JP2002163341A - 取引仲介方法、酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置 - Google Patents

取引仲介方法、酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置

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JP2002163341A
JP2002163341A JP2000363811A JP2000363811A JP2002163341A JP 2002163341 A JP2002163341 A JP 2002163341A JP 2000363811 A JP2000363811 A JP 2000363811A JP 2000363811 A JP2000363811 A JP 2000363811A JP 2002163341 A JP2002163341 A JP 2002163341A
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liquor
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Shuji Kimura
周二 木村
Akitoshi Saka
彰敏 阪
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KLC KK
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KLC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酒類の卸売業者と小売業者との間での取引を
促進することができる取引仲介方法、酒類取引仲介シス
テム及び酒類取引仲介装置の提供。 【解決手段】 酒類の卸売業者W,W…は、取引価格等
を含む一の酒類の取引条件を示す取引条件情報を第1通
信装置C1,C1…を用いて酒類取引仲介装置SVに登
録する。一方、酒類の小売業者R,R…は、第2通信装
置C2,C2…を用いて酒類取引仲介装置SVから前記
取引条件情報を取得する。その結果、小売業者R,R…
は、複数の卸売業者W,W…から提示された複数の取引
条件を比較し、好ましい取引条件を提示している卸売業
者との取引を成立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒類の卸売業者と
小売業者との間で行われる取引を仲介する取引仲介方
法、並びにその方法を実施するための酒類取引仲介シス
テム及び酒類取引仲介装置に関する。
【0002】
【従来の技術】酒類の卸売業者は、酒類の製造業者又は
輸入商社等から買い入れた商品を小売業者へ売り渡すこ
とにより卸売りを行う。
【0003】このような卸売業者と小売業者との間で行
われる取引の効率化を図るべく、従来から、電子発注シ
ステムであるEOS(Electronic Ordering System)が
利用されている。このEOSを利用する場合、VAN
(Valuable Added Network)を介して、卸売業者側及び
小売業者側の夫々に設置されているコンピュータ間で商
品の発注データを送受信することにより取引を成立させ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たEOSを利用して小売業者が商品の発注を行う場合、
商品毎に取引先の卸売業者及び価格が予め定められてい
ることが多く、相場又は季節変動に応じて柔軟に対応す
ることができないという問題があった。
【0005】また、このように取引先が固定化されてい
る場合、卸売業者にとっては販路が制限されることとな
り、一方小売業者にとっては限られた取引条件にしたが
って取引をすることを強いられることになるという問題
があった。
【0006】上述したような問題は、酒類以外にも、例
えば米,酒類以外の飲料,食糧品,医薬品及び化粧品等
の取引においても発生し得るものである。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、酒類取引仲介装置が、酒類の卸売業者と小売業
者との間での取引の仲介を図るべく、複数の第1通信装
置から受信した一の酒類の取引条件を示す取引条件情報
を第2通信装置へ送信し、第2通信装置から小売業者に
よって特定の取引条件情報が選択されたことの通知を受
けて、取引が成立したことを特定の第1通信装置へ通知
することにより、従来のように取引先が固定化されるこ
となく、各種の変化にも柔軟に対応可能な取引を実現す
ることができる取引仲介方法、並びにその方法を実施す
るための酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置を
提供することを目的とする。
【0008】また本発明の他の目的は、卸売業者から小
売業者に対して提供される取引条件情報に、取引対象で
ある酒類の取引価格を示す価格情報及び該酒類の輸送に
要する費用を示す輸送費情報が含めることにより、小売
業者が取引に不可欠な情報を容易に取得することを可能
にする酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置を提
供することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、酒類取引仲介装
置が、卸売業者によって提供された取引条件情報を、前
記卸売業者とは異なる卸売業者に対して提供すべく第1
通信装置へ送信することにより、酒類の卸売業者にとっ
ては、他の卸売業者が提示している取引条件よりも小売
業者にとって好ましい取引条件を提示することができる
ため、取引の成立を促進させることができ、一方、酒類
の小売業者にとっては、複数の卸売業者が競って自己に
好ましい取引条件を提示することとなるため、従来に比
しより有利な取引の実現を図ることができる酒類取引仲
介システム及び酒類取引仲介装置を提供することにあ
る。
【0010】また本発明の他の目的は、第1通信装置
が、卸売業者から、各小売業者別に定められた一の酒類
の取引条件を示す取引条件情報の入力を受け付け、その
入力を受け付けた取引条件情報を酒類取引仲介装置へ送
信することにより、酒類の卸売業者にとっては、各小売
業者夫々に対して、例えばこれまでの取引実績等に応じ
て異なる取引条件を提示することができるようになるの
で、従来に比しより柔軟な取引の実現を図ることができ
る酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置を提供す
ることにある。
【0011】さらに本発明の他の目的は、酒類取引仲介
装置が、卸売業者に対して取引状況を通知すべく、該取
引状況に関する取引状況情報を第1通信装置へ送信する
ことにより、酒類の卸売業者が、取引状況を知ることが
できる酒類取引仲介システム及び酒類取引仲介装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る取引仲介
方法は、通信ネットワークを用い、取引対象の卸売業者
と小売業者との間での取引対象の取引を仲介する取引仲
介方法において、一の取引対象の取引における取引条件
に関する取引条件情報を複数の前記卸売業者から収集
し、収集した複数の取引条件情報を前記通信ネットワー
クを介して公開し、公開された複数の取引条件情報の中
から特定の取引条件情報が前記小売業者によって選択さ
れた場合、選択された取引条件情報の提供元である卸売
業者に対して、取引が成立したことを通知することを特
徴とする。
【0013】第2発明に係る取引仲介方法は、第1発明
に係る取引仲介方法において、前記取引対象は、酒類で
あることを特徴とする。
【0014】第3発明に係る酒類取引仲介システムは、
酒類の卸売業者によって酒類の卸売りを行うために用い
られる第1通信装置と、酒類の小売業者によって酒類の
仕入れを行うために用いられる第2通信装置と、複数の
前記卸売業者と複数の前記小売業者との間での酒類の取
引を仲介する酒類取引仲介装置との間を通信すべくなし
てある酒類取引仲介システムにおいて、前記第1通信装
置は、一の酒類の取引条件を示す取引条件情報の入力を
受け付ける取引条件情報受付手段と、該取引条件情報受
付手段によって入力が受け付けられた取引条件情報を前
記酒類取引仲介装置へ送信する手段とを備え、前記酒類
取引仲介装置は、前記第1通信装置から送信された取引
条件情報を受信した場合、受信した取引条件情報を、該
取引条件情報に示された取引条件にしたがって取引を行
う卸売業者を識別する識別情報と関連付けて記憶する取
引条件情報記憶手段と、該取引条件情報記憶手段によっ
て記憶されている複数の取引条件情報を前記第2通信装
置へ送信する手段とを備え、前記第2通信装置は、前記
酒類取引仲介装置から送信された複数の取引条件情報を
受信した場合、受信した複数の取引条件情報の取捨選択
を受け付ける受付手段と、選択された取引条件情報を示
す選択情報を前記酒類取引仲介装置へ送信する手段とを
備え、前記酒類取引仲介装置は更に、前記第2通信装置
から送信された選択情報を受信した場合、受信した選択
情報に示された取引条件情報と関連付けられている識別
情報によって識別される卸売業者により用いられる第1
通信装置に対して、取引の成立を示す取引成立情報を送
信する手段を備えることを特徴とする。
【0015】第4発明に係る酒類取引仲介システムは、
第3発明に係る酒類取引仲介システムにおいて、前記取
引条件情報には、取引対象である酒類の取引価格を示す
価格情報及び該酒類の輸送に要する費用を示す輸送費情
報が含まれていることを特徴とする。
【0016】第5発明に係る酒類取引仲介システムは、
第3発明又は第4発明に係る酒類取引仲介システムにお
いて、前記酒類取引仲介装置は更に、前記取引条件情報
記憶手段によって記憶されている取引条件情報を、該取
引条件情報に示された取引条件にしたがって取引を行う
卸売業者とは異なる卸売業者により用いられる第1通信
装置へ送信する手段を備えることを特徴とする。
【0017】第6発明に係る酒類取引仲介システムは、
第3発明乃至第5発明の何れかに係る酒類取引仲介シス
テムにおいて、前記取引条件情報受付手段は、各小売業
者別に定められた一の酒類の取引条件を示す取引条件情
報の入力を受け付けるべくなしてあることを特徴とす
る。
【0018】第7発明に係る酒類取引仲介システムは、
第3発明乃至第6発明の何れかに係る酒類取引仲介シス
テムにおいて、前記酒類取引仲介装置は更に、前記卸売
業者と前記小売業者との間で行われた酒類の取引状況に
関する取引状況情報を記憶する取引状況情報記憶手段
と、該取引状況情報記憶手段によって記憶されている取
引状況情報を前記第1通信装置へ送信する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0019】第8発明に係る酒類取引仲介装置は、酒類
の卸売業者によって酒類の卸売りを行うために用いられ
る第1通信装置及び酒類の小売業者によって酒類の仕入
れを行うために用いられる第2通信装置と通信可能に接
続され、複数の前記卸売業者と複数の前記小売業者との
間での酒類の取引を仲介する酒類取引仲介装置におい
て、前記第1通信装置から送信された一の酒類の取引条
件を示す取引条件情報を受信した場合、受信した取引条
件情報を、該取引条件情報に示された取引条件にしたが
って取引を行う卸売業者を識別する識別情報と関連付け
て記憶する取引条件情報記憶手段と、該取引条件情報記
憶手段によって記憶されている複数の取引条件情報を前
記第2通信装置へ送信する手段と、該送信した取引条件
情報の取捨選択を前記第2通信装置に対して要求する要
求手段と、選択された取引条件情報を示す選択情報を前
記第2通信装置から受信した場合、受信した選択情報に
示された取引条件情報と関連付けられている識別情報に
よって識別される卸売業者により用いられる第1通信装
置に対して、取引の成立を示す取引成立情報を送信する
手段とを備えることを特徴とする。
【0020】第9発明に係る酒類取引仲介装置は、第8
発明に係る酒類取引仲介装置において、前記取引条件情
報には、取引対象である酒類の取引価格を示す価格情報
及び該酒類の輸送に要する費用を示す輸送費情報が含ま
れていることを特徴とする。
【0021】第10発明に係る酒類取引仲介装置は、第
8発明又は第9発明に係る酒類取引仲介装置において、
前記取引条件情報記憶手段によって記憶されている取引
条件情報を、該取引条件情報に示された取引条件にした
がって取引を行う卸売業者とは異なる卸売業者により用
いられる第1通信装置へ送信する手段を更に備えること
を特徴とする。
【0022】第11発明に係る酒類取引仲介装置は、第
8発明乃至第10発明の何れかに係る酒類取引仲介装置
において、前記第1通信装置から送信された一の酒類の
取引条件を示す取引条件情報は、各小売業者別に定めら
れていることを特徴とする。
【0023】第12発明に係る酒類取引仲介装置は、第
8発明乃至第11発明の何れかに係る酒類取引仲介装置
において、前記卸売業者と前記小売業者との間で行われ
た酒類の取引状況に関する取引状況情報を記憶する取引
状況情報記憶手段と、該取引状況情報記憶手段によって
記憶されている取引状況情報を前記第1通信装置へ送信
する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0024】第1発明、第2発明、第3発明及び第8発
明による場合、酒類の卸売業者によって入力された一の
酒類の取引条件を示す取引条件情報を複数の第1通信装
置が酒類取引仲介装置へ送信し、酒類取引仲介装置が受
信した複数の取引条件情報を酒類の第2通信装置へ送信
する。そして第2通信装置は、小売業者によって特定の
取引条件情報が選択されたことを酒類取引仲介装置へ通
知し、酒類取引仲介装置は、このようにして卸売業者と
小売業者との間での取引が成立したことを第1通信装置
へ通知する。
【0025】これにより、酒類の小売業者は、複数の卸
売業者から提示された取引条件を比較し、その比較の結
果好ましい取引条件を提示していると判断した卸売業者
に対してその取引条件に基づいて商品の発注を行うこと
ができる。したがって、従来のように取引先が固定化さ
れることなく、より有利な取引条件での取引を促進する
ことが可能になる。
【0026】一方、酒類の卸売業者にとっては、多くの
小売業者に対して容易に取引条件の提示を行うことがで
きるので、販路の拡大化を図ることができる。また通信
ネットワークを用いることにより、季節変動等に応じた
特別な取引条件をリアルタイムに提示することが可能と
なり、その結果取引の迅速化を図ることもできる。
【0027】さらに、従来は特定の地域にある卸売業者
と小売業者との間でしか取引がおこなわれていなかった
が、通信ネットワークを介して取引を仲介することによ
り、地理的な制約を受けることなく取引を行うことが可
能になる。
【0028】なお、ここでの卸売業者には、卸売のみを
行う業者ではなく、酒類の製造及び製造した酒類の卸売
の両方を行う業者も含まれる。
【0029】また、このようにして仲介を行うことがで
きる取引対象としては、酒類以外にも、例えば米,酒類
以外の飲料,食糧品,医薬品及び化粧品等がある。
【0030】第4発明及び第9発明による場合、卸売業
者から提供される取引条件情報には、取引対象である酒
類の取引価格を示す価格情報及び該酒類の輸送に要する
費用を示す輸送費情報が含まれている。よって酒類の小
売業者にとっては取引に不可欠な情報を容易に取得する
ことが可能である。
【0031】第5発明及び第10発明による場合、酒類
取引仲介装置は、卸売業者によって提供された取引条件
情報を、前記卸売業者とは異なる卸売業者に対して提供
すべく第1通信装置へ送信する。
【0032】これにより、酒類の卸売業者は、他の卸売
業者がどのような取引条件を提示しているのかを知るこ
とができる。したがって、他の卸売業者が提示している
取引条件よりも小売業者にとって好ましい取引条件を提
示することが可能となり、取引の成立を促進させること
ができる。
【0033】一方、酒類の小売業者にとっては、複数の
卸売業者が競って自己に好ましい取引条件を提示するこ
ととなるため、従来に比しより有利な取引の実現を図る
ことができる。
【0034】第6発明及び第11発明による場合、第1
通信装置は、卸売業者から、各小売業者別に定められた
一の酒類の取引条件を示す取引条件情報の入力を受け付
け、その入力を受け付けた取引条件情報を酒類取引仲介
装置へ送信する。
【0035】これにより、酒類の卸売業者は、各小売業
者夫々に対して、例えばこれまでの取引実績等に応じて
異なる取引条件を提示することができるようになるた
め、従来に比しより柔軟な取引の実現を図ることができ
る。
【0036】第7発明及び第12発明による場合、酒類
取引仲介装置は、卸売業者に対して取引状況を通知すべ
く、該取引状況に関する取引状況情報を第1通信装置へ
送信する。このようにして取引状況情報を取得した酒類
の卸売業者は、酒類の取引の動向の予測及び取引方針の
決定等を行うことが可能になる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の酒類取
引仲介システムの構成を示すブロック図である。図1に
おいて、SVは酒類の卸売業者W,W…と小売業者R,
R…との間での取引を仲介する本発明の酒類取引仲介装
置(以下、仲介装置という)を示しており、該仲介装置
SVは本発明の酒類取引仲介システムを運営するシステ
ム運営会社Hによって運用管理されている。また仲介装
置SVには、WWWサーバソフトウェアがインストール
されており、このソフトウェアを実行することにより、
仲介装置SVはWWWサーバとして機能する。
【0038】またC1,C1…は、酒類の卸売業者W,
W…によって運用管理されているパーソナルコンピュー
タである第1通信装置を、一方C2,C2…は、酒類の
小売業者R,R…によって運用管理されているパーソナ
ルコンピュータである第2通信装置を夫々示している。
これらの第1通信装置C1,C1…及び第2通信装置C
2,C2…夫々には、ブラウザソフトウェアがインスト
ールされており、このソフトウェアを実行することによ
り、第1通信装置C1,C1…及び第2通信装置C2,
C2…はWWWクライアントとして機能する。
【0039】上述した仲介装置SV並びに第1通信装置
C1,C1…及び第2通信装置C2,C2…の夫々は、
インターネットNTW と接続されており、該インターネッ
トNTW を介して、仲介装置SVと第1通信装置C1,C
1…との間及び仲介装置SVと第2通信装置C2,C2
…との間で各種のデータが送受信される。
【0040】なお、第1通信装置C1,C1…及び第2
通信装置C2,C2…は、パーソナルコンピュータ以外
にも、例えばPDA(Personal Digital Assistants
)、携帯電話及びPHS等の携帯型の装置であっても
よい。このような携帯型の装置を利用する場合、卸売業
者W,W…及び小売業者R,R…は、場所等に制約され
ずに本発明の酒類取引仲介システムを利用することがで
きる。
【0041】図2は、本発明の仲介装置SVの構成を示
すブロック図である。図2に示すとおり、仲介装置SV
は、CPU100を備えており、該CPU100は、バ
スを介して接続されている後述するハードウェア各部を
制御すると共に、ハードディスク102に格納されたコ
ンピュータプログラムを実行する。
【0042】RAM101は、SRAM,DRAM,フ
ラッシュメモリ等で構成されており、CPU100によ
るコンピュータプログラムの実行時に発生する一時的な
データを記憶する。
【0043】ハードディスク102は、仲介装置SVの
動作に必要な種々のコンピュータプログラムを記憶して
いる。
【0044】通信I/F103は、インターネットNTW
と接続するためのインタフェースであり、モデム又はD
SU(Digital Service Unit)等から構成される。
【0045】また上述したハードディスク102は、後
述する7つのデータベース(商品情報DB102a,帳
合情報DB102b,取引条件情報DB102c,小売
業者情報DB102d,卸売業者情報DB102e,認
証情報DB102f及び取引状況情報DB102g)を
有している。
【0046】第1のデータベースである商品情報DB1
02aは、取引対象である酒類の商品に関する商品情報
を記憶する。この商品情報には、例えばJANコード,
酒類の部門,商品名,希望小売価格,希望卸価格及び生
産価格等の情報が含まれる。
【0047】第2のデータベースである帳合情報DB1
02bは、ある商品について取引することができる卸売
業者と小売業者との対応を示す帳合情報を記憶する。
【0048】第3のデータベースである取引条件情報D
B102cは、商品の取引条件を示す取引条件情報を記
憶する。この取引条件情報には、卸売業者Wの識別情
報,商品の単価,現金払い等の支払条件,商品を運送す
るために要する運賃,及び商品の納品期間等の情報が含
まれており、各商品毎に管理されている。
【0049】第4のデータベースである小売業者情報D
B102dは、本発明の酒類取引仲介システムを利用す
るための会員である小売業者Rに関する小売業者情報を
記憶する。この小売業者情報には、小売業者Rの識別情
報,及び小売業者Rの店舗名・住所・代表者名・売場面
積・売上規模等の情報が含まれる。
【0050】第5のデータベースである卸売業者情報D
B102eは、本発明の酒類取引仲介システムを利用す
るための会員である卸売業者Wに関する卸売業者情報を
記憶する。この卸売業者情報には、卸売業者Wの識別情
報,及び卸売業者Wの業者名・住所・代表者名・主たる
取扱商品・売上規模等の情報が含まれる。
【0051】第6のデータベースである認証情報DB1
02fは、卸売業者W又は小売業者Rが本発明の酒類取
引仲介システムを利用することができる会員であるか否
かを認証するための認証情報を記憶する。この認証情報
には、会員である卸売業者W又は小売業者Rの識別情報
及び本発明の酒類取引仲介システムを利用する場合に必
要となるパスワードなどの情報が含まれる。
【0052】第7のデータベースである取引状況情報D
B102gは、本発明の酒類取引仲介システムを利用し
て成立した取引の状況を示す取引状況情報を記憶する。
この取引状況情報は、後述する手順にしたがって仲介装
置SVにより作成される。
【0053】図3及び図4は、卸売業者Wが取引条件情
報を登録する場合における第1通信装置C1及び本発明
の仲介装置SVの動作の流れを示すフローチャートであ
る。取引条件情報の登録を希望する卸売業者W(以下、
登録業者Wという)は、仲介装置SVにアクセスするよ
うに第1通信装置C1に対して指示する。第1通信装置
C1は、卸売業者Wからの指示にしたがって、アクセス
要求を示すアクセス要求情報を仲介装置SVへ送信する
(S101)。
【0054】仲介装置SVは、第1通信装置C1から送
信されたアクセス要求情報を受信した場合(S20
1)、予め用意している認証情報を入力するための入力
画面を含む入力画面情報を第1通信装置C1へ送信する
(S202)。
【0055】第1通信装置C1は、仲介装置SVから送
信された入力画面情報を受信した場合(S102)、受
信した入力画面情報に含まれている入力画面を表示画面
上に表示する。
【0056】登録業者Wは、表示画面上に表示されてい
る入力画面に基づいて予め与えられている登録業者Wの
識別情報及びパスワードを含む認証情報を第1通信装置
C1に対して入力する。第1通信装置C1は、登録業者
Wから認証情報の入力を受け付けた場合(S103)、
受け付けた認証情報を仲介装置SVへ送信する(S10
4)。
【0057】仲介装置SVは、第1通信装置C1から送
信された認証情報を受信した場合(S203)、受信し
た認証情報と内容が一致する認証情報が認証情報DB1
02fに格納されているか否かを判別することによって
登録業者Wの認証を行う(S204)。ここで認証に失
敗した場合(S204でNO)、アクセス要求を拒否す
ることを示すアクセス拒否メッセージを含むアクセス拒
否情報を第1通信装置C1へ送信する(S205)。
【0058】第1通信装置C1は、仲介装置SVから送
信されたアクセス拒否情報を受信した場合(S10
5)、受信したアクセス拒否情報に含まれているアクセ
ス拒否メッセージを表示画面上に表示し(S106)、
処理を終了する。
【0059】なお、ここで第1通信装置C1が、ステッ
プS103で入力を受け付けた認証情報とは異なる認証
情報の入力を登録業者Wから受け付けた場合、ステップ
S104に戻り処理を再開するようにしてもよい。
【0060】一方、ステップS204にて登録業者Wの
認証に成功した場合(S204でYES)、前記受信し
た認証情報に含まれている登録業者Wの識別情報と同一
の識別情報を含む卸売業者情報が卸売業者情報DB10
2eに格納されているか否かを判定する(S206)。
ここで格納されていると判定した場合(S206でYE
S)、同じく登録業者Wの識別情報と同一の識別情報を
含む帳合情報が帳合情報DB102bに格納されている
か否かを判定する(S207)。
【0061】ステップS206にて卸売業者情報が格納
されていないと判定した場合(S206でNO)又はス
テップS207にて帳合情報が格納されていないと判定
した場合(S207でNO)、仲介装置SVは、本発明
の酒類取引仲介システムを利用することができないこと
を示す利用不可メッセージを含む利用不可情報を第1通
信装置C1へ送信する(S208)。
【0062】第1通信装置C1は、仲介装置SVから送
信された利用不可情報を受信した場合(S107)、受
信した利用不可情報に含まれている利用不可メッセージ
を表示画面上に表示し(S108)、処理を終了する。
【0063】一方、ステップS207にて帳合情報が格
納されていると判定した場合(S207でYES)、仲
介装置SVは、登録業者Wの識別情報と同一の識別情報
を含む帳合情報を参照し、帳合が可能な商品の一覧であ
る商品台帳情報を小売業者R,R…別に作成する(S2
09)。そしてその作成した商品台帳情報、及び商品の
取引条件を示す取引条件情報を入力するための取引条件
情報入力画面を含む取引条件入力画面情報を第1通信装
置C1へ送信する(S210)。
【0064】第1通信装置C1は、仲介装置SVから送
信された取引条件入力画面情報を受信した場合(S10
9)、受信した取引条件入力画面情報に含まれている商
品台帳情報及び取引条件入力画面を表示画面上に表示す
る(S110)。
【0065】図5は、商品台帳情報の表示例及び取引条
件入力画面の画面例を示す概念図である。図5におい
て、BW1はブラウザソフトウェアの表示ウィンドウを
示しており、該表示ウィンドウBW1上には、商品台帳
情報として商品IDが“12345”である商品の商品
情報J1、特定の小売業者R(以下、対象業者Rとい
う)の店舗名を示す店舗名情報J2及び対象業者Rに対
して他の卸売業者W,W…が提示した前記商品に係る取
引条件情報J3が表示されている。また表示ウィンドウ
BW1上には更に、取引条件入力画面として入力フィー
ルドF1が表示されている。
【0066】登録業者Wは、取引条件情報J3を参照
し、他の卸売業者W,W…が提示している取引条件より
も対象業者Rにとって好ましい取引条件を示す取引条件
情報を入力フィールドF1に入力する。なお、ステップ
S209にて複数の小売業者R,R…に係る商品台帳情
報が作成された場合は、ステップS110を繰り返すこ
とによって登録業者Wは同一の商品について小売業者
R,R…別に取引条件情報を入力する。また、ステップ
S209にて複数の商品に係る商品台帳情報が作成され
た場合は、同じくステップS110を繰り返すことによ
って登録業者Wは複数の商品に対する取引条件情報を入
力することができる。このようにして登録業者Wによっ
て入力された取引条件情報を受け付けた場合(S11
1)、第1通信装置C1は、受け付けた取引条件情報を
仲介装置SVへ送信する(S112)。
【0067】仲介装置SVは、第1通信装置C1から送
信された取引条件情報を受信した場合(S211)、受
信した取引条件情報を取引条件情報DB102cに記憶
し(S212)、処理を終了する。
【0068】以上のようにして複数の卸売業者W,W…
から複数の取引条件情報が提供される。そして提供され
た取引条件情報は、以下のようにして小売業者R,R…
に対して公開され、取引を成立させることができる。
【0069】図6及び図7は、小売業者Rが発注する場
合における第2通信装置C1及び本発明の仲介装置SV
の動作の流れを示すフローチャートである。商品の発注
を希望する小売業者R(以下、発注業者Rという)は、
仲介装置SVにアクセスするように第2通信装置C2に
対して指示する。以下、アクセス要求情報を仲介装置S
Vへ送信してからアクセス拒否メッセージを表示画面上
に表示するまでの第2通信装置C2の動作は、図3を参
照して上述した第1通信装置C1の場合と同様であるの
で、同一のステップ番号を付して説明を省略する。ま
た、アクセス要求情報を受信してからアクセス拒否情報
を送信するまでの仲介装置SVの動作は、同じく上述し
た仲介装置SVの場合と同様であるので、同一のステッ
プ番号を付して説明を省略する。
【0070】仲介装置SVは、ステップS204にて発
注業者Rの認証に成功した場合(S204でYES)、
ステップS203にて第2通信装置C2から受信した認
証情報に含まれている発注業者Rの識別情報と同一の識
別情報を含む小売業者情報が小売業者情報DB102d
に格納されているか否かを判定する(S401)。ここ
で格納されていると判定した場合(S401でYE
S)、同じく発注業者Rの識別情報と同一の識別情報を
含む帳合情報が帳合情報DB102bに格納されている
か否かを判定する(S402)。
【0071】ステップS401にて小売業者情報が格納
されていないと判定した場合(S401でNO)又はス
テップS402にて帳合情報が格納されていないと判定
した場合(S402でNO)、仲介装置SVは、本発明
の酒類取引仲介システムを利用することができないこと
を示す利用不可メッセージを含む利用不可情報を第2通
信装置C2へ送信する(S403)。
【0072】第2通信装置C2は、仲介装置SVから送
信された利用不可情報を受信した場合(S301)、受
信した利用不可情報に含まれている利用不可メッセージ
を表示画面上に表示し(S302)、処理を終了する。
【0073】一方、ステップS402にて帳合情報が格
納されていると判定した場合(S402でYES)、仲
介装置SVは、発注業者Rの識別情報と同一の識別情報
を含む帳合情報を参照し、帳合が可能な商品に係る取引
条件情報を取引条件情報DB102cから検索し(S4
04)、検索した取引条件情報を含む商品台帳情報を作
成する(S405)。そしてその作成した商品台帳情
報、及び商品の選択を示す選択情報を入力するための選
択画面を含む選択画面情報を第2通信装置C2へ送信す
る(S406)。
【0074】第2通信装置C2は、仲介装置SVから送
信された選択画面情報を受信した場合(S303)、受
信した選択画面情報に含まれている商品台帳情報及び選
択画面を表示画面上に表示する(S304)。
【0075】図8は、商品台帳情報の表示例及び選択画
面の画面例を示す概念図である。図8において、BW2
はブラウザソフトウェアの表示ウィンドウを示してお
り、該表示ウィンドウBW1上には、商品台帳情報とし
て商品IDが“12345”である商品の商品情報J1
及びその商品に対して卸売業者W,W…が提示した取引
条件情報J3が表示されている。また表示ウィンドウB
W2上には更に、選択画面として入力フィールドF2が
表示されている。
【0076】発注業者Rは、取引条件情報J3を参照
し、自分にとって好ましい取引条件を提示している卸売
業者W,W…に対して発注を行うために、特定の卸売業
者Wに対して発注ケース数を指定することによって選択
情報を入力フィールドF2に入力する。なお、ステップ
S404にて複数の商品に係る商品台帳情報が作成され
た場合は、ステップS304を繰り返すことによって発
注業者Rは複数の商品に対する選択情報を入力すること
ができる。このようにして発注業者Rによって入力され
た選択情報を受け付けた場合(S305)、第2通信装
置C2は、受け付けた選択情報を仲介装置SVへ送信す
る(S306)。
【0077】仲介装置SVは、第2通信装置C2から送
信された選択情報を受信した場合(S407)、受信し
た選択情報を参照し、発注業者Rによって選択された卸
売業者Wに係る第1通信装置C1に対して、取引が成立
したことを示す取引成立情報を電子メールを用いて送信
する(S408)。
【0078】このようにして取引成立情報を電子メール
にて受け取った卸売業者Wは、発注業者Rと連絡をとっ
て取引を行う。
【0079】なお、このようにインターネットNTW を介
して電子メールにて取引成立情報を送信する以外にも、
公衆回線網を介してJCA(日本チェーンストア協会)
手順にしたがって送信するようにしてもよい。
【0080】なお、ステップS405にて仲介装置SV
が商品台帳情報を作成する場合、商品の単価が所定価格
以下である取引条件情報のみを含めるようにする等の処
理を行うことによって、発注業者Rにとって好ましい取
引条件のみを提供することが可能である。また、一度登
録した取引条件情報が変更した場合にその旨を小売業者
に電子メールにて知らせる等の処理を行うことによっ
て、取引の迅速化を図ることもできる。
【0081】次に、上述したようにして卸売業者W,W
…と小売業者R,R…との間で行われた取引の状況を示
す取引状況情報を提供する場合における第1通信装置C
1及び本発明の仲介装置SVの動作の流れを図9に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0082】卸売業者Wは、他の卸売業者W,W…が本
発明の酒類取引仲介システムを用いて行った特定の商品
(又は特定の期間)についての取引の状況を知るため
に、取引状況情報の送信要求をするように第1通信装置
C1へ指示する。第1通信装置C1は、卸売業者Wの指
示にしたがって取引状況情報の送信要求を示す取引状況
要求情報を仲介装置SVへ送信する(S501)。
【0083】仲介装置SVは、第1通信装置C1から送
信された取引状況要求情報を受信した場合(S60
1)、受信した取引状況要求情報を参照し、その要求に
係る商品(又は期間)に関する取引状況情報を取引状況
情報DB102gから検索する(S602)。そして検
索された取引状況情報を含む取引状況画面情報を第1通
信装置C1へ送信する(S603)。
【0084】第1通信装置C1は、仲介装置SVから送
信された取引状況画面情報を受信した場合(S50
2)、受信した取引状況画面情報に含まれている取引状
況情報を表示画面上に表示する(S503)。
【0085】卸売業者Wは、表示画面上に表示されてい
る取引状況情報を確認することにより、自分のみならず
他の卸売業者W,W…の取引状況を把握することができ
る。
【0086】本発明の酒類取引仲介システムを利用する
場合、地理的な制約を受けることがないため、地理的に
離れている卸売業者W,W…と小売業者R,R…との間
での取引を実現することができる。これにより、例えば
卸売業者W,W…が少ない地域にある小売業者R,R…
であっても、多くの卸売業者W,W…と取引することが
容易になり、また、限られた地域の卸売業者W,W…の
みが扱っている特定商品の仕入れも容易に行うことがで
きる。
【0087】また、卸売業者は多くの小売業者と取引す
ることが可能になるため、従来に比し少ないロットであ
っても取引に応じることができる。その結果、小売業者
にとっては、従来よりも在庫を少なくすることができる
ため、経営リスクの低減化を図ることができる。
【0088】なお、上述した処理以外にも、例えば卸売
業者W,W…と小売業者R,R…との間で電子メール等
の手段を用いることによって容易に連絡を取ることがで
きる仕組みを提供することにより、より一層取引の促進
を図ることが可能である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1及び請求項
2に記載の取引仲介方法、請求項3に記載の酒類取引仲
介システム並びに請求項8に記載の酒類取引仲介装置に
よれば、酒類取引仲介装置が、複数の第1通信装置から
受信した一の酒類の取引条件を示す取引条件情報を第2
通信装置へ送信し、第2通信装置が小売業者によって特
定の取引条件情報が選択されたことを酒類取引仲介装置
へ通知し、更に酒類取引仲介装置が、卸売業者と小売業
者との間での取引が成立したことを特定の第1通信装置
へ通知することにより、酒類の小売業者にとっては、好
ましい取引条件を提示している卸売業者に対してその取
引条件に基づいて商品の発注を行うことができるので、
従来のように取引先が固定化されることなく、より有利
な取引条件での取引を促進することが可能になり、一
方、酒類の卸売業者にとっては、多くの小売業者に対し
て容易に取引条件の提示を行うことができるので、販路
の拡大化を図ることができ、しかも通信ネットワークを
用いて季節変動等に応じた特別な取引条件をリアルタイ
ムに提示することによって取引の迅速化を図ることもで
きる。
【0090】また請求項4に記載の酒類取引仲介システ
ム及び請求項9に記載の酒類取引仲介装置によれば、卸
売業者から提供される取引条件情報には、取引対象であ
る酒類の取引価格を示す価格情報及び該酒類の輸送に要
する費用を示す輸送費情報が含まれているので、酒類の
小売業者にとっては取引に不可欠な情報を容易に取得す
ることが可能である。
【0091】また請求項5に記載の酒類取引仲介システ
ム及び請求項10に記載の酒類取引仲介装置によれば、
酒類取引仲介装置が、卸売業者によって提供された取引
条件情報を、前記卸売業者とは異なる卸売業者に対して
提供すべく第1通信装置へ送信することにより、酒類の
卸売業者にとっては、他の卸売業者が提示している取引
条件よりも小売業者にとって好ましい取引条件を提示す
ることができるため、取引の成立を促進させることが可
能となり、一方、酒類の小売業者にとっては、複数の卸
売業者が競って自己に好ましい取引条件を提示すること
となるため、従来に比しより有利な取引の実現を図るこ
とができる。
【0092】また請求項6に記載の酒類取引仲介システ
ム及び請求項11に記載の酒類取引仲介装置によれば、
第1通信装置が、卸売業者から、各小売業者別に定めら
れた一の酒類の取引条件を示す取引条件情報の入力を受
け付け、その入力を受け付けた取引条件情報を酒類取引
仲介装置へ送信することにより、酒類の卸売業者にとっ
ては、各小売業者夫々に対して、例えばこれまでの取引
実績等に応じて異なる取引条件を提示することができる
ようになるので、従来に比しより柔軟な取引の実現を図
ることができる。
【0093】さらに請求項7に記載の酒類取引仲介シス
テム及び請求項12に記載の酒類取引仲介装置によれ
ば、酒類取引仲介装置が、卸売業者に対して取引状況を
通知すべく、該取引状況に関する取引状況情報を第1通
信装置へ送信することにより、酒類の卸売業者にとって
は、取得した取引状況情報に基づいて、酒類の取引の動
向の予測及び取引方針の決定等を行うことが可能になる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酒類取引仲介システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の仲介装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】卸売業者が取引条件情報を登録する場合におけ
る第1通信装置及び本発明の仲介装置の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図4】卸売業者が取引条件情報を登録する場合におけ
る第1通信装置及び本発明の仲介装置の動作の流れを示
すフローチャートである。
【図5】商品台帳情報の表示例及び取引条件入力画面の
画面例を示す概念図である。
【図6】小売業者が発注する場合における第2通信装置
及び本発明の仲介装置の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図7】小売業者が発注する場合における第2通信装置
及び本発明の仲介装置の動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】商品台帳情報の表示例及び選択画面の画面例を
示す概念図である。
【図9】取引状況情報を提供する場合における第1通信
装置及び本発明の仲介装置の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
C1 第1通信装置 C2 第2通信装置 H システム運営会社 NTW インターネット SV 酒類取引仲介装置 R 小売業者 W 卸売業者

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを用い、取引対象の卸
    売業者と小売業者との間での取引対象の取引を仲介する
    取引仲介方法において、 一の取引対象の取引における取引条件に関する取引条件
    情報を複数の前記卸売業者から収集し、収集した複数の
    取引条件情報を前記通信ネットワークを介して公開し、
    公開された複数の取引条件情報の中から特定の取引条件
    情報が前記小売業者によって選択された場合、選択され
    た取引条件情報の提供元である卸売業者に対して、取引
    が成立したことを通知することを特徴とする取引仲介方
    法。
  2. 【請求項2】 前記取引対象は、酒類であることを特徴
    とする請求項1に記載の取引仲介方法。
  3. 【請求項3】 酒類の卸売業者によって酒類の卸売りを
    行うために用いられる第1通信装置と、酒類の小売業者
    によって酒類の仕入れを行うために用いられる第2通信
    装置と、複数の前記卸売業者と複数の前記小売業者との
    間での酒類の取引を仲介する酒類取引仲介装置との間を
    通信すべくなしてある酒類取引仲介システムにおいて、 前記第1通信装置は、 一の酒類の取引条件を示す取引条件情報の入力を受け付
    ける取引条件情報受付手段と、 該取引条件情報受付手段によって入力が受け付けられた
    取引条件情報を前記酒類取引仲介装置へ送信する手段と
    を備え、 前記酒類取引仲介装置は、 前記第1通信装置から送信された取引条件情報を受信し
    た場合、受信した取引条件情報を、該取引条件情報に示
    された取引条件にしたがって取引を行う卸売業者を識別
    する識別情報と関連付けて記憶する取引条件情報記憶手
    段と、 該取引条件情報記憶手段によって記憶されている複数の
    取引条件情報を前記第2通信装置へ送信する手段とを備
    え、 前記第2通信装置は、 前記酒類取引仲介装置から送信された複数の取引条件情
    報を受信した場合、受信した複数の取引条件情報の取捨
    選択を受け付ける受付手段と、 選択された取引条件情報を示す選択情報を前記酒類取引
    仲介装置へ送信する手段とを備え、 前記酒類取引仲介装置は更に、 前記第2通信装置から送信された選択情報を受信した場
    合、受信した選択情報に示された取引条件情報と関連付
    けられている識別情報によって識別される卸売業者によ
    り用いられる第1通信装置に対して、取引の成立を示す
    取引成立情報を送信する手段を備えることを特徴とする
    酒類取引仲介システム。
  4. 【請求項4】 前記取引条件情報には、取引対象である
    酒類の取引価格を示す価格情報及び該酒類の輸送に要す
    る費用を示す輸送費情報が含まれていることを特徴とす
    る請求項3に記載の酒類取引仲介システム。
  5. 【請求項5】 前記酒類取引仲介装置は更に、 前記取引条件情報記憶手段によって記憶されている取引
    条件情報を、該取引条件情報に示された取引条件にした
    がって取引を行う卸売業者とは異なる卸売業者により用
    いられる第1通信装置へ送信する手段を備えることを特
    徴とする請求項3又は請求項4に記載の酒類取引仲介シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記取引条件情報受付手段は、 各小売業者別に定められた一の酒類の取引条件を示す取
    引条件情報の入力を受け付けるべくなしてあることを特
    徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の酒類取
    引仲介システム。
  7. 【請求項7】 前記酒類取引仲介装置は更に、 前記卸売業者と前記小売業者との間で行われた酒類の取
    引状況に関する取引状況情報を記憶する取引状況情報記
    憶手段と、 該取引状況情報記憶手段によって記憶されている取引状
    況情報を前記第1通信装置へ送信する手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載の
    酒類取引仲介システム。
  8. 【請求項8】 酒類の卸売業者によって酒類の卸売りを
    行うために用いられる第1通信装置及び酒類の小売業者
    によって酒類の仕入れを行うために用いられる第2通信
    装置と通信可能に接続され、複数の前記卸売業者と複数
    の前記小売業者との間での酒類の取引を仲介する酒類取
    引仲介装置において、 前記第1通信装置から送信された一の酒類の取引条件を
    示す取引条件情報を受信した場合、受信した取引条件情
    報を、該取引条件情報に示された取引条件にしたがって
    取引を行う卸売業者を識別する識別情報と関連付けて記
    憶する取引条件情報記憶手段と、 該取引条件情報記憶手段によって記憶されている複数の
    取引条件情報を前記第2通信装置へ送信する手段と、 該送信した取引条件情報の取捨選択を前記第2通信装置
    に対して要求する要求手段と、 選択された取引条件情報を示す選択情報を前記第2通信
    装置から受信した場合、受信した選択情報に示された取
    引条件情報と関連付けられている識別情報によって識別
    される卸売業者により用いられる第1通信装置に対し
    て、取引の成立を示す取引成立情報を送信する手段とを
    備えることを特徴とする酒類取引仲介装置。
  9. 【請求項9】 前記取引条件情報には、取引対象である
    酒類の取引価格を示す価格情報及び該酒類の輸送に要す
    る費用を示す輸送費情報が含まれていることを特徴とす
    る請求項8に記載の酒類取引仲介装置。
  10. 【請求項10】 前記取引条件情報記憶手段によって記
    憶されている取引条件情報を、該取引条件情報に示され
    た取引条件にしたがって取引を行う卸売業者とは異なる
    卸売業者により用いられる第1通信装置へ送信する手段
    を更に備えることを特徴とする請求項8又は請求項9に
    記載の酒類取引仲介装置。
  11. 【請求項11】 前記第1通信装置から送信された一の
    酒類の取引条件を示す取引条件情報は、各小売業者別に
    定められていることを特徴とする請求項8乃至請求項1
    0の何れかに記載の酒類取引仲介装置。
  12. 【請求項12】 前記卸売業者と前記小売業者との間で
    行われた酒類の取引状況に関する取引状況情報を記憶す
    る取引状況情報記憶手段と、 該取引状況情報記憶手段によって記憶されている取引状
    況情報を前記第1通信装置へ送信する手段とを更に備え
    ることを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れかに
    記載の酒類取引仲介装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7954155B2 (en) 2001-04-30 2011-05-31 AOL, Inc. Identifying unwanted electronic messages
US9037660B2 (en) 2003-05-09 2015-05-19 Google Inc. Managing electronic messages
US9576271B2 (en) 2003-06-24 2017-02-21 Google Inc. System and method for community centric resource sharing based on a publishing subscription model

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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