JP2002168849A - 高塩類水中の元素の自動分析装置 - Google Patents

高塩類水中の元素の自動分析装置

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JP2002168849A
JP2002168849A JP2000369652A JP2000369652A JP2002168849A JP 2002168849 A JP2002168849 A JP 2002168849A JP 2000369652 A JP2000369652 A JP 2000369652A JP 2000369652 A JP2000369652 A JP 2000369652A JP 2002168849 A JP2002168849 A JP 2002168849A
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Kenji Sawada
健次 沢田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高塩類水中の高塩類成分を効率的に除去する
ことによって、配管の閉塞や分析精度の妨害の少ない自
動元素分析技術を提供する。 【解決手段】 高塩類水溶液をpH調整するための手段
(A)と、沈殿操作を行い、沈殿物をろ過により水溶液
から分離し、当該沈殿物を洗浄し、ろ過により洗浄水か
ら分離し、当該沈殿物を溶解して溶液を作製するための
手段(B)と、当該溶液を用いて元素分析を行う手段
(C)とを含み、これらの手段におけるpH調整、沈
殿、ろ過、洗浄、溶解の操作とこれらの手段間の送液と
が自動的に行われる、高塩類水中の元素の自動分析装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高塩類排水中に含ま
れる重金属元素等の元素の自動分析装置に関する。
【0002】更に具体的には、精錬プロセス、排水濃縮
再利用システムや、濃縮された排水中から重金属を回収
するプロセス、電力排水プラント、鉱酸製造プラント、
海水淡水化プラント等における排水であって、塩類濃度
の高いものの中に含まれる重金属元素等の元素の自動分
析装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に精錬プロセス等から排出される排
水は生体に有害な重金属や、経済上貴重な金属を含んで
いることが多く、そのまま排出すると、環境汚染問題を
引き起こしたり、経済的に損失を与えることとなる。
【0004】このため、排水の水質維持のために、厳格
かつ迅速な排水水質の管理が求められる。
【0005】このための方法として、もっとも一般的な
ものは、定期的あるいは不定期に人が排水を採取し、通
常の手段を用いて濃縮、ろ過、希釈、pH調整等を行
い、その後分析機器で分析する方法である。
【0006】この方法は、厳格な排水水質の管理をする
には手間暇がかかり、また迅速な方法とは言えない。
【0007】そこで、特開昭52−33794や特開昭
52−107895のように、分析の自動化と省力化と
を目的とする発明が提案されている。
【0008】しかしながら、これらの方法では高塩類排
水を対象としてはおらず、分析操作として試料溶液から
抽出操作を行うことで、測定元素の分析を実施してい
る。
【0009】このため、これらの方法では、測定元素の
分析を実施するにあたっては排水中の高塩類が抽出操作
の妨害を起こす原因となったり、抽出効率の低下を招く
原因となったりすることがあり、高塩類排水中の分析へ
の適用は難しいと考えられる。
【0010】具体的な例を挙げれば、これらの方法で高
塩類排水を分析しようとすると、その塩類が分析装置の
諸処に沈積して閉塞を起こし、また、分析精度を低下さ
せるような問題が起こり得る。たとえば、ICP発光分
光分析法では、ネブライザー(試料気化器)の詰まり
や、プラズマ温度の変動が起こり得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、このよう
な高塩類排水を分析する際の種々の問題を解決すること
により、高塩類排水中の元素を迅速かつ正確に分析する
手段を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願発明は次
の通りである。
【0013】1. 高塩類水溶液をpH調整するための
手段(A)と、沈殿操作を行い、沈殿物をろ過により水
溶液から分離し、当該沈殿物を洗浄し、ろ過により洗浄
水から分離し、当該沈殿物を溶解して溶液を作製するた
めの手段(B)と、当該溶液を用いて元素分析を行う手
段(C)とを含み、これらの手段におけるpH調整、沈
殿、ろ過、洗浄、溶解の操作とこれらの手段間の送液と
が自動的に行われる、高塩類水中の元素の自動分析装
置。
【0014】2. 手段(B)が撹拌装置と、沈殿、ろ
過、洗浄、溶解の操作を行うための槽と、その中に設置
されたろ過材層と、当該ろ過層の上部にある液を当該ろ
過材層によりろ過するための真空吸引装置であって当該
ろ過材層の下部にあるものと、沈殿操作を行うための沈
殿剤の添加装置と、洗浄液の添加装置と、沈殿物を溶解
するための溶解液の添加装置とを含むことを特徴とする
上記1に記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
【0015】3. 高塩類水溶液中の高塩類が、アルカ
リ金属元素、アルカリ土類金属元素よりなる群より選ば
れた少なくとも一つの元素の塩を含むことを特徴とする
上記1または2に記載の高塩類水中の元素の自動分析装
置。
【0016】4. 高塩類水溶液中の高塩類の濃度が
0.5重量%〜10重量%の間にあることを特徴とする
上記1〜3のいずれかに記載の高塩類水中の元素の自動
分析装置。
【0017】5. 高塩類水溶液中の高塩類が塩化ナト
リウムを主体とするものであることを特徴とする上記3
または4に記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
【0018】6. 高塩類水溶液が海水を含むことを特
徴とする上記3に記載の高塩類水中の元素の自動分析装
置。
【0019】7. 自動分析装置で分析される元素が重
金属元素であることを特徴とする上記1〜6のいずれか
に記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
【0020】8. 自動分析装置で分析される元素がク
ロムであることを特徴とする上記1〜7のいずれかに記
載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
【0021】9. 沈殿剤が硫酸鉄(II)アンモニウ
ム水溶液および/または硫酸鉄(III)アンモニウム
水溶液であることを特徴とする上記1〜8のいずれかに
記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
【0022】10. 溶解液が硝酸であることを特徴と
する上記1〜9のいずれかに記載の高塩類水中の元素の
自動分析装置。
【0023】11. 手段(B)が複数あることを特徴
とする上記1〜10のいずれかに記載の高塩類水中の元
素の自動分析装置。
【0024】すなわち、上記1の装置を使用すれば、元
素、特にクロム等の重金属、の分析を自動的にかつ迅速
正確に行うことができる。
【0025】手段Aと手段Bとを同一の手段で兼用する
ことも本願発明の範囲に入るが、pH調整と還元,沈
殿,ろ過,洗浄,溶解とが互いに影響しあい、分析精度
を低下させる場合があり得るので、二つに分けてある方
が望ましい。
【0026】手段Bでは還元,沈殿,ろ過,洗浄,溶解
の操作を行うが、これらは同一の容器内で行っても差し
支えないことが見出された。
【0027】なお、上記において、「沈殿」は一つの剤
によって沈殿させるものであっても、複数の剤によって
沈殿させるものであっても良い。具体的には沈殿剤と沈
殿助剤との組合わせであっても良い。更に沈殿剤と還元
剤とを兼ねる事も可能である。
【0028】手段Bに用いる装置配管等の材料として
は、還元,沈殿,ろ過,洗浄,溶解の操作に支障のない
ものであることが重要である。ガラスや内壁にテフロン
(登録商標)等のプラスチックによるライニング加工を
したものやテフロン等のプラスチックを使用したものが
望ましい。
【0029】手段Aや手段Cについては、手段B程厳密
な材料の選択は必要ないが、分析精度を低下させ、沈殿
等の生じにくいものを選択すべきである。
【0030】上記2に示すように、本願発明に係る手段
Bは、撹拌装置と、沈殿、ろ過、洗浄、溶解の操作を行
うための槽と、その中に設置されたろ過材層と、そのろ
過材層の下部にある真空吸引装置と、沈殿剤の添加装置
と、洗浄液の添加装置と、沈殿物を溶解するための溶解
液の添加装置とを含むことが望ましい。
【0031】たとえば、すべてのクロム元素をクロム
(III)として、検出する場合のように、還元操作を
含める場合には、この手段Bに還元剤の添加装置を含ま
せるのが望ましいが、たとえば、全クロム元素の内クロ
ム(III)のみを検出するような場合にはなくとも良
い。還元剤と沈殿剤との機能を有する剤を使用する場合
は、一つの添加装置で兼用することができる。
【0032】本願発明は、塩化ナトリウムに代表される
アルカリ金属元素やアルカリ土類金属元素を含む場合の
分析に有用である。従って、海水を含むような場合に好
適である。
【0033】なお、本願明細書における「高塩類水溶
液」とは、具体的には塩類を0.5重量%〜20重量%
含む水溶液を意味する。この範囲より低い場合は、本願
発明に係る装置を敢えて使用しなくても、迅速正確な分
析が可能である場合が多くなり、この範囲より高い場合
には、分析誤差が大きくなる傾向が観察されることがあ
る。
【0034】本願発明は、塩類濃度が0.5重量%〜1
0重量%の間である場合にさらに有用である。
【0035】分析対象としては、本願発明は、重金属、
とりわけクロムの元素分析に好適である。
【0036】特に、価数の異なる複数のイオンを含む場
合に、その一部のみを分析したり、個々のイオン毎に分
析したり、全イオンについて分析する場合に本願発明は
有用であり、たとえばクロム(III)と全クロムとを
分けて分析することにより、クロム(III)とその他
のクロムイオン(たとえばクロム(VI))とを区別す
ることが可能である。
【0037】そして、このような場合に、上記11に示
すように手段Bを複数持つ装置であると、迅速に上記の
ような区別した分析結果を得ることができる。
【0038】この場合、手段Bが一つしかない装置を使
用して、分析を複数回行うことで同様の結果を得ること
ができるが、分析すべき対象金属の価数が変化しやすい
場合や直ちに上記のような区別した分析結果が必要な場
合には、上記11に示す装置が有用である。
【0039】沈殿剤としては硫酸鉄(II)アンモニウ
ムおよび/または硫酸鉄(III))アンモニウムが好
適である。
【0040】硫酸鉄(III)アンモニウムを使用すれ
ば、たとえはクロム(VI)をクロム(III)に還元
することなくクロム(III)のみを沈殿でき、硫酸鉄
(II)アンモニウムを使用すれば、クロム(VI)を
クロム(III)に還元して沈殿することができる。
【0041】溶解液としては、状況に応じて各種の酸が
使用でき、試行錯誤で最適のものを採用することができ
るが、分析精度の点から硝酸がとりわけ好ましい。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施形態を図に
よって説明する。なお、以下の説明は本願発明を例示す
るに過ぎず、本願発明の技術的範囲を制限するものでは
ない。
【0043】図1は本願発明の一実施形態を示すもので
ある。
【0044】図1において、測定対象の元素を含む高塩
類分析試料は、容器1から、pH調整容器3に移液され
る。
【0045】pH調整容器3では、pHメータ20で検
出されたpHに応じて、pH調整剤添加槽2からpH調
整剤が添加される。pH調整剤としては、硫酸,硝酸等
を使用することができる。
【0046】pHは0〜1の間に調整するのが望ましい
が、分析精度との兼ね合いから、試行錯誤で定めること
もできる。
【0047】なお、pHの調整を迅速に行うため、pH
調整容器3には撹拌機が備えられていることが望まし
い。
【0048】pHの調整が済んだ後、試料は送液ポンプ
4により槽8へ移送される。
【0049】槽8では、還元,沈殿,ろ過,洗浄,溶解
の諸操作が行われる。
【0050】まず、移送終了後、槽8に還元剤・沈殿剤
添加槽5から還元剤・沈殿剤を注入して撹拌器6による
試料の撹拌を行う。
【0051】還元剤・沈殿剤としては、硫酸鉄(II)
アンモニウムを例示できる。還元の役割を果たさず、沈
殿の目的のためだけの場合には、硫酸鉄(III)アン
モニウムを例示できる。
【0052】ついで沈殿助剤添加槽7から沈殿助剤を注
入して、沈殿物の生成を促進させる。沈殿助剤としては
アンモニア水を例示できる。
【0053】沈殿物生成後、槽8底部にある電磁バルブ
13および14を閉から開に切り替え、切換バルブ12
を排出ライン19側に切換えて排水ポンプ(真空ポン
プ)17を起動し、槽8内のろ過材層9により槽8内の
高塩類溶液から沈殿物の分離を行う。
【0054】溶液排出後は、電磁バルブ13および14
を開から閉に切り替えて槽8内の真空を破り、洗浄液槽
10からろ過材層9上に洗浄液を供給し、ろ過材層9上
に存在する沈殿物を洗浄液で洗浄する。洗浄液としては
硝酸アンモニウムを例示できる。
【0055】ついで、再度、電磁バルブ13および14
を閉から開に切り替え、排水ポンプ17を起動後、洗浄
液の排出を行う。
【0056】洗浄液の排出後、電磁バルブ13および1
4を開から閉に切り替え、溶解液供給槽11から槽8に
溶解液を注入し、撹拌器6により溶解液の撹拌を行い沈
殿物を溶解する。溶解液としては硝酸、塩酸、硫酸を例
示できる。
【0057】沈殿物の溶解後、撹拌器6を停止して切換
バルブ12を排出ライン19側から分析ライン18側に
切換え、電磁バルブ13および15を閉から開に切り替
え、試料導入ポンプ16を起動して、沈殿物を溶解した
溶解液を元素分析装置に導入する。元素分析装置として
は、原子吸光分析装置、ICP発光分光分析装置が例示
される。
【0058】図2は本願発明の他の一実施形態を示すも
のである。
【0059】図2においては、二つの点線で囲まれた部
分に示されるように、図1の槽8等が、並列して二系列
存在している。つまり上記手段Bが複数存在する。
【0060】そして、pH調整槽3から、同じ試料を、
槽8と槽8’とに移液し、たとえば、手段Bの片方の系
列では還元剤・沈殿剤として硫酸鉄(II)アンモニウ
ムを使用し、手段Bの他の一方の系列では、還元機能の
ない硫酸鉄(III)アンモニウムを沈殿剤として使用
すると、前者では還元がより進み、全金属量を分析でき
る一方、後者では、特定の価数のイオンのみが検出でき
るようにすることができる。
【0061】これによって、たとえば全クロム分とクロ
ム(III)とを分離して分析することが可能となる。
【0062】
【実施例】以下に本願発明に係る実施例と比較例とを示
す。なお、以下および表中の「%」と「ppm」とはす
べて重量基準である。
【0063】(実施例1)図1の装置を使用して、純水
と、表1に示す濃度の塩化ナトリウムとクロム(VI)
またはクロム(III)とよりなる水溶液を分析した。
クロム(VI)源としてはクロム酸カリウム、クロム
(III)源としては硝酸クロム・9水塩を用いた。
【0064】容器、槽としては主にガラス製のものを用
いた。
【0065】pH調整剤としては硫酸を使用した。
【0066】pHは0〜1の間に調整した。
【0067】なお、pHの調整を迅速に行うため、pH
調整容器3には撹拌機を備え付けた。
【0068】還元剤・沈殿剤としては、硫酸鉄(II)
アンモニウムを使用した。
【0069】沈殿助剤としてはアンモニア水を使用し
た。
【0070】溶解液としては硝酸を使用した。
【0071】元素の分析にはICP発光分光分析装置を
使用した。
【0072】分析の結果を表1に示す。
【0073】(実施例2)図2の装置を使用して、表2
に示す濃度の塩化ナトリウムとクロム(VI)とクロム
(III)とよりなる水溶液を分析した。
【0074】装置、薬剤は下記を除き実施例1と同様に
した。
【0075】すなわち、手段Bの片方の系列には実施例
1と同様に還元剤・沈殿剤として、硫酸鉄(II)アン
モニウムを使用したが、他の一方の系列については、還
元能力のない硫酸鉄(III)アンモニウムを添加し
た。
【0076】この結果、前者では全クロム分が分析さ
れ、後者ではクロム(III)が分析された。結果を表
2に示す。
【0077】(比較例1)表1の第3欄の条件の水溶液
(塩化ナトリウムが10重量%、クロム(VI)が0.
1ppm)を用い、実施例1と同様に、pH調整し、還
元剤・沈殿剤としては、硫酸鉄(II)アンモニウムを
添加した以外の操作は省略して、ICP発光分光分析装
置を使用して元素分析を実施した。この結果、全クロム
定量結果は0.07ppmと低かった。また、二回目の
元素分析の際ネブライザーに詰まりが生じた。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【発明の効果】本願発明によれば、高塩類水中の高塩類
成分が効率的に除去され、配管の閉塞や分析精度の妨害
の少ない自動元素分析技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態を示すモデル図であ
る。
【図2】本願発明の他の一実施の形態を示すモデル図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 pH調整剤添加槽 3 pH調整容器 4 送液ポンプ 5 沈殿剤・還元剤添加槽 5’ 沈殿剤・還元剤添加槽 6 撹拌器 6’ 撹拌器 7 沈殿助剤添加槽 7’ 沈殿助剤添加槽 8 槽 8’ 槽 9 ろ過材層 9’ ろ過材層 10 洗浄液槽 10’洗浄液槽 11 溶解液供給槽 11’溶解液供給槽 12 切換バルブ 13 電磁バルブ 14 電磁バルブ 15 電磁バルブ 16 試料導入ポンプ 17 排水ポンプ 18 分析ライン 19 排出ライン 20 pHメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/73 G01N 21/73

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高塩類水溶液をpH調整するための手段
    (A)と、 沈殿操作を行い、沈殿物をろ過により水溶液から分離
    し、当該沈殿物を洗浄し、ろ過により洗浄水から分離
    し、当該沈殿物を溶解して溶液を作製するための手段
    (B)と、 当該溶液を用いて元素分析を行う手段(C)とを含み、 これらの手段におけるpH調整、沈殿、ろ過、洗浄、溶
    解の操作とこれらの手段間の送液とが自動的に行われ
    る、高塩類水中の元素の自動分析装置。
  2. 【請求項2】 手段(B)が撹拌装置と、沈殿、ろ過、
    洗浄、溶解の操作を行うための槽と、その中に設置され
    たろ過材層と、当該ろ過層の上部にある液を当該ろ過材
    層によりろ過するための真空吸引装置であって当該ろ過
    材層の下部にあるものと、沈殿操作を行うための沈殿剤
    の添加装置と、洗浄液の添加装置と、沈殿物を溶解する
    ための溶解液の添加装置とを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 高塩類水溶液中の高塩類が、アルカリ金
    属元素、アルカリ土類金属元素よりなる群より選ばれた
    少なくとも一つの元素の塩を含むことを特徴とする請求
    項1または2に記載の高塩類水中の元素の自動分析装
    置。
  4. 【請求項4】 高塩類水溶液中の高塩類の濃度が0.5
    重量%〜10重量%の間にあることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の高塩類水中の元素の自動分析
    装置。
  5. 【請求項5】 高塩類水溶液中の高塩類が塩化ナトリウ
    ムを主体とするものであることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
  6. 【請求項6】 高塩類水溶液が海水を含むことを特徴と
    する請求項3に記載の高塩類水中の元素の自動分析装
    置。
  7. 【請求項7】 自動分析装置で分析される元素が重金属
    元素であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
  8. 【請求項8】 自動分析装置で分析される元素がクロム
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の高塩類水中の元素の自動分析装置。
  9. 【請求項9】 沈殿剤が硫酸鉄(II)アンモニウム水
    溶液および/または硫酸鉄(III)アンモニウム水溶
    液であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の高塩類水中の元素の自動分析装置。
  10. 【請求項10】 溶解液が硝酸であることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載の高塩類水中の元素の自
    動分析装置。
  11. 【請求項11】 手段(B)が複数あることを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の高塩類水中の元素
    の自動分析装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002916A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Okayama Univ サンプル液中の特定成分をインラインで除去する成分除去システム
JP2015187595A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 株式会社島津製作所 分析装置
CN112378734A (zh) * 2020-11-04 2021-02-19 成都理工大学 一种环境水中痕量重金属的在线富集系统

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