JP2002164015A - 金属蒸気放電ランプ - Google Patents

金属蒸気放電ランプ

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JP2002164015A
JP2002164015A JP2001357143A JP2001357143A JP2002164015A JP 2002164015 A JP2002164015 A JP 2002164015A JP 2001357143 A JP2001357143 A JP 2001357143A JP 2001357143 A JP2001357143 A JP 2001357143A JP 2002164015 A JP2002164015 A JP 2002164015A
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JP
Japan
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sleeve
support
discharge lamp
vapor discharge
outer tube
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JP2001357143A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Kakisaka
俊介 柿坂
Yoshiharu Nishiura
義晴 西浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブを強固に支持しつつ、点灯後または
消灯後の異音の発生を抑制し、高効率で長寿命な金属蒸
気放電ランプを提供する。 【解決手段】 一端部に閉塞部1aを有し、かつ他端部
に口金2が取り付けられた外管1内に、内部に電極を有
する発光管3と、この発光管3を囲繞し、かつ閉塞部1
a側に開口部が位置しているスリーブ4と、閉塞部1a
側のスリーブ4の端部を支持する支持体8とが設けら
れ、支持体8は、閉塞部1a側に位置しているスリーブ
4の開口面から離間した細長い板状の支柱部10と、こ
の支柱部10の端部に設けられ、かつスリーブ4に接す
るスリーブ保持部11a,11bとを有するとともに、
電極に接続され、かつ発光管3から閉塞部1a側へ導出
した給電体6aと、口金2側に向かって延在する電力供
給線15とにそれぞれ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属蒸気放電ラン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属蒸気放電ランプ、例えばメタ
ルハライドランプには、寿命末期、発光管の破裂による
外管の破損を防止するために、発光管をガラス円筒状ス
リーブ(以下、単にスリーブという)で囲繞し、かつこ
のスリーブの両端を金属プレートによって閉じられたも
のが知られている(特開平2−230655号公報)。
【0003】この金属プレートには、外管とスリーブと
にそれぞれ接する舌片が設けられており、この舌片を外
管の内面に接触させることでスリーブを外管内の所定位
置に保持している。
【0004】また、近時、このような従来のメタルハラ
イドランプには、耐熱性や耐ハロゲン性に優れた透光性
セラミック製の発光管が用いられている。この透光性セ
ラミック製の発光管が用いられた従来のメタルハライド
ランプは、内部に、電極が取り付けられ、かつハロゲン
化金属(発光金属)等が封入された発光部と、この発光
部の両端部に設けられ、かつ内部に電極と接続された導
電性サーメットやニオビウム等からなる給電体がシール
材によって封着された細管部とを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメタルハライドランプでは、点灯時、発光管
から放熱される熱がスリーブと金属プレートとによって
形成される空間内にこもり、特に、透光性セラミック製
の発光管を用いたメタルハライドランプにおいて、細管
部とシール材、および給電体とシール材との熱膨張係数
の差によって封止部にクラックが発生しやすく、また、
ハロゲン化金属とシール材との反応が促進され、シール
材が劣化して発光管にリークが発生し、寿命が短くなる
という問題があった。
【0006】なお、「封止部」とは、シール材、および
シール材で封着された細管部の部分を示す。
【0007】また、スリーブの両端が金属プレートによ
って閉じられているので、外管の閉塞部側への光が金属
プレートによって遮断されるために、光束が低下すると
いう問題があった。
【0008】さらに、外管と、外管の閉塞部側に位置し
ている金属プレートに設けられた舌片とが接しているの
で、点灯後または消灯後に、発光管が熱膨張または熱収
縮した際、金属プレートが発光管の熱膨張や熱収縮に連
動して動き、その時、舌片が外管の内面に擦れて異音が
発生するという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、スリーブを強固に支持しつつ、点灯
後または消灯後の異音の発生を抑制することができ、高
効率で長寿命な金属蒸気放電ランプを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の金属蒸気放電ラ
ンプは、一端部に閉塞部を有し、かつ他端部に口金が取
り付けられた外管内に、内部に電極を有する発光管と、
この発光管を囲繞し、かつ前記閉塞部側に開口部が位置
しているスリーブと、前記閉塞部側の前記スリーブの端
部を支持する支持体とが設けられ、前記支持体は、前記
閉塞部側の前記スリーブ開口面から離間した細長い板状
または棒状の支柱部と、この支柱部の端部に設けられ、
かつ前記スリーブに接するスリーブ保持部とを有すると
ともに、前記電極に接続され、かつ前記発光管から前記
閉塞部側へ導出した給電体と、前記口金側に向かって延
在する電力供給線とにそれぞれ接続されている構成を有
している。
【0011】この構成により、スリーブを強固に支持し
つつ、スリーブから放射される光束量を増加させること
ができ、またスリーブを、可能なかぎり開放することが
できるので、スリーブで囲まれた空間内に熱がこもるの
を防止することができ、さらに従来のランプと異なり舌
片を用いていないので、点灯後または消灯後に、異音が
発生するのを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0013】本発明の第1の実施の形態である定格電力
150Wのメタルハライドランプは、図1に示すよう
に、一端部に半球状の閉塞部1aを有し、かつ他端部に
口金2(例えばE26型口金)が取り付けられた長さ1
25mm、最大外径40mmの硬質ガラス製の外管1内
に、長さ49mm(給電体6a,6bの突出した部分は
除く)、最大外径12mmの透光性セラミック(例えば
アルミナセラミック等)製の発光管3と、この発光管3
のほぼ全体を囲繞した長さ58mm、外径25mm、内
径22mmの円筒状の石英ガラス製のスリーブ4とが設
けられている。
【0014】なお、図1中、5はゲッタを示す。
【0015】外管1内には、例えば窒素等の不活性ガス
が100Torr以上封入されている。これにより、不
活性ガスが外管1内を対流するので、発光管3が過度に
高温となるのを防止することができ、発光管3内に封入
された発光金属の蒸気圧を適正に保つことができる。
【0016】発光管3およびスリーブ4は、それぞれの
中心軸が外管1の中心軸とほぼ一致するように配置され
ている。
【0017】発光管3は、内部に電極(図示せず)が設
けられ、かつ発光金属および希ガスがそれぞれ所定量封
入された発光部3aと、この発光部3aの両端部に設け
られ、かつ内部に電極と接続された給電体6a,6bが
シール材(図示せず)によって封着された細管部3bと
を有している。
【0018】発光金属としては、ヨウ化ナトリウムやヨ
ウ化スカンジウム等のハロゲン化金属が用いられる。
【0019】給電体6a,6bとしては、モリブデンと
アルミナとの混合体を焼結させた導電性サーメットや、
ニオビウムまたはモリブデン等の金属体が用いられる。
図1に示す例では、長さ23mm、直径0.92mmの
ニオビウムからなる給電体6a,6bが用いられてい
る。一方の給電体6aのうち発光管3から導出した端部
は、後述する支持体8に抵抗溶接等によって接続されて
いる。また、他方の給電体6bのうち発光管3から導出
した端部は、ニッケルめっきされた鉄線からなるステム
線7aを介して口金2に接続されている。
【0020】スリーブ4は、その両端部に開口部を有し
ている。この開口部は、外管1の閉塞部1a側と口金2
側とにそれぞれ位置している。閉塞部1a側に位置して
いるスリーブ4の端部は支持体8によって、また口金2
側に位置しているスリーブ4の端部は金属プレート9に
よってそれぞれ支持されている。つまり、スリーブ4
は、支持体8と金属プレート9とによって挟持されるこ
とにより支持されている。
【0021】支持体8は、図1および図2に示すよう
に、外管1の閉塞部1a側に位置しているスリーブ4の
開口部から離間し、かつその閉塞部1aに近接した細長
い板状の支柱部10と、この支柱部10の両端部に設け
られ、かつスリーブ4に接するスリーブ保持部11a,
11bと、給電体6aが接続される給電体接続部12
と、一方のスリーブ保持部11aと給電体接続部12と
の間に介在した弾性体部13と、後述する電力供給線1
5が接続される電力供給線接続部14とを有しており、
これら支柱部10、スリーブ保持部11a,11b、給
電体接続部12、弾性体部13および電力供給線接続部
14が連続した一つの部材、つまり長さ99mm、厚さ
0.2mmのステンレス製の一枚板を加工したものから
なる。このように支持体8の各部分が連続した一つの部
材からなることにより、支持体8の製造および加工を容
易に行うことができ、ランプの生産効率を向上させるこ
とができる。
【0022】なお、支持体8の材料として、ステンレス
以外に鉄、モリブデン等を用いてもよい。
【0023】支柱部10は、閉塞部1aに近接し、かつ
その断面が閉塞部1aの内面形状に沿った半円弧形の形
状を有している。
【0024】また、支柱部10の幅W(mm)は、支持
体8の機械的強度を十分得るとともに、光束の低下を防
止するために、外管1の最大外径をR(mm)とした場
合、0.05R≦W≦0.25Rなる関係式を満たすこ
とが好ましい。支柱部10の幅Wが0.05R未満で
は、支持体8の機械的強度が十分得られず、スリーブ4
を支持することが困難になる恐れがあり、また支柱部1
0の幅Wが0.25Rを越えると、支柱部10が影にな
り、光束が低下する恐れがあるからである。図1および
図2に示す一例では、支柱部10の幅は5mmである。
【0025】一方のスリーブ保持部11aは、スリーブ
4の端面に接している部分(長さ7mm、幅5mm)
と、スリーブ4の内面に接している部分(長さ5mm、
幅5mm)とが垂直に連接された断面がL字状の形状を
有している。
【0026】他方のスリーブ保持部11bは、一方のス
リーブ保持部11aと同様に、スリーブ4の端面に接し
ている部分(長さ7mm、幅5mm)と、スリーブ4の
内面に接している部分(長さ7mm、幅5mm)とが垂
直に連接された断面がL字状の形状を有している。
【0027】各スリーブ保持部11a,11bが断面が
L字状の形状を有していることにより、各々のスリーブ
4の端面に接している部分でスリーブ4を口金2側に押
さえつけることができ、スリーブ4が外管1の閉塞部1
a側に動かないようにすることができ、また一方のスリ
ーブ保持部11aのスリーブ4の内面に接している部分
と他方のスリーブ保持部11bのスリーブ4の内面に接
している部分とでスリーブ4の中心軸に対して垂直方向
外向きでそれぞれ反対方向にスリーブ4を押さえつける
ことができ、スリーブ4がスリーブ4の中心軸に対して
垂直方向に動かないようにすることができる。
【0028】給電体接続部12は、弾性体部13の先端
部に、かつこの弾性体部13の先端部に対して垂直に設
けられた縦2mm、横6mmの板片からなる。
【0029】弾性体部13は、長さ11mm、幅5mm
の部分と、長さ6mm、幅5mmの部分とが垂直に連接
された断面がL字状の形状を有しており、その一端がス
リーブ保持部11aの一端に連接している。この弾性体
部13は、点灯後または消灯後に、発光管3が熱膨張ま
たは熱収縮した際に、その断面がL字状から略くの字状
に弾性変形することにより、その発光管3の熱膨張また
は熱収縮によって、特にその細管部3bに発生するスト
レスを吸収することができ、細管部3bが破損するのを
防止することができる。
【0030】電力供給線接続部14は、スリーブ保持部
11bの、スリーブ4の端面に接している部分の一部が
発光管3側に直角に折り曲げられて形成されており、口
金2に向かって延在する電力供給線15に抵抗溶接等に
よって接続されている。
【0031】なお、この電力供給線15は、モリブデン
からなるステム線7bを介して口金2に接続されてい
る。
【0032】スリーブ4を支持するための金属プレート
9は、直径34mm、厚さ0.2mmの円板状であり、
その外周に、外管1の内面に近接した複数の外側舌片9
a(図1では一つのみ図示)とスリーブ4の内面に当接
した複数の内側舌片9bとが設けられている。
【0033】外側舌片9aは、輸送中の振動や衝撃等に
よって、スリーブ4が外管1に衝突して破損するのを防
止するためのものである。また、内側舌片9bは、スリ
ーブ4がこのスリーブ4の中心軸に対して垂直方向に動
かないようにするためのものである。
【0034】また、金属プレート9には、不活性ガスを
外管1内とスリーブ4内との間で効率よく流通させるた
めに、通風孔(図示せず)が設けられることが好まし
い。
【0035】なお、発光管3と金属プレート9とは直接
接続されておらず、したがって、点灯後または消灯後
に、発光管3が熱膨張または熱収縮しても、金属プレー
ト9はこの発光管3の熱膨張または熱収縮に連動して動
くことはない。
【0036】次に、上記本発明の第1の実施の形態にか
かるメタルハライドランプ(以下、本発明品という)の
諸特性の評価を行った。
【0037】まず、本発明品を10本作製し、各々の作
製したランプにおいて、ランプ効率(lm/W)および
発光管3のリークの発生有無について調べた。
【0038】また、比較のために、スリーブ4の両端部
が金属プレート9によって閉じられた(すなわち、外管
1の閉塞部1a側にも金属プレート9を設けた)点を除
いて本発明の第1の実施の形態である定格電力150W
のメタルハライドランプと同じ構成を有している定格電
力150Wのメタルハライドランプ(以下、比較品とい
う)についても同じ条件でランプ効率および発光管3の
リークの発生有無について調べた。
【0039】なお、ランプ効率は100時間点灯経過時
の値である。
【0040】その結果、本発明品では、ランプ効率が9
3lm/Wであった。一方、比較品では、ランプ効率が
90lm/Wであった。このような結果となったのは、
本発明品の場合、スリーブ4を支持するための部材、特
に外管1の閉塞部1a側を支持するための部材として、
支持体8を用いているので、外管1の閉塞部1aへの光
が遮断されることがなく、スリーブ4から放射される光
束量を比較品のような金属プレート9を用いてスリーブ
4の両端部を閉じたランプに比して増加させることがで
きたためであると考えられる。したがって、本発明品は
比較品に比して高効率であることが確認された。
【0041】また、本発明品では、発光管3にリークが
発生したものはなかった。一方、比較品では、10本中
3本のものが発光管3にリークが発生した。このような
結果となったのは、本発明品の場合、外管1の閉塞部1
a側に位置しているスリーブ4の開口部が可能なかぎり
開放されているので、発光管3から放射される熱がスリ
ーブ4内にこもることがなく、よって発光管3が過度に
高温とならないので、細管部3bとシール材、および給
電体6aとシール材との熱膨張係数の差によって発生す
る封止部へのストレスを抑制することができ、シール材
にクラックが発生するのを防止することができたためで
あるとともに、細管部3bと給電体6aとの隙間に沈み
込んだ発光金属と、シール材との反応が促進されるのを
阻止することができたためであると考えられる。したが
って、本発明品は比較品に比して長寿命であることが確
認された。
【0042】次に、本発明品と比較品とにおいて、点灯
後および消灯後の異音の発生有無について調べた。
【0043】その結果、本発明品では、点灯後または消
灯後に、30dB以上の異音が発生したものはなかっ
た。一方、比較品では、点灯後に、30dB以上の異音
が2回以上発生した。このような結果となったのは、本
発明品の場合、比較品のように外管1と擦れる舌片のよ
うな部材がないためであると考えられる。また、本発明
品の場合、支柱部10が外管1に接触している場合で
も、発光管3の熱膨張または熱収縮の際、支柱部10は
外管1の閉塞部1aに向かって押されるだけで、外管1
と擦れることはない。したがって、本発明品は比較品に
比して点灯後または消灯後の異音の発生を抑制すること
ができることが確認された。
【0044】以上のような本発明の第1の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できる。
【0045】また、特に、支持体8の支柱部10が外管
1の閉塞部1aに近接していることにより、輸送中の振
動や衝撃等によって、スリーブ4が動くのをくい止める
ことができ、スリーブ4が外管1に衝突して破損するの
を防止することができる、すなわち耐振性を向上させる
ことができる。外管1と支柱部10との最小距離は、十
分な耐振性を得るために、0mm〜3mmの範囲に規定
されることが好ましい。
【0046】また、特に、支持体8の支柱部10が外管
1の閉塞部1aに近接している場合において、支柱部1
0が外管1の閉塞部1aの内面形状に沿った形状を有し
ていることにより、スリーブ4が動くのを最小限にくい
止めることができ、耐振性を一層向上させることができ
る。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図3に示す
ように、支持体16には外管1の閉塞部1aに近接し、
かつ支柱部17から突出した突出部18が設けられてい
る点を除いて本発明の第1の実施の形態である定格電力
150Wのメタルハライドランプと同じ構成を有してい
る。
【0048】突出部18は、長さ10mm、幅5mmの
板状であり、支柱部17の中央部に設けられ、支柱部1
7に対して略垂直に突出している。つまり、支柱部17
と突出部18とで十字状を形成している。また、支柱部
17と突出部18とは、一枚板からなる。
【0049】なお、図3中、19はスリーブ保持部を、
20は給電体接続部を、21は弾性体部を、22は電力
供給線接続部をそれぞれ示す。
【0050】以上のような本発明の第2の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、スリーブ4が支柱部17の長手方向に
対して垂直な方向に動くのを阻止することができるの
で、耐振性をより一層向上させることができる。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図4に示す
ように、支持体23において、スリーブ保持部24aと
給電体接続部25との間に伸縮可能なつる巻ばねからな
る弾性体部26が介在している点を除いて本発明の第1
の実施の形態である定格電力150Wのメタルハライド
ランプと同じ構成を有している。
【0052】弾性体部26は、モリブデンからなり、長
さ5mm、直径5mmである。
【0053】なお、図4中、24bは他方のスリーブ保
持部を、27は支柱部を、28は電力供給線接続部をそ
れぞれ示す。
【0054】以上のような本発明の第3の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、発光管3が熱膨張または熱収縮した際
に、その発光管3の熱膨張または熱収縮によって細管部
3bに発生するストレスを一層吸収することができ、細
管部3bが破損するのを一層防止することができる。
【0055】なお、上記第3の実施の形態では、つる巻
ばねからなる弾性部材26を用いた場合について説明し
たが、これに限らず板ばね等の伸縮可能な弾性部材を用
いた場合でも上記と同様の効果を得ることができる。
【0056】次に、本発明の第4の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図5に示す
ように、支持体29において、外管1(図5には図示せ
ず)の閉塞部1a(図5には図示せず)側に位置してい
るスリーブ4(図5には図示せず)の端部が嵌合される
幅1.3mm、深さ2mmの凹状の溝部30a,30b
がスリーブ保持部31a,31bに設けられている点を
除いて本発明の第1の実施の形態である定格電力150
Wのメタルハライドランプと同じ構成を有している。
【0057】図5中、32は支柱部を、33は給電体接
続部を、34は弾性体部を、35は電力供給線接続部を
それぞれ示す。
【0058】以上のような本発明の第4の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、スリーブ4の端部が溝部30a,30
bに嵌合されているために、スリーブ4を一層強固に支
持することができ、スリーブ4の位置ずれを防止するこ
とができる。
【0059】次に、本発明の第5の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図6に示す
ように、支持体36において、スリーブ保持部37a,
37bにスリーブ(図6には図示せず)の内面と点接触
する直径2mm、高さ0.5mmの凸部38が設けられ
ている点を除いて本発明の第1の実施の形態である定格
電力150Wのメタルハライドランプと同じ構成を有し
ている。
【0060】凸部38は、一方の面をへこますことによ
り他方の面に膨らみをもたせ、形成したものである。
【0061】なお、図6中、39は支柱部を、40は給
電体接続部を、41は弾性体部を、42は電力供給線接
続部をそれぞれ示す。
【0062】以上のような本発明の第5の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、凸部38がスリーブ4の内面に点接触
することにより、つまり凸部38がスリーブ4の内面に
強く圧接するので、スリーブ4を一層強固に支持するこ
とができ、スリーブ4の位置ずれを防止することができ
る。
【0063】次に、本発明の第6の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図7に示す
ように、発光管3から閉塞部1a側へ導出した給電体4
3が閉塞部1aまで延在し、かつその給電体43の端部
が外管1と支持体8の支柱部10との間に挟持されてい
る点を除いて本発明の第1の実施の形態である定格電力
150Wのメタルハライドランプと同じ構成を有してい
る。
【0064】支柱部10には、延在した給電体43を通
すための貫通孔(図示せず)が設けられている。給電体
43の端部は、この貫通孔を通り抜けたところで略直角
に折り曲げられている。
【0065】以上のような本発明の第6の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、給電体43の端部が外管1と支持体8
の支柱部10との間に挟持されていることにより、発光
管3を強固に固定することができ、発光管3の位置ずれ
を防止することができる。
【0066】なお、上記第6の実施の形態では、支柱部
10に給電体43を通すための貫通孔を設けた場合につ
いて説明したが、給電体43を通すために貫通孔の代わ
りに支柱部10に切り欠き部等を設けてもよい。
【0067】次に、本発明の第7の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプは、図8に示す
ように、支持体44において、図2に示すスリーブ保持
部11a,11bと同じ構成のスリーブ保持部45a,
45bの端部に弾性体部46a,46bがそれぞれ設け
られ、かつこの弾性体部46a,46bとの間に給電体
6a(図8には図示せず)に接続される給電体接続部4
7が介在している、つまり支持体44の両端部が接続さ
れている点を除いて本発明の第1の実施の形態である定
格電力150Wのメタルハライドランプと同じ構成を有
している。
【0068】弾性体部46a,46bは、長さ11m
m、幅5mmの部分と、長さ6mm、幅5mmの部分と
が垂直に連接された断面がL字状の形状を有している。
【0069】給電体接続部47は、縦2mm、横8mm
の板片からなる。
【0070】なお、図8中、48は支柱部を、49は電
力供給線接続部をそれぞれ示す。
【0071】以上のような本発明の第7の実施の形態に
かかる構成によれば、スリーブ4を強固に支持しつつ、
点灯後または消灯後に、異音が発生するのを抑制するこ
とができ、また高効率化と長寿命化とを実現することが
できるとともに、支持体44の機械的強度を一層向上さ
せることができ、発光管3およびスリーブ4を一層強固
に支持することができる。
【0072】なお、上記各実施の形態では、支持体8,
16,23,29,36,44の支柱部10,17,2
7,32,39,48が細長い板状の場合について説明
したが、支持体の支柱部が棒状であっても上記と同様の
効果を得ることができる。
【0073】また、上記各実施の形態では、透光性セラ
ミック製の発光管3を用いた場合について説明したが、
石英製の発光管を用いた場合でも上記と同様の効果を得
ることができる。
【0074】さらに、上記各実施の形態では、定格電力
150Wのメタルハライドランプを一例として説明した
が、本発明は、定格電力75W〜250Wのメタルハラ
イドランプにも適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スリー
ブを強固に支持しつつ、点灯後または消灯後に、異音が
発生するのを抑制することができ、また高効率で長寿命
な金属蒸気放電ランプを提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるメタルハライ
ドランプの一部切欠正面図
【図2】同じくメタルハライドランプに用いられる支持
体の斜視図
【図3】本発明の第2の実施の形態であるメタルハライ
ドランプに用いられる支持体の斜視図
【図4】本発明の第3の実施の形態であるメタルハライ
ドランプに用いられる支持体の斜視図
【図5】本発明の第4の実施の形態であるメタルハライ
ドランプに用いられる支持体の斜視図
【図6】本発明の第5の実施の形態であるメタルハライ
ドランプに用いられる支持体の斜視図
【図7】本発明の第6の実施の形態であるメタルハライ
ドランプの一部切欠正面図
【図8】本発明の第7の実施の形態であるメタルハライ
ドランプに用いられる支持体の斜視図
【符号の説明】
1 外管 2 口金 3 発光管 4 スリーブ 5 ゲッタ 6a,6b,43 給電体 7a,7b ステム線 8,16,23,29,36,44 支持体 9 金属プレート 9a,9b 舌片 10,17,27,32,39,48 支柱部 11a,11b,19,24a,24b,31a,31
b,37a,37b,45a,45b スリーブ保持部 12,20,25,33,40,47 給電体接続部 13,21,26,34,41,46a,46b 弾性
体部 14,22,28,35,42,49 電力供給線接続
部 15 電力供給線 18 突出部 30a,30b 溝部 38 凸部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に閉塞部を有し、かつ他端部に口
    金が取り付けられた外管内に、内部に電極を有する発光
    管と、この発光管を囲繞し、かつ前記閉塞部側に開口部
    が位置しているスリーブと、前記閉塞部側の前記スリー
    ブの端部を支持する支持体とが設けられ、前記支持体
    は、前記閉塞部側の前記スリーブ開口面から離間した細
    長い板状または棒状の支柱部と、この支柱部の端部に設
    けられ、かつ前記スリーブに接するスリーブ保持部とを
    有するとともに、前記電極に接続され、かつ前記発光管
    から前記閉塞部側へ導出した給電体と、前記口金側に向
    かって延在する電力供給線とにそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする金属蒸気放電ランプ。
  2. 【請求項2】 前記支柱部は、前記外管の閉塞部に近接
    していることを特徴とする請求項1記載の金属蒸気放電
    ランプ。
  3. 【請求項3】 前記支柱部は、前記外管の閉塞部の内面
    形状に沿った形状を有していることを特徴とする請求項
    2記載の金属蒸気放電ランプ。
  4. 【請求項4】 前記支柱部および前記スリーブ保持部は
    連続した一つの部材からなることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかに記載の金属蒸気放電ランプ。
  5. 【請求項5】 細長い板状の前記支柱部の幅をW(m
    m)、前記外管の最大外径をR(mm)とした場合、
    0.05R≦W≦0.25Rなる関係式を満たすことを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の金属
    蒸気放電ランプ。
  6. 【請求項6】 前記支持体には、前記外管の閉塞部に近
    接し、かつ前記支柱部から突出した突出部が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
    記載の金属蒸気放電ランプ。
  7. 【請求項7】 前記スリーブ保持部は、その断面がL字
    状の形状を有していることを特徴とする請求項1〜請求
    項6のいずれかに記載の金属蒸気放電ランプ。
  8. 【請求項8】 前記スリーブ保持部には、前記スリーブ
    の端部が嵌合される凹状の溝部が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の金属
    蒸気放電ランプ。
  9. 【請求項9】 前記スリーブ保持部と前記給電体との間
    には、弾性体部が介在していることを特徴とする請求項
    1〜請求項8のいずれかに記載の金属蒸気放電ランプ。
  10. 【請求項10】 前記スリーブ保持部には、前記スリー
    ブと点接触する凸部が設けられていることを特徴とする
    請求項1〜請求項9のいずれかに記載の金属蒸気放電ラ
    ンプ。
  11. 【請求項11】 前記発光管から前記閉塞部側へ導出し
    た給電体は、前記閉塞部まで延在し、前記外管と前記支
    持体の支柱部との間に挟持されていることを特徴とする
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の金属蒸気放電
    ランプ。
  12. 【請求項12】 前記外管内に不活性ガスが封入されて
    いることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか
    に記載の金属蒸気放電ランプ。
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