JP2002161533A - 既製コンクリート杭建て込みガイド金物 - Google Patents

既製コンクリート杭建て込みガイド金物

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JP2002161533A
JP2002161533A JP2000357424A JP2000357424A JP2002161533A JP 2002161533 A JP2002161533 A JP 2002161533A JP 2000357424 A JP2000357424 A JP 2000357424A JP 2000357424 A JP2000357424 A JP 2000357424A JP 2002161533 A JP2002161533 A JP 2002161533A
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JP
Japan
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auger
guide
concrete pile
guide pipe
ground
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Application number
JP2000357424A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ogawa
英明 小川
Katsuji Nishiura
勝司 西浦
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既製コンクリート杭建て込みのためのアース
オーガーによる杭孔掘削の際、オーガー先端芯の所定位
置への位置決めを正確、且つ安全に行えるガイド金物を
提供すること。 【解決手段】 ガイド金物1を、オーガーAの先端芯を
所定位置へ案内するための2つ割のガイドパイプ2の下
端縁2Aに、ガイドパイプ2を地面Gに固定するための
固定用フランジ3を設けた構成とし、オーガーAをガイ
ドパイプ2によって案内させてオーガーAの先端芯を地
面G上の所要の位置に位置決めできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既製コンクリート
杭建て込みガイド金物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種建物の上部構造を安全に支持し、建
物に有害な沈下及び傾斜等を生じさせないようにするた
めの基礎として既製コンクリート杭が広く用いられてお
り、このような目的で既製コンクリート杭を建て込む場
合、アースオーガーである程度の深さまで杭径と略同一
寸法の穴径の杭孔を予め掘削した後その杭孔に既製コン
クリート杭を建て込み、その杭頭をハンマー等で叩いて
所定の深度まで打ち込むというプレボーリング併用打撃
工法が従来から採用されてきている。
【0003】上述した杭孔の掘削工程において、従来で
は、アースオーガーの施工位置に白線を引いたりテープ
を張る等して目印となるマークを施し、このマークに向
かってワイヤーにより吊るされているオーガーを吊り下
ろし、オーガーの先端芯を上記マークへ位置合わせでき
たかどうかを目視にて確認し、この確認作業の後アース
オーガーによる掘削を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーガ
ー先端芯がテープ及び白線等のマークと位置合わせでき
たかどうかを目視にて確認するという従来方法による
と、ワイヤーで吊られているオーガーに生じる振れのた
めオーガー先端芯の所定の位置への確実な位置合わせが
困難である。このため、アースオーガーの位置合わせに
よる施工精度はその後建て込まれる杭の位置、さらに杭
の上に構築される建物の精度に影響するというように施
工上重要なポイントであるにも関わらず、作業者の経験
など熟練度によって施工精度に変化が生じ、建物の精度
が低くなってしまい施工上種々の不具合を生じることに
なる虞があるという問題点を有している。
【0005】また、オーガー先端芯とマークとの位置合
わせの目視確認を行うため、ワイヤーにて吊り下げられ
ているオーガーの近傍まで作業員が近付くので、作業員
の安全環境を損なう場合があるという別の問題点も有し
ている。
【0006】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる既製コンクリート杭建て
込みガイド金物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、既製コンクリート杭を建て込むた
めの杭孔を掘削するためオーガーの先端芯を地面の所定
位置へ案内するのに用いるガイド金具であって、前記オ
ーガーの外径より若干大きい内径を有する前記オーガー
を案内するための2つ割のガイドパイプと、前記オーガ
ーの先端を地面上の所要の位置に案内できるよう該ガイ
ドパイプを地面に固定するため前記ガイドパイプに設け
られた固定用金具とを備えて成ることを特徴とする既製
コンクリート杭建て込みガイド金物が提案される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態の一例を示す斜
視図である。図1には、建物の基礎となる既製コンクリ
ート杭を建て込むための杭孔を予めアースオーガーで掘
削する際に、本発明のガイド金物1を用いてオーガーA
の先端芯を所定の位置に案内し掘削している状態が示さ
れている。
【0010】ガイド金物1は、オーガーAを案内するた
めのガイドパイプ2と、オーガーAの先端芯を地面G上
の所定の位置に案内できるようガイドパイプ2を地面に
固定できるようにするため固定用金物としてガイドパイ
プ2の下端縁2Aに設けられた固定用フランジ3とを備
えて成っている。
【0011】ガイドパイプ2は、一対の半円筒状のガイ
ド部材21、22の各一端縁21A、22Aを蝶番2
3、24で開閉自在に連結して成る2つ割の金具として
構成されており、ガイド部材21、22の各他端縁21
B、22Bに設けられた開放防止引掛金物25によりガ
イドパイプ2を図1に示した閉状態に保持しておくこと
ができる構成となっている。
【0012】ガイドパイプ2が図1に示す閉状態にあっ
てはガイドパイプ2の内径寸法はオーガーAの外径寸法
より若干大きくなっており、ガイドパイプ2はオーガー
Aの先端芯(図示せず)をガイドパイプ2の軸線に沿っ
て案内することができる。一方、開放防止引掛金物25
によるロックを解除して他端縁21Bと他端縁22Bと
の間を離反させガイドパイプ2を開状態とすることによ
り、オーガーAからガイドパイプ2を外すことができ
る。
【0013】固定用フランジ3は、一対の半円環状の固
定部材31、32から成り、固定部材31、32はガイ
ド部材21、22の各下端縁に溶接等によりそれぞれ固
定されている。したがって、固定用フランジ3もまた固
定部材31、32から成る2つ割の部材となっており、
ガイドパイプ2が閉状態となった図1の状態で、固定用
フランジ3が円環状となる構成となっている。そして、
固定部材31の一端31Aと固定部材32の一端32A
とを離反させガイドパイプ2を開状態とすれば、ガイド
パイプ2をオーガーAから外すことができる。
【0014】固定部材31、32のそれぞれにはガイド
金物1を地面Gにピン打込みにて固定するためのピン打
込用穴が複数ずつ形成されている。図1では固定部材3
1のピン打込用穴31a、31aのみ図示されている
が、固定部材32においても固定部材31のピン打込用
穴31a、31aと同様にピン打込用穴が形成されてい
る。
【0015】また、固定用フランジ3の固定部材31、
32の上面31A、32Aには図1においては2本しか
見えていないが90°間隔で放射状に4本のケガキ線X
がケガかれている。計測された地面G上の杭芯位置を中
心として白線等によりマーキングした十字形に対して、
その十字形の4本の線に4本のケガキ線Xをそれぞれ合
わせるようにしてガイド金物1を設置すると、地面Gの
所定の位置にガイド金物1がセットされるようになって
いる。
【0016】ガイド金物1は以上のように構成されてい
るので、既製コンクリート杭を建て込むための杭孔をア
ースオーガーで削孔する際、予め既製コンクリート杭の
所要の位置を計測して地面G上に白線及びテープ等の方
法により十字形にマーキングし、そのマーキングの十字
の4本の線にガイド金物1の4本のケガキ線Xを合わせ
るようにして閉状態に保持されているガイド金物1を地
面G上で位置決めし、固定部材31、32のピン打込用
穴にピンを打ち込むことにより、ガイド金物1を所要の
位置にしっかりと固定することができる。次に、ワイヤ
ーで吊り下げられているオーガーAの先端を機械の操作
によりガイド金物1のガイドパイプ2の円筒部分に挿入
してオーガーAをガイドパイプ2によって案内させつつ
吊り下ろせば、オーガーAの先端芯を杭孔の中心である
所要の位置に正確にセットすることができる。
【0017】また、オーガーAの先端芯と白線及びテー
プ等による杭芯位置との位置合わせを作業員の目視によ
り確認する必要がなくなるので、ワイヤーで吊られてい
るオーガーAの近傍に作業員が近付くこともなくなり、
作業の安全環境を向上させることができる。
【0018】オーガーAにより地面Gを1〜2m程度掘
削したところでオーガーAの回転を停止し、ガイド金物
1の開放防止引掛金物25によるロックを解除してピン
を固定部材31、32のピン打込用穴から引き抜き、ガ
イド部材21、22を開状態にしてオーガーAをガイド
パイプ2から脱出させれば、オーガーAを吊り上げて掘
削中の杭孔から一旦脱出させることなくガイド金物1を
地面Gから取り外すことができるようになっている。な
お、ガイド金物1はこの後別の既製コンクリート杭建て
込みのために繰り返し使用することができる。
【0019】図2には本発明の他の実施の形態が示され
ている。図2では建物の基礎となる既製コンクリート杭
Bをクレーンで吊られたハンマーを用いて直接地面Gに
打ち込んで建て込む場合において本発明による案内金物
50が用いられている例が示されている。
【0020】案内金物50は、筒状の案内体51の上端
縁51Aにテーパー付ガイド52と埋設防止リブ53と
が固定され、埋設防止リブ53には案内金物50を吊り
上げるための2つのフック54、55が設けられて成っ
ている。
【0021】筒状の案内体51は、建て込もうとしてい
る既製コンクリート杭Bの外径より若干大きい内径を有
するように形成されている。
【0022】埋設防止リブ53の上面53Aには、図1
で示したガイド金物1の固定部材31、32の場合と同
様に、放射状に90°間隔で4本のケガキ線(図示せ
ず)がケガかれている。
【0023】案内金物50は以上のように構成されてい
るので、既製コンクリート杭Bを建て込む際、予め計測
して示した既製コンクリート杭Bの建て込み位置のマー
キングの十字形の十字の4本線に、案内金物50の4本
のケガキ線を合わせるようにして案内金物50を位置決
めする。次に既製コンクリート杭Bの打撃用ハンマーの
重量を利用して位置決めされた案内金物50をその位置
で埋設防止リブ53まで図2に示される如く地面に押し
込むように埋設すれば、案内金物50は既製コンクリー
ト杭Bの所定の建て込み位置に設置される。したがっ
て、クレーンで吊っている既製コンクリート杭Bの先端
Baを案内金物50のテーパー付ガイド52に載せ、そ
の後既製コンクリート杭Bを建て起こすだけで、既製コ
ンクリート杭Bの杭芯を所定の位置に合わせることがで
きる。
【0024】所定の位置に杭芯を合わせた既製コンクリ
ート杭Bのハンマーの打撃により所要の深度まで打ち込
んだ後は、埋設防止リブ53に設けた2つのフック5
4、55にワイヤーを掛けて引っ張れば、案内金物50
を地面Gから引き抜くことができ、案内金物50は別の
既製コンクリート杭Bの打ち込みに繰り返し使用するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ワイヤーで吊り下げら
れているオーガーの先端をガイド金物のガイドパイプに
挿入するだけで、オーガーの先端芯を杭孔の中心となる
所要の位置に正確にセットすることができるので、作業
者の熟練度による施工精度の変化が生じることがなくな
り、建物の精度を高いレベルにすることができる。
【0026】また、オーガーの先端芯と白線及びテープ
等による杭芯位置との位置合わせを作業員の目視により
確認する必要がなくなるので、ワイヤーで吊られている
オーガーの近傍に作業員が近付くこともなくなり、作業
の安全環境を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す側面図。
【符号の説明】
1 ガイド金物 2 ガイドパイプ 3 固定用フランジ 21、22 ガイド部材 23、24 蝶番 25 開放防止引掛金物 31、32 固定部材 31a、31a ピン打込用穴 A オーガー B 既製コンクリート杭 G 地面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既製コンクリート杭を建て込むための杭
    孔を掘削するためオーガーの先端芯を地面の所定位置へ
    案内するのに用いるガイド金具であって、 前記オーガーの外径より若干大きい内径を有する前記オ
    ーガーを案内するための2つ割のガイドパイプと、 前記オーガーの先端を地面上の所要の位置に案内できる
    よう該ガイドパイプを地面に固定するため前記ガイドパ
    イプに設けられた固定用金具とを備えて成ることを特徴
    とする既製コンクリート杭建て込みガイド金物。
JP2000357424A 2000-11-24 2000-11-24 既製コンクリート杭建て込みガイド金物 Pending JP2002161533A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007284911A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Tenox Corp 鋼管を内在するソイルセメント柱体を斜めに築造する施工方法および該施工に用いられるガイド装置
CN112227122A (zh) * 2020-08-29 2021-01-15 天津鑫路桥建设工程有限公司 一种路基加固结构及施工方法
JP7411267B2 (ja) 2022-02-08 2024-01-11 株式会社スペース二十四インフォメーション 支柱固定方法

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