JP2002168511A - 吹出口装置 - Google Patents

吹出口装置

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JP2002168511A
JP2002168511A JP2000366005A JP2000366005A JP2002168511A JP 2002168511 A JP2002168511 A JP 2002168511A JP 2000366005 A JP2000366005 A JP 2000366005A JP 2000366005 A JP2000366005 A JP 2000366005A JP 2002168511 A JP2002168511 A JP 2002168511A
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louver
rack
pinion
louvers
fluid passage
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JP2000366005A
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English (en)
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Setsuo Sakamoto
節雄 坂本
Hajime Mochizuki
肇 望月
Kenichi Kamio
建一 神尾
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調風を集中、拡散できるとともに通風路を
開閉できる吹出口装置を提供する。吹出口装置の製造コ
ストを低減し、操作感を向上する。 【解決手段】 ハウジング12に案内体15を介して操作体
14を進退可能に支持する。操作体14のラック部44を、放
射状に配置した4枚のルーバ18のピニオン部57に噛み合
わせ、各ルーバ18を同時に回動させる。ラック部44とピ
ニオン部57とが噛み合う部分を、カバー17で覆い、乱流
を防止して通気抵抗を低減する。各ルーバ18の外周部に
軟質のシール部55を形成し、通風路25の全閉を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車に
備えられ、空調用の風の集中、拡散を調整できる空調装
置の吹出口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のインスツルメン
トパネルなどに備えられ、空調装置から供給される風の
風向、風量などを調整する吹出口装置が用いられてい
る。そして、この種の吹出口装置において、例えば、実
開昭63−196038号公報に示されるように、複数
のルーバを連動して回動させ、風の集中、拡散状態を変
化させる構成が知られている。そして、この公報記載の
構成では、グリルの内部に放射状に軸支された複数のル
ーバについて、それぞれ放射方向を回転軸とする笠歯車
を備え、これら笠歯車を、吹出口装置の中心軸に沿って
回動可能に設けた操作ノブに連結した笠歯車に噛合し、
この操作ノブを回動することにより、各ルーバを連動し
て回動させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記実開昭63−19
6038号公報記載の構成では、操作ノブは前面の板状
のステイに軸支され、他端の傘歯車はグリルの中心部で
他の傘歯車と集合して噛合しているのみであり、取り付
けの剛性を確保する構成が示されておらず、円滑な操作
性の確保が困難である。また、グリルの中心部に集合し
た複数の傘歯車は、流路の中心に露出した状態となって
おり、通気抵抗が大きい問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、集中、拡散を操作感良く調整できるとともに通気
抵抗を低減できる吹出口装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の吹出口装
置は、内側が流体通路となる枠部を備えた基体と、前記
流体通路内に進退可能に支持され、ラック部を設けたラ
ック本体部、及び操作部を備えた操作体と、ルーバ本
体、及び前記ラック部に噛合するピニオン部を設け互い
に放射方向を軸方向として前記枠体に回動可能に軸支さ
れるルーバ軸部を備えたルーバと、前記基体に取り付け
られ、前記ラック部を進退自在に案内する案内部、及び
前記ルーバ軸部に摺接する摺接部を設けた案内体とを具
備したものである。
【0006】そして、この構成では、操作部を用いて操
作体を進退させることにより、ラック部に噛合するピニ
オン部を設けたルーバ軸部を中心として、各ルーバが連
動して回動し、複数のルーバ本体が互いに放射方向を軸
方向として回動し、流体通路から吹き出される流体の集
中、拡散が調整される。案内体の案内部により操作体が
安定して案内されるとともに、摺接部がルーバ軸部に摺
接して適度の操作抵抗を発生させ、操作感が向上する。
【0007】請求項2記載の吹出口装置は、内側が流体
通路となる枠部を備えた基体と、前記流体通路内に進退
可能に支持され、ラック部を設けたラック本体部、及び
操作部を備えた操作体と、ルーバ本体、及び前記ラック
部に噛合するピニオン部を設け互いに放射方向を軸方向
として前記枠体に回動可能に軸支されるルーバ軸部を備
えたルーバと、前記基体に取り付けられ、前記ラック部
を進退自在に案内する案内部、及び前記ラック本体部の
少なくとも一部を覆って基体内の流体を整流する整流部
を設けた案内体とを具備したものである。
【0008】そして、この構成では、操作部を用いて操
作体を進退させることにより、ラック部に噛合するピニ
オン部を設けたルーバ軸部を中心として、各ルーバが連
動して回動し、複数のルーバ本体が互いに放射方向を軸
方向として回動し、流体通路から吹き出される流体の集
中、拡散が調整される。案内体の案内部により操作体が
安定して案内され操作感が向上する。さらに、案内体の
整流部がラック本体部の少なくとも一部を覆って基体内
の流体を整流するので、通気抵抗が削減される。
【0009】請求項3記載の吹出口装置は、請求項1ま
たは2記載の吹出口装置において、ルーバ本体は、周縁
部の少なくとも一部に軟質の樹脂にて形成されたシール
部を一体的に設けたものである。
【0010】そして、この構成では、各ルーバは、シー
ル部を基体の枠部の内壁あるいは隣接するルーバのルー
バ本体に密着させることにより、流体通路の閉塞が可能
になる。流体通路を閉塞する別体の部材が不要になり、
製造コストが低減される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吹出口装置の一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】図1ないし図5において、10は吹出口装置
としてのベンチレータで、このベンチレータ10は、丸形
のベンチレータすなわち丸形の風向調整装置、あるいは
丸形風向制御装置とも呼びうるもので、車室に臨み、車
両である自動車のインスツルメントパネルなどに別体あ
るいは一体に設けられた吹出口に備えられるとともに、
空調装置のダクトに接続される。そして、空調装置から
供給された流体としての風である空調風の集中、拡散状
態、風向、風量などを調整できるようになっている。な
お、以下、車室側を下流側、ダクトに接続される側を上
流側とし、この下流側から上流側に向かう方向に沿った
方向を進退方向として説明する。
【0013】そして、このベンチレータ10は、主とし
て、基体としてのハウジング12、操作体14、案内体15を
構成する保持ケース16及びカバー17、及び、複数、本実
施の形態では4枚のルーバ18を備えている。
【0014】そして、ハウジング12は、例えば合成樹脂
にて複数の部材を組合せあるいは一体に形成された丸形
のベンチレータケースであり、略円筒状をなす枠部21、
この枠部21の軸芯を囲んで配置された中心軸受部22、及
びこれら枠部21と中心軸受部22とを連結する連結部23を
備えている。そして、枠部21の外周面は、円筒面あいる
は略球面の一部をなすように形成され、例えば球面の一
部として形成した場合には、吹出口の内周面に摺動自在
に嵌合して自在に軸方向すなわち吹き出し方向の中心を
調整できるようになっている。また、枠部21の内周面
は、略円筒面状をなし、この内周面に囲まれた部分が、
流体通路としての通風路25となっている。一方、中心軸
受部22は、格子部とも呼びうるもので、下流側の面を枠
部21の下流側の端面と面一とし、中心部に支持孔27を形
成した多角形筒状で、本実施の形態では、ルーバ18の枚
数に合わせて四角筒状に形成されている。また、連結部
23は、それぞれ略四角柱状に形成されている。さらに、
枠部21の内周面には、複数カ所に、本実施の形態ではル
ーバ18の枚数に合わせて4カ所に、内面を平面状とした
軸受け台部28が設けられ、これら軸受け台部28に、円孔
である軸受部29が形成されている。
【0015】また、案内体15を構成する保持ケース16
は、ケースとも呼びうるもので、下流側の端面の形状が
中心軸受部22とほぼ同形状の多角形筒状で、すなわち、
本実施の形態では、ルーバ18の枚数に合わせて四角筒状
に形成されている。そして、この保持ケース16の内面
が、案内面である案内部31となっている。また、この保
持ケース16の上流側の端面の各辺には、摺接部33を構成
する第1摺接部34が上流側に向かって凹設してU溝状に
形成されている。
【0016】さらに、案内体15を構成するカバー17は、
カバーとも呼びうるもので、下流側の端面部の形状が、
保持ケース16の上流側の端面部にほぼ組み合わされる基
部36と、この基部36から上流側に向かって突設された整
流部37とが一体に形成されている。すなわち、基部36
は、多角形筒状で、本実施の形態では、ルーバ18の枚数
に合わせて四角筒状に形成されているとともに、下流側
の端面の各辺には、摺接部33を構成する第2摺接部38が
上流側に向かって突出した突起として形成されている。
一方、整流部37は、通風路25の上流側に向かっていわば
とがった形状で、本実施の形態では、四角錐状に形成さ
れている。
【0017】また、操作体14は、ノブ部とも呼びうるも
ので、多角形柱状、本実施の形態では、ルーバ18の枚数
に合わせて四角柱状に形成されたラック本体部41を備え
ている。そして、このラック本体部41の外形形状は、案
内体15の案内部31内及び基体12の支持孔27内に進退方向
に挿入可能な形状となっている。また、このラック本体
部41の各側面には、それぞれピニオン収容部42が形成さ
れ、このピニオン収容部42に進退方向に歯が並んだラッ
ク部44が形成されている。また、ピニオン収容部42の上
流側の端部は、ストッパ部42aとなっている。さらに、
ラック本体部41の下流側の端部からは、把持操作に適し
た形状の、本実施の形態では先端部が径大な円柱状の操
作部46が形成されている。
【0018】そして、各ルーバ18は、互いに同形状をな
し、例えば合成樹脂の2色形成にて一体に形成され、略
平板状の羽根であるルーバ本体51と、このルーバ本体51
の回動軸となり幅方向の両側に突出するルーバ軸部52と
を備えている。また、ルーバ本体51には、一側部に沿っ
て、隣接するルーバ18に組み合ういわゆるジョッグル形
状の段部54が形成されている。さらに、このルーバ本体
51には、ルーバ軸部52を設けた部分を除き、外周の縁部
に沿って、軟質のシール部55が形成されている。そし
て、このシール部55は、軟質塩化ビニール、エラストマ
ーなど、軟質の樹脂にて形成され、他の部材に密着して
略気密を形成できる。一方、このシール部55を除いたル
ーバ18の各部は、シール部55を構成する樹脂より硬質の
樹脂などにて形成され、すなわち、ルーバ18は、軟質材
と硬質材との2色形成にて形成されている。さらに、各
ルーバ軸部52の内側の端部には、歯車であるピニオン部
57が設けられている。このピニオン部57は、円周面の略
半周にわたり、歯が配置され、ラック本体部41のピニオ
ン収容部42に挿入された状態で、ラック部44に噛み合
い、所定角度だけ回動可能になっている。
【0019】そして、このベンチレータ10の組立は、ま
ず、各ルーバ18のピニオン部57を、操作体14のピニオン
収容部42に挿入し、ピニオン部57をラック部44の上流側
の部分に噛合させる。この時、各ルーバ18のルーバ本体
51は、進退方向に沿った方向すなわち全開状態としてお
く。
【0020】次に、操作体14に下流側から保持ケース16
を摺動自在に嵌合し、各ルーバ18のピニオン部57側のル
ーバ軸部52をそれぞれ第1摺接部34に嵌め込む。
【0021】次いで、これら操作体14、保持ケース16、
及びルーバ18を組み付けた部材を、ハウジング12の枠部
21に下流側から組み込み、各ルーバ18の反ピニオン部57
側のルーバ軸部52をそれぞれ枠部21の軸受部29に挿入す
るとともに、保持ケース16をハウジング12の中心軸受部
22に接着などして固定する。
【0022】次に、保持ケース16に上流側からカバー17
を組合せ、接着などして固定することにより、保持ケー
ス16とカバー17とからなる案内体15の内側に操作体14が
摺動自在に保持され、ベンチレータ10が構成される。こ
の状態で、保持ケース16の第1摺接部34とカバー17の第
2摺接部38とで各ルーバ18のルーバ軸部52が挟持され、
各ルーバ18の回動時の摺動抵抗すなわちトルク出しが行
われる。
【0023】そして、このベンチレータ10は、枠部21の
外周面をインスツルメントパネルの吹出口の内側に摺動
可能に嵌合などして、自動車に設置される。
【0024】次に、このベンチレータ10の動作を説明す
る。
【0025】このベンチレータ10は、基本的には、操作
体14の進退操作により各ルーバ18を連動して回動させる
もので、ハウジング12の中心部に進退可能に備えられた
操作体14を下流側に押し込んだ状態で、図2及び図4に
示す全閉(シャット)状態となり、操作体14を上流側に引
き出した状態で、図3及び図5に示す全開(オープン)状
態となる。すなわち、操作部46を用いて操作体14を進退
させることにより、ハウジング12の中心部に集合した各
ルーバ18のピニオン部57をラック部44が同時に回動さ
せ、各ルーバ18のルーバ本体51を連動して回動させ、全
開状態すなわち空調風が所定の軸方向に沿って吹き出さ
れる集中状態から、空調風は所定の軸方向を中心として
円錐状に拡開して吹き出される拡散状態を経て、全閉状
態まで、連続的に調整される。
【0026】また、操作体14を下流側に押し込む全閉動
作のストッパは、図4に示すように、操作体14のラック
本体部41の先端部が点Aにて案内体15を構成するカバー
17の整流部37の傾斜した内壁に当接することにより実現
される。また、操作体14を上流側に引き出す全開動作の
ストッパは、各ルーバ18のピニオン部57と操作体14のピ
ニオン収容部42の端部に設けたストッパ部42aとが当接
することにより実現されている。
【0027】また、ハウジング12の枠部21の外周面を球
面状とした構成では、操作部46を把持して上下左右に移
動させることにより、ベンチレータ10の全体を回動さ
せ、空調風の吹き出し方向の中心が調整される。
【0028】このように、本実施の形態によれば、操作
体14にラック部44を設け、ルーバ18にピニオン部57を設
けた構成により、操作部46を用いて操作体14を進退させ
ることにより、複数のルーバ18を連動して移動させ、空
調風の集中、拡散状態を容易に調整できるのみならず、
ルーバ18を約90°回転させて、全開状体から全閉状態
まで操作性良く調整できる。
【0029】そして、操作体14は、格子状の中心軸受部
22を介してハウジング12に固着した筒状の保持ケース16
とカバー17とからなる案内体15の内側に摺動自在に保持
したため、操作機構の剛性を向上でき、案内体15を円滑
に案内できるため、操作感を向上できる。
【0030】加えて、保持ケース16とカバー17でルーバ
18のルーバ軸部52を挟持するトルク出し機構により、操
作体14の操作時に適度な抵抗感を実現できるとともに、
ルーバ18の回動位置を保持でき、操作感を向上できる。
【0031】また、風上に整流部37を設けたカバー17で
歯車部を覆って案内体15に収納したためのため、通風路
25の中央部を流れる流体としてのエアは、このカバー17
の整流部37の傾斜した外面形状で誘導でき、ラック部44
とピニオン部57とが噛合するギア部分での乱流の発生を
抑制し、ベンチレータ10の通気抵抗を低減できる。
【0032】さらに、カバー17は、通気抵抗の低減の
他、ルーバ18のトルク出し機構及び操作体14の一方向の
ストッパを兼ねるため、部品点数を削減し、構成を簡略
化して、製造コストを低減できる。
【0033】また、ルーバ18は、ルーバ本体51の周縁部
に軟質の樹脂で形成したシール部55を設けたため、ルー
バ18の全閉時にシール部55をハウジング12の枠部21の内
面に密着させ、気密性を向上できる。また、この気密性
の向上に伴い、ハウジング12及びルーバ18のみにて通風
路25を密閉して吹出風を止める全閉状態が可能になるた
め、別の部位にシャットバルブ、リンク、操作ダイアル
などの別部材からなるシャット機構を設ける必要がな
く、製造コストを低減できる。
【0034】このようにして、集中風、拡散風、及び通
風路25の開閉を簡易な構造で提供でき、自動車に適した
吹出口装置を提供できる。
【0035】なお、上記の実施の形態では、ルーバ18を
4枚設けた構成を示したが、この構成に限られず、2
枚、3枚、あるいは、5枚以上のルーバを設けることも
できる。
【0036】そして、例えば、ルーバ18を5枚とした場
合は、操作体14及びこの操作体14に嵌合する案内体15な
どの形状を5角形筒状とし、ルーバ18を6枚とした場合
は、操作体14及びこの操作体14に嵌合する案内体15など
の形状を6角形筒状とすることができる。
【0037】また、カバー17の風上側に設ける整流部37
の形状も四角錐などの先細りの壁面を有する角錐状に限
られず、円錐状などとし、あるいは先端あるいは側面を
曲面状などとすることもできる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の吹出口装置によれば、操
作部を用いて操作体を進退させることにより、ラック部
に噛合するピニオン部を設けたルーバ軸部を中心とし
て、各ルーバを連動して回動させ、複数のルーバ本体を
互いに放射方向を軸方向として回動させ、流体通路から
吹き出される流体の集中、拡散を調整できる。案内体の
案内部により操作体を安定して案内できるとともに、摺
接部がルーバ軸部に摺接して適度の操作抵抗を発生さ
せ、操作感を向上できる。
【0039】請求項2記載の吹出口装置によれば、操作
部を用いて操作体を進退させることにより、ラック部に
噛合するピニオン部を設けたルーバ軸部を中心として、
各ルーバを連動して回動させ、複数のルーバ本体を互い
に放射方向を軸方向として回動させ、流体通路から吹き
出される流体の集中、拡散を調整できる。案内体の案内
部により操作体を安定して案内でき操作感を向上でき
る。さらに、案内体の整流部がラック本体部の少なくと
も一部を覆って基体内の流体を整流するため、通気抵抗
を削減できる。
【0040】請求項3記載の吹出口装置によれば、請求
項1または2記載の効果に加え、ルーバ本体は、周縁部
の少なくとも一部に軟質の樹脂にて形成されたシール部
を一体的に設けたため、各ルーバは、シール部を基体の
枠部の内壁あるいは隣接するルーバのルーバ本体に密着
させることにより、流体通路の閉塞が可能になる。流体
通路を閉塞する別体の部材が不要になり、製造コストを
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吹出口装置の一実施の形態を示す分解
斜視図である。
【図2】同上吹出口装置の全閉状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同上吹出口装置の全開状態を示す斜視図であ
る。
【図4】同上吹出口装置の全閉状態を示す断面図であ
る。
【図5】同上吹出口装置の全開状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 吹出口装置としてのベンチレータ 12 基体としてのハウジング 14 操作体 15 案内体 18 ルーバ 21 枠部 25 流体通路としての通風路 31 案内部 33 摺接部 37 整流部 41 ラック本体部 44 ラック部 46 操作部 51 ルーバ本体 52 ルーバ軸部 55 シール部 57 ピニオン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神尾 建一 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 Fターム(参考) 3L081 AA02 AB02 FA02 FC01 HA08 HB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側が流体通路となる枠部を備えた基体
    と、 前記流体通路内に進退可能に支持され、ラック部を設け
    たラック本体部、及び操作部を備えた操作体と、 ルーバ本体、及び前記ラック部に噛合するピニオン部を
    設け互いに放射方向を軸方向として前記枠体に回動可能
    に軸支されるルーバ軸部を備えたルーバと、 前記基体に取り付けられ、前記ラック部を進退自在に案
    内する案内部、及び前記ルーバ軸部に摺接する摺接部を
    設けた案内体とを具備したことを特徴とする吹出口装
    置。
  2. 【請求項2】 内側が流体通路となる枠部を備えた基体
    と、 前記流体通路内に進退可能に支持され、ラック部を設け
    たラック本体部、及び操作部を備えた操作体と、 ルーバ本体、及び前記ラック部に噛合するピニオン部を
    設け互いに放射方向を軸方向として前記枠体に回動可能
    に軸支されるルーバ軸部を備えたルーバと、 前記基体に取り付けられ、前記ラック部を進退自在に案
    内する案内部、及び前記ラック本体部の少なくとも一部
    を覆って基体内の流体を整流する整流部を設けた案内体
    とを具備したことを特徴とする吹出口装置。
  3. 【請求項3】 ルーバ本体は、周縁部の少なくとも一部
    に軟質の樹脂にて形成されたシール部を一体的に設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の吹出口装置。
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