JP2002160897A - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

高所作業車の安全装置

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JP2002160897A
JP2002160897A JP2000359722A JP2000359722A JP2002160897A JP 2002160897 A JP2002160897 A JP 2002160897A JP 2000359722 A JP2000359722 A JP 2000359722A JP 2000359722 A JP2000359722 A JP 2000359722A JP 2002160897 A JP2002160897 A JP 2002160897A
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JP
Japan
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telescopic boom
length
regulation signal
telescopic
boom
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JP2000359722A
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Shuichi Masuda
修一 増田
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】安全装置が故障しても、伸縮ブームが全倒伏可
能長さの範囲内であれば、伸縮ブームの倒伏動の規制が
自動的に解除されること。 【解決手段】伸縮ブーム3の長さが全倒伏可能長さにあ
ることを検出する全倒伏可能長さ検出手段13を設ける
と共に、規制信号出力手段12から伸縮ブーム3の起伏
駆動装置5へ規制信号を伝達する規制信号伝達経路12
a中にその作動時に規制信号の伝達を遮断する規制信号
遮断手段14を設け、全倒伏可能長さ検出手段13が、
伸縮ブーム3が全倒伏可能長さにあることを検出してい
る場合には規制信号遮断手段14が作動するよう構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高所作業車の安全装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、高所作業車は、車両
1上に旋回自在に取り付けた旋回体2に、伸縮自在な伸
縮ブーム3を起伏自在に取り付け、この伸縮ブーム3の
先端部に作業者搭乗用の作業台4を取り付けて構成して
いる。そして高所作業をする際には、作業台4に作業者
が搭乗した上で旋回体2の旋回駆動と伸縮ブーム3の起
伏並びに伸縮駆動を併用し、作業台4を任意の空間位置
に移動させるようにしている。
【0003】この種の高所作業車には、図3に示す安全
装置が取り付けられている。この安全装置は、伸縮ブー
ム3の起伏角度および長さを検出する伸縮ブーム姿勢検
出手段11と、この伸縮ブーム姿勢検出手段11からの
信号を受け取り伸縮ブーム3を起伏駆動する伸縮ブーム
起伏駆動装置5および伸縮ブームを伸縮する伸縮ブーム
伸縮駆動装置6へ規制信号を出力する規制信号出力部1
2とで構成されている。
【0004】前記伸縮ブーム姿勢検出手段11は、伸縮
ブーム3の起伏角度を検出する伸縮ブーム起伏角度検出
器11aと、伸縮ブーム3の長さを検出する伸縮ブーム
長さ検出器11bとで構成されている。
【0005】前記規制信号出力手段12は、伸縮ブーム
姿勢検出手段11からの信号に基づき伸縮ブーム3の姿
勢が高所作業車を転倒させる危険のある状態になったこ
とを検出し、それ以上の伸縮ブーム3の倒伏動および伸
長動を規制する規制信号を、伸縮ブーム起伏駆動装置5
および伸縮ブーム伸縮駆動装置6へ出力するものであ
る。図において、12aおよび12bは、規制信号出力
手段12が出力する規制信号を起伏駆動装置5および伸
縮駆動装置6にそれぞれ伝達する規制信号伝達経路を示
している。
【0006】このような安全装置は、伸縮ブーム3の姿
勢が高所作業車を転倒させる危険がある状態になると伸
縮ブーム3の倒伏動および伸張動(伸縮ブーム3による
高所作業車を転倒させようとするモーメントが増大する
動き)を自動的に規制するものであるから、高所作業車
による高所作業の安全を確保する上できわめて効果的な
ものである。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】ところで上述した安
全装置は、高所作業車による高所作業の安全を確保する
上で効果的なものであるが、安全装置が故障(伸縮ブー
ム姿勢検出手段11あるいは規制信号出力手段12が故
障)し、故障に係る安全装置から伸縮ブーム起伏駆動装
置5および伸縮ブーム伸縮駆動装置6へ常時規制信号が
出力されることがある。この場合、伸縮ブーム3の姿勢
が高所作業車を転倒させる危険のある姿勢であるか否か
に関わらず伸縮ブーム起伏駆動装置5による伸縮ブーム
3の倒伏動および伸縮ブーム伸縮駆動装置6による伸縮
ブーム3の伸長動が規制されることになる。
【0008】このようになること自体は、伸縮ブーム3
をそれ以上倒伏および伸長させることができないので、
安全装置故障という非常事態の下での安全確保という点
からは好ましいものであるが、伸縮ブーム3の長さが当
該伸縮ブーム3を全倒伏(略水平となる位置まで倒伏)
しても高所作業車が転倒する危険のない長さ(以下、全
倒伏可能長さという)である場合における伸縮ブーム3
の倒伏動までも規制されるので、たとえ伸縮ブーム3を
縮小しても伸縮ブーム3を倒伏作動することができない
という問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記した安全装置に簡単
な構成を付加することにより、安全装置が上記の如く故
障した場合であっても、伸縮ブーム3が全倒伏可能長さ
の範囲内であれば、伸縮ブーム3の倒伏動の規制が自動
的に解除される新規な安全装置を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る高所作業車の安全装置は次の如く構成
する。車両1上に旋回自在に取り付けた旋回体2に、伸
縮自在な伸縮ブーム3を起伏自在に取り付け、この伸縮
ブーム3の先端部に作業者搭乗用の作業台4を取り付け
てなる高所作業車の安全装置であって、伸縮ブーム3の
起伏角度および長さを検出する伸縮ブーム姿勢検出手段
11、および、伸縮ブーム姿勢検出手段11からの信号
を受け取り伸縮ブーム3の姿勢が高所作業車を転倒させ
る危険のある状態となると伸縮ブーム3の起伏駆動装置
5および伸縮駆動装置6へ伸縮ブーム3の倒伏動および
伸長動を規制するための規制信号を出力する規制信号出
力手段12とで構成したものにおいて、伸縮ブーム3の
長さが、当該伸縮ブーム3を全倒伏しても高所作業車を
転倒させる危険のない全倒伏可能長さにあることを検出
する全倒伏可能長さ検出手段13を設けると共に、規制
信号出力手段12から前記伸縮ブーム3の起伏駆動装置
5へ規制信号を伝達する規制信号伝達経路12a中にそ
の作動時に規制信号の伝達を遮断する規制信号遮断手段
14を設け、前記全倒伏可能長さ検出手段13が、伸縮
ブーム3が全倒伏可能長さにあることを検出している場
合には前記規制信号遮断手段14が作動するよう、全倒
伏可能長さ検出手段13と規制信号遮断手段14を関連
させたことを特徴とする高所作業車の安全装置。
【0011】
【作用】以上の如く構成した本発明に係る高所作業車の
安全装置は、伸縮ブーム姿勢検出手段11あるいは規制
信号出力手段12が故障し、規制信号出力手段13から
伸縮ブーム起伏駆動装置6に、この伸縮ブーム起伏規制
装置6による伸縮ブーム3の倒伏動を規制する規制信号
が出力されても、伸縮ブーム3の長さが全倒伏可能長さ
の範囲内にあるときには全倒伏可能長さ検出手段13が
これを検出し、この検出結果によって、規制信号出力手
段12から伸縮ブーム3の起伏駆動装置5へ規制信号を
伝達する経路中に設けた規制信号遮断手段14を作動さ
せるので、伸縮ブーム3の起伏駆動装置5による伸縮ブ
ーム3の倒伏動が可能となるのである。
【0012】
【実施例】以下本発明に係る高所作業車の安全装置を図
1に基づいて説明する。本発明の安全装置は、上述した
ように従来の安全装置に簡単な構成を付加したものであ
るので、以下の説明では、図3に示した従来の安全装置
の説明で用いた符号および構成はそのまま援用するもの
とする。
【0013】図1において、13は、伸縮ブーム3の長
さが、全倒伏可能長さにあることを検出する全倒伏可能
長さ検出手段である。全倒伏長さ検出手段13は、伸縮
ブーム姿勢検出手段11における伸縮ブーム長さ検出器
11bとは独立的に設けられている。たとえば、伸縮ブ
ーム3の長さが伸縮により8m〜12mの範囲で変化で
きるものであり、全倒伏可能長さが8m〜10mの範囲
である場合には、全倒伏可能長さ検出手段13は伸縮ブ
ーム3の長さが8m〜10mの範囲にあるかどうかを判
別可能に検出することができるよう、伸縮ブーム3に関
連配置したリミットスイッチで構成している。
【0014】14は、規制信号出力手段12から伸縮ブ
ーム3の起伏駆動装置5への規制信号伝達経路12a中
に介装され、その作動時に規制信号伝達経路12aを遮
断する規制信号遮断手段である。この規制信号遮断手段
14の作動(規制信号伝達経路12aの遮断)は、前記
全倒伏可能長さ検出手段13が、伸縮ブーム3が全倒伏
可能長さにあることを検出している場合に作動するよ
う、全倒伏可能長さ検出手段13と関連接続している。
【0015】今、伸縮ブーム姿勢検出手段11あるいは
規制信号出力手段12が故障し、規制信号出力手段12
から伸縮ブーム3の起伏駆動装置に対する規制信号が出
力されている状態を考える。伸縮ブーム3の長さが全倒
伏可能長さを超えている場合には、全倒伏可能長さ検出
手段13は規制信号遮断手段14を作動させない(規制
信号伝達経路12aを遮断しない)ので、起伏駆動装置
5による伸縮ブーム3の倒伏動が規制される。しかしな
がら、伸縮ブーム3の長さが全倒伏可能長さの範囲内に
ある場合には、全倒伏可能長さ検出手段13がそれを検
出して規制信号遮断手段14を作動(規制信号伝達経路
12aを遮断する)ので、起伏駆動装置5による伸縮ブ
ーム3の倒伏動は規制されることはない。
【0016】したがって、安全装置故障(伸縮ブーム姿
勢検出手段11あるいは規制信号出力手段12が故障)
という非常事態の下においても、伸縮ブーム3の長さ
が、当該伸縮ブーム3を全倒伏(略水平となる位置まで
倒伏)しても高所作業車が転倒する危険のない長さたる
全倒伏可能長さ範囲にある場合には、伸縮ブーム3を倒
伏作動させることができるのである。また、伸縮ブーム
3の長さが全倒伏可能長さを超えている場合であって
も、伸縮駆動装置6により伸縮ブーム3の長さを全倒伏
可能長さ範囲に縮小させることで、伸縮ブーム3を全倒
伏させることができるのである。
【0017】なお、本発明に係る安全装置の取り付け対
象しての高所作業車は、図2に示し上述したような高所
作業車の他、図4に示すような高所作業車に採用しても
良いものである。すなわち、図4に示した高所作業車
は、旋回体2が車両1上に旋回自在に搭載した旋回台2
aと、この旋回台2aに起伏自在に取り付けられその先
端部に前記伸縮ブーム3を起伏自在に取り付けた下部伸
縮ブーム2bとで構成されているものである。本発明に
係る高所作業車の安全装置を、旋回体2が旋回台2aと
下部伸縮ブーム2bで構成した高所作業車に実施する場
合には、全倒伏許容長さ検出手段13は、下部伸縮ブー
ム2bを所定の姿勢(たとえば下部伸縮ブーム2bを所
定以上起仰させた姿勢)にした状態における全倒伏長さ
を検出するようにしておけば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の安全装置の説明図。
【図2】本発明に係る安全装置をその取り付け対象とす
る高所作業車の一例の説明図。
【図3】従来の高所作業車の安全装置の説明図。
【図4】本発明に係る安全装置をその取り付け対象とす
る高所作業車他の例の説明図。
【符号の説明】
1;車両、2;旋回体、2a;旋回台、2b;下部伸縮
ブーム、3;伸縮ブーム、4;作業台、5;伸縮ブーム
の起伏駆動装置、6;伸縮ブームの伸縮駆動装置、1
1;伸縮ブーム姿勢検出手段、11a;伸縮ブーム起伏
角度検出器、11b;伸縮ブーム長さ検出器、12;規
制信号出力手段、13;全倒伏可能長さ検出手段、1
4;規制信号遮断手段、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両1上に旋回自在に取り付けた旋回体2
    に、伸縮自在な伸縮ブーム3を起伏自在に取り付け、こ
    の伸縮ブーム3の先端部に作業者搭乗用の作業台4を取
    り付けてなる高所作業車の安全装置であって、伸縮ブー
    ム3の起伏角度および長さを検出する伸縮ブーム姿勢検
    出手段11、および、伸縮ブーム姿勢検出手段11から
    の信号を受け取り伸縮ブーム3の姿勢が高所作業車を転
    倒させる危険のある状態となると伸縮ブーム3の起伏駆
    動装置5および伸縮駆動装置6へ伸縮ブーム3の倒伏動
    および伸長動を規制するための規制信号を出力する規制
    信号出力手段12とで構成したものにおいて、 伸縮ブーム3の長さが、当該伸縮ブーム3を全倒伏して
    も高所作業車を転倒させる危険のない全倒伏可能長さに
    あることを検出する全倒伏可能長さ検出手段13を設け
    ると共に、規制信号出力手段12から前記伸縮ブーム3
    の起伏駆動装置5へ規制信号を伝達する規制信号伝達経
    路12a中にその作動時に規制信号の伝達を遮断する規
    制信号遮断手段14を設け、前記全倒伏可能長さ検出手
    段13が、伸縮ブーム3が全倒伏可能長さにあることを
    検出している場合には前記規制信号遮断手段14が作動
    するよう、全倒伏可能長さ検出手段13と規制信号遮断
    手段14を関連させたことを特徴とする高所作業車の安
    全装置。
  2. 【請求項2】旋回体2が、車両1上に旋回自在に搭載し
    た旋回台2aと、この旋回台2aに起伏自在に取り付け
    られその先端部に前記伸縮ブーム3を起伏自在に取り付
    けた下部伸縮ブーム2bとで構成されており、前記全倒
    伏許容長さ検出手段13は、下部伸縮ブームを所定の姿
    勢にした状態における全倒伏可能長さを検出するよう構
    成してあることを特徴とする請求項1記載の高所作業車
    の安全装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104201456A (zh) * 2014-09-16 2014-12-10 衡阳泰豪通信车辆有限公司 一种解决升降天线与弓形倒伏天线干涉的控制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104201456A (zh) * 2014-09-16 2014-12-10 衡阳泰豪通信车辆有限公司 一种解决升降天线与弓形倒伏天线干涉的控制装置
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