JP2002164739A - 水晶発振器 - Google Patents

水晶発振器

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JP2002164739A
JP2002164739A JP2000362301A JP2000362301A JP2002164739A JP 2002164739 A JP2002164739 A JP 2002164739A JP 2000362301 A JP2000362301 A JP 2000362301A JP 2000362301 A JP2000362301 A JP 2000362301A JP 2002164739 A JP2002164739 A JP 2002164739A
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JP
Japan
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metal base
crystal oscillator
hole
sealing glass
electrode terminal
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Pending
Application number
JP2000362301A
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English (en)
Inventor
Ikuo Niikura
郁生 新倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ全体を金属で形成することで電磁
シールド性に優れ、さらに表面実装化および薄型化を容
易に実現できる水晶発振器を提供する。 【解決手段】 薄板材からなる金属ベース1に形成した
貫通孔2内に封着ガラス3を介して電極端子4を絶縁封
着している。封着ガラス3は貫通孔2内から金属ベース
1上下面の貫通孔2の周囲にかけて延在している。金属
ベース1の上面にはICチップ12、水晶片14を搭載
したプリント基板11を接着している。金属ベース1の
上面は金属キャップ7を溶接し、プリント基板11を気
密空間8に収納している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージ全体を
金属で形成することで電磁シールド性に優れ、さらに表
面実装化および薄型化を容易に実現できる水晶発振器に
関する。
【0002】
【従来の技術】水晶発振器は水晶振動子と発振回路を組
み合わせたものであり、通信、情報処理システムなどに
要求される基準周波数を容易に供給するために利用され
ている。従来から水晶発振器のパッケージとして、セラ
ミックパッケージとメタルパッケージが知られている。
【0003】図3はセラミックパッケージを用いた水晶
発振器の断面図である。三層構造のセラミックベース2
1の下段にメタライズ層からなる配線パターン25を形
成し、この上にICチップ12等の電子部品を実装して
発振回路を形成している。セラミックベース21の中段
にはメタライズ層からなる内部電極23を形成し、この
内部電極23上に水晶片14を搭載している。セラミッ
クベース21の下面にはメタライズ層からなる表面実装
用の外部端子22を形成している。外部端子22はセラ
ミックベース21内部に形成したバイアホール(図示せ
ず)を介して配線パターン25および内部電極23と導
通している。セラミックベース21上には金属キャップ
7を接着して水晶片14を気密空間8に収納している。
【0004】図4はメタルパッケージを用いた水晶発振
器の断面図である。金属ベース1に形成した貫通孔2内
にそれぞれ封着ガラス3を介して電極端子4を絶縁封着
している。金属ベース1の下面には電極端子4の一端部
が突出して外部端子5を形成し、電極端子4の他端部は
金属ベース1の上面に突出して内部電極6を形成してい
る。金属ベース1の上面にはプリント基板11を接着
し、ICチップ12等の電子部品を実装して発振回路を
形成している。またプリント基板11上には支持台13
を介して水晶片14を搭載している。金属ベース1の上
面には金属キャップ7を溶接などの手段で接合して水晶
片14を気密空間8に収納している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話やノー
トパソコンなど各種携帯電子機器の小型化、薄型化が進
む中、これに用いる電子部品においても表面実装化、薄
型化が要求されている。
【0006】上記説明したセラミックパッケージでは表
面実装化および薄型化が比較的容易に実現できるため広
く採用されている。一方、発振回路の高周波化が進む
中、セラミックパッケージでは電磁シールド性が十分に
確保できないため、パッケージ全体を金属で覆ったメタ
ルパッケージが見直されている。
【0007】しかしながら上記説明した従来のメタルパ
ッケージでは、その構成上、表面実装化および薄型化が
困難であるという問題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、メタルパッケージを採用することにより電磁シール
ド性に優れ、かつ表面実装化および薄型化も実現できる
水晶発振器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による水晶発振器は、金属ベースと金属キャッ
プで囲まれた気密空間にICチップを実装した発振回路
および水晶片を収納した水晶発振器であって、薄板材か
らなる金属ベースに形成した貫通孔内に封着ガラスを介
して電極端子を絶縁封着し、封着ガラスが貫通孔内から
金属ベース上下面の貫通孔の周囲にかけて延在している
ものである。
【0010】これによれば、金属ベースを薄板材で形成
することにより、パッケージの全高を薄型化することが
できる。従来のメタルパッケージに用いる金属ベースの
厚みは1.0mm以上あるが、金属ベースの厚みを薄く
すると、金属ベースと封着ガラスとの封着面積が減少
し、貫通孔内だけでは十分な封着面積を確保することが
できない。そこで本発明では金属ベース上下面の貫通孔
の周囲に封着ガラスを延在させることにより十分な封着
面積を確保している。このため、金属ベースを薄型化し
ても熱的要因などによる気密性の低下を防ぐことができ
る。
【0011】また、本発明は貫通孔の周囲に環状の段差
を形成し、この段差の内側に封着ガラスが延在している
ものである。これによれば、ガラス封着工程で金属ベー
スの上下面に流れる封着ガラスの範囲を画定することが
できる。ガラスの流れる範囲が狭すぎると十分な封着面
積を確保することができず、逆に広すぎると極めて薄く
なったガラス層にクラックが発生してしまう。段差は貫
通孔の周縁から0.1〜0.5mmの範囲に環状に形成
することが好ましい。また、封着ガラスの側面から金属
ベースの一部がめりこんだ構造となるため、封着ガラス
自体の機械的強度が向上し、外部端子からの機械的スト
レスから封着ガラスを保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本実施形態による水晶発振器の概略
図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面図で
ある。板厚0.1〜0.2mm程度の金属薄板を絞り加
工によりシェル状に形成した金属ベース1に貫通孔2を
形成し、この貫通孔2内に封着ガラス3を介して電極端
子4を絶縁封着している。電極端子4の一端部は金属ベ
ース1の下面よりも0.1〜0.2mm程度突出して表
面実装用の外部端子5を形成し、電極端子4の他端部は
金属ベース1の上面に突出して内部電極6を形成してい
る。金属ベース1の上面には接着剤15によりプリント
基板11を接着し、この上にICチップ12等の電子部
品をベアチップ実装して発振回路を形成している。IC
チップ12の上方にはプリント基板11に設けた支持台
13を介して水晶片14を搭載している。金属ベース1
のフランジ部101には平板状の金属キャップ7を抵抗
溶接、シーム溶接などの手段により接合し水晶片14を
気密空間8に収納している。
【0014】図2は本実施形態による水晶発振器の要部
拡大図であり、(a)はその断面図、(b)はその上面
図である。金属ベース1に設けた貫通孔2に封着ガラス
3を介して釘状の電極端子4を絶縁封着している。金属
ベース1の厚みは、0.1〜0.2mm程度と極めて薄
いため、金属ベース1上下面の貫通孔2の周囲に封着ガ
ラス3を延在させることで、金属ベース1と封着ガラス
3との封着面積を確保している。貫通孔2の周囲には環
状の段差201を形成し、封着ガラス3はこの段差20
1内に延在している。段差201はガラス流れ止め手段
として、ガラス封着工程で金属ベース1上下面に流れる
封着ガラス3の距離を画定することができる。流れ止め
手段は段差に限ることなく、貫通孔2の周囲になだらか
な傾斜を設けたり、突起を形成したりしてもよい。ま
た、封着ガラス3の側面から金属ベース1の一部がめり
こんだ構造となるため、封着ガラス3自体の機械的強度
が向上し、外部端子5からの機械的ストレスから封着ガ
ラスを保護することができる。
【0015】電極端子4の一端部に形成した外部端子5
は、電極端子4の断面積よりも大きく形成している。こ
れにより電極端子4と封着ガラス3との封着面積が大き
くなり、外部端子5からの機械的ストレスによる気密性
の低下を防いでいる。外部端子5の形状は特に限定され
るものではなく、円形、角型など種々の形状を選択する
ことができる。
【0016】本実施形態では、貫通孔2の直径aが0.
5〜0.7mm、ガラスの延在距離bが0.1〜0.2
mm、段差201の高さが0.01〜0.05mmに形
成している。ガラスの延在距離bが0.1mmより小さ
いと十分な封着面積を確保することができず気密性が低
下し、逆に0.5mm以上大きいと金属ベース1上下面
に極めて薄く延在したガラス層にクラックが発生してし
まう。
【0017】本実施の形態では、発振回路を形成したプ
リント基板を内部電極上に接着した構成を例にあげて説
明したが、発振回路はプリント基板に限ることなくフィ
ルム基板などを採用することも可能である。また、回路
基板は金属ベースの上面に直接接着して内部電極と導通
をとるといった構成とすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ッケージ全体を金属で覆うことにより電磁シールド性に
優れた水晶発振器を提供することができる。また、水晶
発振器の表面実装化、薄型化を容易に実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による薄型気密パッケージ
の概略図 (a)断面図 (b)上面図
【図2】本実施形態による薄型気密パッケージの要部拡
大図 (a)断面図 (b)上面図
【図3】セラミックパッケージによる従来の水晶発振器
の断面図
【図4】メタルパッケージによる従来の水晶発振器の断
面図
【符号の説明】
1 金属ベース 2 貫通孔 3 封着ガラス 4 電極端子 5 外部端子 6 内部電極 7 金属キャップ 8 気密空間 11 プリント基板 12 ICチップ 13 支持台 14 水晶片 15 接着剤 21 セラミックベース 22 外部端子 23 内部電極 24 バイアホール 25 配線パターン 101 フランジ部 201 段差

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ベースと金属キャップで囲まれた気
    密空間に発振回路および水晶片を収納した水晶発振器で
    あって、薄板材からなる金属ベースに形成した貫通孔内
    に封着ガラスを介して電極端子を絶縁封着し、前記封着
    ガラスが前記貫通孔内から前記金属ベース上下面の前記
    貫通孔の周囲にかけて延在していることを特徴とする水
    晶発振器。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔の周囲に環状の段差を形成
    し、前記段差の内側に前記封着ガラスが延在しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の水晶発振器。
  3. 【請求項3】 前記電極端子の一端部を表面実装用の外
    部端子として前記金属ベースの下面より若干突出して配
    置し、かつ前記外部端子を前記電極端子の断面積よりも
    大きく形成したことを特徴とする請求項1および2記載
    の水晶発振器。
  4. 【請求項4】 前記金属ベースは薄板材を絞り加工して
    形成したシェル状である請求項1から3記載の水晶発振
    器。
  5. 【請求項5】 前記金属ベースを形成する薄板材の厚み
    が0.2mm以下である請求項1から4記載の水晶発振
    器。
  6. 【請求項6】 前記金属ベースの上面に発振回路を形成
    した回路基板を接着し、前記回路基板上に水晶片を搭載
    し、前記発振回路と前記内部電極とを導通したことを特
    徴とする請求項1から5記載の水晶発振器。
JP2000362301A 2000-11-29 2000-11-29 水晶発振器 Pending JP2002164739A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100703212B1 (ko) * 2005-12-14 2007-04-06 삼성전기주식회사 수정 발진기의 쉴딩구조
JP2008042873A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Txc Corp 電極構造および圧電結晶発振器
JP2015176874A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 セイコーインスツル株式会社 電子部品装置

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KR100703212B1 (ko) * 2005-12-14 2007-04-06 삼성전기주식회사 수정 발진기의 쉴딩구조
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