JP2018092745A - ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯中の熱によって構成要素が受ける影響を低減するランプの提供。【解決手段】ランプ100は、透光性を有する外囲器1と、外囲器1内に配置される発光管2と、外囲器1内に配置され且つ発光管2を支持する支持枠3であって、外囲器1の先端部1b側で固定される支持枠3とを備える。基部側に配置され且つ発光管2へ電気を導入する電気導入線6bと、電気導入線6bを支持枠3に接続し且つ可撓性を有する導電部材とをさらに備え、支持枠3は、導電性を有し且つ前記発光管2と電気的に接続される【選択図】図1

Description

本発明は、ランプに関する。
屋内外の施設の照明装置、船舶に搭載される集魚灯及び水中灯等のランプとして、外囲器内に発光管を備えるランプが既知である。例えば、特許文献1に記載されるランプは、一対の電極を有する発光管が、2つのステム線によって外囲器としての外管内に支持される構成を有している。さらに、外管に封止固着されたステムガラスが、2つのステム線を備える。外管の先端付近において、発光管の一方の電極に接続された外部リード線が、一方のステム線に固定支持された絶縁リングによって挿通支持される。外部リード線と一方のステム線とは、軟導線を介して接続されている。外管の基部付近において、他方のステム線が、発光管の他方の電極に接続された外部リード線に溶接接続されている。
特開平6−338294号公報
特許文献1に記載されるランプでは、ランプ点灯中の熱によって生じる発光管の伸長差は、外部リード線が絶縁リングに挿通されていることによって、吸収される。この場合、ランプは、ステムガラスから外管の先端に向かう方向に伸長する。例えば、ランプ全長を短くするために、外管の先端と発光管の電極との距離を小さくすると、伸長時に発光管の電極が絶縁リングに接触し拘束を受ける可能性がある。これにより、他方のステム線と外部リード線との接続部分に負荷がかかり、これらの溶接接続が外れる場合がある。つまり、点灯中の熱によってランプの構成要素が影響を受けるという問題がある。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、点灯中の熱によって構成要素が受ける影響を低減するランプを提供する。
本発明の一態様に係るランプは、透光性を有する外囲器と、前記外囲器内に配置される発光管と、前記外囲器内に配置され且つ前記発光管を支持する支持枠であって、前記外囲器の先端側で固定される支持枠とを備える。
本発明に係るランプによれば、点灯中の熱によって構成要素が受ける影響が低減する。
本発明の実施の形態に係るランプの構成を示す概念的な側面図である。 図1のランプを異なる方向から見た概念的な側面図である。 図1のランプの点灯時の状態を示す概念的な側面図である。 図2のランプの点灯時の状態を示す概念的な側面図である。
以下において、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るランプを説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、並びに構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、同一又は同様な構成要素については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態の説明において、略平行、略直交のような「略」を伴った表現が、用いられる場合がある。例えば、略平行とは、完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を伴った表現についても同様である。
[実施の形態]
実施の形態に係るランプ100の構成を説明する。図1及び図2を参照すると、ランプ100が、互いに異なる方向から見た側面図で示されている。なお、図1は、実施の形態に係るランプ100の構成を示す概念的な側面図である。図2は、図1のランプ100を異なる方向から見た概念的な側面図である。図1でランプ100を見る方向と、図2でランプ100を見る方向とは、略垂直である。図1及び図2は、消灯状態のランプ100を示す。ランプ100は、透光性を有する外囲器1と、外囲器1内に配置される発光管2と、外囲器1内に配置され且つ発光管2を支持する支持枠3とを備える。
中空構造の外囲器1は、ランプ100の外殻を構成し、内部に空間を形成する。外囲器1は、透光性を有する部材で構成され、例えば、透明又は半透明である。外囲器1は、硬質ガラス若しくは石英ガラスなどのガラス材、又は樹脂等で構成される。限定するものではないが、本実施の形態では、外囲器1は、楕円球状の外形を有している。しかしながら、外囲器1は、球、円筒等のいかなる外形を有してもよい。
外囲器1は、楕円球状の本体部1aと、本体部1aの長手軸A方向の一方の端部の先端部1bと、本体部1aの長手軸A方向の他方の端部の基部1cとを一体的に含む。本体部1aの長手軸Aは、楕円球の長軸に対応し、先端部1bから基部1cに向かう方向に延びる。長手軸Aは、外囲器1の中心軸を構成する。先端部1bは、有底筒状の形状を有し、基部1cは、筒状の形状を有している。先端部1bの内部空間、基部1cの内部空間及び本体部1aの内部空間は、互いに連通し、外囲器1の1つの内部空間を一緒に形成する。また、基部1cは、本体部1aと反対側の端部に、外囲器1の内部空間を外部に連通する開口部を形成している。
先端部1b及び基部1cはいずれも、本体部1aを大幅に先細にするような形状を有している、つまり、長手軸Aに垂直な方向で本体部1aよりも大幅に絞られた断面を有している。よって、本体部1aは、先端部1b及び基部1cに対して、長手軸Aに垂直な方向に外囲器1の内部空間を拡大した部位である。上述のような先端部1b及び基部1cは、外囲器1の先細部分を構成し、本体部1aは、外囲器1の拡大部分を構成する。後述するように、本体部1a内に発光管2が配置されるため、発光管2の発熱の影響を低減するために、本体部1aは、発光管2から離れた位置に外殻を形成する。また、後述するように、先端部1bには、発光管2の保持部材3dが配置され、基部1cには、発光管2の保持部材3eが配置されるため、先端部1b及び基部1cは、内部に支持枠3並びに保持部材3d及び3eが収まる程度の大きさの外殻を形成する。
ランプ100は、外囲器1の基部1cの開口部に接続される口金4を備えている。口金4は、ランプ100における電気機器との物理的及び電気的な接続部分を構成する。口金4の内側には、ステム5が配置されている。ステム5は、口金4に固定され、口金4から延びる2つの電気導入線6a及び6bを互いから離した状態で保持する。
発光管2は、ランプ100の発光部分を構成する。発光管2は、例えば、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀ランプ等の高輝度放電灯の発光部分を構成してもよい。本実施の形態では、発光管2は、メタルハライドランプの発光部分を構成する。発光管2は、例えば、石英ガラス、セラミック等で構成された円筒状の部材である。発光管2の軸心方向の両端に設けられた一対の電極部分2a及び2bはそれぞれ、発光管2の上記材料で構成され、発光管2の電極を支持する。電極部分2a及び2bそれぞれが有する電極は、電気導入線6a及び6bと電気的に接続される。電極部分2a及び2bの電極はそれぞれ、例えば、タングステン等の耐熱性金属で構成された棒状体である電極芯と、当該電極芯の先端部に巻回されたタングステン等の耐熱性金属で構成されたコイルとを有している。ここで、電極部分2a及び2bは、発光管の極の一例である。
発光管2は、電極部分2aを先端部1bへ向け且つ電極部分2bを基部1cへ向けた姿勢で、外囲器1内に配置される。さらに、電極部分2aから電極部分2bにわたる発光管2の全体が、外囲器1の本体部1a内に収まっている。そして、発光管2は、後述するように、支持枠3並びに保持部材3d及び3eを介して、外囲器1の先端部1b及び基部1cの内周面上で支持される。なお、電極部分2a及び2bそれぞれの少なくとも一部が、外囲器1の先端部1b及び基部1c内に位置してもよい。外囲器1において、このような本体部1aは、電極部分2a及び2bの少なくとも一部を含んで発光管2を収容する部位と定義することができる。さらに、外囲器1において、先端部1b及び基部1cはそれぞれ、保持部材3d及び3eを収容する部位と定義することができる。
発光管2の内部には、例えば、水銀と、主発光金属(Tl、Na、In、Sc等)と、ハロゲンとしての沃素とが封入され、さらにアルゴン等の始動用の希ガスが封入される。なお、主発光金属及びハロゲンは、例えば、TlI等の金属ハロゲン化物の形で発光管10内に封入できる。発光管2は、水銀と金属ハロゲン化物(メタルハライドとも呼ばれる)との高圧の混合蒸気中でのアーク放電により発光する。
支持枠3は、外囲器1の先端部1bから基部1cに向かう方向に延びる2つの軸部材3a及び3bと、軸部材3a及び3bを互いに間隔をあけた状態で接続する2つの接続部材3cとを備える。接続部材3cは、軸部材3a及び3bの両端付近に配置される。軸部材3a及び3b並びに接続部材3cは、金属等の導電性を有する材料で構成される。本実施の形態では、軸部材3a及び3b並びに接続部材3cを構成する材料は、ステンレスであるが、これに限定されない。軸部材3a及び3bのそれぞれの両端に、保持部材3d及び3eが取り付けられている。保持部材3d及び3eはそれぞれ、外囲器1の先端部1b及び基部1cの内周面に沿うように湾曲した板状の部材であり、軸部材3a又は3bと略垂直に延びる。保持部材3d及び3eは、弾性を有し、例えば、板ばねによって形成されるが、樹脂等で構成されてもよい。本実施の形態では、保持部材3d及び3eを構成する材料は、軸部材3a及び3b等と同様にステンレスであるが、これに限定されない。
支持枠3は、軸部材3a及び3bの一方の端部を保持部材3dと共に、外囲器1の先端部1bの内側に挿入するように、配置される。このとき、保持部材3dが、先端部1bの内周面に係合し、支持枠3を先端部1bに弾性的に固定する。これにより、支持枠3は、長手軸Aの軸方向及び径方向に固定される。なお、保持部材3dによる支持枠3の固定は、いかなる状態でも外囲器1に対して支持枠3を不動にする強固な固定であってもよく、外囲器1に対して長手軸A方向での支持枠3のスライドを許容する固定であってもよい。後者の場合、例えば、外囲器1を損傷することなく、先端部1bへの支持枠3の挿入及び引き抜きが可能な程度の固定であってもよく、外囲器1に損傷を与えないような通常の使用状態での振動又は衝撃が外囲器1に加えられた際に、支持枠3がスライドしないような固定であってもよい。
なお、市販される汎用的な外囲器1では、一般的に、先端部1bでの部材厚が、他の部位での部材厚よりも大きい。このため、先端部1bは、比較的高い強度を有する。このような先端部1bは、支持枠3の固定場所として好適であり、支持枠3に確実に且つ安定した固定をもたらすことができる。
また、上述のように配置された支持枠3において、軸部材3a及び3bの他方の端部は、保持部材3eと共に、外囲器1の基部1cの内側に位置する。保持部材3eは、基部1cの内周面に係合し、長手軸Aの径方向で支持枠3を基部1cに弾性的に固定する。これにより、軸部材3a及び3bは、長手軸Aの径方向に移動しないように保持され、長手軸Aの軸方向には、保持部材3eと共に基部1cに対してスライドできる。本実施の形態では、保持部材3d及び3eは、支持枠3が長手軸A方向にスライドしても先端部1b及び基部1cそれぞれでの係合状態を維持するように、長手軸A方向に間隔をあけて配置されている。
上述のような支持枠3は、軸部材3a及び3bが先端部1bから基部1cに向かう方向に伸縮できる状態で、先端部1bに固定されていることになる。そして、軸部材3a及び3bは、基部1cにおいて、口金4及びステム5等の外囲器1に固定された構成要素に固定されず、基部1c及び保持部材3eによって、軸部材3a及び3bの軸方向と垂直な方向で保持され、軸方向にスライド可能である。従って、本実施の形態では、支持枠3は、軸部材3a及び3bの軸方向において、先端部1b側でのみ固定される。
支持枠3の軸部材3a及び3bには、発光管2を軸部材3a及び3bに固定する第一固定部材7aが取り付けられている。第一固定部材7aは、発光管2の発熱に対する耐熱性を有する材料で構成され、さらに、発光管2の電極部分2aと軸部材3a及び3bとへの第一固定部材7aの取り付け及び固定を容易にするように、加工が容易な材料で構成されることが望ましい。例えば、第一固定部材7aは、ステンレス等の金属で構成される。第一固定部材7aは、先端部1bの近傍で、軸部材3aから軸部材3bに架け渡されるように配置されている。第一固定部材7aは、本体部1a内に配置されているが、先端部1b内に位置してもよい。第一固定部材7aは、軸部材3a及び3bに固定されている。さらに、第一固定部材7aと軸部材3a及び3bとの間には、セラミック等の電気的な絶縁性を有する材料で構成された絶縁性部材が介在し、これらの絶縁性部材は、第一固定部材7aと軸部材3a及び3bとを電気的に絶縁する。発光管2は、軸部材3a及び3bの間に配置され、電極部分2aで、第一固定部材7aに取り付けられ固定される。発光管2の電極部分2aの電極は、導電部材を介して軸部材3a及び3bに電気的に接続される。
支持枠3の軸部材3aには、これを保護する第一保護部材8及び第二保護部材9が、設けられている。同様に、軸部材3bにも、これを保護する第一保護部材8及び第二保護部材9が、設けられている。第一保護部材8及び第二保護部材9は、筒状の形状を有し、軸部材3a及び3bを外側から覆う。第一保護部材8及び第二保護部材9は、電気的な絶縁性を有する材料で構成され、さらに、断熱性を有することが望ましい。例えば、第一保護部材8及び第二保護部材9は、セラミックで構成される。第一保護部材8及び第二保護部材9はいずれも、軸部材3a及び3bに固定されず、軸部材3a及び3b上で軸方向にスライド可能であるように設けられる。
軸部材3a及び3bそれぞれにおいて、第二保護部材9は、第一固定部材7aと隣り合って配置され、具体的には、第一固定部材7aに対して先端部1b及び保持部材3dと反対側に位置する。軸部材3a及び3bそれぞれにおいて、第一保護部材8は、第二保護部材9と隣り合って配置され、具体的には、第二保護部材9に対して第一固定部材7aと反対側に位置する。第二保護部材9と第一固定部材7aとの間に、他の部材が介在してもよい。
第一保護部材8及び第二保護部材9はそれぞれ、発光管2の長手軸A方向の一部と隣接するように設けられている。さらに、第一保護部材8及び第二保護部材9の全体は、発光管2の長手軸A方向の略全体に隣接するように設けられている。つまり、第一保護部材8及び第二保護部材9は、発光管2の長手軸A方向の略全体にわたって、軸部材3a及び3bと発光管2との間に介在し、発光管2が発生する熱から軸部材3a及び3bを防護する。特には、第一保護部材8及び第二保護部材9は、発光管2の発熱部分である電極部分2aと電極部分2bとの間の部分の全体に少なくとも隣接する。
第一保護部材8と第二保護部材9との境界である継ぎ目は、長手軸A方向で、発光管2の中央位置からずれた位置にある。本実施の形態では、継ぎ目は、発光管2の中央位置よりも基部1cに近い位置に位置している。なお、発光管2の中央位置は、電極部分2aと電極部分2bとの中間位置である。発光管2の中央位置では、アーク放電量が最も大きくなるため、発熱量も最も大きくなる。このような中央位置には、第一保護部材8と第二保護部材9との継ぎ目が隣接せず、第二保護部材9が隣接する。これにより、発光管2に対する軸部材3a及び3bの熱防護が効果的になる。なお、本実施の形態では、第一保護部材8と第二保護部材9との継ぎ目は、発光管2の電極部分2bと隣接する位置にある。これにより、軸部材3a及び3bの熱防護がさらに効果的になる。また、上述のような継ぎ目位置を形成する第一保護部材8及び第二保護部材9では、第一保護部材8の方が、第二保護部材9よりも短い。これにより、第一保護部材8の方が、第二保護部材9よりも軸部材3a及び3b上で容易にスライドする。
また、軸部材3a及び3bの第一保護部材8には、発光管2を2つの第一保護部材8に固定する第二固定部材7bが取り付けられている。第二固定部材7bは、第一固定部材7aと同様に、耐熱性を有する材料で構成され、さらに、加工が容易な材料で構成されることが望まく、例えばステンレス等の金属で構成される。第二固定部材7bは、発光管2の電極部分2bで、2つの第一保護部材8に架け渡されるように配置され、第一保護部材8に固定されている。よって、発光管2は、一端の電極部分2aで軸部材3a及び3bに固定され、他端の電極部分2bで軸部材3a及び3bに対して長手軸A方向で相対移動可能である。さらに、軸部材3a及び3bは、第二固定部材7bとの接続部分で第一保護部材8による保護受けるため、第二固定部材7bから受ける力を低減し、それにより、曲がり、屈折等の変形の発生を抑える。
発光管2の電極部分2bの電極は、可撓性を有する第二導電部材11bによって、ステム5から外囲器1内に突出する電気導入線6bと物理的及び電気的に接続される。ステム5から外囲器1内に突出する電気導入線6aは、可撓性を有する第一導電部材11aによって、支持枠3、具体的には、接続部材3cと物理的及び電気的に接続される。2つの接続部材3cのうちの基部1cに近い方の接続部材3cが第一導電部材11aと接続される。第一導電部材11a及び第二導電部材11bは、金属等の導電性を有する材料で構成され、さらに、可撓性、より好ましくは、柔軟性を有するように形成される。例えば、第一導電部材11a及び第二導電部材11bは、リード線、金属ストリップ、金属箔の形で形成されてもよく、コイルばねのように伸縮自在な形で形成されてもよい。このような発光管2及び支持枠3は、全く移動しないようには、ステム5並びに電気導入線6a及び6bに固定されていない。
上述のようなランプ100は、点灯され、発光管2が発熱すると、図3及び図4に示されるような状態となる。なお、図3は、図1のランプ100の点灯時の状態を示す概念的な側面図である。図4は、図2のランプの点灯時の状態を示す概念的な側面図である。
支持枠3において、第一保護部材8及び第二保護部材9は、軸部材3a及び3bを発光管2が発生する熱から防護する。具体的には、第一保護部材8及び第二保護部材9は、発光管2の発生熱から軸部材3a及び3bを完全に防護するわけでなく、軸部材3a及び3bに伝達する熱を低減する。これにより、軸部材3a及び3bの溶融、過度な熱変形が抑制される。
軸部材3a及び3bは、第一保護部材8及び第二保護部材9を通じて伝達する熱と、発光管2から第一保護部材8及び第二保護部材9以外の部分への輻射熱とによって、昇温する。これにより、軸部材3a及び3bは、その軸方向である長手軸A方向に伸長する。具体的には、軸部材3a及び3bは、外囲器1の先端部1bで固定されているため、先端部1bから基部1cに向かって伸長する。例えば、軸部材3a及び3bが先端部1bに向かって伸長した場合でも、軸部材3a及び3bの端部が、外囲器1に当接し外囲器1から反力を受けるため、軸部材3a及び3bは、全体として、基部1cに向かって伸長する。そして、基部1cに位置する軸部材3a及び3bの端部、接続部材3c及び保持部材3eが口金4に向かって移動する。基部1c及びその近傍では、軸部材3a及び3bは、接続部材3cを介して、第一導電部材11aと接続されているだけでしかないため、干渉を受けずに自由に伸長可能である。これにより、伸長時に軸部材3a及び3bから先端部1bに作用する力が抑えられる。さらに、伸長時、第一導電部材11aは自在に撓むため、第一導電部材11aと電気導入線6a及び接続部材3cとの接続部分に作用する負荷が低く抑えられ、接続が良好に維持される。さらに、ステム5の破損も抑えられる。また、伸長時に軸部材3a及び3bから力を受け得る外囲器1は、ランプ100の構成要素の中でも頑丈な構成要素であるため、軸部材3a及び3bからの力で容易に破損しない。
さらに、軸部材3a及び3bは、第一保護部材8及び第二保護部材9に対してスライドするように相対的に伸長する。これによっても、伸長時に軸部材3a及び3bから先端部1bに作用する力が抑えられる。さらに、第一保護部材8及び第二保護部材9が、伸長する軸部材3a及び3bと共に移動しないため、第一保護部材8が移動することに起因する発光管2に作用する負荷も抑えられる。特に、第一保護部材8の長さが小さく抑えられるため、熱等の影響で軸部材3a及び3bに歪み、撓み等の変形が生じた場合でも、第一保護部材8と軸部材3a及び3bとの間の円滑な相対的な移動が維持される。よって、ランプ100における各構成要素の破損の発生が抑えられる。
上述のようなランプ100は、屋内外に設置される様々な照明装置のランプに適用可能である。例えば、ランプ100は、スポーツ施設、商業施設などの屋内外の施設の照明装置、船舶に搭載される集魚灯及び水中灯等に適用可能である。
上述したように実施の形態に係るランプ100は、透光性を有する外囲器1と、外囲器1内に配置される発光管2と、外囲器1内に配置され且つ発光管2を支持する支持枠3であって、外囲器1の先端部1b側で固定される支持枠3とを備える。
上述の構成において、発光管2の支持枠3は、外囲器1の先端部1b側で固定されている。これにより、支持枠3は、外囲器1によって確実に支持され、発光管2を確実に固定することができる。また、発光時の発光管2の熱により支持枠3が熱膨張する。例えば、支持枠3が外囲器1の基部1c側で固定されていなければ、支持枠3は、外囲器1の先端部1bから基部1cに向かって伸長することができる。また、支持枠3が先端部1bに向かって伸長した場合でも、伸長に伴い支持枠3が与える力は、外囲器1によって支持され、支持枠3は、全体として先端部1bから基部1cに向かって伸長する。そして、頑丈な外囲器1は、伸長する支持枠3によって損傷を受けにくい。例えば、支持枠3が、外囲器1の基部1c側で固定され先端部1bに向かって伸長する場合、先端部1b側で外囲器1と接触し、外囲器1から伸長の制限を受ける可能性がある。この場合、伸長に起因する負荷が、外囲器1の基部1c側の支持枠3の固定部分に発生し、この固定部分を損傷する可能性がある。よって、点灯中の熱によってランプ100の構成要素が受ける影響が低減する。
実施の形態に係るランプ100は、外囲器1内の基部1c側に配置され且つ発光管2へ電気を導入する電気導入線6a及び6bと、電気導入線6aを支持枠3に接続し且つ可撓性を有する導電部材11aとをさらに備え、支持枠3は、導電性を有し且つ発光管2と電気的に接続される。上述の構成において、導電部材11aが可撓性を有するため、支持枠3が熱伸縮した場合でも、導電部材11aと電気導入線6a及び支持枠3との接続部分において、負荷の発生が抑えられ、良好な接続が維持される。
実施の形態に係るランプ100において、支持枠3は、外囲器1の先端部1bから基部1cに向かう方向に延びる軸部材3a及び3bと、軸部材3a及び3b上に設けられ且つ軸部材3a及び3bを保護する第一保護部材8とを含み、発光管2は、第一保護部材8に取り付けられる。上述の構成において、第一保護部材8は、発光管2の取付部分等から軸部材3a及び3bが受ける負荷を低減し、軸部材3a及び3bの変形を抑える。また、軸部材3a及び3bは、発光時の発光管2の熱により熱膨張する場合、その軸方向に伸長する。例えば、第一保護部材8は、軸部材3a及び3bに対してスライドすることができれば、伸縮する軸部材3a及び3bを自身に対してスライドさせ、軸部材3a及び3bの伸縮へ与える干渉を抑える。
実施の形態に係るランプ100において、第一保護部材8は、発光管2に部分的に隣接して配置される。上述の構成において、第一保護部材8は、例えば、発光管2の全体にわたるように長く形成されない。例えば、第一保護部材8は、軸部材3a及び3bに対してスライドすることができれば、軸部材3a及び3bとの接触面積を低く抑え、軸部材3a及び3bに対して良好な摺動性を有することができる。よって、熱伸長時に軸部材3a及び3bに撓み等の湾曲が発生した場合でも、第一保護部材8は、軸部材3a及び3bを自身に対してスライドさせ、軸部材3a及び3bの伸縮へ与える干渉を抑えることができる。
実施の形態に係るランプ100において、支持枠3は、第一保護部材8に加え、第二保護部材9を含み、第一保護部材8及び第二保護部材9の境界は、発光管2に隣接する位置にある。上述の構成において、軸部材3a及び3bは、第一保護部材8以外の部分でも、第二保護部材9によって保護される。これにより、発光管2から軸部材3a及び3bに伝達する熱が抑えられる。
実施の形態に係るランプ100において、発光管2は、外囲器1の先端部1b側及び基部1c側のそれぞれに、電極部分2a及び2bを有し、第一保護部材8及び第二保護部材9の境界は、軸部材3a及び3bの軸方向で電極部分2a及び2bの間の中間位置からずれた位置にある。上述の構成において、発光管2の電極部分2a及び2b間の中間位置は、アークスポットとなり、発光管2で最も熱量が大きい位置である。第一保護部材8及び第二保護部材9の隣接部分である継ぎ目を上記中間位置からずらすことによって、第一保護部材8及び第二保護部材9は、上記中間位置で発生した熱から軸部材3a及び3bが受ける影響を効果的に抑える。
[その他の変形例]
実施の形態に係るランプ100では、支持枠3は、外囲器1に係合することによって固定されていたが、これに限定されない。例えば、支持枠3は、外囲器1の内周面に形成された突起に嵌合することによって固定されてもよく、外囲器1の内周面に形成された雌ねじに螺合することによって固定されてもよく、接着又は溶着によって外囲器1に固定されてもよい。又は、支持枠3は、他の固定部材を用いて外囲器1に固定されてもよい。
1 外囲器
1b 先端部
1c 基部
2 発光管
2a,2b 電極部分(極)
3 支持枠
3a,3b 軸部材
6a,6b 電気導入線
8 第一保護部材
9 第二保護部材
11a 導電部材
100 ランプ

Claims (2)

  1. 透光性を有する外囲器と、
    前記外囲器内に配置される発光管と、
    前記外囲器内に配置され且つ前記発光管を支持する支持枠であって、前記外囲器の先端側で固定される支持枠と
    を備える
    ランプ。
  2. 前記外囲器内の基部側に配置され且つ前記発光管へ電気を導入する電気導入線と、
    前記電気導入線を前記支持枠に接続し且つ可撓性を有する導電部材とをさらに備え、
    前記支持枠は、導電性を有し且つ前記発光管と電気的に接続される
    請求項1に記載のランプ。
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