JP7530688B1 - プログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法 - Google Patents

プログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チャットボットで回答に変化を持たせることができるプログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法を提供する。【解決手段】情報処理システム1において、コンピュータ(サーバ10)は、プログラムを実行させることにより、取得手段18と、選択手段20と、送信手段26と、して機能する。取得手段18は、ユーザ端末34で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得する。選択手段20は、取得した対話情報およびユーザ端末34を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択する。送信手段26は、選択手段20が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、プログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法に関する。
近年、利用者の質問に対してAI(人工知能)が回答するAIチャットボットサービスが増加している。例えば、特許文献1には、カスタマーサポートの場面において、AI技術を用い、利用者からの質問に回答する対話システムが開示されている。
特許第6218057号公報
従来は、チャットボットでロボットによる回答の内容に変化を持たせることができないという問題があった。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、チャットボットで回答に変化を持たせることができるプログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本開示のプログラムは、
コンピュータを取得手段と、選択手段と、送信手段として機能させるプログラムであって、
前記取得手段は、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択し、
前記送信手段は、前記選択手段が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
本開示のプログラムは、
前記コンピュータを、設定手段と、指示文生成手段と、回答取得手段としてさらに機能させ、
前記設定手段は、設定文の情報を含むモードの設定を行い、
前記選択手段は、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択し、
前記指示文生成手段は、少なくとも前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文に基づいて指示文を生成し、
前記回答取得手段は、前記指示文生成手段により生成された前記指示文に対する回答の情報を取得し、
前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答を、前記選択手段が選択したモードに対応する回答として前記チャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記選択手段は、さらに直前のモードに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記指示文生成手段は、前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文と、前記ユーザ端末から送信されたチャットボットにおけるユーザの入力内容とに基づいて前記指示文を生成してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記設定手段により設定されるモード情報としてトリガー情報を更に含み、
前記選択手段は、前記対話情報および前記ユーザ情報のうち少なくとも何れかの情報と、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードの各々に含まれる前記トリガー情報とを比較することにより、モードを選択してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記選択手段は、前記比較の結果、いずれのモードのトリガーも満たさない場合に通常モードを選択してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記選択手段は、前記対話情報および前記ユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、モードを選択してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記回答取得手段は、前記指示文生成手段により生成された前記指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより演算された前記指示文に対する前記回答を前記大規模言語モデルから受け付けることにより前記回答の情報を取得してもよい。
本開示のプログラムは、
前記コンピュータを登録手段として更に機能させ、
前記登録手段は、ユーザのチャット相手となるキャラクターの登録を行い、
前記設定手段は、前記登録手段により登録されたキャラクター毎にモードの設定を行ってもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記登録手段により登録されたキャラクターに保持知識情報が関連付けられており、
前記指示文生成手段は、ユーザのチャット相手となるキャラクターに関連付けられている前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記設定手段により設定されるモード情報として保持知識情報を更に含み、
前記指示文生成手段は、前記選択手段により選択されたモードに対応する前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記ユーザ情報に保持知識情報が関連付けられており、
前記指示文生成手段は、前記ユーザ情報に関連付けられている前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成してもよい。
本開示のプログラムにおいて、
前記保持知識情報は、テキスト、画像、動画または音声の情報を含み、
前記回答取得手段により取得される前記回答は、前記保持知識情報としてのテキスト、画像または動画を前記ユーザ端末に表示させるまたは前記保持知識情報としての音声を前記ユーザ端末から発せさせることを含み、
前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答に基づいて、前記ユーザ端末にテキスト、画像または動画に表示させるための表示指示情報または前記ユーザ端末から音声を発せさせるための音声生成指示情報を前記ユーザ端末に送信してもよい。
本開示のコンピュータは、
プログラムを実行することにより取得手段と、選択手段と、送信手段として機能するコンピュータであって、
前記取得手段は、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択し、
前記送信手段は、前記選択手段が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
本開示のシステムは、
ユーザ端末と、
前記ユーザ端末と通信可能に接続され、前記ユーザ端末でチャットボットとの対話を実行させるためのコンピュータと、
を備え、
前記コンピュータは、プログラムを実行することにより取得手段と、選択手段と、送信手段として機能し、
前記取得手段は、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択し、
前記送信手段は、前記選択手段が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする。
本開示の情報処理方法は、
制御部を有するコンピュータにより行われる情報処理方法であって、
前記制御部が、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得する工程と、
前記制御部が、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択する工程と、
前記制御部が、選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本開示のプログラム、コンピュータ、システムおよび情報処理方法によれば、チャットボットからの回答に変化を持たせることができる。
本開示の実施形態に係る例示的な情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 モード情報が入力される管理者画面の例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理方法における各情報の関連性を概略的に示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理方法において、キャラクター設定登録時の情報処理の流れの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理方法において、ユーザによるチャット時の情報処理の流れの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理システムおよび情報処理方法において、モード設定時の情報処理の流れの例を示す図である。 本開示の実施形態に係る情報処理方法における情報処理の流れの例を示す図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明するが、本開示に係る発明はこれらに限定されるものではない。図1乃至図7は、本実施形態に係る情報処理システム1および情報処理方法を示す図である。
[情報処理システム1]
図1に示す本開示に係る情報処理システム1は、サーバ(コンピュータ)10と、ユーザ端末34と、管理者端末36と、大規模言語モデルサーバ(演算部)32とを備えている。サーバ10は、インターネット回線等の通信ネットワーク(不図示)を通じて利用できる管理サーバである。サーバ10には、通信ネットワークを介してユーザ端末34、管理者端末36等がそれぞれ通信可能に接続される。このような本開示に係る情報処理システム1により、仮に同一の質問がされた場合でもチャットボットからの回答に変化を持たせることができる。「チャットボット」とは、テキストや音声等により人と対話を行うプログラムやアプリケーションをいい、特に大規模言語モデルを利用して対話を行うものであることが好ましい。以下、情報処理システム1の各構成要素について説明する。
<サーバ(コンピュータ)10>
サーバ(コンピュータ)10は、ユーザ端末34でチャットボットとの対話を実行させるためのものである。本開示のサーバ(コンピュータ)10の構成について図1を用いて説明する。図1は、本開示のサーバ10の構成を概略的に示す概略構成図である。本実施形態のサーバ10は産業用コンピュータ、パーソナルコンピュータ等から構成されており、図1に示すように、制御部12と、記憶部28と、通信部30とを備えている。なお、サーバ10は複数のコンピュータから構成されてもよい。
(制御部12)
制御部12は、CPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理装置)等で構成され、サーバ10の動作を制御する。具体的には、制御部12は、後述する記憶部28に記憶されているプログラムを実行することにより、登録手段14と、設定手段16と、取得手段18と、選択手段20と、指示文生成手段22と、回答取得手段24と、送信手段26等として機能する(図1参照)。なお、これらの機能は、1つ又は複数のそれぞれ独立したプログラムやアプリケーションを実行することにより発揮されてもよい。さらに、これらのプログラムやアプリケーションは、単一の端末(サーバ10)に設けられてもよいし、複数の端末(サーバ10を含む)に分散して設けられてもよく、後者の場合、有線ケーブルや通信ネットワークを介して相互に接続されてもよい。これらの各手段については後述する。
(記憶部28)
記憶部28は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)などで構成されている。また、記憶部28はサーバ10に内蔵されるものに限定されることはなく、サーバ10に着脱自在に装着可能な記憶媒体(例えば、USBメモリ)等であってもよい。また、記憶部28を設ける代わりに、他の記憶手段(クラウドサーバ等)に各種情報を保存してもよい。
記憶部28は、制御部12により実行されるプログラムの他、ユーザが操作するユーザ端末34や、キャラクターの管理者が操作する管理者端末36に対応するアカウント等の登録情報や、モード情報、保持知識情報、ユーザ情報、対話情報、指示文(プロンプト)等を記憶できるようになっている。管理者(キャラクター)のアカウント、質問情報および回答情報を互いに関連付けて保存してもよい。関連付けにより、効率よくデータを出力でき、好ましい。本明細書において、「キャラクター」とは、チャットボットにおいてユーザとの対話相手になるアバターであり、芸能人、著名人、一般人等の個性ある実在の人、またはサーバ10のプラットフォーム(チャットボット)に表れるその個性、人柄、性格等をいい、故人でもよいが、塾講師、フライトアテンダント、アイドルやアナウンサーといったステレオタイプ的なキャラクター、ペルソナ等とは異なる概念である。また、「ユーザ」とは、サーバ10のプラットフォームを利用してキャラクター(アバター)と対話を行う者をいう。「管理者」はキャラクター本人またはキャラクターを管理する者(団体、法人も含む)である。
「モード情報」とは、各モードにおいてキャラクターがどのように対話を行うかに関する情報であり、図2に示すように、モード基本設定、モードメッセージ設定、モード音声設定、対話の出力設定等に関する情報が挙げられる。なお、本明細書において、「モード」とは、ユーザのチャット相手となるキャラクターの同一性が保たれる範囲内において、通常モード(基本設定であり、いずれのモードも選択されていない場合のモード)と比較して、キャラクターからの回答に変化を持たせる特別な出力形態をいい、この変化すなわち「モードの種類」は特に限定されないが、喜怒哀楽、口調(例えば、訛り、幼児語、タメ口、恋人風、物まね)、話題の特定化(例えば、クイズ、ローカルネタ、プライベート情報、スケジュール、おすすめ情報、相談)などが挙げられる(各出力形態のランク付け、強弱等も含む)。複数のモードが同時に選択されても、1つのモードのみ一度に選択されてもよい。
「モード基本設定」として、管理者は「モード名」、「モード説明」、「トリガー設定」を設定することができる(図2)。「モード説明」とは、モードの説明文であり、図2に示す例では、ゲームモードにおいて「ユーザーとじゃんけん・しりとり・連想ゲームのいずれかを行います」と説明されている。別の例として、怒りモード等において、所定の発言内容を特定の言葉に限定して回答させるものでもよい。このように、選択後のモードに対応する回答情報を生成するために、モード説明をプロンプトに加えることができる。選択後のモードに対応できるように、大規模言語モデルを予め学習させてもよいし、各モードに対応する別のプログラムを実行してもよい。「トリガー設定(トリガー情報)」とは、通常モードから各モードに切り替わる条件を記述するものであり(図2、図3(A))、図示のゲームモードにおいては、ユーザが「ゲーム」と発言するだけでなく、「ゲーム+ポジティブなワード」を発言することによりゲームモードに切り替わるように設定することが好ましい。「私ゲーム嫌い」との発言に反応してゲームモードを開始させないためである。
「モードメッセージ設定」として、管理者は、設定されたモードに沿ってキャラクター(チャットボット)が回答するように「設定文」を設定することができる。例えば、怒りモードの場合に、「怒り口調で話して下さい」と指示文を生成することができる。後述するように、この設定文とユーザからの入力内容とに基づいて、大規模言語モデルサーバ32に対する指示文を生成することができる。
チャットボットに音声で対話(出力)させる場合の「モード音声設定」として、モードに適した音声モデルを管理者が選択できるようにしてもよい。各モードにおける音声出力(声色、抑揚)には、キャラクターに合わせた録音編集、声質変換等も含まれる。また、チャットボットが1つのまたは複数の言語で対話するように管理者が選択できるようにしてもよい。このように、本開示は、画一的な回答だけを行うチャットボットとは異なる。
本開示に係るプラットフォームは様々な会話アプリ、SNS等に取り込むことができ、ユーザ端末34の形態(例えば、種類、サイズ)に合わせて(図2)キャラクター(アバター)の表示方法を変更してもよい。すなわち、管理者は「対話の出力設定」にて、選択されるモードに合わせてチャットインタフェースに出力されるキャラクター(アバター)の表情や動作等も設定することができる。例えば、怒りモードでは、アバターに怒った表情やポーズをさせてもよい。このように、管理者は所定のモードにおいて、テキストや音声による対話情報の他に所望の音(効果音、BGM)、画像、映像が出力されるように設定してもよい。
「保持知識情報」は、キャラクター(チャットボット)が個々のユーザと対話する際に参照可能なキャラクターに関する情報である。例としては、限定されないが、キャラクターの出身地、公開可能な情報、クイズネタ、話題、各モードに関連する追加情報(禁句、笑いのツボなど)等が挙げられる。保持知識情報の種類として、テキスト、画像、動画、音声等であってもよい。各保持知識情報は、キャラクターだけでなく、ユーザ情報や設定されたモードに紐づけられていてもよい(図3(B))。こうして、特定のモードに切り替わる毎にキャラクターからの回答にさらに変化を持たせることができ、ユーザはキャラクターとの会話を楽しむことができる。
「ユーザ情報」は、キャラクター(チャットボット)が個々のユーザと対話する際に参照可能なユーザに関する情報であり、例としては、限定されないが、年齢、性別、家族構成、職業、趣味趣向、好みのモード名、スケジュール、チャット可能時間、購入情報等の対話のネタになるようなものが挙げられる。このような情報に基づき、モード選択を行わせることができ、キャラクターは各ユーザに合わせた会話を行うことができる(例えば、幼児モード、恋人モード等において利用できる)。ユーザ情報は、対話の中から抽出できるが、対話を介さずユーザが適時に登録してもよい。ある実施形態において、「ユーザ情報」も「保持知識情報」も、通常モード以外のモードでのみ用いられてもよい。
(通信部30)
通信部30は、無線または有線により制御部12を外部装置(例えば、ユーザ端末34等)と通信可能に接続するものである。制御部12は通信部30を介して外部装置に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。
(その他)
その他にも、サーバ10には、サーバ10の管理者が制御部12に対して様々な指令を与えることができるキーボード等の操作部(入力部)、制御部12から表示指令信号を受け取ることにより様々な画面を表示するモニタ等の表示部を設けてもよい。ある実施形態では、これらの操作部および表示部が一体化したタッチパネル等の表示操作部が用いられてもよい。また、サーバ10内に大規模言語モデルサーバ32に相当する演算部を設けてもよい。
<大規模言語モデルサーバ32>
大規模言語モデルサーバ32は、産業用コンピュータ等のサーバである。大規模言語モデルサーバ32は、質問文を入力、回答文を出力とする学習モデル、特に大規模言語モデル(以下、大規模言語モデルサーバ32内の言語モデルをLLM32ともいう)や、音響モデル、WaveNetモデル等を含むことが好ましい。学習方法としては特に限定されず、本出願人による特願2023-197471号等に記載の方法を用いてもよい。チャットボットのモード内の対話情報の生成方法および学習方法も同様である。LLM32の例としては、BERT、XLNeT、T5、GPT等が挙げられ、マルチモーダルなGPT-4等が特に好ましい。LLM32は、本開示に係るサーバ10によるプログラムが実行されるウェブサイト(プラットフォーム)おいてユーザ端末34からの質問情報に応じて回答情報を演算する。加えて、LLM32は、対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させる「モード選択用指示文」を受け付けて、サーバ10(選択手段20)の代わりにモードを選択してもよい。さらに、LLM32は、サーバ10(指示文生成手段22)からの指示文(即ち、モード)に基づき回答情報を演算してもよい。これらの対話機能、モード選択機能、モード内対話機能も、複数の学習モデル(LLM32等)により実現させてもよい。また、LLM32は、回答情報の態様(テキスト、音声、動画等)を変換する機能を有してもよい。この場合、音声認識、自然言語処理等を行い、質問内容を解析した後に、質問内容に沿った回答の音声情報やテキスト情報を演算、出力することができる。また、その他の手法を採用してもよい。
<ユーザ端末34および管理者端末36>
ユーザ端末34、管理者端末36は、それぞれユーザ、管理者によって操作される端末である。ユーザ端末34および管理者端末36としては、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯端末等を含むものであるが、サーバ10と送受信可能で情報の入出力できるものであれば特に限定されない。なお、ユーザ端末34および管理者端末36はそれぞれ同一の端末である必要はなく、同一の利用者(ユーザ、管理者)が異なるタイミングで異なる端末を用いて情報の送受信を行ってもよい。本開示のプログラムが実行されるウェブサイト(プラットフォーム)において、各ユーザおよび各管理者は異なる端末を用いても、それぞれの端末が同一の登録情報(アカウント情報)によって識別されればよい。なお、本発明において、キャラクターとの対話はウェブサイトで行われることに限定されず、ユーザ端末34にインストールされたいわゆるアプリ(アプリケーションソフトウェア)によって実行されてもよい。さらに、本開示に係るプログラムはウェブサイトとアプリの双方によって実行されてもよい。
(制御部12の詳細)
(登録手段14)
登録手段14は、ユーザのチャット相手となるキャラクターの登録を行う。さらに、登録手段14は、キャラクターの管理者およびユーザの登録することもできる。本明細書において、「登録」とは、特に限定されないが、サーバ10において登録者(管理者およびユーザ)に識別番号等を付与し登録者のアカウントを設定することをいい、こうしてプラットフォームにおけるキャラクターのモード管理や対話が可能になる。このプラットフォームでの登録方法として、例えば、登録者が登録されたいとの所定の意思表示(例えば、管理規約の同意、氏名等の提示、身元確認を含む)を行い、その後に登録者と対話可能になるアカウントや識別番号等が登録者に付与されてもよい。なお、登録手段14により登録されたキャラクター毎に、前述のようなモード基本設定等を行い、保持知識情報を関連付けてもよい。
(設定手段16)
設定手段16は、設定文の情報を含むモードの設定を行う。設定手段16は、登録手段14により登録されたキャラクター毎にモード設定ができる。このようなモード情報として、前述したように、モード名、モード内容、トリガー情報、保持知識情報等を更に含んでもよく、管理者はモード情報を適時に登録または追加入力することができる。また、サーバ10のプラットフォームにおいて、各キャラクターに共通して適用できるモードの設定入力もできる。
(取得手段18)
取得手段18は、ユーザ端末34で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得する。「対話情報」には、質問情報、回答情報などの対話履歴を含み、これらの音声情報やテキスト情報も含むことができる。ユーザ端末34からの最新の質問情報も、記憶部28に随時記憶できる。なお、本明細書において、特段の説明がない限り、「質問情報」および「回答情報」は、それぞれユーザ端末34およびキャラクター(図6の例では大規模言語モデルサーバ32)からの対話情報をいう。例えば、キャラクターからの対話情報の内容がユーザに対する質問であっても、便宜上、回答情報という。
(選択手段20)
選択手段20は、取得した対話情報およびユーザ端末34を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択する。対話でユーザから特定のモードにするよう指示がある場合や、予め設定によりユーザが特定のモードでキャラクターと対話したい場合に、選択手段20はそのモードを選択してもよい。
選択手段20は、設定手段16により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択可能である。このように、管理者が自由にモードを設定してもよい。
選択手段20は、さらに対話中の直前のモードに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択してもよい。例えば、初級者クイズモード、上級者クイズモードのように、段階的にクイズレベルを切り替えてもよい。また、怒りモードとして複数設定し、徐々に怒り口調が辛辣になるように切り替えてもよい。あるいは、怒りモードの後に真逆の仲直りモードが選択されてもよい。また、複数のモードを選択できる場合、選択手段20は直前のモードを引き継ぐようにモードを選択してもよい(即ち、直前のモードを再び選択する)。特に、通常モードからモードが切り換えられた場合に、切り替え後のモードが継続するように、選択手段20は直前のモードを優先的に選択してもよい。これらのようなモード選択をさせるために言語モデルを利用する場合、プロンプトで指示を与えることができるし、所定の時間または所定の質問と回答の応答回数までモードを変更しないよう設定することもできる。
選択手段20は、対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかの情報と、設定手段16により予め設定されている一または複数のモードの各々に含まれる(対応する)トリガー情報とを比較することにより、モードを選択してもよい(図3(A))。選択手段20は、比較の結果、いずれのモードのトリガーも満たさない場合に通常モードを選択してもよい(通常モードを維持することも含む)。なお、モードの切り替えに必ず通常モードを経由させる必要はなく、例えば、クイズモードから怒りモードに切り替えてもよく、トリガーのない場合にクイズモードのままにしてもよい。
選択手段20は、モードの選択を大規模言語モデルにより行わせてもよい。例えば、選択手段20は、対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文(プロンプト)を大規模言語モデル(例えば、LLM32)に入力し、大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、モードを選択してもよい。上記「比較」にも、意味解析等の自然言語処理を利用できる。
(指示文生成手段22)
指示文生成手段22は、少なくとも選択手段20により選択されたモードに対応する設定文に基づいて指示文を生成する。指示文生成手段22と後述の回答取得手段24により、選択されたモードに対応する回答情報がチャットボット等から取得できる。ここでの指示文は、選択されたモードに対応し、且つ、ユーザ端末34からの質問情報に対応する回答情報を取得するためのプロンプトであり、チャットボットや言語モデルの他にも、様々な方法により指示文から回答情報を取得してもよい。
指示文生成手段22は、ユーザのチャット相手となるキャラクターに関連付けられている保持知識情報も参照して指示文を生成してもよい。または、指示文生成手段22は、選択手段20により選択されたモードに対応する保持知識情報も参照して指示文を生成してもよい。または、指示文生成手段22は、ユーザ情報に関連付けられている保持知識情報も参照して指示文を生成してもよい(図3(B))。このようにして、対話を充実させることが可能である。
あるいは、指示文生成手段22は、選択手段20により選択されたモードに対応する設定文と、ユーザ端末34から送信されたチャットボットにおけるユーザの入力内容(即ち、質問情報。さらに対話履歴を含んでもよい。)とに基づいて指示文を生成してもよい。例えば、物まねモードで、ユーザから猫の鳴き声をリクエストされている場合、キャラクターが猫なで声で回答を取得できることとなる。
(回答取得手段24)
回答取得手段24は、指示文生成手段22により生成された指示文に対する回答の情報を取得する。
回答取得手段24は、指示文生成手段22により生成された指示文を大規模言語モデル(例えば、LLM32)に入力し、大規模言語モデルにより演算された指示文に対する回答を大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得してもよい。これにより、大規模言語モデル(例えば、LLM32)により、選択されたモードに対応する回答情報を得ることができる。
(送信手段26)
送信手段26は、選択手段20が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に送信する。送信手段26は、回答取得手段24により取得された回答を、選択手段20が選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に送信可能である。より具体的には、回答取得手段24により取得される回答は、保持知識情報としてのテキスト、画像または動画をユーザ端末34に表示させるまたは保持知識情報としての音声をユーザ端末34から発せさせることを含んでもよく、この場合、送信手段26は、回答取得手段24により取得された回答に基づいて、ユーザ端末34にテキスト、画像または動画に表示させるための表示指示情報またはユーザ端末34から音声を発せさせるための音声生成指示情報をユーザ端末34に送信する。「チャットインターフェース」とは、ユーザ端末34の出力部であり、テキスト、画像または動画が出力される場合にはチャット画面(ディスプレイ等)であり、音声情報が出力される場合にはユーザ端末34のスピーカー等が挙げられる。
[情報処理方法]
次に、図面を参照して上記した情報処理システム1における情報処理方法を説明するが、本開示に係る情報処理方法は以下の例に限定されない。以下の説明において、同一の参照符号が付された構成要素は上記した構成要素と同一であり、重複する説明は適宜省略する。なお、以下に示す処理は記憶部28に記憶されているプログラムを制御部12が実行することにより行われ、対話情報がテキスト情報である場合を例として説明する。
はじめに、図4を参照して、キャラクター設定登録時の情報処理の流れの例を説明する。ここでは、まず、管理者端末36を操作する管理者が、本開示のプログラムが実行されるウェブサイト(プラットフォーム)において管理者IDでログインする。そして、サーバ10から、管理者端末36のディスプレイに管理者画面(例えば、図2)を表示させるための表示指示情報が送信される。そして、管理者により、管理者画面を介して、キャラクター登録、モード設定(登録)、保持知識情報の入力が行われ、これらの情報がサーバ10に送信される。
次に、図5を参照して、ユーザによるチャット時の情報処理の流れの例を説明する。ここでは、まず、ユーザ端末34を操作するユーザが、本開示のプログラムが実行されるウェブサイトにおいてユーザIDでログインする。そして、サーバ10から、ユーザ端末34のディスプレイにチャットボット画面(テキスト情報)を表示させるための表示指示情報が送信される。そして、ユーザは、チャットボット画面で質問文を入力すると、この質問情報がサーバ10に送信される。次に、サーバ10(指示文生成手段22)により指示文が生成され、この指示文が大規模言語モデルサーバ32(LLM32)に送信される。そして、LLM32により回答情報が演算され、この回答情報がサーバ10を経由してユーザ端末34に送信されチャットボット画面に表示される。以上が、モードを介さない通常の対話の流れである。
次に、図6を参照して、モード設定(選択)時の情報処理の流れの例を説明する。ここでは、まず、ユーザは、チャットボット画面で質問文を入力する。ユーザ端末34からサーバ10に、この最新の対話情報(質問情報。対話履歴も含んでよい。)が送信される。この対話情報に基づいてモードを選択させるモード選択用指示文がサーバ10(選択手段20)によって生成される(ユーザ情報も参照されてよい)。このモード選択用指示文は大規模言語モデルサーバ32(LLM32)に送信され、LLM32によりどのモードが選択されるべきか回答情報が演算される。この回答情報に基づきサーバ10(選択手段20)はモードを設定(選択)する。次に、サーバ10(指示文生成手段22)は、選択手段20により選択されたモードに対応する設定文およびユーザ端末34から送信された最新の対話情報に基づいて指示文(プロンプト)を生成する。この指示文が大規模言語モデルサーバ32(LLM32)に送信され、LLM32により演算された回答情報がサーバ10を経由してユーザ端末34に送信されチャットボット画面に表示される。選択手段20による指示文の生成(即ち、モードの選択・変更の判断)のタイミングは、前述の所定の時間等に限らず、ユーザ端末34から対話情報が送信される毎に行われてもよい。1回の対話で親密モードから激怒モードに切り替わることもある。
次に、図7を参照して情報処理システム1における情報処理方法の例を説明する。まず、サーバ10(制御部12)は、ユーザ端末34からログイン情報を受け付けたか判断する(ステップS10)。ログイン情報を受け付けていなければ(「NO」)、サーバ10(制御部12)は、ユーザ端末34からログイン情報を受け付ける待ち状態になる。
他方、ユーザ端末34からログイン情報を受け付けると(ステップS10、「YES」)、サーバ10(制御部12)は、チャットボット画面をユーザ端末34に表示させるための表示指示情報を送信する(ステップS20)。
次に、制御部12(選択手段20)が、ユーザ情報に基づいてモード選択用指示文を生成する(ステップS30)。そして、制御部12(選択手段20)は、生成されたモード選択用指示文を大規模言語モデルサーバ32に送信し、大規模言語モデルサーバ32により選択されたモードに関する回答を取得する(ステップS40)。
次に、制御部12(選択手段20)は、取得した回答情報に基づいてモードを選択する(ステップS50)
次に、制御部12(取得手段18)は、ユーザ端末34からチャットボットにおける対話情報(質問情報)を受け付けたか判断する(ステップS60)。質問情報を取得していなければ(「NO」)、制御部12は、待ち状態になる。
他方、ユーザ端末34から質問情報を受け付けると(ステップS60、「YES」)、制御部12(指示文生成手段22)は、選択されたモードに対応する設定文に基づいて指示文を生成する(ステップS70)
次に、制御部12(回答取得手段24)は、生成された指示文を大規模言語モデルサーバ32に送信し、大規模言語モデルサーバ32により演算された指示文に対する回答を取得する(ステップS80)
次に、制御部12(送信手段26)は、取得した回答(選択したモードに対応する回答)をユーザ端末34のチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に表示させる(ステップS90)
次に、サーバ10(制御部12)は、ユーザ端末34からログアウト情報を受け付けたか判断する(ステップS100)。ユーザ端末34からログアウト情報を受け付けると(ステップS100、「YES」)、処理は終了する。他方、ログアウト情報を受け付けなければ(ステップS100、「NO」)、処理はステップS30に戻り、モードを選択または維持して、ユーザ端末34から質問情報を受け付けることになる(ステップS30~S60)。
以上のような情報処理方法は一例であり、処理の流れは上記したものに限定されない。例えば、ステップS20の後に、(ステップS60のように)制御部12(取得手段18)がユーザ端末34で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、ステップS30で制御部12(選択手段20)が対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモード選択用指示文を生成してもよい。
なお、各ステップにおいて人力による確認作業も行われてよい。また、ユーザ情報に基づいてモードを選択するステップS30~S50の代わりに、サーバ10の操作者から入力されるモードを制御部12(選択手段20)が選択するようにしてもよい。
以上のような構成からなる本実施形態のプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、上述したように、プログラムを実行させることにより、コンピュータ(サーバ10)は、以下のように、取得手段18と、選択手段20と、送信手段26として機能する。具体的には、取得手段18は、ユーザ端末34で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得する。選択手段20は、取得した対話情報およびユーザ端末34を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択する。送信手段26は、選択手段20が選択したモードに対応する回答をチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に送信する。このような本実施形態のプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法によれば、仮に同一の質問がされた場合でもチャットボットからの回答に変化を持たせることができる。この結果、ユーザは変化に富んだチャットボットとの対話を楽しむことができる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、コンピュータ(サーバ10)は、設定手段16と、指示文生成手段22と、回答取得手段24としてさらに機能することができる。具体的には、設定手段16は、設定文の情報を含むモードの設定を行う。選択手段20は、設定手段16により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択する。指示文生成手段22は、少なくとも選択手段20により選択されたモードに対応する設定文に基づいて指示文を生成する。回答取得手段24は、指示文生成手段22により生成された指示文に対する回答の情報を取得する。送信手段26は、回答取得手段24により取得された回答を、選択手段20が選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報をユーザ端末34に送信する。上述のように、キャラクターの各管理者またはプラットフォーム(チャットボット)により設定されるモードをユーザは楽しむことができる。さらに、指示文生成手段22と回答取得手段24により、選択されたモードに対応する回答情報を自動的に取得できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、選択手段20は、さらに直前のモードに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択してもよい。上述のように、ユーザは、直前のモードを継続して楽しむことも、回答の変化に関連性のあるモードを楽しむこともできる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、指示文生成手段22は、選択手段20により選択されたモードに対応する設定文と、ユーザ端末34から送信されたチャットボットにおけるユーザの入力内容とに基づいて指示文を生成してもよい。このように、設定文と入力内容(質問情報)に基づき、より具体的な回答情報を取得することが期待できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、設定手段16により設定されるモード情報としてトリガー情報を更に含み、選択手段20は、対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかの情報と、設定手段16により予め設定されている一または複数のモードの各々に含まれるトリガー情報とを比較することにより、モードを選択してもよい。このように、対話情報(対話履歴を含む)およびユーザ情報から、トリガー情報とその類似ワードをキーワードとして用いて検索して、効率的にモードの選択をすることができる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、選択手段20は、前記比較の結果、いずれのモードのトリガーも満たさない場合に通常モードを選択してもよい。ユーザは、自身が用いる言葉によってモード(すなわち、チャットボットによる回答態様)が変化しないことが分かれば、より言葉を選択してチャットボットとの対話を楽しむことができる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、選択手段20は、対話情報およびユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、モードを選択してもよい。このように、大規模言語モデルにより、効率的なモード選択が可能になる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、回答取得手段24は、指示文生成手段22により生成された指示文を大規模言語モデルに入力し、大規模言語モデルにより演算された指示文に対する回答を大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得してもよい。このように、回答情報の取得も、大規模言語モデルにより効率化できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、プログラムを実行することにより、ユーザのチャット相手となるキャラクターの登録を行う登録手段14として更に機能することもでき、設定手段16は、登録手段14により登録されたキャラクター毎にモードの設定を行ってもよい。こうして、キャラクターの各管理者またはプラットフォームにより設定されるモードをキャラクター毎にユーザは楽しむことができる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、登録手段14により登録されたキャラクターに保持知識情報が関連付けられており、指示文生成手段22は、ユーザのチャット相手となるキャラクターに関連付けられている保持知識情報も参照して指示文を生成してもよい。指示文の生成に際し、キャラクターに関連付けられている保持知識情報も参照することにより、キャラクター固有の回答が期待できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、設定手段16により設定されるモード情報として保持知識情報を更に含み、指示文生成手段22は、選択手段20により選択されたモードに対応する保持知識情報も参照して指示文を生成する。指示文の生成に際し、選択されたモードに対応する保持知識情報も参照することにより、モードを際立たせる回答が期待できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、ユーザ情報に保持知識情報が関連付けられており、指示文生成手段22は、ユーザ情報に関連付けられている保持知識情報も参照して指示文を生成してもよい。指示文の生成に際し、ユーザ情報に関連付けられた保持知識情報も参照することにより、ユーザに向けられた、ユーザ好みの回答が期待できる。
また、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法において、保持知識情報はテキスト、画像、動画または音声の情報を含み、回答取得手段24により取得される回答は、保持知識情報としてのテキスト、画像または動画をユーザ端末34に表示させるまたは保持知識情報としての音声をユーザ端末34から発せさせることを含み、送信手段26は、回答取得手段24により取得された回答に基づいて、ユーザ端末34にテキスト、画像または動画に表示させるための表示指示情報またはユーザ端末34から音声を発せさせるための音声生成指示情報をユーザ端末34に送信することもできる。このように、回答情報としても種々の態様が可能であり、チャットボットで回答に変化を持たせることができる。
なお、本実施形態によるプログラム、コンピュータ(サーバ10)、情報処理システム1および情報処理方法は、上述したような態様や組み合わせに限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
1 情報処理システム
10 サーバ(コンピュータ)
12 制御部
14 登録手段
16 設定手段
18 取得手段
20 選択手段
22 指示文生成手段
24 回答取得手段
26 送信手段
28 記憶部
30 通信部
32 大規模言語モデルサーバ(演算部)
34 ユーザ端末
36 管理者端末

Claims (13)

  1. コンピュータを取得手段と、選択手段と、送信手段と、設定手段と、指示文生成手段と、回答取得手段として機能させるプログラムであって、
    前記設定手段は、設定文の情報を含むモードの設定を行い、
    前記取得手段は、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
    前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択し、
    前記指示文生成手段は、少なくとも前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文に基づいて指示文を生成し、
    前記回答取得手段は、前記指示文生成手段により生成された前記指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより演算された前記指示文に対する回答を前記大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得し、
    前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答の情報を、前記選択手段が選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信する、プログラム。
  2. 前記選択手段は、さらに直前のモードに基づいて、一または複数のモードから一のモードを選択する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記指示文生成手段は、前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文と、前記ユーザ端末から送信されたチャットボットにおけるユーザの入力内容とに基づいて前記指示文を生成する、請求項1記載のプログラム。
  4. 前記設定手段により設定されるモード情報としてトリガー情報を更に含み、
    前記選択手段は、前記対話情報および前記ユーザ情報のうち少なくとも何れかの情報と、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードの各々に含まれる前記トリガー情報とを比較することにより、モードを選択する、請求項1記載のプログラム。
  5. 前記選択手段は、前記比較の結果、いずれのモードのトリガーも満たさない場合に通常モードを選択する、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを登録手段として更に機能させ、
    前記登録手段は、ユーザのチャット相手となるキャラクターの登録を行い、
    前記設定手段は、前記登録手段により登録されたキャラクター毎にモードの設定を行う、請求項1記載のプログラム。
  7. 前記登録手段により登録されたキャラクターに保持知識情報が関連付けられており、
    前記指示文生成手段は、ユーザのチャット相手となるキャラクターに関連付けられている前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成する、請求項6記載のプログラム。
  8. 前記設定手段により設定されるモード情報として保持知識情報を更に含み、
    前記指示文生成手段は、前記選択手段により選択されたモードに対応する前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成する、請求項1記載のプログラム。
  9. 前記ユーザ情報に保持知識情報が関連付けられており、
    前記指示文生成手段は、前記ユーザ情報に関連付けられている前記保持知識情報も参照して前記指示文を生成する、請求項1記載のプログラム。
  10. 前記保持知識情報はテキスト、画像、動画または音声の情報を含み、
    前記回答取得手段により取得される前記回答の情報は、前記保持知識情報としてのテキスト、画像または動画を前記ユーザ端末に表示させるまたは前記保持知識情報としての音声を前記ユーザ端末から発せさせることを含み、
    前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答の情報に基づいて、前記ユーザ端末にテキスト、画像または動画に表示させるための表示指示情報または前記ユーザ端末から音声を発せさせるための音声生成指示情報を前記ユーザ端末に送信する、請求項7乃至9のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. プログラムを実行することにより取得手段と、選択手段と、送信手段と、設定手段と、指示文生成手段と、回答取得手段として機能するコンピュータであって、
    前記設定手段は、設定文の情報を含むモードの設定を行い、
    前記取得手段は、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
    前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択し、
    前記指示文生成手段は、少なくとも前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文に基づいて指示文を生成し、
    前記回答取得手段は、前記指示文生成手段により生成された前記指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより演算された前記指示文に対する回答を前記大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得し、
    前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答の情報を、前記選択手段が選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信する、コンピュータ。
  12. ユーザ端末と、
    前記ユーザ端末と通信可能に接続され、前記ユーザ端末でチャットボットとの対話を実行させるためのコンピュータと、
    を備え、
    前記コンピュータは、プログラムを実行することにより取得手段と、選択手段と、送信手段と、設定手段と、指示文生成手段と、回答取得手段として機能し、
    前記設定手段は、設定文の情報を含むモードの設定を行い、
    前記取得手段は、前記ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得し、
    前記選択手段は、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、前記設定手段により予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択し、
    前記指示文生成手段は、少なくとも前記選択手段により選択されたモードに対応する前記設定文に基づいて指示文を生成し、
    前記回答取得手段は、前記指示文生成手段により生成された前記指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより演算された前記指示文に対する回答を前記大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得し、
    前記送信手段は、前記回答取得手段により取得された前記回答の情報を、前記選択手段が選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信する、システム。
  13. 制御部を有するコンピュータにより行われる情報処理方法であって、
    前記制御部が、設定文の情報を含むモードの設定を行う工程と、
    前記制御部が、ユーザ端末で入出力されるチャットボットにおける対話情報を取得する工程と、
    前記制御部が、取得した前記対話情報および前記ユーザ端末を操作するユーザの情報であるユーザ情報のうち少なくとも何れかに基づいてモードを選択させるモード選択用指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより選択されたモードの回答情報に基づいて、予め設定されている一または複数のモードから一のモードを選択する工程と、
    前記制御部が、少なくとも選択されたモードに対応する前記設定文に基づいて指示文を生成する工程と、
    前記制御部が、生成された前記指示文を大規模言語モデルに入力し、前記大規模言語モデルにより演算された前記指示文に対する回答を前記大規模言語モデルから受け付けることにより回答の情報を取得する工程と、
    前記制御部が、取得した前記回答の情報を、選択したモードに対応する回答としてチャットインターフェースに出力させるための出力指示情報を前記ユーザ端末に送信する工程と、
    を備えた、情報処理方法。
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