JP2002161837A - スタータ用マグネットスイッチ - Google Patents

スタータ用マグネットスイッチ

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JP2002161837A
JP2002161837A JP2000365308A JP2000365308A JP2002161837A JP 2002161837 A JP2002161837 A JP 2002161837A JP 2000365308 A JP2000365308 A JP 2000365308A JP 2000365308 A JP2000365308 A JP 2000365308A JP 2002161837 A JP2002161837 A JP 2002161837A
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JP
Japan
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movable contact
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magnet switch
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Application number
JP2000365308A
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English (en)
Inventor
Masahiko Osada
正彦 長田
Mikio Saito
幹男 齋藤
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アークの発生を低減して接点同士の溶着を防
止すること。 【解決手段】 可動接点3は、径方向の内側と外側とに
分割して設けられた内側接点部材3Aと外側接点部材3
Bとで構成される。この両接点部材3A、3Bは、それ
ぞれ一組の固定接点に当接可能で、プランジャに対し軸
方向に独立して可動する。これにより、可動接点3が固
定接点に当接する際に、両接点部材3A、3Bが同時に
固定接点から離れる可能性が低くなるので、バウンス回
数が低減してアークの発生を抑制できる。また、両接点
部材3A、3Bが同時に固定接点から離れた場合でも、
可動接点3が分割されていない従来品と比較して、その
時間(両接点部材3A、3Bが固定接点から離れている
時間)が短縮されるので、アークの発生時間も短くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタータ用マグネ
ットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】スタータ用のマグネットスイッチは、ス
タータスイッチが投入されると、磁力を受けてプランジ
ャが吸引されることにより、そのプランジャに具備され
た可動接点が固定接点に当接してモータ回路を閉成す
る。この時、可動接点は、一旦固定接点に衝突した後、
反対方向に弾み、再度固定接点に衝突するバウンスを生
じ、可動接点が固定接点に安定して接触するまでに数回
のバウンスを繰り返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のマグ
ネットスイッチは、可動接点がバウンスして固定接点か
ら離れる際に発生するアーク電流によって接点同士(固
定接点と可動接点)が溶着する可能性があり、高い信頼
性が得られないという問題があった。本発明は、上記事
情に基づいて成されたもので、その目的は、アークの発
生を低減して接点同士の溶着を防止できるスタータ用マ
グネットスイッチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)可動
接点は、プランジャに対し互いに独立して可動する第1
の接点部材と第2の接点部材とを有し、この両接点部材
がそれぞれ一組の固定接点に当接可能に設けられてい
る。この構成によれば、両接点部材がバウンスによって
同時に固定接点から離れる可能性が低くなるので、アー
クの発生を抑制できる。また、両接点部材が同時に固定
接点から離れた場合でも、その時間(両接点部材が固定
接点から離れている時間)が短縮されるので、アークの
発生時間も短くなる。
【0005】(請求項2の手段)請求項1に記載したス
タータ用マグネットスイッチにおいて、第1の接点部材
と第2の接点部材は、リング形状を有する可動接点を径
方向に分割して設けられた環状体である。この場合、可
動接点を径方向に分割するだけで容易に第1の接点部材
と第2の接点部材を設けることができる。また、第1の
接点部材及び第2の接点部材がそれぞれ環状体であるの
で、両接点部材の周方向の位置が変化しても、一組の固
定接点に確実に当接できる。
【0006】(請求項3の手段)請求項2に記載したス
タータ用マグネットスイッチにおいて、第1の接点部材
と第2の接点部材は、周方向に両者の相対移動が規制さ
れている。この場合、固定接点に当接する第1の接点部
材と第2の接点部材の位置が周方向にずれることがない
ので、両接点部材の摩耗量の偏りを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は可動接点の斜視図、図2はマ
グネットスイッチの断面図である。本実施例のマグネッ
トスイッチ1は、スタータモータ(図示しない)の通電
回路に設けられるモータ接点を開閉するもので、図2に
示す様に、モータ接点を構成する一組の固定接点2と可
動接点3、この可動接点3を操作する電磁アクチュエー
タ(下述する)、及び外殻を形成するスイッチケース4
等より構成される。
【0008】電磁アクチュエータは、通電されて磁束を
発生する励磁コイル5、磁束を通すための固定磁路を形
成するヨーク6、このヨーク6との間に生じる磁力を受
けて吸引されるプランジャ7、励磁コイル5の磁束が消
滅した時にプランジャ7を静止位置へ復帰させるリター
ンスプリング8等より構成される。一組の固定接点2
は、スイッチケース4の内部で外部端子9に結合され、
プランジャ7の径方向に対向して配置されている。な
お、外部端子9の一方は、図示しないケーブルを介して
車載バッテリに接続され、外部端子9の他方は、図示し
ないリード線を介してスタータモータのフィールドコイ
ルに接続される。
【0009】可動接点3は、プランジャ7に対し軸方向
に摺動可能に組付けられ、樹脂成形品10を介してコン
タクトスプリング11により付勢されている。この可動
接点3は、例えば図1に示す様に、径方向の内側と外側
とに分割して設けられた内側接点部材3Aと外側接点部
材3Bとで構成される。この両接点部材3A、3Bは、
周方向に両者の相対移動が規制され、且つプランジャ7
に対し軸方向に独立して可動する。また、両接点部材3
A、3Bは、それぞれ一組の固定接点2に当接可能で、
固定接点2との接触面積が略同等に成る様に分割されて
いる。
【0010】次に、マグネットスイッチ1の作動を説明
する。図示しないスタータスイッチがONされて励磁コ
イル5に通電されると、磁力を受けてプランジャ7が吸
引され、リターンスプリング8に抗して図2の下方へ移
動する。このプランジャ7の移動により、プランジャ7
に組付けられた可動接点3が一組の固定接点2に当接
し、樹脂成形品10を介してコンタクトスプリング11
より接点圧が付与される。その後、スタータスイッチが
OFFされて励磁コイル5への通電が停止すると、磁束
が消滅することでプランジャ7がリターンスプリング8
に付勢されて静止位置へ復帰する。
【0011】(本実施例の効果)上記の作動において、
可動接点3は、固定接点2に当接した後、固定接点2に
安定して接触するまでに数回のバウンスを繰り返す。こ
れに対し、本実施例の可動接点3は、内側接点部材3A
と外側接点部材3Bとに分割され、プランジャ7に対し
両者が軸方向に独立して移動できる様に構成されてい
る。これにより、両接点部材3A、3Bが同時に固定接
点2から離れる可能性が低くなるので、バウンス回数が
低減してアークの発生を抑制できる。
【0012】また、両接点部材3A、3Bが同時に固定
接点2から離れた場合でも、可動接点3が分割されてい
ない従来品と比較して、その時間(両接点部材3A、3
Bが固定接点2から離れている時間)が短縮されるの
で、アークの発生時間も短くなる。以上の結果、アーク
の発生による発熱量が低減されて接点同士の溶着を防止
できるので、信頼性の高いマグネットスイッチ1を提供
できる。
【0013】また、本実施例の可動接点3は、図1に示
した様に、両接点部材3A、3Bの周方向の相対移動が
規制されているので、固定接点2に接触する両接点部材
3A、3Bの位置が周方向にずれることがなく、両接点
部材3A、3Bの摩耗量の偏りを防止できる効果があ
る。なお、両接点部材3A、3Bの挙動をより独立させ
るために、例えば図3に示す様な表面に多数の突起12
aを有する弾性体12を樹脂成形品10と可動接点3と
の間に挿入しても良い。この場合、両接点部材3A、3
Bの表面に弾性体12の突起12aが当たることによ
り、両接点部材3A、3Bと弾性体12との接触面積を
小さくできるので、両接点部材3A、3Bが互いに独立
した挙動を起こし易くできる。
【0014】上記実施例では、可動接点3を内側接点部
材3Aと外側接点部材3Bとに分割しているが、3つ以
上に分割しても良い。また、両接点部材3A、3Bは、
周方向に両者の相対移動を規制するために、両者を凹凸
状に分割しているが、両者の相対移動を規制する必要が
ない場合は、可動接点3を同芯リング状に分割しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動接点の斜視図である。
【図2】マグネットスイッチの断面図である。
【図3】弾性体の断面図(a)、平面図(b)である。
【符号の説明】
1 マグネットスイッチ 2 固定接点 3 可動接点 3A 内側接点部材(第1の接点部材) 3B 外側接点部材(第2の接点部材) 7 プランジャ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁力を受けて可動するプランジャと、 このプランジャの移動に伴って変位する可動接点と、 この可動接点によって開閉される一組の固定接点とを備
    え、 前記プランジャを駆動して前記可動接点を操作するスタ
    ータ用マグネットスイッチにおいて、 前記可動接点は、前記プランジャに対し互いに独立して
    可動する第1の接点部材と第2の接点部材とを有し、こ
    の両接点部材がそれぞれ前記一組の固定接点に当接可能
    に設けられていることを特徴とするスタータ用マグネッ
    トスイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したスタータ用マグネット
    スイッチにおいて、 前記第1の接点部材と第2の接点部材は、リング形状を
    有する前記可動接点を径方向に分割して設けられた環状
    体であることを特徴とするスタータ用マグネットスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載したスタータ用マグネット
    スイッチにおいて、 前記第1の接点部材と第2の接点部材は、周方向に両者
    の相対移動が規制されていることを特徴とするスタータ
    用マグネットスイッチ。
JP2000365308A 2000-11-30 2000-11-30 スタータ用マグネットスイッチ Pending JP2002161837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080942A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Denso Corp スタータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014080942A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Denso Corp スタータ

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