JP2002161299A - 中鎖分岐界面活性剤を含む顆粒洗剤組成物 - Google Patents

中鎖分岐界面活性剤を含む顆粒洗剤組成物

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JP2002161299A JP2001362598A JP2001362598A JP2002161299A JP 2002161299 A JP2002161299 A JP 2002161299A JP 2001362598 A JP2001362598 A JP 2001362598A JP 2001362598 A JP2001362598 A JP 2001362598A JP 2002161299 A JP2002161299 A JP 2002161299A
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フィリップ、カイル、ビンソン
Thomas Anthony Cripe
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ケネス、ウイリアム、ウイルマン
Robert Emerson Stidham
ロバート、エマーソン、スティダム
Daniel Stedman Connor
ダニエル、ステダム、コナー
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/38Cationic compounds
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    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/02Anionic compounds
    • C11D1/12Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
    • C11D1/29Sulfates of polyoxyalkylene ethers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の界面活性剤と処方可能で、水硬度への抵
抗を増大し、界面活性剤系の効率を増大し、油汚れまた
は微粒子汚れの除去を改善する等、1以上の利点を有
し、低温下での優れた溶解特性を有し、洗濯後に衣類に
溶け残りの洗剤がほとんど付着しない、中鎖分岐第1級
アルキル界面活性剤の混合物を提供する。 【解決手段】 i)一般的な洗剤添加剤20重量%〜60
重量%と、ii)特定の中鎖分岐界面活性剤化合物と線状
界面活性剤化合物を含有する分岐界面活性剤混合物を含
む界面活性剤系15重量%〜70重量%と、iii)10
重量%〜65重量%の硫酸塩とを含み、顆粒形態にある
顆粒洗剤組成物(但し前記一般的洗剤添加剤はゲル型、
前記界面活性剤系は非ゲル型の形態を有する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中鎖分岐界面活性
剤と、一般的な洗剤添加剤も含有する顆粒生成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】顆粒
洗剤のための界面活性剤の開発者や処方者は、限られた
情報(一貫性のないことがある)の中で様々な可能性を
考慮して、界面活性剤と、例えば、陽イオン性ポリマー
のようなポリマーとの錯体混合物中における遊離カルシ
ウムの存在下での性能、低温洗浄の傾向、処方の変化、
酵素、消費者の習慣や慣行の様々な変化、および生物分
解性の必要性をはじめとする全体的な基準の複数を全般
的に改善すべく努力している。
【0003】また、顆粒組成物には、水との溶解、また
は水と生成物の混合速度を改善する材料を用いなければ
ならない。さらに、顆粒洗剤には、系の硬度に対する、
特に陰イオン性界面活性剤のカルシウム塩の沈殿を防ぐ
ことに対する耐性を高める材料を用いなければならな
い。陰イオン性界面活性剤のカルシウム塩の沈殿によ
り、布地、特に濃い色の布地に目視されない堆積を引き
起こすことが知られている。さらに、界面活性剤が沈殿
すると、利用可能な洗浄剤の濃度が下がることから、性
能が落ちる可能性がある。前述のこれらの状況からみ
て、顆粒洗濯洗剤に用いられる改善された界面活性剤を
開発するのは明らかに難しい目標である。本発明は、か
かる界面活性組成物における改善に関する。
【0004】本発明の一態様によれば、他の界面活性剤
と処方可能で、水の硬度に対する抵抗を増大し、界面活
性剤系における効率を増大し、油汚れまたは微粒子汚れ
の除去を改善する等、1以上の利点を有するクリーニン
グ組成物を与える中鎖分岐第1級アルキル界面活性剤の
混合物を提供する。また本発明の顆粒洗剤組成物は特に
低温下での優れた溶解特性を有し、その結果、洗濯後に
衣類に溶け残りの洗剤が付着しない、あるいはしにくい
という利点を有する。
【0005】米国特許第3,480,556号明細書、
欧州特許第439,316号明細書、欧州特許第68
4,300号明細書、欧州特許第439,316号明細
書、米国特許第3,480,556号明細書、R.G. Lau
ghlin「界面活性剤の水性相挙動」アカデミックプレ
ス、N.Y.(1994年)、Fingerら、「洗剤アルコール
−アルコールの構造および分子量の界面活性剤特性に与
える影響」J. Amer. Oil Chemists' Society、第44巻、
技術広報、シェルケミカル社SC:360-80、欧州特許第3
42,917A号明細書、米国特許第4,102,82
3号明細書、英国特許第1,399,966号明細書、
英国特許第1,299,966号明細書、欧州特許第4
01,462A号明細書、K.R. WormuthおよびS. Zushm
a、Lngmuir、第7巻(1991年)2048〜2053頁、R. Va
radarajら、J. Phys. Chem.,第95巻(1991年)1671
〜1676頁、Varadarajら、J.Collid and Interface Sc
e.,第140巻(1990年)、31〜34頁、Varadarajら、L
angmuir、第6巻(1990年)1376〜1378頁、米国特許
第5,284,989号明細書、米国特許第5,02
6,933号明細書、米国特許第4,870,038号
明細書、界面活性剤サイエンスシリーズ、Marcel Dekke
r、N.Y., CEH市場調査報告「洗剤アルコール」R.F. Mod
lerら、化学経済学ハンドブック、1993年、609.500
0〜609.5002、カーク・オスマー化学技術百科事典、第4
版、Wiley、N.Y.,1991年、「高級脂肪族アルコー
ル」第1巻、865〜913頁およびこれらの引用文献。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中鎖分岐界面
活性剤と一般的な洗剤補助剤を含む顆粒組成物を提供す
る。
【0007】具体的に、本発明は、 i)一般的な洗剤添加剤20重量%〜60重量%と、 ii)中鎖分岐界面活性剤化合物と線状界面活性剤化合物
を含有する分岐界面活性剤混合物を含む界面活性剤系1
5重量%〜70重量%と、 iii)10重量%〜65重量%の硫酸塩とを含み、前記
中鎖分岐界面活性剤化合物が式A−Bで表され(式
中、Aは最長鎖と少なくとも1つの短鎖との間で分割
されている合計で約10〜約18個の炭素を有する疎水
性部分であって、前記最長鎖は約9〜約17個の炭素原
子を有し、前記最長鎖から分岐している1つ以上のC
〜Cのアルキル部分があり、前記分岐アルキル部分の
少なくとも1つが、B部分に付加している1番目の炭素
から数えて3位の炭素から、末端炭素であるωから−2
位の炭素の範囲にある位置で前記最長線状炭素鎖の炭素
に直接付加しており、BはOSOM、(EO/PO)
mOH、(EO/PO)mOSOMおよびこれらの混
合物からなる群より選択される親水性部分であり、EO
/POはエトキシ、プロポキシおよびこれらの混合物か
らなる群より選択されるアルコキシ部分であり、mは少
なくとも約0.01〜約30であり、Mは水素または塩
形成陽イオンであって、前記分岐界面活性剤混合物中の
前記A部分の炭素原子の平均合計数が約12〜14.
5個である)、顆粒形態にある顆粒洗剤組成物を含む。
また本発明においては前記一般的洗剤添加剤はゲル型
(gelling form)の形態を、前記界面活性剤系は非ゲル
型(non-gelling form)の形態を有する。
【0008】これらおよびその他の態様、特徴および利
点は、以下の説明および添付の請求の範囲から明白であ
ろう。
【0009】本発明において添加される一般的洗剤添加
剤はゲル型と呼ばれる状態で添加される必要がある。ゲ
ル型とは、高粘度(約10,000cps以上、好ましくは約20,
000cps以上)を有する、密に充填された層(ニート相)
のことを指す。本状態に分類されるものには粘稠ニート
と呼ばれる層や油状筋(oily streaks)と呼ばれる層な
どがある。粘稠ニート層は通常洗剤顆粒が水と接触した
際に観察されるのに対し、油状筋は通常界面活性剤ペー
ストが電解質(例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩な
ど)入りの水に溶解した際に観察される。
【0010】また本発明において界面活性剤系は非ゲル
型と呼ばれる状態で添加される必要がある。非ゲル型と
は、低粘度(約5,000cps以下、好ましくは約1cpsから
約4500cpsの間)を有する、ネマチック相と呼ばれる層
を指す。顕微鏡下で観察すると該層はファン様ユニッ
ト, モザイク構造, 曲がりくねり構成またはX形イクス
テンクションクロスと呼ばれる状態のいずれかに分類さ
れる。ニート層、ネマチック層については、The Journa
l of the Society of Cosmetic Chemist, No. 19,pp581
-594, Aug. 19, 1968, by NF. B. Rosevearに, ファン
様ユニット, モザイク構造, 曲がりくねり構成, 粘稠ニ
ート, 油状筋それぞれの状態についてはTheAqueous Pha
se Behavior of Surfactants, by Robert G. Laughlin,
Academic Press, 1994, pp 538-543に各々説明されて
いる。なお,これらの文献は参考文献として本出願に組
み込まれる。
【0011】なお前記粘度は粘度計TOKIMEC DVL-BIIを
使用し、60重量%濃度に調節した資料を500mlの
ビーカー(高さ12cm、直径9cm)に準備した試料
をスピンドル3番(攪拌軸)を回転数12rpm、温度
65℃にて60秒回転した時の値を測定した。
【0012】特に断らない限り、本明細書において、パ
ーセンテージ、割合および比率は全て重量基準である。
ここに引用した文献はすべて、ここに参考文献として組
み込まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の顆粒組成物は、線状およ
び中鎖分岐界面活性剤の分岐界面活性剤混合物を含む界
面活性剤系を含む。本洗剤組成物の界面活性剤混合物の
必須および任意の成分、その他の任意の材料および組成
物の形態、調製および使用法について以下に詳細に説明
する。(特に断らない限り、濃度および割合は重量基準
である。)
【0014】具体的に本発明は、顆粒洗剤組成物を含
む。本顆粒洗剤組成物は、 i)一般的な洗剤添加剤20重量%−60重量%、と、 ii)中鎖分岐界面活性剤化合物と線状界面活性剤化合物
を含有する分岐界面活性剤混合物であって、前記線状化
合物が前記分岐界面活性剤混合物の25重量%以下であ
る分岐界面活性剤混合物を含むもの15重量%−70重
量%、前記中鎖分岐界面活性剤化合物が式A−Bで表
される(式中、Aは最長鎖と少なくとも1つの短鎖と
の間で分割されている合計で約10〜約18個の炭素を
有する疎水性部分であって、前記最長鎖は約9〜約17
個の炭素原子を有し、前記最長鎖から分岐している1つ
以上のC〜Cのアルキル部分があり、前記分岐アル
キル部分の少なくとも1つが、B部分に付加している1
番目の炭素から数えて3位の炭素から、末端炭素である
ωから−2位の炭素の範囲にある位置で前記最長線状炭
素鎖の炭素に直接付加しており、BはOSOM、(E
O/PO)mOH、(EO/PO)mOSOMおよび
これらの混合物からなる群より選択される親水性部分で
あり、EO/POはエトキシ、プロポキシおよびこれら
の混合物からなる群より選択されるアルコキシ部分であ
り、mは少なくとも約0.01〜約30であり、Mは水
素または塩形成陽イオンであって、前記分岐界面活性剤
混合物中の前記A部分の炭素原子の平均合計数が約1
2〜14.5個である)、更に iii) 10重量%-65重量%の硫酸塩を含む。また本発
明においては、前記一般的添加剤はゲル型の形態を、前
記界面活性剤系は非ゲル型の形態を有する。
【0015】「顆粒組成物」という用語を用いるときは
常に、顆粒洗剤組成物と顆粒漂白組成物の両方を指す。
顆粒洗剤組成物についてのみ記す場合は、顆粒洗剤組成
物のみを意味している。逆に、顆粒漂白洗剤洗剤につい
てのみ記す場合は、顆粒漂白洗剤のみを意味している。
顆粒組成物という用語には、顆粒洗剤組成物と顆粒漂白
組成物の両方が含まれる。
【0016】界面活性剤系は、本顆粒組成物中に、15
〜70重量%、好ましくは20〜65重量%存在する。
【0017】また本発明の界面活性剤系はゼオライト、
炭酸塩、ケイ酸塩またはその混合物から選択される無機
塩類を含んでいてもよい。炭酸塩が好ましい。これら無
機塩類を含有する場合はゼオライトの場合、界面活性剤
系の全重量に対して20〜40重量%、好ましくは25
〜35重量%、炭酸塩は25%重量未満、好ましくは1
〜20重量%、ケイ酸塩は好ましくは1〜25重量%の
範囲で存在することが好ましい.また本発明の界面活性
剤系はバインダーとして好ましくは1〜5重量%のPEG
(ポリエチレングリコール)などを含むことができる。
【0018】本発明の界面活性剤系はこれらを適宜公知
の方法に従って混合することによって得られるが、本発
明の界面活性剤系は非ゲル型を有していなければならな
い。
【0019】A部分は、約10〜約18個、好ましく
は約11〜約17個、最も好ましくは約11〜約15個
の炭素原子を有する。上述した分岐界面活性剤混合物中
のA 部分における炭素原子の平均合計数は、約12〜
14.5個、好ましくは約12.5〜14.5個、最も
好ましくは約13〜14.5個の範囲内とする。ここで
用いる炭素原子の「合計」数とは、最長鎖、すなわち、
分子骨格中の炭素原子数足す全短鎖、すなわち分岐鎖中
の炭素原子数の平均のことである。
【0020】本顆粒洗剤組成物はまた、一般的な洗剤添
加剤の組成物を20重量%〜60重量%含む。
【0021】本発明の顆粒洗剤組成物は10重量%−6
5重量%の硫酸塩を含む。該硫酸塩は前記一般的な洗剤
添加剤とは区別され、乾燥状態でかつ単独で本発明の組
成物に添加される。好ましい硫酸塩はナトリウム塩、カ
リウム塩である。
【0022】本発明の顆粒組成物に用いられる分岐界面
活性剤は、A部分が下式の分岐アルキル部分である上
式の化合物を好ましくは含む。
【化3】 式中、R、RおよびRの分岐鎖を含めた分岐アルキ
ル部分の炭素原子の合計数は10〜17個であり、R、
およびRはそれぞれ独立に水素およびC1〜C3
のアルキル、好ましくはメチルから選ばれ、ただし、
R、RおよびRはすべてが水素ではなく、zが0の
ときは少なくともRまたはRは水素でない、wは0〜
10の整数、xは0〜10の整数、yは0〜10の整
数、zは0〜10の整数であってw+x+y+zは3〜
10である。
【0023】さらに、本発明の顆粒組成物に用いるのに
特に好ましい分岐界面活性剤は、以下の2つの式のいず
れかおよびこれらの混合物であることを特徴とするA
部分を含む。
【化4】 またはこれらの混合物であって、式中a、b、dおよび
eは整数であり、a+bは6〜13、d+eは4〜11
であり、さらに a+b=6のとき、aは2〜5の整数で、bは1〜4の
整数である、a+b=7のとき、aは2〜6の整数で、
bは1〜5の整数である、a+b=8のとき、aは2〜
7の整数で、bは1〜6の整数である、a+b=9のと
き、aは2〜8の整数で、bは1〜7の整数である、a
+b=10のとき、aは2〜9の整数で、bは1〜8の
整数である、a+b=11のとき、aは2〜10の整数
で、bは1〜9の整数である、a+b=12のとき、a
は2〜11の整数で、bは1〜10の整数である、a+
b=13のとき、aは2〜12の整数で、bは1〜11
の整数である、d+e=4のとき、dは2〜3の整数
で、eは1〜2の整数である、d+e=5のとき、dは
2〜4の整数で、eは1〜3の整数である、d+e=6
のとき、dは2〜5の整数で、eは1〜4の整数であ
る、d+e=7のとき、dは2〜6の整数で、eは1〜
5の整数である、d+e=8のとき、dは2〜7の整数
で、eは1〜6の整数である、d+e=9のとき、dは
2〜8の整数で、eは1〜7の整数である、d+e=1
0のとき、dは2〜9の整数で、eは1〜8の整数であ
る、d+e=11のとき、dは2〜10の整数で、eは
1〜9の整数である。
【0024】(1)中鎖分岐第1級アルキルサルフェー
ト界面活性剤 本発明の顆粒組成物に用いる中鎖分岐界面活性剤系は、
下式の1種類以上の中鎖分岐第1級アルキルサルフェー
ト界面活性剤を含んでいてもよい。
【化5】
【0025】より具体的には、本発明の分岐界面活性剤
混合物は、線状第1級アルキルサルフェート鎖骨格(す
なわち、硫酸化炭素原子を含む最長線状炭素鎖)を有す
る分子を含む。これらのアルキル鎖骨格は、約10〜約
18個の炭素原子を含み、さらにこの分子は、少なくと
も約1個、ただし3個以下の炭素原子を有する1つまた
は複数の分岐第1級アルキル部分を含む。さらに界面活
性剤混合物の、分岐第1級アルキル部分についての炭素
原子の平均合計数は約12〜14.5個である。このよ
うに、本発明の混合物は、炭素原子が9個未満か、17
個を超える最長線状炭素鎖を有する少なくとも1種類の
分岐第1級アルキルサルフェート界面活性剤を含み、こ
の分岐第1級アルキル鎖の炭素原子の平均合計数が、約
12〜14.5個、好ましくは約12.5〜14.5
個、最も好ましくは約13〜14.5個の範囲内であ
る。
【0026】例えば、骨格に11個の炭素原子を有する
合計炭素C14の第1級アルキルサルフェート界面活性
剤は、分子中の炭素原子の合計数が14個となるような
1、2または3個の分岐単位(すなわち、R、Rおよ
び/またはR)を有していなければならない。この例
では、合計炭素C14という要件は、例えば、1個のプ
ロピル分岐単位または3個のメチル分岐単位を有してい
ればいずれも満たされる。
【0027】R、RおよびRはそれぞれ独立に、水
素およびC〜Cのアルキル(好ましくは、水素また
はC〜Cのアルキル、より好ましくは水素またはメ
チル、最も好ましくはメチル)から選ばれる。ただし、
R、RおよびRがすべて水素であることはない。さ
らに、zが0のときは少なくともRまたはRは水素で
はない。
【0028】本発明においては、上式の界面活性剤系に
はR、RおよびRがすべて水素である分子(すなわ
ち、線状非分岐第1級アルキルサルフェート)は含まれ
ていないが、本界面活性剤系は少量の線状非分岐第1級
アルキルサルフェートを含んでいてもよいものと認識さ
れる。さらに、この線状非分岐第1級アルキルサルフェ
ート界面活性剤は、必要とされる本発明による1種類以
上の中鎖分岐第1級アルキルサルフェートを有する界面
活性剤混合物を製造するのに用いられるプロセスの結果
として存在している可能性があり、また、顆粒組成物を
処方する際、少量の線状非分岐第1級アルキルサルフェ
ートを最終生成物処方に混合してもよい。
【0029】さらに、非硫酸化中鎖分岐アルコールも少
量であれば本発明の界面活性剤系に含まれていてもよい
ものと認識される。かかる材料は、アルキルサルフェー
ト界面活性剤を調製するのに用いられるアルコールの不
完全な硫酸化の結果存在するものである。またはこれら
のアルコールは、本発明による中鎖分岐アルキルサルフ
ェート界面活性剤と共に本発明の顆粒組成物に個別に添
加してもよい。
【0030】Mは合成方法に応じて、水素または塩形成
陽イオンである。塩形成陽イオンとしては、リチウム、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、下
式の第4級アルキルアミンが挙げられる。
【化6】 式中、R、R、RおよびRは独立に水素、C1
〜C22のアルキレン、C4〜C22の分岐アルキレ
ン、C1〜C6のアルカノール、C1〜C22のアルキ
レン、C4〜C22の分岐アルケニレンおよびこれらの
混合物である。好ましい陽イオンはアンモニウム
(R、R、RおよびRがいずれも水素)、ナト
リウム、カリウム、モノ−、ジ−およびトリアルカノー
ルアンモニウムおよびこれらの混合物である。本発明の
モノアルカノールアンモニウム化合物はRがC1〜C
6のアルカノール、R、RおよびRが水素であ
り、本発明のジアルカノールアンモニウム化合物はR
およびRがC1〜C6のアルカノール、RおよびR
が水素であり、本発明のトリアルカノールアンモニウ
ム化合物はR、RおよびRがC1〜C6のアルカ
ノール、Rが水素である。本発明の好ましいアルカノ
ールアンモニウム塩は式H3NCH2CH2OH、H
2N(CH2CH2OH)2、HN(CH2CH2O
H)3で表されるモノ−、ジ−およびトリ−第4級アン
モニウム化合物である。好ましいMはナトリウム、カリ
ウムおよび上述のC2アルカノールアンモニウム塩であ
り、最も好ましいMはナトリウムである。
【0031】上式に関してさらに、wは0〜10の整
数、xは0〜10の整数、yは0〜10の整数、zは0
〜10の整数、w+x+y+zは3〜11の整数であ
る。
【0032】好ましい界面活性剤系は、本顆粒組成物中
に、好ましくは少なくとも約0.5重量%、より好まし
くは少なくとも約1重量%、さらに好ましくは少なくと
も約2重量%、さらに好ましくは少なくとも約5重量
%、さらに好ましくは少なくとも約8重量%、最も好ま
しくは約10重量%存在する。さらに、好ましい界面活
性剤混合物は、本顆粒組成物中に、好ましくは約45重
量%未満、より好ましくは約40重量%未満、さらに好
ましくは約35重量%未満、さらに好ましくは約30重
量%未満存在する。
【化7】 式中、分岐鎖を含めた炭素原子の合計数は10〜16個
であり、この界面活性剤混合物についてはさらに、上式
の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の平均合計数は1
2〜約14.5個であり、RおよびRはそれぞれ独
立に水素またはC1〜C3のアルキルであり、Mは水溶
性陽イオンであり、xは0〜10、yは0〜10、zは
0〜10であってx+y+zは4〜10である。ただ
し、RおよびRが両方とも水素であることはない。
より好ましいのは、x+yが6でzが少なくとも1であ
る1種類以上の中鎖分岐第1級アルキルサルフェートを
含む混合物を少なくとも5%含む組成物である。
【0033】好ましくは、界面活性剤混合物は、R
よびRが独立に水素、メチルで、RおよびRが両
方とも水素であることはなく、x+yが5、6または7
でzが少なくとも1である中鎖分岐第1級アルキルサル
フェートを含む混合物を少なくとも5%含む。より好ま
しくは、界面活性剤混合物は、RおよびRが独立に
水素、メチルで、RおよびRが両方とも水素である
ことはなく、x+yが5、6または7でzが少なくとも
1である中鎖分岐第1級アルキルサルフェートを含む混
合物を少なくとも20%含む。
【0034】ここに定義される顆粒組成物に用いるのに
好ましい中鎖分岐第1級アルキルサルフェート界面活性
剤は、下式の化合物の群より選択される。
【化8】 およびこれらの混合物であって、式中、Mは1つ以上の
陽イオンまたはこれらの混合物を表し、a、b、dおよ
びeは整数であり、a+bは6〜13、d+eは4〜1
1であり、さらに a+b=6のとき、aは2〜5の整数で、bは1〜4の
整数である、a+b=7のとき、aは2〜6の整数で、
bは1〜5の整数である、a+b=8のとき、aは2〜
7の整数で、bは1〜6の整数である、a+b=9のと
き、aは2〜8の整数で、bは1〜7の整数である、a
+b=10のとき、aは2〜9の整数で、bは1〜8の
整数である、a+b=11のとき、aは2〜10の整数
で、bは1〜9の整数である、a+b=12のとき、a
は2〜11の整数で、bは1〜10の整数である、a+
b=13のとき、aは2〜12の整数で、bは1〜11
の整数である、d+e=4のとき、dは2〜3の整数
で、eは1〜2の整数である、d+e=5のとき、dは
2〜4の整数で、eは1〜3の整数である、d+e=6
のとき、dは2〜5の整数で、eは1〜4の整数であ
る、d+e=7のとき、dは2〜6の整数で、eは1〜
5の整数である、d+e=8のとき、dは2〜7の整数
で、eは1〜6の整数である、d+e=9のとき、dは
2〜8の整数で、eは1〜7の整数である、d+e=1
0のとき、dは2〜9の整数で、eは1〜8の整数であ
る、d+e=11のとき、dは2〜10の整数で、eは
1〜9の整数である。
【0035】上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子
の平均合計数は約12〜14.5個の範囲内である。特
に好ましい中鎖分岐界面活性剤は、基IとIIの一般式を
有する化合物の混合物を含むものであり、基I対IIによ
る化合物のモル比は約4:1より大きく、好ましくは約
9:1より大きく、最も好ましくは約20:1より大き
い。
【0036】さらに、本発明の界面活性剤系は、線状界
面活性剤と下式の分岐第1級アルキルサルフェートであ
る分岐界面活性剤の混合物を含んでいてもよい。
【化9】 式中、分岐鎖を含めた1分子当たりの炭素原子の合計数
は10〜17個であり、この界面活性剤混合物について
はさらに、上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の
平均合計数は約12〜14.5個の範囲であり、R、R
およびRはそれぞれ独立に水素またはC1〜C3の
アルキルであって、R、RおよびRがすべて水素で
あることはなく、Mは水溶性陽イオンであり、wは0〜
10、xは0〜10、yは0〜10、zは0〜10であ
ってw+x+y+zは3〜10である。ただし、R
C1〜C3のアルキルのとき、zが0の界面活性剤対z
が1以上の界面活性剤の割合は少なくとも約1:1、好
ましくは少なくとも約1:5、より好ましくは少なくと
も約1:10、最も好ましくは少なくとも約1:20で
ある。同様に好ましいのは、RがC1〜C3のアルキ
ルのとき、zが0の上式の分岐第1級アルキルサルフェ
ートを約20%未満、好ましくは10%未満、より好ま
しくは5%未満、最も好ましくは1%未満含む界面活性
組成物である。
【0037】好ましいモノメチル分岐第1級アルキルサ
ルフェートは、3−メチルウンデカノールサルフェー
ト、4−メチルウンデカノールサルフェート、5−メチ
ルウンデカノールサルフェート、6−メチルウンデカノ
ールサルフェート、7−メチルウンデカノールサルフェ
ート、8−メチルウンデカノールサルフェート、9−メ
チルウンデカノールサルフェート、3−メチルドデカノ
ールサルフェート、4−メチルドデカノールサルフェー
ト、5−メチルドデカノールサルフェート、6−メチル
ドデカノールサルフェート、7−メチルドデカノールサ
ルフェート、8−メチルドデカノールサルフェート、9
−メチルドデカノールサルフェート、10−メチルドデ
カノールサルフェート、3−メチルトリデカノールサル
フェート、4−メチルトリデカノールサルフェート、5
−メチルトリデカノールサルフェート、6−メチルトリ
デカノールサルフェート、7−メチルトリデカノールサ
ルフェート、8−メチルトリデカノールサルフェート、
9−メチルトリデカノールサルフェート、10−メチル
トリデカノールサルフェート、11−メチルトリデカノ
ールサルフェートおよびこれらの混合物からなる群より
選択される。
【0038】好ましいジメチル分岐第1級アルキルサル
フェートは、2,3−ジメチルウンデカノールサルフェ
ート、2,4−ジメチルウンデカノールサルフェート、
2,5−ジメチルウンデカノールサルフェート、2,6
−ジメチルウンデカノールサルフェート、2,7−ジメ
チルウンデカノールサルフェート、2,8−ジメチルウ
ンデカノールサルフェート、2,9−ジメチルウンデカ
ノールサルフェート、2,3−ジメチルドデカノールサ
ルフェート、2,4−ジメチルドデカノールサルフェー
ト、2,5−ジメチルドデカノールサルフェート、2,
6−ジメチルドデカノールサルフェート、2,7−ジメ
チルドデカノールサルフェート、2,8−ジメチルドデ
カノールサルフェート、2,9−ジメチルドデカノール
サルフェート、2,10−ジメチルドデカノールサルフ
ェートおよびこれらの混合物からなる群より選択され
る。
【0039】以下に、本発明の組成物に有用な好ましい
分岐界面活性剤の例である13個の炭素原子と1つの分
岐単位を有する分岐第1級アルキルサルフェートを示
す。下式の5−メチルドデシルサルフェート
【化10】 下式の6−メチルドデシルサルフェート
【化11】 下式の7−メチルドデシルサルフェート
【化12】 下式の8−メチルドデシルサルフェート
【化13】 下式の9−メチルドデシルサルフェート
【化14】 下式の10−メチルドデシルサルフェート
【化15】 式中、Mは好ましくはナトリウムである。
【0040】以下に、本発明による好ましい分岐界面活
性剤の例である14個の炭素原子と2つの分岐単位を有
する分岐第1級アルキルサルフェートを示す。下式の
2,5−ジメチルドデシルサルフェート
【化16】 下式の2,6−ジメチルドデシルサルフェート
【化17】 下式の2,7−ジメチルドデシルサルフェート
【化18】 下式の2,8−ジメチルドデシルサルフェート
【化19】 下式の2,9−ジメチルドデシルサルフェート
【化20】 下式の2,10−ジメチルドデシルサルフェート
【化21】 式中、Mは好ましくはナトリウムである。
【0041】(2)中鎖分岐第1級アルキルアルコキシ
化サルフェート界面活性剤 本発明の顆粒組成物に用いる中鎖分岐界面活性剤系は、
下式の1種類以上(好ましくは2種類以上の混合物)の
中鎖分岐第1級アルキルアルコキシ化サルフェート界面
活性剤を含んでいてもよい。
【化22】
【0042】本発明の界面活性剤混合物は、線状第1級
アルキルアルコキシ化サルフェート鎖骨格(すなわち、
アルコキシ硫酸化炭素原子を含む最長線状炭素鎖)を有
する分子を含む。これらのアルキル鎖骨格は、約10〜
約18個の炭素原子を含み、さらにこの分子は、少なく
とも約1個、ただし3個以下の炭素原子を有する1つま
たは複数の分岐第1級アルキル部分を含む。さらに界面
活性剤混合物の、分岐第1級アルキル部分についての炭
素原子の平均合計数は14.5個未満、好ましくは約1
2〜14.5個の範囲内である。このように、本発明の
混合物は、炭素原子が9個未満か、17個を超える最長
線状炭素鎖を有する少なくとも1種類の分岐第1級アル
キルサルフェート界面活性剤を含み、この分岐第1級ア
ルキル鎖の炭素原子の平均合計数が、約12〜14.5
個、好ましくは約12.5〜14.5個、最も好ましく
は約13〜14.5個の範囲内である。
【0043】例えば、骨格に11個の炭素原子を有する
合計炭素C14の第1級アルキルサルフェート界面活性
剤は、アルキル部分中の炭素原子の合計数が14個とな
るような1、2または3個の分岐単位(すなわち、R、
および/またはR)を有していなければならな
い。この例では、合計炭素C14という要件は、例え
ば、1個のプロピル分岐単位または3個のメチル分岐単
位を有していればいずれも満たされる。
【0044】R、RおよびRはそれぞれ独立に、水
素およびC1〜C3のアルキル(好ましくは、水素また
はC1〜C2のアルキル、より好ましくは水素またはメ
チル、最も好ましくはメチル)から選ばれる。ただし、
R、RおよびRがすべて水素であることはない。さ
らに、zが0のときは、少なくともRまたはRは水素
ではない。
【0045】本発明においては、上式の界面活性剤系に
はR、RおよびRがすべて水素である分子(すなわ
ち、線状非分岐第1級アルコキシ化サルフェート)は含
まれていないが、本界面活性剤系は少量の線状非分岐第
1級アルコキシ化サルフェートを含んでいてもよいもの
と認識される。さらに、この線状非分岐第1級アルコキ
シ化サルフェート界面活性剤は、必要とされる本発明に
よる中鎖分岐第1級アルコキシ化サルフェートを有する
界面活性剤混合物を製造するのに用いられるプロセスの
結果として存在している可能性があり、また、顆粒組成
物を処方する際、少量の線状非分岐第1級アルコキシ化
サルフェートを最終生成物処方に混合してもよい。
【0046】さらに、少量の中鎖分岐アルキルサルフェ
ートも本発明の界面活性剤系に含まれていてもよいもの
と認識される。これは、通常、本発明に有用なアルコキ
シ化サルフェートを調製するのに用いられる中鎖分岐ア
ルコールの不完全なアルコキシ化により残存する非アル
コキシ化アルコールの硫酸化の結果である。しかしなが
ら、かかる中鎖分岐アルキルサルフェートを、本発明の
顆粒組成物に個別に添加してもよいものと認識される。
【0047】さらに、非硫酸化中鎖分岐アルコール(ポ
リオキシアルキレンアルコールを含めた)も少量であれ
ば本発明のアルコキシ化サルフェート含有界面活性剤系
に含まれていてもよいものと認識される。かかる材料
は、アルコキシ化サルフェート界面活性剤を調製するの
に用いられるアルコール(アルコキシ化された、または
アルコキシ化されていない)の不完全な硫酸化の結果存
在するものである。またはこれらのアルコールは、本発
明による中鎖分岐アルコキシ化サルフェート界面活性剤
と共に本発明の顆粒組成物に個別に添加してもよい。
【0048】Mは前述に記載した通りである。
【0049】さらに、上式に関して、wは0〜10の整
数、xは0〜10の整数、yは0〜10の整数、zは0
〜10の整数であってw+x+y+zは3〜10の整数
である。
【0050】EO/POはアルコキシ部分であり、好ま
しくはエトキシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロ
ポキシ基から選択され、mは少なくとも約0.01、好
ましくは約0.1〜約30の範囲、より好ましくは約
0.5〜約10、最も好ましくは約1〜約5である。
(EO/PO)m部分は、mに対応する平均アルコキシ
化(すなわち、エトキシ化および/またはプロポキシ
化)度の分布か、またはmに対応する単位数そのものの
アルコキシ化(すなわち、エトキシ化および/またはプ
ロポキシ化)された単一の特定の鎖のいずれかである。
【0051】好ましい界面活性剤系は、本顆粒組成物中
に、好ましくは少なくとも約0.5重量%、より好まし
くは少なくとも約1重量%、さらに好ましくは少なくと
も約2重量%、さらに好ましくは少なくとも約5重量
%、さらに好ましくは少なくとも約8重量%、最も好ま
しくは約10重量%存在する。さらに、下式の第1級ア
ルキルアルコキシ化サルフェートを1種類以上含む好ま
しい界面活性剤混合物は、本顆粒組成物中に、好ましく
は約45重量%未満、より好ましくは約40重量%未
満、さらに好ましくは約35重量%未満、さらに好まし
くは約30重量%未満存在する。
【化23】 式中、分岐鎖を含めた炭素原子の合計数は10〜17個
であり、この界面活性剤混合物についてはさらに、上式
の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の平均合計数は1
2〜約14.5個であり、RおよびRはそれぞれ独
立に水素またはC1〜C3のアルキルであり、Mは水溶
性陽イオンであり、xは0〜10、yは0〜10、zは
0〜10であってx+y+zは4〜10である。ただ
し、RおよびRが両方とも水素であることはなく、
EO/POは、エトキシ、プロポキシおよび混合エトキ
シ/プロポキシ基から選択されるアルコキシ部分であ
り、mは少なくとも約0.01、好ましくは約0.1〜
約30の範囲、より好ましくは約0.5〜約10、最も
好ましくは約1〜約5である。より好ましいのは、x+
yが6でzが少なくとも1である1種類以上の中鎖分岐
第1級アルキルアルコキシサルフェートを少なくとも5
%含む組成物である。
【0052】好ましくは、界面活性剤混合物は、R
よびRが独立に水素、メチルで、RおよびRが両
方とも水素であることはなく、x+yが5、6または7
でzが少なくとも1である中鎖分岐第1級アルキルサル
フェートを少なくとも5%含む。より好ましくは、界面
活性剤混合物は、RおよびRが独立に水素またはメ
チルで、RおよびRが両方とも水素であることはな
く、x+yが5、6または7でzが少なくとも1である
中鎖分岐第1級アルキルサルフェートを少なくとも20
%含む。
【0053】中鎖分岐第1級アルキルアルコキシ化サル
フェートと線状アルキルアルコキシレート化サルフェー
ト界面活性剤の好ましい混合物は、下式の1種類以上の
中鎖分岐アルキルアルコキシ化サルフェートを少なくと
も約5重量%含む。
【化24】 およびこれらの混合物である。Mは1つ以上の陽イオン
を表す。a、b、dおよびeは整数であり、a+bは6
〜13、d+eは4〜11であり、さらに a+b=6のとき、aは2〜5の整数で、bは1〜4の
整数である、a+b=7のとき、aは2〜6の整数で、
bは1〜5の整数である、a+b=8のとき、aは2〜
7の整数で、bは1〜6の整数である、a+b=9のと
き、aは2〜8の整数で、bは1〜7の整数である、a
+b=10のとき、aは2〜9の整数で、bは1〜8の
整数である、a+b=11のとき、aは2〜10の整数
で、bは1〜9の整数である、a+b=12のとき、a
は2〜11の整数で、bは1〜10の整数である、a+
b=13のとき、aは2〜12の整数で、bは1〜11
の整数である、d+e=4のとき、dは2〜3の整数
で、eは1〜2の整数である、d+e=5のとき、dは
2〜4の整数で、eは1〜3の整数である、d+e=6
のとき、dは2〜5の整数で、eは1〜4の整数であ
る、d+e=7のとき、dは2〜6の整数で、eは1〜
5の整数である、d+e=8のとき、dは2〜7の整数
で、eは1〜6の整数である、d+e=9のとき、dは
2〜8の整数で、eは1〜7の整数である、d+e=1
0のとき、dは2〜9の整数で、eは1〜8の整数であ
る、d+e=11のとき、dは2〜10の整数で、eは
1〜9の整数である。
【0054】上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子
の平均合計数は約12〜14.5個の範囲内であり、E
O/POはエトキシ、プロポキシおよび混合エトキシ/
プロポキシ基から選択されるアルコキシ部分であり、m
は少なくとも約0.01、好ましくは約0.1〜約30
の範囲、より好ましくは約0.5〜約10、最も好まし
くは約1〜約5である。特に好ましい中鎖分岐界面活性
剤は、基IとIIの一般式を有する化合物の混合物を含む
ものであり、基I対IIによる化合物のモル比は約4:1
より大きく、好ましくは約9:1より大きく、最も好ま
しくは約20:1より大きい。
【0055】さらに、本発明の界面活性剤系は、線状界
面活性剤と下式の分岐第1級アルキルアルコキシ化サル
フェートである分岐界面活性剤の混合物を含んでいても
よい。
【化25】 式中、分岐鎖を含めた1分子当たりの炭素原子の合計数
は10〜17個であり、この界面活性剤混合物について
はさらに、上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の
平均合計数は約12〜14.5個の範囲であり、R、R
およびRはそれぞれ独立に水素またはC1〜C3の
アルキルであって、R、RおよびRがすべて水素で
あることはなく、Mは水溶性陽イオンであり、wは0〜
10、xは0〜10、yは0〜10、zは0〜10であ
ってw+x+y+zは3〜10である。EO/POはア
ルコキシ部分であり、好ましくはエトキシ、プロポキシ
および混合エトキシ/プロポキシ基から選択され、mは
少なくとも約0.01、好ましくは約0.1〜約30の
範囲、より好ましくは約0.5〜約10、最も好ましく
は約1〜約5である。ただし、RがC1〜C3のアル
キルのとき、zが1以上の界面活性剤対zが0の界面活
性剤の割合は少なくとも約1:1、好ましくは少なくと
も約5:1、より好ましくは少なくとも約10:1、最
も好ましくは少なくとも約20:1である。同様に好ま
しいのは、RがC1〜C3のアルキルのとき、zが0
の上式の分岐第1級アルキルサルフェートを約20%未
満、好ましくは10%未満、より好ましくは5%未満、
最も好ましくは1%未満含む界面活性組成物である。
【0056】好ましいモノメチル分岐第1級アルキルエ
トキシ化サルフェートは、エトキシ化度が約0.1〜約
10でエトキシ化された化合物である3−メチルドデカ
ノールエトキシ化サルフェート、4−メチルドデカノー
ルエトキシ化サルフェート、5−メチルドデカノールエ
トキシ化サルフェート、6−メチルドデカノールエトキ
シ化サルフェート、7−メチルドデカノールエトキシ化
サルフェート、8−メチルドデカノールエトキシ化サル
フェート、9−メチルドデカノールエトキシ化サルフェ
ート、10−メチルドデカノールエトキシ化サルフェー
ト、3−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、4−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、5−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、6−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、7−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、8−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、9−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、10−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
ト、11−メチルトリデカノールエトキシ化サルフェー
トおよびこれらの混合物からなる群より選択される。
【0057】好ましいジメチル分岐第1級アルキルエト
キシ化サルフェートは、エトキシ化度が約0.1〜約1
0でエトキシ化された化合物である2,3−ジメチルウ
ンデカノールエトキシ化サルフェート、2,4−ジメチ
ルウンデカノールエトキシ化サルフェート、2,5−ジ
メチルウンデカノールエトキシ化サルフェート、2,6
−ジメチルウンデカノールエトキシ化サルフェート、
2,7−ジメチルウンデカノールエトキシ化サルフェー
ト、2,8−ジメチルウンデカノールエトキシ化サルフ
ェート、2,9−ジメチルウンデカノールエトキシ化サ
ルフェート、2,3−ジメチルドデカノールエトキシ化
サルフェート、2,4−ジメチルドデカノールエトキシ
化サルフェート、2,5−ジメチルドデカノールエトキ
シ化サルフェート、2,6−ジメチルドデカノールエト
キシ化サルフェート、2,7−ジメチルドデカノールエ
トキシ化サルフェート、2,8−ジメチルドデカノール
エトキシ化サルフェート、2,9−ジメチルドデカノー
ルエトキシ化サルフェート、2,10−ジメチルドデカ
ノールエトキシ化サルフェートおよびこれらの混合物か
らなる群より選択される。
【0058】(3)中鎖分岐第1級アルキルポリオキシ
アルキレン界面活性剤 本発明の顆粒組成物に用いる分岐界面活性剤系は、下式
の1種類以上の中鎖分岐第1級アルキルポリオキシアル
キレン界面活性剤を含んでいてもよい。
【化26】
【0059】本発明の界面活性剤混合物は、線状第1級
ポリオキシアルキレン鎖骨格(すなわち、アルコキシ化
炭素原子を含む最長線状炭素鎖)を有する分子を含む。
これらのアルキル鎖骨格は、約10〜約18個の炭素原
子を含み、さらにこの分子は、少なくとも約1個、ただ
し3個以下の炭素原子を有する1つまたは複数の分岐第
1級アルキル部分を含む。さらに界面活性剤混合物の、
分岐第1級アルキル部分についての炭素原子の平均合計
数は約12〜14.5個の範囲である。このように、本
発明の混合物は、炭素原子が9個未満か、17個を超え
る最長線状炭素鎖を有する少なくとも1種類のポリオキ
シアルキレン化合物を含み、分岐鎖を含めた炭素原子の
平均合計数は少なくとも10個でなければならず、さら
に、分岐第1級アルキル鎖の炭素原子の平均合計数は、
約12〜14.5個の範囲内である。
【0060】例えば、骨格に13個の炭素原子を有する
合計炭素C14(アルキル鎖中)の第1級ポリオキシア
ルキレン界面活性剤は、分子中の炭素原子の合計数が1
4個となるような1個のメチル分岐単位(R、RかR
のいずれかがメチル)を有していなければならない。
【0061】R、RおよびRはそれぞれ独立に、水
素およびC1〜C3のアルキル(好ましくは、水素また
はC1〜C2のアルキル、より好ましくは水素またはメ
チル、最も好ましくはメチル)から選ばれる。ただし、
R、RおよびRがすべて水素であることはない。さ
らに、zが0のとき少なくともRまたはRは水素では
ない。
【0062】本発明においては、上式の界面活性剤系に
はR、RおよびRがすべて水素である分子(すなわ
ち、線状非分岐第1級ポリオキシアルキレン)は含まれ
ていないが、本発明の界面活性剤系は少量の線状非分岐
第1級ポリオキシアルキレンを含んでいてもよいものと
認識される。さらに、この線状非分岐第1級ポリオキシ
アルキレン界面活性剤は、必要とされる本発明による中
鎖分岐第1級ポリオキシアルキレンを有する界面活性剤
混合物を製造するのに用いられるプロセスの結果として
存在している可能性があり、また、顆粒組成物を処方す
る際、少量の線状非分岐第1級ポリオキシアルキレンを
最終生成物処方に混合してもよい。
【0063】好ましい界面活性剤系は、本顆粒組成物中
に、好ましくは少なくとも約0.5重量%、より好まし
くは少なくとも約1重量%、さらに好ましくは少なくと
も約2重量%、さらに好ましくは少なくとも約5重量
%、さらに好ましくは少なくとも約8重量%、最も好ま
しくは約10重量%存在する。さらに、下式の第1級ア
ルキルポリオキシアルキレンを1種類以上含む好ましい
界面活性剤混合物は、本顆粒組成物中に、好ましくは約
45重量%未満、より好ましくは約40重量%未満、さ
らに好ましくは約35重量%未満、さらに好ましくは約
30重量%未満存在する。
【化27】 式中、分岐鎖を含めた炭素原子の合計数は10〜16個
であり、この界面活性剤混合物についてはさらに、上式
の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の平均合計数は約
12〜14.5個の範囲であり、RおよびRはそれ
ぞれ独立に水素またはC1〜C3のアルキルであり、x
は0〜10、yは0〜10、zは少なくとも1であって
x+y+zは4〜10である。ただし、RおよびR
が両方とも水素であることはなく、EO/POは、エト
キシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基か
ら選択され、より好ましくはエトキシであるアルコキシ
部分であり、mは少なくとも約1、好ましくは約3〜約
30の範囲、より好ましくは約5〜約20、最も好まし
くは約5〜約15である。より好ましいのは、zが少な
くとも2の1種類以上の中鎖分岐第1級ポリオキシアル
キレンを少なくとも5%含む組成物である。
【0064】好ましくは、界面活性剤混合物は、R
よびRが独立に水素、メチルで、RおよびRが両
方とも水素であることはなく、x+yが5、6または7
でzが少なくとも1である中鎖分岐第1級アルキルポリ
オキシアルキレンを少なくとも0.5%、好ましくは少
なくとも約1%含む。
【0065】例えば、布地の洗濯に有用な本発明による
好ましい顆粒組成物は、中鎖分岐第1級アルキルポリオ
キシアルキレン界面活性剤混合物を約0.001%〜約
99%含み、前記混合物は、下式の1種類以上の中鎖分
岐アルキルポリオキシアルキレンを少なくとも約5重量
%含む。
【化28】 またはこれらの混合物である。a、b、dおよびeは整
数であり、a+bは6〜13、d+eは4〜11であ
り、さらに a+b=6のとき、aは2〜5の整数で、bは1〜4の
整数である、a+b=7のとき、aは2〜6の整数で、
bは1〜5の整数である、a+b=8のとき、aは2〜
7の整数で、bは1〜6の整数である、a+b=9のと
き、aは2〜8の整数で、bは1〜7の整数である、a
+b=10のとき、aは2〜9の整数で、bは1〜8の
整数である、a+b=11のとき、aは2〜10の整数
で、bは1〜9の整数である、a+b=12のとき、a
は2〜11の整数で、bは1〜10の整数である、a+
b=13のとき、aは2〜12の整数で、bは1〜11
の整数である、d+e=4のとき、dは2〜3の整数
で、eは1〜2の整数である、d+e=5のとき、dは
2〜4の整数で、eは1〜3の整数である、d+e=6
のとき、dは2〜5の整数で、eは1〜4の整数であ
る、d+e=7のとき、dは2〜6の整数で、eは1〜
5の整数である、d+e=8のとき、dは2〜7の整数
で、eは1〜6の整数である、d+e=9のとき、dは
2〜8の整数で、eは1〜7の整数である、d+e=1
0のとき、dは2〜9の整数で、eは1〜8の整数であ
る、d+e=11のとき、dは2〜10の整数で、eは
1〜9の整数である。
【0066】さらに、この界面活性剤混合物について、
上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の平均合計数
は約12〜14.5個の範囲内であり、EO/POはエ
トキシ、プロポキシおよび混合エトキシ/プロポキシ基
から選択されるアルコキシ部分であり、mは少なくとも
約1、好ましくは約3〜約30の範囲、より好ましくは
約5〜約20、最も好ましくは約5〜約15である。
【0067】さらに、本発明の界面活性剤系は、線状界
面活性剤と下式の分岐第1級アルキルポリオキシアルキ
レンである分岐界面活性剤の混合物を含んでいてもよ
い。
【化29】 式中、分岐鎖を含めた1分子当たりの炭素原子の合計数
は10〜17個であり、この界面活性剤混合物について
はさらに、上式の分岐第1級アルキル部分の炭素原子の
平均合計数は約12〜14.5個の範囲内であり、R、
およびRはそれぞれ独立に水素またはC1〜C3
のアルキルであって、R、RおよびRがすべて水素
であることはなく、Mは水溶性陽イオンであり、wは0
〜10、xは0〜10、yは0〜10、zは0〜10で
あってw+x+y+zは3〜10である。EO/POは
アルコキシ部分であり、好ましくはエトキシ、プロポキ
シおよび混合エトキシ/プロポキシ基から選択され、m
は少なくとも約1、好ましくは約3〜約30の範囲、よ
り好ましくは約5〜約20、最も好ましくは約5〜約1
5である。ただし、RがC1〜C3のアルキルのと
き、zが1以上の界面活性剤対zが0の界面活性剤の割
合は少なくとも約1:1、好ましくは少なくとも約5:
1、より好ましくは少なくとも約10:1、最も好まし
くは少なくとも約20:1である。同様に好ましいの
は、RがC1〜C3のアルキルのとき、zが0の上式
の分岐第1級アルキルポリオキシアルキレンを約20%
未満、好ましくは10%未満、より好ましくは5%未
満、最も好ましくは1%未満含む界面活性組成物であ
る。
【0068】好ましいモノメチル分岐第1級アルキルエ
トキシレートは、平均エトキシ化度が約5〜約15でエ
トキシ化された化合物である3−メチルドデカノールエ
トキシレート、4−メチルドデカノールエトキシレー
ト、5−メチルドデカノールエトキシレート、6−メチ
ルドデカノールエトキシレート、7−メチルドデカノー
ルエトキシレート、8−メチルドデカノールエトキシレ
ート、9−メチルドデカノールエトキシレート、10−
メチルドデカノールエトキシレート、3−メチルトリデ
カノールエトキシレート、4−メチルトリデカノールエ
トキシレート、5−メチルトリデカノールエトキシレー
ト、6−メチルトリデカノールエトキシレート、7−メ
チルトリデカノールエトキシレート、8−メチルトリデ
カノールエトキシレート、9−メチルトリデカノールエ
トキシレート、10−メチルトリデカノールエトキシレ
ート、11−メチルトリデカノールエトキシレートおよ
びこれらの混合物からなる群より選択される。
【0069】好ましいジメチル分岐第1級アルキルエト
キシレートは、平均エトキシ化度が約5〜約15でエト
キシ化された化合物である2,3−ジメチルウンデカノ
ールエトキシレート、2,4−ジメチルウンデカノール
エトキシレート、2,5−ジメチルウンデカノールエト
キシレート、2,6−ジメチルウンデカノールエトキシ
レート、2,7−ジメチルウンデカノールエトキシレー
ト、2,8−ジメチルウンデカノールエトキシレート、
2,9−ジメチルウンデカノールエトキシレート、2,
3−ジメチルドデカノールエトキシレート、2,4−ジ
メチルドデカノールエトキシレート、2,5−ジメチル
ドデカノールエトキシレート、2,6−ジメチルドデカ
ノールエトキシレート、2,7−ジメチルドデカノール
エトキシレート、2,8−ジメチルドデカノールエトキ
シレート、2,9−ジメチルドデカノールエトキシレー
ト、2,10−ジメチルドデカノールエトキシレートお
よびこれらの混合物からなる群より選択される。
【0070】中鎖分岐界面活性剤の調製 以下の反応機構は、本発明の中鎖分岐第1級アルキル界
面活性剤を調製するためのアルコキシ化および/または
硫酸化に有用な中鎖分岐第1級アルコールを調製する一
般的な方法を示すものである。
【化30】
【0071】ハロゲン化アルキルをグリニャール試薬に
変換し、このグリニャール試薬をハロケトンと反応させ
る。通常の酸加水分解、アセチル化および酢酸の熱脱離
の後、中間体オレフィンが生成され(機構には示されて
いない)、これをPd/Cのような簡便な水素処理触媒
を用いて水素処理する。
【0072】この経路は、分岐鎖、ここでは5−メチル
分岐鎖を反応順序において早い段階で導入するという点
で他の方法より好ましい。
【0073】第1の水素処理工程より得られるハロゲン
化アルキルの形成により、機構に示すようにアルコール
生成物が得られる。これを標準的な技術を用いてアルコ
キシ化する、かつ/または一般的な硫酸化剤、例えば、
クロロスルホン酸、SO3/空気または発煙硫酸を用い
て硫酸化して、最終の分岐第1級アルキル界面活性剤を
得ることができる。1回の処方で得られる以上のさらに
分岐のある炭素を伸張させることもできる。かかる伸張
は、例えば、エチレンオキシドとの反応により行うこと
ができる。いずれもここに参考文献として組み込まれる
「非金属物質のグリニャール反応」M.S. Kharaschおよ
びO. Reinmuth、Prentice-Hall、N.Y.,1954年、J.
Org. Chem., J. CasonおよびW.R. Winans、第15巻(1
950年)、139〜147頁、J. Org. Chem., J. Cason
ら、第13巻(1948年)239〜248頁、J. Org. Chem.,
J. Casonら、第14巻(1949年)147〜154頁および
J. Org.Chem., J. Casonら、第15巻(1950年)135
〜138頁を参照のこと。
【0074】上記の手順の変形として、代わりのハロケ
トンやグリニャール試薬を用いてもよい。処方またはエ
トキシ化からのアルコールのPBr3ハロゲン化を用い
て、鎖の伸張を反復して行うことができる。
【0075】本発明の好ましい中鎖分岐第1級アルキル
アルコキシ化サルフェート(生成される中間体アルコー
ルのアルコキシレートかサルフェートかを選ぶことで、
同様にポリオキシアルキレンおよびアルキルサルフェー
トも)もまた、次のように容易に調製することができ
る。
【化31】
【0076】一般的なブロモアルコールをトリフェニル
ホスフィン、続いて、適切にはジメチルスルホキシド/
テトラヒドロフラン中で水素化ナトリウムと反応させ
て、ウィッティッヒ付加物を形成する。このウィッティ
ッヒ付加物を、アルファメチルケトンと反応させて、内
部不飽和メチル分岐アルコラートを形成する。水素処理
に続いてアルコキシ化および/または硫酸化を行うと、
所望の中鎖分岐第1級界面活性剤が得られる。ウィッテ
ィッヒ法では、炭化水素鎖をグリニャール機構のように
伸張することは許されていないが、ウィッティッヒ法は
通常高収率である。ここに参考文献として組み込まれる
農業および生物化学、M. Horiikeら、第42巻(1978
年)、1963〜1965頁を参照のこと。
【0077】本発明によれば、別の合成手順を用いて分
岐第1級界面活性剤を調製してもよい。中鎖分岐第1級
アルキル界面活性剤は、さらに、一般的な同族体、例え
ば、ヒドロホルミル化の結果2−アルキル分岐鎖を生成
する工業プロセスにおいて形成されるようなものの存在
下で合成したり処方したりしてもよい。
【0078】本発明の界面活性剤混合物のある好ましい
実施形態において、特に、商業的なプロセスにより化石
燃料源より誘導されるような前記界面活性剤混合物は、
少なくとも1種類、好ましくは少なくとも2種類、より
好ましくは少なくとも5種類、最も好ましくは少なくと
も8種類の中鎖分岐第1級アルキル界面活性剤を含む。
本発明のある界面活性剤混合物の調製に特に好適なの
は、分岐鎖オレフィンをアルコキシ化および/または硫
酸化の前に触媒により異性化およびヒドロホルミル化す
る「オキソ」反応である。かかる混合物を得る好ましい
プロセスは、出発材料供給原料として化石燃料を用いる
ものである。好ましいプロセスでは、限られた量の分岐
で、オレフィン(アルファまたは内部)にオキソ反応を
用いるものである。好適なオレフィンは、線状アルファ
または内部オレフィンの二量化、低分子量線状オレフィ
ンの制御されたオリゴマー化、洗剤向けオレフィンの骨
格転位、洗剤向けオレフィンの脱水素/骨格転位または
フィッシャー・トロプシュ反応により作成することがで
きる。これらの反応は、一般に、 1)所望の洗剤向けのオレフィンを多い割合で得る(後
のオキソ反応において炭素原子の付加が可能)、 2)数の限定された、好ましくは中鎖の分岐鎖を生成す
る、 3)C1〜C3の分岐鎖、より好ましくはエチル、最も
好ましくはメチルを生成する、 4)gemジアルキル分岐鎖を制限または排除する、す
なわち、第4級炭素原子の形成を防ぐように制御され
る。
【0079】好適なオレフィンはオキソ反応を行って、
対応のアルデヒドにより直接的または間接的に第1級ア
ルコールを与えることができる。内部オレフィンを用い
るときは、アルファオレフィンより内部オレフィンを優
先的に予備異性化できるオキソ触媒を通常用いる。個別
に触媒処理された(すなわち、非オキソ)内部〜アルフ
ァ異性化を行うことはできるが、これは任意である。一
方、オレフィン形成工程自体が、直接アルファオレフィ
ン(例えば、洗剤向けの高圧フッシャー・トロプシュオ
レフィン)につながる場合には、非異性化オキソ触媒を
用いることが可能であるばかりでなく、用いた方が好ま
しい。
【0080】上述したプロセスをトリデセンを用いて行
うと、より好ましい5−メチル−トリデシルアルコール
が得られ、あまり好ましくない2,4−ジメチルドデシ
ル材料よりも高収率で界面活性剤が得られる。この混合
物は、各生成物が、少なくとも12個の炭素原子を有す
る線状アルキル鎖を有し、合計で14個の炭素原子を含
むという点で、本発明において望ましい。
【0081】以下の実施例は、本発明の組成物に有用な
様々な化合物の合成法を示すものである。実証されたこ
れらの界面活性剤混合物の線状部分の含量は、実施例に
おいて特に量が指定されていない限り、界面活性剤混合
物の約5重量%未満である。
【0082】
【実施例】実施例1ナトリウム7−メチルトリデシルエトキシレート(E
2)および硫酸塩の調製 (6−ヒドロキシヘキシル)トリフェニル臭化ホスホニ
ウムの合成 窒素入口、凝縮器、温度計、機械攪拌装置および窒素出
口を備えた5Lの三つ口丸底フラスコに、6−ブロモ−
1−ヘキサノール(500g、2.76モル)、トリフ
ェニルホスフィン(768g、2.9モル)およびアセ
トニトリル(1800ml)を窒素下で加える。この反
応混合物を還流で72時間加熱する。反応混合物を室温
まで冷やして、5Lのビーカーに移す。生成物を無水エ
チルエーテル(1.5L)で10℃にて再結晶させる。
真空ろ過の後、エチルエーテルで洗って、真空オーブン
にて50℃で2時間乾燥させると、所望の生成物114
0gが白色結晶として得られる。
【0083】7−メチルトリデセン−1−オールの合成 機械攪拌装置、窒素入口、滴下漏斗、温度計および窒素
出口を備えた乾燥させた5Lの三つ口丸底フラスコに、
鉱油中60%の水素化ナトリウム70.2g(1.76
モル)を加える。この鉱油をヘキサンで洗うことにより
除去する。無水ジメチルスルホキシド(500ml)を
フラスコに加え、水素の発生が止まるまでこの混合物を
70℃まで加熱する。この反応混合物を室温まで冷やし
た後、無水テトラヒドロフラン1Lを加える。(6−ヒ
ドロキシヘキシル)トリフェニル臭化ホスホニウム(4
43.4g、1モル)を温無水ジメチルスルホキシド
(50℃、500ml)でスラリーとし、25〜30℃
に保った滴下漏斗から反応混合物に徐々に添加する。こ
の混合物を30分間、室温で攪拌し、2−オクタノン
(140.8g、1.1モル)を滴下漏斗から徐々に加
える。やや発熱反応であるため、25〜30℃に維持す
るために冷却が必要である。混合物を18時間攪拌し、
1Lの精製水の入った5Lのビーカーに攪拌しながら注
ぐ。油相(上部)を分液漏斗で分離させ、水相を除去す
る。水相をヘキサン(500ml)で洗い、有機相を分
離して、水洗からの油相と合わせる。有機混合物を水で
3回(それぞれ500ml)抽出した後、真空蒸留し
て、透明な油状生成物(110g)を140C、1mm
Hgで集める。
【0084】7−メチルトリデセン−1−オールの水素
処理 3Lの振動オートクレーブライナーに、7−メチルトリ
デセン−1−オール(108g、0.508モル)、メ
タノール(300ml)および炭素担持のプラチナ(1
0重量%、35g)を加える。この混合物を180℃、
1200psigの水素で13時間水素処理して、冷却
し、好適には塩化メチレンで洗ったシーライト545に
より真空ろ過する。適宜、ろ過を繰り返して微量のPt
触媒を排除し、硫酸マグネシウムを用いて生成物を乾燥
する。生成物の溶液をロータリーエバポレータで濃縮し
て透明な油(104g)を得る。
【0085】7−メチルトリデカノールのアルコキシ化 窒素入口、機械攪拌装置、および温度計とガス入口を備
えたy−管を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラス
コに、前の工程からのアルコールを加える。微量の水分
を除去するために、アルコールに窒素を約30分間、8
0〜100℃で噴霧する。窒素を流すのに続けて、ナト
リウム塩を触媒として加え、120〜140℃で攪拌し
ながら溶融させる。激しく攪拌しながら、エチレンオキ
シドガスを、反応温度を120〜140℃に保ちながら
140分間加える。適正重量(エチレンオキシドの2等
量)を加えた後、試料を冷やしながら窒素を20〜30
分間装置に流す。所望の7−メチルトリデシルエトキシ
レート(1分子当たり平均2エトキシレート)生成物を
集める。
【0086】7−メチルトリデシルエトキシレート(E
2)の硫酸化 窒素入口、滴下漏斗、温度計、機械攪拌装置および窒素
出口を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラスコに、
クロロホルムと前の工程からの7−メチルトリデシルエ
トキシレート(E2)を加える。氷浴で25〜30℃の
温度に保ちながら、クロロスルホン酸を攪拌された混合
物に徐々に加える。HClの発生が止まったら、温度を
25〜30℃に保ちながら、水中5%の濃度のアリコー
トがpH10.5に保たれるまで、ナトリウムメトキシ
ド(メタノール中25%)を徐々に加える。この混合物
に、熱エタノール(55℃)を加え、ただちに真空ろ過
する。ろ液をロータリーエバポレータでスラリーまで濃
縮し、冷やした後エチルエーテルに注ぐ。この混合物を
5℃まで冷却し、真空ろ過して、所望の7−メチルトリ
デシルエトキシレート(1分子当たり平均2エトキシレ
ート)硫酸、ナトリウム塩生成物を得る。
【0087】実施例2中鎖分岐C12、13およびC14、15アルコール硫
酸ナトリウム、アルコールエトキシレートおよびアルコ
ールエトキシ(E1)硫酸ナトリウムの実験用包接Saso
lアルコール試料からの調製 実験用試験中鎖アルコール試料を、SasolからのC1
2、13およびC14、15洗剤向けのアルコール試料
の尿素包接により誘導する。アルコールサルフェート、
アルコールエトキシレートおよびアルコールエトキシサ
ルフェートを実験用アルコールから調製する。尿素包接
を用いて、中鎖分岐アルコールを、Sasolのアルコール
試料中に存在する一般的な高濃度(35〜45重量%)
の線状アルコールから分離する。尿素対アルコールのモ
ル比10:1〜20:1を分離に用いる。尿素包接につ
いては、J.March著、最新有機化学、第4版、Wiley and
Sons、1992年、87〜88頁およびTakemoto、Sonod
a、Atwood、Davies著MacNicol全書、包含化合物、第2
冊、47〜67頁に記載されている。元になるSasolアルコ
ール試料は、WO第97/01521号明細書および1
996年10月1日付けのSasol R&D技術製品広報「SAS
OL洗剤アルコール」に記載されているように、フィッシ
ャー・トロプシュプロセスにより生成されたアルファオ
レフィンのヒドロホルミル化により調製される。この包
接手順により、線状含量が35〜45%から、試料によ
っては約5重量%まで減り、約95%の分岐アルコール
を含むC12、13およびC14、15アルコールが得ら
れる。分岐アルコールのうち、約70%が本発明による
中鎖分岐アルコールであり、30%がアルコール中の酸
素から数えて2−炭素位で分岐したアルコールである。
アルキルサルフェートおよびアルキルエトキシ(1)サ
ルフェートのナトリウム形態を実験用両中鎖C12、1
3およびC14、15アルコールのために合成する。さ
らに、アルコールエトキシレートを5〜9モルの範囲ま
でエトキシ化して調製する。
【0088】SasolC12、13アルコールの尿素包接 機械攪拌装置を備えた乾燥させた12Lの三つ口丸底フ
ラスコに、SasolC12、13アルコール(399.8
g、2.05モル)、尿素(2398.8g、39.9
8モル)およびメタノール(7L)を加える。試薬を室
温で約20時間攪拌させる。この間、尿素はSasolアル
コールの線状成分と錯体を形成するが、分岐成分とは錯
体を形成しない。約20時間後、懸濁液を中フリット漏
斗でろ過する。メタノールの真空蒸発の後、尿素をヘキ
サンで洗い、ヘキサンを真空蒸発させると、ほぼ無色の
液体189gが得られる。GC分析によれば、回収され
たアルコールは5.4%が線状、94.6%が分岐であ
る。分岐アルコールのうち、67.4%が中鎖分岐であ
り、32.6%がアルコール中の酸素から数えて2−炭
素位で分岐したアルコールである。
【0089】SasolC12、13包接アルコールの硫酸
ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた500mlの
三つ口丸底フラスコに、SasolC12、13包接アルコ
ール(76.8g、0.4モル)およびジエチルエーテ
ル(75ml)を加える。氷水浴で5〜15℃の反応温
度に保ちながら、クロロスルホン酸(48.9g、0.
42モル)を攪拌された混合物に徐々に加える。クロロ
スルホン酸を加えた後、窒素を徐々に流し、真空(10
〜15インチHg)にしてHClを除去し始める。反応
物を温水浴に入れて30〜40℃まで暖める。約45分
後、25〜30インチHgまで真空を進めて、さらに4
5分間保つ。酸性の反応混合物を、25%のナトリウム
メトキシド(97.2g、0.45モル)およびメタノ
ール(300ml)を激しく攪拌させて氷水浴で冷やし
たビーカーに徐々に注ぐ。pHが>12になったのを確
認したら、溶液を約30分間攪拌して、ステンレス製の
皿に注ぐ。大半の溶媒を排気フードにおいて一晩蒸発さ
せる。次の朝、試料をガラス皿に移し、真空乾燥オーブ
ンに入れる。試料を一昼夜40〜60℃、25〜30イ
ンチHgの真空で乾燥させる。黄色の粘着性の固体12
0gを瓶に詰めた後、触媒SO3分析をしたところ、試
料の約94%が活性である。試料のpHは約11.9で
ある。
【0090】SasolC12、13包接アルコールのE1
へのエトキシ化 ガス入口、機械攪拌装置、および温度計とガス出口を備
えたy−管を備えた乾燥させた500mlの三つ口丸底
フラスコに、SasolC12、13包接アルコール(13
4.4g、0.7モル)を加える。微量の水分を除去す
るために、アルコールに窒素を約30分間、60〜80
℃で噴霧する。窒素を流すのに続けて、ナトリウム金属
(0.8g、0.04モル)を触媒として加え、120
〜140℃で攪拌しながら溶融させる。激しく攪拌しな
がら、エチレンオキシドガス(30.8g、0.7モ
ル)を、反応温度を120〜140℃に保ちながら60
分間加える。エチレンオキシドの適正重量を加えた後、
試料を冷やしながら窒素を20〜30分間装置に流す。
金色の液体生成物(164.0g、0.69モル)を窒
素下で瓶に詰める。
【0091】SasolC12、13包接アルコールエトキ
シレート(E1)の硫酸化 ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた2Lの三つ口
丸底フラスコに、SasolC12、13包接エトキシレー
ト(E1)(160.5g、0.68モル)およびジエ
チルエーテル(150ml)を加える。氷水浴で5〜1
5℃の反応温度に保ちながら、クロロスルホン酸(8
2.7g、0.71モル)を攪拌された混合物に徐々に
加える。クロロスルホン酸を加えた後、窒素を徐々に流
し、真空(10〜15インチHg)にしてHClを除去
し始める。また、反応物を温水浴に入れて30〜40℃
まで暖める。約45分後、25〜30インチHgまで真
空を進めて、さらに45分間保つ。酸性の反応混合物
を、25%のナトリウムメトキシド(164.2g、
0.76モル)およびメタノール(500ml)を激し
く攪拌させて氷水浴で冷やしたビーカーに徐々に注ぐ。
pHが>12になったのを確認したら、溶液を約30分
間攪拌して、ステンレス製の皿に注ぐ。大半の溶媒を排
気フードにおいて一晩蒸発させる。次の朝、試料をガラ
ス皿に移し、真空乾燥オーブンに入れる。試料を一昼夜
40〜60℃、25〜30インチHgの真空で乾燥させ
る。黄色の粘着性の固体239gを瓶に詰めた後、触媒
SO3分析をしたところ、試料の約87%が活性であ
る。試料のpHは約12.6である。
【0092】SasolC14、15アルコールの尿素包接 機械攪拌装置を備えた乾燥させた12Lの三つ口丸底フ
ラスコに、SasolC14、15アルコール(414.0
g、1.90モル)、尿素(2220.0g、37.0
モル)およびメタノール(3.5L)を加える。試薬を
室温で約48時間攪拌させる。この間、尿素はSasolア
ルコールの線状成分と錯体を形成するが、分岐成分とは
錯体を形成しない。約48時間後、懸濁液を中フリット
漏斗でろ過する。メタノールの真空蒸発の後、尿素をヘ
キサンで洗い、ヘキサンの真空蒸発をすると、ほぼ無色
の液体220gが得られる。GC分析によれば、回収さ
れたアルコールは2.9%が線状、97.1%が分岐で
ある。分岐アルコールのうち、70.4%が中鎖分岐で
あり、29.6%がアルコール中の酸素から数えて2−
炭素位で分岐したアルコールである。
【0093】SasolC14、15包接アルコールの硫酸
ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた250mlの
三つ口丸底フラスコに、SasolC14、15包接アルコ
ール(43.6g、0.2モル)およびジエチルエーテ
ル(50ml)を加える。氷水浴で5〜15℃の反応温
度に保ちながら、クロロスルホン酸(24.5g、0.
21モル)を攪拌された混合物に徐々に加える。クロロ
スルホン酸を加えた後、窒素を徐々に流し、真空(10
〜15インチHg)にしてHClを除去し始める。反応
物を温水浴に入れて30〜40℃まで暖める。約45分
後、25〜30インチHgまで真空を進めて、さらに4
5分間保つ。酸性の反応混合物を、25%のナトリウム
メトキシド(49.7g、0.23モル)およびメタノ
ール(200ml)を激しく攪拌させて氷水浴で冷やし
たビーカーに徐々に注ぐ。pHが>12になったのを確
認したら、溶液を約30分間攪拌して、ステンレス製の
皿に注ぐ。大半の溶媒を排気フードにおいて一晩蒸発さ
せる。次の朝、試料をガラス皿に移し、真空乾燥オーブ
ンに入れる。試料を一昼夜40〜60℃、25〜30イ
ンチHgの真空で乾燥させる。黄色の粘着性の固体70
gを瓶に詰めた後、触媒SO3分析をしたところ、試料
の約79%が活性である。試料のpHは約13.1であ
る。
【0094】SasolC14、15包接アルコールのE1
へのエトキシ化 ガス入口、機械攪拌装置、および温度計とガス出口を備
えたy−管を備えた乾燥させた500mlの三つ口丸底
フラスコに、SasolC14、15包接アルコール(7
6.3g、0.35モル)を加える。微量の水分を除去
するために、アルコールに窒素を約30分間、60〜8
0℃で噴霧する。窒素を流すのに続けて、ナトリウム金
属(0.4g、0.02モル)を触媒として加え、12
0〜140℃で攪拌しながら溶融させる。激しく攪拌し
ながら、エチレンオキシドガス(15.4g、0.35
モル)を、反応温度を120〜140℃に保ちながら3
5分間加える。エチレンオキシドの適正重量を加えた
後、試料を冷やしながら窒素を20〜30分間装置に流
す。金色の液体生成物(90g、0.34モル)を窒素
下で瓶に詰める。
【0095】SasolC14、15包接アルコールエトキ
シレート(E1)の硫酸化 ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた500mlの
三つ口丸底フラスコに、SasolC14、15包接エトキ
シレート(E1)(86.5g、0.33モル)および
ジエチルエーテル(100ml)を加える。氷水浴で5
〜15℃の反応温度に保ちながら、クロロスルホン酸
(40.8g、0.35モル)を攪拌された混合物に徐
々に加える。クロロスルホン酸を加えた後、窒素を徐々
に流し、真空(10〜15インチHg)にしてHClを
除去し始める。また、反応物を温水浴に入れて30〜4
0℃まで暖める。約45分後、25〜30インチHgま
で真空を進めて、さらに45分間保つ。酸性の反応混合
物を、25%のナトリウムメトキシド(82.1g、
0.38モル)およびメタノール(300ml)を激し
く攪拌させて氷水浴で冷やしたビーカーに徐々に注ぐ。
pHが>12になったのを確認したら、溶液を約30分
間攪拌して、ステンレス製の皿に注ぐ。大半の溶媒を排
気フードにおいて一晩蒸発させる。次の朝、試料をガラ
ス皿に移し、真空乾燥オーブンに入れる。試料を一昼夜
40〜60℃、25〜30インチHgの真空で乾燥させ
る。金色の粘着性の固体125gを瓶に詰めた後、触媒
SO3分析をしたところ、試料の約85%が活性であ
る。試料のpHは約11.9である。
【0096】実施例37−メチルウンデシル硫酸ナトリウムの調製 7−メチルウンデセン−1−オールの合成 機械攪拌装置、窒素入口、滴下漏斗、温度計および窒素
出口を備えた5Lの三つ口丸底フラスコに、鉱油中60
%の水素化ナトリウム70.2g(1.76モル)を加
える。この鉱油をヘキサンで洗うことにより除去する。
無水ジメチルスルホキシド(500ml)をフラスコに
加え、水素の発生が止まるまでこの混合物を70℃まで
加熱する。この反応混合物を室温まで冷やした後、無水
テトラヒドロフラン1Lを加える。(6−ヒドロキシヘ
キシル)トリフェニル臭化ホスホニウム(443.4
g、1モル、前述したとおりに調製したもの)を温無水
ジメチルスルホキシド(50℃、500ml)でスラリ
ーとし、25〜30℃に保った滴下漏斗から反応混合物
に徐々に添加する。この混合物を30分間、室温で攪拌
し、2−ヘキサノン(110g、1.1モル)を滴下漏
斗から徐々に加える。やや発熱反応であるため、25〜
30℃に維持するために冷却が必要である。混合物を1
8時間攪拌し、1Lの精製水の入った5Lのビーカーに
攪拌しながら注ぐ。油相(上部)を分液漏斗で分離さ
せ、水相を除去する。水相をヘキサン(500ml)で
洗い、有機相を分離して、水洗からの油相と合わせる。
有機混合物を水で3回(それぞれ500ml)抽出した
後、真空蒸留して、透明な油状生成物を140C、1m
mHgで集める。
【0097】7−メチルウンデセン−1−オールの水素
処理 3Lの振動オートクレーブライナーに、7−メチルウン
デセン−1−オール(93.5g、0.508モル)、
メタノール(300ml)および炭素担持のプラチナ
(10重量%、35g)を加える。この混合物を180
℃、1200psigの水素で13時間水素処理して、
冷却し、好適には塩化メチレンで洗ったシーライト54
5により真空ろ過する。適宜、ろ過を繰り返して微量の
Pt触媒を排除し、硫酸マグネシウムを用いて生成物を
乾燥する。生成物の溶液をロータリーエバポレータで濃
縮して透明な油を得る。
【0098】7−メチルウンデカノールの硫酸化 窒素入口、滴下漏斗、温度計、機械攪拌装置および窒素
出口を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラスコに、
クロロホルム(300ml)と7−メチルウンデカノー
ル(93.5g、0.5モル)を加える。氷浴で25〜
30℃の温度に保ちながら、クロロスルホン酸(60
g、0.509モル)を攪拌された混合物に徐々に加え
る。HClの発生が止まったら(1時間)、温度を25
〜30℃に保ちながら、水中5%の濃度のアリコートが
pH10.5に保たれるまで、ナトリウムメトキシド
(メタノール中25%)を徐々に加える。この混合物
に、熱エタノール(55℃、2L)を加える。この混合
物を、ただちに真空ろ過する。ろ液をロータリーエバポ
レータでスラリーまで濃縮し、冷やした後2Lのエチル
エーテルに注ぐ。この混合物を結晶が生じる5℃まで冷
却し、真空ろ過する。この結晶を真空オーブン中で50
Cで3時間乾燥して、白色固体を得る。
【0099】実施例47−メチルドデシル硫酸ナトリウムの調製 7−メチルドデセン−1−オールの合成 機械攪拌装置、窒素入口、滴下漏斗、温度計および窒素
出口を備えた乾燥させた5Lの三つ口丸底フラスコに、
鉱油中60%の水素化ナトリウム70.2g(1.76
モル)を加える。この鉱油をヘキサンで洗うことにより
除去する。無水ジメチルスルホキシド(500ml)を
フラスコに加え、水素の発生が止まるまでこの混合物を
70℃まで加熱する。この反応混合物を室温まで冷やし
た後、無水テトラヒドロフラン1Lを加える。(6−ヒ
ドロキシヘキシル)トリフェニル臭化ホスホニウム(4
43.4g、1モル、前述したとおりに調製したもの)
を温無水ジメチルスルホキシド(50℃、500ml)
でスラリーとし、25〜30℃に保った滴下漏斗から反
応混合物に徐々に添加する。この混合物を30分間、室
温で攪拌し、2−ヘプタノン(125.4g、1.1モ
ル)を滴下漏斗から徐々に加える。やや発熱反応である
ため、25〜30℃に維持するために冷却が必要であ
る。混合物を18時間攪拌し、1Lの精製水の入った5
Lのビーカーに攪拌しながら注ぐ。油相(上部)を分液
漏斗で分離させ、水相を除去する。水相をヘキサン(5
00ml)で洗い、有機相を分離して、水洗からの油相
と合わせる。有機混合物を水で3回(それぞれ500m
l)抽出した後、真空蒸留して、透明な油状生成物を1
40C、1mmHgで集める。
【0100】7−メチルドデセン−1−オールの水素処
3Lの振動オートクレーブライナーに、7−メチルドデ
セン−1−オール(100.6g、0.508モル)、
メタノール(300ml)および炭素担持のプラチナ
(10重量%、35g)を加える。この混合物を180
℃、1200psigの水素で13時間水素処理して、
冷却し、好適には塩化メチレンで洗ったシーライト54
5により真空ろ過する。適宜、ろ過を繰り返して微量の
Pt触媒を排除し、硫酸マグネシウムを用いて生成物を
乾燥する。生成物の溶液をロータリーエバポレータで濃
縮して透明な油を得る。
【0101】7−メチルドデカノールの硫酸化 窒素入口、滴下漏斗、温度計、機械攪拌装置および窒素
出口を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラスコに、
クロロホルム(300ml)と7−メチルドデカノール
(100g、0.5モル)を加える。氷浴で25〜30
℃の温度に保ちながら、クロロスルホン酸(60g、
0.509モル)を攪拌された混合物に徐々に加える。
HClの発生が止まったら(1時間)、温度を25〜3
0℃に保ちながら、水中5%の濃度のアリコートがpH
10.5に保たれるまで、ナトリウムメトキシド(メタ
ノール中25%)を徐々に加える。この混合物に、熱エ
タノール(55℃、2L)を加える。この混合物を、た
だちに真空ろ過する。ろ液をロータリーエバポレータで
スラリーまで濃縮し、冷やした後2Lのエチルエーテル
に注ぐ。この混合物を結晶が生じる5℃まで冷却し、真
空ろ過する。この結晶を真空オーブン中で50Cで3時
間乾燥して、白色固体(119g、触媒SO3滴定によ
れば92%が活性)を得る。
【0102】実施例57−メチルトリデシル硫酸ナトリウムの合成 7−メチルトリデカノールの硫酸化 窒素入口、滴下漏斗、温度計、機械攪拌装置および窒素
出口を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラスコに、
クロロホルム(300ml)と、実施例1の中間体のよ
うに調製した7−メチルトリデカノール(107g、
0.5モル)を加える。氷浴で25〜30℃の温度に保
ちながら、クロロスルホン酸(61.3g、0.52モ
ル)を攪拌された混合物に徐々に加える。HClの発生
が止まったら(1時間)、温度を25〜30℃に保ちな
がら、水中5%の濃度のアリコートがpH10.5に保
たれるまで、ナトリウムメトキシド(メタノール中25
%)を徐々に加える。この混合物に、メタノール(1
L)と1−ブタノール300mlを加える。真空にする
ことにより、無機塩沈殿物がろ過され、ロータリーエバ
ポレータのろ液からメタノールが除去される。室温まで
冷やして、エチルエーテル1Lを加え、1時間静置させ
る。沈殿物を真空ろ過により集める。生成物を真空オー
ブン中で50Cで3時間乾燥して、白色固体(76g、
触媒SO3滴定によれば90%が活性)を得る。
【0103】実施例6ナトリウム7−メチルドデシルエトキシレート(E5)
の合成 7−メチルドデカノールのアルコキシ化 窒素入口、機械攪拌装置、および温度計とガス出口を備
えたy−管を備えた乾燥させた1Lの三つ口丸底フラス
コに、実施例4に記載した通りに合成した7−メチルド
デカノールを加える。微量の水分を除去するために、ア
ルコールに窒素を約30分間、80〜100℃で噴霧す
る。窒素を流すのに続けて、ナトリウム金属を触媒とし
て加え、120〜140℃で攪拌しながら溶融させる。
激しく攪拌しながら、エチレンオキシドガスを、反応温
度を120〜140℃に保ちながら140分間加える。
適正重量(エチレンオキシドの5等量)を加えた後、試
料を冷やしながら窒素を20〜30分間装置に流す。所
望の7−メチルドデシルエトキシレート(1分子当たり
平均5エトキシレート)生成物を集める。
【0104】実施例7中鎖分岐C13アルコール硫酸ナトリウム、アルコール
エトキシレートおよびアルコールエトキシ(E1)硫酸
ナトリウムの実験用Shell Researchアルコール試料から
の調製 Shell Research実験用試験C13アルコール試料を用い
て、アルコールサルフェート、アルコールエトキシレー
トおよびアルコールエトキシサルフェートを作成する。
これらの実験用アルコールを、以下の手順に従ってエト
キシ化および/または硫酸化する。実験用アルコール
は、この場合C12アルファオレフィンから作成する。
C12アルファオレフィンの骨格を転位して、分岐鎖オ
レフィンを生成する。骨格転位により、限られた数の分
岐鎖、好ましくは中鎖が生成される。この転位では主に
メチル分岐鎖が生成される。分岐鎖オレフィン混合物に
触媒ヒドロホルミル化を行って、所望の分岐鎖アルコー
ル混合物を生成する。
【0105】ShellC13実験用アルコールの硫酸化 ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた100mlの
三つ口丸底フラスコに、ShellC13実験用アルコール
(14.0g、0.07モル)およびジエチルエーテル
(20ml)を加える。氷水浴で5〜15℃の反応温度
に保ちながら、クロロスルホン酸(8.6g、0.07
モル)を攪拌された混合物に徐々に加える。クロロスル
ホン酸を加えた後、窒素を流し、真空(10〜15イン
チHg)にしてHClを除去し始める。反応物を温水浴
に入れて30〜40℃まで暖める。約45分後、25〜
30インチHgまで真空を進めて、さらに45分間保
つ。酸性の反応混合物を、25%のナトリウムメトキシ
ド(16.8g、0.8モル)およびメタノール(50
ml)を激しく攪拌させて氷水浴で冷やしたビーカーに
徐々に注ぐ。pHが>12になったのを確認したら、溶
液を約30分間攪拌して、ステンレス製の皿に注ぐ。大
半の溶媒を排気フードにおいて一晩蒸発させる。次の
朝、試料をガラス皿に移し、真空乾燥オーブンに入れ
る。試料を一昼夜40〜60℃、25〜30インチHg
の真空で乾燥させる。象牙色の粘着性の固体21gを瓶
に詰めた後、触媒SO3分析をしたところ、試料の約8
6%が活性である。試料のpHは約11.5である。
【0106】ShellC13実験用アルコールのE1への
エトキシ化 ガス入口、機械攪拌装置、および温度計とガス出口を備
えたy−管を備えた乾燥させた250mlの三つ口丸底
フラスコに、ShellC13実験用アルコール(50.0
g、0.25モル)を加える。微量の水分を除去するた
めに、アルコールに窒素を約30分間、60〜80℃で
噴霧する。窒素を流すのに続けて、ナトリウム金属
(0.3g、0.01モル)を触媒として加え、120
〜140℃で攪拌しながら溶融させる。激しく攪拌しな
がら、エチレンオキシドガス(11.0g、0.25モ
ル)を、反応温度を120〜140℃に保ちながら35
分間加える。エチレンオキシドの適正重量を加えた後、
試料を冷やしながら窒素を20〜30分間装置に流す。
黄色の液体生成物(59.4g、0.24モル)を窒素
下で瓶に詰める。
【0107】ShellC13実験用アルコールエトキシレ
ート(E1)の硫酸化 ガス入口、滴下漏斗、機械攪拌装置、および温度計とガ
ス出口を備えたy−管を備えた乾燥させた250mlの
三つ口丸底フラスコに、ShellC13実験用エトキシレ
ート(E1)(48.8g、0.20モル)およびジエ
チルエーテル(50ml)を加える。氷水浴で5〜15
℃の反応温度に保ちながら、クロロスルホン酸(24.
5g、0.21モル)を攪拌された混合物に徐々に加え
る。クロロスルホン酸を加えた後、窒素を徐々に流し、
真空(10〜15インチHg)にしてHClを除去し始
める。また、反応物を温水浴に入れて30〜40℃まで
暖める。約45分後、25〜30インチHgまで真空を
進めて、さらに45分間保つ。酸性の反応混合物を、2
5%のナトリウムメトキシド(48.8g、0.23モ
ル)およびメタノール(100ml)を激しく攪拌させ
て氷水浴で冷やしたビーカーに徐々に注ぐ。pHが>1
2になったのを確認したら、溶液を約30分間攪拌し
て、ステンレス製の皿に注ぐ。大半の溶媒を排気フード
において一晩蒸発させる。次の朝、試料をガラス皿に移
し、真空乾燥オーブンに入れる。試料を一昼夜40〜6
0℃、25〜30インチHgの真空で乾燥させる。象牙
色の粘着性の固体64.3gを瓶に詰めた後、触媒SO
3分析をしたところ、試料の約92%が活性である。試
料のpHは約10.8である。
【0108】本発明の界面活性剤組成物中の分岐鎖を特
定するのには、次の2つの分析方法が有用である。
【0109】1)脂肪族アルコールでの成分の分離およ
び識別(分析目的によるアルコールサルフェートのアル
コキシ化の前または加水分解の後)。前駆体脂肪族アル
コール材料における分岐鎖の位置および長さを、GC/
MS技術により求める[D.J. Harvey, Biomed, Enviro
n. Mass Spectrum(1989年)、18(9), 719-23;D.
J.Harvey, J.M. Tiffany, J.Chromatogr.(1984
年)、301(1), 173-87;K.A.Karlsson, B.E. Samuelsoo
n, G.O. Steen, Chem. Phys. Lipids(1973年)、1
1(1), 17-38を参照のこと]。
【0110】2)MS/MSによる分離された脂肪族ア
ルコールアルコキシサルフェート成分の識別。分岐鎖の
位置および長さを、予め分離された脂肪族アルコールサ
ルフェート成分についてのイオンスプレーMS/MSま
たはFAB−MS/MS技術にて同様に求める。
【0111】本発明の分岐第1級アルキル界面活性剤の
炭素原子の平均合計数は、Daniel Swern編「Baileyの工
業油および脂肪製品」第2巻、第4版、440〜441頁にそ
の概要が示されているように、前駆体脂肪族アルコール
混合物のヒドロキシル値またはアルコールサルフェート
混合物の加水分解後の抽出により回収されたアルコール
のヒドロキシル値から通常の手順により計算することが
できる。
【0112】一般的な洗剤添加剤 本発明の顆粒洗剤組成物は、一般的な洗剤添加剤を含
む。一般的な洗剤添加剤は20重量%〜60重量%の量
で存在する。
【0113】本発明で用いる一般的洗剤添加剤はゲル型
の形態を有している。ゲル型を有する一般的洗剤添加剤
であれば、どのような形態でも用いることが可能である
が、該一般的洗剤添加剤は被覆顆粒洗剤粒子の形態で供
されることが好ましい。該被覆顆粒洗剤粒子は例えば以
下のようにして作成することができる。ミキサーもしく
はクラッチャーにてLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸)を含んだ共界面活性剤及びビルダーを混合し、ス
ラリーを作成する。本スラリーは好ましくは水分と約2
5重量%−約65重量%のLAS、10重量%−50重量
%のアルミノケイ酸塩もしくはゼオライトビルダー、1
5重量%ー40重量%の炭酸ナトリウムを含む。該スラ
リーを作成し、スプレー乾燥棟にて乾燥し、密度350g/
l−550g/lの顆粒粒子が得られる。これを圧縮機
で約1000-1700g/lの密度に圧密後、公知のコーティン
グ剤(好ましくはLAS,SXS(Sodium Xylene Sulfate),ケ
イ酸塩(アルミノケイ酸塩、例えばゼオライトが好まし
い)、炭酸塩、またはその混合物から選択される)を用
いて表面を被覆することによって得られる。詳細は国際
特許公開公報99/19453号に記載されている。本発明での
ゲル型を有する化合物には漂白化合物や酵素は含まれな
い。これらは本発明における硫酸塩同様、乾燥添加され
る。
【0114】ビルダーは(i)リン酸塩ビルダー、(i
i)ゼオライトビルダー、(iii)有機ビルダー、および
(iv)これらの混合物からなる群より選択することがで
きる。
【0115】漂白化合物は、 1)漂白剤、 2)漂白活性剤、 3)漂白触媒、および 4)これらの混合物 からなる群より選択することができるがこれらは先述の
とおり、本発明の一般的洗剤添加物として、ゲル型形成
時に添加されるものではなく、後に乾燥添加される。
【0116】漂白化合物 漂白剤および漂白活性剤 −本顆粒洗剤組成物は、好まし
くは漂白剤および/または漂白剤活性剤をさらに含有し
ている。本顆粒漂白洗剤組成物は、漂白剤と漂白活性剤
とを含有する。存在させる場合には、漂白剤は、一般的
に、洗剤組成物(特に布地洗濯用)の約1%〜約30
%、より一般的には約5%〜約20%の濃度である。存
在させる場合には、漂白活性剤の量は、一般的に、漂白
剤プラス漂白活性剤を含む漂白組成物の約0.1%〜6
0%、より一般的には約0.5%〜約40%である。
【0117】本発明において用いる漂白剤は、織物のク
リーニング、硬質表面のクリーニングまたは現在知られ
ているまたはいずれ知られることになるその他クリーニ
ング目的において洗剤組成物に有用な漂白剤であればい
ずれであってもよい。これには、酸素漂白剤およびその
他漂白剤が挙げられる。過ホウ酸塩漂白剤、例えば、過
ホウ酸ナトリウム(例えば、一−または四−水和物)を
本発明において用いることができる。
【0118】制限なく用いることのできるその他の部類
の漂白剤としては、過カルボン酸漂白剤およびその塩が
挙げられる。この種の好適な溶剤としては、マグネシウ
ムモノペロキシフタレート六水和物、メタクロロ過安息
香酸のマグネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキソ
ペロキシ酪酸およびジパーオキシドデカンジ酸が例示さ
れる。かかる漂白剤は、1984年11月20日発行の
米国特許第4,483,781号(Hartman)明細書、
1985年6月3日出願の米国特許出願第740,44
6号(Burnsら)明細書、1985年2月20日公開の
欧州特許出願第0,133,354号(Banksら)明細
書および1983年11月1日発行の米国特許第4,4
12,934号(Chungら)明細書に開示されている。
極めて好ましい漂白剤としてはまた、1987年1月6
日発行の米国特許第4,634,551号(Burnsら)
明細書に記載されているような6−ノニルアミノ−6−
オキソパーオキシカプロン酸が挙げられる。
【0119】過酸素漂白剤もまた用いることができる。
好適な過酸素漂白化合物としては、炭酸ナトリウム過酸
水和物、等価の「過炭酸塩」漂白剤、ピロリン酸ナトリ
ウムパーオキシ水和物、尿素過酸水和物および過酸化ナ
トリウムが挙げられる。過硫酸漂白剤(例えば、デュポ
ンより商業的に製造されているOXONE)もまた用いるこ
とができる。
【0120】好ましい過炭酸塩漂白剤は、約500マイ
クロメートル〜約1,000マイクロメートルの範囲の
平均粒子サイズを有する乾燥粒子を含む。前記粒子の約
10重量%以下が約200マイクロメートルより小さ
く、前記粒子の約10重量%以下が約1,250マイク
ロメートルより大きい。任意で、過炭酸塩は、シリケー
ト、ホウ酸塩または水溶性界面活性剤でコートすること
ができる。過炭酸塩は、FMC、Solvayおよび東海電化の
ような様々な商業的供給元より入手可能である。
【0121】漂白剤の混合物もまた用いることができ
る。
【0122】過酸素漂白剤、過ホウ酸塩、過炭酸塩等
は、好ましくは、漂白活性剤と混合する。これは、漂白
活性剤に対応する過酸の水溶液中での(例えば、水洗プ
ロセス中の)イン・サイチュによる生成につながる。様
々な活性剤の例が、1990年4月10日発行の米国特
許第4,915,854号(Maoら)明細書および米国
特許第4,412,934号明細書に開示されているが
これに限られるものではない。ノナノニルオキシベンゼ
ンスルホネート(NOBS)およびテトラアセチルエチレン
ジアミン(TAED)活性剤が代表例であり、この混合物も
また用いることができる。本発明に有用なその他の代表
的な漂白剤および活性剤については米国特許第4,63
4,551号明細書も参照のこと。
【0123】極めて好ましいアミド−誘導漂白活性剤は
式RN(R)C(O)RC(O)LまたはRC(O)N
(R)RC(O)L(式中、Rは約6〜約12個の炭
素原子を含有するアルキル基であり、Rは1〜約6個
の炭素原子を含有するアルキレンであり、RはHまた
は約1〜約10個の炭素原子を含有するアルキル、アリ
ールまたはアルカリールであり、Lは好適な残基であ
る)ようなものである。残基は、過加水分解陰イオンに
よる漂白活性剤に対する求核攻撃の結果として漂白活性
剤から置き換わる基である。好ましい残基はフェニルス
ルホネートである。
【0124】上式の漂白活性剤の好ましい例としては、
ここに参考文献として組み込まれる米国特許第4,63
4,551号明細書に記載されているように、(6−オ
クタンアミド−カプロイル)オキシベンゼンスルホネー
ト、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンス
ルホネート、(6−デカンアミド−カプロイル)オキシ
ベンゼンスルホネートおよびこれらの混合物が挙げられ
る。
【0125】漂白活性剤のその他の種としては、ここに
参考文献として組み込まれる1990年10月30日発
行の米国特許第4,966,723号(Hodgeら)明細
書に開示されているベンズオキサジンタイプの活性剤が
挙げられる。ベンズオキサジンタイプの極めて好ましい
活性剤は、
【化32】 である。
【0126】好ましい漂白活性剤のさらに他の種類とし
ては、アシルラクタム活性剤、特に下式のアシルカプロ
ラクタムおよびアシルバレロラクタムが挙げられる。
【化33】 式中、RはHまたは1〜約12個の炭素原子を含有す
るアルキル、アリール、アルコキシアリールまたはアル
カリール基である。極めて好ましいラクタム活性剤とし
ては、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロ
ラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロ
ラクタム、ノナノイルカプロラクタム、デカノイルカプ
ロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ベンゾイ
ルバレロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカ
ノイルバレロラクタム、ウンデセノイルバレロラクタ
ム、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイルバレロラクタムおよびこれらの混合物が
挙げられる。ここに参考文献として組み込まれる198
5年10月8日発行の米国特許第4,545,784号
(Sanderson)明細書も参照のこと。そこでは、過ホウ
酸ナトリウムに吸着させたベンゾイルカプロラクタムを
はじめとするアシルカプロラクタムを開示している。
【0127】酸素漂白剤以外の漂白剤もまた業界に知ら
れており、本発明において利用することができる。特に
興味深い非酸素漂白剤のある種類としては、硫酸亜鉛お
よび/またはアルミニウムフタロシアニンのような光活
性漂白剤が挙げられる。1977年7月5日発行の米国
特許第4,033,718号(Holcombeら)も参照のこ
と。用いる場合には、洗剤組成物は、通常、約0.02
5重量%〜約1.25重量%のかかる漂白剤、特に硫酸
亜鉛フタロシアニンを含有する。
【0128】漂白触媒−所望であれば、これら化合物
に、ADD組成物に用いるのに有効な金属含有漂白触媒に
より触媒作用を及ぼすことができる。漂白触媒を本顆粒
漂白洗剤に含有させるのが好ましい。好ましいのはマン
ガンおよびコバルト含有漂白触媒である。
【0129】金属含有漂白触媒の一つの種類は、銅、
鉄、チタン、ルテニウムタングステン、モリブデンまた
はマンガン陽イオンのような定められた漂白触媒活性の
遷移金属陽イオンと、亜鉛やアルミニウム陽イオンのよ
うな漂白触媒活性のあまりない、または全くない補助金
属陽イオンと、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレン
ジアミン四(メチレンホスホン酸)およびこれらの水溶
性塩のような触媒および補助金属陽イオンに対して定め
られた安定度定数を有する遮蔽剤とを含む触媒系であ
る。かかる触媒は米国特許第4,430,243号明細
書に開示されている。
【0130】その他の種類の漂白触媒としては、米国特
許第5,246,621号明細書および米国特許第5,
244,594号明細書に開示されたマンガン系錯体が
挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、Mn
IV2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,
4,7−トリアザシクロノナン)2−(PF6)2
(「MnTACN」)、MnIII2(u−O)1(u
−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−
トリアザシクロノナン)2(ClO4)4、MnIV
(u−O)6(1,4,7−トリアザシクロノナン)4
−(ClO4)2、MnIIIMnIV4(u−O)1
(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,
7−トリアザシクロノナン)2−(ClO4)3および
これらの混合物が挙げられる。欧州特許出願公開第54
9,272号明細書も参照のこと。本発明に用いるのに
好適なその他の配位子としては、1,5,9−トリメチ
ル−1,5,9−トリアザシクロドデカン、2−メチル
−1,4,7−トリアザシクロノナン、2−メチル−
1,4,7−トリアザシクロノナンおよびこれらの混合
物が挙げられる。
【0131】自動食器洗い組成物および濃縮粉末洗剤組
成物に有用な漂白触媒もまた本発明のために適宜選択し
てよい。好適な漂白触媒としては、例えば、米国特許第
4,246,612号明細書および米国特許第5,22
7,084号明細書を参照のこと。
【0132】その他の漂白触媒は、例えば、欧州特許出
願公開第408,131号明細書(コバルト錯体触
媒)、欧州特許出願公開第384,503号明細書およ
び第306,089号明細書(メタロ−ポルフィリン触
媒)、米国特許第4,728,455号明細書(マンガ
ン/多歯状配位子触媒)、米国特許第4,711,74
8号明細書および欧州特許出願公開第224,952号
明細書(アルミノシリケート上の吸収されたマンガ
ン)、米国特許第4,601,845号明細書(マンガ
ンおよび亜鉛またはマグネシウム塩担持のアルミノシリ
ケート)、米国特許第4,626,373号明細書(マ
ンガン/配位子触媒)、米国特許第4,119,557
号明細書(第二鉄錯体触媒)、ドイツ特許明細書第2,
054,019号明細書(コバルトキレート化剤触
媒)、カナダ特許第866,191号明細書(遷移金属
含有塩)、米国特許第4,430,243号明細書(マ
ンガン陽イオンおよび非触媒金属陽イオンによるキレー
ト化剤)および米国特許第4,728,455号明細書
(マンガングルコネート触媒)に記載されている。
【0133】好ましいコバルト触媒は、式[Co(NH
3)n(M’)m]Yy(式中、nは3〜5(好ましくは
4または5、最も好ましくは5)の整数であり、Mは好
ましくは塩素、臭素、水酸化物、水および(mが1より
大きいときは)これらの組み合わせからなる群より選択
される不安定配位部分であり、mは1〜3(好ましくは
1または2、最も好ましくは1)の整数であり、m+n
=6、Yはyの数で表される適切に選択された対イオン
であり、yは電荷平衡塩を得るために、1〜3(好まし
くは2〜3、Yが−1の電荷の陰イオンのときは最も好
ましくは2)の整数である)で表される。
【0134】本発明に有用なこの種類の好ましいコバル
ト触媒としては、式[Co(NH3)5Cl]Yy、特に
[Co(NH3)5Cl]Cl2の塩化コバルトペンタミ
ン塩である。
【0135】より好ましいのは、式[Co(NH3)n
(M)m(B)b]Ty(式中、コバルトは+3の酸化状態
にあり、nは4または5(好ましくは5)であり、Mは
1つの部位でコバルトに配位した1つ以上の配位子であ
り、mは0、1または2(好ましくは1)であり、Bは
2つの部位でコバルトに配位した配位子であり、bは0
または1(好ましくは0)であり、b=0だとm+n=
6であり、b=1であるとm=0でn=4である、Tは
yの数で表される適切に選択された対イオンであり、y
は電荷平衡塩を得るための整数(好ましくはyは1〜
3、Tが−1の電荷の陰イオンのときは最も好ましくは
2)であり、さらに前記触媒は、0.23M −1−1
(25℃)未満の塩基加水分解定数を有している)のコ
バルト(III)漂白触媒を用いる本発明の組成物であ
る)のコバルト(III)漂白触媒を用いる本発明の組成
物である。
【0136】好ましくは、Tは塩化物、ヨウ化物、I3
、ギ酸、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、クエ
ン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、臭化物、PF6、BF
、B(Ph)4、リン酸塩、亜リン酸塩、ケイ酸
塩、トシル化塩、メタンスルホン酸塩およびこれらの組
み合わせからなる群より選択される。2つ以上の陰イオ
ン性基、例えば、HPO42−、HCO3、H2PO
等がTに存在する場合には、任意でTをプロトン化
することができる。さらに、Tは、陰イオン性界面活性
剤(例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LA
S)、アルキルサルフェート(AS)、アルキルエトキ
シスルホン酸塩(AES)等)のような非遷移無機陰イ
オンおよび/または陰イオン性ポリマー(例えば、ポリ
アクリレート、ポリメタクリレート等)からなる群より
選択してもよい。
【0137】M部分としては、例えば、F、SO4
−2、NCS、SCN、S2O3 −2、NH3、P
O43−およびカルボキシレート(好ましくはモノカル
ボキシレート、ただし、コバルトへの結合が一部分当た
り1つのみのカルボキシレートによる限りはその部分に
は2つ以上のカルボキシレートが存在していてもよく、
この場合はM部分にある他のカルボキシレートはプロト
ン化されていても塩の形態であってもよい)が挙げられ
るがこれに限定されるものではない。2つ以上の陰イオ
ン性基がMに存在する場合には(例えば、HPO
2−、HCO3、H2PO4、HOC(O)CH
2C(O)O−等)、任意でMはプロトン化することが
できる。好ましいM部分は式RC(O)O−(式中、R
は好ましくは、水素、C1〜C30(好ましくはC1〜
C18)の非置換および置換アルキル、C6〜C30
(好ましくはC6〜C18)非置換および置換アリー
ル、C3〜C30(好ましくはC5〜C18)の非置換
および置換ヘテロアリールからなる群より選択され、置
換基は、−NR’3、−NR’4、−C(O)O
R’、−OR’、−C(O)NR’2からなる群より選
択され、R’は水素およびC1〜C6部分からなる群よ
り選択される)の置換または非置換C1〜C30のカル
ボン酸である。かかる置換Rは、従って、−(CH2)
nOHおよび−(CH2)nNR’4(式中、nは1
〜16、好ましくは2〜10、最も好ましくは2〜5の
整数である)という部分を含んでいる。
【0138】最も好ましいMは上式のカルボン酸であっ
て、Rは水素、メチル、エチル、プロピル、直鎖または
分岐鎖C4〜C12のアルキルおよびベンジルからなる
群より選択される。最も好ましいRはメチルである。好
ましいカルボン酸M部分としては、ギ酸、安息香酸、オ
クタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、マロン
酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、2
−エチルヘキサン酸、ナフテン酸、オレイン酸、パルミ
チン酸、トリフレート、酒石酸、ステアリン酸、酪酸、
クエン酸、アクリル酸、アスパラギン酸、フマル酸、ラ
ウリン酸、リノール酸、乳酸、リンゴ酸、特に酢酸が挙
げられる。
【0139】B部分としては、炭酸塩、ジ−以上のカル
ボン酸塩(例えば、シュウ酸塩、マロン酸塩、リンゴ酸
塩、コハク酸塩、マレイン酸塩)、ピコリン酸、および
アルファおよびベータアミノ酸(例えば、グリシン、ア
ラニン、ベータ−アラニン、フェニルアラニン)が挙げ
られる。
【0140】本発明において有用なコバルト漂白剤触媒
は公知であり、例えば、塩基加水分解定数と共に、M.
L. Tobe「遷移金属錯体の塩基加水分解」Adv. Inorg. B
ioinorg.Mech.,(1983年)2,1〜94頁に記載さ
れている。例えば、17頁の表1には、シュウ酸(kO
H=2.5×10−4−1−1(25℃))、NC
(kOH=5.0×10−4−1−1(25
℃))、ギ酸(kOH=5.8×10−4−1−1
(25℃))および酢酸(kOH=9.6×10 −4
−1−1(25℃))と錯形成したコバルトペンタミ
ン触媒の塩基加水分解定数(kOHと記す)がある。本
発明において有用な最も好ましいコバルト触媒は、式
[Co(NH3)5OAc]Ty(式中、OAcは酢酸
部分を表す)のコバルトペンタミン酢酸塩、特にコバル
トペンタミン酢酸塩化物[Co(NH3)5OAc]C
l2、同様に[Co(NH3)5OAc](OAc)
2、[Co(NH3)5OAc](PF6)2、[Co
(NH3)5OAc](SO4)、[Co(NH3)5
OAc](BF4)2および[Co(NH3)5OA
c](NO3)2(「PAC」)である。
【0141】本発明によるコバルト触媒は、ここに参考
文献として組み込まれる米国特許第5,559,261
号明細書、第5,581,005号明細書および第5,
597,936号明細書に開示された合成経路により生
成される。
【0142】これらの触媒は、所望であれば、生成物の
見かけのために色に与える影響を減じるため、または後
に例証してあるように酵素含有粒子中に含有させるため
に補助材料と共に処理してもよいし、触媒「スペック
ル」を含有するように組成物を製造してもよい。
【0143】実際の方法では、本発明のクリーニング組
成物およびクリーニングプロセスを調整して水性洗浄媒
体中に少なくとも10ppm(one part per hundred m
illion)というオーダーの活性漂白種を与えることがで
き、洗浄液体中の漂白触媒種は好ましくは約0.01p
pm〜約25ppm、より好ましくは約0.05ppm
〜約10ppm、最も好ましくは約0.1ppm〜約5
ppmであるが、これに限定されるわけではない。自動
食器洗いプロセスの洗浄液中でかかる濃度を得るために
は、典型的な量の本自動食器洗い用組成物は、クリーニ
ング組成物の重量基準で約0.0005%〜約0.2
%、より好ましくは約0.004%〜約0.08%の漂
白触媒を含む。
【0144】酵素−蛋白質系、炭水化物系またはトリグ
リセライド系のしみの基材からの除去、布地の洗濯にお
ける逃避染料の移動防止および布地の再生をはじめとす
る様々な目的で本発明の顆粒組成物に酵素を含有させる
のが好ましい。好適な酵素としては、植物、動物、バク
テリア、菌およびイースト源のような好適な起源のプロ
テアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオ
キシダーゼおよびこれらの混合物が挙げられる。pH活
性度および/または最適安定性、熱安定性、活性洗剤や
ビルダー等に対する安定性のような要因により好ましい
ものを選択する。この点で、バクテリアアミラーゼおよ
びプロテアーゼおよび菌セルラーゼのようなバクテリア
または菌酵素が好ましい。
【0145】ここでいう「洗浄酵素」とは、洗濯、硬質
表面クリーニングまたは個人用洗剤組成物にクリーニン
グ、しみ除去またはその他の利点を与えるような酵素の
ことを意味している。好ましい洗浄酵素は、プロテアー
ゼ、アミラーゼおよびリパーゼのような加水分解酵素で
ある。洗濯の目的に好ましい酵素としては、プロテアー
ゼ、セルラーゼ、リパーゼ、アミラーゼおよびペルオキ
シダーゼが挙げられるが、これに限られるものではな
い。自動食器洗いに極めて好ましいのは、現在市販され
ている種類と、改善された種類(継続的な改良により一
層漂白剤と相容するようにはなっているものの、漂白剤
を未だ不活性化させやすい)の両方を含めたアミラーゼ
および/またはプロテアーゼである。
【0146】酵素は、通常、「クリーニング有効量」と
なるのに十分な濃度で顆粒組成物に組み込まれる。「ク
リーニング有効量」とは、クリーニング、しみ除去、汚
れ除去、白化、脱臭を行ったり、布地、食器等のような
基材の新しさを改善させることのできる量のことをい
う。現在市販されている処方については、実際に、顆粒
組成物1グラム当り約5重量mgまで、より好ましくは
0.01mgから3mgの量の活性酵素が一般的であ
る。特に指定のない限り、本組成物には、0.001〜
5重量%、好ましくは0.01〜1重量%の市販の酵素
処方が含まれる。プロテアーゼ酵素は通常、組成物1グ
ラム当り0.005から0.1のアンソン単位(AU)
の活性度を与えるのに十分な濃度となるようにかかる市
販の処方に存在している。自動食器洗いのような特定の
組成物については、非触媒活性材料の総量を最小にし
て、スポッティング/フィルミングまたはその他の最終
結果を改善するために、市販の処方の活性酵素含量を増
やすのが望ましい。高度に濃縮された洗剤配合物につい
てはこれより高い活性濃度が望ましい。
【0147】プロテアーゼの好適な例としては、B. sub
tilisおよびB. licheniformisという特定の菌株から得
られるサブチリシンが挙げられる。ある好適なプロテア
ーゼは、デンマークのNovo Industries A/S(以降「Nov
o」と呼ぶ)により開発されESPERASERとして販売されて
いる、pH8から12の範囲にわたって最大の活性を有
するBacillus菌株から得られる。この酵素および類似の
酵素の調製については、GB第1,243,784号明
細書(Novo)に記載されている。その他の好適なプロテ
アーゼとしては、Novo製ALCALASERおよびSAVINASERそし
てオランダのInternational Bio-Synthetics, Inc.製MA
XATASER、同様にEP第130,756A号明細書(1
985年1月9日)に開示されたプロテアーゼAおよび
EP第303,761A号明細書(1987年4月28
日)およびEP第130,756A号明細書(1985
年1月9日)に開示されたプロテアーゼBが挙げられ
る。同様に、WO第9318140A号明細書(Novo)
に記載されたバチルスsp.NCIMB 40338からの高pHプロ
テアーゼも参照されたい。プロテアーゼ、1種類または
それ以上のその他の酵素および可逆プロテアーゼ阻害剤
を含む酵素洗剤については、WO第9203529A号
明細書(Novo)に記載されている。その他の好ましいプ
ロテアーゼとしては、WO第9510591A号明細書
(プロクタ&ギャンブル)に記載されているものが挙げ
られる。所望であれば、WO第9507791号明細書
(プロクタ&ギャンブル)に記載された低い吸着力と高
い加水分解力を有するプロテアーゼが入手可能である。
洗剤に好適な組換型トリプシン様のプロテアーゼについ
てはWO第9425583号明細書(Novo)に記載され
ている。
【0148】より詳細に述べると、「プロテアーゼD」
と呼ばれる特に好ましいプロテアーゼは、天然には産出
されないアミノ酸配列を有するカルボニル加水分解酵素
変異体であり、これは、前記カルボニル加水分解酵素に
おいて+76位に等しい位置の、好ましくは、Bacillus
amyloliquefaciensサブチリシンの付番による+99、
+101、+103、+104、+107、+123、
+27、+105、+109、+126、+128、+
135、+156、+166、+195、+197、+
204、+206、+210、+216、+217、+
218、+222、+260、+265および/または
+274からなる群より選択されるものと等しい1つ以
上のアミノ酸残基位置を組み合わせた、複数のアミノ残
基について異なるアミノ酸を置換することにより前駆体
カルボニル加水分解酵素から誘導されるものである。こ
れについては、1995年4月20日公開のWO第95
/10615号明細書(Genencor International)に記
載されている。
【0149】有用なプロテアーゼは、PCT公開明細書
にも記載されている。1995年11月9日公開のWO
第95/30010号明細書(プロクタ&ギャンブル
社)、1995年11月9日公開のWO第95/300
11号明細書(プロクタ&ギャンブル社)、1995年
11月9日公開のWO第95/29979号明細書(プ
ロクタ&ギャンブル社)。
【0150】本発明において、これに限られるわけでは
ないが、特に自動食器洗い用途に好適なアミラーゼとし
ては、GB第1,296,836号明細書(Novo)に記
載されたα−アミラーゼ、International Bio-Syntheti
cs, Inc.のRAPIDASER、およびNovoのTERMAMYLRが挙げら
れる。Novo製FUNGAMYLRは特に有用である。安定性を改
善、例えば、酸化性を改善するための酵素のエンジニア
リングが知られている。例えば、J. Biological Chem.,
第260巻、No.11、1985年6月、6518〜6521頁を参照
のこと。本発明の組成物の特定の好ましい実施形態は、
1993年商業的に用いられていたTEMAMYLRの参照点に
対して測定したときに、自動食器洗いタイプのような洗
剤の安定性、特に酸化安定性を改善させるアミラーゼを
利用するものである。本発明においてこれらの好ましい
アミラーゼは、例えば、pH9〜10の緩衝溶液中で過
酸化水素/テトラアセチルエチレンジアミンに対する酸
化安定性、例えば、約60℃程度の一般的な洗浄温度で
の熱安定性または例えば、上述の参照点アミラーゼに対
して測定したとき、約8〜約11のpHでのアルカリ安
定性のうち1つ以上において最低でも測定可能な改善が
なされていることを特徴とする「安定性を向上させた」
アミラーゼとしての特性も有するものである。安定性
は、業界に開示されている技術試験のいずれを用いても
測定することができる。例えば、WO第9402597
号明細書の開示を参照のこと。安定性の増大したアミラ
ーゼはNovoまたはGenecor Internationalより入手可能
である。本発明において極めて好ましいアミラーゼの一
つに、1つ、2つまたは複数のアミラーゼ菌株が直接前
駆体であるかどうかに関わらず、1種類以上のBacillus
アミラーゼ、特にBacillusα−アミラーゼからの部位特
異的突然変異を用いて誘導された集団がある。酸化安定
性を向上させたアミラーゼ対上述の参照アミラーゼは、
特に、塩素漂白を除いた漂白、より好ましくは本酸素漂
白洗剤組成物に用いるのに好ましい。かかる好ましいア
ミラーゼは、(a)ここに参考文献として組み込まれる
1994年2月3日WO第9402597号明細書(No
vo)のアミラーゼ、さらにTERMAMYLRとして知られてい
るB. licheniformisアルファ−アミラーゼの部位197
に位置するメチオニン残基のアラニンまたはスレオニ
ン、好ましくはスレオニンを用いて置換を行った変異体
またはB. amyloliquefaciens、B.SubtilisまたはB. ste
arothermophilusのような同種の親アミラーゼの同種部
位変異体、(b)Genencor Internationalの1994年
3月13〜17日の第207回アメリカ化学協会国際会議
にC. Mitchinsonにより提出された論文「耐酸化性アル
ファ−アミラーゼ」に記載された安定性を向上させたア
ミラーゼを含む。そこには、自動食器洗い洗剤中の漂白
剤はアルファ−アミラーゼを不活性化させるが、酸化安
定性を向上させたアミラーゼがB. licheniformis NCIB8
061からGnencorにより作成されていると記載されてい
た。メチオニン(Met)は、最も変異され易い残基と考
えられていた。Metの部位8、15、197、256、
304、366および436を一度に置換すると、特定
の特に重要な変異体M197LおよびM197Tとなり、M197T変
異体は最も安定に発現した変異体である。安定性は、CA
SCADERおよびSUNLIGHTRで測定した。(c)本発明にお
いて特に好ましいアミラーゼとしては、WO第9510
603A号明細書に記載され、譲受人NovoよりDURAMYLR
として入手可能な中間体親にさらに変異を行ったアミラ
ーゼ変異体が挙げられる。その他の特に好ましい酸化安
定性を向上させたアミラーゼとしては、WO94183
14号明細書(Genencor International)およびWO第
9402597号明細書(Novo)に記載されているよう
なものが挙げられる。その他の酸化安定性を向上させた
アミラーゼは、例えば、利用可能なアミラーゼの公知の
キメラ、ハイブリッドまたは単純な変異体親形態からの
部位特異的突然変異により誘導されたものとして用いる
ことができる。この他に変異させた他の好ましい酵素も
利用可能である。WO9509909A号明細書(Nov
o)を参照のこと。
【0151】その他のアミラーゼ酵素としては、WO9
5/26397号明細書およびNovoNordiskによる同時
係属出願PCT/DK96/00056号明細書に記載
されているものが挙げられる。本発明の洗剤組成物に用
いる特定のアミラーゼ酵素としては、25℃〜55℃の
温度範囲、8〜10のpH値で、PhadebasRα−アミラ
ーゼ活性度アッセイにより測定したときTermamylRの比
活性度より少なくとも25%高い比活性を有することを
特徴とするα−アミラーゼが挙げられる。(かかるPhad
ebasRα−アミラーゼ活性度アッセイはWO95/26
397号明細書の9〜10頁に記載されている。)本発
明においてはまた、参考文献のSEQ IDリストに示された
アミノ酸系列と少なくとも80%同族のα−アミラーゼ
が含まれる。これらの酵素は、純粋な酵素が好ましくは
総組成物の0.00018重量%〜0.060重量%の
濃度、より好ましくは総組成物の0.00024重量%
〜0.048重量%の濃度で洗濯洗剤組成物に組み込ま
れる。
【0152】本発明に有用なセルラーゼとしては、バク
テリア型と菌型の両方が挙げられるが、好ましくは最適
pH5から10のものである。米国特許第4,435,
307号明細書(Barbesgoardら、1984年3月6
日)には、Humicola insolensまたはHumicola菌株DS
M1800からの好適な菌セルラーゼ、またはAeromona
s属のセルラーゼ212生成菌、および海洋軟体動物Dol
abella Auricula Solanderの肝膵から抽出されたセルラ
ーゼが開示されている。好適なセルラーゼはまたGB−
A−第2,075,028号明細書、GB−A−第2,
095,275号明細書およびDE−OS−第2,24
7,832号明細書に開示されている。CAREZYMERおよ
びCELLUZYMER(Novo)が特に有用である。WO第911
7243号明細書(Novo)も参照されたい。
【0153】洗剤用途に適したリパーゼ酵素としては、
GB第1,372,034号明細書に開示されたPseudo
monas stutzeri ATCC 19.154のようなPseudomonas群の
微生物から生成されるようなものが挙げられる。特開昭
53−20487(1978年2月24日公開)のリパ
ーゼも参照されたい。このリパーゼは、天野製薬(株)
(日本、名古屋)よりリパーゼP「Amano」または「Ama
no-P」という商品名で入手可能である。その他の適した
市販のリパーゼとしては、Amano-CES、リパーゼex Chro
mobacter viscosum、例えば、東洋醸造(株)(日本、
田方)製Chromobacter viscosum var lipolyticum NRRL
B 3673、U.S. Biochemical Corp.,(米国)およびDisoynt
h Co.,(オランダ)製Chromobacter viscosumリパーゼ
およびリパーゼex Pseudomonas gladioliが挙げられ
る。Novoより市販されているHumicola lanuginosaから
誘導されるLIPOLASER酵素もここで用いるのに好ましい
リパーゼである。EP第341,947号明細書も参照
のこと。ペロキシダーゼ酵素に対して安定化されたリパ
ーゼおよびアミラーゼ変異体はWO第9414951A
号明細書(Novo)に記載されている。WO第92052
49号明細書およびRD第94359044号明細書も
参照のこと。
【0154】リパーゼ酵素について数多くの文献がある
にも関わらず、Humicola lanuginosaから誘導され、宿
主としてAspergillus oryzaeにおいて生成されたリパー
ゼのみが、布地の洗濯生成物の添加剤としてこれまで広
く用いられてきた。これは、上述したように、Lipolase
TMという商品名でNovo Nordiskより入手可能である。Li
polaseのしみ除去性能を最良化するために、Novo Nordi
skは数多くの変異体を作成した。WO第92/0524
9号明細書に記載されているように、未変性Humicola l
anuginosaリパーゼのD96L変異体は、野性型リパーゼに
対して4.4のファクターでラードのしみ除去効率を改
善する(両酵素を1リットル当たり0.075〜2.5
mgの蛋白質の量で比べた)。Novo Nordiskにより19
94年3月10日に公開された研究開示第35944号
は、リパーゼ変異体(D96L)を洗浄液1リットル当たり
0.001〜100mg(5〜500,000LU/リ
ットル)のリパーゼ変異体に対応する量で添加してい
る。本発明によれば、低濃度のD96L変異体を、ここに開
示した方法により中鎖分岐界面活性剤を含有する洗剤組
成物中で用いる、特にD96Lを、洗浄溶液1リットル当た
り約50LU〜約8500LUの濃度で用いると、布地
の白色度の維持が改善されるという利点が得られる。
【0155】本発明において用いるのに好適なクチナー
ゼ酵素はWO第8809367A号明細書(Genencor)
に記載されている。
【0156】ペロキシダーゼ酵素は、「溶液漂白」、す
なわち、洗浄操作中に基材から除去された染料または顔
料が洗浄溶液中で他の基材に移るのを防ぐための過炭酸
塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩、過酸化水素等の酸素源と共
に用いられる。公知のペロキシダーゼとしては、例え
ば、ホースラディッシュペロキシダーゼ、リグニナーゼ
およびクロロ−、ブロモ−ペロキシダーゼのようなハロ
ペロキシダーゼが挙げられる。ペロキシダーゼ含有洗剤
組成物は、1989年10月19日WO第890998
13A号明細書(Novo)、WO第8909813A号明
細書(Novo)に開示されている。
【0157】酵素材料およびそれらの合成洗剤組成物へ
の組み込み手段については、WO第9307263A号
明細書およびWO第9307269A号明細書(Genenc
or International)、WO第8908694A号明細書
(Novo)および1971年1月5日の米国特許第3,5
53,139号明細書(McCartyら)にも開示されてい
る。酵素はさらに、1978年7月18日の米国特許第
4,101,457号明細書(Placeら)および198
5年3月26日の米国特許第4,507,219号明細
書(Hughes)に開示されている。液体洗剤処方に有用な
酵素材料およびかかる処方への組み込みは1981年4
月14日の米国特許第4,261,868号明細書(Ho
raら)に開示されている。洗浄剤に用いられる酵素は、
様々な技法により安定化させることができる。酵素の安
定化技法は1971年8月17日の米国特許第3,60
0,319号明細書(Gedgeら)、EP第199,40
5号明細書および1986年10月29日EP第20
0,586号明細書に開示され実証されている。酵素安
定化系はまた、例えば、米国特許第3,519,570
号明細書に記載されている。プロテアーゼ、キシラナー
ゼおよびセルラーゼを与える有用なBacillus sp. AC13
がWO第9401532A号明細書(Novo)に記載され
ている。
【0158】酵素安定化系−本発明の酵素含有組成物は
また、任意で、約0.001重量%〜約10重量%、好
ましくは約0.005重量%〜約8重量%、最も好まし
くは約0.01重量%〜約6重量%の酵素安定化系も含
む。酵素安定化系は、洗剤酵素と相容するものであれば
いかなる安定化系であってもよい。かかる安定化系は、
その他の処方活性剤により最初から与えたり、例えば、
洗剤用酵素の処方者または製造者により個別に添加して
もよい。かかる安定化系は、例えば、カルシウムイオ
ン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、
ボロン酸およびこれらの混合物を含み、洗剤組成物の種
類および物理形態に応じて異なる安定化についての問題
に対処するように設計されている。
【0159】安定化の一つの手法は、カルシウムおよび
/またはマグネシウムイオンを酵素に与える最終組成物
にかかるイオンの水溶性源を用いることである。カルシ
ウムイオンは通常マグネシウムイオンより効果的であ
り、1種類のみの陽イオンを用いる場合には本発明にお
いて好ましいものである。代表的な洗剤組成物、特に液
体は、最終洗剤組成物1リットル当たり約1〜約30、
好ましくは約2〜約20、より好ましくは約8〜約12
ミリモルのカルシウムイオンを含む。ただし、組み込む
酵素の多様性、種類および濃度をはじめとする要因によ
っては変異体も使用可能である。好ましくは、例えば、
塩化カルシウム、水酸化カルシウム、ギ酸カルシウム、
リンゴ酸カルシウム、マレイン酸カルシウム、水酸化カ
ルシウムおよび酢酸カルシウムをはじめとする水溶性カ
ルシウムまたはマグネシウム塩を用いる。より好ましく
は実証されたカルシウム塩に対応する硫酸カルシウムま
たはマグネシウム塩を用いてもよい。カルシウムおよび
/またはマグネシウムをさらに濃い濃度で用いると、当
然のことながら、例えば、特定の種類の界面活性剤の油
脂切り作用を促すのに有用である。
【0160】その他の安定化手法はホウ酸塩種を用いる
ことである。米国特許第4,537,706号明細書
(Severson)を参照のこと。ホウ酸塩安定化剤を用いる
ときは、組成物の10%までまたはそれ以上の濃度で用
いる。ただし、より一般的には、約3%までの濃度のホ
ウ酸や、硼砂またはオルトホウ酸塩のようなその他のホ
ウ酸塩が液体洗剤用途には好適である。フェニルボロン
酸、ブタンボロン酸、p−ブロモフェニルボロン酸等の
ような置換ホウ酸をホウ酸の代わりに用いることがで
き、かかる置換ホウ素誘導体を用いることにより、洗剤
組成物において総ホウ素濃度を減らすことができる。
【0161】あるクリーニング組成物、例えば、自動食
器洗い用組成物の安定化系はさらに、多くの上水に存在
する塩素漂白剤種が、特にアルカリ条件下で酵素を攻撃
して不活性化するのを防ぐために添加された0〜約10
重量%、好ましくは約0.01重量%〜約6重量%の塩
素漂白剤スカベンジャーを含んでいてもよい。水中の塩
素濃度が少ない、通常約0.5ppm〜約1.75pp
mだと、例えば、食器または布地洗浄中に酵素と接触す
る水の総容積中の利用可能な塩素が比較的多くなり、従
って、使用中の塩素に対する酵素の安定性が問題のある
ものとなる場合がある。塩素漂白剤と反応する能力を有
する過ホウ酸塩または過炭酸塩が、本発明の特定の組成
物中に安定化系とは別に換算した量で存在してもよいた
め、塩素に対抗する追加の安定化剤を用いることは通常
必須ではないが、これらを用いると良い結果が得られ
る。好適な塩素スカベンジャー陰イオンは広く知られて
おり、容易に入手可能である。用いる場合には、亜硫酸
塩、重亜硫酸塩、チオ亜硫酸塩、チオ硫酸塩、ヨウ化物
等と共にアンモニウム陽イオンを含有する塩とすること
ができる。カルバミン酸塩、アスコルビン酸塩等の酸化
防止剤、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはそ
のアルカリ金属塩、モノエタノールアミン(MEA)お
よびこれらの混合物のような有機アミンを同様に用いる
ことができる。同様に、特別な酵素抑制系を組み込ん
で、異なる酵素に最大の相容性を持たせることができ
る。重亜硫酸塩、硝酸塩、塩化物のようなその他の一般
的なスカベンジャー、過ホウ酸ナトリウム四水和物、過
ホウ酸ナトリウム一水和物および過炭酸ナトリウムのよ
うな過酸化水素源、およびリン酸塩、縮合リン酸塩、酢
酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、リン
ゴ酸塩、酒石酸塩、サリチル酸塩等およびこれらの混合
物を所望であれば用いることができる。一般に、塩素ス
カベンジャー機能は、より良く認識された機能の下に個
別に挙げられた成分によりなされるため(例えば、過酸
化水素源)、所望の範囲までその機能を行う化合物が本
発明の酵素含有の実施形態に存在していなくても、個別
の塩素スカベンジャーを添加するという絶対要件はな
い。スカベンジャーは最良の結果を得るためにのみ添加
される。さらに、処方者は、処方の際に他の反応性成分
とほとんど相容しない酵素スカベンジャーまたは安定化
剤を用いることは化学者としての通常の技量を行使して
避けるであろう。アンモニウム塩の使用に関して、かか
る塩は洗剤組成物と簡単に混合することができるが、水
を吸収し、かつ/または保管中にアンモニアを発散する
傾向がある。従って、かかる材料が存在する場合には、
米国特許第4,652,392号明細書(Baginskiら)
に記載されているように、これを粒子にして保護するの
が望ましい。
【0162】ビルダー−ビルダーは、イオン交換や、ク
リーニングされる物品の表面より硬度イオンがより沈殿
しやすい表面を与えることにより、硬度イオンと可溶ま
たは不溶の錯体を形成するなど様々な機構により作用す
る。ビルダー濃度は、最終用途および組成物の物理形態
により大きく異なる。例えば、界面活性剤の多い処方は
できない。ビルダーの濃度は、組成物の最終用途および
その所望の物理形態により大きく異なる。本組成物は少
なくとも約0.1重量%、好ましくは約1重量%〜約9
0重量%、より好ましくは約5重量%〜約80重量%、
さらに好ましくは約10重量%〜約40重量%の洗剤ビ
ルダーを含む。しかしながら、これより低い、または高
いビルダー濃度を排除するものではない。
【0163】本発明において好適なビルダーは、リン酸
塩およびポリリン酸塩、特にナトリウム塩;炭酸塩、重
炭酸塩、セスキ炭酸塩および炭酸ナトリウムまたはセス
キ炭酸ナトリウム以外の炭酸塩鉱物;有機モノ−、ジ
−、トリ−およびテトラカルボキシレート、特に酸、ナ
トリウム、カリウムまたはアルカノールアンモニウム塩
形態の水溶性非界面活性カルボキシレートおよび脂肪族
および芳香族種のオリゴマーまたは水溶性低分子量ポリ
マーカルボキシレート;およびフタル酸からなる群より
選択することができる。これらに、例えば、pH緩衝目
的でホウ酸塩、硫酸塩、特に硫酸ナトリウムおよび安定
な界面活性剤および/またはビルダー含有洗剤組成物を
作成するのに重要なその他の充填材または担体を補助と
して用いる。
【0164】「ビルダー系」とも呼ばれるビルダー混合
物を用いることができ、通常、2種類以上の一般的なビ
ルダーを含み、任意でキレート化剤、pH緩衝剤または
フィラーを補助として用いる。ただし、これらの後者の
材料は、通常、本発明の材料の量を表すときは個別に計
算される。本発明の顆粒組成物における界面活性剤およ
びビルダーの相対量に関して、好ましいビルダー系は、
通常、界面活性剤対ビルダーの重量比約60:1〜約
1:80で処方される。ある好ましい顆粒洗剤では前記
の比が0.90:1.0〜4.0:1.0、より好まし
くは0.95:1.0〜3.0:1.0である。
【0165】P−含有洗剤ビルダーは、法律により認め
られていれば、これに限られるものではないが、トリポ
リリン酸塩、ピロリン酸塩、ガラス状ポリマーメタリン
酸塩により実証されているポリリン酸塩およびホスホン
酸塩のアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカノール
アンモニウム塩を含むのが好ましい。リン系ビルダーを
用いる場合には、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピ
ロリン酸ナトリウムおよびオルトリン酸ナトリウムのよ
うな様々なアルカリ金属リン酸塩を用いることができ
る。エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸塩
およびその他公知のホスホン酸塩(例えば、米国特許第
3,159,581号明細書、第3,213,030号
明細書、第3,422,021号明細書、第3,40
0,148号明細書および第3,422,137号明細
書)も用いることができる。ただし、かかる材料はキレ
ート化剤または安定化剤として通常低濃度で用いられて
いる。
【0166】顆粒組成物に用いられるリン酸塩洗剤ビル
ダーは周知である。ポリリン酸塩のアルカリ金属、アン
モニウムおよびアルカノールアンモニウム塩(トリポリ
リン酸塩、ピロリン酸塩およびガラス状ポリマーメタリ
ン酸塩で実証されている)が挙げられるがこれに限られ
るものではない。リン酸塩ビルダー源については、カー
クオスマー、第3版、第17巻、426〜472頁およびコット
ン・ウィルキンソン「最新無機化学」394〜400頁(John
Wiley and Sons, inc.,1972年)に詳細に記載され
ている。
【0167】本発明においてリン酸塩ビルダーの好まし
い濃度は、約10%〜約75%、好ましくは約15%〜
約50%のリン酸塩ビルダーである。
【0168】リン酸塩ビルダーを任意で本発明の組成物
に含有させて、鉱物硬度を制御するのを支援することが
できる。ビルダーは、通常、自動食器洗いに用いて、微
粒子汚れを除去するのを支援する。
【0169】好適なカーボネートビルダーとしては、1
973年11月15日に公開されたドイツ特許出願第
2,321,001号明細書に開示されたアルカリ土類
およびアルカリ金属炭酸塩が例示される。ただし、重炭
酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム
およびトロナのようなその他の炭酸塩鉱物または、方解
石、アラレ石およびバテライトを含む無水の炭酸カルシ
ウムが特に、コンパクト方解石に比べて広い表面積を有
するとき、2Na2CO3.CaCO3という組成を有
するような炭酸ナトリウムおよび炭酸カルシウムの簡便
に得られる複数の塩は、例えば、種として有用である。
様々な等級および種類の炭酸ナトリウムおよびセスキ炭
酸ナトリウムを用いることができ、その中には、その他
の成分、特に洗剤界面活性剤の担体として特に有用なも
のがある。
【0170】好適な有機洗剤ビルダーとしては、水溶性
非界面活性剤ジカルボキシレートおよびトリカルボキシ
レートをはじめとするポリカルボキシレート化合物が挙
げられる。より典型的なビルダーポリカルボキシレート
は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも
3個のカルボキシレートを有している。カルボキシレー
トビルダーは、酸、部分的に中性、中性または過塩基形
態で処方することができる。塩形態の場合、ナトリウ
ム、カリウムおよびリチウムのようなアルカリ金属また
はアルカノールアンモニウム塩が好ましい。ポリカルボ
キシレートビルダーとしては、1964年4月7日の米
国特許第3,128,287号明細書(Berg)および1
972年1月18日の米国特許第3,635,830号
明細書(Lambertiらのオキシジスクシネートのようなエ
ーテルポリカルボキシレート、1987年5月5日の米
国特許第4,663,071号明細書(Bushら)の「T
MS/TDS」ビルダー、米国特許第3,923,67
9号明細書、第3,835,163号明細書、第4,1
58,635号明細書、第4,120,874号明細書
および第4,102,903号明細書に記載されている
ような環状および脂環式化合物をはじめとするその他の
エーテルカルボキシレートが挙げられる。
【0171】その他好適なビルダーは、無水マレイン酸
とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマ
ー;1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6
−トリスルホン酸;カルボキシメチルオキシコハク酸;
エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のような
ポリ酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウムおよび置
換アンモニウム塩;およびメリト酸、コハク酸、オキシ
ジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−ト
リカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸;その
可溶塩である。
【0172】シトレート、例えば、クエン酸およびその
可溶塩は、再生可能な資源からの使用可能性と生物分解
性のために重要なカルボキシレートビルダーである。シ
トレートはまた、本発明の顆粒組成物に、特にゼオライ
トおよび/または層状シリケートビルダーと組み合わせ
て用いることもできる。シトレートはまた、後述するBR
ITESILタイプのゼオライトおよび/または層状シリケー
トビルダーと組み合わせて用いることもできる。オキシ
ジスクシネートもまた、かかる組成物および組み合わせ
において有用である。オキシジスクシネートはまた、か
かる組成物および組み合わせにおいて特に有用である。
【0173】許容される場合には、トリポリリン酸ナト
リウム、ピロリン酸ナトリウムおよびオルトリン酸ナト
リウムのようなアルカリ金属リン酸塩を用いることがで
きる。エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸
塩および米国特許第3,159,581号明細書、第
3,213,030号明細書、第3,422,021号
明細書、第3,400,148号明細書および第3,4
22,137号明細書に記載されているようなその他公
知のホスホン酸塩のようなホスホン酸塩ビルダーも用い
ることができ、所望の耐剥離特性を有している。
【0174】特定の洗剤界面活性剤またはその短鎖同族
体もまたビルダー作用を有している。明確な化学式を説
明する際、界面活性剤性能を有していると、これらの材
料は洗剤界面活性剤として包括される。ビルダー機能の
ある好ましい種類は、3,3−ジカルボキシ−4−オキ
サ−1,6−ヘキサンジオエートおよび1986年1月
28日の米国特許第4,566,984号明細書(Bus
h)に開示された関連化合物である。コハク酸ビルダー
としては、C5−C20のアルキルおよびアルケニルコ
ハク酸およびその塩が挙げられる。スクシネートビルダ
ーとしては、ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシ
ネート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスク
シネート(好ましい)、2−ペンタデセニルスクシネー
ト等も挙げられる。ラウリルスクシネートは、1986
年11月5日公開の欧州特許出願86200690.5
/0,200,263号に記載されている。脂肪酸、例
えばC12−C18モノカルボン酸をまた、単独で、ま
たは前述のビルダー、特にシトレートおよび/またはス
クシネートビルダーと組み合わせて組成物に組み込ん
で、さらにビルダーに活性を与えることもできるが、通
常は望ましくない。このように脂肪酸を用いると、通
常、洗濯組成物中で泡立ちが抑制されてしまう。これに
ついて処方者は考慮しなければならない。石鹸スカムが
泡立って、食器に堆積するような状態だと、脂肪酸およ
びその塩は自動食器洗い(ADD)実施形態には望まし
くない。その他の好適なポリカーボネートは、1979
年3月13日の米国特許第4,144,226号明細書
(Crutchfieldら)および1967年3月7日の米国特
許第3,308,067号明細書(Diehl)に開示され
ている。米国特許第3,723,322号明細書(Dieh
l)も参照のこと。
【0175】用いることのできるその他の種類の無機ビ
ルダー材料は、式(Mx)iCay(CO3)zで表さ
れる。式中、xおよびiは1〜15の整数、yは1〜1
0の整数、zは2〜25の整数、Miは陽イオンであ
り、少なくともそのうち一つが水溶性であり、中性また
は「平衡」電荷となるように式Σi=1〜15(Miの
原子価をxi乗算)+2y=2Zを満たしている。これ
らのビルダーはここでは「鉱油ビルダー」と呼ばれる。
全体の電荷が平衡している、または中性であれば、水和
のための水またはカーボネート以外の陰イオンを添加し
てもよい。かかる陰イオンの電荷または原子価の影響
は、上式の右側に出る。好ましくは、水素、水溶性金
属、水素、ホウ素、アンモニウム、珪素およびこれらの
混合物、より好ましくは、ナトリウム、カリウム、水
素、リチウム、アンモニウムおよびこれらの混合物、極
めて好ましくはナトリウムおよびカリウムからなる群よ
り選択される水溶性陽イオンが存在している。非カーボ
ネート陰イオンとしては、塩化物、硫酸塩、フッ化物、
酸素、水酸化物、二酸化ケイ素、クロム酸塩、硝酸塩、
ホウ酸塩およびこれらの混合物からなる群より選択され
るものが挙げられるが、これに限られるものではない。
この種の好ましい最も単純な形態のビルダーは、Na2
Ca(CO3)2、K2Ca(CO3)2、Na2Ca
2(CO3)3、NaKCa(CO3)2、NaKCa
2(CO3)3、K2Ca2(CO3)3およびこれら
の組み合わせからなる群より選択される。ここに記載し
たビルダーについて特に好ましい材料は、結晶で変異さ
せたNa2Ca(CO3)2である。上述の種類の好適
なビルダーは、次の鉱物またはこれらを組み合わせた天
然または合成形態のものである。アフガナイト、アンダ
ーソナイト、アシュクロフチンY、ベイアーライト、ボ
ルカライト、バーバンカイト、ブチュリアイト、カンク
リン石、カーボセルナイト、カーレトナイト、ダビー
ン、ドネイアイトY、フェアチルダイト、フェリスライ
ト、フランジナイト、ゴーデフロイアイト、ゲーリュサ
ック石、ギルバサイト、グレゴリアイト、ジュラブスカ
イト、カムファウガイトY、ケトネライト、カンネシャ
イト、レパーソンナイトGd、リオタイト、マケルビア
イトY、マイクロソムマイト、ムロセイト、ナトロフェ
アチルダイト、ニエレレアイト、レモンダイトCe、サ
クロファナイト、シュレッキンゲライト、ショータイ
ト、スライト、ツニサイト、ツスカナイト、チロル石、
ビシュネバイト、およびゼムコライト。好ましい鉱物形
としては、ニエレレアイト、フェアチルダイトおよびシ
ョータイトが挙げられる。
【0176】洗剤ビルダーは、例えば、鉱物、特にCa
および/またはMgの洗浄水中での硬度を制御するのを
支援したり、表面からの微粒子汚れの除去を支援するア
ルミノシリケートおよびシリケートから選択することが
できる。
【0177】好適なシリケートビルダーとしては、水溶
性および含水固体タイプ、鎖−、層−または三次元−構
造のもの、アモルファス固体または非構造化液体タイプ
のものが挙げられる。好ましいのは、アルカリ金属シリ
ケート、特に、PQ Corp.よりBRITESILR、例えば、BRITE
SIL H2Oという商品名で市販されている固体含水2−比
率のシリケートおよび1987年5月12日の米国特許
第4,664,839号明細書(H.P. Rieck)に記載さ
れているような層状シリケートをはじめとするSiO
2:Na2Oの比が1.6:1〜3.2:1の液体およ
び固体の特に自動食器洗い用途のものである。「SKS
−6」と省略されることのあるNaSKS−6は、ヘキ
ストより市販されているアルミニウムを含有しない結晶
層状δ−Na2SiO5モルホロジーシリケートであ
り、顆粒洗濯組成物に特に好ましいものである。ドイツ
特許DE−A−第3,417,649号明細書およびD
E−A−第3,742,043号明細書に記載の調製方
法を参照のこと。一般式NaMSixO2x+1・yH
2O、式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは
1.9〜4、好ましくは2であり、yは0〜20、好ま
しくは0であるその他の層状シリケートもまた本発明に
おいて用いることができ、また上述のものの代わりに用
いることができる。ヘキスト製の層状シリケートとして
は、α、βおよびγ層−シリケート形態であるNaSK
S−5、NaSKS−7およびNaSKS−11も含ま
れる。顆粒中で収縮剤として機能するケイ酸マグネシウ
ムのようなその他のシリケートも、漂白剤の安定化剤と
して、そして泡制御系の成分として有用である。
【0178】本発明において用いるのに好適なのは線状
構造を有する合成結晶イオン交換材料またはその水和物
および、1995年6月27日の米国特許第5,42
7,711号明細書(Sakaguchiら)に教示されている
無水形態の一般式xM2O・ySiO2.zM’O、式
中、MはNaおよび/またはK、M’はCaおよび/ま
たはMg、y/xは0.5〜2.0、z/xは0.00
5〜1.0で表される組成物である。
【0179】アルミノシリケートビルダーは顆粒組成物
に特に有用であるが、液体、ペーストまたはゲルで組み
込むこともできる。本発明の目的に好適なのは、実験式
[Mz(AlO2)z(SiO2)v]・xH2O(式
中、zおよびvは少なくとも6の整数であり、z対vの
モル比は1.0〜0.5、xは15〜264である)の
ものである。アルミノシリケートは、結晶またはアモル
ファスで、天然に産出される、または合成により誘導さ
れる。アルミノシリケートの生成方法は、1976年1
0月12日の米国特許第3,985,669号明細書
(Krummelら)にある。好ましい合成結晶アルミノシリ
ケートイオン交換材料は、ゼオライトA、ゼオライトP
(B)、ゼオライトXおよびゼオライトPとは違うとい
ういわゆるゼオライトMAPとして入手可能である。ク
リノブチロル沸石をはじめとする天然種を用いてもよ
い。ゼオライトAは一般式Na12[(AlO2)12
(SiO2)12]・xH2O(式中、xは20〜3
0、特に27である)で表される。脱水ゼオライト(x
=0〜10)もまた用いることができる。好ましくはア
ルミノシリケートは直径0.1〜10ミクロンの粒子サ
イズを有している。
【0180】シリケート以外の洗剤ビルダーを本発明の
組成物に用いて、鉱物硬度を制御するのを支援すること
ができる。それらは、アルミノシリケートおよびシリケ
ートと共にまたはその代わりに用いることができる。無
機および有機ビルダーを用いることができる。ビルダー
を自動食器洗いに用いて、微粒子汚れを除去するのを支
援する。
【0181】無機または非リン酸塩含有洗剤ビルダーと
しては、ホスホン酸塩、フタル酸、カーボネート(バイ
カーボネートおよびセスキカーボネートを含む)、サル
フェート、シトレート、ゼオライトおよびアルミノシリ
ケートが挙げられるが、これに限られるものではない。
【0182】アルミノシリケートビルダーは本発明の組
成物に用いることができるが、自動食器洗い洗剤には好
適ではない。(好ましいアルミノシリケートの例につい
ては米国特許第4,605,509号明細書を参照のこ
と。)アルミノシリケートビルダーは、現在市販されて
いるたいていの重質顆粒洗剤組成物に非常に重要であ
り、液体洗剤処方の重要なビルダー成分でもある。アル
ミノシリケートビルダーとしては、実験式Na2O・A
l2O3・xSiOz・yH2O(式中、zおよびyは
少なくとも6の整数、z対yのモル比は1.0〜約0.
5、xは約15〜約264の整数である)のものが挙げ
られる。
【0183】有用なアルミノシリケートイオン交換材料
は市販されている。これらのアルミノシリケートはその
構造を結晶またはアモルファスとすることができ、ま
た、天然に産出するアルミノシリケートとしたり、また
は合成して誘導することができる。アルミノシリケート
イオン交換材料の作成方法は、1976年10月12日
発行の米国特許第3,985,669号明細書(Krumme
lら)に開示されている。本発明に有用な好ましい合成
結晶アルミノシリケートイオン交換材料は、ゼオライト
A、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼオ
ライトXという商品名で入手可能である。他の実施形態
において、結晶アルミノシリケートイオン交換材料は次
式を有している。Na12[(AlO2)12(SiO
2)12]・xH2O(式中、xは約20〜約30、特
に約27である)。この材料はゼオライトAとして知ら
れている。脱水ゼオライト(x=0〜10)もまた本発
明において用いてもよい。好ましくはアルミノシリケー
トは直径約0.1〜10ミクロンの粒子サイズを有して
いる。表面積を最大にして交換の速度をさらに支援する
ために、個々の粒子は、0.1ミクロンより小さいのが
望ましい。表面積が広いと、特に顆粒組成物において界
面活性剤の吸収体としてもアルミノシリケートの有用性
が増大する。単体の凝集体が顆粒組成物中で偏析を最小
にすべく複数の寸法を有しているものの、凝集体粒子
は、洗浄中サブミクロンの個々の粒子に分散可能なまま
であるようなアルミノシリケート粒子の凝集体もまた有
用である。カーボネートのようなその他のビルダーにつ
いては、界面活性剤の担体機能を促すような物理または
モルホロジー形態のゼオライトを用いるのが望ましい。
適切な粒子サイズは処方者により自由に選択される。
【0184】洗剤共界面活性剤 本発明の顆粒組成物は任意で共界面活性剤を含有し、好
ましくはアルキルアルコキシ化サルフェート、アルキル
サルフェートおよび/または線状アルキルベンゼンスル
ホネート共界面活性剤の群より選択される陰イオン性共
界面活性剤;好ましくは第4級アンモニウム共界面活性
剤より選択される陽イオン性共界面活性剤;好ましくは
アルキルエトキシレート、アルキルポリグルコシドおよ
び/またはアミンまたはアミンオキシド共界面活性剤の
非イオン性共界面活性剤;好ましくはベタインおよび/
またはポリカルボキシレート(例えば、ポリグリシネー
ト)から選択される両性共界面活性剤;および双性共界
面活性剤から選択される。
【0185】様々なこれらの共界面活性剤を本発明の顆
粒組成物に用いることができる。陰イオン性、非イオン
性、両性および双性部類およびこれら共界面活性剤種の
代表例は、1972年5月23日発行の米国特許第3,
664,961号明細書(Norris)にある。両性共界面
活性剤はまた、「両性界面活性剤第2版」E.G.Lomax
編(Marcel Dekker, Inc.より1996年発行)に詳細
に記載されている。
【0186】本発明の顆粒組成物は、約0.1重量%〜
約35重量%、好ましくは約0.5重量%〜約15重量
%の共界面活性剤を含むのが好ましい。選択した共界面
活性剤について以下にさらに述べる。
【0187】(1)陰イオン性共界面活性剤 本発明において有用な、通常約0.1重量%〜約50重
量%の濃度の陰イオン性共界面活性剤としては、一般的
なC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「L
AS」)および第1級分岐鎖およびランダムC10〜C
20アルキルサルフェート(「AS」)、式CH3(C
H2)x(CHOSO3)CH3およびCH3
(CH2)y(CHOSO3)CH2CH3(式
中、xおよび(y+1)は少なくとも約7、好ましくは
少なくとも約9の整数であり、Mは水溶性陽イオン、特
にナトリウムである)のC10〜C18の第2級(2,
3)アルキルサルフェート、オレイルサルフェートのよ
うな不飽和サルフェート、C10〜C18のアルファ−
スルホネート化脂肪酸エステル、C10〜C18のサル
フェート化アルキルポリグリコシド、C10〜C18の
アルキルアルコキシサルフェート(「AExS」、特に
EO1〜7のエトキシサルフェート)およびC10〜C
18のアルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO
1〜5のエトキシカルボキシレート)が挙げられるが、
これに限られるものではない。C12〜C18ベタイン
およびスルホベタイン(「スルテイン」)、C10〜C
18のアミンオキシド等もまた全体の組成物に含有させ
ることができる。C10〜C20の一般的な石鹸もまた
用いても構わない。強い泡立ちを望む場合には、分岐鎖
C10〜C16の石鹸を用いてもよい。その他の一般的
な有用な陰イオン性共界面活性剤については、標準的な
テキストに挙げられている。
【0188】本発明において有用なアルキルアルコキシ
レート化サルフェート共界面活性剤は、式RO(A)m
SO3Mの水溶性塩または酸である。式中、Rは非置換
C10〜C24のアルキルまたはC10〜C24のアル
キル成分を有するヒドロキシアルキル基、好ましくはC
12〜C20のアルキルまたはヒドロキシアルキル、よ
り好ましくはC12〜C15のアルキルまたはヒドロキ
シアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位
であり、mはゼロより大きく、通常約0.5〜約6の
間、より好ましくは約0.5〜約3の間であり、MはH
または、例えば、金属陽イオン(例えば、ナトリウム、
カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、
アンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンとなり得
る陽イオンである。アルキルエトキシ化スルフェートお
よびアルキルプロポキシ化スルフェートも本発明におい
て予想されるものである。置換アンモニウム陽イオンの
具体例としては、エタノール−、トリエタノール−、メ
チル−、ジメチル、トリメチル−アンモニウム陽イオ
ン、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリ
ジニウム陽イオンのような第4級アンモニウム陽イオ
ン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチル
アミン、これらの混合物のようなアルキルアミンから誘
導されるもの等が挙げられる。具体的な共界面活性剤
は、C12〜C15のアルキルポリエトキシレート
(1.0)サルフェート、(C12〜C15E(1.
0)M)、C12〜C15のアルキルポリエトキシレー
ト(2.25)サルフェート、(C12〜C15E
(2.25)M)、C12〜C15のアルキルポリエト
キシレート(3.0)サルフェート(C12〜C15E
(3.0)M)およびC12〜C18のアルキルポリエ
トキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C15
E(4.0)M)があり、ここでMはナトリウムおよび
カリウムから適宜選択する。
【0189】本発明において有用なアルキルサルフェー
ト共界面活性剤は、好ましくは、式ROSO3M(式
中、Rは好ましくはC10〜C24のヒドロカルビル、
好ましくは、C10〜C18のアルキル成分を有するア
ルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC1
2〜C15のアルキルまたはヒドロキシアルキルであ
り、Mは水素または、例えば、アルキル金属陽イオン
(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、アンモ
ニウムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジ
メチル−およびトリメチルアンモニウム陽イオン、テト
ラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリジニウム
陽イオンのような第4級アンモニウム陽イオン、および
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンおよ
びこれらの混合物から誘導される第4級アンモニウム陽
イオン等)のような陽イオンである)の水溶性塩または
酸である。
【0190】用いるのに好適なその他の陰イオン性共界
面活性剤は、「米国油脂化学協会ジャーナル」52(1
975年)323〜329頁によると、ガス状SO3で
スルホネート化されたC8〜C20のカルボン酸(すな
わち脂肪酸)の線状エステルをはじめとするアルキルエ
ステルスルホネート共界面活性剤である。好適な出発材
料としては、獣脂、パーム油等から誘導される天然脂肪
物質が挙げられる。
【0191】特に洗濯用途に好ましいアルキルエステル
スルホネート共界面活性剤は、構造式R−CH(SO
3M)−C(O)−OR(式中、R3はC8〜C20
のヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはこれを
組み合わせたものであり、R4はC1〜C6のヒドロカ
ルビル、好ましくはアルキル、またはこれを組み合わせ
たものであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水
溶性塩を形成する陽イオンである)のアルキルエステル
スルホネート共界面活性剤を含む。好適な塩形成陽イオ
ンとしては、ナトリウム、カリウムおよびリチウムのよ
うな陽イオン、モノメタノールアミン、ジエタノールア
ミンおよびトリエタノールアミンのような置換または非
置換アンモニウム陽イオンが挙げられる。好ましくは、
R3はC10〜C16のアルキルであり、R4はメチ
ル、エチルまたはイソプロピルである。特に好ましいの
はR3がC10〜C16のアルキルであるメチルエステ
ルスルホネートである。
【0192】洗濯目的に有用なその他の陰イオン性共界
面活性剤もまた、本発明の顆粒洗剤組成物に含有させる
ことができる。これらとしては、石鹸の塩(例えば、ナ
トリウム、カリウム、アンモニウム、およびモノ−、ジ
−およびトリエタノールアミン塩のような置換アンモニ
ウム塩を含む);C8〜C22の第1級または第2級ア
ルカンスルホネート;C8〜C24のオレフィンスルホ
ネート;例えば、英国特許明細書第1,082,179
号に記載されているようにアルカリ土類金属シトレート
の熱分解生成物のスルホン化により調製されるスルホネ
ート化ポリカルボン酸;C8〜C24のアルキルポリグ
リコールエーテルサルフェート(エチレンオキシド10
モルまでを含有する);アルキルグリセロールスルホネ
ート;脂肪アシルグリセロールスルホネート;脂肪オレ
イルグリセロールサルフェート;アルキルフェノールエ
チレンオキシドエーテルサルフェート;パラフィンスル
ホネート;アルキルリン酸塩;アシルイセチオネート、
N−アシルタウレート、アルキルスクシナメートおよび
スルホスクシネートのようなイセチオネート;スルホス
クシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和C1
2〜C18のモノエステル)、スルホスクシネートのジ
エステル(特に飽和および不飽和C6〜C12のジエス
テル);アルキルポリグルコシドの硫酸塩のようなアル
キル多糖類の硫酸塩(後述する非イオン性非硫酸化化合
物);および式RO(CH2CH2O)k−CH2CO
O−M+(式中、RはC8〜C22のアルキルであり、
kは1〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成陽イオン
である)のようなアルキルポリエトキシカルボキシル酸
塩を挙げることができる。トール油中に存在する、ある
いはトール油より誘導されるロジン、水素化ロジン、樹
脂酸および水素化樹脂酸のような樹脂酸および水素化樹
脂酸もまた好適である。さらに、「界面活性剤と洗剤」
(第1および2巻SchwartzPerryおよびBerch著)にも
例示がある。かかる様々な界面活性剤についてはまた、
1975年12月30日発行の米国特許第3,929,
678号明細書(Laughlinら)第23欄第58行から第
29欄第23行(ここに参考文献として組み込まれる)
にも開示されている。
【0193】好ましいジサルフェート共界面活性剤は次
式で表される。
【化34】 式中、Rは鎖の長さがC1〜C28、好ましくはC3〜
C24、最も好ましくはC8〜C20のアルキル、置換
アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、エー
テル、エステル、アミンまたはアミド基、または水素で
あり、AおよびBは、鎖の長さがC1〜C28、好まし
くはC1〜C5、最も好ましくはC1またはC2のアル
キル、置換アルキルおよびアルケニル基、または共有結
合より独立に選択され、AおよびBは合計で少なくとも
2個の原子を含有し、A、BおよびRは合計で4〜約3
1個の炭素原子を含有し、XおよびYはサルフェートお
よびスルホネートからなる群より選択される陰イオン性
基であって、XまたはYのうち少なくとも一つがサルフ
ェート基であり、Mは陽イオン性部分であり、好ましく
は置換または非置換アンモニウムイオン、またはアルカ
リまたはアルカリ土類金属イオンである。
【0194】最も好ましいジサルフェート共界面活性剤
は、上式において、Rが鎖の長さがC10〜C18のア
ルキル基で、AおよびBが独立にC1またはC2であ
り、XおよびYが両方ともサルフェート基で、Mがカリ
ウム、アンモニウムまたはナトリウムイオンであるもの
である。
【0195】ジサルフェート共界面活性剤が存在すると
きは、通常、顆粒組成物の約0.1重量%〜約50重量
%、好ましくは約0.1重量%〜約35重量%、最も好
ましくは約0.5重量%〜約15重量%の濃度で組み込
まれる。
【0196】好ましいジサルフェート共界面活性剤とし
ては、次のものが挙げられる。
【0197】(a)1,3ジサルフェート化合物、好ま
しくは1,3C7〜C23(分子中の炭素の総数)の直
鎖または分岐鎖アルキルまたはアルケニルジサルフェー
ト、より好ましくは次式のもの
【化35】 式中、Rは鎖の長さが約C4〜約C18の直鎖または分
岐鎖アルキルまたはアルケニル基である
【0198】(b)1,4ジサルフェート化合物、好ま
しくは1,4C8〜C22の直鎖または分岐鎖アルキル
またはアルケニルジサルフェート、より好ましくは次式
のもの
【化36】 式中、Rは鎖の長さが約C4〜約C18の直鎖または分
岐鎖アルキルまたはアルケニル基、好ましくはRはオク
タニル、ノナニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、
ヘキサデシル、オクタデシルおよびこれらの混合物から
選ばれる。
【0199】(c)1,5ジサルフェート化合物、好ま
しくは1,5C9〜C23の直鎖または分岐鎖アルキル
またはアルケニルジサルフェート、より好ましくは次式
のもの
【化37】 式中、Rは鎖の長さが約C4〜約C18の直鎖または分
岐鎖アルキルまたはアルケニル基である。
【0200】一般に、特定のジサルフェート化共界面活
性剤の公知の合成では、アルキルまたはアルケニル無水
コハク酸を主要な出発材料として用いる。まず還元工程
が行われ、ジオールが得られる。続いて、このジオール
を硫酸化して、ジサルフェート化生成物を得る。一例と
して、米国特許第A−3,634,269号明細書に
は、アルケニル無水コハク酸をリチウムアルミニウム水
酸化物で還元して、アルケニルまたはアルキルジオール
を生成し、これを硫酸化することにより2−アルキルま
たはアルケニル−1,4−ブタンジオールジサルフェー
トを調製することが記載されている。さらに、米国特許
第A−3,959,334号明細書および米国特許第A
−4,000,081号明細書には、アルケニル無水コ
ハク酸をリチウムアルミニウム水酸化物で還元して、ア
ルケニルまたはアルキルジオールを生成し、これを硫酸
化する方法を用いて2−ヒドロカルビル−1,4−ブタ
ンジオールジサルフェートを調製することが記載されて
いる。
【0201】アルケニル無水コハク酸をリチウムアルミ
ニウム水酸化物で還元して、アルケニルまたはアルキル
ジオールを生成し、これを硫酸化することにより2−ア
ルキルまたはアルケニル−1,4−ブタンジオールエト
キシレートジサルフェートを調製することを記載してい
る米国特許第A−3,832,408号明細書および米
国特許第A−3,860,625号明細書も参照のこ
と。
【0202】これらの化合物はまた、合計で少なくとも
5個の炭素原子を有する1つ以上の炭素鎖置換基を有す
る置換環状無水物からジサルフェート共界面活性剤を合
成する方法により作成される。この方法は、(i)前記
置換環状無水物を還元してジオールを形成する工程と、
(ii)前記ジオールを硫酸化してジサルフェートを形成
する工程とを備え、前記還元工程が、遷移金属含有水素
処理触媒の存在下で圧力をかけて水素処理する工程を備
えている。
【0203】含有させる場合には、本発明の洗濯洗剤組
成物は、通常、約0.1重量%〜約50重量%、好まし
くは約1重量%〜約40重量%の陰イオン性共界面活性
剤を含む。
【0204】(2)非イオン性共界面活性剤 本発明において有用な、通常約0.1重量%〜約50重
量%の濃度の非イオン性共界面活性剤としては、アルコ
キシ化アルコール(AE)およびアルキルフェノール、
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(PFAA)、アルキルポ
リグリコシド(APG)、C10〜C18のグリセロー
ルエーテル等が挙げられるが、これに限られるものでは
ない。
【0205】特に、第1級および第2級脂肪族アルコー
ルと約1〜約25モルのエチレンオキシド(AE)との
縮合生成物が、本発明において非イオン性共界面活性剤
として用いるのに好適である。脂肪族アルコールのアル
キル鎖は、直鎖または分岐鎖、第1級または第2級であ
り、一般に、約8〜約22個の炭素原子を含有する。好
ましいのは、約8〜約20個の炭素原子、より好ましく
は約10〜約18個の炭素原子を含有するアルキル基を
有するアルコールと、アルコール1モル当たり約1〜約
10モル、好ましくは2〜7、最も好ましくは2〜5の
エチレンオキシドとの縮合生成物である。特に好ましい
この種の非イオン性共界面活性剤は、アルコール1モル
当たり3〜12モルのエチレンオキシドを含有するC9
〜C15の第1級アルコールエトキシレート、特に、ア
ルコール1モル当たり5〜10モルのエチレンオキシド
を含有するC12〜C15の第1級アルコールである。
【0206】この種の市販の非イオン性共界面活性剤と
しては、ユニオンカーバイド社より市販されているTerg
itol TM 15-S-9(C11〜C15の直鎖第2級アルコー
ルとエチレンオキシド9モルの縮合生成物)およびTerg
itolTM 24-L-6(C12〜C14の第1級アルコールと
エチレンオキシド6モルの分子量分布の狭い縮合生成
物)、シェルケミカル社よりNeodol TM45-9(C14〜
C15の直鎖アルコールとエチレンオキシド9モルの縮
合生成物)、Neodol TM23-3(C12〜C13の直鎖ア
ルコールとエチレンオキシド3モルの縮合生成物)、Ne
odol TM45-7(C14〜C15の直鎖アルコールとエチ
レンオキシド7モルの縮合生成物)およびNeodol TM45-
5(C14〜C15の直鎖アルコールとエチレンオキシ
ド5モルの縮合生成物)、プロクタ&ギャンブル社より
市販されているKyroTMEOB(C13〜C15のアルコー
ルとエチレンオキシド9モルの縮合生成物)、およびヘ
キストより市販されているGenapol LA O3OまたはO5O
(C12〜C14の直鎖アルコールとエチレンオキシド
3または5モルの縮合生成物)が例示される。これらの
AE非イオン性共界面活性剤のHLBの好ましい範囲は
8〜17、最も好ましくは8〜14である。プロピレン
オキシドおよびブチレンオキシドとの縮合物もまた用い
ることができる。
【0207】本発明において用いるのに好ましい非イオ
ン性共界面活性剤の他の部類は、下式のポリヒドロキシ
脂肪酸アミド共界面活性剤である。
【化38】 式中、R1はHまたはC1〜4のヒドロカルビル、2−
ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルまたはこれ
らの混合物であり、R2はC5〜31のヒドロカルビル
であり、Zは少なくとも3個のヒドロキシルが直接鎖に
結合した直鎖ヒドロカルビルを有するポリヒドロキシヒ
ドロカルビルまたはそのアルコキシ化誘導体である。好
ましくは、R1はメチルであり、R2はやしアルキルの
ような直鎖C11〜15のアルキルまたはC15〜17
のアルキルまたはアルケニル鎖またはこれらの混合物で
あり、Zはグルコース、フルクトース、マルトース、ラ
クトースのような還元糖から還元アミノ化反応により誘
導される。代表的な例としては、C12〜C18および
C12〜C14のN−メチルグルカミドが挙げられる。
米国特許第5,194,639号明細書および第5,2
98,636号明細書を参照のこと。N−アルコキシポ
リヒドロキシ脂肪酸アミドもまた用いることができる。
米国特許第5,489,393号明細書を参照のこと。
【0208】同様に、本発明において非イオン性共界面
活性剤として有用なのは、1986年1月21日発行の
米国特許第4,565,647号明細書(Llenado)に
開示されているような約6〜約30個の炭素原子、好ま
しくは約10〜約16個の炭素原子を含有する疎水性
基、および約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約
3、最も好ましくは約1.3〜約2.7の糖類単位を有
する多糖類、例えば、ポリグリコシド、疎水性基を有す
るアルキル多糖類である。5または6個の炭素原子を含
有する還元糖を用いることができ、例えば、グルコー
ス、ガラクトースおよびガラクトシル部分をグルコシル
部分で置換することができる(任意で、疎水性基を、2
−、3−、4−等の位置に付加して、グルコシドまたは
ガラクトシドに対向するグルコースまたはガラクトース
を与えることができる)。内部糖類結合は、例えば、追
加の多糖類単位と、前の糖類単位における2−、3−、
4−および/または6−位の一つの位置との間とするこ
とができる。
【0209】好ましいアルキルポリグリコシドは式R
O(CnH2nO)t(グリコシル)x(式中、R
アルキル基が約10〜18個、好ましくは約12〜約4
個の炭素原子を含有するアルキル、アルキルフェニル、
ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニルおよ
びこれらの混合物からなる群より選択され、nは2また
は3、好ましくは2であり、tは0〜約10、好ましく
は0であり、xは約1.3〜約10、好ましくは約1.
3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7である)
で表される。グリコシルはグルコースから誘導されるの
が好ましい。これらの化合物を調製するために、アルコ
ールまたはアルキルポリエトキシアルコールをまず形成
し、次にグルコースまたはグルコース源と反応させてグ
ルコシド(1−位に付加)を形成する。追加のグリコシ
ル単位を、その1−位と前のグリコシル単位の2−、3
−、4−および/または6−位、好ましくは主に2−位
との間に付加する。この種の化合物およびその洗剤への
使用については、EP−B第0 070 077号明細
書、第0 075 996号明細書および0 094
118号明細書に開示されている。
【0210】アルキルフェノールのポリエチレン、ポリ
プロピレンおよびポリブチレンオキシド縮合物もまた本
発明の界面活性剤系の非イオン性共界面活性剤として用
いるのに好適であり、ポリエチレンオキシド縮合物が好
ましい。これらの化合物としては、約6〜約14個の炭
素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を含有す
るアルキル基を有する直鎖または分岐鎖の構成のアルキ
ルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合生成物が挙
げられる。好ましい実施形態において、エチレンオキシ
ドは、アルキルフェノール1モル当たり約2〜約25モ
ル、より好ましくは約3〜約15モルのエチレンオキシ
ドに匹敵する量で存在する。この種の市販の非イオン性
共界面活性剤としては、GAF Corporationより市販され
ているIgepalTMCO-630、ローム&ハース社より市販され
ているTritonTMX-45、X-114、X-100およびX-102が挙げ
られる。これらの共界面活性剤は、一般にアルキルフェ
ノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノール
エトキシレート)と呼ばれる。
【0211】プロピレンオキシドとプロピレングリコー
ルの縮合により形成された疎水性塩基とエチレンオキシ
ドとの縮合生成物もまた、さらに本発明の非イオン性共
界面活性剤として用いるのに好適である。これらの化合
物の疎水性部分は、分子量約1500〜約1800で、
水に不溶であるのが好ましい。ポリオキシエチレン部分
をこの疎水性部分に添加すると、分子全体としての水へ
の溶解度が増大する傾向にあり、この生成物の液体特性
は、ポリオキシエチレン含量が縮合生成物の総重量の約
50%である(これは、エチレンオキシド約40モルま
ででの縮合に当たる)点まで保持される。この種の化合
物としては、BASFより市販されている商業的に利用可能
なPluronicTM界面活性剤が例示される。
【0212】同様に、本発明の非イオン性共界面活性剤
系の非イオン性共界面活性剤として用いるのに好適なの
は、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応か
ら得られる生成物とエチレンオキシドとの縮合生成物で
ある。これらの生成物の疎水性部分は、エチレンジアミ
ンと過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物からな
り、通常、約2500〜約3000の分子量を有してい
る。この疎水性部分をエチレンオキシドと縮合して、約
40重量%〜約80重量%のポリオキシエチレンを含有
し、分子量が約5,000〜約11,000となるよう
にする。この種の非イオン性界面活性剤としては、BASF
より市販されている商業的に利用可能な特定のTetronic
TM化合物が例示される。
【0213】同様に好ましい非イオン性界面活性剤はア
ミンオキシド共界面活性剤である。本発明の組成物は、
一般式Iで表されるR(EO)x(PO)y(BO)zN
(O)(CH2R’)2・qH2O(I)のアミンオキシド
を含有していてもよい。
【0214】一般に、構造(I)は、1つの長鎖部分R
(EO)x(PO)y(BO)zと2つの短鎖部分CH2
R’とを備えているのが分かる。R’は水素、メチルお
よび−CH2OHから選択するのが好ましい。一般に、
は飽和または不飽和とすることのできる第1級また
は分岐ヒドロカルビル部分であり、好ましくはRは第
1級アルキル部分である。x+y+z=0のとき、R
は約8〜約18の鎖の長さを有するヒドロカルビル部分
である。x+y+zが0でないと、Rはやや長くな
り、C12〜C24の鎖長となる。この一般式には、x
+y+z=0、R=C8〜C18、R’=Hおよびq
=0〜2、好ましくは2であるアミンオキシドも包含さ
れる。これらのアミンオキシドは、C12〜14のアル
キルジメチルアミンオキシド、ヘキサデシルジメチルア
ミンオキシド、オクタデシルアミンオキシドおよびこれ
らの水和物、特に、ここに参考文献として組み込まれる
米国特許第5,075,501号明細書および第5,0
71,594号明細書に開示された二水和物が例示され
る。
【0215】本発明はまた、x+y+zがゼロではな
く、特にx+y+zが約1〜約10、Rが8〜約24
個の炭素、好ましくは約12〜約16個の炭素原子を含
有する第1級アルキル基であり、これらの実施形態にお
いてy+zは好ましくは0でxは好ましくは約1〜約
6、より好ましくは約2〜約4であり、EOはエチレン
オキシを表し、POはプロピレンオキシを表し、BOは
ブチレンオキシを表すアミンオキシドも包含する。かか
るアミンオキシドは、例えば、アルキルエトキシサルフ
ェートと、ジメチルアミンを反応させて、エトキシ化さ
れたアミンを過酸化水素で酸化するなど、一般的な合成
方法により調製することができる。
【0216】本発明において極めて好ましいアミンオキ
シドは周囲温度で溶液である。本発明において用いるの
に好適なアミンオキシドは、アクゾケミー、エチルコー
プ、プロクタ&ギャンブルをはじめとする数多くの供給
業者により市販されている。これ以外のアミンオキシド
製造業者についてはMcCutcheonの編集およびカークオス
マー評論を参照のこと。
【0217】ある好ましい実施形態において、R’はH
であるが、Hよりもやや大きいR’でも許容される。特
に、本発明はさらに、R’がCH2OHである、ヘキサ
デシルビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、
獣脂ビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ス
テアリルビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド
およびオレイルビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオ
キシド、ドデシルジメチルアミンオキシド二水和物のよ
うな実施形態も包含する。
【0218】(3)陽イオン性共界面活性剤 本発明において有用な、約0.1重量%〜約50重量%
の濃度の陽イオン性共界面活性剤としては、コリンエス
テルタイプの第4級およびアルコキシ化第4級アンモニ
ウム(AQA)共界面活性剤化合物等が例示されるが、
これに限られるものではない。
【0219】共界面活性剤系の成分として有用な陽イオ
ン性共界面活性剤は、共界面活性剤特性を有する好まし
くは水に分散性の化合物であり、少なくとも1つのエス
テル結合(すなわち、−COO−)と少なくとも1つの
陽イオン的に帯電した基を備えた陽イオン性コリンエス
テルタイプの第4級共界面活性剤である。コリンエステ
ル共界面活性剤をはじめとする好適な陽イオン性エステ
ル共界面活性剤は、例えば、米国特許第4,228,0
42号明細書、第4,239,660号明細書および第
4,260,529号明細書に開示されている。
【0220】好ましい陽イオン性エステル共界面活性剤
は次の式で表される。
【化39】 式中R1はC5〜C31の直鎖または分岐鎖アルキル、
アルケニルまたはアルカリール鎖またはM.N(R
6R7R8)(CH2)sであり、XおよびYはCO
O、OCO、O、CO、OCOO、CONH、NHC
O、OCONHおよびNHCOOからなる群より独立に
選択され、XまたはYのうち少なくとも1つがCOO、
OCO、OCOO、OCONHまたはNHCOO基であ
り、R2、R3、R4、R6、R7およびR8は1〜4
個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、ヒドロキ
シアルキル、ヒドロキシアルケニルおよびアルカリール
基からなる群より独立に選択され、R5は独立にHまた
はC1〜C3のアルキル基であり、m、n、sおよびt
の値は独立に0〜8であり、bの値は0〜20であり、
a、uおよびvの値は独立に0か1であり、uまたはv
のうち少なくとも1つが1でなければならず、Mは対イ
オンである。
【0221】好ましくはR2、R3およびR4はCH3
および−CH2CH2OHから独立に選択される。
【0222】好ましくはMは、ハロゲン化物、メチルサ
ルフェート、サルフェートおよびニトレート、好ましく
はメチルサルフェート、塩化物、臭化物またはヨウ化物
からなる群より選択される。
【0223】好ましい水分散性陽イオン性エステル共界
面活性剤は、下式のコリンエステルである。
【化40】 式中、R1はC11〜C19の直鎖または分岐鎖アルキ
ル鎖である。
【0224】この種の特に好ましいコリンエステルとし
ては、ステアロイルコリンエステル第4級メチルハロゲ
ン化アンモニウム(R=C17アルキル)、パルミト
イルコリンエステル第4級メチルハロゲン化アンモニウ
ム(R=C15アルキル)、ミリストイルコリンエス
テル第4級メチルハロゲン化アンモニウム(R=C1
3アルキル)、ラウロイルコリンエステル第4級メチル
ハロゲン化アンモニウム(R=C11アルキル)、コ
コイルコリンエステル第4級メチルハロゲン化アンモニ
ウム(R=C11〜C13アルキル)、獣脂コリンエ
ステル第4級メチルハロゲン化アンモニウム(R=C
15〜C17アルキル)およびこれらの混合物が挙げら
れる。
【0225】上述の特に好ましいコリンエステルは、酸
触媒の存在下、所望の鎖長の脂肪酸のジメチルアミノエ
タノールによる直接エステル化により調製される。この
反応生成物を、好ましくは、エタノール、プロピレング
リコールまたは好ましくは1モル当たり3〜50のエト
キシ基のエトキシ化度を有するC10〜C18の脂肪族
アルコールエトキシレートのような脂肪族アルコールエ
トキシレートといった溶媒の存在下で、ハロゲン化メチ
ルで第4級化して所望の陽イオン性材料を形成する。ま
た、酸触媒材料の存在下、所望の鎖長の長鎖脂肪酸の2
−ハロエタノールによる直接エステル化によっても調製
することができる。この反応生成物をトリメチルアミン
で第4級化して、所望の陽イオン性材料を形成する。
【0226】その他の好適な陽イオン性エステル共界面
活性剤は、下式の構造を有しており、式中、dは0〜2
0である。
【化41】
【化42】
【0227】好ましい態様において、これらの陽イオン
性エステル共界面活性剤は洗濯洗浄方法の条件下では加
水分解性である。
【0228】本発明において有用な陽イオン性共界面活
性剤としてはまた、下式のアルコキシ化第4級アンモニ
ウム(AQA)共界面活性剤化合物(以降「AQA化合
物」と称す)も挙げられる。
【化43】 式中、Rは約8〜約18個の炭素原子、好ましくは1
0〜約16個の炭素原子、最も好ましくは約10〜約1
4個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル部
分であり、Rは1〜3個の炭素原子を含有するアルキ
ル基、好ましくはメチル基であり、RおよびRは独
立に異なり、水素(好ましい)、メチルおよびエチルか
ら選択され、Xは電気的な中性を与えるのに十分な塩
化物、臭化物、メチルサルフェート、サルフェート等の
ような陰イオンである。AおよびA’は独立に異なり、
C1〜C4のアルコキシ、特にエトキシ(例えば、−C
H2CH2O−)、プロポキシ、ブトキシおよび混合エ
トキシ/プロポキシから選択され、pは0〜約30、好
ましくは1〜約4であり、qは0〜約30、好ましくは
1〜約4、最も好ましくは約4であり、好ましくはpお
よびqは両方とも1である。本発明において有用なこの
種の陽イオン性共界面活性剤が記載されている1979
年5月30日発行のEP第2,084号明細書(プロク
タ&ギャンブル社)も参照のこと。
【0229】ヒドロカルビル置換基RがC8〜C1
1、特にC10のAQA化合物は、特に冷水条件下で、
鎖長の長い材料に比べて、洗剤顆粒の溶解速度を向上さ
せる。従って、C8〜C11のAQA共界面活性剤はあ
る処方者にとっては好ましいものである。最終顆粒組成
物を調製するのに用いるAQA共界面活性剤の濃度は、
約0.1重量%〜約5重量%、通常約0.45重量%〜
約2.5重量%である。
【0230】上述した通り、本発明において用いるAQ
A共界面活性剤の特定の例を示すがこれに限られるもの
ではない。AQA共界面活性剤についてここに記載され
たアルコキシ化度は、一般的なエトキシ化非イオン性共
界面活性剤についての一般的な手法に従った平均と理解
されるものとする。これは、エトキシ化反応は、通常、
異なるエトキシ化度の材料の混合物を与えることによ
る。このように、合計EO値が整数でない、例えば、
「EO2.5」、「EO3.5」等という記載も変では
ない。
【表1】
【0231】本発明において好ましいビスエトキシ化陽
イオン性共界面活性剤は、アクゾノーベルケミカル社よ
りETHOQUADという商品名で入手可能である。
【0232】本発明において用いるのに極めて好ましい
ビス−AQA化合物は下式で表される。
【化44】 式中RはC10〜C18のヒドロカルビルおよびこれ
らの混合物、好ましくはC10、C12、C14のアル
キルおよびこれらの混合物であり、Xは電荷平衡を与え
るのに便利な陰イオン、好ましくは塩化物である。前記
一般式のAQA構造について好ましい化合物はRがコ
コナツ(C12〜C14アルキル)画分脂肪酸より誘導
され、RがメチルでApRおよびA’qRがそれ
ぞれモノエトキシであるため、この好ましいタイプの化
合物は、上記の表において「ココMeEO2」または
「AQA−1」と称す。
【0233】本発明においてその他の好ましいAQA化
合物としては、次式のものが挙げられる。
【化45】 式中、RはC10〜C18のヒドロカルビル、好まし
くはC10〜C14のアルキルであり、独立にpは1〜
約3、qは1〜約3であり、RはC1〜C3のアルキ
ル、好ましくはメチルであり、Xは陰イオン、特に塩化
物である。
【0234】前述のタイプのその他の化合物としては、
エトキシ(CH2CH2O)単位(EO)がブトキシ
(Bu)、イソプロポキシ[CH(CH3)CH2O]
および[CH2CH(CH3O]単位(i−Pr)また
はn−プロポキシ単位(Pr)、またはEOおよび/ま
たはPrおよび/またはi−Pr単位の混合物であるよ
うなものが挙げられる。
【0235】以下、本発明の組成物に用いることのでき
るその他の様々な助剤成分について説明するが、これに
限られるものではない。かかる補助組成成分との中鎖分
岐界面活性剤との組み合わせは、一般的な技術を用いて
液体、ゲル、バー等の最終生成物として与えられるが、
最良の性能を得るためには、本顆粒洗濯洗剤の製造業者
には特別な処理技術が必要とされる。従って、顆粒の製
造について、処方者のために顆粒製造についてのセクシ
ョン(下記)に個別に記載しておく。
【0236】ポリマー汚れ放出剤−本発明による組成物
は、1種類以上の汚れ放出剤を任意で含む。ポリマー汚
れ放出剤は、ポリエステルおよびナイロンのような疎水
性繊維表面を親水性化するための親水性部分と、疎水性
繊維に堆積し、洗濯サイクルの完了時にそれに接合した
ままとなって、親水性部分のアンカーとして作用する疎
水性部分を両方有するという特徴がある。これにより、
後の水洗手順において、汚れ放出剤で処理した後に生じ
るしみをより容易に洗浄することができる。
【0237】用いる場合には、汚れ放出剤は通常、本洗
剤組成物の約0.01〜約10重量%、好ましくは約
0.1〜約5重量%、より好ましくは約0.2〜約3重
量%含まれる。
【0238】以下に挙げるここに参考文献として組み込
まれる文献は、本発明に好適な汚れ放出ポリマーについ
て記載しているものである。1997年11月25日発
行の米国特許第5,691,298号明細書(Gosselin
kら)、1997年2月4日発行の米国特許第5,59
9,782号明細書(Panら)、1995年5月16日
発行の米国特許第5,415,807号明細書(Gossel
inkら)、1993年1月26日発行の米国特許第5,
182,043号明細書(Morrallら)、1990年9
月11日発行の米国特許第4,956,447号明細書
(Gosselinkら)、1990年12月11日発行の米国
特許第4,976,879号明細書(Maldonadoら)、
1990年11月6日発行の米国特許第4,968,4
51号明細書(Scheibelら)、1990年5月15日発
行の米国特許第4,925,577号明細書(Borche
r、Sr.ら)、1989年8月29日発行の米国特許第
4,861,512号明細書(Gosselink)、1989
年10月31日発行の米国特許第4,877,896号
明細書(Maldonadoら)、1987年10月27日発行
の米国特許第4,702,857号明細書(Gosselink
ら)、1987年12月8日発行の米国特許第4,71
1,730号明細書(Gosselinkら)、1988年1月
26日発行の米国特許第4,721,580号明細書
(Gosselink)、1976年12月28日発行の米国特
許第4,000,093号明細書(Nicolら)、197
6年5月25日発行の米国特許第3,959,230号
明細書(Hayes)、1975年7月8日発行の米国特許
第3,893,929号明細書(Basadur)および19
87年4月22日公開の欧州特許出願第0 219 0
48号明細書(Kudら)。
【0239】さらに好適な汚れ放出剤は、全てここに参
考文献として組み込まれる米国特許第4,210,82
4号明細書(Voillandら)、米国特許第4,240,9
18号明細書(Lagasseら)、米国特許第4,525,
524号明細書(Tungら)、米国特許第4,579,6
81号明細書(Ruppertら)、米国特許第4,220,
918号明細書、米国特許第4,787,989号明細
書、1988年EP第279,134A号明細書(ロー
ヌプーランケミー)、EP第457,205A号明細書
(BASF)(1991年)およびDE2,335,044
号明細書(ユニレバーN.V.,)(1974年)に記載さ
れている。
【0240】ポリマー分散剤−ポリマー分散剤は、特
に、ゼオライトおよび/または層状シリケートビルダー
の存在下、本組成物の約0.1〜約7重量%の濃度で用
いると利点が得られる。好適なポリマー分散剤として
は、ポリマーポリカルボキシレートおよびポリエチレン
グリコールが挙げられるが、その他の業界に公知なもの
も用いることができる。理論に拘束されるのは意図する
ところではないが、ポリマー分散剤は、他のビルダー
(低分子量ポリカルボキシレート等)と組み合わせて用
いると、結晶成長の抑制、微粒子汚れ放出のペプチゼー
ションおよび再堆積防止により、洗剤ビルダー全体の性
能を高めると考えられている。
【0241】ポリマーポリカルボキシレート材料は、好
適な不飽和モノマー、好ましくは酸形態のものを重合ま
たは共重合することにより調製することができる。好適
なポリマーポリカルボキシレートを形成するために重合
可能な不飽和モノマー酸としては、アクリル酸、マレイ
ン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン
酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸およびメ
チレンマロン酸が挙げられる。ビニルメチルエーテル、
スチレン、エチレン等のようなカルボキシレートラジカ
ルを含有しない本発明のポリマーポリカルボキシレート
またはモノマー部分に存在させるのが好適である。ただ
し、かかる部分は、約40重量%未満とする。
【0242】特に好適なポリマーカルボキシレートはア
クリル酸から誘導される。本発明に有用なかかるアクリ
ル酸系ポリマーは、重合されたアクリル酸の水溶性塩で
ある。酸形態のかかるポリマーの平均分子量は、好まし
くは約2,000〜10,000、より好ましくは約
4,000〜7,000、最も好ましくは約4,000
〜5,000である。かかるアクリル酸ポリマーの水溶
性塩としては、例えば、アルカリ金属、アンモニウムお
よび置換アンモニウム塩が挙げられる。この種の可溶ポ
リマーは公知の材料である。洗剤組成物にこの種のポリ
アクリレートを用いることは、例えば、1967年3月
7日発行の米国特許第3,308,067号明細書(Di
ehl)に開示されている。
【0243】アクリル/マレイン系コポリマーも、分散
/再堆積防止剤の好ましい成分として用いてよい。かか
る材料としては、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー
の水溶性塩が挙げられる。酸形態のかかるポリマーの平
均分子量は、好ましくは約2,000〜100,00
0、より好ましくは約5,000〜75,000、最も
好ましくは約7,000〜65,000である。かかる
コポリマーにおけるアクリレート対マレエートの比は、
通常約30:1〜約1:1、より好ましくは約10:1
〜2:1である。かかるアクリル酸/マレイン酸コポリ
マーの水溶性塩としては、例えば、アルカリ金属、アン
モニウムおよび置換アンモニウム塩が挙げられる。この
種の可溶アクリレート/マレエートコポリマーは公知の
材料であり、1982年12月15日公開の欧州特許出
願第66915号明細書および1986年9月3日公開
のEP第193,360号明細書に記載されており、後
者にはヒドロキシプロピルアクリレートを含むかかるポ
リマーについても記載されている。さらにその他の有用
な分散剤としては、マレイン/アクリル/ビニルアルコ
ールターポリマーが挙げられる。かかる材料はまた、例
えば、アクリル/マレイン/ビニルアルコールの45/
45/10ターポリマーをはじめとして、EP第19
3,360号明細書にも開示されている。
【0244】含有させることのできるその他のポリマー
材料は、ポリエチレングリコール(PEG)である。P
EGは、分散剤性能を示し、粘土汚れ除去−再堆積防止
剤として機能する。これらの目的について典型的な分子
量範囲は、約500〜約100,000、好ましくは約
1,000〜約50,000、より好ましくは約1,5
00〜約10,000である。
【0245】特に、ゼオライトビルダーと組み合わせる
と、ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤
もまた用いることができきる。ポリアスパルテートのよ
うな分散剤の分子量(avg.)は約10,000である。
【0246】増白剤−業界に知られた光学増白剤、その
他増白または白化剤は、本洗剤組成物に、通常、約0.
01〜約1.2重量%の濃度で組み込むことができる。
本発明に有用な市販の光学増白剤は、下位の群に分類す
ることができ、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カ
ルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,
5−二酸化物、アゾール、5−および6−員複素環およ
びその他種々の溶剤が例示されるが必ずしもこれに限定
されるものではない。かかる増白剤としては、M.Zahrad
nik著「蛍光増白剤の生成および応用」John Wiley & So
ns(ニューヨーク)発行(1982年)に開示されてい
るものが例示される。
【0247】本発明の組成物に有用な光学増白剤として
は、1988年12月13日発行の米国特許第4,79
0,856号(Wixon)明細書に記載されているような
ものが具体的に例示される。これらの増白剤としては、
Verona製PHORWHITEシリーズの増白剤が挙げられる。こ
の参考文献に開示されているその他の増白剤としては、
チバ・ガイギーより入手可能なTinopal UNPA、Tinopal
CBSおよびTinopal 5BM、Artic White CC、Artic White
CWD、2−(4−スチリル−フェニル)−2H−ナフト
ール[1,2−d]トリアゾール、4,4’−ビス−
(1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベ
ン、4,4’−ビス(スチリル)ビスフェニルおよびア
ミノクマリンが挙げられる。これら増白剤の具体的な例
としては、4−メチル−7−ジエチル−アミノクマリ
ン、1,2−ビス(ベンズイミダゾール−2−イル)エ
チレン、1,3−ジフェニル−ピラゾリン、2,5−ビ
ス(ベンズオキサゾール−2−イル)チオフェン、2−
スチリル−ナフト[1,2−d]オキサゾールおよび2
−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフト[1,2−
d]トリアゾールが挙げられる。1972年2月29日
発行の米国特許第3,646,015号(Hamilton)明
細書も参照のこと。
【0248】移染抑制剤−本発明の組成物はまた、クリ
ーニングプロセス中に、ある布地から別の布地への染料
の移動を抑制するのに有効な1種類以上の材料を含んで
いてもよい。通常、かかる移染抑制剤としては、ポリビ
ニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリ
マー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール
のコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペロキシダー
ゼおよびこれらの混合物が挙げられる。用いる場合に
は、これらの溶剤は、組成物の約0.01〜約10重量
%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好ましく
は約0.05〜約2重量%含まれる。
【0249】特に、本発明において用いるのに好ましい
ポリアミンN−オキシドポリマーは、次の構造式を有す
る単位を含有している。R−Ax−P(式中、PはN−
O基が付加する、またはN−O基が重合可能な単位の一
部を形成する、またはN−O基が両単位に付加すること
のできる重合可能な単位であり、Aは−NC(O)−、
−C(O)O−、−S−、−O−、−N=の構造のいず
れかであり、xは0または1であり、Rは、N−O基の
窒素が付加する、またはN−O基がそれらの基の一部で
ある脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環、脂環
基またはこれらの組み合わせである。)好ましいポリア
ミンN−オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダ
ゾール、ピロリジン、ピペリジンおよびその誘導体のよ
うな複素環基であるようなものである。
【0250】N−O基は、以下の一般構造により表すこ
とができる。
【化46】 式中、R、R、Rは脂肪族、芳香族、複素環、脂
環基またはこれらの組み合わせであり、x、yおよびz
は0または1であり、N−O基の窒素は、前述の基に付
加またはその一部を形成する。ポリアミンN−オキシド
のアミンオキシド単位は、pKa<10、好ましくはp
Ka<7、より好ましくはpKa<6である。
【0251】形成されるアミンオキシドポリマーが水溶
性であって、移染抑制特性を有するものであればいかな
るポリマー骨格でも用いることができる。好適なポリマ
ー骨格としては、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエ
ステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アクリレートおよびこれらの混合物が例示される。これ
らのポリマーとしては、一方のモノマーのタイプがアミ
ンN−オキシドであって、もう一方のタイプがN−オキ
シドであるランダムまたはブロックコポリマーが挙げら
れる。このアミンN−オキシドポリマーは通常、アミン
対アミンN−オキシドの比が10:1〜1:1,00
0,000である。しかしながら、ポリアミンオキシド
ポリマーに存在するアミンオキシド基の数は、適切な共
重合化または適切な程度のN−酸化により変えることが
できる。ポリアミンオキシドは、ほとんどどのような重
合度においても得ることができる。一般に、平均分子量
は、500〜1,000,000、より好ましくは1,
000〜500,000、最も好ましくは5,000〜
100,000の範囲内である。この材料の好ましい部
類は、「PVNO」と呼ばれる。
【0252】本洗剤組成物に有用な最も好ましいポリア
ミンN−オキシドは、平均分子量が約50,000で、
アミン対アミンN−オキシド比が約1:4のポリ(4−
ビニルピリジン−N−オキシド)である。
【0253】N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダ
ゾールポリマーのコポリマー(「PVPVI」という部類で
呼ばれる)もまた本発明において好ましい。好ましく
は、PVPVIの平均分子量は、5,000〜1,000,
000、より好ましくは5,000〜200,000、
最も好ましくは10,000〜20,000である。
(平均分子量範囲は、その開示内容がここに参考文献と
して組み込まれるBarthらChemical Analysis, Vol 113
「ポリマーの特性把握の最新の方法」に記載されている
ように光散乱により求められる。)PVPVIコポリマーに
おけるN−ビニルイミダゾール対N−ビニルピロリドン
のモル比は、通常1:1〜0.2:1、より好ましくは
0.8:1〜0.3:1、最も好ましくは0.6:1〜
0.4:1である。これらのコポリマーは直鎖または分
岐のいずれかとすることができる。
【0254】本発明の組成物にはまた平均分子量が約
5,000〜400,000、好ましくは約5,000
〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約
50,000のポリビニルピロリドン(「PVP」)を用
いてもよい。PVPは洗剤分野における当業者に知られて
いる。例えば、ここに参考文献として組み込まれるEP
−A−262,897号明細書およびEP−A−25
6,696号明細書を参照のこと。PVPを含有する組成
物はまた、平均分子量約500〜約100,000、好
ましくは約1,000〜約10,000のポリエチレン
グリコール(「PEG」)も含有することができる。好ま
しくは、PEG対PVPの比は水洗溶液中でのppmで約2:1
〜約50:1、より好ましくは約3:1〜約10:1で
ある。
【0255】本顆粒組成物はまた、任意で約0.005
〜5重量%の移染抑制作用も与えるような特定の種類の
親水性光学増白剤を含有していてもよい。用いる場合に
は、本組成物は好ましくは約0.01〜1重量%のかか
る光学増白剤を含む。
【0256】本発明に有用な親水性光学増白剤は次の構
造式を有するようなものである。
【化47】 式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチ
ルおよびNH−2−ヒドロキシエチルから選ばれ、R2
はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−ヒドロキ
シエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよ
びアミノから選ばれ、Mはナトリウムまたはカリウムの
ような塩形成陽イオンである。
【0257】上式において、R1がアニリノで、R2が
N−2−ビス−ヒドロキシエチルで、Mがナトリウムの
ような陽イオンのとき、増白剤は4,4’−ビス[(4
−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)
−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−ス
チルベンンジスルホン酸および二ナトリウム塩である。
この特定の増白剤種は、チバ・ガイギー社よりTionopal
-UNPA-GXという商品名で市場に出回っている。Tinopal-
UNPA-GXは、本洗剤組成物において有用な好ましい親水
性光学増白剤である。
【0258】上式において、R1がアニリノで、R2が
N−2−ヒドロキシエチル−N−2−メチルアミノで、
Mがナトリウムのような陽イオンのとき、増白剤は、
4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒド
ロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−
2−イル)アミノ]2,2’−スチルベンジスルホン酸
二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ・
ガイギー社よりTinopal5BM-GXという商品名で市場に出
回っている。
【0259】上式において、R1がアニリノで、R2が
モルホリノで、Mがナトリウムのような陽イオンのと
き、増白剤は、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−
モルホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,
2’−スチルベンジスルホン酸、ナトリウム塩である。
この特定の増白剤種は、チバ・ガイギー社よりAMS-GXと
いう商品名で市販されている。
【0260】本発明に用いるのに選ばれた特定の光学増
白剤種は、前述の選ばれたポリマー移染抑制剤と組み合
わせて用いると、特に効果的な移染抑制性能という利点
を与える。かかる選ばれたポリマー材料(例えば、PVNO
および/またはPVPVI)とかかる選ばれた光学増白剤
(例えば、Tinopal UNPA-GX、Tinopal 5BM-GXおよび/
またはTinopal AMS-GX)を組み合わせると、これらの2
つの洗剤組成物成分のいずれかを単独で用いるよりも、
より良い移染抑制を水洗水溶液中で与える。理論には拘
束されないが、かかる増白剤は水洗溶液中で布地に対す
る親和性が高く、その布地に比較的速く堆積するため、
このような働きをするものと考えられている。水洗溶液
中の布地に堆積する増白剤の程度は、「吸尽係数」と呼
ばれるパラメータにより定義することができる。吸尽係
数は、一般に、a)布地に堆積した増白剤材料対b)水
洗液体中の初期の増白剤濃度の比である。比較的高い吸
尽係数を有する増白剤が、本発明によれば、移染を抑制
するのに最適である。
【0261】当然のことながら、本来の意味での移染抑
制効果というよりも、布地に「白色度」という一般的な
利点を与えるその他の一般的な光学増白剤タイプの化合
物も任意で本組成物に用いることができるものと考えら
れる。かかる使用は一般的なものであり、洗剤処方によ
く知られたものである。
【0262】キレート化剤−本顆粒組成物はまた、任意
で1種類以上の鉄および/またはマンガンキレート化剤
を含有していてもよい。かかるキレート化剤は、以下に
定義するアミノカルボキシレート、アミノホスホン酸
塩、多官能性置換芳香族キレート化剤およびこれらの混
合物からなる群より選択することができる。理論に拘束
されることは意図するところではないが、これらの材料
の利点は、可溶のキレートを形成することによって水洗
溶液から鉄およびマンガンを除去するという一際優れた
能力によるものと考えられている。
【0263】任意のキレート化剤として有用なアミノカ
ルボキシレートとしては、エチレンジアミン四酢酸、N
−ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢
酸、エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテ
トラミン六酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、および
エタノールジグリシン、アルカリ金属、アンモニウムお
よび置換アンモニウム塩およびこれらの混合物が挙げら
れる。
【0264】溶剤組成物において、少なくとも低濃度の
リンが許容されるのであれば、アミノホスホネートもま
た本発明の組成物においてキレート化剤として好適であ
る。これにはDEQUESTとしてエチレンジアミンテトラキ
ス(メチレンホスホン酸塩)が挙げられる。これらのア
ミノホスホン酸塩は、約6個より多い炭素原子を有する
アルキルまたはアルケニル基は含有しないのが好まし
い。
【0265】多官能性置換芳香族キレート化剤もまた本
組成物において有用である。1974年5月21日発行
の米国特許第3,812,044号(Connorら)明細書
を参照のこと。酸形態のこの種の好ましい化合物は、
1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンのよ
うなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0266】本発明において用いるのに好ましい生物分
解性キレート化剤は、エチレンジアミンジサクシネート
(「EDDS」)、特に、1987年11月3日の米国特
許第4,704,233号(HartmanおよびPerkins)明
細書に記載された[S,S]異性体である。
【0267】本組成物はまた、例えば、ゼオライト、層
状シリケート等のような不溶性ビルダーに有用なキレー
ト化剤またはコビルダーとして、水溶性メチルグリシン
二酢酸(MGDA)塩(または酸形態)を含有していて
もよい。
【0268】用いる場合、これらのキレート化剤は通
常、本顆粒組成物の約0.1〜約15重量%含まれる。
より好ましくは、用いる場合には、キレート化剤はかか
る組成物の約0.1〜約3.0重量%含まれる。
【0269】抑泡剤−泡の形成を減少または抑制するた
めの化合物を、本発明の組成物に組み込むことができ
る。泡の抑制は、米国特許第4,489,455号明細
書および第4,489,574号明細書に記載されてい
るような、いわゆる「高濃度クリーニングプロセス」お
よび前面充填のヨーロッパスタイルの洗濯機においては
とりわけ重要である。
【0270】様々な材料を、抑泡剤として用いてよく、
抑泡剤は、当業者によく知られている。例えば、カーク
・オスマー化学技術百科事典、第3版、第7冊、430〜447
頁(John Wiley & Sons, Inc.,1979年)を参照のこ
と。特に興味深い抑泡剤の一つの部類としては、モノカ
ルボン脂肪酸およびその可溶塩が挙げられる。1960
年9月27日発行の米国特許第2,954,347号
(Wayne St. John)明細書を参照のこと。抑泡剤として
用いるモノカルボン脂肪酸およびその塩は通常、10〜
約24個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原
子のヒドロカルビル鎖を有している。好適な塩として
は、ナトリウム、カリウムおよびリチウム塩、アンモニ
ウムおよびアルカノールアンモニウム塩のようなアルカ
リ金属塩が挙げられる。
【0271】本顆粒組成物はまた、非界面活性の抑泡剤
を含有していてもよい。これらには、例えば、パラフィ
ン、脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセライ
ド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18
〜C40ケトン(例えば、ステアロン)等のような高分
子量炭化水素が挙げられる。その他の抑泡剤としては、
トリ−〜ヘキサ−アルキルメラミンまたは、塩化シアヌ
ルと1〜24個の炭素原子を含有する2または3モルの
第1級または第2級アミンの生成物として形成されるジ
−〜テトラ−アルキルジアミンクロルトリアジンのよう
なN−アルキル化アミノトリアジン、プロピレンオキシ
ド、モノステアリルアルコールリン酸エステルおよびモ
ノステアリル二アルカリ金属(例えば、K、Naおよび
Li)リン酸塩およびリン酸エステルのようなモノステ
アリルリン酸塩が挙げられる。パラフィンおよびハロパ
ラフィンのような炭化水素は、液体形態で用いることが
できる。液体の炭化水素は、室温および大気圧で液体で
あり、約−40℃〜約50℃の範囲の流動点と約110
℃以上の最小沸点(大気圧で)を有する。ろう状炭化水
素、好ましくは約100℃未満の融点を有するものを用
いることも知られている。炭化水素は、洗剤組成物の抑
泡剤として好ましい部類に属するものである。炭化水素
抑泡剤は、例えば、1981年5月5日発行の米国特許
第4,265,779号(Gandolfoら)明細書に記載さ
れている。このように、炭化水素には、約12〜約70
個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式、芳香族および複
素環式飽和または不飽和炭化水素が含まれる。この抑泡
剤の説明について用いる「パラフィン」という用語に
は、本来のパラフィンと環状炭化水素の混合物も含まれ
るものとする。
【0272】非界面活性泡抑剤のその他の好ましい部類
としては、シリコーン抑泡剤が含まれる。この部類に
は、ポリジメチルシロキサンのようなポリオルガノシロ
キサン油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散
液またはエマルジョンおよびポリオルガノシロキサンが
シリカに化学吸収または溶融されたポリオルガノシロキ
サンとシリカ粒子の組み合わせの使用が含まれる。シリ
コーン抑泡剤は業界によく知られており、例えば、19
81年5月5日発行の米国特許第4,265,779号
(Gondolfoら)明細書および1990年2月7日公開の
欧州特許出願第89307851.9号(Starch,M.
S.)に開示されている。
【0273】その他のシリコーン抑泡剤は、米国特許第
3,455,839号に開示されており、それは、少量
のポリジメチルシロキサン流体を組み込むことによる水
溶液の消泡のための組成物とプロセスに関するものであ
る。
【0274】例えば、シリコーンとシラネートシリカの
混合物が、ドイツ特許出願DOS2,124,526号
明細書に記載されている。顆粒洗剤組成物中のシリコー
ン消泡剤および泡制御剤は、米国特許第3,933,6
72号(Bartolottaら)明細書および1987年3月2
4日発行の米国特許第4,652,392号(Baginski
ら)明細書に開示されている。
【0275】本発明において用いるシリコーンベースの
抑泡剤としては、(i)25℃で約20cs.〜約1,
500cs.の粘度を有するポリジメチルシロキサン流
体と、(ii)(CH3)3SiO1/2単位対SiO2
単位の比が約0.6:1〜約1.2:1であるSiO2
単位の(CH3)3SiO1/2単位から構成される
(i)100重量部当たり約5〜約50重量部のシロキ
サン樹脂と、(iii)(i)100重量部当たり約1〜
約20重量部の固体シリカゲルとから実質的になる泡抑
制量の抑泡剤が例示される。
【0276】本発明に用いるのに好ましいシリコーン泡
抑剤において、連続相とするための溶媒は、特定のポリ
エチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピレ
ングリコールコポリマーまたはこれらの混合物(好まし
い)またはポリプロピレングリコールから作られる。主
要なシリコーン抑泡剤は、分岐/架橋しており、好まし
くは直鎖ではない。
【0277】この点についてさらに説明すると、泡の制
御された一般的な液体洗濯洗剤組成物は、任意で、約
0.001〜約1、好ましくは約0.01〜約0.7、
最も好ましくは約0.05〜約0.5重量%の前記シリ
コーン泡抑剤を含む。これは、ポリオルガノシロキサン
(a)と、樹脂状シロキサンまたはシリコーン樹脂生成
シリコーン化合物(b)と、微粉砕充填材(c)と混合
成分(a)(b)および(c)の反応を促進してシラノ
レートを形成する触媒(d)との混合物である主たる抑
泡剤の非水溶性エマルジョン(1)と、少なくとも1種
類の非イオン性シリコーン界面活性剤(2)と、室温で
水に可溶な約2重量%を超えるポリエチレングリコール
またはポリエチレン−ポリプロピレングリコールのコポ
リマー(3)とを含む。ポリプロピレングリコールはな
くてもよい。顆粒組成物、ゲル等にも同様の量を用いる
ことができる。1990年12月18日発行の米国特許
第4,978,471号(Starch)明細書、1991年
1月8日発行の第4,983,316号(Starch)明細
書、1994年2月22日発行の第5,288,431
号(Huberら)明細書および米国特許第4,639,4
89号および第4,749,740号(Aizawaら)明細
書第1欄第46行〜第4欄第35行も参照のこと。
【0278】本シリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリ
エチレングリコールおよびポリエチレングリコール/ポ
リプロピレングリコールのコポリマーを含み、その平均
分子量は約1,000未満、好ましくは約100〜80
0である。このポリエチレングリコールおよびポリエチ
レン/ポリプロピレンコポリマーの室温における水中で
の可溶性は、約2重量%を超える、好ましくは約5重量
%を超える。
【0279】本発明において好ましい溶媒は、平均分子
量約1,000未満、より好ましくは約100〜80
0、最も好ましくは200〜400のポリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリ
コールのコポリマー、好ましくはPPG 200/PE
G 300である。好ましいのは、約1:1〜1:1
0、好ましくは1:3〜1:6の重量比のポリエチレン
グリコール:ポリエチレン−ポリプロピレングリコール
のコポリマーである。
【0280】本発明において用いる好ましいシリコーン
抑泡剤は、ポリエチレングリコール、特に4,000の
分子量のものは含有していない。また、PLURONIC L 101
のようなエチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロ
ックコポリマーも含有していないのが好ましい。
【0281】本発明において有用なその他の抑泡剤は、
第2級アルコール(例えば、2−アルキルアルカノー
ル)と、かかるアルコールと米国特許第4,798,6
79号明細書、第4,075,118号明細書およびE
P150,872号明細書に開示されているシリコーン
のようなシリコーン油の混合物を含む。第2級アルコー
ルとしては、C1〜C16の鎖を有するC6〜C16ア
ルキルアルコールが挙げられる。好ましいアルコール
は、2−ブチルオクタノールであり、Condeaより商品名
ISOFOL 12で入手可能である。第2級アルコールの混合
物は、EnichemよりISALCHEM 123という商品名で入手可
能である。混合抑泡剤は、通常、アルコール+シリコー
ンの混合物を1:5〜5:1の重量比で含む。
【0282】自動洗濯機に用いるいかなる洗剤組成物に
ついても、洗濯機から溢れるほど泡が生成されてはいけ
ない。抑泡剤を用いるときは、「泡を抑制する量」で存
在させるのが好ましい。「泡を抑制する量」とは、組成
物の処方者が、泡を十分に制御して、自動洗濯機に用い
る洗濯組成物の泡を下げることができる泡制御剤の量を
選ぶことができることを意味する。
【0283】本組成物は通常0%〜約10%の抑泡剤を
含む。泡抑剤として用いるとき、モノカルボン脂肪酸お
よびその塩は、通常、洗剤組成物の約5重量%までの量
で存在させる。好ましくは、約0.5%〜約3%の脂肪
モノカルボキシレート抑泡剤を用いる。シリコーン抑泡
剤は通常、洗剤組成物の約2.0重量%までの量で用い
る。ただし、これより量が多くてもかまわない。この上
限は、主として、コストを最小に、そして効果的に泡立
ちを制御するための少ない量での効果を保つという観点
からその性質上実際的なものである。好ましくは、約
0.01%〜約1%、より好ましくは約0.25%〜約
0.5%のシリコーン抑泡剤を用いる。本明細書におい
て、これらの重量パーセントの値には、ポリオルガノシ
ロキサンおよび用いてもよいなんらかの補助材料と組み
合わせて用いてもよいシリカが含まれる。モノステアリ
ルリン酸塩抑泡剤は通常、組成物の約0.1〜約2重量
%の量で用いられる。炭化水素抑泡剤は一般に、約0.
01%〜約5.0%の量で用いられる。ただし、これよ
り多い量を用いることもできる。アルコール抑泡剤は一
般に、最終組成物の0.2〜3重量%で用いる。
【0284】アルコキシ化ポリカルボキシレート−ポリ
アクリレートから調製されたもののようなアルコキシ化
ポリカルボキシレートは本発明に有用であり、更なる油
脂除去性を与える。かかる材料は、ここに参考文献とし
て組み込まれるWO第91/08281号明細書および
PCT第90/01815号明細書第4頁以降に記載さ
れている。化学的には、これらの材料は、7〜8個のア
クリレート単位当たり1個のエトキシ側鎖を有するポリ
アクリレートを含む。側鎖は式−(CH2CH2O)m
(CH2)nCH3であり、式中、mは2〜3、nは6
〜12である。側鎖はポリアクリレート「骨格」にエス
テル結合していて、「櫛形」ポリマータイプの構造を与
える。分子量は異なるが、通常約2000〜約50,0
00である。かかるアルコキシ化ポリカルボキシレート
は、本組成物の約0.05重量%〜約10重量%含まれ
る。
【0285】布地柔軟剤−洗浄中に入れる様々な布地柔
軟剤、特に、1977年12月13日発行の米国特許第
4,062,647号(StormおよびNirschl)明細書の
極微のスメクタイト粘土およびその他業界に知られてい
る柔軟剤粘土を、任意で本組成物中約0.5〜約10重
量%の濃度で通常用いて、布地クリーニングと同時に布
地に柔軟性という利点を与えることができる。粘土柔軟
剤は、例えば、1983年3月1日の米国特許第4,3
75,416号(Crispら)明細書および1981年9
月22日発行の米国特許第4,291,071号(Harr
isら)明細書に開示されているようなアミンおよび陽イ
オン性柔軟剤と組み合わせて用いることができる。
【0286】香料−本発明の組成物およびプロセスに有
用な香料および香気成分は、これに限られるものではな
いが、アルデヒド、ケトン、エステル等をはじめとする
様々な天然および合成化学成分を含む。オレンジ油、レ
モン油、ローズエキストラクト、ラベンダー、ムスク、
パチュリ、芳香物質、サンダルウッド油、パイン油、シ
ダー等のような成分の複合混合物を含む様々な天然エキ
ストラクトおよびエッセンスも含まれる。最終香料は、
かかる成分の極めて複合された混合物を含むことにな
る。最終香料は、通常、本洗剤組成物の約0.01重量
%〜約2重量%含まれ、個々の香気成分は、最終香料組
成物の約0.0001%〜約90%である。
【0287】本発明に有用な香料成分としては、7−ア
セチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒド
ロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタレン;イオ
ノンメチル;イオノンガンマメチル;メチルセドレロ
ン;メチルジヒドロジャスモネート;メチル1,6,1
0−トリメチル−2,5,9−シクロドデカトリエン−
1−イルケトン;7−アセチル−1,1,3,4,4,
6−ヘキサメチルテトラリン;4−アセチル−6−tert
−ブチル−1,1−ジメチルインダン;パラ−ヒドロキ
シ−フェニル−ブタノン;ベンゾフェノン;メチルベー
タ−ナフチルケトン;6−アセチル−1,1,2,3,
3,5−ヘキサメチルインダン;5−アセチル−3−イ
ソプロピル−1,1,2,6−テトラメチルインダン;
1−ドデカナール、4−(4−ヒドロキシ−4−メチル
フェニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアル
デヒド;7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナー
ル;10−ウンデセン−1−アール;イソ−ヘキセニル
シクロヘキシルカルボキシアルデヒド;ホルミルトリシ
クロデカン;ヒドロキシシトロネラールとメチルアント
ラニル酸塩の縮合生成物、ヒドロキシシトロネラールと
インドールの縮合生成物、フェニルアセトアルデヒドと
インドールの縮合生成物;2−メチル−3−(パラ−te
rt−ブチルフェニル)−プロピオンアルデヒド;エチル
バニリン;ヘリオトロピン;ヘキシルケイ皮アルデヒ
ド;アミルケイ皮アルデヒド;2−メチル−2−(パラ
−イソ−プロピルフェニル)−プロピオンアルデヒド;
クマリン;デカラクトンガンマ;シクロペンタデカノラ
イド;16−ヒドロキシ−9−ヘキサデセン酸ラクト
ン;1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,
6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−ガンマ−
2−ベンゾピラン;ベータ−ナフトールメチルエーテ
ル;アンブロキサン;ドデカヒドロ−3a,6,6,9
a−テトラメチルナフト−[2,1b]フラン;セドロ
ール;5−(2,2,3−トリメチルシクロペンテ−3
−ニル)−3−メチルペンタン−2−オール;2−エチ
ル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテ
ン−1−イル)−2−ブテン−1−オール;カリオフィ
レンアルコール;トリシクロデセニルプロピオネート;
トリシクロデセニルアセテート;ベンジルサリチレー
ト;セドリルアセテートおよびパラ−(tert−ブチル)
シクロヘキシルアセテートが例示されるが、これに限ら
れるものではない。
【0288】特に好ましい香料材料は、セルラーゼを含
有する最終生成物組成において悪臭の改善を最大に行う
ようなものである。これらの香料としては、ヘキシルケ
イ皮アルデヒド;2−メチル−3−(パラ−tert−ブチ
ルフェニル)−プロピオンアルデヒド;7−アセチル−
1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,
1,6,7−テトラメチル−ナフタレン;ベンジルサリ
チレート;7−アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘ
キサメチルテトラリン;パラ−tert−ブチルシクロヘキ
シルアセテート;メチルジヒドロジャスモネート;ベー
タ−ナフトールメチルエーテル;メチルベータ−ナフチ
ルケトン;2−メチル−2−(パラ−イソ−プロピルフ
ェニル)−プロピオンアルデヒド;1,3,4,6,
7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキ
サメチルシクロペンタ−ガンマ−2−ベンゾピラン;ド
デカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト
−[1,2b]フラン;アニスアルデヒド;クマリン;
セドロール;バニリン;シクロペンタデカノライド;ト
リシクロデセニルアセテート;およびトリシクロデセニ
ルプロピオネートが挙げられるが、これに限られるもの
ではない。
【0289】その他の香料材料としては、ペルー・バル
サム、乳香レジノイド、蘇合香、ラブダナム樹脂、ナツ
メグ、カッシア油、ベンゾイン樹脂、コリアンダーおよ
びラバンジンをはじめとする様々な源からのエッセンシ
ャルオイル、レジノイドおよび樹脂が挙げられるが、こ
れに限られるものではない。さらに他の香料化学薬品と
しては、フェニルエチルアルコール、テルピネオール、
リナロール、リナイルアセテート、ゲラニオール、ネロ
ール、2−(1,1−ジメチルエチル)−シクロヘキサ
ノールアセテート、ベンジルアセテートおよびオイゲノ
ールが挙げられる。ジエチルフタレートのような担体
を、最終香料組成物に用いることができる。
【0290】その他成分−その他活性成分、担体、ハイ
ドロトロープ、処理助剤、染料または顔料等をはじめと
する本顆粒組成物に有用な様々なその他の成分を本組成
物に含ませることができる。高い泡抑制が望ましい場合
には、C10〜C16アルカノールアミドのような増泡
剤を、通常約1%〜10%の濃度で本組成物に組み込む
ことができる。C10〜C14モノエタノールおよびジ
エタノールアミドは、かかる増泡剤の一般的な部類を代
表するものである。上述のアミンオキシド、ベタインお
よびスルテインのような高い泡補助界面活性剤と共にか
かる増泡剤を用いても利点が得られる。所望であれば、
MgCl2、MgSO4、CaCl2、CaSO4等の
ような水溶性マグネシウムおよび/またはカルシウム塩
を、通常、0.1%〜2%の濃度で添加して、さらに泡
立たせて、油脂を除去する性能を高めることができる。
【0291】本組成物に用いられる様々な洗剤成分を、
前記成分を多孔質疎水性基質に吸収させて、前記基質を
疎水性コーティングでコートすることによって、任意で
さらに安定化させることができる。好ましくは、洗剤成
分は、多孔質基質に吸収させる前に界面活性剤と混合す
る。使用に際して、洗剤成分を、基質から水洗液体へ放
出し、そこで意図する洗剤機能を発揮させる。
【0292】この技法を詳細に説明すると、多孔質疎水
性シリカ(商品名SIPERNAT D10、DeGussa)を、3%〜
5%のC13〜15のエトキシ化アルコール(EO7)
非イオン性界面活性剤を含有するタンパク質分解酵素溶
液と混合する。一般に、酵素/界面活性剤溶液はシリカ
の重量の2.5倍である。得られる粉末を、シリコーン
油(500〜12,500の様々なシリコーン油粘度を
用いることができる)中で攪拌しながら分散させる。得
られるシリコーン油分散液を乳化するか、または乳化し
ない場合には最終洗剤マトリックスに加える。これの意
味するところは、上述の酵素、漂白剤、漂白活性剤、漂
白触媒、光活性剤、染料、蛍光剤、布地コンディショナ
ーおよび加水分解性界面活性剤のような成分を、顆粒組
成物において用いる際に「保護」することができるとい
うことである。
【0293】本顆粒組成物は、水性クリーニング操作に
おいて用いる間、水洗水が約6.5〜約11、好ましく
は約7.5〜約10.5のpHを有するように処方する
のが好ましい。液体食器洗い生成物処方のpHは約6.
8〜約9.0である。洗濯生成物のpHは通常9〜11
である。推奨の使用濃度でpHを制御する技術として
は、バッファ、アルカリ、酸等を用いることが挙げら
れ、これは当業者によく知られている。
【0294】組成物の形態 本組成物は、特に、汚れた布地を充填した機械ドラム内
にある分散装置により洗濯機に添加されるいわゆる濃縮
顆粒洗剤組成物である。
【0295】本発明による顆粒組成物の成分の平均粒子
サイズは、好ましくは5%未満の粒子の直径が1.7m
mを超え、5%以上の粒子の直径が0.15mm未満と
なるようになるのが好ましい。
【0296】本発明でいう平均粒子サイズとは、組成物
試料を、一連のTyler篩で多くの分級物(通常5つの分
級物)に篩い分けすることにより計算される。このよう
にして得られた重量分級物を、篩の口径に対してプロッ
トする。試料の50重量%が通過する口径を平均粒子サ
イズとする。
【0297】本発明による顆粒組成物の嵩密度は通常少
なくとも600g/リットル、より好ましくは650g
/リットル〜1200g/リットルである。嵩密度は単
純な漏斗/カップ装置により測定する。これは、基部に
強固に鋳造された円錐漏斗からなり、下端にあるフラッ
プバルブにより、漏斗の中身が漏斗の下に配置された軸
状に並んだ円柱状カップに空けられる。漏斗の高さは1
30mm、内径は130mm、各上端および下端は40
mmである。下端が基部の上部表面より140mm高く
なるように取り付けられている。カップの全体の高さは
90mm、内部高さは87mm、内径は84mmであ
る。公称容積は500mlである。
【0298】測定を行うために、粉末を手で注いで漏斗
を満たし、フラップバルブを開いて、粒子をカップに入
れる。この満たされたカップをフレームから外し、ナイ
フ等により、上端を摺り切り、過剰の粉末をカップから
除去する。この満たされたカップの重量を量り、粉末の
重量について得られた値を倍にして、g/リットルで嵩
密度を求める。必要であれば、測定を繰り返す。
【0299】中鎖分岐界面活性剤凝集粒子 本中鎖分岐界面活性剤は、中鎖分岐界面活性剤凝集体粒
子の形態で顆粒組成物中に存在させるのが好ましい。フ
レーク、プリル、マルメ(marume)、ヌードル、リボンの
形態を取ることもできるが、好ましくは顆粒の形態であ
る。粒子を処理する最も好ましい方法は、高活性中鎖分
岐界面活性剤ペーストで粒子(例えば、アルミノシリケ
ート、カーボネート)を凝集させて、得られる凝集体の
粒子サイズを指定範囲内に制御することである。かかる
プロセスには、効果量の粒子を、高活性中鎖分岐界面活
性剤ペーストと、パン凝集機、Z羽根ミキサーまたはよ
り好ましくはSchugi(オランダ)BV、(29 Chroomstraa
t8211AS, Lelystad、オランダ)およびGebruder Lodige
Machinenbau GmbH(D-4790 Paderborn 1, Elsenerstra
sse 7-9, Postfach 2050、ドイツ)により製造されてい
るようなインラインミキサーのような1種類以上の凝集
機により混合する工程が含まれる。最も好ましくは、Lo
dige CB(商品名)のような高剪断ミキサーを用いる。
【0300】50重量%〜95重量%、好ましくは70
重量%〜85重量%の中鎖分岐界面活性剤を含む高活性
中鎖分岐界面活性剤ペーストを通常用いる。ペースト
を、汲み上げ可能な粘度を維持するのに十分高いが、用
いる陰イオン性界面活性剤の劣化を防ぐのに十分低い温
度で凝集機に汲み上げる。ペーストの操作温度は50℃
〜80℃が一般的である。
【0301】洗濯洗浄方法 本発明の機械洗濯方法は、通常、効果量の本発明による
顆粒組成物が溶解または分散された洗濯機中の水性洗浄
溶液で汚れた洗濯物を処理する工程を含む。効果量の顆
粒組成物とは、一般的な洗濯機洗浄方法に用いられる代
表的な生成物適用量および洗浄溶液容積である、40g
〜300gの生成物が5〜65リットルの容積の洗浄溶
液中に溶解または分散していることを意味している。
【0302】上述したように、本発明においては顆粒組
成の中鎖分岐界面活性剤を用いる。好ましくは、クリー
ニング性能に少なくとも方向性のある改善を得るのに効
果的な濃度で、その他の洗剤界面活性剤と組み合わせて
用いる。布地洗濯組成物については、かかる「使用濃
度」は、汚れやしみの種類や程度ばかりでなく、洗浄水
温度、洗浄水の容積および洗濯機の種類によっても異な
る。
【0303】例えば、水浴に約45〜83リットルの
水、約10〜約14分の洗浄サイクルで、約10℃〜約
50℃の洗浄水温度を用いる上部充填の垂直軸米国タイ
プの自動洗濯機においては、約2ppm〜約625pp
m、好ましくは約2ppm〜約550ppm、より好ま
しくは約10ppm〜約235ppmの中鎖分岐界面活
性剤を洗浄液に含有させるのが好ましい。洗浄充填当た
り約50ml〜約150mlの使用割合に基づき、重質
液体洗濯洗剤について約0.1%〜約40%、好ましく
は約0.1%〜約35%、より好ましくは約0.5%〜
約15%の中鎖分岐界面活性剤の生成物内濃度(wt)
へ変換する。濃い(「コンパクト」)顆粒洗剤(約65
0g/lを超える密度)について洗浄充填当たり約30
g〜約950gの使用割合に基づき、約0.1%〜約5
0%、好ましくは約0.1%〜約35%、より好ましく
は約0.5%〜約15%の中鎖分岐界面活性剤の生成物
内濃度(wt)へ変換する。スプレー乾燥された顆粒
(「けばのような」、約650g/lより少ない密度)
について、充填当たり約80g〜約100gの使用割合
に基づき、約0.07%〜約35%、好ましくは約0.
07%〜約25%、より好ましくは約0.35%〜約1
1%の中鎖分岐界面活性剤の生成物内濃度(wt)へ変
換する。
【0304】例えば、水浴に約8〜15リットルの水、
約10〜約60分の洗浄サイクルで、約30℃〜約95
℃の洗浄水温度を用いる前面充填の水平軸ヨーロッパタ
イプの自動洗濯機においては、約3ppm〜約14,0
00ppm、好ましくは約3ppm〜約10,000p
pm、より好ましくは約15ppm〜約4200ppm
の中鎖分岐界面活性剤を洗浄液に含有させるのが好まし
い。洗浄充填当たり約45ml〜約270mlの使用割
合に基づき、重質液体洗濯洗剤について約0.1%〜約
50%、好ましくは約0.1%〜約35%、より好まし
くは約0.5%〜約15%の中鎖分岐界面活性剤の生成
物内濃度(wt)へ変換する。濃い(「コンパクト」)
顆粒洗剤(約650g/lを超える密度)について洗浄
充填当たり約40g〜約210gの使用割合に基づき、
約0.12%〜約53%、好ましくは約0.12%〜約
46%、より好ましくは約0.6%〜約20%の中鎖分
岐界面活性剤の生成物内濃度(wt)へ変換する。スプ
レー乾燥された顆粒(「けばのような」、約650g/
lより少ない密度)について、充填当たり約140g〜
約400gの使用割合に基づき、約0.03%〜約34
%、好ましくは約0.03%〜約24%、より好ましく
は約0.15%〜約10%の中鎖分岐界面活性剤の生成
物内濃度(wt)へ変換する。
【0305】例えば、水浴に約26〜52リットルの
水、約8〜約15分の洗浄サイクルで、約5℃〜約25
℃の洗浄水温度を用いる上部充填の垂直軸日本タイプの
自動洗濯機においては、約0.67ppm〜約270p
pm、好ましくは約0.67ppm〜約236ppm、
より好ましくは約3.4ppm〜約100ppmの中鎖
分岐界面活性剤を洗浄液に含有させるのが好ましい。洗
浄充填当たり約20ml〜約30mlの使用割合に基づ
き、重質液体洗濯洗剤について約0.1%〜約40%、
好ましくは約0.1%〜約35%、より好ましくは約
0.5%〜約15%の中鎖分岐界面活性剤の生成物内濃
度(wt)へ変換する。濃い(「コンパクト」)顆粒洗
剤(約650g/lを超える密度)について洗浄充填当
たり約18g〜約35gの使用割合に基づき、約0.1
%〜約50%、好ましくは約0.1%〜約35%、より
好ましくは約0.5%〜約15%の中鎖分岐界面活性剤
の生成物内濃度(wt)へ変換する。スプレー乾燥され
た顆粒(「けばのような」、約650g/lより少ない
密度)について、充填当たり約30g〜約40gの使用
割合に基づき、約0.06%〜約44%、好ましくは約
0.06%〜約30%、より好ましくは約0.3%〜約
13%の中鎖分岐界面活性剤の生成物内濃度(wt)へ
変換する。
【0306】前述より明らかな通り、洗濯機洗浄に用い
る中鎖分岐界面活性剤の量は、使用者の習慣や慣行、洗
濯機の種類等により異なる。しかしながら、中鎖分岐界
面活性剤の本来の利点は、最終組成物中のその他の界面
活性剤(通常、陰イオン性界面活性剤または陰イオン性
/非イオン性界面活性剤)に関して比較的低い濃度で用
いたときでも、汚れおよびしみのスペクトルについての
性能に少なくとも方向性のある改善を提供する能力であ
る。
【0307】好ましい使用態様において、分配装置を洗
濯方法に用いる。分配装置に、顆粒生成物を充填して、
洗浄サイクルを開始する前に、洗濯機のドラムに生成物
を直接導入する。容積容量は、洗浄方法に通常用いられ
る十分な量の顆粒生成物を含有できるようなものとす
る。
【0308】洗濯機に洗濯物を入れたら、顆粒生成物を
含有する分配装置をドラムの中に入れる。洗濯機の洗浄
サイクルを開始するときに、水をドラムに入れてドラム
を周期的に回転させる。分配装置の設計は、乾燥顆粒生
成物を含有でき、ドラムが回転するにつれて攪拌に応じ
て、そして洗浄水との接触の結果、洗浄サイクル中にこ
の生成物を放出できるようなものとする。
【0309】洗浄中に顆粒生成物を放出できるように、
装置には生成物が通過できる数多くの穴がある。この代
わりに、装置は液体は透過するが、固体生成物は透過し
ない材料からできていて、溶解した生成物を放出できる
ものでもよい。顆粒生成物は、洗浄サイクルの開始時に
ただちに放出されて、洗浄サイクルのこの段階で洗濯機
のドラム内で過渡的に局所的に高濃度の生成物を与える
のが好ましい。
【0310】好ましい分配装置は再使用でき、乾燥状態
と洗浄サイクル中の両方において容器の完全性が保たれ
るように設計されている。本発明の組成物に用いるのに
特に好ましい分配装置は、GB−B−第2,157,7
17号明細書、GB−B−第2,157,718号明細
書、EP−A−第0201376号明細書、EP−A−
0288345号明細書およびEP−A−第02883
46号明細書に記載されている。製造化学者協会より出
版されたJ. Blandの記事(1989年11月、41〜46
頁)には、「小顆粒(granulette)」として一般に知られ
ているタイプの顆粒生成物に用いるのに特に好ましい分
配装置が記載されている。本発明の組成物に用いるのに
好ましい他の分配装置は、PCT特許出願WO第94/
11562号明細書に開示されている。
【0311】特に好ましい分配装置は、欧州特許出願公
開第0343069号明細書および第0343070号
明細書に開示されている。後者の出願には、オリフィス
を定める支持環から伸張している袋の形態の可撓性の外
皮を備えた装置が開示されている。このオリフィスは、
洗浄プロセスにおける1回の洗浄サイクルに十分な生成
物を袋に収容できるようなものである。洗浄媒体の一部
が、オリフィスを通って袋へ流れて、生成物を溶解する
と、溶液が外からオリフィスを通って洗濯媒体へと通過
する。支持環には、濡れた未溶解の生成物が出るのを防
ぐ遮蔽構成があり、この構成は、通常、スポーク車輪構
成の中心ボスから伸びた放射状に広がる壁または壁が螺
旋形状の同様の構造を備えている。
【0312】この代わりに、分配装置は、袋やパウチの
ような可撓性の容器であってもよい。袋は、欧州特許出
願公開第0018678号明細書に開示されているよう
な、内容物を保持するために、水不浸透性の保護材料で
コートされた繊維状構造であってもよい。また、欧州特
許出願公開第0011500号明細書、第001150
1号明細書、第0011502号明細書および第001
1968号明細書に開示されているような水性媒体中で
破壊されるように設計された末端シールまたは封止を備
えた水不溶の合成ポリマー材料から形成されていてもよ
い。水に弱い封止の簡便な形態は、ポリエチレンやポリ
プロピレンのような水不浸透性のポリマーフィルムから
形成されたパウチの一端に配置されこれをシールする水
溶性接着剤を備えたものである。
【0313】組成物のパッケージング 顆粒組成物の市販物を、紙、ボール紙、プラスチック材
料および好適なラミネートから構築されたものをはじめ
とする好適な容器に詰めることができる。好ましいパッ
ケージングについては欧州特許第94921505.7
号明細書に記載されている。
【0314】
【実施例】実施例 以下の実施例において、組成物に用いている様々な成分
の略語は次のような意味である。 LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム MBASx*:中鎖分岐第1級アルキル(平均合計炭素
=x)サルフェート MBAExSz*:中鎖分岐第1級アルキル(平均合計
炭素=z)エトキシレート(平均EO=x)サルフェー
ト、ナトリウム塩 MBAEx*:中鎖分岐第1級アルキル(平均合計炭素
=x)エトキシレート(平均EO=6) クエン酸:無水クエン酸 CxyFA:C1x〜C1y脂肪酸 CxyEz:平均zモルのエチレンオキシドと縮合させ
たC1x〜C1y分岐第1級アルコール 炭酸塩:粒子サイズ200μm〜900μmの無水炭酸
ナトリウム クエン酸塩:粒子サイズ分布が425μm〜850μm
の86.4%が活性のクエン酸三ナトリウム二水和物 TFAA:C16−18アルキルN−メチルグルカミド 脂肪酸(C12/14):C12−C14の脂肪酸 脂肪酸(TPK):抜頭パーム核脂肪酸 脂肪酸(RPS):菜種脂肪酸 ホウ砂:四ホウ酸Na十水和物 PAA:ポリアクリル酸(mw=450) PEG:ポリエチレングリコール(mw=4600) MES:アルキルメチルエステルスルホネート SAS:第2級アルキルサルフェート NaPS:スルホン酸ナトリウムパラフィン C45AS:ナトリウムC14〜C15線状アルキルサ
ルフェート CxyAS:ナトリウムC1x〜C1yアルキルサルフ
ェート(または指定されればその他の塩) CxyEzS:zモルのエチレンオキシドで縮合された
ナトリウムC1x〜C1yアルキルサルフェート(また
は指定されればその他の塩) CxyEz:平均zモルのエチレンオキシドと縮合させ
たC1x〜C1y分岐第1級アルコール AQA:R2.N(CH3)x((C2H4O)yH)z、
R2=C8〜C18、x+z=3、x=0〜3、z=0
〜3、y=1〜15 STPP:無水トリポリリン酸ナトリウム ゼオライトA:主要粒子サイズが0.1〜10マイクロ
メートルの式Na12(AlO2SiO2)12.27
H2Oの水和アルミノケイ酸ナトリウム NaSKS−6:式δ−Na2Si2O5の結晶層状シ
リケート 炭酸塩:粒子サイズが200μm〜900μmの無水炭
酸ナトリウム 重炭酸塩:粒子サイズ分布が400μm〜1200μm
の無水重炭酸ナトリウム ケイ酸塩:アモルファスケイ酸ナトリウム(SiO2:
Na2O、比2.0) 硫酸塩:無水硫酸ナトリウム PAE:エトキシ化テトラエチレンペンタミン PIE:エトキシ化ポリエチレンイミン PAEC:メチル第4級化エトキシ化ジヘキシレントリ
アミン MA/AA:平均分子量約70,000の1:4マレイ
ン/アクリル酸コポリマー CMC:ナトリウムカルボキシメチルセルロース プロテアーゼ:Savinaseという商品名でNOVO Industrie
s A/Sより販売されている活性度4KNPU/gのタン
パク質分解酵素 セルラーゼ:Carezymeという商品名でNOVO Industries
A/Sより販売されている活性度1000CEVU/gの
セルラーゼ分解酵素 アミラーゼ:Termamyl 60Tという商品名でNOVO Industr
ies A/Sより販売されている活性度60KNU/gのア
ミラーゼ分解酵素 リパーゼ:Lipolaseという商品名でNOVO Industries A/
Sより販売されている活性度100kLU/gのリパー
ゼ分解酵素 PB1:一般式NaBO2.H2O2の無水過ホウ酸ナ
トリウム漂白剤 過炭酸塩:一般式2Na2CO3.3H2O2の過炭酸
ナトリウム NaDCC:ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム NOBS:ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナ
トリウム塩 TAED:テトラアセチルエチレンジアミン DTPMP:Dequest 2060という商品名でモンサントよ
り市販されているジエチレントリアミンペンタ(メチレ
ンホスホン酸塩) 光活性漂白剤:デキストリン可溶ポリマーに内包された
スルホネート化亜鉛フタロシアニン漂白剤 漂白剤1:4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフ
ェニル二ナトリウム 漂白剤2:4,4’−ビス(4−アニリノ−6−モルホ
リノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノスチ
ルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 SRP1:オキシエチレンオキシおよびテレフタロイル
骨格のスルホベンゾイルエンドキャップドエステル SRP2:スルホネート化されたエトキシ化テレフタレ
ートポリマー SRP3:メチルキャップドエトキシ化テレフタレート
ポリマー シリコーン消泡剤:ポリジメチルシロキサン泡抑制剤に
分散剤としてシロキサンオキシアルキレンコポリマーが
泡抑制剤対分散剤が10:1〜100:1の比で加えら
れたもの DTPA:ジエチレントリアミン五酢酸 *これらの実証された界面活性剤混合物の線状含量は、
特定の実施例においてその量が指定されていなくても界
面活性剤混合物の約5重量%未満である。
【0315】以下の実施例において、すべての濃度は組
成物の重量%で表されている。以下の実施例は本発明を
説明するためのものであり、その範囲を制限したり、そ
の他の点で定義することを意図するものではない。特に
断らない限り、部、割合および比率はすべてパーセント
重量で表されている。
【0316】実施例8 以下の洗濯洗剤組成物A〜Fを本発明に従って調製す
る。
【表2】
【0317】実施例9 以下の洗濯洗剤組成物G〜Kを本発明に従って調製する。
【表3】
【0318】実施例10 以下の洗濯洗剤組成物L〜Pを本発明に従って調製す
る。
【表4】
【表5】
【0319】実施例11 以下の洗濯洗剤組成物Q〜Vを本発明に従って調製す
る。
【表6】
【表7】
【0320】実施例12 以下の高密度洗濯処方W〜Zを本発明に従って調製す
る。
【表8】
【表9】
【0321】実施例13 汚れた布地を手洗するのに好適な以下の洗濯洗剤組成物
AA〜DDを本発明に従って調製する。
【表10】
【0322】実施例14 汚れた布地を手洗するのに好適な以下の洗濯洗剤組成物
EE〜HHを本発明に従って調製する。
【表11】
【0323】実施例15 汚れた布地を手洗するのに好適な以下の洗濯洗剤組成物
II〜LLを本発明に従って調製する。
【表12】
【0324】実施例16 汚れた布地を手洗いするのに好適な以下の洗濯洗剤組成
物MM〜PPを本発明に従って調製する。
【表13】
【0325】実施例17 以下の洗剤組成物QQ〜SSを本発明に従って調製す
る。
【表14】
【0326】実施例18 洗剤組成物の溶け残り試験を行った。 (溶け残り試験法)縦60cm横90cmの黒色のコッ
トンニット(綿100%)布を25枚とその他の衣料
(ジーンズ、タオル等)を用いて計4.3キログラムの
重量になる衣料を用意する。全自動洗濯機(National NA
-F50K2)の中に12枚の黒色のコットンニット布を一枚
ずつ四隅を折りながら入れる。43グラムの試料を縦7
cm横7cmのサイズに収まるように12枚目の黒色の
コットンニット布の中央にゆっくりと置く。13枚目の
黒色のコットンニットの布をゆっくり12枚目の黒色の
コットンニット布の上にかぶせる。さらに残りの12枚
の黒色のコットンニット布を一枚ずつ四隅を折りながら
洗濯機の中に入れる。最後にその他の衣料(ジーンズ、
タオル等)を1つずつ適宜四隅を折りながら洗濯機の中
に入れる。洗濯機のコースを水位高に設定し43リット
ルの水(9℃、硬度3)を洗濯機の中へ注入する。7分
間攪拌したのち、洗濯機のコースを水位低、すすぎ1
回、脱水3分に設定し洗浄する。洗浄終了後、12番目
の黒色のコットンニット布を溶け残りが飛散しないよう
に注意ながら乾燥する。以上の溶け残り試験を1試料に
つき6回繰り返し行う。溶け残りはコットンニット布に
あるジェルを測定することにより判定する。ジェルは複
数の溶け残りの粒が凝集したものである。粒が凝集せ
ず、単独で存在している粒はジェルとしない。ジェルの
測定はジェル頻度とジェル面積を測定する。ジェル頻度
は6回の繰り返し試験の内、何回コットンニット布の上
にジェルが存在するかを判定する。すなわち、6回の繰
り返しのうちジェルが一度も生じない時はジェル頻度が
ゼロとし、6枚全てのコットンニット布にジェルが生じ
た時は6とする。ジェル面積はジェルの面積をcm
位で計測する。ジェル面積測定結果は6枚のコットンニ
ット布のジェル面積の平均とする。 (溶け残り試験結果)
【表15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/08 C11D 3/08 3/10 3/10 3/12 3/12 17/06 17/06 (71)出願人 592043805 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 トーマス、アンソニー、クライプ アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、 スリー、チムニーズ、レイン、599 (72)発明者 ケネス、ウイリアム、ウイルマン アメリカ合衆国オハイオ州、フェアーフィ ールド、ウイリアムズバーグ、ウェイ、 5603 (72)発明者 ロバート、エマーソン、スティダム アメリカ合衆国インディアナ州、ローレン スバーグ、ジョージタウン、ロード、 20377 (72)発明者 ダニエル、ステダム、コナー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 セージメドー、ドライブ、9217 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AC08 AE06 BA10 DA01 EA12 EA15 EA16 EA28 EB16 EB24 EB32 EB37 EB42 EC01 EC02 ED02 EE05 FA09 FA32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】i)一般的な洗剤添加剤20重量%〜60重
    量%と、 ii)中鎖分岐界面活性剤化合物と線状界面活性剤化合物
    を含有する分岐界面活性剤混合物を含む界面活性剤系1
    5重量%〜70重量%と、 iii)10重量%〜65重量%の硫酸塩とを含み、 前記中鎖分岐界面活性剤化合物が式A−Bで表され
    (式中、Aは最長鎖と少なくとも1つの短鎖との間で
    分割されている合計で10〜18個の炭素を有する疎水
    性部分であって、前記最長鎖は9〜17個の炭素原子を
    有し、前記最長鎖から分岐している1つ以上のC〜C
    のアルキル部分があり、ただし、前記分岐アルキル部
    分の少なくとも1つが、B部分に付加している1番目の
    炭素から数えて3位の炭素から、末端炭素であるωから
    −2位の炭素の範囲にある位置で前記最長線状炭素鎖の
    炭素に直接付加しており、 BはOSOM、(EO/PO)mOH、(EO/P
    O)mOSOMおよびこれらの混合物からなる群より
    選択される親水性部分であり、EO/POはエトキシ、
    プロポキシおよびこれらの混合物からなる群より選択さ
    れるアルコキシ部分であり、mは少なくとも0.01〜
    30であり、Mは水素または塩形成陽イオンであって、
    前記分岐界面活性剤混合物中の前記A部分の炭素原子
    の平均合計数が12〜14.5個である)、顆粒形態に
    ある顆粒洗剤組成物(但し前記一般的洗剤添加剤はゲル
    型、前記界面活性剤系は非ゲル型の形態を有する)。
  2. 【請求項2】前記一般的洗剤添加剤が、被覆顆粒洗剤粒
    子の形態で供されてなる、請求項1に記載の顆粒洗剤組
    成物。
  3. 【請求項3】前記A部分が下式 【化1】 の分岐アルキル部分である上式のアルキル鎖中鎖分岐界
    面活性剤化合物を含む請求項1または2に記載の顆粒洗
    剤組成物。
  4. 【請求項4】前記中鎖分岐界面活性剤化合物の前記A
    部分が、 【化2】 およびこれらの混合物(式中a、b、dおよびeは整数
    であり、a+bは6〜13、d+eは4〜11であり、
    a+b=6のとき、aは2〜5の整数で、bは1〜4の
    整数である、a+b=7のとき、aは2〜6の整数で、
    bは1〜5の整数である、a+b=8のとき、aは2〜
    7の整数で、bは1〜6の整数である、a+b=9のと
    き、aは2〜8の整数で、bは1〜7の整数である、a
    +b=10のとき、aは2〜9の整数で、bは1〜8の
    整数である、a+b=11のとき、aは2〜10の整数
    で、bは1〜9の整数である、a+b=12のとき、a
    は2〜11の整数で、bは1〜10の整数である、a+
    b=13のとき、aは2〜12の整数で、bは1〜11
    の整数である、d+e=4のとき、dは2〜3の整数
    で、eは1〜2の整数である、d+e=5のとき、dは
    2〜4の整数で、eは1〜3の整数である、d+e=6
    のとき、dは2〜5の整数で、eは1〜4の整数であ
    る、d+e=7のとき、dは2〜6の整数で、eは1〜
    5の整数である、d+e=8のとき、dは2〜7の整数
    で、eは1〜6の整数である、d+e=9のとき、dは
    2〜8の整数で、eは1〜7の整数である、d+e=1
    0のとき、dは2〜9の整数で、eは1〜8の整数であ
    る、d+e=11のとき、dは2〜10の整数で、eは
    1〜9の整数である)からなる群より選択される式を有
    する分岐アルキル部分である、請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の顆粒洗剤組成物。
  5. 【請求項5】前記中鎖分岐界面活性剤が、基IおよびII
    の一般式を有する化合物の混合物を含み、基I対IIによ
    る化合物のモル比が4:1である請求項4に記載の顆粒
    洗剤組成物。
  6. 【請求項6】前記界面活性剤系が少なくとも5重量%の
    前記分岐界面活性剤混合物を含む請求項1〜5のいずれ
    か一項に記載の顆粒洗剤組成物。
  7. 【請求項7】前記界面活性剤系が、ゼオライト、炭酸
    塩、ケイ酸塩またはその混合物から選択される無機塩類
    を含むものである、請求項1に記載の顆粒洗剤組成物。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか一項に記載の顆粒
    洗剤組成物をクリーニングの必要な布地に効果量適用す
    る工程を備える布地のクリーニング方法。
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