート)、認証失敗を医師端末7に返信して、処理を
終了する。一方、認証に成功した場合には(ステップS
115:Yesルート)、権限確認処理を権限処理部3
04が実施する(ステップS117)。権限確認処理に
ついては後に詳細に説明する。もし、権限が無ければ
(ステップS119:Noルート)、権限なしを医師端
末7に送信して、処理を終了する。一方、権限があると
判断される場合には(ステップS119:Yesルー
ト)、検索処理部306が、受信した検索条件に従って
検索処理を実行する(ステップS121)。次に、検索
処理部306が通信部300に検索結果に係るデータ量
関連情報を医師端末7へ送信させる(ステップS12
3)。上でも述べたが、データ量そのものであっても良
いし、画像又は音声の数、圧縮率、画素数及び階調数、
録音時間及び圧縮率等の情報であってもよい。そして、
検索処理部306による検索結果を通信部300に医師
端末へ送信させる(ステップS125)。また、報酬計
算部312が通信部300に保険点数等の報酬情報を、
送信データ量などにより計算して、医師端末7へ送信さ
せる(ステップS127)。なお、報酬情報は、DBセ
ンタ・サーバ3に記録しておく。後に請求処理などで必
要となるからである。このようにして、利用者又は医師
は、過去の医療情報を参照することができるので、過去
の検査結果等を利用することも出来るようになり、利用
者の検査負担を軽減するとともに、医療費の削減を図る
ことができるようになる。
処理フローを図13を用いて説明する。まずDBセンタ
・サーバ3の通信部300が、医師端末7から参照要求
を受信すると(ステップS111)、認証処理部302
が認証処理を実施する(ステップS113)。医師端末
7から受信した認証情報を用いて認証処理を実施する。
もし、認証に失敗した場合には(ステップS115:N
oルート)、認証失敗を医師端末7に返信して、処理を
終了する。一方、認証に成功した場合には(ステップS
115:Yesルート)、権限確認処理を権限処理部3
04が実施する(ステップS117)。権限確認処理に
ついては後に詳細に説明する。もし、権限が無ければ
(ステップS119:Noルート)、権限なしを医師端
末7に送信して、処理を終了する。一方、権限があると
判断される場合には(ステップS119:Yesルー
ト)、検索処理部306が、受信した検索条件に従って
検索処理を実行する(ステップS121)。次に、検索
処理部306が通信部300に検索結果に係るデータ量
関連情報を医師端末7へ送信させる(ステップS12
3)。上でも述べたが、データ量そのものであっても良
いし、画像又は音声の数、圧縮率、画素数及び階調数、
録音時間及び圧縮率等の情報であってもよい。そして、
検索処理部306による検索結果を通信部300に医師
端末へ送信させる(ステップS125)。また、報酬計
算部312が通信部300に保険点数等の報酬情報を、
送信データ量などにより計算して、医師端末7へ送信さ
せる(ステップS127)。なお、報酬情報は、DBセ
ンタ・サーバ3に記録しておく。後に請求処理などで必
要となるからである。このようにして、利用者又は医師
は、過去の医療情報を参照することができるので、過去
の検査結果等を利用することも出来るようになり、利用
者の検査負担を軽減するとともに、医療費の削減を図る
ことができるようになる。
【0025】次にICカード設定処理について図14を
用いて説明する。医師又は利用者によりICカード設定
処理が選択されると、表示処理部112は設定項目の選
択画面を表示装置120に表示する(ステップS13
1)。例えば、データ書き込み先DBセンタURL19
4、個人情報190に含まれる所属(学校・会社、健康
保険組合などの情報)、保存期間情報196、圧縮率情
報198、代理人情報200、緊急時参照用医療情報2
02等である。そして、利用者又は医師が、変更項目に
対応する情報を入力するので、当該入力された情報をI
Cカード設定処理部114が受け取る(ステップS13
3)。そして、ICカード・リーダライタ102が、入
力された情報を利用者ICカード19bに書き込む(ス
テップS135)。なお、書き込む前に確認画面を表示
し、実際に無効なデータが入力されていないかをICカ
ード設定処理部114が確認するような構成であっても
よい。
用いて説明する。医師又は利用者によりICカード設定
処理が選択されると、表示処理部112は設定項目の選
択画面を表示装置120に表示する(ステップS13
1)。例えば、データ書き込み先DBセンタURL19
4、個人情報190に含まれる所属(学校・会社、健康
保険組合などの情報)、保存期間情報196、圧縮率情
報198、代理人情報200、緊急時参照用医療情報2
02等である。そして、利用者又は医師が、変更項目に
対応する情報を入力するので、当該入力された情報をI
Cカード設定処理部114が受け取る(ステップS13
3)。そして、ICカード・リーダライタ102が、入
力された情報を利用者ICカード19bに書き込む(ス
テップS135)。なお、書き込む前に確認画面を表示
し、実際に無効なデータが入力されていないかをICカ
ード設定処理部114が確認するような構成であっても
よい。
【0026】次に権限委譲処理について図15乃至図1
7を用いて説明する。権限委譲が選択されると、医師情
報をICカード・リーダライタ102が医師ICカード
21から読み出す(ステップS141)。そして、利用
者ICカード19bから、ICカード・リーダライタ1
02が、健康情報URL204及びデータ書き込み先D
BセンタURL194を読み出す(ステップS14
3)。そして、通信部118は、健康情報URL204
及びデータ書き込み先DBセンタURL194のDBセ
ンタ・サーバ3に、医師情報を含む権限委譲登録要求を
送信する(ステップS145)。この際、例えば利用者
ICカード19bの個人情報190に含まれる認証情報
及び医師ICカード21の医師識別情報210を、DB
センタ・サーバ3における認証処理のために送信する。
これに対して各DBセンタ・サーバ3は、図16に示す
ような処理を実施する。通信部300が権限委譲登録要
求を受信すると(ステップS147)、利用者本人の認
証処理を実施する(ステップS149)。認証に失敗し
た場合には(ステップS151:Noルート)、認証に
失敗した旨の通知を要求元端末に送信する。また、認証
に成功した場合には(ステップS151:Yesルー
ト)、医師の認証処理を実施する(ステップS15
3)。もし、認証に失敗した場合には(ステップS15
5:Noルート)、認証に失敗した旨の通知を要求元端
末に送信する。また、認証に成功した場合には(ステッ
プS155:Yesルート)、利用者本人のURLに対
応して医師情報を登録する(ステップS157)。例え
ば、図17に示すように、権限委譲のためのデータを、
利用者URLと医師情報(医療機関コードを付加しても
よい)の対で保管しておく。これにより、医師端末7か
ら医師単独による特定のURLへのアクセスがあった場
合にも、権限委譲がなされた医師であれば参照を許可す
ることができるようになる。
7を用いて説明する。権限委譲が選択されると、医師情
報をICカード・リーダライタ102が医師ICカード
21から読み出す(ステップS141)。そして、利用
者ICカード19bから、ICカード・リーダライタ1
02が、健康情報URL204及びデータ書き込み先D
BセンタURL194を読み出す(ステップS14
3)。そして、通信部118は、健康情報URL204
及びデータ書き込み先DBセンタURL194のDBセ
ンタ・サーバ3に、医師情報を含む権限委譲登録要求を
送信する(ステップS145)。この際、例えば利用者
ICカード19bの個人情報190に含まれる認証情報
及び医師ICカード21の医師識別情報210を、DB
センタ・サーバ3における認証処理のために送信する。
これに対して各DBセンタ・サーバ3は、図16に示す
ような処理を実施する。通信部300が権限委譲登録要
求を受信すると(ステップS147)、利用者本人の認
証処理を実施する(ステップS149)。認証に失敗し
た場合には(ステップS151:Noルート)、認証に
失敗した旨の通知を要求元端末に送信する。また、認証
に成功した場合には(ステップS151:Yesルー
ト)、医師の認証処理を実施する(ステップS15
3)。もし、認証に失敗した場合には(ステップS15
5:Noルート)、認証に失敗した旨の通知を要求元端
末に送信する。また、認証に成功した場合には(ステッ
プS155:Yesルート)、利用者本人のURLに対
応して医師情報を登録する(ステップS157)。例え
ば、図17に示すように、権限委譲のためのデータを、
利用者URLと医師情報(医療機関コードを付加しても
よい)の対で保管しておく。これにより、医師端末7か
ら医師単独による特定のURLへのアクセスがあった場
合にも、権限委譲がなされた医師であれば参照を許可す
ることができるようになる。
【0027】次に、DBセンタ・サーバ3による医療情
報DB31内の医療情報のメンテナンス処理について図
18を用いて説明する。DBセンタ・サーバ3に設けら
れたデータ・メンテナンス処理部310は、定期的又は
不定期に、以下に説明する処理を実施して、医療情報D
B31内で増えつづける医療情報を整理する、まず、医
療情報に付属する保存期間情報196及び圧縮率情報1
98、並びに保存日時情報を読み出す(ステップS16
1)。そして当該医療情報が法定期限を超えたか判断す
る(ステップS163)。法定期限は医療情報の種類に
よって定められている。もし、法定期限を超えていない
場合には、この段階では特別の処理は不要なので処理を
終了させる。一方、法定期限を超えた場合には、法定期
限後の保存期間が設定されているか判断する(ステップ
S165)。医療情報には保存期間が付加されていない
場合もあるため、付加されているかを確認するものであ
る。もし、付加されていない場合には、法定期限を経過
しているので医療情報を破棄する(ステップS17
5)。なお、医療情報に付属して保存されていた保存期
間が0である場合(又は保存日時から法定期限と同じ保
存期間が設定されている場合)には、特別な保存期間が
設定されているとは言えないためステップS165から
ステップS175に移行して、当該医療情報を破棄す
る。
報DB31内の医療情報のメンテナンス処理について図
18を用いて説明する。DBセンタ・サーバ3に設けら
れたデータ・メンテナンス処理部310は、定期的又は
不定期に、以下に説明する処理を実施して、医療情報D
B31内で増えつづける医療情報を整理する、まず、医
療情報に付属する保存期間情報196及び圧縮率情報1
98、並びに保存日時情報を読み出す(ステップS16
1)。そして当該医療情報が法定期限を超えたか判断す
る(ステップS163)。法定期限は医療情報の種類に
よって定められている。もし、法定期限を超えていない
場合には、この段階では特別の処理は不要なので処理を
終了させる。一方、法定期限を超えた場合には、法定期
限後の保存期間が設定されているか判断する(ステップ
S165)。医療情報には保存期間が付加されていない
場合もあるため、付加されているかを確認するものであ
る。もし、付加されていない場合には、法定期限を経過
しているので医療情報を破棄する(ステップS17
5)。なお、医療情報に付属して保存されていた保存期
間が0である場合(又は保存日時から法定期限と同じ保
存期間が設定されている場合)には、特別な保存期間が
設定されているとは言えないためステップS165から
ステップS175に移行して、当該医療情報を破棄す
る。
【0028】次に、法定期限経過後であって、設定され
た保存期間内であるか確認する(ステップS167)。
法定期限経過後であって、設定された保存期間後である
場合には、当該医療情報を破棄する(ステップS17
5)。一方、法定期限経過後であって、設定された保存
期間内であると、その医療情報が画像データであるか判
断する(ステップS169)。画像データでなければ圧
縮処理は必要無いので、処理を終了する。なお、画像デ
ータ以外にも圧縮対象となっているデータがあれば、そ
のデータについてもステップS169で確認する。画像
データであると判断された場合には、圧縮済みであるか
確認する(ステップS171)。圧縮済みであればさら
なる処理は必要無いので、処理を終了する。一方、未圧
縮であれば、当該医療情報に付加された圧縮率情報19
8を用いて、当該医療情報を圧縮する(ステップS17
3)。但し、初めからJPEG2000に従って損失無
しで圧縮されている場合には、圧縮率情報198に従っ
て所定部分の情報を破棄するだけで良い。よって、処理
が簡単で高速に行うことができるようになる。このよう
にして、医療情報DB31に格納されるデータ量を減少
させることができる。なお、補助記憶装置314に別途
医療情報を蓄積しているので、いざというときには時間
はかかるが取り出すことは可能である。
た保存期間内であるか確認する(ステップS167)。
法定期限経過後であって、設定された保存期間後である
場合には、当該医療情報を破棄する(ステップS17
5)。一方、法定期限経過後であって、設定された保存
期間内であると、その医療情報が画像データであるか判
断する(ステップS169)。画像データでなければ圧
縮処理は必要無いので、処理を終了する。なお、画像デ
ータ以外にも圧縮対象となっているデータがあれば、そ
のデータについてもステップS169で確認する。画像
データであると判断された場合には、圧縮済みであるか
確認する(ステップS171)。圧縮済みであればさら
なる処理は必要無いので、処理を終了する。一方、未圧
縮であれば、当該医療情報に付加された圧縮率情報19
8を用いて、当該医療情報を圧縮する(ステップS17
3)。但し、初めからJPEG2000に従って損失無
しで圧縮されている場合には、圧縮率情報198に従っ
て所定部分の情報を破棄するだけで良い。よって、処理
が簡単で高速に行うことができるようになる。このよう
にして、医療情報DB31に格納されるデータ量を減少
させることができる。なお、補助記憶装置314に別途
医療情報を蓄積しているので、いざというときには時間
はかかるが取り出すことは可能である。
【0029】本実施の形態では、医師及び利用者本人だ
けでなく、研究医にも医療情報DB31にアクセスでき
るようにし、疫学的な研究を行うことができるようにす
る。但し、無制限に医療情報にアクセスできるようにす
るとプライバシ侵害の問題が生ずる。本実施の形態で
は、図19のようなアクセスポリシーを採用することと
する。図19の第1行目は図7に示した(1)個人識別
情報3100、第2行目は図7に示した(2)男女識別
情報3102、第3行は図7に示した(3)機密検診結
果3104、第4行は図7に示した(4)一般検診関連
情報・画像取得時の関連情報3106、第5行は図7に
示した(5)一般検診結果・カルテ情報3108へのア
クセスポリシーを示している。なお、○はアクセス可
能、×はアクセス不可能、△は特定人についてはアクセ
ス可能を示している。よって、主治医は、権限委譲を受
けた利用者、自分で医療情報を作成した利用者について
は、アクセスすることができる。一般研究医は、個人識
別情報3100及び機密検診結果3104についてはア
クセス不可能で、他の部分についてはアクセスすること
ができる。特定研究医は、特定の分野についての特別な
研究を行う研究医であって、個人識別情報3100以外
の医療情報にアクセスすることができる。なお一般人
は、他人の医療情報には全くアクセスできない。利用者
本人は、利用者本人の情報につきアクセスが許可されて
いる。
けでなく、研究医にも医療情報DB31にアクセスでき
るようにし、疫学的な研究を行うことができるようにす
る。但し、無制限に医療情報にアクセスできるようにす
るとプライバシ侵害の問題が生ずる。本実施の形態で
は、図19のようなアクセスポリシーを採用することと
する。図19の第1行目は図7に示した(1)個人識別
情報3100、第2行目は図7に示した(2)男女識別
情報3102、第3行は図7に示した(3)機密検診結
果3104、第4行は図7に示した(4)一般検診関連
情報・画像取得時の関連情報3106、第5行は図7に
示した(5)一般検診結果・カルテ情報3108へのア
クセスポリシーを示している。なお、○はアクセス可
能、×はアクセス不可能、△は特定人についてはアクセ
ス可能を示している。よって、主治医は、権限委譲を受
けた利用者、自分で医療情報を作成した利用者について
は、アクセスすることができる。一般研究医は、個人識
別情報3100及び機密検診結果3104についてはア
クセス不可能で、他の部分についてはアクセスすること
ができる。特定研究医は、特定の分野についての特別な
研究を行う研究医であって、個人識別情報3100以外
の医療情報にアクセスすることができる。なお一般人
は、他人の医療情報には全くアクセスできない。利用者
本人は、利用者本人の情報につきアクセスが許可されて
いる。
【0030】このようなアクセスポリシーを実現するた
めに、DBセンタ・サーバ3の権限確認部304は、図
20に示すような処理を実施する。最初に、利用者本人
による利用者本人のURLへのアクセスであるか判断す
る(ステップS181)。もし、利用者本人による利用
者本人のURLへのアクセスである場合には、アクセス
先のアクセス許可を与える(ステップS187)。一
方、利用者本人による利用者本人のURLへのアクセス
でない場合には、アクセス先につき権限委譲された医師
によるアクセスである確認する(ステップS183)。
例えば図17に示されるようなURL毎に権限委譲先の
医師情報(医療機関コードを含める場合もある)を格納
している場合には、URL及び医師コードで権限委譲先
に指定されているかを確認する。もし、アクセス先につ
き権限委譲された医師によるアクセスである場合には、
アクセス先へのアクセス許可を与える(ステップS18
7)。もし、アクセス先につき権限委譲された医師によ
るアクセスでない場合には、アクセス先の情報作成など
を行った主治医によるアクセスであるかを確認する(ス
テップS185)。例えば、アクセス先の医療情報に付
加されている医師コードなどの情報を参照して、アクセ
ス元の医師コードなどと一致するか判断する。医師コー
ドの他に医療機関コードを合わせて比較するようにして
も良い。これにより医師の勤務先が移動した場合に対処
できる。もし、一致する場合には、アクセス先へのアク
セスを許可する(ステップS187)。
めに、DBセンタ・サーバ3の権限確認部304は、図
20に示すような処理を実施する。最初に、利用者本人
による利用者本人のURLへのアクセスであるか判断す
る(ステップS181)。もし、利用者本人による利用
者本人のURLへのアクセスである場合には、アクセス
先のアクセス許可を与える(ステップS187)。一
方、利用者本人による利用者本人のURLへのアクセス
でない場合には、アクセス先につき権限委譲された医師
によるアクセスである確認する(ステップS183)。
例えば図17に示されるようなURL毎に権限委譲先の
医師情報(医療機関コードを含める場合もある)を格納
している場合には、URL及び医師コードで権限委譲先
に指定されているかを確認する。もし、アクセス先につ
き権限委譲された医師によるアクセスである場合には、
アクセス先へのアクセス許可を与える(ステップS18
7)。もし、アクセス先につき権限委譲された医師によ
るアクセスでない場合には、アクセス先の情報作成など
を行った主治医によるアクセスであるかを確認する(ス
テップS185)。例えば、アクセス先の医療情報に付
加されている医師コードなどの情報を参照して、アクセ
ス元の医師コードなどと一致するか判断する。医師コー
ドの他に医療機関コードを合わせて比較するようにして
も良い。これにより医師の勤務先が移動した場合に対処
できる。もし、一致する場合には、アクセス先へのアク
セスを許可する(ステップS187)。
【0031】一方、一致しない場合には、特定の端末
(アドレス)からの一般研究医のアクセス又は特定研究
医によるアクセスか判断する(ステップS189)。特
定研究医端末11からのアクセスであることを確認す
る。なお、特定研究医用のICカードが存在している場
合には、特定研究医からのアクセスであるかを確認す
る。図1に示したように、特定研究医端末11を操作す
る一般研究医については特定研究医端末11でさらに特
別の確認を行う必要がある。この処理については後に述
べる。もし、特定の端末からの一般研究医のアクセス又
は特定研究医によるアクセスである場合には、図19に
示したアクセスポリシーで許可される範囲(公開部分)
のアクセス許可を与える(ステップS203)。一方、
特定の端末からの一般研究医のアクセス又は特定研究医
によるアクセスでない場合には、一般研究医のアクセス
であるか確認する(ステップS191)。一般研究医の
アクセスである場合には、図19に示したアクセスポリ
シーで許可される範囲のアクセス許可を与える(ステッ
プS203)。一方、一般研究医のアクセスでない場合
には、アクセスを拒否する(ステップS201)。この
ようにすれば、図19に示したアクセスポリシーを実現
でき、適正な医療情報の利用を図ることができるように
なる。
(アドレス)からの一般研究医のアクセス又は特定研究
医によるアクセスか判断する(ステップS189)。特
定研究医端末11からのアクセスであることを確認す
る。なお、特定研究医用のICカードが存在している場
合には、特定研究医からのアクセスであるかを確認す
る。図1に示したように、特定研究医端末11を操作す
る一般研究医については特定研究医端末11でさらに特
別の確認を行う必要がある。この処理については後に述
べる。もし、特定の端末からの一般研究医のアクセス又
は特定研究医によるアクセスである場合には、図19に
示したアクセスポリシーで許可される範囲(公開部分)
のアクセス許可を与える(ステップS203)。一方、
特定の端末からの一般研究医のアクセス又は特定研究医
によるアクセスでない場合には、一般研究医のアクセス
であるか確認する(ステップS191)。一般研究医の
アクセスである場合には、図19に示したアクセスポリ
シーで許可される範囲のアクセス許可を与える(ステッ
プS203)。一方、一般研究医のアクセスでない場合
には、アクセスを拒否する(ステップS201)。この
ようにすれば、図19に示したアクセスポリシーを実現
でき、適正な医療情報の利用を図ることができるように
なる。
【0032】特定研究室17の入室管理が完璧であれ
ば、特定研究室17に設置された一般研究医端末11を
操作する一般研究医に対して一般研究医端末11での確
認は特に必要ないが、完璧でない場合もある。また、特
別に指定された特定研究医が存在する場合もある。その
ような場合に、例えば図21に示すような処理を図8の
認証処理(ステップS5)で実施する。図21では、ま
ずパスワードの入力要求を表示処理部112が表示装置
120に表示する(ステップS211)。研究医は入力
装置121を操作してパスワードを入力し、認証処理部
108はパスワード入力を取得する(ステップS21
3)。そして、研究医用ICカード25内の一般研究医
識別情報252又は特定研究医識別情報に含まれるパス
ワードを読み出し(ステップS215)、入力パスワー
ドと読み出したパスワードが一致したか判断する(ステ
ップS217)。一致しない場合には、操作を拒否する
(ステップS225)。一致する場合には、一般研究医
であるか否かを判断する(ステップS219)。一般研
究医であれば、認証処理部108に設けられた、許可さ
れた一般研究医リストにリストアップされた一般研究医
であるかを判断する(ステップS221)。もし、リス
トアップされた一般研究医である場合には、操作を許可
する(ステップS227)。リストアップされた一般研
究医でなければ、操作を拒否する(ステップS22
5)。一方、一般研究医でなければ特定研究医であるか
否か判断する(ステップS223)。特定研究医である
場合には、操作を許可する(ステップS227)。この
ようにして端末装置側で確認処理を実施すれば図19の
ようなアクセスポリシーを実現することができる。
ば、特定研究室17に設置された一般研究医端末11を
操作する一般研究医に対して一般研究医端末11での確
認は特に必要ないが、完璧でない場合もある。また、特
別に指定された特定研究医が存在する場合もある。その
ような場合に、例えば図21に示すような処理を図8の
認証処理(ステップS5)で実施する。図21では、ま
ずパスワードの入力要求を表示処理部112が表示装置
120に表示する(ステップS211)。研究医は入力
装置121を操作してパスワードを入力し、認証処理部
108はパスワード入力を取得する(ステップS21
3)。そして、研究医用ICカード25内の一般研究医
識別情報252又は特定研究医識別情報に含まれるパス
ワードを読み出し(ステップS215)、入力パスワー
ドと読み出したパスワードが一致したか判断する(ステ
ップS217)。一致しない場合には、操作を拒否する
(ステップS225)。一致する場合には、一般研究医
であるか否かを判断する(ステップS219)。一般研
究医であれば、認証処理部108に設けられた、許可さ
れた一般研究医リストにリストアップされた一般研究医
であるかを判断する(ステップS221)。もし、リス
トアップされた一般研究医である場合には、操作を許可
する(ステップS227)。リストアップされた一般研
究医でなければ、操作を拒否する(ステップS22
5)。一方、一般研究医でなければ特定研究医であるか
否か判断する(ステップS223)。特定研究医である
場合には、操作を許可する(ステップS227)。この
ようにして端末装置側で確認処理を実施すれば図19の
ようなアクセスポリシーを実現することができる。
【0033】以上述べた実施の形態では、検索サーバ1
3が用いられていなかった。これは端末装置100に検
索サーバ13の機能が組み込まれていたからである。よ
って例えば端末装置100の一部の機能(主に検索前処
理部110)を検索サーバ13に実施させるような構成
も可能である。図22に、端末装置100の参照処理の
一例を示す。まず、ICカード・リーダライタ102が
利用者ICカード19bから健康情報URL204及び
関連情報(利用機関情報206、医療機関コード20
7、検診・診療種別208、参照報酬情報209)を読
み出す(ステップS231)。次に、表示処理部112
が検索メニューを表示装置120に表示する(ステップ
S233)。例えば、期間、場所(医療機関)、検診・
診療種別、情報の内容(キーワード指定、情報の種類
等)の入力欄を含む検索メニューを表示する。これに対
して、利用者又は医師は、検索条件を入力装置121を
用いて入力し、通信部118は当該検索条件入力を取得
する(ステップS235)。そして、通信部118は、
健康情報URL204及び関連情報並びに検索条件を含
む検索要求を検索サーバ13に送信する(ステップS2
37)。このように、検索前処理部110が実施した、
利用機関情報206、医療機関コード207、検診・診
療種別208等に基づき検索先健康情報URLを決定す
る処理は、端末装置100では行わない。なお、例えば
利用者ICカード19bの個人情報190に含まれる認
証情報を含む参照要求を、検索サーバ13及びDBセン
タ・サーバ3における認証処理及び権限確認処理のため
に送信する。又は、暗号キー192を用いて認証情報を
作成してから送信するようにしてもよい。
3が用いられていなかった。これは端末装置100に検
索サーバ13の機能が組み込まれていたからである。よ
って例えば端末装置100の一部の機能(主に検索前処
理部110)を検索サーバ13に実施させるような構成
も可能である。図22に、端末装置100の参照処理の
一例を示す。まず、ICカード・リーダライタ102が
利用者ICカード19bから健康情報URL204及び
関連情報(利用機関情報206、医療機関コード20
7、検診・診療種別208、参照報酬情報209)を読
み出す(ステップS231)。次に、表示処理部112
が検索メニューを表示装置120に表示する(ステップ
S233)。例えば、期間、場所(医療機関)、検診・
診療種別、情報の内容(キーワード指定、情報の種類
等)の入力欄を含む検索メニューを表示する。これに対
して、利用者又は医師は、検索条件を入力装置121を
用いて入力し、通信部118は当該検索条件入力を取得
する(ステップS235)。そして、通信部118は、
健康情報URL204及び関連情報並びに検索条件を含
む検索要求を検索サーバ13に送信する(ステップS2
37)。このように、検索前処理部110が実施した、
利用機関情報206、医療機関コード207、検診・診
療種別208等に基づき検索先健康情報URLを決定す
る処理は、端末装置100では行わない。なお、例えば
利用者ICカード19bの個人情報190に含まれる認
証情報を含む参照要求を、検索サーバ13及びDBセン
タ・サーバ3における認証処理及び権限確認処理のため
に送信する。又は、暗号キー192を用いて認証情報を
作成してから送信するようにしてもよい。
【0034】ここでは説明を簡単にするために、各DB
センタ・サーバ3及び検索サーバ13では認証処理及び
権限確認処理で問題が無く、検索が検索サーバ13及び
各DBセンタ・サーバ3において実施されるものとす
る。各DBセンタ・サーバ3における検索結果は検索サ
ーバ13に一旦送信される。そして、検索サーバ13
は、データ量に関連する情報を端末装置100に送信す
る。これに応じて、通信部118はデータ量関連情報を
受信し、表示処理部112はデータ表示までの概算時間
を算出し、表示装置120に表示する(ステップS23
9)。このように概算時間を表示することにより、医
師、利用者は目安を知ることができる。そして通信部1
18は医療情報を受信する(ステップS240)。通信
部118は、送られてくる医療情報を一時的に蓄積し、
JPEG2000圧縮・解凍部106や表示処理部11
2に受信データを出力する。もしJPEG2000で圧
縮された医療情報を受信した場合には、JPEG200
0圧縮・解凍部106が解凍処理を実施する。そして、
表示処理部112は、表示装置120に受信した医療情
報を表示する(ステップS241)。表示処理部112
は、検索サーバ13から受信した医療情報を、保存(発
生)日時順に並べ替えたり、画面構成に合わせて情報を
配置したりする処理を実施する。なお、一画面で全ての
検索結果を表示する必要は無く、所定のルールに従って
複数画面に分割して表示するようにしても良い。この場
合には、次の画面の表示が指示された場合には表示処理
部112は、一時蓄積されている医療情報を取り出し
て、画面を構成して表示する。また、検索サーバ13か
ら通信部118は、集計された報酬情報を受信し、表示
処理部112が表示装置120に表示する(ステップS
243)。
センタ・サーバ3及び検索サーバ13では認証処理及び
権限確認処理で問題が無く、検索が検索サーバ13及び
各DBセンタ・サーバ3において実施されるものとす
る。各DBセンタ・サーバ3における検索結果は検索サ
ーバ13に一旦送信される。そして、検索サーバ13
は、データ量に関連する情報を端末装置100に送信す
る。これに応じて、通信部118はデータ量関連情報を
受信し、表示処理部112はデータ表示までの概算時間
を算出し、表示装置120に表示する(ステップS23
9)。このように概算時間を表示することにより、医
師、利用者は目安を知ることができる。そして通信部1
18は医療情報を受信する(ステップS240)。通信
部118は、送られてくる医療情報を一時的に蓄積し、
JPEG2000圧縮・解凍部106や表示処理部11
2に受信データを出力する。もしJPEG2000で圧
縮された医療情報を受信した場合には、JPEG200
0圧縮・解凍部106が解凍処理を実施する。そして、
表示処理部112は、表示装置120に受信した医療情
報を表示する(ステップS241)。表示処理部112
は、検索サーバ13から受信した医療情報を、保存(発
生)日時順に並べ替えたり、画面構成に合わせて情報を
配置したりする処理を実施する。なお、一画面で全ての
検索結果を表示する必要は無く、所定のルールに従って
複数画面に分割して表示するようにしても良い。この場
合には、次の画面の表示が指示された場合には表示処理
部112は、一時蓄積されている医療情報を取り出し
て、画面を構成して表示する。また、検索サーバ13か
ら通信部118は、集計された報酬情報を受信し、表示
処理部112が表示装置120に表示する(ステップS
243)。
【0035】図23に検索サーバ13の処理フローの一
例を示す。まず検索サーバ13は、端末装置100から
検索要求を受信すると(ステップS251)、認証処理
を実施する(ステップS253)。端末装置100から
受信した認証情報を用いて認証処理を実施する。もし、
認証に失敗した場合には(ステップS255:Noルー
ト)、認証失敗を端末装置100に返信して、処理を終
了する。一方、認証に成功した場合には(ステップS2
55:Yesルート)、利用機関情報206、医療機関
コード207、検診・診療種別208等に基づき検索先
健康情報URLを決定する(ステップS257)。そし
て、検索健康情報URL204のDBセンタ・サーバ3
に検索条件を送信する(ステップS259)。この際、
例えば利用者ICカード19bの個人情報190に含ま
れる認証情報を含む参照要求を、DBセンタ・サーバ3
における認証処理及び権限確認処理のために送信する。
検索サーバ13の認証情報を付加する場合もある。ここ
ではDBセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確
認処理において何らの問題も生じなかったとする。そう
すると、検索サーバ13は、DBセンタ・サーバ3から
検索結果である医療情報及び報酬情報を受信する(ステ
ップS261)。なお、各DBセンタ・サーバ3から受
信した報酬情報を集計する処理も検索サーバ13で実施
するようにしても良い。そして、検索サーバ13は、受
信するまでの概算時間を計算するための使用されるデー
タ量関連情報を端末装置100に送信する(ステップS
263)。そして、受信した医療情報及び報酬情報を送
信する(ステップS265)。このようにすれば検索サ
ーバ13を用いても、同様のサービスを利用者や医師は
受けることができる。なお、DBセンタ・サーバ3も同
様の処理を行っていればよい。
例を示す。まず検索サーバ13は、端末装置100から
検索要求を受信すると(ステップS251)、認証処理
を実施する(ステップS253)。端末装置100から
受信した認証情報を用いて認証処理を実施する。もし、
認証に失敗した場合には(ステップS255:Noルー
ト)、認証失敗を端末装置100に返信して、処理を終
了する。一方、認証に成功した場合には(ステップS2
55:Yesルート)、利用機関情報206、医療機関
コード207、検診・診療種別208等に基づき検索先
健康情報URLを決定する(ステップS257)。そし
て、検索健康情報URL204のDBセンタ・サーバ3
に検索条件を送信する(ステップS259)。この際、
例えば利用者ICカード19bの個人情報190に含ま
れる認証情報を含む参照要求を、DBセンタ・サーバ3
における認証処理及び権限確認処理のために送信する。
検索サーバ13の認証情報を付加する場合もある。ここ
ではDBセンタ・サーバ3における認証処理及び権限確
認処理において何らの問題も生じなかったとする。そう
すると、検索サーバ13は、DBセンタ・サーバ3から
検索結果である医療情報及び報酬情報を受信する(ステ
ップS261)。なお、各DBセンタ・サーバ3から受
信した報酬情報を集計する処理も検索サーバ13で実施
するようにしても良い。そして、検索サーバ13は、受
信するまでの概算時間を計算するための使用されるデー
タ量関連情報を端末装置100に送信する(ステップS
263)。そして、受信した医療情報及び報酬情報を送
信する(ステップS265)。このようにすれば検索サ
ーバ13を用いても、同様のサービスを利用者や医師は
受けることができる。なお、DBセンタ・サーバ3も同
様の処理を行っていればよい。
【0036】以上のように、本発明の実施の形態を説明
したが、様々な変形が可能である。例えば、処理フロー
においては順番を入れ替えたり同時に実行することがで
きるステップが含まれている。また、図1乃至図7で説
明した装置及びシステム概要は一例であって、同様の機
能を発揮する他の構成も可能である。医療情報DB31
の情報格納態様は一例であって他の構成にて情報を記憶
するようにすることも可能である。JPEG2000も
一例であって、同様の効果を奏する他の方式の圧縮方法
を用いることも可能である。また図2では認証処理部1
08が端末装置100に設けられる例を示しているが、
ICカードに認証処理部を設けることも可能である。す
なわち、図8のステップS5、図9のステップS41等
の端末装置側で行う認証処理についてはICカード側で
実行する場合もある。その他、一部の機能についてもI
Cカード側に設ける場合もある。また、上ではURLを
用いる例を示したが、他のアドレス情報を用いるように
変更することも可能である。パスワードでなく、指紋等
の認証方法を採用することも可能である。さらに、端末
装置100は、医療検査機の場合もある。この場合に
は、保存処理にみ実施するような構成とすることもあ
る。さらに、保存処理についてはオンラインで行う例を
示したが、オフラインで実施するような形式も可能であ
る。以上述べたような処理を実行するようなプログラム
が端末装置100、検索サーバ13、DBセンタ・サー
バ3にはインストールされており、当該プログラムは記
憶媒体、記憶装置に格納されて配布される場合がある。
中間的なデータについてはサーバや端末装置のメインメ
モリ等の記憶装置に格納される。
したが、様々な変形が可能である。例えば、処理フロー
においては順番を入れ替えたり同時に実行することがで
きるステップが含まれている。また、図1乃至図7で説
明した装置及びシステム概要は一例であって、同様の機
能を発揮する他の構成も可能である。医療情報DB31
の情報格納態様は一例であって他の構成にて情報を記憶
するようにすることも可能である。JPEG2000も
一例であって、同様の効果を奏する他の方式の圧縮方法
を用いることも可能である。また図2では認証処理部1
08が端末装置100に設けられる例を示しているが、
ICカードに認証処理部を設けることも可能である。す
なわち、図8のステップS5、図9のステップS41等
の端末装置側で行う認証処理についてはICカード側で
実行する場合もある。その他、一部の機能についてもI
Cカード側に設ける場合もある。また、上ではURLを
用いる例を示したが、他のアドレス情報を用いるように
変更することも可能である。パスワードでなく、指紋等
の認証方法を採用することも可能である。さらに、端末
装置100は、医療検査機の場合もある。この場合に
は、保存処理にみ実施するような構成とすることもあ
る。さらに、保存処理についてはオンラインで行う例を
示したが、オフラインで実施するような形式も可能であ
る。以上述べたような処理を実行するようなプログラム
が端末装置100、検索サーバ13、DBセンタ・サー
バ3にはインストールされており、当該プログラムは記
憶媒体、記憶装置に格納されて配布される場合がある。
中間的なデータについてはサーバや端末装置のメインメ
モリ等の記憶装置に格納される。
【0037】
【発明の効果】以上のように、医療情報を蓄積する複数
のデータベースセンタが存在する場合に、医療情報を有
効に利用できるようにするための情報処理技術を提供す
ることができた。また、データベースセンタにおいて、
医療情報を効率的に管理するための情報処理技術を提供
することができた。さらに、情報記憶カードとの連携
で、適正な医療情報を利用を図るための情報処理技術を
提供することができた。
のデータベースセンタが存在する場合に、医療情報を有
効に利用できるようにするための情報処理技術を提供す
ることができた。また、データベースセンタにおいて、
医療情報を効率的に管理するための情報処理技術を提供
することができた。さらに、情報記憶カードとの連携
で、適正な医療情報を利用を図るための情報処理技術を
提供することができた。
【図1】本発明に係る医療情報処理システムの概要を示
す図である。
す図である。
【図2】装置端末の機能ブロック図である。
【図3】利用者ICカードの格納情報の一例を示す図で
ある。
ある。
【図4】医師ICカードの格納情報の一例を示す図であ
る。
る。
【図5】研究医用ICカードの格納情報の一例を示す図
である。
である。
【図6】DBセンタ・サーバの機能ブロック図である。
【図7】DBセンタ・サーバに管理されるDBの情報記
憶態様を示す図である。
憶態様を示す図である。
【図8】端末装置におけるメインの処理フローを示す図
である。
である。
【図9】緊急時処理のフローチャートを示す図である。
【図10】端末装置における保存処理のフローチャート
である。
である。
【図11】DBセンタ・サーバにおける保存処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図12】端末装置における参照処理のフローチャート
である。
である。
【図13】DBセンタ・サーバにおける参照処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図14】ICカード設定処理のフローチャートであ
る。
る。
【図15】端末装置における権限委譲処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【図16】DBセンタ・サーバにおける権限委譲登録処
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
【図17】権限委譲処理により生成されるリストの一例
を示す図である。
を示す図である。
【図18】DBセンタ・サーバのデータ・メンテナンス
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
【図19】アクセスポリシーを説明するための図であ
る。
る。
【図20】DBセンタ・サーバにおける権限確認処理フ
ローを示す図である。
ローを示す図である。
【図21】特定研究医端末における認証処理フローを示
す図である。
す図である。
【図22】他の実施の形態における端末装置の処理フロ
ー(参照処理時)を示す図である。
ー(参照処理時)を示す図である。
【図23】他の実施の形態における検索サーバの処理フ
ロー(参照処理時)を示す図である。
ロー(参照処理時)を示す図である。
1:ネットワーク 3a,3b,3c:DBセンタ・サーバ 5:利用者端末 7:医師端末 9:一般研究医端末 11:特定研究医端末 13:検索サーバ 15:補正上布サーバ 17:特定研究室 19a,19b:利用者ICカード 21:医師ICカード 23a,23b:一般研究医用ICカード 31a,31b,31c:医療情報DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 120 G06F 17/30 120B 170 170Z G06K 19/00 G06K 19/00 W Q
Claims (31)
- 【請求項1】 ユーザの個人情報と、 特定の情報を保存する1又は複数のデータベースセンタ
・サーバにおける、前記ユーザの情報取得のためのアク
セス先情報と、 各前記アクセス先情報に対応して、当該アクセス先に係
るデータベースセンタ・サーバに当該ユーザの情報が格
納された期間に関する情報と、 を格納する記憶領域を有する情報記憶カード。 - 【請求項2】 各前記アクセス先情報に対応して、当該
アクセス先に係るデータベースセンタ・サーバに格納さ
れた前記ユーザの情報に関連する医療機関の情報をさら
に格納することを特徴とする請求項1記載の情報記憶カ
ード。 - 【請求項3】 前記ユーザの情報を新たに格納するため
のデータベースセンタ・サーバにおけるアクセス先情報
をさらに格納することを特徴とする請求項1記載の情報
記憶カード。 - 【請求項4】 前記ユーザの情報を新たに格納するため
のデータベースセンタ・サーバにおけるデータ保存期間
に関する情報をさらに格納することを特徴とする請求項
1記載の情報記憶カード。 - 【請求項5】 前記ユーザの情報を新たに格納するため
のデータベースセンタ・サーバにおける、法定保存期限
経過後前記データ保存期間内のデータ圧縮率に関する情
報をさらに格納することを特徴とする請求項4記載の情
報記憶カード。 - 【請求項6】 医療情報を蓄積するデータベースセンタ
・サーバに送信すべき、利用者の医療情報を取得する手
段と、 前記利用者が保有する情報記憶カードに格納された、前
記送信すべき医療情報の保存期間に関する情報及び前記
データベースセンタ・サーバにおける書き込み先情報を
取得する手段と、 前記送信すべき医療情報及び前記保存期間に関する情報
を、前記データベースセンタ・サーバにおける書き込み
先情報に従って送信する送信手段と、 を有する医療情報処理システム。 - 【請求項7】 前記利用者が保有する情報記憶カードに
格納された前記送信すべき医療情報の法定保存期限経過
後前記データ保存期間内のデータ圧縮率に関する情報を
取得する手段をさらに有し、 前記送信手段が、 前記送信すべき医療情報と前記保存期間に関する情報と
前記データ圧縮率に関する情報とを前記データベースセ
ンタ・サーバの書き込み先情報に従って送信することを
特徴とする請求項6記載の医療情報処理システム。 - 【請求項8】 前記医療情報の前記データベースセンタ
・サーバへの送信により、前記情報記憶カードに格納さ
れている情報の更新が必要であるか判断する手段と、 前記情報記憶カードに格納されている情報の更新が必要
である場合には、更新情報を前記情報記憶カードに書き
込む手段と、 をさらに有する請求項6記載の医療情報処理システム。 - 【請求項9】 前記医療情報に対して、解像度階層化が
可能な圧縮方式で圧縮する手段をさらに有する請求項6
記載の医療情報処理システム。 - 【請求項10】 緊急時において、前記利用者の情報記
憶カード内に指定されている代理人の認証が成功したか
判断する手段と、 前記代理人の認証が成功した場合には、前記利用者の情
報の利用を許可する手段と、 をさらに有する請求項6記載の医療情報処理システム。 - 【請求項11】 利用者が保有する情報記憶カードに格
納された、当該利用者の医療情報を格納する1又は複数
のデータベースセンタ・サーバの参照先情報及び各参照
先情報に対応し且つ少なくとも当該データベースセンタ
・サーバの利用期間に関する情報を取得する取得手段
と、 医療情報の検索条件を取得する手段と、 少なくとも前記データベースセンタ・サーバの利用期間
に関する情報を利用して、前記検索条件に関連する前記
データベースセンタ・サーバの参照先情報を抽出する参
照先情報抽出手段と、 抽出された前記データベースセンタ・サーバの参照先情
報に従って、前記検索条件の少なくとも一部を送信する
手段と、 を有する医療情報処理システム。 - 【請求項12】 前記取得手段が、 前記情報記憶カードに格納された、各参照先情報に対応
し且つ当該データベースセンタ・サーバに格納された当
該利用者のデータに関連する医療機関の情報を取得し、 前記参照先情報抽出手段が、 前記データベースセンタ・サーバの利用期間に関する情
報及び前記データベースセンタ・サーバに格納された当
該利用者のデータに関連する医療機関の情報を利用し
て、前記検索条件に関連する前記データベースセンタ・
サーバの参照先情報を抽出することを特徴とする請求項
11記載の医療情報処理システム。 - 【請求項13】 前記データベースセンタ・サーバから
解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮された医療情報を
受信する場合には、当該医療情報を任意の解像度で表示
装置へ表示するように命ずる手段をさらに有する請求項
11記載の医療情報処理システム。 - 【請求項14】 抽出された前記データベースセンタ・
サーバから前記利用者の医療情報を受信する手段と、 受信した前記医療情報に含まれる数値情報の補正情報要
求を、補正情報サーバに送信する手段と、 をさらに有する請求項11記載の医療情報処理システ
ム。 - 【請求項15】 抽出された前記データベースセンタ・
サーバから前記利用者の医療情報及び当該医療情報の利
用料に関する情報を受信する手段と、 前記利用者の医療情報及び当該医療情報の利用料に関す
る情報を表示する手段と、 をさらに有する請求項11記載の医療情報処理システ
ム。 - 【請求項16】 利用者の医療情報と当該医療情報の保
存期間に関する情報とを受信し、医療情報記憶装置内の
当該利用者の領域に格納する受信処理手段と、 前記記憶装置を検索して、特定の医療情報が当該特定の
医療情報の法定保存期限を経過したか判断する手段と、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報の法定保存期
限を経過している場合に、当該特定の医療情報に設定さ
れた保存期間を経過したか判断する手段と、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報に設定される
保存期間を経過している場合には、当該特定の医療情報
を削除する手段と、 を有するデータベースセンタにおけるコンピュータ・シ
ステム。 - 【請求項17】 前記受信処理手段が、 利用者の医療情報と当該医療情報の保存期間及び法定保
存期限経過後前記保存期間内のデータ圧縮率とを受信
し、記憶装置内の当該利用者の領域に格納し、 前記特定の医療情報が法定保存期限を経過しているが当
該特定の医療情報に設定された保存期間を経過していな
い場合には、当該特定の医療情報のデータ圧縮率に従っ
て前記特定の医療情報のデータ量を減少させる処理を実
施する圧縮処理手段をさらに有する請求項16記載のデ
ータベースセンタにおけるコンピュータ・システム。 - 【請求項18】 前記圧縮処理手段は、 前記医療情報が、解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮
されている場合には、前記データ圧縮率に合致するよう
に、前記医療情報の部分データを破棄することを特徴と
する請求項17記載のデータベースセンタにおけるコン
ピュータ・システム。 - 【請求項19】 前記利用者の医療情報が、各利用者に
つき、個人を識別するための情報と、当該利用者の一般
的な医療情報と、当該利用者の機密保持が要求される機
密医療情報と含み、 一般研究医からの検索要求に応じて、個人を識別するた
めの情報を除外した前記一般的な医療情報の検索を許可
し、予め権限付与された研究医又は特定のアクセス元か
らの一般研究医による検索要求に応じて、個人を識別す
るための情報を除外した前記一般的な医療情報及び前記
機密医療情報の検索を許可する手段と、 をさらに有する請求項16記載のデータベースセンタに
おけるコンピュータ・システム。 - 【請求項20】 特定の利用者を特定し且つ当該特定の
利用者の医療情報を少なくとも作成した医師からのアク
セスがあった場合に、当該医師に対してアクセスを許可
する手段をさらに有する請求項16記載のデータベース
センタにおけるコンピュータ・システム。 - 【請求項21】 特定の利用者に対して権限委譲が予め
登録された医師からの当該特定の利用者の医療情報への
アクセスがあった場合に、当該医師にアクセスを許可す
る手段をさらに有する請求項16記載のデータベースセ
ンタにおけるコンピュータ・システム。 - 【請求項22】 医療情報を蓄積するデータベースセン
タ・サーバに送信すべき、利用者の医療情報を取得する
ステップと、 前記利用者が保有する情報記憶カードに格納された、前
記送信すべき医療情報の保存期間に関する情報及び前記
データベースセンタ・サーバにおける書き込み先情報を
取得するステップと、 前記送信すべき医療情報及び前記保存期間に関する情報
を、前記データベースセンタ・サーバにおける書き込み
先情報に従って送信する送信ステップと、 を含む医療情報処理方法。 - 【請求項23】 前記利用者が保有する情報記憶カード
に格納された前記送信すべき医療情報の法定保存期限経
過後前記データ保存期間内のデータ圧縮率に関する情報
を取得するステップをさらに含み、 前記送信ステップが、 前記送信すべき医療情報と前記保存期間に関する情報と
前記データ圧縮率に関する情報とを前記データベースセ
ンタ・サーバの書き込み先情報に従って送信するステッ
プであることを特徴とする請求項22記載の医療情報処
理システム。 - 【請求項24】 利用者が保有する情報記憶カードに格
納された、当該利用者の医療情報を格納する1又は複数
のデータベースセンタ・サーバの参照先情報及び各参照
先情報に対応し且つ少なくとも当該データベースセンタ
・サーバの利用期間に関する情報を取得する取得ステッ
プと、 医療情報の検索条件を取得するステップと、 少なくとも前記データベースセンタ・サーバの利用期間
に関する情報を利用して、前記検索条件に関連する前記
データベースセンタ・サーバの参照先情報を抽出する参
照先情報抽出ステップと、 抽出された前記データベースセンタ・サーバの参照先情
報に従って、前記検索条件の少なくとも一部を送信する
ステップと、 を有する医療情報処理方法。 - 【請求項25】 前記取得ステップが、 前記情報記憶カードに格納された、各参照先情報に対応
し且つ当該データベースセンタ・サーバに格納された当
該利用者のデータに関連する医療機関の情報を取得する
ステップであり、 前記参照先情報抽出ステップが、 前記データベースセンタ・サーバの利用期間に関する情
報及び前記データベースセンタ・サーバに格納された当
該利用者のデータに関連する医療機関の情報を利用し
て、前記検索条件に関連する前記データベースセンタ・
サーバの参照先情報を抽出するステップであることを特
徴とする請求項24記載の医療情報処理方法。 - 【請求項26】 前記データベースセンタ・サーバから
解像度階層化が可能な圧縮方式で圧縮された医療情報を
受信する場合には、当該医療情報を任意の解像度で表示
装置へ表示するように命ずるステップをさらに含む請求
項24記載の医療情報処理方法。 - 【請求項27】 利用者の医療情報と当該医療情報の保
存期間に関する情報とを受信し、医療情報記憶装置内の
当該利用者の領域に格納する受信処理ステップと、 前記記憶装置を検索して、特定の医療情報が当該特定の
医療情報の法定保存期限を経過したか判断するステップ
と、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報の法定保存期
限を経過している場合に、当該特定の医療情報に設定さ
れた保存期間を経過したか判断するステップと、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報に設定される
保存期間を経過している場合には、当該特定の医療情報
を削除するステップと、 を含む医療情報保管処理方法。 - 【請求項28】 前記受信処理ステップが、 利用者の医療情報と当該医療情報の保存期間及び法定保
存期限経過後前記保存期間内のデータ圧縮率とを受信
し、記憶装置内の当該利用者の領域に格納するステップ
であり、 前記特定の医療情報が法定保存期限を経過しているが当
該特定の医療情報に設定された保存期間を経過していな
い場合には、当該特定の医療情報のデータ圧縮率に従っ
て前記特定の医療情報のデータ量を減少させる処理を実
施する圧縮処理ステップをさらに含む請求項27記載の
医療情報保管処理方法。 - 【請求項29】 医療情報処理を行うためのプログラム
を格納した記録媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータに、 医療情報を蓄積するデータベースセンタ・サーバに送信
すべき、利用者の医療情報を取得するステップと、 前記利用者が保有する情報記憶カードに格納された、前
記送信すべき医療情報の保存期間に関する情報及び前記
データベースセンタ・サーバにおける書き込み先情報を
取得するステップと、 前記送信すべき医療情報及び前記保存期間に関する情報
を、前記データベースセンタ・サーバにおける書き込み
先情報に従って送信する送信ステップと、 を実行させるためのプログラムである記録媒体。 - 【請求項30】 医療情報処理を行うためのプログラム
を格納した記録媒体であって、 前記プログラムは、コンピュータに、 利用者が保有する情報記憶カードに格納された、当該利
用者の医療情報を格納する1又は複数のデータベースセ
ンタ・サーバの参照先情報及び各参照先情報に対応し且
つ少なくとも当該データベースセンタ・サーバの利用期
間に関する情報を取得する取得ステップと、 医療情報の検索条件を取得するステップと、 少なくとも前記データベースセンタ・サーバの利用期間
に関する情報を利用して、前記検索条件に関連する前記
データベースセンタ・サーバの参照先情報を抽出する参
照先情報抽出ステップと、 抽出された前記データベースセンタ・サーバの参照先情
報に従って、前記検索条件の少なくとも一部を送信する
ステップと、 を実行させるためのプログラムである記録媒体。 - 【請求項31】 医療情報保管処理のためのプログラム
を格納した記録媒体であって、 前記プログラムが、コンピュータに、 利用者の医療情報と当該医療情報の保存期間に関する情
報とを受信し、医療情報記憶装置内の当該利用者の領域
に格納する受信処理ステップと、 前記記憶装置を検索して、特定の医療情報が当該特定の
医療情報の法定保存期限を経過したか判断するステップ
と、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報の法定保存期
限を経過している場合に、当該特定の医療情報に設定さ
れた保存期間を経過したか判断するステップと、 前記特定の医療情報が当該特定の医療情報に設定される
保存期間を経過している場合には、当該特定の医療情報
を削除するステップと、 を実行させるためのプログラムである記録媒体。
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