JP2002166628A - 着色媒体カートリッジ、プリンタ、プリントシステム、ファームウェアのアップデートシステム、およびプリンタドライバのアップデートシステム - Google Patents

着色媒体カートリッジ、プリンタ、プリントシステム、ファームウェアのアップデートシステム、およびプリンタドライバのアップデートシステム

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JP2002166628A
JP2002166628A JP2000366959A JP2000366959A JP2002166628A JP 2002166628 A JP2002166628 A JP 2002166628A JP 2000366959 A JP2000366959 A JP 2000366959A JP 2000366959 A JP2000366959 A JP 2000366959A JP 2002166628 A JP2002166628 A JP 2002166628A
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Yoichi Tanaka
洋一 田中
Yoshinori Hamada
義典 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ制御用ソフトウェアの更新を迅速か
つ容易に行うことができるカートリッジ、プリンタ、プ
リントシステム、アップデートシステムを提供する。 【解決手段】 たとえば、ICメモリ11を備えたイン
クカートリッジ1が装着されるキャリッジ21を有する
インクジェットプリンタであって、プリンタ内処理装置
は、前記ICメモリ11に、自己プリンタに対応したフ
ァームウェアファームウェアFIRM_WREのアップ
デート用ファイルFIRM_UP_Fがあるときは、当
該ファイルのバージョン情報を参照し、前記アップデー
ト用ファイルにより、ファームウェアをアップデートで
きるときには、当該アップデートを行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICメモリを備え
た着色媒体カートリッジ、当該カートリッジを用いたプ
リンタならびにプリントシステム、およびファームウェ
アならびにプリンタドライバのアップデートシステムに
関し、特に、プリンタ制御用ソフトウェアの更新を迅速
かつ容易に行うことができる前記カートリッジ、前記プ
リンタ、前記プリントシステム、アップデートシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ本体の不揮発性記憶装置に実装
されたファームウェア、プリンタが接続されたコンピュ
ータの記憶装置に実装されたプリンタドライバ等のプリ
ンタ制御用ソフトウェアは、アップデートされることが
ある。アップデートは、プリント品質、プリント速度等
を制御するプログラムが改善されたような場合に行われ
る。
【0003】従来、ユーザは、プリンタ制御用ソフトウ
ェアのアップデート用ファイルを、インターネット上の
所定サイトからダウンロードしたり、刊行物に付属のC
D−ROM等からダウンロードすることができる。この
アップデート用ファイルには、通常、インストール用の
実行ファイルが含まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリンタが
接続されているコンピュータが、インターネットとのア
クセス機能を持たないような場合には、インターネット
上の所定サイトからのアップデート用ファイルのダウン
ロードはできない。また、CD−ROMを用いて、プリ
ンタ制御用ソフトウェアをダウンロードできる場合であ
っても、CD−ROMには記憶容量に制限があるため、
必ずしも自己のプリンタに対応したアップデート用ファ
イルが当該CD−ROMに含まれているとは限らない。
【0005】このため、ユーザは、プリンタ制御用ソフ
トウェアがアップデートされるべき場合であっても、プ
リンタ購入時当初のプリンタ制御用ソフトウェアにより
プリンタを稼動している、といった状況が多々生じ得
る。
【0006】本発明は、ユーザが煩わしい操作を行うこ
となく、プリンタ制御用ソフトウェアのアップデートを
可能とする、着色媒体カートリッジ、プリンタおよびプ
リントシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】インクジェットプリン
タ、昇華型プリンタ、レーザプリンタでは、カートリッ
ジとしてICメモリを備えたものが使用されるようにな
っている。このICメモリには、カートリッジの型番情
報、インクの残量情報等種々の情報が記録される。
【0008】本発明者は、ICメモリに記録されている
情報は単なる参照情報であり、本来のICメモリのデー
タ書込み・読出しの機能が十分に活用されているとはい
えない、という事実に着目した。そして、当該ICメモ
リにプリンタ制御用ソフトウェアのアップデート用ファ
イルを記録しておくことで、自動的にプリンタ制御用ソ
フトウェアのアップデートが可能であるとの知見のもと
に本発明をなすに至った。
【0009】本発明の着色媒体カートリッジの一態様で
は、着色媒体カートリッジはICメモリを備えており、
当該ICメモリには、プリンタ制御用ソフトウェアのア
ップデート用ファイルが記憶されている。ここで、着色
媒体カートリッジは、インクジェットプリンタ用のもの
では液体インクカートリッジ、昇華型プリンタ用のもの
ではインクフィルムカートリッジ、レーザプリンタ用の
ものではトナーカートリッジである。
【0010】また、アップデート用ファイルは、プリン
タに実装されているプリンタ制御用ソフトウェアの、全
てのデータの書替えを行うための交換用ファイルや、プ
リンタ制御用ソフトウェアの、一部分(更新部分)のデ
ータの書き替えを行うための、差分データ(パッチデー
タ)を含む、パッチファイルであることが多い。
【0011】プリンタ制御用ソフトウェアは、プリンタ
のファームウェアおよびプリンタドライバの双方を含
む。ファームウェアは、プリンタ本体の不揮発性記憶装
置に実装(インストール)されており、プリンタドライ
バは、プリンタに接続されたコンピュータに接続され
る。
【0012】もちろん、ファームウェアおよびプリンタ
ドライバが同時に、ICメモリに記憶されていてもよ
い。また、ICメモリには、アップデート用ファイル
が、実装プリンタ制御用ソフトウェア(プリンタまたは
コンピュータに実装されたプリンタ制御用ソフトウェ
ア)のタイプ、あるいはプリンタの機種に応じて複数記
録されていてもよい。
【0013】着色媒体カートリッジが液体インクカート
リッジ(インクジェット式プリンタに使用される着色媒
体カートリッジ)である場合には、当該カートリッジ
は、1色の着色媒体のみが充填されてなるモノクロプリ
ント用のものであってもよいし、複数色の着色媒体が充
填されてなるカラープリント用のものであってもよい。
【0014】本発明のプリンタの一態様では、プリンタ
はICメモリを備えた着色媒体カートリッジが装着され
るキャリッジまたはホルダを有している。プリンタ内処
理装置は、ICメモリに、自己プリンタに対応したファ
ームウェアのアップデート用ファイルがあるときは、当
該ファイルのバージョン情報を参照し、アップデート用
ファイルにより実装ファームウェア(プリンタに実装さ
れたファームウェア)のアップデートが可能である場合
に、当該実装ファームウェアのアップデートを行うこと
を特徴とする。なお、プリンタ内処理装置は、実装ファ
ームウェアのアップデートをユーザにリクエストし、ユ
ーザが当該リクエストを許可した場合に、アップデート
を行うようにもできる。実装ファームウェアのアップデ
ートは、プログラムの部分書換え、全部書換え、プログ
ラムの追加等により行われる。
【0015】本発明のプリントシステムの一態様では、
プリントシステムは上記ICメモリを備えた着色媒体カ
ートリッジが装着されるキャリッジまたはホルダを有す
るプリンタと、当該プリンタが接続されたコンピュータ
とから構成される。プリンタ内処理装置は、ICメモリ
に、自己プリンタに対応したプリンタドライバの、アッ
プデート用ファイルがあるときは、当該アップデート用
ファイルを前記コンピュータに転送し、コンピュータ内
処理装置は、アップデート用ファイルのバージョン情報
を参照し、アップデート用ファイルにより実装プリンタ
ドライバ(コンピュータに実装されたプリンタドライ
バ)をアップデートできるとき(すなわち、アップデー
トにより、実装プリンタドライバのバージョンがアップ
するとき)には、実装プリンタドライバのアップデート
を行うことを特徴とする。コンピュータ内処理装置は、
実装プリンタドラバのアップデートをユーザにリクエス
トし、ユーザが当該リクエストを許可した場合に、アッ
プデートを行うようにもできる。
【0016】上記プリントシステムでは、コンピュータ
内処理装置によるプリンタに実装されているプリンタド
ライバのアップデートは、通常は、プログラムの部分書
換えにより行われる。また、着色媒体カートリッジが液
体インクカートリッジである場合には、当該カートリッ
ジは、1色の着色媒体のみが充填されてなるモノクロプ
リント用のものであってもよいし、複数色の着色媒体が
充填されてなるカラープリント用のものであってもよい
ことは言うまでもない。
【0017】本発明の着色体カートリッジの他の態様で
は、着色体カートリッジは、ICメモリを備えた着色媒
体カートリッジであって、当該ICメモリには、アップ
デート用ファイルダウンロードサイトのネットワークア
ドレス情報(すなわちアップデート用ファイルダウンロ
ード先URL)または、当該サイトの上位アドレス情報
が含まれている。
【0018】本発明のプリンタの他の態様では、プリン
タは、ICメモリを備えた着色媒体カートリッジが装着
されるキャリッジを有し、かつダウンロードサイトアド
レス情報生成手段と、情報出力手段とを含む。この態様
では、ICメモリには、ファームウェアダウンロードサ
イトのアドレス情報生成のための第1アドレス要素が記
録され、プリンタ本体の不揮発性記憶装置には、ファー
ムウェアダウンロードサイトのアドレス情報生成のため
の第2アドレス要素が記録される。この態様の特徴は、
プリンタがダウンロードサイトアドレス情報生成手段
は、第1アドレス要素と第2アドレス要素とから、ファー
ムウェアダウンロードサイトアドレス情報を生成し、ダ
ウンロードサイトアドレス情報出力手段は、ダウンロー
ドサイトアドレス情報生成手段により生成されたファー
ムウェアダウンロードサイトアドレス情報を、当該サイ
トにアクセス可能なコンピュータに出力することであ
る。
【0019】この場合、第1アドレス要素を、ファーム
ウェアダウンロードサイトの上位アドレス情報とし、第
2アドレス要素を、ファームウェアダウンロードサイト
の下位アドレス情報に対応する情報およびファームウェ
アバージョン情報とすることができる。
【0020】本発明のファームウェアのアップデートシ
ステムでは、アップデートシステムは、上記した第2態
様のプリンタと、当該プリンタに対応するファームウェ
アがアップロードされてなるファームウェアダウンロー
ドサイトと、当該プリンタに接続されてなるファームウ
ェアダウンロードサイトにアクセス可能なコンピュータ
とからなる。ここで、コンピュータは、プリンタから、
第1アドレス要素と、第2アドレス要素とを受け取り、フ
ァームウェアダウンロードサイトにアップロードされて
いるファームウェアのバージョンが、プリンタに実装さ
れているファームウェアのバージョンよりも新しいとき
は、当該サイトにアップロードされているファームウェ
アをダウンロードしプリンタに実装されているファーム
ウェアを更新する。
【0021】本発明のプリンタドライバのアップデート
システムでは、アップデートシステムは、プリンタと、
当該プリンタに対応するプリンタドライバがアップロー
ドされてなるプリンタドラバダウンロードサイトと、プ
リンタに接続されかつプリンタドライバが実装されてな
る、プリンタドラバダウンロードサイトにアクセス可能
な、ダウンロードサイトアドレス情報生成手段を有する
コンピュータとからなる。ここで、プリンタは、ICメ
モリを備えた着色媒体カートリッジが装着されるキャリ
ッジを有し、かつ情報出力手段とを含んで構成され、I
Cメモリには、プリンタドライバダウンロードサイトの
アドレス要素が記録されている。
【0022】コンピュータは、プリンタから、アドレス
要素を受け取り、ダウンロードサイトアドレス情報生成
手段により、当該アドレス要素とプリンタドライバに記
録された所定情報を参照してダウンロードサイトアドレ
スを生成して当該サイトにアクセスする。コンピュータ
は、プリンタドラバダウンロードサイトにアップロード
されているプリンタドライバのバージョンが実装されて
いるプリンタドライバのバージョンよりも新しいとき
は、プリンタドラバダウンロードサイトにアップロード
されているプリンタドライバをダウンロードし、実装さ
れているプリンタドライバを更新する。
【0023】この場合、アドレス要素を、プリンタドラ
イバダウンロードサイトの上位アドレス情報とし、前記
プリンタドライバに記録された所定情報を、プリンタド
ライバダウンロードサイトの下位アドレス情報に対応す
る情報およびファームウェアバージョン情報とすること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の着色媒体カートリ
ッジの一実施形態を、インクカートリッジを例にして示
す説明図である。図1において、インクカートリッジ1
は、インクジェットプリンタ用であり複数の液体インク
タンクを有し、側面にはICメモリ11を備えている。
【0025】図2(A),(B)は、ICメモリ11に
格納されている情報例を示す図である。図2(A)の例
では、ICメモリ11には、型番データ、製造番号デー
タ、インク残量データ等、種々のカートリッジ情報CA
RT_INFのほか、ファームウェアタイプデータFI
RM_TYP、ファームウェアバージョンデータ(作成
履歴データ)FIRM_VERおよびファームウェアア
ップデート用ファイルFIRM_UP_Fからなるファ
ームウェアアップデート用情報FIRM_UP_INF
が格納されている。
【0026】また、図2(B)の例では、ICメモリ1
1には、図2(A)に示したカートリッジ情報CART
_INFのほか、プリンタドライバタイプデータDRV
_TYP、プリンタドライババージョンデータDRV_
VERおよびプリンタドライバアップデート用ファイル
DRV_UP_Fからなるプリンタドライバアップデー
ト用情報DRV_UP_INFが格納されている。
【0027】図3は本発明のプリンタの一実施形態(こ
こでは、インクジェットプリンタ)を示す説明図であ
る。図3では、インクジェットプリンタ2には、併せて
図1に示したインクカートリッジ1が示してある。
【0028】図3においてインクジェットプリンタ2
は、キャリッジ21、ICメモリインターフェース回路
22、処理装置23、プリントエンジン部24、キー入
力手段25、および表示手段26を含んで構成されてい
る。
【0029】キャリッジ21はICメモリ11との接続
端子(以下、「ICメモリ接続端子」という)211お
よびプリントヘッド212を含んで構成されている。
【0030】ICメモリインターフェース回路22は、
後述するCPU231が、ICメモリ11とアクセスす
るためのインターフェースである。CPU231は、I
Cメモリインターフェース回路22に、ICメモリ11
に割り当てられたアドレスを与えることで、当該アドレ
スに格納されたデータを、後述するRAM2321にロ
ードすることができる。
【0031】処理装置23は、CPU231と、記憶装
置232(RAM2321およびEEPROM2322
からなる)と、通信回路233とを含んで構成されてい
る。EEPROM2322には、ファームウェアFIR
M_WREが格納されている。このFIRM_WRE
は、EEPROM2322から実行してもよいし、その
一部または全部をRAM2321にコピーしておき、R
AM2321から実行してもよい。
【0032】本実施形態では、実装ファームウェアFI
RM_WREは、ファームウェアカーネルFIRM_K
NLと、ファームウェアプログラムFIRM_PRGと
から構成されている。FIRM_KNLは、主としてメ
モリ管理等、プリンタ内装置の基本的な制御を行う。ま
た、FIRM_PRGは、プリントデータ処理等のプリ
ント処理を行う。
【0033】プリントエンジン部24は、プリントヘッ
ド駆動回路、キャリッジ駆動機構、給紙機構を含んで構
成される。図3ではこれら回路や機構の図示は省略して
あるが、これら図示がなくても、いわゆる当業者であれ
ば本明細書の全体記載から本実施形態を理解するのは容
易である。
【0034】キー入力手段25は操作キー251とキー
入力処理回路252とを有し、操作キー251からの操
作信号はキー入力処理回路252を介してバス(図3で
は符号P_BUSで示す)に出力される。また、表示手
段26はディスプレイ261と、表示回路262とから
なり、表示回路262は任意の文字データや画像データ
をバスP_BUSから受け取りディスプレイ261に所
定の表示を行う。
【0035】本発明のプリントシステムの一実施形態で
は、図3のインクジェットプリンタ2と、図4に示すコ
ンピュータ3とが、通信回線4を介して相互に接続され
る。
【0036】図4のコンピュータ3は、処理装置31、
ハードディスク32、表示部33、操作部34を含んで
構成されている。
【0037】処理装置31は、CPU311、記憶装置
(RAM)312および通信回路313とを含んで構成
されている。
【0038】ハードディスク32には、プリンタドライ
バPRINT_DRVが格納されている。プリンタドラ
イバPRINT_DRVは、たとえばプリントを行わな
いときには、オペレーションシステムのライブラリ(モ
ジュール)群として、ハードディスクに格納され、プリ
ント時(プリントメニューの起動時を含む)には必要と
されるモジュールが記憶装置312に読み込まれる。
【0039】表示部33は表示回路332と、ディスプ
レイ331とからなり、表示回路332は任意の文字デ
ータや画像データをバス(図4では符号C_BUSで示
す)から受け取りディスプレイ331に所定の表示を行
う。また、操作部34は操作キー341とキー入力処理
回路342とを有し、操作キー341からの操作信号は
キー入力処理回路342を介してバスC_BUSに出力
される。
【0040】図5および図6のフローチャートは、図3
のインクジェットプリンタ2において、実装ファームウ
ェアFIRM_WREがアップデートされる場合の処理
の流れを示している。なお、本例では、インクカートリ
ッジ1のICメモリ11には、図2(A)に示した情報
が格納されているものとする。また、実装ファームウェ
アFIRM_WREのアップデートは、前述したファー
ムウェアプログラムFIRM_PRGについて、プリン
タ起動時に開始されるものとする。
【0041】インクジェットプリンタ2の電源が投入さ
れると、まず、ファームウェアカーネルFIRM_KN
Lが起動する。FIRM_KNLには、ICメモリ11
にアクセスするためのシーケンス(ICメモリアクセス
シーケンスACCESS_SEQ:図5参照)および実
装ファームウェアFIRM_WREをアップデートする
シーケンス(ファームウェアアップデートシーケンスF
IRM_UP_SEQ:図5および図6参照)が含まれ
ている。
【0042】本実施形態では、インクジェットプリンタ
2に電源が投入された時点では、ファームウェアカーネ
ルFIRM_KNLのみが起動し、ファームウェアプロ
グラムFIRM_PRGは起動しないものとする。すな
わち、CPU231等によるFIRM_PRGへのアク
セスは行われないものとする。
【0043】インクジェットプリンタ2に電源が投入さ
れると、ファームウェアカーネルFIRM_KNLのI
CメモリアクセスシーケンスACCESS_SEQが起
動する。ICメモリアクセスシーケンスACCESS_
SEQでは、まず、ファームウェア有無検出ステップ
(S110)が実行され、ICメモリ11にファームウ
ェアアップデート用情報FIRM_UP_INFが格納
されているか否かがチェックされる。ICメモリ11に
FIRM_UP_INFが格納されていないと判断され
た場合には、ICメモリ11内のカートリッジ情報CA
RT_INFがRAM2321に転送され(S15
0)、ICメモリアクセスシーケンスACCESS_S
EQは終了する。RAM2321に転送されたカートリ
ッジ情報CART_INFは、通信回路233(図3参
照)、通信回線4(図3および図4参照)、および通信
回路313(図4参照)を介して、図4のコンピュータ
3の記憶装置312に転送され(S160)、カートリ
ッジ情報書込みシーケンスCART_W_SEQが実行
される。CART_W_SEQでは、たとえばハードデ
ィスク32に格納されたプリンタドライバPRINT_
DRVの適宜のモジュールにその書き込みがなされる。
【0044】ステップS110において、ICメモリ1
1にファームウェアアップデート用情報FIRM_UP
_INFが格納されていると判断された場合には、ファ
ームウェア対応検出ステップ(S120)が実行され、
ファームウェアタイプデータFIRM_TYPを参照し
て、ファームウェアアップデート用ファイルFIRM_
UP_Fが実装ファームウェアFIRM_WREに対応
しているか否かが判断される。ここで、FIRM_UP
_Fが、FIRM_WREに対応していないと判断され
た場合には、前述したステップS150(カートリッジ
情報CART_INFのRAM2321への転送)が実
行される。
【0045】ステップS120において、FIRM_U
P_FがFIRM_WREに対応していると判断された
場合には、ファームウェアバージョン比較ステップ(S
130)が実行され、ファームウェアバージョンデータ
FIRM_VERを参照して、ファームウェアアップデ
ート用ファイルFIRM_UP_F(カーネルFIRM
_KNLの所定の領域に書き込まれている)のバージョ
ンが、実装ファームウェアFIRM_WREのバージョ
ンよりも新しいか否かが判断される。
【0046】ここで、FIRM_UP_Fのバージョン
が、FIRM_WREよりも新しいとは判断されなかっ
た場合には、前述したステップS150(カートリッジ
情報CART_INFのRAM2321への転送)が実
行される。
【0047】ステップS130において、FIRM_U
P_Fのバージョンが、FIRM_WREよりも新しい
と判断された場合には、ICメモリ11内のファームウ
ェアアップデート用ファイルFIRM_UP_Fは、R
AM2321に転送され(S140)、ICメモリアク
セスシーケンスACCESS_SEQは終了し、処理は
ファームウェアアップデートシーケンスFIRM_UP
_SEQに渡される。
【0048】ファームウェアアップデートシーケンスF
IRM_UP_SEQでは、図6に示すように、まず、
ファームウェアアップデート用ファイルFIRM_UP
_Fが、ファームウェアプログラムFIRM_PRG
の、交換用ファイルであるか否かの検出ステップが実行
される(S210)。
【0049】ステップS210において、ファームウェ
アアップデート用ファイルFIRM_UP_Fが、ファ
ームウェアプログラムFIRM_PRGの交換用ファイ
ルであると判断された場合、まず、EEPROM232
2内のファームウェアプログラムFIRM_PRGの削
除が行われる(S220)。次いで、RAM2321に
格納されている、ファームウェアプログラムFIRM_
PRGの交換用ファイルをEEPROM2322にコピ
ーする(S230)。この後、ファームウェアカーネル
FIRM_KRLの、所定領域に書き込まれたファーム
ウェアバージョンデータFIRM_VERの更新(書替
え)がなされ、ファームウェアアップデートシーケンス
FIRM_UP_SEQが終了する(S240)。
【0050】ステップS210において、ファームウェ
アアップデート用ファイルFIRM_UP_Fが、ファ
ームウェアプログラムFIRM_PRGの交換用ファイ
ルではないと判断された場合、ファームウェアアップデ
ート用ファイルFIRM_UP_Fは、ファームウェア
プログラムFIRM_PRGのパッチファイルと判断さ
れる。そして、まず、EEPROM2322内の、ファ
ームウェアプログラムFIRM_PRGが、RAM23
21にコピーされる(S250)。
【0051】図9(A)は、RAM2321内の、ファ
ームウェアプログラムFIRM_PRGを示したもので
ある。ここでは、ファームウェアプログラムFIRM_
PRGの、アップデートにかかる領域(以下、「ファー
ムウェアアップデート対象領域FUT_ARA」とい
う)、および当該領域内のデータ(以下、「ファームウ
ェアアップデート対象データFUT_DAT」という)
が示されている。また、図9(B)は、ファームウェア
プログラムFIRM_PRGのパッチファイル(以下、
「ファームウェアパッチファイルFWPAT_F」とい
う)を示したものである。図9(B)において、ファー
ムウェアパッチファイルFWPAT_Fには、図9
(A)に示す、ファームウェアアップデート対象領域F
UT_ARAの先頭・終了アドレスのデータを含む、フ
ァームウェアアップデート領域データFUARA_DA
T、後述するファームウェアチェック・サムデータFW
_CSUM、および、ファームウェアプログラムFIR
M_PRGのパッチデータである、ファームウェアパッ
チデータFWPAT_DATが含まれている。
【0052】次いで、ファームウェアアップデート領域
データFUARA_DATの、ファームウェアパッチデ
ータFWPAT_DATによる書替え(以下、「ファー
ムウェアパッチ」という)が実行される(S260)。
その際、ファームウェアアップデート対象データFUT
_DATの先頭および終了アドレスは、図9の(A)に
示す、ファームウェアアップデート領域データFUAR
A_DATが参照される。
【0053】図9(C)は、ファームウェアパッチ後
の、ファームウェアプログラムFIRM_PRGを示し
たものである。図9(C)においては、ファームウェア
パッチ後の、RAM2321内のファームウェアアップ
デート対象領域FUT_ARA内データ(以下、「ファ
ームウェアパッチ後データAFPAT_DAT」とい
う)、が示されている。
【0054】さらに、ファームウェアパッチ後データA
FPAT_DATが、正常にファームウェアパッチデー
タFWPAT_DATで書き替えられたか否かの判断ス
テップが実行される(S270)。
【0055】ステップS270では、ファームウェアパ
ッチ後データAFPAT_DATの、誤データの検出が
行われる。当該検出の検出方式としては、例えば、チェ
ック・サム方式を用いることができる。チェック・サム
方式による誤データの検出では、まず、検出対象となる
データを、一定のビット数でブロック分割し、各ブロッ
ク毎のデータの値の総和(以下、「チェック・サム対象
値」という)を求める。そして、チェック・サム対象値
を、検出対象のもととなるデータから、予めチェック・
サム対象値と同様にして求められた値(以下、「チェッ
ク・サム値」という)と照合する。ここで、チェック・
サム対象値が、チェック・サム値と一致した場合は、検
出対象となるデータには、誤データは含まれないものと
する。一方、チェック・サム対象値が、チェック・サム
値と一致しない場合は、検出対象となるデータに、誤デ
ータが含まれるものとする。
【0056】ファームウェアパッチ後データAFPAT
_DATの、誤データの検出においては、図9(C)に
示す、ファームウェアパッチ後データAFPAT_DA
Tからチェック・サム対象値が求められる。また、チェ
ック・サム値として、図9(B)に示す、ファームウェ
アチェック・サムデータFW_CSUMが参照される。
【0057】ステップS270において、ファームウェ
アパッチ後データAFPAT_DATに誤データが検出
されなかった場合、まず、EEPROM2322内の、
ファームウェアプログラムFIRM_PRGの削除が行
われる。次いで、RAM2321内のファームウェアパ
ッチ後データAFPAT_DATが、EEPROM23
22にコピーされる。この後、ファームウェアカーネル
FIRM_KRLの、所定領域に書き込まれたファーム
ウェアバージョンデータFIRM_VERの更新(書き
替え)がなされ、ファームウェアアップデートシーケン
スFIRM_UP_SEQが終了する(S280)。
【0058】ステップS270において、ファームウェ
アパッチ後データAFPAT_DATに誤データが検出
された場合、ファームウェアプログラムFIRM_PR
Gのアップデートは行われず、ファームウェアアップデ
ートシーケンスFIRM_UP_SEQが終了する。
【0059】このファームウェアアップデートシーケン
スFIRM_UP_SEQが終了すると、インクジェッ
トプリンタ2のリセットが行われ(S100)、処理は
スタートに戻される。
【0060】なお、上記の例では、ファームウェアバー
ジョン比較ステップ(S130)でユーザにアップデー
トをリクエストすることなく、ファームウェアアップデ
ート用ファイルFIRM_UP_FのRAM2321へ
の転送ステップ(S140)に移行している。ユーザに
アップデートをリクエストする場合には、ステップS1
30の後に、ディスプレイ261にたとえば選択ダイア
ログを表示する。この後、ユーザからの操作キー251
入力に応じて、FIRM_UP_FのRAM2321へ
の転送ステップ(S140)に移行し、またはカートリ
ッジ情報CART_INFのRAM2321への転送ス
テップ(S150)に移行する。
【0061】また、上記の例では、インクジェットプリ
ンタ2が、コンピュータ3に接続されて使用される場合
を説明した。デジタルカメラによる撮影画像を専用にプ
リントするプリンタの中にはスタンドアロンで使用され
るものもあるが、このようなプリンタにも本発明が適用
される。この場合には、プリンタドライバがプリンタ内
部のEEPROM、ハードディスク等に格納され、カー
トリッジ情報はプリンタに設けたディスプレイに表示さ
れるが、ファームウェアのアップデートの動作は、上記
の例と同じである。
【0062】図7のフローチャートは、図3のインクジ
ェットプリンタ2と図4のコンピュータ3からなるシス
テムおいて、実装プリンタドライバPRINT_DRV
がアップデートされる場合の処理の流れを示している。
なお、本例では、インクカートリッジ1のICメモリ1
1には、図2(B)に示した情報が格納されているもの
とする。また、実装プリンタドライバPRINT_DR
Vのアップデートは、コンピュータ3でのプリンタドラ
イバ起動時に開始され、この時点では、すでにインクジ
ェットプリンタ2のファームウェアFIRM_WREは
起動しているものとする。
【0063】プリンタドライバPRINT_DRVが起
動すると(たとえば、ユーザがプリントメニューをオー
プンすると)、コンピュータ3は、ハードディスク32
に格納されている、プリンタドライバタイプデータDR
V_TYPおよびプリンタドライババージョン情報DR
V_VERを、記憶装置312に読み込み、通信回路3
1および通信回線4を介してインクジェットプリンタ2
に転送する。インクジェットプリンタ2では、このバー
ジョン情報DRV_VERを所定の記憶部(たとえば、
RAM2321)に格納し、ICメモリアクセスシーケ
ンスACCESS_SEQを駆動する。本例では、FI
RM_KNLには、ICメモリ11にアクセスするため
のシーケンス(ICメモリアクセスシーケンスACCE
SS_SEQ:図7参照)が含まれている。実装プリン
タドライバPRINT_DRVをアップデートするシー
ケンス(プリンタドライバアップデートシーケンスDR
V_UP_SEQ:図7および図8参照)の実行プログ
ラムは、コンピュータ3のハードディスク32に格納さ
れており、実行時には記憶装置312に読み出されて実
行される。
【0064】ICメモリアクセスシーケンスACCES
S_SEQでは、まず、プリンタドラバ有無検出ステッ
プ(S310)が実行され、ICメモリ11にプリンタ
ドライバアップデート用情報DRV_UP_INFが格
納されているか否かがチェックされる。ICメモリ11
にDRV_UP_INFが格納されていないと判断され
た場合には、ICメモリ11内のカートリッジ情報CA
RT_INFがRAM2321に転送され(S35
0)、ICメモリアクセスシーケンスACCESS_S
EQは終了する。RAM2321に転送されたカートリ
ッジ情報CART_INFは、通信回路233(図3参
照)、通信回線4(図3および図4参照)、および通信
回路313(図4参照)を介して、図4のコンピュータ
3の記憶装置312に転送され(S360)、カートリ
ッジ情報書込みシーケンスCART_W_SEQが実行
される。CART_W_SEQでは、たとえばハードデ
ィスク32に格納されたプリンタドライバPRINT_
DRVの適宜のモジュールに、その書き込みがなされ
る。
【0065】ステップS310において、ICメモリ1
1にプリンタドラバアップデート用情報DRV_UP_
INFが格納されていると判断された場合には、プリン
タドライバ対応検出ステップ(S320)が実行され、
プリンタドライバタイプデータDRV_TYPを参照し
て、アップデート用ファイルDRV_UP_Fが実装プ
リンタドライバPRINT_DRVに対応しているか否
かが判断される。ここで、DRV_UP_Fが、PRI
NT_DRVに対応していないと判断された場合には、
前述したステップS350(カートリッジ情報CART
_INFのRAM2321への転送)が実行される。
【0066】ステップS320において、DRV_UP
_FがPRINT_DRVに対応していると判断された
場合には、プリンタドライババージョン比較ステップ
(S330)が実行され、プリンタドライババージョン
情報DRV_VERを参照して、プリンタドライバアッ
プデート用ファイルDRV_UP_Fのバージョンが、
実装プリンタドライバPRINT_DRVのバージョン
よりも新しいか否かが判断される。
【0067】ここで、DRV_UP_Fのバージョン
が、PRINT_DRVよりも新しいと判断されなかっ
た場合には、前述したステップS350(カートリッジ
情報CART_INFのRAM2321への転送ステッ
プ)が実行される。
【0068】ステップS330において、DRV_UP
_Fのバージョンが、PRINT_DRVよりも新しい
と判断された場合には、ICメモリ11内のプリンタド
ライバアップデート用ファイルDRV_UP_Fは、R
AM2321に転送され(S340)、ICメモリアク
セスシーケンスACCESS_SEQは終了する。RA
M2321に転送されたプリンタドライバアップデート
用ファイルDRV_UP_Fは、通信回路233(図3
参照)、通信回線4(図3および図4参照)、および通
信回路313(図4参照)を介して、図4のコンピュー
タ3の記憶装置312に転送される(S370)。
【0069】コンピュータ3では、プリンタドライバア
ップデートシーケンスDRV_UP_SEQが起動され
る。DRV_UP_SEQでは、図8に示すように、ま
ず、プリンタドライバアップデートファイル用DRV_
UP_Fが、プリンタドライバPRINT_DRVのう
ち、アップデートにかかるモジュール(以下、「ドライ
バアップデート対象モジュールDUPT_MOD」とい
う)の、交換用ファイルであるか否かの、検出ステップ
が実行される(S410)。
【0070】ステップS410において、プリンタドラ
イバアップデートファイル用DRV_UP_Fが、ドラ
イバアップデート対象モジュールDUPT_MODの、
交換用ファイルであると判断された場合、まず、ハード
ディスク32内の、ドライバアップデート対象モジュー
ルDUPT_MODの削除が行われる(S420)。次
いで、ドライバアップデート対象モジュールDUPT_
MODの、交換用ファイルを、記憶装置312からハー
ドディスク32にコピーする(S430)。この後、プ
リンタドライバPRINT_DRVの、所定モジュール
に書き込まれたプリンタドライババージョンデータDR
V_VERの更新(書替え)がなされ、プリンタドライ
バアップデートシーケンスDRV_UP_SEQが終了
する(S440)。
【0071】ステップS410において、プリンタドラ
イバアップデートファイル用DRV_UP_Fが、ドラ
イバアップデート対象モジュールDUPT_MODの、
交換用ファイルではないと判断された場合、プリンタド
ライバアップデート用ファイルDRV_UP_Fは、ド
ライバアップデート対象モジュールDUPT_MODの
パッチファイルと判断される。そして、まず、ハードデ
ィスク32内の、ドライバアップデート対象モジュール
DUPT_MODが、記憶装置312にコピーされる
(S450)。
【0072】図10(A)は、記憶装置312内の、ド
ライバアップデート対象モジュールDUPT_MODを
示したものである。ここでは、ドライバアップデート対
象モジュールDUPT_MODの、アップデートにかか
る領域(以下、「モジュールアップデート対象領域MU
PT_ARA」という)、および当該領域内のデータ
(以下、「モジュールアップデート対象データMUPT
_DAT」という)が示されている。また、図10
(B)は、ドライバアップデート対象モジュールDUP
T_MODのパッチファイル(以下、「モジュールパッ
チファイルMPAT_F」という)を示したものであ
る。図10(B)において、モジュールパッチファイル
MPAT_Fには、図10(A)に示す、モジュールア
ップデート対象領域MUPT_ARAの先頭・終了アド
レスのデータを含む、モジュールアップデート領域デー
タMUARA_DAT、後述するモジュールチェック・
サムデータMOD_CSUM、および差分ファイルであ
る、モジュールパッチデータMPAT_DATが含まれ
ている。
【0073】次いで、ドライバアップデート対象モジュ
ールDUPT_MODの、モジュールパッチデータMP
AT_DATでの書替え(以下、「モジュールパッチ」
という)が実行される(S460)。その際、モジュー
ルアップデート対象データMUPT_DATの先頭およ
び終了アドレスは、図10の(A)に示す、モジュール
アップデート領域データMUARA_DATが参照され
る。
【0074】図10(C)は、モジュールパッチ後の、
ドライバアップデート対象モジュールDUPT_MOD
を示したものである。図10(C)においては、モジュ
ールパッチ後の、モジュールアップデート対象領域MU
PT_ARA内データ(以下、「モジュールパッチ後デ
ータAMPAT_DAT」という)が示されている。
【0075】さらに、モジュールパッチ後データAMP
AT_DATが、正常にモジュールパッチデータMPA
T_DATで書き替えられたか否かの判断ステップが実
行される(S470)。
【0076】ステップS470では、モジュールパッチ
後データAMPAT_DATの、誤データの検出が行わ
れる。当該検出の検出方式としては、例えば、チェック
・サム方式を用いることができる。
【0077】モジュールパッチ後データAMPAT_D
ATの、誤データの検出においては、図10(C)に示
す、モジュールパッチ後データAMPAT_DATから
チェック・サム対象値が求められる。また、チェック・
サム値として、図10(B)に示す、モジュールチェッ
ク・サムデータMOD_CSUMが参照される。
【0078】ステップS470において、モジュールパ
ッチ後データAMPAT_DATに誤データが検出され
なかった場合、まず、ハードディスク32内の、ドライ
バアップデート対象モジュールDUPT_MODの削除
が行われる。次いで、記憶装置312内の、モジュール
パッチ後データAMPAT_DATが、ハードディスク
32にコピーされる。この後、プリンタドライバPRI
NT_DRVの、所定モジュールに書込まれたプリンタ
ドライババージョンデータDRV_VERの更新(書き
替え)がなされ、プリンタドライバアップデートシーケ
ンスDRV_UP_SEQが終了する(S480)。
【0079】ステップS470において、モジュールパ
ッチ後データAMPAT_DATに誤データが検出され
た場合、ドライバアップデート対象モジュールDUPT
_MODのアップデートは行われず、プリンタドライバ
アップデートシーケンスDRV_UP_SEQが終了す
る。
【0080】このプリンタドライバアップデートシーケ
ンスDRV_UP_SEQが終了すると、プリンタドラ
イバPRINT_DRVの実行はリセットされ、処理は
ステップS300に戻される。
【0081】なお、上記の例では、ファームウェアバー
ジョン比較ステップ(S330)でユーザにアップデー
トをリクエストすることなく、プリンタドライバアップ
デート用ファイルDRV_UP_FのRAM2321へ
の転送ステップ(S340)に移行している。ユーザに
アップデートをリクエストする場合には、ステップS3
30の後に、インクジェットプリンタ2のCPU231
は、コンピュータ3のCPU311にアップデートリク
エストシーケンスの起動を要求する。コンピュータ3の
CPU311は、アップデートリクエストシーケンスに
おいて、ディスプレイ331にたとえば選択ダイアログ
を表示する。この後、コンピュータ3のCPU311
は、ユーザからの操作キー341入力に応じて、インク
ジェットプリンタ2のCPU231に、アップデートリ
クエストの有無結果を返す。これに応じて、インクジェ
ットプリンタ2においては、DRV_UP_FのRAM
2321への転送ステップ(S340)に移行し、また
はカートリッジ情報CART_INFのRAM2321
への転送ステップ(S350)に移行する。
【0082】以上述べたように、上記の実施形態では、
ファームウェアFIRM_WREやプリンタドライバP
RINT_DRVは、新しいインクカートリッジ1を装
着しておくだけでアップデートされる。
【0083】以上、ICメモリに、ファームウェアアッ
プデート用情報FIRM_UP_INFやプリンタドラ
イバアップデート用情報DRV_UP_INFが格納さ
れている場合を説明したが、ICメモリには、アップデ
ート用ファイルダウンロードサイトのネットワークアド
レス情報またはアップデート用ファイルダウンロードサ
イトの上位アドレス情報を格納しておくことができる。
【0084】図11は、アップデート用ファイルのダウ
ンロード先URLからプリンタ制御用ソフトウェアをダ
ウンロードして、インストールするシステムを示す説明
図である。
【0085】図11においては、インクジェットプリン
タ6とコンピュータ7とが通信回線4を介して接続され
ている。また、コンピュータ7はネットワーク8に接続
されており、ネットワーク8上にはダウンロードサイト
9が設置されている。
【0086】図11のインクジェットプリンタ6のカー
トリッジに装着されるICメモリ12には、図12
(A),(B)に示す情報が格納されている。図12
(A)では、ICメモリ12には、型番データ、製造番
号データ、インク残量データ等、種々のカートリッジ情
報CART_INFのほか、ファームウェアダウンロー
ドサイト上位アドレス情報FIRM_UADD_INF
が格納されている。また、図12(B)の例では、IC
メモリ12には、図12(A)に示したカートリッジ情
報CART_INFのほか、プリンタドラバダウンロー
ドサイト上位アドレス情報DRV_UADD_INF
(本発明の第1アドレス要素)が格納されている。
【0087】インクジェットプリンタ6の構成は、図1
3に示すように、図3のインクジェットプリンタ3の構
成と同じであり、図13の符号の最上位桁が6で表され
る構成要素は、図3の符号の最上位桁が3で表される構
成要素に対応している。
【0088】また、コンピュータ7の構成は、図14に
示すように、図4のコンピュータ4の構成と同じであ
り、図14の符号の最上位桁が7で表される構成要素
は、図4の符号の最上位桁が4で表される構成要素に対
応している。
【0089】図13において、EEPROM6322に
は、ファームウェアダウンロードサイト下位アドレス情
報FIRM_DADD_INF(本発明の第2アドレス
要素)および実装ファームウェアFIRM_WREのバ
ージョンFIRM_WRE_VERが格納されている。
【0090】FIRM_PRGには、図15に示すよう
にダウンロードサイトアドレス情報生成プログラムDA
DD_GENE_PRGと、ダウンロードサイトアドレ
ス情報出力プログラムDADD_OPUT_PRGとが
含まれている。DADD_GENE_PRGとCPU6
31とが、本発明のダウンロードサイトアドレス情報生
成手段を実質上構成し、DADD_OPUT_PRGと
CPU631とが本発明のダウンロードサイトアドレス
情報出力手段を構成している。
【0091】図12(A)に示す情報が格納されたIC
メモリ12を備えたインクカートリッジ1が、キャリッ
ジ61に装着されると、CPU631はDADD_GE
NE_PRGを起動して、上位アドレス情報FIRM_
UADD_INFと、下位アドレス情報FIRM_DA
DD_INFとから、ダウンロードサイトアドレス情報
DADD_INFを生成する。
【0092】ここで、コンピュータ7は、インクジェッ
トプリンタ6から、ダウンロードサイトアドレス情報D
ADD_INFを受け取り、ダウンロードサイト9にア
ップロードされているファームウェアアップデート用フ
ァイル(FIRM_UP_F)のバージョンが、インク
ジェットプリンタ6の実装ファームウェアのバージョン
よりも新しいときは、当該サイトにアップロードされて
いるファームウェアファイルをダウンロードし、これを
実行してプリンタ6に実装されているファームウェアを
更新する。
【0093】たとえば、上位アドレス情報FIRM_U
ADD_INFが、「www.abc.de/fgh」
であり、下位アドレス情報FIRM_DADD_INF
が、アップデートファイルアドレス、「/opq.rs
t」(opqは、ファイル名,rstは拡張子)である
場合、ダウンロードサイトアドレス情報DADD_IN
Fは、「www.abc.de/fgh/opq.rs
t」として特定される。
【0094】ついで、CPU631はDADD_OPU
T_PRGを起動し、DADD_INFをコンピュータ
7に転送する。
【0095】コンピュータ7では、CPU711が、所
定通信プログラムを起動し、ダウンロードサイトアドレ
ス情報に示されたダウンロードサイト9にアップロード
されているダウンロードファイル(たとえば、上記した
www.abc.de/fgh/opq.rst)にア
クセスする。
【0096】ここで、コンピュータ7のCPU711
は、インストール用実行ファイルを含むファームウェア
アップデート用ファイルFIRM_UP_Fをダウンロ
ードし、インクジェットプリンタ6のRAM6321に
転送する。インクジェットプリンタ6では、CPU63
1がファームウェアアップデート用ファイルFIRM_
UP_Fを展開して、当該ファイルを実行する。このフ
ァイルの実行においては、まず、EEPROM6322
内のファームウェアプログラムFIRM_PRGの削除
が行われ、RAM6321に格納されている、ファーム
ウェアプログラムFIRM_PRGの交換用ファイルが
EEPROM6322にコピーされる。この後、ファー
ムウェアカーネルFIRM_KRLの、所定領域に書き
込まれたファームウェアバージョンデータFIRM_V
ERの更新(書替え)がなされ、ファームウェアアップ
デートシーケンスFIRM_UP_SEQが終了する。
ファームウェアアップデート用ファイルFIRM_UP
_Fが、パッチファイルである場合、EEPROM63
22内の、ファームウェアプログラムFIRM_PRG
が、RAM6321にコピーされアップデートが行われ
る。
【0097】この実装ファームウェアFIRM_WRE
のアップデート(ファームウェアプログラムFIRM_
PRGののアップデート)は、自動的あるいはユーザの
許可を得て行われる。
【0098】図12(B)に示す情報が格納されたIC
メモリ12を備えたインクカートリッジ1が、キャリッ
ジ61に装着されると、CPU631はDADD_GE
NE_PRGを起動して、上位アドレス情報FIRM_
UADD_INFと、下位アドレス情報FIRM_DA
DD_INFとから、ダウンロードサイトアドレス情報
DADD_INFを生成する。
【0099】ここで、コンピュータ7は、インクジェッ
トプリンタ6から、ダウンロードサイトアドレス情報D
ADD_INFを受け取り、ダウンロードサイト9にア
ップロードされているプリンタドライバアップデート用
ファイル(DRV_UP_F)のバージョンが、コンピ
ュータ7にインストールされている実装プリンタドライ
バのバージョンよりも新しいときは、当該サイトにアッ
プロードされているプリンタドライバファイルをダウン
ロードし、これを実行してコンピュータ6に実装されて
いるプリンタドラバを更新する。
【0100】たとえば、上位アドレス情報FIRM_U
ADD_INFが、「www.abc.de/fgh」
であり、下位アドレス情報DRV_DADD_INF
が、アップデートファイルアドレス、「/uvw.rs
t」(uvwは、ファイル名,rstは拡張子)である
場合、ダウンロードサイトアドレス情報DADD_IN
Fは、「www.abc.de/fgh/uvw.rs
t」として特定される。
【0101】ついで、CPU631はDADD_OPU
T_PRGを起動し、DADD_INFをコンピュータ
7に転送する。
【0102】コンピュータ7では、CPU711が、所
定通信プログラムを起動し、ダウンロードサイトアドレ
ス情報に示されたダウンロードサイト9にアップロード
されているダウンロードファイル(たとえば、上記した
www.abc.de/fgh/uvw.rst)にア
クセスする。
【0103】ここで、コンピュータ7のCPU711
は、インストール用実行ファイルを含むプリンタドライ
バアップデート用ファイルDRV_UP_Fをハードデ
ィスク62にダウンロードして展開し、記憶装置(RA
M)712内にDRV_UP_Fをコピーして、CPU
711がこれを実行する。このファイルの実行により、
ハードディスク62に格納されている、プリンタドライ
バプログラムDRV_PRG(実装プリンタドライバP
RINT_DRV)の書き換えられアップデートが行わ
れる。
【0104】この実装プリンタドライバPRINT_D
RVのアップデートは、自動的あるいはユーザの許可を
得て行われる。
【0105】
【発明の効果】着色媒体カートリッジのICメモリに、
プリンタ制御用ソフトウェア(プリンタファームウェア
やプリンタドライバ)のアップデートファイルが記憶さ
れているので、自動アップデートを行うことができ、ユ
ーザの上記アップデートに伴う負担が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の着色媒体カートリッジの一実施形態を
示す説明図である。
【図2】図1の着色媒体カートリッジに備えられたIC
メモリに格納された情報の説明図であり、(A)はファ
ームウェアアップデート用情報が格納されている場合を
示す図、(B)はプリンタドライバアップデート用情報
が格納されている場合を示す図である。
【図3】本発明のプリンタの一構成例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明のプリントシステムの一構成例において
使用されるコンピュータを示す図である。
【図5】図3のインクジェットプリンタおいて、実装フ
ァームウェアがアップデートされる場合の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートのファームウェアアップ
デートシーケンスにおける処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】図3のインクジェットプリンタと図4のコンピ
ュータからなるプリントシステムおいて、実装プリンタ
ドライバがアップデートされる場合の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図8】図7のプリンタドライバアップデートシーケン
スにおける処理を示すフローチャートである。
【図9】RAM内のファームウェアプログラム、RAM
内のファームウェアパッチファイル、およびファームウ
ェアパッチ後の、RAM内のファームウェアプログラム
を示す図である。
【図10】記憶装置内のドライバアップデート対象モジ
ュール、記憶装置内のモジュールパッチファイル、およ
びモジュールパッチ後の記憶装置内のドライバアップデ
ート対象モジュールを示す図である。
【図11】アップデート用ファイルのダウンロード先U
RLから、プリンタ制御用ソフトウェアをダウンロード
するシステムを示す説明図である。
【図12】着色媒体カートリッジに備えられたICメモ
リに格納された情報の説明図であり、(A)はファーム
ウェアダウンロードサイト上位アドレス情報が格納され
ている場合を示す図、(B)はプリンタドラバダウンロ
ードサイト上位アドレス情報が格納されている場合を示
す図である。
【図13】 図11のシステムに適用されるプリンタの
一構成例を示す説明図である。
【図14】 図11のシステムに適用されるコンピュー
タの一構成例を示す説明図である。
【図15】 図13におけるFIRM_PRGを示す図
である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 2,6 インクジェットプリンタ 3,7 コンピュータ 4 通信回線 9 ダウンロードサイト 11,12 ICメモリ 21,61 キャリッジ 22,62 ICメモリインターフェース回路 23,63 処理装置 24,64 プリントエンジン部 25,65 キー入力手段 26,66 表示手段 31,71 処理装置 32,72 ハードディスク 33,73 表示部 34,74 操作部 211,611 ICメモリ接続端子 212,612 プリントヘッド 231,631 CPU 232,632 記憶装置 233,633 通信回路 251,651 操作キー 252,652 キー入力処理回路 261,661 ディスプレイ 262,662 表示回路 311,711 CPU 312,712 記憶装置 313,713 通信回路 331,731 ディスプレイ 332,732 表示回路 341,741 操作キー 342,742 キー入力処理回路 2321,6321 RAM 2322,6322 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA20 EB20 EB59 EC06 EC28 FA10 KC01 KC13 KC30 2C061 AQ04 AQ05 AQ06 AR01 HJ10 HS07 5B021 AA01 CC05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICメモリを備えた着色媒体カートリッ
    ジにおいて、前記ICメモリには、プリンタ制御用ソフ
    トウェアのアップデート用ファイルが記憶されてなるこ
    とを特徴とする着色媒体カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記プリンタ制御用ソフトウェアは、 プリンタ本体の不揮発性記憶装置に実装されるべきファ
    ームウェア、または、 プリンタに接続されたコンピュータの記憶装置に実装さ
    れるべきプリンタドライバ、であることを特徴とする請
    求項1に記載の着色媒体カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記アップデート用ファイルは、プリン
    タのタイプに応じて、複数記録されてなることを特徴と
    する請求項1または2に記載の着色媒体カートリッジ。
  4. 【請求項4】 インクジェット式プリンタに使用される
    着色媒体カートリッジであって、1色または複数色の着
    色媒体が充填されてなることを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の着色媒体カートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の着色媒体
    カートリッジが装着されるキャリッジまたはホルダを有
    するプリンタであって、 プリンタ内処理装置は、 前記ICメモリに、自己プリンタに対応したファームウ
    ェアのアップデート用ファイルがあるときは、当該ファ
    イルのバージョン情報を参照し、前記アップデート用フ
    ァイルによりプリンタに実装されているファームウェア
    をアップデートできるときには、当該アップデートを行
    う、ことを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記プリンタに実装されているファーム
    ウェアのアップデートが、プログラムの部分書換え、ま
    たは全部書換えにより行われることを特徴とする請求項
    5に記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記着色媒体カートリッジには、1色ま
    たは複数色の着色媒体が充填されてなることを特徴とす
    る請求項5または6に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 ICメモリを備えた着色媒体カートリッ
    ジが装着されるキャリッジまたはホルダを有するプリン
    タと、当該プリンタが接続されたコンピュータとから構
    成されるプリントシステムであって、 プリンタ内処理装置は、 前記ICメモリに、自己プリンタに対応したプリンタド
    ライバのアップデート用ファイルがあるときは、当該ア
    ップデート用ファイルを前記コンピュータに転送し、 コンピュータ内処理装置は、前記アップデート用ファイ
    ルのバージョン情報を参照し、当該アップデート用ファ
    イルにより、プリンタに実装されているプリンタドライ
    バをアップデートできるときには、当該アップデートを
    行う、ことを特徴とするプリントシステム。
  9. 【請求項9】 前記コンピュータ内処理装置による前記
    プリンタに実装されているプリンタドライバのアップデ
    ートが、プログラムの部分書換えにより行われることを
    特徴とする請求項8に記載のプリントシステム。
  10. 【請求項10】 前記着色媒体カートリッジは、インク
    ジェット式プリンタに使用されるものであって、1色ま
    たは複数色の着色媒体が充填されてなることを特徴とす
    る請求項8または9に記載のプリントシステム。
  11. 【請求項11】 ICメモリを備えた着色媒体カートリ
    ッジにおいて、前記ICメモリには、アップデート用フ
    ァイルダウンロードサイトのネットワークアドレス情
    報、または当該サイトの上位アドレス情報が含まれてな
    ることを特徴とする着色媒体カートリッジ。
  12. 【請求項12】 ICメモリを備えた着色媒体カートリ
    ッジが装着されるキャリッジを有し、かつダウンロード
    サイトアドレス情報生成手段と、情報出力手段とを含む
    プリンタにおいて、 前記ICメモリには、ファームウェアダウンロードサイ
    トのアドレス情報生成のための第1アドレス要素が記録
    され、 プリンタ本体の不揮発性記憶装置には、ファームウェア
    ダウンロードサイトのアドレス情報生成のための第2ア
    ドレス要素が記録され、 ダウンロードサイトアドレス情報生成手段は、前記第1
    アドレス要素と前記第2アドレス要素とから、ファーム
    ウェアダウンロードサイトアドレス情報を生成し、 前記ダウンロードサイトアドレス情報出力手段は、前記
    ダウンロードサイトアドレス情報生成手段により生成さ
    れたファームウェアダウンロードサイトアドレス情報
    を、当該サイトにアクセス可能なコンピュータに出力す
    る、ことを特徴とするプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記第1アドレス要素が、ファームウ
    ェアダウンロードサイトの上位アドレス情報であり、前
    記第2アドレス要素が、ファームウェアダウンロードサ
    イトの下位アドレス情報に対応する情報およびファーム
    ウェアバージョン情報であることを特徴とする請求項1
    2に記載のプリンタ。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載のプリン
    タと、 前記プリンタに対応するファームウェアがアップロード
    されてなるファームウェアダウンロードサイトと、 前記プリンタに接続されてなる、前記サイトにアクセス
    可能なコンピュータと、からなるファームウェアのアッ
    プデートシステムにおいて、 前記コンピュータは、前記プリンタから、前記第1アド
    レス要素と、前記第2アドレス要素とを受け取り、 前記サイトにアップロードされているファームウェアの
    バージョンが、プリンタに実装されているファームウェ
    アのバージョンよりも新しいときは、前記サイトにアッ
    プロードされているファームウェアをダウンロードし、 前記プリンタに実装されているファームウェアを更新す
    る、ことを特徴とするファームウェアのアップデートシ
    ステム。
  15. 【請求項15】 ICメモリを備えた着色媒体カートリ
    ッジが装着されるキャリッジを有し、かつ情報出力手段
    とを含み、前記ICメモリには、プリンタドライバダウ
    ンロードサイトのアドレス要素が記録されてなるプリン
    タと、 前記プリンタに対応するプリンタドライバがアップロー
    ドされてなるプリンタドラバダウンロードサイトと、 前記プリンタに接続されかつプリンタドライバが実装さ
    れてなる、前記サイトにアクセス可能な、ダウンロード
    サイトアドレス情報生成手段を有するコンピュータと、
    からなるプリンタドライバのアップデートシステムにお
    いて、 前記コンピュータは、 前記プリンタから、前記アドレス要素を受け取り、ダウ
    ンロードサイトアドレス情報生成手段により、当該アド
    レス要素と前記プリンタドライバに記録された所定情報
    を参照してダウンロードサイトアドレスを生成して当該
    サイトにアクセスし、 前記サイトにアップロードされているプリンタドライバ
    のバージョンが実装されているプリンタドライバのバー
    ジョンよりも新しいときは、前記サイトにアップロード
    されているプリンタドライバをダウンロードし、 実装されているプリンタドライバを更新する、ことを特
    徴とするファームウェアのアップデートシステム。
  16. 【請求項16】 前記アドレス要素がプリンタドライバ
    ダウンロードサイトの上位アドレス情報であり、前記プ
    リンタドライバに記録された前記所定情報がプリンタド
    ライバダウンロードサイトの下位アドレス情報に対応す
    る、ことを特徴とする請求項15に記載のファームウェ
    アのアップデートシステム。
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