JP2002167085A - 熱可塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の製造方法

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JP2002167085A
JP2002167085A JP2000371559A JP2000371559A JP2002167085A JP 2002167085 A JP2002167085 A JP 2002167085A JP 2000371559 A JP2000371559 A JP 2000371559A JP 2000371559 A JP2000371559 A JP 2000371559A JP 2002167085 A JP2002167085 A JP 2002167085A
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thermoplastic resin
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Kosuke Umazume
耕輔 馬詰
Taizo Umazume
泰三 馬詰
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Funagata Kagaku Kenkyusho Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 費用のかかる巻き芯を使用しなくても、熱可
塑性樹脂バンドの巻き体を製造できるようにする。 【解決手段】 押出し成形した熱可塑性樹脂のバンドB
1をトラバースガイド12で案内して巻取りドラム11
に整列巻きで巻き取ってバンドの巻き体を製造する際
に、すでに巻取りドラム11に巻き取られている下側の
バンドB1と、その上に重ねて巻き取っていく上側のバ
ンドB1との対向面を加熱し、その直後に、前記上側の
バンドB1を前記下側のバンドB1の上に押さえ付けるこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱可塑性樹脂バ
ンドの無芯整列巻き体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱可塑性樹脂バンドの巻き体は、
いわゆる有芯整列巻き体で、押出し成形されたポリプロ
ピレン、ポリエステル等の結束用バンドを巻取りドラム
に固定した巻き芯、例えば、紙管に多段に整列巻きで巻
き取って作るのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの有芯
整列巻き体は、巻き芯が不可欠であり、その製造に相応
の費用がかかるから、その分、製造コストが高くつくと
いう問題がある。
【0004】巻き芯を廃棄しないでその再利用をはかれ
ば、製造コストをある程度低減できるが、回収が困難
で、費用もかかるため、再利用は殆どなされていない。
【0005】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、費用のかかる巻き芯を使
用しなくて済む熱可塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の
製造方法を提供することをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する熱可
塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の製造方法は、押出し
成形して、両面に、エンボス模様を設けた熱可塑性樹脂
のバンドをトラバースガイドで案内して巻取りドラムに
整列巻きで巻き取ってバンドの巻き体を製造する際に、
トラバースガイドに案内されて巻取りドラムに巻き取ら
れるバンドを、トラバースガイドから出た直後に、すで
に巻取りドラムに巻き取られているバンドの上に押さえ
付けることを特徴とするものである(以下、第1の発明
という)。
【0007】第1の発明においては、表面にエンボス模
様を設けた熱可塑性樹脂のバンドは、巻取りドラムに整
列巻きで多段に巻き取られる。すなわち、バンドは、ド
ラムの長さ方向に隙間なくスパイラルに巻かれ、ドラム
の両端の折り返し部分では、バンドの巻き体の両肩が崩
れないようにするため、同部分の上段と下段にくるバン
ドが交差するように、折り返し点を変えて巻き取られ
る。
【0008】このため、各段の隣り合うバンドは、折り
返し点で重なり合い、それ以外の部位では重なり合って
いない。しかし上段のバンドと下段のバンドは、交叉し
て重なり合っている。
【0009】第1の発明においては、整列巻きの過程
で、トラバースガイドに案内されて巻取りドラムに巻き
取られるバンドを、すでに巻取りドラムに巻き取られて
いるバンドの上に、ローラ等で押さえ付ける。このた
め、整列巻きされたバンドは、重なり合っている部位
で、その両面に設けたエンボス模様が密着することによ
り、剥離可能に強固に接合される。
【0010】バンドをローラ等で押さえ付けないで、5
00〜700g程度の低い張力で巻き取るだけである
と、バンドの密着性は劣る。しかし、第1の発明のよう
に、「押さえ付け」の作用が加わると、バンドの密着性
がよくなり、その接合は強固となる。
【0011】第1の発明の無芯整列巻き体は、整列巻き
されたバンドを巻取りドラムから取り外すことによって
得られる。
【0012】整列巻きされたバンドは、強固な円筒状の
かたまりであるが、分離可能であるから、すなわち、巻
きバンドから容易に引き出せるから、最後まで余すこと
なく使用できる。
【0013】また、この発明が提供する熱可塑性樹脂バ
ンドの無芯整列巻き体の製造方法は、押出し成形した熱
可塑性樹脂のバンドをトラバースガイドで案内して巻取
りドラムに整列巻きで巻き取ってバンドの巻き体を製造
する際に、すでに巻取りドラムに巻き取られている下側
のバンドと、その上に重ねて巻き取っていく上側のバン
ドとの対向面を加熱し、その直後に、前記上側のバンド
を前記下側のバンドの上に押さえ付けることを特徴とす
るものである(以下、第2の発明という)。
【0014】第2の発明が対象とするバンドは、表面に
エンボス模様があるものと、表面が平滑なものの両方で
ある。バンドの巻取りドラムへの巻取り方は、第1の発
明のそれと同じである。
【0015】第2の発明における「加熱」には、バンド
の表面を軟化させるための加熱(以下、軟化加熱とい
う)と、バンドの表面を溶融させるための加熱(以下、
溶融加熱という)がある。
【0016】すでに巻取りドラムに巻き取られている下
側のバンドと、その上に重ねて巻き取っていく上側のバ
ンドとの対向面の軟化加熱と溶融加熱は、巻き取られて
いくバンドと加熱体の接触による接触加熱によって行わ
れる。
【0017】接触加熱には、例えば、バンド表面の全面
を一様に加熱する全面加熱と、バンド表面を長さ方向に
一定の間隔を置いて、例えば、折り返し部分を加熱する
不連続加熱と、バンド表面を幅方向に一定の間隔を置い
て線状に加熱する連続線状加熱とがある。
【0018】全面加熱は、加熱体が巻き取られていくバ
ンドの全表面と連続して接触することによって行われ
る。不連続加熱は、加熱体が巻き取られていくバンドの
表面と一定の間隔を置いて接触することによって行われ
る。また、連続線状加熱は、加熱体の幅方向に並列して
設けた複数個の突起が巻き取られていくバンドの表面と
連続して接触することによって行われる。
【0019】バンドを加熱する際に、軟化加熱と溶融加
熱のうち、いずれにするかは任意である。しかし、それ
ぞれの加熱温度は、接触加熱の態様、すなわち、全面加
熱と不連続加熱と連続線状加熱のいずれを採用するかに
よって異なる。
【0020】したがって、軟化加熱または溶融加熱をす
る場合のバンドの加熱温度の制御は、接触加熱の態様に
応じて、バンドの巻取り速度と加熱体の温度を制御する
ことによって、個別に行われる。
【0021】このときのバンドの加熱温度は、巻き取ら
れて重なり合ったバンドが剥離可能に密着または溶着す
る程度に制御される。
【0022】第2の発明においては、上述のように、整
列巻きの過程で、トラバースガイドに案内されて巻取り
ドラムに巻き取られるバンドは、すでに巻取りドラムに
巻き取られているバンドの上に、全面的に、または部分
的に加熱されながらローラ等で押さえ付けられる。
【0023】このため、整列巻きされたバンドは、重な
り合っている部位で、剥離可能に密着または溶着して強
固に接合され、強力な剛性をもった円筒状のかたまりと
なる。
【0024】第2の発明の無芯整列巻き体は、この円筒
状のかたまりを巻取りドラムから取り外すことによって
得られる。
【0025】このように、円筒状のかたまりとなってい
るバンドの巻き体は、重なり合っているバンドが強固に
接合されていても、剥離可能であるから、巻き体からバ
ンドを引き出して最後まで余すことなく使用できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例によって説明する。
【0027】〔実施例1〕実施例1は、第1の発明の実
施例である。実施例1の熱可塑性樹脂バンドの無芯整列
巻き体(以下、巻き体という)の製造方法を工程順に説
明する。
【0028】(1)ポリプロピレンのペレットを、ホッ
パーからシリンダに供給し、ここで加熱溶融して、先端
のダイから押し出し、伸展しながら一対の型ローラで押
圧挟持して、両面に、エンボス模様を有する幅15.5
mm、肉厚0.6mmの熱可塑性樹脂バンド(以下、バ
ンドという)B1とした。
【0029】図1及び図2は、上記エンボス模様を設け
たバンドB1を示し、図1はバンドB1の要部平面図、図
2は図1の要部拡大図である。
【0030】上記エンボス模様はバンドB1の両面に設
けられているが、ここでは表面側に設けたエンボス模様
について説明する。裏面のエンボス模様は表面のそれと
同じであるので、その説明は省略する。
【0031】図1及び図2において、1は断面山形のタ
テ線状突条(以下、タテ突条という)、2は同じく断面
山形のヨコ線状突条(以下、ヨコ突条という)である。
タテ突条1とヨコ突条2によって魚網状のエンボス模様
が形成されている。
【0032】タテ、ヨコ突条1、2の幅W2は0.15
mm、高さは0.22mmである。突条1、2の間隔W
1は1.5mmで、各突条は平行に配設されている。ま
た、タテ、ヨコ突条1、2は、バンドBの長さ方向の中
心線Cに対し、20度の傾斜角をもって交叉しており、
したがって、突条1、2の交角θは40度となってい
る。
【0033】(2)(1)の工程において押し出されて
くるバンドB1を、冷却しながら、図3〜図5に示すよ
うに、拡大収縮可能な直径200mmの巻取りドラム1
1に、巻き幅200mmで、12.75回転で折り返す
トラバースガイド12で案内して、巻取り速度90m/
分で巻き取った。
【0034】このとき、トラバースガイド12の先端ガ
イド部12aのガイド穴h1から出た直後のバンドB
1を、すでに巻取りドラム11に巻き取られているバン
ドB1の上に、押さえローラ13で押さえ付けた。押さ
え荷重は約2000gとした。
【0035】(3)バンドB1は、巻取りドラム11に
約200段巻き取り、外径約430mmの筒状の巻き体
とした。バンドB1の巻取り長さは、約2500mであ
った。
【0036】なお、図3において、14はトラバーサ
ー、15は巻取りドラム11の駆動軸である。
【0037】次に、上述のようにして表面にエンボス模
様が形成されたバンドB1の巻き体を巻取りドラム11
から取り外して、その性状を調べた。
【0038】まず、接合状態についてみたところ、巻き
はじめから端末まで、容易に崩れないように強固に接合
されていた。確認のため、巻き体をその中心軸を水平に
して設置し、その径方向に加圧機で荷重を加えたとこ
ろ、約100Kgまで円筒状のままであった。
【0039】実施例1のバンドB1の巻き体にこのよう
な性状がみられるのは、バンドB1がエンボス模様が密
着することによって接合されているためと考えられる。
【0040】ついで、バンドB1の剥離し易さ、すなわ
ち引き出し易さをみるために、巻き体からバンドB1
全て引き出したところ、少し強く引くだけで、最後まで
容易に引き出すことができた。
【0041】〔実施例2〕実施例2は、第1の発明の他
の実施例である。実施例2の巻き体の製造方法において
は、図6及び図7に示すように、トラバースガイド22
の先端部のガイド穴h2にバンドB1を通し、この穴h2
に通して引き出したバンドB1を、トラバースガイド2
2の最先端部に一体に設けた押さえバー23で、すでに
巻取りドラム11に巻き取られているバンドB1に押し
付けるようにした。
【0042】上記ガイド穴h2は、バンドB1をトラバー
スガイド22から滑らかに引き出せるようにするため
に、同ガイド22の上面側から下面側へ向けて斜め前方
に貫通する穴になっている。
【0043】押さえバー23によるバンドB1の押圧力
は、トラバースガイド22の回転力と加圧によって付与
した。回転力によって与えたバンドB1に対する押さえ
荷重は約2000gとした。
【0044】その他の工程は、実施例1と同じである。
実施例2によって得られたバンドB 1の巻き体の性状に
ついて調べたところ、実施例1の巻き体とほぼ同じであ
った。
【0045】〔実施例3〕実施例3は、第2の発明の実
施例である。実施例3の巻き体の製造方法は、実施例1
との比較で言えば、同実施例1における押さえローラ1
3によるバンドB 1の押さえ付けの前に、バンドB1の表
面を軟化加熱する方法である。その他の工程は、巻取り
張力を700gとした以外は、実施例1と同じである。
【0046】以下、その製造方法を工程順に説明する。
【0047】(1)ポリプロピレンのペレットを、ホッ
パーからシリンダに供給し、ここで加熱溶融して、先端
のダイから押し出し、伸展しながら一対の型ローラで押
圧挟持して、両面に、エンボス模様を有する幅15.5
mm、肉厚0.6mmの樹脂バンドとした。
【0048】バンドB1の両面に設けたエンボス模様
は、実施例1のバンドB1のそれと同じである。
【0049】(2)(1)の工程において押し出されて
くるバンドB1を、冷却しながら、図8〜図10に示す
ように、拡大収縮可能な直径200mmの巻取りドラム
11に、巻き幅200mmで、12.75回転で折り返
すトラバースガイド12でガイドして、巻取り速度90
m/分で巻き取った。巻取り張力は700gとした。
【0050】このとき、トラバースガイド12の先端ガ
イド部12aのガイド穴h1から出た直後のバンドB
1を、すでに巻取りドラム11に巻き取られているバン
ドB1の上に、押さえローラ13で押さえ付けた。押さ
え荷重は約2000gとした。
【0051】そして、押さえローラ13でバンドB1
押さえ付ける前に、押さえ付けるバンドB1と押さえ付
けられるバンドB1との対向面を、加熱体31で約16
0℃に加熱した。
【0052】加熱体31は、ヒーターを埋設した、厚さ
4.5mm、長さ35mm、幅15.5mmのステンレ
ス板である。その前端の上下稜部は、図10に示すよう
に、バンドB1の前記対向面と面接触する幅0.5mm
のカット面32となっている。加熱体31によるバンド
1の加熱は、このカット面32とバンドB1の表面の連
続接触による全面加熱とした。
【0053】この連続接触による全面加熱は、図8に示
す駆動装置33によってアーム34を駆動し、その先端
の加熱体31を上記連続接触可能な位置に位置決めする
ことによって行った。
【0054】(3)このようにして、バンドB1を巻取
りドラム11に約200段巻き取り、外径約430mm
の筒状の巻き体とした。バンドB1の巻取り長さは、約
2500mであった。
【0055】次に、上述のようにして得られたバンドB
1の巻き体を巻取りドラム11から取り外して、その性
状を調べた。
【0056】まず、接合状態についてみたところ、巻き
はじめから端末まで、容易に崩れないように強固に接合
されていた。実施例1と同様にして、加圧機で巻き体の
耐圧荷重を調べたところ、約100Kgであった。
【0057】巻き体にこのような性状がみられるのは、
重ね巻きしたバンドB1のエンボス模様が加熱によって
軟化し、噛み合って密着した状態で冷却硬化したためと
考えられる。
【0058】ついで、B1の剥離し易さ、すなわち引き
出し易さをみるために、巻き体からバンドB1を全て引
き出したところ、少し強く引くだけで、最後まで容易に
引き出すことができた。
【0059】また、引き出したバンドB1について、加
熱による影響の有無を調べたところ、バンドの性能は全
く損なわれていなかった。
【0060】これは、熱可塑性樹脂であるポリプロピレ
ンの軟化点は140℃、融点温度は165〜170℃、
実用耐熱温度は120℃程度であって、加熱体31によ
るバンドB1の加熱は、約160℃と高温であっても、
瞬間に行われるためである。この実施例の場合であれ
ば、バンドB1を90m/分の速度で巻き取るので、加
熱体31に加熱されてバンドB1が重なるまでの時間
は、おおよそ1千分の3秒間くらいであり、加熱体31
がバンドB1に接触する時間は、1万分の5秒間程度と
なるからである。
【0061】〔実施例4〕実施例3における加熱体31
を、駆動装置33によって、バンドB1と接触する位置
から退避位置の間を1秒間隔で往復移動させて、バンド
1の不連続加熱を行い、長さ150cmの軟化加熱面
を150cm間隔で設けた以外は、実施例3と同じ方法
でバンドB1の巻き体を製造した。
【0062】巻き体の性状は、実施例3と同様であっ
た。
【0063】〔実施例5〕実施例3における加熱体31
に代えて図11に示す加熱体41を使用してバンドB1
を連続線状加熱した以外は、実施例3と同じ方法でバン
ドB1の巻き体を製造した。上記連続線状加熱は、押さ
え付けるバンドB1と押さえ付けられるバンドB1との対
向面を、加熱体41の2個の突起41aで約190℃に
溶融加熱することによって行った。このようにして、バ
ンドB1の両面に、それぞれ1.5mm幅の筋条の溶融
加熱面を2本、平行に3mm間隔で設けた。
【0064】得られた巻き体の性状は、実施例3とほぼ
同様であった。
【0065】なお、実施例3〜5では、両面に図1及び
図2に示すエンボス模様を設けたバンドB1の巻き体を
製造する場合について説明した。しかし、その他のエン
ボス模様を設けたバンドは勿論、表面が平滑なバンドで
あっても、この発明の適用は可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、上述のような構成としたから、費用のかかる巻き芯
を使用しなくても、熱可塑性樹脂のバンドの巻き体を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における熱可塑性樹脂バンドの要部
平面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 実施例1において使用する、熱可塑性樹脂バ
ンドの巻き体の製造装置を示す要部側面図
【図4】 図3の要部拡大図
【図5】 図4の要部斜視図
【図6】 実施例2において使用するトラバースガイド
の断面図
【図7】 図6の要部斜視図
【図8】 実施例3において使用する、熱可塑性樹脂バ
ンドの巻き体の製造装置を示す要部側面図
【図9】 図8の要部拡大図
【図10】 図9における加熱体の斜視図
【図11】 実施例5において使用する加熱体の斜視図
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂バンド 1 タテ線状突条 2 ヨコ線状突条 3 突起 11 巻取りドラム 12a 先端ガイド部 12,22 トラバースガイド h1,h2 ガイド穴 13 押さえローラ 23 押さえバー 31,41 加熱体 32 カット面 33 駆動装置 34 アーム 41a 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し成形して、両面に、エンボス模様
    を設けた熱可塑性樹脂のバンドをトラバースガイドで案
    内して巻取りドラムに整列巻きで巻き取ってバンドの巻
    き体を製造する際に、トラバースガイドに案内されて巻
    取りドラムに巻き取られるバンドを、トラバースガイド
    から出た直後に、すでに巻取りドラムに巻き取られてい
    るバンドの上に押さえ付けることを特徴とする熱可塑性
    樹脂バンドの無芯整列巻き体の製造方法。
  2. 【請求項2】 押出し成形した熱可塑性樹脂のバンドを
    トラバースガイドで案内して巻取りドラムに整列巻きで
    巻き取ってバンドの巻き体を製造する際に、すでに巻取
    りドラムに巻き取られている下側のバンドと、その上に
    重ねて巻き取っていく上側のバンドとの対向面を加熱
    し、その直後に、前記上側のバンドを前記下側のバンド
    の上に押さえ付けることを特徴とする熱可塑性樹脂バン
    ドの無芯整列巻き体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記バンドは、その両面に、押出し成形
    時に、魚網状に形成したエンボス模様を有していること
    を特徴とする請求項2記載の熱可塑性樹脂バンドの無芯
    整列巻き体の製造方法。
JP2000371559A 2000-12-06 2000-12-06 熱可塑性樹脂バンドの無芯整列巻き体の製造方法 Withdrawn JP2002167085A (ja)

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