JP2002167602A - 鉄粉、その製造方法および汚染された土壌、水、ガスの浄化方法 - Google Patents
鉄粉、その製造方法および汚染された土壌、水、ガスの浄化方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比表面積の大きい鉄粉であって、有機ハロゲン
化合物の分解速度に優れ、安全性が高く、通水性に優
れ、有機ハロゲン化合物の分解に好適に用いることがで
きる鉄粉の提供。 【解決手段】平均粒径10μm以上2000μm以下の
大粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体の50質量%以下の
量の平均粒径0.05μm以上10μm未満の小粒径鉄
粉が焼結により付着してなる鉄粉。
化合物の分解速度に優れ、安全性が高く、通水性に優
れ、有機ハロゲン化合物の分解に好適に用いることがで
きる鉄粉の提供。 【解決手段】平均粒径10μm以上2000μm以下の
大粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体の50質量%以下の
量の平均粒径0.05μm以上10μm未満の小粒径鉄
粉が焼結により付着してなる鉄粉。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄粉、その製造方
法および汚染された土壌、水、ガスの浄化方法に関し、
より詳しくは有機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、安
全性が高く、有機ハロゲン化合物の分解に好適に用いら
れる鉄粉およびその製造方法ならびに該鉄粉を用いて有
機ハロゲン化合物で汚染された土壌、水、ガスを浄化す
る方法に関する。
法および汚染された土壌、水、ガスの浄化方法に関し、
より詳しくは有機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、安
全性が高く、有機ハロゲン化合物の分解に好適に用いら
れる鉄粉およびその製造方法ならびに該鉄粉を用いて有
機ハロゲン化合物で汚染された土壌、水、ガスを浄化す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体工場、金属加工工場等にお
いて脱脂溶剤として、以前から多量に使用され、使用
後、排出され、投棄されてきたトリクロロエチレン(T
CE)等の有機ハロゲン系化合物等による地下水や土壌
の汚染が、大きな社会問題となっている。従来、これら
の汚染を解決する方法として、地下水については、汚染
された地下水を土壌外に抽出して無害化処埋する真空抽
出法や揚水曝気法等がある。また、土壌については、汚
染された土壌を掘削して加熱処理によって無害化する熱
脱着法や熱分解法が知られている。更には、地下水中ま
たは土壌中の汚染物質を分解して無害化する方法とし
て、微生物を利用したバイオレメディエーション法によ
る浄化法が知られている。
いて脱脂溶剤として、以前から多量に使用され、使用
後、排出され、投棄されてきたトリクロロエチレン(T
CE)等の有機ハロゲン系化合物等による地下水や土壌
の汚染が、大きな社会問題となっている。従来、これら
の汚染を解決する方法として、地下水については、汚染
された地下水を土壌外に抽出して無害化処埋する真空抽
出法や揚水曝気法等がある。また、土壌については、汚
染された土壌を掘削して加熱処理によって無害化する熱
脱着法や熱分解法が知られている。更には、地下水中ま
たは土壌中の汚染物質を分解して無害化する方法とし
て、微生物を利用したバイオレメディエーション法によ
る浄化法が知られている。
【0003】しかしながら、真空抽出法、揚水曝気法等
の方法は、汚染物質を含む地下水や土壌ガスを地中より
揚水・抽出した後、汚染物質を除去したり分解したりす
るために活性炭や分解剤を使用するに当たり地上に設備
を設け、更に、発生した汚染物質に無害化処埋を施すな
ど、高コストな別途処理を必要とする。また、掘削土壌
を高温で熱分解する方法は、土壌を加熱処理する大がか
りな設備が必要であり、かつ、土壌粒子自体が熱により
変質し、例えば、生物を生息させるという土壌の機能が
著しく損なわれるため、処理後の土壌の再利用が難し
い。更に、バイオレメディエーション法は、土壌特性の
違いから、すべての土壌に適用できるものではなく、ま
た、適用できる場合でも、微生物作用によるため反応が
遅く、長期の処理期間を必要とする。
の方法は、汚染物質を含む地下水や土壌ガスを地中より
揚水・抽出した後、汚染物質を除去したり分解したりす
るために活性炭や分解剤を使用するに当たり地上に設備
を設け、更に、発生した汚染物質に無害化処埋を施すな
ど、高コストな別途処理を必要とする。また、掘削土壌
を高温で熱分解する方法は、土壌を加熱処理する大がか
りな設備が必要であり、かつ、土壌粒子自体が熱により
変質し、例えば、生物を生息させるという土壌の機能が
著しく損なわれるため、処理後の土壌の再利用が難し
い。更に、バイオレメディエーション法は、土壌特性の
違いから、すべての土壌に適用できるものではなく、ま
た、適用できる場合でも、微生物作用によるため反応が
遅く、長期の処理期間を必要とする。
【0004】上記のような従来の地下水や土壌の汚染対
策の問題点を克服するべく、含ハロゲン有機汚染物質を
鉄と反応させて、還元的に脱ハロゲン化し、無害化する
方法が種々提案されており、注目されつつある。例え
ば、特表平5−501520号公報には、地下水の流路
に溝を掘り、粒状、切片状、繊維状等の形状の鉄を充填
し、含ハロゲン有機汚染物質と接触させることで、還元
的に脱ハロゲン化し、無害化する方法が記載されてい
る。また、特開2000−5740号公報には、銅含有
鉄粉の使用が記載されている。
策の問題点を克服するべく、含ハロゲン有機汚染物質を
鉄と反応させて、還元的に脱ハロゲン化し、無害化する
方法が種々提案されており、注目されつつある。例え
ば、特表平5−501520号公報には、地下水の流路
に溝を掘り、粒状、切片状、繊維状等の形状の鉄を充填
し、含ハロゲン有機汚染物質と接触させることで、還元
的に脱ハロゲン化し、無害化する方法が記載されてい
る。また、特開2000−5740号公報には、銅含有
鉄粉の使用が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特表平5−5
01520号公報に記載の方法は、有機ハロゲン化合物
の分解速度が遅いという問題を有していた。また、特開
2000−5740号公報に記載の方法は、銅自体が有
害元素であり、二次汚染の原因となるおそれがあるとい
う問題を有していた。
01520号公報に記載の方法は、有機ハロゲン化合物
の分解速度が遅いという問題を有していた。また、特開
2000−5740号公報に記載の方法は、銅自体が有
害元素であり、二次汚染の原因となるおそれがあるとい
う問題を有していた。
【0006】一方、有機ハロゲン化合物の分解速度を向
上させるべく、比表面積の大きい微細な鉄粉を用いよう
としても、例えば、地下水の流路に溝を掘って鉄粉を充
填する方法においては、通水性が悪く、分解速度を速く
することはできない。また、土壌と鉄粉とを混合する方
法においても、微細な鉄粉であるため、混合の際に均一
に分散せずに凝集してしまい、上記と同様の問題が生じ
る。
上させるべく、比表面積の大きい微細な鉄粉を用いよう
としても、例えば、地下水の流路に溝を掘って鉄粉を充
填する方法においては、通水性が悪く、分解速度を速く
することはできない。また、土壌と鉄粉とを混合する方
法においても、微細な鉄粉であるため、混合の際に均一
に分散せずに凝集してしまい、上記と同様の問題が生じ
る。
【0007】したがって、本発明は、比表面積の大きい
鉄粉であって、有機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、
安全性が高く、上述したような通水性の問題がなく、有
機ハロゲン化合物の分解に好適に用いることができる鉄
粉、その製造方法および該鉄粉を用いて有機ハロゲン化
合物で汚染された土壌、水、ガスを浄化する方法を提供
することを目的とする。
鉄粉であって、有機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、
安全性が高く、上述したような通水性の問題がなく、有
機ハロゲン化合物の分解に好適に用いることができる鉄
粉、その製造方法および該鉄粉を用いて有機ハロゲン化
合物で汚染された土壌、水、ガスを浄化する方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を行い、本発明を完成した。即ち、
本発明は、平均粒径10μm以上2000μm以下の大
粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体の50質量%以下の量
の平均粒径0.05μm以上10μm未満の小粒径鉄粉
が焼結により付着してなる鉄粉を提供する。
解決すべく鋭意研究を行い、本発明を完成した。即ち、
本発明は、平均粒径10μm以上2000μm以下の大
粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体の50質量%以下の量
の平均粒径0.05μm以上10μm未満の小粒径鉄粉
が焼結により付着してなる鉄粉を提供する。
【0009】前記小粒径鉄粉の平均粒径と前記大粒径鉄
粉の平均粒径の比が、0.1以下であるのが好ましい。
粉の平均粒径の比が、0.1以下であるのが好ましい。
【0010】前記小粒径鉄粉がニッケルを含有するのが
好ましい態様の一つである。
好ましい態様の一つである。
【0011】また、本発明は、平均粒径10μm以上2
000μm以下の大粒径鉄粉と、平均粒径0.05以上
10μm未満の小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄
粉とを混合し、還元性雰囲気中、熱処理することによ
り、上記鉄粉を得ることを特徴とする鉄粉の製造方法を
提供する。
000μm以下の大粒径鉄粉と、平均粒径0.05以上
10μm未満の小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄
粉とを混合し、還元性雰囲気中、熱処理することによ
り、上記鉄粉を得ることを特徴とする鉄粉の製造方法を
提供する。
【0012】更に、本発明は、上記した鉄粉を、有機ハ
ロゲン化合物で汚染された土壌、水およびガスのうち少
なくとも一つと接触させて、有機ハロゲン化合物を分解
することを特徴とする汚染された土壌、水、ガスの浄化
方法を提供する。
ロゲン化合物で汚染された土壌、水およびガスのうち少
なくとも一つと接触させて、有機ハロゲン化合物を分解
することを特徴とする汚染された土壌、水、ガスの浄化
方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鉄粉について、詳
細に説明する。本発明の鉄粉は、平均粒径10μm以上
2000μm以下の大粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体
の50質量%以下の量の平均粒径0.05μm以上10
μm未満の小粒径鉄粉が焼結により付着してなる。図1
は本発明の鉄粉の断面模式図である。図1に示すよう
に、本発明の鉄粉1は、大粒径鉄粉2の表面に小粒径鉄
粉3が焼結により付着してなる。図1では、小粒径鉄粉
3が大粒径鉄粉2の凹部に焼結により付着した状態を示
しているが、小粒径鉄粉3が大粒径鉄粉2の凸部にも焼
結により付着していてもかまわない。
細に説明する。本発明の鉄粉は、平均粒径10μm以上
2000μm以下の大粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体
の50質量%以下の量の平均粒径0.05μm以上10
μm未満の小粒径鉄粉が焼結により付着してなる。図1
は本発明の鉄粉の断面模式図である。図1に示すよう
に、本発明の鉄粉1は、大粒径鉄粉2の表面に小粒径鉄
粉3が焼結により付着してなる。図1では、小粒径鉄粉
3が大粒径鉄粉2の凹部に焼結により付着した状態を示
しているが、小粒径鉄粉3が大粒径鉄粉2の凸部にも焼
結により付着していてもかまわない。
【0014】本発明において、大粒径鉄粉は、平均粒径
が10μm以上2000μm以下であれば特に限定され
ない。平均粒径が上記範囲であると、比表面積が十分に
大きく、かつ、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に上述した通水性の問題が生じるおそれが少ない。大粒
径鉄粉の平均粒径は、10μm以上200μm以下であ
るのが好ましい。なお、本発明において「平均粒径」と
は、一次粒子の平均粒径(平均一次粒径)を意味する。
後述する小粒径鉄粉および小粒径酸化鉄粉についても、
同様である。
が10μm以上2000μm以下であれば特に限定され
ない。平均粒径が上記範囲であると、比表面積が十分に
大きく、かつ、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に上述した通水性の問題が生じるおそれが少ない。大粒
径鉄粉の平均粒径は、10μm以上200μm以下であ
るのが好ましい。なお、本発明において「平均粒径」と
は、一次粒子の平均粒径(平均一次粒径)を意味する。
後述する小粒径鉄粉および小粒径酸化鉄粉についても、
同様である。
【0015】本発明において、小粒径鉄粉は、平均粒径
が0.05μm以上10μm未満であれば特に限定され
ない。平均粒径が上記範囲であると、比表面積が十分に
大きくなる。小粒径鉄粉の平均粒径は、0.05μm以
上3μm以下であるのが好ましく、0.05μm以上1
μm以下であるのがより好ましい。
が0.05μm以上10μm未満であれば特に限定され
ない。平均粒径が上記範囲であると、比表面積が十分に
大きくなる。小粒径鉄粉の平均粒径は、0.05μm以
上3μm以下であるのが好ましく、0.05μm以上1
μm以下であるのがより好ましい。
【0016】前記小粒径鉄粉は、ニッケルを含有するも
のであってもよい。小粒径鉄粉がニッケルを含有する
と、本発明の鉄粉を有機ハロゲン化合物の分解に用いた
場合に、分解速度が速くなる。この場合、ニッケルの含
有量は、小粒径鉄粉全体に対して、2〜50質量%であ
るのが好ましい。ニッケルの含有量が上記範囲である
と、分解速度の向上効果が大きくなる。小粒径鉄粉がニ
ッケルを含有する場合、ニッケルは小粒径鉄粉の表面の
みに存在していても表面と内部との両方に存在していて
もよい。また、ニッケルは、小粒径鉄粉だけでなく、大
粒径鉄粉の表面および/または内部に存在していてもよ
い。
のであってもよい。小粒径鉄粉がニッケルを含有する
と、本発明の鉄粉を有機ハロゲン化合物の分解に用いた
場合に、分解速度が速くなる。この場合、ニッケルの含
有量は、小粒径鉄粉全体に対して、2〜50質量%であ
るのが好ましい。ニッケルの含有量が上記範囲である
と、分解速度の向上効果が大きくなる。小粒径鉄粉がニ
ッケルを含有する場合、ニッケルは小粒径鉄粉の表面の
みに存在していても表面と内部との両方に存在していて
もよい。また、ニッケルは、小粒径鉄粉だけでなく、大
粒径鉄粉の表面および/または内部に存在していてもよ
い。
【0017】前記小粒径鉄粉の平均粒径と前記大粒径鉄
粉の平均粒径の比は、0.1以下であるのが好ましく、
0.07以下であるのがより好ましく、0.05以下で
あるのが更に好ましい。上記平均粒径の比が0.1以下
であると、比表面積がより大きくなる。それにより、有
機ハロゲン化合物の分解に用いた場合の分解速度が速く
なる。また、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合に
上述した通水性の問題が生じるおそれがより少なくな
る。
粉の平均粒径の比は、0.1以下であるのが好ましく、
0.07以下であるのがより好ましく、0.05以下で
あるのが更に好ましい。上記平均粒径の比が0.1以下
であると、比表面積がより大きくなる。それにより、有
機ハロゲン化合物の分解に用いた場合の分解速度が速く
なる。また、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合に
上述した通水性の問題が生じるおそれがより少なくな
る。
【0018】本発明の鉄粉における小粒径鉄粉の量は、
鉄換算で全体の50質量%以下である。小粒径鉄粉の量
が上記範囲であると、比表面積が大きくなり、有機ハロ
ゲン化合物の分解に用いた場合の分解速度が速くなる。
小粒径鉄粉の量は、鉄換算で全体の10〜40質量%で
あるのが好ましく、15〜30質量%であるのがより好
ましい。なお、「鉄換算」とは、本発明の鉄粉の中の鉄
の質量と小粒径鉄粉の中の鉄の質量とが基準となること
を意味する。したがって、例えば、上述した小粒径鉄粉
がニッケルを含有する場合においては、鉄粉全体からニ
ッケルを除いた鉄の質量と小粒径鉄粉からニッケルを除
いた鉄の質量とが基準となる。
鉄換算で全体の50質量%以下である。小粒径鉄粉の量
が上記範囲であると、比表面積が大きくなり、有機ハロ
ゲン化合物の分解に用いた場合の分解速度が速くなる。
小粒径鉄粉の量は、鉄換算で全体の10〜40質量%で
あるのが好ましく、15〜30質量%であるのがより好
ましい。なお、「鉄換算」とは、本発明の鉄粉の中の鉄
の質量と小粒径鉄粉の中の鉄の質量とが基準となること
を意味する。したがって、例えば、上述した小粒径鉄粉
がニッケルを含有する場合においては、鉄粉全体からニ
ッケルを除いた鉄の質量と小粒径鉄粉からニッケルを除
いた鉄の質量とが基準となる。
【0019】本発明の鉄粉においては、上記小粒径鉄粉
が上記大粒径鉄粉の表面に焼結により付着している。し
たがって、本発明の鉄粉においては、上記小粒径鉄粉の
表面と上記大粒径鉄粉の表面との接触面積はわずかであ
って、本発明の鉄粉の比表面積は大きい。このため、本
発明の鉄粉は、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に、分解速度が速い。また、本発明の鉄粉においては、
上記小粒径鉄粉と上記大粒径鉄粉とは焼結により付着し
ているので、分離してしまうことがない。例えば、本発
明の鉄粉は、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に、小粒径鉄粉の部分のみが分離して通水性を悪くする
という問題が生じるおそれがない。
が上記大粒径鉄粉の表面に焼結により付着している。し
たがって、本発明の鉄粉においては、上記小粒径鉄粉の
表面と上記大粒径鉄粉の表面との接触面積はわずかであ
って、本発明の鉄粉の比表面積は大きい。このため、本
発明の鉄粉は、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に、分解速度が速い。また、本発明の鉄粉においては、
上記小粒径鉄粉と上記大粒径鉄粉とは焼結により付着し
ているので、分離してしまうことがない。例えば、本発
明の鉄粉は、有機ハロゲン化合物の分解に用いた場合
に、小粒径鉄粉の部分のみが分離して通水性を悪くする
という問題が生じるおそれがない。
【0020】なお、本発明の鉄粉においては、大粒径鉄
粉の表面に焼結により付着している小粒径鉄粉が存在す
れば、小粒径鉄粉同士が焼結して結合していてもよく、
小粒径鉄粉のみに焼結して結合している小粒径鉄粉が存
在していてもよい。
粉の表面に焼結により付着している小粒径鉄粉が存在す
れば、小粒径鉄粉同士が焼結して結合していてもよく、
小粒径鉄粉のみに焼結して結合している小粒径鉄粉が存
在していてもよい。
【0021】つぎに、本発明の鉄粉の製造方法について
説明する。上述した本発明の鉄粉は、製造方法を特に限
定されないが、以下の製造方法により製造されるのが好
ましい。即ち、本発明の鉄粉の製造方法は、平均粒径1
0μm以上2000μm以下の大粒径鉄粉と、平均粒径
0.05μm以上10μm未満の小粒径酸化鉄粉および
/または小粒径鉄粉とを混合し、還元性雰囲気中、熱処
理することにより、上記鉄粉を得ることを特徴とする鉄
粉の製造方法である。
説明する。上述した本発明の鉄粉は、製造方法を特に限
定されないが、以下の製造方法により製造されるのが好
ましい。即ち、本発明の鉄粉の製造方法は、平均粒径1
0μm以上2000μm以下の大粒径鉄粉と、平均粒径
0.05μm以上10μm未満の小粒径酸化鉄粉および
/または小粒径鉄粉とを混合し、還元性雰囲気中、熱処
理することにより、上記鉄粉を得ることを特徴とする鉄
粉の製造方法である。
【0022】本発明の鉄粉の製造方法に用いられる大粒
径鉄粉は、平均粒径が10μm以上2000μm以下で
あれば特に限定されない。大粒径鉄粉としては、例え
ば、アトマイズ鉄粉、還元鉄粉(海綿鉄粉)を用いるこ
とができる。アトマイズ鉄粉は、一般に、鉄原料を水ア
トマイズした後、仕上還元して得られる。本発明におい
ては、水アトマイズ後であって仕上還元前の鉄粉を用い
ることもできる。また、還元鉄粉は、一般に、ミルスケ
ールをコークス等で還元し、生成した海綿鉄を粉砕し、
更に仕上還元して得られる。本発明においては、粉砕後
であって仕上還元前の鉄粉を用いることもできる。更
に、上記方法においてミルスケールの代わりに鉱石を用
いた鉄粉を用いることもでき、この場合も仕上還元前の
鉄粉を用いることができる。これらの鉄粉においては、
仕上還元前の鉄粉は、高炭素、高酸素であり、仕上還元
後の鉄粉は、低炭素、低酸素であるという特徴を有する
ので、用途に応じて選択することができる。これらの大
粒径鉄粉は、単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
径鉄粉は、平均粒径が10μm以上2000μm以下で
あれば特に限定されない。大粒径鉄粉としては、例え
ば、アトマイズ鉄粉、還元鉄粉(海綿鉄粉)を用いるこ
とができる。アトマイズ鉄粉は、一般に、鉄原料を水ア
トマイズした後、仕上還元して得られる。本発明におい
ては、水アトマイズ後であって仕上還元前の鉄粉を用い
ることもできる。また、還元鉄粉は、一般に、ミルスケ
ールをコークス等で還元し、生成した海綿鉄を粉砕し、
更に仕上還元して得られる。本発明においては、粉砕後
であって仕上還元前の鉄粉を用いることもできる。更
に、上記方法においてミルスケールの代わりに鉱石を用
いた鉄粉を用いることもでき、この場合も仕上還元前の
鉄粉を用いることができる。これらの鉄粉においては、
仕上還元前の鉄粉は、高炭素、高酸素であり、仕上還元
後の鉄粉は、低炭素、低酸素であるという特徴を有する
ので、用途に応じて選択することができる。これらの大
粒径鉄粉は、単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
【0023】本発明の鉄粉の製造方法に用いられる小粒
径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉は、平均粒径が
0.05μm以上10μm未満であれば特に限定されな
い。小粒径酸化鉄粉としては、例えば、マグネタイト微
粉、マグへマイト微粉、ゲーサイト微粉、ミルスケール
微粉、焙焼法または湿式法によるヘマタイト微粉;ニッ
ケルを2〜50質量%含有するこれらの微粉が挙げられ
る。小粒径鉄粉としては、例えば、カルボニル鉄粉;上
記の各小粒径酸化鉄粉を還元して得られる鉄粉が挙げら
れる。
径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉は、平均粒径が
0.05μm以上10μm未満であれば特に限定されな
い。小粒径酸化鉄粉としては、例えば、マグネタイト微
粉、マグへマイト微粉、ゲーサイト微粉、ミルスケール
微粉、焙焼法または湿式法によるヘマタイト微粉;ニッ
ケルを2〜50質量%含有するこれらの微粉が挙げられ
る。小粒径鉄粉としては、例えば、カルボニル鉄粉;上
記の各小粒径酸化鉄粉を還元して得られる鉄粉が挙げら
れる。
【0024】ミルスケール微粉の原料となるミルスケー
ルは、鉄鋼製品製造工程における副産物であり、FeO
を主成分としていて、純度の高いものを選択することが
できる。ミルスケールはもろいため、機械粉砕によって
所定の大きさ、例えば、平均粒径3〜10μmのミルス
ケール微粉とすることができるので好適に用いられる。
これより細かいミルスケール微粉は、空気分級法による
分級や、集塵採取によって得ることができる。焙焼法に
よるヘマタイト微粉は、塩化鉄溶液を大気中、高温で焙
焼することにより得られ、平均粒径は、一般に0.5〜
1.0μmである。湿式法によるヘマタイト微粉は、塩
化鉄溶液または硫酸鉄溶液をアルカリ溶液と反応させ、
沈殿させることにより得られ、平均粒径は、一般に0.
05〜0.3μmである。焙焼法または湿式法によるヘ
マタイト微粉を用いると、得られる本発明の鉄粉の比表
面積が大きくなるので、好ましい。
ルは、鉄鋼製品製造工程における副産物であり、FeO
を主成分としていて、純度の高いものを選択することが
できる。ミルスケールはもろいため、機械粉砕によって
所定の大きさ、例えば、平均粒径3〜10μmのミルス
ケール微粉とすることができるので好適に用いられる。
これより細かいミルスケール微粉は、空気分級法による
分級や、集塵採取によって得ることができる。焙焼法に
よるヘマタイト微粉は、塩化鉄溶液を大気中、高温で焙
焼することにより得られ、平均粒径は、一般に0.5〜
1.0μmである。湿式法によるヘマタイト微粉は、塩
化鉄溶液または硫酸鉄溶液をアルカリ溶液と反応させ、
沈殿させることにより得られ、平均粒径は、一般に0.
05〜0.3μmである。焙焼法または湿式法によるヘ
マタイト微粉を用いると、得られる本発明の鉄粉の比表
面積が大きくなるので、好ましい。
【0025】これらの小粒径酸化鉄粉および小粒径鉄粉
は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよく、1種以上の小粒径酸化鉄粉と1種以上の小粒径
鉄粉とを併用してもよい。
は、それぞれ単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよく、1種以上の小粒径酸化鉄粉と1種以上の小粒径
鉄粉とを併用してもよい。
【0026】本発明の鉄粉の製造方法に用いられる大粒
径鉄粉の平均粒径は、10μm以上200μm以下であ
るのが好ましい。本発明の鉄粉の製造方法に用いられる
小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉の平均粒径
は、0.05〜3μmであるのが好ましく、0.05〜
1μmであるのがより好ましい。前記小粒径酸化鉄粉お
よび/または小粒径鉄粉の平均粒径と前記大粒径鉄粉の
平均粒径の比は、0.1以下であるのが好ましく、0.
07以下であるのがより好ましく、0.05以下である
のが更に好ましい。
径鉄粉の平均粒径は、10μm以上200μm以下であ
るのが好ましい。本発明の鉄粉の製造方法に用いられる
小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉の平均粒径
は、0.05〜3μmであるのが好ましく、0.05〜
1μmであるのがより好ましい。前記小粒径酸化鉄粉お
よび/または小粒径鉄粉の平均粒径と前記大粒径鉄粉の
平均粒径の比は、0.1以下であるのが好ましく、0.
07以下であるのがより好ましく、0.05以下である
のが更に好ましい。
【0027】本発明の鉄粉の製造方法においては、上記
大粒径鉄粉と、上記小粒径酸化鉄粉および/または小粒
径鉄粉とからなる全体に対する、小粒径酸化鉄粉および
/または小粒径鉄粉の量が、鉄換算で50質量%以下で
あるのが好ましく、10〜40質量%であるのがより好
ましく、15〜30質量%であるのが更に好ましい。小
粒径鉄粉の量が上記範囲であると、実質的にすべての小
粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉が大粒径鉄粉の
表面に焼結により付着することができるので、生産効率
に優れる。なお、「鉄換算」とは、全体における鉄の質
量と小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉の中の鉄
の質量とが基準となることを意味する。したがって、例
えば、小粒径酸化鉄粉を用いる場合や、小粒径酸化鉄粉
および/または小粒径鉄粉がニッケルを含有する場合に
おいては、全体から酸素やニッケルを除いた鉄の質量と
小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉から酸素やニ
ッケルを除いた鉄の質量とが基準となる。
大粒径鉄粉と、上記小粒径酸化鉄粉および/または小粒
径鉄粉とからなる全体に対する、小粒径酸化鉄粉および
/または小粒径鉄粉の量が、鉄換算で50質量%以下で
あるのが好ましく、10〜40質量%であるのがより好
ましく、15〜30質量%であるのが更に好ましい。小
粒径鉄粉の量が上記範囲であると、実質的にすべての小
粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉が大粒径鉄粉の
表面に焼結により付着することができるので、生産効率
に優れる。なお、「鉄換算」とは、全体における鉄の質
量と小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉の中の鉄
の質量とが基準となることを意味する。したがって、例
えば、小粒径酸化鉄粉を用いる場合や、小粒径酸化鉄粉
および/または小粒径鉄粉がニッケルを含有する場合に
おいては、全体から酸素やニッケルを除いた鉄の質量と
小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉から酸素やニ
ッケルを除いた鉄の質量とが基準となる。
【0028】上記大粒径鉄粉と、上記小粒径酸化鉄粉お
よび/または小粒径鉄粉とを混合する方法は、特に限定
されず、従来公知の方法を用いることができる。例え
ば、ニーダー、ミキサー、ブレンダー等の混合装置を用
いる方法が挙げられる。
よび/または小粒径鉄粉とを混合する方法は、特に限定
されず、従来公知の方法を用いることができる。例え
ば、ニーダー、ミキサー、ブレンダー等の混合装置を用
いる方法が挙げられる。
【0029】還元性雰囲気に用いられる気体は、特に限
定されない。例えば、水素、一酸化炭素、これらを含む
混合ガスなど公知の還元性雰囲気を用いることができ
る。
定されない。例えば、水素、一酸化炭素、これらを含む
混合ガスなど公知の還元性雰囲気を用いることができ
る。
【0030】熱処理は、上記還元性雰囲気中で、例え
ば、500〜1000℃、好ましくは600〜900℃
で、例えば、10〜240分間、好ましくは30〜12
0分間行う。
ば、500〜1000℃、好ましくは600〜900℃
で、例えば、10〜240分間、好ましくは30〜12
0分間行う。
【0031】熱処理に用いられる装置は、特に限定され
ず、従来公知の熱処理炉等を用いることができる。
ず、従来公知の熱処理炉等を用いることができる。
【0032】上記熱処理により、小粒径鉄粉は大粒径鉄
粉の表面に焼結して付着する。また、小粒径酸化鉄粉は
還元されて小粒径鉄粉となりつつ、大粒径鉄粉の表面に
焼結して付着する。
粉の表面に焼結して付着する。また、小粒径酸化鉄粉は
還元されて小粒径鉄粉となりつつ、大粒径鉄粉の表面に
焼結して付着する。
【0033】なお、小粒径酸化鉄粉を用いる場合におい
ては、すべてが還元されるまで熱処理してもよく、一部
が酸化鉄として残留する程度で熱処理を終了してもよ
い。また、熱処理後の本発明の鉄粉が0.1〜0.9質
量%程度の酸素を含有していてもよい。
ては、すべてが還元されるまで熱処理してもよく、一部
が酸化鉄として残留する程度で熱処理を終了してもよ
い。また、熱処理後の本発明の鉄粉が0.1〜0.9質
量%程度の酸素を含有していてもよい。
【0034】上述した本発明の鉄粉の製造方法により、
大粒径鉄粉の表面に、小粒径鉄粉が焼結により付着して
なる本発明の鉄粉が得られる。本発明の鉄粉の製造方法
によれば、大粒径鉄粉と小粒径鉄粉とを焼結により付着
させるので、得られる鉄粉においては大粒径鉄粉と小粒
径鉄粉の表面のごく一部のみが焼結して付着している。
したがって、本発明の鉄粉の製造方法によれば、比表面
積が大きい本発明の鉄粉が得られる。
大粒径鉄粉の表面に、小粒径鉄粉が焼結により付着して
なる本発明の鉄粉が得られる。本発明の鉄粉の製造方法
によれば、大粒径鉄粉と小粒径鉄粉とを焼結により付着
させるので、得られる鉄粉においては大粒径鉄粉と小粒
径鉄粉の表面のごく一部のみが焼結して付着している。
したがって、本発明の鉄粉の製造方法によれば、比表面
積が大きい本発明の鉄粉が得られる。
【0035】本発明の鉄粉の用途および使用方法は、特
に限定されず、粉末冶金用、エッチング廃液処理用、有
機ハロゲン化合物分解用等に広く用いることができる。
中でも、比表面積が大きいことが利点となる用途に好適
に用いられる。例えば、有機ハロゲン化合物を含有する
地下水などの水、ガス、土壌等に対する処理に好適に用
いられる。本発明の鉄粉は、土壌、水、ガスなどの有機
ハロゲン化合物の濃度が高い場所、例えば、有機ハロゲ
ン化合物を含有する溶剤などが漏れ出して、汚染されて
いる土壌、水(例えば、地下水)、ガスなどに適用でき
る。即ち、本発明の鉄粉を、有機ハロゲン化合物で汚染
されている土壌、水、ガスと接触させることで、有機ハ
ロゲン化合物を分解して、土壌、水、ガスを浄化(無害
化)できる。
に限定されず、粉末冶金用、エッチング廃液処理用、有
機ハロゲン化合物分解用等に広く用いることができる。
中でも、比表面積が大きいことが利点となる用途に好適
に用いられる。例えば、有機ハロゲン化合物を含有する
地下水などの水、ガス、土壌等に対する処理に好適に用
いられる。本発明の鉄粉は、土壌、水、ガスなどの有機
ハロゲン化合物の濃度が高い場所、例えば、有機ハロゲ
ン化合物を含有する溶剤などが漏れ出して、汚染されて
いる土壌、水(例えば、地下水)、ガスなどに適用でき
る。即ち、本発明の鉄粉を、有機ハロゲン化合物で汚染
されている土壌、水、ガスと接触させることで、有機ハ
ロゲン化合物を分解して、土壌、水、ガスを浄化(無害
化)できる。
【0036】具体的には、下記の(a)、(b)、
(c)、(d)および(e)を例示できる。 (a)有機ハロゲン化合物で汚染された地下水の水脈中
に、該鉄粉を戴置する方法。 (b)有機ハロゲン化合物で汚染された地下水をくみ上
げ、該鉄粉に接触させる方法。 (c)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌中に、該鉄
粉を添加する方法。 (d)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌を掘削し、
該掘削された土壌と該鉄粉を混合する方法。 (e)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌および/ま
たは地下水から吸引して得られたガスと該鉄粉とを接触
させる方法。
(c)、(d)および(e)を例示できる。 (a)有機ハロゲン化合物で汚染された地下水の水脈中
に、該鉄粉を戴置する方法。 (b)有機ハロゲン化合物で汚染された地下水をくみ上
げ、該鉄粉に接触させる方法。 (c)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌中に、該鉄
粉を添加する方法。 (d)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌を掘削し、
該掘削された土壌と該鉄粉を混合する方法。 (e)有機ハロゲン化合物で汚染された土壌および/ま
たは地下水から吸引して得られたガスと該鉄粉とを接触
させる方法。
【0037】本発明の方法の対象となる汚染の原因とな
る有機ハロゲン化合物は、塩素原子などのハロゲンを有
する有機化合物であれば、特に限定されない。例えば、
トリクロロエチレン(TCE)、テトラクロロエチレ
ン、1,1−ジクロロエチレン、cis−1,2−ジク
ロロエチレン、trans−1,2−ジクロロエチレ
ン、塩化ビニル、1,1,1−トリクロロエタン、1,
1,2−トリクロロエタン、ジクロロエタン、ジクロロ
メタン、四塩化炭素、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、
ダイオキシンが挙げられる。
る有機ハロゲン化合物は、塩素原子などのハロゲンを有
する有機化合物であれば、特に限定されない。例えば、
トリクロロエチレン(TCE)、テトラクロロエチレ
ン、1,1−ジクロロエチレン、cis−1,2−ジク
ロロエチレン、trans−1,2−ジクロロエチレ
ン、塩化ビニル、1,1,1−トリクロロエタン、1,
1,2−トリクロロエタン、ジクロロエタン、ジクロロ
メタン、四塩化炭素、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、
ダイオキシンが挙げられる。
【0038】有機ハロゲン化合物は鉄粉により還元され
て、非ハロゲン化合物のような無害な化合物とハロゲン
化水素に変わる。例えば、TCEは鉄粉表面で電子を受
け取り(還元され)、β脱離によりクロロアセチレンな
どの中間体を経由して、アセチレンのような塩素を含ま
ない化合物に変化して無害化される。あるいは、更に還
元が進む場合もあるが、いずれにしても鉄粉表面で電子
を受け取る(還元される)ことを契機として反応が進
み、結果として無害な化合物に変化する。
て、非ハロゲン化合物のような無害な化合物とハロゲン
化水素に変わる。例えば、TCEは鉄粉表面で電子を受
け取り(還元され)、β脱離によりクロロアセチレンな
どの中間体を経由して、アセチレンのような塩素を含ま
ない化合物に変化して無害化される。あるいは、更に還
元が進む場合もあるが、いずれにしても鉄粉表面で電子
を受け取る(還元される)ことを契機として反応が進
み、結果として無害な化合物に変化する。
【0039】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限られるものではない。 1.各種鉄粉の調製 (実施例1)水アトマイズ後、仕上還元処理を施して得
られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μm)と、鉄換算
で全体の20質量%のヘマタイト微粉(平均粒径1μ
m)とを混合し、水素中、800℃で1時間還元処理を
施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例2)水アトマイズ後、仕上還元処理を施し、更
に分級処理をして得られたアトマイズ鉄粉(平均粒径2
0μm)と、鉄換算で全体の15質量%のマグネタイト
微粉(平均粒径0.1μm)とを混合し、水素中、80
0℃で1時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。
するが、本発明はこれらに限られるものではない。 1.各種鉄粉の調製 (実施例1)水アトマイズ後、仕上還元処理を施して得
られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μm)と、鉄換算
で全体の20質量%のヘマタイト微粉(平均粒径1μ
m)とを混合し、水素中、800℃で1時間還元処理を
施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例2)水アトマイズ後、仕上還元処理を施し、更
に分級処理をして得られたアトマイズ鉄粉(平均粒径2
0μm)と、鉄換算で全体の15質量%のマグネタイト
微粉(平均粒径0.1μm)とを混合し、水素中、80
0℃で1時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。
【0040】(実施例3)水アトマイズしたままの仕上
還元処理を施していない鉄粉(平均粒径80μm)と、
鉄換算で全体の30質量%のカルボニル鉄粉(平均粒径
5μm)とを混合し、水素中、880℃で1時間還元処
理を施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例4)ミルスケール還元鉄粉(平均粒径80μ
m)と、鉄換算で全体の20質量%のゲーサイト微粉
(平均粒径2μm)とを混合し、水素中、800℃で1
時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。
還元処理を施していない鉄粉(平均粒径80μm)と、
鉄換算で全体の30質量%のカルボニル鉄粉(平均粒径
5μm)とを混合し、水素中、880℃で1時間還元処
理を施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例4)ミルスケール還元鉄粉(平均粒径80μ
m)と、鉄換算で全体の20質量%のゲーサイト微粉
(平均粒径2μm)とを混合し、水素中、800℃で1
時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。
【0041】(実施例5)鉱石をコークスで還元した海
綿鉄を粗粉砕して得られた鉄粉(平均粒径1000μ
m)と、鉄換算で全体の30質量%のミルスケール微粉
(平均粒径8μm)とを混合し、水素中、900℃で1
時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例6)水アトマイズ後、仕上還元処理を施して得
られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μm)と、鉄換算
で全体の20質量%の、ニッケルを10質量%含有する
ヘマタイト微粉(平均粒径1μm)とを混合し、水素
中、800℃で1時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を
得た。
綿鉄を粗粉砕して得られた鉄粉(平均粒径1000μ
m)と、鉄換算で全体の30質量%のミルスケール微粉
(平均粒径8μm)とを混合し、水素中、900℃で1
時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を得た。 (実施例6)水アトマイズ後、仕上還元処理を施して得
られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μm)と、鉄換算
で全体の20質量%の、ニッケルを10質量%含有する
ヘマタイト微粉(平均粒径1μm)とを混合し、水素
中、800℃で1時間還元処理を施し、本発明の鉄粉を
得た。
【0042】(比較例1)水アトマイズ後、仕上還元処
理を施して得られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μ
m)を比較例1の鉄粉とした。 (比較例2)カルボニル鉄粉(平均粒径5μm)を比較
例2と鉄粉とした。 (比較例3)比較例1の鉄粉と、鉄換算で全体の20質
量%の比較例2の鉄粉とを混合し、比較例3の鉄粉とし
た。
理を施して得られたアトマイズ鉄粉(平均粒径80μ
m)を比較例1の鉄粉とした。 (比較例2)カルボニル鉄粉(平均粒径5μm)を比較
例2と鉄粉とした。 (比較例3)比較例1の鉄粉と、鉄換算で全体の20質
量%の比較例2の鉄粉とを混合し、比較例3の鉄粉とし
た。
【0043】2.有機ハロゲン化合物分解試験 上記で得られた各鉄粉を有機ハロゲン化合物としてTC
Eを用いた有機ハロゲン化合物分解試験に供した。 (1)実験 100mL容のガラスバイアル瓶に、CaCO3 濃度が
40mg/L、Na2SO3 濃度が80mg/L、TC
E濃度が5mg/Lである水溶液50mLおよび鉄粉5
gを入れ、テフロン(登録商標)シール付きのブチルゴ
ム栓とアルミキャップを用いて封入した。ついで、23
±2℃に管理した恒温室の中で、バイアル瓶の鉛直軸方
向に、180rpmで振とうした。振とう開始から6時
間後、24時間後、48時間後、96時間後および16
8時間後に、バイアル瓶内部のヘッドスペース部のガス
中のTCE濃度をガス検知管を用いて測定し、ヘンリー
の法則により水溶液中のTCE濃度に換算した。なお、
上記測定には複数のサンプルを用意し、各時間経過後の
測定は異なるサンプルについて行った。
Eを用いた有機ハロゲン化合物分解試験に供した。 (1)実験 100mL容のガラスバイアル瓶に、CaCO3 濃度が
40mg/L、Na2SO3 濃度が80mg/L、TC
E濃度が5mg/Lである水溶液50mLおよび鉄粉5
gを入れ、テフロン(登録商標)シール付きのブチルゴ
ム栓とアルミキャップを用いて封入した。ついで、23
±2℃に管理した恒温室の中で、バイアル瓶の鉛直軸方
向に、180rpmで振とうした。振とう開始から6時
間後、24時間後、48時間後、96時間後および16
8時間後に、バイアル瓶内部のヘッドスペース部のガス
中のTCE濃度をガス検知管を用いて測定し、ヘンリー
の法則により水溶液中のTCE濃度に換算した。なお、
上記測定には複数のサンプルを用意し、各時間経過後の
測定は異なるサンプルについて行った。
【0044】(2)実験結果の解析 水溶液中のTCEは鉄粉との反応で分解されるため、水
溶液中のTCE濃度は経時的に減少する。この反応の反
応速度式は、一般に溶液中のTCE濃度に対して1次の
反応速度定数を持つと考えられており、以下のような式
で表される。
溶液中のTCE濃度は経時的に減少する。この反応の反
応速度式は、一般に溶液中のTCE濃度に対して1次の
反応速度定数を持つと考えられており、以下のような式
で表される。
【0045】dC/dt=−Kobs ・C (1) C:溶液中のTCE濃度 t:反応時間(h) Kobs :みかけの反応速度定数(1/h)
【0046】水溶液中のTCE濃度の分析値(Ct )を
初期濃度(Ci )で割った値(Ct/Ci )の対数を縦
軸に、反応時間tを横軸にプロットし、その傾きから上
記式(1)のKobs を求め、TCEの分解速度の指標と
した。−Kobs の値が大きくなるほど、TCEの分解速
度は速くなる。
初期濃度(Ci )で割った値(Ct/Ci )の対数を縦
軸に、反応時間tを横軸にプロットし、その傾きから上
記式(1)のKobs を求め、TCEの分解速度の指標と
した。−Kobs の値が大きくなるほど、TCEの分解速
度は速くなる。
【0047】3.通水性試験 有機ハロゲン化合物を添加した地下水をカラムに充填さ
れた鉄粉と接触させることにより汚染を浄化する場合を
想定し、以下のように、図2に示す実験系を用いて通水
性試験を行った。内径20mm、長さ200mmのガラ
ス製カラム4(一方の端部に内径10mmの流出口5を
有する。)を流出口5が下になるように鉛直に立て、流
出口5の部分に100meshのプラスチック製の網6
を挿入した後、上記で得られた各鉄粉7を高さ50mm
まで充填した。ついで、カラム上部の空隙全体に水を速
やかに注ぎ、流出口5から水が浸出し始めるまでの時間
を測定し、通水性を評価した。通水性の評価は、水が浸
出し始めるまでの時間が10分未満であった鉄粉を◎、
10分以上120分未満であった鉄粉を○、120分以
上であった鉄粉を×とした。
れた鉄粉と接触させることにより汚染を浄化する場合を
想定し、以下のように、図2に示す実験系を用いて通水
性試験を行った。内径20mm、長さ200mmのガラ
ス製カラム4(一方の端部に内径10mmの流出口5を
有する。)を流出口5が下になるように鉛直に立て、流
出口5の部分に100meshのプラスチック製の網6
を挿入した後、上記で得られた各鉄粉7を高さ50mm
まで充填した。ついで、カラム上部の空隙全体に水を速
やかに注ぎ、流出口5から水が浸出し始めるまでの時間
を測定し、通水性を評価した。通水性の評価は、水が浸
出し始めるまでの時間が10分未満であった鉄粉を◎、
10分以上120分未満であった鉄粉を○、120分以
上であった鉄粉を×とした。
【0048】有機ハロゲン化合物分解試験および通水性
試験の結果を第1表に示す。本発明の鉄粉(実施例1〜
6)は、−Kobs の値からTCEの分解速度に優れ、か
つ、通水性に優れることが分かる。これに対して、表面
に小粒径鉄粉が付着していない大粒径鉄粉(比較例1)
は分解速度に劣り、小粒径鉄粉(比較例2)は通水性に
劣る。また、大粒径鉄粉と小粒径鉄粉とを単純に混合し
たもの(比較例3)は、両者が焼結により付着している
ものではないため、通水性試験においてカラムに充填す
る際に両者が分離してしまい、通水性に劣る。
試験の結果を第1表に示す。本発明の鉄粉(実施例1〜
6)は、−Kobs の値からTCEの分解速度に優れ、か
つ、通水性に優れることが分かる。これに対して、表面
に小粒径鉄粉が付着していない大粒径鉄粉(比較例1)
は分解速度に劣り、小粒径鉄粉(比較例2)は通水性に
劣る。また、大粒径鉄粉と小粒径鉄粉とを単純に混合し
たもの(比較例3)は、両者が焼結により付着している
ものではないため、通水性試験においてカラムに充填す
る際に両者が分離してしまい、通水性に劣る。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明の鉄粉は、比表面積が大きく、有
機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、銅等の金属を用い
ないので安全性が高く、かつ、通水性の問題がない。し
たがって、有機ハロゲン化合物を含有する土壌、水、ガ
スに対する処理に好適に用いられる。特に、本発明の有
機ハロゲン化合物による汚染を浄化する方法は、好適に
用いられる。また、本発明の鉄粉の製造方法は、本発明
の鉄粉を効率的に製造することができるので、有用であ
る。
機ハロゲン化合物の分解速度に優れ、銅等の金属を用い
ないので安全性が高く、かつ、通水性の問題がない。し
たがって、有機ハロゲン化合物を含有する土壌、水、ガ
スに対する処理に好適に用いられる。特に、本発明の有
機ハロゲン化合物による汚染を浄化する方法は、好適に
用いられる。また、本発明の鉄粉の製造方法は、本発明
の鉄粉を効率的に製造することができるので、有用であ
る。
【図1】 本発明の鉄粉の一例の断面模式図である。
【図2】 鉄粉の通水性試験に用いた実験系の模式図で
ある。
ある。
1 鉄粉 2 大粒径鉄粉 3 小粒径鉄粉 4 カラム 5 流出口 6 網 7 鉄粉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/70 (72)発明者 中丸 裕樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2E191 BA12 BA13 BA15 BB01 BC01 BD13 4D004 AA41 AB06 AB07 AC07 CA37 CC09 DA03 DA20 4D050 AA02 AB19 BC07 4K018 BA13 BB04 BC17 BC22 BD10
Claims (5)
- 【請求項1】平均粒径10μm以上2000μm以下の
大粒径鉄粉の表面に、鉄換算で全体の50質量%以下の
量の平均粒径0.05μm以上10μm未満の小粒径鉄
粉が焼結により付着してなる鉄粉。 - 【請求項2】前記小粒径鉄粉の平均粒径と前記大粒径鉄
粉の平均粒径の比が、0.1以下である請求項1に記載
の鉄粉。 - 【請求項3】前記小粒径鉄粉がニッケルを含有する請求
項1または2に記載の鉄粉。 - 【請求項4】平均粒径10μm以上2000μm以下の
大粒径鉄粉と、平均粒径0.05μm以上10μm未満
の小粒径酸化鉄粉および/または小粒径鉄粉とを混合
し、還元性雰囲気中、熱処理することにより、請求項1
〜3のいずれかに記載の鉄粉を得ることを特徴とする鉄
粉の製造方法。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の鉄粉を、
有機ハロゲン化合物で汚染された土壌、水およびガスの
うち少なくとも一つと接触させて、有機ハロゲン化合物
を分解することを特徴とする汚染された土壌、水、ガス
の浄化方法。
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