JPH1012075A - チューリップ形接触子 - Google Patents
チューリップ形接触子Info
- Publication number
- JPH1012075A JPH1012075A JP17731296A JP17731296A JPH1012075A JP H1012075 A JPH1012075 A JP H1012075A JP 17731296 A JP17731296 A JP 17731296A JP 17731296 A JP17731296 A JP 17731296A JP H1012075 A JPH1012075 A JP H1012075A
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- JP
- Japan
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- contact
- arc
- tulip
- tulip type
- movable
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- 241000722921 Tulipa gesneriana Species 0.000 title abstract description 13
- 239000004020 conductor Substances 0.000 abstract description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
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- Contacts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、開閉器の接触部のアークによる損
傷を軽減し、接触部の寿命をのばすとともに、電流開閉
性能を向上させる。 【解決手段】 チューリップ形接触子1を構成する接触
子片2をクランク状に形成し、接触子片2を円筒状に組
み合わせ、外周よりスプリング3で束ね、電流通電時の
電磁力を利用してアークを移動させる。
傷を軽減し、接触部の寿命をのばすとともに、電流開閉
性能を向上させる。 【解決手段】 チューリップ形接触子1を構成する接触
子片2をクランク状に形成し、接触子片2を円筒状に組
み合わせ、外周よりスプリング3で束ね、電流通電時の
電磁力を利用してアークを移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の接触部
等に用いるチューリップ形接触子の構造に関する。
等に用いるチューリップ形接触子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のチューリップ形接触子の斜
視図を示す。チューリップ形接触子11は、略長方形の
接触子片12を任意数、長辺を隣接し円筒形状に並べ、
円筒形状に並べられた接触子片12の外周をスプリング
3で巻くように束ねたものである。チューリップ形接触
子11を構成する接触子片12は、任意数を組み合せて
円筒形を構成したときの円筒形の円弧の一部分となるよ
うに短辺方向に湾曲している。スプリング3は略C形の
スプリングであるが、略C形のスプリングに代えコイル
スプリングをチューリップ形接触子11外周に巻いても
よい。チューリップ形接触子11は、めす側の接触子と
なり、おす側の可動接触子4が挿入され接触し、引き抜
かれ開離する。可動接触子4が固定側であるチューリッ
プ形接触子11に挿入された場合は、外周に巻かれたス
プリング3によって接触圧が得られる。開離するときに
は、可動接触子4とチューリップ形接触子11が物理的
に離れたときが電気的に切りではなく、上記物理的開離
点から可動接触子4が離れた直後、通電時間にして数サ
イクル程度はアーク5でつながり、可動接触子4がチュ
ーリップ形接触子11からある程度離れたところで、前
記アークが消弧し電気的に切りとなる。
視図を示す。チューリップ形接触子11は、略長方形の
接触子片12を任意数、長辺を隣接し円筒形状に並べ、
円筒形状に並べられた接触子片12の外周をスプリング
3で巻くように束ねたものである。チューリップ形接触
子11を構成する接触子片12は、任意数を組み合せて
円筒形を構成したときの円筒形の円弧の一部分となるよ
うに短辺方向に湾曲している。スプリング3は略C形の
スプリングであるが、略C形のスプリングに代えコイル
スプリングをチューリップ形接触子11外周に巻いても
よい。チューリップ形接触子11は、めす側の接触子と
なり、おす側の可動接触子4が挿入され接触し、引き抜
かれ開離する。可動接触子4が固定側であるチューリッ
プ形接触子11に挿入された場合は、外周に巻かれたス
プリング3によって接触圧が得られる。開離するときに
は、可動接触子4とチューリップ形接触子11が物理的
に離れたときが電気的に切りではなく、上記物理的開離
点から可動接触子4が離れた直後、通電時間にして数サ
イクル程度はアーク5でつながり、可動接触子4がチュ
ーリップ形接触子11からある程度離れたところで、前
記アークが消弧し電気的に切りとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、可動
接触子と固定側の接触子間に発生したアークが一箇所に
集中し、可動接触子と固定側の接触子とが溶損したり、
接触面が荒れたりして接触子の寿命が短くなるばかり
か、電流開閉が困難になる場合がある。そこで本発明は
アークによる損傷が少ないチューリップ形接触子を提供
する。
接触子と固定側の接触子間に発生したアークが一箇所に
集中し、可動接触子と固定側の接触子とが溶損したり、
接触面が荒れたりして接触子の寿命が短くなるばかり
か、電流開閉が困難になる場合がある。そこで本発明は
アークによる損傷が少ないチューリップ形接触子を提供
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】クランク状の接触子片を
円筒状に組み合わせ、外周よりばね状の部材により束ね
て、チューリップ形接触子とする。クランク状の接触子
片に電流が流れることにより電磁力がアークに作用し、
アークは一箇所にとどまらず、通電中はたえず位置を変
える。
円筒状に組み合わせ、外周よりばね状の部材により束ね
て、チューリップ形接触子とする。クランク状の接触子
片に電流が流れることにより電磁力がアークに作用し、
アークは一箇所にとどまらず、通電中はたえず位置を変
える。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に本発明のチューリップ形接
触子の斜視図を示す。チューリップ形接触子1は、クラ
ンク状の接触子片2を同心円上に任意数を長辺を隣接し
て並べ円筒形状に構成し、両端部付近を外周よりスプリ
ング3で巻いたものである。接触子片2は長辺の中央付
近でクランク状に曲がり、短辺は任意数を組み合せて円
筒形を構成したときの円筒形の円弧の一部分となるよう
に湾曲している。スプリング3は、スプリング部材を略
C形にリング状にしたもの、またはコイルスプリングを
前記のとおりチューリップ形接触子1の外周に数本程度
巻き、接触時に必要な接触圧を得る。
触子の斜視図を示す。チューリップ形接触子1は、クラ
ンク状の接触子片2を同心円上に任意数を長辺を隣接し
て並べ円筒形状に構成し、両端部付近を外周よりスプリ
ング3で巻いたものである。接触子片2は長辺の中央付
近でクランク状に曲がり、短辺は任意数を組み合せて円
筒形を構成したときの円筒形の円弧の一部分となるよう
に湾曲している。スプリング3は、スプリング部材を略
C形にリング状にしたもの、またはコイルスプリングを
前記のとおりチューリップ形接触子1の外周に数本程度
巻き、接触時に必要な接触圧を得る。
【0006】図2(a)に接触時の接触部断面図を示
し、(b)に開離時の接触部断面図を示す。チューリッ
プ形接触子1の一方の接点は、固定接触子6と接触し、
他方は可動接触子4と接触する。チューリップ形接触子
1はスプリング3によって固定接触子6と可動接触子4
に押し付けられ電気的接続がなされる。開離時には、可
動接触子4がチューリップ形接触子1から離れ、電流の
通電時間にして数サイクル程度はアーク5が発生し、ア
ーク5を通して電流が流れ、さらに可動接触子4が離れ
ると、アーク5は消弧し電気的に切りとなる。なお、チ
ューリップ形接触子1は固定接触子6の凸部6aとの係
合により可動接触子4の開離時に固定接触子6より抜け
ることはない。図3に、一つの接触子片の電流経路を模
擬した経路図を示す。電流が通電中に可動接触子4が開
離すると、前述のとおりアーク5が発生し、アーク5を
通し電流は通電し続ける。このとき、接触子片2のクラ
ンク部2aによる磁界は、紙面より手前の向きへ作用す
る。すると、この磁界により受ける電磁力により、アー
ク5は左方向へ移動する。電流の向きが反対であって
も、磁界の向きも反対となるのでアーク5は左方向へ移
動する。クランク部を前述した向きと逆向きに形成する
と、アーク5は右方向へ移動する。このような接触子片
2が円筒状に組み合わされるから、アーク5はチューリ
ップ形接触子1の円周に沿って移動する。
し、(b)に開離時の接触部断面図を示す。チューリッ
プ形接触子1の一方の接点は、固定接触子6と接触し、
他方は可動接触子4と接触する。チューリップ形接触子
1はスプリング3によって固定接触子6と可動接触子4
に押し付けられ電気的接続がなされる。開離時には、可
動接触子4がチューリップ形接触子1から離れ、電流の
通電時間にして数サイクル程度はアーク5が発生し、ア
ーク5を通して電流が流れ、さらに可動接触子4が離れ
ると、アーク5は消弧し電気的に切りとなる。なお、チ
ューリップ形接触子1は固定接触子6の凸部6aとの係
合により可動接触子4の開離時に固定接触子6より抜け
ることはない。図3に、一つの接触子片の電流経路を模
擬した経路図を示す。電流が通電中に可動接触子4が開
離すると、前述のとおりアーク5が発生し、アーク5を
通し電流は通電し続ける。このとき、接触子片2のクラ
ンク部2aによる磁界は、紙面より手前の向きへ作用す
る。すると、この磁界により受ける電磁力により、アー
ク5は左方向へ移動する。電流の向きが反対であって
も、磁界の向きも反対となるのでアーク5は左方向へ移
動する。クランク部を前述した向きと逆向きに形成する
と、アーク5は右方向へ移動する。このような接触子片
2が円筒状に組み合わされるから、アーク5はチューリ
ップ形接触子1の円周に沿って移動する。
【0007】また、他の実施例としてのチューリップ形
接触子を図4に示す。チューリップ形接触子7は円筒形
の導電材料9の軸方向にクランク状の複数の溝8を設け
接触片を構成するとともに、接触片の先端部に接触圧を
得るためのスプリング3を外周に巻いたものである。こ
のチューリップ形接触子7でも前述したチューリップ形
接触子1と同一機能をもった構成するができる。このチ
ューリップ形接触子7の場合、固定接触子とチューリッ
プ形接触子の接続は、ねじ部10をねじ込むことにより
行える。
接触子を図4に示す。チューリップ形接触子7は円筒形
の導電材料9の軸方向にクランク状の複数の溝8を設け
接触片を構成するとともに、接触片の先端部に接触圧を
得るためのスプリング3を外周に巻いたものである。こ
のチューリップ形接触子7でも前述したチューリップ形
接触子1と同一機能をもった構成するができる。このチ
ューリップ形接触子7の場合、固定接触子とチューリッ
プ形接触子の接続は、ねじ部10をねじ込むことにより
行える。
【0008】
【発明の効果】以上のように構成されたチューリップ形
接触子によれば、開離時に発生するアークが一箇所とど
まらないことから、チューリップ形接触子や可動接触子
のアークによる損傷を軽減することができ、チューリッ
プ形接触子の寿命をのばすとともに、電流開閉性能を向
上することができる。
接触子によれば、開離時に発生するアークが一箇所とど
まらないことから、チューリップ形接触子や可動接触子
のアークによる損傷を軽減することができ、チューリッ
プ形接触子の寿命をのばすとともに、電流開閉性能を向
上することができる。
【図1】本発明の実施例を示すチューリップ形接触子の
斜視図。
斜視図。
【図2】(a)は、接触時の接触部断面図、(b)は、
開離時の接触部断面図。
開離時の接触部断面図。
【図3】本発明の接触子片の電流経路を模擬した経路
図。
図。
【図4】他の実施例を示すチューリップ形接触子の斜視
図
図
【図5】従来のチューリップ形接触子の斜視図。
1,7 チューリップ形接触子 2,8 接触子片 2a クランク部 3 スプリング 4 可動接触子 5 アーク 6 固定接触子
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の接触子片を円筒形に配置し、中心
部が円筒形となるチューリップ形接触子において、 クランク状の接触子片で構成したことを特徴とするチュ
ーリップ形接触子。 - 【請求項2】 カップ状の円筒形で、軸方向に複数の溝
を設けたチューリップ形接触子において、 溝をクランク状に設けたことを特徴とするチューリップ
形接触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17731296A JPH1012075A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | チューリップ形接触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17731296A JPH1012075A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | チューリップ形接触子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012075A true JPH1012075A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16028787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17731296A Pending JPH1012075A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | チューリップ形接触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1012075A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164994A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Toshiba Corp | ガス遮断器 |
CN106252151A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 北京双杰电气股份有限公司 | 真空灭弧室的触头装置及真空灭弧室 |
JP2017082846A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社山元 | クランパユニット及びクランパユニットを用いたスライド式伸縮スタンド |
CN108269711A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-07-10 | 河南平高电气股份有限公司 | 一种静触头及静触头组件、gis隔离开关 |
JP2023502718A (ja) * | 2019-11-22 | 2023-01-25 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | フローが最適化されたスリット及び一体化された応力除去機能を有するチューリップ型アーク接触子 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP17731296A patent/JPH1012075A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164994A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Toshiba Corp | ガス遮断器 |
JP2017082846A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 株式会社山元 | クランパユニット及びクランパユニットを用いたスライド式伸縮スタンド |
CN106252151A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-21 | 北京双杰电气股份有限公司 | 真空灭弧室的触头装置及真空灭弧室 |
CN108269711A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-07-10 | 河南平高电气股份有限公司 | 一种静触头及静触头组件、gis隔离开关 |
CN108269711B (zh) * | 2017-12-11 | 2019-08-23 | 河南平高电气股份有限公司 | 一种静触头及静触头组件、gis隔离开关 |
JP2023502718A (ja) * | 2019-11-22 | 2023-01-25 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | フローが最適化されたスリット及び一体化された応力除去機能を有するチューリップ型アーク接触子 |
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