JP2013164994A - ガス遮断器 - Google Patents

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恵佑 宇田川
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健 新海
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正 腰塚
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正 森
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Abstract

【課題】消弧室の小型化を可能とし、高い遮断性能を有するガス遮断器を提供する。
【解決手段】第1のアーク接触子1及び第2のアーク接触子2が、消弧性ガスが充填された密閉容器内に対向配置され、同軸状に向かい合わされて導通されている。第1のアーク接触子2と第2のアーク接触子2を相対的に開離させて電流を遮断する。遮断過程で発生するアーク8に対して、少なくとも一部にアークと垂直方向の成分を持つ磁界10を発生せしめる。非磁性体のアークランナ5が第1のアーク接触子1の先端前方部に位置する。非磁性体のアークランナ支え6が第1のアーク接触子1を取り囲むように配置され、アークランナ5を支持して第1のアーク接触子1と導通させる。アークランナ支え6には螺旋状の溝6aが設けられ、この溝6aによって磁界10が発生する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、気体中で電流の開閉を行うガス遮断器に関する。
現在、電力系統においては、絶縁媒体及び消弧媒体としてSFガスを使用したガス遮断器等の開閉器が広く用いられている。この中には、アークに磁界を印加して回転させ、その攪拌効果などによりガス遮断器としての消弧性能を高めたものが提案されている。このようなガス遮断器は、機械的にガスを圧縮することなく高圧ガスを得ることができる。あるいは、機械的に得られる高圧ガスをさらに高圧化する手段やアークの熱エネルギーを利用して得られる高圧ガスをさらに高圧化する手段としても用いることができる。
このような従来の磁気駆動アーク回転形のガス遮断器の一例を、図10に示す。消弧性ガスが充填された図示しない密閉された圧力容器内において、昇圧室4内に固定された第1のアーク接触子1と、可動の第2のアーク接触子2が対向配置されている。第1のアーク接触子1および第2のアーク接触子2は、通常運転時は接触して導通されている。
第1のアーク接触子1の先端前方にはアークランナ5が設置されている。アークランナ5はアークランナ支え6によって支持され、第1のアーク接触子1と導通されている。アークランナ支え6の外側には電磁コイル7が配置されている。電流は、アークランナ支え6、アークランナ5を介して電磁コイル7に流れ、磁界が発生する。
一方、第2のアーク接触子2が駆動されて第1のアーク接触子1から開離する。図10に点線で示すように、第2のアーク接触子2と第1のアーク接触子1との間にはアーク8が発生する。第2のアーク接触子2はさらに駆動され、アークランナ5を通過する。ここでアーク8の一端は第1のアーク接触子1からアークランナ5へと移り、アーク8はアークランナ5と第2のアーク接触子2との間で発生する。
アーク8には電磁コイル7によって発生した磁界が印加される。アーク8は電磁力によって駆動され、回転する。回転によってアーク8の熱は昇圧室4内部に拡散される。昇圧室4の圧力は上昇し、ガス流が絶縁ノズル3を通って圧力容器内に噴出して行く。この際にアーク8はガス流が吹き付けられて冷却され、消弧する。
特許第3132226号公報 特開2007−141679号公報
このようなガス遮断器は、遮断すべき電流自体を、電磁コイルを励磁するための電流として使用している。そのため、遮断すべき電流が進み電流のような小電流の際は、発生する磁界も比例して小さくなり、アークの回転効率も低下する可能性がある。また、電磁コイルを設置するスペースが必要となるため、ガス遮断器の消弧室が大型化してしまうという問題がある。さらに、圧縮室からアークへのガス吹付け時に、電磁コイルがガスの流れを妨害し、効果的にガス吹付けが行われない可能性もある。
小電流域での磁界低下を防ぐ方法のひとつとして、電磁コイルの代わりに永久磁石を使用することも可能である。しかしながら、永久磁石は一般的に熱に弱く、アークからある程度の距離を保って配置する必要がある。距離が遠くなるとアークに印加される磁界が弱くなり、アークを効果的に回転できない可能性がある。また、電磁コイルと同様に、永久磁石によって消弧室が大型化し、ガス吹付けが阻害されてしまう可能性がある。
本発明の実施形態は、上記の課題を解消するために提案されたものであり、消弧室の小型化を可能とし、さらに高い遮断性能を有するガス遮断器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、実施形態のガス遮断器は、消弧性ガスが充填された密閉容器内に対向配置された第1のアーク接触子及び第2のアーク接触子を、同軸状に向かい合わせて導通させ、第1のアーク接触子と第2のアーク接触子を相対的に開離させて電流を遮断する。遮断過程で発生するアークに対して、少なくとも一部にアークと垂直方向の成分を持つ磁界を発生させる。ガス遮断器は、第1のアーク接触子の先端前方部に位置する非磁性体のアークランナを備えている。さらに、第1のアーク接触子を取り囲むように配置され、アークランナを支持して第1のアーク接触子と導通させる非磁性体のアークランナ支えを備えている。アークランナ支えには螺旋状の溝が設けられている。この螺旋状の溝によって、アークに対して垂直方向の成分を少なくとも一部に持つ磁界が発生する。
第1の実施形態に係るガス遮断器を示す一部断面図である。 (a)は第1のアーク接触子の正面を示す図であり、(b)は第1のアーク接触子の周面を示す図である。 (a)はアークランナ支えの正面を示す図であり、(b)はアークランナ支えの周面を示す図である。 アークランナ支えに電流が流れた際に発生する磁力線を模式的に示した一部断面図である。 ガス遮断器の電流遮断動作時の状態を示す一部断面図である。 (a)は第2の実施形態に係るガス遮断器の、第1のアーク接触子の正面を示す図であり、(b)は第1のアーク接触子の周面を示す図である。 第3の実施形態に係るガス遮断器の、第2のアーク接触子の周面を示す図である。 アーク空間に発生する磁力線の状態を模式的に示す一部断面図である。 第4の実施形態に係るガス遮断器の、第2のアーク接触子の周面を示す図である。 従来のガス遮断器を示す一部断面図である。
以下、ガス遮断器の複数の実施形態について、図1から図9を参照して具体的に説明する。尚、図10を参照して説明したガス遮断器と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
[1.第1の実施形態]
[1−1.構成]
本実施形態のガス遮断器において、図1に示すように、第1のアーク接触子1は、取り付け部1aによって昇圧室4の奥側壁面に固定され、固定側のアーク接触子として機能する。第1のアーク接触子1はさらに、図示しない主回路に接続されている。
第1のアーク接触子1は中空円筒の部材であり、取り付け部1aから、絶縁ノズル3が設けられた昇圧室4の入口側壁面に向かって延びる。第1のアーク接触子1の先端は内側に膨出している。図2(a)および(b)に示すように、第1のアーク接触子1の周面には複数の直線溝1bが長手軸方向に等間隔で形成されている。この直線溝1bはすり割り等で形成される。
なお、第1のアーク接触子1は、小径の接触子を等間隔に円周上に配列して構成しても良い。
第2のアーク接触子2は、図1に示すように、第1のアーク接触子1と同軸上に位置し、本実施形態のガス遮断器において可動側のアーク接触子として機能する。第2のアーク接触子2は、不図示の駆動装置により駆動され、昇圧室4の入口側壁面中央に設けられた絶縁ノズル3を挿通して第1のアーク接触子1に接離する。
第2のアーク接触子2は中実の円筒部材である。その外径は、第1のアーク接触子1先端の膨出部の内径よりも若干大きく作られている。第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2が接触する際は、第1のアーク接触子1は溝1bによって弾性力が働き、先端膨出部の内径が拡張して第2のアーク接触子2の外周を包み込むようにして、両接触子1,2は接触する。
第1のアーク接触子1を取り囲むように中空円筒のアークランナ支え6が配置されている。アークランナ支え6の基端部は、第1のアーク接触子1の外側で取り付け部1aに固定されている。アークランナ支え6の先端部は、第1のアーク接触子1の先端部よりも昇圧室4の入口側壁面寄りに位置する。
アークランナ支え6は、非磁性体の導電性金属材料から構成される。図3(a)および(b)に示すように、アークランナ支え6の外周面には複数の溝6aが形成されている。複数の溝6aは、アークランナ支え6の長手方向中心軸に沿って、基端部から先端へ向けて外周面を巻回して降りるように形成され、一つ一つが螺旋状となっている。中空円筒のアークランナ支え6を長手方向に展開した場合には、溝6aは、長手方向中心軸に対して所定角度傾いた所定幅の斜線溝が等ピッチで切削された形状となっている。
アークランナ支え6の先端には、所定の厚みを有する円環状のアークランナ5が取り付けられている。具体的には、アークランナ5の円環外周部分がアークランナ支え6の先端に取り付けられ、内周部分が内側に延びるように配置されている。アークランナ5は、アークランナ支え6と同様に、非磁性体の導電性金属材料から構成される。アークランナ5は、第1のアーク接触子1よりも昇圧室4の入口側壁面寄りに、すなわち第1のアーク接触子1の先端前方に位置する。そのため、アークランナ5はアークランナ支え6と共に第1のアーク接触子1を内包する形となっている。
第1のアーク接触子1、第2のアーク接触子2、アークランナ支え6、及びアークランナ5は、これらの長手方向中心軸が昇圧室4の長手方向中心軸と同軸となるように配置されている。
[1−2.作用]
通常運転時は、図1に示すように、第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2は接触している。電流は主回路より取付け部1aを介して第1のアーク接触子1、第2のアーク接触子2へと導通される。さらに、電流は取り付け部1aを介してアークランナ支え6及びアークランナ5にも導通される。アークランナ支え6に電流が流れると、表皮効果により表面での電流密度が高くなる。すなわち、電流はアークランナ支え6の外周の、溝6aを除いた部分の螺旋形状の表面に沿って流れる。これによって、アークランナ支え6自体が電磁コイルとして機能することとなり、アークランナ支え6から磁界が発生する。図4にその磁界の状態を示しているが、磁界の磁力線10はアークランナ支え6の内部を、アークランナ支え6の長手方向中心軸に略平行に延び、その途中において一部がアークランナ5表面を通過する。この際、アークランナ5は非磁性体であるので磁力線10はアークランナ5表面に対して垂直とはならず、径方向に大きく広がることとなる。さらに磁力線10は略垂直に曲がってアークランナ支え6の長手方向中心軸に沿って延びる。
このような状態で、電流遮断動作は実施される。すなわち、第2のアーク接触子2が駆動装置によって駆動され、第1のアーク接触子1と離れる方向に移動する。第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2が開離すると、図5において点線で示すように、アーク8が第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2との間で点弧する。
電流遮断動作が進み、接触子間距離がさらに大きくなると、アーク8に揺れが生じる。また、第2のアーク接触子2が第1のアーク接触子1の先端前方に位置するアークランナ5を通過すると、アークランナ支え6において発生した磁界による電磁力及びアーク8自身によって発せられる電磁力等が作用して、アーク8はアークランナ5上へと移る。図5において実線で示すように、このアーク8は、アークランナ5表面から略垂直に立ち上がり、昇圧室4の長手方向中心軸に略平行に流れて第2のアーク接触子2に至る。このアーク8に対して、アークランナ支え6によって生じた磁界の径方向成分が垂直方向に作用し、これによって回転方向にローレンツ力が発生する。
このローレンツ力によってアーク8は回転し、アーク8の熱が昇圧室4内部に拡散される。昇圧室4の圧力は上昇し、ガス流が絶縁ノズル3を通って圧力容器内に噴出して行く。このガス流がアーク8に吹き付けられることにより、アーク8は冷却されて消弧される。
[1−3.効果]
本実施形態において、アークランナ5を支持する非磁性体のアークランナ支え6に螺旋状の溝6aを設けた。この溝6aを設けることによってアークランナ支え6に支持されたアークランナ5の表面上で径方向成分を持つ磁界が生じる。この磁界の径方向成分が、アーク8に垂直方向に作用することによって、アーク8をアークランナ5上において回転させることができる。このように、アークランナ支え6自体を電磁コイルとして機能させる構造により、電磁コイル又は永久磁石を別途設置する必要がなくなり、消弧室の小型化を達成できる。また、電磁コイルや永久磁石のようにガス吹付けを妨げる可能性のあるものを省くことができるため、十分な消弧性能を確保できる。さらに、アークランナ支え6自体が電磁コイルとして機能することにより、磁界とアーク8との距離が近くなり、小電流時でも磁界をアークに十分作用させることができる。これにより、遮断性能の高いガス遮断器を得ることができる。
[2.第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1のアーク接触子1に変更を加えたものである。基本構成は第1の実施形態と同様であり、同一構成については詳細な説明を省略する。第1の実施形態では、第1のアーク接触子1の外周面に直線溝1bが形成されていた。本実施形態では、図6(a)及び(b)に示すように、第1のアーク接触子1の外周面に複数の螺旋状の溝1cが形成されている。複数の溝1cは、第1のアーク接触子1の基端部から先端へむけて外周面を巻回して降りるように形成され、一つ一つが螺旋状となっている。中空円筒の第1のアーク接触子1を長手方向に展開してみた場合、溝1cは、長手方向中心軸に対して所定角度傾いた所定幅の斜線溝が等ピッチで切削された形状となっている。
第1のアーク接触子1に電流が流れると、表皮効果により表面での電流密度が高くなる。すなわち、電流は第1のアーク接触子1の外周の、溝1cを除いた部分の螺旋形状の表面に沿って流れる。これによって第1のアーク接触子1自体が電磁コイルとして機能することとなり、第1のアーク接触子1から磁界が発生する。すなわち、第1のアーク接触子1から発せられる磁界の磁力線は第1のアーク接触子1の内部で、第1のアーク接触子1の長手方向中心軸に略平行に伸び、その途中において一部が第1のアーク接触子1の膨出した先端表面を通過して径方向に広がる。さらに磁力線は略垂直に曲がって第1のアーク接触子1の長手方向中心軸に沿って延びる。
この、第1のアーク接触子1から発せられる磁界の径方向成分が、第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2との間のアーク8に垂直方向に作用し、回転方向にローレンツ力を発生させる。これにより、アーク8は第1の実施形態と同様に回転し、消弧される。
このように第1のアーク接触子1に螺旋状の溝1cを形成する構成は、第1の実施形態のアークランナ支え6に溝6aを設ける構成に追加する形としても良い。この場合は、アーク8に対して垂直方向に作用する磁界を強化することができる。あるいは、アークランナ5及びアークランナ支え6の設置を省略して、第1のアーク接触子1に螺旋状の溝1cを設けるのみとしてもよい。その場合は、消弧室の更なる小型化が可能となる。
なお、第1の実施形態で述べたように、第1のアーク接触子1は小径の接触子を等間隔で円周状に配列することで構成することもできる。この場合は、それぞれの接触子を螺旋状に成型して配置することで、同様の効果を得ることができる。
[3.第3の実施形態]
第3の実施形態は、第2のアーク接触子2に変更を加えたものとなっている。基本構成は第1の実施形態と同様であり、同一構成については詳細な説明を省略する。本実施形態では、図7に示すように、中実円筒の第2のアーク接触子2の周面に複数の溝2aが切削等により形成されている。複数の溝2aは、第2のアーク接触子2の先端近傍から基端部まで外周面を巻回して降りるように形成され、一つ一つが螺旋状となっている。中実円筒の第2のアーク接触子2を、表面近くを切り込んで長手方向に展開したみた場合に、溝2aは、長手方向中心軸に対して所定角度傾いた所定幅の斜線溝が等ピッチで切削された形状となっている。
第2のアーク接触子2に電流が流れると、表皮効果により表面での電流密度が高くなる。すなわち電流は、第2のアーク接触子2の外周の、溝2aを除いた部分の螺旋形状の表面に沿って流れる。これによって第2のアーク接触子2自体が電磁コイルとして機能することとなり、第2のアーク接触子2から磁界が発生する。この磁界には、中実円筒の第2のアーク接触子2の長手方向中心軸に沿った成分が含まれるが、これはアークランナ5と第2のアーク接触子2との間で発生するアーク8に略平行な磁界成分である。この第2のアーク接触子2により生じる磁界とアークランナ支え6により生じる磁界とは方向と向きが一致する。すなわち、本実施形態の構造により、アーク8に略平行な磁界が強化されることになる。
図8に、第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2との間のアーク空間11に発生する磁力線10の様子を模式的に示している。大電流での遮断動作時は、第1のアーク接触子1と第2のアーク接触子2とが開離してアーク8が揺れるとともに、アーク8自身によって発せられる電磁力によってアーク8の著しい偏歪、中心軸からの逸脱、局在化などが引き起こされ、遮断性能の低下や部材損傷の可能性がある。本構成によれば、第2のアーク接触子2からも軸方向磁界を与えることにより、アーク空間11での軸方向磁界、すなわちアーク8に平行な磁界を強化することができる。このアーク8に平行な磁界がアーク8を捕獲することにより、アーク8の電磁力による著しい偏歪や中心軸からの逸脱を防ぐことができる。これによって、ガス遮断器の各部材、特に絶縁ノズル3のスロートの局所的な損傷、高温ガス流の局在化を回避することができる。
[4.第4の実施形態]
第3の実施形態では、中実円筒の第2のアーク接触子2の周面に螺旋状の溝2aを形成していたが、図9に示すように、第2のアーク接触子2を中空円筒とし、その周面に螺旋状の溝2aを形成することも可能である。本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、アーク空間11での軸方向磁界、すなわちアーク8に平行な磁界が強化される。このアーク8に平行な磁界がアーク8を捕獲することにより、アーク8の電磁力による著しい偏歪や中心軸からの逸脱を防き、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 第1のアーク接触子
1a 取り付け部
1b 溝
2 第2のアーク接触子
3 絶縁ノズル
4 昇圧室
5 アークランナ
6 アークランナ支え
6b 溝
7 永久磁石
8 アーク
10 磁力線
11 アーク空間

Claims (6)

  1. 消弧性ガスが充填された密閉容器内に対向配置された第1のアーク接触子及び第2のアーク接触子を同軸状に向かい合わせて導通させるとともに、前記第1のアーク接触子と前記第2のアーク接触子を相対的に開離させて電流を遮断し、遮断過程で発生するアークに対して、垂直方向の成分を少なくとも一部に持つ磁界を発生させるガス遮断器であって、
    前記第1のアーク接触子の先端前方部に位置する非磁性体のアークランナと、
    前記第1のアーク接触子を取り囲むように配置され、前記アークランナを支持して前記第1のアーク接触子と導通させる非磁性体のアークランナ支えと、を備え、
    前記アークランナ支えには螺旋状の溝が設けられ、当該螺旋状の溝によってアークと垂直方向の成分を少なくとも一部に持つ磁界が発生することを特徴とするガス遮断器。
  2. 前記アークランナ支えの螺旋状の溝は、前記アークランナ支えの中心軸に沿って当該アークランナ支えの一端から他端に向かって延びるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のガス遮断器。
  3. 前記第1のアーク接触子に螺旋状の溝が設けられ、当該螺旋状の溝によって少なくとも一部にアークと垂直方向の成分を持つ磁界が発生することを特徴とする請求項1又は2に記載のガス遮断器。
  4. 消弧性ガスが充填された密閉容器内に対向配置された第1のアーク接触子及び第2のアーク接触子を同軸状に向かい合わせて導通させるとともに、前記第1のアーク接触子と前記第2のアーク接触子を相対的に開離させて電流を遮断し、遮断過程で発生するアークに対して、少なくとも一部にアークと垂直方向の成分を持つ磁界を発生せしめるガス遮断器であって、
    前記第1のアーク接触子には螺旋状の溝が設けられ、当該螺旋状の溝によって少なくとも一部にアークと垂直方向の成分を持つ磁界が発生することを特徴とするガス遮断器。
  5. 前記第2のアーク接触子は中実の円筒状であり、前記第2のアーク接触子に螺旋状の溝が設けられ、当該螺旋状の溝によって少なくとも一部にアークと平行な磁界が発生することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガス遮断器。
  6. 前記第2のアーク接触子は中空の円筒状であり、前記第2のアーク接触子には螺旋状の溝が設けられ、当該螺旋状の溝によって少なくとも一部にアークと平行な磁界が発生することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のガス遮断器。
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