JP2002169590A - 模擬会話システム、模擬会話方法、および情報記憶媒体 - Google Patents
模擬会話システム、模擬会話方法、および情報記憶媒体Info
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- JP2002169590A JP2002169590A JP2000367592A JP2000367592A JP2002169590A JP 2002169590 A JP2002169590 A JP 2002169590A JP 2000367592 A JP2000367592 A JP 2000367592A JP 2000367592 A JP2000367592 A JP 2000367592A JP 2002169590 A JP2002169590 A JP 2002169590A
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Abstract
て、ユーザーの入力した言葉が認識できなかった場合で
あっても会話の継続進行を実現することである。 【解決手段】 質問に対する音声が入力されると、音声
認識部210は、その音声(入力語)を認識し、質問に
対して登録されている登録語か否かを判別する。登録語
である場合には、返答決定部232が登録語に応じて相
槌を決定し、登録語及び現在の会話状況に応じて次の質
問を決定する。入力された音声が認識されなかったまた
は認識されたが質問に対する登録語ではなかった場合に
は、会話状況に応じて返答決定部232が相槌及び次の
質問を決定する。音声合成部220が相槌及び次の質問
の音声を合成しスピーカ30により当該音声を出力する
ことにより会話を継続していく。
Description
言葉に対する返答を出力する模擬会話システム、模擬会
話方法、及び情報記憶媒体に関する。
返答を出力し、ユーザーと会話を行なう模擬会話システ
ムが知られている。このような模擬会話システムでは、
ユーザーが入力した音声を認識し、記憶されている返答
の内、その言葉に応じた返答を決定し、その返答を音声
出力することにより、ユーザーとの会話を行なってい
た。
模擬会話システムにおいては、ユーザーが入力した音声
が検知され、且つその入力音声を認識できなかった場合
には、エラー通知を行なったり、再入力を行なわせる案
内を認識できるまで行なっていた。そのため、入力され
た音声が認識されるまで、会話が中断され、会話が先に
進まないといった問題があった。
て、ユーザーの入力した言葉が認識できなかった場合で
あっても会話の継続進行を実現することである。
め、本発明は、認識率が完全(100%)にはならない
ことに着目したものである。即ち、認識誤りや認識結果
の曖昧性をエンターテイメントに利用する手段によって
上記課題を解決したものである。以下、各請求項毎に詳
細を分説する。
は、ユーザーの発する音声を認識する音声認識手段(例
えば、図3に示す音声認識部210)と、前記音声認識
手段による所定の認識結果に対応する通常返答用音声デ
ータ(例えば、図3に示す登録語用データ520)と、
話題転換用音声データ(例えば、図3に示す不認識語用
データ530)とを複数記憶する記憶手段(例えば、図
3に示す記憶部500)と、前記音声認識手段による認
識結果が、所定の認識結果であった場合にはその認識結
果に対応する通常返答用音声データを、それ以外の場合
には話題転換用音声データを、前記記憶手段に記憶され
た音声データの中から決定して音声出力する返答決定手
段(例えば、図3に示す返答決定部232)と、を備
え、入力された音声を前記音声認識手段が認識できなか
った場合であっても、ユーザーとの会話を継続進行させ
ていくことを特徴としている。
行なわれたことが検知されたことを意味する。即ち、ユ
ーザーにより入力が行なわれたが、その入力が検知され
ていない場合は含まない。従って、入力された音声を認
識できないとは、音声入力が行なわれたことは検知され
ているが、その音声の示す言葉が認識できないことを意
味する。
れた音声を認識できなかった場合であっても、エラー返
答や、再度入力を促す案内等を行なわず、会話を継続進
行させていくことができる。そのため、ユーザーは、会
話が中断されたり、何度も同じ言葉を入力するといった
ことなく、継続的な会話を楽しむことができる。
項1記載の発明の模擬会話システムにおいて、前記記憶
手段は、質問音声データ(例えば、図3に示す質問デー
タ526)を複数記憶し、前記返答決定手段は、前記通
常返答用音声データまたは前記話題転換用音声データと
併せて、質問音声データを前記記憶手段に記憶された中
から決定して音声出力することにより、前記返答決定手
段による音声出力と、前記音声認識手段による前記ユー
ザーの発する音声の認識とにより、質疑応答形式の会話
を継続進行させていくこととしても良い。
声データを出力することにより質疑応答形式の会話を継
続進行させていくため、出力する質問音声データを変更
することにより、同一の話題の会話を継続させたり、話
題を変更して会話を継続させたり、会話を様々に展開さ
せることができる。
力された言葉を認識し、認識した言葉に対応する返答を
出力することにより、ユーザーとの会話を継続させてい
く模擬会話システムであって、入力された言葉を認識で
きなかった場合であっても、会話を継続進行させていく
ための返答を決定して出力するための返答決定手段(例
えば、図3に示す返答決定部232)を備えることを特
徴としている。
認識し、認識した言葉に対応する返答を出力することに
より、ユーザーとの会話を継続させていく模擬会話方法
であって、入力された言葉を認識できなかった場合であ
っても、聞き返し返答や認識エラー返答を出力せずに、
会話を継続進行させていくための返答を決定して出力す
ることを特徴としている。
ユーザーにより入力された言葉を認識し、認識した言葉
に対応する返答を出力することにより、ユーザーとの会
話を継続させていくための情報を記憶した情報記憶媒体
であって、入力された言葉を認識できなかった場合であ
っても、会話を継続進行させていくための返答を決定し
て出力するための返答決定情報を記憶することを特徴と
している。
より入力される言葉であっても良く、文字として入力さ
れる言葉であっても良い。また、出力される返答も、音
声であっても良いし、文字表示出力であっても良い。ま
た、実施の形態において説明するように返答出力時にキ
ャラクタや、ロボットの動作や表情による出力を伴って
も良い。
載の発明によれば、入力された言葉が認識できなかった
場合であっても、エラー返答や再入力を促す聞き返し返
答等により会話を中断することなく、継続進行させてい
くことができる。そのため、ユーザーは、会話が中断さ
れたり、何度も同じ言葉を入力するといったことなく、
継続的な会話をより楽しむことができる。
項3に記載の発明の模擬会話システムにおいて、前記返
答決定手段は、入力された言葉を認識できない場合に
は、現在の会話における話題を判別し、当該話題に応じ
た返答を決定して出力することとしても良い。
請求項4に記載の発明の模擬会話システムにおいて、予
め、入力予定の言葉である登録語と話題を対応づけて記
憶するとともに、返答と話題を対応づけて記憶し、前記
返答決定手段は、入力された言葉を認識できない場合に
は、前回出力した返答に対応する話題を現在の会話にお
ける話題と判別し、当該話題に応じた返答を決定して出
力することとしても良い。
を認識し、認識した言葉に対応する返答を出力すること
により、ユーザーとの会話を継続させていく模擬会話方
法であって、入力された言葉を認識できなかった場合に
は、現在の会話における話題に則した返答を決定して出
力することにより、入力された言葉を認識できなかった
場合であっても、聞き返し返答や認識エラー返答を出力
せずに、会話を継続進行させていくことを特徴としてい
る。
求項12記載の発明の情報記憶媒体において、前記返答
決定情報は、入力された言葉を認識できない場合には、
現在の会話における話題を判別し、当該話題に応じた返
答を決定して出力するための情報を含むこととしても良
い。
請求項13に記載の情報記憶媒体において、予め、入力
予定の言葉である登録語と話題を対応づけて記憶すると
ともに、返答と話題を対応づけて記憶し、前記返答決定
情報は、入力された言葉を認識できない場合には、前回
出力した返答に対応する話題を現在の会話における話題
と判別し、当該話題に応じた返答を決定して出力するた
めの情報を含むこととしても良い。
のテーマやその言葉が入力される前に出力された質問内
容等である。
13、または請求項14記載の発明によれば、入力され
た言葉が認識されない場合であっても、現在の会話にお
ける話題に応じた返答を出力して、現在の話題を継続す
ることができる。
項3から5のいずれかに記載の発明の模擬会話システム
おいて、前記返答決定手段は、従前の会話の状況に応じ
て、返答を決定することとしても良い。
を認識し、認識した言葉に対応する返答を出力すること
により、ユーザーとの会話を継続させていく模擬会話方
法であって、入力された言葉を認識できなかった場合に
は、従前の会話の状況に応じた返答を決定して出力する
ことにより、入力された言葉を認識できなかった場合で
あっても、聞き返し返答や認識エラー返答を出力せず
に、会話を継続進行させていくことを特徴としている。
求項12から14のいずれかに記載の発明の情報記憶媒
体において、前記返答決定情報は、従前の会話の状況に
応じて、返答を決定するための情報を含むこととしても
良い。
これまでの会話における所与の累積ポイント、会話継続
時間、会話のやり取り回数、入力された音声の内認識さ
れなかったり、登録語以外の言葉であった割合等の内、
いずれか一つ以上の状況である。
記載の発明によれば、従前の会話の状況に応じて会話の
展開が変わるため、より飽き難くすることができる。ま
た、会話にゲーム性を持たせることができ、ユーザーを
会話により熱中させることができる。
項6に記載の発明の模擬会話システムにおいて、予め、
入力予定の言葉である登録語とその言葉に対する評価を
対応づけて記憶するとともに、評価条件と返答を対応づ
けて記憶し、前記返答決定手段は、従前の会話における
評価の累積値が適合する評価条件に応じて従前の会話の
状況を判断し、返答を決定することとしても良い。
求項15に記載の発明の情報記憶媒体において、予め、
入力予定の言葉である登録語とその言葉に対する評価を
対応づけて記憶するとともに、評価条件と返答を対応づ
けて記憶し、前記返答決定情報は、従前の会話における
評価の累積値が適合する評価条件に応じて従前の会話の
状況を判断し、返答を決定するための情報を含むことと
しても良い。
れば、例えば、従前の会話における好感度ポイント等の
評価の累積値に応じて、即ち、従前の会話におけるユー
ザーの入力した言葉に応じて会話の展開を変更すること
とができる。そのため、会話を飽き難くさせることがで
きるとともに、会話にゲーム性を持たせ、ユーザーを会
話に熱中させることができる。
項3から7のいずれかに記載の発明の模擬会話システム
において、前記返答には、前記ユーザーに対する質問と
なる返答が含まれ、前記返答決定手段が、1回の返答時
に少なくとも1以上の返答を決定するとともに、質問と
なる返答を必ず含めて決定および出力し、前記返答決定
手段により出力された質問の回答として、前記ユーザー
により入力された言葉を認識することにより、一連の質
疑応答形式の会話を繰り返し実行し、会話を継続進行さ
せることとしても良い。
求項12から16のいずれかに記載の発明の情報記憶媒
体において、前記返答には、前記ユーザーに対する質問
となる返答が含まれ、前記返答決定情報は、1回の返答
時に少なくとも1以上の返答を決定するとともに、質問
となる返答を必ず含めて決定および出力するための情報
を含み、出力された質問の回答として、前記ユーザーに
より入力された言葉を認識することにより、一連の質疑
応答形式の会話を繰り返し実行し、会話を継続進行させ
るための情報を記憶することとしても良い。
れば、質疑応答形式の会話であるため、返答に含まれる
質問を変更することにより、会話における話題を変更す
ることができ、会話の展開を様々に変化させることがで
きる。
ついて図面を参照して説明する。図1は、本発明を会話
型玩具1に適用した場合の一例を示す外観図である。同
図に示すように、会話型玩具1は、ロボット2と、ロボ
ット2を載置する台座3とから構成され、ロボット2に
ユーザーが話し掛けた音声をマイク4が検出し、検出さ
れたユーザーの音声に対する返答がスピーカ6から出力
される。ユーザーは、自分がロボット2に話し掛けた音
声に対するロボット2からの返答を聞き、ロボット2と
の会話を楽しむ。
を示す図である。図2において、実線枠内の言葉が会話
型玩具1のスピーカ6から出力される音声であり、点線
枠内の言葉は、ユーザーがマイク4に入力した音声(本
明細書において、ユーザーが入力した音声は、必ず入力
されたことを検知されるものとして説明する。即ち、ユ
ーザーが音声入力したにもかかわらず、入力されたこと
が検知されていない場合は含まない。)から会話型玩具
1が音声認識した言葉である。図2では、例えば、車・
ドライブをテーマとする会話例を示している。
ね。○○さん、車持ってる?」といった質問が出力され
る(D1)。その質問に対して入力された言葉(入力
語)が「持ってますよ」と認識された場合(D2)に
は、「へー何に乗ってるの?」といった相槌が出力され
(D6)、「車名教えてくださる?」といった次の質問
が出力される(D11)。また、D1で出力された質問
に対する入力語が「あたりまえだろ」と認識された場合
(D3)には、「いい車に乗ってるんでしょうね」とい
った相槌が出力され(D7)、「車名教えてくださる
?」といった次の質問が出力される。
語が「いいえ」と認識された場合(D4)には、「あ
ら、残念」といった相槌が出力される(D8)。そし
て、車を持ってない旨の回答であるため、車・ドライブ
の会話を継続せず、「ところで」といった接続詞を出力
し、他のテーマ(新規テーマ)の質問を行い、当該新規
テーマについての会話を進めていく。または、会話を終
了するためのモード(終了モード)に会話を進めてい
く。終了モードでは、会話が自然に終了するような質問
や相槌が出力され(即ち、会話を終了するための会話が
進められ)、最終的には、例えば、「あんまり縁がない
みたいね、さよなら」のような相槌で会話を終了する。
続するか、会話を終了する(終了モードの会話を行な
う)かは、それまでに行なってきた会話の状況に応じて
決定される。例えば、会話型玩具から出力される質問に
対して好感度の高い入力語が多い場合にはテーマを変え
て会話を継続させることとしたり、例えば、質問に対す
る入力語が認識されないことが多かったり、質問に対す
る入力語がぞんざいであったり、横柄であったりする
(好感度が低い)ことが多い場合には、終了モードに進
むこととする。
語が認識されなかった、または認識されたがD1で出力
された質問に対して予め登録された言葉(登録語)では
なかった場合(D5)には、「ふーんなるほどね!」と
いったどんな入力語に対しても合う相槌を出力する(D
9)。そして、会話状況に応じて、D11の質問を出力
する(車・ドライブのテーマの会話を継続する)か、テ
ーマを変えて新規テーマについての会話を継続していく
かを決定する。或いは、「あーあなんか疲れちゃった」
といった相槌を出力し(D10)、終了モードの会話を
行なうこととする。新規テーマまたはD11の質問へと
続く相槌を出力するか、終了モードへと続く相槌を出力
するかは、会話の状況に応じて決定される。
続される場合には、D11の質問に対する入力語に応じ
て更に相槌、質問が行なわれ、会話が継続していくこと
となる。
かった場合であっても、エラー返答や、再入力を促す返
答を行なわずに、会話を継続進行させることができる。
また、会話の状況に応じて、会話の展開(同じテーマの
会話を継続するか、テーマを換えて会話を継続するか)
を変更することができる。
換えずに、例えば、今までに行なった会話のテーマの
内、一のテーマに戻ることとしても良い。
クの一例を示すブロック図である。同図に示すように、
本実施の形態の機能ブロックは、音声入力部10と、処
理部200と、スピーカ30と、記憶部500とから構
成される。
該当し、入力された音声を処理部200に出力する。
続させるための返答を決定し、当該返答の音声を合成す
る処理等の処理を行なう。処理部200には、音声認識
部210、音声合成部220、返答決定部232、履歴
生成部236、時計240が含まれる。
入力された音声(入力語)を認識し、その認識された入
力語が、その直前に出力された質問に対して相槌データ
528及び質問データ526に登録された登録語の内の
いずれに該当するかを決定する。また、音声認識部21
0は、認識された入力語が登録語でなかった場合、ある
いは入力語が認識できなかった場合には、入力語が不認
識語であると決定する。
認識した入力語が入力される直前に出力された質問に対
する登録語の場合には、その登録語に対応する相槌を相
槌データ528を参照して決定する。更に、返答決定部
232は、累積好感度ポイントデータ512及び会話状
況データ514に基づき現在の会話状況を決定し、当該
会話状況に応じて、上記登録語に対応する次の質問を質
問データ526を参照して決定する。
一例を示す図である。同図に示すように、テーマに対す
る質問が設定されている。そして、一の質問に対して複
数の登録語が設定されており、各登録語に対応する好感
度ポイント及び相槌が設定されている。より具体的に
は、例えば、テーマaとして「車・ドライブ」が設定さ
れている場合には、テーマに対する質問としては、「車
持ってる?」や「車名教えてくださる?」などといった
質問が設定されている。また、例えば、質問a1が「車
持ってる?」といった質問である場合には、登録語とし
て、「持ってますよ」、「あたりまえだろ」、「いい
え」、「うん」、「はい」、・・・などの語が登録されて
いる。そして、各登録語に対して“+1”、“0”、
“−1”といった好感度ポイントが設定されている。ま
た、登録語に対応する相槌が設定されている。
ため、一のテーマaに対して一の質問a1のみを図示し
たが、登録語データ522には、複数のテーマに対する
データが設定されている。また、各テーマに対して複数
の質問が設定されている。また、後述する質問データ5
26(図7)、不認識語用データ530(図8)につい
ても同様である。そのため、同一テーマ(話題)に対す
る会話を継続していくことができるし、テーマを変更し
て会話を継続していくこともできる。
のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すよう
に、現在までに入力された入力語に対して決定された登
録語の好感度ポイントが加算された値が設定されてい
る。この累積好感度ポイントデータ512は、後述する
履歴生成部236により更新される。
成の一例を示す図である。同図に示すように、会話状況
データ514は、累積好感度ポイントに対応する会話状
況が設定されている。
イントデータ512に設定されている累積好感度ポイン
トが+3の場合には、図6に示す会話状況データ514
において、累積好感度ポイント+3に対しては会話状況
として“B”が設定されているため、返答決定部232
は、会話状況を“B”と決定する。
一例を示す図である。同図に示すように質問データ52
6は、テーマに対応する質問が設定されており、その質
問に対して複数の登録語が設定されている。そして、各
登録語に対する次の質問が会話の状況に応じて設定され
ている。具体的には、会話の状況に関わらず次の質問が
設定されている登録語もあれば、会話の状況に応じて、
異なる次の質問が設定されている登録語もある。
された場合には、会話の状況に関わらずテーマa(同じ
テーマ)の質問a2が設定されているため、同じテーマ
の会話が継続されることとなる。また例えば、質問a1
に対して登録語4が入力された場合には、そのときの会
話状況が“A”または“B”の場合には、テーマbの質
問b1が次の質問として設定されているため、テーマが
転換され、新規のテーマ(テーマb)での会話が継続さ
れることとなる。また、その時の会話状況が“C”であ
る場合には、次の質問として終了モードが設定されてい
るため、終了モードの会話が行なわれる。
質問が今までのテーマと異なるテーマの質問であった場
合には、接続詞データ516から一の接続詞を決定し、
この接続詞とともに次の質問を音声合成部220に音声
合成させ、出力させる。接続詞データ516には、複数
の接続詞が設定されており、返答決定部232は、複数
の接続詞の内、一の接続詞をランダムに決定する。な
お、次の質問に応じて接続詞を決定することとしても良
い。本明細書において、接続詞とは、例えば、「ところ
で」、「そういえば」、「あっそうだ」、「そうそ
う」、「あとね」、…などの会話において話題を変える
際に発せられる言葉を指す。
10が入力語が不認識語であると決定した場合には、現
在の会話状況を累積好感度ポイントデータ512及び会
話状況データ514に従って決定し、不認識語用データ
530を参照して、現在の会話状況に応じた相槌及び次
の質問を返答として決定する。
構成の一例を示す図である。同図に示すように、不認識
語用データ530は、テーマ、質問毎に会話状況に応じ
た相槌及び次の質問が設定されている。
て、会話状況が“A”または“B”に対して相槌2−1
が設定されている。また、会話状況が“C”に対して相
槌2−2が設定されている。従って、返答決定部232
は、現在の会話状況が“A”または“B”の場合には、
相槌2−1を相槌として決定し、現在の会話状況が
“C”の場合には相槌2−2を相槌として決定すること
となる。
況が“A”に対する次の質問としてテーマa・質問a2
が設定されているため、返答決定部232はテーマaの
質問a2を次の質問として決定する。即ち、入力語が不
認識語(認識されない、登録語ではない語)であっても
同じテーマの会話が継続されることとなる。また、会話
状況が“B”に対する次の質問としてテーマb・質問b
1が設定されているため、この場合には、テーマが転換
され、新規のテーマでの会話が継続されることとなる。
また、会話状況が“C”に対する次の質問としては、終
了モードが設定されているため、終了モードの会話が行
なわれることとなる。
された登録語の好感度ポイントに基づいて、上述した累
積好感度ポイントデータ512を更新する。
イントデータ512のみならず、総会話時間や、会話の
やり取り回数、従前に入力された入力語の内の不認識語
の割合等の履歴データを生成、更新することとしても良
い。また、会話状況データ514は、累積好感度ポイン
ト、総会話時間、会話のやり取り回数、入力語の内の不
認識語の割合等のいずれか1つ以上に応じて会話状況を
設定することとしても良い。なお、総会話時間は、時計
240から入力される計時信号に基づいて計測される。
決定した相槌及び質問(接続詞を含む)を音声合成し、
当該音声をスピーカ30に出力させる処理を行なう。
型やRISC型のCPU、DSP等のハードウェアによ
り実現できる。
した音声を出力する。スピーカ30は、図1に示すスピ
ーカ6に該当する。
会話状況データ514、累積好感度ポイントデータ51
2、接続詞データ516、登録語用データ520、質問
データ526、相槌データ528、不認識語用データ5
30を記憶している。この記憶部500の機能は、CD
−ROM、ICカード、MO、FD、DVD、ハードデ
ィスク、メモリなどのハードウェアにより実現できる。
上述した通り、処理部200は、この記憶部500に記
憶されたプログラムやデータ等に基づいて種々の処理を
行なう。
る動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
トさせるための質問をスピーカ30により出力する(ス
テップS1)。そして、その質問に対する音声が入力さ
れると、音声認識部210は、その音声(入力語)を認
識し(ステップS2)、質問に対して登録されている登
録語か否かを判別する(ステップS3)。登録語である
場合には、返答決定部232が登録語に応じて相槌を決
定し(ステップS4)、登録語及び現在の会話状況に応
じて次の質問を決定して(ステップS5)、ステップS
7に移行する。
別された場合、即ち、入力された音声が認識されなかっ
たまたは認識されたが質問に対する登録語ではなかった
場合には、会話状況に応じて返答決定部232が相槌及
び次の質問を決定して(ステップS6)、ステップS7
に移行する。
が相槌の音声を合成しスピーカ30により当該音声を出
力する。次いで、音声合成部220は、質問の音声を合
成し、スピーカ30により当該音声を出力し(ステップ
S8)、ステップS2に戻る。そして、ステップS8に
おいて出力された質問に対して入力された音声を認識
し、以降の処理を繰り返すことにより会話を継続してい
く。
ェアの構成の一例について図10を用いて説明する。同
図に示す装置では、CPU1000、ROM1002、
RAM1004、情報記憶媒体1006、音生成IC1
008、音声認識IC1012、I/Oポート101
4、時計1026が、システムバス1016により相互
にデータ入出力可能に接続されている。そして音生成I
C1008にはスピーカ1018が接続され、音声認識
IC1012にはマイク1020が接続され、I/Oポ
ート1014には通信装置1024が接続されている。
データ、プレイデータ等が主に格納されるものであり、
半導体メモリや、光学的あるいは磁気的記録媒体によっ
て構成される。この情報記憶媒体1006は図3におけ
る記憶部500に相当する。
部10に相当し、ユーザーの発した音声を検出する。音
声認識IC1012は、マイク1020が検出した音声
を認識するための集積回路である。具体的には、音声認
識IC1012は、従来技術として知られている連続音
声認識機能やワードスポッティング機能等を備えた認識
エンジン、認識エンジンに利用される認識辞書等を備
え、アナログの音声データをデジタルのテキストデータ
に変換するものである。従って、図2におけるユーザー
の入力語や図4の登録語としては、ワードスポッティン
グの機能によって固有名詞そのものであっても良いし、
文章の一部の言葉であっても良い。
ラム、ROM1002に格納されるシステムプログラ
ム、マイク1020から入力される音声等に従って、C
PU1000は装置全体の制御や各種データ処理を行
う。RAM1004はこのCPU1000の作業領域等
として用いられる記憶手段であり、情報記憶媒体100
6やROM1002の所与の内容、或いはCPU100
0の演算結果等が格納される。図3に示した記憶部50
0に格納されているデータの内、累積好感度ポイントデ
ータ512は、このRAM1002に格納されることと
しても良い。
6やROM1002に記憶される情報に基づいて音声を
生成する集積回路であり、生成された音声はスピーカ1
018によって出力される。
れる各種の情報を外部とやりとりするものであり、他の
装置と接続されて会話プログラム等に応じた所与の情報
を送受したり、通信回線を介して会話プログラムや、デ
ータ等の情報を送受すること等に利用される。
信号を随時CPU1000に出力するための時計回路で
ある。
の処理は、図9のフローチャートに示した処理等を行う
プログラムを格納した情報記憶媒体1006と、該プロ
グラムに従って動作するCPU1000、音生成IC1
008、音声認識IC1012等によって実現される。
なお音声認識IC1012等で行われる処理は、CPU
1000あるいは汎用のDSP等によりソフトウェア的
に行うこととしてもよい。
た音声を認識できなかった場合であっても、エラー返答
や、再度入力を促す案内等を行なわず、会話を継続進行
させていくことができる。そのため、ユーザーは、会話
を中断したり、何度も同じ言葉を入力することなく、会
話を楽しむことができる。
会話状況に応じて、テーマや質問を決定するため、会話
状況に応じて会話の展開を変更することができ、会話に
ゲーム性を持たせることができ、ユーザーを会話により
熱中させることができる。
たものに限らず、種々の変形実施が可能である。例え
ば、上記実施の形態においては会話型玩具に適用した場
合について説明したが、例えば、パーソナルコンピュー
タや業務用ゲーム装置に適用することも可能である。図
11は、業務用ゲーム装置の一例を示す外観図である。
同図において、筐体10に、ディスプレイ18、マイク
14、スピーカ16が備えられている。プレーヤは、マ
イク14に音声を入力し、スピーカ16から出力される
質問や相槌といった音声を聞いて、ディスプレイ18に
表示されたキャラクタとの会話を楽しむ。
を適用する場合には、音声による会話のみならず文字に
よる会話を行なうこととしても良い。即ち、ユーザーが
文字データを入力し、その言葉に対応する相槌、質問等
をディスプレイに文字で表示することとしても良い。ま
た、ユーザーが入力する言葉は音声で入力され、返答は
文字で出力することとしても良い。また、逆にユーザー
が入力する言葉は文字で入力され、返答は音声で出力す
ることとしても良い。また、例えば、返答出力時にロボ
ット2に動作を行なわせることとしても良い。
ール装置等の電化製品などの物や部屋の壁などに模擬会
話システムを取り付けることにより、ユーザーにあたか
も物や部屋と会話をしているように感じさせることがで
きる。即ち、本発明の模擬会話システムは、機械的な感
覚を与えずに、継続的な会話を実行せしめ、その会話を
楽しむことができる点に最大の特徴がある。このため、
本発明の適用対象は、人形であっても良いし、業務用ゲ
ーム装置であっても良いが、会話とはかけ離れた物品、
例えば、冷蔵庫や電話機といった物に適用することとし
ても良いし、パネル状に構成し、椅子や壁に設置するこ
とで椅子や壁を模擬会話システムとして実現することと
しても良い。その場合には、模擬会話システムには、椅
子や壁を擬人化した時の相槌、質問のデータを備えさせ
ることにより、あたかも椅子や壁と会話をしているよう
に感じさせることができる。
ボット2の表情や動作、図11に示した業務用ゲーム装
置のディスプレイに表示されるキャラクタの表情や動作
をスピーカから出力する相槌や質問の音声、または、入
力語に対応する登録語の好感度ポイント等に応じて変更
することとしても良い。
する回答をユーザーが入力する、いわゆる質疑応答形式
で会話が継続することとして説明したが、例えば、挨拶
をお互いに交わすなど、質疑応答形式以外の会話を行な
うこととしても、勿論良い。
会話を例にとって説明したが、日本語に限らず他国の言
語であっても良いし、方言であっても良い。
対して設定されている登録語以外の入力語は、不認識語
として扱うこととしたが、例えば、入力語が他の質問に
おける登録語であると認識された場合には、その登録語
に応じた相槌、次の質問を決定することとしても良い。
例えば、「○○さん、車持ってる?」といった質問に対
する登録語ではないが、「車名教えてくださる?」とい
った質問に対する登録語である「○○○○」という入力
語が、「○○さん、車持ってる?」の質問に対して認識
された場合には、登録語「○○○○」に対応する相槌及
び次の質問を決定し、会話を継続させていくこととして
も良い。
?」といった質問に対して「カツ丼」といったような、
質問にそぐわない入力語が認識された場合には、「何言
ってるの?ちゃんと話し聞いてる?」などといった相槌
を出力することとしても良い。具体的には、相槌データ
528及び質問データ526において、異なるテーマの
登録語に対する相槌または次の質問を設定しておくこと
により実現できる。
が認識されなかった場合においても、会話が継続される
ことを説明したが、入力がなされなかった(または、ユ
ーザーは入力を行なったがその入力が検知されなかっ
た)場合(質問が出力されてから一定期間の間に入力が
検知されなかった場合)、には、例えば、「何か言って
よ!」といった台詞を出力し、ユーザーに入力、即ち会
話の継続を促すこととしても良い。
できなかった場合であっても、エラー返答等により会話
を中断することなく、会話を継続進行させていくことが
できる。そのため、そのため、ユーザーは、会話を中断
したり、何度も同じ言葉を入力することなく、会話をよ
り楽しむことができる。
まれる質問を変更することにより、会話の展開が変わる
ため、会話にゲーム性を持たせることができ、ユーザー
を会話により熱中させることができる。
図である。
る。
すブロック図である。
る。
を示す図である。
ある。
る。
である。
すフローチャートである。
成の一例を示す図である。
ついて説明する図である。
Claims (17)
- 【請求項1】ユーザーの発する音声を認識する音声認識
手段と、 前記音声認識手段による所定の認識結果に対応する通常
返答用音声データと、話題転換用音声データとを複数記
憶する記憶手段と、 前記音声認識手段による認識結果が、所定の認識結果で
あった場合にはその認識結果に対応する通常返答用音声
データを、それ以外の場合には話題転換用音声データ
を、前記記憶手段に記憶された音声データの中から決定
して音声出力する返答決定手段と、 を備え、入力された音声を前記音声認識手段が認識でき
なかった場合であっても、ユーザーとの会話を継続進行
させていくことを特徴とする模擬会話システム。 - 【請求項2】請求項1において、 前記記憶手段は、質問音声データを複数記憶し、 前記返答決定手段は、前記通常返答用音声データまたは
前記話題転換用音声データと併せて、質問音声データを
前記記憶手段に記憶された中から決定して音声出力する
ことにより、 前記返答決定手段による音声出力と、前記音声認識手段
による前記ユーザーの発する音声の認識とにより、質疑
応答形式の会話を継続進行させていくことを特徴とする
模擬会話システム。 - 【請求項3】ユーザーにより入力された言葉を認識し、
認識した言葉に対応する返答を出力することにより、ユ
ーザーとの会話を継続させていく模擬会話システムであ
って、 入力された言葉を認識できなかった場合であっても、会
話を継続進行させていくための返答を決定して出力する
ための返答決定手段を備えることを特徴とする模擬会話
システム。 - 【請求項4】請求項3において、 前記返答決定手段は、入力された言葉を認識できない場
合には、現在の会話における話題を判別し、当該話題に
応じた返答を決定して出力することを特徴とする模擬会
話システム。 - 【請求項5】請求項4において、 予め、入力予定の言葉である登録語と話題を対応づけて
記憶するとともに、返答と話題を対応づけて記憶し、 前記返答決定手段は、入力された言葉を認識できない場
合には、前回出力した返答に対応する話題を現在の会話
における話題と判別し、当該話題に応じた返答を決定し
て出力することを特徴とする模擬会話システム。 - 【請求項6】請求項3から5のいずれかにおいて、 前記返答決定手段は、従前の会話の状況に応じて、返答
を決定することを特徴とする模擬会話システム。 - 【請求項7】請求項6において、予め、入力予定の言葉
である登録語とその言葉に対する評価を対応づけて記憶
するとともに、評価条件と返答を対応づけて記憶し、 前記返答決定手段は、従前の会話における評価の累積値
が適合する評価条件に応じて従前の会話の状況を判断
し、返答を決定することを特徴とする模擬会話システ
ム。 - 【請求項8】請求項3から7のいずれかにおいて、 前記返答には、前記ユーザーに対する質問となる返答が
含まれ、 前記返答決定手段が、1回の返答時に少なくとも1以上
の返答を決定するとともに、質問となる返答を必ず含め
て決定および出力し、 前記返答決定手段により出力された質問の回答として、
前記ユーザーにより入力された言葉を認識することによ
り、一連の質疑応答形式の会話を繰り返し実行し、会話
を継続進行させることを特徴とする模擬会話システム。 - 【請求項9】入力された言葉を認識し、認識した言葉に
対応する返答を出力することにより、ユーザーとの会話
を継続させていく模擬会話方法であって、 入力された言葉を認識できなかった場合であっても、聞
き返し返答や認識エラー返答を出力せずに、会話を継続
進行させていくための返答を決定して出力することを特
徴とする模擬会話方法。 - 【請求項10】入力された言葉を認識し、認識した言葉
に対応する返答を出力することにより、ユーザーとの会
話を継続させていく模擬会話方法であって、 入力された言葉を認識できなかった場合には、現在の会
話における話題に則した返答を決定して出力することに
より、入力された言葉を認識できなかった場合であって
も、聞き返し返答や認識エラー返答を出力せずに、会話
を継続進行させていくことを特徴とする模擬会話方法。 - 【請求項11】入力された言葉を認識し、認識した言葉
に対応する返答を出力することにより、ユーザーとの会
話を継続させていく模擬会話方法であって、 入力された言葉を認識できなかった場合には、従前の会
話の状況に応じた返答を決定して出力することにより、
入力された言葉を認識できなかった場合であっても、聞
き返し返答や認識エラー返答を出力せずに、会話を継続
進行させていくことを特徴とする模擬会話方法。 - 【請求項12】コンピュータがユーザーにより入力され
た言葉を認識し、認識した言葉に対応する返答を出力す
ることにより、ユーザーとの会話を継続させていくため
の情報を記憶した情報記憶媒体であって、 入力された言葉を認識できなかった場合であっても、会
話を継続進行させていくための返答を決定して出力する
ための返答決定情報を記憶することを特徴とする情報記
憶媒体。 - 【請求項13】請求項12において、 前記返答決定情報は、入力された言葉を認識できない場
合には、現在の会話における話題を判別し、当該話題に
応じた返答を決定して出力するための情報を含むことを
特徴とする情報記憶媒体。 - 【請求項14】請求項13において、 予め、入力予定の言葉である登録語と話題を対応づけて
記憶するとともに、返答と話題を対応づけて記憶し、 前記返答決定情報は、入力された言葉を認識できない場
合には、前回出力した返答に対応する話題を現在の会話
における話題と判別し、当該話題に応じた返答を決定し
て出力するための情報を含むことを特徴とする情報記憶
媒体。 - 【請求項15】請求項12から14のいずれかにおい
て、 前記返答決定情報は、従前の会話の状況に応じて、返答
を決定するための情報を含むことを特徴とする情報記憶
媒体。 - 【請求項16】請求項15において、 予め、入力予定の言葉である登録語とその言葉に対する
評価を対応づけて記憶するとともに、評価条件と返答を
対応づけて記憶し、 前記返答決定情報は、従前の会話における評価の累積値
が適合する評価条件に応じて従前の会話の状況を判断
し、返答を決定するための情報を含むことを特徴とする
情報記憶媒体。 - 【請求項17】請求項12から16のいずれかにおい
て、 前記返答には、前記ユーザーに対する質問となる返答が
含まれ、 前記返答決定情報は、1回の返答時に少なくとも1以上
の返答を決定するとともに、質問となる返答を必ず含め
て決定および出力するための情報を含み、 出力された質問の回答として、前記ユーザーにより入力
された言葉を認識することにより、一連の質疑応答形式
の会話を繰り返し実行し、会話を継続進行させるための
情報を記憶することを特徴とする情報記憶媒体。
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JP7530688B1 (ja) | プログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法 |
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