JP2002161875A - スクロールポンプ - Google Patents

スクロールポンプ

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JP2002161875A
JP2002161875A JP2000360244A JP2000360244A JP2002161875A JP 2002161875 A JP2002161875 A JP 2002161875A JP 2000360244 A JP2000360244 A JP 2000360244A JP 2000360244 A JP2000360244 A JP 2000360244A JP 2002161875 A JP2002161875 A JP 2002161875A
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movable scroll
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force
point
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JP2000360244A
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Suehisa Kishimoto
季久 岸本
Koichi Hirai
康一 平井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロールポンプの効率を上げる。 【解決手段】 円盤3Aの上に渦巻き状の羽根3Bを有
する可動スクロール3を備える。可動スクロール3に対
向して空気室を形成するとともにハウジング5を通じモ
ーター1の外部ケースに固定された固定スクロール4を
備える。可動スクロール3の自転運動を抑制する機構を
備える。モーター1の駆動軸1Aに対して所定量偏心し
て圧入された偏心軸2により可動スクロール3に駆動力
を伝達して駆動軸1Aの周りに公転運動をおこなって空
気室が移動・縮小することで、圧縮した空気を吐出する
スクロールポンプである。可動スクロール3を駆動する
カの作用点が、可動スクロール3の円盤3Aの下面より
も上部に配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動スクロールと
可動スクロールに対向して空気室を形成する固定スクロ
ールを備え、可動スクロールが旋回運動をおこなって空
気室を移動・縮小することによって圧縮した空気を吐出
するスクロールポンプに関し、詳しくは、ポンプ効率を
高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】スクロールポンプの動作原理について説
明する。図15は従来のスクロールポンプの一実施例で
図に示すとおり、スクロールポンプを駆動するモーター
1の駆動軸1Aに対して所定量中心を偏心して圧入され
た偏心軸2と、偏心軸2によって駆動され、円盤3A、
渦巻き状の羽根3B、軸受け部3Cよりなる可動スクロ
ール3と、渦巻き状の固定側の羽根4Bを有し、可動ス
クロール3に対向して空気室を形成する固定スクロール
4と、モーター1の外部ケース1Bに取り付けられ固定
スクロール4を固定するハウジング5と、ハウジング5
と可動スクロール3の間に配されて可動スクロール3の
自転を抑制するオルダムリング6より形成されている。
【0003】ところで、このようなスクロールポンプに
おいては、可動スクロール3の羽根3Bの上面と、固定
スクロール4の間と、固定スクロール4の固定側の羽根
4Bの下面と、可動スクロール3の円盤3Aの間にはわ
ずかに隙間が設けられてこの面での摺動がおこなわれな
いようになっている。
【0004】駆動軸1Aが回転することにより、偏心軸
2は駆動軸1Aに対して公転運動を行う。可動スクロー
ル3もまた偏心軸2の運動にしたがって駆動軸1Aに対
して公転運動を行う。可動スクロール3はオルダムリン
グ6によって自転運動が抑制されて駆動軸1Aに対して
旋回運動を行うことになる。可動スクロール3が旋回す
ることによって固定スクロール4との間に形成される空
気室Eは図16(a)〜(d)に示す通りその容積を小
さくしながら移動し、空気室Eに密閉された空気を圧縮
する。圧縮された空気は固定スクロール4の中心近くに
取り付けられた吐出口4Aから吐出される。圧縮された
空気の一部は可動スクロール3の下面にまわり、下面よ
り固定スクロール4を押し上げて常に円盤3Aの上面と
固定スクロール4とが接触・摺動するようになってい
る。このように対向した渦巻き状の羽根3B、4Bの一
方が旋回運動することで圧縮空気を吐出するスクロール
ポンプが提案されている。
【0005】このときの可動スクロール3にはたらく力
を図17及び図18に従って説明する。可動スクロール
3の中心O2を通り、駆動軸1Aに平行な軸をZ軸、可
動スクロール3の円盤3Aの上面と同じ高さで可動スク
ロール3がオルダムリング6に対し移動する方向をX軸
とする。X軸、Z軸に対して垂直な軸をY軸とする。モ
ーター1の駆動軸1Aの中心をO1とすると、可動スク
ロール3の位置は駆動軸1Aに対して線分O1O2がX
軸となす旋回角θの方向にあり、線分O1O2に対して
反時計周りに垂直な方向に進行する。図17の場合は可
動スクロール3は紙面左上方向に進行している。可動ス
クロール3に働くXY平面に平行な力は軸受け部3Cに
駆動力Fs、羽根3Bに圧縮空気による接線方向の力F
t、半径方向の力Fr、固定スクロール4との摺動面に
生じる摩擦力Ft1、Ft2、重心にはたらく遠心力F
g、オルダムリング6を受ける溝にはたらくオルダムリ
ング6からの自転を抑制する力Fo1、Fo2、オルダ
ムリングとの摺動面に生じる摩擦力Fo3、Fo4があ
り、XY平面に垂直なカは圧縮空気によるZ軸方向の下
向きのカFth、下面からの圧縮空気による背圧力F
a、固定スクロールからの反力F1、F2が存在する。
空気室はZ軸に対して軸対称になっているので圧縮空気
によるZ軸方向の下向きの力Fthの合力は可動スクロ
ール3Aの中心O1に働いていると考えられる。また、
下面からの圧縮空気による背圧力Faは可動スクロール
3の下面全体に作用しているのでその力は中心に作用し
ていると考えられる。このときのモーメントを考える。
【0006】オルダムリング6の半径をRo、可動スク
ロール3の半径をRs、羽根3Bの高さの中心をZb、
重心高さZg、駆動力Fsの働く高さZs、オルダムリ
ングからの力の働く高さZo、固定スクロール4との摺
動面をZtとするとX軸方向周りのモーメントMx、Y
軸方向周りのモーメントMyはそれぞれ Mx=Fg・sinθ・ZsZg−(Ft・cosθ+Fr・
sinθ)ZsZb−(Ft1+Ft2)cosθ・ZsZt
+(Fo1−Fo2)ZsZo+(F2−F1)Rs・
sinθ My=Fg・cosθ・ZsZg−(Ft・sinθ−Fr・
cosθ)ZsZb+(Ft1+Ft2)sinθ・ZsZt
+(Fo3+Fo4)ZsZo+(F2−F1)Rs・
cosθ (ZsZg、ZsZb、ZsZt、ZsZoは線分を示
す。)と表される。したがって可動スクロールをZ軸に
対して転覆させるモーメントMは M2=Mx2+My2 となるが、可動スクロール3は固定スクロール4からの
反力F1、F2によってこの転覆を抑制されているの
で、モーメントMは釣り合いを保ち、M=0となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロールポン
プは可動スクロール3にはたらく力が生じる作用点の関
係を考慮されておらず、可動スクロール3を転覆させる
モーメントと釣り合うための固定スクロール4からの反
力F1、F2が大きくなっていた。そのため固定スクロ
ール4との摩擦力Ft1、Ft2が大きく、可動スクロ
ール3を駆動するために大きな力が必要となり、モータ
ー1に大きな負担がかかり効率が悪くなっていた。
【0008】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、ポンプ効率を高め、モーターの負荷が小
さく効率のよいスクロールポンプを提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、円
盤3Aの上に渦巻き状の羽根3Bを有する可動スクロー
ル3と、可動スクロール3に対向して空気室を形成する
とともにハウジング5を通じモーター1の外部ケースに
固定された固定スクロール4と、可動スクロール3の自
転運動を抑制する機構ORを備え、モーター1の駆動軸
1Aに対して所定量偏心して圧入された偏心軸2により
可動スクロール3に駆動力を伝達して駆動軸1Aの周り
に公転運動をおこなって空気室が移動・縮小すること
で、圧縮した空気を吐出するスクロールポンプにおい
て、可動スクロール3を駆動するカの作用点が、可動ス
クロール3の円盤3Aの下面よりも上部に配されている
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、可動スクロール3にはたらく力のうち駆動軸1Aに
対して垂直な力は可動スクロール3の円盤3Aの下面よ
りも上部に存在しており、つまり、駆動力Fsが作用す
る位置を円盤3Aの下面よりも上部に配されるような構
造にすることで、可動スクロール3に生じるモーメント
を低減できるため、可動スクロール3と固定スクロール
4の間に生じる反力F1、F2が小さくなり、可動スク
ロール3と固定スクロール4の摺動面での効率ロスを少
なくすることがてポンプの効率を上げることができる。
【0010】即ち、可動スクロール3にはたらく力のう
ち駆動力Fsの影響がもっとも大きく、他の力の作用点
を同一平面にすることで、可動スクロール3に生じるモ
ーメントを低減することができるため、可動スクロール
3と固定スクロール4の間に生じる反力F1、F2が小
さくなり、可動スクロール3と固定スクロールの摺動面
での効率ロスを少なくすることができポンプの効率を上
げることができるものである。
【0011】請求項2においては、可動スクロール3が
受ける力のうち駆動軸1Aに対して垂直方向に生じる力
と可動スクロール3を駆動する力の作用点が駆動軸1A
に対して垂直な略同一平面上にあるようにしてあること
を特徴とするものである。このような構成によれば、圧
縮空気による力Ft、Frは駆動力Fsに次いで影響が
大きく、この二つを同一平面上にすることで容易に可動
スクロール3に生じるモーメントを大きく低減すること
ができるため、可動スクロール3と固定スクロール4の
間に生じる反力F1、F2が小さくなり、可動スクロー
ル3と固定スクロール4の摺動面での効率ロスを少なく
することができ、ポンプの効率を上げることができる。
【0012】請求項3においては、可動スクロール3を
駆動する駆動力の作用点を可動スクロール3の羽根3B
の高さの中心と略同一平面上に合わせてあることを特徴
とするものである。このような構成によれば、羽根3B
が円盤3Aの中心部近くまで存在し、軸受け部3Cを円
盤3Aの上部に配することができない場合でもスラスト
面と駆動力Fsの作用点を同一平面状に合わせることは
容易にでき、このようにすることでスラスト面での摩擦
力Ft1、Ft2の影響を無くすことができ、可動スク
ロール3に生じるモーメントを低減することができるた
め、可動スクロール3と固定スクロール4の間に生じる
反力F1、F2が小さくなり、可動スクロール3と固定
スクロールの摺動面での効率ロスを少なくすることがで
きポンプの効率を上げることができる。
【0013】請求項4のように、可動スクロール3を駆
動する駆動力の作用点を可動スクロール3と固定スクロ
ール4との摺動面と略同一平面上に合わせることも好ま
しい。
【0014】請求項5においては、可動スクロール3を
駆動する駆動力の作用点を可動スクロール3の重心と略
同一平面上に合わせてあることを特徴とするものであ
る。このような構成によれば、可動スクロール3の重心
Ogと駆動力Fsの作用点を同一平面状に合わせること
で遠心力Fgの影響を無くすことができ、可動スクロー
ル3に生じるモーメントを低減することができるため、
可動スクロール3と固定スクロール4の間に生じる反力
F1、F2が小さくなり、可動スクロール3と固定スク
ロールの摺動面での効率ロスを少なくすることができポ
ンプの効率を上げることができる。
【0015】請求項6においては、可動スクロール3を
駆動する駆動力の作用点と可動スクロール3の自転を抑
制する力の作用点とを略同一平面上に合わせてあること
を特徴とするものである。このような構成によれば、羽
根3Bが円盤3Aの中心部近くまで存在し、軸受け部3
Cを円盤3Aの上部に配することができない場合でもオ
ルダムリング6からの力Fo1、Fo2、Fo3、Fo
4と駆動力Fsの作用点を同一平面上に合わせることは
容易にでき、このようにすることでオルダムリング6か
らの力Fo1、Fo2、Fo3、Fo4の影響を無くす
ことができ、可動スクロール3に生じるモーメントを低
減することができるため、可動スクロール3と固定スク
ロール4の間に生じる反力F1、F2が小さくなり、可
動スクロール3と固定スクロール4の摺動面での効率ロ
スを少なくすることができポンプの効率を上げることが
できる。
【0016】請求項7においては、可動スクロール3の
偏心軸2を受ける軸受け部3Cの全周に凸形状を有し、
可動スクロール3を駆動する駆動力の作用点が凸形状部
3Dに発生するようにしていることを特徴とするもので
ある。このような構成によれば、偏心軸2が可動スクロ
ール3に伝える駆動力Fsは接している面の中心に作用
するので、可動スクロール3の軸受け部3Cに凸形状部
3Dを設けると、偏心軸2は常に凸形状部3Dと接する
ことになり、容易に駆動力Fsの作用する位置を決める
ことができ、また可動スクロール3が偏心軸2に対して
傾いた場合でもその作用点が大きく変わることを防ぐこ
とができる。
【0017】請求項8においては、凸形状部3Dの断面
形状の先端部が円弧状になっていることを特徴とするも
のである。このような構成によれば、製造のとき凸形状
部3Dと偏心軸2との間に隙間ができたとき、凸形状部
3Dが円弧状になっていることで、可動スクロール3が
偏心軸2に対して傾いたときでも凸形状部3Dにかかる
力Fsは偏心軸2と接触している面に対して垂直方向に
なり、凸形状部3Dの破損を防ぐことができる。
【0018】請求項9においては、凸形状部3Dの断面
形状が上下対象になっていることを特徴とするものであ
る。このような構成によれば、凸形状部3Dが摩擦して
きた場合、凸形状部3Dが上下対称になっていること
で、駆動力Fsの作用点はZ軸方向に変化しないため、
モーメントのバランスが変わることを防ぐことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は一部省略した要部の概略断
面図である。図2は可動スクロール3にはたらく作用力
を示す説明図である。図3は偏心軸2を支持する凸形状
部3Dを示す概略断面図である。
【0020】スクロールポンプは、円盤3Aの上に渦巻
き状の羽根3Bを有する可動スクロール3と、可動スク
ロール3に対向して空気室を形成するとともにハウジン
グ5を通じモーター1の外部ケース(図示せず)に固定
された固定スクロール4と、可動スクロール3の自転運
動を抑制するオルダムリング6を有する機構ORを備
え、モーター1の駆動軸1Aに対して所定量偏心して圧
入された偏心軸2により可動スクロール3に駆動力を伝
達して駆動軸1Aの周りに公転運動をおこなって空気室
が移動・縮小することで、圧縮した空気を吐出するもの
であり、全体構成は周知のものである。以下、本発明の
要部について以下詳述する。
【0021】図1に示すように偏心軸2と可動スクロー
ル3の接点部分イを羽根3Bの半分の高さに合わせてい
る。このときに可動スクロール3にはたらく力は図2に
示すように、可動スクロール3を駆動する駆動力Fsの
作用点の高さZsと圧縮空気による力のうちXY平面に
平行な成分Ft、Frの作用点の高さZbが駆動軸1A
に対して垂直な同一平面上に存在している。また図1に
示すとおり円盤3Aの外周に高さZbの壁を設け、固定
スクロール4と常にこの壁の上面で接触・摺動するよう
にしている。こうすることで固定スクロール4との摺動
面を可動スクロール3を駆動する力Fsの作用点Zgと
Z軸に対して垂直な同一平面上に存在するようにしてい
る。図2はこのときの可動スクロール3に作用する力の
様子を示している。
【0022】この時の可動スクロール3に働く力を考
え、図中Zs点を中心にX軸、Y軸まわりのモーメント
を考えると、駆動力Fs、摩擦力Ft1、Ft2、圧縮
空気からの力Fr、Ftによる影響が無くなるのでモー
メントの式は Mx=Fg・sinθ・ZsZg+(Fo1−Fo2)Z
sZo+(F1−F2)Rs・sinθ My=Fg・cosθ・ZsZg+(Fo3−Fo4)Z
sZo+(F1−F2)Rs・sinθ M2=Mx2+My2 M=0 (ZsZg、ZsZoは線分を示す。)となる。駆動力
Fsおよび圧縮空気よりの力Fr、Ftはその他の力に
比べて影響が大きいので、このような構成にすること
で、固定スクロール4からの反力を小さく抑えることが
できる。
【0023】このように、可動スクロール3を駆動する
カの作用点が、可動スクロール3の円盤3Aの下面より
も上部に配されていることから、可動スクロール3には
たらく力のうち駆動軸1Aに対して垂直な力は可動スク
ロール3の円盤3Aの下面よりも上部に存在しており、
つまり、駆動力Fsが作用する位置を円盤3Aの下面よ
りも上部に配されるような構造にすることで、可動スク
ロール3に生じるモーメントを低減できるため、可動ス
クロール3と固定スクロール4の間に生じる反力F1、
F2が小さくなり、可動スクロール3と固定スクロール
4の摺動面での効率ロスを少なくすることがてポンプの
効率を上げることができる。
【0024】即ち、可動スクロール3にはたらく力のう
ち駆動力Fsの影響がもっとも大きく、他の力の作用点
を同一平面にすることで、可動スクロール3に生じるモ
ーメントを低減することができるため、可動スクロール
3と固定スクロール4の間に生じる反力F1、F2が小
さくなり、可動スクロール3と固定スクロールの摺動面
での効率ロスを少なくすることができポンプの効率を上
げることができるものである。
【0025】また、可動スクロール3が受ける力のうち
駆動軸1Aに対して垂直方向に生じる力と可動スクロー
ル3を駆動する力の作用点が駆動軸1Aに対して垂直な
略同一平面上にあるようにしてあることから、圧縮空気
による力Ft、Frは駆動力Fsに次いで影響が大き
く、この二つを同一平面上にすることで容易に可動スク
ロール3に生じるモーメントを大きく低減することがで
きるため、可動スクロール3と固定スクロール4の間に
生じる反力F1、F2が小さくなり、可動スクロール3
と固定スクロール4の摺動面での効率ロスを少なくする
ことができ、ポンプの効率を上げることができる。
【0026】この場合、可動スクロール3を駆動する駆
動力の作用点を可動スクロール3と固定スクロール4と
の摺動面と略同一平面上に合わせることも好ましい。
【0027】更に、可動スクロール3を駆動する駆動力
の作用点を可動スクロール3の羽根3Bの高さの中心と
略同一平面上に合わせてあることから、羽根3Bが円盤
3Aの中心部近くまで存在し、軸受け部3Cを円盤3A
の上部に配することができない場合でもスラスト面と駆
動力Fsの作用点を同一平面状に合わせることは容易に
でき、このようにすることでスラスト面での摩擦力Ft
1、Ft2の影響を無くすことができ、可動スクロール
3に生じるモーメントを低減することができるため、可
動スクロール3と固定スクロール4の間に生じる反力F
1、F2が小さくなり、可動スクロール3と固定スクロ
ールの摺動面での効率ロスを少なくすることができポン
プの効率を上げることができる。
【0028】また、図3に示すように、可動スクロール
3の軸受け部3Cは全周に上下対称な形状を持つ凸形状
部3Dを有しており、偏心軸2に対し可動スクロール3
が傾いたとしても偏心軸2は常に凸形状部3Dで接する
ようになっている。凸形状部3Dは上下対称となってい
るので駆動力Fsの作用する高さは摩耗によって変化し
ない。図5〜図8は凸形状部3Dが摩耗した時の駆動力
Fsの作用点の変化の様子を示している。
【0029】また本実施例では凸形状部3Dの先端形状
を図3のようにしたが、図4のようにしてもよい。
【0030】図9は他の実施の形態を示していて、但
し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通で
あり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略
する。
【0031】本実施の形態においては、図9に示す通
り、凸形状部3Dの中心を可動スクロール3の重心と駆
動軸1Aに対して垂直な同一平面上に存在するようにし
たものである。
【0032】このときに可動スクロール3にはたらく力
は図10に示すように、可動スクロール3を駆動する駆
動力Fsの作用点の高さZsと重心の高さが駆動軸1A
に対して垂直な同一平面上に存在している。
【0033】このとき図中Zs点周りのモーメントを考
えると、駆動力Fs、遠心力Fgの影響が無くなるので
モーメントの式は Mx=(Ft・cosθ+Fr・sinθ)ZsZb−(Ft
1+Ft2)cosθ・ZsZt+(Fo1−Fo2)Z
sZo+(F2−F1)Rs・sinθ My=(Ft・sinθ−Fr・cosθ)ZsZb+(Ft
1+Ft2)sinθ・ZsZt+(Fo3+Fo4)Z
sZo+(F2−F1)Rs・cosθ となる。このような構成にすることで固定スクロール4
との摺動面に生じる反力を軽減することができる。
【0034】ところで、可動スクロール3を駆動する駆
動力の作用点を可動スクロール3の重心と略同一平面上
に合わせてあるのであり、可動スクロール3の重心Og
と駆動力Fsの作用点を同一平面状に合わせることで遠
心力Fgの影響を無くすことができ、可動スクロール3
に生じるモーメントを低減することができるため、可動
スクロール3と固定スクロール4の間に生じる反力F
1、F2が小さくなり、可動スクロール3と固定スクロ
ールの摺動面での効率ロスを少なくすることができポン
プの効率を上げることができる。
【0035】図11は更に他の実施の形態を示し、但
し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通で
あり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略
する。
【0036】本実施の形態においては、軸受け部3Cは
円盤3Aの下に配されている。オルダムリング6の高さ
はオルダムリング6と可動スクロール3が接する面の中
心が凸形状部3Dの中心と駆動軸1Aに対して垂直な同
一平面上に存在するようになっている。このときに可動
スクロール3にはたらく力は図12に示すように、可動
スクロール3を駆動する駆動力Fsの作用点の高さZ
s、オルダムリング6からはたらく力の高さZoが駆動
軸1Aに対して垂直な同一平面上に存在している。
【0037】即ち、力Fo1、Fo2、Fo3、Fo4
の影響が無くなるのでモーメントの式は Mx=Fg・sinθ・ZsZg−(Ftcosθ+Fr・si
nθ)ZsZb−(Ft1−Ft2)sinθ・ZsZt+
(F2−F1)Rs・sinθ My=Fg・cosθ・ZsZg+(Ft・sinθ−Fr・
cosθ)ZsZb+(Ft1+Ft2)sinθ・ZsZt
+(F2−F1)Rs・cosθ となる。このような構成にすることで固定スクロールと
の摺動面に生じる反力を軽減することができる。
【0038】このように、可動スクロール3を駆動する
駆動力の作用点と可動スクロール3の自転を抑制する力
の作用点とを略同一平面上に合わせてあることから、羽
根3Bが円盤3Aの中心部近くまで存在し、軸受け部3
Cを円盤3Aの上部に配することができない場合でもオ
ルダムリング6からの力Fo1、Fo2、Fo3、Fo
4と駆動力Fsの作用点を同一平面上に合わせることは
容易にでき、このようにすることでオルダムリング6か
らの力Fo1、Fo2、Fo3、Fo4の影響を無くす
ことができ、可動スクロール3に生じるモーメントを低
減することができるため、可動スクロール3と固定スク
ロール4の間に生じる反力F1、F2が小さくなり、可
動スクロール3と固定スクロール4の摺動面での効率ロ
スを少なくすることができポンプの効率を上げることが
できる。
【0039】図13は更に他の実施の形態を示し、但
し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通で
あり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略
する。
【0040】本実施の形態においては、図13に示すと
おり、可動スクロール3の凸形状部3Dの先端形状は円
弧状になっており、図13(b)のように偏心軸2に対
して可動スクロール3が傾いた場合でも偏心軸2から駆
動力Fsを接触面に対して垂直になるようにするもので
ある。
【0041】このように、可動スクロール3の偏心軸2
を受ける軸受け部3Cの全周に凸形状を有し、可動スク
ロール3を駆動する駆動力の作用点が凸形状部3Dに発
生するようにしていることから、偏心軸2が可動スクロ
ール3に伝える駆動力Fsは接している面の中心に作用
するので、可動スクロール3の軸受け部3Cに凸形状部
3Dを設けると、偏心軸2は常に凸形状部3Dと接する
ことになり、容易に駆動力Fsの作用する位置を決める
ことができ、また可動スクロール3が偏心軸2に対して
傾いた場合でもその作用点が大きく変わることを防ぐこ
とができる。
【0042】更に、凸形状部3Dの断面形状の先端部が
円弧状になっていることから、製造のとき凸形状部3D
と偏心軸2との間に隙間ができたとき、凸形状部3Dが
円弧状になっていることで、可動スクロール3が偏心軸
2に対して傾いたときでも凸形状部3Dにかかる力Fs
は偏心軸2と接触している面に対して垂直方向になり、
凸形状部3Dの破損を防ぐことができる。
【0043】しかも、凸形状部3Dの断面形状が上下対
象になっていることから、凸形状部3Dが摩擦してきた
場合、凸形状部3Dが上下対称になっていることで、駆
動力Fsの作用点はZ軸方向に変化しないため、モーメ
ントのバランスが変わることを防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1においては、円盤の上に渦巻き
状の羽根を有する可動スクロールと、可動スクロールに
対向して空気室を形成するとともにハウジングを通じモ
ーターの外部ケースに固定された固定スクロールと、可
動スクロールの自転運動を抑制する機構を備え、モータ
ーの駆動軸に対して所定量偏心して圧入された偏心軸に
より可動スクロールに駆動力を伝達して駆動軸の周りに
公転運動をおこなって空気室が移動・縮小することで、
圧縮した空気を吐出するスクロールポンプにおいて、可
動スクロールを駆動するカの作用点が、可動スクロール
の円盤の下面よりも上部に配されているから、可動スク
ロールにはたらく力のうち駆動軸に対して垂直な力は可
動スクロールの円盤の下面よりも上部に存在しており、
つまり、駆動力が作用する位置を円盤の下面よりも上部
に配されるような構造にすることで、可動スクロールに
生じるモーメントを低減できるため、可動スクロールと
固定スクロールの間に生じる反力が小さくなり、可動ス
クロールと固定スクロールの摺動面での効率ロスを少な
くすることがてポンプの効率を上げることができる。
【0045】即ち、可動スクロールにはたらく力のうち
駆動力の影響がもっとも大きく、他の力の作用点を同一
平面にすることで、可動スクロールに生じるモーメント
を低減することができるため、可動スクロールと固定ス
クロールの間に生じる反力が小さくなり、可動スクロー
ルと固定スクロールの摺動面での効率ロスを少なくする
ことができポンプの効率を上げることができる。
【0046】請求項2においては、請求項1の構成に加
えて、可動スクロールが受ける力のうち駆動軸に対して
垂直方向に生じる力と可動スクロールを駆動する力の作
用点が駆動軸に対して垂直な略同一平面上あるから、請
求項1の効果に加えて、圧縮空気による力は駆動力に次
いで影響が大きく、この二つを同一平面上にすることで
容易に可動スクロールに生じるモーメントを大きく低減
することができるため、可動スクロールと固定スクロー
ルの間に生じる反力が小さくなり、可動スクロールと固
定スクロールの摺動面での効率ロスを少なくすることが
でき、ポンプの効率を上げることができる。
【0047】請求項3においては、請求項2の効果に加
えて、可動スクロールを駆動する駆動力の作用点を可動
スクロールの羽根の高さの中心と略同一平面上に合わせ
てあるから、請求項2の効果に加えて、羽根が円盤の中
心部近くまで存在し、軸受け部を円盤の上部に配するこ
とができない場合でもスラスト面と駆動力の作用点を同
一平面状に合わせることは容易にでき、このようにする
ことでスラスト面での摩擦力の影響を無くすことがで
き、可動スクロールに生じるモーメントを低減すること
ができるため、可動スクロールと固定スクロールの間に
生じる反力が小さくなり、可動スクロールと固定スクロ
ールの摺動面での効率ロスを少なくすることができポン
プの効率を上げることができる。
【0048】請求項5においては、請求項2の構成に加
えて、可動スクロールを駆動する駆動力の作用点を可動
スクロールの重心と略同一平面上に合わせてあるから、
請求項2の効果に加えて、可動スクロールの重心と駆動
力の作用点を同一平面状に合わせることで遠心力の影響
を無くすことができ、可動スクロールに生じるモーメン
トを低減することができるため、可動スクロールと固定
スクロールの間に生じる反力が小さくなり、可動スクロ
ールと固定スクロールの摺動面での効率ロスを少なくす
ることができポンプの効率を上げることができる。
【0049】請求項6においては、請求項2の構成に加
えて、可動スクロールを駆動する駆動力の作用点と可動
スクロールの自転を抑制する力の作用点とを略同一平面
上に合わせてあるから、請求項2の効果に加えて、羽根
が円盤の中心部近くまで存在し、軸受け部を円盤の上部
に配することができない場合でもオルダムリングからの
力と駆動力の作用点を同一平面上に合わせることは容易
にでき、このようにすることでオルダムリングからの力
の影響を無くすことができ、可動スクロールに生じるモ
ーメントを低減することができるため、可動スクロール
と固定スクロールの間に生じる反力が小さくなり、可動
スクロールと固定スクロールの摺動面での効率ロスを少
なくすることができポンプの効率を上げることができ
る。
【0050】請求項7においては、請求項2の構成に加
えて、可動スクロールの偏心軸を受ける軸受け部の全周
に凸形状を有し、可動スクロールを駆動する駆動力の作
用点が凸形状部に発生するようにしているから、請求項
2の効果に加えて、偏心軸が可動スクロールに伝える駆
動力は接している面の中心に作用するので、可動スクロ
ールの軸受け部に凸形状部を設けると、偏心軸は常に凸
形状部と接することになり、容易に駆動力の作用する位
置を決めることができ、また可動スクロールが偏心軸に
対して傾いた場合でもその作用点が大きく変わることを
防ぐことができる。
【0051】請求項8においては、請求項7の構成に加
えて、凸形状部の断面形状の先端部が円弧状になってい
るから、請求項7の効果に加えて、製造のとき凸形状部
と偏心軸との間に隙間ができたとき、凸形状部が円弧状
になっていることで、可動スクロールが偏心軸に対して
傾いたときでも凸形状部にかかる力は偏心軸と接触して
いる面に対して垂直方向になり、凸形状部の破損を防ぐ
ことができる。
【0052】請求項9においては、請求項7の構成に加
えて、凸形状部の断面形状が上下対象になっているか
ら、請求項7の効果に加えて、凸形状部が摩擦してきた
場合、凸形状部が上下対称になっていることで、駆動力
の作用点はZ軸方向に変化しないため、モーメントのバ
ランスが変わることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の一部省略した要部の概
略断面図である。
【図2】同上の可動スクロールにはたらく作用力を示す
説明図である。
【図3】同上の凸形状部を示す概略断面図である。
【図4】同上の凸形状部の他の実施の形態を示す概略断
面図である。
【図5】同上の凸形状部の更に他の実施の形態を示す概
略断面図である。
【図6】同上の作用を示す概略断面図である。
【図7】同上の凸形状部の更に他の実施の形態を示す概
略断面図である。
【図8】同上の作用を示す概略断面図である。
【図9】同上の他の実施の形態の要部の概略断面図であ
る。
【図10】同上の可動スクロールにはたらく作用力を示
す説明図である。
【図11】同上の他の実施の形態の要部の概略断面図で
ある。
【図12】同上の可動スクロールにはたらく作用力を示
す説明図である。
【図13】(a)(b)は同上の可動スクロールが傾い
た場合の作用を示す概略断面図である。
【図14】同上の可動スクロールが傾いた場合の作用を
示す概略断面図である。
【図15】従来例のスクロールポンプの概略断面図であ
る。
【図16】同上の原理図を示し、(a)(b)(c)
(d)は動作を示す説明図である。
【図17】可動スクロールに及ぶ作用力を示す平面から
見た説明図である。
【図18】可動スクロールに及び作用力を示す正面から
見た説明図である。
【符号の説明】
1 モーター 1A 駆動軸 2 偏心軸 3 可動スクロール 3A 円盤 3B 羽根 3C 軸受け部 3D 凸形状部 4 固定スクロール 5 ハウジング 6 オルダムリング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤の上に渦巻き状の羽根を有する可動
    スクロールと、可動スクロールに対向して空気室を形成
    するとともにハウジングを通じモーターの外部ケースに
    固定された固定スクロールと、可動スクロールの自転運
    動を抑制する機構を備え、モーターの駆動軸に対して所
    定量偏心して圧入された偏心軸により可動スクロールに
    駆動力を伝達して駆動軸の周りに公転運動をおこなって
    空気室が移動・縮小することで、圧縮した空気を吐出す
    るスクロールポンプにおいて、可動スクロールを駆動す
    るカの作用点が、可動スクロールの円盤の下面よりも上
    部に配されていることを特徴とするスクロールポンプ。
  2. 【請求項2】 可動スクロールが受ける力のうち駆動軸
    に対して垂直方向に生じる力と可動スクロールを駆動す
    る力の作用点が駆動軸に対して垂直な略同一平面上にあ
    るようにして成ることを特徴とする請求項1記載のスク
    ロールポンプ。
  3. 【請求項3】 可動スクロールを駆動する駆動力の作用
    点を可動スクロールの羽根の高さの中心と略同一平面上
    に合わせて成ることを特徴とする請求項2記載のスクロ
    ールポンプ。
  4. 【請求項4】 可動スクロールを駆動する駆動力の作用
    点を可動スクロールと固定スクロールとの摺動面と略同
    一平面上に合わせて成ることを特徴とする請求項2記載
    のスクロールポンプ。
  5. 【請求項5】 可動スクロールを駆動する駆動力の作用
    点を可動スクロールの重心と略同一平面上に合わせて成
    ることを特徴とする請求項2記載のスクロールポンプ。
  6. 【請求項6】 可動スクロールを駆動する駆動力の作用
    点と可動スクロールの自転を抑制する力の作用点とを略
    同一平面上に合わせて成ることを特徴とする請求項2記
    載のスクロールポンプ。
  7. 【請求項7】 可動スクロールの偏心軸を受ける軸受け
    部の全周に凸形状を有し、可動スクロールを駆動する駆
    動力の作用点が凸形状部に発生するようにして成ること
    特徴とする請求項2記載のスクロールポンプ。
  8. 【請求項8】 凸形状部の断面形状の先端部が円弧状に
    なっていることを特徴とする請求項7記載のスクロール
    ポンプ。
  9. 【請求項9】 凸形状部の断面形状が上下対象になって
    いることを特徴とする請求項7記載のスクロールポン
    プ。
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