JP2002164004A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JP2002164004A
JP2002164004A JP2001293112A JP2001293112A JP2002164004A JP 2002164004 A JP2002164004 A JP 2002164004A JP 2001293112 A JP2001293112 A JP 2001293112A JP 2001293112 A JP2001293112 A JP 2001293112A JP 2002164004 A JP2002164004 A JP 2002164004A
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panel
ray tube
cathode ray
funnel
tensile stress
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Seoung-Han Jeoung
ソン−ハン ジョン
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LG Electronics Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/86Vessels and containers
    • H01J2229/8613Faceplates
    • H01J2229/8616Faceplates characterised by shape
    • H01J2229/862Parameterised shape, e.g. expression, relationship or equation

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は陰極線管に関し、別に投資すること
なく製造生産性の優秀な陰極線管を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明の技術的手段は、ネック、ファン
ネル、及びフリットガラスによって前記ファンネルに融
着されるパネル、を有する外囲器を含み、前記パネルの
外面が殆ど平面であり、内面が一定の曲率を持つ陰極線
管において、前記パネルの中央部の厚さをT1、対角コ
ーナー部の厚さをT2とする時、1.7≦T2/T1≦
2.3であり、前記陰極線管の有効画面の大きさをx
(単位:cm)とする時、パネルとファンネルの融合部位
のパネル部分の内面引張応力(P in)が、−0.13
60x+12.5675Mpa (−1.3876x+12
8.24Kgf /cm2 )以下であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外面が平面であるパ
ネルを有する陰極線管に係り、より詳しくはパネル内・
外面曲率を修正し、画面が平面のイメージを有するよう
にした陰極線管において、パネルとファンネルの融合部
位の応力分布を人為的に変えることにより、再生(sa
lvage)工程時、ガラスの再生率を向上させるため
の陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、陰極線管は、図9に示すよう
に、陰極線管の前面に装着されるパネル1と、前記パネ
ル1の内側に配置され、入射される電子ビームの色を選
別する機能を有するシャドウマスク3と、前記シャドウ
マスク3を固定支持しているフレーム4と、前記フレー
ム4をパネル1に固定するためのスタッドピン6と、前
記スタッドピン6とフレーム4を連結するスプリング5
と、パネル1に連接されて内部を真空状態に維持するフ
ァンネル2と、前記ファンネル2の後方へ連接されてい
る管状のネック部10と、前記ネック部内に配設されて
電子ビーム11を放出する電子銃8と、前記放出された
電子ビーム11に作用される地磁界等の外部磁界を遮断
するためにフレーム4に組み立てられるインナーシール
ド7と、前記ファンネル2の外側を囲み、電子ビーム1
1を偏向させる偏向ヨーク9と、前記パネル1のスカー
ト部に設置される防爆バンド12と、から構成される。
【0003】図10aに示すように、一般的なパネルの
形状は内面と外面の両方が一定の曲率を持つ構造になっ
ており、外面の曲率のため画像表現時画像に歪みがあ
り、見易くないだけではなく、外光の反射が強くて目の
疲労度を高めるという問題が発生した。該問題を改善す
るための陰極線管では、図10bのパネルの構造のよう
に見易い、画面が完全な平面をなすパネルの構造が用い
られており、これはユーザのイメージ浮上効果を顧慮
し、適正視距離で画面の歪みを無くし、目の疲労を減ら
す平面画像を具現することのできる構造(以下、「FC
D」と称する)であって、幅広く用いられている。
【0004】一般に、陰極線管はパネルの内部にスクリ
ーンを設ける工程、パネル1とファンネル2をフリット
ガラス(Frit Glass)で融着して縫合するシ
ーリング(Sealing)工程、陰極線管の内部を高
真空処理するための排気工程等の多数の製造工程を経、
さらに陰極線管の内部には電子銃8、シャドウマスク
3、フレーム4、インナーシールド7等の部品を装着す
る。前記製造工程のうち、又は工程完了後、特定部品の
不良や特定工程上の不良が発生し、不良陰極線管を再生
すべき場合が発生する。
【0005】図11は陰極線管の再生メカニズムを説明
するための工程図であって、まず分離しようとする陰極
線管のネック部を切って真空解除した後、バンドを除去
して着工ゾーンに装着させる。次に、エッチングゾーン
でフリットの一部を硝酸で除去し、洗浄ゾーンでパネル
とファンネルとに付いている硝酸を水で除去する。この
際、フリットには多量のオリジンが発生し、第1温水ゾ
ーンから冷水ゾーンを経ながら、パネル、ファンネル、
フリットの内外面にはそれぞれ異なる応力が発生する。
特に、ガラス成分は破損基点であるオリジン(orig
in)で引張応力によって破損が進む。第1温水ゾーン
から冷水ゾーンを経ながら、外面に引張応力がかかっ
て、内面に圧縮応力が存在する部分までフリットが分離
され、冷水ゾーンから第2温水ゾーンを経ながら、逆に
外面に圧縮応力がかかり、内面に引張応力がかかって、
フリットが完全に分離されることになる。
【0006】従来の陰極線管用ガラスパネルは図10a
に示すように、内・外面が任意の曲率を持っているの
で、パネル構造強度が確保され、コーナー部の厚さもセ
ンター対比130%未満の厚さを有することが可能であ
った。このような場合には、陰極線管の再生問題は全く
発生しなかったが、図10bに示すように外面は殆ど平
面であり、内面は一定の曲率を持つパネル(FCD)
は、シャドウマスクの構造強度を極大化させるために、
パネルの内面はマスクと殆ど類似した曲率を持ち、外面
は殆ど平面になるので、パネルコーナーの厚さをセンタ
ー対比170%以上の厚さにせざるを得ない。これによ
るパネル厚さの急激な増加のため、マスクの強度は維持
することができるが、パネルの構造は熱応力に対して非
常に不利な構造を有する。特に、パネル自身が持ってい
る応力の分布は極めて不均一であり、更に陰極線管の製
造の際、シャドウマスクとフレームの結合時に溶接応力
を除去するためのスタビ(stabi)工程、パネルと
ファンネルを融着させるフリットシーリング工程、電子
ビームの放出を容易にする排気工程等で必須的に炉を通
過すべきなので、ガラスの応力構造をさらに不均一化す
る。これはパネルとファンネルを分離させる再生工程で
破損が急増し、再投入時にもパネルの強度を落して容易
に破損される現象が発生する。
【0007】つまり、パネルのウェッジ率が170%以
上の場合は、炉内の熱衝撃による融着部位の引張応力が
極めて大きくなり、これによるパネルとファンネルの分
離時に、図12に示すように対角コーナー部分における
破損現象である「コーナープル(Corner Pul
l)」による破損が激しく発生し、通常FCDタイプの
チューブの原価の35〜45%を占めるパネル及びファ
ンネルの再生率の向上は非常に深刻な問題であった。
【0008】このような破損率を最小化するためには、
スタビ工程、フリットシーリング工程、排気工程等の複
雑な炉工程の改善を必要とし、特に陰極線管の生産時に
パネルとファンネルを融着させる工程であるフリットシ
ーリング工程で応力を管理すべきであるが、これにより
炉温度改善のための大幅的な投資を必要とし、製造の生
産性も急激に低下し、製品の生産原価の急激な上昇をも
たらすという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、別に投資することなく製造生産性の優秀な陰極線管
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の技術的手段は、ネック、ファンネル、及び
フリットグラスによって前記ファンネルに融着されるパ
ネル、を有する外囲器(Envelope)を含み、前
記パネルの外面が殆ど平面であり、内面が一定の曲率を
持つ陰極線管において、前記パネルの中央部の厚さをT
1、対角コーナー部の厚さをT2とする時、1.7≦T
2/T1≦2.3であり、前記陰極線管の有効画面の大
きさをx(単位:cm)とする時、パネルとファンネルの
融合部位のパネル部分の内面引張応力(P in)が、−
0.1360x+12.5675Mpa (−1.3876
x+128.24Kgf /cm2 )以下であることを特徴と
する。
【0011】また、前記陰極線管の有効画面の大きさを
x(単位:cm)とする時、パネルとファンネルの融合部
位のパネル部分の内面引張応力(P in)が、−0.1
433x+11.7482Mpa (−1.4625x+1
19.88Kgf /cm2 )以下であれば望ましい、−0.
1458x+11.4758Mpa (−1.4875x+
117.1Kgf /cm2 )以下であればより望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明をより詳細に説明する。
【0013】本発明者はパネルの対角軸線の端部融着部
における、ウェッジ(Wedge)率による厚差のた
め、極めて不規則な温度分布が連結領域で発生すること
に着目し、フリットシーリング炉の温度変化が再生に影
響を及ぼす重要因子を探すための実験を行った。
【0014】図1はフリットシーリング炉における温度
と時間との関係を示すスケジュールグラフであって、加
熱速度、維持時間、冷却速度、ピーク温度という形態の
因子を見つけることができる。図1において、フリット
シーリング炉を通過するインデックス別通過時間を異に
し、シーリング炉を通過した製品を対象として再生を行
い、その結果を〔表1〕に示す。この時、全ての製品に
適用した再生工程は同一であって、エッチングはスプレ
ータイプで58℃190秒間、第1温水ゾーンは58℃
90秒間、冷水ゾーンは28℃38秒間、第2温水ゾー
ンは54℃45秒間処理を行った。
【0015】
【表1】
【0016】〔表1〕に示すように、シーリング炉にお
ける加熱速度、維持期間、冷却速度、ピック温度という
因子に応じてその再生率が決定されることを確認でき
る。
【0017】図2は本発明のファンネルとパネルの融合
部の位置別応力と再生率との関係を説明するための図で
あって、パネルとファンネルの融着部位の位置による応
力を、それぞれパネル外面応力(P out )、パネル中
央応力(P center)、パネル内面引張応力(P i
n)、ファンネル外面応力(F out )、ファンネル中
央応力(F center)、及びファンネル内面引張応力
(F in)、に区分し、再生率との相関性を分析し、そ
の結果を〔表2〕に示す。
【0018】
【表2】
【0019】〔表2〕に示すように、パネルとファンネ
ルの融着部位の位置による応力と再生率との相関性はパ
ネル内面引張応力(P in)が0.9863と最も高く
示されている。結果的に、パネル内面引張応力(P i
n)が再生率に最も大きい影響を与える因子であるのが
わかる。
【0020】次に、パネルとファンネルの融着部位のパ
ネル内面引張応力(P in)と、シーリング炉における
加熱速度、維持期間、冷却速度、ピック温度との相関性
を通計的分析法によって分析し、その結果を〔表3〕に
示す。
【0021】
【表3】
【0022】〔表3〕に示すように、加熱速度はR−s
quareが0.9であり、F−ratioが0.04
であって、他因子に比べ、差別的な相関性を有すると示
された。一般に、統計的分析法によれば、R−squa
reが0.5以上、F−ratioが0.05以下であ
れば相関性があると解釈される。
【0023】結果的に、シーリング炉における各因子で
ある、加熱速度、維持期間、冷却速度、ピック温度のう
ち、加熱速度がパネルとファンネルの融着部位のパネル
内面引張応力(P in)に最も相関性が高いので、パネ
ルとファンネルの融着部位のパネル内面引張応力(P
in)を管理するためには、シーリング炉で加熱速度を含
んだインデックス時間を管理すると可能である。例え
ば、676mm(29″)FCD陰極線管のシーリング炉
のインデックス時間は約18〜19秒程度管理するが、
パネルとファンネルの融着部位のパネル内面引張応力
(P in)は上述したインデックス時間を長くすれば小
さくなり、短くすれば大きくなると確認した。
【0024】本発明はパネルとファンネルの融着部位の
パネル内面引張応力(P in)と陰極線管の再生率との
関係を確認するために、406mm(17″)、457mm
(19″)、508mm(21″)、590mm(2
5″)、676mm(29″)FCD陰極線管に対する内
面引張応力(P in)別再生率の実験を行い、その結果
はそれぞれ〔表4と図3〕、〔表5と図4〕、〔表6と
図5〕、〔表7と図6〕、〔表8と図7〕に示した。
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】〔表4と図3〕、〔表5と図4〕、〔表6
と図5〕、〔表7と図6〕、〔表8と図7〕に示すよう
に、406mm(17″)FCD陰極線管は、パネルとフ
ァンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)が
7.056Mpa (72.0kgf /cm2 )である場合、再
生率が70%程度であって、その以上の場合には再生率
が急激に落ち、同様に457mm(19″)FCD陰極線
管は、パネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張
応力(P in)が6.2426Mpa (63.7kgf /cm
2 )である場合、再生率が70%程度であって、その以
上の場合には再生率が急激に落ち、508mm(21″)
FCD陰極線管は、パネルとファンネルの融合部位のパ
ネル内面引張応力(P in)が5.5958Mpa (5
7.1kgf/cm2 )である場合、再生率が70%程度で
あって、その以上の場合には再生率が急激に落ち、59
0mm(25″)FCD陰極線管は、パネルとファンネル
の融合部位のパネル内面引張応力(P in)が4.56
68Mpa (46.6kgf /cm 2 )である場合、再生率が
70%程度であって、その以上の場合には再生率が急激
に落ち、676mm(29″)FCD陰極線管は、パネル
とファンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P i
n)が3.185Mpa (32.5kgf /cm2 )である場
合、再生率が70%程度であって、その以上の場合には
再生率が急激に落ちる。
【0031】図8は陰極線管の有効画面の大きさと、再
生率に影響を与えるパネル内面引張応力(P in)との
関係を示すグラフであって、陰極線管の有効画面の大き
さと、パネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張
応力(P in)とが相互線形的関係を有すると示され
た。即ち、陰極線管の有効画面の大きさをx、パネル内
面引張応力をyとする時、再生率70%の場合にはy=
−1.3876x+128.24であり、再生率85%
の場合にはy=−1.4625x+119.88であ
り、再生率90%の場合にはy=−1.4875x+1
17.1であるという関係式が成立されるが、これらの
傾斜度は大略類似した値を有する。
【0032】従って、陰極線管の有効画面の大きさをx
(単位:cm)とする時、パネルとファンネルの融合部位
のパネル内面引張応力(P in)を−0.1360x+
12.5675Mpa (−1.3876x+128.24
Kgf /cm2 )以下に管理すると、再生時に再生率を高め
ることができ、−0.1433x+11.7482Mpa
(−1.4625x+119.88Kgf /cm2 )以下に
管理することが望ましく、更に−0.1458x+1
1.4758Mpa (−1.4875x+117.1Kgf
/cm2 )以下に管理することが極めて望ましい。
【0033】実際、本発明に係るパネルとファンネルの
融合部位のパネル内面引張応力(P in)を管理するため
には、前述したようにシーリング炉でのインデックス時
間を管理すべきであるが、インデックス時間が長ければ
長いほどパネルとファンネルの融合部位のパネル内面引
張応力(P in)が小さくなり、その材料が本来有して
いる限界引張応力も小さくなる。しかし、再生率が90
〜100%である場合、無用にその引張応力を減らすた
めにインデックス時間を長くすることは、製造生産性の
数率の観点から見ると望ましくない。従って、各管種に
対するパネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張
応力(P in)の下限値は、それぞれ406mm(1
7″)FCD陰極線管は5.5762±0.49Mpa (5
6.9±5Kgf /cm2 )、457mm(19″)陰極線管
は4.8314±0.49Mpa (49.3±5Kgf /cm
2 )、508mm(21″)FCD陰極線管は3.596
±0.196Mpa (36.7±2Kgf /cm2 )、590mm
(25″)FCD陰極線管は2.891±0.294Mpa
(29.5±3Kgf /cm2 )、676mm(29″)FC
D陰極線管は1.3622±0.098Mpa (13.9±
1Kgf /cm2 )、とすれば望ましい。ここで、パネルと
ファンネルの融合部位の最適パネル内面引張応力(P i
n)は再生率が約90〜95%程度と示された結果であ
るので、その誤差範囲は約5〜10%程度を考慮した。
【0034】以上説明した実施例は現存の一部の管種の
有効画面サイズを例として説明したもので、本発明の技
術思想や展望から個別的に理解することではないし、ま
たその変形された実施例は本発明の添付した特許請求範
囲に属するべきである。
【0035】
【発明の効果】従って、本発明によれば、パネルとファ
ンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)を一
定値以下に管理することにより、外面が殆ど平面であ
り、内面が一定の曲率を持つパネルを備えた陰極線管を
再生する時、炉内で発生する破損を減らして再生率を高
めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フリットシーリング工程における炉スケジュー
ルを示すグラフである。
【図2】ファンネルとパネルの融合部の位置別応力と再
生率の関係を説明する図である。
【図3】406mm(17″)FCDに対するファンネル
とパネルとの融合部におけるパネル内面引張応力による
再生率を示すグラフである。
【図4】457mm(19″)FCDに対するファンネル
とパネルとの融合部における内面引張応力による再生率
を示すグラフである。
【図5】508mm(21″)FCDに対するファンネル
とパネルとの融合部における内面引張応力による再生率
を示すグラフである。
【図6】590mm(25″)FCDに対するファンネル
とパネルとの融合部における内面引張応力による再生率
を示すグラフである。
【図7】676mm(29″)FCDに対するファンネル
とパネルとの融合部における内面引張応力による再生率
を示すグラフである。
【図8】陰極線管の有効画面の大きさと、再生率に影響
を与える内面引張応力(P in)との関係を示すグラフ
である。
【図9】従来の陰極線管の構造を示す図である。
【図10】陰極線管のパネル構造を示す図である。
【図11】陰極線管の再生メカニズムを示す工程図であ
る。
【図12】ファンネルとパネルの分離時コーナープル現
象を示す図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック、ファンネル、及びフリットガラ
    スによって前記ファンネルに融着されるパネル、を有す
    る外囲器を含み、前記パネルは外面が殆ど平面であり、
    内面が一定の曲率を持つ陰極線管において、 前記パネルの中央部の厚さをT1、対角コーナー部の厚
    さをT2とする時、1.7≦T2/T1≦2.3であ
    り、 前記陰極線管の有効画面の大きさをx(単位:cm)とす
    る時、前記融着されたパネルとファンネルの融合部位の
    パネル内面引張応力(P in)が、−0.1360x+
    12.5675Mpa 以下であることを特徴とする陰極線
    管。
  2. 【請求項2】 前記陰極線管の有効画面の大きさをx
    (単位:cm)とする時、前記融着されたパネルとファン
    ネルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、−
    0.1433x+11.7482Mpa 以下であることを
    特徴とする請求項1記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記陰極線管の有効画面の大きさをx
    (単位:cm)とする時、前記融着されたパネルとファン
    ネルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、−
    0.1458x+11.4758Mpa 以下であることを
    特徴とする請求項1記載の陰極線管。
  4. 【請求項4】 ネック、ファンネル、及びフリットガラ
    スによって前記ファンネルに融着されるパネル、を有す
    る外囲器を含み、前記パネルは外面が殆ど平面であり、
    内面が一定の曲率を持つ陰極線管において、 前記パネルの中央部の厚さをT1、対角コーナー部の厚
    さをT2とする時、1.7≦T2/T1≦2.3であ
    り、 前記融着されたパネルとファンネルの融合部位のパネル
    内面引張応力(P in)が、1.3622±0.98Mp
    a ≦P in≦7.0756Mpa の式を満足することを特
    徴とする陰極線管。
  5. 【請求項5】 前記パネルの有効画面の対角長さが4
    0.6cm以下であり、前記融着されたパネルとファンネ
    ルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、5.
    5762±0.49Mpa ≦P in≦7.056Mpa の式
    を満足することを特徴とする請求項4記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 前記融着されたパネルとファンネルの融
    合部位のパネル内面引張応力(P in)が、5.576
    2±0.49Mpa ≦P in≦5.9192Mpa の式を満
    足することを特徴とする請求項5記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】 前記パネルの有効画面の対角長さが4
    0.6cm以上45.7cm以下であり、前記融着されたパ
    ネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P
    in)が、4.8314±0.49Mpa ≦P in≦6.
    2426Mpa の式を満足することを特徴とする請求項4
    記載の陰極線管。
  8. 【請求項8】 前記融着されたパネルとファンネルの融
    合部位のパネル内面引張応力(P in)が、4.831
    4±0.49Mpa ≦P in≦5.2038Mpa の式を満
    足することを特徴とする請求項7記載の陰極線管。
  9. 【請求項9】 前記パネルの有効画面の対角長さが4
    5.7cm以上50.8cm以下であり、前記融着されたパ
    ネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P
    in)が、3.5966±0.49Mpa ≦P in≦5.
    5958Mpa の式を満足することを特徴とする請求項4
    記載の陰極線管。
  10. 【請求項10】 前記融着されたパネルとファンネルの
    融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、3.59
    66±0.196Mpa ≦P in≦5.5762Mpa の式
    を満足することを特徴とする請求項9記載の陰極線管。
  11. 【請求項11】 前記パネルの有効画面の対角長さが5
    0.8cm以上67.6cm以下であり、前記融着されたパ
    ネルとファンネルの融合部位のパネル内面引張応力(P
    in)が、2.891±0.294Mpa ≦P in≦4.
    5668Mpaの式を満足することを特徴とする請求項4
    記載の陰極線管。
  12. 【請求項12】 前記融着されたパネルとファンネルの
    融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、2.89
    1±0.294Mpa ≦P in≦3.3124Mpa の式を
    満足することを特徴とする請求項11記載の陰極線管。
  13. 【請求項13】 前記パネルの有効画面の対角長さが6
    7.6cm以上であり、前記融着されたパネルとファンネ
    ルの融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、1.
    3622±0.098Mpa ≦P in≦3.185Mpa の
    式を満足することを特徴とする請求項4記載の陰極線
    管。
  14. 【請求項14】 前記融着されたパネルとファンネルの
    融合部位のパネル内面引張応力(P in)が、1.36
    22±0.098Mpa ≦P in≦2.6558Mpa の式
    を満足することを特徴とする請求項13記載の陰極線
    管。
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