JP2002161600A - パーティションルーム - Google Patents

パーティションルーム

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JP2002161600A
JP2002161600A JP2000402972A JP2000402972A JP2002161600A JP 2002161600 A JP2002161600 A JP 2002161600A JP 2000402972 A JP2000402972 A JP 2000402972A JP 2000402972 A JP2000402972 A JP 2000402972A JP 2002161600 A JP2002161600 A JP 2002161600A
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partition
air
room
predetermined space
smoking area
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JP2000402972A
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Tadashi Kanezashi
忠 金指
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Tornex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮音性を確保し、必要最小限の装置で、内部の
熱や空気のよどみ、内外部の汚染空気が流出入する弊害
を避け得るパーティションルームを提供する。 【解決手段】室内等2の天井3の高さより所定寸法低い
パーティション4により所定空間5を囲い、パーティシ
ョン4に排気ファン6を貫設し、排気ファン6による排
気により所定空間5内を負圧状態に保持することで、そ
の負圧状態の所定空間5によりパーティション4上面と
天井3との開口24から所定空間5内に外部空気を導入
することになり、所定空間5内外の空気は循環し、その
結果、必要最小限の装置内容で、所定空間5内の熱や空
気のよどみを排気し、所定空間5内に外部空気を入れる
ことで、室内等2全体を対流させ均一化することが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内等に設置する
もので、パーティション及びエアーカーテンにより室内
等の一部を囲い所定空間を作り、その所定空間内の対流
及び清浄化を図り、更にその一部を喫煙エリアとしたパ
ーティションルームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内等の一部をパーティションに
より仕切り、その場所を役員・部長室や応接室等のパー
ティションルームにする方法がある。このパーティショ
ンは、あくまで室内等の一部の間仕切りであるから、換
気性等の理由による法律の規制によって、天井の高さか
ら450mm以上開ける必要がある。そして、このパー
ティションは遮音性を保持させるため、40〜60mm
程度の厚みを有している。また、最近の傾向として、上
記の役員・部長室から部屋を見渡すことが出来るよう
に、一部あるいは全部が透明となっていたりする。
【0003】一方、上記のパーティションを利用して喫
煙空間としたものがある。これは、図10、11に示す
ようなエアーカーテン発生装置及び排気ファン・空気清
浄装置を内蔵したパーティションa及びエアーカーテン
発生装置のみを内蔵したパーティションbを組み合わせ
たものであり、このパーティションa及びbにより室内
の一部を間仕切りし、喫煙空間cとしたものである。パ
ーティションaには、その上面にエアーカーテンdを形
成する吹出口e及びその近辺の内側面に吸引口fを設置
し、更に、内側面の中間部に吸引口gをその外側面の下
部に排気口hを設置している。パーティションbには、
その上面にエアーカーテンdを形成する吹出口i及びそ
の近辺の内側面に吸引口jを設置している。
【0004】これらパーティションa及びbのエアーカ
ーテン発生装置及び排気ファンを作動させると、エアー
カーテンd、パーティションa及びb並びに天井kによ
り、部屋の一部を囲い喫煙空間cを形成でき、パーティ
ションaの内側面の吸引口gから吸引した空気は、空気
清浄装置により清浄化されて外側面の排気口hから喫煙
空間c外に排出される。その際、エアーカーテンdによ
る外部巻き込みエアー量Qより多くの清浄空気を排気口
hから喫煙空間c外に排出すれば、喫煙空間c内を負圧
状態に保持でき、喫煙空間c内の喫煙による煙・におい
を直接喫煙空間c外に出すことがないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパーティションルームは、天井の高さから少なくと
も450mm以上開いているものの、その内側に熱や空
気がよどみ易く、逆に450mm以上開いているため、
パーティション上部空間から空気が流出入し、内部ある
いは外部の汚染された空気(煙草の煙、排気ガス、有害
ガス)や悪臭が流出入する弊害も生じる。更に、熱や空
気がよどみ、内外部の汚染された空気や悪臭の流出入す
る弊害を避けるため、パーティションの高さを下げる
と、その遮音性が無くなってしまう危険性もある。
【0006】そして、パーティションa及びbを使用し
て喫煙空間cとしたものは、熱や空気のよどみや喫煙空
間c内の煙、においが外部に流出する弊害を避けること
が出来、誠に都合が良いものである。しかし、エアーカ
ーテン発生装置を周囲に張りめぐらすことになり、パー
ティションa及びbが複雑となってコスト高となる。更
に、役員・部長室や応接室等では過剰な設備となる虞が
あり、逆に外部からの汚染空気の流入については手当て
されておらず、加えて、パーティションa及びb上方の
開口により遮音性も不十分である。
【0007】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、遮音性を確保しつつも、必要最小限の装置
内容で、内部の熱や空気のよどみ、内外部の汚染された
空気や悪臭が流出入する弊害を避けることが出来るパー
ティションルームを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1によるパーティションルームは、
室内等の天井の高さより所定寸法低いパーティションに
より所定空間を囲い、前記パーティションに排気ファン
を貫設し、該排気ファンによる排気により前記所定空間
内を負圧状態に保持するものである。したがって、排気
ファンにより外部に所定空間内の内部空気を排気するか
ら負圧状態になり、その負圧状態によりパーティション
上面と天井との開口から所定空間内に外部空気を導入す
ることになって、所定空間内外の空気は循環する。
【0009】また、請求項2によるパーティションルー
ムは、室内等の天井の高さより所定寸法低いパーティシ
ョンにより所定空間を囲い、前記パーティションに給気
ファンを貫設し、該給気ファンによる給気により前記所
定空間内を加圧状態に保持するものである。したがっ
て、給気ファンにより所定空間内に外部空気を給気する
から加圧状態になり、その加圧状態によりパーティショ
ン上面と天井との開口から外部に内部空気を排気するこ
とになって、所定空間内外の空気は循環する。
【0010】また、請求項3によるパーティションルー
ムは、前記パーティションに設けた排気ファンの上・下
流のいずれかに空気清浄装置を設けてなるものである。
したがって、上記機能に加えて、所定空間内の空気を空
気清浄装置により清浄化して、所定空間外に排気する。
【0011】また、請求項4によるパーティションルー
ムは、前記パーティションに設けた給気ファンの上・下
流のいずれかに空気清浄装置を設けてなるものである。
したがって、上記機能に加えて、所定空間外の空気を空
気清浄装置により清浄化して、所定空間内に取り入れ
る。
【0012】また、請求項5によるパーティションルー
ムは、室内等の天井の高さより所定寸法低いパーティシ
ョンにより所定空間を囲い、該所定空間を非喫煙エリア
と喫煙エリアとに気流制御上分ける垂れ壁を前記パーテ
ィション上部に渡し、前記喫煙エリア側のパーティショ
ン上部に向けたエアーカーテン発生装置を前記垂れ壁に
設け、且つ前記喫煙エリア側のパーティションに排気フ
ァンを貫設すると共にこれの上・下流のいずれかに位置
させて空気清浄装置を設けてなり、前記エアーカーテン
発生装置によるエアーカーテンで前記喫煙エリア内の上
部を囲い、前記排気ファンによる排気により、前記非喫
煙エリア側の空気を前記喫煙エリア側に移動させると共
に、前記喫煙エリア内を負圧状態に保持するものであ
る。したがって、喫煙エリア内の負圧状態により、喫煙
エリア内に非喫煙エリア内の空気を導入するから、非喫
煙エリア内が負圧状態になり、更にその負圧状態により
パーティション上面と天井との開口から非喫煙エリア内
に外部空気を導入することになって、非喫煙及び喫煙エ
リア内外の空気は循環し、一方、この循環過程で、喫煙
エリア内の内部空気を排気する際、空気清浄装置により
清浄化して、喫煙エリア内の煙及び臭いを喫煙エリア外
に出さない。
【0013】また、請求項6によるパーティションルー
ムは、前記パーティションの少なくとも1部が透明であ
る。したがって、上記機能に加えて、パーティションを
通して、内外を見渡すことができる。
【0014】また、請求項7によるパーティションルー
ムは、上記したパーティションの内側にマイナスイオン
発生装置を設けたものである。したがって、上記機能に
加えて、所定空間内にマイナスイオンが供給される。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜9に基
づいて詳述する。図1は本発明の実施の形態を示すパー
ティションルームの断面図、図2は本発明の実施の形態
を示すパーティションルームの平面図、図3は本発明の
実施の形態を示すパーティションルームの側面図であ
る。図面において、パーティションルーム1は、室内等
2の天井3の高さより所定寸法低いパーティション4に
より所定空間5を囲い、このパーティション4に排気フ
ァン6(図4参照)を貫設し、該排気ファン6による排
気により所定空間5内を負圧状態に保持するものであ
る。
【0017】前記パーティション4は、消防法の関係か
ら天井3の高さより少なくと450mm低く、天井3の
高さが2400mmであれば、1950mm以下の高さ
となる。通常日本の場合は1800mmであり、同じく
横幅は900mmである。厚みは特に限定がないが、遮
音性の観点から40〜60mm程度である。但し、パー
ティション4の一部に透明部7を設けた場合は、40〜
60mmを確保することは困難であり、遮音性を確保で
きないが、パーティションルーム1内外を見渡すことが
可能となる。そして、このパーティション4を複数使用
して、室内等2の床8の一角を囲うことで、前記所定空
間5を形成し、このパーティション4を貫いた状態で排
気ファン6を装備することで、パーティションルーム1
を構成することになる。すなわち、このパーティション
4には、単独パーティション4aと、図4に示す前記排
気ファン6及び空気清浄装置10を内蔵したクリーンユ
ニット11が密着して取り付けられる複合パーティショ
ン4bと、がある。したがって、この複合パーティショ
ン4bは、このクリーンユニット11の排気口12に密
着して外部排気口13が開き、その外部排気口13には
ネット14が張られてなるものである。なお、図2中、
15は単独パーティション4aに取り付けられた出入扉
であり、16は出入扉15のノブである。
【0018】前記クリーンユニット11は、直方体をな
した箱体20を有し、その箱体20の内側面21の上部
に吸引口22が設けられ、外側面23の下部に前記排気
口12が設けられている。箱体20内には排気ファン6
及びこれの上流側に空気清浄装置10が設けられてい
る。この空気清浄装置10は、排気ファン6の下流側に
設けても良いが、所定空間5内の空気が汚れている場合
には、その汚れが排気ファン6に付着し、振動や風量不
足を来すことがあるので、通常は排気ファン6の上流側
に設けられる。
【0019】この排気ファン6は、その排気により所定
空間5内を負圧状態に保持するものであるから、パーテ
ィション4の上面と天井3面とでなす開口24の位置
で、負圧状態を保持する所定の制御風速を確保出来るだ
けの排気ファン6の風量が必要である。この所定の制御
風速は、室内等2の状況により大きく変わるが、0.0
2〜0.2m/秒の範囲で適宜選択される。
【0020】前記空気清浄装置10は、特に限定がない
が、この実施形態では汚染エアー中の比較的大きな粒子
を除去するプレフィルター30と、微細粒子を除去する
ための電気集塵機31と、気体状態の臭気成分を除去す
るための脱臭フィルター32とからなるものが使用され
ている。箱体20内の吸引口22側から排出口12側に
かけて、プレフィルター30、電気集塵機31、脱臭フ
ィルター32の順で箱体20内に収納されている。すな
わち、プレフィルター30は吸引口22に取り付けら
れ、電気集塵機31の下流面に脱臭フィルター32が密
着して取り付けられている。従って、この空気清浄機1
0は、空気清浄フィルターで一度で清浄化するものに比
べて、清浄化能力が高く且つ長時間その清浄化能力を保
持できる。
【0021】前記電気集塵機31は、その極板間がショ
ートした際、所定時間、例えば10秒間電源をオフした
後復帰し、更に、前記ショートが所定時間内に所定回
数、例えば1時間に10回に達すると警告を出すプログ
ラムを内蔵している。このため、電気集塵機31内にタ
バコの灰などの粒径の大きな異物が入って、極板間がシ
ョートすると、電源をオフするから、直ぐにパチパチ音
が止まり、その間に大きな異物は極板間を通過して、そ
の後に電源が入ってもパチパチ音はしない。更に、継続
的なショートは警報を出すことになるから、適切な対応
ができる。
【0022】また、この電気集塵機31は、上述と同様
に、極板間がショートした際所定時間放電電圧を低下さ
せた後復帰し、更に、前記ショートが所定時間内に所定
回数に達すると警告を出すプログラムを内蔵しても良
い。この場合はショートした際放電電圧を低下させ、人
に聞こえない程度のパチパチ音にすると共に、その間も
汚染エアーの集塵を行い得るから、上述の場合より都合
が良い。
【0023】前記クリーンユニット11上面あるいは内
部にはマイナスイオン発生機33が設けられている。こ
のマイナスイオン発生機33は、特に限定がなく、マイ
ナスイオンを発生するものであれば良く、このマイナス
イオンの働きにより、パーティションルーム1内に在室
している人は、リラックスすることが出来きて都合が良
い。また、クリーンユニット11上面に音響装置34を
設けて、心を落ちつかせるようなクラシック音楽を奏で
れば、パーティションルーム1内に在室している人は、
リラックスすることが出来ると共に、パーティションル
ーム1内で交わされた通常の会話をマスキング出来て、
一石二鳥となる。
【0024】次に上記構成になるパーティションルーム
1の利用方法につき説明する。まず、室内等2の形状、
寸法に合わせて所定空間5の大きさを決め、それらに合
うパーティション4(4a、4b)を選択し、その選択
したパーティション4の数量及びパーティション4の上
面と天井3面とでなす開口24の大きさ、並びに室内等
2の状況に応じて所定の制御風速を決め、排気ファン6
の風量を計算し、その風量からクリーンユニット11の
数量を決める。そして、クリーンユニット11の数量に
合わせて複合パーティション4bを用意し、残りを単独
パーティション4aを用意する。無論、これらの単独パ
ーティション4aには出入扉15が取り付けられたもの
が1つ混じる。これら単独及び複合パーティション4a
及び4bにより、室内等2の床8の一角を囲うことで所
定空間5を形成し、複合パーティション4bにクリーン
ユニット11を密着して取り付け、更にクリーンユニッ
ト11上にマイナスイオン発生機33も設置して、パー
ティションルーム1を創設する。このパーティションル
ーム1内に机や椅子、ソファー等を配置して、例えば、
部長室とする。
【0025】排気ファン6を作動させ、マイナスイオン
発生機33もオンすれば、まず、マイナスイオンによ
り、このパーティションルーム1在室の人はリラックス
出来、パーティション4に透明部7が設けられている場
合、パーティションルーム1内から外部を見渡せ、外部
からパーティションルーム1内を見渡すことも可能であ
る。一方、排気ファン6により、パーティションルーム
1内の空気は吸引口22からクリーンユニット11内に
入り、空気清浄装置10により清浄化され、清浄空気は
排気口12及び外部排気口13からパーティションルー
ム1外に出て、負圧状態となるから、それに連れて開口
24から外部空気が入る。したがって、所定空間5内が
負圧状態に保持されているから、開口24から新鮮な外
部空気が入り、パーティションルーム1内の空気が汚染
されていても、空気清浄装置10により清浄化され、パ
ーティションルーム1外に出て、室内等2全体を汚染さ
せることがなくなる。
【0026】また、この時タバコの灰などの比較的大き
な異物が電気集塵機31内に侵入して極板間がショート
すると、電源がオフされたり放電電圧が下がり、パチパ
チ音が直ちに止まり、所定時間後電源が復帰し、あるい
は放電電圧が正常に復帰したりして微細粒子を捕捉す
る。ショート回数が多い場合は、警報が出るから、適切
な対応を取れば良い。
【0027】図5、6は本発明の他の実施形態を示すも
ので、このパーティションルーム1aと図1〜4に示す
実施形態との相違点は、所定空間5内の複合パーティシ
ョン4cに、給気ファン40を内蔵させたクリーンユニ
ット11aを取り付け、この給気ファン40により、複
合パーティション4cの外部取入口13a及びクリーン
ユニット11aの取入口12aから、所定空間5内に外
部空気を取り入れ、給気口22aから給気し、パーティ
ション4上面と天井3との開口24から内部空気を排気
する点にある。この場合、所定空間5内には特に汚染空
気がなく、所定空間5内に籠もった熱や内部空気をパー
ティションルーム1a内外に対流させ、室内等2全体の
環境を良好に保つことが、主たる目的となる。他の構成
・機能については、図1〜4の実施形態と同様なので図
面に符号を付けてその説明を省略する。
【0028】図7〜9は本発明の他の実施形態を示すも
ので、このパーティションルーム1bと図1〜4に示す
実施形態との相違点は、所定空間5を非喫煙エリア41
と喫煙エリア42とに気流制御上分ける垂れ壁43をパ
ーティション4上部に渡し、喫煙エリア42側のパーテ
ィション4上部に向けたエアーカーテン発生装置44を
垂れ壁43に設け、且つ喫煙エリア42側のパーティシ
ョン4に図4と同構成のクリーンユニット11を設け、
このクリーンユニット11は容量の異なる排気ファン6
aを貫設すると共にこれの上・下流のいずれかに位置さ
せて容量の異なる空気清浄装置10aを設けてなり、エ
アーカーテン発生装置44によるエアーカーテン45で
喫煙エリア42内の上部を囲い、排気ファン6aにより
外部に喫煙エリア42内の内部空気を排気して負圧状態
にし、その負圧状態により喫煙エリア42内に非喫煙エ
リア41内の空気を導入して負圧状態にし、更にその負
圧状態によりパーティション4上面と天井3との開口2
4から非喫煙エリア41内に外部空気を導入することに
なって、非喫煙及び喫煙エリア41及び42内外の空気
は循環し、一方、この循環過程で、喫煙エリア42内の
内部空気を排気する際、空気清浄装置10aにより清浄
化して、喫煙エリア42内の煙及び臭いを喫煙エリア4
2外に出さない点にある。
【0029】そして、上記エアーカーテン発生装置44
は、直方体状の箱体46の下面46aに吸引口47及び
側面46bに吹出口48を設け、吸引口47と吹出口4
8との間の箱体46内にクロスフローファン49を取り
付けてなる。この吹出口48はエアーカーテン45を形
成するものであれば、その形状は特に限定されず、細長
い長方形であっても、複数の孔を並べても、更に複数の
ノズルを並べても良い。この吹出口48がノズルである
場合はエアーの吹き出し方向を容易に変更できるから都
合が良い。また、クロスフローファン49は吸引口47
から所定空間5内の空気を吸い込んで吹出口48から吹
き出して設定長さのエアーカーテン45を形成させるも
のである。
【0030】上述のように、排気ファン6aの排気によ
り喫煙エリア42内を負圧状態に保持するには、クリー
ンユニット11の排出口12からのエアー排出量をエア
ーカーテン45による外部巻込エアー量Qよりも大に設
定することで達成出来る。したがって、排気ファン6a
は、喫煙エリア42における風量Qが通常次の式で計
算される。更に、非喫煙エリア41の開口24の大き
さ、並びに室内等2の状況に応じて所定の制御風速を決
め、開口24から非喫煙エリア41内に侵入する風量Q
を計算して、排気ファン6aの総風量QはQ+Q
となる。 Q =0.55(L/W1/2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(1) Q=1/2(Q −Q) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(2) よって、Q =(Q+Q)α ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(3) 但し、Q=到達エアーカーテンの風量〔m/mi
n〕 L =エアーカーテンの吹出口から対向するパーティシ
ョンまでの距離〔m〕 W=エアーカーテンの吹出口の巾〔m〕 Q=エアーカーテン風量〔m/min〕 Q =外部巻込エアー量〔m/min〕 α =安全係数 なお、排気ファン6aの形式は、特に限定がない。ま
た、図7、8中、50は打合せテーブルである。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のパーティ
ションルームによれば、以下のような効果がある。請求
項1の発明は、排気ファンにより外部に所定空間内の内
部空気を排気するから負圧状態になり、その負圧状態に
よりパーティション上面と天井との開口から所定空間内
に外部空気を導入することになって、所定空間内外の空
気は循環する。したがって、遮音性を確保しつつ、必要
最小限の装置内容で、所定空間内の熱や空気のよどみを
外部に排気し、所定空間内に外部空気を入れることで、
室内全体を対流させて均一化することが出来る。
【0032】請求項2の発明は、給気ファンにより所定
空間内に外部空気を給気するから加圧状態になり、その
加圧状態によりパーティション上面と天井との開口から
外部に内部空気を排気することになって、所定空間内外
の空気は循環する。したがって、遮音性を確保しつつ、
必要最小限の装置内容で、所定空間内に外部から空気を
給気することで、内部の熱や空気のよどみを所定空間外
に排気し、室内全体を対流させることにより均一化する
ことが出来る。
【0033】請求項3の発明は、所定空間内の空気を空
気清浄装置により清浄化して、所定空間外に排気する。
したがって、上記効果に加えて、所定空間内の汚染され
た空気を所定空間外に出すことがない。
【0034】請求項4の発明は、所定空間外の空気を空
気清浄装置により清浄化して、所定空間内に導入する。
したがって、上記効果に加えて、汚染された空気を所定
空間内に導入することがない。
【0035】請求項5の発明は、喫煙エリア内の負圧状
態により、喫煙エリア内に非喫煙エリア内の空気を導入
するから、非喫煙エリア内が負圧状態になり、更にその
負圧状態によりパーティション上面と天井との開口から
非喫煙エリア内に外部空気を導入することになって、非
喫煙及び喫煙エリア内外の空気は循環し、一方、この循
環過程で、喫煙エリア内の内部空気を排気する際、空気
清浄装置により清浄化して、喫煙エリア内の煙及び臭い
を喫煙エリア外に出さない。したがって、パーティショ
ンルーム内の非喫煙エリアに非喫煙者が、喫煙エリアに
喫煙者が同席しても、非喫煙エリア側から喫煙エリア側
に空気が流れて、非喫煙者に迷惑をかけることが少な
く、更に喫煙エリア内の煙及び臭いが喫煙エリア外に漏
れず、その他の非喫煙者にも迷惑をかけることが少な
い。
【0036】請求項6の発明は、パーティションを通し
て、内外を見渡すことができる。したがって、上記効果
に加えて、パーティションで隔てられていても、互いに
観察することが出来、圧迫感も少ない。
【0038】請求項7の発明は、所定空間内にマイナス
イオンが供給される。したがって、上記効果に加えて、
パーティションルーム内の人はマイナスイオンの効果を
享受でき、リラックス出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すパーティションルー
ムの断面図。
【図2】本発明の実施の形態を示すパーティションルー
ムの平面図。
【図3】本発明の実施の形態を示すパーティションルー
ムの側面図。
【図4】本発明の実施の形態を示すパーティションルー
ムを構成するクリーンユニットの断面図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すパーティション
ルームの断面図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すパーティション
ルームを構成するクリーンユニットの断面図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すパーティション
ルームの断面図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すパーティション
ルームの平面図。
【図9】本発明の他の実施の形態を示すパーティション
ルームを構成するエアーカーテン発生装置の断面図。
【図10】従来例を示す横断面図。
【図11】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1、1a、1b パーティションルーム 2 室内等 3、k 天井 4、a、b パーティション 4a 単独パーティション 4b、4c 複合パーティション 5 所定空間 6、6a 排気ファン 7 透明部 8 床 10、10a 空気清浄装置 11、11a クリーンユニット 12、h 排気口 12a 取入口 13 外部排気口 14 ネット 15 出入扉 16 ノブ 20、46 箱体 21 内側面 22、47、f、g、j 吸引口 22a 給気口 23 外側面 24 開口 30 プレフィルター 31 電気集塵機 32 脱臭フィルター 33 マイナスイオン発生機 34 音響装置 40 給気ファン 41 非喫煙エリア 42 喫煙エリア 43 垂れ壁 44 エアーカーテン発生装置 45、d エアーカーテン 46a 下面 46b 側面 48、e、i 吹出口 49 クロスフローファン 50 打合せ用テーブル c 喫煙空間 L エアーカーテンの吹出口から
対向するパーティションまでの距離 Q 外部巻込エアー量

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内等の天井の高さより所定寸法低いパー
    ティションにより所定空間を囲い、前記パーティション
    に排気ファンを貫設し、該排気ファンによる排気により
    前記所定空間内を負圧状態に保持することを特徴とする
    パーティションルーム。
  2. 【請求項2】室内等の天井の高さより所定寸法低いパー
    ティションにより所定空間を囲い、前記パーティション
    に給気ファンを貫設し、該給気ファンによる給気により
    前記所定空間内を加圧状態に保持することを特徴とする
    パーティションルーム。
  3. 【請求項3】前記パーティションに設けた排気ファンの
    上・下流のいずれかに空気清浄装置を設けてなる請求項
    1記載のパーティションルーム。
  4. 【請求項4】前記パーティションに設けた給気ファンの
    上・下流のいずれかに空気清浄装置を設けてなる請求項
    2記載のパーティションルーム。
  5. 【請求項5】室内等の天井の高さより所定寸法低いパー
    ティションにより所定空間を囲い、該所定空間を非喫煙
    エリアと喫煙エリアとに気流制御上分ける垂れ壁を前記
    パーティション上部に渡し、前記喫煙エリア側のパーテ
    ィション上部に向けたエアーカーテン発生装置を前記垂
    れ壁に設け、且つ前記喫煙エリア側のパーティションに
    排気ファンを貫設すると共にこれの上・下流のいずれか
    に位置させて空気清浄装置を設けてなり、前記エアーカ
    ーテン発生装置によるエアーカーテンで前記喫煙エリア
    内の上部を囲い、前記排気ファンによる排気により、前
    記非喫煙エリア側の空気を前記喫煙エリア側に移動させ
    ると共に、前記喫煙エリア内を負圧状態に保持すること
    を特徴とするパーティションルーム。
  6. 【請求項6】前記パーティションの少なくとも1部が透
    明である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のパーテ
    ィションルーム。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項に記載のパ
    ーティションの内側にマイナスイオン発生装置を設けた
    ことを特徴とするパーティションルーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2022061139A (ja) * 2020-10-06 2022-04-18 日本エアーテック株式会社 表示機能付き空気清浄機およびパーティション

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