JP2002161963A - 送り装置 - Google Patents
送り装置Info
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- JP2002161963A JP2002161963A JP2000357447A JP2000357447A JP2002161963A JP 2002161963 A JP2002161963 A JP 2002161963A JP 2000357447 A JP2000357447 A JP 2000357447A JP 2000357447 A JP2000357447 A JP 2000357447A JP 2002161963 A JP2002161963 A JP 2002161963A
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- Sealing Of Bearings (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
ことができるボールねじを有する送り装置を提供する。 【解決手段】 この送り装置は、中心軸J1を回転中心
軸として、内側部材1と外側部材2とが相対回転するこ
とで、内側部材1と外側部材2とが軸方向に相対移動す
る。同時に、防塵カバー10の内側に嵌合された玉軸受
13が外側部材2の外周面2Bに沿って軸方向に摺動し
つつ、防塵カバー10の先端屈曲部11と外側部材2と
の間をシールする。同時に、防塵カバー10が、外側部
材2と内側部材1の間から、らせん溝3,5にごみが浸
入するのを防ぐ。同様に、防塵カバー17は、玉軸受2
0が内側部材1に対して相対軸方向移動しつつ、内側部
材1と外側部材2の間から、らせん溝3,5にごみが浸
入するのを防ぐ。
Description
えた送り装置に関する。
しては、図3に示すように、ねじ軸101とボールナッ
ト103との間に、複数のボール5が介装され、ボール
ナット103の内周の一端とねじ軸101との間にシー
ル部材106を設けたものがある。
置では、ねじ軸101のらせん溝107が外部に露出す
るから、ごみが付着し易く、らせん溝107に付着した
ごみがシール部材106よりも内側に侵入し易いという
問題があった。鉄粉やダストなどの異物がらせん溝に侵
入すると、軌道の摩耗の促進や圧痕が生じ、異常な振動
や騒音が発生し、ねじ本来の精度や性能を劣化させるだ
けでなく、破損に至ることもある。
のダスト侵入をほぼ完全に防ぐことができるボールねじ
を有する送り装置を提供することにある。
め、請求項1の発明の送り装置は、外周にらせん溝軌道
を形成した内側部材と、内周にらせん溝軌道を形成した
外側部材と、上記両らせん軌道内に介装される複数のボ
ールとを有するボールねじを備えた送り装置であって、
上記内側部材の外周面または外側部材の内周面の一方の
らせん軌道の始端よりも根元側に一端が固定される一
方、他端が上記内側部材の内周面または外側部材の外周
面の他方を覆う防塵カバーと、上記防塵カバーの他端に
装着され、上記内側部材の内周面または外側部材の外周
面の他方に対して、相対回転を許容し、かつ、相対軸方
向移動を許容するシール装置とを備えたことを特徴とし
ている。
その一端が、らせん軌道よりも根元側に固定され、外側
部材から露出した内側部材のらせん溝軌道(または内側
部材から露出した外側部材のらせん溝軌道)を完全にカ
バーする。また、上記防塵カバーの他端に装着されたシ
ール装置は、内側部材と外側部材との間の相対的な回転
運動と直線運動を許容しつつ、防塵カバーの他端からの
ダスト浸入を防止する。これにより、らせん軌道へのダ
スト侵入をほぼ完全に防ぐことができる。
にらせん溝軌道を形成した内側部材と、内周にらせん溝
軌道を形成した外側部材と、上記両らせん軌道内に介装
される複数のボールと、この各々のボールを非分離状態
に保持する複数のポケットが形成される円環状の保持器
とを有するボールねじを備えた送り装置であって、上記
内側部材の外周面または外側部材の外周面に一端が固定
される一方、他端が上記内側部材の外周面または外側部
材の外周面の他方まで延びる弾性シールカバーと、上記
弾性シールカバーの他端に固定され、上記内側部材の外
周面または外側部材の外周面の他方に対して、相対回転
を許容する軸受を備えたことを特徴としている。
部材とが相対回転して相対軸方向移動すると、弾性シー
ルカバーは、伸縮しつつ外側部材と内側部材との間の隙
間および、外側部材から露出した内側部材のらせん溝を
完全に覆う。また、弾性シールカバーの他端に軸受が固
定されているから、上記相対回転時にも弾性シールカバ
ーがねじれることはない。これにより、らせん軌道への
ダスト侵入をほぼ完全に防ぐことができる。
態により詳細に説明する。
送り装置の第1実施形態の半断面を示す。この半断面
は、一点鎖線J1を中心軸とする円筒体の半断面であ
る。
1と円筒形状の外側部材2を備え、内側部材1に外側部
材2が外嵌されている。この内側部材1の外周面にはら
せん溝3が形成されており、外側部材2の内周面にはら
せん溝5が形成されている。このらせん溝3と5は対向
しており、その間に複数のボール6が配置されている。
この複数のボール6は、円環状の保持器7のポケット8
によって、非分離状態に保持されている。上記内,外側
部材1,2とボール6,保持器7がボールねじを構成して
いる。
根元側の基部1Aに、段付き円筒形状の防塵カバー10
の小径部10Aが固定されている。この防塵カバー10
の大径部10Bは、図1に示す送り装置の軸方向最収縮
状態において、外側部材2の外周面2Bの根元付近まで
覆っている。この大径部10Bの先端屈曲部11の内周
側には玉軸受13の外輪15が固定されており、内輪1
6は外側部材2の外周面2Bに対して、軸方向に摺動し
て相対移動可能なように嵌合している。
よりも根元側の基部2Aの内周面に、段付き円筒形状の
防塵カバー17の小径部17Aが固定されている。この
固定は圧入でもピン止めでもよい。この防塵カバー17
の大径部17Bは、図1に示す送り装置の軸方向最収縮
状態において、内側部材1の内周面1Bの根元付近まで
覆っている。この大径部17Bの先端屈曲部18の内周
側には玉軸受20が嵌合,固定されており、内輪22が
内側部材1の内周面1Bに対して、軸方向に摺動して相
対移動可能なように嵌合している。
1を回転中心軸として、内側部材1と外側部材2とが相
対回転することで、内側部材1と外側部材2とが軸方向
に相対移動する。このとき、防塵カバー10の内側に嵌
合された玉軸受13が外側部材2の外周面2Bに沿って
軸方向に摺動しつつ、防塵カバー10の先端屈曲部11
と外側部材2との間をシールする。同時に、防塵カバー
10が、外側部材2と内側部材1の間から内側部材1の
らせん溝3および外側部材2のらせん溝5にごみが浸入
するのを防ぐ。同様に、防塵カバー17は、玉軸受20
が内側部材1に対して相対軸方向移動しつつ、内側部材
1と外側部材2の間から、らせん溝3,5にごみが浸入
するのを防ぐ。これにより、らせん軌道3,5へのダス
ト侵入をほぼ完全に防ぐことができる。
の溝板材(例えば、SPCCなど)の深絞り加工で容易に
加工でき、比較的安価である。また、防塵カバー10,
17を樹脂製とした場合には、自己潤滑性があるので、
軸受13,20をなくし、カバー10,17の端部11,
18を外周面2B,内周面1Bに直接接触させるように
してもよい。また、上記軸受13,20は密封式軸受と
することが望ましい。さらにまた、上記軸受13,20
をすべり軸受としてもよい。
送り装置の第2の実施の形態の部分断面を示す。この部
分断面は、中心軸J2の上側半分が送り装置の最短縮状
態を示しており、下側半分が送り装置の最伸長状態を示
している。
軸状の内側軸部材52を備え、外側円筒部材51に内側
軸部材52が挿入されている。この内側軸部材52の外
周面にはらせん溝53が形成されており、外側円筒部材
51の内周面にはらせん溝55が形成されている。この
らせん溝53と55は対向しており、その間に複数のボ
ール56が配置されている。上記円筒部材51,軸部材
52,ボール56がボールねじを構成している。
よりも根元側の基部52Aに、環状溝57が形成され、
この環状溝57に筒形状の弾性シールカバー58の小径
端部58Aが嵌合されて固定されている。一方、弾性シ
ールカバー58の大径端部58Bの内周面には、密封式
玉軸受60の外輪61が嵌合,固定されており、内輪6
2は外側円筒部材51の端部外周面に固定されている。
この内輪62は、外側筒部材51の端部外周面に圧入さ
れたストッパーリング63によって固定されている。
材52と外側円筒部材51とが相対回転することで、内
側軸部材52と外側円筒部材51とが相対軸方向移動す
る。このとき、弾性シールカバー58に嵌合された玉軸
受60は、弾性シールカバー58に対して外側円筒部材
51を相対回転させつつ、弾性シールカバー58と外側
円筒部材51との間からダストが浸入するのを防ぐ。ま
た、弾性シールカバー58は、最短縮状態では収縮し
て、図2の上半分の状態まで縮む一方、最伸長状態では
伸びて、図2の下半分の状態まで伸長する。これによ
り、弾性シールカバー58は、外側筒部材51と内側軸
部材52との間を常にシールして、らせん溝53,55
へのダスト浸入を防ぐ。したがって、らせん溝53,5
5へのダスト侵入をほぼ完全に防ぐことができる。
3,20をシール装置として用いたが、玉軸受13,20
に替えて、ラビリンス構造をシール装置としてもよい。
カバー58の小径端部58Aを軸部材52の外周面に直
接固定し、大径端部58を玉軸受60を介して外側筒部
材51の外周面に固定したが、その逆でもよい。つま
り、弾性シールカバー58の小径端部58Aを玉軸受を
介して内側軸部材52に固定し、大径端部58を外側筒
部材51の外周面に直接固定してもよい。さらにまた、
この第2実施形態は、前述の第1実施形態のようなボー
ル保持器を備えた非循環式ボールねじにも適用できる。
明の送り装置は、防塵カバーの一端が、らせん軌道より
も根元側に固定され、外側部材から露出した内側部材の
らせん溝軌道(または内側部材から露出した外側部材の
らせん溝軌道)を完全にカバーする。また、防塵カバー
の他端に装着されたシール装置は、内側部材と外側部材
との間の相対的な回転運動と直線運動を許容しつつ、防
塵カバーの他端からのダスト浸入を防止する。これによ
り、らせん軌道へのダスト侵入をほぼ完全に防ぐことが
できる。
側部材と内側部材とが相対回転して相対軸方向移動する
と、弾性シールカバーは、伸縮しつつ外側部材と内側部
材との間の隙間および、外側部材から露出した内側部材
のらせん溝を完全に覆う。また、弾性シールカバーの他
端に軸受が固定されているから、上記相対回転時にも弾
性シールカバーがねじれることはない。これにより、ら
せん軌道へのダスト侵入をほぼ完全に防ぐことができ
る。
図である。
である。
材、2A…基部、2B…外周面、3,5…らせん溝、6
…ボール、7…保持器、8…ポケット、10…防塵カバ
ー、10A…小径部、10B…大径部、13,20…玉
軸受、16,22…内輪。
Claims (2)
- 【請求項1】 外周にらせん溝軌道を形成した内側部材
と、内周にらせん溝軌道を形成した外側部材と、上記両
らせん軌道内に介装される複数のボールと、この各々の
ボールを非分離状態に保持する複数のポケットが形成さ
れる円環状の保持器とを有するボールねじを備えた送り
装置であって、 上記内側部材の外周面または外側部材の内周面の一方の
らせん軌道の始端よりも根元側に一端が固定される一
方、他端が上記内側部材の内周面または外側部材の外周
面の他方を覆う防塵カバーと、 上記防塵カバーの他端に装着され、上記内側部材の内周
面または外側部材の外周面の他方に対して、相対回転を
許容し、かつ、相対軸方向移動を許容するシール装置と
を備えたことを特徴とする送り装置。 - 【請求項2】 外周にらせん溝軌道を形成した内側部材
と、内周にらせん溝軌道を形成した外側部材と、上記両
らせん軌道内に介装される複数のボールとを有するボー
ルねじを備えた送り装置であって、 上記内側部材の外周面または外側部材の外周面に一端が
固定される一方、他端が上記内側部材の外周面または外
側部材の外周面の他方まで延びる弾性シールカバーと、 上記弾性シールカバーの他端に固定され、上記内側部材
の外周面または外側部材の外周面の他方に対して、相対
回転を許容する軸受を備えたことを特徴とする送り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000357447A JP4200653B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000357447A JP4200653B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002161963A true JP2002161963A (ja) | 2002-06-07 |
JP4200653B2 JP4200653B2 (ja) | 2008-12-24 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006022927A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Honda Motor Co Ltd | Vベルト式無段変速機 |
WO2013015243A1 (ja) * | 2011-07-27 | 2013-01-31 | 武蔵精密工業株式会社 | Vベルト式無段変速装置 |
JP2019113167A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-11 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ及び直動アクチュエータの組立方法 |
-
2000
- 2000-11-24 JP JP2000357447A patent/JP4200653B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4573588B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2010-11-04 | 本田技研工業株式会社 | Vベルト式無段変速機 |
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JP2013029130A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Musashi Seimitsu Ind Co Ltd | Vベルト式無段変速装置 |
JP2019113167A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-11 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ及び直動アクチュエータの組立方法 |
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