JP2002164566A - 光電素子アレイ - Google Patents

光電素子アレイ

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JP2002164566A
JP2002164566A JP2000359255A JP2000359255A JP2002164566A JP 2002164566 A JP2002164566 A JP 2002164566A JP 2000359255 A JP2000359255 A JP 2000359255A JP 2000359255 A JP2000359255 A JP 2000359255A JP 2002164566 A JP2002164566 A JP 2002164566A
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layer
silicon substrate
epitaxial growth
conductivity type
growth layer
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Application number
JP2000359255A
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English (en)
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Takuro Nakamura
卓郎 中邑
Atsushi Sakai
淳 阪井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光電素子の直列接続を可能にし、人の
視感度のピーク値に比較的近い値を有する特性を得る。 【解決手段】 n型のシリコン基板1に対して、不純物
の拡散で、下地としての当該シリコン基板1の一の面側
に形成されたn型の拡散層11と、この拡散層11と当
該シリコン基板1の一の面との間に形成されたp型のエ
ピタキシャル成長層12と、シリコン基板1に対する不
純物の拡散で、エピタキシャル成長層12と下地として
残る当該シリコン基板1の一の面との間に形成され、エ
ピタキシャル成長層12より2桁以上濃度が高いp+型
の埋込層13と、複数の光電素子の各周囲を囲繞する枠
状に形成され、拡散層11、エピタキシャル成長層12
および埋込層13を個々に分離するn型の分離用拡散領
域16とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶シリコンを
用いて構成される光電素子アレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単結晶シリコンを用いて製造され
た、エピタキシャル成長層を有する基板(以下エピ基
板)を用意し、このエピ基板に拡散層を形成することに
より、人の視感度のピーク値に比較的近い値を有する光
電素子が実現されている。この種の光電素子では、吸収
係数の小さな長波長領域の感度を低下させるために、エ
ピ基板が使用され、基板の活性領域が薄くされる。ま
た、短波長領域の感度を向上させるために、拡散層が若
干薄くされる。
【0003】図10(a)は従来の光電素子の構成例を
示す正面図、(b)は(a)のA10−A10’線にお
ける断面図である。この図10に示す光電素子は、高濃
度の第1導電型(p型およびn型の一方)のシリコン基
板2を備え、このシリコン基板2には、不純物の拡散
で、下地としての当該シリコン基板2の一の面側に形成
された第2導電型(p型およびn型の他方)の拡散層2
1と、この拡散層21と当該シリコン基板2の一の面と
の間に形成された第1導電型のエピタキシャル成長層2
2とが設けられている。従って、エピタキシャル成長層
22での出力のみが表れるのため、長波長領域の感度を
低下させることが可能となる。なお、20は絶縁膜、2
7aは拡散層21用のコンタクト、27bはエピタキシ
ャル成長層22用のコンタクト、29はパッド、28は
電極である。この構造では、シリコン基板2の高濃度領
域では光照射によって発生したキャリアが再結合により
消滅するため、その高濃度基板で発生したキャリアは出
力として表れない。
【0004】図11(a)は従来の光電素子アレイの構
成例を示す正面図、(b)は(a)のA11−A11’
線における断面図である。この図11に示す光電素子ア
レイは、第1導電型のシリコン基板3を備え、このシリ
コン基板3には、不純物の拡散で、下地としての当該シ
リコン基板3の一の面側に形成された第1導電型の拡散
層31と、この拡散層31と当該シリコン基板3の一の
面との間に形成された第2導電型のエピタキシャル成長
層32とが設けられている。この構造では、シリコン基
板3およびエピタキシャル成長層32のみの素子を同時
に形成することにより、長波長(近赤領域)の感度を有
する素子を同一基板に形成可能となる。そして、可視光
領域にピークを有する素子と近赤領域にピークを有する
素子を組み合わせて光を検出することが可能となる。な
お、30は絶縁膜、36は分離層、37aは拡散層31
用のコンタクト、37bはエピタキシャル成長層32用
のコンタクト、39はパッドである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
のものでは、基板に高濃度のシリコン基板が使用される
ので、複数の光電素子を直列に配列する構造にすること
は困難である。また、基板の種類に影響される、高濃度
の基板を入手できないと光電素子を製造することができ
ないなどの問題がある。
【0006】一方、図11のものでは、複数の光電素子
を直列に配列する構造が実現されているが、シリコン基
板およびエピタキシャル成長層でキャリアが発生するこ
とから、シリコン基板およびエピタキシャル成長層の濃
度の組合せによっては、シリコン基板の影響で長波長の
感度が若干大きくなることがある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、複数の光電素子の直列接続が可能となり、人の
視感度のピーク値に比較的近い値を有する特性を得るこ
とができる光電素子アレイを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、シリコン基板に設けられた複
数の光電素子から成る光電素子アレイであって、前記シ
リコン基板には、不純物の拡散で、下地としての当該シ
リコン基板の一の面側に形成された第1導電型の拡散層
と、この拡散層と当該シリコン基板の一の面との間に形
成された第2導電型のエピタキシャル成長層と、不純物
の拡散で、前記エピタキシャル成長層と当該シリコン基
板の一の面との間に形成された埋込層と、前記複数の光
電素子の各周囲を囲繞する枠状に形成され、前記拡散層
およびエピタキシャル成長層を少なくとも個々に分離す
る分離用拡散領域とが設けられていることを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第1導電型
であり、前記埋込層は、前記エピタキシャル成長層より
2桁以上濃度が高い第2導電型であり、前記分離用拡散
領域は第1導電型であることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
電素子アレイにおいて、前記シリコン基板には、前記拡
散層側から前記埋込層まで延びる第2導電型の高濃度領
域が前記各分離用拡散領域の枠内にさらに設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の光
電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2導電型
であり、前記埋込層は第1導電型であり、前記分離用拡
散領域は第1導電型であることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン
基板は第1導電型であり、そのシリコン基板には、前記
エピタキシャル成長層と当該シリコン基板の一の面との
間に形成された別の第2導電型のエピタキシャル成長層
がさらに設けられ、この別の第2導電型のエピタキシャ
ル成長層にこれより2桁以上高濃度である第2導電型の
前記埋込層が設けられ、前記分離用拡散領域は第1導電
型であることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1記載の光
電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2導電型
であり、そのシリコン基板には、前記エピタキシャル成
長層と当該シリコン基板の一の面との間に形成された別
の第1導電型のエピタキシャル成長層がさらに設けら
れ、この別の第1導電型のエピタキシャル成長層に高濃
度の第2導電型の前記埋込層が設けられ、前記分離用拡
散領域は第1導電型であることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載の光
電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2導電型
であり、そのシリコン基板には、前記エピタキシャル成
長層と当該シリコン基板の一の面との間に形成された別
の第2導電型のエピタキシャル成長層と、このエピタキ
シャル成長層と前記シリコン基板の一の面との間に形成
された別の第1導電型のエピタキシャル成長層とがさら
に設けられ、前記第2導電型のエピタキシャル成長層に
高濃度の第2導電型の前記埋込層が設けられ、前記分離
用拡散領域は第1導電型であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の光電素子アレイにおいて、前記複数の光
電素子は直列接続されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(a)および(b)はそれぞ
れ光電素子アレイの一構成例を示す正面図および(a)
のA1−A1’線における断面図、図2(a)および
(b)はそれぞれ光電素子アレイの別の構成例を示す正
面図および(a)のA2−A2’線における断面図であ
り、これらの図を用いて以下に本発明に係る第1実施形
態について説明する。
【0017】図1,図2に示す第1実施形態の光電素子
アレイは、n型のシリコン基板1に設けられた複数の光
電素子から成るものであり、シリコン基板1には、不純
物の拡散で、下地としての当該シリコン基板1の一の面
(図1(b),図2(b)では上面)側に形成されたn
型の拡散層11と、この拡散層11と当該シリコン基板
1の一の面との間に形成されたp型のエピタキシャル成
長層12と、シリコン基板1に対する不純物の拡散で、
エピタキシャル成長層12と下地として残る当該シリコ
ン基板1の一の面との間に形成され、エピタキシャル成
長層12より2桁以上濃度が高いp+型の埋込層13
と、上記複数の光電素子の各周囲を囲繞する枠状に形成
され、拡散層11およびエピタキシャル成長層12を少
なくとも個々に分離(絶縁分離)するn型の分離用拡散
領域16とが設けられている(高濃度埋込層を有するn
pp+n基板構造)。なお、埋込層13はp型のエピタ
キシャル成長層でもよい。
【0018】そして、拡散層11などを覆う絶縁膜10
と、拡散層11用のコンタクト17aおよびこの上に形
成されたパッド19と、エピタキシャル成長層12用の
コンタクト17bおよびこの上に形成されたパッド19
とが設けられているほか、図2に示す光電素子アレイで
は、拡散層11側から埋込層13に延びる枠状で高濃度
のp+型の拡散領域18が、各分離用拡散領域16の枠
内に設けられている。なお、コンタクト17a,17b
については省略してもよく、また、拡散領域18は少な
くとも一ヶ所に設けられる構造でもよい。
【0019】また、図1に示す光電素子アレイでは、分
離用拡散領域16は、拡散層11、エピタキシャル成長
層12および埋込層13を個々に分離して、シリコン基
板1の部分にまで延びているのに対し、図2に示す光電
素子アレイでは、埋込層13は個々に分割されており、
分離用拡散領域16は、拡散層11およびエピタキシャ
ル成長層12を個々に分離して、埋込層13が形成され
ていないシリコン基板1の部分にまで延びている。
【0020】さらに、図1に示す光電素子アレイでは、
拡散層11(コンタクト17a)およびエピタキシャル
成長層12(コンタクト17b)から出力がとられるの
に対し、図2に示す光電素子アレイでは、拡散層11お
よび拡散領域18(埋込層13)から出力がとられる。
【0021】次に、上記構成の光電素子アレイの製造手
順について述べる。まず、イオン注入装置によりボロン
をシリコン基板1に注入して埋込層13を設け、アニー
ル処理をする。この後、埋込層13上にエピタキシャル
成長層12を堆積する。
【0022】続いて、拡散炉によりコンタクト17a用
のリンをエピタキシャル成長層12上に堆積(デポジシ
ョン)し、アニール処理をし、コンタクト17b用のボ
ロンを堆積(デポジション)し、アニール処理をする。
このとき、図2に示す光電素子アレイの場合には、イオ
ン注入装置によりボロンを注入して拡散領域18を設
け、アニール処理をする。
【0023】続いて、イオン注入装置によりボロンを注
入して分離用拡散領域16を設け、アニール処理をし、
イオン注入装置によりヒ素をエピタキシャル成長層12
に注入して拡散層11を設け、アニール処理をする。最
後に、拡散層11を覆う全面に絶縁膜(酸化膜)10を
形成した後、該当部分にコンタクト窓を形成し、パッド
19としてのアルミ電極を形成する。
【0024】次に、本光電素子アレイの数値例を挙げ
る。各部の濃度および厚みとしては、それぞれ、シリコ
ン基板1は1E14〜1E17(/cm3 )および30
0〜525μm、拡散層11は1E17〜1E20(/
cm3 )および0.2〜1.0μm(可視光ピークを狙
う場合には0.6μm以下)、エピタキシャル成長層1
2は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜10μ
m(可視光ピークを狙う場合には6μm以下)、埋込層
13は1E17〜1E21(/cm3 )および2〜5μ
m、分離用拡散領域16は1E18〜1E21(/cm
3 )およびシリコン基板1の部分にまで至る深さの厚
み、コンタクト17aは1E18〜1E21(/c
3 )および0.5〜2μm(ただし、エピタキシャル
成長層12の下面より浅いこと)、拡散領域18は1E
18〜1E21(/cm3 )および埋込層13より深い
厚み(図2では埋込層13の部分に至る深さの厚み)で
ある。
【0025】以上、第1実施形態によれば、シリコン基
板1および分離用拡散領域16による接合分離構造で、
各光電素子が互いに絶縁されるから、複数の光電素子の
直列接続が可能となる。また、その接合分離構造で分離
された光電素子毎に、高濃度の埋込層13が設けられる
ので、光照射により発生したキャリアが再結合し、結果
的にエピタキシャル成長層12が活性領域となって、長
波長(近赤領域)の感度が低減するから、人の視感度特
性に比較的近い、可視光領域に波長ピークを示す特性の
光電素子アレイを得ることができる。さらに、埋込層1
3により、直列抵抗が低減し、出力電流および電圧が増
加する。
【0026】図3(a)および(b)はそれぞれ光電素
子アレイの別の構成例を示す正面図および(a)のA3
−A3’線における断面図であり、この図を用いて以下
に本発明に係る第2実施形態について説明する。
【0027】図3に示す光電素子アレイは、第1実施形
態とは異なるp型のシリコン基板1Aに設けられた複数
の光電素子から成るものである。シリコン基板1Aに
は、絶縁膜10と、拡散層11と、エピタキシャル成長
層12と、コンタクト17a,17bと、パッド19と
が図1の第1実施形態と同様に設けられているほか、こ
の第1実施形態との相違点として、シリコン基板1Aに
対する不純物の拡散で、エピタキシャル成長層12と下
地として残る当該シリコン基板1Aの一の面との間に形
成されたn型の埋込層13Aと、上記複数の光電素子の
各周囲を囲繞する枠状に形成され、拡散層11およびエ
ピタキシャル成長層12を個々に分離するn+型の分離
用拡散領域16Aとが設けられている(埋込層を有する
npnp基板構造)。ここで、分離用拡散領域16A
は、拡散層11およびエピタキシャル成長層12を個々
に分離して、埋込層13Aの部分にまで延びている。
【0028】次に、上記構成の光電素子アレイの製造手
順について述べる。まず、イオン注入装置によりリンを
シリコン基板1Aに注入して埋込層13Aを設け、アニ
ール処理をする。この後、埋込層13A上にエピタキシ
ャル成長層12を堆積する。
【0029】続いて、拡散炉によりコンタクト17a用
のリンをエピタキシャル成長層12上に堆積し、アニー
ル処理をし、コンタクト17b用のボロンを堆積し、ア
ニール処理をする。
【0030】続いて、イオン注入装置によりリンを注入
して分離用拡散領域16Aを設け、アニール処理をし、
イオン注入装置によりヒ素をエピタキシャル成長層12
に注入して拡散層11を設け、アニール処理をする。最
後に、拡散層11を覆う全面に絶縁膜10を形成した
後、該当部分にコンタクト窓を形成し、パッド19とし
てのアルミ電極を形成する。
【0031】次に、本光電素子アレイの数値例を挙げ
る。各部の濃度および厚みとしては、それぞれ、シリコ
ン基板1Aは1E14〜1E17(/cm3 )および3
00〜525μm、拡散層11は1E17〜1E20
(/cm3 )および0.2〜1.0μm(可視光ピーク
を狙う場合には0.6μm以下)、エピタキシャル成長
層12は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜1
0μm(可視光ピークを狙う場合には6μm以下)、埋
込層13Aは1E15〜1E19(/cm3 )および2
〜5μm、分離用拡散領域16Aは1E18〜1E21
(/cm3 )およびエピタキシャル成長層12より深く
なる厚み(図3では埋込層13Aの部分に至る深さの厚
み)、コンタクト層17aは1E18〜1E21(/c
3 )および0.5〜2μm(ただし、エピタキシャル
成長層12の下面より浅いこと)である。
【0032】以上、第2実施形態によれば、埋込層13
Aおよび分離用拡散領域16Aによる接合分離構造で、
各光電素子が互いに絶縁されるから、複数の光電素子の
直列接続が可能となる。また、その接合分離構造で分離
された光電素子毎に、埋込層13Aが設けられるので、
p型のシリコン基板1Aおよびn型の埋込層13A間の
PN接合層が接合分離層となって、シリコン基板1Aで
発生したキャリアの影響を直接受けずに長波長の感度が
低減するから、人の視感度特性に比較的近い、可視光領
域に波長ピークを示す特性の光電素子アレイを得ること
ができる。
【0033】図4(a)および(b)はそれぞれ光電素
子アレイの別の構成例を示す正面図および(a)のA4
−A4’線における断面図、図5(a)および(b)は
それぞれ光電素子アレイの別の構成例を示す正面図およ
び(a)のA5−A5’線における断面図であり、これ
らの図を用いて以下に本発明に係る第3実施形態につい
て説明する。
【0034】図4,図5に示す光電素子アレイは、第1
実施形態と同様のn型のシリコン基板1に設けられた複
数の光電素子から成るものである。シリコン基板1に
は、絶縁膜10と、拡散層11と、エピタキシャル成長
層12と、埋込層13と、分離用拡散領域16と、コン
タクト17a,17bと、パッド19とが第1実施形態
と同様に設けられているほか、第1実施形態との相違点
として、エピタキシャル成長層12とシリコン基板1の
一の面との間に形成された別のp型のエピタキシャル成
長層14がさらに設けられ、このエピタキシャル成長層
14に埋込層13が設けられている(高濃度埋込層を有
するnpp+pn基板構造)。なお、エピタキシャル成
長層14は埋込層でもよい(シリコン基板にボロンのイ
オン注入、アニール工程)。
【0035】そして、図5に示す光電素子アレイでは、
拡散領域18が図2の第1実施形態と同様に設けられて
いる。また、図4に示す光電素子アレイでは、分離用拡
散領域16は、拡散層11、エピタキシャル成長層1
2、埋込層13およびエピタキシャル成長層14を個々
に分離して、シリコン基板1の部分にまで延びているの
に対し、図5に示す光電素子アレイでは、埋込層13は
個々に分割されており、分離用拡散領域16は、拡散層
11、エピタキシャル成長層12、埋込層13およびエ
ピタキシャル成長層14を個々に分離して、シリコン基
板1の部分にまで延びている。
【0036】次に、上記構成の光電素子アレイの製造手
順について述べる。まず、n型のシリコン基板1にp型
のエピタキシャル成長層14を形成する。この後、イオ
ン注入装置によりボロンをエピタキシャル成長層14に
注入して埋込層13を設け、アニール処理をする。この
後、埋込層13上にエピタキシャル成長層12を堆積す
る。
【0037】続いて、拡散炉によりコンタクト17a用
のリンをエピタキシャル成長層12上に堆積し、アニー
ル処理をし、コンタクト17b用のボロンを堆積し、ア
ニール処理をする。このとき、図5に示す光電素子アレ
イの場合には、イオン注入装置によりボロンを注入して
拡散領域18を設け、アニール処理をする。
【0038】続いて、イオン注入装置によりリンを注入
して分離用拡散領域16を設け、アニール処理をし、イ
オン注入装置によりヒ素をエピタキシャル成長層12に
注入して拡散層11を設け、アニール処理をする。最後
に、拡散層11を覆う全面に絶縁膜10を形成した後、
該当部分にコンタクト窓を形成し、パッド19としての
アルミ電極を形成する。
【0039】次に、本光電素子アレイの数値例を挙げ
る。各部の濃度および厚みとしては、それぞれ、シリコ
ン基板1は1E14〜1E17(/cm3 )および30
0〜525μm、拡散層11は1E17〜1E20(/
cm3 )および0.2〜1.0μm(可視光ピークを狙
う場合には0.6μm以下)、エピタキシャル成長層1
2は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜10μ
m(可視光ピークを狙う場合には6μm以下)、埋込層
13は1E17〜1E21(/cm3 )および2〜5μ
m、エピタキシャル成長層14は1E14〜1E17
(/cm3 )および2〜10μm、分離用拡散領域16
は1E18〜1E21(/cm3 )およびシリコン基板
1の部分にまで至る深さの厚み、コンタクト17aは1
E18〜1E21(/cm3 )および0.5〜2μm
(ただし、エピタキシャル成長層12の下面より浅いこ
と)、拡散領域18は1E18〜1E21(/cm3
および埋込層13より深い厚み(図5では埋込層13の
部分に至る深さの厚み)である。
【0040】以上、第3実施形態によれば、シリコン基
板1および分離用拡散領域16による接合分離構造で、
各光電素子が互いに絶縁されるから、複数の光電素子の
直列接続が可能となる。また、その接合分離構造で分離
された光電素子毎に、高濃度の埋込層13が設けられる
ので、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0041】図6(a)および(b)はそれぞれ光電素
子アレイの別の構成例を示す正面図および(a)のA6
−A6’線における断面図、図7(a)および(b)は
それぞれ光電素子アレイの別の構成例を示す正面図およ
び(a)のA7−A7’線における断面図であり、これ
らの図を用いて以下に本発明に係る第4実施形態につい
て説明する。
【0042】図6,図7に示す光電素子アレイは、第1
実施形態とは異なるp型のシリコン基板1Aに設けられ
た複数の光電素子から成るものである。シリコン基板1
Aには、絶縁膜10と、拡散層11と、エピタキシャル
成長層12と、埋込層13と、分離用拡散領域16と、
コンタクト17a,17bと、パッド19とが第1実施
形態と同様に設けられているほか、第1実施形態との相
違点として、エピタキシャル成長層12とシリコン基板
1の一の面との間に形成された別のn型のエピタキシャ
ル成長層14Aがさらに設けられ、このエピタキシャル
成長層14Aに高濃度のP+型の埋込層13が設けられ
ている(高濃度埋込層を有するnpp+np基板構
造)。なお、エピタキシャル成長層14Aは埋込層でも
よい(シリコン基板にリンのイオン注入、アニール工
程)。
【0043】そして、図7に示す光電素子アレイでは、
拡散領域18が図2の第1実施形態と同様に設けられて
いる。また、図6に示す光電素子アレイでは、分離用拡
散領域16は、拡散層11、エピタキシャル成長層12
および埋込層13を個々に分離して、埋込層13が上層
となるエピタキシャル成長層14Aの下層にまで延びて
いるのに対し、図7に示す光電素子アレイでは、埋込層
13は個々に分割されており、分離用拡散領域16は、
拡散層11およびエピタキシャル成長層12を個々に分
離して、埋込層13が形成されていないエピタキシャル
成長層14Aの部分にまで延びている。
【0044】次に、上記構成の光電素子アレイの製造手
順について述べる。まず、p型のシリコン基板1Aにn
型のエピタキシャル成長層14Aを形成する。この後、
イオン注入装置によりボロンをエピタキシャル成長層1
4Aに注入して埋込層13を設け、アニール処理をす
る。この後、埋込層13上にエピタキシャル成長層12
を堆積する。
【0045】続いて、拡散炉によりコンタクト17a用
のリンをエピタキシャル成長層12上に堆積し、アニー
ル処理をし、コンタクト17b用のボロンを堆積し、ア
ニール処理をする。このとき、図7に示す光電素子アレ
イの場合には、イオン注入装置によりボロンを注入して
拡散領域18を設け、アニール処理をする。
【0046】続いて、イオン注入装置によりリンを注入
して分離用拡散領域16を設け、アニール処理をし、イ
オン注入装置によりヒ素をエピタキシャル成長層12に
注入して拡散層11を設け、アニール処理する。最後
に、拡散層11を覆う全面に絶縁膜10を形成した後、
該当部分にコンタクト窓を形成し、パッド19としての
アルミ電極を形成する。
【0047】次に、本光電素子アレイの数値例を挙げ
る。各部の濃度および厚みとしては、それぞれ、シリコ
ン基板1Aは1E14〜1E17(/cm3 )および3
00〜525μm、拡散層11は1E17〜1E20
(/cm3 )および0.2〜1.0μm(可視光ピーク
を狙う場合には0.6μm以下)、エピタキシャル成長
層12は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜1
0μm(可視光ピークを狙う場合には6μm以下)、埋
込層13は1E17〜1E21(/cm3 )および2〜
5μm、エピタキシャル成長層14Aは1E14〜1E
17(/cm3 )および2〜10μm、分離用拡散領域
16は1E18〜1E21(/cm3 )およびエピタキ
シャル成長層14Aより深い厚み(図6,図7では埋込
層13が形成されていないエピタキシャル成長層14A
の部分に至る深さの厚み)、コンタクト層17aは1E
18〜1E21(/cm3 )および0.5〜2μm(た
だし、エピタキシャル成長層12の下面より浅いこ
と)、拡散領域18は1E18〜1E21(/cm3
および埋込層13より深い厚み(図7では埋込層13の
部分に至る深さの厚み)である。
【0048】以上、第4実施形態によれば、エピタキシ
ャル成長層14Aおよび分離用拡散領域16による接合
分離構造で、各光電素子が互いに絶縁されるから、複数
の光電素子の直列接続が可能となる。また、その接合分
離構造で分離された光電素子毎に、高濃度の埋込層13
が設けられるので、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0049】図8(a)および(b)はそれぞれ光電素
子アレイの別の構成例を示す正面図および(a)のA8
−A8’線における断面図、図9(a)および(b)は
それぞれ光電素子アレイの別の構成例を示す正面図およ
び(a)のA9−A9’線における断面図であり、これ
らの図を用いて以下に本発明に係る第5実施形態につい
て説明する。
【0050】図8,図9に示す光電素子アレイは、第1
実施形態とは異なるp型のシリコン基板1Aに設けられ
た複数の光電素子から成るものである。シリコン基板1
Aには、絶縁膜10と、拡散層11と、エピタキシャル
成長層12と、埋込層13と、分離用拡散領域16と、
コンタクト17a,17bと、パッド19とが第1実施
形態と同様に設けられているほか、第1実施形態との相
違点として、エピタキシャル成長層12とシリコン基板
1の一の面との間に形成された別のp型のエピタキシャ
ル成長層14と、このエピタキシャル成長層14と下地
として残るシリコン基板1の一の面との間に形成された
別のn型のエピタキシャル成長層15とがさらに設けら
れ、エピタキシャル成長層14に高濃度のP+型の埋込
層13が設けられている(高濃度埋込層を有するnpp
+pnp基板構造)。なお、エピタキシャル成長層15
は埋込層でもよい(リンのイオン注入、アニール工
程)。
【0051】そして、図9に示す光電素子アレイでは、
拡散領域18が図2の第1実施形態と同様に設けられて
いる。また、図8に示す光電素子アレイでは、分離用拡
散領域16は、拡散層11、エピタキシャル成長層1
2、埋込層13およびエピタキシャル成長層14を個々
に分離して、エピタキシャル成長層15の部分にまで延
びているのに対し、図9に示す光電素子アレイでは、埋
込層13は個々に分割されており、分離用拡散領域16
は、拡散層11、エピタキシャル成長層12、埋込層1
3およびエピタキシャル成長層14を個々に分離して、
エピタキシャル成長層15の部分にまで延びている。
【0052】次に、上記構成の光電素子アレイの製造手
順について述べる。p型のシリコン基板1Aにn型のエ
ピタキシャル成長層15を形成し、この上にエピタキシ
ャル成長層14を形成する。この後、イオン注入装置に
よりボロンをエピタキシャル成長層14に注入して埋込
層13を設け、アニール処理をする。この後、埋込層1
3上にエピタキシャル成長層12を堆積する。
【0053】続いて、拡散炉によりコンタクト17a用
のリンをエピタキシャル成長層12上に堆積し、アニー
ル処理をし、コンタクト17b用のボロンを堆積し、ア
ニール処理する。このとき、図9に示す光電素子アレイ
の場合には、イオン注入装置によりボロンを注入して拡
散領域18を設け、アニール処理をする。
【0054】続いて、イオン注入装置によりリンを注入
して分離用拡散領域16を設け、アニール処理をし、イ
オン注入装置によりヒ素をエピタキシャル成長層12に
注入して拡散層11を設け、アニール処理をする。最後
に、拡散層11を覆う全面に絶縁膜10を形成した後、
該当部分にコンタクト窓を形成し、パッド19としての
アルミ電極を形成する。
【0055】次に、本光電素子アレイの数値例を挙げ
る。各部の濃度および厚みとしては、それぞれ、シリコ
ン基板1Aは1E14〜1E17(/cm3 )および3
00〜525μm、拡散層11は1E17〜1E20
(/cm3 )および0.2〜1.0μm(可視光ピーク
を狙う場には0.6μm以下)、エピタキシャル成長層
12は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜10
μm(可視光ピークを狙う場合には6μm以下)、埋込
層13は1E17〜1E21(/cm3 )および2〜5
μm、エピタキシャル成長層14は1E14〜1E17
(/cm3 )および2〜10μm、エピタキシャル成長
層15は1E14〜1E17(/cm3 )および2〜1
0μm、分離用拡散領域16は1E18〜1E20(/
cm3 )およびエピタキシャル成長層15より深い厚み
(図ではエピタキシャル成長層15の部分に至る深さの
厚み)、コンタクト17aは1E18〜1E21(/c
3 )および0.5〜2μm(ただし、エピタキシャル
成長層12の下面より浅いこと)、拡散領域18は1E
18〜1E21(/cm3 )および埋込層13より深い
厚み(図9では埋込層13の部分に至る深さの厚み)で
ある。
【0056】以上、第5実施形態によれば、エピタキシ
ャル成長層15および分離用拡散領域16による接合分
離構造で、各光電素子が互いに絶縁されるから、複数の
光電素子の直列接続が可能となる。また、その接合分離
構造で分離された光電素子毎に、高濃度の埋込層13が
設けられるので、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0057】なお、上記各実施形態において、不純物の
導電型の全てを逆の導電型にする構造でも、同様の効果
が得られることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明は、シリコン基板に設けられた複数の光電
素子から成る光電素子アレイであって、前記シリコン基
板には、不純物の拡散で、下地としての当該シリコン基
板の一の面側に形成された第1導電型の拡散層と、この
拡散層と当該シリコン基板の一の面との間に形成された
第2導電型のエピタキシャル成長層と、不純物の拡散
で、前記エピタキシャル成長層と当該シリコン基板の一
の面との間に形成された埋込層と、前記複数の光電素子
の各周囲を囲繞する枠状に形成され、前記拡散層および
エピタキシャル成長層を少なくとも個々に分離する分離
用拡散領域とが設けられているので、シリコン基板およ
び分離用拡散領域による接合分離構造で、各光電素子が
互いに絶縁されるから、複数の光電素子の直列接続が可
能となる。また、その接合分離構造で分離された光電素
子毎に、埋込層が設けられるので、人の視感度特性に比
較的近い、可視光領域に波長ピークを示す特性の光電素
子アレイを得ることができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第1
導電型であり、前記埋込層は、前記エピタキシャル成長
層より2桁以上濃度が高い第2導電型であり、前記分離
用拡散領域は第1導電型であり、この構造でも、複数の
光電素子の直列接続が可能となり、人の視感度のピーク
値に比較的近い値を有する特性を得ることができる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン基板には、
前記拡散層側から前記埋込層まで延びる第2導電型の高
濃度領域が前記各分離用拡散領域の枠内にさらに設けら
れ、この構造でも、複数の光電素子の直列接続が可能と
なり、人の視感度のピーク値に比較的近い値を有する特
性を得ることができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2
導電型であり、前記埋込層は第1導電型であり、前記分
離用拡散領域は第1導電型であり、この構造でも、複数
の光電素子の直列接続が可能となり、人の視感度のピー
ク値に比較的近い値を有する特性を得ることができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれかに記載の光電素子アレイにおいて、前記シ
リコン基板は第1導電型であり、そのシリコン基板に
は、前記エピタキシャル成長層と当該シリコン基板の一
の面との間に形成された別の第2導電型のエピタキシャ
ル成長層がさらに設けられ、この別の第2導電型のエピ
タキシャル成長層にこれより2桁以上高濃度である第2
導電型の前記埋込層が設けられ、前記分離用拡散領域は
第1導電型であるので、シリコン基板および分離用拡散
領域による接合分離構造で、各光電素子が互いに絶縁さ
れるから、複数の光電素子の直列接続が可能となる。ま
た、その接合分離構造で分離された光電素子毎に、高濃
度の埋込層が設けられるので、人の視感度のピーク値に
比較的近い値を有する特性を得ることができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2
導電型であり、そのシリコン基板には、前記エピタキシ
ャル成長層と当該シリコン基板の一の面との間に形成さ
れた別の第1導電型のエピタキシャル成長層がさらに設
けられ、この別の第1導電型のエピタキシャル成長層に
高濃度の第2導電型の前記埋込層が設けられ、前記分離
用拡散領域は第1導電型であるので、別の第1導電型の
エピタキシャル成長層および分離用拡散領域による接合
分離構造で、各光電素子が互いに絶縁されるから、複数
の光電素子の直列接続が可能となる。また、その接合分
離構造で分離された光電素子毎に、高濃度の埋込層が設
けられるので、人の視感度のピーク値に比較的近い値を
有する特性を得ることができる。
【0064】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の光電素子アレイにおいて、前記シリコン基板は第2
導電型であり、そのシリコン基板には、前記エピタキシ
ャル成長層と当該シリコン基板の一の面との間に形成さ
れた別の第2導電型のエピタキシャル成長層と、このエ
ピタキシャル成長層と前記シリコン基板の一の面との間
に形成された別の第1導電型のエピタキシャル成長層と
がさらに設けられ、前記第2導電型のエピタキシャル成
長層に高濃度の第2導電型の前記埋込層が設けられ、前
記分離用拡散領域は第1導電型であるので、別の第1導
電型のエピタキシャル成長層および分離用拡散領域によ
る接合分離構造で、各光電素子が互いに絶縁されるか
ら、複数の光電素子の直列接続が可能となる。また、そ
の接合分離構造で分離された光電素子毎に、高濃度の埋
込層が設けられるので、人の視感度のピーク値に比較的
近い値を有する特性を得ることができる。
【0065】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれかに記載の光電素子アレイにおいて、前記複
数の光電素子は直列接続され、人の視感度のピーク値に
比較的近い値を有する特性の、直列接続された光電素子
アレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の一構成例を示す正面図および(a)のA1−A1’線
における断面図である。
【図2】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA2−A2’
線における断面図である。
【図3】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA3−A3’
線における断面図である。
【図4】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA4−A4’
線における断面図である。
【図5】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA5−A5’
線における断面図である。
【図6】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA6−A6’
線における断面図である。
【図7】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA7−A7’
線における断面図である。
【図8】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA8−A8’
線における断面図である。
【図9】(a)および(b)はそれぞれ光電素子アレイ
の別の構成例を示す正面図および(a)のA9−A9’
線における断面図である。
【図10】(a)は従来の光電素子の構成例を示す正面
図、(b)は(a)のA10−A10’線における断面
図である。
【図11】(a)は従来の光電素子アレイの構成例を示
す正面図、(b)は(a)のA11−A11’線におけ
る断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 10 絶縁膜 11 拡散層 12 エピタキシャル成長層 13 埋込層 14 エピタキシャル成長層 15 エピタキシャル成長層 16 分離用拡散領域 17a,17b コンタクト 18 拡散領域 19 パッド
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB10 BA06 CA03 CA18 CA19 CA23 CA40 5F049 MA01 MA02 MB03 NA10 NB10 PA09 PA10 QA03 QA14 QA15 RA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板に設けられた複数の光電素
    子から成る光電素子アレイであって、前記シリコン基板
    には、 不純物の拡散で、下地としての当該シリコン基板の一の
    面側に形成された第1導電型の拡散層と、 この拡散層と当該シリコン基板の一の面との間に形成さ
    れた第2導電型のエピタキシャル成長層と、 不純物の拡散で、前記エピタキシャル成長層と当該シリ
    コン基板の一の面との間に形成された埋込層と、 前記複数の光電素子の各周囲を囲繞する枠状に形成さ
    れ、前記拡散層およびエピタキシャル成長層を少なくと
    も個々に分離する分離用拡散領域とが設けられているこ
    とを特徴とする光電素子アレイ。
  2. 【請求項2】 前記シリコン基板は第1導電型であり、
    前記埋込層は、前記エピタキシャル成長層より2桁以上
    濃度が高い第2導電型であり、前記分離用拡散領域は第
    1導電型であることを特徴とする請求項1記載の光電素
    子アレイ。
  3. 【請求項3】 前記シリコン基板には、前記拡散層側か
    ら前記埋込層まで延びる第2導電型の高濃度領域が前記
    各分離用拡散領域の枠内にさらに設けられていることを
    特徴とする請求項2記載の光電素子アレイ。
  4. 【請求項4】 前記シリコン基板は第2導電型であり、
    前記埋込層は第1導電型であり、前記分離用拡散領域は
    第1導電型であることを特徴とする請求項1記載の光電
    素子アレイ。
  5. 【請求項5】 前記シリコン基板は第1導電型であり、
    そのシリコン基板には、前記エピタキシャル成長層と当
    該シリコン基板の一の面との間に形成された別の第2導
    電型のエピタキシャル成長層がさらに設けられ、この別
    の第2導電型のエピタキシャル成長層にこれより2桁以
    上高濃度である第2導電型の前記埋込層が設けられ、前
    記分離用拡散領域は第1導電型であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の光電素子アレイ。
  6. 【請求項6】 前記シリコン基板は第2導電型であり、
    そのシリコン基板には、前記エピタキシャル成長層と当
    該シリコン基板の一の面との間に形成された別の第1導
    電型のエピタキシャル成長層がさらに設けられ、この別
    の第1導電型のエピタキシャル成長層に高濃度の第2導
    電型の前記埋込層が設けられ、前記分離用拡散領域は第
    1導電型であることを特徴とする請求項1記載の光電素
    子アレイ。
  7. 【請求項7】 前記シリコン基板は第2導電型であり、
    そのシリコン基板には、前記エピタキシャル成長層と当
    該シリコン基板の一の面との間に形成された別の第2導
    電型のエピタキシャル成長層と、このエピタキシャル成
    長層と前記シリコン基板の一の面との間に形成された別
    の第1導電型のエピタキシャル成長層とがさらに設けら
    れ、前記第2導電型のエピタキシャル成長層に高濃度の
    第2導電型の前記埋込層が設けられ、前記分離用拡散領
    域は第1導電型であることを特徴とする請求項1記載の
    光電素子アレイ。
  8. 【請求項8】 前記複数の光電素子は直列接続されてい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光
    電素子アレイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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