JP2002161807A - キャブレター用フロートバルブ - Google Patents

キャブレター用フロートバルブ

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JP2002161807A
JP2002161807A JP2000364747A JP2000364747A JP2002161807A JP 2002161807 A JP2002161807 A JP 2002161807A JP 2000364747 A JP2000364747 A JP 2000364747A JP 2000364747 A JP2000364747 A JP 2000364747A JP 2002161807 A JP2002161807 A JP 2002161807A
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JP
Japan
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main body
rod
float
fuel
float valve
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JP2000364747A
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English (en)
Inventor
Noboru Ishigami
昇 石上
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Keeper Co Ltd
Original Assignee
Keeper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストで本体部へのロッドの挿入が容易で、
密封性に優れたフロートバルブを提供すること。 【解決手段】本体部7及びロッド8が合成樹脂で形成さ
れたフロートバルブ4であり、燃料流入口6に離接可能
な略円錐形状の頂部10がバルブ本体部7に形成されて
おり、前記頂部10には、ゴム様弾性体で形成されたシ
ート11が一体成形によって本体部7に取付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エンジンに供給さ
れる混合気の量及び濃度を制御するキャブレタの定液面
制御装置に関し、そのうち特にフロートチャンバ内の液
面位置を感知して移動するフロートと同期するフロート
バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは、エンジン吸気系であるキャ
ブレタを吸気通路の途中に設けている。キャブレタは、
燃料を微粒子化して空気と混合させて気化しやすい状態
にしてエンジンに供給するとともに、エンジンの運転状
態において適切な混合気を作るものである。
【0003】キャブレタの構造を系統別に大別すると、
フロート系統、始動系統、スロー系統およびメイン系統
になる。
【0004】そのうち、フロート系統は図1に示すよう
に、図示しない燃料タンクから燃料通路3を経てフロー
トチャンバ1に送られてきた燃料の油面を一定の高さに
保つためのものである。その作用は、フロートチャンバ
内に一定量の燃料が溜まると、フロートチャンバ内に設
けられたフロートが浮き上り、このフロートに取り付け
られたフロートバルブが燃料流入口を塞ぎ、フロートチ
ャンバ内への燃料の流入を遮断するようになっている。
【0005】また、エンジンの作動によりフロートチャ
ンバ内の燃料が消費されると、図1の(b)に示すよう
に、フロートが下がってフロートバルブが燃料流入口を
開き、フロートチャンバ内に燃料が流入する。
【0006】そして、フロート5およびフロートバルブ
4は、エンジン作動中は燃料の消費により絶えず細かい
上下運動を続けてフロートチャンバへの燃料供給を行
い、常に油面の高さを一定に保つ働きをしている。
【0007】ところで、フロートバルブの本体部には、
ロッドがバネを介して保持されており、振動などでフロ
ートが上下してもバルブが開かないようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フロートバルブは、バルブや、ロッドなどをアルミなど
の金属で形成しているため、バルブの重量が重くバルブ
を持ち上げるフロートを大きくしなければならなかっ
た。また、ばねによる十分な減衰効果を得られない場合
があり、バルブが開く危険があった。このため、従来で
は、本体部の頂部を円錐形状のゴム様弾性体で覆い、ゴ
ム様弾性体の表面を研磨することでシール性をあげてい
た。
【0009】さらに、本体部の下端をかしめることによ
りロッドを本体部から抜け出さないように保持している
が、ロッドは本体部内にばねを介して挿入されているの
で組付け時にロッドが本体部から抜け出しやすく、また
ロッドは比較的小形の部品であるため、ロッドを抜け出
さずにかしめ固定するには作業にかなりの熟練を有して
いた。また、小形の部品であるため、組立時に本体部か
ら抜け出して脱落すると紛失してしまう虞があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、フロートチャンバに一
定量の燃料が溜まると、燃料通路を塞ぐよう燃料通路入
口に当接されるよう配置されるゴム様弾性体に覆われた
略円錐形状の頂部を有し、全体が合成樹脂で形成された
本体部と、下端部はフロートに取付けられ、上端部が前
記本体部にばねを介して挿入保持され、全体が合成樹脂
で形成されたロッド部とを有してなるフロートバルブと
した。また、請求項2の発明は、本体部の下端には、先
端部にロッドの抜け出し防止突起を有する弾性変形可能
な係止片を設け、前記ロッドの中間部に保持突起を設け
たことを特徴とするフロートバルブとした。
【0011】
【作用】上述のように請求項1の発明においては、フロ
ートチャンバに一定量の燃料が溜まると、燃料通路を塞
ぐよう燃料流入口に当接されるよう配置されるゴム様弾
性体に覆われた略円錐形状の頂部を有した本体部と、下
端部がフロートに取付けられ、上端部が前記本体部にば
ねを介して挿入保持されたロッド部とを有してなるフロ
ートバルブの本体部およびロッドを合成樹脂で形成した
ため、フロートバルブを軽量化することができ、ばねの
減衰効果が向上し密封性能が向上するため、ゴム様弾性
体の表面研磨をする必要がなくなったり、フロートを小
さくすることができ、装置のコンパクト化がはかれる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記本体部の下
端には、先端部にロッド抜け出し防止突起を有する弾性
変形可能な係止片を設け、前記ロッドの中間部に保持突
起を設けたため、ロッドを本体部に差し込むだけで組み
立て可能となり作業性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図によ
り説明する。図1はフロートチャンバ断面図、図2は、
フロートバルブの拡大図であり、図3は、図2のA−A
切断面線から見た断面図、図4は、図2のB−B切断面
線からみた断面図である。
【0014】フロートチャンバ1は、燃料通路3を介し
て図示しない燃料タンクに連通しており、前記燃料通路
3のフロートチャンバ1に臨む部分には燃料流入口6が
形成されている。4は本体部7及びロッド8が合成樹脂
で形成されたフロートバルブであり、前記燃料流入口6
に離接可能な略円錐形状の頂部10が本体部7に形成さ
れており、前記頂部10には、ゴム様弾性体で形成され
たシート11が一体成形によって本体部7に取付けられ
ている。
【0015】そして、前記フロートバルブ4は前記本体
部7にばね14を介して摺動自在に挿入保持されるロッ
ド8を有しており、前記ロッド8の下部にはフロートチ
ャンバ1内の燃料油面中に係留されるフロート5の基板
部分2に係止される係止部13が形成されている。
【0016】前記本体部7及びロッド部は耐油性、強
度、低摩耗性、を有した合成樹脂で形成されるのが好ま
しく、具体的には補強材としてグラファイトを含有した
PA(ポリアミド)樹脂、POM(ポリアセタール)樹
脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等が挙
げられるが、特にPBT(ポリブチレンテフタレート)
樹脂に無機物充填剤MHを20%〜30%配合した樹脂
材料とすることで、優れた耐油性、強度を有するととも
に相手部材との摩耗を低減することができる。
【0017】前記ロッドの中間部には、環状の保持突起
12が設けられ、前記環状の保持突起12の上部は外側
から上向きの斜面15が設けられている。そして、前記
本体部7の下部には弾性変形可能な係止片9が形成さ
れ、前記係止片はその上端部を残して周囲を本体部と切
り離されており、係止片9の下端部には内側にのびる抜
け出し防止突起16が形成されている。ロッドを本体部
に挿入すると、ロッドの保持突起12の斜面が本体部の
抜け出し防止突起16に当って係止片が外側に弾性変形
して保持突起12の挿入を許容する。ロッドの保持突起
12が本体部内に挿入されると、係止片は弾性復帰し
て、抜け出し防止突起16により本体部内にロッドが抜
け出さないよう摺動保持される。なお、ロッドに設けら
れた保持突起12は、環状でなくとも良く、円周上数箇
所設けるだけでもよい。また、保持突起12の上部に設
けられた上向きの斜面も保持突起12の上部に限られた
ものではなく、本体部の抜け出し防止突起16の下端に
内側から下向きの斜面を有するものであっても良く、防
止突起16の下端部および保持突起12の上部両方に斜
面を形成しても良い。
【0018】このように上記実施例によれば、フロート
バルブ4の本体部7およびロッド8を合成樹脂で形成し
ているため、加工に要する工数およびコストを削減する
ことができ、また全体の重量が低減されるのでフロート
が小さくでき省スペース化が図れるとともにばねの減衰
効果が向上し密封性能が向上する。また、本体部7とロ
ッド8とをスナップ結合としたので、取付作業中にロッ
ドが本体部から脱落することが防止され、組み付け作業
性が向上するとともにロッドが紛失することも無い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、フロートチャンバに一定量の燃料が溜まると、燃料
通路を塞ぐよう燃料流入口に当接されるよう配置される
ゴム様弾性体に覆われた略円錐形の頂部を有し合成樹脂
で形成された本体部と、下端部がフロートに取付けら
れ、上端部が前記本体部にばねを介して挿入保持され合
成樹脂で形成されたロッド部とを有しているので、フロ
ートバルブを軽量にすることができる。よって、ばねの
減衰効果が向上しフロートバルブ4と燃料流入口6との
密封性が向上する。
【0020】また、前記本体部の下端には、先端部にロ
ッドの抜け出し防止突起を有する弾性変形可能な係止片
を設け前記ロッド中間部に保持突起を設けたことで、ロ
ッドを本体部内に容易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)燃料流入口が塞がれた状態を示すフロー
トチャンバ断面図(b)燃料流入口が開かれた状態を示
すフロートチャンバ断面図
【図2】フロートバルブの拡大図
【図3】図2の切断面線A−Aから見た断面図
【図4】図2の切断面線B−Bからみた断面図
【符号の説明】
1 フロートチャンバ 2 基板部分 3 燃料通路 4 フロートバルブ 7 本体部 8 ロッド 9 係止片 12 保持突起 13 係止部 16 抜け出し防止突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートチャンバに一定量の燃料が溜ま
    ると、燃料通路を塞ぐよう燃料流入口に当接されるよう
    配置されるゴム様弾性体に覆われた略円錐形状の頂部を
    有し合成樹脂で形成された本体部と、下端部がフロート
    に取付けられ、上端部がばねを介して前記本体部に挿入
    保持され合成樹脂で形成されたロッド部とを有してなる
    フロートバルブ
  2. 【請求項2】 前記本体部の下端には、先端部に前記ロ
    ッドの抜け出し防止突起を有する弾性変形可能な係止片
    を設け、前記ロッドの中間部に保持突起を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のフロートバルブ
JP2000364747A 2000-11-30 2000-11-30 キャブレター用フロートバルブ Pending JP2002161807A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820361U (ja) * 1981-08-03 1983-02-08 本田技研工業株式会社 気化器のフロ−トバルブ装置
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JPH0573248U (ja) * 1992-03-02 1993-10-08 本田技研工業株式会社 気化器のフロート機構におけるフロート弁の支持構造

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